JPH10235334A - 逆流防止システム - Google Patents

逆流防止システム

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JPH10235334A
JPH10235334A JP19943297A JP19943297A JPH10235334A JP H10235334 A JPH10235334 A JP H10235334A JP 19943297 A JP19943297 A JP 19943297A JP 19943297 A JP19943297 A JP 19943297A JP H10235334 A JPH10235334 A JP H10235334A
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JP
Japan
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tank
water
communication pipe
air
water level
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Pending
Application number
JP19943297A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Kazuhiro Tateno
一博 舘野
Yoshimi Tsubota
吉民 坪田
Saburo Nakamura
三郎 中村
Hisafumi Ida
尚史 伊田
Yoji Oda
洋司 小田
Yoshiyuki Fukuoka
好之 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連通管を介して複数のタンクを並列に配置し
たときの逆流防止システムを提供する。 【解決手段】 第一タンク2と第二タンク3とを連通管
10を介して連通接続し、該連通管10の前記第二タン
ク3内における一側先端部Xを前記第二タンク3内の上
方位置まで延在させて開口し、該一側先端部Xの周囲に
空気溜14を画成するエアーカップ11を設けたことを
特徴としており、また第一タンク2と第二タンク3とを
連通管10を介して連通接続し、該連通管10の前記第
二タンク3内における一側先端部Xを前記第二タンク3
内の上方位置まで延在させて開口し、該一側先端部Xの
周囲に空気溜り14を画成するエアーカップ11を設け
るとともに、前記連通管10の前記第一タンク2内にお
ける他側先端部Yを前記第一タンク2内の上方位置まで
延在させて開口したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連通管を介して
複数のタンクを並列に配置したときの逆流防止に関する
もので、たとえば軟水器の原水タンクと塩水タンクとを
連通管を介して並列配置したときの補水構造における逆
流防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、樹脂筒31の
上方に原水を貯留する第一タンク32と塩水を貯留する
第二タンク33とを連通管34を介して並列に配置した
構成の軟水器がある。この軟水器において、前記第二タ
ンク33へ連通管34を介して前記第一タンク32から
原水を供給しているが、原水を供給後(前記第一タンク
32と同水位)に前記第二タンク33内へ塩を投入する
ことがある。この塩を投入することにより、前記第二タ
ンク33内の水位が高くなり、前記第二タンク33から
前記第一タンク32へ塩水が逆流することがある。ま
た、前記第二タンク33内へ原水を供給後、前記第一タ
ンク32内への原水の供給が、たとえば断水等の事故に
より停止すると、前記第一タンク32内の原水が負荷側
へ供給されるにともない水位が低下し、前記第二タンク
33内の塩水が前記第一タンク32内へ逆流することが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、第二タンクから第一タンクへの逆流を防止す
る逆流防止システムを提供することを目的とするもので
あある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、第一タンクと第二タンクとを連通管を介して
連通接続し、該連通管の前記第二タンク内における一側
先端部を前記第二タンク内の上方位置まで延在させて開
口し、該一側先端部の周囲に空気溜りを画成するエアー
カップを設けたことを特徴としており、また請求項2に
記載の発明は、第一タンクと第二タンクとを連通管を介
して連通接続し、該連通管の前記第二タンク内における
一側先端部を前記第二タンク内の上方位置まで延在させ
て開口し、該一側先端部の周囲に空気溜りを画成するエ
アーカップを設けるとともに、前記連通管の前記第一タ
ンク内における他側先端部を前記第一タンク内の上方位
置まで延在させて開口したことを特徴としており、また
請求項3に記載の発明は、前記連通管に流量調節手段を
設けたことを特徴としており、また請求項4に記載の発
明は、前記流量調節手段が、流量調節弁またはオリフィ
スであることを特徴としており、さらに請求項5に記載
の発明は、前記流量調節手段が、本体に入口側流路と出
口側流路を備えた弁室を設け、該弁室内にそれぞれ複数
の突起を有する弁座を形成し、前記弁室内に遊動自在な
弁体を設けた絞り弁であることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明は、たとえば樹脂筒の上方
に原水を貯留するボールタップを備えた第一タンクと塩
水を貯留する第二タンクとを連通管を介して並列に設置
した構成の軟水器において実現される。この軟水器は、
前記第一タンク内に貯留した硬度分を含む原水を、前記
樹脂筒内を通過させることによってイオン交換処理し、
原水中の硬度分を除去するとともに、前記イオン交換樹
脂が劣化したときは、前記第二タンク内に貯留した塩水
を前記樹脂筒内を通過させイオン交換樹脂を再生させる
ものである。
【0006】この発明の逆流防止システムは、前記連通
管の一方の端部を前記第一タンクの下部に接続するとと
もに、他方の一側先端部を前記第二タンクの下部から上
方所定位置(塩水貯留量により設定される。)まで延在
させて開口している。そして、この一側先端部の周囲に
は、その上方部分をとりかこむように、所定の空気溜り
を画成するエアーカップを適宜の手段で設置している。
また、前記連通管に流量調節手段としての流量調節弁ま
たはオリフィスを設けた構成としている。さらに、前記
流量調節手段として、絞り弁を適用する構成も好適であ
る。
【0007】前記構成の逆流防止システムによれば、第
一タンク内へ原水を供給すると、連通管を介して第二タ
ンク内へ原水が流入し、前記第一タンク内の所定水位
(ボールタップで制御する。)まで原水を供給する。こ
の第一タンク内の所定水位と前記連通管の一側先端部の
高さとの差分だけ、前記第二タンクに設けたエアーカッ
プの下部端面から上方に上がった位置まで第二タンク内
へ原水が供給される。また、前記第二タンク内にはネッ
トが設けてあって、このネット上に塩を蓄えており、前
記第一タンクから供給される原水に溶解して飽和塩水を
生成する。
【0008】ところで、従来の軟水器においては、前記
第二タンク内への塩の補給時において、第二タンク内の
水位が塩の投入により上昇し、前記第一タンク内の水位
よりも高くなり、前記第二タンクから塩水が前記第一タ
ンクへ逆流することがあるが、この発明では、前記エア
ーカップにより画成された空気溜りの空気圧によって、
前記エアーカップ内の水位の上昇を抑制するので、塩水
の逆流を防止することができる。
【0009】また、連通管に設けた流量調節手段は、前
記第二タンクに設けた前記エアーカップ内の空気が水中
に溶解したり、エアーカップからガス透過等によって減
少することがあるため、前記第二タンクから樹脂筒へ供
給するイオン交換樹脂再生時の塩水流量よりも、前記第
一タンクから前記第二タンクへ補水する原水流量を前記
流量調節手段によって少なくする。したがって、前記第
二タンク内の水位は、塩水供給により除々に低下し、再
生完了時には前記エアーカップの下部端面よりも下に水
位が低下し、前記エアーカップ内に新しい空気が充填さ
れる。そして、塩水の供給が終了すると、前記第二タン
ク内へ前記第一タンクから原水が流入し、前記第二タン
クの所定水位まで原水が供給される。
【0010】つぎに、前記実施の形態に代わる実施の形
態について説明する。ここに説明する実施の形態は、前
記実施の形態を説明した第一タンクに接続した連通管の
他側先端部を第一タンクの下部から上方所定位置まで延
在させて開口したものである。この第一タンク内の上方
位置まで連通管の他側先端部を延在したことにより、前
記第二タンク内への原水の供給後において、前記第一タ
ンク内への原水の供給が停止(たとえば、断水等の事
故)した場合でも、前記第二タンクから前記第一タンク
への塩水の逆流を防止することができる。すなわち、前
記第一タンク内の原水がすべて供給されて空の状態にな
っても、前記第一タンク内の上方位置まで連通管の他側
先端部が延在しているので、前記第二タンクのエアーカ
ップ内の圧力と前記連通管内に残留している原水の水頭
圧とがバランスし、前記第二タンク内からの逆流を防止
できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の第一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、この発明を実施した軟水器
の概略構成を示す説明図である。
【0012】図1において、この発明を実施した軟水器
は、重力再生式軟水器であって、イオン交換樹脂(図示
省略)を充填した樹脂筒1の上方に、原水を貯留する第
一タンク2と塩水を貯留する第二タンク3とを並列に設
けている。前記第一タンク2には、原水を供給するボー
ルタップ4を備えた給水ライン5を接続するとともに、
前記樹脂筒1へ原水を供給する原水ライン6を前記第一
タンク2の下部と前記樹脂筒1の下部との間に接続して
いる。また、前記第二タンク3の下部と前記樹脂筒1の
上部を塩水ライン7で接続し、前記樹脂筒1の上部に処
理水ライン8を接続するとともに、下部にドレンライン
9を接続している。前記第二タンク3の所定位置にはネ
ット13が張設してあり、このネット13の上部に塩1
5を所定量載置し、後述する連通管10を介して供給さ
れる原水に溶解して飽和塩水を生成する。
【0013】この発明に係る逆流防止システムは、前記
第一タンク2と前記第二タンク3とを連通する所定の連
通管10を設け、この連通管10の一方の端部を前記第
一タンク2の下部に接続するとともに、他方の一側先端
部Xを前記第二タンク3の下部から上方所定位置(塩水
貯留量により設定される。)まで延在させて開口してい
る。そして、この一側先端部Xの周囲には、その上方部
分をとりかこむように、所定の空気溜り14を画成する
筒状のエアーカップ11を適宜の手段(たとえば、連通
管10にステー等で固定する。)で設置している。ま
た、前記連通管10に流量調節手段としての流量調節弁
12を設けている。この流量調節手段は、前記連通管1
0にオリフィス(図示省略)または絞り弁20を設ける
ことも実施に応じて好適である。
【0014】前記絞り弁20は、図3に示すように、合
成樹脂を成型した本体21に入口側流路22と出口側流
路23を備えた弁室24を設け、この弁室24内にそれ
ぞれ複数の突起26,26,…を有する弁座25,25
を形成し、前記弁室24内に遊動自在な弁体27を設け
た構造のものである。この絞り弁20は、前記各弁座2
5に複数の突起26を設けたので、前記弁体27がドラ
イ時に前記各弁座25にはりつくのを防止できる。ま
た、流量調節(絞り)は、前記弁体27と前記弁室24
および前記突起26との隙間で行なう簡略な構造である
ので、低コストで故障もなく便利である。
【0015】前記構成における前記第一タンク2と前記
第二タンク3の水位の関係を図2に基づいて説明する。
図2は、前記第一タンク2内に所定量(前記ボールタッ
プ4で制御)の原水を貯留した状態を示す説明図であ
る。すなわち、前記第一タンク2内の原水は、前記連通
管10を介して前記第二タンク3内に流入するが、前記
第一タンク2内の水位Aと前記第二タンク3内の水位B
は、図2に示すような水位となる。すなわち、前記第二
タンク3内の水位Bは、前記第一タンク2の水位Aと前
記連通管10の一側先端部Xの高さCとの差Dが、前記
エアーカップ11の下部端面から上方にEだけ上がった
位置となる。換言すると、前記第二タンク3内の水位B
は、前記第一タンク2内の水位Aと前記一側先端部Xと
の差D(前記一側先端部Xの水頭圧)によって決定され
る。すなわち、前記エアーカップ11内の空気圧と前記
一側先端部Xおよび前記エアーカップ11内のカップ部
水位Jの水頭圧が等しくなる。したがって、水位Jの水
頭圧は、水位Bと水位Jとの差Eであるから、D=Eと
なる。
【0016】また、前記第二タンク3内の塩水貯留量の
増減は、前記一側先端部Xの高さを変更することにより
調節する。
【0017】前記構成の軟水器によれば、原水を軟水と
する通水工程においては、前記原水ライン6と前記処理
水ライン8の弁(符号省略)を開弁すると、前記第一タ
ンク2の水頭圧によって、原水は前記樹脂筒1内を下部
から上向流として通水する。この通水過程において、イ
オン交換樹脂(図示省略)の作用によって硬水を軟水と
し、前記処理水ライン8から給水側へ軟水を供給する。
そして、この通水工程において、前記第一タンク2内の
水位Aが低下するが、前記ボールタップ4の作用によ
り、前記給水ライン5から原水を補水する。つぎに、イ
オン交換樹脂を再生する塩水再生工程について説明す
る。この塩水再生工程においては、前記原水ライン6お
よび前記処理水ライン8のそれぞれの弁(符号省略)を
閉じ、前記塩水ライン7および前記ドレンライン9の弁
(符号省略)を開弁し、前記第二タンク3内に貯留した
塩水を前記塩水ライン7を介して前記樹脂筒1内に流入
させ、イオン交換樹脂を再生する。再生後の塩水は、前
記ドレンライン9から排出する。そして、前記第二タン
ク3内には、前記第一タンク2から原水が前記連通管1
0を介して所定水位まで供給され、所定濃度の塩水を貯
留する。
【0018】ところで、前記塩水再生工程を繰り返すこ
とにより、前記第二タンク3内の塩15がなくなると、
飽和塩水の生成用として塩15を補給するが、この発明
の逆流防止システムによって、前記第二タンク3内の水
位Bが塩15の投入により高くなり、前記第一タンク2
へ塩水が逆流する作用が発生するが、前記連通管10の
一側先端部Xには、前記エアーカップ11内に画成した
空気溜り14に空気圧力があるため、前記エアーカップ
11内のカップ部水位Jの上昇を抑制するので、前記一
側先端部Xから塩水が流入することがなく、したがって
塩水の逆流を阻止することができる。
【0019】つぎに、前記連通管10に設けた流量調節
弁12の作用について説明する。この流量調節弁12
は、前記第二タンク3から前記塩水ライン7を介して前
記樹脂筒1へ供給する塩水供給流量に対し、前記第一タ
ンク2から前記第二タンク3へ前記連通管10を介して
供給する原水の供給量を調節するものである。すなわ
ち、前記塩水再生工程において、前記塩水供給量よりも
前記原水供給流量を適宜少なくすることにより、前記第
二タンク3内の水位Bは塩水供給により除々に低下し、
再生完了時には前記エアーカップ11の下部端面よりも
下に水位が低下し、前記エアーカップ11内に新しい空
気が充填される。したがって、前記エアーカップ11内
の空気が水中に溶解したり、また前記エアーカップ11
からガス透過等により減少する空気を補充することがで
きる。
【0020】つぎに、この発明の第二実施例を図4に基
づいて説明する。この第二実施例は、前記第一実施例で
説明した軟水器の逆流防止システムにおいて、原水を貯
留する第一タンク2への原水の供給が停止(たとえば、
断水等の事故)したときの逆流防止手段を追加したもの
であるから、前記逆流防止手段について説明し、前記第
一実施例と重複する説明は省略する。
【0021】図4は、第二実施例の軟水器の構成を概略
的に示す説明図である。図4において、前記逆流防止手
段は、前記連通管10の他側先端部Yを、前記第一タン
ク2の下部から上方所定位置(前記第二タンク3の塩水
貯留量および前記エアーカップ11の内径の寸法と前記
連通管10の内,外径の寸法との関係により設定され
る。)まで延在させて開口した構成としている。
【0022】前記構成の逆流防止手段によれば、前記第
一タンク2から前記第二タンク3へ原水を供給後、前記
給水ライン5から前記第一タンク2への原水の供給が断
水等の事故により停止し、この第一タンク2内の原水の
水位Aが低下した場合においても、前記第二タンク3内
からの塩水の逆流を防止することができる。
【0023】つぎに、前記塩水の逆流を防止できる状態
における前記第一タンク2の水位Aと前記第二タンク3
の水位Bおよび前記連通管10の他側先端部Yの関係を
図5に基づいて説明する。図5は、前記第一タンク2内
の水位Aが前記他側先端部Y以下まで低下し、しかも前
記第二タンク3から塩水が前記第一タンク2内に逆流し
ない各部の関係状態を示す説明図である。すなわち、前
記第一タンク2内の水位Aが当初水位(第二実施例の図
4の状態)から低下し始めると、前記第二タンク3内の
水位Bが前記水位Aよりも高くなり、前記エアーカップ
11内に画成した空気溜り14の空気が、前記第二タン
ク3内の水頭圧により除々に押し上げられ、この押上げ
られた空気は、前記一側先端部Xから前記連通管10内
に流入し、この連通管10内に流入した空気量と同量の
原水が前記他側先端部Yから前記第一タンク2内へ逆流
する。しかし、前記他側先端部Yの高さFを予め設定し
ているので、図5に示すように、前記連通管10内の原
水は、前記一側先端部Xから前記連通管10内の水位G
まで前記エアーカップ11内の空気圧により押し下げら
れる。そして、前記他側先端部Yの高さFと前記水位G
との水頭差Hと、前記第二タンク3の水位Bと前記エア
ーカップ11内に押し上げられたカップ部水位Jとの差
Kが同じ水頭差,すなわちH=Kになる水位で両水頭圧
がバランスし、前記水位Jが前記一側先端部Xより上に
上昇することがなく、したがって前記第二タンク3内の
塩水が前記第一タンク2内へ逆流することはない。
【0024】以上説明したように、この第二実施例にお
いては、前記第一タンク2内へ前記他側先端部Yを所定
高さ(F寸法)まで延在させることによって、万が一前
記第一タンク2内への原水の供給が停止した場合でも、
前記第二タンク3から前記第一タンク2内へ塩水が逆流
することはない。
【0025】つぎに、前記第二実施例に代わる第三実施
例を図6に基づいて説明する。この第三実施例は、前記
第二実施例で説明した前記第一タンク2内の水位がさら
に低下(たとえば、空になった状態)した場合でも、前
記第二タンク3内の塩水を前記第一タンク2内へ逆流さ
せないため、図6に示すように、前記連通管10を前記
両タンク2,3の下方に所定深さを有するようにほぼU
字状に形成したものである。したがって、前記第二実施
例と同様に前記連通管10内における水頭差Hと前記第
二タンク3内の水位差Kが同じになり、両水頭圧のバラ
ンスがとれるので、前記第二実施例と同様の効果を得る
ことができる。なお、この実施例にあっては、前記他側
先端部Yは、前記第一タンク2の底面と一致した位置と
なる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、第一
タンクと第二タンクとを連通管を介して連通接続し、該
連通管の前記第二タンク内における一側先端部を前記第
二タンク内の上方位置まで延在させて開口し、該一側先
端部の周囲に空気溜りを画成するエアーカップを設けた
ので、たとえば前記第一タンクの所定水位まで水を貯留
した場合、前記連通管を介して前記第二タンク内へ流入
する水の水位は、前記第一タンクの水位と前記一側先端
部の高さとの差(水頭差)分だけ、前記エアーカップの
下部端面よりも上方位置まで原水を貯留することができ
る。したがって、たとえば前記第二タンク内に異物が投
入され、当初の水位よりも高くなっても、前記エアーカ
ップ内の空気圧により前記第二タンクから前記第一タン
クへ塩水が逆流するのを阻止することができる。さらに
また、前記第一タンク内の上方位置まで前記連通管の他
側先端部を延在させて開口したので、万が一、前記第一
タンクへ原水の供給が停止された場合でも、前記第二タ
ンクから塩水が前記第一タンク内へ逆流することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した軟水器の第一実施例の概略
構成を示す説明図である。
【図2】この発明の第一実施例の逆流防止システムの作
用を説明するための説明図である。
【図3】この発明の流量調節手段としての絞り弁の断面
説明図である。
【図4】この発明を実施した軟水器の第二実施例の概略
構成を示す説明図である。
【図5】この発明の第二実施例の逆流防止システムの作
用を説明するための説明図である。
【図6】この発明の第三実施例の逆流防止システムの作
用を説明するための説明図である。
【図7】従来の軟水器の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2 第一タンク 3 第二タンク 10 連通管 11 エアーカップ 12 流量調節弁(流量調節手段) 14 空気溜り 20 絞り弁(流量調節手段) 21 本体 22 入口側流路 23 出口側流路 24 弁室 25 弁座 26 突起 27 弁体 A 第一タンク2の水位 B 第二タンク3の水位 C 一側先端部Xの高さ D 水位Aと高さCとの差 E エアーカップ11の端面から水位Bまでの高さ F 他側先端部Yの高さ G 第二タンク3側の連通管10内の水位 H 水位Gと高さFとの差 J エアーカップ11内のカップ部水位 K 水位Bと水位Jとの差 X 一側先端部 Y 他側先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 三郎 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 伊田 尚史 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 小田 洋司 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 福岡 好之 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一タンク2と第二タンク3とを連通管
    10を介して連通接続し、該連通管10の前記第二タン
    ク3内における一側先端部Xを前記第二タンク3内の上
    方位置まで延在させて開口し、該一側先端部Xの周囲に
    空気溜り14を画成するエアーカップ11を設けたこと
    を特徴とする逆流防止システム。
  2. 【請求項2】 第一タンク2と第二タンク3とを連通管
    10を介して連通接続し、該連通管10の前記第二タン
    ク3内における一側先端部Xを前記第二タンク3内の上
    方位置まで延在させて開口し、該一側先端部Xの周囲に
    空気溜り14を画成するエアーカップ11を設けるとと
    もに、前記連通管10の前記第一タンク2内における他
    側先端部Yを前記第一タンク2内の上方位置まで延在さ
    せて開口したことを特徴とする逆流防止システム。
  3. 【請求項3】 前記連通管10に流量調節手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の逆流
    防止システム。
  4. 【請求項4】 前記流量調節手段が、流量調節弁12ま
    たはオリフィスであることを特徴とする請求項3に記載
    の逆流防止システム。
  5. 【請求項5】 前記流量調節手段が、本体21に入口側
    流路22と出口側流路23を備えた弁室24を設け、該
    弁室24内にそれぞれ複数の突起26,26,…を有す
    る弁座25,25を形成し、前記弁室24内に遊動自在
    な弁体27を設けた絞り弁20であることを特徴とする
    請求項3に記載の逆流防止システム。
JP19943297A 1996-12-27 1997-07-09 逆流防止システム Pending JPH10235334A (ja)

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JP19943297A JPH10235334A (ja) 1996-12-27 1997-07-09 逆流防止システム

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JP35802696 1996-12-27
JP8-358026 1996-12-27
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JP19943297A Pending JPH10235334A (ja) 1996-12-27 1997-07-09 逆流防止システム

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JP (1) JPH10235334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247098A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Noritz Corp 軟水装置における軟水化処理剤の再生方法および軟水装置

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