JPH10227255A - スターリングエンジン用再生熱交換器 - Google Patents

スターリングエンジン用再生熱交換器

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JPH10227255A
JPH10227255A JP4463797A JP4463797A JPH10227255A JP H10227255 A JPH10227255 A JP H10227255A JP 4463797 A JP4463797 A JP 4463797A JP 4463797 A JP4463797 A JP 4463797A JP H10227255 A JPH10227255 A JP H10227255A
Authority
JP
Japan
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heat exchanger
regenerative heat
stirling engine
compression
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP4463797A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Minamoto
直樹 皆本
Takeyoshi Kaminishizono
武良 上西園
Yasushi Fujiwara
康司 藤原
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2257/00Regenerators

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生熱交換器の目詰まりおよび表面の汚れを
防止して、作動ガスの流動損失の増大を防止するととも
に、積層した積層金網の表面が汚れることによって伝熱
性能の低下によるエンジンの性能の低下を防止するこ
と。 【解決手段】 作動流体を加熱する加熱器2と、加熱さ
れた作動流体によって機械的仕事をさせるピストン3
と、仕事をした作動流体を冷却する冷却器1とから成る
スターリングエンジンにおいて、前記冷却器1と前記加
熱器2との間に形成された再生熱交換器4の冷却器側端
部に第1のフィルター51を配設するとともに、前記再
生熱交換器4の前記加熱器側端部に第2のフィルター5
2を配設したスターリングエンジン用再生熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動流体を加熱す
る加熱器と、加熱された作動流体によって機械的仕事を
させるピストンと、仕事をした作動流体を冷却する冷却
器とから成るスターリングエンジンにおいて、前記冷却
器と前記加熱器との間に形成された再生熱交換器の少な
くとも冷却器側端部に第1のフィルターを配設したスタ
ーリングエンジン用再生熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスターリングエンジン用再生熱交
換器は、図5に示されるように作動流体を加熱する加熱
器と、加熱された作動流体によって機械的仕事をさせる
ピストンと、仕事をした作動流体を冷却する冷却器とか
ら成るスターリングエンジンにおいて、前記冷却器と前
記加熱器との間に金属金網を積層した積層金網カートリ
ッジを配置して、スターリングエンジンの熱効率を向上
するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスターリン
グエンジン用再生熱交換器は、再生熱交換器の軸方向両
端部分に、前記ピストンに配設されたピストンリングの
摩耗粉や作動ガス中に含まれているオイルが詰まり、前
記作動ガスの流動損失が増大するとともに、積層した積
層金網の表面が汚れるため伝熱性能も低下して、エンジ
ンの性能低下を招くという問題があった。
【0004】また前記積層金網カートリッジは、金属金
網を多数積層するものであるため、高価であり、メンテ
ナンス毎に容易に交換することが出来ないという問題が
あった。
【0005】そこで本発明者らは、作動流体を加熱する
加熱器と、加熱された作動流体によって機械的仕事をさ
せるピストンと、仕事をした作動流体を冷却する冷却器
とから成るスターリングエンジンにおいて、前記冷却器
と前記加熱器との間に形成された再生熱交換器の軸方向
端部にフィルターを配設して、ピストンリングの摩耗粉
や作動ガス中に含まれているオイルを捕捉するという本
発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結
果、前記再生熱交換器の目詰まりおよび表面の汚れを防
止して、前記作動ガスの流動損失の増大を防止するとと
もに、積層した積層金網の表面が汚れることによって伝
熱性能の低下によるエンジンの性能の低下を防止すると
いう目的を達成する本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
された第1発明)のスターリングエンジン用再生熱交換
器は、作動流体を加熱する加熱器と、加熱された作動流
体によって機械的仕事をさせるピストンと、仕事をした
作動流体を冷却する冷却器とから成るスターリングエン
ジンにおいて、前記冷却器と前記加熱器との間に形成さ
れた再生熱交換器の少なくとも冷却器側端部に第1のフ
ィルターを配設したものである。
【0007】本発明(請求項2に記載された第2発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第1発
明において、前記再生熱交換器の前記加熱器側端部に第
2のフィルターを配設したものである。
【0008】本発明(請求項3に記載された第3発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第2発
明において、前記第1および第2のフィルターが、金属
細線を圧縮成形した圧縮成形フィルターによって構成さ
れているものである。
【0009】本発明(請求項4に記載された第4発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第3発
明において、前記再生熱交換器が、金属細線を編んだ金
網が積層された積層金網カートリッジによって構成され
ているものである。
【0010】本発明(請求項5に記載された第5発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第4発
明において、前記圧縮成形フィルターを構成する前記金
属細線の線径が、前記積層金網を構成する前記金属細線
の線径にほぼ等しいものである。
【0011】本発明(請求項6に記載された第6発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第4発
明において、前記圧縮成形フィルターの充填率が、前記
積層金網カートリッジの充填率にほぼ等しいものであ
る。
【0012】本発明(請求項7に記載された第7発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第6発
明において、前記圧縮成形フィルターの充填率が、60
〜80%に設定されているものである。
【0013】本発明(請求項8に記載された第8発明)
のスターリングエンジン用再生熱交換器は、前記第4発
明において、前記圧縮成形フィルターが、前記再生熱交
換器の前記両端部に交換可能に挿置されているものであ
る。
【0014】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
スターリングエンジン用再生熱交換器は、作動流体を加
熱する加熱器と加熱された作動流体によって前記ピスト
ンにより機械的仕事ををした作動流体を冷却する冷却器
との間に形成された前記再生熱交換器の少なくとも冷却
器側端部に配設された前記第1のフィルターが、前記冷
却器によって冷却された作動流体中に含まれているピス
トンリングの摩耗粉やオイルを捕捉するので、前記再生
熱交換器の目詰まりおよび表面の汚れを防止して、前記
作動ガスの流動損失の増大を防止するとともに、積層し
た積層金網の表面が汚れることによって伝熱性能の低下
によるエンジンの性能の低下を防止するという効果を奏
する。
【0015】上記構成より成る第2発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第1発明において、前
記再生熱交換器の前記加熱器側端部に配設されている前
記第2のフィルターが、前記加熱器によって加熱された
作動流体中に含まれているピストンリングの摩耗粉やオ
イルを捕捉するので、前記再生熱交換器の目詰まりおよ
び表面の汚れを有効に防止して、前記作動ガスの流動損
失の増大を防止するとともに、積層した積層金網の表面
が汚れることによって伝熱性能の低下によるエンジンの
性能の低下を防止するという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第3発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第2発明において、前
記第1および第2のフィルターが、金属細線を圧縮成形
した圧縮成形フィルターによって構成されているので、
フィルター効率が高いという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第4発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第3発明において、前
記再生熱交換器が、金属細線を編んだ金網が積層された
積層金網カートリッジによって構成されているので、再
生熱交換器を構成する積層金網と金属細線を圧縮成形し
た前記圧縮成形フィルターとが同様の構成であるため、
圧縮成形フィルターを配設したことによる圧力損失の増
加を抑制するという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第5発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第4発明において、前
記圧縮成形フィルターを構成する前記金属細線の線径
が、前記積層金網を構成する前記金属細線の線径にほぼ
等しいので、両者における前記作動ガスの流動抵抗およ
び流動損失を等しくすることが出来るという効果を奏す
る。
【0019】上記構成より成る第6発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第4発明において、前
記圧縮成形フィルターの充填率が、前記積層金網カート
リッジの充填率にほぼ等しいので、両者における前記作
動ガスの流動抵抗および流動損失を等しくするという効
果を奏する。
【0020】上記構成より成る第7発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第6発明において、前
記圧縮成形フィルターの充填率が、60〜80%に設定
されているので、最適なフィルター効率を実現するとい
う効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第8発明のスターリング
エンジン用再生熱交換器は、前記第4発明において、前
記圧縮成形フィルターが、前記再生熱交換器の前記両端
部に交換可能に挿置されているので、前記圧縮成形フィ
ルターのみの交換を可能にして、長期間にわたりエンジ
ン性能を維持することが出来るという効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下図面に基づいて説明する。
【0023】(第1実施形態)第1実施形態のスターリ
ングエンジン用再生熱交換器は、図1ないし図3に示さ
れるように作動流体を加熱する加熱器2と、加熱された
作動流体によって機械的仕事をさせるピストン3と、仕
事をした作動流体を冷却する冷却器1とから成るスター
リングエンジンにおいて、前記冷却器1と前記加熱器2
との間に形成された再生熱交換器4の冷却器側端部に第
1のフィルター51を配設するとともに、前記再生熱交
換器4の前記加熱器側端部に第2のフィルター52を配
設したものである。
【0024】本第1実施形態のスターリングエンジン用
加熱器が適用されるスターリングエンジン100は、図
3に示されるようにヘリウム、水素等の封入された作動
流体を天然ガスや灯油等の燃焼ガスによって加熱する加
熱器2と、加熱された作動流体によって機械的仕事をさ
せるピストン3と、仕事をした作動流体(ガス)を冷却
水によって冷却する冷却器1とから成り、前記作動流体
を加熱および冷却する間に動力を取り出す外燃機関であ
る。
【0025】再生器としての前記再生熱交換器4は、図
1および図3に示されるように前記冷却器1と前記加熱
器2との間に形成され、金属細線を編んだ円形の金網4
1が金属製の中空円筒体内に軸方向に多数積層された積
層金網カートリッジ40によって構成され、円筒状のキ
ャビティ42内に挿置されているものである。
【0026】前記第1および第2のフィルター51、5
2は、図2に示されるように金属細線を圧縮成形した円
盤状の圧縮成形フィルターによって構成されているもの
である。
【0027】すなわち、ステンレス線のような金属細線
を用いて編機によって筒状に編み、平らに成形した後、
V突起が外周壁に形成された一対のローラによって挟み
込んでV字状に波付けする。
【0028】V字状に波付けされた前記帯状の金属細線
を円筒状に多数巻装して、型内に載置して軸方向に圧縮
成形して、円盤状のメッシュフィルターを得る。
【0029】前記圧縮成形フィルター51、52を構成
する前記金属細線としてのステンレス線の線径は、前記
積層金網カートリッジ40の前記積層金網を構成する前
記ステンレス細線の線径と同一径に設定されている。
【0030】前記圧縮成形フィルターの充填率が、前記
積層金網カートリッジの充填率にほぼ等しく、具体的に
は前記圧縮成形フィルターの充填率が、60〜80%に
設定されている。
【0031】前記圧縮成形フィルター51、52は、図
1および図3に示されるように前記再生熱交換器4の軸
方向の両端部と前記円筒状のキャビティ42の両端部と
の間に交換可能に挿置されているものである。
【0032】上記構成より成る第1実施形態のスターリ
ングエンジン用再生熱交換器は、作動流体を加熱する前
記加熱器2と加熱された作動流体によって前記ピストン
3により機械的仕事をした作動流体を冷却する前記冷却
器1との間に形成された前記再生熱交換器4の前記冷却
器側端部に配設された前記第1のフィルター51が、前
記冷却器1によって冷却された作動流体中に含まれてい
るピストンリングの摩耗粉やオイルを捕捉する。
【0033】前記再生熱交換器4の前記加熱器2側端部
に配設されている前記第2のフィルター52が、前記加
熱器2によって加熱された作動流体中に含まれているピ
ストンリングの摩耗粉やオイルを捕捉する。
【0034】上記作用を奏する第1実施形態のスターリ
ングエンジン用再生熱交換器は、前記再生熱交換器4の
前記冷却器側端部に配設された前記第1のフィルター5
1が、前記冷却器1によって冷却された作動流体中に含
まれているピストンリングの摩耗粉やオイルを捕捉する
ので、前記再生熱交換器4の目詰まりおよび表面の汚れ
を防止して、前記作動ガスの流動損失の増大を防止する
とともに、積層した積層金網の表面が汚れることによっ
て伝熱性能の低下によるスターリングエンジンの性能の
低下を防止するという効果を奏する。
【0035】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記再生熱交換器4の前記加熱器側
端部に配設されている前記第2のフィルター52が、前
記加熱器2によって加熱された作動流体中に含まれてい
るピストンリングの摩耗粉やオイルを捕捉するので、前
記再生熱交換器の目詰まりおよび表面の汚れを有効に防
止して、前記作動ガスの流動損失の増大を防止するとと
もに、積層した積層金網の表面が汚れることによって伝
熱性能の低下によるスターリングエンジンの性能の低下
を防止するという効果を奏する。
【0036】なお本発明者らは、本第1実施形態におけ
る前記圧縮成形フィルター51、52の効果を確認する
ために、スターリングエンジンの耐久運転の前後におい
て、前記積層金網カートリッジ40および前記圧縮成形
フィルター51、52の各部の重量変化の計測を行っ
た。
【0037】図4から明らかなように、前記積層金網カ
ートリッジ40の両端に配設した前記圧縮成形フィルタ
ー51、52だけが重量が増加しており、このことから
前記積層金網カートリッジ40の両端に配設した前記圧
縮成形フィルター51、52が、ピストンリングの摩耗
粉やオイルを捕捉し、フィルターとして有効に機能して
いることが明らかである。さらに前記積層金網カートリ
ッジ40の目詰まりや表面の汚れが防止されていること
が明らかである。
【0038】したがって、伝熱性能に優れ高価な前記積
層金網カートリッジ40はそのままで、メンテナンスの
際に安価な前記圧縮成形フィルター51、52のみを交
換することで、長期に亘りスターリングエンジンの性能
を維持することが出来るものである。
【0039】さらに第1実施形態のスターリングエンジ
ン用再生熱交換器は、前記第1および第2のフィルター
51、52が、金属細線を圧縮成形した圧縮成形フィル
ターによって構成されているので、フィルター効率が高
いとともに、死容積の増加を最小限に抑えることが出来
るという効果を奏する。
【0040】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記再生熱交換器4が、金属細線を
編んだ金網が積層された積層金網カートリッジ40によ
って構成されているので、前記再生熱交換器4を構成す
る積層金網と金属細線を圧縮成形した前記圧縮成形フィ
ルター51、52とが同様の構成であるため、圧縮成形
フィルターを配設したことによる圧力損失の増加を抑制
するという効果を奏する。
【0041】さらに第1実施形態のスターリングエンジ
ン用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、5
2を構成する前記金属細線の線径が、前記積層金網カー
トリッジ40の前記積層金網を構成する前記金属細線の
線径に等しいので、両者を同一線材によって構成するこ
とが出来るという効果を奏する。
【0042】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、52
の充填率が、前記積層金網カートリッジ40の充填率に
ほぼ等しいので、両者における前記作動ガスの流動抵抗
および流動損失を等しくするという効果を奏する。
【0043】さらに第1実施形態のスターリングエンジ
ン用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、5
2の充填率が、60〜80%に設定されているので、最
適なフィルター効率を実現するという効果を奏する。
【0044】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、52
が、前記再生熱交換器4の前記両端部に交換可能に挿置
されているので、前記圧縮成形フィルター51、52の
みの交換を可能にして、長期間にわたりエンジン性能を
維持することが出来るという効果を奏する。
【0045】さらに第1実施形態のスターリングエンジ
ン用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、5
2を構成する前記金属細線と、前記積層金網カートリッ
ジ40の前記積層金網を構成する前記金属細線とがとも
にステンレス細線を用い、しかも線径および充填率も等
しいので、前記圧縮成形フィルター51、52がフィル
ターとしての機能以外に再生熱交換器としての機能も果
たすという効果を奏する。
【0046】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、52
を、市販されている所謂メッシュばねの仕様を変えるこ
とにより利用することが出来るため、安価に製作を行う
ことが出来るとともに、定期的なメンテナンスにおける
フィルタの交換を可能にするという効果を奏する。
【0047】さらに第1実施形態のスターリングエンジ
ン用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、5
2を構成する前記金属細線の圧縮率、線径を容易に変更
することが出来るため、微細な摩耗粉やオイルのミスト
を有効に取り除くように調整することが可能であるとと
もに、またフィルターの流動損失を自在に調整すること
が出来るという効果を奏する。
【0048】また第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器は、前記圧縮成形フィルター51、52
をV字状に波付けした金属細線を圧縮成形して構成する
ので、適度な弾性を有するため、前記積層金網カートリ
ッジ40を弾性的に支持するという効果を奏する。
【0049】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0050】上記第1実施形態においては、一例として
編まれた金属金網を、V突起が外周壁に形成された一対
のローラによって挟み込んでV字状に波付けする例につ
いて説明したが、本発明としてはそれらに限定されるも
のでは無く、凹凸を付与し得るものであれば良く、例え
ば充填率、弾性、その他の要求に応じて正弦波状、台形
状その他に波付けする態様を採用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のスターリングエンジン
用再生熱交換器を示す部分断面図である。
【図2】本第1実施形態の圧縮成形フィルターを示す斜
視図である。
【図3】本第1実施形態の圧縮成形フィルターが適用さ
れたスターリングエンジンを示す断面図である。
【図4】本第1実施形態における再生熱交換器および圧
縮成形フィルターの各部を示す断面図、および該各部の
重量変化割合を示す線図である。
【図5】従来のスターリングエンジンを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 冷却器 2 加熱器 3 ピストン 4 再生熱交換器 51、52 圧縮成形フィルター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体を加熱する加熱器と、加熱され
    た作動流体によって機械的仕事をさせるピストンと、仕
    事をした作動流体を冷却する冷却器とから成るスターリ
    ングエンジンにおいて、 前記冷却器と前記加熱器との間に形成された再生熱交換
    器の少なくとも冷却器側端部に第1のフィルターを配設
    したことを特徴とするスターリングエンジン用再生熱交
    換器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記再生熱交換器の前記加熱器側端部に第2のフィルタ
    ーを配設したことを特徴とするスターリングエンジン用
    再生熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第1および第2のフィルターが、金属細線を圧縮成
    形した圧縮成形フィルターによって構成されていること
    を特徴とするスターリングエンジン用再生熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記再生熱交換器が、金属細線を編んだ金網が積層され
    た積層金網カートリッジによって構成されていることを
    特徴とするスターリングエンジン用再生熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記圧縮成形フィルターを構成する前記金属細線の線径
    が、前記積層金網を構成する前記金属細線の線径にほぼ
    等しいことを特徴とするスターリングエンジン用再生熱
    交換器。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記圧縮成形フィルターの充填率が、前記積層金網カー
    トリッジの充填率にほぼ等しいことを特徴とするスター
    リングエンジン用再生熱交換器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記圧縮成形フィルターの充填率が、60〜80%に設
    定されていることを特徴とするスターリングエンジン用
    再生熱交換器。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 前記圧縮成形フィルターが、前記再生熱交換器の前記両
    端部に交換可能に挿置されていることを特徴とするスタ
    ーリングエンジン用再生熱交換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2429044A (en) * 2005-06-28 2007-02-14 Microgen Energy Ltd Arrangement to reduce damage to Stirling machine from oxidation of regenerator
WO2011004603A1 (ja) 2009-07-10 2011-01-13 川崎重工業株式会社 熱機関用再生器およびこの再生器を用いたスターリングエンジン

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