JPH10258762A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH10258762A
JPH10258762A JP12401598A JP12401598A JPH10258762A JP H10258762 A JPH10258762 A JP H10258762A JP 12401598 A JP12401598 A JP 12401598A JP 12401598 A JP12401598 A JP 12401598A JP H10258762 A JPH10258762 A JP H10258762A
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crawlers
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Shigemi Hidaka
高 茂 實 日
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の運転感覚と左右走行クローラ
(2)(2)の走行動作とを一致させて操向ハンドル
(19)による適正で円滑な操向操作を行わせると共
に、圃場枕地でのスピンターン半径の縮少と、旋回内側
走行クローラ(2)の枕地での土掻き乱れ防止を図る。 【解決手段】 左右走行クローラ(2)(2)の無段変
速操作を行う単一の操向ハンドル(19)を設けるコン
バインにおいて、圃場の未刈り穀稈列に沿って略直進移
動させる収穫作業で条合せのための進路修正を行う等の
微少操向操作範囲内で、旋回外側の走行クローラ(2)
の増速量と旋回内側の走行クローラ(2)の減速量を略
等しく保つと共に、直進位置を基準にした操向ハンドル
(19)の最大回転操作によって旋回内側の走行クロー
ラ(2)を連続的に減速した後で逆回転させるように構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば圃場の穀稈を
連続的に刈取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、特公昭57−2
2766号、または特開平3−84264号の各公報に
示す如く、左右サイドクラッチレバーを設けて左右走行
クローラを操向制御し、かつ操向操作によって走行クロ
ーラ駆動速度を自動的に減速させる技術がある。
【0003】しかし乍ら、圃場の未刈り穀稈列に沿わせ
て略直進移動させる収穫作業で条合せのための進路修正
を行う場合、サイドクラッチレバー操作によって旋回内
側の走行クローラの駆動を中止して進路修正を行うこと
により、湿田での走行性が悪く、特にグレンタンク満載
時などで走行駆動力が大きく変化し易く、機体推進力が
著しく低下する不具合があり、また走行クローラの駆動
力断続によって生じる衝撃が運転者に伝わる不具合があ
ると共に、走行移動速度が変化して運転者の操向操作感
覚と実際の機体の進路または位置とが不一致になり易い
不具合があり、収穫作業時の走行速度の高速化による作
業能率の向上並びに収穫作業時の緩やかな進路修正の円
滑化などを容易に図り得ない等の問題がある。また、サ
イドクラッチレバーに代えて丸形操向ハンドルを設ける
ことにより、操向操作量と進路修正角度を一致させ易く
なり、運転操作性を向上させることができるが、未刈り
穀稈列に沿わせる条合せのための進路修正を行う条合せ
操向操作範囲内で、操向ハンドルの回転操作によって走
行速度が増減速変化する不具合があり、収穫作業時の走
行速度の高速化並びに操向操作性の向上などを容易に図
り得ない等の問題がある。
【0004】さらに、エンジンの動力を各別に伝える左
右油圧無段変速機を設けて左右走行クローラを駆動する
ことにより、単一の丸形ハンドルの回転操作によって旋
回時の減速並びに旋回半径の縮少などを容易に行える
が、直進性能が低下し易く、未刈り穀稈列に沿わせて走
行移動させる操向操作が面倒になる不具合がある。
【0005】また、左右走行クローラにエンジン動力を
変速伝達する単一の油圧無段変速機構と、旋回内側の走
行クローラと旋回外側の走行クローラとで駆動速度に差
を生じさせる油圧無段操向機構を設けると共に、前記操
向機構の旋回操作と連動させて走行速度を自動的に減速
させ、かつ直進走行に戻す操作と連動させて元の走行速
度に自動的に増速させることにより、旋回操作だけで適
正走行速度に減速させて面倒な走行変速操作を省ける
が、収穫作業中に未刈り穀稈列に沿わせる条合せ(進路
修正)のための操向操作を行っても、走行速度が減速さ
れたり増速されて収穫作業途中に走行速度が不均一に変
化し、作業者の運転感覚とコンバインの走行動作との間
にずれが生じて適正な操向操作を容易に行い得ない等の
問題がある。
【0006】さらに、操向ハンドルの回転操作によって
走行速度を減速させることにより、操向ハンドルの最大
回転操作によって旋回内側の走行クローラが停止するだ
けであり、旋回内側の走行クローラを中心に機体が旋回
し、圃場枕地で約180度方向転換させるスピンターン
の旋回半径を容易に縮少し得ず、方向転換の途中で機体
を後進させてた後で再び前進させて次行程の刈取り開始
位置に移動させる面倒な後進切り換えし運転操作を行う
必要があると共に、旋回内側の走行クローラによって圃
場枕地の土を掻き乱したり、走行クローラ内周面側に多
くの泥土を付着させ易い等の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、左右
一対の走行クローラを装設する機台上に刈取部及び脱穀
部及び運転操作部を設けると共に、左右走行クローラの
駆動速度に差を生じさせる無段変速操作を行う単一の操
向ハンドル及び操向機構を設けるコンバインにおいて、
圃場の未刈り穀稈列に沿って略直進移動させる収穫作業
で条合せのための進路修正を行う等の微少操向操作範囲
内で、操向ハンドルの回転操作によって旋回外側の走行
クローラを増速させ、旋回内側の走行クローラを減速さ
せて進路修正し、かつ旋回外側の走行クローラの増速量
と旋回内側の走行クローラの減速量を略等しく保つと共
に、前記の条合せ等の微少操向操作範囲外に操向ハンド
ルを大きく回転させる操作と連動して左右の走行クロー
ラの速度差を連続的に拡大させ乍ら各クローラをともに
減速させ、直進位置を基準にした操向ハンドルの最大回
転操作によって旋回内側の走行クローラを連続的に減速
した後で逆回転させるように構成したもので、収穫作業
中に圃場の未刈り穀稈列に刈取部を沿わせる条合せ等の
微少操向操作を行っても走行速度が不均一に変化するの
を容易に防止し得、略同一走行速度を維持し乍ら収穫作
業中の条合せ進路修正を行い得、前記の条合せ進路修正
によって運転者に与える衝撃または違和感などが発生す
るのを容易に防止し得、運転者の運転感覚と左右走行ク
ローラの走行動作とを一致させて操向ハンドルによる適
正で円滑な操向操作を容易に行わせ得ると共に、収穫作
業途中に圃場枕地に到達したとき、方向転換方向に操向
ハンドルを最大回転操作することにより、走行速度が連
続的に減速された後で旋回内側の走行クローラを逆回転
させるから、旋回内側の走行クローラの機外側から機内
側にまで旋回中心を連続して移動させ得、圃場枕地での
スピンターンの旋回半径を容易に縮少し得、次行程に移
動させる枕地での方向転換を容易に行い得、しかも旋回
内側の走行クローラの逆転により枕地の土が掻き乱れる
のを容易に防止し得、また枕地の土が走行クローラ内周
側に付着するのを容易に防止し得るものである。
【0008】また、エンジン駆動力を左右走行クローラ
に変速伝達させる走行変速用油圧ポンプ及び油圧モータ
と、走行変速用油圧ポンプ及び油圧モータによる左右走
行クローラの駆動速度に差を生じさせる操向操作用油圧
ポンプ及び油圧モータを設けたもので、高トルク出力を
維持し乍ら左右走行クローラの駆動速度に差を生じさせ
た後で旋回内側の走行クローラを逆転駆動させる動作を
容易に行い得、収穫作業時に圃場枕地で方向転換させる
スピンターン動作を操向ハンドル操作だけでスムーズに
行わせ得るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は主変速レバー及び操向ハンドル
の操作系の斜視説明図、図2はコンバインの全体側面
図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ
(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラ
ックフレーム(1)に架設する機台、(4)はフィード
チェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈
刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取
部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部
(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は排藁チェ
ン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀
部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する
穀物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機
外に搬出する排出オーガ、(18)は丸形操向ハンドル
(19)及び運転席(20)などを備える運転キャビ
ン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエン
ジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構
成している。
【0010】図4に示す如く、前記走行クローラ(2)
を駆動するミッションケース(22)は、1対の第1油
圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(24)からなる
主変速機構である走行用の油圧式無段変速機構(25)
と、1対の第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ
(27)からなる操向機構である旋回用の油圧式無段変
速機構(28)とを備え、前記エンジン(21)の出力
軸(21a)に第1及び第2油圧ポンプ(23)(2
6)の入力軸(29)を伝達ベルト(30)を介し連動
連結させて、これら油圧ポンプ(23)(26)の駆動
を行うように構成している。
【0011】そして前記第1油圧モータ(24)の出力
軸(31)に、副変速機構(32)及び差動機構(3
3)を介し走行クローラ(2)の駆動輪(34)を連動
連結させるもので、前記差動機構(33)は左右対称の
1対の遊星ギヤ機構(35)(35)を有し、各遊星ギ
ヤ機構(35)は1つのサンギヤ(36)と、該サンギ
ヤ(36)の外周で噛合う3つのプラネタリギヤ(3
7)と、これらプラネタリギヤ(37)に噛合うリング
ギヤ(38)などで形成している。
【0012】前記プラネタリギヤ(37)はサンギヤ軸
(39)と同軸線上とのキャリヤ軸(40)のキャリヤ
(41)にそれぞれ回転自在に軸支させ、左右のサンギ
ヤ(36)(36)を挾んで左右のキャリヤ(41)を
対向配置させると共に、前記リングギヤ(38)は各プ
ラネタリギヤ(37)に噛み合う内歯(38a)を有し
てサンギヤ軸(39)とは同一軸芯上に配置させ、キャ
リヤ軸(40)に回転自在に軸支させている。
【0013】また、走行用の油圧式無段変速機構(2
5)は第1油圧ポンプ(23)の回転斜板の角度変更調
節により第1油圧モータ(24)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第1油圧モータ(24)の回転出力
を出力軸(31)の伝達ギヤ(42)より各ギヤ(4
3)(44)(45)及び副変速機構(32)を介し
て、サンギヤ軸(39)に固定したセンタギヤ(46)
に伝達してサンギヤ(36)を回転するように構成して
いる。前記副変速機構(32)は、前記ギヤ(45)を
有する副変速軸(47)と、前記センタギヤ(46)に
噛合うギヤ(48)を有する駐車ブレーキ軸(49)と
を備え、副変速軸(47)とブレーキ軸(49)間に各
1対の低速用ギヤ(50)(48)・中速用ギヤ(5
1)(52)・高速用ギヤ(53)(54)を設けて、
中央位置のギヤ(51)のスライド操作によってこれら
低速・中速・高速の切換えを可能とさせるように構成し
ている(なお低速・中速間及び中速・高速間には中立を
有するものである)。また前記ブレーキ軸(49)には
車速検出ギヤ(55)を設けると共に、該ギヤ(55)
の回転数より車速を検出する車速センサ(56)を設け
ている。なお、刈取部(8)に回転力を伝達する刈取P
TO軸(57)のPTO入力ギヤ(58)に、前記出力
軸(31)の伝達ギヤ(42)を噛合連結させている。
【0014】そして、前記センタギヤ(46)を介しサ
ンギヤ軸(39)に伝達された第1油圧モータ(24)
からの駆動力を、左右の遊星ギヤ機構(35)を介しキ
ャリヤ軸(40)に伝達させると共に、該キャリヤ軸
(40)に伝達された回転を左右各一対の減速ギヤ(6
0)(61)を介し左右の駆動輪(34)の左右輪軸
(34a)にそれぞれ伝えるように構成している。
【0015】さらに、旋回用の油圧式無段変速機構(2
8)は第2油圧ポンプ(26)の回転斜板の角度変更調
節により第2油圧モータ(27)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第2油圧モータ(27)の出力軸
(62)の出力ギヤからギヤ伝達機構(63)を介し旋
回入力軸(64)の入力ギヤ(65a)(65b)に回
転出力を伝達し、右側のリングギヤ(38)の外歯(3
8b)を対しては直接的に、また左側のリングギヤ(3
8)の外歯(38b)に対しては逆転軸(66)の逆転
ギヤ(67)を介し伝えて、第2油圧モータ(27)の
正転時に左右のリングギヤ(38)を左右同一回転数で
左ギヤ(38)を正転、右ギヤ(38)を逆転とさせる
ように構成している。
【0016】而して旋回用の第2油圧モータ(27)の
駆動を停止させ左右リングギヤ(38)を静止固定させ
た状態で、走行用の第1油圧モータ(24)の駆動を行
うと、第1油圧モータ(24)からの回転出力はセンタ
ギヤ(46)から左右のサンギヤ(36)に同一回転数
で伝達され、左右遊星ギヤ機構(35)のプラネタリギ
ヤ(37)・キャリヤ(41)及び減速ギヤ(60)
(61)を介し左右の輪軸(34a)に左右同回転方向
の同一回転数で伝達されて、機体の前後直進走行が行わ
れる。一方、走行用の第1油圧モータ(24)の駆動を
停止させ左右のサンギヤ(36)を静止固定させた状態
で、旋回用の第2油圧モータ(27)を正逆回転駆動す
ると、左側の遊星ギヤ機構(35)が正或いは逆回転、
また右側の遊星ギヤ機構(35)が逆或いは正回転し
て、左右走行クローラ(2)の駆動方向を前後逆方向と
させて機体を左或いは右にその場でスピンターンさせる
ものである。
【0017】また走行用の第1油圧モータ(24)を駆
動させながら、旋回用の第2油圧モータ(27)を駆動
して機体を左右に旋回させる場合には旋回半径の大きい
旋回を可能にできるもので、その旋回半径は左右走行ク
ローラ(2)の速度に応じ決定される。
【0018】図5乃至図13に示す如く、前記走行用の
油圧式無段変速機構(25)に連結する主変速レバー
(68)と、旋回用の油圧式無段変速機構(28)に連
結する操向ハンドル(19)とを、変速及び旋回連動機
構(69)に連動連結させると共に、該連動機構(6
9)を走行変速及び操向リンク系であるリンク機構(7
0)(71)介し走行及び操向用の無段変速機構(2
5)(28)のコントロールレバー(72)(73)に
連動連結させている。
【0019】前記連動機構(69)は、主変速レバー
(68)の基端折曲部(68a)を筒軸(74)に左右
揺動自在に支持する回動板(75)と、機体側の本機フ
レーム(76)に固設して前記回動板(75)を左右方
向の第1枢軸(77)を介し前後回動自在に支持する固
定取付板(78)と、前記枢軸(77)とは直交する前
後方向の第2枢軸(79)を介して回動板(75)に連
結させて該軸(79)回りに回動自在に設ける変速操作
部材(80)と、前記第2枢軸(79)の軸回りに回動
自在に連結させる操向操作部材(81)とを備え、変速
及び操向操作部材(80)(81)の第2枢軸(79)
とは偏心位置の各操作出力部(80a)(81a)を変
速及び操向リンク機構(70)(71)に連動連結させ
ている。
【0020】前記変速及び操向リンク機構(70)(7
1)は、連動機構(69)後方位置で本機フレーム(7
6)側に揺動軸(82)外側の揺動筒軸(83)を介し
支持する変速アーム(84)と、前記揺動軸(82)に
基端を固設する旋回出力逆転手段である操向アーム(8
5)と、前記出力部(80a)(81a)の各操作出力
軸(86)(87)と各アーム(84)(85)間を連
結する自在継手軸(88)(89)と、前記揺動軸(8
2)の右端に固設する操向出力アーム(91)と、前記
運転キャビン(18)の回動支点軸(92)の支点軸受
(93)に取付ける中間軸(94)に回転自在に設ける
変速及び操向用第1揺動アーム(95)(96)と、前
記アーム(84)(91)と第1揺動アーム(95)
(96)の各先端間をそれぞれ連結する変速及び操向用
自在継手形第1ロッド(97)(98)と、前記中間軸
(94)に設けて第1揺動アーム(95)(96)に一
体連結する変速及び操向用第2揺動アーム(99)(1
00)と、前記ミッションケース(22)上部の軸受板
(101)に取付ける支軸(102)に回動自在に支持
させる変速及び操向用筒軸(103)(104)と、該
筒軸(103)(104)に基端を固設する第1揺動ア
ーム(105)(106)と前記第2揺動アーム(9
9)(100)の各先端間を連結する変速及び操向用自
在継手形第2ロッド(107)(108)と、前記筒軸
(103)(104)に基端を固設する第2揺動アーム
(109)(110)と前記コントロールレバー(7
2)(73)の各先端間を連結させる変速及び操向用自
在継手形第3ロッド(111)(112)とを備え、前
記第1枢軸(77)を中心とした変速操作部材(80)
の回動によって走行用のコントロールレバー(72)
を、また走行中の第2枢軸(79)を中心とした操向操
作部材(81)の回動によって操向用のコントロールレ
バー(73)を操作して変速及び操向制御を行うように
構成している。
【0021】一方前記操向ハンドル(19)下端のハン
ドル操作軸(113)にギヤ(114)を設けて、この
後方の回転軸(115)に取付けるセクタギヤ(11
6)に前記ギヤ(114)を噛合せると共に、前記主変
速レバー(68)位置下方に配設する操向軸(117)
の第1揺動アーム(118)と、前記回転軸(115)
に基端を固設する出力アーム(119)との各先端間を
操向リンク機構である自在継手形操向第1ロッド(12
0)を介して連結させ、操向軸(117)の第1揺動ア
ーム(118)と一体の第2揺動アーム(121)を、
前記自在継手軸(89)の前端に自在継手形操向第2ロ
ッド(122)を介して連結させ、前記ハンドル(1
9)の回動操作によって前記第2枢軸(79)を中心と
して操向操作部材(81)を回動するように構成してい
る。
【0022】また、前記ハンドル操作軸(113)のギ
ヤ(114)下方に中立位置決め板(123)を設けて
いて、該位置決め板(123)下面の突出軸(124)
に操向検出リンク(125)の一端を連結させ、前記回
転軸(115)の右側に配設する減速アーム軸(12
6)の第1揺動アーム(127)と前記検出リンク(1
25)の他端長孔(125a)とを軸(128)を介し
連結させると共に、前記操向軸(117)の減速アーム
(129)と減速アーム軸(126)の第2揺動アーム
(130)との各先端間を減速リンク機構である自在継
手形第1減速ロッド(131)で連結させ、前記変速操
作部材(80)の最右端の減速伝達軸(132)と第2
揺動アーム(130)の他端間を自在継手形第2減速ロ
ッド(133)で連結させて、走行状態で前記ハンドル
(19)の操向量を大とする程第2減速ロッド(13
3)を下方に引張って走行速度を減速させるように構成
している。
【0023】而して、前記変速及び操向操作部材(8
0)(81)を軸回りに回動可能とさせる第2枢軸(7
9)と、操向アーム(85)と継手軸(89)との自在
継手部(89a)とを前後方向の水平ライン(L1)上
に位置させ、また前記操作出力軸(86)(87)と自
在継手軸(88)(89)との自在継手部(88b)
(89b)と、第1枢軸(77)とを前記ライン(L
1)に直交させる左右水平ライン(L2)上に位置さ
せ、さらに前記変速アーム(84)と継手軸(88)と
の自在継手部(88a)と前記継手部(89a)とを前
記ライン(L2)と平行な左右水平ライン(L3)上に
位置させ、且つ継手部(89a)に継手部(88a)を
可及的に接近(最大限近い位置)させて、主変速レバー
(68)及び操向ハンドル(19)の中立保持時に、こ
れら何れか一方が操作されても、各操作部材(80)
(81)を第1及び第2枢軸(77)(79)の軸回り
に回動させるのみとさせて、継手軸(88)(89)に
は操作力を作用させないものである。
【0024】そして図9にも示す如く、主変速レバー
(68)の前後進操作で、第1枢軸(77)を中心とし
て操作部材(80)を前後に角度(α1)(α2)傾け
るとき前記継手軸(88)を引張って或いは押して変速
アーム(84)を動作させて走行速度の前後進の切換え
を行うと共に、図11に示す如くこの状態中(主変速レ
バー(68)が中立以外のとき)に操向ハンドル(1
9)の回動操作で第2枢軸(79)を中心として操作部
材(81)を上下に角度(β1)(β2)傾けるとき継
手軸(89)を引張って或いは押して操向アーム(8
5)を動作させて機体の左及び右旋回を行うものであ
る。即ち主変速の中立時に旋回操作を行っても継手軸
(89)はライン(L1)を中心とした円錐面上で移動
する状態となって継手部(89a)(89b)間の距離
は変化せず、したがって操向アーム(85)は動作しな
い。そして主変速の中立以外で旋回操作が行われるとき
操向アーム(85)は動作するもので、前後進に切換わ
るとき操向アーム(85)は前後逆方向に動作して、第
2油圧モータ(27)の回転を前進時と後進時では逆方
向とさせるように構成したものである。
【0025】つまり、走行用の第1油圧モータ(24)
の正回転時を前進時とすると、逆回転時の後進時には旋
回用の第2油圧モータ(27)による遊星ギヤ機構(3
5)の作用は前進時と後進時では逆となるもので、前進
時と後進時のハンドル(19)操作による機体の旋回方
向を一致させるため、第1油圧モータ(24)の逆回転
(後進)時には第2油圧ポンプ(26)の斜板角度を逆
方向に切換えて(第1及び第2油圧ポンプ(23)(2
6)の入力軸の回転方向は一定)、第2油圧モータ(2
7)の回転を前進時と後進時では逆方向とさせるもので
ある。
【0026】つまりこの場合、前進操作時の操作部材
(80)が中立より前方の角度(α1)側に傾いて、ハ
ンドル(19)の右回動操作によって第2ロッド(12
2)を引張り操作部材(81)を下方向の角度(β2)
側に傾けるとき、操作部材(81)の出力部(81a)
を操向アーム(85)側に近づけて、揺動軸(82)を
中心として操向アーム(85)を操作部材(81)より
遠ざける方向(図5中反時計方向)に回転させ、前記第
1及び第2ロッド(98)(108)などを介しコント
ロールレバー(73)を下方向に回転させて、旋回用の
第2油圧モータ(27)を正回転させる。即ち、機体を
前進で右旋回(走行クローラ(2)の速度を左側が大、
右側が小)させる。
【0027】また、上述の前進操作時で、ハンドル(1
9)の左回動操作によって第2ロッド(122)を押し
上げ、操作部材(81)を上方向の角度(β1)側に傾
けるとき、操作部材(81)の出力部(81a)を操作
アーム(85)側より遠ざけて、揺動軸(82)を中心
として操向アーム(85)を操作部材(81)側に近づ
ける方向(図5中時計方向)に回転させ、前記コントロ
ールレバー(73)を上方向に回転させて、前記第2油
圧モータ(27)を逆回転させる。即ち、機体を前進で
左旋回(走行クローラ(2)の速度を右側が大、左側が
小)させる。
【0028】さらに、後進操作時の操作部材(80)が
中立より後方の角度(α2)側に傾いて、ハンドル(1
9)の右回動操作によって第2ロッド(122)を引張
り操作部材(81)を下方向の角度(β2)側に傾ける
とき、操作部材(81)の出力部(81a)を操向アー
ム(85)側より遠ざけて、揺動軸(82)を中心とし
て操向アーム(85)を操作部材(81)側に近づける
方向(図5中時計方向)に回転させ、前記コントロール
レバー(73)を上方向に回転させて、前記第2油圧モ
ータ(27)を逆回転させる。即ち、機体を後進で右旋
回(走行クローラ(2)の速度を左側が大、右側が小)
させる。
【0029】またさらに、上述とは逆に後進操作時で、
ハンドル(19)の左回動操作によって、操作部材(8
1)を上方向の角度(β1)側に傾けるとき、操作部材
(81)の出力部(81a)を操作部材(81)側に近
づけて、揺動軸(82)を中心として操向アーム(8
5)を操作部材(81)より遠ざける方向(図5中反時
計方向)に回転させ、前記コントロールレバー(73)
を下方向に回転させて、前記第2油圧モータ(27)を
正回転させる。即ち、機体を後進で左旋回(走行クロー
ラ(2)の速度を右側が大、左側が小)とさせる。
【0030】このように前進及び後進時における旋回操
作にあっては、操向アーム(85)の動きを逆方向とさ
せて、前後進の何れにおいても操向ハンドル(19)の
回動操作方向と機体の旋回方向とを一致させるものであ
る。
【0031】さらに、図15は機体の左旋回時における
操向ハンドル(19)の切れ角と左右走行クローラ
(2)の速度の関係を示すもので、ハンドル(19)の
切れ角が大となる程左右走行クローラ(2)の速度差は
大となると共に、これら左右走行クローラ(2)の平均
速度となる機体中心速度も走行速度(高速・標準・低
速)状態に応じて減速されるものであって、機体の右旋
回時においても左右クローラ(2)が逆の関係となるだ
けで同様のものであり、図15から明らかなように、左
右一対の走行クローラ(2)(2)を装設する機台
(3)上に刈取部(8)及び脱穀部(4)及び運転操作
部である運転キャビン(18)を設けると共に、左右走
行クローラ(2)(2)の駆動速度に差を生じさせる無
段変速操作を行う単一の丸形操向ハンドル(19)及び
操向機構である第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モ
ータ(27)を設けるコンバインにおいて、圃場の未刈
り穀稈列に沿って略直進移動させる収穫作業で条合せの
ための進路修正を行う等の微少操向操作範囲内で、操向
ハンドル(19)の回転操作によって旋回外側の走行ク
ローラ(2)を増速させ、旋回内側の走行クローラ
(2)を減速させて進路修正し、かつ旋回外側の走行ク
ローラ(2)の増速量と旋回内側の走行クローラ(2)
の減速量を略等しく保つと共に、前記の条合せ等の微少
操向操作範囲外に操向ハンドル(19)を大きく回転さ
せる操作と連動して左右の走行クローラ(2)(2)の
速度差を連続的に拡大させ乍ら各クローラ(2)(2)
をともに減速させ、直進位置を基準にした操向ハンドル
(19)の最大回転操作によって旋回内側の走行クロー
ラ(2)を連続的に減速した後で逆回転させている。そ
して、収穫作業中に圃場の未刈り穀稈列に刈取部(8)
を沿わせる条合せ等の微少操向操作を行っても走行速度
が不均一に変化するのを防止し、略同一走行速度を維持
し乍ら収穫作業中の条合せ進路修正を行い、前記の条合
せ進路修正によって運転者に与える衝撃または違和感な
どが発生するのを防止し、運転者の運転感覚と左右走行
クローラ(2)(2)の走行動作とを一致させて丸形操
向ハンドル(19)による適正で円滑な操向操作を行わ
せると共に、収穫作業途中に圃場枕地に到達したとき、
方向転換方向に操向ハンドル(19)を最大回転操作す
ることにより、走行速度が連続的に減速された後で旋回
内側の走行クローラ(2)を逆回転させ、旋回内側の走
行クローラ(2)の機外側から機内側にまで旋回中心を
連続して移動させ、停止させる旋回内側の走行クローラ
を中心に旋回させる従来構造に比べ、圃場枕地でのスピ
ンターンの旋回半径を縮少させ、例えば後進させた後で
前進させる切り換えし等の従来操作を不要にし、次行程
に移動させる枕地での方向転換を1回の旋回動作によっ
て行わせ、しかも旋回内側の走行クローラ(2)の逆転
により枕地の土が掻き乱れるのを防止し、また枕地の土
が走行クローラ(2)内周側に付着するのを防止できる
ように構成している。
【0032】また、エンジン(21)駆動力を左右走行
クローラ(2)(2)に変速伝達させる走行変速用第1
油圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(24)と、走
行変速用第1油圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ
(24)による左右走行クローラ(2)(2)の駆動速
度に差を生じさせる操向操作用第2油圧ポンプ(26)
及び第2油圧モータ(27)を設け、高トルク出力を維
持し乍ら左右走行クローラ(2)(2)の駆動速度に差
を生じさせた後で旋回内側の走行クローラ(2)を逆転
駆動させる動作を行わせ、収穫作業時に圃場枕地で方向
転換させるスピンターン動作を操向ハンドル(19)操
作だけでスムーズに行えるように構成している。
【0033】また、操向ハンドル(19)の操向操作量
に応じて走行速度を減速し乍ら左右走行クローラ(2)
(2)の駆動速度差を連続的に拡大してスピンターン動
作に移行させ、収穫作業中の直進走行及び進路修正動作
と、圃場枕地で次作業工程位置に向けて方向転換させる
スピンターン動作とを、連続した一連の操向操作だけで
スムーズに行わせると共に、操向ハンドル(19)の直
進位置を基準とした略一定範囲内の操向操作で旋回方向
側の走行クローラ(2)の減速量と旋回方向と反対側の
走行クローラ(2)の増速量を略同等に変化させて走行
速度を略一定に保ち、第1油圧ポンプ(23)及び第1
油圧モータ(24)並びに第2油圧ポンプ(26)及び
第2油圧モータ(27)を略同一仕様の無段変速機構を
用いて構成し、第1油圧ポンプ(23)及び第1油圧モ
ータ(24)と走行クローラ(2)間の減速比並びに第
2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ(27)と走
行クローラ(2)間の減速比の設定、或いはスピンター
ン動作に必要な小半径旋回に必要な走行駆動力の確保な
どを図れるように構成している。
【0034】また図12にも示す如く、前記操向ハンド
ル(19)に設ける検出リンク(125)は中立位置よ
り右或いは左旋回操作の何れにおいても第1揺動アーム
(127)を同一方向に角度(θ)の範囲で回動させて
第2減速ロッド(133)を常に引張る状態とさせて、
前進操作時の操作部材(80)が角度(α1)側に傾い
てるときには、継手部(88a)(88b)間の距離を
縮め、また後進操作時の操作部材(80)が角度(α
2)側に傾いているときには、継手部(88a)(88
b)間の距離を大きくして、変速アーム(84)をそれ
ぞれ中立方向の低速側に変位させて、その旋回量に応じ
た減速を行うものである。
【0035】さらに、変速及び操向の操作力を伝達する
前記第1ロッド(97)(98)と揺動アーム(95)
(96)の自在継手部(97a)(98a)の中心を、
運転キャビン(18)の回動支点軸(92)位置に一致
させて、変速及び操向の中立保持においてはこれらの操
作系を取外すことなく運転キャビン(18)の前方向へ
の回動を可能とさせるように構成している。
【0036】ところで、図4及び図14に示す如く、前
記第1及び第2油圧ポンプ(23)(26)と第1及び
第2油圧モータ(24)(27)とをそれぞれループ油
圧回路(134)(135)を介し正逆自在に接続さ
せ、前記第1及び第2油圧モータ(24)(27)の出
力軸(31)(62)には、電磁弁(136)(13
7)の作動によって出力軸(31)(62)を静止保持
する走行停止及び直進固定用の走行及び旋回用ブレーキ
装置(138)(139)を設けると共に、前記駐車ブ
レーキ軸(49)にはブレーキ軸(49)を静止保持す
る駐車ブレーキ装置(140)を設けている。
【0037】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、左右一対の走行クローラ(2)(2)を装設する機
台(3)上に刈取部(8)及び脱穀部(4)及び運転操
作部(18)を設けると共に、左右走行クローラ(2)
(2)の駆動速度に差を生じさせる無段変速操作を行う
単一の操向ハンドル(19)及び操向機構(26)(2
7)を設けるコンバインにおいて、圃場の未刈り穀稈列
に沿って略直進移動させる収穫作業で条合せのための進
路修正を行う等の微少操向操作範囲内で、操向ハンドル
(19)の回転操作によって旋回外側の走行クローラ
(2)を増速させ、旋回内側の走行クローラ(2)を減
速させて進路修正し、かつ旋回外側の走行クローラ
(2)の増速量と旋回内側の走行クローラ(2)の減速
量を略等しく保つと共に、前記の条合せ等の微少操向操
作範囲外に操向ハンドル(19)を大きく回転させる操
作と連動して左右の走行クローラ(2)(2)の速度差
を連続的に拡大させ乍ら各クローラ(2)(2)をとも
に減速させ、直進位置を基準にした操向ハンドル(1
9)の最大回転操作によって旋回内側の走行クローラ
(2)を連続的に減速した後で逆回転させるように構成
したもので、収穫作業中に圃場の未刈り穀稈列に刈取部
(8)を沿わせる条合せ等の微少操向操作を行っても走
行速度が不均一に変化するのを容易に防止でき、略同一
走行速度を維持し乍ら収穫作業中の条合せ進路修正を行
うことができ、前記の条合せ進路修正によって運転者に
与える衝撃または違和感などが発生するのを容易に防止
でき、運転者の運転感覚と左右走行クローラ(2)
(2)の走行動作とを一致させて操向ハンドル(19)
による適正で円滑な操向操作を容易に行わせることがで
きると共に、収穫作業途中に圃場枕地に到達したとき、
方向転換方向に操向ハンドル(19)を最大回転操作す
ることにより、走行速度が連続的に減速された後で旋回
内側の走行クローラ(2)を逆回転させるから、旋回内
側の走行クローラ(2)の機外側から機内側にまで旋回
中心を連続して移動させることができ、圃場枕地でのス
ピンターンの旋回半径を容易に縮少でき、次行程に移動
させる枕地での方向転換を容易に行うことができ、しか
も旋回内側の走行クローラ(2)の逆転により枕地の土
が掻き乱れるのを容易に防止でき、また枕地の土が走行
クローラ(2)内周側に付着するのを容易に防止できる
ものである。
【0038】また、エンジン(21)駆動力を左右走行
クローラ(2)(2)に変速伝達させる走行変速用油圧
ポンプ(23)及び油圧モータ(24)と、走行変速用
油圧ポンプ(23)及び油圧モータ(24)による左右
走行クローラ(2)(2)の駆動速度に差を生じさせる
操向操作用油圧ポンプ(26)及び油圧モータ(27)
を設けたもので、高トルク出力を維持し乍ら左右走行ク
ローラ(2)(2)の駆動速度に差を生じさせた後で旋
回内側の走行クローラ(2)を逆転駆動させる動作を容
易に行うことができ、収穫作業時に圃場枕地で方向転換
させるスピンターン動作を操向ハンドル(19)操作だ
けでスムーズに行わせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】主変速レバー及び操向ハンドルの操作系の斜視
説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】ミッション駆動系の説明図。
【図5】走行変速及び操向操作部の説明図。
【図6】操作部の正面説明図。
【図7】操作部の平面説明図。
【図8】操作部の側面説明図。
【図9】操作部材の側面説明図。
【図10】操作部材の正面説明図。
【図11】操作部材の平面説明図。
【図12】操向ハンドル部の平面説明図。
【図13】リンク機構部の平面説明図。
【図14】油圧回路図。
【図15】機体旋回時のハンドル切れ角とクローラ速度
との関係を示す線図。
【符号の説明】
(2) 走行クローラ (3) 機台 (4) 脱穀部 (8) 刈取部 (18) 運転キャビン(運転操作部) (19) 操向ハンドル (21) エンジン (23) 走行変速用第1油圧ポンプ (24) 走行変速用第1油圧モータ (26) 操向操作用第2油圧ポンプ(操向機構) (27) 操向操作用第2油圧モータ(操向機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行クローラを装設する機台
    上に刈取部及び脱穀部及び運転操作部を設けると共に、
    左右走行クローラの駆動速度に差を生じさせる無段変速
    操作を行う単一の操向ハンドル及び操向機構を設けるコ
    ンバインにおいて、圃場の未刈り穀稈列に沿って略直進
    移動させる収穫作業で条合せのための進路修正を行う等
    の微少操向操作範囲内で、操向ハンドルの回転操作によ
    って旋回外側の走行クローラを増速させ、旋回内側の走
    行クローラを減速させて進路修正し、かつ旋回外側の走
    行クローラの増速量と旋回内側の走行クローラの減速量
    を略等しく保つと共に、前記の条合せ等の微少操向操作
    範囲外に操向ハンドルを大きく回転させる操作と連動し
    て左右の走行クローラの速度差を連続的に拡大させ乍ら
    各クローラをともに減速させ、直進位置を基準にした操
    向ハンドルの最大回転操作によって旋回内側の走行クロ
    ーラを連続的に減速した後で逆回転させるように構成し
    たことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 エンジン駆動力を左右走行クローラに変
    速伝達させる走行変速用油圧ポンプ及び油圧モータと、
    走行変速用油圧ポンプ及び油圧モータによる左右走行ク
    ローラの駆動速度に差を生じさせる操向操作用油圧ポン
    プ及び油圧モータを設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバイン。
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