JPH10214150A - 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ - Google Patents

透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ

Info

Publication number
JPH10214150A
JPH10214150A JP3110497A JP3110497A JPH10214150A JP H10214150 A JPH10214150 A JP H10214150A JP 3110497 A JP3110497 A JP 3110497A JP 3110497 A JP3110497 A JP 3110497A JP H10214150 A JPH10214150 A JP H10214150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
transparent
glass
digitizer
copying machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3110497A
Other languages
English (en)
Inventor
Soji Hashimoto
橋本壮司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP3110497A priority Critical patent/JPH10214150A/ja
Publication of JPH10214150A publication Critical patent/JPH10214150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は複写機上には通常シートフィーダが設
置され、複写機の近傍にテーブル等を設けてこの上にエ
ディタとしてのデジタイザを設置していた。これはオフ
ィス機器のコンパクト化、小型複合化を目指す昨今の流
れに反するものであり、ユーザにも受け入れがたいもの
であった 【解決手段】 X及びY座標軸に沿って配設された複
数の透明電極線を有するガラスタブレットと、該ガラス
タブレットの各透明電極線に信号を印加するタブレット
ドライバと、前記ガラスタブレットの各透明電極線と静
電容量結合する入力ペンとからなる透明タブレットを使
用した複写機のデジタイザ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来のイメージスキャ
ナ等の画像読み取り機や複写機の読み取り原稿置きガラ
スを透明デジタイザ用タブレットに置き換えることによ
って、コピー機の画像読み取り機能を損なうことなく、
読み取った画像に対し透明デジタイザをトリミング用入
力装置として使用し、画像を編集する機能を付加するこ
とが出来る複写機に使用するデジタイザに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機などで画像を読み出す際、画像イ
メージ走査用の透明ガラスに当該画像をあてて複写を行
うが、カラーコピー機などの機能としてよく見受けられ
るものとして、一旦当該原稿を複写機の上蓋にあるエデ
ィタで図形を指定した後、原稿を読み取り用ガラスにあ
てて画像を読み取らせて編集している。
【0003】この作業はコピー機上蓋にあるエディタの
基準辺に読み取る用紙のエッジを合わせ、原稿中の一部
画像をデジタイザ等で指定し、この指定された画像に対
し複写機の機能である色操作や、拡大/縮小、移動操作
を指定する。操作を指定した後この原稿を実際に複写機
の読み取り面であるガラスにあてて走査を実行する。実
際に読み込まれた画像データとデジタイザで入力された
領域について作業を合成し印刷することによって、ユー
ザは用紙中の画像一部について色を変化させたりするこ
とができるのである。
【0004】しかしながら複数枚の原稿を単にコピーす
る場合、複写機の上蓋部にはデジタイザよりもむしろ原
稿送り機(シートフィーダ)が設置されているほうが便
利であり、用途に応じてシートフィーダと編集用エディ
タとを使い分ける必要があった。デジタイザとシートフ
ィーダの競合を避けるため、従来は複写機上には通常シ
ートフィーダが設置され、複写機の近傍にテーブル等を
設けてこの上にエディタとしてのデジタイザを設置して
いたのである。これはオフィス機器のコンパクト化、小
型複合化を目指す昨今の流れに反するものであり、ユー
ザにも受け入れがたいものであった。
【0005】この問題を解決するために、原稿読み取り
用当てガラスを透明デジタイザにすることによって、編
集用デジタイザとシートフィーダを1台に組み込むこと
ができ、省スペースな複合機能付き複写機を実現するこ
とができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】昨今、オフィスオー
トメーション(OA)として使用される複写機は最低で
もA3サイズ(420mm×300mm)であり、原稿
と画像の入力位置を1対1で対応させる処理の理由から
エディタとしてはA3サイズ以上の大型デジタイザが必
要である。従来の上蓋搭載型デジタイザは透明性の必要
がないため、低抵抗である銀ペーストなどの導電性イン
クを用いて電極線パターンを形成したタブレットを採用
している。
【0007】一般に静電容量式座標入力機はこの電極線
上に印加された信号を入力ペンとの容量結合で誘起した
信号をもとに座標検出するため、電極線抵抗による信号
の劣化が重要な問題になってしまう。
【0008】原稿読み込み用ガラスを透明デジタイザに
した場合、電極線を透明導電膜を使用しなければならな
い訳であるが、この透明導電膜は面積抵抗比が銀ペース
トに比べ極端に高く、電極線長が長い理由からインピー
ダンスが高く従来のパルス信号を印加した場合、信号の
減衰やノイズ成分が増加しSN比が急激に低下してしま
う。つまり電極線パターンを銀印刷から透明導電膜にす
ることによって信号安定性が悪くなるわけである。
【0009】しかしながら、静電容量結合方式以外の他
方式の座標入力装置を複写機用透明ガラスとして検討し
た場合、感圧式タッチパネルでは原稿複写時に常に接触
が発生することにより、入力面であるフィルムの劣化が
発生し、複写機としての製品寿命が短くなったり、メン
テナンスを要する期間が短くなったり、構造上空気層が
あり透過率が75%程度極端に低下し、画像が暗くなっ
たりしてしまい、電磁式座標入力装置の場合では原稿読
み取り用ミラーや光源の取り付け位置の関係上、座標入
力面と電磁コイルを配設した基板までの距離が大きく必
要となり、入力ペンからの信号が取れなくなるなど実現
性が更に低くなってしまっていた。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明は、従来の問題点
に鑑みなされたもので、X及びY座標軸に沿って配設さ
れた複数の透明電極線を有するガラスタブレットと、該
ガラスタブレットの各透明電極線に信号を印加するタブ
レットドライバと、前記ガラスタブレットの各透明電極
線と静電容量結合する入力ペンとからなる透明タブレッ
トを使用した複写機のデジタイザを提案するものであ
る。
【0011】
【作用】電極線へ印加する信号を従来パルス方式ではな
く、同一周波数のキャリアを当該電極線両側に一定期間
印加し、電極線の両側から信号を印加することによりイ
ンピーダンスが低下しSN比が向上し、A3サイズのI
TO電極線タブレットから精度の良い信号授受が可能と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、複写機等の画像読み取
り装置の原稿置きガラス部を静電容量式大型透明デジタ
イザにすることにより、複写機の上蓋部にシートフィー
ダを設置可能で大量の複写も容易で、かつ原稿を編集す
る際には原稿読み取り面に対象物を置き編集した後裏返
して画像走査を行う。
【0013】
【実施例】従来の複写機用読み取り原稿置きガラスは厚
さが3mm〜4mmのソーダライムガラスを使用して強
度を得ており、静電気防止の為に内側に表面処理を施
し、静電気を除去している。本発明では、この原稿置き
ガラス1を厚さ2mmのガラス2枚を酢酸ビニル共重体
などによる透明接着シート2によって貼り合わせ、4m
mの合わせガラス3にする。合わせガラス3にすること
によって飛散防止対策として役立つことになる。(図1
参照)構造上空気層を必要とせず直接2枚のガラスが貼
り合わされる為、透過率の低下が抑えられている。この
合わせガラス3はデジタイザとしてのXタブレットガラ
ス4とYタブレットガラス5とで構成されており、どち
らのタブレットガラスにも片面にITO膜6,6(錫イ
ンジウム酸化膜)が蒸着されており、ITO膜面側が接
着面側になるように合わせられている。
【0014】このITO膜6,6は電極線となるように
4mmピッチの短冊状にエッチングされており、両端か
ら信号を印加できるよう取り出しが設けられている。こ
の電極線端点のITO電極取り出し部は異方性の接着剤
により隣電極とショートすることなく制御基板と接続さ
れ、任意の電極線に信号を印加できる構成になってい
る。本透明デジタイザのパターンとして幅3.5mm、
ピッチ4mmでITO膜(錫インジウム酸化膜)をエッ
チングすることにより電極線が形成されているYガラス
5タブレットパターンと、同様にしてピッチ4mm、ギ
ャップ0.91mmとした幅0.42mmの3本束で形
成されたXガラスタブレット4パターンの2種類があ
り、XY電極線が垂直に交叉し電極線が中間膜を介し向
き合う状態で貼り合わせてある。
【0015】座標検出用メイン基板7はXYの各電極線
に対し一本一本独立して5V、500KHz程度のキャ
リア信号を一定時間電極線両側から印加可能なタブレッ
トドライバ部8と、入力ペン9がタブレット10の近傍
に所在する時、静電結合され入力ペン9に誘起された微
少信号を増幅しDC信号化する入力信号増幅部11とそ
れらを数値化し演算後、座標値として出力するCPU1
2部からなる。(図3参照)
【0016】ユーザがガラス上のコーナを基準として原
稿を上向きにして一部の図形を指定すると、デジタイザ
ではペン入力された座標を複写機本体に送信する。この
後ユーザーは当該図形に対し例えば削除や、色変更とい
ったアクションを指定した後、同様の基準に原稿を走査
面であるガラス面側にひっくり返してセットし画像の走
査を行う。複写機は先に入力された座標から走査した画
像のユーザが指定した領域を判断することが出来る為、
この領域に対し指定したアクション、つまり削除や色変
更を実施した後出力先に印刷を行う。従来上蓋にデジタ
イザを搭載した場合、編集原稿基準と画像読み取り基準
とが異っていたのに対し、基準点が同じである本発明で
は違和感なく編集機能をユーザが使用できるようにな
る。
【0017】複写機などの原稿を走査するのには透過率
100%、無色で均一な平面上に原稿を置くのが理想で
あるが、実際は単板ガラスを原稿あてガラスに使用して
おり、この時の全光線透過率は98%程度である。これ
に対しITO膜が蒸着されたガラスは分光透過率を測定
した結果、短波長での吸収が多く若干黄色味がかかった
状態で全光線透過率は92%程度に低下してしまう。
(図4参照)エッチングされたXYガラスを貼り合わせ
た透明タブレット状態では厚さに関して均一な表面を実
現できるが全透過率が87%まで落ちてしまう。
【0018】しかしながら本タブレットの電極線パター
ンは同一ピッチであり、特にX側タブレットに見られる
ように電極線間隔が一定であるためその存在が判断しづ
らくなっている。モノクロ用複写機の場合は、特に色合
いを濃くしない限りパターンを発見することはできなか
った。また、写真モードの様な画像取り込み方法の場合
は電極パターンを検出することが出来なかった。
【0019】更に、カラー複写機などで実験を行った結
果ほとんど差異は見られなかったが、微妙な色の変化に
差し障りがある場合も考慮すると、複写機本体の調整時
に白紙状態を一旦走査し各画素毎が均一になるよう補正
テーブルを設定してしまえば、以降に走査する際は画像
に上記補正処理を行えば忠実な色再生が施せることにな
る。
【0020】Yガラスタブレットの電極線は幅が広く抵
抗値が低いためインピーダンスが低く複写機内部から放
射される静電ノイズや紙が擦れることにより発生する静
電気に対しシールドする働きをし、座標検出に良い結果
をもたらしている。
【0021】
【発明の効果】本発明により、複写機にシートフィーダ
を取り外すことなく画像編集用トリミング入力機を搭載
することができ、画像編集する際にも直感性が高くより
操作性の良い環境を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 合わせガラスの縦断面図
【図2】 タブレットガラスのパターン図
【図3】 透明タブレット図
【図4】 ITO膜付きガラスの透過率グラフ
【符号の説明】
1 ガラス 2 透明接着シート 3 合わせガラス 4 Xタブレットガラス 5 Yタブレットガラス 6 ITO膜 7 座標検出用メイン基板 8 タブレットドライバ部 9 入力ペン 10 タブレット 11 入力信号増幅部 12 CPU部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X及びY座標軸に沿って配設された複数
    の透明電極線を有するガラスタブレットと、該ガラスタ
    ブレットの各透明電極線に信号を印加するタブレットド
    ライバと、前記ガラスタブレットの各透明電極線と静電
    容量結合する入力ペンとからなることを特徴とする透明
    タブレットを使用した複写機のデジタイザ。
JP3110497A 1997-01-30 1997-01-30 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ Pending JPH10214150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110497A JPH10214150A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110497A JPH10214150A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10214150A true JPH10214150A (ja) 1998-08-11

Family

ID=12322106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3110497A Pending JPH10214150A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10214150A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009070191A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nissha Printing Co Ltd 静電容量センサとその製造方法
JP2010039816A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Hitachi Displays Ltd 表示装置
CN102707852A (zh) * 2011-03-04 2012-10-03 三星电子株式会社 电容式触摸屏面板
JP2013225302A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Ikaist Co Ltd 静電容量方式の大型マルチタッチスクリーンの信号検出システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009070191A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nissha Printing Co Ltd 静電容量センサとその製造方法
JP2010039816A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Hitachi Displays Ltd 表示装置
CN102707852A (zh) * 2011-03-04 2012-10-03 三星电子株式会社 电容式触摸屏面板
JP2013225302A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Ikaist Co Ltd 静電容量方式の大型マルチタッチスクリーンの信号検出システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9158403B2 (en) Electronic device including touch panel and control method of electronic device including touch panel
EP0614561B1 (en) Contact touchscreen with an improved insulated spacer arrangement
TW493137B (en) Touch panel with light-shielding peripheral edges
TWI498801B (zh) 利用雷射雕刻之電容式共平面觸控面板裝置的製造方法
US20120327447A1 (en) Image forming apparatus
US20090168169A1 (en) Polarizer integrated with transparent conductive film, a touch panel integrated with the polarizer and a flat panel display integrated with the touch panel
JP6565703B2 (ja) 操作端末、およびそれが脱着可能な画像処理装置
CN101419415A (zh) 图像形成装置
JP2012238278A (ja) 導電シート及びタッチパネル
JP2013080114A (ja) 画像形成装置
GB2413230A (en) A scanner with touchscreen
CN108881657A (zh) 图像形成装置、图像形成装置的控制方法和存储介质
CN107967113A (zh) 显示控制装置、图像形成设备、以及显示控制方法
JPH10214150A (ja) 透明タブレットを使用した複写機のデジタイザ
JP2020115295A (ja) 画像形成装置
JP5711606B2 (ja) 導電性シート及びタッチパネル
JP2010251875A (ja) 画像処理装置及び原稿読取支援方法
JP2002082771A (ja) 表示媒体、座標入力システム及び情報処理システム
US9619040B2 (en) Operation device and displacement adjustment method
JP2011134259A (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
US20070008591A1 (en) Image reading device and image forming apparatus
KR100525731B1 (ko) 터치패널 일체형 액정표시장치의 구동장치
KR20030054818A (ko) 터치패널 및 그의 도트 스페이서 형성방법
JP2018063651A (ja) 操作パネルおよび画像形成装置
JPH10260483A (ja) 複写機