JPH10257103A - ネットワーク通信システム - Google Patents

ネットワーク通信システム

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Publication number
JPH10257103A
JPH10257103A JP9058137A JP5813797A JPH10257103A JP H10257103 A JPH10257103 A JP H10257103A JP 9058137 A JP9058137 A JP 9058137A JP 5813797 A JP5813797 A JP 5813797A JP H10257103 A JPH10257103 A JP H10257103A
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JP
Japan
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network
telephone
server
terminal
address
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Application number
JP9058137A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Omi
慎一郎 近江
Hiroyuki Imai
裕之 今井
Kazuhiro Ando
和弘 安道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータネットワークを介して安価な長
距離通話を可能とするとともに、コンピュータネットワ
ークを利用して移動端末の分散的管理ができるネットワ
ーク通信システムを提供することである。 【解決手段】 広域ネットワーク1に対して複数のロー
カルネットワークが接続される。広域ネットワーク1
は、例えばインターネットのように、一般に公開され、
広範囲をカバーするネットワークである。また、ローカ
ルネットワークは、例えば企業の事業所単位に設けられ
る内部通信のためのネットワークである。各ローカルネ
ットワーク内のサーバ21〜24は、発信元の通話端末
(51,52,61,62)から送られてくる電話番号
に基づいて、着信側の中継装置(31〜34、41、4
2)のIPアドレスを特定し、発信側の中継装置と着信
側の中継装置との間で電話通信のための通信路を確立す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク通信
システムに関し、より特定的には、インターネット等の
コンピュータネットワークを介して、任意の通話端末間
で電話通信が行えるネットワーク通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の普及に伴って
コンピュータネットワークの重要性が認識され、ネット
ワークシステムを構築する企業/団体が増えている。こ
のようなコンピュータネットワーク上で電話通信や放送
を行うために、コンピュータに実装するアプリケーショ
ンが種々開発され、インターネットユーザの間で広く普
及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンピュータネットワーク上での電話通信は、インター
ネットユーザ間でしか利用することができない。また、
移動端末の管理を含めた無線通信によるネットワーク電
話は、未だ実現されていない。
【0004】それゆえに、本発明の目的は、コンピュー
タネットワークを介して、固定的なインターネットユー
ザ以外との低コストな長距離通話を可能とするととも
に、コンピュータネットワークを利用して移動端末の分
散的管理ができるネットワーク通信システムを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、コンピュータネットワークを介して、任意の通
話端末間で電話通信が行えるネットワーク通信システム
であって、コンピュータネットワークは、複数のローカ
ルネットワークを広域ネットワークに接続した階層的ネ
ットワーク構造を有しており、各ローカルネットワーク
は、広域ネットワークに対し、アクセス可能に接続され
た少なくとも1つのサーバと、サーバの管理下に置か
れ、通話端末とサーバとの間で中継を行う少なくとも1
つの中継装置とを備え、コンピュータネットワーク内の
全ての中継装置には、予め、それぞれにコンピュータネ
ットワーク上のアドレスが付与されており、各中継装置
のアドレスは、通話端末の電話番号に基づいて検索可能
な態様で、各ローカルネットワーク内のサーバに分散し
て登録されており、発信元の通話端末から着信先の通話
端末の電話番号が発信されたとき、それを受信した発信
側の中継装置は、当該電話番号に自己のアドレスを付加
した発呼メッセージを、同一ローカルネットワーク内の
サーバに送信し、各ローカルネットワーク内のサーバ
は、広域ネットワークを介して協働することにより、発
呼メッセージに含まれる着信先の通話端末の電話番号に
対応する着信側の中継装置のアドレスを特定すると共
に、当該特定したアドレスと当該発呼メッセージに含ま
れる発信側の中継装置のアドレスとに基づいて、発信側
の中継装置と着信側の中継装置との間で、電話通信のた
めの通信路を確立し、通信路は、同一ローカルネットワ
ーク内の電話通信の場合は、当該ローカルネットワーク
内部で設定され、異なるローカルネットワーク間の電話
通信の場合は、広域ネットワークを介して設定されるこ
とを特徴とする。
【0006】上記のように、第1の発明では、異なるロ
ーカルネットワーク間で電話通信を行う遠距離通話の場
合は、広域ネットワークを介して通信路が設定されるの
で、通信路の全てが公衆回線網である従来の電話通信に
比べて通信コストが安価になる。また、着信先の通話端
末の電話番号に基づいて、着信側の中継装置のアドレス
を特定できるので、コンピュータ端末を用いることな
く、既存の通話端末(加入電話やPHS移動局等)を用
いてネットワーク通信が行える。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、発信
側の中継装置と同一ローカルネットワーク内に存在する
サーバは、その内部の登録情報に基づいて、着信先の通
話端末の電話番号に対応する着信側の中継装置のアドレ
スを特定できない場合、広域ネットワークを介して、他
のローカルネットワーク内のサーバに発呼メッセージを
転送することを特徴とする。
【0008】上記のように、第2の発明では、各中継装
置のアドレスを各ローカルネットワークのサーバのいず
れに登録してもよいので、システムの柔軟性が増し、容
易にシステム規模を拡大することができる。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、着信先の通話端末が公衆回線網を介して着信側の
中継装置に接続される加入電話である場合、各ローカル
ネットワーク内のサーバは、発呼メッセージに含まれる
着信先の加入電話の電話番号の市外局番に基づいて、着
信側の中継装置のアドレスを特定することを特徴とす
る。
【0010】上記のように、第3の発明では、既存の電
話番号の一部(市外局番)をそのまま用いて着信側の中
継装置のアドレスを特定できるので、発信時に通話端末
のユーザが電話番号以外の付加情報を入力する必要が全
くなく、極めて使い勝手のよい通信システムが実現でき
る。
【0011】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、発信元の通話端末が公衆回線網を介して発信元の
中継装置に接続される加入電話である場合、当該発信元
の加入電話は、着信先の通話端末の電話番号と共に暗証
情報を発信し、発信もの加入電話から電話番号および暗
証情報を受け取ったサーバは、当該暗証情報を検査して
正当な場合のみ、発信元の加入電話に対して電話通信の
許可を与えることを特徴とする。
【0012】上記のように、第4の発明では、暗証情報
により特定のユーザのみに電話通信を許可するので、無
関係のユーザが無断で通信システムを使用する事態を防
止できる。
【0013】第5の発明は、第1または第2の発明にお
いて、通話端末の少なくとも一部には、移動可能な無線
電話端末が用いられており、かつ各無線電話端末には、
固有の識別IDが付されており、サーバは、無線電話端
末の電話番号と識別IDとの対応関係を記述した第1の
テーブルと、無線電話端末の識別IDと中継装置のアド
レスとの対応関係を記述した第2のテーブルとを記憶し
ている。
【0014】第6の発明は、第5の発明において、着信
先の通話端末が無線電話端末である場合、サーバは、送
信元の通話端末から着信先の無線電話端末の電話番号を
受け取ったとき、第1および第2のテーブルの内容に基
づいて、着信側の中継装置のアドレスを特定することを
特徴とする。
【0015】第7の発明は、第6の発明において、無線
電話端末は、その移動の結果として、移動前の中継装置
とは異なる中継装置の管轄下に入ったとき、サーバに対
して位置登録要求を送信し、サーバは、無線電話端末か
らの位置登録要求に応答して、第2のテーブルにおける
無線電話端末の識別IDと中継装置のアドレスとの対応
関係を変更することを特徴とする。
【0016】第8の発明は、第1または第2の発明にお
いて、通話端末が移動可能な無線電話端末である場合、
各無線電話端末は、予め定められた認証鍵情報を保有し
ており、各無線電話端末の認証鍵情報は、各ローカルネ
ットワーク内のサーバに分散して登録されており、各ロ
ーカルネットワーク内のサーバは、発信元および/また
は着信先の通話端末が無線電話端末である場合、認証乱
数を発生して当該発信元および/または着信先の無線電
話端末に与え、認証乱数を受け取った発信元および/ま
たは着信先の無線電話端末は、自己が保有する認証鍵情
報に基づいて、当該認証乱数に対して所定の演算を施
し、その演算結果を認証応答として認証乱数を付与した
サーバに返送し、認証応答を受け取ったサーバは、先に
発生した認証乱数およびその内部に登録されている対応
する無線電話端末の認証鍵情報に基づいて、当該認証応
答の正当性を検査し、正当である場合のみ、発信元およ
び/または着信先の無線電話端末に対して電話通信の許
可を与えることを特徴とする。
【0017】上記のように、第8の発明では、認証乱数
と認証鍵情報とにより特定のユーザのみに電話通信を許
可するので、無関係のユーザが無断で通信システムを使
用する事態を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るネットワーク通信システムの全体構成を示すブロック
図である。図1において、本実施形態のネットワーク通
信システムは、広域ネットワーク1に対して複数のロー
カルネットワークが接続された階層的ネットワーク構造
を有している。ここで、広域ネットワーク1は、例えば
インターネットのように、一般に公開され、広範囲をカ
バーするネットワークである。また、ローカルネットワ
ークは、例えば企業の事業所単位に設けられる内部通信
のためのネットワークである。本実施形態のネットワー
ク通信システムは、各ローカルネットワーク内でも通信
が可能であり、また広域ネットワーク1を介して異なる
ローカルネットワーク間でも通信が可能な環境を実現し
ている。
【0019】各ローカルネットワークは、典型的には、
サーバとブリッジと中継装置(PHS基地局または公衆
回線接続装置)とを含む。図1では、一例として、広域
ネットワーク1に対して、4つのローカルネットワーク
(第1〜第4のローカルネットワーク)が接続されてい
る。
【0020】第1のローカルネットワークは、サーバ2
1と、ブリッジ71と、PHS基地局31と、公衆回線
接続装置41とを含む。また、第4のローカルネットワ
ークは、サーバ24と、ブリッジ72と、PHS基地局
32〜34と、公衆回線接続装置42とを含む。第1の
ローカルネットワークは、地域α(例えば、東京)に設
置され、第4のローカルネットワークは、地域β(例え
ば、大阪)に設置されている。なお、第2および第3の
ローカルネットワークについては、図示を簡略化するた
め、サーバ22および23のみを示している。1つのサ
ーバの下に、複数の公衆回線接続装置が接続されてもよ
い。
【0021】本実施形態では、通話端末の一例として、
PHS移動局(無線通話端末)および加入電話を用いて
いる。通話が可能なものであれば、その他の機器を通話
端末として用いることもできる。
【0022】加入電話61および62は、それぞれ、公
衆網81および82を介して、公衆回線接続装置41お
よび42と接続される。公衆回線接続装置41は、公衆
網81とブリッジ71との間を接続する。公衆回線接続
装置42は、公衆網82とブリッジ72との間を接続す
る。PHS移動局51および52は、無線で各PHS基
地局と接続される。
【0023】周知のごとく、通常のインターネット通信
システムでは、各サーバに対し、予め、IPアドレス
(インターネット・プロトコル・アドレス)が付与され
ている。本実施形態では、サーバのみならず、各中継装
置(各公衆回線接続装置および各PHS基地局)にも、
予め、IPアドレスが付与されている。各サーバは、各
PHS基地局および各公衆回線接続装置のIPアドレス
を分散的に管理している。
【0024】各サーバ21〜24には、後述する第1〜
第5の対応テーブル(図2〜図6参照)が格納されてい
る。図2は、図1における各サーバ21〜24が有する
第1の対応テーブルの一例を示しており、当該第1の対
応テーブルは、市外局番に対応した公衆回線接続装置の
IPアドレスを格納している。図3は、図1における各
サーバ21〜24が有する第2の対応テーブルの一例を
示しており、当該第2の対応テーブルは、PHS移動局
の電話番号に対応した移動局ID(識別情報)を収納し
ている。図4は、図1における各サーバ21〜24が有
する第3の対応テーブルの一例を示しており、当該第3
の対応テーブルは、PHS移動局の移動局IDに対応し
て位置登録したPHS基地局のIPアドレスを収納して
いる。図5は、図1における各サーバ21〜24が有す
る第4の対応テーブルの一例を示しており、当該第4の
対応テーブルは、PHS移動局の移動局IDに対応した
認証鍵を収納している。図6は、図1における各サーバ
21〜24が有する第5の対応テーブルの一例を示して
おり、当該第5の対応テーブルは、PHS基地局の基地
局IDに対応したIPアドレスを収納している。
【0025】図7は、図1における加入電話61および
62間で通信を行なう際の動作シーケンスを示すシーケ
ンス図である。図8は、図1におけるPHS移動局52
が位置登録を行なう際の動作シーケンスを示すシーケン
ス図である。図9は、図1におけるPHS移動局51お
よび52間で通信を行なう際の動作シーケンスを示すシ
ーケンス図である。図10は、図1における加入電話6
1およびPHS移動局52間で通信を行なう際の動作シ
ーケンスを示すシーケンス図である。図11は、図1に
おけるPHS移動局51および加入電話62間で通信を
行なう際の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
【0026】以下、図2〜図11を参照して、図1に示
すネットワーク通信システムの動作を説明する。
【0027】(第1の動作例)まず、第1の動作例とし
て、図1に示した地域αに属する加入電話61から地域
βに属する加入電話62に接続する場合の動作を、主と
して図7を参照して説明する。
【0028】加入電話61は、まず自己が所属する公衆
回線接続装置41の電話番号をダイヤルし、公衆網81
を介して当該公衆回線接続装置41と接続する。次に、
加入電話61は、暗証番号と接続先の加入電話62の電
話番号とを含む発呼要求(M001)を、公衆回線接続
装置41に与える。
【0029】公衆回線接続装置41は、公衆網81から
発呼要求(M001)を受信すると、自己のIPアドレ
スおよび発呼要求(M001)の内容を含む発呼メッセ
ージ(M002)を生成し、所属するサーバ21に送信
する。
【0030】サーバ21は、公衆回線接続装置41から
の発呼メッセージ(M002)を受信すると、当該発呼
メッセージ(M002)に含まれる暗証番号を検査し、
正当な暗証番号である場合のみ、第1の対応テーブル
(図2参照)を検索する。しかしながら、第1の対応テ
ーブルには、発呼メッセージ(M002)に含まれる加
入電話62の電話番号の市外局番が存在しないので、サ
ーバ21は、発呼メッセージ(M002)の内容をコピ
ーした発呼メッセージ(M003)を生成し、他のサー
バ22〜24に転送する。なお、発呼メッセージ(M0
02)に含まれる暗証番号が正当なものでない場合は、
加入電話21に対して電話通信が許可されない。
【0031】サーバ24は、発呼メッセージ(M00
3)を受信すると、当該発呼メッセージ(M003)で
示された市外局番を基に第1の対応テーブル(図2参
照)を参照し、対応するIPアドレスを求める。その
後、サーバ24は、発呼メッセージ(M003)の内容
を含む着呼メッセージ(M004)を生成し、当該IP
アドレスを有する公衆回線接続装置42に送信する。
【0032】公衆回線接続装置42は、サーバ24から
の着呼メッセージ(M004)を受信すると、当該着呼
メッセージ(M004)に含まれる電話番号(M00
5)を有する加入電話62が通話中であるか否かを調
べ、通話中でない場合は、当該電話番号(M005)を
ダイヤルし、公衆網82を介して加入電話62に接続す
る。その後、公衆回線接続装置42は、加入電話62と
の接続を確認すると、自己のIPアドレスを含む応答メ
ッセージ(M006)を生成し、着呼メッセージ(M0
04)に含まれたIPアドレスを宛先として、公衆回線
接続装置41に送信する。さらに、公衆回線接続装置4
2は、加入電話62から入力した音声信号(M007)
を符号化圧縮して音声パケット(M008)に変換し、
当該音声パケット(M008)をサーバ24および広域
ネットワーク1を介して、公衆回線接続装置41に送信
する。
【0033】公衆回線接続装置41は、公衆回線接続装
置42からの応答メッセージ(M006)を受け取る
と、当該応答メッセージ(M006)内から公衆回線接
続装置42のIPアドレスを取り出すと共に、加入電話
61から入力した音声信号(M010)を符号化圧縮し
て音声パケット(M011)に変換する。そして、公衆
回線接続装置41は、取り出した上記IPアドレスを宛
先とし、当該音声パケット(M011)を公衆回線接続
装置42に送信する。また、公衆回線接続装置41は、
公衆回線接続装置42から受け取った音声パケット(M
008)を音声信号(M009)に戻し、加入電話61
に出力する。
【0034】同様に、公衆回線接続装置42において
も、公衆回線接続装置41から受け取った音声パケット
(M011)を音声信号(M012)に戻し、加入電話
62に出力する。
【0035】ところで、音声パケット(M008)およ
び(M011)は定期的に継続して通過するため、図1
のブリッジ71および72は、到着間隔と継続時間から
音声パケットとそれ以外のデータとを判別できる。その
ため、ブリッジ71および72は、音声パケットを優先
パケットに指定することにより、遅延を最小限で抑える
ようにしている。
【0036】以上のような動作により、加入電話61お
よび62間で通話が可能となる。その際、ローカル部分
では公衆網を使用し、長距離部分では広域ネットワーク
1を使用することにより、低コストな通信を実現してい
る。
【0037】(第2の動作例)次に、第2の動作例とし
て、図1に示した地域α内に位置しているPHS移動局
51から地域β内に位置しているPHS移動局52に接
続する場合の動作を、主として図8を参照して説明す
る。
【0038】なお、PHS移動局51および52は、そ
れぞれ、サーバ22および23に所属、すなわちサーバ
22および23内で位置登録されているものとする。
【0039】まず、PHS移動局52が、サーバ23に
属する地域からサーバ24に属する地域βに移動し、そ
れに伴って、サーバ23内でのPHS移動局52の位置
登録情報を変更する場合の動作を、主として図8を参照
して説明する。
【0040】PHS移動局52は、周辺のPHS基地局
32〜34の基地局IDを含む位置登録要求(M10
1)を、PHS基地局34に送信する。
【0041】PHS基地局34は、自己のIPアドレス
と位置登録要求(M101)とを含む位置登録要求メッ
セージ(M102)を生成し、PHS基地局34が属す
るサーバ24に送信する。
【0042】サーバ24は、位置登録要求メッセージ
(M102)を受信すると、図6に示す第5の対応テー
ブルを参照し、位置登録要求メッセージ(M102)に
含まれる基地局IDに対応するPHS基地局のIPアド
レスを求める。次に、サーバ24は、図4に示す第3の
対応テーブルから移動局IDを検索する。しかしなが
ら、PHS移動局52は、サーバ23内で位置登録され
ているため、サーバ24内の第3の対応テーブルには、
PHS移動局52に対応する移動局IDが存在しない。
そのため、サーバ24は、検索したPHS基地局のIP
アドレスを位置登録要求メッセージ(M102)に付加
した位置登録要求メッセージ(M103)を生成し、既
知のサーバ21〜23に送信する。
【0043】サーバ23は、その内部の第3の対応テー
ブルにPHS移動局52の移動局IDが登録されている
のを確認後、認証乱数を発生し、この認証乱数を含む認
証要求メッセージ(M104)を、位置登録要求メッセ
ージ(M103)に含まれるIPアドレスを宛先とし
て、PHS基地局34に送信する。
【0044】PHS基地局34は、認証要求メッセージ
(M104)を含む認証要求(M105)を生成し、P
HS移動局52に送信する。
【0045】PHS移動局52は、認証要求(M10
5)に含まれる認証乱数に自己の認証鍵を用いて演算を
行ない、その演算結果を認証応答(M106)として、
PHS基地局34に送信する。
【0046】PHS基地局34は、認証応答(M10
6)を含む認証応答メッセージ(M107)を生成し、
サーバ23に送信する。
【0047】サーバ23は、その内部の第4の対応テー
ブル(図5参照)から移動局IDに対応する認証鍵を検
索するとともに、認証乱数との演算を行い、演算結果を
認証応答メッセージ(M107)に含まれる認証応答
(M106)と比較する。比較結果が一致すれば、認証
が完了し、サーバ23は、第3の対応テーブルに、位置
登録要求メッセージ(M103)に含まれたPHS基地
局のIPアドレスを登録するとともに、登録完了メッセ
ージ(M108)をPHS基地局34に送信する。な
お、比較結果が不一致の場合、サーバ23は、位置登録
情報の変更を行わない。
【0048】PHS基地局34は、登録完了メッセージ
(M108)を受信すると、位置登録完了(M109)
を、PHS移動局52に通知する。
【0049】上記により、PHS移動局52は、サーバ
23内で位置登録情報が変更され、着信を受けることが
可能となる。
【0050】次に、PHS移動局51が発信してPHS
移動局52が着信する動作を、主として図9を参照して
説明する。
【0051】まず、PHS移動局51は、自己の移動局
IDと、接続先のPHS移動局52の電話番号とを含む
発呼要求(M201)を生成し、PHS移動局31に送
信する。
【0052】PHS基地局31は、発呼要求(M20
1)に、自己のIPアドレスを付加した発呼メッセージ
(M202)を生成し、属するサーバ21に送信する。
【0053】サーバ21は、発呼メッセージ(M20
2)に含まれるPHS移動局51の移動局IDが内部の
第3の対応テーブル(図4参照)に存在せず、また、発
呼メッセージ(M202)に含まれるPHS移動局52
の電話番号が内部の第2の対応テーブル(図3参照)に
存在しないため、発呼メッセージ(M202)を含む発
呼メッセージ(M203)を生成し、既知のサーバ22
〜24に送信する。
【0054】サーバ22内の第3の対応テーブルには、
発呼メッセージ(M203)に含まれるPHS移動局5
1の移動局IDが存在するため、サーバ22は、認証乱
数を発生し、当該認証乱数を含む認証要求メッセージ
(M204)を生成し、発呼メッセージ(M203)に
含まれるIPアドレスを宛先として、PHS基地局31
に送信する。
【0055】PHS基地局31は、認証要求メッセージ
(M204)を含む認証要求(M205)を生成し、P
HS移動局51に送信する。
【0056】PHS移動局51は、認証要求(M20
5)に含まれる認証乱数に自己の認証鍵を用いて演算を
行い、その演算結果を認証応答(M206)として、P
HS基地局31に送信する。
【0057】PHS基地局31は、認証応答(M20
6)を含む認証応答メッセージ(M207)を生成し、
サーバ22に送信する。
【0058】サーバ22は、内部の第4の対応テーブル
(図5参照)からPHS移動局51の移動局IDに対応
する認証鍵を検索するとともに、認証乱数との演算を行
ない、この演算結果を認証応答メッセージ(M207)
に含まれる認証乱数の演算結果と比較する。比較結果が
一致すれば、認証が完了し、サーバ22は、認証完了メ
ッセージ(M208)を生成して、PHS基地局31に
送信する。なお、比較結果が不一致の場合、サーバ22
は、認証完了メッセージ(M208)をPHS基地局3
1に送信しない。従って、この場合、PHS移動局51
に対して電話通信の許可が与えられない。
【0059】PHS基地局31は、認証完了メッセージ
(M208)を受信すると、認証完了(M209)を、
PHS移動局51に通知する。
【0060】次に、サーバ23は、発呼メッセージ(M
203)に含まれるPHS移動局52の電話番号が第2
の対応テーブル(図3参照)に登録されているため、第
3の対応テーブル(図4参照)から対応するPHS基地
局32〜34のIPアドレスを取り出す。また、サーバ
23は、発生させた認証乱数と発呼メッセージ(M20
3)とを含む着呼メッセージ(M210)を生成し、先
のIPアドレスを持つPHS基地局32〜34に送信す
る。
【0061】PHS基地局34は、着呼メッセージ(M
210)を受信すると、当該着呼メッセージ(M21
0)を含む着呼要求(M211)を生成し、PHS移動
局52に送信する。
【0062】PHS移動局52は、着呼要求(M21
1)を受信すると、当該着呼要求(M211)に含まれ
る認証乱数に自己の認証鍵を用いて演算を行い、その演
算結果を認証応答(M212)として、PHS基地局3
4に送信する。
【0063】PHS基地局34は、認証応答(M21
2)を受信すると、当該認証応答(M212)を含む認
証応答メッセージ(M213)を生成し、サーバ23に
送信する。
【0064】サーバ23は、第4の対応テーブル(図5
参照)からPHS移動局52の移動局IDに対応する認
証鍵を検索するとともに、認証乱数との演算を行い、こ
の演算結果を認証応答メッセージ(M213)に含まれ
る認証乱数の演算結果と比較する。比較結果が一致すれ
ば、認証が完了し、サーバ23は、認証完了メッセージ
(M214)を生成し、PHS基地局34に送信する。
なお、比較結果が不一致の場合、サーバ23は、認証完
了メッセージ(M214)をPHS基地局34に送信し
ない。従って、この場合、PHS移動局52に対して電
話通信の許可が与えられない。
【0065】PHS基地局34は、認証完了メッセージ
(M214)を受信すると、認証完了(M215)を、
PHS移動局52に通知する。また、PHS基地局34
は、自己のIPアドレスを含む応答メッセージ(M21
6)を生成し、着呼メッセージ(M210)に含まれた
IPアドレスを宛先として、PHS基地局31に送信す
る。さらに、PHS基地局34は、PHS移動局52か
らの音声パケット(M217)を、音声パケット(M2
18)として、PHS無線基地局31に送信する。
【0066】PHS基地局31は、PHS基地局34か
らの応答メッセージ(M216)を受け取ると、当該応
答メッセージ(M216)に含まれるIPアドレスを取
り出し、当該IPアドレスを宛先として、PHS移動局
51からの音声パケット(M220)を、音声パケット
(M221)として、PHS基地局34に送信する。ま
た、PHS基地局31は、PHS基地局34から受け取
った音声パケット(M218)を、音声パケット(M2
19)として、PHS移動局51に送信する。
【0067】同様に、PHS基地局34においても、受
け取った音声パケット(M211)を、音声パケット
(M222)として、PHS移動局52に送信する。
【0068】以上のような動作により、PHS移動局5
1とPHS移動局52との間で通信が可能となる。ま
た、長距離部分では、広域ネットワーク1を使用して通
信を行うため、低コストな通信を実現できる。
【0069】(第3の動作例)次に、第3の動作例とし
て、図1に示した地域α内の加入電話61から地域β内
に位置するPHS移動局52に接続する場合の動作につ
いて、主として図10を参照して説明する。なお、PH
S移動局52は、予め位置登録が完了しているものとす
る。
【0070】加入電話61は、まず自己が所属する公衆
回線接続装置41の電話番号をダイヤルし、公衆網81
を介して当該公衆回線接続装置41と接続する。次に、
加入電話61は、暗証番号と接続先のPHS移動局52
の電話番号とを含む発呼要求(M301)を、公衆回線
接続装置41与える。
【0071】公衆回線接続装置41は、加入電話61か
らの発呼要求(M301)を受信すると、当該発呼要求
(M301)に自己のIPアドレスを付加した発呼メッ
セージ(M302)を生成し、所属するサーバ21に送
信する。
【0072】サーバ21は、公衆回線接続装置41から
の発呼メッセージ(M302)を受信すると、当該発呼
メッセージ(M302)に含まれる暗証番号を検査し、
正当な暗証番号である場合のみ、当該発呼メッセージ
(M302)に含まれるPHS移動局52の電話番号が
第2の対応テーブル(図3参照)に存在するか否かを調
べる。このとき、第2の対応テーブルには、PHS移動
局52の電話番号が存在しないため、サーバ21は、発
呼メッセージ(M302)を含む発呼メッセージ(M3
03)を生成して、既知のサーバ22〜24に送信す
る。なお、発呼メッセージ(M002)に含まれる暗証
番号が正当なものでない場合は、加入電話21に対して
電話通信が許可されない。
【0073】サーバ23内の第2の対応テーブルには、
発呼メッセージ(M303)に含まれるPHS移動局5
2の電話番号が存在するため、サーバ23は、第3の対
応テーブル(図4参照)から対応するPHS基地局32
〜34のIPアドレスを取り出す。また、サーバ23
は、発生した認証乱数と発呼メッセージ(M303)と
を含む着呼メッセージ(M304)を生成し、先のIP
アドレスを持つPHS基地局32〜34に送信する。
【0074】PHS基地局34は、サーバ23からの着
呼メッセージ(M304)を受信すると、当該着呼メッ
セージ(M304)を含む着呼要求(M305)を生成
し、PHS移動局52に送信する。
【0075】PHS移動局52は、PHS基地局34か
らの着呼要求(M305)を受信すると、当該着呼要求
(M305)に含まれる認証乱数に対し、自己の認証鍵
を用いて所定の演算を施し、当該演算結果を認証応答
(M306)として、PHS基地局34に送信する。
【0076】PHS基地局34は、PHS移動局52か
らの認証応答(M306)を受信すると、当該認証応答
(M306)を含む認証応答メッセージ(M307)を
生成し、サーバ23に送信する。
【0077】サーバ23は、PHS基地局34からの認
証応答メッセージ(M307)を受信すると、第4の対
応テーブル(図5参照)からPHS移動局52の移動局
IDに対応する認証鍵を検索するとともに、認証乱数と
の演算を行い、当該演算結果を認証応答メッセージ(M
307)に含まれる認証乱数の演算結果と比較する。比
較結果が一致すれば、認証が完了し、サーバ23は、認
証完了メッセージ(M308)を生成して、PHS基地
局34に送信する。なお、比較結果が不一致の場合、サ
ーバ23は、認証完了メッセージ(M308)をPHS
基地局34に送信しない。従って、この場合、PHS移
動局52に対して電話通信の許可が与えられない。
【0078】PHS基地局34は、サーバ23からの認
証完了メッセージ(M308)を受信すると、認証完了
(M309)を生成して、PHS移動局52に通知す
る。また、PHS基地局34は、自己のIPアドレスを
含む応答メッセージ(M310)を生成し、着呼メッセ
ージ(M304)に含まれたIPアドレスを宛先とし
て、公衆回線接続装置41に送信する。さらに、PHS
基地局34は、PHS移動局52からの音声パケット
(M311)を、音声パケット(M312)として、公
衆回線接続装置41に送信する。
【0079】公衆回線接続装置41は、PHS基地局3
4から応答メッセージ(M310)を受け取ると、当該
応答メッセージ(M310)内からPHS基地局34の
IPアドレスを取り出すと共に、加入電話61から入力
した音声信号(M314)を符号化圧縮して音声パケッ
ト(M315)に変換する。そして、公衆回線接続装置
41は、応答メッセージ(M310)から取り出したI
Pアドレスを宛先として、音声パケット(M315)
を、PHS基地局34に送信する。また、公衆回線接続
装置41は、PHS基地局34から受け取った音声パケ
ット(M312)を音声信号(M313)に戻して、加
入電話61に出力する。
【0080】同様に、PHS基地局34においても、公
衆回線接続装置41から受け取った音声パケット(M3
15)を、音声パケット(M316)として、PHS移
動局52に送信する。
【0081】以上のような動作により、加入電話61と
PHS移動局52との間で通信が可能となる。また、長
距離部分を広域ネットワーク1を使用して通信するた
め、低コストな通信を実現できる。
【0082】(第4の動作例)次に、第4の動作例とし
て、図1に示した地域α内に位置するPHS移動局51
から地域βに属する加入電話62に接続する場合につい
て述べる。なお、PHS移動局51は、サーバ22に所
属しているものとする。
【0083】まず、PHS移動局51は、自己の移動局
IDと加入電話62の電話番号とを含む発呼要求(M4
01)を、PHS移動局31に送信する。
【0084】PHS基地局31は、PHS移動局51か
らの発呼要求(M401)を受信すると、自己のIPア
ドレスと当該発呼要求(M401)の内容とを含む発呼
メッセージ(M402)を生成し、所属するサーバ21
に送信する。
【0085】サーバ21は、PHS基地局31からの発
呼メッセージ(M402)を受信すると、当該発呼メッ
セージ(M402)に含まれるPHS移動局51の移動
局IDが第3の対応テーブル(図4参照)に存在する
か、および当該発呼メッセージ(M402)に含まれる
加入電話62の電話番号が第1の対応テーブル(図2参
照)に存在するかを調べる。このとき、PHS移動局5
1の移動局IDは第3の対応テーブルに存在しておら
ず、また、加入電話62の電話番号も第1の対応テーブ
ルに存在していないため、発呼メッセージ(M402)
の内容を含む発呼メッセージ(M403)を生成し、既
知のサーバ22〜24に送信する。
【0086】サーバ22内の第3の対応テーブルには、
発呼メッセージ(M403)に含まれるPHS移動局5
1の移動局IDが存在するため、サーバ22は、認証乱
数を発生し、当該認証乱数を含む認証要求メッセージ
(M404)を、発呼メッセージ(M403)に含まれ
るIPアドレスを宛先として、PHS基地局31に送信
する。
【0087】PHS基地局31は、サーバ22からの認
証要求メッセージ(M404)を受信すると、当該認証
要求メッセージ(M404)を含む認証要求(M40
5)を生成して、PHS移動局51に送信する。
【0088】PHS移動局51は、PHS基地局31か
らの認証要求(M405)を受信すると、当該認証要求
(M405)に含まれる認証乱数に、自己の認証鍵を用
いて所定の演算を施し、当該結果を認証応答(M40
6)として、PHS基地局31に送信する。
【0089】PHS基地局31は、PHS移動局51か
らの認証応答(M406)を受信すると、当該認証応答
(M406)を含む認証応答メッセージ(M407)を
生成し、サーバ22に送信する。
【0090】サーバ22は、PHS基地局31からの認
証応答メッセージ(M407)を受信すると、第4の対
応テーブル(図5参照)から移動局IDに対応する認証
鍵を検索するとともに、認証乱数との演算を行い、当該
演算結果を認証応答メッセージ(M407)に含まれる
認証乱数の演算結果と比較する。比較結果が一致すれ
ば、認証が完了し、サーバ22は、認証完了メッセージ
(M408)を、PHS基地局31に送信する。なお、
比較結果が不一致の場合、サーバ22は、認証完了メッ
セージ(M408)をPHS基地局31に送信しない。
従って、この場合、PHS移動局51に対して電話通信
の許可が与えられない。
【0091】PHS基地局31は、サーバ22からの認
証完了メッセージ(M408)を受信すると、認証完了
(M409)をPHS移動局51に通知する。
【0092】サーバ24は、サーバ21からの発呼メッ
セージ(M403)を受信すると、当該発呼メッセージ
(M403)で示された市外局番から第1の対応テーブ
ル(図2参照)を参照し、対応するIPアドレスを求め
る。次に、サーバ24は、当該IPアドレスを有する公
衆回線接続装置42に、発呼メッセージ(M403)の
内容を含む着呼メッセージ(M410)を送信する。
【0093】公衆回線接続装置42は、サーバ24から
の着呼メッセージ(M410)を受信すると、当該着呼
メッセージ(M410)で与えられた電話番号(M41
1)をダイヤルし、公衆網82を介して加入電話62に
接続する。また、公衆回線接続装置42は、接続の確認
後に自己のIPアドレスを含む応答メッセージ(M41
2)を生成し、着呼メッセージ(M410)に含まれた
IPアドレスを宛先として、PHS基地局31に送信す
る。さらに、公衆回線接続装置42は、加入電話62か
ら入力した音声信号(M413)を符号化圧縮し、音声
パケット(M414)として、PHS基地局31に送信
する。
【0094】PHS基地局31は、公衆回線接続装置4
2からの応答メッセージ(M412)を受け取ると、当
該応答メッセージ(M412)に含まれるIPアドレス
を取り出し、PHS移動局51からの音声パケット(M
416)を、音声パケット(M417)として、そのI
Pアドレスを宛先とする公衆回線接続装置42に送信す
る。また、PHS基地局31は、公衆回線接続装置42
から受け取った音声パケット(M414)を、音声パケ
ット(M415)として、PHS移動局51に送信す
る。
【0095】同様に、公衆回線接続装置42において
も、PHS基地局31から受け取った音声パケット(M
417)を音声信号(M418)に戻して、加入電話6
2に出力する。
【0096】以上のような動作により、PHS移動局5
1と加入電話62との間で通信が可能となる。また、長
距離部分を広域ネットワーク1を使用して通信するた
め、低コストな通信を実現できる。
【0097】なお、以上説明した動作例は、いずれも異
なるローカルネットワーク間で電話通信を行う場合の動
作について示したが、本実施形態では、同一ローカルネ
ットワーク内で電話通信を行うことも勿論可能である。
この場合、発信元の通話端末から送られてくる接続先の
通話端末の電話番号に基づいて、同一ローカルネットワ
ークのサーバ内に格納された対応テーブルから、接続先
の通話端末に対応するPHS基地局または公衆回線接続
装置のIPアドレスが特定できるので、広域ネットワー
ク1を介することなく、当該サーバをセンタ局として電
話通話が行える。ただし、同一ローカルネットワーク内
の電話通信であっても、発信元および/または接続先の
通話端末が、他のローカルネットワーク内のサーバにお
いて位置登録されているPHS移動局の場合には、電話
通話が開始されるまでの間において、広域ネットワーク
1を介して他のローカルネットワーク内のサーバとの間
でIPアドレスの特定処理および接続確認処理が実行さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク通信シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のネットワーク通信システムにおいて、各
サーバが有する第1の対応テーブルの一例を示す図であ
る。
【図3】図1のネットワーク通信システムにおいて、各
サーバが有する第2の対応テーブルの一例を示す図であ
る。
【図4】図1のネットワーク通信システムにおいて、各
サーバが有する第3の対応テーブルの一例を示す図であ
る。
【図5】図1のネットワーク通信システムにおいて、各
サーバが有する第4の対応テーブルの一例を示す図であ
る。
【図6】図1のネットワーク通信システムにおいて、各
サーバが有する第5の対応テーブルの一例を示す図であ
る。
【図7】図1における加入電話61および62間で通信
を行なう際の動作シーケンスを示すシーケンス図であ
る。
【図8】図1におけるPHS移動局52が位置登録を行
なう際の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
【図9】図1におけるPHS移動局51および52間で
通信を行なう際の動作シーケンスを示すシーケンス図で
ある。
【図10】図1における加入電話61およびPHS移動
局52間で通信を行なう際の動作シーケンスを示すシー
ケンス図である。
【図11】図1におけるPHS移動局51および加入電
話62間で通信を行なう際の動作シーケンスを示すシー
ケンス図である。
【符号の説明】
11…コンピュータネットワーク 12、13…公衆網 21〜24…サーバ 31〜34…PHS基地局 41、42…公衆回線接続装置 51、52…PHS移動局 61、62…加入電話 71、72…ブリッジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークを介して、任
    意の通話端末間で電話通信が行えるネットワーク通信シ
    ステムであって、 前記コンピュータネットワークは、複数のローカルネッ
    トワークを広域ネットワークに接続した階層的ネットワ
    ーク構造を有しており、 各前記ローカルネットワークは、 前記広域ネットワークに対し、アクセス可能に接続され
    た少なくとも1つのサーバと、 前記サーバの管理下に置かれ、前記通話端末と前記サー
    バとの間で中継を行う少なくとも1つの中継装置とを備
    え、 前記コンピュータネットワーク内の全ての中継装置に
    は、予め、それぞれに前記コンピュータネットワーク上
    のアドレスが付与されており、 各中継装置のアドレスは、前記通話端末の電話番号に基
    づいて検索可能な態様で、各前記ローカルネットワーク
    内のサーバに分散して登録されており、 発信元の通話端末から着信先の通話端末の電話番号が発
    信されたとき、それを受信した発信側の中継装置は、当
    該電話番号に自己のアドレスを付加した発呼メッセージ
    を、同一ローカルネットワーク内のサーバに送信し、 各前記ローカルネットワーク内のサーバは、前記広域ネ
    ットワークを介して協働することにより、前記発呼メッ
    セージに含まれる着信先の通話端末の電話番号に対応す
    る着信側の中継装置のアドレスを特定すると共に、当該
    特定したアドレスと当該発呼メッセージに含まれる発信
    側の中継装置のアドレスとに基づいて、発信側の中継装
    置と着信側の中継装置との間で、電話通信のための通信
    路を確立し、 前記通信路は、同一ローカルネットワーク内の電話通信
    の場合は、当該ローカルネットワーク内部で設定され、
    異なるローカルネットワーク間の電話通信の場合は、前
    記広域ネットワークを介して設定されることを特徴とす
    る、ネットワーク通信システム。
  2. 【請求項2】 前記発信側の中継装置と同一ローカルネ
    ットワーク内に存在するサーバは、その内部の登録情報
    に基づいて、着信先の通話端末の電話番号に対応する着
    信側の中継装置のアドレスを特定できない場合、前記広
    域ネットワークを介して、他のローカルネットワーク内
    のサーバに前記発呼メッセージを転送することを特徴と
    する、請求項1に記載のネットワーク通信システム。
  3. 【請求項3】 着信先の通話端末が公衆回線網を介して
    着信側の中継装置に接続される加入電話である場合、各
    前記ローカルネットワーク内のサーバは、前記発呼メッ
    セージに含まれる着信先の加入電話の電話番号の市外局
    番に基づいて、前記着信側の中継装置のアドレスを特定
    することを特徴とする、請求項1または2に記載のネッ
    トワーク通信システム。
  4. 【請求項4】 発信元の通話端末が公衆回線網を介して
    発信元の中継装置に接続される加入電話である場合、当
    該発信元の加入電話は、着信先の通話端末の電話番号と
    共に暗証情報を発信し、 前記発信元の加入電話から電話番号および暗証情報を受
    け取ったサーバは、当該暗証情報を検査して正当な場合
    のみ、前記発信元の加入電話に対して電話通信の許可を
    与えることを特徴とする、請求項1または2に記載のネ
    ットワーク通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通話端末の少なくとも一部には、移
    動可能な無線電話端末が用いられており、かつ各無線電
    話端末には、固有の識別IDが付されており、 前記サーバは、 前記無線電話端末の電話番号と識別IDとの対応関係を
    記述した第1のテーブルと、 前記無線電話端末の識別IDと前記中継装置のアドレス
    との対応関係を記述した第2のテーブルとを記憶してい
    る、請求項1または2に記載のネットワーク通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 着信先の通話端末が前記無線電話端末で
    ある場合、 前記サーバは、送信元の通話端末から着信先の無線電話
    端末の電話番号を受け取ったとき、前記第1および第2
    のテーブルの内容に基づいて、前記着信側の中継装置の
    アドレスを特定することを特徴とする、請求項5に記載
    のネットワーク通信システム。
  7. 【請求項7】 前記無線電話端末は、その移動の結果と
    して、移動前の中継装置とは異なる中継装置の管轄下に
    入ったとき、前記サーバに対して位置登録要求を送信
    し、 前記サーバは、前記無線電話端末からの位置登録要求に
    応答して、前記第2のテーブルにおける無線電話端末の
    識別IDと前記中継装置のアドレスとの対応関係を変更
    することを特徴とする、請求項6に記載のネットワーク
    通信システム。
  8. 【請求項8】 前記通話端末が移動可能な無線電話端末
    である場合、各無線電話端末は、予め定められた認証鍵
    情報を保有しており、 各無線電話端末の認証鍵情報は、各前記ローカルネット
    ワーク内のサーバに分散して登録されており、 各前記ローカルネットワーク内のサーバは、発信元およ
    び/または着信先の通話端末が前記無線電話端末である
    場合、認証乱数を発生して当該発信元および/または着
    信先の無線電話端末に与え、 前記認証乱数を受け取った発信元および/または着信先
    の無線電話端末は、自己が保有する認証鍵情報に基づい
    て、当該認証乱数に対して所定の演算を施し、その演算
    結果を認証応答として認証乱数を付与したサーバに返送
    し、 前記認証応答を受け取ったサーバは、先に発生した認証
    乱数およびその内部に登録されている対応する無線電話
    端末の認証鍵情報に基づいて、当該認証応答の正当性を
    検査し、正当である場合のみ、発信元および/または着
    信先の無線電話端末に対して電話通信の許可を与えるこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載のネットワー
    ク通信システム。
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