JPH10185730A - 圧力センサおよび差圧伝送器 - Google Patents

圧力センサおよび差圧伝送器

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JPH10185730A
JPH10185730A JP35081796A JP35081796A JPH10185730A JP H10185730 A JPH10185730 A JP H10185730A JP 35081796 A JP35081796 A JP 35081796A JP 35081796 A JP35081796 A JP 35081796A JP H10185730 A JPH10185730 A JP H10185730A
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JP
Japan
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diaphragm
pressure sensor
substrate
pressure
upper thick
Prior art date
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Pending
Application number
JP35081796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Moriya
浩志 守谷
Akio Yasukawa
彰夫 保川
Satoshi Shimada
嶋田  智
Tamio Ishihara
民雄 石原
Yasushi Shimizu
康司 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールダイアフラムを特別に設ける必要が無
い圧力センサと、この圧力センサを備え構造が単純で小
型化でき低コストの差圧伝送器とを提供する。 【解決手段】 基板2と、基板2内で半導体ひずみゲー
ジ10が形成されているダイアフラム3と、基板2内で
ダイアフラム3の上方に位置する上部厚肉部4と、ダイ
アフラム3と上部厚肉部4とを基板2に固定する固定部
5と、基板2の上部でダイアフラム3と上部厚肉部4と
固定部5とを測定対象流体から隔離するシールダイアフ
ラム6とからなり、内部のギャップ7に封入液8を満た
した圧力センサ。シールダイアフラム6の表面に耐食性
薄膜9をコーティングした。圧力センサ自身が、シール
ダイアフラム6を持っており、しかも耐食性薄膜9をコ
ーティングしてあるので、外部のシールダイアフラムが
不要となり、差圧伝送器を単純化,小型化でき、コスト
ダウンできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサおよび
差圧伝送器に係り、特に、測定対象流体による腐食など
から圧力センサチップを保護する目的で圧力センサの周
囲に隔離空間を形成していたシールダイアフラムを特別
に設けなくてもよくする圧力センサチップの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】拡散形半導体ゲージを利用した従来の圧
力センサは、特開昭63−122925号公報に記載されている
ように、表面にひずみゲージを形成した薄肉部を有する
ダイアフラムを備えた圧力センサチップと、例えばパイ
レックスガラスを介して前記圧力センサチップを接合さ
れるシリコンダイと、例えば低融点ガラスを介して前記
シリコンダイを接合され前記圧力センサを差圧伝送器本
体に接続するポストとからなる。
【0003】このような圧力センサのダイアフラム表面
に圧力が加わると、ダイアフラムにたわみが生じ、応力
が発生する。この応力をひずみゲージにより検出し、圧
力に換算し、その結果を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記半導体ゲージを利
用した圧力センサを用いる差圧伝送器は、工業プラント
などで使用されるので、測定対象流体を圧力センサに直
接接触させた場合、圧力センサチップが測定対象流体に
より腐食される場合がある。
【0005】この腐食を防ぐために、特別に設けたシー
ルダイアフラムにより隔離室を形成し、圧力センサをそ
の隔離室の内部に配置し、測定対象流体が圧力センサに
直接接触しないようにして、圧力センサを保護してい
る。従来の差圧伝送器は、例えば、特開平6−194247号
公報に記載されているように、主に、受圧部材と、圧力
センサと、シールダイアフラムと、第一圧力室および第
二圧力室と、第一隔離室および第二隔離室とからなる。
ふたつの隔離室には、測定対象流体が圧力センサに直接
接触しないように、シリコンオイルが封入されている。
【0006】したがって、測定すべき圧力は、隔離室を
満たしているシリコンオイルを介して、圧力センサに伝
わる。このような構造においては、測定対象流体による
腐食から圧力センサを保護できる。しかし、外部に形成
されたシールダイアフラムがあるために、差圧伝送器の
構造が複雑になるとともに大きくなり、製造コストがか
かるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、シールダイアフラムを特
別に設ける必要が無い圧力センサを提供することであ
る。
【0008】本発明の他の目的は、シールダイアフラム
を特別に設ける必要が無い圧力センサを備え、構造が単
純であり、小型化でき、低コストの差圧伝送器を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基板と、基板内で半導体ひずみゲージが
形成されているダイアフラムと、基板内でダイアフラム
の上方に位置する上部厚肉部と、ダイアフラムと上部厚
肉部とを基板に固定する固定部と、基板上部でダイアフ
ラムと上部厚肉部と固定部とを測定対象流体から隔離す
るシールダイアフラムとからなり、内部のギャップに封
入液を満たした圧力センサを提案するものである。
【0010】前記シールダイアフラムの表面には、測定
対象流体に対する耐食性薄膜を形成することが望まし
い。
【0011】また、上部厚肉部およびダイアフラムの周
りに溝を形成し、固定部の幅を小さくする。
【0012】上部厚肉部または基板の対向面が、ダイア
フラムの所定値以上のたわみを拘束する位置にあるよう
にする。
【0013】本発明は、上記他の目的を達成するため
に、測定対象流体受圧室が形成されている受圧部金属
と、第1シールシートと、上記いずれかの圧力センサ
と、第2シールシートと、固定金属と、上記各部材を密
封状態で固定するボルトとからなる差圧伝送器を提案す
る。
【0014】本発明においては、圧力センサ自身の基板
上部に、ダイアフラムと上部厚肉部と固定部とを測定対
象流体から隔離するシールダイアフラムを形成し、内部
のギャップに封入液を満たしたので、外部のシールダイ
アフラムが不要となり、差圧伝送器を単純化,小型化で
き、コストダウンできる。
【0015】また、シールダイアフラムの表面に、測定
対象流体に対する耐食性薄膜を形成すると、測定対象液
体によるセンサチップの腐食をより完全に防止できる。
【0016】上部厚肉部およびダイアフラムの周りに溝
を形成し、固定部の幅を小さくしてあるから、圧力セン
サチップの各部のひずみが、ダイアフラムに伝わりにく
く、安定した圧力信号が出力される。
【0017】上部厚肉部または基板の対向面が、ダイア
フラムの所定値以上のたわみを拘束する位置にあるよう
にしたので、加えられた圧力が、圧力測定範囲を越える
過大な圧力である場合は、上部厚肉部またはダイアフラ
ムへの基板の対向面が、ダイアフラムのたわみを拘束し
て、ダイアフラムの破損を防止する。
【0018】測定対象流体受圧室が形成されている受圧
部金属と、第1シールシートと、上記いずれかの圧力セ
ンサと、第2シールシートと、固定金属と、上記各部材
を密封状態で固定するボルトとからなる差圧伝送器は、
従来と比較して、外部のシールダイアフラムが不要とな
り、単純化,小型化でき、コストダウンできる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図11を参照して、
本発明による圧力センサおよび差圧伝送器の実施例を説
明する。
【0020】図2は、本発明による圧力センサの一実施
例の構造を示す平面図である。図1は、図2の線abに
沿った断面構造を示す縦断面図であり、図3は、図2の
線abに沿った圧力センサの断面構造を図4〜図10の
切断個所とともに示す縦断面図である。図4,図5,図
6,図7,図8,図9,図10は、それぞれ、図3の線
cd,線ef,線gh,線ij,線kl,線mn,線o
pに沿った断面構造を示す平断面図である。
【0021】本発明による圧力センサチップ1は、大き
く分けて、基板2と、ダイアフラム3と、ダイアフラム
3の上方に位置する上部厚肉部4と、ダイアフラム3と
上部厚肉部4とを基板2に固定する固定部5と、シール
ダイアフラム6とからなる。
【0022】ダイアフラム3の表面には、図9に示すよ
うに、不純物の拡散により、半導体ひずみゲージ10が
形成されている。圧力センサは、図7に示すように、溝
11を形成することにより、上部厚肉部4とダイアフラ
ム3とを基板2に固定している固定部5を小さくしてあ
る。また、圧力センサチップ1の上面には、耐食性薄膜
9が形成されている。圧力センサチップ1内部のギャッ
プ7は、シリコンオイルなどの封入液8で満たされてい
る。
【0023】図3に示すように、圧力センサチップ1の
受圧部に、圧力P+ΔPと圧力Pとが、それぞれ加わっ
た場合、ΔPが圧力測定範囲内の圧力であれば、ダイア
フラム3にはたわみが生じ、圧力に比例した応力が生じ
る。この応力をひずみゲージ10で電気信号に変換する
と、圧力に比例した出力信号が得られる。
【0024】一方、ΔPが、圧力測定範囲を越える過大
な圧力である場合は、上部厚肉部4またはダイアフラム
3への基板2の対向面12が、ダイアフラム3のたわみ
を拘束して、ダイアフラム3の破損を防止する。
【0025】また、圧力センサチップ1の温度が変化す
る際には、図7に示すように、固定部5が小さいので、
センサチップ1の各部のひずみが、ダイアフラム3に伝
わりにくく、安定した圧力信号が出力される。
【0026】このように、本実施例の圧力センサチップ
1は、過大な圧力が加わっても、上部厚肉部4または基
板2の対向面12が、ダイアフラム3のたわみを拘束す
るので、ダイアフラム3の破損が防止される。また、固
定部5が小さいので、温度が変化しても、出力感度の安
定性が低下することはない。
【0027】さらに、圧力センサチップ1のシールダイ
アフラム6の表面を耐食性薄膜9でコーティングしてあ
るために、測定対象流体を圧力センサチップ1に直接接
触させても、ダイアフラム3が、腐食することはなく、
差圧伝送器において隔離部を形成するための特別なシー
ルダイアフラムを外部に形成する必要が無くなり、全体
として単純化,小型化され、低コストの差圧伝送器が得
られる。
【0028】図11は、図1の実施例の圧力センサチッ
プを受圧部金属に装着して構成した差圧伝送器の構造の
一例を示す縦断面図である。圧力センサチップ1は、樹
脂シート16を介在させて、固定金属14により受圧部
金属17に搭載され、ボルト15により固定されてい
る。受圧部金属17には、測定対象流体受圧室18が形
成されている。
【0029】本実施例に使用している圧力センサ自身
が、過大な圧力によるダイアフラムの破損を防止する構
造と、測定対象液体によるセンサチップの腐食を防止す
る構造とを備えているために、圧力センサの外部には、
センタダイアフラムのようなダイアフラム破損防止構造
と、特別なシールダイアフラム構造とを備える必要がな
く、構造を単純化して小型化し、低コストの差圧伝送器
を提供できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、シールダイアフラムと
封入液とを圧力センサ自身の内部に有する圧力センサの
構造が得られる。したがって、このような構造の圧力セ
ンサを用いると、差圧伝送器に隔離部を確保するための
特別なシールダイアフラムを外部に設ける必要が無くな
り、差圧伝送器を小型化でき、低コストの差圧伝送器が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の線abに沿った圧力センサの断面構造を
示す縦断面図である。
【図2】本発明による圧力センサの一実施例の構造を示
す平面図である。
【図3】図2の線abに沿った圧力センサの断面構造を
図4〜図10の切断個所とともに示す縦断面図である。
【図4】図3のcd線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図5】図3のef線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図6】図3のgh線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図7】図3のij線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図8】図3のkl線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図9】図3のmn線に沿った圧力センサの断面構造を
示す平断面図である。
【図10】図3のop線に沿った圧力センサの断面構造
を示す平断面図である。
【図11】図1の実施例の圧力センサチップを受圧部金
属に装着して構成した差圧伝送器の構造の一例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 圧力センサチップ 2 基板 3 ダイアフラム 4 上部厚肉部 5 固定部 6 シールダイアフラム 7 ギャップ 8 封入液 9 耐食性薄膜 10 半導体ひずみゲージ 11 溝 12 ダイアフラム3への基板2の対向面 14 固定金属 15 ボルト 16 樹脂シート 17 受圧部金属 18 測定対象流体受圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 民雄 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 清水 康司 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板内で半導体ひずみゲー
    ジが形成されているダイアフラムと、前記基板内で前記
    ダイアフラムの上方に位置する上部厚肉部と、前記ダイ
    アフラムと前記上部厚肉部とを前記基板に固定する固定
    部と、前記基板上部で前記ダイアフラムと前記上部厚肉
    部と前記固定部とを測定対象流体から隔離するシールダ
    イアフラムとからなり、 内部のギャップに封入液を満たした圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧力センサにおいて、 前記シールダイアフラムの表面に、前記測定対象流体に
    対する耐食性薄膜を形成したことを特徴とする圧力セン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の圧力センサに
    おいて、 前記上部厚肉部および前記ダイアフラムの周りに溝を形
    成し前記固定部の幅を小さくしたことを特徴とする圧力
    センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の圧力センサにおいて、 前記上部厚肉部または前記基板の対向面が、前記ダイア
    フラムの所定値以上のたわみを拘束する位置にあること
    を特徴とする圧力センサ。
  5. 【請求項5】 測定対象流体受圧室が形成されている受
    圧部金属と、 第1シールシートと、 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の圧力センサ
    と、 第2シールシートと、 固定金属と、 上記各部材を密封状態で固定するボルトとからなる差圧
    伝送器。
JP35081796A 1996-12-27 1996-12-27 圧力センサおよび差圧伝送器 Pending JPH10185730A (ja)

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