JPH10260897A - キャッシュシステム - Google Patents

キャッシュシステム

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Publication number
JPH10260897A
JPH10260897A JP9068556A JP6855697A JPH10260897A JP H10260897 A JPH10260897 A JP H10260897A JP 9068556 A JP9068556 A JP 9068556A JP 6855697 A JP6855697 A JP 6855697A JP H10260897 A JPH10260897 A JP H10260897A
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JP
Japan
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cache
cache line
processing
processors
memory
Prior art date
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Application number
JP9068556A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hatakeyama
哲夫 畠山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、各プロセッサからのアクセスによる
共有バスの競合の発生を抑制できるとともに、複数キャ
ッシュ間でのコヒーレンシ制御の処理を簡素化でき、キ
ャッシュからメモリへのアクセスに複数の独立して動作
するバスをもつことにより競合を抑制できるキャッシュ
システムを提供することを課題とする。 【解決手段】組をなすキャッシュライン間でのキャッシ
ュラインデータのコヒーレンシ処理を行なうために、各
組毎に独立した信号ラインUL1をもち、キャッシュラ
イン制御部16bはプロセッサ11bからのアドレスA
1に応じて、キャッシュラインL21のフラグ、タグか
ら、キャッシュライン−メモリ/キャッシュライン間、
及びキャッシュ−プロセッサ間でのメモリアクセス/デ
ータ転送処理等を行なう。またアドレスA1に対してキ
ャッシュライン制御部16aに応ずることによってキャ
ッシュラインL11とのコヒーレンシ処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムに適用されるキャッシュシステムに係り、特に
複数のプロセッサがそれぞれ独立にアクセス可能なキャ
ッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセッサシステムに
適用して好適なキャッシュシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のプロセッサが共有バスによ
って接続され、各プロセッサが共有バスに接続されたメ
モリを共有する、共有メモリ型マルチプロセッサシステ
ムが提案されている。
【0003】この種、バス接続による共有メモリ型マル
チプロセッサシステムに於いては、同時に複数のプロセ
ッサがメモリアクセスを行なう場合、共有バスの利用で
競合が発生する。
【0004】この際のプロセッサからのアクセスによる
共有バスの競合の発生を抑制するために、図11に示す
ように、各プロセッサ毎に独立してアクセス可能なキャ
ッシュ(cache memory)を備えたシステムが提案されて
いる。
【0005】図11に於いて、PU1 ,PU2 はマルチ
プロセッサシステムの主要素となるプロセッサ、CM1
,CM2 は各プロセッサ(PU1 ,PU2 )毎に独立
して設けられたキャッシュ(インラインキャッシュ)、
MEMは各プロセッサ(PU1,PU2 )が共有するメ
インメモリ、S−BUSは共有バス、clはキャッシュ
内のキャッシュラインである。
【0006】この図11に示すシステムでは、システム
内に複数のキャッシュ(CM1 ,CM2 )が存在するこ
とから、同じアドレスのデータが複数のキャッシュ中に
存在する場合に、このようなキャッシュ間で共有される
データの一貫性を保証するため、キャッシュコヒーレン
シ(cache coherency )制御の処理を行なう必要があ
る。
【0007】これに対して、図12に示すシステムで
は、複数プロセッサが1つのキャッシュを共有すること
によって、複数キャッシュを持つシステムでのコヒーレ
ンシ制御を不要としている。
【0008】図12に於いて、PU1 ,PU2 は上記同
様のプロセッサ、SCMは各プロセッサPU1 ,PU2
が共有するキャッシュ(共有キャッシュ)、MEMは各
プロセッサPU1 ,PU2 が共有するメインメモリ(こ
こではバンク分けされている)、CBはクロスバー、b
1〜b4はメインメモリ内のバンク、clはキャッシュ
内のキャッシュラインである。
【0009】この図12に示す共有キャッシュ(SC
M)は、割り当てられたアドレスが異なるとき独立にア
クセス可能なポートを複数もち、クロスバー(CB)を
介して、接続されたプロセッサ(PU1 ,PU2 )がア
クセスするアドレスによって適当なポートを選択するこ
とにより、複数のプロセッサ(PU1 ,PU2 )が同時
に共有キャッシュ(SCM)をアクセスできるようにし
ている。
【0010】この図12に於けるキャッシュ(SCM)
からメモリ(MEM)へのアクセスについて、各キャッ
シュライン(cl)が割り当てられたアドレスのメモリ
をアクセスするためのバスを複数もち、各バスが独立に
動作することによってメモリアクセスでの競合を抑制す
る。
【0011】上記した各システムに於いてはそれぞれに
以下に示す問題点をもつ。即ち図11に示すシステムで
は、バス接続された複数のキャッシュ間でのキャッシュ
コヒーレンシ制御の処理のために、キャッシュはプロセ
ッサからのアクセスについて、共有バス又はメモリを利
用してキャッシュ間で通信をすることにより、データ共
有の検出、及びその場合に一貫性を保つ処理を行なう。
【0012】そのため、キャッシュ間通信のためのプロ
トコルには、キャッシュコヒーレンシ制御のためのキャ
ッシュコヒーレンシプロトコルを処理する機能が要求さ
れ、複雑な処理を必要とする。
【0013】更に複数キャッシュからメモリアクセスが
発生する場合に、共有バスの利用で競合が発生する。一
方、図12に示すシステムでは、プロセッサがキャッシ
ュをアクセスする際にクロスバーを介するためのオーバ
ヘッドが発生する。
【0014】この図12の共有キャッシュでは、複数の
プロセッサで同時に発生したアクセスのアドレスが異な
る場合でも、各アドレスが割り当てられたキャッシュの
ポートが同じ場合にポートの競合が発生する。
【0015】更に、キャッシュを共有することによっ
て、プロセッサのキャッシュの利用に於いて、各プロセ
ッサが他のプロセッサの影響を受け、最悪の場合にはキ
ャッシュラインの競合によるスラッシングが発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図1
1に示すような各プロセッサ毎に独立してアクセス可能
なキャッシュを備えたシステムに於いては、バス接続さ
れた複数のキャッシュ間でのキャッシュコヒーレンシ制
御の処理のために、キャッシュ間通信のためのプロトコ
ルに、キャッシュコヒーレンシ制御のためのキャッシュ
コヒーレンシプロトコルを処理する機能が要求されるこ
とから複雑な処理を必要とし、更に複数キャッシュから
メモリアクセスが発生する場合に、共有バスの利用で競
合が発生するという問題があった。
【0017】又、図12に示すような複数プロセッサが
1つのキャッシュを共有するシステムに於いては、プロ
セッサがキャッシュをアクセスする際にクロスバーを介
するためにオーバヘッドが発生するという問題があり、
又、複数のプロセッサで同時に発生したアクセスのアド
レスが異なる場合でも、各アドレスが割り当てられたキ
ャッシュのポートが同じ場合にポートの競合が発生する
という問題があった。更に、キャッシュを共有すること
によって、プロセッサのキャッシュの利用に於いて、各
プロセッサが他のプロセッサの影響を受け、最悪の場合
にはキャッシュラインの競合によるスラッシングが発生
するという問題があった。。
【0018】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
複数のプロセッサがそれぞれ独立にアクセス可能なキャ
ッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセッサシステムに
於いて、簡素な構成で高性能化が容易に図れるキャッシ
ュシステムを提供することを目的とする。
【0019】即ち、本発明は、複数のプロセッサがそれ
ぞれ独立にアクセス可能なキャッシュを備えることによ
って、各プロセッサからのアクセスによる共有バスの競
合の発生を抑制することができるとともに、複数キャッ
シュ間でのコヒーレンシ制御の処理を簡素化でき、キャ
ッシュからメモリへのアクセスに複数の独立して動作す
るバスをもつことにより競合を抑制することのできるキ
ャッシュシステムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のプロセ
ッサがそれぞれ独立にアクセス可能なキャッシュをもつ
共有メモリ型マルチプロセッサシステムのキャッシュシ
ステムに於いて、同じアドレスを処理の対象とする複数
のキャッシュの各キャッシュラインを一組として、組を
なすキャッシュライン間でのキャッシュラインデータの
コヒーレンシ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構
を組毎に有してなる構成としたことを特徴とする。
【0021】このような構成により、実際にデータを共
有する可能性のある複数キャッシュのライン間で直接コ
ヒーレンシ制御の処理を行なうことによって、バス又は
メモリを利用するキャッシュ間通信プロトコルによるコ
ヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるアドレスを
処理の対象とするキャッシュラインとは独立したメモリ
アクセス処理機構を有することによってメモリアクセス
での競合を解決することができる。更に、上記した組単
位でのキャッシュのモジュール化が可能となり、任意容
量の高性能キャッシュを容易に実現できる。
【0022】又、本発明は、複数のプロセッサがそれぞ
れ独立にアクセス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型
マルチプロセッサシステムのキャッシュシステムに於い
て、同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシ
ュの各キャッシュラインを一組として、組をなすキャッ
シュライン間でのキャッシュラインデータのコヒーレン
シ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構を、複数組
をグループとしてグループ毎に有することを特徴とす
る。
【0023】このような構成により、実際にデータを共
有する可能性のある複数キャッシュのラインの組につい
て、複数の組からなるグループ内で直接コヒーレンシ制
御の処理を行なうことによって、バス又はメモリを利用
するキャッシュ間通信プロトコルによるコヒーレンシ制
御での処理を不要とし、異なるアドレスを処理の対象と
する他のグループとは独立したメモリアクセス処理機構
を有することによって、メモリアクセスでの競合を解決
することができる。
【0024】更にこのシステム構成に於いても、上記し
たグループ単位でのキャッシュのモジュール化が可能と
なり、任意容量の高性能キャッシュを容易に実現でき
る。又、本発明は、複数のプロセッサがそれぞれ独立に
アクセス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプ
ロセッサシステムのキャッシュシステムに於いて、同じ
アドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの各キ
ャッシュラインセットを一組として、組をなすキャッシ
ュラインセット間でのキャッシュラインデータのコヒー
レンシ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構を組毎
に有してなることを特徴とする。
【0025】このような構成により、実際にデータを共
有する可能性のある複数キャッシュのラインセット間で
直接コヒーレンシ制御の処理を行なうことによって、バ
ス又はメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコルに
よるコヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるアド
レスを処理の対象とするキャッシュラインセットとは独
立したメモリアクセス処理機構を有することによって、
メモリアクセスでの競合を解決することができる。
【0026】更にこのシステム構成に於いても、上記し
た組単位でのキャッシュのモジュール化が可能となり、
任意容量の高性能キャッシュを容易に実現できる。又、
本発明は、複数のプロセッサがそれぞれ独立にアクセス
可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセッサ
システムのキャッシュシステムに於いて、同じアドレス
を処理の対象とする複数のキャッシュの各キャッシュラ
インセットを一組として、組をなすキャッシュラインセ
ット間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理
及びメモリアクセス処理を行なう機構を、複数組をグル
ープとして、グループ毎に有してなることを特徴とす
る。
【0027】このような構成により、実際にデータを共
有する可能性のある複数キャッシュのラインセットの組
について、複数の組からなるグループ内で直接コヒーレ
ンシ制御の処理を行なうことによって、バス又はメモリ
を利用するキャッシュ間通信プロトコルによるコヒーレ
ンシ制御での処理を不要とし、異なるアドレスを処理の
対象とする他のグループとは独立したメモリアクセス処
理機構を有することによってメモリアクセスでの競合を
解決することができる。更にこのシステム構成に於いて
も、上記したグループ単位でのキャッシュのモジュール
化が可能となり、任意容量の高性能キャッシュを容易に
実現できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。先ず、図1及び図2と、図9に示すア
ドレスフォーマットを参照して本発明の第1実施形態を
説明する。
【0029】図1は本発明の第1実施形態によるマルチ
プロセッサシステムの構成を示すブロック図である。図
1に於いて、11a,11bはマルチプロセッサシステ
ムの主要素をなすプロセッサ(PU1,PU2)であ
り、12a,12bは上記各プロセッサ(PU1,PU
2)11a,11b毎にそれぞれ独立して設けられたイ
ンライン形のキャッシュ(CM1,CM2)である。
【0030】13は上記各プロセッサ(PU1,PU
2)11a,11bが共有するメインメモリ(MEM)
であり、ここでは4つのメモリバンク(b1,b2,b
3,b4)にバンク分けされる。
【0031】A1はプロセッサ(PU1)11aで扱う
プロセッサアドレス、A2はプロセッサ(PU2)11
bで扱うプロセッサアドレス、D1はプロセッサ(PU
1)11aで扱うプロセッサデータ入出力,D2はプロ
セッサ(PU2)11bで扱うプロセッサデータ入出力
である。
【0032】L11〜L14はプロセッサ(PU1)1
1aに対応して設けられたキャッシュ(CM1)12a
の各キャッシュライン、L21〜L24はプロセッサ
(PU2)11bに対応して設けられたキャッシュ(C
M2)12bの各キャッシュラインである。
【0033】図2は上記図1で組となるキャッシュライ
ンL11,L21と、これに対応するメモリバンクb1
との間での処理を説明するためのブロック図であり、図
1と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図2に於いて、14aはプロセッサアドレ
スA1をデコードするアドレスデコーダ、14bはプロ
セッサアドレスA2をデコードするアドレスデコーダ、
15はメモリバンクb1を制御の対象とするメモリ制御
部、16aはキャッシュラインL11を制御の対象とす
るキャッシュライン制御部,16bはキャッシュライン
L21を制御の対象とするキャッシュライン制御部であ
る。尚、図中、Tはキャッシュライン内のタグを示し、
Dはデータを示す。
【0035】この第1実施形態に於けるマルチプロセッ
サシステムは、図1に示すように、2つのプロセッサ
(PU1,PU2)11a,11bと、この各プロセッ
サ(PU1,PU2)11a,11bにそれぞれ独立し
て接続されたキャッシュ(CM1,CM2)12a,1
2bと、上記各プロセッサ(PU1,PU2)11a,
11bが共有するメインメモリ(MEM)13とを有し
て構成される。
【0036】上記キャッシュ(CM1,CM2)12
a,12bは、この例では、それぞれ4つのキャッシュ
ラインL11〜L14、L21〜L24からなるダイレ
クトマップ・ライトバック型キャッシュで、各キャッシ
ュラインL11〜L14、L21〜L24のサイズは6
4バイトである。
【0037】このキャッシュ(CM1,CM2)12
a,12bは、それぞれ対応するプロセッサ(P1,P
2)11a,11bから出力される、図9に示すよう
な、16ビットのアドレスによりアクセスされる。
【0038】ここでは、アドレスの第7,第6ビットの
値(“00”,“01”,“10”,“11”)によっ
て4つのラインから、その一つを選択し、第15ビット
から第8ビットまでの8ビットをタグ(T)として利用
する。
【0039】キャッシュラインの組を構成する、キャッ
シュラインL11とL21、L12とL22、L13と
L23、L14とL24は、それぞれ上記した第7,6
ビットの値で選択される。
【0040】メインメモリ(MEM)13は、4つのメ
モリバンク(b1,b2,b3,b4)からなり、各
々、キャッシュラインL11とL21、L12とL2
2、L13とL23、L14とL24の組に対応する。
【0041】キャッシュ(CM1,CM2)12a,1
2b間のコヒーレンシ制御、及びメモリアクセス制御の
処理は、キャッシュラインの組み(L1iとL2i)と
対応するメモリバンク(Bi)(i=1〜4)を単位と
して単位毎に独立に処理できる。
【0042】図2に上記単位での1つの、キャッシュラ
インの組み(L11とL21)と、これに対応するメモ
リバンクb1を示す。キャッシュラインL11とL21
は、各々ラインの状態(I:無効,V:有効,M:更
新)を示すフラグと、格納しているデータのアドレスタ
グと、データを保持する。キャッシュライン制御部16
aはキャッシュラインL11の制御を行なう。即ち、キ
ャッシュライン制御部16aはプロセッサ(PU1)1
1aからのアクセスアドレスA1に応じて、キャッシュ
ラインL11のフラグ、タグから、キャッシュライン−
メモリ/キャッシュライン間、及びキャッシュ−プロセ
ッサ間でのメモリアクセス/データ転送処理等を行な
う。また、アドレスA2に対してキャッシュライン制御
部16bに応ずることによってキャッシュラインL21
とのコヒーレンシ処理を行なう。
【0043】キャッシュライン制御部16bは同様にキ
ャッシュラインL21の制御を行なう。即ち、キャッシ
ュライン制御部16bはプロセッサ(PU2)11bか
らのアクセスアドレスA2に応じて、キャッシュライン
L21のフラグ、タグから、キャッシュライン−メモリ
/キャッシュライン間、及びキャッシュ−プロセッサ間
でのメモリアクセス/データ転送処理等を行なう。また
アドレスA1に対してキャッシュライン制御部16aに
応ずることによってキャッシュラインL11とのコヒー
レンシ処理を行なう。
【0044】これらの組をなすキャッシュライン間での
キャッシュラインデータのコヒーレンシ処理を行なうた
めに、ここでは各組毎に独立した信号ライン(UL1)
をもつ。
【0045】メモリ制御部15は、プロセッサ(PU
1)11aからのアドレスA1及びキャッシュライン制
御部16a、又はプロセッサ(PU2)11bからのア
ドレスA2及びキャッシュライン制御部16bから送ら
れるメモリアクセスアドレス及び制御によって、メモリ
バンクb1をアクセスする。
【0046】この際のキャッシュライン制御部16aと
メモリ制御部15による処理を以下の処理(1)に示
す。尚、処理(1)に於いて、[A]の桁はキャッシュ
ラインL11の状態(I:無効,V:有効,M:更
新)、[B]の桁はアクセス対象、[C]の桁はキャッ
シュライン制御部16a及びメモリ制御部15の処理を
示している。
【0047】 処理(1) [A][B] [C] ↓ ↓ ↓ … ………………… …………………………… I A1 Read Miss →V,L11データ更新 A1 Write Miss →M,L11データ更新 … ………………… …………………………… V A1 replace →I A1 Read Hit (→V) A1 Write Hit →M A2 Write Hit →I … ………………… …………………………… M A1 replace →I,b1へデータ転送 A1 Read Hit (→M) A1 Write Hit (→M) A2 Read Hit →V,b1,L21へデータ転送 A2 Write Hit →I,L21へデータ転送 … ………………… …………………………… また、キャッシュライン制御部16bとメモリ制御部1
5による処理を以下の処理(2)に示す。尚、処理
(2)に於いて、[A]の桁はキャッシュラインL21
の状態(I:無効,V:有効,M:更新)、[B]の桁
はアクセス対象、[C]の桁はキャッシュライン制御部
16b及びメモリ制御部15の処理を示している。
【0048】 処理(2) [A][B] [C] ↓ ↓ ↓ … ………………… …………………………… I A2 Read Miss →V,L21データ更新 A2 Write Miss →M,L21データ更新 … ………………… …………………………… V A1 Write Hit →I A2 replace →I A2 Read Hit (→V) A2 Write Hit →M … ………………… …………………………… M A1 Read Hit →V,b1,L11へデータ転送 A1 Write Hit →I,L11へデータ転送 A2 replace →I,b1へデータ転送 A2 Read Hit (→M) A2 Write Hit (→M) … ………………… …………………………… 状態M又はVでミスの場合、先にリプレースの処理が行
なわれ、次に(状態Iでの)ミスの処理が行なわれる。
例として、状態VのキャッシュラインL21でA2につ
いてリードミスが起きた場合、初めに状態VでのA2リ
プレース処理が行なわれて状態Iとなり、次に状態Iで
のリードミス処理が行なわれる。
【0049】プロセッサアドレスA1,A2から同時に
同一アドレスの状態更新要求が発生し、その処理で競合
が発生する場合、プロセッサ(PU1)11aによる処
理が優先され、A1の処理終了後、A2の処理が行なわ
れる。例として、状態MのキャッシュラインL21で、
A1ライトヒットとA2リードミスによるリプレースが
同時に発生した場合、A1ライトヒットでの処理が行な
われて状態はIになり(その際、キャッシュラインL1
2では状態IでのA1ライトミスの処理が行なわれ
る)、次にA2によるリプレースの処理は行なわれず、
状態IでのA2リードミスの処理が行なわれる(その
際、キャッシュラインL12では状態MでのA2リード
ヒットの処理が行なわれる)。
【0050】これにより、プロセッサ(PU1,PU
2)11a,11bはそれぞれ独立にアクセスし利用で
きるキャッシュ(CM1,CM2)12a,12bを備
えることが可能となる。
【0051】キャッシュ間のコヒーレンシ制御の処理
は、組となるキャッシュラインの制御部間で直接制御さ
れることによって処理され、複雑になるバスやメモリを
介してのキャッシュ間通信による処理を必要としない。
【0052】プロセッサ(PU1,PU2)11a,1
1b間で、明示的に共有データの可能性がない異なるラ
インの組を利用している場合には、各々の処理は完全に
独立して行なうことができる。そのため、コヒーレンシ
処理やメモリアクセス処理での競合を抑制することがで
きる。
【0053】上記した第1実施形態に於いては、実際に
データを共有する可能性のある複数キャッシュのライン
間で直接コヒーレンシ制御の処理を行なうことから、バ
スまたはメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコル
によるコヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるア
ドレスを処理の対象とするキャッシュラインとは独立し
たメモリアクセス処理機構を有することによって、メモ
リアクセスでの競合を解決することができる。
【0054】次に、図3及び図4と、図10に示すアド
レスフォーマットを参照して本発明の第2実施形態を説
明する。図3は本発明の第2実施形態によるマルチプロ
セッサシステムの構成を示すブロック図である。
【0055】図3に於いて、21a,21bはマルチプ
ロセッサシステムの主要素をなすプロセッサ(PU1,
PU2)であり、22a,22bは上記各プロセッサ
(PU1,PU2)21a,21b毎にそれぞれ独立し
て設けられたキャッシュ(CM1,CM2)である。
【0056】23は上記各プロセッサ(PU1,PU
2)21a,21bが共有するメインメモリ(MEM)
であり、ここでは4つのメモリバンク(b1,b2,b
3,b4)にバンク分けされる。
【0057】A1はプロセッサ(PU1)21aのプロ
セッサアドレス、A2はプロセッサ(PU2)21bの
プロセッサアドレス、D1はプロセッサ(PU1)21
aのプロセッサデータ入出力,D2はプロセッサ(PU
2)21bのプロセッサデータ入出力である。
【0058】L11〜L18はプロセッサ(PU1)2
1aに対応して設けられたキャッシュ(CM1)22a
の各キャッシュライン、L21〜L28はプロセッサ
(PU2)21bに対応して設けられたキャッシュ(C
M2)22bの各キャッシュラインである。
【0059】図4は上記図3で組となるキャッシュライ
ンL11,L21、及びキャッシュラインL15,L2
5からなるグループに対応するメモリバンクb1との間
での処理を説明するためのブロック図であり、図3と同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0060】図4に於いて、24aはプロセッサアドレ
スA1をデコードするアドレスデコーダ、24bはプロ
セッサアドレスA2をデコードするアドレスデコーダ、
25はメモリバンクb1を制御の対象とするメモリ制御
部、26a,26aはキャッシュラインL11,L15
を制御の対象とするキャッシュライン制御部,26b,
26bはキャッシュラインL21,L25を制御の対象
とするキャッシュライン制御部である。尚、図中、Tは
キャッシュライン内のタグを示し、Dはデータを示す。
【0061】この第2実施形態に於けるマルチプロセッ
サシステムは、図3に示すように、2つのプロセッサ
(PU1,PU2)21a,21bと、この各プロセッ
サ(PU1,PU2)21a,21bにそれぞれ独立し
て接続されたキャッシュ(CM1,CM2)22a,2
2bと、上記各プロセッサ(PU1,PU2)21a,
21bが共有するメインメモリ(MEM)23とを有し
て構成される。
【0062】上記キャッシュ(CM1,CM2)22
a,22bは、この例では、それぞれ8つのキャッシュ
ライン(L11〜L14,L15〜L18)、(L21
〜L24,L25〜L28)からなるダイレクトマップ
・ライトバック型キャッシュで、各キャッシュライン
(L11〜L14,L15〜L18)、(L21〜L2
4,L25〜L28)のサイズは64バイトである。
【0063】このキャッシュ(CM1,CM2)22
a,22bは、それぞれ対応するプロセッサ(P1,P
2)21a,21bから出力される図10に示すよう
な、16ビットのアドレスによりアクセスされる。
【0064】ここでは、アドレスの第8,第7,第6ビ
ットの値(“000”,“001”,“010”,“0
11”,“100”,“101”,“110”,“11
1”)によって8つのラインから、その一つを選択し、
第15ビットから第9ビットをタグ(T)として利用す
る。
【0065】この値で選択されるキャッシュラインL1
1とL21、L12とL22、L13とL23、L14
とL24、L15とL25、L16とL26、L17と
L27、L18とL28は、それぞれキャッシュライン
の組を構成し、2つの組(図4ではL11,L21の組
と、L15,L25の組)を一つのグループとして、計
4つのグループを構成する。
【0066】メインメモリ(MEM)23は4つのメモ
リバンクb1,b2,b3,b4からなり、各々、キャ
ッシュラインL11とL21とL15とL25、L12
とL22とL16とL26、L13とL23とL17と
L27、L14とL24とL18とL28のグループに
対応する。
【0067】キャッシュ(CM1,CM2)22a,2
2b間のコヒーレンシ制御とメモリアクセス制御の処理
はキャッシュラインのグループと対応するメモリバンク
を単位として単位毎に独立に処理できる。
【0068】図4に上記単位での1つとして、キャッシ
ュラインL11とL12、L15とL25の組からなる
グループと、これに対応するメモリバンクb1を示す。
これら単位毎にキャッシュライン間でのキャッシュライ
ンデータのコヒーレンシ処理を行なうために、ここでは
各グループ毎に独立した信号ライン(UL2)をもつ。
【0069】尚、メモリ制御部25の制御を含めた他の
動作処理については上記した第1実施形態から容易に類
推されるので、ここではその説明を省略する。上記した
第2実施形態に於いては、実際にデータを共有する可能
性のある複数キャッシュのラインの組について、複数の
組からなるグループ内で直接コヒーレンシ制御の処理を
行なうことから、バスまたはメモリを利用するキャッシ
ュ間通信プロトコルによるコヒーレンシ制御での処理を
不要とし、異なるアドレスを処理の対象とする他のグル
ープとは独立したメモリアクセス処理機構を有すること
によって、メモリアクセスでの競合を解決することがで
きる。
【0070】次に、図5及び図6と、図9に示すアドレ
スフォーマットを参照して本発明の第3実施形態を説明
する。図5は本発明の第3実施形態によるマルチプロセ
ッサシステムの構成を示すブロック図である。
【0071】図5に於いて、31a,31bはマルチプ
ロセッサシステムの主要素をなすプロセッサ(PU1,
PU2)であり、32a,32bは上記各プロセッサ
(PU1,PU2)31a,31b毎にそれぞれ独立し
て設けられたキャッシュ(CM1,CM2)である。
【0072】33は上記各プロセッサ(PU1,PU
2)31a,31bが共有するメインメモリ(MEM)
であり、ここでは4つのメモリバンク(b1,b2,b
3,b4)にバンク分けされる。
【0073】A1はプロセッサ(PU1)31aのプロ
セッサアドレス、A2はプロセッサ(PU2)31bの
プロセッサアドレス、D1はプロセッサ(PU1)31
aのプロセッサデータ入出力,D2はプロセッサ(PU
2)31bのプロセッサデータ入出力である。
【0074】L11a,L11b,L12a,L12
b,L13a,L13b,L14a,L14bは、プロ
セッサ(PU1)31aに対応して設けられたキャッシ
ュ(CM1)32aの各キャッシュライン、L21a,
L21b,L22a,L22b,L23a,L23b,
L24a,L24bはプロセッサ(PU2)321bに
対応して設けられたキャッシュ(CM2)32bの各キ
ャッシュラインである。
【0075】図6は上記図5で組となるキャッシュライ
ンL11(a,b),L21(a,b)と、これに対応
するメモリバンクb1との間での処理を説明するための
ブロック図であり、図5と同一部分に同一符号を付して
その説明を省略する。
【0076】図6に於いて、34aはプロセッサアドレ
スA1をデコードするアドレスデコーダ、34bはプロ
セッサアドレスA2をデコードするアドレスデコーダ、
35はメモリバンクb1を制御の対象とするメモリ制御
部、36a,36aはキャッシュラインL11a,L1
1bを制御の対象とするキャッシュライン制御部,36
b,36bはキャッシュラインL21a,L21bを制
御の対象とするキャッシュライン制御部である。
【0077】37a,37bはキャッシュラインセット
制御部であり、このうち、キャッシュラインセット制御
部37aは、2ウェイセットアソシアティブでの制御、
キャッシュライン制御部36a,36aからキャッシュ
ラインセットL11a,L11bでのタグのミス/ヒッ
ト判定、及びキャッシュライン制御部36a,36a間
で処理の競合が発生する場合のライン選択処理等を行な
う。又、キャッシュラインセット制御部37bは、同じ
くキャッシュライン制御部36b,36bからキャッシ
ュラインセットL21a,L21bでのタグのミス/ヒ
ット判定、及びキャッシュライン制御部36b,36b
間で処理の競合が発生する場合のライン選択処理等を行
なう。
【0078】この第3実施形態に於けるマルチプロセッ
サシステムは、図5に示すように、2つのプロセッサ
(PU1,PU2)31a,31bと、この各プロセッ
サ(PU1,PU2)31a,31bにそれぞれ独立し
て接続されたキャッシュ(CM1,CM2)32a,3
2bと、上記各プロセッサ(PU1,PU2)31a,
31bが共有するメインメモリ(MEM)33とを有し
て構成される。
【0079】上記キャッシュ(CM1,CM2)32
a,32bは、この例では、それぞれ2つのキャッシュ
ラインを含む、4つのキャッシュラインセット(L11
a・L11b、L12a・L12b、L13a・L13
b、L14a・L14b、又はL21a・L21b、L
22a・L22b、L23a・L23b、L24a・L
24b)からなる2ウェイセットアソシアティブ・ライ
トバック型キャッシュで、各キャッシュラインのサイズ
は64バイトである。
【0080】このキャッシュ(CM1,CM2)32
a,32bは、それぞれ対応するプロセッサ(P1,P
2)31a,31bから出力される図9に示すような、
16ビットのアドレスによりアクセスされる。
【0081】ここでは、アドレスの第7,6ビットの値
(“00”,“01”,“10”,“11”)によっ
て、4つのセットから、その一つを選択し、第15ビッ
トから第8ビットをタグ(T)として利用する。
【0082】この値で選択されるキャッシュラインL1
1a・L11bとL21a・L21b、L12a・L1
2bとL22a・L22b、L13a・L13bとL2
3a・L23b、L14a・L14bとL24a・L2
4bはそれぞれキャッシュラインセットの組を構成す
る。
【0083】メインメモリ(MEM)33は4つのメモ
リバンクb1,b2,b3,b4からなり、各々、キャ
ッシュラインセットL11a・L11bとL21a・L
21b、L12a・L12bとL22a・L22b、L
13a・L13bとL23a・L23b、L14a・L
14bとL24a・L24bの各組に対応する。
【0084】キャッシュ(CM1,CM2)32a,3
2b間のコヒーレンシ制御とメモリアクセス制御の処理
は、キャッシュラインセットの組みと対応するメモリバ
ンクを単位として単位毎に独立に処理できる。
【0085】図6に上記単位での1つとして、キャッシ
ュラインセットL11a・L11bとL21a・L21
bの組みと、これに対応するメモリバンクb1を示す。
これら単位毎にキャッシュライン間でのキャッシュライ
ンデータのコヒーレンシ処理を行なうために、ここでは
上記各組毎に独立した信号ライン(UL3)をもつ。
【0086】キャッシュラインセット制御部37aは、
2ウェイセットアソシアティブでの制御、キャッシュラ
イン制御部36a,36aからキャッシュラインセット
L11a,L11bでのタグのミス/ヒット判定、及び
キャッシュライン制御部36a,36a相互間で処理の
競合が発生する場合のライン選択処理等を行なう。
【0087】この際のキャッシュライン制御部36a,
36a、及びキャッシュラインセット制御部37aとメ
モリ制御部35による処理を以下の処理(3)に示す。
尚、処理(3)に於いて、[A]の桁はキャッシュライ
ンL11a/L11bの状態(I:無効,V:有効,
M:更新)、[B]の桁はアクセス対象、[C]の桁は
キャッシュラインセット制御部37a、キャッシュライ
ン制御部36a,36a、及びメモリ制御部35の処理
を示している。
【0088】 処理(3) [A] [B] [C] ↓ ↓ ↓ … ………………… …………………………… I/I A1 Read Miss L11a→V,L11aデータ更新 A1 Write Miss L11a→M,L11aデータ更新 … ………………… …………………………… I/V A1 Read Miss L11a→V,L11aデータ更新 A1 Write Miss L11a→M,L11aデータ更新 A1 Read Hit L11b→V A1 Write Hit L11b→M A2 Write Hit L11b→I … ………………… …………………………… V/I A1 Read Miss L11b→V,L11bデータ更新 A1 Write Miss L11b→M,L11bデータ更新 A1 Read Hit L11a→V A1 Write Hit L11a→M A2 Write Hit L11a→I … ………………… …………………………… I/M A1 Read Miss L11a→V,L11aデータ更新 A1 Write Miss L11a→M,L11aデータ更新 A1 Read Hit L11b→M A1 Write Hit L11b→M A2 Read Hit L11b→V,b1,L21a/bへデータ転送 A2 Write Hit L11b→I,L21a/bへデータ転送 … ………………… …………………………… M/I A1 Read Miss L11b→V,L11bデータ転送 A1 Write Miss L11b→M,L11bデータ転送 A1 Read Hit L11a→M A1 Write Hit L11a→M A2 Read Hit L11a→V,b1,L21a/bへデータ転送 A2 Write Hit L11a→I,L21a/bへデータ転送 … ………………… …………………………… V/V A1 replace L11a→I A1 Read Hit hitLine →V A1 Write Hit hitLine →VI A2 Write Hit hitLine →I … ………………… …………………………… V/M A1 replace L11a→I A1 Read Hit hitLine (V→VorM→M) A1 Write Hit hitLine V→MorM→M A2 Read Hit hitLine V→VorM→V,b1,L21a/b へデータ転送 A2 Write Hit hitLine V→IorM→I,L21a/b へデータ転送 … ………………… …………………………… M/V A1 replace L11b→I A1 Read Hit hitLine (M→MorV→V) A1 Write Hit hitLine M→MorV→M A2 Read Hit hitLine M→V,b1,L21a/b へデータ転送orV→V A2 Write Hit hitLine M→I,L21a/b へデータ転送orV→I … ………………… …………………………… M/M A1 replace L11a→I,b1へデータ転送 A1 Read Hit hitLine (M→M) A1 Write Hit hitLine (M→M) A2 Read Hit hitLine M→V,b1,L21a/b へデータ転送 A2 Write Hit hitLine M→I,L21a/bへデータ転送 … ………………… …………………………… 上記したような第3実施形態に於いては、実際にデータ
を共有する可能性のある複数キャッシュのラインセット
間で直接コヒーレンシ制御の処理を行なうことから、バ
スまたはメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコル
によるコヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるア
ドレスを処理の対象とするキャッシュラインセットとは
独立したメモリアクセス処理機構を有することによっ
て、メモリアクセスでの競合を解決することができる。
【0089】次に、図7及び図8を参照して本発明の第
4実施形態を説明する。図7は本発明の第4実施形態に
よるマルチプロセッサシステムの構成を示すブロック図
である。
【0090】図7に於いて、41a,41bはマルチプ
ロセッサシステムの主要素をなすプロセッサ(PU1,
PU2)であり、42a,42bは上記各プロセッサ
(PU1,PU2)41a,41b毎にそれぞれ独立し
て設けられたキャッシュ(CM1,CM2)である。
【0091】43は上記各プロセッサ(PU1,PU
2)41a,41bが共有するメインメモリ(MEM)
であり、ここでは4つのメモリバンク(b1,b2,b
3,b4)にバンク分けされる。
【0092】A1はプロセッサ(PU1)41aのプロ
セッサアドレス、A2はプロセッサ(PU2)41bの
プロセッサアドレス、D1はプロセッサ(PU1)41
aのプロセッサデータ入出力,D2はプロセッサ(PU
2)41bのプロセッサデータ入出力である。
【0093】L11a,L11b,L12a,L12
b,L13a,L13b,L14a,L14b,L15
a,L15b,L16a,L16b,L17a,L17
b,L18a,L18bは、それぞれプロセッサ(PU
1)41aに対応して設けられたキャッシュ(CM1)
42aの各キャッシュライン、L21a,L21b,L
22a,L22b,L23a,L23b,L24a,L
24b,L25a,L25b,L26a,L26b,L
27a,L27b,L28a,L28bは、それぞれプ
ロセッサ(PU2)421bに対応して設けられたキャ
ッシュ(CM2)42bの各キャッシュラインである。
【0094】図8は上記図7で組となるキャッシュライ
ンL11(a,b),L21(a,b)、及びL15
(a,b),L25(a,b)と、これに対応するメモ
リバンクb1との間での処理を説明するためのブロック
図であり、図7と同一部分に同一符号を付してその説明
を省略する。
【0095】図8に於いて、44aはプロセッサアドレ
スA1をデコードするアドレスデコーダ、44bはプロ
セッサアドレスA2をデコードするアドレスデコーダ、
45はメモリバンクb1を制御の対象とするメモリ制御
部、46a,46a,46a,46aはキャッシュライ
ンL11a,L11b,L15a,L15bを制御の対
象とするキャッシュライン制御部,46b,46b,4
6b,46bはキャッシュラインL21a,L21b,
L25a,L25bを制御の対象とするキャッシュライ
ン制御部である。
【0096】47aは、2ウェイセットアソシアティブ
での制御、キャッシュライン制御部46a,46aから
キャッシュラインセットL11a,L11b、又はL1
5a,L15bでのタグのミス/ヒット判定、及びキャ
ッシュライン制御部46a,46a間で処理の競合が発
生する場合のライン選択処理等を行なう。又、キャッシ
ュラインセット制御部47bは、同じくキャッシュライ
ン制御部46b,46bからキャッシュラインセットL
21a,L21b、又はL25a,L25bでのタグの
ミス/ヒット判定、及びキャッシュライン制御部46
b,46b間で処理の競合が発生する場合のライン選択
処理等を行なうキャッシュラインセット制御部である。
【0097】この第4実施形態に於けるマルチプロセッ
サシステムは、図7に示すように、2つのプロセッサ
(PU1,PU2)41a,41bと、この各プロセッ
サ(PU1,PU2)41a,41bにそれぞれ独立し
て接続されたキャッシュ(CM1,CM2)42a,4
2bと、上記各プロセッサ(PU1,PU2)41a,
41bが共有するメインメモリ(MEM)43とを有し
て構成される。
【0098】上記キャッシュ(CM1,CM2)42
a,42bは、この例では、それぞれ2つのキャッシュ
ラインを含む、8つのキャッシュラインセット(L11
a・L11b、L12a・L12b、L13a・L13
b、………L18a・L18b、又はL21a・L21
b、L22a・L22b、L23a・L23b、………
L28a・L28b)からなるライトバック型キャッシ
ュで、各キャッシュラインのサイズは64バイトであ
る。
【0099】このキャッシュ(CM1,CM2)42
a,42bは、それぞれ対応するプロセッサ(P1,P
2)21a,21bから出力される図10に示すよう
な、16ビットのアドレスによりアクセスされる。
【0100】ここでは、アドレスの第8,第7,第6ビ
ットの値(“000”,“001”,“010”,“0
11”,“100”,“101”,“110”,“11
1”)によって8つのセットから、その一つを選択し、
第15ビットから第9ビットをタグ(T)として利用す
る。
【0101】この値で選択されるキャッシュラインセッ
トのうち、L11a・L11bとL21a・L21b、
及びL15a・L15bとL25a・L25bはそれぞ
れキャッシュラインセットの組を構成し、更にこの2つ
のキャッシュラインセットの組で一つのグループを構成
する。又、同様に、[L12a・L12bとL22a・
L22bとL16a・L16bとL26a・L26
b]、[L13a・L13bとL23a・L23bとL
17a・L17bとL27a・L27b]、[L14a
・L14bとL24a・L24bとL18a・L18b
とL28a・L28b]でそれぞれ2つのキャッシュラ
インセットの組でなるグループを構成し、計4つのグル
ープを構成する。
【0102】メインメモリ(MEM)43は4つのメモ
リバンクb1,b2,b3,b4からなり、各々、上記
キャッシュラインセットの組でなるグループ[L11a
・L11bとL21a・L21bとL15a・L15b
とL25a・L25b]、[L12a・L12bとL2
2a・L22bとL16a・L16bとL26a・L2
6b]、[L13a・L13bとL23a・L23bと
L17a・L17bとL27a・L27b]、[L14
a・L14bとL24a・L24bとL18a・L18
bとL28a・L28b]に対応する。
【0103】キャッシュ(CM1,CM2)42a,4
2b間のコヒーレンシ制御とメモリアクセス制御の処理
は、対応するメモリバンクを単位として単位毎に独立に
処理できる。
【0104】図8に上記単位での1つとして、上記キャ
ッシュラインセットの組みでなるグループ[L11a・
L11bとL21a・L21bとL15a・L15bと
L25a・L25b]と、これに対応するメモリバンク
b1を示す。
【0105】これら単位毎にキャッシュライン間でのキ
ャッシュラインデータのコヒーレンシ処理を行なうため
に、ここでは上記各グループ毎に独立した信号ライン
(UL4)をもつ。
【0106】このように、第4実施形態に於いては、同
じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各キ
ャッシュラインセットを一組として、組をなすキャッシ
ュラインセット間でのキャッシュラインデータのコヒー
レンシ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構を、複
数組をグループとして、グループ毎に有してなる。
【0107】上記した第4実施形態に於いては、実際に
データを共有する可能性のある複数キャッシュのライン
セットの組について、複数の組からなるグループ内で直
接コヒーレンシ制御の処理を行なうことによって、バス
またはメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコルに
よるコヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるアド
レスを処理の対象とする他のグループとは独立したメモ
リアクセス処理機構を有することによって、メモリアク
セスでの競合を解決することができる。
【0108】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数のプロセッサがそれぞれ独立にアクセス可能なキャッ
シュをもつ共有メモリ型マルチプロセッサシステムに於
いて、簡素な構成で高性能化が容易に図れるキャッシュ
システムが提供できる。
【0109】即ち、本発明は、第1実施形態で説明した
ように、実際にデータを共有する可能性のある複数キャ
ッシュのライン間で直接コヒーレンシ制御の処理を行な
うことによって、バスまたはメモリを利用するキャッシ
ュ間通信プロトコルによるコヒーレンシ制御での処理を
不要とし、異なるアドレスを処理の対象とするキャッシ
ュラインとは独立したメモリアクセス処理機構を有する
ことによって、メモリアクセスでの競合を解決すること
ができる。
【0110】又、第2実施形態で説明したように、実際
にデータを共有する可能性のある複数キャッシュのライ
ンの組について、複数の組からなるグループ内で直接コ
ヒーレンシ制御の処理を行なうことによって、バスまた
はメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコルによる
コヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるアドレス
を処理の対象とする他のグループとは独立したメモリア
クセス処理機構を有することによって、メモリアクセス
での競合を解決することができる。
【0111】又、第3実施形態で説明したように、実際
にデータを共有する可能性のある複数キャッシュのライ
ンセット間で直接コヒーレンシ制御の処理を行なうこと
によって、バスまたはメモリを利用するキャッシュ間通
信プロトコルによるコヒーレンシ制御での処理を不要と
し、異なるアドレスを処理の対象とするキャッシュライ
ンセットとは独立したメモリアクセス処理機構を有する
ことによって、メモリアクセスでの競合を解決すること
ができる。
【0112】又、第4実施形態で説明したように、実際
にデータを共有する可能性のある複数キャッシュのライ
ンセットの組について、複数の組からなるグループ内で
直接コヒーレンシ制御の処理を行なうことによって、バ
スまたはメモリを利用するキャッシュ間通信プロトコル
によるコヒーレンシ制御での処理を不要とし、異なるア
ドレスを処理の対象とする他のグループとは独立したメ
モリアクセス処理機構を有することによって、メモリア
クセスでの競合を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるマルチプロセッサ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】上記第1実施形態に於ける、キャッシュライン
間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理及び
メモリアクセス処理を行なう機構の単位構成を示すブロ
ック図。
【図3】本発明の第2実施形態によるマルチプロセッサ
システムの構成を示すブロック図。
【図4】上記第2実施形態に於ける、キャッシュライン
間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理及び
メモリアクセス処理を行なう機構の単位構成を示すブロ
ック図。
【図5】本発明の第3実施形態によるマルチプロセッサ
システムの構成を示すブロック図。
【図6】上記第3実施形態に於ける、キャッシュライン
間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理及び
メモリアクセス処理を行なう機構の1単位構成を示すブ
ロック図。
【図7】本発明の第4実施形態によるマルチプロセッサ
システムの構成を示すブロック図。
【図8】上記第4実施形態に於ける、キャッシュライン
間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理及び
メモリアクセス処理を行なう機構の1単位構成を示すブ
ロック図。
【図9】上記実施形態に於けるプロセッサアドレスのフ
ォーマット例を示す図。
【図10】上記実施形態に於けるプロセッサアドレスの
フォーマット例を示す図。
【図11】複数のプロセッサがそれぞれ独立してアクセ
ス可能なキャッシュを備えた従来のシステム構成を示す
ブロック図。
【図12】複数プロセッサが1つのキャッシュを共有す
る従来のシステム構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11a,11b,21a,21b,31a,31b,4
1a,41b…プロセッサ(PU1,PU2)、 12a,12b,22a,22b,32a,32b,4
2a,42b…キャッシュ(CM1,CM2)、 13,23,33,43…メインメモリ(MEM)、 14a,14b,24a,24b,34a,34b,4
4a,44b…アドレスデコーダ、 15,25,35,45…メモリ制御部、 16a,16b,26a,26b,36a,36b,4
6a,46b…キャッシュライン制御部、 37a,37b,47a,47bキャッシュラインセッ
ト制御部、 L11,L11a,L11b,L12,L12a,L1
2b,L13,L13a,L13b,L14,L14
a,L14b,L15,L15a,L15b,L16,
L16a,L16b,L17,L17a,L17b,L
18,L18a,L18b,L21,L21a,L21
b,L22,L22a,L22b,L23,L23a,
L23b,L24,L24a,L24b,L25,L2
5a,L25b,L26,L26a,L26b,L2
7,L27a,L27b,L28,L28a,L28b
…キャッシュライン、 UL2…信号ライン、 b1,b2,b3,b4…メモリバンク A1,A2…プロセッサアドレス、 D1,D2…プロセッサデータ入出力。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュラ
    イン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理
    及びメモリアクセス処理を行なう機構を組毎に有してな
    ることを特徴とするキャッシュシステム。
  2. 【請求項2】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュ
    ライン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処
    理及びメモリアクセス処理を行なう機構を、複数組をグ
    ループとしてグループ毎に有することを特徴とするキャ
    ッシュシステム。
  3. 【請求項3】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャ
    ッシュラインセット間でのキャッシュラインデータのコ
    ヒーレンシ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構を
    組毎に有してなることを特徴とするキャッシュシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャッ
    シュラインセット間でのキャッシュラインデータのコヒ
    ーレンシ処理及びメモリアクセス処理を行なう機構を、
    複数組をグループとして、グループ毎に有してなること
    を特徴とするキャッシュシステム。
  5. 【請求項5】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュラ
    イン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理
    を行なうための信号ラインを組毎に独立してもつことを
    特徴とするキャッシュシステム。
  6. 【請求項6】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュ
    ライン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処
    理を行なうための信号ラインを、複数組をグループとし
    てグループ毎に独立してもつことを特徴とするキャッシ
    ュシステム。
  7. 【請求項7】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャ
    ッシュラインセット間でのキャッシュラインデータのコ
    ヒーレンシ処理を行なうための信号ラインを組毎に独立
    してもつことを特徴とするキャッシュシステム。
  8. 【請求項8】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャッ
    シュラインセット間でのキャッシュラインデータのコヒ
    ーレンシ処理を行なうための信号ラインを、複数組をグ
    ループとして、グループ毎に独立してもつことを特徴と
    するキャッシュ制御システム。
  9. 【請求項9】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にアク
    セス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロセ
    ッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュラ
    イン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処理
    及びメモリアクセス処理を行なうための信号ラインを組
    毎に独立してもつことを特徴とするキャッシュシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にア
    クセス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロ
    セッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインを一組として、組をなすキャッシュ
    ライン間でのキャッシュラインデータのコヒーレンシ処
    理及びメモリアクセス処理を行なうための信号ライン
    を、複数組をグループとしてグループ毎に独立してもつ
    ことを特徴とするキャッシュシステム。
  11. 【請求項11】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にア
    クセス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロ
    セッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする、複数のキャッシュの
    各キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャ
    ッシュラインセット間でのキャッシュラインデータのコ
    ヒーレンシ処理及びメモリアクセス処理を行なうための
    信号ラインを組毎に独立してもつことを特徴とするキャ
    ッシュシステム。
  12. 【請求項12】 複数のプロセッサがそれぞれ独立にア
    クセス可能なキャッシュをもつ共有メモリ型マルチプロ
    セッサシステムに於いて、 同じアドレスを処理の対象とする複数のキャッシュの各
    キャッシュラインセットを一組として、組をなすキャッ
    シュラインセット間でのキャッシュラインデータのコヒ
    ーレンシ処理及びメモリアクセス処理を行なうための信
    号ラインを、複数組をグループとして、グループ毎に独
    立してもつことを特徴とするキャッシュ制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210616A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 富士通株式会社 演算処理装置とその制御方法
US10846164B2 (en) 2017-09-15 2020-11-24 Kabushiki Kaisha Toshiba System LSI and fault detection method for system LSI

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