JPH10228328A - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

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JPH10228328A
JPH10228328A JP9044899A JP4489997A JPH10228328A JP H10228328 A JPH10228328 A JP H10228328A JP 9044899 A JP9044899 A JP 9044899A JP 4489997 A JP4489997 A JP 4489997A JP H10228328 A JPH10228328 A JP H10228328A
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computer device
unit
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JP9044899A
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Shigeo Hayashi
茂生 林
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定変更可能なシステム構成の設定状態につ
いて記憶していた情報がたとえ消失してしまっても、キ
ーボードなしでの起動が可能なコンピュータ装置を提供
すること。 【解決手段】 設定変更可能なシステム構成の設定状態
を記憶するシステム構成記憶手段と、そのシステム構成
記憶手段に記憶されたシステム構成を、コンピュータ装
置として起動して動作可能な最小限の構成を少なくとも
含む所定のシステム構成に書き換える契機となる特定事
象を検出する特定事象検出手段と、その特定事象検出手
段が前記特定事象を検出した場合は、前記システム構成
記憶手段に記憶されたシステム構成を前記所定のシステ
ム構成に書き換えるシステム構成書換手段とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
に関し、詳細には、システム構成中に設定変更可能な構
成を含み、その設定変更可能なシステム構成の設定状態
を記憶して、その記憶内容に基づいて起動し動作するコ
ンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータの急速な
普及により、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの事
務機器に対しパーソナルコンピュータと接続してデータ
の交換ができる機能が要求されるようになっている。
【0003】そのような接続機能を実現するには、接続
する両機器の間でハードウェアレベルからアプリケーシ
ョンを含むソフトウェアレベルまでの互換性が確保され
る必要がある。
【0004】別種のシステムアーキテクチャーを持つ機
器間でその要件を満足するのは容易ではないため、両機
器でアーキテクチャーを共通にする、即ちパーソナルコ
ンピュ−夕と接続する機器のアーキテクチャーをパーソ
ナルコンピュータと同様にすることが考えられる。
【0005】しかし事務機器等の組み込み型システム
に、パーソナルコンピュータそのものを組み込むこと
は、実装スペースやコスト面から見てこれまで困難ある
いは不利であった。
【0006】他方、電子部品の集積技術および実装技術
の進展により、パーソナルコンピュータの低価格化、小
型化が著しく進んでいる。一般にパーソナルコンピュー
タは、CPU、メモリ、I/Oデバイスとのインタフェ
ース制御回路、システム拡張バス、及び、それらの周辺
制御回路を実装したマザーボードと呼ばれる基板を中心
に構成される。
【0007】このマザーボードが名刺大の小型サイズで
実現されるようになり、なおかつ安価となり、フロッピ
ーディスク装置、ハードディスク装置等、パーソナルコ
ンピュータを構成する他の要素部品の小型化、低価格化
とあいまって事務機器等の組み込み型システムにパーソ
ナルコンピュータと同様のアーキテクチャーを導入する
ことが現実的なものに変化してきた。
【0008】つまり、一般的なパーソナルコンピュータ
において、音源ボードや、LANインターフェースボー
ド等のアドインボードを拡張バスに挿して機能を拡張す
るように、組み込まれる事務機器等の組み込み型システ
ムに特有の機能を、その特有の機能を制御するためのア
プリケーションにより、拡張バス等を介して制御するこ
とで、従来の各機器に独自のアーキテクチャーで実現し
ていた機能を実現できるようになった。実際に、こうし
た構成の組み込み型システムが多種製品化されている。
【0009】しかし、小型マザーボードを用いてパーソ
ナルコンピュータと同様のアーキテクチャーを導入した
組み込み型システムにおいては、キーボードを用いるこ
とに問題がある。それは、システム構成情報を記憶する
メモリのバックアップに関する問題である。
【0010】すなわち、現在のパーソナルコンピュータ
は、一般にシステム構成のうちの、設定変更可能なシス
テム構成についての情報を保持するための読み書き可能
なメモリ(コンフィグレーションメモリ)を備えてお
り、それを電池でバックアップすることにより永続的に
システム構成情報を保持するようにしている。
【0011】具体的には、装置主電源からの電力供給が
停止されている状態でも時刻を計時するために、電池に
よりバックアップされる必要のあるRTC(リアルタイ
ムクロック)回路と共にバックアップされた、64バイ
トあるいは128バイト程度のCMOS構成の低消費電
力RAMに、設定変更可能なシステム構成の現在の設定
状態を記憶している。その設定変更可能なシステム構成
情報は、具体的には、ハードディスク装置のタイプ、フ
ロッピーディスク駆動装置のタイプ、搭載している標準
I/Oデバイスに関する情報、搭載しているメインメモ
リの構成、キャッシュメモリの制御に関する情報等の
他、時刻情報、診断結果情報、それら記憶している情報
についてのチェックサム値等が挙げられる。
【0012】それらのシステム構成が記憶されたRAM
(コンフィギュレーションRAM)の電池によるバック
アップが異常になると、具体的には、装置主電源停止時
に、当該電池からの所定のレベルの電圧での電力供給が
断たれると、その記憶内容である設定変更可能なシステ
ム構成の現在の設定状態についての情報は、当然失われ
ることになる。
【0013】一方、装置主電源が投入されると、システ
ムが起動し、BIOS_ROM内のブートストラップル
ーチンに制御が移り、自己診断テストを含むシステムの
初期化が始まる。このとき何らかの異常が発見される
と、その発見された異常への対応を操作者に要求するメ
ッセージを表示して、処理を停止し、異常なままシステ
ムが起動してしまって致命的なデータ破壊等が生じてし
まわないようにする。
【0014】そのような起動時に発見される異常として
は、コンフィギュレーションRAMのチェックサム値の
異常と、そのRAMに保持されているシステム構成情報
と実際のシステム構成との不一致が挙げられる。
【0015】後者の場合、実際の構成を優先し、コンフ
ィギュレーションRAMの内容を実際の構成に合わせて
自動的に書き換えるオプション(自動コンフィグレーシ
ョン)が一般的に用意されているが、前者の場合には、
停止を避けられない。
【0016】一般的なパーソナルコンピュータにおいて
は、バックアップの異常によりコンフィギュレーション
RAMのチェックサム値が異常になる機会、すなわち、
設定変更可能なシステム構成の現在の設定状態について
の情報が消失する機会は少ないが、小型マザ−ボ−ドを
用いた組み込み型システムの場合、コンフィギュレーシ
ョンRAMのバックアップ異常を生じる機会が必然的に
多くなる。
【0017】それは、バックアップ対象のコンフィギュ
レーションRAMと、バックアップする電池とが一体に
なっておらず、コネクタを介して接続されているためで
ある。
【0018】小型マザーボードにおいては、スペース上
の制約からコンフィギュレーションRAMを数年以上の
長期にわたってバックアップするのに十分な容量の電池
を、自身の上に搭載することは、実装スペースの都合上
困難であり、バックアップ用の電池は小型マザーボード
とコネクタにより接続されたシステムの他の部分に実装
されることが多い。
【0019】また小型化とインターフェースコネクタの
集積化の結果、マザーボードは、容易に交換できるよう
になり、以前に増して交換単位としても捉えられるよう
になった。このことは保守サービスの面で便利さをもた
らした。つまり、何らかの機能不良が発生した場合、シ
ステムを構成するユニットを正常なものに一つずつ交換
することにより、障害部分の切り分けが比較的容易に行
える。従前のような小型でないマザーボードを用いた場
合は交換することが不可能でないまでも保守員が実行す
るのは困難であった。小型マザーボードであれば交換は
容易である。しかしその反面、問題もある。
【0020】それは、小型マザーボード自身にバックア
ップ電池をもっていないため、交換したときにはコンフ
ィギュレーションRAMの記憶内容は正常ではなく、交
換後の最初の電源投入時に異常が検出されて動作が停止
してしまうことである。
【0021】このように電源投入時に異常が検出され、
操作者へのメッセージを表示して動作が停止したら、動
作を再開させるにはキーボードからの何らかの入力が必
要になる。なぜなら、BIOS_ROM内のルーチンは
このときキーボードからの入力を期待しているからであ
る。
【0022】一般的なパーソナルコンピュータであれ
ば、キーボードは常にパーソナルコンピュータ本体に接
続されているため、キーボードの特定のキー、例えば、
特定のファンクションキーを押下することで、セットア
ップメニューが起動されて、システム構成を所望の状態
に設定することは、容易であるが、組み込み型システム
においては、キーボードの使用を前提にするということ
が問題になることがある。
【0023】つまり、組み込み型システムにパーソナル
コンピュータと同様のアーキテクチャーを内蔵させたと
しても、システム全体としてはパーソナルコンピュータ
ではなく、あくまでもそのシステム本来の機能を前面に
出したファクシミリ、プリンタ、あるいは複写機等とし
て扱われることになるため、一般的なパーソナルコンピ
ュータであれば必須ともいえるキーボードも、組み込み
型システムの本来の機能にとっては、不要または使いに
くい場合が多い。例えば、ファクシミリであれは、ファ
クシミリの機能専用の操作パネルを設けることで、操作
者から見て、ファクシミリ機能を備えたパーソナルコン
ピュータとしてではなく、従来のファクシミリと同様に
扱えるように構成するような場合、通常の使用状態で
は、パーソナルコンピュータ用のキーボードは、不要で
ある。
【0024】ところが、組み込み型システムにおいて、
コンフィギュレーションRAMの記憶内容が正常ではな
いために電源投入時に異常が検出されて動作が停止して
しまうような、組み込まれたパーソナルコンピュータの
レベルでの障害の復旧のためには、パーソナルコンピュ
ータ用のキーボードが必要となる。
【0025】しかし、通常の使用状態では不要なキーボ
ードを、コンフィギュレーションRAMの記憶内容の復
旧のためだけに、各組み込み型システムに付属させた
り、各保守サービス拠点に配備したりすることは、組み
込み型システムのコストを押し上げる要因となる。
【0026】また、組み込み型システムに組み込まれる
パーソナルコンピュータに限らず、一般的なパーソナル
コンピュータにおいても、通常の使用状態においてはキ
ーボードが不要な構成の場合、同様の問題が生じる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、パーソナ
ルコンピュータに代表されるコンピュータ装置、特に、
単独で動作するコンピュータ装置と同様のアーキテクチ
ャーを導入した組み込み型システムに組み込まれるコン
ピュータ装置においては、当該コンピュータ装置レベル
での製造、保守(交換)作業においては、当該コンピュ
ータ装置の通常動作時においてキーボードが不要であっ
たとしても、当該コンピュータ装置用のキーボードが不
可欠で、キーボードなしでは対応できないという問題点
があった。
【0028】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、コンピュータ装置、特に、単独で動作するコンピ
ュータ装置と同様のアーキテクチャーを導入した組み込
み型システムに組み込まれるコンピュータ装置におい
て、設定変更可能なシステム構成の設定状態について記
憶していた情報がたとえ消失してしまっても、キーボー
ドなしでの起動が可能なコンピュータ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のコンピュータ装置は、システム構成
中に設定変更可能な構成を含み、その設定変更可能なシ
ステム構成の設定状態を記憶して、その記憶内容に基づ
いて起動し動作するコンピュータ装置において、前記設
定変更可能なシステム構成の設定状態を記憶するシステ
ム構成記憶手段と、そのシステム構成記憶手段に記憶さ
れたシステム構成を、コンピュータ装置として起動して
動作可能な最小限の構成を少なくとも含む所定のシステ
ム構成に書き換える契機となる特定事象を検出する特定
事象検出手段と、その特定事象検出手段が前記特定事象
を検出した場合は、前記システム構成記憶手段に記憶さ
れたシステム構成を前記所定のシステム構成に書き換え
るシステム構成書換手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】請求項2記載のコンピュータ装置は、請求
項1記載のコンピュータ装置において、前記システム構
成記憶手段の記憶内容が正常か異常かを検査する記憶内
容検査手段を更に備え、前記特定事象検出手段が検出す
る特定事象は、前記記憶内容検査手段が前記システム構
成記憶手段の記憶内容を検査した結果が異常であるとい
う事象であることを特徴とする。
【0031】請求項3記載のコンピュータ装置は、請求
項1記載のコンピュータ装置において、前記システム構
成記憶手段は、所定の電力供給が遮断されると記憶内容
が失われる揮発性メモリで構成される一方、装置主電源
からの所定の電力供給の停止時には、その装置主電源に
代わって前記システム構成記憶手段に所定の電力を供給
して記憶内容を保持させるバックアップ手段と、そのバ
ックアップ手段が、前記装置主電源からの所定の電力供
給が停止している期間中前記システム構成記憶手段に所
定の電力を継続的に供給できていたか否かを検出するバ
ックアップ状態検出手段とを更に備え、前記特定事象検
出手段が検出する特定事象は、前記バックアップ手段が
前記装置主電源からの所定の電力供給が停止している期
間中前記システム構成記憶手段に所定の電力を継続的に
供給できていなかったことを、前記バックアップ状態検
出手段が検出したという事象であることを特徴とする。
【0032】請求項4記載のコンピュータ装置は、請求
項1、2または3のいずれかの記載のコンピュータ装置
において、前記システム構成記憶手段に記憶すべきシス
テム構成を、前記システム構成記憶手段とは別に記憶し
ておく一方、前記システム構成書換手段により、前記シ
ステム構成記憶手段に記憶されているシステム構成が前
記所定のシステム構成に書き換えられて起動したとき
に、前記システム構成記憶手段に記憶されている前記所
定のシステム構成を、前記別に記憶していたシステム構
成に書き戻すシステム構成復元手段を備えたことを特徴
とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0034】図1に、本発明の実施の形態に係るコンピ
ュータ装置100と、そのコンピュータ装置100によ
り制御されるファクシミリ機能部200とから構成され
る組み込み型システムとしてのファクシミリ装置を示
す。
【0035】同図において、コンピュータ装置100
は、キーボード、ディスプレイモニタプリンタ装置等の
周辺装置を接続して使用する一般的なコンピュータ装置
と同様のアーキテクチャーを持つものである。
【0036】コンピュータ装置100は、CPU1、R
OM2、メインメモリ3、キャッシュメモリ、メモリ制
御部5、キーボードインターフェース6、シリアルポー
ト7、パラレルポート8、HDDインターフェース9、
HDD装置10、FDDインターフェース11、FDD
装置12、割り込み制御部13、DMA制御部14、タ
イマ15、RTC(Real Time Clock)
16、内部バス17、拡張バス制御部18、及び、拡張
バス19から構成されている。
【0037】CPU1は、コンピュータ装置100各部
を制御するものである。ROM2は、いわゆるBIOS
_ROMで、コンピュータ装置100の起動時に、CP
U1により読み出されるものであり、装置各部の自己診
断テスト及び初期化のための手順、並びに、HDD装置
10またはFDD装置12の所定の読出位置から、オペ
レーティングシステムの起動手順を読み出す手順が格納
されている。
【0038】なお、オペレーティングシステムの起動手
順が読み出された後は、その起動手順に制御が移され、
HDD装置10またはFDD装置12に格納されたオペ
レーティングシステムの本体が読み出されて、オペレー
ティングシステムが起動する。
【0039】メインメモリ3は、起動したオペレーティ
ングシステムや、そのオペレーティングシステムの管理
下で動作するアプリケーションソフトウェアにより、作
業領域として使用されるRAM(ランダムアクセスメモ
リ)である。コンピュータ装置100は、デフォルトの
メインメモリ3の他に、メモリモジュールの形態でメイ
ンメモリ3a、3b…を増設可能であり、メインメモリ
の全体容量は、ユーザがコンピュータ装置100に求め
る性能とコストとのバランスにより決定される、設定変
更可能なシステム構成の1つである。
【0040】キャッシュメモリ4は、メインメモリ3よ
りも高速なRAMで、CPU1とメインメモリ3との間
に介在して、CPU1の動作速度の高速さに対するメイ
ンメモリ3のアクセス速度の遅さを補うためのものであ
る。メモリ制御部5は、キャッシュメモリ4とメインメ
モリ3の内容の一致化の制御を行うものである。また、
キャッシュメモリ4の機能を有効にするか、無効にして
メインメモリ3だけで動作させるかも、メモリ制御部5
により制御可能であり、そのキャッシュメモリの有効/
無効も、設定変更可能なシステム構成の1つである。
【0041】キーボードインターフェース6は、コネク
タ6aに接続できる図示しないキーボードからのキー入
力信号を解読してCPU1に通知するためのものであ
る。シリアルポート7は、コネクタ7aに接続される、
マウス装置等の機器をコンピュータ装置100で使用で
きるようにするためのものである。
【0042】パラレルポート8は、コネクタ8aに接続
される他の同一アーキテクチャーのコンピュータ装置の
パラレルポートと相互接続されて、当該他のコンピュー
タ装置と、コンピュータ装置100とがデータのやりと
りをするためのものである。その場合の接続は、同一ア
ーキテクチャーのコンピュータ装置同士の接続であるた
め、一般的なコンピュータ装置同士がパラレルポートを
介して接続されるのと同様の容易さで実現できる。
【0043】HDDインターフェース9はHDD装置1
0をコンピュータ100に接続するためのインターフェ
ースである。HDD装置10は、設定変更可能なシステ
ム構成の1つであり、ヘッド数、シリンダ数、セクタ数
等の違いで特定される種々の構成のものを接続可能であ
る。
【0044】FDDインターフェース11はFDD(フ
ロッピーディスクドライブ)装置12をコンピュータ1
00に接続するためのインターフェースである。FDD
装置12は、設定変更可能なシステム構成の1つであ
り、ディスクサイズ、記憶密度等のパラメータの違いで
特定される種々の構成のものを接続可能である。
【0045】割り込み制御部13は、装置各部からの割
り込み要求を制御するためのものである。DMA制御部
14は、装置各部間のダイレクトメモリアドレッシング
を制御するためのものである。タイマ15は、CPU1
の時間待ち処理等に使用される汎用のタイマである。R
TC(リアルタイムクロック)16は、日時を含む現在
時刻を計時するものであり、コンピュータ装置100が
扱うファイルの、作成/変更日時等を知るために必要な
ものである。RTC16は、図示しない装置主電源が停
止した状態でも、現在時刻を正しく計時する必要があ
り、そのために、図示しない、電池を使用したバックア
ップ回路によりバックアップされ、装置主電源が停止し
た状態でも、現在時刻を正しく計時できる。
【0046】また、RTC16は、その性質上バックア
ップが必須であるため、RTC16に、やはり、その性
質上バックアップが必須なコンフィグレーションRAM
16aを内臓して、パックアップ回路を共用する構成と
してる。
【0047】コンフィグレーションRAM16aには、
上記各設定変更可能なシステム構成についての情報の
他、そのシステム構成情報についてのチェックサム値、
時刻情報等のその他の情報が記憶されている。
【0048】図2に、コンフィグレーションRAM16
aの内部構成を示す。本実施の形態では、コンフィグレ
ーションRAM16aは、第0バイトから第63バイト
までの64バイトの記憶容量を持ち、各バイトは、第0
ビットないし第7ビットで構成されている。第0バイト
から第mバイトまでが、システム構成情報16bを記憶
するための領域である。そして、第0バイトから第mバ
イトのシステム構成情報16bについてのチェックサム
値の上位バイト16cが、第(m+1)バイト目に、下
位バイト16dが、第(m+2)バイト目に記憶され
る。また、第63バイト目は、RTC16の状態を示
す、ステータスレジスタ16eとして割り当てられてい
る。そのステータスレジスタ16eの第7ビットの値
は、後述するように、RTC16のバックアップが正常
であったか否かに応じて、1または0にセットされる。
記憶領域の残りの部分は、時刻情報や、その他の情報の
記憶のために使用される。なお、コンフィグレーション
RAM16aのアドレスマッピングは、図2に示すもの
に限定されるものではないことは、いうまでもない。
【0049】CPU1によるコンフィグレーションRA
M16aへのアクセスは、特定のI/Oアドレス(例え
ば、70h)に、読み出したい、または、書込みたい、
コンフィグレーションRAM16中の特定のアドレスを
出力し、続いて、特定のI/Oアドレス(例えば、71
h)からデータを読み込むか、またはデータ書き込むこ
とで行える。
【0050】このように、コンフィグレーションRAM
16aには、メインメモリ3の全容量、キャッシュメモ
リ4の有効/無効、HDD装置10のタイプ、FDD装
置12のタイプ等の、設定変更可能なシステム構成の現
在の設定状態が、システム構成情報16bとして記憶さ
れると共に、そのチェックサム16c及び16dも併せ
て記憶されている。
【0051】さて、図1に戻って、拡張バス制御部18
は、拡張バス19の信号を制御するものである。内部バ
ス17は、上記各部がデータをやりとりするためのもの
である。
【0052】以上の構成で、コンピュータ装置100
は、起動後は、所定のオペレーティングシステムに基づ
いて、HDD装置10や、FDD装置12に格納された
アプリケーションソフトウェアのファイルを読み出して
メインメモリ3に展開し、種々の機能を実現できるが、
本実施の形態では、組み込み型システムとしてのファク
シミリ装置に組み込まれて、ファクシミリ装置の機能を
実現するために、ファクシミリ制御のためのアプリケー
ションソフトウェアのファイルを起動時にHDD装置1
0から自動的に読み出して実行する。
【0053】そのファクシミリ制御アプリケーションの
制御対象は、拡張バス19に接続さたファクシミリ機能
部200である。
【0054】ファクシミリ機能部200は、システムバ
ス33により相互に接続された、システム制御部24、
ROM25、RAM26、ファクシミリインターフェー
ス27、スキャナ28、プロッタ29、符号化復号化部
30、網制御部31、及び、モデム32と、コンピュー
タ装置100の拡張バス19側の、表示制御部20、L
CDモニタ21、パネル制御部22、及び、操作パネル
23とから構成されている。なお、ファクシミリ機能部
200は、G(グループ3)ファクシミリ相当の機能を
備えている。
【0055】システム制御部24は、システムバス33
に接続された各構成要素を制御するマイクロコンピュー
タである。ROM25は、システム制御部24により読
み出される制御手順が格納されたリードオンリメモリで
ある。RAM26はシステム制御部24の作業領域とな
るランダムアクセスメモリである。
【0056】ファクシミリインターフェース27は、コ
ンピュータ装置100の拡張バス19に接続され、コン
ピュータ装置100と、ファクシミリ機能部200とが
情報交換するインターフェースとなるものである。
【0057】スキャナ28は、原稿画像を読み取って画
像情報を得るためのものでる。プロッタ29は、画像情
報を記録紙に可視出力するためのものである。符号化復
号化部30は、画像情報を符号化圧縮する一方、符号化
された画像情報を復号伸長するためのものである。網制
御部31は、回線の接続制御を行うものである。モデム
32は、送信する符号化画像情報や制御信号を変調する
一方、変調されている受信した符号化画像情報や制御信
号を復調して元の画像情報や制御信号を得るためのもの
である。
【0058】パネル制御部22は、操作パネル23のキ
ー入力情報を解読してCPU1に通知するためのもので
ある。操作パネル23は、ファクシミリ装置特有のファ
クシミリ番号入力のためのテンキーや、送信スタートキ
ー、ストップキー等のキーが配設されたものである。表
示制御部20は、LCDモニタ21の表示を制御するも
のである。LCDモニタ21は、ファクシミリ制御アプ
リケーションのレベルでは、ファクシミリ装置特有のガ
イダンス表示や、装置の動作状態表示等を行うものであ
る。また、LCDモニタ21は、コンピュータ装置10
0のオペレーティングシステムのレベルでは、コンピュ
ータ装置100のディスプレイモニタとして機能するも
のである。
【0059】以上の構成で、図1に示す、コンピュータ
装置100の組み込み型システムとして構成されたファ
クシミリ装置は、起動してファクシミリ制御アプリケー
ションが稼働しているときには、CPU1が、操作パネ
ル23からのユーザによる操作入力に応じて、LCDモ
ニタ21に必要な表示を行いつつ、ファクシミリインタ
ーフェース27を介してファクシミリ機能部200のシ
ステム制御部24に、原稿の読み取り動作、画像の記録
動作、画像情報の符号化/復号化動作、画像情報の送信
/受信動作等の、単位動作の実行を適宜指示すること
で、ファクシミリ装置の機能を実現している。また、図
1の組み込み型システムでは、G3ファクシミリの拡張
機能である、BFT(Binary File Tra
nsfer)により、FDD装置12から読み取ったバ
イナリデータを、ファクシミリ機能部200に転送して
送信したり、逆に受信したバイナリデータをファクシミ
リ機能部200から転送してFDD装置12に挿入され
たフロッピディスクに書き込む機能も備えている。その
BFT機能は、コンピュータ装置100が標準で備える
FDD装置12での読み書き機能をそのまま利用して実
現できる、組み込み型システムの長所を有効活用した機
能といえる。
【0060】コンピュータ装置100のCPU1が、フ
ァクシミリ機能に関する画像処理機能等をも行う構成も
あり得るが、本実施の形態では、ファクシミリ機能に特
有な画像処理機能等はファクシミリ機能部200に行わ
せ、コンピュータ装置100は、マンマシンインターフ
ェースや、HDD装置10への画像データの蓄積等のデ
ータ処理を行うことで、処理負担を分担する構成として
いる。
【0061】このように、組み込み型システムにおい
て、その組み込み型システム特有の機能(本実施の形態
では、ファクシミリ機能)が稼働している状態では、そ
の特有の機能に直接関係しないキーボードは、キーボー
ドインターフェース6のコネクタ6aに接続する必要が
ない。
【0062】しかし、コンピュータ装置100は、組み
込み用とはいえ、一般のコンピュータ装置と同一のアー
キテクチャーであり、従来であれば、コンフィグレーシ
ョンRAM16aに記憶されたシステム構成情報16b
の記憶内容が不定である場合には、ROM2に格納され
た起動手順に基づくシステムの起動時に、現在記憶され
ているシステム構成情報16bについて算出されるチェ
ックサムと、現在記憶されているチェックサム16c及
び16dとが一致せず、システムが停止することにな
る。
【0063】システムの起動時に、コンフィグレーショ
ンRAM16aに記憶されたシステム構成情報16bの
記憶内容が不定であるためにシステムが停止した場合に
は、従来であれば、キーボードインターフェース6に接
続されるキーボードの、例えば、特定のファンクション
キーの押下により、BIOS設定メニュー起動し、コン
ピュータ装置100のディスプレイモニタとしてのLC
Dモニタ21に、選択項目を表示して、操作者に設定変
更可能なシステム構成、すなわち、キャッシュメモリ4
の有効/無効、HDD装置10のタイプ、FDD装置1
2のタイプ、メインメモリ3の全容量等を再設定させ
て、その再設定されたシステム構成情報を、コンフィグ
レーションRAM16aに書き込んで、システムを再起
動させていた。
【0064】したがって、従来では、システム起動時の
システムの停止に備えて、キーボードI/F6に接続す
るキーボードが不可欠であった。
【0065】そこで、本実施の形態では、キーボードな
しでの製造、保守(交換)等の作業を可能にするため
に、コンフィグレーションRAM16aのシステム構成
情報についての記憶内容が不定になり得る場合、具体的
には、コンピュータ装置100の小型マザーボードを図
1に示す組み込み型システムに設置した際、あるいは、
不良となった小型マザーボードを交換した際、システム
が正常なユニットによって構成され、それらが正常に組
み立てられていれば、システムの電源を投入した起動時
に、BIOS_ROM2の自己診断テスト/初期化のル
ーチンで停止しないようにする。
【0066】具体的には、特定の事象を契機として自動
的にコンピュータ装置100がコンピュータ装置単体と
して起動できる、正常なデフォルトのシステム構成を、
コンフィグレーションRAM16aに書き込むことを自
動的に行えるように、そのための処理ルーチンをBIO
S_ROM2の起動処理ルーチンに付加する。
【0067】コンピュータ装置100を構成する小型マ
ザーボード、すなわち、図1に示すコンピュータ装置1
00の構成のうち、HDD装置10、FDD装置12、
表示制御部20、LCDモニタ21を除外した、残りの
要素により構成される小型マザーボードが、持っている
処理能力を最大限発揮していなくとも、コンピュータ装
置として起動することさえできれば、起動後は、オペレ
ーティングシステムの環境下で、FDD装置12あるい
はHDD装置10に格納された、システム起動時に自動
的に実行される特別なプログラムである自動実行プログ
ラムのファイルを読出して実行し、その自動実行プログ
ラムにより、コンフィグレーションRAM16aのシス
テム構成情報16bの領域に、予め設定ファイル等とし
て記憶していた元のシステム構成情報を書き戻すこと
で、キーボードなしでのシステムの起動、及び、コンフ
ィグレーションRAM16aに記憶されたシステム構成
情報の元のシステム構成情報への復元が可能となる。
【0068】したがって、BIOS_ROM2の自己診
断テスト/初期化のルーチンにおいて、コンフィグレー
ションRAM16aに書き込むデフォルトのシステム構
成情報は、システムの最終的な構成である必要はない。
逆にこのことから、この自動的なデフォルトのシステム
構成情報の書き込み動作の契機となる事象は、正常なシ
ステムの動作においては遭遇することのないものでなけ
ればならない。
【0069】コンフィグレーションRAM16aのシス
テム構成情報についての記憶内容が不定になった場合に
は、コンピュータ装置100の、図示しないリセットボ
タンを押下してコンピュータ装置100を再起動しよう
としても、コンフィグレーションRAM16aには不定
なシステム構成情報が、バックアップ回路によりバック
アップされることで保持され続けるため、起動時の自己
診断テスト/初期化のルーチンで停止するだけである。
そこで、自動的なデフォルトのシステム構成情報の書き
込み動作の契機となる事象としては、キーボード入力以
外の、例えば、システムが起動しないことを確認した操
作者(ユーザまたは保守要員)による、強制起動キー等
の押下の検出等を適用することが考えられる。
【0070】また、コンフィグレーションRAM16a
のシステム構成情報16bが異常であることを直接検出
したこと、または、システム構成情報16bの異常化に
直結する事実を検出したことを、自動的なデフォルトの
システム構成情報の書き込み動作の契機となる事象とす
れば、システムの起動不可能な状態をユーザに意識させ
ることなく、キーボードなしでのシステムの起動が可能
である。
【0071】以下、その具体的な起動処理例について説
明するが、その前に、RTC16と図1では図示を省略
したRTC16のバックアップ回路を示す図3について
説明する。
【0072】同図において、RTC16は、コンピュー
タ装置100の小型マザーボード上に配置されている。
RTC16の電源入力端子VDDには、RTC16と同
じく小型マザーボード上に配置された電源OR回路51
からのVRTCラインが入力されている。電源OR回路
51には、装置主電源であるPSU50により商用の1
00Vの交流から降圧整流された5Vの電圧と、小型マ
ザーボード上のジャンパ52及びコネクタ54を介して
約3Vの電圧のリチウム電池53からの電圧とが入力さ
れている。リチウム電池53は、コンピュータ装置10
0のマザーボードが小型であるために、マザーボード上
には実装されずに、コネクタ54を介してマザーボード
に接続されている。
【0073】電源OR回路51は、PSU50に交流1
00Vが供給されている間は、PSU50からの5Vを
VRTCラインに出力し、PSU50に交流100Vが
供給されておらず、PSU50から5Vが出力されてい
ない間は、リチウム電池53からの約3Vの電圧をVR
TCラインに出力する。これにより、PSU50に交流
100Vが供給されているがいないかにかかわらず、リ
チウム電池53が十分な容量を残していて出力電圧が十
分高く、コネクタ54またはジャンパ52が外されない
限り、RTC16内のコンフィグレーションRAM16
aの記憶内容は保持される。しかし、PSU50に交流
100Vが供給されていない間に、リチウム電池53の
容量がなくなって出力電圧が降下してしまったり、コネ
クタ54またはジャンパ52が外されたりした場合に
は、コンフィグレーションRAM16aの記憶内容は失
われる。電源OR回路51は、ダイオードによる単純な
ものや、トランジスタを組み合わせて電圧降下を低くで
きる構成等公知な回路構成で実現できるものである。
【0074】また、VRTCラインとグランドとの間に
は、抵抗RとコンデンサCの直列接続で構成された遅延
回路55が、抵抗R側の一端をVRTCラインに、コン
デンサC側の一端をグランドに接続されることにより、
接続されている。そして、抵抗RとコンデンサCの接続
点は、図2に示したようにコンフィグレーションRAM
16aのステータスレジスタ16eの第7ビットを構成
する、フリップフロップ16fのリセット端子rに接続
されている。
【0075】フリップフロップ16fのリセット端子r
における電圧は、VRTCラインに供給される電圧で飽
和するコンデンサCの端子電圧であり、コンフィグレー
ションRAM16aの記憶内容を保持するに十分な高レ
ベルの電圧が供給される限り、論理レベルが「H」に維
持される。しかし、VRTCラインに供給される電圧が
0になるか、あるいは、著しく低下した後に、コンフィ
グレーションRAM16aの記憶内容を保持するに十分
な高レベルの電圧に復旧すると、コンデンサCは、抵抗
Rにより制限される電流により徐々に充電される。した
がって、リセット端子rの電圧は、0V近くから、論理
レベル「L」と「H」の境界のしきいレベルを越えて上
昇する。すると、リセット端子rの論理レベルが「L」
から「H」に変化し、フリップフロップ16fの値1が
値0にリセットされる。また、フリップフロップ16f
の値は、コンフィグレーションRAM16aの第63バ
イトのステータスレジスタ16eが読み出しモードでア
クセスされると、1に戻る。したがって、ステータスレ
ジスタ16eの第7ビットの値を読み出して確認するこ
とで、RTC16のバックアップ状態を確認できる。
【0076】さて、以上の構成でのキーボードなしでの
システム起動処理例について、第1の起動処理例及び第
2の起動処理例に分けて説明する。
【0077】先ず第1の起動処理例について、図4を参
照して説明する。同図において、CPU1は、現在コン
フィグレーションRAM16aに記憶されているシステ
ム構成情報16bを読み出して、それについてのチェッ
クサム値Cnowを算出する(処理1001)。そし
て、現在コンフィグレーションRAM16aに記憶され
ているチェックサム値Coldを読み出す(処理100
2)。
【0078】チェックサム値Cnowと、Coldとが
一致すれば(判断1003のYes)、それは、現在記
憶されているシステム構成情報16bが正常であること
を意味するため、処理1005に処理を移す。チェック
サム値Cnowと、Coldとが不一致であれば(判断
1003のNo)、現在記憶されているシステム構成情
報16bが異常であることを意味するため、デフォルト
のシステム構成情報をシステム構成情報16bとして、
コンフィグレーションRAM16aに書き込む(処理1
004)。このデフォルトのシステム構成情報として
は、ユーザ毎にまちまちの増設分の容量を無視した、必
要最小限のメインメモリ3のメモリ容量、キャッシュメ
モリ4の無効等、コンピュータ装置100が起動して動
作できる最小限の構成についての情報である。
【0079】コンピュータ装置100の小型マザーボー
トを最初にシステムに取り付ける際は、装置の主電源で
あるPSU50は停止していて、リチウム電池53も、
コネクタ54が外されている状態のため、RTC16の
電源入力端子VDDは放電していてほぼ0Vとなり、コ
ンフィグレーションRAM16aの記憶内容は不定とな
り、もし、コンフィグレーションRAM16aの記憶内
容が意味有るものである場合には、その記憶内容は異常
であるといえるため、コンピュータ装置100の小型マ
ザーボートをシステムに取り付けて最初の起動時には、
判断1003の判断結果がNoとなり、チェックサム値
のエラーが検出されて、処理1004の、デフォルトの
システム構成情報の書込み動作が起動しコンフィグレー
ションRAM16aに適当なデフォルトのシステム構成
が書き込まれて、システムが起動することになる。
【0080】しかし、いったんコンピュータ装置100
の小型マザーボードをシステムに取り付け通電した後
は、遅延回路55のコンデンサCの蓄積電荷のために、
RTC16の電源入力端子VDDの電圧がすぐには低下
せず、取り外して再取り付けしたとき、処理1004の
デフォルトのシステム構成情報の自動書き込み動作が起
動されるとは限らない。一度システムに取り付けたコン
ピュータ装置100の小型マザーボードに対し、自動書
き込み動作のトリガとしてシステム構成情報16bのチ
ェックサムエラーを生じさせるには電源OR回路51の
出力のVRTCラインを接地させるなどして積極的に放
電させる必要がある。
【0081】さて、このうようにして、現在記憶されて
いるシステム構成情報16bがそのまま維持され、また
は、デフォルトのシステム構成情報に書き換えられた
後、従来と同様に自己診断・初期化処理を行い(処理1
005)、HDD装置10またはFDD装置12からO
S起動処理をして(処理1006)、OSを起動した
後、そのOSの管理下で、自動実行プログラムによる、
システム構成情報自動復元処理を実行する(処理100
7)。このシステム構成情報自動復元処理は、具体的に
は、HDD装置10またはFDD装置12にファイルと
して記憶していたシステム構成情報を読み出して、コン
フィグレーションRAM16aに書き込む処理である。
そのファイルとして記憶しているシステム構成情報は、
各ユーザによって異なるものであり、ROM2に組み込
むとすれば、コンピュータ装置100の汎用性を損なう
が、ファイルとして記憶することで、コンピュータ装置
100の汎用性を損なうことなしに、各ユーザ毎に異な
るシステム構成の設定に柔軟に対応しつつの、キーボー
ドなしでの起動、及び、キーボードなしでのシステム構
成情報の復元が可能となる。
【0082】処理1007の後は、コンピュータ装置1
00は、オペレーティングシステムの管理下で、ファク
シミリ制御処理を起動し、以後は、ファクシミリ機能部
200を制御して、組み込み型システムとしてのファク
シミリ装置の動作を行う。
【0083】次に、第2の起動処理例について、図5を
参照して説明する。同図において、CPU1は、現在コ
ンフィグレーションRAM16aに記憶されているステ
ータスレジスタ16eの第7ビットのフリップフロップ
16fの値を読み出す(処理2001)。なお、ステー
タスレジスタ16eの第7ビットの値は、この読み出し
動作により、1に再セットされる。
【0084】その読み出した値が1であれば(判断20
02のYes)、それは、RTC16の電源入力端子V
DDに、コンフィグレーションRAM16aの記憶内容
を保持できるのに十分な電圧が供給され続けていたこと
を意味し、現在記憶されているシステム構成情報16b
が正常であることを間接的に意味するため、処理200
4に処理を移す。読み出した値が0であれば(判断20
02のNo)、それは、RTC16の電源入力端子VD
Dに、コンフィグレーションRAM16aの記憶内容を
保持できるのに十分な電圧が供給されていなかった期間
があったことを意味し、現在記憶されているシステム構
成情報16bが正常である保証がないことを意味するた
め、デフォルトのシステム構成情報をシステム構成情報
16bとしてコンフィグレーションRAM16aに書き
込む(処理2003)。このデフォルトのシステム構成
情報としては、ユーザ毎にまちまちの増設分の容量を無
視した、必要最小限のメインメモリ3のメモリ容量、キ
ャッシュメモリ4の無効等、コンピュータ装置100が
起動して動作できる最小限の構成についての情報であ
る。
【0085】コンピュータ装置100の小型マザーボー
トを最初にシステムに取り付ける際は、装置の主電源で
あるPSU50は停止していて、リチウム電池53も、
コネクタ54が外されている状態のため、RTC16の
電源入力端子VDDは放電していてほぼ0Vとなり、コ
ンフィグレーションRAM16aの記憶内容は不定とな
り、もし、コンフィグレーションRAM16aの記憶内
容が意味有るものである場合には、その記憶内容は異常
であるといえるため、コンピュータ装置100の小型マ
ザーボートをシステムに取り付けて最初の起動時には、
判断2002の判断結果がNoとなり、RTC16のバ
ックアップ回路に異常があったことが検出されて、処理
2003の、デフォルトのシステム構成情報の書込み動
作が起動しコンフィグレーションRAM16aに適当な
デフォルトのシステム構成が書き込まれて、システムが
起動することになる。
【0086】しかし、いったんコンピュータ装置100
の小型マザーボードをシステムに取り付け通電した後
は、遅延回路55のコンデンサCの蓄積電荷のために、
RTC16の電源入力端子VDDの電圧がすぐには低下
せず、取り外して再取り付けしたとき、処理2003の
デフォルトのシステム構成情報の自動書き込み動作が起
動されるとは限らない。一度システムに取り付けたコン
ピュータ装置100の小型マザーボードに対し、自動書
き込み動作のトリガとして、ステータスレジスタの第7
ビットを0にリセットさせるためには、PSU50を停
止し、リチウム電池53に直列に接続されたジャンパ5
2をオープンにすることで、RTC16の電源入力端子
VDDに接続されるVRTCラインを放電させればよ
い。さらに確実を期するためには、VRTCラインを接
地させるなどして積極的に放電させる必要がある。
【0087】さて、このうようにして、現在記憶されて
いるシステム構成情報16bがそのまま維持され、また
は、デフォルトのシステム構成情報に書き換えられた
後、従来と同様に自己診断・初期化処理を行い(処理2
004)、HDD装置10またはFDD装置12からO
S起動処理をして(処理2005)、OSを起動した
後、そのOSの管理下で、自動実行プログラムによる、
システム構成情報自動復元処理を実行する(処理200
6)。このシステム構成情報自動復元処理は、具体的に
は、HDD装置10またはFDD装置12にファイルと
して記憶していたシステム構成情報を読み出して、コン
フィグレーションRAM16aに書き込む処理である。
そのファイルとして記憶しているシステム構成情報は、
各ユーザによって異なるものであり、ROM2に組み込
むとすれば、コンピュータ装置100の汎用性を損なう
が、ファイルとして記憶することで、コンピュータ装置
100の汎用性を損なうことなしに、各ユーザ毎に異な
るシステム構成の設定に柔軟に対応しつつの、キーボー
ドなしでの起動、及び、キーボードなしでのシステム構
成情報の復元が可能となる。
【0088】処理2006の後は、コンピュータ装置1
00は、オペレーティングシステムの管理下で、ファク
シミリ制御処理を起動し(処理2007)、以後は、フ
ァクシミリ機能部200を制御して、組み込み型システ
ムとしてのファクシミリ装置の動作を行う。
【0089】なお、以上説明した実施の形態において
は、組み込み型システムとしてのファクシミリ装置に組
み込まれるコンピュータ装置に本発明を適用したが、本
発明はそれに限らず、その他のコンピュータ装置が組み
込まれた事務機器等の組み込み型システムや携帯型デー
タ端末に組み込まれるコンピュータ装置等、通常動作時
にコンピュータ装置用のキーボードを使用しないその他
の用途についても同様に適用可能なものである。
【0090】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記特定
事象検出手段が、前記システム構成記憶手段に記憶され
たシステム構成を、コンピュータ装置として起動して動
作可能な最小限の構成を少なくとも含む所定のシステム
構成に書き換える契機となる特定事象を検出した場合
は、前記システム構成書換手段が、前記システム構成記
憶手段に記憶されたシステム構成を前記所定のシステム
構成に書き換えるため、前記特定事象として、キーボー
ド入力以外のもの、例えば、システムが起動しないこと
を確認した操作者による、強制起動キー等の押下の検出
等を適用することにより、キーボードなしでのシステム
の立ち上げが可能となり、例え、前記システム構成記憶
手段の記憶内容が消失しても、キーボードなしで対応で
きる。したがって、装置の製造時、保守サービス時、及
び、通常の使用している時のいずれの場合においても、
少なくともシステムの起動に関しては、キーボードが不
要で、その分装置コストの低減が図れる効果がある。
【0091】請求項2に係る発明によれば、前記特定事
象検出手段が検出する特定事象は、前記記憶内容検査手
段が前記システム構成記憶手段の記憶内容を検査した結
果が異常であるという、装置の通常動作時においてはあ
りえない事象であるため、前記システム構成書換手段
は、装置が通常動作してしないときに、前記システム構
成記憶手段に記憶されたシステム構成を前記所定のシス
テム構成に書き換えることになり、前記システム構成記
憶手段の記憶内容の書き換えを、装置の通常動作に影響
を与えることなく安全に行うことができる利点がある。
また、前記記憶内容検査手段が前記システム構成記憶手
段の記憶内容を検査した結果が異常であるという事象の
発生は、明らかに前記システム構成記憶手段の記憶内容
を前記所定のシステム構成に書き換えないとシステムの
起動が不可能な状態の生起を意味しているため、その場
合に、前記システム構成書換手段が前記システム構成記
憶手段の記憶内容を自動的に前記所定のシステム構成に
書き換えることで、操作者にシステムの起動が不可能な
状態を意識させることなく、システムを起動することが
可能となる。
【0092】請求項3に係る発明によれば、前記特定事
象検出手段が検出する特定事象は、前記バックアップ手
段が前記装置主電源からの所定の電力供給が停止してい
る期間中前記システム構成記憶手段に所定の電力を継続
的に供給できていなかったことを、前記バックアップ状
態検出手段が検出したという、装置の通常動作時におい
てはありえない事象であるため、前記システム構成書換
手段は、装置が通常動作してしないときに、前記システ
ム構成記憶手段に記憶されたシステム構成を前記所定の
システム構成に書き換えることになり、前記システム構
成記憶手段の記憶内容の書き換えを、装置の通常動作に
影響を与えることなく安全に行うことができる利点があ
る。また、前記バックアップ手段が前記装置主電源から
の所定の電力供給が停止している期間中前記システム構
成記憶手段に所定の電力を継続的に供給できていなかっ
たことを、前記バックアップ状態検出手段が検出したと
いう事象の発生は、前記システム構成記憶手段の記憶内
容が、おそらく失われており、前記所定のシステム構成
に書き換えないとシステムの起動が不可能な状態が生起
している可能性が高いことを意味しているため、その場
合に、前記システム構成書換手段が前記システム構成記
憶手段の記憶内容を自動的に前記所定のシステム構成に
書き換えることで、操作者にシステムの起動が不可能な
状態を意識させることなく、システムを起動することが
可能となる。
【0093】請求項4に係る発明によれば、前記システ
ム構成記憶手段に記憶されるシステム構成が、前記シス
テム構成書換手段により、コンピュータ装置として起動
して動作可能な最小限の構成を少なくとも含む前記所定
のシステム構成に書き換えられて起動したときには、そ
の所定のシステム構成は、前記システム構成復元手段に
より、前記別に記憶していたシステム構成に書き戻され
るため、キーボードなしの状態でコンピュータ装置とし
て最小限動作可能なシステム構成で起動した場合でも、
キーボードなしで元のシステム構成に自動的に戻すこと
が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置と
ファクシミリ機能部とから構成されるファクシミリ装置
のブロック構成を示す図である。
【図2】コンフィグレーションRAMの内部構成を示す
図である。
【図3】RTCとそのRTCのバックアップ回路とを示
す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置に
おける第1の起動処理例について示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置に
おける第2の起動処理例について示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 メインメモリ 3a、3b 増設分のメインメモリ 4 キャッシュメモリ 5 メモリ制御部 6 キーボードインターフェース 7 シリアルポート 8 パラレルポート 9 HDDインターフェース 10 HDD装置10 11 FDDインターフェース 12 FDD装置 13 割り込み制御部 14 DMA制御部 15 タイマ 16 RTC 16a、コンフィグレーションRAM 16b システム構成情報 16c チェックサム(上位) 16d チェックサム(下位) 16e ステータスレジスタ 16f フリップフロップ 17 内部バス 18 拡張バス制御部 19 拡張バス 20 表示制御部 21 LCDモニタ 22 パネル制御部 23 操作パネル 24 システム制御部 25 ROM 26 RAM 27 ファクシミリインターフェース 28 スキャナ 29 プロッタ 30 符号化復号化部 31 網制御部 32 モデム 33 システムバス 50 PSU 51 電源OR回路 52 ジャンパ 53 リチウム電池 54 コネクタ 55 遅延回路 100 コンピュータ装置 200 ファクシミリ機能部 R 抵抗 C コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム構成中に設定変更可能な構成を
    含み、その設定変更可能なシステム構成の設定状態を記
    憶して、その記憶内容に基づいて起動し動作するコンピ
    ュータ装置において、 前記設定変更可能なシステム構成の設定状態を記憶する
    システム構成記憶手段と、そのシステム構成記憶手段に
    記憶されたシステム構成を、コンピュータ装置として起
    動して動作可能な最小限の構成を少なくとも含む所定の
    システム構成に書き換える契機となる特定事象を検出す
    る特定事象検出手段と、その特定事象検出手段が前記特
    定事象を検出した場合は、前記システム構成記憶手段に
    記憶されたシステム構成を前記所定のシステム構成に書
    き換えるシステム構成書換手段とを備えたことを特徴と
    するコンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 前記システム構成記憶手段の記憶内容が
    正常か異常かを検査する記憶内容検査手段を更に備え、
    前記特定事象検出手段が検出する特定事象は、前記記憶
    内容検査手段が前記システム構成記憶手段の記憶内容を
    検査した結果が異常であるという事象であることを特徴
    とする請求項1記載のコンピュータ装置。
  3. 【請求項3】 前記システム構成記憶手段は、所定の電
    力供給が遮断されると記憶内容が失われる揮発性メモリ
    で構成される一方、装置主電源からの所定の電力供給の
    停止時には、その装置主電源に代わって前記システム構
    成記憶手段に所定の電力を供給して記憶内容を保持させ
    るバックアップ手段と、そのバックアップ手段が、前記
    装置主電源からの所定の電力供給が停止している期間中
    前記システム構成記憶手段に所定の電力を継続的に供給
    できていたか否かを検出するバックアップ状態検出手段
    とを更に備え、前記特定事象検出手段が検出する特定事
    象は、前記バックアップ手段が前記装置主電源からの所
    定の電力供給が停止している期間中前記システム構成記
    憶手段に所定の電力を継続的に供給できていなかったこ
    とを、前記バックアップ状態検出手段が検出したという
    事象であることを特徴とする請求項1記載のコンピュー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 前記システム構成記憶手段に記憶すべき
    システム構成を、前記システム構成記憶手段とは別に記
    憶しておく一方、前記システム構成書換手段により、前
    記システム構成記憶手段に記憶されているシステム構成
    が前記所定のシステム構成に書き換えられて起動したと
    きに、前記システム構成記憶手段に記憶されている前記
    所定のシステム構成を、前記別に記憶していたシステム
    構成に書き戻すシステム構成復元手段を備えたことを特
    徴とする請求項1、2または3のいずれかの記載のコン
    ピュータ装置。
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