JPH10190982A - スキャナー光学系 - Google Patents
スキャナー光学系Info
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- JPH10190982A JPH10190982A JP8343881A JP34388196A JPH10190982A JP H10190982 A JPH10190982 A JP H10190982A JP 8343881 A JP8343881 A JP 8343881A JP 34388196 A JP34388196 A JP 34388196A JP H10190982 A JPH10190982 A JP H10190982A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2組の平行な反射面を有するスキャナー光学系
において、反射面が形成された光学ブロックに縮小光学
系レンズを一体的に組付け可能に構成し、小型化及び光
軸調整の容易化を図る。 【解決手段】反射面32、34、36が形成された光学
ブロック15と、反射面38が形成された光学ブロック
16の組み合わせによって、2組の平行平面を有する反
射光学ユニット14を構成する。光学ブロック15の上
面には、光束の出射口42が形成されるとともに、円筒
状のレンズ支持部材44が一体形成される。前記レンズ
支持部材44内に縮小光学系レンズ18が落とし込ま
れ、接着される。これにより、レンズの光軸調整が容易
になるとともに、一層の小型化を図ることができる。
において、反射面が形成された光学ブロックに縮小光学
系レンズを一体的に組付け可能に構成し、小型化及び光
軸調整の容易化を図る。 【解決手段】反射面32、34、36が形成された光学
ブロック15と、反射面38が形成された光学ブロック
16の組み合わせによって、2組の平行平面を有する反
射光学ユニット14を構成する。光学ブロック15の上
面には、光束の出射口42が形成されるとともに、円筒
状のレンズ支持部材44が一体形成される。前記レンズ
支持部材44内に縮小光学系レンズ18が落とし込ま
れ、接着される。これにより、レンズの光軸調整が容易
になるとともに、一層の小型化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキャナー光学系に
係り、特に、必要とされる共役長を確保すべく原稿面と
レンズとの間に光路形成用の反射光学手段を備えた小型
のスキャナー光学系に関する。
係り、特に、必要とされる共役長を確保すべく原稿面と
レンズとの間に光路形成用の反射光学手段を備えた小型
のスキャナー光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】照明用の光源で原稿を照明しつつ、該原
稿に沿って移動しながら画像情報を取り込むハンディー
スキャナーでは、読取口(スリット)から入射する原稿
面からの光をレンズを介してラインセンサ(CCD)に
導いている。かかる共役長を確保すべく、従来は、スキ
ャナーのケーシング内に折り返し用のミラーが複数枚設
けられている。
稿に沿って移動しながら画像情報を取り込むハンディー
スキャナーでは、読取口(スリット)から入射する原稿
面からの光をレンズを介してラインセンサ(CCD)に
導いている。かかる共役長を確保すべく、従来は、スキ
ャナーのケーシング内に折り返し用のミラーが複数枚設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスキャナー光学系では、必要な共役長を確保するた
めに配置されるミラーの角度の調整が微妙であり、複数
のミラーについて適正な角度に組付けることは極めて困
難である。また、折り返し回数が増えるとミラーの枚数
が増え、更なる小型化も難しいという問題がある。
来のスキャナー光学系では、必要な共役長を確保するた
めに配置されるミラーの角度の調整が微妙であり、複数
のミラーについて適正な角度に組付けることは極めて困
難である。また、折り返し回数が増えるとミラーの枚数
が増え、更なる小型化も難しいという問題がある。
【0004】更に、従来のスキャナー光学系では、反射
用のミラー、レンズ、及びCCDの各部材はそれぞれ独
立の支持機構に支持されているので、各部材間の光軸調
整が煩雑であるという欠点がある。本発明はこのような
事情に鑑みてなされたもので、反射面の角度の微妙な調
整が不要で一層の小型化を図ることができるとともに、
光軸調整も容易なスキャナー光学系を提供することを目
的とする。
用のミラー、レンズ、及びCCDの各部材はそれぞれ独
立の支持機構に支持されているので、各部材間の光軸調
整が煩雑であるという欠点がある。本発明はこのような
事情に鑑みてなされたもので、反射面の角度の微妙な調
整が不要で一層の小型化を図ることができるとともに、
光軸調整も容易なスキャナー光学系を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、2組の平行平面を有し、光源で照明された原
稿面からの光を前記平行平面の各面で少なくとも1回反
射して出射する反射光学ユニットを備え、前記反射光学
ユニットから出射された光をレンズを介して撮像手段に
導くスキャナー光学系において、前記平行平面を構成す
る反射面のうち少なくとも一つは、透明な光学材料から
成る光学ブロックで形成され、該光学ブロックには前記
レンズを支持するレンズ支持部材が一体成形されている
ことを特徴としている。
する為に、2組の平行平面を有し、光源で照明された原
稿面からの光を前記平行平面の各面で少なくとも1回反
射して出射する反射光学ユニットを備え、前記反射光学
ユニットから出射された光をレンズを介して撮像手段に
導くスキャナー光学系において、前記平行平面を構成す
る反射面のうち少なくとも一つは、透明な光学材料から
成る光学ブロックで形成され、該光学ブロックには前記
レンズを支持するレンズ支持部材が一体成形されている
ことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、光源で照明された原稿面
からの光を、2組の平行平面の各面で少なくとも1回反
射して光の進行経路を折り返しているので、前記平行平
面で包囲される空間内に比較的長い光路長を形成するこ
とができる。また、2組の平行平面の長さ比に応じて反
射回数が増減するので、長い光路長が要求される場合に
も折り返し用のミラー等を増設する必要がなく、光学系
の小型化を図ることができる。
からの光を、2組の平行平面の各面で少なくとも1回反
射して光の進行経路を折り返しているので、前記平行平
面で包囲される空間内に比較的長い光路長を形成するこ
とができる。また、2組の平行平面の長さ比に応じて反
射回数が増減するので、長い光路長が要求される場合に
も折り返し用のミラー等を増設する必要がなく、光学系
の小型化を図ることができる。
【0007】かかる光学系において、前記平行平面を構
成する反射面のうち少なくとも一つを、透明な光学材料
から成る光学ブロックで形成し、該光学ブロックにレン
ズをを組付けるレンズ支持部を一体的に設けたので、光
軸調整が容易になるとともに、レンズを光学ブロックに
コンパクトに組付けることができ、一層の小型化を図る
ことができる。
成する反射面のうち少なくとも一つを、透明な光学材料
から成る光学ブロックで形成し、該光学ブロックにレン
ズをを組付けるレンズ支持部を一体的に設けたので、光
軸調整が容易になるとともに、レンズを光学ブロックに
コンパクトに組付けることができ、一層の小型化を図る
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るスキャナー光学系の実施の形態について詳説する。図
1は、本発明に係るスキャナー光学系が適用されたハン
ディースキャナーの断面図であり、図2は、図1に示し
たハンディースキャナーの光学系の構成を示す斜視図で
ある。
るスキャナー光学系の実施の形態について詳説する。図
1は、本発明に係るスキャナー光学系が適用されたハン
ディースキャナーの断面図であり、図2は、図1に示し
たハンディースキャナーの光学系の構成を示す斜視図で
ある。
【0009】図1に示すスキャナー10は、ケーシング
12内に反射光学ユニット14、レンズ18、ラインセ
ンサ(CCD)20、スキャナー回路22及び位置検出
用のローラ24等が配置されて成る。尚、符号26はC
CD基板である。反射光学ユニット14は、透明の光学
プラスチックで成形された2つの光学ブロック15、1
6の組み合わせから成る。尚、光学ブロック15、16
を光学プラスチックで形成したのは、ガラスに比べて軽
量で、加工成形が容易だからである。
12内に反射光学ユニット14、レンズ18、ラインセ
ンサ(CCD)20、スキャナー回路22及び位置検出
用のローラ24等が配置されて成る。尚、符号26はC
CD基板である。反射光学ユニット14は、透明の光学
プラスチックで成形された2つの光学ブロック15、1
6の組み合わせから成る。尚、光学ブロック15、16
を光学プラスチックで形成したのは、ガラスに比べて軽
量で、加工成形が容易だからである。
【0010】前記光学ブロック15には、長さAの反射
面32と、これに直交する長さB(>A)の反射面3
6、及び前記長さAの反射面32に平行な反射面34と
が形成され、前記反射面36と反射面34との交線陵部
分には平坦面39が形成されている。前記平坦面39に
は、光束の出射口42に相当するスリットが形成される
(図2、図3参照)。
面32と、これに直交する長さB(>A)の反射面3
6、及び前記長さAの反射面32に平行な反射面34と
が形成され、前記反射面36と反射面34との交線陵部
分には平坦面39が形成されている。前記平坦面39に
は、光束の出射口42に相当するスリットが形成される
(図2、図3参照)。
【0011】出射口42の幅が小さいとサジタル方向の
光量が小さくなり解像度が低下するので、サジタル方向
の光量を十分に得られる程度に出射面42の幅を定める
必要がある。また、光学ブロック15には、出射口42
の上部に円筒状のレンズ支持部材44が設けられてい
る。即ち、レンズ支持部材44は光学ブロック15と一
体成形されており、このレンズ支持部材44の内側にレ
ンズ18が落とし込まれ、接着される。
光量が小さくなり解像度が低下するので、サジタル方向
の光量を十分に得られる程度に出射面42の幅を定める
必要がある。また、光学ブロック15には、出射口42
の上部に円筒状のレンズ支持部材44が設けられてい
る。即ち、レンズ支持部材44は光学ブロック15と一
体成形されており、このレンズ支持部材44の内側にレ
ンズ18が落とし込まれ、接着される。
【0012】一方、光学ブロック16は、45度の傾斜
角度の反射面38を有し、該反射面38が前記光学ブロ
ック15の反射面36と平行に向かい合うように配置さ
れる。光学ブロック16の側面には、原稿照明用の光源
27を組付けるための凹部(光源配置部)28が形成さ
れ、該凹部28に発光ダイオード(LED)アレイ等の
光源27が配置される。尚、光源27は、LEDアレイ
に限らず、直線状の蛍光ランプでもよい。
角度の反射面38を有し、該反射面38が前記光学ブロ
ック15の反射面36と平行に向かい合うように配置さ
れる。光学ブロック16の側面には、原稿照明用の光源
27を組付けるための凹部(光源配置部)28が形成さ
れ、該凹部28に発光ダイオード(LED)アレイ等の
光源27が配置される。尚、光源27は、LEDアレイ
に限らず、直線状の蛍光ランプでもよい。
【0013】このように、光学ブロック16に照明用の
光源27を一体的に組付けたことで、光源27をコンパ
クトに配置でき、一層の小型化が図られている。光源2
7から発せられる光は、光学ブロック16の内部を反射
しながら原稿30に向けて導かれ、原稿30面に面する
照明光出射面29から原稿30に効率的に照射される。
光源27を一体的に組付けたことで、光源27をコンパ
クトに配置でき、一層の小型化が図られている。光源2
7から発せられる光は、光学ブロック16の内部を反射
しながら原稿30に向けて導かれ、原稿30面に面する
照明光出射面29から原稿30に効率的に照射される。
【0014】また、前記照明光出射面29を原稿30に
対して所定の傾斜角度に形成し、或いは、シリンドリカ
ルな凸レンズに形成することにより、一層効率的に照明
することができる。前記光学ブロック16は、図示しな
い支持機構によって図1の左右方向に移動自在に支持さ
れている。光学ブロック16を左右方向に移動させるこ
とにより、入射口40の幅を変更できるとともに、反射
面36、38間の距離が拡縮され、反射経路の光路長を
変更することができる。
対して所定の傾斜角度に形成し、或いは、シリンドリカ
ルな凸レンズに形成することにより、一層効率的に照明
することができる。前記光学ブロック16は、図示しな
い支持機構によって図1の左右方向に移動自在に支持さ
れている。光学ブロック16を左右方向に移動させるこ
とにより、入射口40の幅を変更できるとともに、反射
面36、38間の距離が拡縮され、反射経路の光路長を
変更することができる。
【0015】前記ケーシング12の底面には、前記反射
光学ユニット14の入射口40の真下の部分にスリット
が形成されており、前記照明光出射面29から出射され
る光は該スリットから原稿30に照射される。また、原
稿30からの光は、このスリットからケーシング12内
に導かれ、前記入射口40から当該反射光学ユニット1
4に入射する。
光学ユニット14の入射口40の真下の部分にスリット
が形成されており、前記照明光出射面29から出射され
る光は該スリットから原稿30に照射される。また、原
稿30からの光は、このスリットからケーシング12内
に導かれ、前記入射口40から当該反射光学ユニット1
4に入射する。
【0016】反射光学ユニット14に入射した光は、反
射面36で図中90度右方向に反射され、以後、反射面
34、38、36、32、38の順に反射され、最終的
に出射口42から反射光学ユニット14外へ出射され
る。レンズ18の上方には、CCD20が図示しない支
持機構によって、図1中左右方向及び上下方向に移動自
在に支持されている。このようにCCD20を移動可能
に支持したのは、前述の光学ブロック16を左右方向に
移動させると、反射光路長が拡縮するとともに、反射光
学ユニット14からの出射光軸が左右方向にシフトする
ので、これに合わせて共役長、及びCCD20への光軸
調整が必要となるからである。
射面36で図中90度右方向に反射され、以後、反射面
34、38、36、32、38の順に反射され、最終的
に出射口42から反射光学ユニット14外へ出射され
る。レンズ18の上方には、CCD20が図示しない支
持機構によって、図1中左右方向及び上下方向に移動自
在に支持されている。このようにCCD20を移動可能
に支持したのは、前述の光学ブロック16を左右方向に
移動させると、反射光路長が拡縮するとともに、反射光
学ユニット14からの出射光軸が左右方向にシフトする
ので、これに合わせて共役長、及びCCD20への光軸
調整が必要となるからである。
【0017】こうして、反射光学ユニット14から出射
された光はレンズ18を介して前記CCD20に導かれ
る。CCD20の受光面に入射した光は、光の強さに応
じた電気信号に変換され、その電気信号はスキャナ回路
22に導かれる。そして、スキャナー回路22の画像信
号処理手段によって原稿画像の情報が取得される。ま
た、ケーシング12の下部に配設された位置検出用のロ
ーラ24には、エンコーダ等の回転数を検出する手段
(不図示)が設けられ、スキャナー10が移動した位置
や移動量を検出できるようになっている。
された光はレンズ18を介して前記CCD20に導かれ
る。CCD20の受光面に入射した光は、光の強さに応
じた電気信号に変換され、その電気信号はスキャナ回路
22に導かれる。そして、スキャナー回路22の画像信
号処理手段によって原稿画像の情報が取得される。ま
た、ケーシング12の下部に配設された位置検出用のロ
ーラ24には、エンコーダ等の回転数を検出する手段
(不図示)が設けられ、スキャナー10が移動した位置
や移動量を検出できるようになっている。
【0018】次に、上記の如く構成された本発明に係る
スキャナー光学系が適用されたハンディースキャナーの
作用について説明する。先ず、2組の平行平面から成る
反射光学ユニットの反射作用について説明する。図5乃
至図8は、光学ブロック15、16から成る反射光学ユ
ニット14をモデル化した説明図である。長さAの一組
の平行な反射面32、34と、長さB(>A)の一組の
平行な反射面36、38とを有し、これら二組の長さの
異なる平行平面が互いに直交して成る反射光学系におい
て、図中白丸で示す最下の頂点(入射点)から光が入射
する場合の反射光路について長さの比率(A:B)との
関係で説明する。
スキャナー光学系が適用されたハンディースキャナーの
作用について説明する。先ず、2組の平行平面から成る
反射光学ユニットの反射作用について説明する。図5乃
至図8は、光学ブロック15、16から成る反射光学ユ
ニット14をモデル化した説明図である。長さAの一組
の平行な反射面32、34と、長さB(>A)の一組の
平行な反射面36、38とを有し、これら二組の長さの
異なる平行平面が互いに直交して成る反射光学系におい
て、図中白丸で示す最下の頂点(入射点)から光が入射
する場合の反射光路について長さの比率(A:B)との
関係で説明する。
【0019】図5には、A:B=3:4の様子が示され
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、反射面36(以下、第1
反射面という)で図中90度右方向に反射され、以後、
反射面34(以下、第2反射面という)、反射面38
(以下、第3反射面という)、反射面32(以下、第4
反射面という)の順に、それぞれ1回づつ反射され、最
後に再び第1反射面36で反射され、図中黒丸で示す右
端の頂点(出射点)から反射光学ユニット14外に出射
される。この場合、総反射回数5回、光路長は4×2
1/2 ×Aとなる。
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、反射面36(以下、第1
反射面という)で図中90度右方向に反射され、以後、
反射面34(以下、第2反射面という)、反射面38
(以下、第3反射面という)、反射面32(以下、第4
反射面という)の順に、それぞれ1回づつ反射され、最
後に再び第1反射面36で反射され、図中黒丸で示す右
端の頂点(出射点)から反射光学ユニット14外に出射
される。この場合、総反射回数5回、光路長は4×2
1/2 ×Aとなる。
【0020】図5には、A:B=3:5の様子が示され
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、第1反射面36で図中9
0度右方向に反射され、以後、第2反射面34、第3反
射面38、第1反射面36、第4反射面32、第3反射
面38の順に反射され、図中黒丸で示す上側の頂点(出
射点)から反射光学ユニット14外に出射される。この
場合、総反射回数6回、光路長は5×21/2 ×Aとな
る。
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、第1反射面36で図中9
0度右方向に反射され、以後、第2反射面34、第3反
射面38、第1反射面36、第4反射面32、第3反射
面38の順に反射され、図中黒丸で示す上側の頂点(出
射点)から反射光学ユニット14外に出射される。この
場合、総反射回数6回、光路長は5×21/2 ×Aとな
る。
【0021】図6には、A:B=4:5の様子が示され
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、第1反射面36で図中9
0度右方向に反射され、以後、順に第2反射面34、第
3反射面38、第4反射面32、第1反射面36、第2
反射面34、第3反射面38の順に反射され、図中黒丸
で示す左側の頂点(出射点)から反射光学ユニット14
外に出射される。この場合、総反射回数7回、光路長は
5×21/2 ×Aとなる。
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、第1反射面36で図中9
0度右方向に反射され、以後、順に第2反射面34、第
3反射面38、第4反射面32、第1反射面36、第2
反射面34、第3反射面38の順に反射され、図中黒丸
で示す左側の頂点(出射点)から反射光学ユニット14
外に出射される。この場合、総反射回数7回、光路長は
5×21/2 ×Aとなる。
【0022】図7には、A:B=3:7の様子が示され
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、各反射面で少なくとも1
回反射し、合計8回の反射を経て図中黒丸で示す上側の
出射点から反射光学ユニット14外に出射される。この
場合、光路長は7×21/2 ×Aとなる。上述したよう
に、A:Bの比率を変更することにより反射経路、反射
回数が変更され、出射方向を右方向、左方向、上方向と
適宜変更することができるとともに、光路長も適宜変更
できる。どのような比率を採用するかは、必要とされる
共役長や、スリット、レンズ18及びCCD20の配置
関係に応じて決定される。
ている。図中白丸で示す入射点から上向きに反射光学ユ
ニット14内に進入した光は、各反射面で少なくとも1
回反射し、合計8回の反射を経て図中黒丸で示す上側の
出射点から反射光学ユニット14外に出射される。この
場合、光路長は7×21/2 ×Aとなる。上述したよう
に、A:Bの比率を変更することにより反射経路、反射
回数が変更され、出射方向を右方向、左方向、上方向と
適宜変更することができるとともに、光路長も適宜変更
できる。どのような比率を採用するかは、必要とされる
共役長や、スリット、レンズ18及びCCD20の配置
関係に応じて決定される。
【0023】図1に示すように入射口40のスリット、
レンズ18及びCCD20が縦方向に略直線的に並ぶ縦
型のスキャナーにおいては、入射光線と出射光線が平行
になるものを採用する。尚、図1に示すスキャナー10
では、図6に示した反射光学系が採用される。かかる構
成により、2組の平行な反射面の長さの比率(A:B)
に応じて反射回数を増減でき、従来の折り返し用のミラ
ーを増設することなく、比較的長い光路長を形成するこ
とができる。これにより、ミラーの微妙な角度調整が不
要になるとともに、一層の小型化を図ることができると
いう利点がある。
レンズ18及びCCD20が縦方向に略直線的に並ぶ縦
型のスキャナーにおいては、入射光線と出射光線が平行
になるものを採用する。尚、図1に示すスキャナー10
では、図6に示した反射光学系が採用される。かかる構
成により、2組の平行な反射面の長さの比率(A:B)
に応じて反射回数を増減でき、従来の折り返し用のミラ
ーを増設することなく、比較的長い光路長を形成するこ
とができる。これにより、ミラーの微妙な角度調整が不
要になるとともに、一層の小型化を図ることができると
いう利点がある。
【0024】図1に示したハンディースキャナー10で
は、2つの光学ブロック15、16の組み合わせによっ
て、長さAの一組の平行な反射面32、34と、長さB
(>A)の一組の平行な反射面36、38とを有する反
射光学系を形成するとともに、反射面32と反射面38
の交線部分に入射口40に相当する開口部(スリット)
を形成する。一方、出射口42は予め光学ブロック15
に形成されることになる。尚、前記入射口40と出射口
42とは、各反射面32、38、34、36の反射の妨
げとならない程度の大きさに形成される。
は、2つの光学ブロック15、16の組み合わせによっ
て、長さAの一組の平行な反射面32、34と、長さB
(>A)の一組の平行な反射面36、38とを有する反
射光学系を形成するとともに、反射面32と反射面38
の交線部分に入射口40に相当する開口部(スリット)
を形成する。一方、出射口42は予め光学ブロック15
に形成されることになる。尚、前記入射口40と出射口
42とは、各反射面32、38、34、36の反射の妨
げとならない程度の大きさに形成される。
【0025】このように、入射口40の幅を制限するこ
とにより、必要な光の入射を確保しつつ不要光の進入を
防止し、また、出射口42の幅に応じて適正な出射光量
を得ることができるようになっている。また、2組の平
行平面から成る光学系を二つの光学ブロック15、16
で構成し、一方の光学ブロック15に縮小光学系のレン
ズ18を一体的に組付け可能に構成したので、レンズの
光軸調整が容易になるとともに、一層の小型化を図るこ
とができるという利点がある。
とにより、必要な光の入射を確保しつつ不要光の進入を
防止し、また、出射口42の幅に応じて適正な出射光量
を得ることができるようになっている。また、2組の平
行平面から成る光学系を二つの光学ブロック15、16
で構成し、一方の光学ブロック15に縮小光学系のレン
ズ18を一体的に組付け可能に構成したので、レンズの
光軸調整が容易になるとともに、一層の小型化を図るこ
とができるという利点がある。
【0026】図1に示したスキャナー10を原稿30面
に沿って一方向(図中右方向又は左方向)に移動させる
と、ローラ24が原稿30に接触しながら回転し、該ス
キャナー10と原稿30面との距離が一定に保たれ、ス
キャナー10は滑らかに移動する。そして、ローラ24
の回転に基づいてスキャナー10の位置を検出しなが
ら、原稿30面からの光を上述の反射光学ユニット1
4、及びレンズ20を介して順次CCD20に導くこと
により、原稿30の画像情報を取得することができる。
に沿って一方向(図中右方向又は左方向)に移動させる
と、ローラ24が原稿30に接触しながら回転し、該ス
キャナー10と原稿30面との距離が一定に保たれ、ス
キャナー10は滑らかに移動する。そして、ローラ24
の回転に基づいてスキャナー10の位置を検出しなが
ら、原稿30面からの光を上述の反射光学ユニット1
4、及びレンズ20を介して順次CCD20に導くこと
により、原稿30の画像情報を取得することができる。
【0027】上記実施の形態では、光学ブロック15に
レンズ18を一体的に組付ける場合について説明した
が、更に、前記光学ブロック15にCCD20を支持す
る支持部材を設け、CCD20を含む撮影手段を一体化
してもよい。また、上記実施の形態では、一組の平行な
反射面32、34と他の一組の平行な反射面36、38
とが互いに90度を成している場合について説明した
が、反射面どうしの交わる角度は90度に限らず、図9
に示すように60度又は120度を成すようにしてもよ
い。
レンズ18を一体的に組付ける場合について説明した
が、更に、前記光学ブロック15にCCD20を支持す
る支持部材を設け、CCD20を含む撮影手段を一体化
してもよい。また、上記実施の形態では、一組の平行な
反射面32、34と他の一組の平行な反射面36、38
とが互いに90度を成している場合について説明した
が、反射面どうしの交わる角度は90度に限らず、図9
に示すように60度又は120度を成すようにしてもよ
い。
【0028】更に、上記の実施の形態では、縦型のスキ
ャナーに適用した場合について説明したが、下方から入
射する光を直交する方向(水平方向)に出射する反射光
学ユニットを用いた横型のスキャナーにも本発明を適用
することができる。
ャナーに適用した場合について説明したが、下方から入
射する光を直交する方向(水平方向)に出射する反射光
学ユニットを用いた横型のスキャナーにも本発明を適用
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスキャ
ナー光学系によれば、2組の長さの異なる平行平面の各
面で少なくとも1回反射して光の進行経路を折り返して
いるので、前記平行平面で包囲される空間内に比較的長
い光路長を形成することができ、折り返し用のミラー等
が不要で、光学系の小型化を図ることができる。
ナー光学系によれば、2組の長さの異なる平行平面の各
面で少なくとも1回反射して光の進行経路を折り返して
いるので、前記平行平面で包囲される空間内に比較的長
い光路長を形成することができ、折り返し用のミラー等
が不要で、光学系の小型化を図ることができる。
【0030】また、前記平行平面を構成する反射面のう
ち少なくとも一つを光学ブロックで形成し、該光学ブロ
ックに縮小光学系のレンズを一体的に組付け可能にした
ので、レンズの光軸調整が容易になるとともに、一層の
小型化を図ることができるという効果を奏する。
ち少なくとも一つを光学ブロックで形成し、該光学ブロ
ックに縮小光学系のレンズを一体的に組付け可能にした
ので、レンズの光軸調整が容易になるとともに、一層の
小型化を図ることができるという効果を奏する。
【図1】本発明に係るスキャナー光学系が適用されたハ
ンディースキャナーの断面図である。
ンディースキャナーの断面図である。
【図2】図1に示したハンディースキャナーの光学系の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図3】反射光学ユニットの拡大図である。
【図4】反射光学ユニットの上面図である。
【図5】2組の長さの異なる平行な反射面を有する反射
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
【図6】2組の長さの異なる平行な反射面を有する反射
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
【図7】2組の長さの異なる平行な反射面を有する反射
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
光学系の反射経路を説明する為に用いた図である。
【図8】2組の平行な反射面が60度又は120度を成
すように構成した場合の反射経路を示す図である。
すように構成した場合の反射経路を示す図である。
10…スキャナー 12…ケーシング 14…反射光学ユニット 15、16…光学ブロック 18…レンズ 20…ラインセンサ(CCD) 22…スキャナー回路 24…位置検出用のローラ 27…照明用の光源 30…原稿 32、34、36、38…反射面 40…入射口 42…出射口 44…レンズ支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 2組の平行平面を有し、光源で照明され
た原稿面からの光を前記平行平面の各面で少なくとも1
回反射して出射する反射光学ユニットを備え、前記反射
光学ユニットから出射された光をレンズを介して撮像手
段に導くスキャナー光学系において、 前記平行平面を構成する反射面のうち少なくとも一つ
は、透明な光学材料から成る光学ブロックで形成され、
該光学ブロックには前記レンズを支持するレンズ支持部
材が一体成形されていることを特徴とするスキャナー光
学系。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343881A JPH10190982A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | スキャナー光学系 |
US08/995,201 US6160641A (en) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | Four-plane reflection type reflective optical unit and scanner optical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343881A JPH10190982A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | スキャナー光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190982A true JPH10190982A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18364964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8343881A Pending JPH10190982A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-24 | スキャナー光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10190982A (ja) |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343881A patent/JPH10190982A/ja active Pending
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