JPH1023526A - データ通信用赤外線インターフェース - Google Patents

データ通信用赤外線インターフェース

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JPH1023526A
JPH1023526A JP8149255A JP14925596A JPH1023526A JP H1023526 A JPH1023526 A JP H1023526A JP 8149255 A JP8149255 A JP 8149255A JP 14925596 A JP14925596 A JP 14925596A JP H1023526 A JPH1023526 A JP H1023526A
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JP
Japan
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data
interface
microprocessor
cellular
modem
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JP8149255A
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English (en)
Inventor
F Watts Lavaughn
エフ.ワッツ ラボウグン
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポータブルコンピュータとセルラー電話との
ケーブル接続を不要にすること。 【解決手段】 セルラー電話(166)には赤外線イン
ターフェース(172)が追加され、ポータブルコンピ
ュータ(164)には赤外線インターフェース(18
2)が追加され、セルラー電話(166)とポータブル
コンピュータ(164)との間の赤外線(IR)送信
(162)を容易にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モービル遠隔通信
技術分野に関する。より詳細には、本発明はポータブル
コンピュータとセルラー電話との間、またはポータブル
コンピュータとセルラー電話とセルラー電話ネットワー
クとの間のデータ通信のための赤外線インターフェース
に関する。
【0002】
【従来技術】最近のコンピュータおよび電話システムの
技術により、従来の電話回線を通した、コンピュータか
ら発信されたデータを送信することは一般的なこととな
った。かかるシステムでは、コンピュータは適当な回
線、例えばRS232インターフェースを介して接続さ
れ、従来の有線回線のモデムへシリアルデータ信号を与
えるようになっている。このタイプのモデムでは信号の
質が変化することによりモデムデータストリーム内に誤
りが生じる際には、これら誤りを制御するのにこれまで
はパケット繰り返し方式のARQ(自動繰り返しリクエ
スト)が使用されている。これを行うにはパケット内の
データのすべてのバイトが正しく受信される時間まで多
数のバイトのデータを完全に繰り返さなければならなか
った。しかしながら、信号の質の変化により生じる有線
回線環境内で生じるエラーは発生頻度が低いために、こ
の方法は誤りを制御する効率的な方法となっていた。
【0003】現在の有線回線用モデム技術により、有効
な交換コマンドとして電話機器によって解読されないよ
うなスクランブルされた変調信号が電話回線に与えられ
ている。これを行うため、従来の有線回線用モデムに変
調信号を連続的に変えるよう保証するスクランブラー回
路が設けられている。このような変化する信号はモデム
用PLL(位相ロックループ)回路によって使用され、
同期化が行われ、かかるスクランブルされた変調信号を
用いない場合にはモデムのスタティック条件によりPL
Lは同期を緩め、電話機器がこのスタティック信号を交
換コマンドとして解読するようにさせている。
【0004】従来の電話用モデムはデータ送信のためコ
ンピュータと電話システムとをインターフェースするよ
う有効に作動するが、これらモデムは従来のセルラー電
話機器によるデータ送信をするには有効には作動しな
い。図1はトランシーバに接続されたモービルセルラー
電話交換機(MTX)を有する従来のセルラーネットワ
ーク10およびアンテナ14を示している。セルラーネ
ットワークのうちの各セルにはトランシーバがあり、こ
のトランシーバはモービル電話16との間で信号の送受
信をするためMTXと通信をするようになっている。ト
ランシーバは専用ネットワーク回線18を介して一般に
セルラー交換機12に接続される。セルラー交換機12
は一般に電話ネットワーク20を介し、地上をベースと
する宛て先に接続される。図2は、図2の電話ネットワ
ークのブロック図である。セルラー交換機12の階層的
アーキテクチャは、中央処理ユニット22とメモリ24
と、データ記憶ディスク26とセルラーインターフェー
ス28と中心オフィストランクインターフェース30と
バックプレース、すなわち交換マトリックス32とを含
む。
【0005】セルラー電話環境下ではセルラー電話通信
に関連する問題のためにデータ送信に誤りが多く生じ
る。エコーおよびフェージング障害によりデータストリ
ームにマルチビット誤りが生じ、かかる障害は移動中の
車両の場合、頻繁に生じる。例えば、送信された信号は
建物又は他の障害物に衝突したり、また不安定にバウン
ドしたり、または車両がセルアンテナからシールドされ
た場合にはフェードを生じ得る。セルラー送信により送
信されるデータストリームにおける誤りのこのような頻
度が多いことにより、従来の有線回線モデムに見られる
誤り訂正プロトコルは、セルラー用には適当でなくなっ
ている。セルラー環境ではこのように頻繁に誤りが生じ
るので、繰り返しのリクエスト数も多くなりデータ送信
効率は許容可能な値よりも低くなってしまう。ある状況
では正しいパケットを受信できないほど多く誤りが生じ
ることもある。従って、従来の電話モデムで用いられる
誤り訂正プロトコルでは生じる問題を処理できない。
【0006】セルラー電話環境におけるデータ送信の問
題に対する1つの解決案は、ここに参考例として引用す
る、オサリバンに付与された米国特許第4,697,281 号に
記載されている。この特許はセルラー電話システムを通
してデータを有効に送信するために、モービルデータ処
理インターフェースおよび協働するスタティックデータ
処理インターフェースを使用するセルラー電話データ通
信システムおよび方法を開示している。かかるデータ処
理インターフェースは外部のデータソースから受信され
たデータに誤り制御訂正データを加えるよう、送信モー
ドで作動するプロセッサを含む。このデータはパケット
に分割され、モデムへ与えられる。このモデムはモデム
のスクランブルシステムの動作を除去し、キャリア信号
の喪失にも拘わらずアクティブなままであるようにユニ
ークに作動するモデムへ与えられる。このモデムはプロ
セッサからの切り離し信号により除勢、すなわち切られ
るようになっている。キャリア信号の喪失が生じると、
キャリア信号がリサンプションされることなく所定の遅
延時間が低下した後に限り、この切り離し信号が与えら
れる。エラー制御訂正データフォーマットは受信機が誤
りのための受信データを評価し、受信されたデータの各
許容可能なパケットに対するアクノーレッジ(確認)信
号を再送信する。アクノーレッジ信号がない場合、プロ
セッサは再送信のためモデムへデータパケットを再び送
る。また、プロセッサはアクノーレッジ信号から受信デ
ータ内の誤りの頻度を決定し、その後、この誤り頻度に
従ってデータパケットサイズを調節する。
【0007】より詳細には、米国特許第4,697,281 号に
開示されたセルラー環境においてデータを送信するため
のシステムは、図3内の番号34で一般的に示されてい
る。車両搭載モービルセルラー電話システムは、従来は
アンテナ38により無線周波数レンジ内の音声信号を送
受信するトランシーバ37を備えていた。アンテナ38
によって送信された音声信号はセルラー電話ネットワー
クの特定セルエリア内に位置するトランシーバ42に接
続されたアンテナ40によって受信される。このトラン
シーバ42はセルラー地上回線機器44に接続されてお
り、セルラー地上回線機器44は受信された信号を従来
の電話回線を通して送信するように作動できる。電話回
線46からの音声信号はトランシーバ42およびアンテ
ナ40によってアンテナ38へ戻し、セルラー電話ユニ
ットのトランシーバ36を通るように送信することも可
能である。トランシーバ36はセルラー電話バス50に
よりトランシーバへ接続されたセルラー電話システム制
御ユニット48によって制御される。このセルラーバス
50は米国連邦通信委員会によって決定されたAMPS
(高度モービル電話サービス)仕様に合致するバスでよ
い。これら仕様はトランシーバ36と制御ユニット48
の間の制御信号が8ビット並列パーティ回線バス上にあ
ること、かつアナログ信号が24ワイヤーの相互接続ケ
ーブルを使用して交渉−20dbVレベルを備えたサブ
信号とすべきであることを示している。AMPSシステ
ムは「ベルシステムテクニカルジャーナル」1979年
第58回第1号1〜269頁に極めて完全に記載されて
いる。
【0008】セルラーインターフェース52はモービル
データプログラミングインターフェース54の残りを特
定のセルラー電話システムのセルラーバス50とコンパ
ーチブルなものにする。例えば、AMPSコンパチセル
ラー電話機を用いる場合、セルラーインターフェース5
2は8ビットのパラレルI/O、ポートパーティ回線ド
ライバおよび受信機、セルラーバス上の−20dbV信
号とアナログ交換および条件化システム56によって必
要とされる所定レベルとの間のアナログ変換を受信する
オペアンプから成る。個のタイプのセルラーインターフ
ェースは公知であり、例えば米国イリノイ州シャームバ
ーグのモトローラ社または日本の沖電気によって販売さ
れているセルラーインターフェースのような市販の物品
である。
【0009】アナログ交換および条件化システム56は
現在公知の交換技術を用いて実現される。このシステム
は信号処理オペアンプの状態をスイッチングするよう、
マイクロプロセッサが発生した制御信号に応答して作動
可能なCMOSアナログスイッチを含むことができる。
基本的にはこのアナログ交換および条件化システムは、
ポータブルなセルラーユニットの種々の部品をセルラー
インターフェース52に選択的に接続するよう作動す
る。マイクロプロセッサ58はセルラーインターフェー
ス52およびアナログ交換および条件化システム56の
みならず、モービルデータプログラミングインターフェ
ース54の他の部分に対し制御機能を与えている。マイ
クロプロセッサ58はインテル社によって製造されてい
るインテル8088のような従来の8/16ビットマイ
クロプロセッサでよい。このマイクロプロセッサはラダ
ムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリーメモ
リ(ROM)記憶システムを含み、これら記憶システム
はセルラー電話送信するためコンピュータデータに適応
させるのに必要な制御およびデータ誤りプログラムを含
む。ポータブルセルラーユニット内で別個のマイクロプ
ロセッサを使用することにより、通常、他の用途のため
のポータブルコンピュータで利用可能な制限されていた
メモリが自由になる。
【0010】モービルデータプログラミングインターフ
ェース内に含まれる従来のRS232インターフェース
62により外部ポータブルコンピュータ60からマイク
ロプロセッサ58へシリアルデータストリームが与えら
れる。ポータブルコンピュータ60からマイクロプロセ
ッサによって受信されたデータにはモデム60へ送られ
る前にユニークな誤り訂正信号情報が提供される。
【0011】モデム64は所定のモデム機能を除勢する
ためのテストモード機能を有する電話有線回線送信に使
用される多数の従来のモデムのうちの1つでよい。モデ
ム64として使用するのに適した特定の市販モデムとし
ては、カリフォルニア州、サンタクララ、ハーンステッ
ドロード3800のブールドアドバンストセミコンダク
ターズ社によって製造されているAMI3530モデム
が挙げられる。かかるモデムがキャリアの喪失により生
じたチャンネルブランクステータスを検出すると、かか
るモデムはブレークビット出力を発生し、切られる。更
に、通常の仕様ではかかるモデムはデータ変調された信
号が連続的に変化するように保証するスクランブラーシ
ステムを含み、この信号変化はモデムのPLL回路によ
って使用され、同期化を行う。スクランブルされていな
い変調信号は有効交換コマンドとして電話作動機器によ
り解読でき、これは特にモデムがスタティック状態とな
っている時に言えることである。通常、モデム内のスク
ランブラーシステムはPLLによる同期の喪失状態また
はスタティック信号を交換コマンドとして解読すること
が最も起こりやすい場合の、このようなタクティックな
状態を防止している。しかしながら、AMI3530の
ようなモデムはキャリアの喪失に応答してモデムが切ら
れないようにしたり、モデムのスクランブラーを除勢で
きるテスト作動モードを含んでいる。通常、かかるモデ
ムはこのようなテストモードでは有効に作動できない
が、このタイプのモデムをモデム70として使用するの
に適当なモードとなるのは、このようなテストモードを
利用できるからである。
【0012】マイクロプロセッサからの誤り訂正データ
を含むマイクロプロセッサ58からのデータストリーム
は、モデム64によりアナログスイッチ56およびセル
ラーインターフェース52を介してトランシーバ36に
送られる。このデータは次にアンテナ38により無線周
波数信号としてアンテナ40へ送信され、データはトラ
ンシーバ42およびセルラー地上回線機器44により変
換され、従来の電話回線46を通して送信するのに適し
た信号とされる。これら電話回線は信号を本発明に係わ
るセルラー送信システムの第2部分へ送り、この第2部
分はデータ信号を電話回線46との間でやりとりするよ
う働くスタティックデータプログラミングインターフェ
ース66となっている。電話回線へ送られたデータ信号
はモービルデータプログラミングインターフェース54
を備えたポータブルコンピュータ60の作動と同じよう
に、スタティックデータプログラミングインターフェー
スと協働するホストコンピュータ68で発信される。
【0013】コンピュータ68は送信のためデータをR
S232インターフェース70へ送り、このインターフ
ェースは次にデータをマイクロプロセッサ72へ送る。
このマイクロプロセッサはマイクロプロセッサ58と構
造および機能が同一であり、同じ制御および誤り訂正お
よびその他のプログラムが組まれていることが好まし
い。マイクロプロセッサ72はRS232インターフェ
ースから得られたデータへ誤り訂正および制御信号を加
え、変更されたデータストリームをモデム74へ送る。
モデム74はモデム64と構造および機能が同一であ
り、アナログスイッチおよび条件化システム76により
データストリームを従来のFCCインターフェース78
へ送信するように作動する。FCCインターフェースは
データストリームを電話回線46へ送り、これらデータ
はセルラー地上回線機器44によりトランシーバ42へ
送られる。次に、データはトランシーバ36へ送信さ
れ、トランシーバ36はこのデータをセルラーインター
フェース52およびアナログスイッチ56によりマイク
ロプロセッサ58へ送る。マイクロプロセッサはデータ
ストリームから誤り訂正および制御信号を除き、データ
がポータブルコンピュータ60によりディスプレイされ
使用できるように、RS232インターフェース62を
介してこのデータを送る。
【0014】スタティックデータプログラミングインタ
ーフェース66はセルラー電話回線を通して送信された
データを受信し、FCCインターフェース78からのこ
の入進データはアナログスイッチ76によりマイクロプ
ロセッサ72へ送られる。ここで、データから誤り信号
および制御信号が除かれ、次にこのデータはコンピュー
タ68によってディスプレイおよび/または使用され
る。スタティックデータプログラミングインターフェー
スがFCCインターフェースにより電話回線に接続され
ており、一方、モービルデータプログラミングインター
フェースがセルラーインターフェースによりセルラー電
話システムに接続されていることを除けば、これらスタ
ティックデータプログラミングインターフェース66と
モービルデータプログラミングインターフェース54は
実質的に構造および作動が同一である。更に、モービル
データプログラミングインターフェースは電力をパワー
バス84へ送るよう、従来のパワーコンバータ52によ
り作動する車両のバッテリー80から給電できる。この
パワーバスはモービルデータプログラミングインターフ
ェース54内の作動ユニットのすべてに給電するように
接続されている。スタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66は図示していない同様なパワーバス
を含み、このパワーバスはコンピュータ68を含むビル
内の電源のような従来の電源に接続されている。
【0015】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66はセルラー電話システムを通してデ
ータを効果的に送信するよう、互いに通信しなければな
らないが、これら双方のユニットは従来のセルラー電話
のオーディオ送信信号も送受信できる。モービルデータ
プログラミングインターフェース54は電話インターフ
ェース86を含み、この電話インターフェース86は外
部の電話に類似したハンドセット88に接続でき、従来
のようにアナログスイッチおよび条件化システム56お
よびセルラーインターフェース52を通して作動し、ト
ランシーバ36によりオーディオ通信信号を送受信す
る。同様に、スタティックデータプログラミングインタ
ーフェース66は電話インターフェース90を備え、こ
の電話インターフェースは電話インターフェース、アナ
ログスイッチ76およびFCCインターフェース78を
通してオーディオ信号を送受信するように外部の電話に
接続できる。従って、モービルデータプログラミングイ
ンターフェース54およびスタティックデータプログラ
ミングインターフェース66は通常のオーディオ通信に
も適用される。モービルデータプログラミングインター
フェースと同じように、スタティックデータプログラミ
ングインターフェースは制御およびディスプレイ部分
(図示せず)を備え、この部分はマイクロプロセッサ7
2に接続され、データを受信するように作動し、このデ
ータからマイクロプロセッサは制御および誤り信号を抽
出する。
【0016】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66は、オプション機器と共に作動し、
オプションの機器ブロック92は図3におけるモービル
データプログラミングインターフェースのために示され
ている。このオプションの機器は他のモデム、セルラー
フォン88の代わりにオーディオ通信信号を発生するの
に使用できるマイクロフォンおよび同様な自動ダイアリ
ング機能を実行するよう、当業者に知られている種々の
メモリおよび暗号化デバイスを含むことができる。
【0017】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66の作動の詳細を検討する前に、マイ
クロプロセッサ58とモデム64およびマイクロプロセ
ッサ72とモデム74が、セルラー電話送信のためのデ
ータ信号に適応するのに協働する態様を理解しなければ
ならない。図4を参照すると、ここにはポータブルコン
ピュータ60により発信された送信すべきデータドキュ
メント94が略図で示されている。このデータドキュメ
ントはマイクロプロセッサ58により複数のパケット9
6に分割される。図4における図解のため、同じサイズ
の3つのパケットが示されている。実際には1つのドキ
ュメントはこれよりも多い数のパケットに分割される
が、パケットは必ずしも同じサイズとはならない。更
に、各パケットはマイクロプロセッサ58により複数の
ワードに分割される。図4における図解のため、各パケ
ット96は2つのワード98から成る。また1つのパケ
ットは通常3つ以上のワードを含むが、図解のため2つ
のワードが示されている。1つのパケット内の各ワード
は3つのバイトa、bおよびcを含み、マイクロプロセ
ッサ58はワードが制御ワードであるかデータワードで
あるかを決定する。ワードがデータワードであればバイ
トaおよびbをデータバイトとなり、バイトcは順方向
の誤り訂正(FEC)バイトとなる。逆にワードが制御
ワードであればバイトaは制御ワード識別子となり、バ
イトbは制御ワード記述子となり、バイトcはFECバ
イトとなる。従って、データワードおよび制御ワードの
双方に対し、バイトcは常にFECバイトであることが
理解できよう。
【0018】データワードは常にパケットストリームと
同期しているが、制御ワードはデータに非同期状態でも
よいし、非同期状態でなくてもよい。非同期制御ワード
の一例として、アクノーレッジメントワードが挙げられ
るが、一方、同期制御ワードの一例としてはパケットの
終了ワードが挙げられる。更に、非同期制御ワードはパ
ケットのCRCに影響しない。非同期制御ワードの一例
であるアクノーレッジメントワードはバイトaに対して
は制御ワード識別子であり、バイトbおよびバイトc、
すなわちFECバイトに対してはパケット番号である。
他方、非同期制御ワードの一例であるパケット終了ワー
ドはバイトaに対しては制御ワード識別子であり、バイ
トbおよびバイトcとしてのFECバイトに対してはC
RCバイトである。パケットに同期した制御ワードはバ
イトbが制御バイトでなくてデータであることを意味し
ている。
【0019】FECバイトは受信マイクロプロセッサに
データワード内のデータバイトをチェックさせ、そのワ
ード内に誤りがあるかどうかを判別させる。誤りが検出
された場合、マイクロプロセッサ72はFECバイトを
使用し、受信時にワードを訂正する。しかしながら、パ
ケット内のワード内の所定の誤りレベルを越えた場合、
パケットのためのアクノーレッジメント信号は送信側マ
イクロプロセッサへ送られることはなく、このプロセッ
サは全パケットを再送信させられる。例えば、所定の誤
りレベルをワード当たり特定の数のビット、例えば2ビ
ットとすることができる。誤りは2ビット以下の誤りで
発生するが、2ビットを越える誤りが生じるとパケット
に対するアクノーレッジメント信号は送信されない。
【0020】マイクロプロセッサユニット72は、マイ
クロプロセッサ58と同様に作動し、制御およびデータ
ワードと共にデータパケットを形成し、コンピュータ6
8から送られたデータを送信し、マイクロプロセッサ5
8はデータバイトをチェックするように受信モードで作
動し、受け入れ可能なデータをポータブルコンピュータ
60へ送る。送信側マイクロプロセッサ72または58
は、受信側マイクロプロセッサからのアクノーレッジメ
ント信号を受信しない場合、訂正または説明すべき他の
方法を送信側マイクロプロセッサによって開始する。
【0021】再度図4を参照すると、受信側マイクロプ
ロセッサ、本例ではマイクロプロセッサ72が受信デー
タを検査し、所定の誤りレベルを越える誤りを発見した
場合、このマイクロプロセッサはマイクロプロセッサ5
8へパケットアクノーレッジメント信号を送信しない。
送信側マイクロプロセッサ58はアクノーレッジメント
信号がないことによりデータパケット96内に過剰な誤
りがあることが通知され、実質的に誤りのない状態か、
または訂正可能な状態でデータが受信されるまでこのパ
ケットを再送信するよう働く。このポイントまで電話回
線を介するデータストリームの送信と同じように、デー
タパッケージの送信が行われる。しかしながら、有線電
話環境では誤り頻度はセルラー電話送信システムで生じ
る頻度ほど高くないので、有線回線によるデータ送信で
は誤り訂正のための一様なパケット繰り返し方法は許容
可能となっている。しかしながら、これはセルラー電話
送信のケースには当てはまらない。誤り頻度が高いこと
により何回もパケットの繰り返しがされ、送信が行われ
ないように延びることが多い。従って、本発明の送信側
マイクロプロセッサにはスライディングパケットサイズ
に関連した誤り訂正機能が組み込まれている。このパケ
ットサイズは先に送信されたデータから受信された信号
内の誤り頻度の評価に基づき、送信側マイクロプロセッ
サにより決定される送信の質に従って変更される。受信
側マイクロプロセッサはデータストリームを送信側マイ
クロプロセッサへ送信し、この送信側マイクロプロセッ
サよりこの評価が行われる。送信信号が良好な場合は、
パケットサイズが大きくされ、不良な送信信号に対して
はパケットサイズが減少されるので、誤りの多い状況で
は再送信パケットは最小サイズとなる。送信側マイクロ
プロセッサは受信側マイクロプロセッサから受信したデ
ータストリーム内の誤り数を連続して評価し、この評価
された誤りデータに従ってその後の送信のパケットサイ
ズを調節する。従って、図4に示されるように、パケッ
トサイズ96は送信側マイクロプロセッサによる送信期
間中に送信誤りが最小の場合、より大きいパケットサイ
ズ98に増加され、逆に、送信誤りが増すにつれ、送信
側マイクロプロセッサはパケットサイズをより小さいパ
ケットサイズ100へ減少する。
【0022】送信モードではマイクロプロセッサ58お
よび72の双方は送信の質に基づきパケットサイズが変
化する、すなわちスライドするスライディングパケット
ARQを発生する。誤りが多い状況ではパケットサイズ
は小さくなり、誤りを含むパケットを繰り返すのに必要
な時間が短縮される。従って、誤りが頻繁に発生するよ
うなセルラー送信状況では、訂正されたデータを含む短
縮サイズのパケットを受信し、一方、パケットがより大
きいサイズのままになっている場合、パケット内のデー
タのすべてのバイトが正しく受信されるまでデータのす
べてのバイトを再送信するよう、データの多数のバイト
を再送信しなければならない。これにより、データの送
信効率は低下するか、または誤りが極端に多い状況では
正しいパケットの受信ができなくなる。
【0023】マイクロプロセッサ58および72はデー
タ送信中にキャリア信号がなくなった場合、回線上にモ
デム64および74を維持する。先に述べたように、モ
ービルデータプログラミングインターフェース54を載
せた車両がセルラー電話システム内のセル間を通過する
際に、かかるキャリア送信の喪失が生じる。モデム64
および74は通常、モデムがキャリア信号の喪失に応じ
て自動的に切られることを防止するテストモードまたは
同様なモードで作動される。この代わりにモデムはそれ
ぞれのマイクロプロセッサ58または62からの切り離
し信号を受信するまで切り離すことが認められない。デ
ータを送信または受信しているこのマイクロプロセッサ
は、関連するモデムからブレークビットを受信すること
によりキャリア信号の喪失を検出し、従って、マイクロ
プロセッサはキャリアの喪失を認識し、モデムを切るこ
とができる前の時間遅延期間を開始する。一般に、セル
ラー電話システムのセル間のハンドオフ時間により、1
秒のキャリア信号喪失よりも短い時間とされているの
で、キャリアの喪失に応答してマイクロプロセッサによ
って介しされる遅延は2秒〜7秒の範囲内となり得る。
この遅延時間はセル間を移動している際にキャリアの喪
失が生じた場合、キャリア信号を再設定できるようにす
るのに充分な長さである。この所定の遅延時間の間にキ
ャリア喪失によりモデムを切ることを認めないようにす
ることにより、キャリア喪失後データ送信を再設定する
のにモデムに必要な時間を長くし、全体の効率を改善で
きる。従って、マイクロプロセッサによって設定された
所定の期間中にキャリアの喪失が終了する場合、モデム
の切断は生じない。他方、マイクロプロセッサは、マイ
クロプロセッサによりデータ送信が終了された時、セル
ラーインターフェース52またはFCCインターフェー
ス78により検出され、マイクロプロセッサに送信され
るようなセルラー電話通話が終了したとき、またはマイ
クロプロセッサによって設定された遅延時間が終了した
ときには、マイクロプロセッサはモデムに切り離しを命
令する。
【0024】モデム64および74は、通常のモデム切
断回路を不作動にするようテストモードで使用されるだ
けでなく、モデムスクランブラー回路を不作動にするモ
デムでも使用される。誤り訂正方式の有効性を更に低下
する更なる誤りに対して、受信されるビット誤り数をス
クランブラー多項式が増加しないようにすることが、有
効なセルラーデータ送信をする上で重要である。しかし
ながら、スクランブラーが排除された状態では、最近の
PLL回路の同期は得られず、スクランブルされていな
い変調信号は電話会社の機器によって有効な交換コマン
ドとして解読され得る。これら双方の問題はモデムと、
それに関連するマイクロプロセッサとを協働させること
により解決される。マイクロプロセッサ58を送信側プ
ロセッサを検討すれば、モデム64によって送信される
すべてのデータは、このマイクロプロセッサによりまず
モデムへ与えられる。モデムに与えられるデータ信号が
モデムのPLLを同期状態に維持し、電話交換機器がこ
の信号を有効な交換コマンドを見なさないように、充分
な変換する信号を有するよう保証するように、このマイ
クロプロセッサはプログラムされている。しかしなが
ら、データは連続ストリームとしてモデム70により常
に送られるものでなく、モデムはスタティック状態にな
っていることが多いことを認識しなければならない。最
新のPLLが同期状態を喪失したり、電話機器がスタテ
ィック状態を交換コマンドとして認識する可能性がある
のは、モデムがこのようなスタティック状態となってい
る時である。通常はモデムのスクランブラーはこのよう
なスタティック状態を防止するが、現在の回路では送信
側マイクロプロセッサはモデムに最終データバイトが与
えられた時、およびモデムの送信レートがどれだけかを
知っている。このような情報により、マイクロプロセッ
サはモデムがスタティック状態となったと判断し、即座
にモデムへのデータのユニークなバイトの提供を開始す
る。このようなユニークなバイトはデータが再び送信に
利用可能となるまで、または別の方法でモデムが停止さ
れるまで、繰り返して提供される。以下、同期バイトと
称すこのようなユニークなバイトの特性は、ビットスト
リームが常に変化し、受信モデムがこのバイトを同期バ
イトとして認識し、かつ有効データバイトとしては認識
しないような特徴となっている。これら2つの条件は多
数の異なるバイト、およびいずれを使用するかを任意に
選択することにより満たすことができる。
【0025】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66の構造および作動は、実質的に同一
であるので、双方のインターフェースはデータを送受信
するのに同様に作動する。
【0026】次に図5を参照すると、ここにはセルラー
電話システムを通してデータ信号を送信する際にマイク
ロプロセッサ58によって使用される基本プロセスステ
ップを含むフローチャートが示されている。マイクロプ
ロセッサ58を制御するのに適した命令となるように、
このフローチャートのプロセスステップをコード化する
ことは、(米国特許第4,697,281 号に添付されたマイク
ロフィルムのプログラムに詳細に示されているように)
プログラムに精通したものには理解可能であろう。図5
のフローチャートはスタートブロック102で開始し、
マイクロプロセッサ58はポータブルコンピュータ60
または他のソースから発信される、ブロック104で表
示されるダイアル命令を受信するようになっている。こ
れら命令はマイクロプロセッサがシステムを指定された
電話番号(123−4567)へ接続し、受信された命
令をブロック104に示されるようにマイクロプロセッ
サに記憶する。次にマイクロプロセッサはこれらの命令
に応答してアナログスイッチおよび条件化システム56
がブロック108に示すようにセルラーインターフェー
ス52への命令パスを完了するように作動する。このパ
スが完了すると、マイクロプロセッサは110で記憶さ
れた呼び出し制御信号を命令と共にセルラーインターフ
ェースへ送信し、電話番号123−4567をダイアル
するのに必要な8ビットのパラレル制御信号をセルラー
インターフェースが送るように作動する。次にマイクロ
プロセッサは呼び出しへの応答を待ち、応答がない場
合、判断ブロック112からNO分岐を通ってブロック
114に進み、図5のフローチャートから出る。しかし
ながら、呼び出しに応答がある場合は判断ブロック11
2からYES分岐を通ってブロック116へ進み、ここ
でマイクロプロセッサ58はアナログ交換および条件化
システム56がセルラーインターフェースからモデム6
4への信号パスを交換するように命令する。その後、ブ
ロック118においてモデムはマイクロプロセッサによ
って受信されたデータを送信するように命令される。
【0027】データ送信は判断ブロック128に示され
るようにモニタされている。データがマイクロプロセッ
サ58を通って送信されているかぎり、判断ブロック1
20のNO分岐はブロック111への判断をとり、デー
タの送信を続ける。しかしながら一旦データ送信が終了
すると、判断ブロック120のYES分岐がとられ、モ
デム切断ブロック122へ進み、マイクロプロセッサは
モデムがその機能を終了するように命令する。次に、ア
ナログ交換および条件化システム56がブロック124
によって示されるように、モデムとセルラーインターフ
ェースの間のパスの切断をし、マイクロプロセッサを再
接続するように命令され、マイクロプロセッサは126
で電話をハングアップし、128において、プログラム
から出る前に通話を終了するようにセルラーインターフ
ェースに命令する。
【0028】次に図6を参照すると、このフローチャー
トはデータ送信が行われている際の図5におけるブロッ
ク118におけるマイクロプロセッサ58の作動を詳細
に示している。マイクロプロセッサを制御するのに適当
な命令となるように、マイクロプロセッサ58によって
使用されるプロセスステップのコーディングも、当技術
に精通した者には理解可能である(更に米国特許第4,69
7,281 号に添付されたマイクロフィルムのプログラムに
詳細に示されている)。
【0029】スタートブロック130でフローチャート
に入る場合、RS232インターフェース62を介して
ポータブルコンピュータ60によって得られるデータス
トリームはブロック132によって示されるように、マ
イクロプロセッサ58により受信される。次に、このデ
ータ信号はブロック134により示されるように、図4
に関連して説明した誤り検出および訂正バイト、および
その他の制御バイトと共に変調され、136でこの変調
されたデータストリームが記憶される。次にこのデータ
は138にてモデムへ送信され、モデムはこのデータを
送信のためセルラーインターフェースへ送る。先に述べ
たように、マイクロプロセッサはモデムのPLLを同期
状態に維持するよう、充分な変化する信号を有する変調
信号内のこのデータをモデムへ与える。しかしながらモ
ニタの作動中はマイクロプロセッサはモデムがスタティ
ック状態にならないようにデータおよびモデムの作動を
モニタしている。マイクロプロセッサはモデムの送信レ
ートおよび最終データバイトが与えられた時間を利用し
てモデムがスタティック状態となった時を判断する。判
断ブロック140が示すように、モデムがスタティック
状態となるとブロック142へのYESラインはモデム
に送信される繰り返し同期バイトが発生されたことを示
す。
【0030】モデムがスタティック状態にない時は、判
断ブロック140からブロック144へのNOラインは
マイクロプロセッサが送信されたデータの各ワードおよ
びパケットごとに受信側マイクロプロセッサ72からの
アクノーレッジ信号を受信することを待つことを示して
いる。キャリア信号が喪失した場合、マイクロプロセッ
サ58および72はモデムからのブレークビットに応答
し、モデムの切り離しを許可する前に時間クロックを開
始する。判断ブロック146によって示されるように、
所定の時間x以上の時間tの間、待っているキャリア信
号が全体に見つからない場合には、モデム切断ブロック
148へのYESラインに従う。この点で、図5のブロ
ック122、124、126および128で生じた同じ
動作が行われ、モデムはセルラーインターフェースから
切られる。セルラーインターフェースは150にてマイ
クロプロセッサに再接続され、マイクロプロセッサは1
54から出る前に152におけるハングアップ動作を実
行することをセルラーインターフェースに命令する。
【0031】他方、キャリア信号が受信されない時間が
所定の遅延時間xよりも短ければ、判断ブロック146
からデータ誤り頻度判断ブロック156へのNOライン
に対応する。ここで、受信データマイクロプロセッサ7
2におけるデータの誤り頻度が158において決定さ
れ、使用され、図5に関連して説明したようにパケット
を大きくしたり、または小さくするようにEDCパケッ
トを調節する。次に、このプログラム部分は160にて
出る。
【0032】データの受信中、データの誤りの評価中、
およびアクノーレッジメント信号の送信中のマイクロプ
ロセッサ58および72の作動については先に説明した
とおりである。この動作は有線およびその他のデータ送
信システムで行われているのと同じであるので、当業者
には容易に理解できよう。更にこれに関しては、米国特
許第4,697,281 号に添付されたマイクロフィッシュのプ
ログラムに詳細に使用されている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】モービルデータプログ
ラミングインターフェース54には、このモービルデー
タプログラミングインターフェース54内のRS23イ
ンターフェース62に接続されたケーブルを介して、米
国特許第4,697,281 号に開示されたポータブルコンピュ
ータ60が接続されている。ポータブルコンピュータと
モービルデータプログラミングインターフェースとの間
の移動がほとんどない限り、更にケーブルがセルラー電
話ユーザーの移動を妨害しないかぎり、ケーブルおよび
つなぎ接続は細くできる。セルラー電話がハンドヘルド
ユニットすなわちポータブルセルラーユニットである場
合、移動性および携帯性の問題は、より深刻となる。ハ
ンドヘルドすなわちポータブルセルラー電話のユーザー
はポータブルコンピュータからケーブルまたはつなぎ接
続の距離まで移動できるにすぎないので、移動は禁止さ
れる。また、ケーブルまたはつなぎ接続よりも長い距離
だけ部品を分離するたびに、ケーブルまたはつなぎ接続
を除かなければならないので、ポータブル移動が禁止さ
れる。別の問題としては、ケーブルまたはつなぎ接続部
上を移動すること、家具上のケーブルまたはつなぎ接
続、カットされたケーブルまたはつなぎ接続および摩耗
したケーブルコネクタをつかむことが挙げられる。従っ
て、米国特許第4,697,281 号の発明はセルラー電話環境
内でデータを送信する問題に対する1つの解決案を提供
しているが、セルラー電話とポータブルコンピュータと
の間のケーブルまたはつなぎ接続により生じた移動性お
よび携帯性の問題を軽減するものではない。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の上記実施例は、
ポータブルコンピュータとセルラー電話との間のデータ
通信をするため、ケーブルまたはつなぎ接続を使用する
ことを完全に回避するため、ポータブルコンピュータと
セルラー電話との間を赤外線(IR)送信している。
【0035】より詳細には、セルラー電話に赤外線イン
ターフェースを追加し、ポータブルコンピュータに赤外
線インターフェースを追加し、セルラー電話とポータブ
ルコンピュータとの間の赤外線(IR)送信を容易にし
ている。本発明の好ましい実施例では、赤外線インター
フェースは内蔵ROMおよびRAMまたは外部ROMお
よびRAMを備えたザイログ社のZ8または日立製作所
のH8のようなマイクロプロセッサ、またはROMおよ
びRAMまたはDSPとの間でデータを転送する補助プ
ロセッサとしてディスクバス上に設けられたDSPを備
えたデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を含む。こ
のマイクロプロセッサにはパワーグリッドロジックが接
続されており、マイクロプロセッサをスタートするのに
使用される。このマイクロプロセッサはユニバーサル非
同期式受信機(uART)に接続された通信ポートも有
する。uARTは本発明ではシリアルuARTである
が、パラレルuARTでもよい。このuARTは発光ダ
イオード(LED)を送受信するように接続されたクリ
スタルSIRにも接続されている。LEDはパワーマネ
ージャー(オペアンプ)およびトランシーバTX/R
(オペアンプ)ベータアナログ回路およびLEDに結合
されたプラグを必要とする。上記とは異なりuARTお
よびクリスタルSIRはSMC37C665IRチップ
と置換可能である。
【0036】本発明の赤外線インターフェースは新しい
セルラー電話の電気的な回路内に組み込んだり、専用の
コネクタを有する現在のセルラー電話にインテリジェン
トモジュールとして追加できる。同様に、本発明の赤外
線インターフェースは新しいポータブルコンピュータの
電気的回路に組み込んだり、現在のポータブルコンピュ
ータにケーブル接続されたモデムへ追加したりできる。
本発明は主にポータブルコンピュータと、セルラー電話
と、セルラー電話システムとの間のデータ通信に関する
ものであるが、本発明はセルラー電話とセルラー電話シ
ステムとの間の音声通信と同時に、ポータブルコンピュ
ータとセルラー電話との間で行われるデータ通信にも関
するものである。以下、添付図面を参照して、次の詳細
な説明を読めば、本発明のみならず本発明の上記以外の
特徴および利点がより理解できよう。
【0037】
【発明の実施の態様】本発明は、図7に示すように、ポ
ータブルコンピュータとセルラー電話との間のデータ通
信をするため、ケーブルまたはつなぎ接続を使用するこ
とを完全に回避するよう、ポータブルコンピュータ16
4とセルラー電話166との間で赤外線(IR)送信信
号162を使用する。セルラーネットワークを通してデ
ータを送信するための本発明の好ましい実施例は、図8
において全体が168で示されている。セルラー電話、
本例ではコンパクトで内蔵式ポータブルユニットは、従
来どおりアンテナ38により無線周波数レンジ内で音声
信号を送受信するトランシーバ36を含む。アンテナ3
8によって送信された音声信号はセルラー電話ネットワ
ークのうちの特定のセルエリア内に位置するトランシー
バ42に接続されたアンテナ40により受信される。こ
のトランシーバ42はセルラー地上回線機器44に接続
され、地上回線機器44は従来の電話回線46を通して
受信信号を送信するように作動できる。電話回線46か
らの音声信号はトランシーバ42およびアンテナ40に
よりアンテナ38へ戻るように送信し、セルラー電話ユ
ニットのトランシーバ36を通すことも可能である。ト
ランシーバ36はセルラー電話バス50によりトランシ
ーバに接続されたセルラー電話システム制御ユニット4
8により制御される。トランシーバ36と制御ユニット
48との間の制御信号は、8ビットのパラレルパーティ
ラインバス上にあり、アナログ信号は24線の相互接続
ケーブルを使用した公称−20dbVレベルを備えた差
分信号とすべきである。
【0038】セルラーインターフェース52はモービル
データプログラミングインターフェース54の残りを特
定のセルラー電話システムのセルラーバス50とコンパ
ーチブルなものにする。例えば、AMPSコンパチセル
ラー電話機を用いる場合、セルラーインターフェース5
2は8ビットのパラレルI/O、ポートパーティ回線ド
ライバおよび受信機、セルラーバス上の−20dbV信
号とアナログ交換および条件化システム56によって必
要とされる所定レベルとの間のアナログ変換を受信する
オペアンプから成る。このタイプのセルラーインターフ
ェースは公知であり、例えば米国イリノイ州シャームバ
ーグのモトローラ社または日本の沖電気によって販売さ
れているセルラーインターフェースのような市販の物品
である。
【0039】アナログ交換および条件化システム56は
現在公知の交換技術を用いて実現される。このシステム
は信号処理オペアンプの状態を切り替えるよう、マイク
ロプロセッサが発生した制御信号に応答して作動可能な
CMOSアナログ交換を含むことができる。基本的には
このアナログ交換および条件化システムは、ポータブル
なセルラーユニットの種々の部品をセルラーインターフ
ェース52に選択的に接続するよう作動する。マイクロ
プロセッサ58はセルラーインターフェース52および
アナログ交換および条件化システム56のみならず、モ
ービルデータプログラミングインターフェース54の他
の部分に対し制御機能を与えている。マイクロプロセッ
サ58はインテル社によって製造されているインテル8
088のような従来の8/16ビットマイクロプロセッ
サでよい。このマイクロプロセッサはランダムアクセス
メモリ(RAM)およびリードオンリーメモリ(RO
M)記憶システムを含み、これら記憶システムはセルラ
ー電話送信するためコンピュータデータに適応させるの
に必要な制御およびデータ誤りプログラムを含む。ポー
タブルセルラーユニット内で別個のマイクロプロセッサ
を使用することにより、通常、他の用途のためのポータ
ブルコンピュータで利用可能な制限されていたメモリが
自由になる。
【0040】モービルデータプログラミングインターフ
ェース内に含まれる従来のRS232インターフェース
62により外部ポータブルコンピュータ60からマイク
ロプロセッサ58へシリアルデータストリームが与えら
れる。ポータブルコンピュータ60からマイクロプロセ
ッサによって受信されたデータにはモデム60へ送られ
る前にユニークな誤り訂正信号情報が提供される。
【0041】モデム64は所定のモデム機能を除勢する
ためのテストモード機能を有する電話有線回線送信に使
用される多数の従来のモデムのうちの1つでよい。モデ
ム64として使用するのに適した特定の市販モデムとし
ては、カリフォルニア州、サンタクララ、ハーンステッ
ドロード3800のブールドアドバンストセミコンダク
ターズによって製造されているAMI3530モデムが
挙げられる。かかるモデムがキャリア喪失に起因して生
じたチャンネルブランクステータスを検出すると、かか
るモデムはブレークビット出力を発生し、切られる。更
に、通常の仕様ではかかるモデムはデータ変調された信
号が連続的に変化するように保証するスクランブラーシ
ステムを含み、この信号変化はモデムのPLL回路によ
って仕様され、同期化を行う。スクランブルされていな
い変調信号は有効交換コマンドとして電話作動機器によ
り解読でき、これは特にモデムがスタティック状態とな
っている時に言えることである。通常、モデム内のスク
ランブラーシステムはPLLによる同期の喪失状態また
はスタティック信号を交換コマンドとして解読すること
が最も起こりやすい場合の、このようなタクティックな
状態を防止している。しかしながら、AMI3530の
ようなモデムはキャリアの喪失に応答してモデムが切ら
れないようにしたり、モデムのスクランブラーを除勢で
きるテスト作動モードを含んでいる。通常、かかるモデ
ムはこのようなテストモードでは有効に作動できない
が、このタイプのモデムをモデム70として使用するの
に適当なモードとなるのは、このようなテストモードを
利用できるからである。
【0042】マイクロプロセッサからの誤り訂正データ
を含むマイクロプロセッサ58からのデータストリーム
は、モデム64によりアナログ交換56およびセルラー
インターフェース52を介してトランシーバ36に送ら
れる。このデータは次にアンテナ38により無線周波数
信号としてアンテナ40へ送信され、データはトランシ
ーバ42およびセルラー地上回線機器44により変換さ
れ、従来の電話回線46を通して送信するのに適した信
号とされる。これら電話回線は信号を本発明に係わるセ
ルラー送信システムの第2部分へ送り、この第2部分は
データ信号を電話回線46との間でやりとりするよう働
くスタティックデータプログラミングインターフェース
66となっている。電話回線へ送られたデータ信号はモ
ービルデータプログラミングインターフェース54を備
えたポータブルコンピュータ60の作動と同じように、
スタティックデータプログラミングインターフェースと
協働するホストコンピュータ68で発信される。
【0043】コンピュータ68は送信のためデータをR
S232インターフェース70へ送り、このインターフ
ェースは次にデータをマイクロプロセッサ72へ送る。
このマイクロプロセッサはマイクロプロセッサ58と構
造および機能が同一であり、同じ制御および誤り訂正お
よびその他のプログラムが組まれていることが好まし
い。マイクロプロセッサ72はRS232インターフェ
ースから得られたデータへ誤り訂正および制御信号を加
え、変更されたデータストリームをモデム74へ送る。
モデム74はモデム64と構造および機能が同一であ
り、アナログ交換および条件化システム76によりデー
タストリームを従来のFCCインターフェース78へ送
信するように作動する。FCCインターフェースはデー
タストリームを電話回線46へ送り、これらデータはセ
ルラー地上回線機器44によりトランシーバ42へ送ら
れる。次に、データはトランシーバ36へ送信され、ト
ランシーバ36はこのデータをセルラーインターフェー
ス52およびアナログ交換56によりマイクロプロセッ
サ58へ送る。マイクロプロセッサはデータストリーム
から誤り訂正および制御信号を除き、データがポータブ
ルコンピュータ164によりディスプレイされ使用でき
るように、RS232インターフェース172を介して
このデータを送る。ポータブルコンピュータ164は、
モニタ224及びキーボード226を備えたノートブッ
ク型コンピュータで良い。
【0044】スタティックデータプログラミングインタ
ーフェース66はセルラー電話回線を通して送信された
データを受信し、FCCインターフェース78からのこ
の入進データはアナログ交換器76によりマイクロプロ
セッサ72へ送られる。ここで、データから誤り信号お
よび制御信号が除かれ、次にこのデータはコンピュータ
68によってディスプレイおよび/または使用される。
スタティックデータプログラミングインターフェースが
FCCインターフェースにより電話回線に接続されてお
り、一方、モービルデータプログラミングインターフェ
ースがセルラーインターフェースによりセルラー電話シ
ステムに接続されていることを除けば、これらスタティ
ックデータプログラミングインターフェース66とモー
ビルデータプログラミングインターフェース54は実質
的に構造および作動が同一である。更に、モービルデー
タプログラミングインターフェースは電力をパワーバス
84へ送るよう、従来の電力交換機52により作動する
車両のバッテリー80から給電できる。このパワーバス
はモービルデータプログラミングインターフェース54
内の作動ユニットのすべてに給電するように接続されて
いる。スタティックデータプログラミングインターフェ
ース66は図示していない同様なパワーバスを含み、こ
のパワーバスはコンピュータ68を含むビル内の電源の
ような従来の電源に接続されている。
【0045】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66はセルラー電話システムを通してデ
ータを効果的に送信するよう、互いに通信しなければな
らないが、これら双方のユニットは従来のセルラー電話
オーディオ送信信号も送受信できる。モービルデータプ
ログラミングインターフェース54は電話インターフェ
ース86を含み、この電話インターフェース86は外部
の電話に類似したハンドセット88に接続でき、従来の
ようにアナログ交換および条件化システム56およびセ
ルラーインターフェース52を通して作動し、トランシ
ーバ36によりオーディオ通信信号を送受信する。同様
に、スタティックデータプログラミングインターフェー
ス66は電話インターフェース90を備え、この電話イ
ンターフェースは電話インターフェース、アナログ交換
機76およびFCCインターフェース78を通してオー
ディオ信号を送受信するように外部の電話に接続でき
る。従って、モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66は通常のオーディオ通信にも適用さ
れる。モービルデータプログラミングインターフェース
と同じように、スタティックデータプログラミングイン
ターフェースは制御およびディスプレイ部分(図示せ
ず)を備え、この部分はマイクロプロセッサ72に接続
され、データを受信するように作動し、このデータから
マイクロプロセッサは制御および誤り信号を抽出する。
【0046】モービルデータプログラミングインターフ
ェース54およびスタティックデータプログラミングイ
ンターフェース66は、オプション機器と共に作動し、
オプションの機器ブロック92は図3におけるモービル
データプログラミングインターフェースのために示され
ている。このオプションの機器は他のモデム、セルラー
フォン88の代わりにオーディオ通信信号を発生するの
に使用できるマイクロフォンおよび同様な自動ダイアリ
ング機能を実行するよう、当業者に知られている種々の
メモリおよび暗号化デバイスを含むことができる。
【0047】本発明の従来技術にはセルラー電話送信の
ためにデータ信号に適応するよう、マイクロプロセッサ
58とモデム64、およびマイクロプロセッサ72とモ
デム74とが協働する態様を含むスタティックデータプ
ログラミングインターフェースと、モービルデータプロ
グラミングインターフェース54の作動の詳細が説明さ
れている。
【0048】本発明では、図3のモービルデータプログ
ラミングインターフェース54内のRS232インター
フェース62が赤外線インターフェース170に置換さ
れており、セルラー電話166はキーパッド178およ
び電話のインターフェース176に接続された(図3の
セルラー電話88の代わりの)マイクロフォンおよびス
ピーカ180を有する(図3のマルチ部品ユニットに対
する)内蔵式コンパクトユニットとなっている。ポータ
ブルコンピュータ164内には赤外線インターフェース
172と実質的に同一の赤外線インターフェース182
が設けられている。
【0049】赤外線インターフェースは内蔵ROMおよ
びRAMまたは外部ROMおよびRAMを備えたザイロ
グ社のZ8または日立製作所のH8のようなマイクロプ
ロセッサ、またはROMおよびRAMまたはDSPとの
間でデータを転送する補助プロセッサとしてディスクバ
ス上に設けられたDSPを備えたデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)を含む。このマイクロプロセッサには
パワーグリッドロジックが接続されており、マイクロプ
ロセッサをスタートするのに使用される。このマイクロ
プロセッサはユニバーサル非同期式受信機(uART)
に接続された通信ポートも有する。uARTは本発明で
はシリアルuARTであるが、パラレルuARTでもよ
い。このuARTは発光ダイオード(LED)を送受信
するように接続されたクリスタルSIRにも接続されて
いる。LEDはパワーマネージャー(オペアンプ)およ
びトランシーバTX/R(オペアンプ)ベータアナログ
回路およびLEDに結合されたプラグを必要とする。上
記とは異なりuARTおよびクリスタルSIRはSMC
37C665IRチップと置換可能である。
【0050】図3を再度参照する。インターフェース2
00はマイクロプロセッサ184をセルラー電話186
のモービルデータインターフェース170のマイクロプ
ロセッサ58(図8に示されている)に接続する。イン
ターフェース200は本発明におけるデジタル対アナロ
グ(D/A)インターフェースであるが、このデジタル
−アナログインターフェースは所望の用途に応じてデジ
タル−デジタル(D/D)またはアナログ−デジタル
(A/D)インターフェースに置換できる。オプション
のミキサー202を使用すれば、インターフェースを同
時に異なるメディアが通過できるようにインターフェー
スを通過する信号の混合を容易にできる。
【0051】赤外線インターフェース172は新しいセ
ルラー電話の電気的回路に組み込んだり、専用のコネク
タを有する現在のセルラー電話にインテリジェントモジ
ュールとして追加することができる。図11は、エリク
ソンまたはノキア社によって製造されているような専用
コネクタを有する現在のセルラー電話204を示す。図
12は、バッテリーパック207を取り外した状態のセ
ルラー電話204の拡大側面図を示す。図13ではバッ
テリーパック210、赤外線インターフェース172お
よび専用コネクタ212を内蔵する新しいインテリジェ
ントモジュール208が示されている。図14では元の
バッテリーパックにインテリジェントモジュール208
が置換されている。インターフェース200は専用コネ
クタを介してマイクロプロセッサ58に接続する。赤外
線インターフェース172をインターフェース206に
組み込んだことにより、セルラー電話を再設計する必要
がなくなっている。
【0052】バッテリーパック207と置換する別の方
法は、図15に示されるようにバッテリーパック207
からの電力を受けるためのパススルーポート216を含
む新しいインテリジェントモジュール214(インテリ
ジェントモジュール208と同一)に小さいクリップを
加えることである。
【0053】セルラー電話166には赤外線インターフ
ェース172が組み込まれているが、ポータブルコンピ
ュータ164には赤外線インターフェース182が組み
込まれる。赤外線インターフェース182の設計は、赤
外線インターフェース172に関しこれまで説明し、図
9および10に示した設計と実質的に同一である。同様
に赤外線インターフェース182は赤外線インターフェ
ース172がセルラー電話166と置換しているよう
に、ポータブルコンピュータ60内のRS232インタ
ーフェースと置換している。実質的なわずかな差はイン
ターフェース200が一般にアナログ−アナログインタ
ーフェースとなっていることである。
【0054】セルラー電話166は図16に示されるよ
うに赤外線インターフェース220を内蔵するモデム2
18を使用する赤外線インターフェース182を有しな
いポータブルコンピュータ60と共に使用することもで
きる。赤外線インターフェース220は実質的に赤外線
インターフェース182と同じである。この場合、モデ
ム218からポータブルコンピュータ60へ延びるケー
ブル222が必要となる。モデム218はポータブルコ
ンピュータにおける赤外線インターフェースほど望まし
いものではないが、それにもかかわらず現在得られる移
動性を促進するものである。
【0055】本発明は主にポータブルコンピュータ16
4とセルラー電話166とスタティックデータインター
フェース66との間のアナログデータ通信に関するもの
であるが、ポータブルコンピュータ164からIRネッ
トワークを通してセルラー電話166へ行われるデータ
送信をマルチタイプとすることができる。1つのタイプ
としては、双方向の情報と共に、ちょうどセルラー電話
166内のインテリジェンスに転送する必要があるデー
タ、例えば電話制御、すなわちPDAまたはPINタイ
プの作動、例えば電話番号、氏名、住所、暦、予約等が
挙げられる。他のタイプのデータとは、IRネットワー
クを通して電話制御装置へ転送されるデジタルデータ、
例えば番号のダイアルがあり、このデータの次には新し
いプロトコル、例えばGSMまたはDAMのうちの1つ
を使用してデジタル式に、または送信のためデジタル信
号をアナログに変換するよう、電話のモデム部分を使用
することによりアナログ式に電話を通って送信されるデ
ジタルデータが続く。この結果、デジタルデータ通信中
はモデム64および74、並びにアナログ交換機66お
よび76はバイパスされ、デジタル通信しか必要でない
ような本発明の実施例では、これらを省略することがで
きる。
【0056】本発明は同時の(フルデュプレックスの)
音声通信とデータ通信も容易にするものである。ポータ
ブルコンピュータ164とセルラー電話166との間の
データ通信はセルラー電話166とスタティックデータ
インターフェース66との音声通信とを同時に行うこと
ができる。データ転送は暦の変更、予約、氏名またはセ
ルラー電話166のボタン機能の変更が含むことができ
る。以上で本発明の数種の好ましい実施例について図示
し、説明したが、当業者には種々の変更例または別の実
施例について思いつくことができよう。従って、本発明
は添付した特許請求の範囲にのみによって限定されるも
のである。
【0057】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)無線周波数(RF)トランシーバと、該トランシ
ーバに結合されたマイクロプロセッサと、該マイクロプ
ロセッサに結合された電源と、前記プロセッサに結合さ
れた電話インターフェースと、該電話インターフェース
に結合されたキーパッドと、前記電話インターフェース
に結合されたマイクロフォンおよびスピーカと、前記マ
イクロプロセッサに結合された赤外線インターフェース
とを備えたセルラー電話。 (2)前記電源が電池である、前項1記載のセルラー電
話。 (3)前項赤外線インターフェースが、赤外線トランシ
ーバと、該赤外線トランシーバに結合された第2プロセ
ッサと、該第2プロセッサを前記マイクロプロセッサに
結合するインターフェースとを備えた、前項1記載のセ
ルラー電話。 (4)前記第2プロセッサが第2マイクロプロセッサで
ある、前項3記載のセルラー電話。
【0058】(5)ROMおよびRAMが前記第2マイ
クロプロセッサに内蔵されている、前項4記載のセルラ
ー電話。 (6)ROMおよびRAMが前記第2マイクロプロセッ
サの外部にある、前項4記載のセルラー電話。 (7)前記第2プロセッサがデジタル信号プロセッサで
ある、前項3記載のセルラー電話。 (8)前記赤外線トランシーバが、前記第2プロセッサ
に結合されたユニバーサル非同期式受信機(uART)
と、送受信発光ダイオードLEDを前記uARTに結合
するクリスタルSIRと、前記LEDに結合されたパワ
ーマネージャーと、前記LEDに結合されたトランシー
バTX/Rベータアナログ回路とを備えた、前項3記載
のセルラー電話。 (9)前記マイクロプロセッサに前記第2プロセッサを
結合する前記インターフェースが、デジタル−アナログ
インターフェースである、前項3記載のセルラー電話。 (10)前記マイクロプロセッサに前記第2プロセッサ
を結合する前記インターフェースが、デジタル−デジタ
ルインターフェースである、前項3記載のセルラー電
話。
【0059】(11)バッテリーパックと、該バッテリ
ーパックに結合された赤外線インターフェースとを備え
た電話用バッテリーパックモジュール。 (12)前記赤外線インターフェースが、赤外線トラン
シーバと、前記赤外線トランシーバに結合されたプロセ
ッサと、前記プロセッサに専用コネクタを結合するイン
ターフェースとを備えた、前項11記載のバッテリーパ
ックモジュール。 (13)前記プロセッサを前記専用コネクタに結合する
前記インターフェースがデジタル−アナログインターフ
ェースである、前項12記載のバッテリーパックモジュ
ール。 (14)前記プロセッサを前記専用コネクタに結合する
前記インターフェースがデジタル−デジタルインターフ
ェースである、前項12記載のバッテリーパックモジュ
ール。
【0060】(15)赤外線インターフェースと前記プ
ロセッサを前記電話内の電源に結合するための手段を備
えた、電話に取り付けるためのモジュール。 (16)前記赤外線インターフェースが、赤外線トラン
シーバと、前記赤外線トランシーバに結合されたプロセ
ッサと、前記電話上の専用コネクタを前記プロセッサに
結合するインターフェースとを備えた、前項15記載の
モジュール。
【0061】(17)モニタと、キーボードと、前記モ
ニタおよびキーボードに結合されたマイクロプロセッサ
と、前記マイクロプロセッサに結合された赤外線インタ
ーフェースとを備えたポータブルコンピュータ。 (18)前記赤外線インターフェースが、赤外線トラン
シーバと、前記赤外線トランシーバに結合された第2プ
ロセッサと、該第2プロセッサを前記マイクロプロセッ
サに結合するインターフェースとを備えた、前項17記
載のポータブルコンピュータ。 (19)前記第2プロセッサが第2マイクロプロセッサ
である、前項18記載のポータブルコンピュータ。 (20)ROMおよびRAMが前記第2マイクロプロセ
ッサに内蔵されている、前項19記載のポータブルコン
ピュータ。 (21)ROMおよびRAMが前記第2マイクロプロセ
ッサの外部にある、前項19記載のポータブルコンピュ
ータ。 (22)前記第2プロセッサがデジタル信号プロセッサ
である、前項18記載のポータブルコンピュータ。 (23)前記赤外線トランシーバが、前記第2プロセッ
サに結合されたユニバーサル非同期式受信機(uAR
T)と、送受信発光ダイオードLEDを前記uARTに
結合するクリスタルSIRと、前記LEDに結合された
パワーマネージャーと、前記LEDに結合されたトラン
シーバTX/Rベータアナログ回路とを備えた、前項1
8記載のポータブルコンピュータ。 (24)前記マイクロプロセッサに前記第2プロセッサ
を結合する前記インターフェースが、デジタル−アナロ
グインターフェースである、前項18記載のポータブル
コンピュータ。 (25)前記マイクロプロセッサに前記第2プロセッサ
を結合する前記インターフェースが、デジタル−デジタ
ルインターフェースである、前項18記載のポータブル
コンピュータ。
【0062】(26)セルラー電話(166)には赤外
線インターフェース(172)が追加され、ポータブル
コンピュータ(164)には赤外線インターフェース
(182)が追加され、セルラー電話(166)とポー
タブルコンピュータ(164)との間の赤外線(IR)
送信(162)を容易にしている。本発明の赤外線イン
ターフェースは新しいセルラー電話の電気的回路内に組
み込んだり、専用コネクタ(206)を有する現在のセ
ルラー電話(204)にインテリジェントモジュールと
して組み込んだりできる。同様に、本発明の赤外線イン
ターフェースを新しいポータブルコンピュータの電気的
回路内に組み込んだり、専用コネクタ(206)を有す
る現在のポータブルコンピュータ(60)にケーブル接
続(222)されるモデム(218)に追加したりでき
る。本発明は、セルラー電話とセルラー電話システムと
の間の音声通信と同時に行われるポータブルコンピュー
タ(164)とセルラー電話(166)との間のデータ
通信、ポータブルコンピュータ(164)とセルラー電
話(166)とセルラー電話システムとの間のデータ通
信およびポータブルコンピュータとセルラー電話とのデ
ータ通信を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基本的なセルラー電話ネットワークを示
す図。
【図2】図1のセルラー電話ネットワークのブロック
図。
【図3】従来のセルラー電話データ通信システムのブロ
ック図。
【図4】図3のセルラー電話データ通信システムによっ
て送信すべきデータ信号をエラー検出および訂正能力を
与えるように変更する態様を示す図。
【図5】図3に示されたセルラー電話データ通信システ
ムの送信インターフェース用マイクロプロセッサの制御
機能を示すフローチャート。
【図6】図3に示されたセルラー電話データ通信システ
ムの送信インターフェース用マイクロプロセッサのデー
タ処理機能を示すフローチャート。
【図7】本発明の好ましい実施例に係わるセルラー電話
ネットワークを示す図。
【図8】本発明の好ましい実施例に係わるセルラー電話
データ通信システムのブロック図。
【図9】本発明の好ましい実施例に係わる赤外線インタ
ーフェースのブロック図。
【図10】本発明の別の実施例に係わる赤外線インター
フェースのブロック図。
【図11】専用のコネクタを有するセルラー電話を示す
図。
【図12】バッテリーパックが除かれた状態の、図11
のセルラー電話の側面図。
【図13】バッテリーパック赤外線インターフェースお
よび専用コネクタを内蔵する新しいインテリジェントモ
ジュールの側面図。
【図14】図13の新しいインテリジェントモジュール
と組み合わされた、図12のセルラー電話の側面図。
【図15】本発明の別の実施例に係わる新しいインテリ
ジェントモジュールと組み合わされた、図12のセルラ
ー電話の側面図。
【図16】本発明の別の実施例に係わるセルラー電話デ
ータ通信システムのブロック図。
【符号の説明】
60 現在のポータブルコンピュータ 164 ポータブルコンピュータ 166 セルラー電話 172 赤外線インターフェース 203 現在のセルラー電話 206 専用コネクタ 182 赤外線インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/135 10/13 10/12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線周波数(RF)トランシーバと、 該トランシーバに結合されたマイクロプロセッサと、 該マイクロプロセッサに結合された電源と、 前記プロセッサに結合された電話インターフェースと、 該電話インターフェースに結合されたキーパッドと、 前記電話インターフェースに結合されたマイクロフォン
    およびスピーカと、 前記マイクロプロセッサに結合された赤外線インターフ
    ェースとを備えたセルラー電話。
JP8149255A 1996-06-11 1996-06-11 データ通信用赤外線インターフェース Pending JPH1023526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8149255A JPH1023526A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 データ通信用赤外線インターフェース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8149255A JPH1023526A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 データ通信用赤外線インターフェース

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JPH1023526A true JPH1023526A (ja) 1998-01-23

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ID=15471269

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JP8149255A Pending JPH1023526A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 データ通信用赤外線インターフェース

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