JPH10153584A - 超音波たばこ充填密度測定装置 - Google Patents

超音波たばこ充填密度測定装置

Info

Publication number
JPH10153584A
JPH10153584A JP8329174A JP32917496A JPH10153584A JP H10153584 A JPH10153584 A JP H10153584A JP 8329174 A JP8329174 A JP 8329174A JP 32917496 A JP32917496 A JP 32917496A JP H10153584 A JPH10153584 A JP H10153584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
aerial
transducer
transducers
ultrasonic transducer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8329174A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Toda
耕司 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8329174A priority Critical patent/JPH10153584A/ja
Publication of JPH10153584A publication Critical patent/JPH10153584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空中超音波を利用することにより、たばこの
葉の詰まり具合いを測定すること。 【解決手段】 空中超音波トランスデューサTSに電気
信号を入力すると、空中超音波トランスデューサTS
碗の中心部から空中超音波トランスデューサRSの碗の
中心部に向かって空中超音波が発射され、その空中超音
波は空中超音波トランスデューサRSによって受信さ
れ、電気信号として出力される。空中超音波トランスデ
ューサTSとRSとの間に備えられた密度測定室1に順次
送られて来るたばこの中を空中超音波が通過すると、そ
の空中超音波が減衰することから、出力電気信号が減衰
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は空中超音波を利用す
ることによりたばこの葉の詰まり具合い(たばこ充填密
度)を測定する超音波たばこ充填密度測定装置に関す
る。
【従来の技術】たばこを生産する場合、どの個体でもた
ばこの葉が均一に詰まっていることと、個体間に差を生
じないことが要求される。従来は、たばこに対する放射
線の透過量を測定することにより、たばこ充填密度を求
める方法が広く用いられてきた。従って、装置が大型で
あるばかりでなく、放射線の扱いなどに熟練した技術を
要するとともに、装置の維持管理などの安全面での問題
点を抱えていた。
【発明が解決しようとする課題】従来のたばこ充填密度
の測定方法では安全面などで問題が多かった。本発明の
目的は、小型軽量、低電圧駆動、低消費電力動作で、た
ばこ充填密度を安全、迅速、簡単、しかも高感度で測定
できる超音波たばこ充填密度測定装置を提供することに
ある。
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の超音波
たばこ充填密度測定装置は、基準用超音波デバイスと、
試料用超音波デバイスと、前記基準用超音波デバイスお
よび前記試料用超音波デバイスのうち少なくとも前記試
料用超音波デバイスに備えられた密度測定室とを備えて
成る超音波たばこ充填密度測定装置であって、前記基準
用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音波トラン
スデューサT0と、該空中超音波トランスデューサT0
対向する少なくとも1つの空中超音波トランスデューサ
0とから成り、前記試料用超音波デバイスは少なくと
も1つの空中超音波トランスデューサTSと、該空中超
音波トランスデューサTSに対向する少なくとも1つの
空中超音波トランスデューサRSとから成り、前記空中
超音波トランスデューサT0およびTSは電気信号を入力
されることにより、前記空中超音波トランスデューサR
0およびRSそれぞれに向けて空中超音波を発射し、前記
空中超音波トランスデューサR0およびRSは、前記空中
超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれから発射
された空中超音波を受信し、前記密度測定室は前記空中
超音波トランスデューサTSとRSとの間の超音波伝搬路
に備えられており、前記密度測定室におけるたばこの充
填密度を前記空中超音波トランスデューサR0およびRS
それぞれから出力される電気信号のレベル差から検出す
る。請求項2に記載の超音波たばこ充填密度測定装置
は、前記空中超音波トランスデューサR0の出力端と、
前記空中超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれ
の入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が設けられ、前記
増幅器が前記空中超音波トランスデューサT0とR0との
間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器を構成する。
請求項3に記載の超音波たばこ充填密度測定装置は、基
準用超音波デバイスと、試料用超音波デバイスと、前記
基準用超音波デバイスおよび前記試料用超音波デバイス
のうち少なくとも前記試料用超音波デバイスに備えられ
た密度測定室とを備えて成る超音波たばこ充填密度測定
装置であって、前記基準用超音波デバイスは3つの空中
超音波トランスデューサT01,T02およびT03と、1つ
の空中超音波トランスデューサR0で成り、前記3つの
空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03は、
それらの重心を結ぶ直線が正三角形を形成するように配
置され、前記試料用超音波デバイスは3つの空中超音波
トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、1つの空中
超音波トランスデューサRSで成り、前記3つの空中超
音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3は、それら
の重心を結ぶ直線が正三角形を形成するように配置さ
れ、前記空中超音波トランスデューサT01,T02および
03は電気信号を入力されることにより、前記空中超音
波トランスデューサT01,T02およびT03の重心が形成
する前記正三角形の中心から前記空中超音波トランスデ
ューサR0に向けて鋭い指向性を有する空中超音波を発
射し、前記空中超音波トランスデューサR0は前記空中
超音波を受信し、前記空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3は電気信号を入力されることによ
り、前記空中超音波トランスデューサTS1,TS2および
S3の重心が形成する前記正三角形の中心から前記空中
超音波トランスデューサRSに向けて鋭い指向性を有す
る空中超音波を発射し、前記空中超音波トランスデュー
サRSは前記空中超音波を受信し、前記密度測定室は、
前記空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
と前記空中超音波トランスデューサRSとの間の超音波
伝搬路において、前記空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3によって発射された前記空中超音
波の指向性が最も鋭く強度が最も強い部分に配置され、
前記密度測定室におけるたばこの充填密度を前記空中超
音波トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力さ
れる電気信号のレベル差から検出する。請求項4に記載
の超音波たばこ充填密度測定装置は、前記空中超音波ト
ランスデューサR0の出力端と、前記空中超音波トラン
スデューサT01,T02,T03,TS1,TS2およびTS3
れぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が設けら
れ、前記増幅器が前記空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03と、前記空中超音波トランスデュ
ーサR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器
を構成する。請求項5に記載の超音波たばこ充填密度測
定装置は、前記たばこの充填密度を、前記空中超音波ト
ランスデューサR0およびRSそれぞれから出力される前
記電気信号の位相差から検出する。請求項6に記載の超
音波たばこ充填密度測定装置は、基準用超音波デバイス
と、試料用超音波デバイスと、前記基準用超音波デバイ
スおよび前記試料用超音波デバイスのうち少なくとも前
記試料用超音波デバイスに備えられた密度測定室とを備
えて成る超音波たばこ充填密度測定装置であって、前記
基準用超音波デバイスは少なくとも2つの空中超音波ト
ランスデューサT01およびT02と、少なくとも2つの空
中超音波トランスデューサR01およびR02とで成り、前
記2つの空中超音波トランスデューサT01およびT02
重心を結ぶ直線と、前記2つの空中超音波トランスデュ
ーサR01およびR02の重心を結ぶ直線とは互いに垂直
で、前記試料用超音波デバイスは少なくとも2つの空中
超音波トランスデューサTS1およびTS2と、少なくとも
2つの空中超音波トランスデューサRS1およびRS2とで
成り、前記2つの空中超音波トランスデューサTS1およ
びTS2の重心を結ぶ直線と、前記2つの空中超音波トラ
ンスデューサRS1およびRS2の重心を結ぶ直線とは互い
に垂直で、前記空中超音波トランスデューサT01および
02は電気信号を入力されることにより、前記空中超音
波トランスデューサT01およびT02の重心が形成する前
記直線の中心から前記空中超音波トランスデューサR01
およびR02の重心が形成する前記直線の中心に向けて鋭
い指向性を有する空中超音波を発射し、前記空中超音波
トランスデューサR01およびR02は前記空中超音波を受
信し、前記空中超音波トランスデューサTS1およびTS2
は電気信号を入力されることにより、前記空中超音波ト
ランスデューサTS1およびTS2の重心が形成する前記直
線の中心から前記空中超音波トランスデューサRS1およ
びRS2の重心が形成する前記直線の中心に向けて鋭い指
向性を有する空中超音波を発射し、前記空中超音波トラ
ンスデューサRS1およびRS2は前記空中超音波を受信
し、前記密度測定室は、前記空中超音波トランスデュー
サTS1およびTS2と、前記空中超音波トランスデューサ
S1およびRS2との間の超音波伝搬路において、前記空
中超音波トランスデューサTS1およびTS2によって発射
された前記空中超音波の指向性が最も鋭く強度が最も強
い部分に配置され、前記密度測定室におけるたばこの充
填密度を前記空中超音波トランスデューサR01およびR
02を結ぶ接続点から出力される電気信号と、前記空中超
音波トランスデューサRS1およびRS2を結ぶ接続点から
出力される電気信号とのレベル差から検出する。請求項
7に記載の超音波たばこ充填密度測定装置は、前記空中
超音波トランスデューサR01の出力端と、前記空中超音
波トランスデューサT01,T02,TS1およびTS2それぞ
れの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が設けられ、前
記増幅器が前記空中超音波トランスデューサT01および
02と、前記空中超音波トランスデューサR01およびR
02との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器を構成
する。請求項8に記載の超音波たばこ充填密度測定装置
は、前記たばこの充填密度を、前記空中超音波トランス
デューサR01およびR02を結ぶ前記接続点から出力され
る前記電気信号と、前記空中超音波トランスデューサR
S1およびRS2を結ぶ前記接続点から出力される前記電気
信号との位相差から検出する。請求項9に記載の超音波
たばこ充填密度測定装置は、基準用超音波デバイスと、
試料用超音波デバイスと、前記基準用超音波デバイスに
備えられた基準用密度測定室と、前記試料用超音波デバ
イスに備えられた試料用密度測定室とを備えて成る超音
波たばこ充填密度測定装置であって、前記基準用超音波
デバイスは少なくとも1つの空中超音波トランスデュー
サT0と、該空中超音波トランスデューサT0に対向する
少なくとも1つの空中超音波トランスデューサR0とか
ら成り、前記試料用超音波デバイスは少なくとも1つの
空中超音波トランスデューサTSと、該空中超音波トラ
ンスデューサTSに対向する少なくとも1つの空中超音
波トランスデューサRSとから成り、前記基準用密度測
定室および前記試料用密度測定室はそれぞれ凹面部分を
有する容器で成り、前記空中超音波トランスデューサT
0およびTSは、電気信号を入力されることにより前記基
準用密度測定室の前記凹面部分および前記試料用密度測
定室の前記凹面部分に向けて空中超音波を発射し、前記
空中超音波トランスデューサR0およびRSは、前記空中
超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれから発射
され、前記基準用密度測定室の前記凹面部分および前記
試料用密度測定室の前記凹面部分それぞれで反射された
空中超音波を受信し、前記試料用密度測定室におけるた
ばこの充填密度を前記空中超音波トランスデューサR0
およびRSそれぞれから出力される電気信号のレベル差
から検出する。請求項10に記載の超音波たばこ充填密
度測定装置は、前記空中超音波トランスデューサR0
出力端と、前記空中超音波トランスデューサT0および
Sそれぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が設
けられ、前記増幅器が前記空中超音波トランスデューサ
0とR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器
を構成する。請求項11に記載の超音波たばこ充填密度
測定装置は、前記たばこの充填密度を、前記空中超音波
トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力される
前記電気信号の位相差から検出する。
【発明の実施の形態】本発明の超音波たばこ充填密度測
定装置の第1の構造は基準用超音波デバイスと、試料用
超音波デバイスと、基準用超音波デバイスおよび試料用
超音波デバイスのうち少なくとも試料用超音波デバイス
に備えられた密度測定室とを備えて成る。基準用超音波
デバイスは少なくとも1つの空中超音波トランスデュー
サT0と、その空中超音波トランスデューサT0に対向す
る少なくとも1つの空中超音波トランスデューサR0
ら成り、試料用超音波デバイスは少なくとも1つの空中
超音波トランスデューサTSと、その空中超音波トラン
スデューサTSに対向する少なくとも1つの空中超音波
トランスデューサRSから成る。本発明の超音波たばこ
充填密度測定装置では、入力用および出力用の空中超音
波トランスデューサの数はそれぞれ1つずつに限られて
いるわけではない。本発明の超音波たばこ充填密度測定
装置の第1の構造の空中超音波トランスデューサT0
よびTSに電気信号を入力することにより、空中超音波
トランスデューサR0およびRSそれぞれに向けて空中超
音波を発射することができる。空中超音波トランスデュ
ーサR0およびRSは、空中超音波トランスデューサT0
およびTSそれぞれから発射された空中超音波を受信す
ることができる。このとき、空中超音波トランスデュー
サR0の出力端と、空中超音波トランスデューサT0およ
びTSそれぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器を
設けることにより、空中超音波トランスデューサT0
0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器を構
成することができる。このような発振器が構成されるこ
とにより、回路構成が簡略化され、装置の小型軽量化が
促進され、しかも低消費電力で低電圧での駆動が可能と
なる。密度測定室は空中超音波トランスデューサTS
Sとの間の超音波伝搬路に備えられている。本発明の
超音波たばこ充填密度測定装置の駆動時、密度測定室に
は順次たばこが送られて来る。そのたばこに空中超音波
が発射されると、空中超音波トランスデューサR0およ
びRSそれぞれから出力される電気信号にレベル差が現
れる。この出力電気信号のレベル差から、たばこ充填密
度を検出することができる。また、出力電気信号のレベ
ル差を位相差として検出することも可能であることか
ら、出力電気信号の位相差からたばこ充填密度を検出す
ることも可能である。本発明の超音波たばこ充填密度測
定装置の第2の構造は基準用超音波デバイスと、試料用
超音波デバイスと、基準用超音波デバイスおよび試料用
超音波デバイスのうち少なくとも試料用超音波デバイス
に備えられた密度測定室とを備えて成る。基準用超音波
デバイスは3つの空中超音波トランスデューサT01,T
02およびT03と、1つの空中超音波トランスデューサR
0から成り、試料用超音波デバイスは3つの空中超音波
トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、1つの空中
超音波トランスデューサRSから成る。3つの空中超音
波トランスデューサT01,T02およびT03は、それらの
重心を結ぶ直線が正三角形を形成するように配置され、
3つの空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3は、それらの重心を結ぶ直線が正三角形を形成するよ
うに配置されている。本発明の超音波たばこ充填密度測
定装置の第2の構造の空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03に電気信号を入力することによ
り、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
の重心が形成する正三角形の中心から空中超音波トラン
スデューサR0に向かって鋭い指向性を有する空中超音
波を発射することができる。空中超音波トランスデュー
サR0はその空中超音波を受信することができる。同様
にして、空中超音波トランスデューサTS1,TS2および
S3に電気信号を入力することにより、空中超音波トラ
ンスデューサTS1,TS2およびTS3の重心が形成する正
三角形の中心から空中超音波トランスデューサRSに向
かって鋭い指向性を有する空中超音波を発射し、空中超
音波トランスデューサRSはその空中超音波を受信す
る。このとき、空中超音波トランスデューサR0の出力
端と、空中超音波トランスデューサT01,T02,T03
S1,TS2およびTS3それぞれの入力端を結ぶ接続点と
の間に増幅器を設けることにより、空中超音波トランス
デューサT01,T02およびT03と、空中超音波トランス
デューサR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発
振器を構成することができる。密度測定室は、空中超音
波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と空中超音波
トランスデューサRSとの間の超音波伝搬路において、
空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3によ
って発射された空中超音波の指向性が最も鋭く強度が最
も強い部分に配置される。密度測定室に順次送られて来
るたばこに空中超音波が発射されると、空中超音波トラ
ンスデューサR0およびRSそれぞれから出力される電気
信号にレベル差が現れる。この出力電気信号のレベル差
から、たばこ充填密度を検出することができる。また、
出力電気信号の位相差からたばこ充填密度を検出するこ
とも可能である。本発明の超音波たばこ充填密度測定装
置の第2の構造では、3つの入力用空中超音波トランス
デューサを使用することにより、密度測定室の中のたば
こに指向性の鋭い空中超音波を発射することができるの
で、1つの入力用空中超音波トランスデューサを使用す
る場合に比べ、低電圧で高感度化することができる。本
発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第3の構造は基
準用超音波デバイスと、試料用超音波デバイスと、基準
用超音波デバイスおよび試料用超音波デバイスのうち少
なくとも試料用超音波デバイスに備えられた密度測定室
とを備えて成る。基準用超音波デバイスは少なくとも2
つの空中超音波トランスデューサT01およびT02と、少
なくとも2つの空中超音波トランスデューサR01および
02とで成り、試料用超音波デバイスは少なくとも2つ
の空中超音波トランスデューサTS1およびTS2と、少な
くとも2つの空中超音波トランスデューサRS1およびR
S2とで成る。2つの空中超音波トランスデューサT01
よびT02の重心を結ぶ直線と、2つの空中超音波トラン
スデューサR01およびR02の重心を結ぶ直線とは互いに
垂直になるように配置され、2つの空中超音波トランス
デューサTS1およびTS2の重心を結ぶ直線と、2つの空
中超音波トランスデューサRS1およびRS2の重心を結ぶ
直線とは互いに垂直になるように配置されている。本発
明の超音波たばこ充填密度測定装置の第3の構造の空中
超音波トランスデューサT01およびT02に電気信号を入
力することにより、空中超音波トランスデューサT01
よびT02の重心を結ぶ直線の中心から空中超音波トラン
スデューサR01およびR02の重心を結ぶ直線の中心に向
けて鋭い指向性を有する空中超音波を発射することがで
きる。空中超音波トランスデューサR01およびR02はそ
の空中超音波を受信することができる。このとき、空中
超音波トランスデューサT01およびT02は、空中超音波
トランスデューサT01およびT02それぞれの重心と、空
中超音波トランスデューサR01およびR02の重心を結ぶ
直線の中心点とによって形成される面に対して鋭い指向
性を有する空中超音波を発射する機能を有し、空中超音
波トランスデューサR01およびR02は、空中超音波トラ
ンスデューサT01およびT02の重心を結ぶ直線の中心点
と、空中超音波トランスデューサR01およびR02それぞ
れの重心とによって形成される面に対して鋭い指向性を
有する空中超音波を受信する機能を有する。同様にし
て、空中超音波トランスデューサT S1およびTS2に電気
信号を入力することにより、空中超音波トランスデュー
サTS1およびTS2の重心を結ぶ直線の中心から空中超音
波トランスデューサRS1およびRS2の重心を結ぶ直線の
中心に向けて鋭い指向性を有する空中超音波が発射さ
れ、空中超音波トランスデューサRS1およびRS2によっ
てその空中超音波が受信される。このとき、空中超音波
トランスデューサTS1およびTS2は、空中超音波トラン
スデューサTS1およびTS2それぞれの重心と、空中超音
波トランスデューサRS1およびRS2の重心を結ぶ直線の
中心点とによって形成される面に対して鋭い指向性を有
する空中超音波を発射する機能を有し、空中超音波トラ
ンスデューサRS1およびRS2は、空中超音波トランスデ
ューサTS1およびTS2の重心を結ぶ直線の中心点と、空
中超音波トランスデューサRS1およびRS3それぞれの重
心とによって形成される面に対して鋭い指向性を有する
空中超音波を受信する機能を有する。このとき、空中超
音波トランスデューサR01およびR02を結ぶ接続点と、
空中超音波トランスデューサT01,T02,TS1およびT
S2それぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器を設け
ることにより、空中超音波トランスデューサT01および
02と、空中超音波トランスデューサR01およびR02
の間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器を構成する
ことができる。密度測定室は、空中超音波トランスデュ
ーサTS1およびTS2と、空中超音波トランスデューサR
S1およびRS2との間の超音波伝搬路において、空中超音
波トランスデューサTS1およびTS2によって発射された
空中超音波の指向性が最も鋭く強度が最も強い部分に配
置される。密度測定室に順次送られて来るたばこに空中
超音波が発射されると、空中超音波トランスデューサR
01およびR02を結ぶ接続点から出力される電気信号と、
空中超音波トランスデューサRS1およびRS2を結ぶ接続
点から出力される電気信号との間にレベル差が現れる。
この出力電気信号のレベル差から、たばこ充填密度を検
出することができる。また、出力電気信号の位相差か
ら、たばこ充填密度を検出することも可能である。本発
明の超音波たばこ充填密度測定装置の第3の構造では、
少なくとも2つの入力用空中超音波トランスデューサお
よび少なくとも2つの出力用空中超音波トランスデュー
サを使用することにより、密度測定室の中のたばこに指
向性の鋭い空中超音波を発射することができるだけでな
く、出力用空中超音波トランスデューサにおいて指向性
の鋭い空中超音波を受信することができるので、1つの
入力用空中超音波トランスデューサおよび1つの出力用
空中超音波トランスデューサを使用する場合に比べ、低
電圧で高感度化することができる。たばこが密度測定室
に送られて来る際、たばこがその長さ方向に沿って順次
送られてくるような構造を採用することにより、たばこ
に発射される空中超音波の指向軸の方向がたばこの長さ
方向とほぼ垂直になる。従って、たばこには一方の先端
からもう一方の先端まで空中超音波がまんべんなく発射
されるので、たばこの個体内における充填密度の変化が
時間の経過とともに測定できるだけでなく、たばこの個
体間の充填密度の相違も測定できる。本発明の超音波た
ばこ充填密度測定装置の第1、第2および第3の構造に
おいて、たばこに発射される空中超音波の指向軸の方向
がたばこの長さ方向に対しほぼ垂直である場合よりも、
たばこの長さ方向に対し垂直でない場合、つまり、たば
この長さ方向に対して空中超音波が斜めの方向から入射
される場合の方がたばこの中における空中超音波の伝搬
路長が長くなる。従って、入力用および出力用空中超音
波トランスデューサの間で、1本のたばこにおける伝搬
路長ができるだけ長くなるような位置にたばこを配置す
ることにより、測定精度が向上する。本発明の超音波た
ばこ充填密度測定装置の第4の構造は基準用超音波デバ
イスと、試料用超音波デバイスと、基準用超音波デバイ
スに備えられた基準用密度測定室と、試料用超音波デバ
イスに備えられた試料用密度測定室とを備えて成る。基
準用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音波トラ
ンスデューサT0と、その空中超音波トランスデューサ
0に対向する少なくとも1つの空中超音波トランスデ
ューサR0から成り、試料用超音波デバイスは少なくと
も1つの空中超音波トランスデューサTSと、その空中
超音波トランスデューサTSに対向する少なくとも1つ
の空中超音波トランスデューサRSから成る。基準用密
度測定室および試料用密度測定室は同様な構造および同
様な材質で成り、それぞれ凹面部分を有する容器で成
る。本発明の超音波たばこ充填密度測定装置では、入力
用および出力用の空中超音波トランスデューサの数はそ
れぞれ1つずつに限られているわけではない。本発明の
超音波たばこ充填密度測定装置の第4の構造の空中超音
波トランスデューサT0およびTSに電気信号を入力する
ことにより、基準用密度測定室の凹面部分および試料用
密度測定室の凹面部分それぞれに向けて空中超音波を発
射することができる。空中超音波トランスデューサR0
およびRSは、基準用密度測定室の凹面部分および試料
用密度測定室の凹面部分それぞれで反射された空中超音
波を受信することができる。このとき、空中超音波トラ
ンスデューサR0の出力端と、空中超音波トランスデュ
ーサT0およびTSそれぞれの入力端を結ぶ接続点との間
に増幅器を設けることにより、空中超音波トランスデュ
ーサT0とR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発
振器を構成することができる。基準用密度測定室は空中
超音波トランスデューサT0とR0との間の超音波伝搬路
に備えられ、試料用密度測定室は空中超音波トランスデ
ューサTSとRSとの間の超音波伝搬路に備えられてい
る。試料用密度測定室に順次送られて来るたばこに空中
超音波が発射されると、空中超音波トランスデューサR
0およびRSそれぞれから出力される電気信号にレベル差
が現れる。この出力電気信号のレベル差から、たばこ充
填密度を検出することができる。また、出力電気信号の
位相差からたばこ充填密度を検出することも可能であ
る。本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第4の構
造において、基準用超音波デバイスが3つの空中超音波
トランスデューサT01,T02およびT03と、1つの空中
超音波トランスデューサR0で成り、試料用超音波デバ
イスが3つの空中超音波トランスデューサTS1,TS2
よびTS3と、1つの空中超音波トランスデューサRS
成る構造が考えられる。3つの空中超音波トランスデュ
ーサT01,T0 2およびT03は、それらの重心を結ぶ直線
が正三角形を形成するように配置され、3つの空中超音
波トランスデューサTS1,TS2およびTS3は、それらの
重心を結ぶ直線が正三角形を形成するように配置され
る。このような構造では、空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03に電気信号を入力することによ
り、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
の重心が形成する正三角形の中心から基準用密度測定室
の凹面部分に向けて鋭い指向性を有する空中超音波を発
射することができる。空中超音波トランスデューサR0
は基準用密度測定室の凹面部分で反射された空中超音波
を受信することができる。同様にして、空中超音波トラ
ンスデューサTS1,TS2およびTS3に電気信号を入力す
ることにより、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3の重心が形成する正三角形の中心から試料用
密度測定室の凹面部分に向けて鋭い指向性を有する空中
超音波を発射することができる。空中超音波トランスデ
ューサRSは試料用密度測定室の凹面部分で反射された
空中超音波を受信することができる。基準用密度測定室
は、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
と空中超音波トランスデューサR0との間の超音波伝搬
路において、空中超音波トランスデューサT01,T0 2
よびT03によって発射された空中超音波の指向性が最も
鋭く強度が最も強い部分に配置され、試料用密度測定室
は、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
と空中超音波トランスデューサRSとの間の超音波伝搬
路において、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
よびTS3によって発射された空中超音波の指向性が最も
鋭く強度が最も強い部分に配置される。試料用密度測定
室に順次送られて来るたばこに空中超音波が発射される
と、空中超音波トランスデューサR0およびRSそれぞれ
から出力される電気信号にレベル差が現れる。この出力
電気信号のレベル差から、たばこ充填密度を検出するこ
とができる。また、出力電気信号の位相差からたばこ充
填密度を検出することも可能である。さらに、3つの入
力用空中超音波トランスデューサを使用することによ
り、基準用および試料用密度測定室に向けて指向性の鋭
い空中超音波を発射することができるので、1つの入力
用空中超音波トランスデューサを使用する場合に比べ、
低電圧で高感度化することができる。3つの入力用空中
超音波トランスデューサを使用するのと同時に、3つの
出力用空中超音波トランスデューサを使用し、それらの
重心を結ぶ直線が正三角形を形成するように配置するこ
とにより、指向性の鋭い空中超音波を受信することが可
能となるので、さらに高感度化することができる。本発
明の超音波たばこ充填密度測定装置の第4の構造におい
て、基準用超音波デバイスが少なくとも2つの空中超音
波トランスデューサT01およびT02と、少なくとも2つ
の空中超音波トランスデューサR01およびR02とで成
り、試料用超音波デバイスが少なくとも2つの空中超音
波トランスデューサTS1およびTS2と、少なくとも2つ
の空中超音波トランスデューサRS1およびRS2とで成る
構造が考えられる。たとえば、基準用超音波デバイスが
3つの空中超音波トランスデューサT01,T02およびT
03と、3つの空中超音波トランスデューサR01,R02
よびR03とで成り、試料用超音波デバイスが3つの空中
超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、3つ
の空中超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3
で成る場合には、3つの空中超音波トランスデューサT
01,T02およびT03は、それらの重心が1つの直線上に
並ぶように配置され、3つの空中超音波トランスデュー
サR01,R02およびR03は、それらの重心が1つの直線
上に並ぶように配置され、3つの空中超音波トランスデ
ューサTS1,TS2およびTS3は、それらの重心が1つの
直線上に並ぶように配置され、3つの空中超音波トラン
スデューサRS1,RS2およびRS3は、それらの重心が1
つの直線上に並ぶように配置される。3つの空中超音波
トランスデューサT01,T02およびT03の重心を結ぶ直
線と、3つの空中超音波トランスデューサR01,R02
よびR03の重心を結ぶ直線とは互いに垂直になるように
配置され、3つの空中超音波トランスデューサTS1,T
S2およびTS3の重心を結ぶ直線と、3つの空中超音波ト
ランスデューサRS1,RS2およびRS3の重心を結ぶ直線
とは互いに垂直になるように配置される。このような構
造では、空中超音波トランスデューサT01,T02および
03に電気信号を入力することにより、空中超音波トラ
ンスデューサT01,T02およびT03の重心が形成する直
線の中心から基準用密度測定室の凹面部分に向けて鋭い
指向性を有する空中超音波を発射することができる。空
中超音波トランスデューサR01,R02およびR03は基準
用密度測定室の凹面部分で反射された空中超音波を受信
することができる。このとき、空中超音波トランスデュ
ーサT01,T02およびT03は、空中超音波トランスデュ
ーサT01,T02およびT03それぞれの重心と基準用密度
測定室の凹面部分における反射点とによって形成される
面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を発射する機
能を有し、空中超音波トランスデューサR01,R02およ
びR03は、基準用密度測定室の凹面部分における反射点
と空中超音波トランスデューサR01,R02およびR03
れぞれの重心とによって形成される面に対して鋭い指向
性を有する空中超音波を受信する機能を有する。同様に
して、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3に電気信号を入力することにより、空中超音波トラン
スデューサTS1,TS2およびTS3の重心が形成する直線
の中心から試料用密度測定室の凹面部分に向けて鋭い指
向性を有する空中超音波が発射され、空中超音波トラン
スデューサRS1,RS2およびRS3は試料用密度測定室の
凹面部分で反射された空中超音波を受信する。このと
き、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
は、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
それぞれの重心と試料用密度測定室の凹面部分における
反射点とによって形成される面に対して鋭い指向性を有
する空中超音波を発射する機能を有し、空中超音波トラ
ンスデューサRS1,RS2およびRS3は試料用密度測定室
の凹面部分における反射点と空中超音波トランスデュー
サRS1,RS2およびRS3それぞれの重心とによって形成
される面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を受信
する機能を有する。基準用密度測定室は、空中超音波ト
ランスデューサTS1,TS2およびTS3と、空中超音波ト
ランスデューサRS1,RS2およびRS3との間の超音波伝
搬路において、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3によって発射された空中超音波の指向性が最
も鋭く強度が最も強い部分に配置され、試料用密度測定
室は、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3と、空中超音波トランスデューサRS1,RS2およびR
S3との間の超音波伝搬路において、空中超音波トランス
デューサTS1,TS2およびTS3によって発射された空中
超音波の指向性が最も鋭く強度が最も強い部分に配置さ
れる。試料用密度測定室に順次送られて来るたばこに空
中超音波が発射されると、空中超音波トランスデューサ
01,R02およびR03を結ぶ接続点から出力される電気
信号と、空中超音波トランスデューサRS1,RS2および
S3を結ぶ接続点から出力される電気信号との間にレベ
ル差が現れる。この出力電気信号のレベル差から、たば
こ充填密度を検出することができる。また、出力電気信
号の位相差からたばこ充填密度を検出することも可能で
ある。さらに、3つの入力用空中超音波トランスデュー
サおよび3つの出力用空中超音波トランスデューサを使
用することにより、基準用および試料用密度測定室に向
けて指向性の鋭い空中超音波を発射することができるだ
けでなく、出力用空中超音波トランスデューサにおいて
指向性の鋭い空中超音波を受信することができるので、
1つの入力用空中超音波トランスデューサおよび1つの
出力用空中超音波トランスデューサを使用する場合に比
べ、低電圧で高感度化することができる。
【実施例】図1は本発明の超音波たばこ充填密度測定装
置の第1の実施例を示す部分断面図である。本実施例は
空中超音波トランスデューサT0,R0,TS,RS、密度
測定室1、増幅器2および差動増幅器3から成る。図1
では空中超音波トランスデューサTS,RSおよび密度測
定室1のみが描かれている。空中超音波トランスデュー
サT0,R0,TSおよびRSはすべて同様な材質で成り、
同様な碗型構造を成し、その碗の直径は1cmで、中心
周波数は39.2kHzである。空中超音波トランスデ
ューサT0の碗の先端と空中超音波トランスデューサR0
の碗の先端との距離および空中超音波トランスデューサ
Sの碗の先端と空中超音波トランスデューサRSの碗の
先端との距離はともに4.95cmである。密度測定室
1はその中をたばこが順次通過するような構造が採用さ
れており、空中超音波トランスデューサTSとRSとの間
において、空中超音波トランスデューサTSの碗の高さ
方向がたばこの長さ方向と垂直になるような位置に備え
られている。図1では空中超音波トランスデューサ
S,RSおよび密度測定室1の関係が描かれているが、
空中超音波トランスデューサT0およびR0についても同
様な位置関係が構成されている。但し、空中超音波トラ
ンスデューサT0とR0との間に密度測定室1は必ずしも
備えられている必要は無い。図2は図1の空中超音波ト
ランスデューサTS,RSおよび密度測定室1を示す斜視
図である。密度測定室1は直径1cmの中空円柱構造を
成す。図2では密度測定室1には空中超音波が透過する
部分に窓が設けられているが、窓を設ける代わりに密度
測定室1の材質として空中超音波を透過しやすいものを
用いてもよい。図3は図1の超音波たばこ充填密度測定
装置の駆動回路を示す構成図である。空中超音波トラン
スデューサT0およびTSに電気信号を入力すると、空中
超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれの碗の中
心部から空中超音波トランスデューサR0およびRSそれ
ぞれの碗の中心部に向かって空中超音波が発射され、そ
の空中超音波は空中超音波トランスデューサR0および
Sによって受信され、電気信号として出力される。空
中超音波トランスデューサTSとRSとの間の超音波伝搬
路に備えられた密度測定室1には順次たばこが送られて
来る。空中超音波は時間の経過とともに1本のたばこの
一方の先端からもう一方の先端に至るまで均一に発射さ
れることになる。たばこの中を超音波が通過すると、そ
の超音波が減衰することから、空中超音波トランスデュ
ーサR0およびRSによって出力される電気信号にレベル
差が生じる。この出力電気信号のレベル差から、たばこ
充填密度を検出することができる。この場合、1本のた
ばこの個体内の充填密度の差を検出することができるだ
けでなく、たばこの個体間の充填密度の差を検出するこ
とも可能である。また、図3における差動増幅器3の代
わりに位相比較器を用いることにより、出力電気信号の
レベル差を位相差として検出することも可能であること
から、その出力電気信号の位相差からたばこ充填密度を
検出することも可能である。また、空中超音波トランス
デューサR0の出力端が増幅器2を介して空中超音波ト
ランスデューサT0およびTSそれぞれの入力端に接続さ
れていることから、空中超音波トランスデューサT0
0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器が構
成される。このような発振器が構成されることにより、
回路構成が簡略化され、装置の小型軽量化が促進され、
しかも低消費電力で低電圧での駆動が可能となる。図4
は図3の駆動回路において空中超音波トランスデューサ
0とR0との間にも密度測定室1が設けられた場合の駆
動回路を示す構成図である。空中超音波トランスデュー
サTSとRSとの間に備えられた密度測定室1に送られて
来るたばこの中を超音波が通過すると、その超音波が減
衰することから、空中超音波トランスデューサR0およ
びRSによって出力される電気信号にレベル差が生じ
る。この出力電気信号のレベル差から、たばこ充填密度
を検出することができる。また、空中超音波トランスデ
ューサT0とR0との間に備えられた密度測定室1に基準
用のたばこを設置した場合には、空中超音波トランスデ
ューサTSとRSとの間に備えられた密度測定室1に送ら
れて来るたばこと基準用のたばことの充填密度の差は、
空中超音波トランスデューサR0およびRSによって出力
される電気信号のレベル差または出力電気信号の位相差
として検出される。図5は本発明の超音波たばこ充填密
度測定装置の第2の実施例を示す部分断面図である。本
実施例は空中超音波トランスデューサT01,T02
03,TS1,TS2,TS3,R0,RS、密度測定室1、増
幅器2および差動増幅器3から成る。図5では空中超音
波トランスデューサTS1,TS2,TS3,RSおよび密度
測定室1のみが描かれている。空中超音波トランスデュ
ーサT01,T02,T03,TS1,T S2およびTS3は図1の
空中超音波トランスデューサT0と同様な材質で成り、
同様な形状を成し、中心周波数は39.2kHzであ
る。3つの空中超音波トランスデューサT01,T02およ
びT03は、それらの重心を結ぶ直線が正三角形を形成す
るように配置され、3つの空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3も、それらの重心を結ぶ直線が正
三角形を形成するように配置されている。空中超音波ト
ランスデューサT01,T02およびT03の3つの碗の中心
と空中超音波トランスデューサR0との距離および空中
超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3の3つの
碗の中心と空中超音波トランスデューサRSとの距離は
ともに4.95cmである。図5では空中超音波トラン
スデューサTS1,TS2,TS3,RSおよび密度測定室1
の関係が描かれているが、空中超音波トランスデューサ
0 1,T02,T03およびR0についても同様な位置関係
が構成されている。図6は密度測定室1から空中超音波
トランスデューサTS1,TS2およびTS3を見たときの平
面図である。図7は図5の超音波たばこ充填密度測定装
置の駆動回路を示す構成図である。空中超音波トランス
デューサT01,T02およびT03に電気信号を入力する
と、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
それぞれの重心を結ぶ直線によって形成される正三角形
の中心から空中超音波トランスデューサR0の碗の中心
部に向かって鋭い指向性を有する空中超音波が発射さ
れ、その空中超音波は空中超音波トランスデューサR0
によって受信され、電気信号として出力される。空中超
音波トランスデューサT01,T02およびT03に電気信号
を入力するのと同時に空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3に電気信号を入力すると、空中超
音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3それぞれの
重心を結ぶ直線によって形成される正三角形の中心から
空中超音波トランスデューサRSの碗の中心部に向かっ
て鋭い指向性を有する空中超音波が発射され、その空中
超音波は空中超音波トランスデューサRSによって受信
され、電気信号として出力される。密度測定室1は、空
中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、空
中超音波トランスデューサRSとの間の超音波伝搬路に
おいて、空中超音波トランスデューサTS1,TS2および
S3によって発射された空中超音波の指向性が最も鋭く
強度が最も強い部分に配置される。密度測定室1に順次
送られて来るたばこの中を超音波が通過する時、その超
音波が減衰することから、空中超音波トランスデューサ
0およびRSによって出力される電気信号にレベル差が
生じる。この出力電気信号のレベル差から、たばこ充填
密度を検出することができる。この場合、1本のたばこ
の個体内の充填密度の差を検出することができるだけで
なく、たばこの個体間の充填密度の差を検出することも
可能である。また、図7における差動増幅器3の代わり
に位相比較器を用いることにより、出力電気信号のレベ
ル差を位相差として検出することも可能であることか
ら、その出力電気信号の位相差からたばこ充填密度を検
出することも可能である。さらに、空中超音波トランス
デューサR0の出力端が増幅器2を介して空中超音波ト
ランスデューサT01,T02,T03,TS1,TS2およびT
S3それぞれの入力端に接続されていることから、空中超
音波トランスデューサT01,T02およびT03と、空中超
音波トランスデューサR0との間の超音波伝搬路を遅延
素子とする発振器が構成される。このような発振器が構
成されることにより、回路構成が簡略化され、装置の小
型軽量化が促進され、しかも低消費電力で低電圧での駆
動が可能となる。図7の駆動回路において空中超音波ト
ランスデューサT01,T02およびT03と、空中超音波ト
ランスデューサR0との間にも密度測定室1が設けら
れ、そこに基準用のたばこが設置された場合には、空中
超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と空中超
音波トランスデューサRSとの間に備えられた密度測定
室1に送られて来るたばこと基準用のたばことの充填密
度の差は、空中超音波トランスデューサR0およびRS
よって出力される電気信号のレベル差または出力電気信
号の位相差として検出される。図8は本発明の超音波た
ばこ充填密度測定装置の第3の実施例を示す部分斜視図
である。本実施例は空中超音波トランスデューサT01
02,T03,TS1,TS2,TS3,R01,R02,R03,R
S1,RS2,RS3、密度測定室1、増幅器2および差動増
幅器3から成る。図8では空中超音波トランスデューサ
S1,TS2,TS3,RS1,RS2,RS3および密度測定室
1のみが描かれている。空中超音波トランスデューサR
01,R02,R03,RS1,RS2およびRS3は図1の空中超
音波トランスデューサT0と同様な材質で成り、同様な
形状を成し、中心周波数は39.2kHzである。3つ
の空中超音波トランスデューサT01,T02およびT
03は、それらの重心が1つの直線上に並ぶように配置さ
れ、3つの空中超音波トランスデューサR01,R02およ
びR03は、それらの重心が1つの直線上に並ぶように配
置され、3つの空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3は、それらの重心が1つの直線上に並ぶよう
に配置され、3つの空中超音波トランスデューサRS1
S2およびRS3は、それらの重心が1つの直線上に並ぶ
ように配置されている。3つの空中超音波トランスデュ
ーサT01,T02およびT03の重心を結ぶ直線と、3つの
空中超音波トランスデューサR01,R02およびR03の重
心を結ぶ直線とは互いに垂直になるように配置され、3
つの空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
の重心を結ぶ直線と、3つの空中超音波トランスデュー
サRS1,RS2およびRS3の重心を結ぶ直線とは互いに垂
直になるように配置されている。空中超音波トランスデ
ューサT01,T02およびT03と空中超音波トランスデュ
ーサR01,R02およびR03との距離および空中超音波ト
ランスデューサTS1,TS2およびTS3と空中超音波トラ
ンスデューサRS1,RS2およびRS3との距離はともに
4.95cmである。図8では空中超音波トランスデュ
ーサTS1,TS2,TS3,RS1,RS2,RS3および密度測
定室1の関係が描かれているが、空中超音波トランスデ
ューサT01,T02,T03,R01,R02およびR03につい
ても同様な位置関係が構成されている。図8では、入力
用および出力用空中超音波トランスデューサがそれぞれ
3つずつ用いられているが、入力用および出力用空中超
音波トランスデューサの数はそれぞれ3つずつに限られ
ているわけではない。たとえば、入力用および出力用空
中超音波トランスデューサがそれぞれ5つずつ用いられ
た構造も可能である。この場合、空中超音波トランスデ
ューサT01,T02およびT03の換わりに、互いに同様な
材質および形状を有する空中超音波トランスデューサT
01,T02,T03,T04およびT05が採用され、空中超音
波トランスデューサTS1,TS2およびTS3の換わりに、
互いに同様な材質および形状を有する空中超音波トラン
スデューサTS1,TS2,TS3,TS4およびTS5が採用さ
れ、空中超音波トランスデューサR01,R02およびR03
の換わりに、互いに同様な材質および形状を有する空中
超音波トランスデューサR01,R02,R03,R04および
05が採用され、空中超音波トランスデューサRS1,R
S2およびRS3の換わりに、互いに同様な材質および形状
を有する空中超音波トランスデューサRS1,RS2
S3,RS4およびRS5が採用される。5つの空中超音波
トランスデューサT01,T02,T03,T04およびT05
それらの重心が1つの直線上に並ぶように配置され、5
つの空中超音波トランスデューサTS1,TS2,TS3,T
S4およびTS5はそれらの重心が1つの直線上に並ぶよう
に配置され、5つの空中超音波トランスデューサR01
02,R03,R04およびR05はそれらの重心が1つの直
線上に並ぶように配置され、5つの空中超音波トランス
デューサRS1,RS2,RS3,RS4およびRS5はそれらの
重心が1つの直線上に並ぶように配置される。5つの空
中超音波トランスデューサT01,T02,T03,T04およ
びT05の重心を結ぶ直線と、5つの空中超音波トランス
デューサR01,R02,R03,R04およびR05の重心を結
ぶ直線とは互いに垂直になるように配置され、5つの空
中超音波トランスデューサTS1,TS2,TS3,TS4およ
びTS5の重心を結ぶ直線と、5つの空中超音波トランス
デューサRS1,RS2,RS3,RS4およびRS5の重心を結
ぶ直線とは互いに垂直になるように配置される。図9は
図8の超音波たばこ充填密度測定装置の駆動回路を示す
構成図である。空中超音波トランスデューサT01,T02
およびT03に電気信号を入力すると、空中超音波トラン
スデューサT01,T02およびT03の重心を結ぶ直線の中
心から空中超音波トランスデューサR01,R02およびR
03の重心を結ぶ直線の中心に向けて鋭い指向性を有する
空中超音波が発射され、その空中超音波は空中超音波ト
ランスデューサR01,R02およびR03によって受信さ
れ、電気信号として出力される。このとき、空中超音波
トランスデューサT01,T02およびT03は、空中超音波
トランスデューサT01,T02およびT03それぞれの重心
と空中超音波トランスデューサR02の重心とによって形
成される面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を発
射し、空中超音波トランスデューサR01,R02およびR
03は、空中超音波トランスデューサT02の重心と空中超
音波トランスデューサR01,R02およびR03それぞれの
重心とによって形成される面に対して鋭い指向性を有す
る空中超音波を受信する。空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03に電気信号を入力するのと同時に
空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3に電
気信号を入力すると、空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3の重心を結ぶ直線の中心から空中
超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3の重心を
結ぶ直線の中心に向けて鋭い指向性を有する空中超音波
が発射され、その空中超音波は空中超音波トランスデュ
ーサRS1,RS2およびRS3によって受信され、電気信号
として出力される。このとき、空中超音波トランスデュ
ーサTS1,TS2およびTS3は、空中超音波トランスデュ
ーサTS1,TS2およびTS3それぞれの重心と空中超音波
トランスデューサRS2の重心とによって形成される面に
対して鋭い指向性を有する空中超音波を発射し、空中超
音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3は、空中超
音波トランスデューサTS2の重心と空中超音波トランス
デューサRS1,RS2およびRS3の重心とによって形成さ
れる面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を受信す
る。密度測定室1は空中超音波トランスデューサTS1
S2およびTS3によって発射された空中超音波の指向性
が最も鋭く強度が最も強い部分に配置される。密度測定
室1に順次送られて来るたばこの中を超音波が通過する
時、その超音波が減衰することから、空中超音波トラン
スデューサR01,R02およびR03を結ぶ接続点から出力
される電気信号と、空中超音波トランスデューサRS1
S2およびRS3を結ぶ接続点から出力される電気信号と
の間にレベル差が生じる。この出力電気信号のレベル差
から、たばこ充填密度を検出することができる。この場
合、1本のたばこの個体内の充填密度の差を検出するこ
とができるだけでなく、たばこの個体間の充填密度の差
を検出することも可能である。また、図9における差動
増幅器3の代わりに位相比較器を用いることにより、出
力電気信号のレベル差を位相差として検出することも可
能であることから、その出力電気信号の位相差からたば
こ充填密度を検出することも可能である。さらに、空中
超音波トランスデューサR01,R02およびR03を結ぶ接
続点が増幅器を介して空中超音波トランスデューサ
01,T02,T03,TS1,TS2およびTS3の入力端に接
続されていることから、空中超音波トランスデューサT
01,T02およびT03と、空中超音波トランスデューサR
01,R02およびR03との間の超音波伝搬路を遅延素子と
する発振器が構成される。このような発振器が構成され
ることにより、回路構成が簡略化され、装置の小型軽量
化が促進され、しかも低消費電力で低電圧での駆動が可
能となる。図9の駆動回路において空中超音波トランス
デューサT01,T02およびT03と、空中超音波トランス
デューサR01,R02およびR03との間にも密度測定室1
が設けられ、そこに基準用のたばこが設置された場合に
は、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
と、空中超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3
との間に備えられた密度測定室1に送られて来るたばこ
と基準用のたばことの充填密度の差は、空中超音波トラ
ンスデューサR01,R02およびR03を結ぶ接続点から出
力される電気信号と、空中超音波トランスデューサ
S1,RS2およびRS3を結ぶ接続点から出力される電気
信号との間のレベル差または出力電気信号の位相差とし
て検出される。図1,図5および図8の超音波たばこ充
填密度測定装置では、たばこに発射される空中超音波の
指向軸の方向は、たばこの長さ方向に対しほぼ垂直であ
る。このような構造に対し、たばこに発射される空中超
音波の指向軸の方向がたばこの長さ方向に対して垂直で
ない場合、すなわち、たばこの長さ方向に対して空中超
音波が斜め方向から入射されるような構造が考えられ
る。このような構造の方がたばこの中における空中超音
波の伝搬経路長が長くなる。従って、測定精度が向上す
る。図10は本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の
第4の実施例を示す部分断面図である。本実施例は空中
超音波トランスデューサT0,R0,TS,RS、増幅器
2、差動増幅器3、基準用密度測定室4および試料用密
度測定室5から成る。図10では空中超音波トランスデ
ューサT0,R0および基準用密度測定室4のみが描かれ
ている。基準用密度測定室4および試料用密度測定室5
は密度測定室1と同様な構造および同等な材質で成る。
図10では空中超音波トランスデューサT0,R0および
基準用密度測定室4の関係が描かれているが、空中超音
波トランスデューサTS,RSおよび試料用密度測定室5
についても同様な位置関係が構成されている。図11は
図10の空中超音波トランスデューサT0,R0および基
準用密度測定室4を上から見たときの部分平面図であ
る。図10の超音波たばこ充填密度測定装置を駆動する
場合、図4の駆動回路における空中超音波トランスデュ
ーサT0とR0との間の密度測定室1が基準用密度測定室
4に、空中超音波トランスデューサTSとRSとの間の密
度測定室1が試料用密度測定室5に置き換えられた回路
が用いられる。空中超音波トランスデューサT0および
Sに電気信号を入力すると、空中超音波トランスデュ
ーサT0およびTSそれぞれの碗の中心部から基準用密度
測定室4および試料用密度測定室5それぞれの凹面部分
に向けて空中超音波が発射される。その空中超音波は基
準用密度測定室4および試料用密度測定室5それぞれの
凹面部分で反射され、空中超音波トランスデューサR0
およびRSによって受信され、電気信号として出力され
る。試料用密度測定室5に順次送られて来るたばこの中
を超音波が通過すると、その超音波が減衰することか
ら、空中超音波トランスデューサR0およびRSによって
出力される電気信号にレベル差が生じる。この出力電気
信号のレベル差から、たばこ充填密度を検出することが
できる。また、出力電気信号の位相差からたばこ充填密
度を検出することも可能である。図12は本発明の超音
波たばこ充填密度測定装置の第5の実施例を示す部分平
面図である。本実施例は空中超音波トランスデューサT
01,T02,T03,TS1,TS2,TS3,R01,R02
03,RS1,RS2,RS3、増幅器2、差動増幅器3、基
準用密度測定室4および試料用密度測定室5から成る。
図12では空中超音波トランスデューサT01,T02,T
03,R01,R02,R03および基準用密度測定室4のみが
描かれている。3つの空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03は、それらの重心を結ぶ直線が正
三角形を形成するように配置され、3つの空中超音波ト
ランスデューサR01,R02およびR03は、それらの重心
を結ぶ直線が正三角形を形成するように配置され、3つ
の空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3は、それらの重心を結ぶ直線が正三角形を形成するよ
うに配置され、3つの空中超音波トランスデューサ
S1,RS2およびRS3は、それらの重心を結ぶ直線が正
三角形を形成するように配置されている。図12では空
中超音波トランスデューサT01,T02,T03,R01,R
02,R03および基準用密度測定室4を上から見たときの
図が描かれているが、空中超音波トランスデューサ
S1,TS2,TS3,RS1,RS2,RS3および試料用密度
測定室5についても同様な位置関係が構成されている。
図12の超音波たばこ充填密度測定装置を駆動する場
合、図9の駆動回路における空中超音波トランスデュー
サT01,T02およびT03と、空中超音波トランスデュー
サR01,R02およびR03との間に基準用密度測定室4が
設けられ、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およ
びTS3と、空中超音波トランスデューサRS1,RS2およ
びRS3との間の密度測定室1が試料用密度測定室5に置
き換えられた回路が用いられる。空中超音波トランスデ
ューサT01,T02およびT03に電気信号を入力すると、
空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03それ
ぞれの重心を結ぶ直線によって形成される正三角形の中
心から基準用密度測定室4の凹面部分に向けて鋭い指向
性を有する空中超音波が発射される。その空中超音波は
基準用密度測定室4の凹面部分で反射され、空中超音波
トランスデューサR01,R02およびR03によって受信さ
れ、電気信号として出力される。このとき、空中超音波
トランスデューサR01,R02およびR03は、鋭い指向性
を有する空中超音波を受信する。空中超音波トランスデ
ューサT01,T02およびT03に電気信号を入力するのと
同時に空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3に電気信号を入力すると、空中超音波トランスデュー
サTS1,TS2およびTS3それぞれの重心を結ぶ直線によ
って形成される正三角形の中心から試料用密度測定室5
の凹面部分に向けて鋭い指向性を有する空中超音波が発
射される。その空中超音波は試料用密度測定室5の凹面
部分で反射され、空中超音波トランスデューサRS1,R
S2およびRS3によって受信され、電気信号として出力さ
れる。このとき、空中超音波トランスデューサRS1,R
S2およびRS3は、鋭い指向性を有する空中超音波を受信
する。基準用密度測定室4は、空中超音波トランスデュ
ーサT01,T02およびT03と、空中超音波トランスデュ
ーサR01,R02およびR03との間の超音波伝搬路におい
て、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
によって発射された空中超音波の指向性が最も鋭く強度
が最も強い部分に配置され、試料用密度測定室5は、空
中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、空
中超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3との間
の超音波伝搬路において、空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3によって発射された空中超音波の
指向性が最も鋭く強度が最も強い部分に配置される。試
料用密度測定室5に順次送られて来るたばこの中を超音
波が通過すると、その超音波が減衰することから、空中
超音波トランスデューサR01,R02およびR03を結ぶ接
続点から出力される電気信号と、空中超音波トランスデ
ューサRS1,RS2およびRS3を結ぶ接続点から出力され
る電気信号との間にレベル差が生じる。この出力電気信
号のレベル差から、たばこ充填密度を検出することがで
きる。また、出力電気信号の位相差からたばこ充填密度
を検出することも可能である。図13は本発明の超音波
たばこ充填密度測定装置の第6の実施例を示す部分平面
図である。本実施例は空中超音波トランスデューサ
01,T02,T03,TS1,TS2,TS3,R01,R02,R
03,RS1,RS2,RS3、増幅器2、差動増幅器3、基準
用密度測定室4および試料用密度測定室5から成る。図
13では空中超音波トランスデューサT01,T02
03,R01,R02,R03および基準用密度測定室4のみ
が描かれている。3つの空中超音波トランスデューサT
01,T02およびT03は、それらの重心が1つの直線上に
並ぶように配置され、3つの空中超音波トランスデュー
サR01,R02およびR03は、それらの重心が1つの直線
上に並ぶように配置され、3つの空中超音波トランスデ
ューサTS1,TS2およびTS3は、それらの重心が1つの
直線上に並ぶように配置され、3つの空中超音波トラン
スデューサRS1,RS2およびRS3は、それらの重心が1
つの直線上に並ぶように配置されている。3つの空中超
音波トランスデューサT01,T02およびT03の重心を結
ぶ直線と、3つの空中超音波トランスデューサR01,R
02およびR03の重心を結ぶ直線とは互いに垂直になるよ
うに配置され、3つの空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3の重心を結ぶ直線と、3つの空中
超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3の重心を
結ぶ直線とは互いに垂直になるように配置されている。
図13では空中超音波トランスデューサT01,T02,T
03,R01,R02,R03および基準用密度測定室4を上か
ら見たときの図が描かれているが、空中超音波トランス
デューサTS1,TS2,TS3,RS1,RS2,RS3および試
料用密度測定室5についても同様な位置関係が構成され
ている。図13の超音波たばこ充填密度測定装置を駆動
する場合、図9の駆動回路における空中超音波トランス
デューサT01,T02およびT03と、空中超音波トランス
デューサR01,R02およびR03との間に基準用密度測定
室4が設けられ、空中超音波トランスデューサTS1,T
S2およびTS3と、空中超音波トランスデューサRS1,R
S2およびRS3との間の密度測定室1が試料用密度測定室
5に置き換えられた回路が用いられる。空中超音波トラ
ンスデューサT01,T02およびT03に電気信号を入力す
ると、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT
03の重心を結ぶ直線の中心から基準用密度測定室4の凹
面部分に向けて鋭い指向性を有する空中超音波が発射さ
れる。その空中超音波は基準用密度測定室4の凹面部分
で反射され、空中超音波トランスデューサR01,R02
よびR03によって受信され、電気信号として出力され
る。このとき、空中超音波トランスデューサT01,T02
およびT03は、空中超音波トランスデューサT01,T02
およびT03それぞれの重心と基準用密度測定室4の凹面
部分における反射点とによって形成される面に対して鋭
い指向性を有する空中超音波を発射し、空中超音波トラ
ンスデューサR01,R02およびR03は、基準用密度測定
室4の凹面部分における反射点と空中超音波トランスデ
ューサR01,R02およびR03それぞれの重心とによって
形成される面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を
受信する。空中超音波トランスデューサT01,T02およ
びT03に電気信号を入力するのと同時に空中超音波トラ
ンスデューサTS1,TS2およびTS3に電気信号を入力す
ると、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびT
S3の重心を結ぶ直線の中心から試料用密度測定室5の凹
面部分に向けて鋭い指向性を有する空中超音波が発射さ
れる。その空中超音波は試料用密度測定室5の凹面部分
で反射され、空中超音波トランスデューサRS1,RS2
よびRS3によって受信され、電気信号として出力され
る。このとき、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3は、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3それぞれの重心と試料用密度測定室5の凹面
部分における反射点とによって形成される面に対して鋭
い指向性を有する空中超音波を発射し、空中超音波トラ
ンスデューサRS1,RS2およびRS3は、試料用密度測定
室5の凹面部分における反射点と空中超音波トランスデ
ューサRS1,RS2およびRS3の重心とによって形成され
る面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を受信す
る。基準用密度測定室4は、空中超音波トランスデュー
サT01,T02およびT03と、空中超音波トランスデュー
サR01,R02およびR03との間の超音波伝搬路におい
て、空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
によって発射された空中超音波の指向性が最も鋭く強度
が最も強い部分に配置され、試料用密度測定室5は、空
中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3と、空
中超音波トランスデューサRS1,RS2およびRS3との間
の超音波伝搬路において、空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3によって発射された空中超音波の
指向性が最も鋭く強度が最も強い部分に配置される。試
料用密度測定室5に順次送られて来るたばこの中を超音
波が通過すると、その超音波が減衰することから、空中
超音波トランスデューサR01,R02およびR03を結ぶ接
続点から出力される電気信号と、空中超音波トランスデ
ューサRS1,RS2およびRS3を結ぶ接続点から出力され
る電気信号との間にレベル差が生じる。この出力電気信
号のレベル差から、たばこ充填密度を検出することがで
きる。また、出力電気信号の位相差からたばこ充填密度
を検出することも可能である。図14は図1の超音波た
ばこ充填密度測定装置における空中超音波トランスデュ
ーサRSをもとの位置から空中超音波の軸方向に対して
平行に移動させた時の距離と、空中超音波トランスデュ
ーサRSで出力される電気信号との関係を示す特性図で
ある。但し、空中超音波トランスデューサTSに120
mVの電気信号が入力された場合の結果である。空中超
音波トランスデューサTSおよびRSが真正面で対向して
いる時には移動距離は零となる。移動距離がほぼ14m
m、つまり密度測定室1の中央部において長さがほぼ2
8mmの範囲内で効率よく空中超音波が通過することが
分かる。このようにして、密度測定室1には図2で見ら
れるような窓が設けられている。図15は図5の超音波
たばこ充填密度測定装置における空中超音波トランスデ
ューサRSをもとの位置から空中超音波の軸方向に対し
て平行に移動させた時の距離と、空中超音波トランスデ
ューサRSで出力される電気信号との関係を示す特性図
である。但し、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
およびTS3それぞれに40.8mVの電気信号が入力さ
れた場合の結果である。空中超音波トランスデューサT
S1,TS2およびTS3の3つの碗の中心と空中超音波トラ
ンスデューサRSとが真正面で対向している時には移動
距離は零となる。移動距離がほぼ6mm、つまり密度測
定室1の中央部において長さがほぼ12mmの範囲内で
効率よく空中超音波が通過することが分かる。図15は
図14の場合に比べて指向性の鋭い空中超音波が発射さ
れることを示している。図16は図1の超音波たばこ充
填密度測定装置におけるたばこ充填密度と出力電気信号
との関係を示す特性図であり、単位体積あたりに詰め込
まれたたばこの葉の量に対する空中超音波トランスデュ
ーサR0およびRSによって出力される電気信号のレベル
差が示される。但し、入力用空中超音波トランスデュー
サと出力用空中超音波トランスデューサとの距離が6.
5cmの場合の結果、つまり、空中超音波トランスデュ
ーサT0とR0との距離および空中超音波トランスデュー
サTSとRSとの距離がともに6.5cmの場合の結果が
示される。たばこの葉の量の増加とともに出力電気信号
のレベル差も増加することが分かる。図17は図8の超
音波たばこ充填密度測定装置におけるたばこ充填密度と
出力電気信号との関係を示す特性図である。但し、図8
の構造において、入力用および出力用空中超音波トラン
スデューサがそれぞれ5つずつ用いられた場合で、しか
も入力用空中超音波トランスデューサと出力用空中超音
波トランスデューサとの距離が6.5cmの場合の結果
が示される。つまり、空中超音波トランスデューサ
01,T02およびT03の換わりに、空中超音波トランス
デューサT01,T02,T03,T04およびT05が採用さ
れ、空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
の換わりに、空中超音波トランスデューサTS1,TS2
S3,TS4およびTS5が採用され、空中超音波トランス
デューサR01,R02およびR03の換わりに、空中超音波
トランスデューサR01,R02,R03,R04およびR05
採用され、空中超音波トランスデューサRS1,RS2およ
びRS3の換わりに、空中超音波トランスデューサRS1
S2,RS3,RS4およびRS5が採用された場合の結果が
示される。このようにして、図17は単位体積あたりに
詰め込まれたたばこの葉の量と、空中超音波トランスデ
ューサR01,R02,R03,R04およびR05を結ぶ接続点
から出力される電気信号と空中超音波トランスデューサ
S1,RS2,RS3,RS4およびRS5を結ぶ接続点から出
力される電気信号とのレベル差との関係が示される。図
17より、たばこの葉の量の増加とともに出力電気信号
のレベル差も増加することが分かる。また、図17では
たばこの葉の増加に対する出力電気信号のレベル差の増
加率が図16に比べて大きくしかも直線的であることか
ら、図1よりも図8の超音波たばこ充填密度測定装置の
構造の方が望ましいことが分かる。
【発明の効果】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置
は大きく分けて2つに分類される。第1は、入力用およ
び出力用空中超音波トランスデューサの間に密度測定室
を設置し、入力用空中超音波トランスデューサから発射
させた空中超音波を出力用空中超音波トランスデューサ
で受信する時に、密度測定室中のたばこを透過した空中
超音波の透過率からたばこ充填密度を測定する装置であ
る。たばこを透過する空中超音波の伝搬経路長が長くな
るようにたばこを設置した方が有効である。第2は、入
力用空中超音波トランスデューサから発射させた空中超
音波を密度測定室の凹面部分で反射させ、出力用空中超
音波トランスデューサで受信する時に、密度測定室中の
たばこを透過した空中超音波の透過率からたばこ充填密
度を測定する装置である。第1および第2の装置どちら
においても入力用および出力用空中超音波トランスデュ
ーサはそれぞれ少なくとも1つは必要であるが、空中超
音波の指向性を鋭くするために、入力用空中超音波トラ
ンスデューサが3つ用いられる場合や、入力用および出
力用空中超音波トランスデューサがそれぞれ少なくとも
2つずつ用いられる場合がある。入力用空中超音波トラ
ンスデューサが3つで出力用空中超音波トランスデュー
サが1つ用いられる場合には、3つの入力用空中超音波
トランスデューサは、それらの重心を結ぶ直線が正三角
形を形成するように配置される。3つの入力用空中超音
波トランスデューサに電気信号を入力することにより、
その正三角形の中心から鋭い指向性を有する空中超音波
を発射することができる。従って、入力用および出力用
空中超音波トランスデューサをそれぞれ1つずつ用いた
場合に比べて装置の感度を向上させることができる。さ
らに、このような配置の3つの入力用空中超音波トラン
スデューサを使用するのと同時に、同様な配置の3つの
出力用空中超音波トランスデューサを使用することによ
り、その3つの出力用空中超音波トランスデューサは、
指向性の鋭い空中超音波を受信することができる。従っ
て、さらに感度を向上させることができる。入力用およ
び出力用空中超音波トランスデューサがそれぞれ少なく
とも2つずつ用いられる場合には、入力用空中超音波ト
ランスデューサは、それらの重心が1つの直線上に並ぶ
ように配置され、出力用空中超音波トランスデューサも
またそれらの重心が1つの直線上に並ぶように配置さ
れ、入力用空中超音波トランスデューサの重心によって
形成される直線と出力用空中超音波トランスデューサの
重心によって形成される直線とが互いに垂直になるよう
に配置される。この場合、入力用空中超音波トランスデ
ューサに電気信号を入力することにより、1つの面に対
して鋭い指向性を有する空中超音波を発射することがで
き、出力用空中超音波トランスデューサは、その面と垂
直な面に対して鋭い指向性を有する空中超音波を受信す
ることができる。従って、入力用および出力用空中超音
波トランスデューサをそれぞれ1つずつ用いた場合に比
べて装置の感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第1
の実施例を示す部分断面図。
【図2】図1の空中超音波トランスデューサTS,RS
よび密度測定室1を示す斜視図。
【図3】図1の超音波たばこ充填密度測定装置の駆動回
路を示す構成図。
【図4】図3の駆動回路において空中超音波トランスデ
ューサT0とR0との間にも密度測定室1が設けられた場
合の駆動回路を示す構成図。
【図5】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第2
の実施例を示す部分断面図。
【図6】密度測定室1から空中超音波トランスデューサ
S1,TS2およびTS3を見たときの平面図。
【図7】図5の超音波たばこ充填密度測定装置の駆動回
路を示す構成図。
【図8】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第3
の実施例を示す部分斜視図。
【図9】図8の超音波たばこ充填密度測定装置の駆動回
路を示す構成図。
【図10】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第
4の実施例を示す部分断面図。
【図11】図10の空中超音波トランスデューサT0
0および基準用密度測定室4を上から見たときの部分
平面図。
【図12】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第
5の実施例を示す部分平面図。
【図13】本発明の超音波たばこ充填密度測定装置の第
6の実施例を示す部分平面図。
【図14】図1の超音波たばこ充填密度測定装置におけ
る空中超音波トランスデューサRSをもとの位置から空
中超音波の軸方向に対して平行に移動させた時の距離
と、空中超音波トランスデューサRSで出力される電気
信号との関係を示す特性図。
【図15】図5の超音波たばこ充填密度測定装置におけ
る空中超音波トランスデューサRSをもとの位置から空
中超音波の軸方向に対して平行に移動させた時の距離
と、空中超音波トランスデューサRSで出力される電気
信号との関係を示す特性図。
【図16】図1の超音波たばこ充填密度測定装置におけ
るたばこ充填密度と出力電気信号との関係を示す特性
図。
【図17】図8の超音波たばこ充填密度測定装置におけ
るたばこ充填密度と出力電気信号との関係を示す特性
図。
【符号の説明】
1 密度測定室 2 増幅器 3 差動増幅器 4 基準用密度測定室 5 試料用密度測定室 T0,T01,T02,T03,T04,T05 空中超音波ト
ランスデューサ TS,TS1,TS2,TS3,TS4,TS5 空中超音波ト
ランスデューサ R0,R01,R02,R03,R04,R05 空中超音波ト
ランスデューサ RS,RS1,RS2,RS3,RS4,RS5 空中超音波ト
ランスデューサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準用超音波デバイスと、試料用超音波
    デバイスと、前記基準用超音波デバイスおよび前記試料
    用超音波デバイスのうち少なくとも前記試料用超音波デ
    バイスに備えられた密度測定室とを備えて成る超音波た
    ばこ充填密度測定装置であって、 前記基準用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音
    波トランスデューサT0と、該空中超音波トランスデュ
    ーサT0に対向する少なくとも1つの空中超音波トラン
    スデューサR0とから成り、 前記試料用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音
    波トランスデューサTSと、該空中超音波トランスデュ
    ーサTSに対向する少なくとも1つの空中超音波トラン
    スデューサRSとから成り、 前記空中超音波トランスデューサT0およびTSは電気信
    号を入力されることにより、前記空中超音波トランスデ
    ューサR0およびRSそれぞれに向けて空中超音波を発射
    し、 前記空中超音波トランスデューサR0およびRSは、前記
    空中超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれから
    発射された空中超音波を受信し、 前記密度測定室は前記空中超音波トランスデューサTS
    とRSとの間の超音波伝搬路に備えられており、 前記密度測定室におけるたばこの充填密度を前記空中超
    音波トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力さ
    れる電気信号のレベル差から検出する超音波たばこ充填
    密度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記空中超音波トランスデューサR0
    出力端と、前記空中超音波トランスデューサT0および
    Sそれぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が設
    けられ、前記増幅器は前記空中超音波トランスデューサ
    0とR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振器
    を構成する請求項1に記載の超音波たばこ充填密度測定
    装置。
  3. 【請求項3】 基準用超音波デバイスと、試料用超音波
    デバイスと、前記基準用超音波デバイスおよび前記試料
    用超音波デバイスのうち少なくとも前記試料用超音波デ
    バイスに備えられた密度測定室とを備えて成る超音波た
    ばこ充填密度測定装置であって、 前記基準用超音波デバイスは3つの空中超音波トランス
    デューサT01,T02およびT03と、1つの空中超音波ト
    ランスデューサR0で成り、前記3つの空中超音波トラ
    ンスデューサT01,T02およびT03は、それらの重心を
    結ぶ直線が正三角形を形成するように配置され、 前記試料用超音波デバイスは3つの空中超音波トランス
    デューサTS1,TS2およびTS3と、1つの空中超音波ト
    ランスデューサRSで成り、前記3つの空中超音波トラ
    ンスデューサTS1,TS2およびTS3は、それらの重心を
    結ぶ直線が正三角形を形成するように配置され、 前記空中超音波トランスデューサT01,T02およびT03
    は電気信号を入力されることにより、前記空中超音波ト
    ランスデューサT01,T02およびT03の重心が形成する
    前記正三角形の中心から前記空中超音波トランスデュー
    サR0に向けて鋭い指向性を有する空中超音波を発射
    し、前記空中超音波トランスデューサR0は前記空中超
    音波を受信し、 前記空中超音波トランスデューサTS1,TS2およびTS3
    は電気信号を入力されることにより、前記空中超音波ト
    ランスデューサTS1,TS2およびTS3の重心が形成する
    前記正三角形の中心から前記空中超音波トランスデュー
    サRSに向けて鋭い指向性を有する空中超音波を発射
    し、前記空中超音波トランスデューサRSは前記空中超
    音波を受信し、 前記密度測定室は、前記空中超音波トランスデューサT
    S1,TS2およびTS3と前記空中超音波トランスデューサ
    Sとの間の超音波伝搬路において、前記空中超音波ト
    ランスデューサTS1,TS2およびTS3によって発射され
    た前記空中超音波の指向性が最も鋭く強度が最も強い部
    分に配置され、 前記密度測定室におけるたばこの充填密度を前記空中超
    音波トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力さ
    れる電気信号のレベル差から検出する超音波たばこ充填
    密度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記空中超音波トランスデューサR0
    出力端と、前記空中超音波トランスデューサT01
    02,T03,TS1,TS2およびTS3それぞれの入力端を
    結ぶ接続点との間に増幅器が設けられ、前記増幅器は前
    記空中超音波トランスデューサT01,T02およびT
    03と、前記空中超音波トランスデューサR0との間の超
    音波伝搬路を遅延素子とする発振器を構成する請求項3
    に記載の超音波たばこ充填密度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記たばこの充填密度を、前記空中超音
    波トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力され
    る前記電気信号の位相差から検出する請求項1,2,3
    または4に記載の超音波たばこ充填密度測定装置。
  6. 【請求項6】 基準用超音波デバイスと、試料用超音波
    デバイスと、前記基準用超音波デバイスおよび前記試料
    用超音波デバイスのうち少なくとも前記試料用超音波デ
    バイスに備えられた密度測定室とを備えて成る超音波た
    ばこ充填密度測定装置であって、 前記基準用超音波デバイスは少なくとも2つの空中超音
    波トランスデューサT01およびT02と、少なくとも2つ
    の空中超音波トランスデューサR01およびR02とで成
    り、前記2つの空中超音波トランスデューサT01および
    02の重心を結ぶ直線と、前記2つの空中超音波トラン
    スデューサR01およびR02の重心を結ぶ直線とは互いに
    垂直で、 前記試料用超音波デバイスは少なくとも2つの空中超音
    波トランスデューサTS1およびTS2と、少なくとも2つ
    の空中超音波トランスデューサRS1およびRS2とで成
    り、前記2つの空中超音波トランスデューサTS1および
    S2の重心を結ぶ直線と、前記2つの空中超音波トラン
    スデューサRS1およびRS2の重心を結ぶ直線とは互いに
    垂直で、 前記空中超音波トランスデューサT01およびT02は電気
    信号を入力されることにより、前記空中超音波トランス
    デューサT01およびT02の重心が形成する前記直線の中
    心から前記空中超音波トランスデューサR01およびR02
    の重心が形成する前記直線の中心に向けて鋭い指向性を
    有する空中超音波を発射し、前記空中超音波トランスデ
    ューサR01およびR02は前記空中超音波を受信し、 前記空中超音波トランスデューサTS1およびTS2は電気
    信号を入力されることにより、前記空中超音波トランス
    デューサTS1およびTS2の重心が形成する前記直線の中
    心から前記空中超音波トランスデューサRS1およびRS2
    の重心が形成する前記直線の中心に向けて鋭い指向性を
    有する空中超音波を発射し、前記空中超音波トランスデ
    ューサRS1およびRS2は前記空中超音波を受信し、 前記密度測定室は、前記空中超音波トランスデューサT
    S1およびTS2と、前記空中超音波トランスデューサRS1
    およびRS2との間の超音波伝搬路において、前記空中超
    音波トランスデューサTS1およびTS2によって発射され
    た前記空中超音波の指向性が最も鋭く強度が最も強い部
    分に配置され、 前記密度測定室におけるたばこの充填密度を前記空中超
    音波トランスデューサR01およびR02を結ぶ接続点から
    出力される電気信号と、前記空中超音波トランスデュー
    サRS1およびRS2を結ぶ接続点から出力される電気信号
    とのレベル差から検出する超音波たばこ充填密度測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記空中超音波トランスデューサR01
    出力端と、前記空中超音波トランスデューサT01
    02,TS1およびTS2それぞれの入力端を結ぶ接続点と
    の間に増幅器が設けられ、前記増幅器は前記空中超音波
    トランスデューサT01およびT02と、前記空中超音波ト
    ランスデューサR01およびR02との間の超音波伝搬路を
    遅延素子とする発振器を構成する請求項6に記載の超音
    波たばこ充填密度測定装置。
  8. 【請求項8】 前記たばこの充填密度を、前記空中超音
    波トランスデューサR01およびR02を結ぶ前記接続点か
    ら出力される前記電気信号と、前記空中超音波トランス
    デューサRS1およびRS2を結ぶ前記接続点から出力され
    る前記電気信号との位相差から検出する請求項6または
    7に記載の超音波たばこ充填密度測定装置。
  9. 【請求項9】 基準用超音波デバイスと、試料用超音波
    デバイスと、前記基準用超音波デバイスに備えられた基
    準用密度測定室と、前記試料用超音波デバイスに備えら
    れた試料用密度測定室とを備えて成る超音波たばこ充填
    密度測定装置であって、 前記基準用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音
    波トランスデューサT0と、該空中超音波トランスデュ
    ーサT0に対向する少なくとも1つの空中超音波トラン
    スデューサR0とから成り、 前記試料用超音波デバイスは少なくとも1つの空中超音
    波トランスデューサTSと、該空中超音波トランスデュ
    ーサTSに対向する少なくとも1つの空中超音波トラン
    スデューサRSとから成り、 前記基準用密度測定室および前記試料用密度測定室はそ
    れぞれ凹面部分を有する容器で成り、 前記空中超音波トランスデューサT0およびTSは、電気
    信号を入力されることにより前記基準用密度測定室の前
    記凹面部分および前記試料用密度測定室の前記凹面部分
    に向けて空中超音波を発射し、 前記空中超音波トランスデューサR0およびRSは、前記
    空中超音波トランスデューサT0およびTSそれぞれから
    発射され、前記基準用密度測定室の前記凹面部分および
    前記試料用密度測定室の前記凹面部分それぞれで反射さ
    れた空中超音波を受信し、 前記試料用密度測定室におけるたばこの充填密度を前記
    空中超音波トランスデューサR0およびRSそれぞれから
    出力される電気信号のレベル差から検出する超音波たば
    こ充填密度測定装置。
  10. 【請求項10】 前記空中超音波トランスデューサR0
    の出力端と、前記空中超音波トランスデューサT0およ
    びTSそれぞれの入力端を結ぶ接続点との間に増幅器が
    設けられ、前記増幅器は前記空中超音波トランスデュー
    サT0とR0との間の超音波伝搬路を遅延素子とする発振
    器を構成する請求項9に記載の超音波たばこ充填密度測
    定装置。
  11. 【請求項11】 前記たばこの充填密度を、前記空中超
    音波トランスデューサR0およびRSそれぞれから出力さ
    れる前記電気信号の位相差から検出する請求項9または
    10に記載の超音波たばこ充填密度測定装置。
JP8329174A 1996-11-25 1996-11-25 超音波たばこ充填密度測定装置 Pending JPH10153584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8329174A JPH10153584A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 超音波たばこ充填密度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8329174A JPH10153584A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 超音波たばこ充填密度測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10153584A true JPH10153584A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18218480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8329174A Pending JPH10153584A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 超音波たばこ充填密度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10153584A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166913A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Soc Nationale D'exploitation Industrielle Des Tabacs & Allumettes 煙草充てん密度の図示方法および装置
JP2016024186A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company ハイパーサウンドを使用した非破壊検査

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166913A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Soc Nationale D'exploitation Industrielle Des Tabacs & Allumettes 煙草充てん密度の図示方法および装置
JP2016024186A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company ハイパーサウンドを使用した非破壊検査

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6176132B1 (en) Method for determining liquid level in a container using an electromagnetic acoustic transducer (EMAT)
JP2960737B2 (ja) 改善されたねじり波動流体センサおよび装置
US5619423A (en) System, method and apparatus for the ultrasonic inspection of liquid filled tubulars and vessels
US5426979A (en) Frequency spectrum apparatus for determining mechanical properties
US4112773A (en) Ultrasonic particulate sensing
US3540265A (en) Dual ultrasonic sensors employing differing modes of ultrasonic transmission
US5398538A (en) On-line measurement of ultrasonic velocities in web manufacturing processes
CN102422123B (zh) 用于测量材料厚度的装置和方法
US20040050165A1 (en) Method for determining the wall thickness and the speed of sound in a tube from reflected and transmitted ultrasound pulses
IL94616A (en) Apparatus and method for calculating the mechanical properties of a solid
US3302044A (en) Ultrasonic probe
US4688423A (en) System and process for measuring ultrasonic velocity
US4237720A (en) Ultrasonic particulate sensing
CN108955787A (zh) 测量设备
JPH10153584A (ja) 超音波たばこ充填密度測定装置
US4217781A (en) Ultrasonic particulate sensing
JPS6064251A (ja) 多重トランスジユ−サ超音波プロ−ブ
EP0585492A1 (en) Apparatus for determining the mechanical properties of a solid
JPH10154219A (ja) 超音波紙枚数測定装置
KR101558922B1 (ko) 빔크기 조절이 가능한 분할형 초음파 센서
SU868575A2 (ru) Ультразвуковой способ контрол размеров издели
AU674810B2 (en) Apparatus for determining the mechanical properties of a solid
KR101558921B1 (ko) 초점심도조절이 가능한 분할형 초음파 센서
JPH05188046A (ja) 超音波探触子および超音波診断方法
JP3758911B2 (ja) 受波装置