JPH10201094A - 電池使用機器の遠隔スイッチ装置 - Google Patents

電池使用機器の遠隔スイッチ装置

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JPH10201094A
JPH10201094A JP8360045A JP36004596A JPH10201094A JP H10201094 A JPH10201094 A JP H10201094A JP 8360045 A JP8360045 A JP 8360045A JP 36004596 A JP36004596 A JP 36004596A JP H10201094 A JPH10201094 A JP H10201094A
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remote switch
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Yuzo Takigawa
雄三 滝川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔スイッチの無い電池使用機器の電源の開
閉が遠隔操作で容易にできるようになり、また他の開閉
条件を付加することができる技術の提供。 【解決手段】 機器の電池室内に電池を装着することに
より形成される電池の接続部を切断し接続部内に着脱自
在に挿入可能に設けられた絶縁板と、絶縁板の一面側に
配置された第1電極および他面側に配置された第2電極
と、で形成された挿入電極片1と;挿入電極片に一端側
が接続され電池室から電池使用機器外まで延設される一
対のリード線4,4と;リード線の他端側に接続された
押しボタン型スイッチ3と;を備え、スイッチがタイム
スイッチまたは連続計時機能を有していてもよいし、ス
イッチがセンサの検知、電波の受信、太陽電池の発電を
開閉条件としてもよいし、リード線の巻取り器2を備え
ていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池使用機器の遠
隔スイッチ装置に関し、詳しくは電池使用機器、例えば
携帯ラジオや電動置物等であってその電源を遠隔スイッ
チで開閉するように設けられていないものでも、離れた
位置から電源の開閉操作が容易にできるように、あるい
はそれに他の開閉条件を付加することができる様にした
電池使用機器の遠隔スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電池使用機器を離れた位置から作
動させるスイッチ、つまり遠隔操作スイッチとしては有
線式と無線式とがあり、このうち有線式のものは、例え
ば自転車取付け用の電池式照明灯やブザーの操作スイッ
チ等の様に初めからその本体側に接続固定したリード線
付スイッチが取り付けられているか、あるいはスイッチ
延長線の端末、例えばヘッドフォンステレオのスイッチ
付きヘッドフォンの様に、あらかじめ、リード線の端末
と電池使用機器とにプラグとジャック等特定の電極を取
付けて両者を着脱自在に接続するように設けられてい
る。また、無線式のものは機器側にあらかじめ赤外線等
による操作信号を受信する機能が備えられているいるも
のに対して操作信号を発射させる様に設けられている。
【0003】ところで、前記電池を電源とし一次電池あ
るいは二次電池を1個あるいは複数個電池室に取り替え
自在に備えた電池使用機器では、その電池室の内壁側に
は、多く一方が板状に他方がスプリング状に形成され電
池の両極にそれぞれ接した状態でこの電池を着脱自在に
固定する様にした一対の室内側接点を有している。そし
て、この室内側接点からはそれぞれ機器本体内側へリー
ド線が延設され、このうち一方のリード線が機器本体に
備えた電源スイッチに接続されて電源回路を開閉するよ
うに設けられており、例えば携帯ラジオ等は、電源スイ
ッチが機器本体の基板に一体に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の電池使用機器における遠隔スイッチでは、以下に述
べるような問題があった。1.有線式の遠隔スイッチを
接続するジャック等の接続用電極、あるいは無線式の受
信装置のない電池使用機器では、その電池使用機器から
離れては電源の開閉ができないため、不便な場合があ
る。2.タイマーのない電池使用機器では、任意の時間
に作動、あるいは停止して適切な条件の元に使用するこ
とができない。3.タイマー以外に、温度あるいは湿
度、光りセンサー等の信号で電源スイッチを開閉するよ
うな装置を備えていない様な電池使用機器では、電源の
開閉を、例えば、温度、湿度、照度等を条件として開閉
させることはできない。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、例えば携帯ラジオや電動置物等の電池使用機器であ
ってその電源を遠隔スイッチで開閉するように設けられ
ていないものでも、離れた位置から電源の開閉操作が容
易にできるように、あるいはタイマー等のない電池使用
機器に任意の時間に電源の開閉を行う様な他の開閉条件
を付加することができる様にし、電池使用機器を多彩
に、また、効率的に使用することができる様にした電池
使用機器の遠隔スイッチ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、本発明請求項1記載の電池使用機器の遠隔スイッチ
装置では、電源として電池を使用する機器の電池室内に
電池を装着することにより形成される電池の接続部を切
断する状態に、かつ該接続部内に着脱自在に挿入可能に
設けられた絶縁板と、該絶縁板の一面側に配置され前記
切断された接続部の一方と接触する第1電極および前記
絶縁板の他面側に配置され前記接続部の他方と接触する
第2電極と、で形成された挿入電極片と;前記挿入電極
片の各電極にそれぞれ導線の一端側が接続され電池室か
ら電池使用機器外まで延設されるリード線と;前記リー
ド線の他端側であって前記導線同士を開閉可能に接続さ
れたスイッチと;を備えている構成とした。
【0007】請求項2記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項1記載のスイッチがタイムスイッチ
である構成とした。
【0008】請求項3記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項2記載のタイムスイッチが連続計時
機能を有している構成とした。
【0009】請求項4記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項1から請求項3までのいずれかの項
に記載のスイッチが、温度、湿度、光、音量または音
質、煙、圧力、pH、加速度、重力、振動、歪みなどの
センサ群から選定されたひとつまたは複数組による検知
信号を開閉条件あるいは開閉条件のひとつとした構成と
した。
【0010】請求項5記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項1から請求項4までのいずれかの項
に記載のスイッチが、遠隔地から発射された電波または
超音波あるいは赤外線のいずれかによる制御信号の受信
装置を備えると共に、該受信装置の信号を開閉条件ある
いは開閉条件のひとつとした構成とした。
【0011】請求項6記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項1から請求項5までのいずれかの項
に記載のスイッチが、太陽電池を備えると共に、該太陽
電池の起電力を開閉条件あるいは開閉条件のひとつとし
た構成とした。
【0012】請求項7記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置では、請求項1から請求項6までのいずれかの項
に記載のスイッチまたは挿入電極片の近傍に、前記リー
ド線の巻取り器を備えている構成とした。
【0013】
【作用】電源として電池を使用する機器の電池室内に電
池を装着することにより、電池の電極と電池室側の接点
との間、あるいは複数個の電池を使用する場合は該電池
同士の電極の間に電気的な接続部が係脱自在に形成され
る。そして、この接続部は、電池室の一方の接点がスプ
リング状に形成されることにより、電池がその付勢力で
押圧され正常な接続が保持される様になっている。従っ
て、前記付勢力に坑して電池をスプリング状接点側に押
圧すると、接続部が一時的に開くことになるから、この
開いた接続部に遠隔スイッチ装置の挿入電極片を挿入す
ることができる。
【0014】前記接続部に挿入電極片を挿入すると、該
接続部は、挿入電極片の絶縁板で一旦切断され、その状
態でリード線の導線がそれぞれ第1電極あるいは第2電
極を介し接続部の一方ずつを機器外まで延長し、そして
その延長先に両導線同士の回路を開閉するスイッチが設
けられたことになる。この状態で機器を遠隔操作する場
合は、前記遠隔スイッチ装置をOFFの状態とし、機器
に付属のスイッチをONの状態としておくと、前記遠隔
スイッチ装置で機器の操作を行うことができる様にな
る。
【0015】この場合、遠隔スイッチ装置のスイッチを
タイムスイッチとしておくと、電池使用機器を任意の時
間に作動、あるいは停止させることができる。
【0016】また、前記タイムスイッチが連続計時機能
を有していると、電池使用機器を毎日同時刻に、あるい
は同時間だけ作動あるいは停止させておくことができ
る。
【0017】前記スイッチが温度、湿度、光、音量また
は音質、煙、圧力、pH、加速度、重力、振動、あるい
は歪みなどのセンサ群から選定されたひとつまたは複数
のセンサなどによる検知信号を開閉条件としておくと、
電池使用機器の遠隔スイッチあるいはタイムスイッチに
よる操作に、更に温度、または湿度、照度、音量や特定
の音、煙量、風圧や水圧、酸やアルカリなどの強さ、果
物の甘さ、自動車などの増減速、共振や回転、重量、ま
たは撓みなどの検知量による開閉条件を直列的に加え
て、全ての条件が一致したとき開閉させ、または並列、
並列と直列との組み合わせによる作動を開閉条件のひと
つとしておくと、温度、湿度、照度、音量や特定の音、
煙量、風圧や水圧、酸やアルカリなどの強さ、果物の甘
さ、自動車などの増減速、共振や回転、重量や撓みなど
の何れかの条件が成ったとき、開閉させる様にすること
ができる。
【0018】また、遠隔スイッチ装置のスイッチに、無
線で発射される信号の受信装置を設けることにより、該
スイッチを無線操作にて開閉させ、本体内に無線操作の
機能を有していなかった電池使用機器でも、無線遠隔操
作ができる様になる。そして前記の様に、それをタイマ
やセンサなどの開閉条件に絡めることもできる。
【0019】前記タイマやセンサ,受信装置などが太陽
電池の起電力を利用して作動する様にしてもよい。
【0020】使用時のリード線の長さを巻き取り器で調
整したり、不使用時は挿入電極片を電池使用機器から取
り外し、リード線を全て巻き取ってコンパクトに仕舞っ
ておくことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態1の遠
隔スイッチ装置を電池使用機器に使用した状態を示す断
面図、図2は挿入電極片を示す拡大断面図であり、ま
ず、各部品の構成から説明する。
【0022】図中1はこの実施の形態1の遠隔スイッチ
装置Aの挿入電極片であり、11は絶縁板、12はその
絶縁板11の一面側に配置された第1電極、13は該絶
縁板11の他面側に配置された第2電極である。この挿
入電極片1はできるだけ薄い方がよく、例えば0.1〜
0.5mm程度であれば使用し易い。この場合、柔軟で
強度がある7mm幅程度の樹脂フイルムの両面に銅箔
を、表裏導通が無き様積層することにより、製造するこ
とができる。
【0023】2は小型の巻取り器であって、ケース14
内にドラム15が回転自在に装着されている。ドラム1
5はケース内でスプリング16によって巻取り側に付勢
されると共に、円周上に設けたノッチを係脱自在に係止
して巻取り方向の回転を任意の位置で停止させる解除ボ
タン17を有している。前記ドラム15内には押しボタ
ン型スイッチ3が固定され、その押しボタン18が前記
ケース14から突出する様に設けられている。
【0024】4はリード線であり、一対の柔軟な撚り線
を導線19,20として柔軟なビニール樹脂などで被覆
して形成されており、その一端側は、一方が前記挿入電
極片1の第1電極12と、また他方が第2電極13と接
続されている。また、前記リード線4の他端側が前記巻
取り器2内に導入され、前記導線19,20の他端側が
前記ドラム15内に固定された押しボタン型スイッチ3
の接続用端子21,22と接続されている。
【0025】5は従来周知の電池使用機器、たとえば携
帯ラジオであって、25は電池室、26は電池室内のプ
ラス側接点、27は同マイナス側接点であり、前記プラ
ス側接点26はプレート状に形成されて室内一端側に固
定され、マイナス側接点27はスプリング状に形成され
て室内他端側に伸縮自在に固定されいる。26aは機器
側のプラス側配線、27aは同マイナス側配線である。
また、6は乾電池、6aはこの乾電池6のプラス電極、
6bは同マイナス電極、7は電池室裏蓋、7aはこの電
池室裏蓋7の縁部を切欠して設けたリード線挿通口であ
る。尚、前記電池室裏蓋7が煽り式の場合、前記挿入電
極片1を電池室25から少し突出可能に長く設けておく
と、電池室裏蓋7を閉じる時、電池室25の角部と電池
室裏蓋7の縁部との合わせ目で該挿入電極片1が柔軟に
屈曲して馴染むので、電池室裏蓋7の縁部を切欠しなく
てもキチンと閉じることができる。
【0026】次に、本実施の形態1の作用を説明する。
まず、電地使用機器5に遠隔スイッチ装置Aを接続する
が、既に乾電池6が電池室25に装着済みの場合、この
電池の少なくともプラス電極6a側を外した状態とし、
また、乾電池6を新たに装着する場合はプラス電極6a
を押し込む前に、そのプラス電極6aに前記挿入電極片
1の一方の、例えば第1電極12を接触させた状態に
し、後は通常の乾電池装着と同様に、該乾電池6をスプ
リングの付勢力に抗してマイナス側接点27側に押しや
った状態で電池室25内に押し込む。この作業だけで、
挿入電極片1は、乾電池のプラス電極6aと電池室のプ
ラス側接点26との間に配置されると共に、マイナス側
接点27の付勢力によって乾電池のプラス電極6aと挿
入電極片の第1電極12、および該挿入電極片の第2電
極13と電池室のプラス側接点26を接触させた状態と
するから、電池使用機器5に遠隔スイッチ装置Aを電気
的に接続させることができる。
【0027】次に、本実施の形態1の遠隔スイッチ装置
Aの使用状態を説明する。まず、該遠隔スイッチ装置A
を前記の要領で電池使用機器5に接続し、該電池使用機
器5が携帯ラジオの場合、該携帯ラジオの電源スイッチ
と遠隔スイッチ装置Aの押しボタン型スイッチ3をON
の状態にする。この操作によって乾電池のプラス電極6
aは第1電極12、押しボタン型スイッチ3、第2電極
13を介して電池室25のプラス側接点26と導通状態
となり電力を供給し携帯ラジオが作動状態となるから、
音量を適宜調節した後、遠隔スイッチ装置Aの押しボタ
ン型スイッチ3のみをOFFにする。そして、前記巻取
り器2からリード線4を繰り出し、この遠隔スイッチ装
置Aだけを手元に置き携帯ラジオのみを邪魔にならない
ところ、例えば手の届かない高い棚の上などに載置して
おく。
【0028】その後、前記携帯ラジオを聞きたい場合
は、手元に置いた遠隔スイッチ装置Aの押しボタン18
を押して押しボタン型スイッチ3をONにすると、該遠
隔スイッチ装置Aの挿入電極片1における第1電極12
と第2電極13とが導通状態となるから、手の届かない
所に置いた携帯ラジオ5を作動させることができる。
【0029】以上説明してきた様に、本実施の形態1の
電池使用機器の遠隔スイッチ装置Aは、遠隔操作スイッ
チのない携帯ラジオ5でも、簡単な手順で遠隔操作する
ことができる様になる。電池使用機器が玩具の自動車の
場合は、走行または停止の時にいちいち自動車を取り上
げてスイッチの開閉操作をしなくてもよく、また、つい
て行きながらリモコン操作の様にして遊ぶことができ
る。道路工事で警備員が使用する様な手持ち式の警戒灯
を一時的に高所に掲げて使用する様な場合、スイッチ操
作時に警戒灯を高い所から取り外さなくても安全な場所
で遠隔操作することができる。
【0030】本実施の形態1では、挿入電極片1の第1
電極12と第2電極13にリード線4を接続するとした
が、柔軟な挿入電極片1をそのまま長く延長しリード線
の代わりにしてもよい。
【0031】尚、電池式目覚まし時計などは、目覚まし
時計側のベルのON・OFF用スイッチと該実施の形態
の遠隔スイッチ装置共ONの状態にて使用し、秒針が耳
障りな目覚まし時計本体は枕元から遠く離しておき、該
遠隔スイッチ装置のみを枕元に置いておく様にすること
ができる。
【0032】次に、本発明実施の形態2を説明する。こ
の実施の形態2の電池使用機器の遠隔スイッチ装置は、
実施の形態1の電池使用機器の遠隔スイッチ装置におけ
る押しボタン型スイッチ3をタイムスイッチ(図示せ
ず)としたことに特徴がある。前記タイムスイッチは、
ゼンマイを備えた手動式、交流電源式あるいは自ら電池
を備えた電動式とし、時間設定することによって、その
時間に内部のスイッチが閉じ、あるいは開いて電極片挿
入部を導通、あるいは不導通とさせる。本実施の形態2
における電池使用機器の遠隔スイッチ装置では、タイマ
ー装置のない電池使用機器、例えば携帯ラジオでも任意
の時間に作動あるいは停止させることができる。しかも
その携帯ラジオを手元から遠く離した状態でそのタイマ
ーのセットを行うことができる。この場合、おもちゃや
オルゴール類、つまりダンスをしたり演奏したり点滅す
るようなものなどにも適用することができ、目や耳の不
自由な人にも耳や目で確認できるから最適である。
【0033】次に、本発明実施の形態3を説明する。こ
の実施の形態3の電池使用機器の遠隔スイッチ装置は、
実施の形態2の遠隔スイッチ装置におけるタイムスイッ
チに連続計時機能を有する様にしたものであり、この場
合は、前記携帯ラジオなどを毎日一定の時間に作動させ
ることができる様になり、タイマーのない携帯ラジオな
どでも目覚まし時計などとして使用することができる。
尚、不使用時には挿入電極片を取り外し、他の電池使用
機器の遠隔スイッチ装置として使用してもよいし、ま
た、リード線を巻取り器で巻取っておき、その遠隔スイ
ッチ装置を時計だけとして使用することもできる。
【0034】次に、本発明実施の形態4を説明する。こ
の実施の形態4の電池使用機器の遠隔スイッチ装置は、
そのスイッチが温度センサの検知信号でも開閉する様に
したものである。この場合は、温度検出装置のない電池
使用機器として、例えば携帯ラジオでも、それに接続し
た温度センサで水温を検知し風呂などの水位検出や温度
検出、あるいは仕込み温度などの検知用として簡単に使
用することができる。また、鉢植え植物などへ定時に散
水する様にタイマーと電池で開閉するバルブを備えた散
水装置があるが、この様な散水装置では、前記バルブを
開閉させる電池の接続部に、湿度センサの検出がスイッ
チを開閉させる条件のひとつとした遠隔スイッチ装置を
接続しておくと、明らかに雨が降り出す様な湿度では、
散水時間が来てもバルブを開けず散水しない様にするこ
ともできる。また、光センサの検出がスイッチを開閉さ
せる条件のひとつとした遠隔スイッチ装置を、人の気配
を検知して音声を発する様にした装置の電池接続部に接
続しておくと、昼間と夜間何れか一方は人の気配があっ
ても作動させない様にできる。また、光センサと赤外線
センサの検知がスイッチを開閉させる条件とした遠隔ス
イッチ装置を懐中電灯の乾電池の接続部に接続しておく
と足下灯として使用することができる。
【0035】次に、本発明実施の形態5を説明する。こ
の実施の形態5の電池使用機器の遠隔スイッチ装置は、
遠隔地から発射された電波、例えば放送局などによる緊
急警報放送電波の受信装置とそれによるスイッチ操作の
制御信号出力装置を備えており、これを緊急警報放送電
波の受信動作をしない携帯ラジオの乾電池接続部に接続
しておくと、緊急警報放送があった場合、その携帯ラジ
オで危険を自動的に報知させることができる。この場
合、光センサと組み合わせて乾電池式照明灯に使用する
と、発電設備や商用電源の無い場所での緊急時の非常灯
として使用することができる。尚、常時暗い所で使用す
る場合は、光センサは不要である。また、緊急警報放送
電波の受信装置の代わりに赤外線または超音波による信
号の受信装置を備えている場合、離れた所まで電源回路
を配線することなく、その様な発信装置で電池使用機器
を作動または停止させることができる。この様な使用状
態に適する電池使用機器としては、カラスの鳴き声の電
池式発生装置、電動玩具、野鳥などの鳴き声の録音装
置、などがある。
【0036】次に、本発明実施の形態6を説明する。こ
の実施の形態6の電池使用機器の遠隔スイッチ装置は、
太陽電池が自らの発電量で遠隔スイッチ装置のスイッチ
を開閉させる電源となることができるので、経済的であ
る。
【0037】以上、説明してきたように、本実施の形態
では、電池使用機器の乾電池接続部に挿入電極片1を挿
入するだけでその電池使用機器に遠隔スイッチ装置6を
取り付け、簡単に遠隔操作できる様になる。また、手動
的に遠隔操作する以外に、タイマやセンサなどを付属さ
せることによってさまざまに複雑な開閉制御を行わせる
ことができる。構造は大変簡単であり、電池使用機器を
改良することなく装着し、直ちに使用することができ
る。不要なときは簡単に取り外すことができ、本来の使
用状態に直ちに戻すことができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0039】例えば、前記のような遠隔スイッチ装置を
適用できるものとして、上記の他に、ハンド型のレーザ
ー発光装置、電動消しゴム、楽器、GPS装置、データ
などの記録装置、カメラ、ハンド型の拡声装置、ハンド
型ポンプ、小型電動工具、カウンター、トランシーバ、
サーベイメータなどがある。
【0040】また、スイッチ3は押しボタン型以外にシ
ーソー型、ロータリー型であってもいいし、移動体の作
用によりON・OFFさせるリミットスイッチとしても
よい。また、赤外線を利用したスイッチ、水銀スイッ
チ、フォトカプラ、ステッピングリレー、各種センサー
類、マイコンなどを使用することができる。
【0041】前記各種スイッチ類を使用した遠隔スイッ
チ装置は、そのスイッチや巻き取り器などをむき出しに
するだけでなく、縫いぐるみ、模型、置物などに仕込ん
でもよい。図3は縫いぐるみにスイッチを仕込んでマス
コット的に棚下に釣り下げた状態を示す説明図である。
棚上にあるものはトランジスタラジオである。また、図
4に示すように、温度センサaをスイッチ3と直列に設
けた回路にさらに湿度センサbを並列に接続しても良
い。
【0042】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明請求
項1記載の電池使用機器の遠隔スイッチ装置にあって
は、前記構成としたため、遠隔スイッチの無い電池使用
機器を簡単に遠隔スイッチ装置を備えた電池使用機器と
することができる。遠隔スイッチ装置は、電池使用機器
を改良することなく、または、電池室裏蓋の端部切欠な
ど極めて簡単な小改良だけで装着させることができる。
構造は簡単であり、例え馴れない人の取扱や故障などで
リード線内での短絡事故があったにしても、元々電池を
電源とする電路を本体が備えているスイッチに代えてO
Nさせるだけのことであるので、極めて安全であるし、
またその様な構造であるから安価に製造することができ
る。遠隔スイッチ装置の無い電池使用機器であっても邪
魔にならない様に手元から離して使用することができる
し、また、汚れ手や濡れ手などで扱っても電池使用機器
本体側を汚損させたりすることが無く、遠隔スイッチの
無い電池使用機器を保護することもできる。
【0043】請求項2記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、タイムスイッ
チの無い電池使用機器を極めて簡単に遠隔操作できるタ
イムスイッチを装着したものとすることができる。
【0044】請求項3記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、タイムスイッ
チの無い電池使用機器を毎日、人手を要することなく極
めて簡単に同じ様な状態で繰り返し使用することができ
る。
【0045】請求項4記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、温度、湿度、
光、音量または音質、煙、圧力、pH、糖度、加速度、
重力、振動、または歪みなどのセンサの検知信号の入力
装置の無いような電池使用機器であっても、前記センサ
の検知信号を基に、あるいは条件のひとつとして該電池
使用機器を遠隔的に、しかも簡単な取り付け作業のみで
作動させることができる。
【0046】請求項5記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、電波や超音波
などの信号で作動するような受信装置の無い電池使用機
器であっても、電波や超音波などの信号で作動させるこ
とができる。この場合、緊急警報放送電波を受信して電
池使用機器を作動させ、緊急用としても使用することが
できる様になる。
【0047】請求項6記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、遠隔スイッチ
装置を太陽光の有無によって作動させ、加えてその作動
用の電源を該太陽電池の発電によって賄うことができ
る。
【0048】請求項7記載の電池使用機器の遠隔スイッ
チ装置にあっては、前記構成としたため、電池使用機器
の使用中はリード線の長さを調整してスッキリとできる
し、遠隔スイッチ装置の不要なときは、簡単にリード線
を取り外して邪魔にならない様にコンパクトに巻取って
おくことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の遠隔スイッチ装置Aを電
池使用機器5に使用した状態を示す断面図である。
【図2】同上の挿入電極片を示す拡大断面図である。
【図3】他の実施の形態の遠隔スイッチ装置の使用状態
を示す説明図である。
【図4】他の実施の形態のスイッチ部を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 遠隔スイッチ装置 a 温度センサ b 湿度センサ 1 挿入電極片 2 巻取り器 3 押しボタン型スイッチ 4 リード線 5 電池使用機器(携帯ラジオ) 6 乾電池 6a 乾電池のプラス電極 6b 乾電池のマイナス電極 7 電池室の裏蓋 11 絶縁板 12 第1電極 13 第2電極 25 電池室 26 電池室のプラス側接点 26a プラス側配線 27 電池室のマイナス側接点 27a マイナス側配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源として電池を使用する機器の電池室
    内に電池を装着することにより形成される電池の接続部
    を切断する状態に、かつ該接続部内に着脱自在に挿入可
    能に設けられた絶縁板と、該絶縁板の一面側に配置され
    前記切断された接続部の一方と接触する第1電極および
    前記絶縁板の他面側に配置され前記接続部の他方と接触
    する第2電極と、で形成された挿入電極片と;前記挿入
    電極片の各電極にそれぞれ導線の一端側が接続され電池
    室から電池使用機器外まで延設されるリード線と;前記
    リード線の他端側であって前記導線同士を開閉可能に接
    続されたスイッチと;を備えていることを特徴とする電
    池使用機器の遠隔スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチがタイムスイッチである請
    求項1記載の電池使用機器の遠隔スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記タイムスイッチが連続計時機能を有
    している請求項2記載の電池使用機器の遠隔スイッチ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチが温度、湿度、光、音量ま
    たは音質、煙、圧力、pH、加速度、重力、振動、歪み
    などのセンサ群から選定されたひとつまたは複数組によ
    る検知信号を開閉条件あるいは開閉条件のひとつとした
    請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の電池
    使用機器の遠隔スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチが遠隔地から発射された電
    波または超音波あるいは赤外線のいずれかによる制御信
    号の受信装置を備えると共に、該受信装置の信号を開閉
    条件あるいは開閉条件のひとつとした請求項1から請求
    項4までのいずれかの項に記載の電池使用機器の遠隔ス
    イッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチが太陽電池を備えると共
    に、該太陽電池の起電力を開閉条件あるいは開閉条件の
    ひとつとした請求項1から請求項5までのいずれかの項
    に記載の電池使用機器の遠隔スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチまたは挿入電極片の近傍に
    前記リード線の巻取り器を備えている請求項1から請求
    項6までのいずれかの項に記載の電池使用機器の遠隔ス
    イッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247417A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 General Electric Co <Ge> 遠隔遮断スイッチが温度に基づいて起動する公共料金メータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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