JPH10248641A - 机脚構造 - Google Patents

机脚構造

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JPH10248641A
JPH10248641A JP33413696A JP33413696A JPH10248641A JP H10248641 A JPH10248641 A JP H10248641A JP 33413696 A JP33413696 A JP 33413696A JP 33413696 A JP33413696 A JP 33413696A JP H10248641 A JPH10248641 A JP H10248641A
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JP
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desk
leg
recess
desk leg
joint head
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JP33413696A
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Glaeser Birii
グレーザー ヴィリー
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VOGU AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】それぞれが独立に開脚・閉脚可能で、天板との
連結部の強度が十分で且つ開脚・閉脚動作に要する労力
を少なくできる机脚構造を提供する。 【解決手段】本机脚構造では、机脚のそれぞれをジョイ
ントヘッドを介して天板に固定する。そして、ジョイン
トヘッドに2以上の凹部とその凹部を結ぶ摺動溝とを設
け、机脚が摺動溝を摺動可能とすると共に、弾性体の弾
性力により机脚を上記凹部に押接可能とする。これによ
り、机脚が1本ずつ回動可能となり、また机脚が机天板
にしっかりと固定されることとなる。更に上記凹部を2
つとして1つを収納凹部もう1つを使用凹部とし、使用
凹部にある机脚を回動させるには一旦机脚をジョイント
ヘッドから引き抜かなければならないようにした。これ
により、楽に机脚を収納状態から使用状態とできるよう
になり、又机の使用中に机脚が回動するという不具合を
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は机脚の構造に関し、
特に脚の折畳みが可能とされた机脚の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】机の脚は、机を使用しないときにはスペ
ースを取り邪魔なものである。従って、収納、運搬の便
に資すべく、折畳み可能な机脚の構造について従来から
様々な工夫がなされている。
【0003】従来の折畳み可能な机脚の構造としては、
連結された2本の机脚を1対として左右に計4本の机脚
を配し、その2本の机脚を一体として回動させることに
より、天板に垂直な使用位置又は天板に平行な収納位置
に机脚を開脚・閉脚できるようにしたものがある。しか
し、このような2本の机脚を対とした構造には、机の脚
の本数を常に偶数にしなければならないという制限があ
るため、机のデザインを自由にできなくなるという不具
合がある。また、他の従来技術としては、T字型ラック
を用いた机脚構造があるが、これも同様の不具合を持
つ。
【0004】かかる不具合を解消するためには、机脚を
1本ずつ独立した構造として、それぞれ独立して使用位
置か又は収納位置に開脚・閉脚することができるように
すればよい。しかし、机脚を1本ずつ開脚・閉脚可能と
すると、机脚が天板を支える場合に連結部分の強度を十
分なものとするのが困難である。
【0005】また、机脚の折畳みを可能とした机は、し
ばしば会議用やレセプション用等の机として用いられ
る。そして、このような場合には、非常に多くの机がま
とめて使用される場合が多い。従って、机脚の開脚・閉
脚は、それを行う者の負担を軽減させるべく力を要さず
容易に行えるものでなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、それぞれが独立に開脚・閉脚可能であり且つ天板と
の連結部の強度が十分であり、更に開脚・閉脚を容易と
した机脚の構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による机脚構造
は、机の天板の裏面に固定されるジョイントヘッドと、
ジョイントヘッド内部に設けられた支持体と、その一端
がジョイントヘッド内で支持体に軸支される机脚と、机
脚をジョイントヘッドへ押圧する方向に付勢する弾性体
とからなり、上記ジョイントヘッドに机脚断面の形状に
対応する2以上の凹部を設けて、弾性体の弾性力により
その凹部に机脚の一端を押接可能とすると共に、各凹部
を結ぶようにジョイントヘッドに摺動溝を設けて、支持
体を軸として回動する机脚が摺動溝の内部を摺動できる
ようにしたものである。
【0008】本発明の机脚構造によれば、一本の机脚毎
にジョイントヘッドが取り付けられ、それを介して机脚
が天板に取り付けられることとなる。従って、机脚は一
本ずつ開脚・閉脚可能であり、机のデザインに制限が課
されることがない。また、机脚はジョイントヘッドに設
けられた凹部に弾性体の弾力により押接させられるの
で、机脚の固定が強固なものとなり机のぐらつきが生じ
ることがない。尚、机脚の一端を押接可能とした凹部
は、ジョイントヘッドのどの位置に設けても構わない。
但し、実際上は、凹部を2つとして一方の凹部を机の使
用時の位置に机脚を固定できるような位置に設け、他方
を机の収納時の位置に机脚を固定できるような位置に設
けることになると考えられる。もちろん、上記凹部をジ
ョイントヘッドに3つ以上設けることも可能である。こ
のようにすれば、それぞれの凹部に机脚を固定すること
が可能となり、例えば机の高さ調節が可能となる。更
に、ジョイントヘッドの天板に対する取付け位置や向き
を変化させれば、机のデザインの自由度を更に高めるこ
とも可能となる。
【0009】また、本発明の机脚構造では、上記凹部を
2つ備え、一方の凹部をジョイントヘッドの裾部に設
け、それに挿入されると机脚が横倒しとなる収納凹部と
し、他方の凹部をジョイントヘッドの頂部付近に設け、
それに押接されると机脚が立設する使用凹部とし、そし
て、収納凹部に押接された机脚は、摺動溝の方向に力を
加えることにより摺動可能とされているのに対し、使用
凹部に押接された机脚は、弾性体の弾性力に逆らって一
端抜き出した後でなければ摺動しないようにすると、更
に好ましい。
【0010】収納凹部に押接された机脚を、摺動溝の方
向に力を加えることにより摺動可能としているのは、机
脚が折り畳まれて収納位置にある場合には、それが机と
ほぼ平行な状態となって握りにくい状態となっているた
め、一旦机脚を引き出さないと開脚・閉脚できないよう
にされていると、机脚を楽に使用位置に開脚・閉脚する
ことが困難となるからである。つまり、上述のような構
造とすれば、机を天板を下にした状態で床に置き、その
机脚を握って引っ張り上げるだけで机脚を開脚・閉脚さ
せることができる。但し、机脚は、摺動溝に位置すると
きよりも大きな力を掛けなければ収納凹部から回動する
ことがないようにされている。これは、収納凹部に机脚
が嵌まっている状態で机を運搬等しても、机脚が開脚す
ることがないようにするためである。一方、使用凹部に
押接された机脚が、一旦弾性体の弾性力に逆らって抜き
出した後でなければ摺動できないようにされているの
は、もし机脚が摺動溝方向の力を加えるだけで摺動を始
めるようにされていると、使用中に僅かに天板をずらし
ただけで机脚が摺動することとなり、これにより天板が
傾く可能性があるためである。
【0011】この明細書中で、ジョイントヘッドの裾部
とは、ジョイントヘッドのうち天板に近接する部分を意
味し、ジョイントヘッドの頂部とはジョイントヘッドの
うち天板から遠い部分を意味する。尚、上記ジョイント
ヘッドは、ほぼ半球形状とするのが合理的であるが、そ
の場合でもジョイントヘッドの頂部が半球の頂部と一致
する必要は必ずしもない。
【0012】
【発明の実施の形態】具体的に、上記収納凹部は、ジョ
イントヘッドを天板に固定したときに、天板に対してほ
ぼ平行となるように設けられた第1の円筒凹部と、ジョ
イントヘッドの表面から第1の円筒凹部へ向かって狭ま
るようなテーパーが付された第1の円錐凹部とから構成
し、また上記使用凹部は、第1の円筒凹部にほぼ直交す
るように設けられた第2の円筒凹部と、ジョイントヘッ
ドからその円筒状の凹部へ向かって狭まるようなテーパ
ーが付された第2の円錐凹部とから構成するものとして
もよい。そして上記摺動溝は、2つの円筒凹部の直径と
等しい幅を持ち且つ収納時穴と使用時穴との間に設けら
れたほぼ扇型状の溝とするとよい。
【0013】また、2つの凹部と摺動溝とを上記のよう
に形成した場合には、机脚を以下のようにするとよい。
即ち、机脚は、机脚本体と、その先端に設けられ摺動溝
の幅以下の直径を有し且つ支持体により支持穴で軸支さ
れる円筒形状の細首部と、上記机脚本体と上記細首部と
の間に位置し第2の円錐凹部に対応する形状とされたテ
ーパー部とから机脚を形成し、そして、細首部に設けら
れた支持穴を長穴とすることで机脚をジョイントヘッド
から引き出し可能とし、机脚を抜き出した状態のときは
上記細首部が摺動溝内部を摺動できるようにし、そし
て、机脚が使用凹部に押接されるときはテーパー部が円
錐凹部に嵌まって押接されるようにして、机脚に摺動溝
方向の力を加えても机脚が回動できないようにすると共
に、机脚を抜き出した状態とすれば摺動溝に嵌まって細
首部がその内部を摺動できるようにし、また、机脚が収
納凹部に押接されるときはテーパー部の途中までが円錐
凹部に嵌まって押接されるようにして、机脚に摺動溝方
向の力を加えることによりテーパー部が第1の円錐凹部
から抜き出されるようにし、そのまま細首部が摺動溝内
部を摺動することにより机脚が回動できるようするとよ
い。
【0014】机脚をこのようなものとすれば、収納凹部
に押接された机脚を、摺動溝の方向に力を加えることに
より摺動できるようになり、その一方で、使用凹部に押
接された机脚を、弾性体の弾性力に逆らって一端抜き出
した後でなければ摺動できないようにすることが可能と
なる。即ち、机脚の太さとほぼ等しい開口部を有する円
錐凹部に机脚が嵌まると、机脚は円錐凹部の開口部の直
径よりも狭い幅の摺動溝の方向へ摺動できなくなる。し
かし摺動溝の幅より小さい直径を持つ細首部をそれが摺
動溝に嵌まる位置まで引き出せば、細首部を摺動溝内で
摺動させることにより、机脚を回動させることができる
ようになる。尚、上記第1の円筒凹部と第2の円筒凹部
とは同じ直径の円筒穴とされ、ジョイントヘッドの中で
交差している。また、円錐凹部はジョイントヘッドの表
面に開口部を持ち、ジョイントヘッド内部に設けられた
円筒凹部へ向かって狭まるようなテーパーが付された穴
であり、その形状は必ずしも円錐形状である必要はな
い。また、机脚が収納凹部に押接されるときにテーパー
部の途中までが円錐凹部に嵌まり机脚のテーパー部が完
全に円錐凹部に嵌まらないようにするための手段として
は、いかなる手段を用いてもよいが、例えば第2の円錐
凹部の壁面上に、壁面に沿うリングや小片等からなるス
トッパーを設ければ十分である。
【0015】また、より具体的には、机脚を、細首部と
テーパー部とを一体に形成してなる中空の連結体と、一
端が机脚本体内部に固定され連結具の内側に机脚本体内
部から連通するパイプと、そのパイプに沿って設けられ
一端が連結体を付勢し他端がパイプに固定された弾性体
としてのバネとから構成し、そして、上記細首部に設け
た長孔に対応させてパイプに小孔を設け、パイプを細首
部と共に支持体で支持することにより、机脚をパイプと
共に支持体の回りで回動可能とし、又バネの弾性力によ
り机脚本体を連結体と共にジョイントヘッドに付勢可能
とし、更にバネの弾性力に逆らって力を加えれば、連結
体と固定された机脚本体を細首部が摺動溝へ嵌まる位置
にまで引き出せるようにしたものとすることができる。
この場合、バネはパイプに沿って設けられ一端が連結体
を付勢し他端がパイプに固定される。例えば、パイプの
一端に直接的にバネを固定することも可能であるし、又
はパイプにバネを直接固定することなく、パイプの一端
に邪魔板を設けることによりそこから机脚本体方向にバ
ネが移動できないようにして、間接的にパイプにバネを
固定するようにもできる。
【0016】更に、第1の円筒凹部穴は、ジョイントヘ
ッドを天板に固定したときに天板に対して平行となるよ
うに設けるとよい。このようにすれば、収納凹部に机脚
が位置したときに机の天板と机脚が平行となり、収納に
便利となるからである。また、第2の円筒凹部は、第1
の円筒凹部となす角度が95°〜100°好ましくは9
7°となるように設けるのがよい。このように第1円筒
凹部と90°よりも若干大きな角度をなすように第2円
筒凹部を設けると、机脚が収納凹部に押接する状態のと
きに机脚が天板の裏側に隠れるような方向で天板にジョ
イントヘッドを固定すれば、使用凹部に机脚が位置する
ときに机脚が天板から外側に広がる状態となり、机の安
定感が増すため好ましいからである。
【0017】尚、ジョイントヘッドを、天板にそれを固
定するための基盤とそこから盛り上げたほぼ半球状の基
体とからなるようにするのもよい。このように基盤部を
設ければジョイントヘッドの天板裏面への取付けが容易
になる。また、ジョイントヘッドに基盤を設けた場合に
は、基体を中心として放射状に伸びるリブを基盤上に設
けるとよい。これによりジョイントヘッドの強度をより
一層上げることができる。
【0018】
【実施例】図1〜図8を参考にして、本発明に係わる机
脚構造の一実施例を説明する。
【0019】図1は、実施例による机脚構造を示す斜視
図である。図1中、1はジョイントヘッドであり、机に
固定する基盤2とそこから盛り上がった基体3とからな
っている。そしてこの基盤2には、リブ4が設けられて
おり、更にジョイントヘッド1を机の天板T裏面に固定
するときに使用するネジ穴5が設けられている。また、
基体3の基盤2に近接する部分には収納凹部6が設けら
れており、基体3の頂上付近には使用凹部7が設けられ
ている。また、収納凹部6の内側には、ストッパ8が覗
いている。そして、収納凹部6と使用凹部7との間に
は、両者を結ぶようにして摺動溝9が設けられている。
また、上記使用凹部7には、机脚10が嵌まっている。
この状態では、机脚は天板Tから立設する位置にあり、
従って、机は使用される状態とされている。
【0020】次に、図2を用いて本発明による机脚構造
の実施例についてのより詳細な説明を行う。図2は、本
発明による机脚構造に用いる各部品を分解して表した図
である。図中1はジョイントヘッドであり、11は内部
が中空とされた机脚本体である。そして、12は机脚本
体11の先端に固定される中空の連結具である。連結具
12には、テーパーが付けられたテーパー部13と、机
脚本体11よりも細い円柱形状とされテーパー部13の
先端に位置する細首部14とが設けられている。また、
細首部14には細首の長手方向にスリット状に設けられ
た長穴15が穿設されている。また、16は、連結具1
2と机脚本体11の内部に配されるパイプである。ま
た、、パイプ16には、それに沿うようにして弾性体と
してのバネ17が巻付けられており、このバネ17は、
パイプ16の一端に固定されるナット18により位置決
めされている。このバネ17は、常に机脚10をジョイ
ントヘッド1方向に付勢しているが、その付勢に逆らっ
て一定の力を加えれば、細首部14に設けられた長穴1
5の長さ分だけ、机脚10を引き出すことができる。そ
して、19は支持体としてのピンである。このピン19
は連結具の長穴15と、パイプの先端に長穴の位置に対
応して設けられた小穴20とを貫通して、連結具12と
パイプとを軸支している。尚、このピン19は、基体3
内に設けられた小室21内部に固定される。
【0021】次に、図3〜図5に基づいて使用凹部と収
納凹部についての詳細な説明を行う。これらには、本机
脚構造の断面図が示されている。図中6は収納凹部であ
り、7は使用凹部である。収納凹部6は、基体3内に基
盤2と平行に設けられた円筒状の第1円筒凹部22とそ
の第1円筒凹部22に向かって細くなるようなテーパー
を付されている第1円錐凹部23とからなっている。ま
た、使用凹部7は、基体3内に基盤2とほぼ垂直に設け
られた円筒状の第2円筒凹部24とその第2円筒凹部2
4に向かって細くなるようなテーパーを付されている第
2円錐凹部25とからなっている。そして、上記第1円
筒凹部22と第2円筒凹部24とは細首部14の直径よ
り僅かに大きい同一の直径を持ち、基体3内で交差する
ように設けられている。尚、本実施例の場合、第1円筒
凹部22と第2円筒凹部24とがなす角度は、97°と
されている。また、第1円錐凹部23と第2円錐凹部2
5の形状は、連結具12のテーパー部13の形状に対応
するものとなっている。
【0022】次に図3〜図5に基づいて本机脚構造の動
作を説明する。図3〜図5はそれぞれ机脚10の収納時
の机脚構造の断面図、収納時から使用時へ又は使用時か
ら収納時へ机脚10を回動しているときの机脚構造の断
面図、机脚10の使用時の机脚構造の断面図を表してい
る。
【0023】図3の机脚10収納時には、机脚本体11
先端に固定された連結具12に設けられたテーパー部1
3は、収納凹部6に嵌まっている。但し、収納凹部6の
第1円錐凹部にはストッパ8が設けられているため、連
結具12のテーパー部が完全に第1円錐凹部に嵌まるこ
とはない。そして、この図示した状態では、バネ17の
弾性力により付勢されて連結具12が収納凹部6に押接
している。
【0024】この状態から使用時の図5の状態に机脚1
0を回動するためには、細首部14が摺動溝9に嵌まる
位置にまで机脚10を引き出して、図4の状態に移行さ
せる必要がある。その場合でも、机脚10を摺動溝9の
方向に沿って回動させるように力をかければ、完全に第
1円錐凹部23に嵌まっていないテーパー部13は、そ
こに付されたテーパーにより容易に引き出される。従っ
て、大きな労力を要さずに机脚10を収納状態から回動
させることができる。尚、図4の状態でも、連結具12
をバネ17が付勢しているが、この場合はバネ17の付
勢の方向と机脚10の回動の方向がほぼ垂直であるた
め、机脚の摺動にそれ程大きな力は必要とならない。
【0025】摺動溝9を摺動してきた机脚10が使用位
置へ来ると、机脚10はバネの弾性力により引き込まれ
るようにして使用凹部7に押接させられる。以上のよう
にして、収納時の状態から使用時の状態へと机脚10が
揺動される。
【0026】この使用時の机脚構造の断面図を図5に示
す。図5から明らかなとおり、この状態では机脚本体1
1先端に固定された連結具12に設けられたテーパー部
13は、収納凹部6に完全に嵌まっている。従って、こ
の状態からは、机脚10を摺動溝9の方向に沿って回動
させるように力をかけてもテーパー部13が容易に引き
出されるということはない。従って、図5の状態から図
3の状態へと机脚10を回動させる場合には、机脚10
を引き出して図4の状態とする必要がある。この場合に
は、バネ17の弾性力のはたらく向きと机脚10の移動
の向きが逆方向であるため、摺動溝9部分で机脚10を
回動させるときよりも大きな力が一時的に必要とされ
る。但し、図5の状態では机脚10を握ることの妨げと
なるものがないので、使用凹部7から収納凹部6へと容
易に机脚を回動させることが可能となる。
【0027】尚、図6〜8で上述の机脚構造の実施例で
説明した机脚構造によって、机脚10を取り付けた机の
例を示す。図6は、実施例で説明した机脚構造によって
机脚10を取り付けた机が使用状態にあるときの側面図
である。この図により明らかなように、机脚10は天板
Tと垂直よりもやや外向きとなるような角度で取り付け
られており、その安定感が高くなっている。また、図7
は、図6で示した机を収納状態として複数積み重ねたと
ころを表す側面図である。この場合、机脚10は、天板
Tと平行な状態となっている。このようにすれば、机を
保管する場合に、スペースを有効に利用できることとな
る。また図8は、半円形の天板Tを有する机脚にこの机
脚構造で机脚10を取り付けたものを、机の底面から見
た図である。この机脚構造は、図示したようなデザイン
性の高い机にも十分に対応できる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したような内容のもの
なので、次のような効果を奏する。即ち、机の天板に取
り付けられる机脚のそれぞれが独立に開脚・閉脚可能で
あり且つ天板との連結部の強度が十分なものとなる。従
って、これを用いれば机のデザインの自由度を高めるこ
とができる。更に、本机脚構造によれば机脚の開脚・閉
脚に要する労力を押さえつつ机脚の折畳みを確実に行い
うる。
【図面の簡単な説明】
【図1】机脚構造の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】実施例の机脚構造の各要素を示す分解図。
【図3】机脚が収納状態にあるときの机脚構造を示す断
面図。
【図4】机脚が収納状態から使用状態への過程又は使用
状態から収納状態への過程にあるときの机脚構造を示す
断面図。
【図5】机脚が使用状態にあるときの机脚構造を示す断
面図。
【図6】実施例の机脚構造により机脚を取り付けられた
机の使用状態を示す側面図。
【図7】実施例の机脚構造により机脚を取り付けられた
机の収納状態を示す側面図。
【図8】机脚が収納状態にあるときの本発明に係る机脚
構造を示す底面図。
【符号の説明】
1 ジョイントヘッド 6 収納穴 7 使用穴 9 摺動溝 10 机脚 11 机脚本体 12 連結具 17 弾性体 20 支持体 T 天板
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に、図2を用いて本発明による机脚構造
の実施例についてのより詳細な説明を行う。図2は、本
発明による机脚構造に用いる各部品を分解して表した図
である。図中1はジョイントヘッドであり、11は内部
が中空とされた机脚本体である。そして、12は机脚本
体11の先端に固定される中空の連結具である。連結具
12には、テーパーが付けられたテーパー部13と、机
脚本体11よりも細い円柱形状とされテーパー部13の
先端に位置する細首部14とが設けられている。また、
細首部14には細首の長手方向にスリット状に設けられ
た長穴15が穿設されている。また、16は、連結具1
2と机脚本体11の内部に配されるパイプである。ま
た、、パイプ16には、それに沿うようにして弾性体と
してのバネ17が巻付けられており、このバネ17は、
パイプ16の一端に固定されるナット18により位置決
めされている。このバネ17は、常に机脚10をジョイ
ントヘッド1方向に付勢しているが、その付勢に逆らっ
て一定の力を加えれば、細首部14に設けられた長穴1
5の長さ分だけ、机脚10を引き出すことができる。そ
して、20は支持体としてのピンである。このピン20
は連結具の長穴15と、パイプの先端に長穴15の位置
に対応して設けられた小穴19とを貫通して、連結具1
2とパイプ16とを軸支している。尚、このピン20
は、基体3内に設けられた小室21内部に固定される。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机の天板の裏面に固定されるジョイント
    ヘッドと、ジョイントヘッド内部に設けられた支持体
    と、その一端がジョイントヘッド内で支持体に軸支され
    る机脚と、机脚をジョイントヘッドに押圧する方向へ付
    勢する弾性体とからなり、上記ジョイントヘッドに机脚
    断面の形状に対応する2以上の凹部を設けて、弾性体の
    弾性力によりその凹部に机脚の一端を押接可能とすると
    共に、各凹部を結ぶようにジョイントヘッドに摺動溝を
    設けて、支持体を軸として回動する机脚が摺動溝の内部
    を摺動できるようにしたものである机脚構造。
  2. 【請求項2】 上記凹部を2つ備え一方の凹部をジョイ
    ントヘッドの裾部に設け、それに挿入されると机脚が横
    倒しとなる収納凹部とし、他方の凹部をジョイントヘッ
    ドの頂部付近に設け、それに押接されると机脚が立設す
    る使用凹部とし、そして、収納凹部に押接された机脚
    は、摺動溝の方向に力を加えることにより摺動可能とさ
    れているのに対し、使用凹部に押接された机脚は、一旦
    弾性体の弾性力に逆らって抜き出した後でなければ摺動
    しないようにされている請求項1記載の机脚構造。
  3. 【請求項3】 上記収納凹部は、ジョイントヘッドを天
    板に固定したときに天板に対してほぼ平行となるように
    設けられた第1の円筒凹部とジョイントヘッドの表面か
    らその円筒状の凹部へ向かって狭まるようなテーパーが
    付された第1の円錐凹部とからなり、また上記使用凹部
    は、第1の円筒凹部にほぼ直交するように設けられた第
    2の円筒凹部とジョイントヘッドからその円筒状の凹部
    へ向かって狭まるようなテーパーが付された第2の円錐
    凹部とからなり、そして上記摺動溝は、2つの円筒凹部
    の直径と等しい幅を持ち且つ収納時穴と使用時穴との間
    に設けられたほぼ扇型状の溝である請求項2記載の机脚
    構造。
  4. 【請求項4】 机脚は、机脚本体と、その先端に設けら
    れ摺動溝の幅以下の直径を有し且つ支持体により支持穴
    で軸支される円筒形状の細首部と、上記机脚本体と上記
    細首部との間に位置し第2の円錐凹部に対応する形状と
    されたテーパー部とからなり、そして、細首部に設けら
    れた支持穴を長穴とすることで机脚をジョイントヘッド
    から引出し可能とし、机脚を抜き出した状態のときは上
    記細首部が摺動溝内部を摺動できるようにし、そして、
    机脚が使用凹部に押接されるときはテーパー部が円錐凹
    部に嵌まって押接されるようにして、机脚に摺動溝方向
    の力を加えても机脚が回動できないようにすると共に、
    机脚を抜き出した状態とすれば摺動溝に嵌まって細首部
    がその内部を摺動できるようにし、また、机脚が収納凹
    部に押接されるときはテーパー部の途中までが円錐凹部
    に嵌まって押接されるようにして、机脚に摺動溝方向の
    力を加えることによりテーパー部が第1の円錐凹部から
    抜き出されるようにし、そのまま細首部が摺動溝内部を
    摺動することにより机脚が回動できるようにした請求項
    3記載の机脚構造。
  5. 【請求項5】 上記机脚は、細首部とテーパー部とを一
    体に形成してなる中空の連結体と、一端が机脚本体内部
    に固定され連結具の内側に机脚本体内部から連通するパ
    イプと、そのパイプに沿って設けられ一端が連結体を付
    勢し他端がパイプに固定されたバネとからなり、そし
    て、上記細首部に設けた長孔に対応させてパイプに小孔
    を設け、パイプを細首部と共に支持体で支持することに
    より、机脚をパイプと共に支持体の回りで回動可能と
    し、又バネの弾性力により机脚本体を連結体と共にジョ
    イントヘッドに付勢可能とし、更にバネの弾性力に逆ら
    って力を加えれば、連結体と固定された机脚本体を細首
    部が摺動溝へ嵌まる位置にまで引き出せるようにしたも
    のである請求項請求項4記載の机脚構造。
  6. 【請求項6】 第1の円筒凹部穴をジョイントヘッドを
    天板に固定したときに天板に対して平行となるように設
    け、そして第2の円筒凹部を、第1の円筒凹部となす角
    度が95°〜100°好ましくは97°となるように設
    けたものである請求項2〜請求項5のいずれかに記載の
    机脚構造。
  7. 【請求項7】 ジョイントヘッドは、天板にそれを固定
    するための基盤と、そこから盛り上げたほぼ半球状の基
    体とから形成され、更に基体を中心として放射状に伸び
    るリブが基盤上に設けられたものである請求項1〜請求
    項6のいずれかに記載の机脚構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106473445A (zh) * 2016-12-21 2017-03-08 苍南中学 横梁弹出式折叠桌
RU2635783C2 (ru) * 2016-03-04 2017-11-15 Геннадий Леонидович Багич Складной стол и способ изготовления мебели

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