JPH10248863A - 手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋 - Google Patents

手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋

Info

Publication number
JPH10248863A
JPH10248863A JP9632397A JP9632397A JPH10248863A JP H10248863 A JPH10248863 A JP H10248863A JP 9632397 A JP9632397 A JP 9632397A JP 9632397 A JP9632397 A JP 9632397A JP H10248863 A JPH10248863 A JP H10248863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrist
protection device
plate
hinge
solid plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9632397A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihito Hatakeyama
典人 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9632397A priority Critical patent/JPH10248863A/ja
Publication of JPH10248863A publication Critical patent/JPH10248863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手首において、背屈方向に大きな負荷の係る
作業やスポーツ、特にスノーボードでの転倒で手を突く
とき、手首は大きな衝撃を受けて外傷に至ることがあ
る。この時の手首の外傷を少しでも軽度なものとするこ
とである。 【構成】 手袋に内蔵すると、手関節部に沿った屈曲を
行うために、手背部固形板1、前腕背測固形板2及びバ
ネ3が蝶番軸棒10を通して蝶番4を形成し、各固形板
はエッジの丸み5、解剖学的な湾曲8や広がり9を有す
る。また、皮膚面との緩衝物的な役割を兼ねるゴム板7
から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手関節部いわゆる手首
において大きな負荷の係る作業やスポーツに用いる。特
にスノーボードでのプレーイヤーの手関節の運動性能並
びに耐寒性能を維持しつつ安全性を高めるための手関節
保護装置及び該装置の内臓手袋である。
【0002】
【従来の技術】従来のスキー用並びにスノーボード用手
袋は、耐寒性を主としこれに耐衝撃性や防水性および切
り傷等の防止のために、厚手の布、皮、ビニールナイロ
ンもしくはゴムで製作され、商品によっては内部にスポ
ンジが入っていたり、1部にプラスチックを付属してい
るものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では手袋を
着用していても手関節の捻挫、脱臼及び骨折といった外
傷を防ぐことができなかった。例えば、スノーボーダー
が転倒しそうになり反射的に手を大地に着こうとする
時、その手は背屈した状態で手掌から接地するために手
関節部に極めて大きな衝撃力が集中することになる。そ
のために、スキーと異なり上肢の外傷、特に手関節の外
傷が多い。
【0004】よって、重要な関節の1つである手関節を
保護する必要性が生じたが、従来の技術を生かした上で
手関節を重度の外傷から保護する装置としては、手首の
運動性能を低下させることなく、また体重心の安定を低
く保ち腕を疲労させないためにも可能な限り軽量でなく
てはならない。
【0005】もしそれがスキーブーツの如くハードな物
質で関節を固定したものであれば、手関節周辺で生じた
負荷は他の部位に移動伝播してそこで新たな衝撃を生じ
ることになるだろう。
【0006】本発明は、手首に最低限必要な運動性能を
与え、手袋に内臓可能なように軽量で小型の手関節保護
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は手関節において、背屈に至る力が生じたと
きに、直ちに対抗する逆方向の力を発生し得るように、
手背部と前腕背側部に固形板をおき、その間にバネを配
置してその弾性力を利用するものや手関節部の広域にゴ
ムをおきその弾性力を利用するものである。
【0008】何度も繰り返し衝撃に耐え安定した弾性力
を維持できるように、また手関節保護装置が手関節部で
安定した動作を行えるように屈曲部に蝶番を入れるとよ
い。
【0009】むしろ、大きな蝶番を考えて手首に合うよ
うに加工し、背屈のある角度に至れば弾性力が生じるよ
うにバネと固形板を固定せずに遊びを持たせた方が手関
節の前屈は容易に行える。
【0010】手関節の背屈による重度の外傷を防ぐため
に、その屈曲角度を制限すべくくさびを設けることもで
きる。
【0011】手関節保護装置で人体に外傷を与えること
がないように、そのエッジに丸みを持たせたり、皮膚と
フィットするように解剖学的な湾曲を設け、手関節保護
装置と皮膚との間に緩衝物を挟むことが望ましい。
【0012】
【作用】手関節がその背屈方向に力を受けた時、手関節
背側に配置されたゴムやバネはその弾性力により、本来
の手関節の持つ耐衝撃能力に加わり手関節の外傷を防止
する。
【0013】それでも過度に手関節が背屈に至る時に
は、該装置に設けられたくさびが強制的に手関節のそれ
以上の背屈可動を停止し、衝撃を前腕から肘や上腕へ拡
散させる。
【0014】バネを用いた該装置をゴムで覆うことによ
り、バネの弾性力とは別にゴムの弾性力も利用でき、同
時に該装置のエッジで外傷を負うことを防ぐことができ
る。さらに、装置本体よりも広い面積が皮膚面に接し、
やわらかさを持つことで手関節周辺の筋とのフィット性
や運動性が向上される。
【0015】該装置の形状は皮膚面に合うようにあらか
じめ解剖学的に湾曲を持たせると、該装置の持つ弾性力
と筋力が合力しやすく、また受けた衝撃力を拡散するこ
とができる。
【0016】該装置に用いるゴム板は、1枚の単一の材
質で作られるよりも多種の材質や弾性力の異なるものを
重ね合わせる方が、安定した弾性力と再現性を維持でき
る。
【0017】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1〜3において手背部固形板1と前腕背側部固形板2
はそれぞれ手関節周辺に合致するように解剖学的な湾曲
8、18や広がり9、エッジの丸み5、15、25及び
くさび6を有した形で一体成型によりプラスチック等で
製作される。
【0018】手背部固形板1と前腕背側部固形板2は、
互いに共する蝶番4を形成するように加工されており、
バネ3の両端を各固形板に差し込みもしくは止め具によ
り固定して蝶番4の蝶番軸棒10に通るように置いて、
手背部固形板1と前腕背側部固形板2及びバネ3を蝶番
軸棒10にて固定する。
【0019】そして、ゴム板7を皮膚面側に接着もしく
は止め具にて固定する。
【0020】使用の際には、直接バンドにて手関節部に
固定するか手袋に内蔵する。
【0021】図4において、手関節部の広域にフィット
するように、解剖学的な湾曲38とくさび36を有する
ように一体成型されたゴム板である。これをバンドで手
関節部の背側に固定するか手袋に内蔵する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0023】本来、転倒して手を突くことにより生じる
手関節の外傷の多くは、手掌から接地することによる手
関節の背屈方向の衝撃による。本発明は、これをゴムや
バネの弾性力を用いて軽減することができる。
【0024】該装置のくさびは、最悪の場合でも手関節
を保護し得る。
【0025】ゴムやバネそしてプラスチック等で製作可
能な本発明は、軽量で手関節に装着可能でかつ手袋に内
臓可能である。
【0026】ゴムやバネの弾性力を利用した本発明は、
大きな衝撃においても再利用できかつ再現性を比較的維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手関節の過度な背屈防止のための保護装置の、
バネを用いた実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−Aにおける断面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】手関節の過度な背屈防止のための保護装置の、
ゴムを用いた実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 手背部固形板 2 前腕背側部固形板 3 バネ 4 蝶番 5、15、25 エッジの丸み 6、36 くさび 7、30 ゴム板 8、18、38 解剖学的な湾曲 9 解剖学的な広がり 10 蝶番軸棒

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手関節部の広域に接するように、金属や
    プラスチック等で成る手背部固形板(1)と前腕背側部
    固形板(2)を有し、その間をバネ(3)で接続した手
    関節保護装置
  2. 【請求項2】 手背部から前腕背側部にいたる手関節の
    広域にゴム板(30)を有する手関節保護装置
  3. 【請求項3】 請求項1の該装置において2枚の固形板
    を円滑にかつ安定して動作するようにその間に蝶番
    (4)を入れて接続した手関節保護装置
  4. 【請求項4】 手背部固形板と前腕背側部固形板を有し
    その間を蝶番で接続し、ある屈曲角度を越えるとバネの
    弾性力が働くようにバネを固形板に接続することなく遊
    びを持たせた手関節保護装置
  5. 【請求項5】 請求項1の該装置において固形板のエッ
    ジで人体に外傷を与えないように、そのエッジに丸み
    (5、15、25)を有する手関節保護装置
  6. 【請求項6】 請求項3、4の該装置において蝶番の屈
    曲角度を制限するために設けたくさび(6)を有する手
    関節保護装置
  7. 【請求項7】 請求項2の該装置においてゴム板の手関
    節に相当する地点を中心に屈曲角度を制限するために設
    けたくさび(36)を有する手関節保護装置
  8. 【請求項8】 請求項1、3、4又は5の該装置におい
    て皮膚面に満偏なく接することができるように固形板に
    解剖学的な湾曲(8、18)や広がり(9)を持たせた
    手関節保護装置
  9. 【請求項9】 請求項2又は7の該装置において皮膚面
    に満偏なく接することができるようにゴム板に解剖学的
    な湾曲(38)や広がりを持たせた手関節保護装置
  10. 【請求項10】 請求項1、3、4又は5の該装置にお
    いて、該装置の形状に沿うように覆うゴム板(7)を取
    り付けた手関節保護装置
  11. 【請求項11】請求項2、7又は9の該装置において、
    ゴム板を複数枚重ね合わせた手関節保護装置
  12. 【請求項12】請求項1、2、10又は11の該装置を
    内蔵した手袋
JP9632397A 1997-03-10 1997-03-10 手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋 Pending JPH10248863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9632397A JPH10248863A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9632397A JPH10248863A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10248863A true JPH10248863A (ja) 1998-09-22

Family

ID=14161810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9632397A Pending JPH10248863A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 手関節の過度な背屈防止のための保護装置並びに該装置内臓手袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10248863A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757303B2 (en) 2002-01-16 2010-07-20 Miller James R Forelimb brace device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757303B2 (en) 2002-01-16 2010-07-20 Miller James R Forelimb brace device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4071913A (en) Protective gloves
US5018221A (en) Joint guard
US5819312A (en) Hand protection device
US4768500A (en) Knee protector
US5435007A (en) Wrist guard
US4754499A (en) Gripper pads for hands
US5873130A (en) Wrist guard for snowboarding
US6526592B1 (en) Scooter glove
US4438532A (en) Protective glove
US5778449A (en) Wrist guard
FI89858C (fi) Skyddshandske
US4884561A (en) Articulated brace for protection of the joint of a wearer's limbs
US5819313A (en) Wrist guard
US5459883A (en) Ergonomic hand covering and grip enhancer
CA2286959C (en) Thumb splint
US4643176A (en) Athletic knee protector with bowed leaf spring structure
US5722092A (en) Protective arm and wrist guard
US6154882A (en) Protection device preferably for use in a glove
US20070157364A1 (en) High-friction glove/wrist guards for ice skating
US7757303B2 (en) Forelimb brace device
US5953752A (en) Hand, wrist and forearm protector
US5898936A (en) Protective wrist guard assembly
US5458564A (en) Wrist brace
US6785909B1 (en) Sports guard with improved shock-absorbing capacity
WO2016015622A1 (zh) 关节运动支撑护具