JPH10207897A - 動画像検索システム - Google Patents

動画像検索システム

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JPH10207897A
JPH10207897A JP9007052A JP705297A JPH10207897A JP H10207897 A JPH10207897 A JP H10207897A JP 9007052 A JP9007052 A JP 9007052A JP 705297 A JP705297 A JP 705297A JP H10207897 A JPH10207897 A JP H10207897A
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moving
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Kouki Katou
光幾 加藤
Hiroshi Ishikawa
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像データ中の動体部分の画像データに基づ
く動画像検索を行うことができる動画像検索システムを
提供する。 【解決手段】制御部28によって、MPEGデータから
動体領域が抽出される。制御部28によって、前記動体
領域が色領域に分割される。記憶装置25によって、前
記動体領域の移動方向ベクトルのデータ,前記色領域の
代表色のデータ,前記色領域の面積のデータ,及び前記
色領域の重心座標のデータが特徴量データベースとして
保持される。キーボード12によって、検索データが入
力される。制御部28によって、前記検索データに基づ
いて前記特徴量データベースが検索される。制御部28
によって、前記動体領域を含むフレームの画像が表示装
置13に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データ中か
ら所望のフレームを検索する動画像検索システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザが動画像データ中から所望
のフレームを検索するため、キーワード検索が行われて
いた。このような、従来のキーワード検索について説明
する。まず、オペレータが、フレームやフレームを含む
ショットを特徴づけるようなキーワードを予めフレーム
やショットに付与しておく。そして、ユーザから検索の
ためのキーワードが入力されると、当該キーワードと一
致するようなキーワードが付与されたフレームやショッ
トを検索する。
【0003】このキーワード検索では、動画像のデータ
量が膨大であるためキーワードをフレームやショットに
付与する手間が膨大となっていた。また、オペレータが
キーワードを付与するため、同一の動画像に付与される
キーワードが、オペレータによって異なってしまってい
た。更に、動画像が含む全ての情報をキーワードによっ
て表現することは、不可能であった。
【0004】キーワード検索には上述のような欠点があ
るため、静止画像検索を動画像検索に応用した動画像検
索システムも、用いられている。このような、動画像検
索システムについて説明する。まず、動画像を構成する
各フレーム中の色彩のヒストグラム,直線・円等の形
状,テクスチャ等を特徴量として抽出し、各フレームに
対応させておく。そして、ユーザから検索のための特徴
量が入力されると、当該特徴量と一致するような特徴量
を対応させたフレームを検索する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の動画像検索システムでは、以下のような欠点があっ
た。即ち、従来の動画像検索システムにおいては、各フ
レームの画像全体から特徴量を抽出していた。従って、
背景がフレームの大部分を占めているような場合には、
付与される特徴量は殆ど背景に関するものとなる。その
ため、ユーザが各フレーム中の物体を検索しようとして
当該物体の特徴量を入力しても、満足な検索結果を得ら
れない場合があった。
【0006】本発明の課題は、このような従来技術の問
題点に鑑み、各フレーム中の物体のみの特徴量に基づい
て動画像検索を行うことができる動画像検索システムを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本願の第1の発明
は、上述した課題を解決するため、動画像データを保持
する動画像データ保持手段と、前記動画像データに基づ
く動画像を表示する表示手段と、前記動画像データのフ
レーム中から動体部分の画像データである動体領域を抽
出する動体領域抽出手段と、前記動体領域抽出手段によ
って抽出された動体領域を特徴づける特徴量データを抽
出する特徴量データ抽出手段と、前記特徴量データに対
応させて前記動体領域を含むフレームを特定するフレー
ム特定データを保持する特徴量データベース手段と、検
索対象の動画像データの前記特徴量データを入力するた
めの特徴量データ入力手段と、前記特徴量データ入力手
段によって入力された前記特徴量データに基づいて前記
特徴量データベース手段を検索して前記フレーム特定デ
ータを得る特徴量データベース検索手段と、前記特徴量
データベース検索手段によって得られた前記フレーム特
定データによって特定されるフレームを前記動画像デー
タ保持手段から読み出して前記表示手段に表示させる制
御手段とを備えたことを特徴とする(請求項1に対
応)。
【0008】ここで、動画像データ保持手段,特徴量デ
ータベース手段とはハードディスク等であり、表示手段
とはCRT(Cathode Ray Tube)等で
あり、動体領域抽出手段,特徴量データ抽出手段,特徴
量データベース検索手段,制御手段とはCPU(Cen
tral Processing Unit),DSP
(Digital Signal Processo
r)等であり、特徴量データ入力手段とはマウス,キー
ボード等である。
【0009】本願の第1の発明によれば、動画像データ
保持手段は、動画像データを保持する。表示手段は、前
記動画像データに基づく動画像を表示する。動体領域抽
出手段は、前記動画像データのフレーム中から動体部分
の画像データである動体領域を抽出する。特徴量データ
抽出手段は、前記動体領域抽出手段によって抽出された
動体領域を特徴づける特徴量データを抽出する。特徴量
データベース手段は、前記特徴量データに対応させて前
記動体領域を含むフレームを特定するフレーム特定デー
タを保持する。特徴量データ入力手段によって、検索対
象の動画像データの前記特徴量データが入力される。特
徴量データベース検索手段は、前記特徴量データ入力手
段によって入力された前記特徴量データに基づいて前記
特徴量データベース手段を検索して前記フレーム特定デ
ータを得る。制御手段は、前記特徴量データベース検索
手段によって得られた前記フレーム特定データによって
特定されるフレームを前記動画像データ保持手段から読
み出して前記表示手段に表示させる。
【0010】このように、動画像データから動体領域を
特徴づける特徴量データが抽出され、当該特徴量データ
に基づいて動画像検索がなされるので、動体領域以外の
背景の影響を受けることがない。
【0011】また、本願の第2の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動画像データはMPEGデータで
あり、前記動体領域抽出手段は、MPEGデータ中の動
ベクトルの長さが所定の閾値以上であるマクロブロック
が連接した領域を前記動体領域として抽出することとし
て、請求項1記載の発明を特定したものである(請求項
2に対応)。
【0012】また、本願の第3の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動画像データはMPEGデータで
あり、前記動体領域抽出手段は、MPEGデータ中の動
ベクトルの長さが所定の閾値以上であるマクロブロック
が連接した領域と、MPEGデータ中のPフレーム及び
Bフレーム内のIntra−codedマクロブロック
が連接した領域とを、前記動体領域として抽出すること
として、請求項1記載の発明を特定したものである(請
求項3に対応)。
【0013】また、本願の第4の発明は、上述した課題
を解決するため、動画像データを保持する動画像データ
保持手段と、前記動画像データに基づく動画像を表示す
る表示手段と、前記動画像データ中のある時点における
画像データを背景データとして保持する背景データ保持
手段と、前記時点以降のフレーム中の領域であって前記
背景データとの色彩の差が所定の閾値以上である領域を
動体領域として抽出する動体領域抽出手段と、前記動体
領域抽出手段によって抽出された動体領域を特徴づける
特徴量データを抽出する特徴量データ抽出手段と、前記
特徴量データに対応させて前記動体領域を含むフレーム
を特定するフレーム特定データを保持する特徴量データ
ベース手段と、検索対象の動画像データの前記特徴量デ
ータを入力するための特徴量データ入力手段と、前記特
徴量データ入力手段によって入力された前記特徴量デー
タに基づいて前記特徴量データベース手段を検索して前
記フレーム特定データを得る特徴量データベース検索手
段と、前記特徴量データベース検索手段によって得られ
た前記フレーム特定データによって特定されるフレーム
を前記動画像データ保持手段から読み出して前記表示手
段に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする
(請求項4に対応)。
【0014】ここで、動画像データ保持手段,特徴量デ
ータベース手段,背景データ保持手段とはハードディス
ク等であり、表示手段とはCRT等であり、動体領域抽
出手段,特徴量データ抽出手段,特徴量データベース検
索手段,制御手段とはCPU,DSP等であり、特徴量
データ入力手段とはマウス,キーボード等である。
【0015】本願の第4の発明によれば、動画像データ
保持手段は、動画像データを保持する。表示手段は、前
記動画像データに基づく動画像を表示する。背景データ
保持手段は、前記動画像データ中のある時点における画
像データを背景データとして保持する。動体領域抽出手
段は、前記時点以降の前記動画像データ中の領域であっ
て前記背景データとの色彩の差が所定の閾値以上である
領域を動体領域として抽出する。特徴量データ抽出手段
は、前記動体領域抽出手段によって抽出された動体領域
を特徴づける特徴量データを抽出する。特徴量データベ
ース手段は、前記特徴量データに対応させて前記動体領
域を含むフレームを特定するフレーム特定データを保持
する。特徴量データ入力手段によって、検索対象の動画
像データの前記特徴量データが入力される。特徴量デー
タベース検索手段は、前記特徴量データ入力手段によっ
て入力された前記特徴量データに基づいて前記特徴量デ
ータベース手段を検索して前記フレーム特定データを得
る。制御手段は、前記特徴量データベース検索手段によ
って得られた前記フレーム特定データによって特定され
るフレームを前記動画像データ保持手段から読み出して
前記表示手段に表示させる。
【0016】このように、動画像データから動体領域を
特徴づける特徴量データが抽出され、当該特徴量データ
に基づいて動画像検索がなされるので、動体領域以外の
背景の影響を受けることがない。
【0017】また、本願の第5の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動画像データはMPEGデータで
あり、前記背景データ保持手段は、MPEGデータ中の
各ショット内における最初のIフレーム中のマクロブロ
ックのDC成分のデータを前記背景データとして保持す
るものであり、前記動体領域抽出手段は、前記背景デー
タ保持手段に保持された前記Iフレーム以降の各Iフレ
ーム中のマクロブロックのDC成分と前記背景データ中
のデータであって前記マクロブロックの位置に対応する
位置のデータとの差を算出しその差が所定の閾値以上で
ある前記マクロブロックが連接する領域を前記動体領域
として抽出するものであることとして、請求項4記載の
発明を特定したものである(請求項5に対応)。
【0018】また、本願の第6の発明は、上述した課題
を解決するため、MPEGデータを保持する動画像デー
タ保持手段と、MPEGデータに基づく動画像を表示す
る表示手段と、MPEGデータ中の各ショット内におけ
る最初のIフレーム中のマクロブロックのDC成分のデ
ータを背景データとして保持する背景データ保持手段
と、前記背景データ保持手段に保持された前記Iフレー
ム以降の各Iフレーム中のマクロブロックのDC成分と
前記背景データ中のデータであって前記マクロブロック
の位置に対応する位置のデータとの差を算出しその差が
所定の閾値以上である前記マクロブロックが連接する領
域を前記動体領域として抽出するとともに、前記背景デ
ータ保持手段に保持された前記Iフレーム以降の各Pフ
レーム及びBフレーム中の動ベクトルの長さが所定の閾
値以上であるマクロブロック及びIntra−code
dマクロブロックが連接した領域を前記動体領域として
抽出する動体領域抽出手段と、前記動体領域抽出手段に
よって抽出された動体領域を特徴づける特徴量データを
抽出する特徴量データ抽出手段と、前記特徴量データに
対応させて前記動体領域を含むフレームを特定するフレ
ーム特定データを保持する特徴量データベース手段と、
検索対象の動画像データの前記特徴量データを入力する
ための特徴量データ入力手段と、前記特徴量データ入力
手段によって入力された前記特徴量データに基づいて前
記特徴量データベース手段を検索して前記フレーム特定
データを得る特徴量データベース検索手段と、前記特徴
量データベース検索手段によって得られた前記フレーム
特定データによって特定されるフレームを前記動画像デ
ータ保持手段から読み出して前記表示手段に表示させる
制御手段とを備えたことを特徴とする(請求項6に対
応)。
【0019】ここで、動画像データ保持手段,特徴量デ
ータベース手段,背景データ保持手段とはハードディス
ク等であり、表示手段とはCRT等であり、動体領域抽
出手段,特徴量データ抽出手段,特徴量データベース検
索手段,制御手段とはCPU,DSP等であり、特徴量
データ入力手段とはマウス,キーボード等である。
【0020】本願の第6の発明によれば、動画像データ
保持手段は、MPEGデータを保持する。表示手段は、
MPEGデータに基づく動画像を表示する。背景データ
保持手段は、MPEGデータ中の各ショット内における
最初のIフレーム中のマクロブロックのDC成分のデー
タを背景データとして保持する。動体領域抽出手段は、
前記背景データ保持手段に保持された前記Iフレーム以
降の各Iフレーム中のマクロブロックのDC成分と前記
背景データ中のデータであって前記マクロブロックの位
置に対応する位置のデータとの差を算出しその差が所定
の閾値以上である前記マクロブロックが連接する領域を
前記動体領域として抽出するとともに、前記背景データ
保持手段に保持された前記Iフレーム以降の各Pフレー
ム及びBフレーム中の動ベクトルの長さが所定の閾値以
上であるマクロブロック及びIntra−codedマ
クロブロックが連接した領域を前記動体領域として抽出
する。特徴量データ抽出手段は、前記動体領域抽出手段
によって抽出された動体領域を特徴づける特徴量データ
を抽出する。特徴量データベースは、前記特徴量データ
に対応させて前記動体領域を含むフレームを特定するフ
レーム特定データを保持する。特徴量データ入力手段に
よって、検索対象の動画像データの前記特徴量データが
入力される。特徴量データベース検索手段は、前記特徴
量データ入力手段によって入力された前記特徴量データ
に基づいて前記特徴量データベース手段を検索して前記
フレーム特定データを得る。制御手段は、前記特徴量デ
ータベース検索手段によって得られた前記フレーム特定
データによって特定されるフレームを前記動画像データ
保持手段から読み出して前記表示手段に表示させる。
【0021】このように、MPEGデータから動体領域
を特徴づける特徴量データが抽出され、当該特徴量デー
タに基づいて動画像検索がなされるので、動体領域以外
の背景の影響を受けることがない。
【0022】また、本願の第7の発明は、上述した課題
を解決するため、前記特徴量データ抽出手段は、所定数
の色彩を基準に前記動体領域を分割して1つ以上の色領
域とし、前記色領域の大きさ及び色彩を前記特徴量デー
タとするものであり、前記特徴量データ入力手段は、検
索対象の大きさ及び色彩を入力するものであり、前記特
徴量データベース検索手段は、前記特徴量データ入力手
段によって入力された検索対象の大きさ及び色彩によっ
て前記特徴量データベース手段を検索するものであるこ
ととして、請求項1乃至6の何れかに記載の発明を特定
したものである(請求項7に対応)。
【0023】また、本願の第8の発明は、上述した課題
を解決するため、前記特徴量データ抽出手段は、前記色
領域の大きさ及び色彩に加えて、前記動体領域の移動方
向ベクトルを前記特徴量データとするものであり、前記
特徴量データ入力手段は、検索対象の大きさ,色彩及び
移動方向ベクトルを入力するものであり、前記特徴量デ
ータベース検索手段は、前記特徴量データ入力手段によ
って入力された検索対象の大きさ,色彩及び移動方向ベ
クトルによって前記特徴量データベース手段を検索する
ものであることとして、請求項7記載の発明を特定した
ものである(請求項8に対応)。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図43の図面に基いて説明する。
【0025】
【第1実施形態】図1は本発明の実施形態による動画像
検索システム10の回路構成を示したものである。図1
において、本実施形態による動画像検索システム10
は、マウス11、キーボード12、表示装置13、コン
ピュータ本体20から、構成されている。またコンピュ
ータ本体20は、バスBによって相互に接続されたマウ
スインタフェース21、キーボードインタフェース2
2、表示装置インタフェース23、画像インタフェース
24、記憶装置インタフェース26、メモリ27、制御
部28と、記憶装置インタフェース26を介してバスB
と接続された記憶装置25とから、構成されている。マ
ウス11はマウスインタフェース21を介して、キーボ
ード12はキーボードインタフェース22を介して、表
示装置13は表示装置インタフェース23を介して、そ
れぞれバスBと接続されている。
【0026】マウス11は、ユーザがデータを入力する
ための装置である。キーボード12は、ユーザが文字等
のデータを入力するための入力装置である。このマウス
11及びキーボード12が、特徴量データ入力手段に相
当する。
【0027】表示装置13は、キーボード12から入力
されたデータの文字,画像等を表示するための装置であ
る。この表示装置13が、表示手段に相当する。コンピ
ュータ本体20は、プログラムの実行等を行うための装
置である。
【0028】マウスインタフェース21は、ユーザから
入力されたデータをマウス11から受け取ってバスBへ
伝達する装置である。キーボードインタフェース22
は、キーボード12から入力データを受け取ってバスB
へ伝達する装置である。
【0029】表示装置インタフェース23は、文字,画
像等のデータを表示装置13に表示させるための装置で
ある。画像インタフェース24は、画像伝送路Cを介し
てMPEG(MovingPicture Exper
ts Group)データの受信を行う装置である。
【0030】記憶装置25は、MPEGデータ,制御部
28が処理するプログラム,特徴量データベース,カッ
ト情報データベース等を記憶するハードディスク装置で
ある。ここで、特徴量データベースとは、MPEGデー
タのフレーム中の動体部分の画像データの移動方向ベク
トル,色彩,大きさ(面積),及び重心座標からなる特
徴量データに対応させて、MPEGデータ中の当該動体
領域を含むフレーム番号を記憶するデータベースであ
る。また、カット情報データベースとは、MPEGデー
タ中のカット番号に対応させて、MPEGデータ中のカ
ット位置のフレーム番号を記憶するデータベースであ
る。この記憶装置25が、動画像データ保持手段,及び
特徴量データベース手段に相当する。
【0031】記憶装置インタフェース26は、記憶装置
25へのデータの書き込みや、記憶装置25からのデー
タの読み出しを行う装置である。メモリ27は、RAM
等で構成され、制御部28の作業用に用いられるメモリ
である。このメモリ27が、背景データ保持手段に相当
する。
【0032】制御部28は、CPU(Central
Processing Unit),DSP(Digi
tal Signal Processor)等で構成
され、表示装置インタフェース23に対して、画面表示
指示を行う。また、制御部28は、記憶装置インタフェ
ース26に対して、記憶装置25へのデータ書き込み指
示、記憶装置25からのデータ読み出し指示を行う。更
に、制御部28は、マウスインタフェース21を介して
マウス11から入力データを受け取り、キーボードイン
タフェース22を介してキーボード12から入力データ
を受け取り、画像インタフェース24を介してMPEG
画像データを受け取る。また、制御部28は、マウス1
1及びキーボード12から入力された文字等のデータの
処理、表示装置13に表示する画面データの処理を行
う。この制御部28が、動体領域抽出手段,特徴量デー
タ抽出手段,特徴量データベース検索手段,及び制御手
段に相当する。 <第1実施形態の動作の説明>次に、記憶装置25に格
納されているとともに制御部28で実行される動画像検
索プログラムの内容を、図2乃至図17のフローチャー
トによって説明する。 <MPEGデータの取り込み及び特徴量データ抽出処理
>動画像検索システム10の制御部28は、オペレータ
によってキーボード12から画像データ取り込み指示デ
ータが入力されると、図2乃至図13の処理を実行す
る。
【0033】図2乃至図13の処理を開始すると、最初
のS001では、動画像検索システム10の制御部28
は、画像インタフェース24を介してMPEGデータを
受け取り、記憶装置25に書き込む。
【0034】次のS002では、制御部28は、S00
1で受け取ったMPEGデータ中の全てのカット位置を
検出し、記憶装置25中のカット情報データベースに書
き込む。
【0035】次のS003では、制御部28は、S00
2で検出したカット位置のデータからショット数を求
め、変数Snumに代入する。次のS004では、制御
部28は、各フレーム中のマクロブロックの数を求め、
変数MBnumに代入する。
【0036】次のS005では、制御部28は、変数
s,fを0に初期化する。次に処理は、S006乃至S
099のループに入る。このループに入って最初のS0
06では、制御部28は、sを1つインクリメントす
る。
【0037】次のS007では、制御部28は、第sシ
ョット中のフレーム数を求め、変数Fnumに代入す
る。次のS008では、制御部28は、配列型変数pv
x[1..MBnum],pvy[1..MBnum]
を0に初期化する。このpvxは、各マクロブロックの
予測動ベクトルのx成分を保持する変数である。同様
に、pvyは、各マクロブロックの予測動ベクトルのy
成分を保持する変数である。
【0038】次に処理は、S009乃至S098のルー
プに入る。このループに入って最初のS009では、制
御部28は、fを1つインクリメントする。
【0039】次のS010では、制御部28は、記憶装
置25から第sショットの第fフレーム中の各マクロブ
ロックの動ベクトルを読み出し、そのx成分を配列型変
数vx[1..MBnum]に、y成分をvy[1..
MBnum]に夫々代入する。
【0040】次のS011では、制御部28は、第fフ
レームがI(Intra)フレームであるか否かをチェ
ックする。そして、もしIフレームであれば処理をS0
12へ移し、そうでなければ(即ちP(Predict
ive)フレーム又はB(Bidirectional
ly predictive)フレームであれば)処理
をS013へ移す。
【0041】S012では、制御部28は、動ベクトル
に代えて予測動ベクトルを使用するべく、配列型変数p
vxの各要素の値をvxの各要素に、pvyの各要素の
値をvyの各要素に夫々代入する。
【0042】S013では、制御部28は、配列型変数
rk[1..MBnum]を0に初期化する。この配列
型変数rkは、各マクロブロックが表す画像が動体の画
像であるか否かを示す変数である。即ち、あるマクロブ
ロックが表す画像が動体の画像である場合には、当該マ
クロブロックの番号を添字とするrkの要素に1が書き
込まれる。また、あるマクロブロックが表す画像が動体
の画像でない場合には、当該マクロブロックの番号を添
字とするrkの要素に0が書き込まれる。
【0043】次に処理は、S014乃至S019のルー
プに入る。このループに入って最初のS014では、制
御部28は、mを1つインクリメントする。
【0044】次のS015では、制御部28は、第sシ
ョットの第fフレーム中の第mマクロブロックがInt
ra−codedマクロブロックであるか否かをチェッ
クする。そして、もしIntra−codedマクロブ
ロックであれば処理をS018へ移し、そうでなければ
処理をS016へ移す。
【0045】S016では、制御部28は、vx[m]
及びvy[m]のデータからベクトル長を算出する。次
のS017では、制御部28は、S016で算出したベ
クトル長が所定の閾値以上であるか否かをチェックす
る。そして、もし閾値以上であれば処理をS018へ移
し、そうでなければ処理をS019へ移す。
【0046】S015にて第mマクロブロックがInt
ra−codedマクロブロックであると判断した場合
又はS017にてベクトル長が閾値以上であると判断し
た場合には、次のS018において、制御部28は、r
k[m]に1を代入する。その後、処理はS019へ進
む。
【0047】S019では、制御部28は、mの値がM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS014へ戻す。以上説明したS
014乃至S019のループを繰り返した結果、mがM
Bnumと等しくなった場合には処理はS019からこ
のループを抜けて、S020に進む。
【0048】次のS020では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S021乃至S026
のループに入る。このループに入って最初のS021で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0049】次のS022では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1であれば処理をS023へ移し、そうでなければ処理
をS026へ移す。
【0050】S023では、制御部28は、第mマクロ
ブロックを囲む8個のマクロブロックを求める。次のS
024では、制御部28は、配列型変数rkの要素のう
ちS023で求めた8個のマクロブロックに対応する要
素の値が全て0であるか否かを、チェックする。そし
て、もし全て0であれば処理をS025へ移し、そうで
なければ処理をS026へ移す。
【0051】S025では、制御部28は、rk[m]
に0を代入する。その後、処理はS026へ進む。S0
26では、制御部28は、mの値がMBnumと等しい
か否かをチェックする。そして、もし等しくなければ処
理をS021へ戻す。
【0052】以上説明したS021乃至S026のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS026からこのループを抜けて、S02
7に進む。
【0053】次のS027では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S028乃至S033
のループに入る。このループに入って最初のS028で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0054】次のS029では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1でなければ処理をS030へ移し、そうでなければ処
理をS033へ移す。
【0055】S030では、制御部28は、配列型変数
rkの要素であって画面上第mマクロブロックの左上,
上,及び右上に位置する3個のマクロブロックに対応す
るもののうち2つ以上が1であり、且つ、rkの要素で
あって画面上第mマクロブロックの左下,下,及び右下
に位置する3個のマクロブロックに対応するもののうち
2つ以上が1であるか否かをチェックする。そして、も
し以上の条件を満たさない場合には処理をS031へ移
し、満たす場合には処理をS032へ移す。
【0056】S031では、制御部28は、配列型変数
rkの要素であって画面上第mマクロブロックの左上,
左,及び左下に位置する3個のマクロブロックに対応す
るもののうち2つ以上が1であり、且つ、rkの要素で
あって画面上第mマクロブロックの右上,右,及び右下
に位置する3個のマクロブロックに対応するもののうち
2つ以上が1であるか否かをチェックする。そして、も
し以上の条件を満たす場合には処理をS032へ移し、
満たさない場合には処理をS033へ移す。
【0057】S032では、制御部28は、rk[m]
に1を代入する。その後、処理はS033へ進む。次の
S033では、制御部28は、mの値がMBnumと等
しいか否かをチェックする。そして、もし等しくなけれ
ば処理をS028へ戻す。
【0058】以上説明したS028乃至S033のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS033からこのループを抜けて、S03
4に進む。
【0059】次のS034では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S035乃至S041
のループに入る。このループに入って最初のS035で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0060】次のS036では、制御部28は、第fフ
レーム中の第mマクロブロックの画面上のx座標を変数
mxに、y座標を変数myに夫々代入する。次のS03
7では、制御部28は、マクロブロックの幅を変数mw
に代入する。
【0061】次のS038では、制御部28は、x座標
がmx+vx[m]/mw、y座標がmy+vy[m]
/mwであるマクロブロックを第fフレーム中から抽出
する。
【0062】次のS039では、制御部28は、S03
8で抽出したマクロブロックの番号を変数nに代入す
る。次のS040では、制御部28は、vx[n]+v
x[m]/DAMPを計算して予測動ベクトルのx成分
とし、pvx[n]に代入する。同様に、vy[n]+
vy[m]/DAMPを計算して予測動ベクトルのy成
分とし、pvy[n]に代入する。ここでDAMPは、
所定の定数である。
【0063】次のS041では、制御部28は、mの値
がMBnumと等しいか否かをチェックする。そして、
もし等しくなければ処理をS035へ戻す。以上説明し
たS035乃至S041のループを繰り返した結果、m
がMBnumと等しくなった場合には処理はS041か
らこのループを抜けて、S042に進む。
【0064】次のS042では、制御部28は、配列型
変数rkの要素の値が1であるものに対応するマクロブ
ロックが連接する領域を動体領域候補として検出し、夫
々に仮のラベル番号を付与する。
【0065】次のS043では、制御部28は、S04
2で検出した動体領域候補の数を変数DRKnumに代
入する。次のS044では、制御部28は、nを0に初
期化する。
【0066】次に処理は、S045乃至S057のルー
プに入る。このループに入って最初のS045では、制
御部28は、nを1つインクリメントする。
【0067】次のS046では、制御部28は、第n動
体領域候補中のマクロブロックの数を変数MBDRKn
umに代入する。次のS047では、制御部28は、M
BDRKnumの値が所定の閾値以下であるか否かをチ
ェックする。そして、閾値以下であれば処理をS048
に移し、そうでなければ処理をS049に移す。
【0068】S048では、制御部28は、第n動体領
域候補を構成する各マクロブロックに対応するrkの要
素に0を代入する。そして、処理はその後S057に進
む。これに対し、S047にてMBDRKnumの値が
所定の閾値以下でないと判断した場合には、次のS04
9において、制御部28は、第fフレーム中において第
n動体領域候補が占める範囲に相当する第(f−1)フ
レーム中の範囲に、動体領域があるか否かをチェックす
る。そして、もしそのような動体領域がなければ処理を
S050へ移し、そのような動体領域があれば処理をS
051へ移す。
【0069】S050では、制御部28は、第n動体領
域候補に新たなラベル番号を付与する。そして、そのラ
ベル番号を確定したラベル番号とする。その後、処理は
S052へ進む。
【0070】これに対し、S049にて動体領域がある
と判断した場合には、次のS051において、制御部2
8は、S049で見つけ出した動体領域のうち第n動体
領域候補が占める範囲に相当する範囲に最も重なってい
る動体領域を選択する。そして、当該動体領域に付与さ
れたラベル番号を第n動体領域候補に付与し、確定した
ラベル番号とする。その後、処理はS052へ進む。
【0071】次のS052では、制御部28は、変数a
x,ay,c,mを0に初期化する。次に処理は、S0
53乃至S055のループに入る。
【0072】このループに入って最初のS053では、
制御部28は、mを1つインクリメントする。次のS0
54では、制御部28は、axにvx[m]を加算し、
ayにvy[m]を加算する。更に、cをインクリメン
トする。
【0073】次のS055では、制御部28は、mがM
BDRKnumと等しいか否かをチェックする。そし
て、もし等しくなければ処理をS053へ戻す。以上説
明したS053乃至S055のループを繰り返した結
果、mがMBDRKnumと等しくなった場合には処理
はS055からこのループを抜けて、S056に進む。
【0074】次のS056では、制御部28は、第n動
体領域候補の移動方向のx成分をax/c、y成分をa
y/cとして算出する。そして、このように算出された
ax/c及びay/cの値を、S050又はS051で
第n動体領域候補に付与されたラベル番号に対応させ
て、記憶装置25中の特徴量データベースに書き込む。
【0075】次のS057では、制御部28は、nがD
RKnumと等しいか否かをチェックする。そして、も
し等しくなければ処理をS045へ戻す。以上説明した
S045乃至S057のループを繰り返した結果、nが
DRKnumと等しくなった場合には、処理はS057
からこのループを抜けてS058に進む。
【0076】次のS058では、制御部28は、第fフ
レームのデータをYCbCr表色系の画像データに復号
化する。次のS059では、制御部28は、S058で
得たYCbCr表色系画像データをL*a*b*表色系
に基づく画像データに変換する。次のS060では、制
御部28は、rkの要素の値が1であるものに対応する
マクロブロックが連接する領域を動体領域として検出
し、その数を変数Rnumに代入する。
【0077】次のS061では、制御部28は、nを0
に初期化する。次に、処理は、S062乃至S097の
ループに入る。このループに入って最初のS062で
は、制御部28は、nをインクリメントする。
【0078】次のS063では、制御部28は、所定数
(C個)のL*a*b*表色系に基づく代表色の初期値
を乱数によって夫々生成する。そして、これらの代表色
のL*を配列型変数l[1..C]に、a*をa
[1..C]に、b*をb[1..C]に夫々代入す
る。
【0079】次のS064では、制御部28は、変数i
を0に初期化する。次に、処理は、S065乃至S08
3のループに入る。このループに入って最初のS065
では、制御部28は、iをインクリメントする。
【0080】次のS066では、制御部28は、第n動
体領域内の画素の数を変数Gnumに代入する。次のS
067では、制御部28は、変数gを0に初期化する。
【0081】次に、処理は、S068乃至S070のル
ープに入る。このループに入って最初のS068では、
制御部28は、gをインクリメントする。
【0082】次のS069では、制御部28は、第g画
素の色に最も近い色をC個の代表色の中から選択し、そ
の番号を配列型変数ds[g]に代入する。尚、色の近
さは、L*,a*,及びb*の値によって張られる3次
元空間におけるユークリッド距離の大小によって判断す
る。以下において色の近さを判断するときも、同様とす
る。
【0083】次のS070では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS068に戻す。以上説明したS0
68乃至S070のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS070からこの
ループを抜けてS071に進む。
【0084】次のS071では、制御部28は、変数c
を0に初期化する。次に、処理は、S072乃至S08
0のループに入る。このループに入って最初のS072
では、制御部28は、cをインクリメントする。
【0085】次のS073では、制御部28は、変数
g,cl,ca,cb,chを0に初期化する。次に、
処理は、S074乃至S078のループに入る。
【0086】このループに入って最初のS074では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS075
では、制御部28は、ds[g]の値がcと等しいか否
かをチェックする。そして、もし等しければ処理をS0
76へ移し、そうでなければ処理をS078へ移す。
【0087】S076では、制御部28は、第g画素の
a*を変数gaに、b*をgbに、L*をglに夫々代
入する。次のS077では、制御部28は、clにgl
を加算し、caにgaを加算し、cbにgbを加算す
る。更に、chをインクリメントする。
【0088】次のS078では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS074に戻す。以上説明したS0
74乃至S078のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS078からこの
ループを抜けてS079に進む。
【0089】次のS079では、制御部28は、cl/
chを算出してl[c]に代入し、ca/chを算出し
てa[c]に代入し、cb/chを算出してb[c]に
代入する。更に、h[c]にchを代入する。
【0090】次のS080では、制御部28は、cがC
と等しいか否かをチェックする。そして、もし等しくな
ければ処理をS072に戻す。以上説明したS072乃
至S080のループを繰り返した結果、cがCと等しく
なった場合には、処理はS080からこのループを抜け
てS081に進む。
【0091】次のS081では、制御部28は、iが所
定の繰り返し回数の値に達したか否かをチェックする。
そして、もし達していなければ処理をS082へ移し、
達していればS065乃至S081のループを抜けて処
理をS084へ移す。
【0092】S082では、制御部28は、配列型変数
hの要素の最大値の添字を変数maxに代入する。ま
た、最小値の添字を変数minに代入する。次のS08
3では、制御部28は、l[max]の値に乱数を加算
した値をl[min]に代入する。同様に、a[ma
x]の値に乱数を加算した値をa[min]に、b[m
ax]の値に乱数を加算した値をb[min]に夫々代
入する。尚、乱数の値は、l[max],a[ma
x],及びb[max]の値に比して小さな値とする。
その後、処理はS065へ戻る。
【0093】一方、S081にてiが所定の繰り返し回
数の値に達したと判断した場合、次のS084におい
て、制御部28は、変数gを0に初期化する。次に、処
理は、S085乃至S087のループに入る。
【0094】このループに入って最初のS085では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS086
では、制御部28は、第g画素の色に最も近い色をC個
の代表色の中から選択し、その代表色の番号を配列型変
数ds[g]に代入する。
【0095】次のS087では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS085に戻す。以上説明したS0
85乃至S087のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS087からこの
ループを抜けてS088に進む。
【0096】次のS088では、制御部28は、配列型
変数dsの値が等しい要素に対応するマクロブロックが
連接する領域を、色領域として検出する。次のS089
では、制御部28は、S088で検出した色領域の数を
変数IRnumに代入する。
【0097】次のS090では、制御部28は、変数k
を0に初期化する。次に、処理は、S091乃至S09
6のループに入る。このループに入って最初のS091
では、制御部28は、kをインクリメントする。
【0098】次のS092では、制御部28は、ノイズ
のカット等のため、第k色領域を縮小する。次のS09
3では、制御部28は、第k色領域を拡大する。
【0099】次のS094では、制御部28は、第k色
領域を構成する画素数が所定の閾値以上であるか否かを
チェックする。そして、もし閾値以上であれば処理をS
095へ移し、そうでなければ処理をS096へ移す。
【0100】S095では、制御部28は、第k色領域
の色に最も近い代表色の番号,第k色領域の画素数,及
び第k色領域の重心座標を、第n動体領域のラベル番号
であるnに対応させて、記憶装置25中の特徴量データ
ベースに書き込む。
【0101】次のS096では、制御部28は、kがI
Rnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS091に戻す。以上説明したS
091乃至S096のループを繰り返した結果、kがI
Rnumと等しくなった場合には、処理はS096から
このループを抜けてS097に進む。
【0102】次のS097では、制御部28は、nがR
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS062に戻す。以上説明したS0
62乃至S097のループを繰り返した結果、nがRn
umと等しくなった場合には、処理はS097からこの
ループを抜けてS098に進む。
【0103】次のS098では、制御部28は、fがF
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS009に戻す。以上説明したS0
09乃至S098のループを繰り返した結果、fがFn
umと等しくなった場合には、処理はS098からこの
ループを抜けてS099に進む。
【0104】次のS099では、制御部28は、sがS
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS006に戻す。以上説明したS0
06乃至S099のループを繰り返した結果、sがSn
umと等しくなった場合には、処理はS099からこの
ループを抜けて処理を終了する。
【0105】以上のようにして、制御部28は、MPE
Gデータ中から、動体領域を抽出するとともに、各動体
領域の移動方向ベクトルを算出することができる。ま
た、各動体領域中の色領域を抽出するとともに、各色領
域の色に最も近い代表色番号,各色領域の画素数,及び
各色領域の重心座標を検出することができる。 <検索データの入力処理及び検索処理>次に、検索のた
めの特徴量データの入力処理及び当該特徴量データに基
づく検索処理について、図14乃至図17のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0106】動画像検索システム10の制御部28は、
オペレータによってキーボード12から検索データ入力
開始指示データが入力されると、図14乃至図17の処
理を実行する。
【0107】図14乃至図17の処理を開始すると、最
初のS101では、動画像検索システム10の制御部2
8は、入力された検索データをマウス11及びキーボー
ド12から受け取る。ここで、検索データは、大きさ
(画素数)のデータ及びL*a*b*表色系による色の
データからなる1つ以上の検索色領域データと、各色領
域データにオプションとして付加される検索移動方向デ
ータとから、構成される。
【0108】次のS102では、制御部28は、S10
1で受け取った検索データ中の各色領域データをその画
素数の多い順にソートする。次のS103では、制御部
28は、S102でソートした検索色領域データの中か
ら、上位N個を選択する。
【0109】次のS104では、制御部28は、記憶装
置25中の特徴量データベースに保持されている特徴量
データの個数を変数Kに代入する。次のS105では、
制御部28は、配列型変数smin[1..K],及び
変数kを0に初期化する。
【0110】次に、処理は、S106乃至S128のル
ープに入る。このループに入って最初のS106では、
制御部28は、kをインクリメントする。
【0111】次のS107では、制御部28は、第k特
徴量データを記憶装置25中の特徴量データベースから
読み出す。次のS108では、制御部28は、S101
にて受け取った検索データに検索移動方向データが含ま
れているか否かをチェックする。そして、もし含まれて
いれば処理をS109へ移し、そうでなければ処理をS
111へ移す。
【0112】S109では、制御部28は、第k特徴量
データ中の移動方向データによって定まる移動方向が検
索移動方向データによって定まる移動方向の±D度以内
であるか否かをチェックする。そして、もし±D度以内
でなければ処理をS110へ移し、±D度以内であれば
処理をS111へ移す。
【0113】S110では、制御部28は、smin
[k]に、smin[k]が採り得る最大値を代入す
る。その後処理は、S128に移る。これに対し、S1
09にて±D度以内であると判断した場合又はS108
にて検索データに検索移動方向データが含まれていない
と判断した場合には、次のS111において、制御部2
8は、第k特徴量データ中の色領域データを、その画素
数の大きい順にソートする。
【0114】次のS112では、制御部28は、S11
1にてソートした色領域データの中から、上位N個を選
択する。次のS113では、制御部28は、検索データ
中に検索色領域データが1つだけ含まれているか否かを
チェックする。そして、もし1つだけであれば処理をS
114へ移し、そうでなければ処理をS115へ移す。
【0115】S114では、制御部28は、検索色領域
データ中の色データによって定まる色と、第k特徴量デ
ータに含まれる全ての色領域データ中の色データによっ
て定まる色との間の色差を夫々算出する。色差は、L
*,a*,及びb*によって張られる3次元空間におけ
るユークリッド距離によって算出する。そして、算出さ
れた値の中の最小値をsmin[k]に代入する。その
後、処理は、S128へ進む。
【0116】S115では、制御部28は、変数iを0
に初期化する。次に、処理は、S116乃至S126の
ループに入る。このループに入って最初のS116で
は、制御部28は、iをインクリメントする。
【0117】次のS117では、制御部28は、第k特
徴量データ中の第i色領域データによって定まる色と、
第1検索色領域データによって定まる色との間の色差を
算出し、s[i]に代入する。
【0118】次のS118では、制御部28は、変数n
を0に初期化する。次に、処理は、S119至S125
のループに入る。このループに入って最初のS119で
は、制御部28は、nをインクリメントする。
【0119】次のS120では、制御部28は、第1検
索色領域データによって定まる領域の重心から第n色領
域データ中の重心データによって定まる重心を見た時
の、所定の基準方向に対する角度を算出し、変数oaに
代入する。
【0120】次のS121では、制御部28は、第k特
徴量データに含まれる第i色領域データによって定まる
領域の重心からoa±D度の角度範囲内にある色領域デ
ータを抽出する。
【0121】次のS122では、制御部28は、S12
1にて色領域データが抽出されたか否かをチェックす
る。そして、もし抽出されていれば処理をS123へ移
し、そうでなければ処理をS124へ移す。
【0122】S123では、制御部28は、S121に
て抽出された色領域データであってその色が第n検索色
領域データによって定まる色と最も近い色領域データ
を、選択する。そして、このようにして選択された色領
域データによって定まる色と第n検索色領域データによ
って定まる色との色差を算出し、s[i]に加算する。
その後、処理はS125へ進む。
【0123】これに対し、S122にて色領域データが
抽出されなかったと判断した場合には、次のS124に
おいて、制御部28は、s[i]に、s[i]が採りう
る最大値を代入する。その後処理は、S125に進む。
【0124】S125では、制御部28は、nがNと等
しいか否かをチェックする。そして、もし等しくなけれ
ば処理をS119へ戻す。以上説明したS119乃至S
125のループを繰り返した結果、nがNと等しくなっ
た場合には処理はS125からこのループを抜けて、S
126に進む。
【0125】S126では、制御部28は、iがNと等
しいか否かをチェックする。そして、もし等しくなけれ
ば処理をS116へ戻す。以上説明したS116乃至S
126のループを繰り返した結果、iがNと等しくなっ
た場合には処理はS126からこのループを抜けて、S
127に進む。
【0126】次のS127では、制御部28は、s
[1..N]の要素の中の最小値をsmin[k]に代
入する。次のS128では、制御部28は、kがKと等
しいか否かをチェックする。そして、もし等しくなけれ
ば処理をS106へ戻す。
【0127】以上説明したS106乃至S128のルー
プを繰り返した結果、kがKと等しくなった場合には処
理はS128からこのループを抜けて、S129に進
む。S129では、制御部28は、smin[1..
K]を値の小さい順にソートする。
【0128】次のS130では、制御部28は、S12
9でソートされた要素の中から上位M個を選択する。次
のS131では、制御部28は、変数mを0に初期化す
る。
【0129】次に、処理は、S132至S134のルー
プに入る。このループに入って最初のS132では、制
御部28は、mをインクリメントする。
【0130】次のS133では、制御部28は、第m特
徴量データによって特定される動体を含むフレームを、
記憶装置25に記憶されたMPEGデータ中から抽出す
る。そして、当該フレームに基づく画像を表示装置13
に表示させるように、表示装置コントローラ23に指示
する。
【0131】次のS134では、制御部28は、mがM
と等しいか否かをチェックする。そして、もし等しくな
ければ処理をS132へ戻す。以上説明したS132乃
至S134のループを繰り返した結果、mがMと等しく
なった場合には処理はS134からこのループを抜け
て、処理を終了する。
【0132】以上のように、制御部28は、オペレータ
から入力された検索データに基づいて特徴量データベー
スを検索し、検索対象の動体を含むフレームの画像を表
示装置13に表示させることができる。
【0133】
【第2実施形態】次に、本発明の第2の実施形態につい
て説明する。第2の実施形態の回路構成は、先に説明し
た第1の実施形態と同様であり、図1によって示され
る。
【0134】次に、第2の実施形態の動作について、図
18乃至図27のフローチャートによって説明する。 <MPEGデータの取り込み及び特徴量データ抽出処理
>動画像検索システム10の制御部28は、オペレータ
によってキーボード12からMPEGデータ取り込み指
示データが入力されると、図18乃至図27の処理を実
行する。
【0135】図18乃至図27の処理を開始すると、最
初のS201では、動画像検索システム10の制御部2
8は、画像インタフェース24を介してMPEGデータ
を受け取り、記憶装置25に書き込む。
【0136】次のS202では、制御部28は、S20
1で受け取ったMPEGデータ中の全てのカット位置を
検出し、記憶装置25中のカット情報データベースに書
き込む。
【0137】次のS203では、制御部28は、S20
2で検出したカット位置のデータからショット数を求
め、変数Snumに代入する。次のS204では、制御
部28は、各フレーム中のマクロブロックの数を変数M
Bnumに、ブロックの数を変数Bnumに夫々代入す
る。
【0138】次のS205では、制御部28は、変数
s,fを0に初期化する。次に処理は、S206乃至S
284のループに入る。このループに入って最初のS2
06では、制御部28は、sを1つインクリメントす
る。
【0139】次のS207では、制御部28は、第sシ
ョット中のフレーム数を求め、変数Fnumに代入す
る。次に処理は、S208乃至S283のループに入
る。
【0140】このループに入って最初のS208では、
制御部28は、fを1つインクリメントする。次のS2
09では、制御部28は、第fフレームがI(Intr
a)フレームであるか否かをチェックする。そして、も
しIフレームであれば処理をS210へ移し、そうでな
ければ処理をS283へ移す。
【0141】S210では、制御部28は、第fフレー
ムが第sショットにおける最初のIフレームであるか否
かをチェックする。そして、もし最初のIフレームであ
れば処理をS211へ移し、そうでなければ処理をS2
13へ移す。
【0142】S211では、制御部28は、第fフレー
ム中の各マクロブロックのDC成分データを読み出す。
尚、各マクロブロック中には、Y(輝度信号)成分のた
めのブロックが4個ある。従って、Y成分のDC成分も
4個あるので、4個の算術平均をY成分のDC成分とす
る。Cb及びCr(色相信号)成分のためのブロックは
夫々1個であるので、夫々のDC成分をそのまま読み出
す。
【0143】次のS212では、制御部28は、S21
1で読み出したDC成分データをL*a*b*表色系に
変換し、dcl[1..MBnum],dca[1..
MBnum],及びdcb[1..MBnum]に夫々
代入する。
【0144】次のS213では、制御部28は、配列型
変数rk[1..MBnum]を0に初期化する。次の
S214では、制御部28は、変数mを0に初期化す
る。
【0145】次に処理は、S215乃至S220のルー
プに入る。このループに入って最初のS215では、制
御部28は、mを1つインクリメントする。
【0146】次のS216では、制御部28は、第fフ
レーム中の第mマクロブロックのDC成分を読み出して
L*a*b*表色系に変換し、その値をml,ma,及
びmbに夫々代入する。
【0147】次のS217では、制御部28は、ml,
ma,及びmbで定まる色とdcl[m],dca
[m],及びdcb[m]で定まる色との色差を算出す
る。次のS218では、制御部28は、S217で算出
した色差が所定の閾値以上であるか否かをチェックす
る。そして、もし閾値以上であれば処理をS219へ移
し、そうでなければ処理をS220へ移す。
【0148】S219では、制御部28は、rk[m]
に1を代入する。S220では、制御部28は、mがM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS215へ戻す。
【0149】以上説明したS215乃至S220のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS220からこのループを抜けて、S22
1に進む。
【0150】次のS221では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S222乃至S227
のループに入る。このループに入って最初のS222で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0151】次のS223では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1であれば処理をS227へ移し、そうでなければ処理
をS224へ移す。
【0152】S224では、制御部28は、第mマクロ
ブロックを囲む8個のマクロブロックを求める。次のS
225では、制御部28は、配列型変数rkの要素のう
ちS224で求めた8個のマクロブロックに対応するも
のの値が全て0であるか否かをチェックする。そして、
もし全て0であれば処理をS226へ移し、そうでなけ
れば処理をS227へ移す。
【0153】S226では、制御部28は、{dcl
[m]*(N−1)+ml}/Nを算出してdcl
[m]に代入する。同様に、{dca[m]*(N−
1)+ma}/Nを算出してdca[m]に代入し、
{dcb[m]*(N−1)+mb}/Nを算出してd
cb[m]に代入する。尚、第sショットの処理を開始
してから現れたIフレームが未だN個に満たない場合に
は、上式のNをIフレームが現れた数によって置き換え
て算出する。
【0154】次のS227では、制御部28は、mがM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS222へ戻す。以上説明したS
222乃至S227のループを繰り返した結果、mがM
Bnumと等しくなった場合には処理はS227からこ
のループを抜けて、S228に進む。
【0155】次のS228では、制御部28は、配列型
変数rkの要素のうち値が1であるものに対応するマク
ロブロックが連接する領域を動体領域候補として検出
し、夫々に仮のラベル番号を付与する。
【0156】次のS229では、制御部28は、S22
8にて検出した動体領域候補の数を変数DRKnumに
代入する。次のS230では、制御部28は、変数nを
0に初期化する。
【0157】次に処理は、S231乃至S242のルー
プに入る。このループに入って最初のS231では、制
御部28は、nを1つインクリメントする。
【0158】次のS232では、制御部28は、第n動
体領域候補中のマクロブロックの数を変数MBDRKn
umに代入する。次のS233では、制御部28は、M
BDRKnumの値が所定の閾値以下であるか否かをチ
ェックする。そして、もし閾値以下であれば処理をS2
34へ移し、そうでなければ処理をS235へ移す。
【0159】S234では、制御部28は、第n動体領
域候補を構成する各マクロブロックに対応するrkの要
素に0を代入する。その後、処理はS242へ進む。こ
れに対し、S233にてMBDRKnumの値が所定の
閾値以上であると判断した場合、次のS235におい
て、制御部28は、第n動体領域候補の重心を算出す
る。そして、その重心のx座標を変数xnに、y座標を
nに夫々代入する。
【0160】次のS236では、制御部28は、第fフ
レームより1つ前のIフレーム中の範囲であって第fフ
レームにおける第n動体領域候補が占める範囲に相当す
る範囲に動体領域があるか否かをチェックする。そし
て、もしそのような動体領域がなければ処理をS237
へ移し、あれば処理をS239へ移す。
【0161】S237では、制御部28は、第n動体領
域候補に新しいラベル番号を付与する。そして、制御部
28は、当該番号を第n動体領域候補の確定したラベル
番号とする。
【0162】次のS238では、制御部28は、変数x
n-1にxnの値を代入し、変数yn-1にynの値を代入す
る。その後処理は、S241へ進む。これに対し、S2
36にて動体領域があると判断した場合、次のS239
にて、制御部28は、S235にて検出した動体領域の
うち第n動体領域候補が占める範囲に相当する範囲に重
なるマクロブロック数が最も多い動体領域を選択する。
そして、制御部28は、当該動体領域に付与されたマク
ロブロック番号を、第n動体領域候補に付与する。更
に、制御部28は、当該番号を第n動体領域候補の確定
したラベル番号とする。
【0163】次のS240では、制御部28は、S23
9にて選択した動体領域の重心座標を特徴量データベー
スから読み出す。そして、制御部28は、読み出した重
心座標のx座標を変数xn-1に、y座標を変数yn-1に夫
々代入する。その後、処理はS241に進む。
【0164】S241では、制御部28は、第n動体領
域候補の移動方向のx成分をxn−xn-1によって算出
し、y成分をyn−yn-1によって算出する。そして、第
n動体領域候補のラベル番号であるnに対応させて、記
憶装置25中の特徴量データベースに書き込む。動体領
域候補は、このように特徴量データベースに書き込まれ
た時点で、動体領域となる。
【0165】次のS242では、制御部28は、nがR
numと等しいか否かをチェックする。そして、等しく
なければ処理をS231へ戻す。以上説明したS231
乃至S242のループを繰り返した結果、nがRnum
と等しくなった場合には処理はS242からこのループ
を抜けて、S243に進む。
【0166】次のS243では、制御部28は、第fフ
レームのデータを画像データに復号化する。次のS24
4では、制御部28は、S243で得た画像データをL
*a*b*表色系に基づく画像データに変換する。
【0167】次のS245では、制御部28は、配列型
変数rkの要素のうち値が1であるものに対応するマク
ロブロックが連接する動体領域を検出し、その数を変数
Rnumに代入する。
【0168】次のS246では、制御部28は、変数n
を0に初期化する。次に処理は、S247乃至S282
のループに入る。このループに入って最初のS247で
は、制御部28は、nを1つインクリメントする。
【0169】次のS248では、制御部28は、所定数
(C個)のL*a*b*表色系に基づく代表色の初期値
を乱数によって夫々生成する。そして、これらの代表色
のL*を配列型変数l[1..C]に、a*をa
[1..C]に、b*をb[1..C]に夫々代入す
る。
【0170】次のS249では、制御部28は、変数i
を0に初期化する。次に、処理は、S250乃至S26
8のループに入る。このループに入って最初のS250
では、制御部28は、iをインクリメントする。
【0171】次のS251では、制御部28は、第n動
体領域内の画素の数を変数Gnumに代入する。次のS
252では、制御部28は、変数gを0に初期化する。
【0172】次に、処理は、S253乃至S255のル
ープに入る。このループに入って最初のS253では、
制御部28は、gをインクリメントする。
【0173】次のS254では、制御部28は、第g画
素の色に最も近い色をC個の代表色の中から選択し、そ
の番号を配列型変数ds[g]に代入する。尚、色の近
さは、L*,a*,及びb*の値によって張られる3次
元空間におけるユークリッド距離の大小によって判断す
る。以下において色の近さを判断するときも、同様とす
る。
【0174】次のS255では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS253に戻す。以上説明したS2
53乃至S255のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS255からこの
ループを抜けてS256に進む。
【0175】次のS256では、制御部28は、変数c
を0に初期化する。次に、処理は、S257乃至S26
5のループに入る。このループに入って最初のS257
では、制御部28は、cをインクリメントする。
【0176】次のS258では、制御部28は、変数
g,cl,ca,cb,chを0に初期化する。次に、
処理は、S259乃至S263のループに入る。
【0177】このループに入って最初のS259では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS260
では、制御部28は、ds[g]がcと等しいか否かを
チェックする。そして、もし等しければ処理をS261
へ移し、等しくなければ処理をS263へ移す。
【0178】次のS261では、制御部28は、第g画
素のa*を変数gaに、b*をgbに、L*をglに夫
々代入する。次のS262では、制御部28は、clに
glを加算し、caにgaを加算し、cbにgbを加算
する。更に、chをインクリメントする。
【0179】次のS263では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS259に戻す。以上説明したS2
59乃至S263のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS263からこの
ループを抜けてS264に進む。
【0180】次のS264では、制御部28は、cl/
chを算出してl[c]に代入し、ca/chを算出し
てa[c]に代入し、cb/chを算出してb[c]に
代入する。更に、h[c]にchを代入する。
【0181】次のS265では、制御部28は、cがC
と等しいか否かをチェックする。そして、もし等しくな
ければ処理をS257に戻す。以上説明したS257乃
至S265のループを繰り返した結果、cがCと等しく
なった場合には、処理はS265からこのループを抜け
てS266に進む。
【0182】次のS266では、制御部28は、iが所
定の繰り返し回数の値に達したか否かをチェックする。
そして、もし達していなければ処理をS267へ移し、
そうでなければS250乃至S268のループを抜けて
処理をS269へ移す。
【0183】S267では、制御部28は、配列型変数
hの要素の最大値の添字を変数maxに代入する。ま
た、最小値の添字を変数minに代入する。次のS26
8では、制御部28は、l[max]の値に乱数を加算
した値をl[min]に代入する。同様に、a[ma
x]の値に乱数を加算した値をa[min]に、b[m
ax]の値に乱数を加算した値をb[min]に夫々代
入する。尚、乱数の値は、l[max],a[ma
x],及びb[max]の値に比して小さな値とする。
その後、処理はS250へ戻る。
【0184】これに対し、S266にて所定の繰り返し
回数に達したと判断した場合、次のS269において、
制御部28は、変数gを0に初期化する。次に、処理
は、S270乃至S272のループに入る。
【0185】このループに入って最初のS270では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS271
では、制御部28は、第g画素の色に最も近い色をC個
の代表色の中から選択し、その代表色の番号を配列型変
数ds[g]に代入する。
【0186】次のS272では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS270に戻す。以上説明したS2
70乃至S272のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS272からこの
ループを抜けてS273に進む。
【0187】次のS273では、制御部28は、配列型
変数dsの値が等しい要素に対応するマクロブロックが
連接する領域を、色領域として検出する。次のS274
では、制御部28は、S272で検出した色領域の数を
変数IRnumに代入する。
【0188】次のS275では、制御部28は、変数k
を0に初期化する。次に、処理は、S276乃至S28
1のループに入る。このループに入って最初のS276
では、制御部28は、kをインクリメントする。
【0189】次のS277では、制御部28は、ノイズ
のカット等のため、第k色領域を縮小する。次のS27
8では、制御部28は、第k色領域を拡大する。
【0190】次のS279では、制御部28は、第k色
領域を構成する画素数が所定の閾値以上であるか否かを
チェックする。そして、もし閾値以上であれば処理をS
280へ移し、そうでなければ処理をS281へ移す。
【0191】S280では、制御部28は、第k色領域
の色に最も近い代表色の番号,第k色領域の画素数,及
び第k色領域の重心座標を、第n動体領域のラベル番号
であるnに対応させて、記憶装置25中の特徴量データ
ベースに書き込む。
【0192】次のS281では、制御部28は、kがI
Rnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS276に戻す。以上説明したS
276乃至S281のループを繰り返した結果、kがI
Rnumと等しくなった場合には、処理はS281から
このループを抜けてS282に進む。
【0193】次のS282では、制御部28は、nがR
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS247に戻す。以上説明したS2
47乃至S282のループを繰り返した結果、nがRn
umと等しくなった場合には、処理はS282からこの
ループを抜けてS283に進む。
【0194】次のS283では、制御部28は、fがF
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS208に戻す。以上説明したS2
08乃至S283のループを繰り返した結果、fがFn
umと等しくなった場合には、処理はS283からこの
ループを抜けてS284に進む。
【0195】次のS284では、制御部28は、sがS
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS206に戻す。以上説明したS2
06乃至S284のループを繰り返した結果、sがSn
umと等しくなった場合には、処理はS284からこの
ループを抜けて処理を終了する。
【0196】以上のようにして、制御部28は、MPE
Gデータ中から、動体領域を抽出するとともに、各動体
領域の移動方向ベクトルを算出することができる。ま
た、各動体領域中の色領域を抽出するとともに、各色領
域の色に最も近い代表色番号,各色領域の画素数,及び
各色領域の重心座標を検出することができる。 <特徴量データの入力処理及び検索処理>本第2実施形
態の検索データの入力処理及び当該検索データに基づく
検索処理は、先述した第1実施形態と同様であるので、
その説明を省略する。
【0197】
【第3実施形態】次に、本発明の第3の実施形態につい
て説明する。第3の実施形態の回路構成は、先に説明し
た第1の実施形態と同様であり、図1によって示され
る。
【0198】次に、第3の実施形態の動作について、図
28乃至図43のフローチャートによって説明する。 <MPEGデータの取り込み及び特徴量データ抽出処理
>動画像検索システム10の制御部28は、オペレータ
によってキーボード12からMPEGデータ取り込み指
示データが入力されると、図28乃至図43の処理を実
行する。
【0199】図28乃至図43の処理を開始すると、最
初のS401では、動画像検索システム10の制御部2
8は、画像インタフェース24を介してMPEGデータ
を受け取り、記憶装置25に書き込む。
【0200】次のS402では、制御部28は、S40
1で受け取ったMPEGデータ中の全てのカット位置を
検出し、記憶装置25中のカット情報データベースに書
き込む。
【0201】次のS403では、制御部28は、S40
2で検出したカット位置のデータからショット数を求
め、変数Snumに代入する。次のS404では、制御
部28は、各フレーム中のマクロブロックの数を変数M
Bnumに、ブロックの数を変数Bnumに夫々代入す
る。
【0202】次のS405では、制御部28は、変数
s,fを0に初期化する。次に処理は、S406乃至S
517のループに入る。このループに入って最初のS4
06では、制御部28は、sを1つインクリメントす
る。
【0203】次のS407では、制御部28は、第sシ
ョット中のフレーム数を求め、変数Fnumに代入す
る。次のS408では、制御部28は、配列型変数pv
x[1..MBnum],pvy[1..MBnum]
を0に初期化する。このpvxは、各マクロブロックの
予測動ベクトルのx成分を保持する変数である。同様
に、pvyは、各マクロブロックの予測動ベクトルのy
成分を保持する変数である。
【0204】次に処理は、S409乃至S516のルー
プに入る。このループに入って最初のS409では、制
御部28は、fを1つインクリメントする。
【0205】次のS410では、制御部28は、記憶装
置25から第sショットの第fフレーム中の各マクロブ
ロックの動ベクトルを読み出し、そのx成分を配列型変
数vx[1..MBnum]に、y成分をvy[1..
MBnum]に夫々代入する。
【0206】次のS411では、制御部28は、第fフ
レームがI(Intra)フレームであるか否かをチェ
ックする。そして、もしIフレームであれば処理をS4
12へ移し、そうでなければ処理をS431へ移す。
【0207】S412では、制御部28は、動ベクトル
に代えて予測動ベクトルを使用するべく、配列型変数p
vxの各要素の値をvxの各要素に、pvyの各要素の
値をvyの各要素に夫々代入する。
【0208】S413では、制御部28は、第fフレー
ムが第sショットにおける最初のIフレームであるか否
かをチェックする。そして、もし最初のIフレームであ
れば処理をS414へ移し、そうでなければ処理をS4
16へ移す。
【0209】S414では、制御部28は、第fフレー
ム中の各マクロブロックのDC成分データを読み出す。
尚、各マクロブロック中には、Y(輝度信号)成分のた
めのブロックが4個ある。従って、Y成分のDC成分も
4個あるので、4個の算術平均をY成分のDC成分とす
る。Cb及びCr(色相信号)成分のためのブロックは
夫々1個であるので、夫々のDC成分をそのまま読み出
す。
【0210】次のS415では、制御部28は、S41
4で読み出したDC成分データをL*a*b*表色系に
変換し、dcl[1..MBnum],dca[1..
MBnum],及びdcb[1..MBnum]に夫々
代入する。
【0211】次のS416では、制御部28は、配列型
変数rk[1..MBnum]を0に初期化する。次の
S417では、制御部28は、変数mを0に初期化す
る。
【0212】次に処理は、S418乃至S423のルー
プに入る。このループに入って最初のS418では、制
御部28は、mを1つインクリメントする。
【0213】次のS419では、制御部28は、第fフ
レーム中の第mマクロブロックのDC成分を読み出して
L*a*b*表色系に変換し、その値をml,ma,及
びmbに夫々代入する。
【0214】次のS420では、制御部28は、ml,
ma,及びmbで定まる色とdcl[m],dca
[m],及びdcb[m]で定まる色との色差を算出す
る。次のS421では、制御部28は、S422で算出
した色差が所定の閾値以上であるか否かをチェックす
る。そして、もし閾値以上であれば処理をS219へ移
し、そうでなければ処理をS423へ移す。
【0215】S422では、制御部28は、rk[m]
に1を代入する。S423では、制御部28は、mがM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS418へ戻す。
【0216】以上説明したS418乃至S423のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS423からこのループを抜けて、S42
4に進む。
【0217】次のS424では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S425乃至S430
のループに入る。このループに入って最初のS425で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0218】次のS426では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1であれば処理をS430へ移し、そうでなければ処理
をS427へ移す。
【0219】S427では、制御部28は、第mマクロ
ブロックを囲む8個のマクロブロックを求める。次のS
428では、制御部28は、配列型変数rkの要素のう
ちS427で求めた8個のマクロブロックに対応するも
のの値が全て0であるか否かをチェックする。そして、
もし全て0であれば処理をS429へ移し、そうでなけ
れば処理をS430へ移す。
【0220】S429では、制御部28は、{dcl
[m]*(N−1)+ml}/Nを算出してdcl
[m]に代入する。同様に、{dca[m]*(N−
1)+ma}/Nを算出してdca[m]に代入し、
{dcb[m]*(N−1)+mb}/Nを算出してd
cb[m]に代入する。尚、第sショットの処理を開始
してから現れたIフレームが未だN個に満たない場合に
は、上式のNをIフレームが現れた数によって置き換え
て算出する。
【0221】次のS430では、制御部28は、mがM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS425へ戻す。以上説明したS
425乃至S430のループを繰り返した結果、mがM
Bnumと等しくなった場合には処理はS430からこ
のループを抜けて、S460に進む。
【0222】これに対し、S411にてIフレームでな
いと判断した場合、次のS431において、制御部28
は、配列型変数rk[1..MBnum]及び変数mを
0に初期化する。
【0223】次に処理は、S432乃至S437のルー
プに入る。このループに入って最初のS432では、制
御部28は、mを1つインクリメントする。
【0224】次のS433では、制御部28は、第sシ
ョットの第fフレーム中の第mマクロブロックがInt
ra−codedマクロブロックであるか否かをチェッ
クする。そして、もしIntra−codedマクロブ
ロックであれば処理をS436へ移し、そうでなければ
処理をS434へ移す。
【0225】S434では、制御部28は、vx[m]
及びvy[m]のデータからベクトル長を算出する。次
のS435では、制御部28は、S435で算出したベ
クトル長が所定の閾値以上であるか否かをチェックす
る。そして、もし閾値以上であれば処理をS436へ移
し、そうでなければ処理をS437へ移す。
【0226】S433にて第mマクロブロックがInt
ra−codedマクロブロックであると判断した場合
又はS435にてベクトル長が閾値以上であると判断し
た場合には、次のS436において、制御部28は、r
k[m]に1を代入する。その後、処理はS437へ進
む。
【0227】S437では、制御部28は、mの値がM
Bnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS432へ戻す。以上説明したS
432乃至S437のループを繰り返した結果、mがM
Bnumと等しくなった場合には処理はS437からこ
のループを抜けて、S438に進む。
【0228】次のS438では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S439乃至S444
のループに入る。このループに入って最初のS439で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0229】次のS440では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1であれば処理をS441へ移し、そうでなければ処理
をS444へ移す。
【0230】S441では、制御部28は、第mマクロ
ブロックを囲む8個のマクロブロックを求める。次のS
442では、制御部28は、配列型変数rkの要素のう
ちS441で求めた8個のマクロブロックに対応する要
素の値が全て0であるか否かを、チェックする。そし
て、もし全て0であれば処理をS443へ移し、そうで
なければ処理をS444へ移す。
【0231】S443では、制御部28は、rk[m]
に0を代入する。その後、処理はS444へ進む。S4
44では、制御部28は、mの値がMBnumと等しい
か否かをチェックする。そして、もし等しくなければ処
理をS439へ戻す。
【0232】以上説明したS439乃至S444のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS444からこのループを抜けて、S44
5に進む。
【0233】次のS445では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S446乃至S451
のループに入る。このループに入って最初のS446で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0234】次のS447では、制御部28は、rk
[m]が1であるか否かをチェックする。そして、もし
1でなければ処理をS448へ移し、そうでなければ処
理をS451へ移す。
【0235】S448では、制御部28は、配列型変数
rkの要素であって画面上第mマクロブロックの左上,
上,及び右上に位置する3個のマクロブロックに対応す
るもののうち2つ以上が1であり、且つ、rkの要素で
あって画面上第mマクロブロックの左下,下,及び右下
に位置する3個のマクロブロックに対応するもののうち
2つ以上が1であるか否かをチェックする。そして、も
し以上の条件を満たさない場合には処理をS449へ移
し、満たす場合には処理をS450へ移す。
【0236】S449では、制御部28は、配列型変数
rkの要素であって画面上第mマクロブロックの左上,
左,及び左下に位置する3個のマクロブロックに対応す
るもののうち2つ以上が1であり、且つ、rkの要素で
あって画面上第mマクロブロックの右上,右,及び右下
に位置する3個のマクロブロックに対応するもののうち
2つ以上が1であるか否かをチェックする。そして、も
し以上の条件を満たす場合には処理をS450へ移し、
満たさない場合には処理をS451へ移す。
【0237】S450では、制御部28は、rk[m]
に1を代入する。その後、処理はS451へ進む。次の
S451では、制御部28は、mの値がMBnumと等
しいか否かをチェックする。そして、もし等しくなけれ
ば処理をS446へ戻す。
【0238】以上説明したS446乃至S451のルー
プを繰り返した結果、mがMBnumと等しくなった場
合には処理はS451からこのループを抜けて、S45
2に進む。
【0239】次のS452では、制御部28は、変数m
を0に初期化する。次に処理は、S453乃至S459
のループに入る。このループに入って最初のS453で
は、制御部28は、mを1つインクリメントする。
【0240】次のS454では、制御部28は、第fフ
レーム中の第mマクロブロックの画面上のx座標を変数
mxに、y座標を変数myに夫々代入する。次のS45
5では、制御部28は、マクロブロックの幅を変数mw
に代入する。
【0241】次のS456では、制御部28は、x座標
がmx+vx[m]/mw、y座標がmy+vy[m]
/mwであるマクロブロックを第fフレーム中から抽出
する。
【0242】次のS457では、制御部28は、S45
6で抽出したマクロブロックの番号を変数nに代入す
る。次のS458では、制御部28は、vx[n]+v
x[m]/DAMPを計算して予測動ベクトルのx成分
とし、pvx[n]に代入する。同様に、vy[n]+
vy[m]/DAMPを計算して予測動ベクトルのy成
分とし、pvy[n]に代入する。ここでDAMPは、
所定の定数である。
【0243】次のS459では、制御部28は、mの値
がMBnumと等しいか否かをチェックする。そして、
もし等しくなければ処理をS453へ戻す。以上説明し
たS453乃至S459のループを繰り返した結果、m
がMBnumと等しくなった場合には処理はS459か
らこのループを抜けて、S460に進む。
【0244】次のS460では、制御部28は、配列型
変数rkの要素の値が1であるものに対応するマクロブ
ロックが連接する領域を動体領域候補として検出し、夫
々に仮のラベル番号を付与する。
【0245】次のS461では、制御部28は、S46
0で検出した動体領域候補の数を変数DRKnumに代
入する。次のS462では、制御部28は、nを0に初
期化する。
【0246】次に処理は、S463乃至S475のルー
プに入る。このループに入って最初のS463では、制
御部28は、nを1つインクリメントする。
【0247】次のS464では、制御部28は、第n動
体領域候補中のマクロブロックの数を変数MBDRKn
umに代入する。次のS465では、制御部28は、M
BDRKnumの値が所定の閾値以下であるか否かをチ
ェックする。そして、閾値以下であれば処理をS466
に移し、そうでなければ処理をS467に移す。
【0248】S466では、制御部28は、第n動体領
域候補を構成する各マクロブロックに対応するrkの要
素に0を代入する。そして、処理はその後S475に進
む。これに対し、S465にてMBDRKnumの値が
所定の閾値以下でないと判断した場合には、次のS46
7において、制御部28は、第fフレーム中において第
n動体領域候補が占める範囲に相当する第(f−1)フ
レーム中の範囲に、動体領域があるか否かをチェックす
る。そして、もしそのような動体領域があれば処理をS
469へ移し、動体領域がなければ処理をS468へ移
す。
【0249】S468では、制御部28は、第n動体領
域候補に新たなラベル番号を付与する。そして、そのラ
ベル番号を確定したラベル番号とする。その後、処理は
S470へ進む。
【0250】これに対し、S467にて動体領域がある
と判断した場合には、次のS469において、制御部2
8は、S467で見つけ出した動体領域のうち第n動体
領域候補が占める範囲に相当する範囲に最も重なってい
る動体領域を選択する。そして、当該動体領域に付与さ
れたラベル番号を第n動体領域候補に付与し、確定した
ラベル番号とする。その後、処理はS470へ進む。
【0251】次のS470では、制御部28は、変数a
x,ay,c,mを0に初期化する。次に処理は、S4
71乃至S473のループに入る。
【0252】このループに入って最初のS471では、
制御部28は、mを1つインクリメントする。次のS4
72では、制御部28は、axにvx[m]を加算し、
ayにvy[m]を加算する。更に、cをインクリメン
トする。
【0253】次のS473では、制御部28は、mがM
BDRKnumと等しいか否かをチェックする。そし
て、もし等しくなければ処理をS471へ戻す。以上説
明したS471乃至S473のループを繰り返した結
果、mがMBDRKnumと等しくなった場合には処理
はS473からこのループを抜けて、S474に進む。
【0254】次のS474では、制御部28は、第n動
体領域候補の移動方向ベクトルのx成分をax/c、y
成分をay/cとして算出する。そして、このように算
出されたax/c及びay/cの値を、S468又はS
469で第n動体領域候補に付与されたラベル番号に対
応させて、記憶装置25中の特徴量データベースに書き
込む。
【0255】次のS475では、制御部28は、nがD
RKnumと等しいか否かをチェックする。そして、も
し等しくなければ処理をS463へ戻す。以上説明した
S463乃至S475のループを繰り返した結果、nが
DRKnumと等しくなった場合には、処理はS475
からこのループを抜けてS476に進む。
【0256】次のS476では、制御部28は、第fフ
レームのデータを画像データに復号化する。次のS47
7では、制御部28は、S476で得た画像データをL
*a*b*表色系に基づく画像データに変換する。
【0257】次のS478では、制御部28は、配列型
変数rkの要素のうち値が1であるものに対応するマク
ロブロックが連接する動体領域を検出し、その数を変数
Rnumに代入する。
【0258】次のS479では、制御部28は、変数n
を0に初期化する。次に処理は、S480乃至S515
のループに入る。このループに入って最初のS480で
は、制御部28は、nを1つインクリメントする。
【0259】次のS481では、制御部28は、所定数
(C個)のL*a*b*表色系に基づく代表色の初期値
を乱数によって夫々生成する。そして、これらの代表色
のL*を配列型変数l[1..C]に、a*をa
[1..C]に、b*をb[1..C]に夫々代入す
る。
【0260】次のS482では、制御部28は、変数i
を0に初期化する。次に、処理は、S483乃至S50
1のループに入る。このループに入って最初のS483
では、制御部28は、iをインクリメントする。
【0261】次のS484では、制御部28は、第n動
体領域内の画素の数を変数Gnumに代入する。次のS
485では、制御部28は、変数gを0に初期化する。
【0262】次に、処理は、S486乃至S488のル
ープに入る。このループに入って最初のS486では、
制御部28は、gをインクリメントする。
【0263】次のS487では、制御部28は、第g画
素の色に最も近い色をC個の代表色の中から選択し、そ
の番号を配列型変数ds[g]に代入する。尚、色の近
さは、L*,a*,及びb*の値によって張られる3次
元空間におけるユークリッド距離の大小によって判断す
る。以下において色の近さを判断するときも、同様とす
る。
【0264】次のS488では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS486に戻す。以上説明したS4
86乃至S488のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS488からこの
ループを抜けてS489に進む。
【0265】次のS489では、制御部28は、変数c
を0に初期化する。次に、処理は、S490乃至S49
8のループに入る。このループに入って最初のS490
では、制御部28は、cをインクリメントする。
【0266】次のS491では、制御部28は、変数
g,cl,ca,cb,chを0に初期化する。次に、
処理は、S492乃至S496のループに入る。
【0267】このループに入って最初のS492では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS493
では、制御部28は、ds[g]がcと等しいか否かを
チェックする。そして、もし等しければ処理をS494
へ移し、そうでなければ処理をS496へ移す。
【0268】次のS494では、制御部28は、第g画
素のa*を変数gaに、b*をgbに、L*をglに夫
々代入する。次のS495では、制御部28は、clに
glを加算し、caにgaを加算し、cbにgbを加算
する。更に、chをインクリメントする。
【0269】次のS496では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS492に戻す。以上説明したS4
92乃至S496のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS496からこの
ループを抜けてS497に進む。
【0270】次のS497では、制御部28は、cl/
chを算出してl[c]に代入し、ca/chを算出し
てa[c]に代入し、cb/chを算出してb[c]に
代入する。更に、h[c]にchを代入する。
【0271】次のS498では、制御部28は、cがC
と等しいか否かをチェックする。そして、もし等しくな
ければ処理をS490に戻す。以上説明したS490乃
至S498のループを繰り返した結果、cがCと等しく
なった場合には、処理はS498からこのループを抜け
てS499に進む。
【0272】次のS499では、制御部28は、iが所
定の繰り返し回数の値に達したか否かをチェックする。
そして、もし達していなければ処理をS500に移し、
達していればS483乃至S501のループを抜けて処
理をS502へ移す。
【0273】S500では、制御部28は、配列型変数
hの要素の最大値の添字を変数maxに代入する。ま
た、最小値の添字を変数minに代入する。次のS50
1では、制御部28は、l[max]の値に乱数を加算
した値をl[min]に代入する。同様に、a[ma
x]の値に乱数を加算した値をa[min]に、b[m
ax]の値に乱数を加算した値をb[min]に夫々代
入する。尚、乱数の値は、l[max],a[ma
x],及びb[max]の値に比して小さな値とする。
その後、処理はS483へ戻る。
【0274】これに対し、S499にて、iが所定の繰
り返し回数の値に達したと判断した場合、次のS502
において、制御部28は、変数gを0に初期化する。次
に、処理は、S503乃至S505のループに入る。
【0275】このループに入って最初のS503では、
制御部28は、gをインクリメントする。次のS504
では、制御部28は、第g画素の色に最も近い色をC個
の代表色の中から選択し、その代表色の番号を配列型変
数ds[g]に代入する。
【0276】次のS505では、制御部28は、gがG
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS503に戻す。以上説明したS5
03乃至S505のループを繰り返した結果、gがGn
umと等しくなった場合には、処理はS505からこの
ループを抜けてS506に進む。
【0277】次のS506では、制御部28は、配列型
変数dsの値が等しい要素に対応するマクロブロックが
連接する領域を、色領域として検出する。次のS507
では、制御部28は、S506で検出した色領域の数を
変数IRnumに代入する。
【0278】次のS508では、制御部28は、変数k
を0に初期化する。次に、処理は、S509乃至S51
4のループに入る。このループに入って最初のS509
では、制御部28は、kをインクリメントする。
【0279】次のS510では、制御部28は、ノイズ
のカット等のため、第k色領域を縮小する。次のS51
1では、制御部28は、第k色領域を拡大する。
【0280】次のS512では、制御部28は、第k色
領域を構成する画素数が所定の閾値以上であるか否かを
チェックする。そして、もし閾値以上であれば処理をS
513へ移し、そうでなければ処理をS514へ移す。
【0281】S513では、制御部28は、第k色領域
の色に最も近い代表色の番号,第k色領域の画素数,及
び第k色領域の重心座標を、第n動体領域のラベル番号
であるnに対応させて、記憶装置25中の特徴量データ
ベースに書き込む。
【0282】次のS514では、制御部28は、kがI
Rnumと等しいか否かをチェックする。そして、もし
等しくなければ処理をS509に戻す。以上説明したS
509乃至S514のループを繰り返した結果、kがI
Rnumと等しくなった場合には、処理はS514から
このループを抜けてS515に進む。
【0283】次のS515では、制御部28は、nがR
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS480に戻す。以上説明したS4
80乃至S515のループを繰り返した結果、nがRn
umと等しくなった場合には、処理はS515からこの
ループを抜けてS516に進む。
【0284】次のS516では、制御部28は、fがF
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS409に戻す。以上説明したS4
09乃至S516のループを繰り返した結果、fがFn
umと等しくなった場合には、処理はS516からこの
ループを抜けてS517に進む。
【0285】次のS517では、制御部28は、sがS
numと等しいか否かをチェックする。そして、もし等
しくなければ処理をS406に戻す。以上説明したS4
06乃至S517のループを繰り返した結果、sがSn
umと等しくなった場合には、処理はS516からこの
ループを抜けて処理を終了する。
【0286】以上のようにして、制御部28は、MPE
Gデータ中から、動体領域を抽出するとともに、各動体
領域の移動方向ベクトルを算出することができる。ま
た、各動体領域中の色領域を抽出するとともに、各色領
域の色に最も近い代表色番号,各色領域の画素数,及び
各色領域の重心座標を検出することができる。 <特徴量データの入力処理及び検索処理>本第3実施形
態の検索データの入力処理及び当該検索データに基づく
検索処理は、先述した第1実施形態と同様であるので、
その説明を省略する。
【0287】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画像データから動体領域を抽出するとともに、各動体
領域の移動方向ベクトルを算出することができる。ま
た、各動体領域中の色領域を抽出するとともに、各色領
域の色に最も近い代表色番号,各色領域の画素数,及び
各色領域の重心座標を検出することができる。このよう
にして抽出された特徴量データに基づいて動画像検索が
行われるので、動体領域以外の背景の影響を受けること
なく動画像検索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による動画像検索システム
の構成を示すブロック図
【図2】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図3】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図4】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図5】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図6】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図7】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図8】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図9】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図10】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図11】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図12】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図13】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図14】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図15】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図16】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図17】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図18】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図19】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図20】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図21】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図22】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図23】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図24】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図25】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図26】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図27】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図28】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図29】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図30】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図31】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図32】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図33】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図34】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図35】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図36】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図37】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図38】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図39】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図40】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図41】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図42】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図43】図1の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【符号の説明】
10 動画像検索システム 11 マウス 12 キーボード 13 表示装置 20 コンピュータ本体 21 マウスインタフェース 22 キーボードインタフェース 23 表示装置インタフェース 24 画像インタフェース 25 記憶装置 26 記憶装置インタフェース 27 メモリ 28 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像データを保持する動画像データ保持
    手段と、 前記動画像データに基づく動画像を表示する表示手段
    と、 前記動画像データのフレーム中から動体部分の画像デー
    タである動体領域を抽出する動体領域抽出手段と、 前記動体領域抽出手段によって抽出された動体領域を特
    徴づける特徴量データを抽出する特徴量データ抽出手段
    と、 前記特徴量データに対応させて前記動体領域を含むフレ
    ームを特定するフレーム特定データを保持する特徴量デ
    ータベース手段と、 検索対象の動画像データの前記特徴量データを入力する
    ための特徴量データ入力手段と、 前記特徴量データ入力手段によって入力された前記特徴
    量データに基づいて前記特徴量データベース手段を検索
    して前記フレーム特定データを得る特徴量データベース
    検索手段と、 前記特徴量データベース検索手段によって得られた前記
    フレーム特定データによって特定されるフレームを前記
    動画像データ保持手段から読み出して前記表示手段に表
    示させる制御手段とを備えたことを特徴とする動画像検
    索システム。
  2. 【請求項2】前記動画像データはMPEGデータであ
    り、前記動体領域抽出手段は、MPEGデータ中の動ベ
    クトルの長さが所定の閾値以上であるマクロブロックが
    連接した領域を前記動体領域として抽出することを特徴
    とする請求項1記載の動画像検索システム。
  3. 【請求項3】前記動画像データはMPEGデータであ
    り、前記動体領域抽出手段は、MPEGデータ中の動ベ
    クトルの長さが所定の閾値以上であるマクロブロックが
    連接した領域と、MPEGデータ中のPフレーム及びB
    フレーム内のIntra−codedマクロブロックが
    連接した領域とを、前記動体領域として抽出することを
    特徴とする請求項1記載の動画像検索システム。
  4. 【請求項4】動画像データを保持する動画像データ保持
    手段と、 前記動画像データに基づく動画像を表示する表示手段
    と、 前記動画像データ中のある時点における画像データを背
    景データとして保持する背景データ保持手段と、 前記時点以降のフレーム中の領域であって前記背景デー
    タとの色彩の差が所定の閾値以上である領域を動体領域
    として抽出する動体領域抽出手段と、 前記動体領域抽出手段によって抽出された動体領域を特
    徴づける特徴量データを抽出する特徴量データ抽出手段
    と、 前記特徴量データに対応させて前記動体領域を含むフレ
    ームを特定するフレーム特定データを保持する特徴量デ
    ータベース手段と、 検索対象の動画像データの前記特徴量データを入力する
    ための特徴量データ入力手段と、 前記特徴量データ入力手段によって入力された前記特徴
    量データに基づいて前記特徴量データベース手段を検索
    して前記フレーム特定データを得る特徴量データベース
    検索手段と、 前記特徴量データベース検索手段によって得られた前記
    フレーム特定データによって特定されるフレームを前記
    動画像データ保持手段から読み出して前記表示手段に表
    示させる制御手段とを備えたことを特徴とする動画像検
    索システム。
  5. 【請求項5】前記動画像データはMPEGデータであ
    り、前記背景データ保持手段は、MPEGデータ中の各
    ショット内における最初のIフレーム中のマクロブロッ
    クのDC成分のデータを前記背景データとして保持する
    ものであり、前記動体領域抽出手段は、前記背景データ
    保持手段に保持された前記Iフレーム以降の各Iフレー
    ム中のマクロブロックのDC成分と前記背景データ中の
    データであって前記マクロブロックの位置に対応する位
    置のデータとの差を算出しその差が所定の閾値以上であ
    る前記マクロブロックが連接する領域を前記動体領域と
    して抽出するものであることを特徴とする請求項4記載
    の動画像検索システム。
  6. 【請求項6】MPEGデータを保持する動画像データ保
    持手段と、 MPEGデータに基づく動画像を表示する表示手段と、 MPEGデータ中の各ショット内における最初のIフレ
    ーム中のマクロブロックのDC成分のデータを背景デー
    タとして保持する背景データ保持手段と、 前記背景データ保持手段に保持された前記Iフレーム以
    降の各Iフレーム中のマクロブロックのDC成分と前記
    背景データ中のデータであって前記マクロブロックの位
    置に対応する位置のデータとの差を算出しその差が所定
    の閾値以上である前記マクロブロックが連接する領域を
    前記動体領域として抽出するとともに、前記背景データ
    保持手段に保持された前記Iフレーム以降の各Pフレー
    ム及びBフレーム中の動ベクトルの長さが所定の閾値以
    上であるマクロブロック及びIntra−codedマ
    クロブロックが連接した領域を前記動体領域として抽出
    する動体領域抽出手段と、 前記動体領域抽出手段によって抽出された動体領域を特
    徴づける特徴量データを抽出する特徴量データ抽出手段
    と、 前記特徴量データに対応させて前記動体領域を含むフレ
    ームを特定するフレーム特定データを保持する特徴量デ
    ータベース手段と、 検索対象の動画像データの前記特徴量データを入力する
    ための特徴量データ入力手段と、 前記特徴量データ入力手段によって入力された前記特徴
    量データに基づいて前記特徴量データベース手段を検索
    して前記フレーム特定データを得る特徴量データベース
    検索手段と、 前記特徴量データベース検索手段によって得られた前記
    フレーム特定データによって特定されるフレームを前記
    動画像データ保持手段から読み出して前記表示手段に表
    示させる制御手段とを備えたことを特徴とする動画像検
    索システム。
  7. 【請求項7】前記特徴量データ抽出手段は、所定数の色
    彩を基準に前記動体領域を分割して1つ以上の色領域と
    し、前記色領域の大きさ及び色彩を前記特徴量データと
    するものであり、前記特徴量データ入力手段は、検索対
    象の大きさ及び色彩を入力するものであり、前記特徴量
    データベース検索手段は、前記特徴量データ入力手段に
    よって入力された検索対象の大きさ及び色彩によって前
    記特徴量データベース手段を検索するものであることを
    特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の動画像検索
    システム。
  8. 【請求項8】前記特徴量データ抽出手段は、前記色領域
    の大きさ及び色彩に加えて、前記動体領域の移動方向ベ
    クトルを前記特徴量データとするものであり、前記特徴
    量データ入力手段は、検索対象の大きさ,色彩及び移動
    方向ベクトルを入力するものであり、前記特徴量データ
    ベース検索手段は、前記特徴量データ入力手段によって
    入力された検索対象の大きさ,色彩及び移動方向ベクト
    ルによって前記特徴量データベース手段を検索するもの
    であることを特徴とする請求項7記載の動画像検索シス
    テム。
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