JPH10161890A - スケジューラ - Google Patents

スケジューラ

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JPH10161890A
JPH10161890A JP8316660A JP31666096A JPH10161890A JP H10161890 A JPH10161890 A JP H10161890A JP 8316660 A JP8316660 A JP 8316660A JP 31666096 A JP31666096 A JP 31666096A JP H10161890 A JPH10161890 A JP H10161890A
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JP
Japan
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program
cycle
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periodic
programs
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JP8316660A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kaneko
博之 金子
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の周期プログラムと非周期プログラムと
を併せて実行計画を作成する。 【解決手段】 実行周期が各々p1,p2,p3で実行
時間が各々t1,t2,t3の周期プログラム1,2,
3に対し、プレスケジューラ4で実行計画5を作成す
る。これは最短の周期p1で時間tsで実行するもの
で、ts=t1+t2×(p1/p2)+t3×(p1
/p3)により、最短周期プログラム1以外のプログラ
ム2,3は単位時間当たりの実行時間を同一にするよう
周期比率で補正して、最短周期p1で実行した場合の実
行時間を求め、複数の周期プログラムを実行するよう計
画する。更に非周期プログラム6(実行時間t4)は、
スケジューラ7で周期プログラムの実行していない空き
時間を用いて実行するよう計画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータにお
いてプログラムに一定の実行時間を割り当てるスケジュ
ーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開平5−18139号公
告に示された従来のスケジューラを示す構成図であり、
図において11は複数のユーザープロセス、12はユー
ザープロセス11のプロセス優先度処理機構、13はユ
ーザープロセス11のプロセス選択機構、14はプロセ
ス選択機構にて選択されたユーザープロセスのディスパ
ッチテーブルである。
【0003】次に動作について説明する。 (1)ユーザーは、実行したいプロセスの緊急度に従い
ユーザープロセス11にそれぞれ優先度を割り当てる。 (2)プロセス優先度処理機構12は、ユーザープロセ
ス11の優先度を判別し、その判別結果をプロセス選択
機構13に伝達する。 (3)プロセス選択機構13は、伝達された優先度が高
い順にユーザープロセスを抽出し、抽出された順番にデ
ィスパッチテーブル14に並べる。 (4)並べられたプロセスはこの順でCPUにて実行さ
れる。
【0004】これら一連の処理は、新しいプロセスがユ
ーザープロセス11として加えられる度に、現在実行さ
れているプロセスを含めて行われるため、緊急性の高い
リアルタイムプロセスは待ち時間無しに実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスケジューラは
以上のように構成されるので、緊急度の高いプロセスが
待ち時間無しに実行されるが、周期で実行されるプロセ
スが毎周期必ずその周期以内に実行されうるかどうかと
いうことが、そのプロセス起動時に判定することができ
ない。従って、システムの負荷状態、優先度の設定の仕
方によっては周期以内に実行されないことがありうると
いう問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、周期で実行されるプロセス
が、そのプロセス起動時に、毎周期必ず実行されるとい
う保証を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係わるスケジューラは、実行対象の複
数のプログラムの内、周期的に実行する周期プログラム
を抽出してそれらの統合を行い周期プログラムの実行計
画を生成する第1のスケジューラと、上記生成した周期
プログラムの実行計画をその他の非周期に実行される非
周期プログラムと統合して両プログラムの実行計画を生
成する第2のスケジューラとを備えたものである。
【0008】(2)また、実行対象の複数の周期プログ
ラムの内、最も短かい周期で実行する最短周期プログラ
ムと、その他の周期で実行する周期プログラムとに区別
し、上記その他の各周期プログラムの単位時間当たりの
実行時間と、上記その他の各周期プログラムを上記最短
周期で実行した場合の単位時間当たりの実行時間とが実
質上同一になるように、上記その他の周期プログラムの
周期毎の実行時間を、上記最短周期と上記その他の各周
期プログラムの周期との比率に応じた実行時間に補正
し、この補正した実行時間と上記最短周期プログラムの
実行時間とを併せて上記最短周期で実行させるようにし
たものである。
【0009】(3)また、上記(2)において、実行対
象の複数の周期プログラムの内、最短周期プログラムの
周期をp1、その周期毎の実行時間をt1とし、その他
の各周期プログラムの周期をそれぞれp2,p3,・・
・pnとし、その周期毎の実行時間をそれぞれt2,t
3,・・・tnとし、 t2’=t2×(p1/p2) t3’=t3×(p1/p3) −−−−−−−−−−−−− tn’=tn×(p1/pn) を上記その他の各周期プログラムのスケジューリングし
た実行時間とし、これら実行時間の総和 ts=t1’+t2’+t3’+・・・+tn’ を上記複数の周期プログラムの1周期当たりの実行時間
とし、上記最短周期p1毎に上記ts時間で上記複数の
周期プログラムを実行させるようにしたものである。
【0010】(4)また、上記(2)または(3)にお
いて、複数の各周期プログラムの1周期当たりの実行時
間の総和が、最短周期より大きいと、上記複数の各周期
プログラムの内、いくつかの周期プログラムを優先度に
応じて抽出して、その他の周期プログラムの実行を拒否
し、上記抽出した周期プログラムで再度スケジューリン
グするようにしたものである。
【0011】(5)また、実行対象の複数の周期プログ
ラムの内、最短周期プログラムの実行時期に最も近いそ
の他の各周期プログラムの実行時期を上記最短プログラ
ムの実行時期の前または後に移動し、上記最短周期で実
行させるようにしたものである。
【0012】(6)また、上記(5)において、最短周
期プログラムの実行期間とその他の各周期プログラムの
実行期間との併せた期間が、上記最短周期を超える場合
は、上記その他の周期プログラムを1周期前もしくは1
周期後または数周期ずらせて実行させるようにしたもの
である。
【0013】(7)また、上記(2)〜(6)のいずれ
か1項において、スケジューリングした複数の周期プロ
グラムを最短周期で実行する場合に非周期プログラムの
実行要求がある場合は、上記複数の周期プログラムが実
行されていない空き時間を用いて上記非周期プログラム
を実行させるようにしたものである。
【0014】(8)また、上記(7)において、非周期
プログラムの実行期間がその実行する周期の空き時間よ
り大きい場合は、上記非周期プログラムを複数の周期の
空き時間を用いて実行させるようにしたものである。
【0015】(9)また、上記(2)〜(6)のいずれ
か1項において、スケジューリングした複数の周期プロ
グラムを最短周期で実行する場合に非周期プログラムの
実行要求がある場合は、上記非周期プログラムはその実
行要求があった時点で起動し実行させるようにし、この
実行期間が上記複数の周期プログラムの実行期間と重複
する場合は、上記複数の周期プログラムの実行は上記非
周期プログラムの実行後に実行させるようにしたもので
ある。
【0016】(10)また、上記(9)において、非周
期プログラムの実行が1周期で終了しない場合は、その
終了しない分を次の周期以降でその周期の周期プログラ
ムと共に実行させるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、請求項1の発明の一実施の形態を
図について説明する。図1はこの発明における複合スケ
ジューラの内部構成及び処理内容を示す図である。
【0018】図において、1、2、3は本計算機上で実
行される周期アプリケーションプログラムの実行要求を
時間軸上で示したもの、4は周期アプリケーションプロ
グラム1、2、3の実行要求を受け付け、時間軸上でど
のようにそれら周期アプリケーションプログラムを実行
するかを解析するプレスケジューラ、5はプレスケジー
ラ4が作成した周期アプリケーションプログラムの実行
計画を時間軸上に示したもの、6は周期アプリケーショ
ンプログラム1、2、3とは別の、非周期アプリケーシ
ョンプログラムである。
【0019】7は周期アプリケーションプログラム1、
2、3の実行計画5と非周期アプリケーションプログラ
ム6が統合した全体としての実行計画を作成するスケジ
ューラ、8はスケジューラ7が作成したアプリケーショ
ンプログラムの全体実行計画、9は実行計画8に従って
アプリケーションプログラムを実行するディスパッチャ
である。
【0020】図2はこの発明における複合スケジューラ
のフローチャートである。
【0021】次に動作について説明する。 (1)まず、アプリケーションプログラム1、2、3の
実行要求周期をp1、p2、p3、一つの実行単位が要
求するCPU時間をt1、t2、t3とし、p1、p
2、p3のうちp1がもっとも小さいものと仮定する。
【0022】(2)フローチャートのステップaにおい
て、プレスケジューラ4は、アプリケーションプログラ
ム1、2、3の実行要求周期p1、p2、p3の内、最
も小さいもの、すなわちp1を選択する。
【0023】(3)次にステップbにおいてプレスケジ
ューラ4は、アプリケーションプログラム2、3に割り
当てるべきCPU時間をp1を基準にして計算する。す
なわち、単位時間当たりのCPU時間を、その要求値と
等しいようにするために、アプリケーションプログラム
2にはt2’=t2*(p1/p2)、アプリケーショ
ンプログラム3にはt3’=t3*(p1/p3)だけ
時間を割り当てる。
【0024】(4)ステップcにおいて、プレスケジュ
ーラ4はこれら3つのアプリケーションプログラムの実
行要求を一つにまとめ、実行計画5を作成する。実行計
画5において、実行単位の周期はp1、一つの実行単位
のCPU時間tsは、 ts=t1+t2’+t3’ である。
【0025】(5)ステップdにおいてスケジューラ7
は、周期アプリケーションプログラム1、2、3とは別
の非周期アプリケーションプログラム6を実行計画5に
統合し、全体としての実行計画8を作成する。この際、
非周期アプリケーションプログラム6は周期アプリケー
ションプログラムの実行計画5の空いているCPU時間
にはまりこむように配置される。
【0026】(6)最後に、ステップeにおいてディス
パッチャ9がその実行計画8に従いプログラムを実行す
る。
【0027】以上のように、複数の周期プログラムが統
合され、更に非周期プログラムを行う場合も複数の周期
プログラムが実行していない空き時間を利用して実行さ
れる。
【0028】この実施の形態で、複数の各周期プログラ
ムの1周期当たりの実行時間の総和tsが、最短周期p
1より大きい場合、即ち、 p1<ts の場合は、複数の各周期プログラムの内、いくつかの周
期プログラムを優先度に応じて抽出して、その他の周期
プログラムの実行を拒否し、抽出した周期プログラムで
再度スケジューリングする。
【0029】また、この実施の形態で、複数の周期プロ
グラムと非周期プログラムとの実行時間が最短周期p1
を超える場合、即ち、 p1<ts+ta の場合は、図3に示すようにtaをta1+taに2分
割して実行する。更に2分割しても空き時間が無い場合
は、3分割以上にして複数の周期の空き時間を用いて非
周期プログラムを実行する。
【0030】以上のようにこの実施の形態は、複数の周
期プログラムに、ある一定の割合で固定的なCPU時間
を割り当て、必ずそれらのプログラムが実行されるよう
にするものである。更に非周期プログラムを実行する場
合も、複数の周期プログラムが実行していない空き時間
を利用して実行するものである。
【0031】従って、複数の周期プログラムが、オーバ
ーロード状態となった計算機においても必ず実行される
ことが保証でき、且つ、その保証のために組み込まなけ
れば行けないスケジューラのロジックは簡単で、実行時
におけるオーバーヘッドも少ない。更に他の非周期プロ
グラムも実行するようにして、非周期プログラムの実行
応答性を高めることができる。
【0032】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図について説明する。図4はこの発明における複合スケ
ジューラの内部構成及び処理内容を示す図である。
【0033】図において、符号は実施の形態1で示した
図1と同様である。また、この発明における複合スケジ
ューラのフローチャートは実施の形態1におけるフロー
チャート図2と同様である。
【0034】次に動作について図2と共に説明する。 (1)ステップaからステップcまでは実施の形態1で
の処理と同様である。 (2)ステップdでは、周期アプリケーションプログラ
ム1、2、3とは別の非周期アプリケーションプログラ
ム6を実行計画5に統合し、全体としての実行計画8を
作成する。
【0035】この際、非周期アプリケーションプログラ
ム6はその要求のあった時間に起動され、周期アプリケ
ーションプログラム1、2、3をまとめた実行計画5の
うち、非周期アプリケーションプログラム6とCPU時
間が競合する部分は実行が遅らされる。 (3)最後のステップeは、実施の形態1でのステップ
eと同様である。
【0036】この実施の形態で、複数の周期プログラム
と非周期プログラムとの実行時間が最短周期p1を超え
る場合、即ち、 p1<ts+ta の場合は、図5に示すようにtaをta1+taに2分
割して2周期に亙って実行する。更に2分割しても非周
期プログラムが終了しない場合は、3周期以上の複数の
周期に亙ってその周期の周期プログラムと非周期プログ
ラムとを実行する。
【0037】以上のようにこの実施の形態は、非周期プ
ログラムを実行要求時に実行するようにしたので、実施
の形態1よりも少ない時間遅れで起動され、より実行応
答性を高めることができる。
【0038】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図について説明する。図6はこの発明における複合スケ
ジューラの内部構成及び処理内容を示す図である。
【0039】図において、符号は実施の形態1で示した
図1のものと同様である。図7はこの発明における複合
スケジューラのフローチャートである。
【0040】次に動作について説明する。 (1)ステップaは実施の形態1での処理と同様であ
る。 (2)次にステップbにおいてスケジューラ4は、アプ
リケーションプログラム1、2、3のそれぞれの実行単
位をp1の周期で統合して、実行計画5を作成する。こ
の際、最も小さい周期を持つアプリケーションプログラ
ム1はそのまま実行されるものとして、アプリケーショ
ンプログラム2、3のそれぞれの実行単位は、その最も
近いアプリケーションプログラム1の実行単位に統合す
る。
【0041】(3)ステップcでは、周期アプリケーシ
ョンプログラム1、2、3とは別の非周期アプリケーシ
ョンプログラム6を実行計画5に統合し、全体としての
実行計画8を作成する。この際、非周期アプリケーショ
ンプログラム6は周期アプリケーションプログラムの実
行計画5の空いているCPU時間にはまりこむように配
置される。 (4)最後に、ステップdにおいてディスパッチャ9が
その実行計画8に従いプログラムを実行する。
【0042】この実施の形態で、複数の各周期プログラ
ムの1周期当たりの実行時間の総和、例えば図6の実行
計画5の1周期目の実行時間t1+t2+t3が、最短
周期p1より大きい場合、即ち、 p1<t1+t2+t3 の場合は、複数の各周期プログラムの内、いくつかの周
期プログラムを優先度に応じて抽出して(例えば実行計
画1,2を抽出)、その他の周期プログラム(例えば実
行計画3)の実行を拒否し、抽出した周期プログラムで
再度スケジューリングする。
【0043】また、この実施の形態で、複数の周期プロ
グラムと非周期プログラムとの実行時間が最短周期p1
を超える場合、即ち、 p1<t1+t2+t3+ta の場合は、taを2分割して2周期にわたって実行す
る。更に2分割しても空き時間が無い場合は、3分割以
上にして複数の周期の空き時間を用いて非周期プログラ
ムを実行する。
【0044】以上のようにこの実施の形態は、複数の周
期プログラムの各々の実行単位に個別にCPU時間を割
り当てて、それらを統合し、必ずそれらのプログラムが
実行されるようにするものである。更に非周期プログラ
ムを実行する場合も複数の周期プログラムが実行してい
ない空き時間を利用して実行するものである。
【0045】従って、複数の周期プログラムが、オーバ
ーロード状態となった計算機においても必ず実行される
ことが保証でき、且つ、そのプログラムの実行単位が分
割できない(ノンプリエンプティブな)場合でも適用で
きる。更に他の非周期プログラムも実行するようにし
て、非周期プログラムの実行応答性を高めることができ
る。
【0046】実施の形態4.このの発明の実施の形態4
を図について説明する。図8はこの発明における複合ス
ケジューラの内部構成及び処理内容を示す図である。
【0047】図において、符号は実施の形態1で示した
図1のものと同様である。また、この発明における複合
スケジューラのフローチャートは実施の形態3における
フローチャート図7と同様である。
【0048】次に動作について図7と共に説明する。 (1)ステップaからステップbまでは実施の形態3の
処理と同様である。 (2)ステップcでは、周期アプリケーションプログラ
ム1、2、3とは別の非周期アプリケーションプログラ
ム6を実行計画5に統合し、全体として実行計画8を作
成する。
【0049】この際、非周期アプリケーションプログラ
ム6はその要求のあった時間に起動され、周期アプリケ
ーションプログラム1、2、3をまとめた実行計画5の
うち、非周期アプリケーションプログラム6とCPU時
間が競合する部分は実行が遅らされる。但し、遅れる時
間は、次の実行周期がくるまでに実行可能な範囲に限ら
れる。 (3)最後のステップdは、実施の形態1でのステップ
dと同様である。
【0050】この実施の形態で、複数の周期プログラム
と非周期プログラムとの実行時間、例えば図8の実行計
画8の2周期目の実行時間t1+t2+taが最短周期
p1を超える場合、即ち、 p1<t1+t2+ta の場合は、taの内その周期で実行できない部分を次の
周期以降で、その周期の周期プログラムと共に実行す
る。
【0051】以上のようにこの実施の形態は、非周期プ
ログラムを実行要求時に実行するようにしたので、実施
の形態3よりも少ない時間遅れで起動され、より実行応
答性を高くすることができる。
【0052】
【発明の効果】
(1)以上のように請求項1の発明によれば、周期プロ
グラムと非周期プログラムとを統合してスケジューリン
グすることができる。
【0053】(2)請求項2、請求項3、または請求項
5の発明によれば、周期プログラムが決められた時間内
に必ず実行されることが保証され、かつスケジューリン
グのためのオーバーヘッドが少ないという効果がある。
【0054】(3)請求項4の発明によれば、複数の各
周期プログラムの1周期当たりの実行時間の総和が、最
短周期より大き場合でも、優先度に応じてプログラムを
抽出し再度スケジューリングするができる。
【0055】(4)請求項6の発明によれば、最短周期
プログラムの実行期間とその他の各周期プログラムの実
行期間との併せた期間が、最短周期を超える場合でも、
その他の周期プログラムを1周期前もしくは1周期後ま
たは数周期ずらせて実行するようにして、周期プログラ
ムを実行することができる。
【0056】(5)請求項7または請求項8の発明によ
れば、非周期プログラムを実行する場合、複数の周期プ
ログラムが実行されない空き時間を用いて実行するよう
にしたので、非周期プログラムの実行を比較的速やかに
行うことができる。
【0057】(6)請求項9または請求項10の発明に
よれば、非周期プログラムの実行要求があれば、直ちに
実行するようにしたので、非周期プログラムの実行を速
やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における複合スケジ
ューラの内部構成及び処理内容を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1における複合スケジ
ューラの処理内容を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1における複合スケジ
ューラの処理内容の要部を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における複合スケジ
ューラの内部構成及び処理内容を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2における複合スケジ
ューラの処理内容の要部を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における複合スケジ
ューラの内部構成及び処理内容を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3における複合スケジ
ューラの処理内容を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4における複合スケジ
ューラの内部構成及び処理内容を示すブロック図であ
る。
【図9】 従来のスケジューラの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,2,3 周期アプリケーションプログラム、 4
プレスケジューラ、5 周期アプリケーションプログラ
ムの統合実行計画、6 非周期アプリケーションプログ
ラム、7 スケジューラ、8 全アプリケーションプロ
グラムの統合実行計画、9 ディスパッチャ、11 ア
プリケーションプロセス、12 プロセス優先度処理機
構(PPD)、13 プロセス選択機構(PSM)、1
4 ディスパッチテーブル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行対象の複数のプログラムの内、周期
    的に実行する周期プログラムを抽出してそれらの統合を
    行い周期プログラムの実行計画を生成する第1のスケジ
    ューラと、上記生成した周期プログラムの実行計画をそ
    の他の非周期に実行される非周期プログラムと統合して
    両プログラムの実行計画を生成する第2のスケジューラ
    とを備えたスケジューラ。
  2. 【請求項2】 実行対象の複数の周期プログラムの内、
    最も短かい周期で実行する最短周期プログラムと、その
    他の周期で実行する周期プログラムとに区別し、上記そ
    の他の各周期プログラムの単位時間当たりの実行時間
    と、上記その他の各周期プログラムを上記最短周期で実
    行した場合の単位時間当たりの実行時間とが実質上同一
    になるように、上記その他の周期プログラムの周期毎の
    実行時間を、上記最短周期と上記その他の各周期プログ
    ラムの周期との比率に応じた実行時間に補正し、この補
    正した実行時間と上記最短周期プログラムの実行時間と
    を併せて上記最短周期で実行させるようにしたスケジュ
    ーラ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、実行対象の複数の周
    期プログラムの内、最短周期プログラムの周期をp1、
    その周期毎の実行時間をt1とし、その他の各周期プロ
    グラムの周期をそれぞれp2,p3,・・・pnとし、
    その周期毎の実行時間をそれぞれt2,t3,・・・t
    nとし、 t2’=t2×(p1/p2) t3’=t3×(p1/p3) −−−−−−−−−−−−− tn’=tn×(p1/pn) を上記その他の各周期プログラムのスケジューリングし
    た実行時間とし、これら実行時間の総和 ts=t1’+t2’+t3’+・・・+tn’ を上記複数の周期プログラムの1周期当たりの実行時間
    とし、上記最短周期p1毎に上記ts時間で上記複数の
    周期プログラムを実行させるようにしたスケジューラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、複数
    の各周期プログラムの1周期当たりの実行時間の総和
    が、最短周期より大きいと、上記複数の各周期プログラ
    ムの内、いくつかの周期プログラムを優先度に応じて抽
    出して、その他の周期プログラムの実行を拒否し、上記
    抽出した周期プログラムで再度スケジューリングするよ
    うにしたスケジューラ。
  5. 【請求項5】 実行対象の複数の周期プログラムの内、
    最短周期プログラムの実行時期に最も近いその他の各周
    期プログラムの実行時期を上記最短プログラムの実行時
    期の前または後に移動し、上記最短周期で実行させるよ
    うにしたスケジューラ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、最短周期プログラム
    の実行期間とその他の各周期プログラムの実行期間との
    併せた期間が、上記最短周期を超える場合は、上記その
    他の周期プログラムを1周期前もしくは1周期後または
    数周期ずらせて実行させるようにしたスケジューラ。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項において、
    スケジューリングした複数の周期プログラムを最短周期
    で実行する場合に非周期プログラムの実行要求がある場
    合は、上記複数の周期プログラムが実行されていない空
    き時間を用いて上記非周期プログラムを実行させるよう
    にしたスケジューラ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、非周期プログラムの
    実行期間がその実行する周期の空き時間より大きい場合
    は、上記非周期プログラムを複数の周期の空き時間を用
    いて実行させるようにしたスケジューラ。
  9. 【請求項9】 請求項2〜6のいずれか1項において、
    スケジューリングした複数の周期プログラムを最短周期
    で実行する場合に非周期プログラムの実行要求がある場
    合は、上記非周期プログラムはその実行要求があった時
    点で起動し実行させるようにし、この実行期間が上記複
    数の周期プログラムの実行期間と重複する場合は、上記
    複数の周期プログラムの実行は上記非周期プログラムの
    実行後に実行させるようにしたスケジューラ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、非周期プログラム
    の実行が1周期で終了しない場合は、その終了しない分
    を次の周期以降でその周期の周期プログラムと共に実行
    させるようにしたスケジューラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011198346A (ja) * 2009-11-09 2011-10-06 Denso Corp スケジューリング方法,スケジューリングプログラム,スケジューリング装置
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WO2024004414A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 日立Astemo株式会社 情報処理装置

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