JPH10222968A - 記録再生装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

記録再生装置および方法、並びに記録媒体

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JPH10222968A
JPH10222968A JP9021256A JP2125697A JPH10222968A JP H10222968 A JPH10222968 A JP H10222968A JP 9021256 A JP9021256 A JP 9021256A JP 2125697 A JP2125697 A JP 2125697A JP H10222968 A JPH10222968 A JP H10222968A
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JP
Japan
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recording
signal
recording medium
information
code
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9021256A
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English (en)
Inventor
Toshiya Akiba
俊哉 秋葉
Masami Tomita
真巳 冨田
Taro Mizufuji
太郎 水藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9021256A priority Critical patent/JPH10222968A/ja
Publication of JPH10222968A publication Critical patent/JPH10222968A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像音声信号から文字情報を効率的に抽出す
ることができるようにする。 【解決手段】 入力信号C−1は時刻t1に、入力信号
B−1は時刻t2に、入力信号A−1は時刻t3に、入力
信号D−1は時刻t4に、入力された信号C−2は時刻
5に、それぞれ並行して所定の記録媒体に記録され
る。そして、記録媒体に対して信号の記録および再生と
は独立して、バックグラウンド処理として、各信号に含
まれる文字情報の抽出処理が、入力信号C−1,B−
1,A−1,D−1,C−2の順番で実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置およ
び方法、並びに記録媒体に関し、例えば、映像信号に含
まれる文字や記号をコードに変換し、映像信号とともに
記録する記録再生装置および方法、並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送によって送られてくる
映像信号には、画像の他に、テロップ等の文字情報が含
まれている場合がある。この文字情報は、映像信号を記
録するとき、画像の一部としてそのまま記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、映像信号
に含まれる文字情報は、記録時に静止画像として記録さ
れ、文字コードとして記録されないため、他の機器との
連係を妨げる要因となっている課題があった。
【0004】例えば、映像信号に含まれる文字情報は、
文字コードとして抽出できないため、パーソナルコンピ
ュータ等で文字情報を利用するためには、映像信号に含
まれる文字情報を人手を介して再度入力し直す必要があ
る。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、映像信号に含まれる文字情報を文字コード
に変換することにより、文字情報を活用することがで
き、文字情報による映像の検索や整理を行うことができ
るようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録再
生装置は、信号の記録および再生とは独立して、任意の
タイミングで、記録媒体に記録されている信号に含まれ
る所定の情報を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽
出された情報に対応するコードを生成する生成手段と、
生成手段により生成されたコードを記録媒体に記録する
記録手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項7に記載の記録再生方法は、信号の
記録および再生とは独立して、任意のタイミングで、記
録媒体に記録されている信号に含まれる所定の情報を抽
出し、抽出された情報に対応するコードを生成し、生成
されたコードを記録媒体に記録することを特徴とする。
【0008】請求項8に記載の記録再生装置は、記録媒
体に記録されている信号に含まれる所定の情報を抽出す
る抽出手段と、抽出手段により抽出された情報に対応す
るコードを生成する生成手段と、生成手段により生成さ
れたコードを記録媒体に記録する記録手段と、抽出手段
による情報の抽出、生成手段による情報に対応するコー
ドの生成、および記録手段によるコードの記録媒体への
記録を、記録媒体に信号を記録するタイミング、記録媒
体に記録された信号を再生するタイミング、記録媒体に
対する信号の記録および再生とは独立した任意のタイミ
ングのいずれのタイミングで行うかを選択する選択手段
と、選択手段により選択されたタイミングに応じて、抽
出手段、生成手段、記録手段の動作を制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項9に記載の記録再生方法は、記録媒
体に記録されている信号に含まれる所定の情報を抽出
し、抽出された情報に対応するコードを生成し、生成さ
れたコードを記録媒体に記録するとき、情報の抽出、情
報に対応するコードの生成、およびコードの記録媒体へ
の記録を、記録媒体に信号を記録するタイミング、記録
媒体に記録された情報を再生するタイミング、記録媒体
に対する情報の記録および再生とは独立した任意のタイ
ミングのいずれのタイミングで行うかを選択し、選択し
たタイミングに応じて、情報の抽出、コードの生成、コ
ードの記録を制御することを特徴とする。
【0010】請求項10に記載の記録媒体は、信号の記
録および再生とは独立した任意のタイミングで、記録さ
れている信号に含まれる所定の情報が抽出され、抽出さ
れた情報に対応するコードが記録されることを特徴とす
る。
【0011】請求項1に記載の記録再生装置において
は、信号の記録および再生とは独立して、任意のタイミ
ングで、抽出手段が、記録媒体に記録されている信号に
含まれる所定の情報を抽出し、生成手段が、抽出手段に
より抽出された情報に対応するコードを生成し、記録手
段が、生成手段により生成されたコードを記録媒体に記
録する。
【0012】請求項8に記載の記録再生装置において
は、抽出手段が、記録媒体に記録されている信号に含ま
れる所定の情報を抽出し、生成手段が、抽出手段により
抽出された情報に対応するコードを生成し、記録手段
が、生成手段により生成されたコードを記録媒体に記録
し、選択手段が、抽出手段による情報の抽出、生成手段
による情報に対応するコードの生成、および記録手段に
よるコードの記録媒体への記録を、記録媒体に信号を記
録するタイミング、記録媒体に記録された信号を再生す
るタイミング、記録媒体に対する信号の記録および再生
とは独立した任意のタイミングのいずれのタイミングで
行うかを選択し、制御手段が、選択手段により選択され
たタイミングに応じて、抽出手段、生成手段、記録手段
の動作を制御する。
【0013】請求項7に記載の記録再生方法において
は、信号の記録および再生が行われていないときに、記
録媒体に記録されている信号に含まれる所定の情報を抽
出し、抽出された情報に対応するコードを生成し、生成
されたコードを記録媒体に記録する。
【0014】請求項9に記載の記録再生方法において
は、記録媒体に記録されている信号に含まれる所定の情
報を抽出し、抽出された情報に対応するコードを生成
し、生成されたコードを記録媒体に記録し、情報の抽
出、情報に対応するコードの生成、およびコードの記録
媒体への記録を、記録媒体に信号を記録するタイミン
グ、記録媒体に記録された信号を再生するタイミング、
記録媒体に対する信号の記録および再生とは独立した任
意のタイミングのいずれのタイミングで行うかを選択
し、選択したタイミングに応じて、情報の抽出、コード
の生成、コードの記録を制御する。
【0015】請求項10に記載の記録媒体においては、
信号の記録および再生とは独立した任意のタイミング
で、記録されている信号に含まれる所定の情報が抽出さ
れ、抽出された情報に対応するコードが記録される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録再生装置を
適用した映像音声記録再生装置の一実施の形態の構成例
を示すブロック図である。記録信号処理系1は、入力さ
れた映像信号および音声信号をディジタルの映像データ
および音声データにそれぞれ変換し、圧縮処理を施すよ
うになされている。信号検出系2は、映像データに含ま
れる文字情報を抽出し、文字コード(キャラクタコー
ド)に変換するようになされている。
【0017】再生信号処理系3は、再生されたデータを
映像データ、音声データ、および付加情報に分類するよ
うになされている。そして、映像データおよび音声デー
タに対して伸張処理を施し、アナログ信号に変換するよ
うになされている。信号検出系4は、映像データに含ま
れる文字情報を抽出し、文字コードに変換するようにな
されている。
【0018】記録媒体5は、ハードディスク、光ディス
ク、メモリカード等により構成され、後述するシステム
コントローラ7(制御手段、検索手段)の制御により、
記録信号処理系1より供給された信号を記録するように
なされている。また、記録されたデータを再生し、再生
信号処理系3に供給するようになされている。
【0019】記録制御信号入力系6(選択手段)は、キ
ーボードやマウス等により構成され、使用者が入力した
キー操作やマウス操作に対応する記録制御信号をシステ
ムコントローラ7に供給するようになされている。再生
制御信号入力系8(選択手段)は、キーボードやマウス
等により構成され、使用者が入力したキー操作やマウス
操作に対応する再生制御信号をシステムコントローラ7
に供給するようになされている。システムコントローラ
7は、所定の制御プログラムを記憶するROM(read o
nly memory)、制御プログラムに従って処理を実行する
CPU(central processing unit)等から構成され、
各部を制御するようになされている。
【0020】記録信号処理系1、信号検出系2、記録媒
体5、記録制御信号入力系6、再生制御信号入力系8、
およびシステムコントローラ7は、記録系を構成し、再
生信号処理系3、信号検出系4、記録媒体5、記録制御
信号入力系6、再生制御信号入力系8、およびシステム
コントローラ7は、再生系を構成している。
【0021】図2は、図1に示した記録系の構成例を示
すブロック図である。映像信号処理系11は、VTR
(video tape recorder)等より入力した映像信号をベ
ースバンド信号に戻し、出力するようになされている。
カメラ信号処理系12は、ビデオカメラ等より入力した
映像信号をベースバンド信号に戻し、出力するようにな
されている。チューナ系13は、アンテナを介して入力
された映像信号および音声信号をベースバンド信号に戻
し、出力するようになされている。
【0022】映像信号切り換え系14は、システムコン
トローラ7の制御に従って、映像信号処理系11、カメ
ラ信号処理系12、チューナ系13より供給された映像
信号を、必要に応じて切り換えるようになされている。
映像信号A/D変換系15は、映像信号切り換え系14
より入力された映像信号をディジタルの映像データに変
換するようになされている。映像信号検出制御系16
は、映像データに含まれる文字情報を抽出するようにな
されている。映像信号帯域圧縮処理系17は、入力され
た映像データに対してMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)等の方式による圧縮処理を施し、出力するよ
うになされている。
【0023】音声信号処理系18は、入力された音声信
号のレベル等を調整し、出力するようになされている。
マイク入力音声処理系19は、ビデオカメラのマイク等
より入力された音声信号のレベル等を調整し、出力する
ようになされている。音声信号切り換え系20は、シス
テムコントローラ7の制御に従って、チューナ系13、
音声信号処理系18、マイク入力音声処理系19より供
給された音声信号を、必要に応じて切り換えるようにな
されている。
【0024】音声信号A/D変換系21は、入力された
音声信号をディジタルの音声データに変換し、出力する
ようになされている。音声信号検出制御系22は、入力
された音声データに対して、ノイズ成分の除去等の処理
を施し、出力するようになされている。音声信号帯域圧
縮処理系23は、入力された音声データを圧縮し、出力
するようになされている。
【0025】記録データ処理系24(記録手段、付加情
報記録手段)は、映像信号帯域圧縮処理系17からの映
像データ、音声信号帯域圧縮処理系23からの音声デー
タ、映像信号検出制御系16より供給された文字コード
および付加情報を重畳し、出力するようになされてい
る。
【0026】次に、入力された映像音声信号を記録する
ときに、同時に文字情報を検出し、それを図4を参照し
て後述するフォーマットを有するIDとして記録する場
合の動作について説明する。
【0027】映像信号処理系11に入力されたVTR等
からの映像信号は、YUV等のベースバンド信号に戻さ
れた後、映像信号切り換え系14に供給される。また、
カメラ信号処理系12に供給された映像信号は、YUV
等のベースバンド信号に戻された後、映像信号切り換え
系14に供給される。また、アンテナよりチューナ系1
3に入力された信号は、所定の放送局が選局された後、
その放送局に対応する映像信号がYUV等のベースバン
ド信号に戻され、映像信号は映像信号切り換え系14に
供給され、音声信号は音声信号切り換え系20に供給さ
れる。
【0028】また、音声信号処理系18に入力されたV
TR等からの音声信号は、レベル等が調整された後、音
声信号切り換え系20に供給される。また、ビデオカメ
ラのマイク等より入力された音声信号は、マイク入力音
声処理系19によりレベル等が調整された後、音声信号
切り換え系20に供給される。
【0029】映像信号処理系11、カメラ信号処理系1
2、チューナ系13より映像信号切り換え系14に供給
された映像信号は、システムコントローラ7の制御によ
り、それらのいずれかが切り換えられて出力される。映
像信号切り換え系14より出力された映像信号は、映像
信号A/D変換系15において、ディジタルの映像デー
タに変換された後、映像信号検出制御系16に供給され
る。
【0030】映像信号検出制御系16においては、図4
を参照して後述するように、映像データに含まれる文字
情報が抽出され、映像データは映像信号帯域圧縮処理系
17に供給され、抽出された文字情報は、記録データ処
理系24に供給される。映像信号帯域圧縮処理系17に
供給された映像データは、MPEG等の圧縮方法による
圧縮処理が施された後、記録データ処理系24に供給さ
れる。
【0031】一方、チューナ系13、音声信号処理系1
8、およびマイク入力音声処理系19より音声信号切り
換え系20に供給された音声信号は、システムコントロ
ーラ7の制御に従って、そのいずれかが切り換えられ
て、音声信号A/D変換系21に供給される。音声信号
A/D変換系21に供給された音声信号は、ディジタル
の音声データに変換された後、音声信号検出制御系22
に供給される。音声信号検出制御系22においては、ノ
イズ成分を除去するなどの処理が施された後、音声信号
帯域圧縮処理系23に供給される。
【0032】音声信号帯域圧縮処理系23においては、
音声信号検出制御系22より供給された音声データに対
して圧縮処理が施された後、記録データ処理系24に供
給される。
【0033】記録データ処理系24に供給された映像信
号帯域圧縮処理系17からの映像データ、映像信号検出
制御系16からの文字情報、および音声信号帯域圧縮処
理系23からの音声データは重畳された後、記録媒体5
に供給され、図11を参照して後述するような形式で記
録される。また、文字情報は、図10を参照して後述す
るように、付加情報を有するIDとして、映像データお
よび音声データに関連づけられて記録される。
【0034】以上のようにして、入力された映像信号か
ら文字情報が抽出され、抽出された文字情報が映像信号
および音声信号と関連づけて記録される。
【0035】図3は、図1の再生系の構成例を示すブロ
ック図である。再生データ処理系31は、記録媒体5よ
り再生されたデータを映像データ、音声データ、および
付加情報に分けるようになされている。映像信号帯域伸
張処理系32は、MPEG等で圧縮処理された映像信号
に対して伸張処理を施すようになされている。映像信号
検出制御系38は、映像データに含まれる文字情報を抽
出するようになされている。映像信号D/A変換系39
は、入力された映像データをアナログの映像信号に変換
するようになされている。映像信号出力処理系40は、
入力された映像信号をエンコードし、出力するようにな
されている。
【0036】音声信号帯域伸張処理系41は、MPEG
等で圧縮処理された音声データを伸張するようになされ
ている。音声信号検出制御系42は、入力された音声デ
ータに対してノイズ成分の除去などの処理を施し、出力
するようになされている。音声信号D/A変換系43
は、入力された音声データをアナログの音声信号に変換
するようになされている。音声信号出力処理系44は、
入力された音声信号をエンコードし、出力するようにな
されている。
【0037】付加機能処理系45は、再生データ処理系
31より供給されたID、即ち、文字コード(キャラク
タデータ)、および映像信号検出制御系38より供給さ
れた文字情報をキーワードとして表示したり、これらの
文字情報を整理して表示するための表示データを生成す
るようになされている。
【0038】次に、その動作について説明する。記録媒
体5より再生された映像音声データ、および付加情報
(ID)は、再生データ処理系31に供給される。再生
データ処理系31においては、再生されたデータが映像
データ、音声データ、および付加情報に分けられ、映像
データは映像信号帯域伸張処理系32に供給され、音声
データは音声信号帯域伸張処理系41に供給される。ま
た、付加情報は付加機能処理系45に供給される。
【0039】映像信号帯域伸張処理系32に供給された
映像データは、伸張され、元の映像データに変換された
後、映像信号検出制御系38に供給される。映像信号検
出制御系38においては、伸張された映像データに含ま
れる文字情報が抽出される。そして、抽出された文字情
報は、付加機能処理系45に供給され、映像データは映
像信号D/A変換系39に供給される。再生時に文字情
報を抽出し、記録する場合には、映像信号検出制御系3
8において抽出された文字情報は、図2に示した記録系
の記録データ処理系24に供給される。
【0040】映像信号D/A変換系39に供給された映
像データはアナログの映像信号に変換された後、映像信
号出力処理系40に供給される。映像信号出力処理系4
0においては、入力された映像信号がエンコードされた
後、出力される。
【0041】一方、映像信号検出制御系38より供給さ
れた付加情報は、付加機能処理系45の制御により、映
像信号出力処理系40を介して、検索時のキーワードと
して図示せぬ表示装置の画面に表示されたり、これらの
付加情報が分類、整理され、画面に表示されたり、テキ
ストデータとして出力される。
【0042】再生データ処理系31より音声信号帯域伸
張処理系41に供給された音声データは、伸張処理が施
された後、音声信号検出制御系42に供給される。音声
信号検出制御系42に入力された音声データは、ノイズ
成分を除去するなどの処理が施された後、音声信号D/
A変換系43に供給される。音声信号D/A変換系43
に供給された音声データは、アナログの音声信号に変換
された後、音声信号出力処理系44に供給され、エンコ
ードされた後、出力される。
【0043】図4は、図2および図3に示した映像信号
検出制御系16,38の構成例を示すブロック図であ
る。ノイズ除去処理部51は、LPF(ローパスフィル
タ)、あるいはメディアンフィルタ等により構成され、
入力された映像信号(例えば、YUV信号、RGB信号
等)から、不要なノイズ成分を除去するようになされて
いる。均一エリア検出処理部52は、文字が存在するエ
リアの候補を検出するようになされている。コントラス
ト判別処理部53は、均一エリアと周辺、均一エリア間
のコントラストを計算し、2値化のためのしきい値を算
出するようになされている。
【0044】文字エリア検出部54(抽出手段)は、文
字が存在する文字エリアを検出し、文字個別の大きさを
求め、参照すべき文字サイズを表すデータを出力するよ
うになされている。2値化処理部55は、文字エリア検
出部54によって切り出された文字エリアを2値化処理
し、文字エリア内の各文字に対応する比較用のビットマ
ップを作成するようになされている。キャラクタデータ
ベース56は、文字コード(例えば、アスキーコード
等)に対応する基準ビットマップを記憶しており、文字
エリア検出部54より供給された文字サイズを表すデー
タに基づいて、基準ビットマップをリサイズして出力す
るようになされている。
【0045】比較部57(生成手段)は、2値化処理部
55からの比較用のビットマップと、キャラクタデータ
ベース56からシステムコントローラ7の制御により順
次供給される所定の文字に対応するビットマップとを比
較し、両者が合致するポイント(ビット)が最も多い文
字を検出し、その文字に対応する文字コードを出力する
ようになされている。システムコントローラ7は、キャ
ラクタデータベース56に対して、文字コードを順次供
給し、対応するビットマップを出力するよう指令する。
また、比較部57からの比較結果としての文字コードの
供給を受けたとき、それを文字列分類処理部58に供給
するようになされている。
【0046】文字列分類処理部58は、システムコント
ローラ7より供給された文字コードより構成される文字
列を分類するようになされている。
【0047】次に、その動作について説明する。入力さ
れた映像信号(YUV信号またはRGB信号)は、ノイ
ズ除去処理部51により、不要なノイズ成分が除去され
た後、均一エリア検出処理部52に供給される。
【0048】次に、均一エリア検出処理系52、コント
ラスト判別処理部53、文字エリア検出部54、および
2値化処理部55において行われる処理について、図5
に示したフローチャートを参照して説明する。
【0049】最初、ステップS1において、均一エリア
検出処理部52により、均一エリアの検出が行われる。
ここでは、テロップやボードに書かれた文字は、同一ま
たは近い値で構成されていることを前提としている。図
6に示すように、画面全体の画素を例えば3×3のブロ
ック単位で1画素ずつスキャンし、ブロックの中心の注
目画素とその近傍の画素とを比較し、中心の画素と近傍
の画素の画素レベルが同一であるか、または中心画素と
近傍の画素の画素レベルの差が所定の基準値より小さい
場合、そのブロックは均一エリアであると判断し、注目
画素に対してフラグを立てる。
【0050】即ち、注目画素Aと、その回りの画素a,
b,c,d,e,f,g,hが、下記に示すような関係
を満たす場合、画素Aが周囲の画素と均一であるとす
る。ここでは、各画素を表す文字A,a,b,c,d,
e,f,g,hが同時に各画素の画素レベルを表すもの
とし、「Lth」は、所定のしきい値(レベル差限度
値)を表すものとする。
【0051】(|A−a|<Lth) かつ (|A−
b|<Lth) かつ (|A−c|<Lth) かつ (|A−d|<Lt
h) かつ (|A−e|<Lth) かつ (|A−f|<Lt
h) かつ (|A−g|<Lth) かつ (|A−h|<Lt
h)
【0052】次に、ステップS2に進み、均一エリアの
境界付近のレベル差を検出する。即ち、境界の全ての個
所について、3×3のブロックの中央の注目画素と周囲
の画素との間のレベル差を検出し、その最小値(di
f)を求める。
【0053】次に、ステップS3において、レベル差の
最小値difが所定のコントラスト差の定数値Daより
大きいか否かが判定される。そして、レベル差の最小値
difが、所定のコントラスト差の定数Daより小さい
と判定された場合、ステップS4に進み、判別不能であ
るとし、文字列候補の判別処理を中止する。一方、レベ
ル差の最小値difがコントラスト差の定数Daより大
きいかまたは等しいと判定された場合、ステップS5に
進む。
【0054】ステップS5においては、レベル差の最小
値difが所定のコントラスト差の定数Dbより大きい
か否かが判定される。レベル差の最小値difが所定の
コントラスト差の定数Dbより小さいと判定された場
合、ステップS6に進み、誤判別の可能性があることを
示すフラグをIDに入れ、ステップS7に進む。一方、
レベル差の最小値difが所定のコントラスト差の定数
bより大きいかまたは等しいと判定された場合、ステ
ップS7に進む。
【0055】即ち、均一エリアでの閉じた面(例えば、
図6において、文字「h」と書かれた部分)に対して、
その境界付近の各画素に対して、その周辺画素との輝度
差を求め、それが規定値よりも大きい個所が連続すれ
ば、そのエリアをテロップ等の文字であると判断し、周
辺画素との輝度差が規定値より小さい個所の比率が高け
れば、文字以外若しくは判別不可能であると判断する。
【0056】従って、周辺画素との間にある程度の輝度
差が確保されている均一エリアを文字列がある部分と判
断することになる。このとき、例えば、文字の周囲に黒
の縁取りがある文字の場合は問題なく文字であると判断
することができるが、縁取りがない場合のように、周辺
画素との間の輝度差が確保できない部分がある場合に
は、後段以降での誤判別の可能性が高いので、誤判別可
能性フラグをIDに入れる。
【0057】ここでは、テロップ等の文字は、通常、背
景画と見分けがつきやすいように縁取りがある、また
は、背景画とコントラストがつくような色彩が用いられ
ている、あるいは、ボード状の画素レベルが均一な面に
コントラストをつけて書かれているという前提で判別が
行われる。
【0058】例えば、図7に示すように、ボード状の画
素レベルが均一な面上に表示された文字「h」を判別す
る場合、各画素の画素レベルを求め、輝度差が均一な部
分M(均一エリア)とその周辺の部分Nとの間の輝度差
が一様に確保されているとき、その部分Mを文字を構成
する部分であると判定する。
【0059】ステップS7においては、文字エリア検出
部54により、文字エリアの検出が行われる。即ち、こ
れまでに検出したエリアのレベルと色が同一のものが同
一の文字列ブロックとされる。また、図8に示すよう
に、色や輝度等により同一文字列であると判定し、次
に、各文字の縦横比と縦横の最大ドット数から各文字の
サイズ(大きさ)を検出する。そして、検出した文字サ
イズを表すデータをキャラクタデータベース56に供給
する。
【0060】次に、ステップS8に進み、2値化処理部
55により、文字エリア検出部54によって得られた文
字列ブロック内の各画素に対して所定のしきい値による
2値化処理が行われ、個々の文字に切り放され、順に比
較部57に供給される。
【0061】以上のようにして、一連のコントラスト検
出処理が終了する。
【0062】キャラクタデータベース56は、文字エリ
ア検出部54より供給された文字サイズに従って、記憶
している文字の基準ビットマップの大きさをリサイズす
る。そして、リサイズした基準ビットマップを比較部5
7に供給する。
【0063】比較部57においては、キャラクタデータ
ベースより供給される基準ビットマップに基づいて、2
値化処理部55より供給されるビットマップの認識が行
われる。ここでは、文字認識として一般に用いられてい
るパターンマッチング法が用いられるものとする。
【0064】即ち、2値化処理部55より供給されるビ
ットマップに対応する基準ビットマップとを比較し、合
致する点が最も多い基準ビットマップに対応する文字を
検出する。合致する点が少ない場合には、例えば、図9
に示すように、基準ビットマップの読み出し方法を変え
ることにより、実質的に基準ビットマップを傾けたり、
各ビットの位置をずらしたりして、抽出されたビットマ
ップの対応するビットとの間で排他的論理和等を演算
し、合致する点の数を求める。このようにして、その文
字に対応する文字コードを検出し、検出結果としての文
字コードをシステムコントローラ7に供給する。
【0065】また、判断がつきかねる場合には、その文
字列を含むIDの中の判別結果誤判別可能性の項に誤判
別の可能性があることを示すデータを記述する。
【0066】比較部57から検出結果の供給を受けたシ
ステムコントローラ7は、それを文字列の分類処理部5
8に供給する。文字列の分類処理部58は、システムコ
ントローラ7より供給された検出結果としての文字コー
ドからなる文字または文字列を分類する。即ち、特定の
文字列で始まるもの、例えば、「http://」、
「ftp://」等で始まる文字列をURL(Uniform
Resource Locator)等に分類する。また、特定のフォー
マットを有する文字列、例えば、「xxx@xx」、
「1234−56−7890」等をファクシミリ番号や
電話番号等に分類する。また、時刻、スコア等のよう
に、画面の特定の位置に表示される文字列を一意的に分
類する。
【0067】このようにして分類された文字列の各文字
コードは、図2に示す記録系においては、記録データ処
理系24に供給される。記録データ処理系24は、映像
信号検出制御系16より供給されたID(付加情報)を
記録媒体5に供給し、記録させる。
【0068】図10は、上記IDの記録フォーマットの
例を示す図である。IDには、例えば、次のような項目
が記述される。即ち、記録年月日時分秒(YEAR、M
ONTH、DAY、HOUR、MINUTE、SECO
ND)、入力ソース(INPUT SOURCE)(例
えば,VTR、チューナ等)、チャンネル番号(CHA
NNEL)、IDカテゴリ(ID CATEGORY)
(例えば、文字、動き情報)、判別結果誤判別可能性
(例えば、入力条件が悪かった、あるいは、識別がうま
く行われていないといった認識率に関する情報)、第1
検出文字列(検出文字列1)の種別コード(例えば、U
RL、ファクシミリ(FAX)番号、電話番号等)、第
2検出文字列(検出文字列2)の種別コード、第3検出
文字列(検出文字列3)の種別コード、第1検出文字列
(検出文字列1)へのポインタ(検出文字列1が記憶さ
れている先頭のアドレス)、第2検出文字列(検出文字
列2)へのポインタ、第3検出文字列(検出文字列3)
へのポインタ、第1検出文字列(検出文字列1)、第2
検出文字列(検出文字列2)、第3検出文字列(検出文
字列3)である。第1検出文字列乃至第3検出文字列
は、それぞれ可変長である。
【0069】図11は、図10に示したIDが記録され
る方法を示している。図11(A)においては、1フレ
ーム分のVIDEOデータおよびAUDIOデータを1
つのブロックの単位とし、各ブロックを記録媒体5の物
理的または論理的に連続した所定の領域に記録する。そ
して、各フレームに対応するIDを上記フレームが記録
された領域とは別の、物理的または論理的に連続した所
定の領域に記録する。一方、図11(B)においては、
1フレーム分のVIDEOデータ、AUDIOデータ、
およびIDを1つのブロックの単位とし、各ブロックを
記録媒体5の物理的または論理的に連続した所定の領域
に記録する。
【0070】次に、記録媒体に記録された映像データ、
音声データ、およびIDを再生するとともに、再生した
映像データから文字情報を抽出し、それをIDに含めて
記録する場合の動作について説明する。
【0071】システムコントローラ7の制御により、記
録媒体5より再生されたデータは、再生データ処理系3
1に供給され、映像データ、音声データ、およびIDに
分けられる。映像データは、映像信号帯域伸張処理系3
2に供給され、伸張処理が施された後、映像信号検出制
御系38に供給される。映像信号検出制御系38は、図
2に示した記録系の映像信号検出制御系16の場合と同
様に、図4に示したような構成をなしており、入力され
た映像データを映像信号D/A変換系39に供給すると
ともに、映像データから文字情報を抽出し、抽出した文
字情報に対応する文字コードを付加機能処理系45およ
び記録系の記録データ処理系24に供給する。
【0072】映像信号D/A変換系39に供給された映
像信号検出制御系38からの映像データは、アナログの
映像信号に変換された後、映像信号出力処理系40に供
給される。映像信号出力処理系40に供給された映像信
号はエンコードされた後、出力される。一方、記録系の
記録データ処理系24に供給された文字コードは、ID
に含められ、記録媒体5に上記映像データに対応づけて
記録される。従って、IDの中の文字コードに基づい
て、関連する映像データを検索することが可能となる。
【0073】また、再生データ処理系31において分離
された音声データは、音声信号帯域伸張処理系41に供
給され、伸張処理が施された後、音声信号検出制御系4
2に供給される。音声信号検出制御系42に供給された
音声信号は、ノイズ除去等の処理が施された後、音声信
号D/A変換系43に供給される。音声信号D/A変換
系43に供給された音声データはアナログの音声信号に
変換され、音声信号出力処理系44においてエンコード
された後、出力される。
【0074】また、再生データ処理系31において分離
されたIDは、付加機能処理系45に供給される。付加
機能処理系45においては、再生データ処理系31また
は映像信号検出制御系38より供給されたIDに基づい
て、図12に示すような抽出結果整理表示画面や、図1
3に示すようなキーワード検索画面に対応する映像信号
を生成し、出力する。
【0075】図12は、映像信号から抽出された文字情
報を整理し、画面に表示させた場合の例を示している。
例えば、文字情報を、入力ソース、情報の種類、文字列
の持つ特徴、表示された時刻、画面上での表示位置から
特定される種類、フレームナンバ、それが表示されたプ
ログラム(番組)等によって分類、整理する。この例の
場合、本日のURLとして、映像の中に含まれていたU
RLを表す文字列や、ファクシミリの番号(FAX N
UMBER)が表示される。このように、映像の中に含
まれている文字情報を抽出して、整理し、それを表示す
ることができる。
【0076】図13は、映像信号から抽出された文字情
報をキーワードとして画面に表示させた場合の例を示し
ている。このキーワード検索画面において、画面に表示
されたキーワードを、例えば、再生制御信号入力系6を
構成するマウス等を用いて選択することにより、選択さ
れたキーワードに対応する映像にアクセスし、それを画
面に表示させることができる。例えば、「衆議院 1
0:08 6CH」を選択すると、システムコントロー
ラ7によりそれに対応する映像が検索され、記録媒体5
より読み出され、画面に表示される。
【0077】即ち、再生制御信号入力系6を介して、使
用者により検索画面に表示された所定の項目が選択され
ると、システムコントローラ7は、記録媒体5を制御
し、選択された項目に対応する映像を検索し、読み出
す。読み出された映像は、上述したように、再生データ
処理系31、映像信号帯域伸張処理系32、映像信号検
出制御系38、映像信号D/A変換系39、映像信号出
力処理系40を介して出力され、所定の画面に表示され
る。
【0078】また、入力された映像音声信号から文字情
報の抽出を行い、映像音声信号の記録を行うことなく、
抽出した文字情報だけを記録媒体5に記録するようにす
ることも可能である。
【0079】また、記録媒体5の所定の領域に対して、
映像音声信号の記録または再生時に、記録媒体5の他の
領域を再生し、そこに記録されている文字情報の抽出動
作を行い、抽出した文字情報をIDに含め、それを記録
媒体5に記録するようにすることも可能である。即ち、
文字情報の抽出処理を、映像音声信号の記録再生処理の
バックグラウンド処理として行うことが可能である。こ
れは、例えば、複数の入力信号を多重化して並行して記
録しているような場合に特に有効である。
【0080】図14は、図2に示した記録系において、
チューナ系13を4つ設けるようにし、同時に4つの放
送局の放送を受信することができるようになされてい
る。そして、それに対応して、映像信号A/D変換系1
5、映像信号帯域圧縮処理系17、音声信号A/D変換
系21、および音声信号帯域圧縮処理系23をそれぞれ
4つ設けるようにしている。
【0081】チューナ系13を介して入力された4つの
映像音声信号のうち、各映像信号は、映像信号切り換え
系14がチューナ系13の入力に切り換えられていると
き、映像信号A/D変換系15に供給され、ディジタル
の映像データにそれぞれ変換された後、映像信号検出制
御系16を介して映像信号帯域圧縮処理系17に供給さ
れる。映像信号帯域圧縮処理系17に供給された各映像
データは、それぞれ圧縮処理が施された後、多重化器6
1に供給される。多重化器61は、映像信号帯域圧縮処
理系17より供給された4つの映像データを多重化し、
記録データ処理系24に供給する。
【0082】同様に、チューナ系13を介して入力され
た4つの映像音声信号のうち、各音声信号は、音声信号
切り換え系20がチューナ系13の入力に切り換えられ
ているとき、音声信号A/D変換系21に供給され、デ
ィジタルの映像データに変換された後、音声信号検出制
御系22を介して映像信号帯域圧縮処理系23に供給さ
れる。音声信号帯域圧縮処理系23に供給された各音声
データは、それぞれ圧縮処理が施された後、多重化器6
2に供給される。多重化器62は、映像信号帯域圧縮処
理系23より供給された4つの音声データを多重化し、
記録データ処理系24に供給する。記録データ処理系2
4は、多重化器61より供給された多重化された映像デ
ータおよび多重化器62より供給された多重化された音
声データを記録媒体5に、図11に示したような記録形
式で記録する。
【0083】図15は、図14を参照して上述したよう
にして、4つの映像音声データが並行して記録された場
合に、各映像データからの文字情報の抽出処理を、バッ
クグラウンド処理として行う場合のタイミングを示すタ
イミングチャートである。例えば、図15(A)に示す
ように、複数の入力信号(入力A、入力B、入力C、入
力D)は、並行して記録媒体5に記録されるものとす
る。この例の場合、時刻t1において入力C−1のデー
タの記録が開始され、時刻t2において入力B−1のデ
ータの記録が開始される。また、時刻t3において入力
D−1のデータの記録が開始され、時刻t4において入
力A−1のデータの記録が開始される。そして、時刻t
5において入力C−2のデータの記録が開始される。
【0084】このようにして記録媒体5に記録された各
データは、図15(B)に示すように、1つずつ順に、
記録媒体5から読み出される。読み出し順序は任意でよ
く、記録された順とすることもできるし、アクセスしや
すい順としてもよい。この例の場合、最初に入力C−1
のデータが読み出され、映像信号検出制御系38によっ
て、文字情報の抽出が行われる。次に、入力B−1のデ
ータが読み出され、文字情報の抽出が行われる。同様に
して、入力A−1のデータ、入力D−1のデータ、入力
C−2のデータが順に読み出され、逐次、文字情報の抽
出が行われる。
【0085】このように、バックグラウンドで記録媒体
5からデータを読み出し、文字情報の抽出を行うため
に、再生データ処理系31、映像信号帯域伸張処理系3
2は、複数の映像データを処理する能力を備えている。
【0086】従って、記録再生処理とは関係なく、バッ
クグラウンドで、記録媒体5に記録された映像データか
ら文字情報を抽出することができる。これにより、映像
信号検出制御系38による処理は、記録再生とは独立し
てスケジューリングすることができ、文字情報の抽出能
力に応じた効率的な抽出処理を行うことができる。即
ち、上述したように、複数の入力信号が同時に入力され
るような場合でも、映像信号検出制御系38は、それら
の入力信号に対して順番に文字情報の抽出処理を行うこ
とができる。
【0087】また、記録媒体5に対して映像音声信号の
記録再生動作を行っていない停止中に、入力された映像
信号から文字情報を抽出し、それを記録媒体5に記録す
るようにすることができる。例えば、アンテナよりチュ
ーナ系13に入力された信号から所定の放送局が選局さ
れ、その放送局に対応する映像信号が映像信号切り換え
系14に供給され、音声信号が音声信号切り換え系20
に供給される。映像信号切り換え系14においては、シ
ステムコントローラ7の制御により内部のスイッチが切
り換えられて、チューナ系13から供給された映像信号
が出力される。映像信号切り換え系14より出力された
映像信号は、映像信号A/D変換系15においてディジ
タルの映像データに変換された後、映像信号検出制御系
16に供給される。
【0088】映像信号検出制御系16においては、映像
データに含まれる文字情報が抽出され、映像データは、
映像信号帯域圧縮処理系17に供給され、文字情報は記
録データ処理系24に供給される。映像信号帯域圧縮処
理系17においては、映像信号検出制御系16より供給
された映像信号がMPEG等により圧縮された後、記録
データ処理系24に供給される。一方、音声信号切り換
え系20に供給された音声信号は、音声信号A/D変換
系21においてディジタルの音声データに変換された
後、音声信号検出制御系22に供給される。音声信号検
出制御系22においては、ノイズ成分の除去等の処理が
行われ、音声信号帯域圧縮処理系23に供給される。
【0089】音声信号帯域圧縮処理系23に供給された
音声データは、MPEG等により圧縮された後、記録デ
ータ処理系24に供給される。記録データ処理系24
は、システムコントローラ7の制御により、映像信号検
出制御系16より供給された文字情報だけを記録媒体5
に供給し、記録させる。このようにして、入力された映
像音声信号から、文字情報を抽出し、抽出した文字情報
だけをIDに含めて記録媒体5に記録するようにするこ
とができる。
【0090】以上のように、映像音声データの記録時
に、映像データに含まれる文字情報を抽出し、分類し
て、映像音声データに対応づけて記録することにより、
再生時に、速やかに抽出した文字情報を用いて検索等を
行うことができる。
【0091】また、再生時に文字情報を抽出し、記録す
る方法は、抽出機能の能力的な制約から、全ての入力信
号に対して同時に、その記録時に文字情報の抽出を行う
ことができない場合などに有効である。
【0092】また、記録再生を行わないときに、入力信
号から文字情報を抽出し、記録する方法は、記録媒体の
残容量が少ない場合などのように、抽出した文字情報だ
けを記録するようなときに有効である。
【0093】また、ランダムアクセスが可能な記録媒体
を使用することにより、キーワード検索等によるシーク
タイムを減少させることができ、検索能力を向上させる
ことができる。また、検索によって得られた情報の整理
を効率的に行うことができる。
【0094】なお、上記実施の形態においては、映像信
号から文字情報を抽出する場合について説明したが、音
声信号から音声認識処理によって音声に対応する文字情
報を抽出するようにすることも可能である。また、その
他の任意の信号から、所定の情報を抽出する場合にも、
本発明を適用することができる。
【0095】また、上記実施の形態においては、1フレ
ーム毎にIDを記録するようにしたが、例えば、任意の
数のフレーム毎にIDを記録したり、1秒毎にIDを記
録したり、その他の任意の間隔でIDを記録するように
することができる。
【0096】
【発明の効果】請求項1に記載の記録再生装置、および
請求項7に記載の記録再生方法によれば、信号の記録お
よび再生とは独立して、任意のタイミングで、記録媒体
に記録されている信号に含まれる所定の情報を抽出し、
抽出された情報に対応するコードを生成し、生成された
コードを記録媒体に記録するようにしたので、信号の記
録再生とは独立して、任意のタイミングで効率的に信号
に含まれる情報の抽出および記録を行うことができる。
これにより、抽出能力に応じた効率的なシステムを構築
することが可能となる。
【0097】請求項8に記載の記録再生装置、および請
求項9に記載の記録再生方法によれば、記録媒体に記録
されている信号に含まれる所定の情報を抽出し、抽出さ
れた情報に対応するコードを生成し、生成されたコード
を記録媒体に記録するとき、情報の抽出、情報に対応す
るコードの生成、およびコードの記録媒体への記録を、
記録媒体に信号を記録するタイミング、記録媒体に記録
された信号を再生するタイミング、および記録媒体に対
する信号の記録および再生とは独立した任意のタイミン
グのいずれのタイミングで行うかを選択し、選択したタ
イミングに応じて、情報の抽出、コードの生成、コード
の記録を制御するようにしたので、信号に含まれる情報
の抽出および記録を行うタイミングを選択することがで
きる。
【0098】請求項10に記載の記録媒体によれば、信
号の記録および再生とは独立して、任意のタイミング
で、記録されている信号に含まれる所定の情報が抽出さ
れ、抽出された情報に対応するコードが信号に対応づけ
て記録されるようにしたので、信号の記録再生とは独立
して、効率的に信号に含まれる情報の抽出および記録を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置を適用した映像音声記録
再生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の映像音声記録再生装置の記録系の詳細な
構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の映像音声記録再生装置の再生系の詳細な
構成例を示すブロック図である。
【図4】図2および図3の映像信号検出制御系の詳細な
構成例を示すブロック図である。
【図5】映像信号検出制御系の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】均一エリアの検出処理を説明するための図であ
る。
【図7】コントラスト検出処理を説明するための図であ
る。
【図8】サイズ検出処理を説明するための図である。
【図9】比較処理を説明するための図である。
【図10】IDのフォーマットの例を示す図である。
【図11】記録データブロックの構成例を示す図であ
る。
【図12】抽出結果の表示例を示す図である。
【図13】キーワード検索画面の表示例を示す図であ
る。
【図14】複数チャンネルを有する記録系の構成例を示
すブロック図である。
【図15】バックグラウンドで文字情報が抽出されるタ
イミングを説明する図である。
【符号の説明】
1 記録信号処理系,2 信号検出系,3 再生信号処
理系,4 信号検出系、5 記録媒体,6 記録制御信
号入力系,7 システムコントローラ,8 再生制御信
号入力系,11 映像信号処理系,12 カメラ信号処
理系,13 チューナ系,14 映像信号切り換え系,
15 映像信号A/D変換系,16 映像信号検出制御
系,17 映像信号帯域圧縮処理系,18 音声信号処
理系,19 マイク入力音声処理系,20 音声信号切
り換え系,21 音声信号A/D変換系,22 音声信
号検出制御系,23 音声信号帯域圧縮処理系,24
記録データ処理系,31 再生データ処理系,32 映
像信号帯域伸張処理系,38 映像信号検出制御系,3
9 映像信号D/A変換系,40 映像信号出力処理
系,41 音声信号帯域伸張処理系,42 音声信号検
出制御系,43 音声信号D/A変換系,44 音声信
号出力処理系,45 付加機能処理系,51ノイズ除去
処理部,52 均一エリア検出処理部,53 コントラ
スト判別処理部,54 文字エリア検出部,55 2値
化処理部,56 キャラクタデータベース,57 比較
部,58 文字列分類処理部,61,62 多重化器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して1または複数の信号の
    記録および再生を行う記録再生装置において、 前記信号の記録および再生とは独立して、任意のタイミ
    ングで、 前記記録媒体に記録されている前記信号に含まれる所定
    の情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記情報に対応するコー
    ドを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記コードを前記記録媒
    体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、前記信号に含まれる前
    記情報を、前記信号のコントラストに基づいて抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記コードは、キャラクタコードである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記情報に関する付加情報を前記情報に
    対応づけて前記記録媒体に記録する付加情報記録手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記付加情報には、前記抽出手段による
    前記情報の抽出が、誤判別によって行われた可能性があ
    ることを示す誤判別情報が含まれることを特徴とする請
    求項4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記情報および前記付加情報に基づい
    て、前記信号の検索を行う検索手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に対して1または複数の信号の
    記録および再生を行う記録再生方法において、 前記信号の記録および再生とは独立して、任意のタイミ
    ングで、 前記記録媒体に記録されている前記信号に含まれる所定
    の情報を抽出し、 抽出された前記情報に対応するコードを生成し、 生成された前記コードを前記記録媒体に記録することを
    特徴とする記録再生方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体に対して1または複数の信号の
    記録および再生を行う記録再生装置において、 前記記録媒体に記録されている前記信号に含まれる所定
    の情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記情報に対応するコー
    ドを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記コードを前記記録媒
    体に記録する記録手段と、 前記抽出手段による前記情報の抽出、前記生成手段によ
    る前記情報に対応するコードの生成、および前記記録手
    段による前記コードの前記記録媒体への記録を、前記記
    録媒体に前記信号を記録するタイミング、前記記録媒体
    に記録された前記信号を再生するタイミング、前記記録
    媒体に対する前記信号の記録および再生とは独立した任
    意のタイミングのいずれのタイミングで行うかを選択す
    る選択手段と、 前記選択手段により選択された前記タイミングに応じ
    て、前記抽出手段、前記生成手段、前記記録手段の動作
    を制御する制御手段とを備えることを特徴とする記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体に対して1または複数の信号の
    記録および再生を行う記録再生方法において、 前記記録媒体に記録されている前記信号に含まれる所定
    の情報を抽出し、 抽出された前記情報に対応するコードを生成し、 生成された前記コードを前記記録媒体に記録するとき、 前記情報の抽出、前記情報に対応するコードの生成、お
    よび前記コードの前記記録媒体への記録を、前記記録媒
    体に前記信号を記録するタイミング、前記記録媒体に記
    録された前記信号を再生するタイミング、前記記録媒体
    に対する前記信号の記録および再生とは独立した任意の
    タイミングのいずれのタイミングで行うかを選択し、選
    択したタイミングに応じて、前記情報の抽出、前記コー
    ドの生成、前記コードの記録を制御することを特徴とす
    る記録再生方法。
  10. 【請求項10】 1または複数の信号の記録および再生
    が行われる記録媒体であって、 前記信号の記録および再生とは独立して、 記録されている前記信号に含まれる所定の情報が抽出さ
    れ、 抽出された前記情報に対応するコードが前記信号に対応
    づけて記録されることを特徴とする記録媒体。
JP9021256A 1997-02-04 1997-02-04 記録再生装置および方法、並びに記録媒体 Withdrawn JPH10222968A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000341630A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Seiko Epson Corp Tv放送情報の記憶・表示システムおよびプリンタ
JP2006197420A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 放送受信装置

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