JPH1019787A - 物体の内部測定方法 - Google Patents

物体の内部測定方法

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Publication number
JPH1019787A
JPH1019787A JP19708396A JP19708396A JPH1019787A JP H1019787 A JPH1019787 A JP H1019787A JP 19708396 A JP19708396 A JP 19708396A JP 19708396 A JP19708396 A JP 19708396A JP H1019787 A JPH1019787 A JP H1019787A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
optical fiber
introduction path
bare optical
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP19708396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH1019787A publication Critical patent/JPH1019787A/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、プラスチック成形品などの
経時的な変化などの状態を捉えるための物体の内部測定
方法を提供せんとするにある。 【解決手段】 かゝる本発明は、物体1Aの内部に裸の
光ファイバ2を導入して光導入路Lを形成し、当該光導
入路Lの一端に検査光r1 を入射させる一方、当該光導
入路Lの他端で前記検査光r1 の通過光r2 を受光し
て、前記物体1Aの内部状態を捉える物体の内部測定方
法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形品や
タンク内の液体などの経時的な変化などの状態を捉える
ための物体の内部測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック成形品やタンク内の
液体などの経時的な変化などの状態を捉えるためには、
種々の方法が提案されている。例えば、対象とする物体
が固体の場合、その一部を切り取り、その小片を顕微鏡
などによって調べたり、対象とする物体が液体などの場
合、その一部を貯蔵タンクから取り出し、これに光を照
射させ、その通過光を分光器で調べたりする方法が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来方法では、その測定にあたって、対象物体を一部
をサンプルとして取り出す必要があり、また、当該物体
の経時的な内部変化を手軽に測定することは、結構面倒
であった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、その特長とする点は、裸の光ファイバ
の特性に着目し、対象の物体内にこの裸の光ファイバを
入れ、この裸の光ファイバの伝送特性の変化から、物体
内部の状態を捉えようとする物体の内部測定方法を提供
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の構成(手
段)は、物体の内部に裸の光ファイバを導入して光導入
路を形成し、当該光導入路の一端に検査光を入射させる
一方、当該光導入路の他端で前記検査光の通過光を受光
して、前記物体の内部状態を捉える物体の内部測定方法
にある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る物体の内部
測定方法の一つの実施の形態を示したものである。同図
において、1Aは測定の対象とする物体で、例えばケー
ブルの布設系統の部品や電子部品などを構成するプラス
チック成形品の一部である。この物体1Aの内部には、
樹脂成形する際、裸の光ファイバ2を少なくとも当該物
体1Aの一方の側面(一端)から他方の側面(他端)に
掛けて、切断されることなく、連続した形で入れて、当
該物体材料と一体化した形の光導入路Lを形成してあ
る。この裸の光ファイバ2の数(本数)は、特に限定さ
れないが、混入時、断線するものが生じる恐れがあるた
め、好ましくは複数本とするよい。そして、非切断状態
のものが、少なくとも1本以上あればよい。ここで、裸
の光ファイバ2とは、樹脂などの被覆部分(コート部
分)を除去した、コアとクラッドのみからなる光ファイ
バのことである。また、用いる裸の光ファイバ2も、特
に限定されないが、用いる検査光や開口度からすると、
外径400〜500μm程度のマルチモード型ファイバ
の使用が好ましい。
【0007】上記物体1Aの構成から、その成形直後の
内部状態や、適宜時間の経過した後の内部状態を知るに
は、次のようにすればよい。先ず、物体1Aの上記光導
入路Lの一端から、レーザや発光ダイオード、白熱電球
などの発光器11によって、検査光r1 を入射させる一
方、当該光導入路Lの他端では、上記検査光r1 の通過
光r2 を、例えば受光素子の内蔵された受光部12aを
有するハンデータイプ(携帯型)のレコーダ12で受光
し、そのデータを保存する。次に、このレコーダ12に
保存されたデータを、コンピュータや所望の電子回路な
どが内蔵されたコントローラ13、ディスプレー14、
プリンターなどの出力部15などからなる分析装置系1
6に入力させて分析すればよい。例えば、物体1Aの内
部に光導入路Lに影響を与えるような歪があると、この
歪に伴って、光導入路Lの裸の光ファイバ2にも外力
(負荷)が掛かるため、伝送ロスが生じるなどして、伝
送特性が変化する。
【0008】そこで、予め無負荷時における裸の光ファ
イバ2の伝送特性を測定し、記録しておき、この伝送特
性データと、上記実測による伝送特性データとを比較す
れば、物体内部の歪の状態が捉えられる。また、物体1
Aに亀裂などが生じた場合にも、裸の光ファイバ2に
は、その亀裂が張力や圧縮力として作用するため、伝送
特性が変化し、やはり物体1Aの内部状態が捉えられ
る。もちろん、亀裂などによって、裸の光ファイバ2が
切断された場合には、通過光r2 の不受光によって、こ
れも捉えることができる。このような測定にあって、上
記レコーダ12がハンデータイプの場合には、物体1A
の測定を現場で行い、その分析は、分析装置系16のあ
る研究室などで行うことができるため、極めて便利であ
る。また、このレコーダ12にデスクドライブ装置を組
み込み、ミニフロッピーデスク12bに記録できるよう
にすれば、ミニフロッピーデスクなどの記録媒体12b
の搬送のみで所定の分析が可能となり、遠隔地での測定
デースにも対応することができるようになる。
【0009】図2は、本発明に係る物体の内部測定方法
の他の実施の形態を示したものである。同図において、
1Bは測定の対象とする物体で、例えば化学装置系のタ
ンク3内に貯蔵された液体である。この物体1Bの内部
には、タンク3の両側壁間に裸の光ファイバ2を張り渡
して、物体材料と一体化した光導入路Lを構成してあ
る。この裸の光ファイバ2の数(本数)は、特に限定さ
れないが、通常は1本でよく、液中の上下方向などの複
数箇所のデータを得るには、タンク3の上下方向に複数
段として設ければよい。
【0010】したがって、この物体1Bの場合にも、そ
の貯蔵直後の内部状態や、適宜時間の経過した後の内部
状態を知るには、基本的には、上記物体1Aの場合と同
様にして行えばよい。つまり、物体1Bの上記光導入路
Lの一端から、レーザや発光ダイオード、白熱電球など
の発光器11によって、検査光r1 を入射させる一方、
当該光導入路Lの他端では、上記検査光r1 の通過光r
2 を、例えば受光素子の内蔵された受光部12aを有す
るハンデータイプのレコーダ12で受光し、そのデータ
を保存し、このレコーダ12に保存されたデータを、上
述したコントローラ13、ディスプレー14、プリンタ
ーなどの出力部15などからなる分析装置系16に入力
させて分析すればよい。例えば、物体1Bがタンク3内
で変質したりすると、物質によっては、液体中で、その
存在量が変化するものがある。つまり、液体中のOH基
やエチル基などのような特定の基が増加したりする場合
がある。このような特定の基が存在すると、裸の光ファ
イバ2の場合、外装のクラッド部分が浸食などによって
影響を受けるため、上記入射された検査光r1 に対し
て、特定の波長部分が吸収されたりして、伝送特性が変
動するようになる。そこで、予め正常時における裸の光
ファイバ2の伝送特性を測定し、記録しておけば、この
伝送特性データと、上記実測による伝送特性データとを
比較すれば、上記物体1Aの場合と同じように、物体1
Bの変質などの内部状態が捉えられる。
【0011】なお、上記実施の態様では、対象とする物
体が、プラスチック成形品や液体であったが、本発明
は、これに限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る物体の内部測定方法によれば、対象物体を一部を
サンプルとして切り取る必要もなく、実際に使用されて
いる状態であっても、その現場で、手軽に測定すること
ができる。また、物体の経時的な内部変化にあっても、
それほど面倒な作業は必要とせずに、やはり手軽に測定
することができる。特に、実測データを記録するレコー
ダをハンデータイプとしたり、ミニフロッピーデスクな
どの記録媒体への記録可能形態とした場合、極めて優れ
た利便性が得られる。また、対象物体に対する経時変化
などのデータを予め蓄積しておけば、測定時点での実測
データから、物体の寿命予測などをすることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物体の内部測定方法の一つの実施
の形態を示した概略説明図である。
【図2】本発明に係る物体の内部測定方法の他の実施の
形態を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1A、1B 物体 2 裸の光ファイバ 3 タンク 11 発光器 12 レコーダ 12a 受光部 13 コントローラ 14 ディスプレー 15 出力部 16 分析装置系 L 光導入路 r1 検査光 r2 通過光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の内部に裸の光ファイバを導入して
    光導入路を形成し、当該光導入路の一端に検査光を入射
    させる一方、当該光導入路の他端で前記検査光の通過光
    を受光して、前記物体の内部状態を捉える物体の内部測
    定方法。
JP19708396A 1996-07-08 1996-07-08 物体の内部測定方法 Pending JPH1019787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19708396A JPH1019787A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 物体の内部測定方法

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JP19708396A JPH1019787A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 物体の内部測定方法

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Publication Number Publication Date
JPH1019787A true JPH1019787A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16368446

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19708396A Pending JPH1019787A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 物体の内部測定方法

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