JPH1020626A - 電子写真記録装置に用いられるクリーナ・トナーマガジン及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真記録装置に用いられるクリーナ・トナーマガジン及びプロセスカートリッジ

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Publication number
JPH1020626A
JPH1020626A JP8172633A JP17263396A JPH1020626A JP H1020626 A JPH1020626 A JP H1020626A JP 8172633 A JP8172633 A JP 8172633A JP 17263396 A JP17263396 A JP 17263396A JP H1020626 A JPH1020626 A JP H1020626A
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JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
charging
charge wire
photoconductor
process cartridge
Prior art date
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JP8172633A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Tanaka
章喜 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真記録装置内に装着された状態でも、
清掃部材がチャージワイヤにおける帯電領域内又は待機
位置にあるかを容易に判断することができるクリーナ・
トナーマガジン又はプロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 連結部材53には、清掃部材52がチャージ
ワイヤ46aにおける放電領域Wd内にあるか、待機位置W
hにあるかをユーザが目視判断するための識別部53a,53
bが設けられている。識別部53a,53bは、連結部材53に
おいて操作部材51を挾んだ2位置にそれぞれ設けられて
おり、互いに異なる色に着色されている。そして、識別
部53a全体がクリーニング器44の上面エッジ部にある状
態で清掃部材52が待機位置Wh内に保持され、この状態
から操作部材51を矢印A2方向に移動させ識別部53b全体
がクリーニング器44の上面エッジ部に現われたときに清
掃部材52が帯電領域Wdの他端に移動するように構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
装置、ファクシミリ装置等の電子写真記録装置に対して
着脱可能に装着されるプロセスカートリッジ、及びこの
プロセスカートリッジの一部を構成するクリーナ・トナ
ーマガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、それぞれ着脱可能に構
成されたプロセスカートリッジを備えたプリンタ装置を
示す側面断面図であり、図5はプロセスカートリッジが
装着された可動状態のプリンタ装置を示し、また図6は
プロセスカートリッジ等を交換するための開閉部を開放
したメンテナンス状態のプリンタ装置を示している。1
は感光体ドラム、2はクリーニングブレード2aを感光
体ドラム1に圧接させたクリーニング器、3は感光体ド
ラム1を均一に帯電する帯電器、4は帯電器3によって
帯電された感光体ドラム1をレーザ光Lによって走査す
ることにより静電潜像を形成する光書き込みユニット、
5は感光体ドラム1に形成された静電潜像をトナーTに
よってトナー像に現像する現像器である。ここで、感光
体ドラム1,クリーニング器2,帯電器3及び現像器5
は、プロセスカートリッジ6として一体に構成され、こ
のプロセスカートリッジ6は、プリンタ装置内の装着位
置に対して着脱可能に構成されている。
【0003】また、7は感光体ドラム1に当接した転写
ローラ、8は分離チャージャ、9は除電ランプ、10は定
着器、11は電源12,プリント板13,コントローラボード
14等の電装/制御部品が収納された電装/制御部品ケー
ス、15は装置内部の温度上昇を防止するための排気ファ
ン、16は記録媒体である記録紙Pを収納する給紙カセッ
ト、17は記録紙Pが載置される給紙トレー、18は装置本
体の上面に形成された排紙トレーであり、排紙トレー18
は、排紙される記録紙Pのサイズに対応させて延長収縮
可能なストッパ板18aを備えている。19及び20は、それ
ぞれ給紙カセット16及び給紙トレー17から記録紙Pを分
離給紙するための給紙ローラ、21はレジストローラ対、
22は記録紙Pを排紙トレー18に排紙する排紙ローラ対、
23及び24は、それぞれ記録紙Pの搬送路に配置されたセ
ンサであり、センサ23は、レジストローラ対21の上流位
置に配置され、記録紙Pを検知してレジストローラ対21
のオン/オフを制御したり記録紙Pのジャムを検知する
ための信号を出力し、またセンサ24は、定着器10と排紙
ローラ対22との間に配置され、記録紙Pを検知して記録
紙Pの排紙完了やジャムを検知するための信号を出力す
る。
【0004】次に、図5に示すプリンタ装置における画
像形成動作を簡単に説明する。帯電器3は、図示を省略
したバイアス電源によってチャージワイヤ3aにバイア
ス電圧を印加され、チャージワイヤ3aからコロナ放電
を発生させることにより、感光体ドラム1を均一に帯電
する。光書き込みユニット4は、均一に帯電された感光
体ドラム1をレーザ光Lによって走査することにより、
感光体ドラム1に静電潜像を形成する。光書き込みユニ
ット4は、ポリゴンミラー,ポリゴンモータ及び、ポリ
ゴンミラーからのレーザ光Lの光路を略コの字形に偏向
する光学部品を備え、ポリゴンミラー及びポリゴンモー
タは、光書き込みユニット4内で感光体ドラム1の下方
に配置されている。現像器5は、薄層化するとともに所
定の極性に帯電したトナーTを感光体ドラム1に転移さ
せることにより、静電潜像をトナー像に現像する。
【0005】一方、給紙カセット16又は給紙トレー17か
ら分離給紙された記録紙Pは、レジストローラ対21によ
って保持され、レジストローラ対21は、感光体ドラム1
上のトナー像に同期させて記録紙Pを搬送開始する。転
写ローラ7は、感光体ドラム1との圧接部において感光
体ドラム1のトナー像を記録紙Pに転写する。分離チャ
ージャ8は、転写時の帯電により感光体ドラム1に密着
した記録紙Pの電荷を中和し、記録紙Pの感光体ドラム
1からの剥離を容易にする。この後、記録紙Pは、図示
を省略した分離爪等によって感光体ドラム1から剥離
し、記録紙Pが剥離した感光体ドラム1は、除電ランプ
9によって除電光が照射されることにより電荷が中和さ
れる。
【0006】感光体ドラム1から剥離した記録紙Pは定
着器10に搬送され、定着器10において加熱および加圧さ
れることによりトナー像が定着された後に、排紙ローラ
対22によって排紙トレー18上に排紙される。
【0007】また、上記プリンタ装置においては、前述
したように感光体ドラム1,クリーニング器2,帯電器
3及び現像器5がプロセスカートリッジ6として一体に
構成され、このプロセスカートリッジ6は、画像形成装
置内の装着位置に対して着脱可能に構成されている。プ
ロセスカートリッジ6を交換する場合には、図6に示す
ように、プロセスカートリッジ6上方において排紙トレ
ー18の一部を形成した開閉板18bを開放し、かつ感光体
ドラム1の上方に配置された定着器10等を支持した開閉
部25を支軸26を中心として開放することにより、プロセ
スカートリッジ6を装着位置から上方に持ち上げること
が可能なる。
【0008】感光体ドラム1,クリーニング器2等の一
定期間毎に交換する必要がある部材、あるいは現像器5
等の消耗品を収納した部材をプロセスカートリッジ6と
して一体化することにより、複数の部材の交換を同時に
行え、かつそれらの交換作業が容易になる。図示を省略
した制御部は、例えば、トナーセンサ27からの信号によ
って現像器5内のトナーTの残量が一定以下になったこ
とを検知した場合に、操作部28にアラームを出力するこ
とにより、操作部28によってユーザに対してプロセスカ
ートリッジ6の交換時期を表示させる。
【0009】しかし、帯電器3は、通常の使用条件でも
比較的短時間でチャージワイヤ3aにトナーTや塵埃等
が付着し、作像時間の増加と共に感光体ドラム1に対す
る帯電能力が低下するという問題が生じる。帯電器3の
帯電能力が低下した場合には、感光体ドラム1の帯電領
域に帯電むらが生じトナー像における画質低下の原因に
なる。このようなトナー像の画質低下を防止し高画質を
維持するには、チャージワイヤ3aを定期的に清掃して
付着物を除去する必要がある。一般に、画質維持のため
に必要とされるチャージワイヤ3aの清掃周期はプロセ
スカートリッジ6の交換周期より短い。
【0010】コロナ放電により帯電を行う帯電器には、
上記したようなチャージワイヤを簡単に清掃するため
に、チャージワイヤに対する清掃機構を備えたものがあ
る。このようなチャージワイヤに対する清掃機構を備え
た帯電器としては、例えば、特開平2-205867号公報に
は、清掃部材を1本の閉ループ状の索条に係止し、前記
索条をモータ等の駆動源によって駆動することにより、
前記清掃部材をチャージワイヤに摺接させてチャージワ
イヤを清掃する放電装置が記載されている。また、特開
平5-281839号公報には、チャージワイヤに沿ってねじ軸
が設置され、クリーナパッドを備えた清掃部材が前記ね
じ軸に嵌合して移動可能に装着され、ねじ軸をモータに
よって駆動することにより清掃部材を往復移動させ、ク
リーナパッドによってチャージワイヤを清掃するコロナ
放電器が記載されている。また、特開平2-296270号公報
には、フェルト片と、シールド板長手方向に設けたスリ
ット部を通して前記フェルト片に連結した取っ手とを備
え、装置本体から取り出した後に、手動で前記取っ手を
スリット部に沿って移動させることにより、フェルト片
をチャージワイヤ上で移動させてチャージワイヤを清掃
する転写帯電器が記載されている。
【0011】しかし、特開平2-205867号公報に記載され
た放電装置または特開平5-281839号公報に記載されたコ
ロナ放電器では、清掃部材を駆動させるためにモータ等
の駆動源および駆動源の回転運動を直線運動に変換する
機構が必要になり、さらに前記駆動源への電力供給を制
御する電源部またはソフトウェア等が必要になるので、
装置の消費電力が増加し、かつ装置全体の構成が複雑化
しコストが高くなる。また、特開平2-296270号公報に記
載された転写帯電器ではチャージワイヤを清掃する際
に、転写帯電器を装置本体から取り出して取っ手を移動
させなければならず、装置本体から取り出した転写帯電
器の取り扱いに注意を要し、かつ転写帯電器を装置本体
に対して着脱する作業があるためチャージワイヤに対す
る清掃作業が煩雑になる。
【0012】また、本願と同一の出願人により出願され
た特願平7-33839号の願書に添付した明細書及び図面に
は、上記のような問題を解決するものとして、チャージ
ワイヤに帯電電圧が印加されてコロナ放電を発生し、こ
のコロナ放電によって電子写真感光体を帯電する帯電手
段と、前記電子写真感光体に形成されたトナー像が記録
媒体に転写された後に電子写真感光体に残留したトナー
を除去回収するクリーニング手段とを少なくとも備え、
画像形成装置本体内の装着位置に着脱可能に装着され、
前記クリーニング手段の少なくとも一部を前記電子写真
感光体の上方で支持するとともに、クリーニング手段の
下方に配置された前記帯電手段を電子写真感光体に対向
させるプロセスカートリッジにおいて、前記チャージワ
イヤに接触した清掃部材と、この清掃部材に連結し装置
外部からの操作によって前記電子写真感光体の画像形成
面に対して平行移動し、この平行移動に連動して前記清
掃部材をチャージワイヤに沿って移動させる操作部材と
を備え、さらに前記操作部材を、カートリッジ本体の上
面に配置し、前記装着位置で画像装置本体の外部に対す
る開閉部に対向させたプロセスカートリッジが記載され
ている。
【0013】そして、上記構成のプロセスカートリッジ
によれば、ユーザが操作部材を電子写真感光体の画像形
成面に対して平行移動させることにより、チャージワイ
ヤに接触した清掃部材がチャージワイヤに沿って移動
し、清掃部材によってチャージワイヤの付着物が除去さ
れるので、モータ等の駆動源を必要とせず構成が簡単な
チャージワイヤに対する清掃機構が構成され、さらに画
像形成装置の開閉部を開放することにより操作部材が装
置外部に露出することにより、プロセスカートリッジを
装置外部に取り出すことなく操作部材を操作することが
可能になる、という効果を得ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
7-33839号の明細書及び図面に記載されたプロセスカー
トリッジでは、プロセスカートリッジが装置本体に装着
された状態で、チャージワイヤを清掃することが可能に
なるが、帯電手段がクリーニング手段の下方に配置さ
れ、かつ感光体に対向した状態に支持されていることか
ら、装置外部からは清掃部材の位置を視認することがで
きない。このため、清掃部材がチャージワイヤにおいて
どのような位置にあるかを判断することが困難になるの
で、清掃部材が可動範囲における移動限にあるのに、ユ
ーザが操作部材に無理な力を加えて連結部材を破損させ
てしまったり、清掃完了後にユーザが清掃部材をチャー
ジワイヤにおける帯電領域に移動させたままにして、感
光体に対する帯電不良を発生させたりする操作ミスが生
じやすい。
【0015】本発明の目的は、上記の課題を解決するた
め、電子写真記録装置内に装着された状態でも、清掃部
材がチャージワイヤにおける帯電領域内又は待機位置に
あるかを容易に判断することができるクリーナ・トナー
マガジン又はプロセスカートリッジを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載のクリーナ・トナーマガジンは、感光
体に対する帯電時に帯電電圧が印加されてコロナ放電を
発生するチャージワイヤを張設した帯電器と、トナー像
の転写後に感光体に残留したトナーを除去回収するクリ
ーニング器とを少なくとも備え、感光体を支持した現像
部カートリッジに着脱可能に装着され、前記クリーニン
グ器の少なくとも一部を感光体の上方に支持するととも
に、クリーニング器の下方に配置された前記帯電器を感
光体に対向させるクリーナ・トナーマガジンにおいて、
前記チャージワイヤに接触するとともにチャージワイヤ
の張設方向で移動可能に支持された清掃部材,前記クリ
ーニング器上面に移動可能に配置された操作部材,及び
前記清掃部材と前記操作部材とを連結し、操作部材がク
リーニング器上面で移動することに連動して清掃部材を
前記張設方向で移動させる連結部材からなる清掃機構を
備え、前記連結部材に、前記清掃部材が前記チャージワ
イヤにおける感光体に対する帯電領域内にあるか、感光
体に対する帯電電領域内に設定された待機位置にあるか
を目視判断するための識別部を設けたことを特徴とす
る。
【0017】また、請求項2記載のプロセスカートリッ
ジは、感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像す
る現像器と、感光体に対する帯電時に帯電電圧が印加さ
れてコロナ放電を発生するチャージワイヤを張設した帯
電器と、トナー像の転写後に感光体に残留したトナーを
除去回収するクリーニング器とを少なくとも備え、電子
写真記録装置の装置本体に着脱可能に装着され、前記ク
リーニング器の少なくとも一部を感光体の上方に支持す
るとともに、クリーニング部の下方に配置された前記帯
電器を感光体に対向させるプロセスカートリッジにおい
て、前記チャージワイヤに接触するとともにチャージワ
イヤの張設方向で移動可能に支持された清掃部材,前記
クリーニング器上面に移動可能に配置された操作部材,
及び前記清掃部材と前記操作部材とを連結し、操作部材
がクリーニング器上面で移動することに連動して清掃部
材を前記張設方向で移動させる連結部材からなる清掃機
構を備え、前記連結部材に、前記清掃部材が前記チャー
ジワイヤにおける感光体に対する放電領域内にあるか、
感光体に対する非放電領域内に設定された待機位置にあ
るかを目視判断するための識別部を設けたことを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態による
プロセスカートリッジの構成を示す側面断面図であり、
図5及び図6に基づいて説明した部材に対応する部材に
ついては同一符号を付して説明を省略する。30は、従来
のプロセスカートリッジ6と同様に図5に示すプリンタ
装置内の装着位置に装着され得るプロセスカートリッジ
であり、プロセスカートリッジ30は、分割可能な現像部
カートリッジ31及びCTM(クリーナ・トナーマガジン)4
0によって構成され、CTM40は、現像部カートリッジ3
1とは異なる時期に単独で交換できるように構成されて
いる。現像部カートリッジ31において、32は2点鎖線に
示すようにCTM40のトナータンク部41が収納される収
納部であり、この収納部32にトナータンク部41を収納す
ることにより、現像部カートリッジ31とCTM40とがプ
ロセスカートリッジ30として一体に組み立てられる。33
はCTM40から補給されたトナーTを第1現像ローラ34
に接触させる撹拌部材、35は第1現像ローラ34に付着し
たトナーTを薄層化するとともに帯電する帯電ブレード
であり、第1現像ローラ34で帯電されたトナーTは、第
2現像ローラ36に転移し、第2現像ローラ36は、トナー
Tを感光体ドラム1に転移させることにより、感光体ド
ラム1上の静電潜像をトナー像に現像する。
【0019】また、CTM40において、41は未使用のト
ナーTを収納するトナータンク部、42はトナータンク部
41内のトナーTを撹拌するアジテータ、43はアジテータ
42によって撹拌されたトナーTを現像部カートリッジ31
に補給する補給ローラ、44はCTM40においてトナータ
ンク部42の上方に支持されたクリーニング器、45はクリ
ーニング器44の上面に設けられた取っ手であり、ユーザ
はCTM40の交換時に取っ手45を把持することにより、
CTM40の交換を容易に行うことができる。46はシール
ドケース46b内にチャージワイヤ46aを張設した帯電器、
51はクリーニング器44の上面に配置された操作部材、52
は帯電器46に配置された清掃部材であり、操作部材51及
び清掃部材52は、後述する清掃機構の一部を構成する。
【0020】現像部カートリッジ31及びCTM40がプロ
セスカートリッジ30として組み立てられた状態で、CT
M40は、クリーニング器44の開口側端部を感光体ドラム
1の上方に支持するとともに、クリーニング器44の下方
に配置された帯電器46を感光体ドラム1に対向させる。
このとき、クリーニング器44は、クリーニングブレード
44aを感光体ドラム1に圧接させ、クリーニングブレー
ド44aによって転写完了後の感光体ドラム1に残留した
トナーTを剥離し、この剥離したトナーTをマグネット
ローラ44b等によって廃トナータンク44c内に搬送する。
【0021】また、CTM40は、トナータンク部41に収
納されたトナーTの残量が所定量以下になった場合に新
しいものに交換され、本実施例では約5000枚の記録紙P
(A4サイズ、印字率5%換算)に画像を形成した時期が
交換時期となる。また、現像部カートリッジ31は、感光
体ドラム1の光導電体の劣化により約45000枚の記録紙
P(A4サイズ、印字率5%換算)に画像を形成した時期
が交換時期となる。
【0022】図2は本実施形態のプロセスカートリッジ
におけるCTMの斜視図、図3は本実施形態のCTMに
配置されたチャージワイヤに対する清掃機構の斜視図で
ある。53は操作部材51と清掃部材52とを連結したロープ
状の連結部材であり、操作部材51,清掃部材52及び連結
部材53は全体で1本のループを形成している。また、ク
リーニング器44の上面及び側面にはガイド溝44dが形成
され、連結部材53は、クリーニング器44の上面及び側面
ではガイド溝44d内に移動可能な状態で挿通している。
【0023】帯電器46は、シールドケース46bの内部で
チャージワイヤ46aを感光体ドラム1の軸方向と平行に
張設し、シールドケース46bには、チャージワイヤ46aと
平行なスリット(図示省略)が開口している。清掃部材52
は、前記スリットを通してアーム部52aをシールドケー
ス46b内に挿入し、前記スリットに沿って移動可能にシ
ールドケース46bに係合するとともに、アーム部52aの先
端部に止着されたクリーニングパッド52bによってチャ
ージワイヤ46aを加圧挾持している。ここで、クリーニ
ングパッド52bは、例えば、フェルト材やウレタンフォ
ーム材などの十分な弾性を有する材料によって形成され
ている。
【0024】ガイド溝44dは、クリーニング器44の上面
でチャージワイヤ46aと平行に、即ち、感光体ドラム1
の軸方向と平行に形成されており、操作部材51は、図4
の説明図に示すように連結部材53との接触部をクリーニ
ング器44の上面でガイド溝44dにに係合し、ガイド溝44d
に沿って移動可能に配置されている。また、操作部材51
は、図5に示すプリンタ装置内の装着位置では外部に対
する開閉板18b及び開閉部25に対向する。ユーザは、チ
ャージワイヤ46aを清掃する場合、図6に示すようにプ
リンタ装置における開閉板18b及び開閉部25を開放する
ことにより、開閉板18b及び開閉部25に対向していた操
作部材51が外部に露出する。この状態で、ユーザが操作
部材51を把持して矢印A1方向又は矢印A2方向に往復移
動させることにより、連結部材53を介して清掃部材52に
ユーザからの力が伝わり、矢印A1方向に移動する操作
部材51に連動して清掃部材52が矢印B1方向に移動し、
矢印A2方向に移動する操作部材51に連動して清掃部材5
2が矢印B2方向に移動する。清掃部材52が矢印B1方向
または矢印B2方向に移動することにより、クリーニン
グパッド52bがチャージワイヤ46aに対して加圧状態で摺
接し、クリーニングパッド52bによってチャージワイヤ4
6aに付着したトナーTや塵埃等が除去される。
【0025】また、チャージワイヤ46aには、感光体ド
ラム1における画像形成領域に対向し、かつ感光体ドラ
ム1に形成される最大画像の幅と略等しい長さの部分が
放電領域Wdとして構成されており、この放電領域Wdか
ら発生するコロナ放電によって感光体ドラム1における
画像形成領域が均一に帯電される。従って、チャージワ
イヤ46aにおいて放電領域Wdを除く領域(非帯電領域)
は、感光体ドラム1の画像形成領域を直接帯電すること
はないので画像品質を影響を与えない。そして、チャー
ジワイヤ46aにおいては、図3に示すように帯電領域Wd
の一端から外側にある所定長の部分が待機位置Whとし
て設定されている。
【0026】一方、連結部材53には、清掃部材52がチャ
ージワイヤ46aにおける放電領域Wd内にあるか、待機位
置Whにあるかをユーザが目視判断するための識別部53
a,53bが設けられている。識別部53a,53bは、連結部材
53において操作部材51を挾んだ2位置にそれぞれ設けら
れており、ユーザが容易に視認でき、かつ識別部53aと
識別部53bとを識別することができるように、互いに異
なる色(例えば、識別部53aは緑色、識別部53bは赤色)に
着色されている。そして、本実施形態の清掃機構は、図
2に示すように識別部53a全体がクリーニング器44の上
面エッジ部にある状態で清掃部材52が待機位置Wh内に
保持され、この状態から操作部材51を矢印A2方向に移
動させ識別部53b全体がクリーニング器44の上面エッジ
部に現われたときに清掃部材52が帯電領域Wdの他端に
移動するように構成されている。
【0027】チャージワイヤ46aに対する清掃時には、
ユーザが、図2に示す位置にある操作部材51を矢印A2
方向に移動させ識別部53b全体がクリーニング器44の上
面エッジ部に現われたときに停止し、そこから操作部材
51を矢印A1方向に戻し識別部53a全体がクリーニング器
44の上面エッジ部に現われる位置で停止させることによ
り、チャージワイヤ46aに対する清掃作業の1サイクル
が完了する。
【0028】本実施形態のプロセスカートリッジ30又は
CTM40によれば、操作部材51,清掃部材52及び連結部
材53によってモータ等の駆動源を必要とせず構成が簡単
なチャージワイヤ46bに対する清掃機構が構成され、ユ
ーザが操作部材51を矢印A1方向又は矢印A2方向に移動
させるという簡単な操作により、清掃部材52がクリーニ
ングパッド52bによりチャージワイヤ46aを加圧挾持した
状態で移動させ、クリーニングパッド52bによってチャ
ージワイヤ46aの付着物が除去される。さらに、操作部
材51がCTM40の上面に配置され閉鎖された開閉板18b
及び開閉部25に対向しているので、開閉板18b及び開閉
部25を開放することにより、プロセスカートリッジ30又
はCTM40をプリンタ装置内の装着位置から外部に取り
出すことなく、操作部材51を操作してチャージワイヤ46
aを清掃することが可能になり、チャージワイヤ46aの清
掃作業が簡単になる。さらに、操作部材51と清掃部材52
とをロープ状の連結部材53によって連結し、この連結部
材53をクリーニング器44の上面及び側面に形成されたガ
イド溝44d内に移動可能に挿通させたことにより、操作
部材51が移動するとともに連結部材53がガイド溝44d内
で移動するので、連結部材53がプリンタ装置内部で他の
部材に接触したり、ユーザが連結部材53に誤って接触し
たりすることを防止でき、確実な動作が可能になり、か
つ安全性が向上する。
【0029】また、連結部材53に、清掃部材52がチャー
ジワイヤ46aにおける感光体ドラム1に対する帯電領域
Wd内にあるか、感光体ドラム1に対する非帯電領域内
に設定された待機位置Whにあるかを目視判断するため
の識別部53a,53bを設けたことにより、清掃部材52がチ
ャージワイヤにおける帯電領域Wd内にあるか、待機位
置Whにあるかを容易に判断することが可能になるの
で、清掃部材52が移動限にあるのに、ユーザが操作部材
51に無理な力を加えて連結部材53を破損させてしまった
り、清掃完了後にユーザが清掃部材52をチャージワイヤ
46aにおける放電領域Wd内に移動させたままにして、感
光体ドラム1に対する帯電不良を発生させたりする操作
ミスを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のク
リーナ・トナーマガジン又は請求項2記載のプロセスカ
ートリッジによれば、チャージワイヤに接触するととも
にチャージワイヤの張設方向で移動可能に支持された清
掃部材,クリーニング器上面に移動可能に配置された操
作部材,及び清掃部材と操作部材とを連結し、操作部材
がクリーニング器上面で移動することに連動して清掃部
材を前記張設方向で移動させる連結部材からなる清掃機
構を備え、前記連結部材に、清掃部材がチャージワイヤ
における感光体に対する帯電領域内にあるか、感光体に
対する非帯電領域内に設定された待機位置にあるかを目
視判断するための識別部を設けたことにより、チャージ
ワイヤに接触した清掃部材がチャージワイヤに沿って移
動し、清掃部材によってチャージワイヤに付着した異物
が除去されるので、操作部材,清掃部材及び連結部材に
よってモータ等の駆動源を必要とせず構成が簡単なチャ
ージワイヤに対する清掃機構が構成され、ユーザが操作
部材を所定方向に移動させるという簡単な操作でチャー
ジワイヤが確実に清掃され、さらに装置内部で操作部材
がクリーニング器上面に露出するので、クリーナ・トナ
ーマガジン又はプロセスカートリッジを装置外部に取り
出すことなく操作部材を操作することが可能になり、さ
らに清掃部材がチャージワイヤにおける帯電領域内にあ
るか、待機位置にあるかが容易に判断することが可能に
なるので、清掃部材が移動限にあるのに、ユーザが操作
部材に無理な力を加えて連結部材を破損させてしまった
り、清掃完了後にユーザが清掃部材をチャージワイヤに
おける待機位置内に移動させたままにして、感光体に対
する帯電不良を発生させたりする操作ミスを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるプロセスカートリッジ
の構成を示す側面断面図である。
【図2】本実施形態のプロセスカートリッジにおけるク
リーナ・トナーマガジン(CTM)の斜視図である。
【図3】本実施形態のクリーナ・トナーマガジン(CT
M)に配置されたチャージワイヤに対する清掃機構の斜
視図である。
【図4】本実施形態のクリーニング器の上面に形成され
たガイド溝の説明図である。
【図5】着脱可能に構成されたプロセスカートリッジを
備えたプリンタ装置を示す側面断面図である。
【図6】着脱可能に構成されたプロセスカートリッジを
備えたプリンタ装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、 18b…開閉板、 25…開閉部、 3
0…プロセスカートリッジ、 31…現像部カートリッ
ジ、 40…CTM、 41…トナータンク部、 44…クリ
ーニング器、 44a…クリーニングブレード、 46…帯
電器、 46a…チャージワイヤ、 51…操作部材、 52
…清掃部材、 52b…クリーニングパッド、53…連結部
材、 53a,53b…識別部、 T…トナー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に対する帯電時に帯電電圧が印加
    されてコロナ放電を発生するチャージワイヤを張設した
    帯電器と、トナー像の転写後に感光体に残留したトナー
    を除去回収するクリーニング器とを少なくとも備え、 感光体を支持した現像部カートリッジに着脱可能に装着
    され、前記クリーニング器の少なくとも一部を感光体の
    上方に支持するとともに、クリーニング器の下方に配置
    された前記帯電器を感光体に対向させるクリーナ・トナ
    ーマガジンにおいて、 前記チャージワイヤに接触するとともにチャージワイヤ
    の張設方向で移動可能に支持された清掃部材,前記クリ
    ーニング器上面に移動可能に配置された操作部材,及び
    前記清掃部材と前記操作部材とを連結し、操作部材がク
    リーニング器上面で移動することに連動して清掃部材を
    前記張設方向で移動させる連結部材からなる清掃機構を
    備え、 前記連結部材に、前記清掃部材が前記チャージワイヤに
    おける感光体に対する帯電領域内にあるか、感光体に対
    する非帯電領域内に設定された待機位置にあるかを目視
    判断するための識別部を設けたことを特徴とするクリー
    ナ・トナーマガジン。
  2. 【請求項2】 感光体に形成された静電潜像をトナー像
    に現像する現像器と、感光体に対する帯電時に帯電電圧
    が印加されてコロナ放電を発生するチャージワイヤを張
    設した帯電器と、トナー像の転写後に感光体に残留した
    トナーを除去回収するクリーニング器とを少なくとも備
    え、 電子写真記録装置の装置本体に着脱可能に装着され、前
    記クリーニング器の少なくとも一部を感光体の上方に支
    持するとともに、クリーニング部の下方に配置された前
    記帯電器を感光体に対向させるプロセスカートリッジに
    おいて、 前記チャージワイヤに接触するとともにチャージワイヤ
    の張設方向で移動可能に支持された清掃部材,前記クリ
    ーニング器上面に移動可能に配置された操作部材,及び
    前記清掃部材と前記操作部材とを連結し、操作部材がク
    リーニング器上面で移動することに連動して清掃部材を
    前記張設方向で移動させる連結部材からなる清掃機構を
    備え、 前記連結部材に、前記清掃部材が前記チャージワイヤに
    おける感光体に対する帯電領域内にあるか、感光体に対
    する非帯電領域内に設定された待機位置にあるかを目視
    判断するための識別部を設けたことを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
JP8172633A 1996-07-02 1996-07-02 電子写真記録装置に用いられるクリーナ・トナーマガジン及びプロセスカートリッジ Pending JPH1020626A (ja)

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