JPH10152093A - アメンボ型組立ボート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、中空浮球４ケに組立椅子を４本の
軸で付けたアメンボ型ボートに関するものである。 【構成】中空軸輪（１）の４隅に中空軸（２）を付け、
多端に中空浮輪（３）を付け、椅子（５）を椅子受軸
（４）で固定し、中空軸（２）と中空軸（６）（７）を
付け、中空軸（６）（７）にキャンバスデッキ（８）を
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、中空浮球４ケに組立
椅子を４本の中空軸でつけたアメンボ型組立ボートに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、組立式ボート及びカヌーは有った
が、舟形のため（船型を成す）材料が大きく、自動車に
収納（積載）するには不便であった。 組立式カヌーは
既存で製品化しているが、大波を受けると転覆し易く、
利用目的が制限される欠点が有った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はその欠点を除
いて、近年のモータリゼーションの普及とアウトドアー
スポーツの普及に適合し、少ない部品で構成され、組立
式で自動車に収納（積載）しても嵩張らないボートを開
発し、又この構造上昆虫のアメンボにヒントを得た形式
により、安全で利用目的の広がる性能により多目的に用
いられるボートを開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いまその解決手段を図面
に追いながら説明すれば、 （イ）中空軸輪１の４隅に中空軸２を各１本毎、計４本
付け、中空軸２の先端に中空浮球３を各１本毎、計４ケ
付ける。 （ロ）中空軸輪１に椅子受軸４を付け椅子５を付ける。 （ハ）中空軸２に中空軸６、７を付ける。中空軸６、７
にキャンバスデッキ８を付ける。

【０００５】

【作用】本発明は以上のような構成であるから、これを
使用するときには、組立た全体を水面に浮かべ、使用者
は椅子に座る。人力スクリュー１２又は、既製品の電動
式スクリュー又は、エンジン式スクリューを付ける。人
力スクリュー１２は、自転車をこぐ要領で足でこぐと、
スクリューの動力でボートは、前進、後退ができる。オ
ールこぎ式船（既存ボート、カヌー）と違い、両手が自
由になり、魚釣り具や写真機、絵画用具等を自由に操る
事ができる。

【０００６】

【実施例】なお、本発明の実施に当たって次の如きこと
ができる。 （イ）中空浮球の替わりにスケートエッジを付ける事に
より、氷結した氷面上にも利用できる。 （ロ）（イ）の利用法としては、人力スクリュー１２の
替わりに、組立式帆１４を用いる事により氷上帆走を楽
しむことができる。 （ハ）椅子６を組立式に増やす事により、乗船定員を増
す事ができる。 （ニ）人力スクリューを既製品の電動式スクリューに替
えれば、足の不自由な人も利用できる。】 （ホ）人力スクリュー１２の替わりに既製品のエンジン
式動力スクリューを付ければ、より広い水面での活用が
可能で、漁業上の目的（漁場の見回りや養殖棚の点検）
等の利用分野が有る。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）誰にでも簡単に組立が可能で、各部品が自動車の
トランクに納まる事により、誰にでも広い地域で水上ス
ポーツ（魚釣り、ヨット、水土散歩、水鳥ウオッチン
グ）を楽しむ事ができる。 （ロ）利用上は、両手が自由になる特性により、又安全
なため、魚釣り、水上散歩、写真撮影、水上絵画、水鳥
ウオッチングが楽しめる。又、漁場の見回り、養殖筏の
点検にも使用できる。 （ハ）帆を用いれば、ヨット遊びや、氷上クルージング
を楽しむ事ができる。 （ニ）プレジャートレーには、ルアー等の魚釣り道具、
絵画用具、写真機器、食料、飲料等の各種道具類を納め
る事が出来、水面上より高い位置にあるので濡れにくく
便利である。 （ホ）利用後には、組立解体し、各部品を梱包する事に
より場所をとらずに自動車トランク内や、住宅屋内に収
納できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の見下げ図

【図２】 本発明の正面図

【図３】 本発明の側面図

【図４】 本発明の中空浮球３をスケートエッジ１３
に替え、帆１４を付けた側面図

【図５】 本発明の他の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１は中空軸輪 ２は中空軸 ３は中空浮球 ４は椅子受軸 ５は椅子 ６は中空軸（前後補強用） ７は中空軸（両側面補強用） ８はキャンバスデッキ ９はプレジャートレー（前部用） １０はプレジャートレー（両側面用） １１はプレジャートレー（後部用） １２は人力スクリュー １３はスケートエッジ １４は組立式帆

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）中空軸輪１の四隅に中空軸２を各１
   本ずつ、計４本付け、中空軸２の先端に中空浮球３を各
   １ケずつ、計４ケ付ける。 （ロ）中空軸輪１に椅子受け軸４を付け、椅子５をつけ
   る。 （ハ）中空軸２に中空軸６、７をつける。 中空軸６、
   ７にキャンバスデッキ８を付ける。 以上の如く構成された、アメンボ型 組立ボート。
2. 【請求項２】椅子６を中空軸で構成された折り畳み椅子
   とした請求項１のアメンボ型組立ボート。
3. 【請求項３】椅子６に、プレジャートレイ９、１０、１
   １を付けた請求項１のアメンボ型組立ボート。
4. 【請求項４】中空軸６に、人力スクリュー１２をつけた
   請求項１のアメンボ型組立ボート。
5. 【請求項５】中空軸輪１、中空軸２、６、７中空浮球３
   が持ち運びに便利な目的で分割できる請求項１のアメン
   ボ型組立ボート。
6. 【請求項６】中空浮球３をスケートエッジ１３に替え、
   氷上に使える請求項１のアメンボ型組立ボート。
7. 【請求項７】組立式帆１４を付け、水上、氷上でヨット
   になる請求項１のアメンボ型組立ボート。
8. 【請求項８】人力スクリュー１２の代わりに、既製の電
   気スクリュー及びガソリンエンジンスクリューを付けた
   請求項１のアメンボ型組立ボート。