JPH10148791A - 光合波器とこれを用いた波長多重光源 - Google Patents
光合波器とこれを用いた波長多重光源Info
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- JPH10148791A JPH10148791A JP8307832A JP30783296A JPH10148791A JP H10148791 A JPH10148791 A JP H10148791A JP 8307832 A JP8307832 A JP 8307832A JP 30783296 A JP30783296 A JP 30783296A JP H10148791 A JPH10148791 A JP H10148791A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】波長間隔の極めて狭い信号光を、低損失にて合
波し、信号対雑音比の良好な波長多重光源を提供する。 【解決手段】波長の異なる複数の光源を、比較的広い波
長間隔となるように複数の光源組み合わせに分割し、各
光源組み合わせからの光をそれぞれＷＤＭカプラで合波
した後、光分岐カプラを用いて、一の光源組み合わせに
よる波長列の間隙に他の光源組み合わせからの波長列を
重畳する。
波し、信号対雑音比の良好な波長多重光源を提供する。 【解決手段】波長の異なる複数の光源を、比較的広い波
長間隔となるように複数の光源組み合わせに分割し、各
光源組み合わせからの光をそれぞれＷＤＭカプラで合波
した後、光分岐カプラを用いて、一の光源組み合わせに
よる波長列の間隙に他の光源組み合わせからの波長列を
重畳する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明の波長多重光源は、光
通信システムに適用される送信光源であり、特に互いに
異なる波長を有する複数の信号光を波長多重化して伝送
する波長多重光通信システム用の送信光源に関する。
通信システムに適用される送信光源であり、特に互いに
異なる波長を有する複数の信号光を波長多重化して伝送
する波長多重光通信システム用の送信光源に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、互いに異なる波長を有する光を合
波する主たる技術として、光の波長差を利用して合波す
る波長合成カプラ、光の偏光方向の違いを利用して合波
する偏波合成カプラ、または、光分岐カプラを使用する
方法がある。
波する主たる技術として、光の波長差を利用して合波す
る波長合成カプラ、光の偏光方向の違いを利用して合波
する偏波合成カプラ、または、光分岐カプラを使用する
方法がある。
【０００３】波長合成カプラの形態としては、２本の光
ファイバをそのコア部を近接させて溶融して成るもの
（光ファイバ融着型ＷＤＭカプラ）、ガラス基板にコー
トされた誘電体多層膜の透過（反射）率の波長依存性を
利用して成るもの、および光学基板上に近接して配置さ
れた２本の光導波路間の光結合現象を利用して成るもの
（導波路型ＷＤＭカプラ）等が知られている。
ファイバをそのコア部を近接させて溶融して成るもの
（光ファイバ融着型ＷＤＭカプラ）、ガラス基板にコー
トされた誘電体多層膜の透過（反射）率の波長依存性を
利用して成るもの、および光学基板上に近接して配置さ
れた２本の光導波路間の光結合現象を利用して成るもの
（導波路型ＷＤＭカプラ）等が知られている。
【０００４】また、偏波合成カプラとしては、複屈折性
光学材料から成るプリズムを用いるもの、ガラスにコー
トした誘電体多層膜の透過率または反射率の複屈折性を
利用するもの等が基本的なものであるが、さらに、合波
された２つの光の位相差がπの整数倍となるように、光
出力部に複屈折プリズムを配置し、合波光を直線偏光光
として出力するものがある（特開平５−１６４９９０号
公報）。
光学材料から成るプリズムを用いるもの、ガラスにコー
トした誘電体多層膜の透過率または反射率の複屈折性を
利用するもの等が基本的なものであるが、さらに、合波
された２つの光の位相差がπの整数倍となるように、光
出力部に複屈折プリズムを配置し、合波光を直線偏光光
として出力するものがある（特開平５−１６４９９０号
公報）。
【０００５】さらに、光分岐カプラとして、前述した光
ファイバ融着ＷＤＭカプラと同一の構成により作製され
るもの（光ファイバ融着分岐カプラ）、ガラス基板上に
コートされた誘電体多層膜の透過率特性を利用するも
の、および光学基板上に光導波路をＹ字形に作製して成
るもの等がある。
ファイバ融着ＷＤＭカプラと同一の構成により作製され
るもの（光ファイバ融着分岐カプラ）、ガラス基板上に
コートされた誘電体多層膜の透過率特性を利用するも
の、および光学基板上に光導波路をＹ字形に作製して成
るもの等がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】一般に、光通信に使用
される送信光源は、その送出光の信号対雑音比を良好に
保つ必要があり、このため半導体レーザその他の光源素
子から光ファイバ伝送路の入力端までの光の損失を極力
小さくしておくことが望まれる。
される送信光源は、その送出光の信号対雑音比を良好に
保つ必要があり、このため半導体レーザその他の光源素
子から光ファイバ伝送路の入力端までの光の損失を極力
小さくしておくことが望まれる。
【０００７】また、波長多重光通信システムでは、大容
量化への要求が高まりつつあり、できる限り数多くの信
号光を光ファイバ伝送路へ送出することが望まれてい
る。しかしながら、同時に、長距離を伝送する目的で、
複数の光増幅器を光伝送路に挿入する場合が多く、この
場合には、光増幅器の動作波長帯域が限られていること
から送信光源として使用できる波長帯域が制限される。
このため、信号光の波長数を増加させるためには、すべ
ての信号光が光増幅器の動作波長帯域内に入るように、
信号光源の波長間隔を１ｎｍ以下と極めて狭く設定する
必要が生じている。
量化への要求が高まりつつあり、できる限り数多くの信
号光を光ファイバ伝送路へ送出することが望まれてい
る。しかしながら、同時に、長距離を伝送する目的で、
複数の光増幅器を光伝送路に挿入する場合が多く、この
場合には、光増幅器の動作波長帯域が限られていること
から送信光源として使用できる波長帯域が制限される。
このため、信号光の波長数を増加させるためには、すべ
ての信号光が光増幅器の動作波長帯域内に入るように、
信号光源の波長間隔を１ｎｍ以下と極めて狭く設定する
必要が生じている。
【０００８】このような要求条件のもとで、前述した従
来の技術により波長多重光源を構成する場合には、以下
のような問題点が生じる。
来の技術により波長多重光源を構成する場合には、以下
のような問題点が生じる。
【０００９】光の波長差を利用して光を合波するＷＤＭ
カプラでは、前述したいずれの形態のものも、波長間隔
１ｎｍ前後の光を合波するのが限度であり、これ以下の
波長間隔では、使用している光学部材の、環境温度変化
に対する屈折率変動の影響により合波特性が著しく変動
する。すなわち、現在使用に供せられているＷＤＭカプ
ラでは、０．１ｎｍオーダの波長間隔を有する光を合波
するのが困難である。
カプラでは、前述したいずれの形態のものも、波長間隔
１ｎｍ前後の光を合波するのが限度であり、これ以下の
波長間隔では、使用している光学部材の、環境温度変化
に対する屈折率変動の影響により合波特性が著しく変動
する。すなわち、現在使用に供せられているＷＤＭカプ
ラでは、０．１ｎｍオーダの波長間隔を有する光を合波
するのが困難である。
【００１０】光の偏光方向の違いを利用して光を合波す
る偏波合成カプラでは、互いに偏光方向が直交する２つ
の直線偏光光のみが合波の対象となるため、２を超える
数の光を合波することができない。偏波合成カプラの出
力部に複屈折プリズムを配置し、出力光を直線偏光の光
として出力する偏波合成カプラ（特開平５−１６４９９
０号公報）は、これらを多段に接続して合波することが
可能のようであるが、当該偏波合成カプラは同一の波長
を有する複数の光を入力条件とするものであり、本発明
に係るような、波長を異にする複数の光を合波する波長
多重光源には使用し得ない。
る偏波合成カプラでは、互いに偏光方向が直交する２つ
の直線偏光光のみが合波の対象となるため、２を超える
数の光を合波することができない。偏波合成カプラの出
力部に複屈折プリズムを配置し、出力光を直線偏光の光
として出力する偏波合成カプラ（特開平５−１６４９９
０号公報）は、これらを多段に接続して合波することが
可能のようであるが、当該偏波合成カプラは同一の波長
を有する複数の光を入力条件とするものであり、本発明
に係るような、波長を異にする複数の光を合波する波長
多重光源には使用し得ない。
【００１１】また、光分岐カプラでは、入力光は、原理
上、その光分岐カプラの分岐数に応じた分配損失を受け
ることになる。例えば、４本の光ファイバへ分岐して出
力する光分岐カプラを用いた場合には、原理上、各入力
光はそのパワーが１／４以下となるため、通過損失とし
て６ｄＢ以下となることは理論上あり得ない。すなわ
ち、合成する光の数が増加するにつれて通過損失も増加
することとなり、これを波長多重光源に使用する場合に
は、送出光の信号対雑音比を著しく悪化させる結果とな
る。
上、その光分岐カプラの分岐数に応じた分配損失を受け
ることになる。例えば、４本の光ファイバへ分岐して出
力する光分岐カプラを用いた場合には、原理上、各入力
光はそのパワーが１／４以下となるため、通過損失とし
て６ｄＢ以下となることは理論上あり得ない。すなわ
ち、合成する光の数が増加するにつれて通過損失も増加
することとなり、これを波長多重光源に使用する場合に
は、送出光の信号対雑音比を著しく悪化させる結果とな
る。
【００１２】本発明の波長多重光源は、波長間隔の狭
い、波長の異なる複数の光を効率的に合波し得る機能を
実現することを目的とする。
い、波長の異なる複数の光を効率的に合波し得る機能を
実現することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の光合波器は、上
述の欠点を除去するために、複数の信号光のうちの少な
くとも２つの信号光を合波して第１の合波信号光を出力
するＷＤＭカプラと、第１の合波信号光とこの合波信号
光を除く上記信号光を合波して第２の合波光を出力する
光分岐カプラとを備えていることを特徴としている。こ
こで、本発明の光合波器は、第１の合波信号光を除く上
記信号光の波長が、波長多重手段によって合波される少
なくとも２つの信号光の波長の間にあることを特徴とし
ている。
述の欠点を除去するために、複数の信号光のうちの少な
くとも２つの信号光を合波して第１の合波信号光を出力
するＷＤＭカプラと、第１の合波信号光とこの合波信号
光を除く上記信号光を合波して第２の合波光を出力する
光分岐カプラとを備えていることを特徴としている。こ
こで、本発明の光合波器は、第１の合波信号光を除く上
記信号光の波長が、波長多重手段によって合波される少
なくとも２つの信号光の波長の間にあることを特徴とし
ている。
【００１４】また、本発明の光合波器は、複数の信号光
のうちの少なくとも２つの信号光を合波して第１の合波
信号光を出力する少なくとも２つのＷＤＭカプラと、少
なくとも２つある第１の合波信号光をさらに合波して第
２の合波光を出力する光分岐カプラとを備えていること
を特徴としている。ここで、光合波器は、少なくとも２
つあるＷＤＭカプラのうちの１つのＷＤＭカプラによっ
て合波される信号光の波長と、他のＷＤＭカプラによっ
て合波される信号光の波長は、互いに隣接していること
を特徴としている。
のうちの少なくとも２つの信号光を合波して第１の合波
信号光を出力する少なくとも２つのＷＤＭカプラと、少
なくとも２つある第１の合波信号光をさらに合波して第
２の合波光を出力する光分岐カプラとを備えていること
を特徴としている。ここで、光合波器は、少なくとも２
つあるＷＤＭカプラのうちの１つのＷＤＭカプラによっ
て合波される信号光の波長と、他のＷＤＭカプラによっ
て合波される信号光の波長は、互いに隣接していること
を特徴としている。
【００１５】そして、本発明の波長多重光源は、上記光
合波器と、この光合波器に互いに異なる波長を有する複
数の上記信号光をそれぞれ出力する単一波長の光源とを
備えていることを特徴とする。
合波器と、この光合波器に互いに異なる波長を有する複
数の上記信号光をそれぞれ出力する単一波長の光源とを
備えていることを特徴とする。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の波長多重光源の第１の実
施形態の構成図を、図１に示す。
施形態の構成図を、図１に示す。
【００１７】８個の信号光源１０１〜１０８は、それぞ
れ４個の信号光源１０１，１０３，１０５，１０７およ
び１０２，１０４，１０６，１０８の組み合わせに分割
されており、それぞれＷＤＭカプラ２１および２２によ
り合波され、光分岐カプラ３０に入力されて１本の光フ
ァイバに出力される。図２に、信号光源１０１〜１０８
の波長をλ１〜λ８としたときの、ＷＤＭカプラ２１お
よび２２出力光スペクトラムおよび光分岐カプラ３０の
出力光スペクトラムを示す。
れ４個の信号光源１０１，１０３，１０５，１０７およ
び１０２，１０４，１０６，１０８の組み合わせに分割
されており、それぞれＷＤＭカプラ２１および２２によ
り合波され、光分岐カプラ３０に入力されて１本の光フ
ァイバに出力される。図２に、信号光源１０１〜１０８
の波長をλ１〜λ８としたときの、ＷＤＭカプラ２１お
よび２２出力光スペクトラムおよび光分岐カプラ３０の
出力光スペクトラムを示す。
【００１８】本発明の波長多重光源の各構成要素の作用
を、以下に説明する。
を、以下に説明する。
【００１９】本発明の波長多重光源は波長の異なる光を
出力する複数の光源１０１〜１０８を、２個以上の光源
を一組とする組み合わせに分け、それぞれの光源組み合
わせについて、組み合わせられた複数の光源出力をＷＤ
Ｍカプラ２１，２２により合波する。このとき、それぞ
れのＷＤＭカプラで合波し得る光の波長間隔は、前述し
たように約１ｎｍ以上に制限される。
出力する複数の光源１０１〜１０８を、２個以上の光源
を一組とする組み合わせに分け、それぞれの光源組み合
わせについて、組み合わせられた複数の光源出力をＷＤ
Ｍカプラ２１，２２により合波する。このとき、それぞ
れのＷＤＭカプラで合波し得る光の波長間隔は、前述し
たように約１ｎｍ以上に制限される。
【００２０】発明によれば、さらに、それぞれのＷＤＭ
カプラの出力光を光分岐カプラ３０で合波することによ
り、一の光源組み合わせの出力光波長の間隙に、他の光
源組み合わせの出力光波長を重畳することが可能とな
る。すなわち、全体として、ＷＤＭカプラ個々の入力光
の波長間隔制限条件を越えて、さらに狭い波長間隔で並
んだ波長多重光を出力することが可能となる。
カプラの出力光を光分岐カプラ３０で合波することによ
り、一の光源組み合わせの出力光波長の間隙に、他の光
源組み合わせの出力光波長を重畳することが可能とな
る。すなわち、全体として、ＷＤＭカプラ個々の入力光
の波長間隔制限条件を越えて、さらに狭い波長間隔で並
んだ波長多重光を出力することが可能となる。
【００２１】また、光分岐カプラよりも低損失で合波が
可能なＷＤＭカプラを併用したことにより、光分岐カプ
ラのみで構成した波長多重光源よりも、全体として低損
失の波長多重光源を構成することが可能である。
可能なＷＤＭカプラを併用したことにより、光分岐カプ
ラのみで構成した波長多重光源よりも、全体として低損
失の波長多重光源を構成することが可能である。
【実施例】以下に第１の実施形態に係る実施例を示す。
【００２２】信号光源１０１〜１０８の出力光波長は、
それぞれ、１５５０．０、１５５０．５、１５５１．
０、１５５１．５、１５５２．０、１５５２．５、１５
５３．０、および１５５３．５ｎｍである。すなわち、
１５５０〜１５５３．５ｎｍの範囲で０．５ｎｍ間隔と
なっている。これらの信号光源を図１の如く組み合わせ
ることにより、ＷＤＭカプラ２１および２２に入力され
る光の波長間隔は１ｎｍとなる。すなわち、ＷＤＭカプ
ラ２１の入力光波長は、１５５０．０、１５５１．０、
１５５２．０、および１５５３．０ｎｍであり、ＷＤＭ
カプラ２２の入力光波長は、１５５０．５、１５５１．
５、１５５２．５、および１５５３．５ｎｍとなる。
それぞれ、１５５０．０、１５５０．５、１５５１．
０、１５５１．５、１５５２．０、１５５２．５、１５
５３．０、および１５５３．５ｎｍである。すなわち、
１５５０〜１５５３．５ｎｍの範囲で０．５ｎｍ間隔と
なっている。これらの信号光源を図１の如く組み合わせ
ることにより、ＷＤＭカプラ２１および２２に入力され
る光の波長間隔は１ｎｍとなる。すなわち、ＷＤＭカプ
ラ２１の入力光波長は、１５５０．０、１５５１．０、
１５５２．０、および１５５３．０ｎｍであり、ＷＤＭ
カプラ２２の入力光波長は、１５５０．５、１５５１．
５、１５５２．５、および１５５３．５ｎｍとなる。
【００２３】ＷＤＭカプラ２１および２２は、誘電体で
あるＳｉＯ2 およびＴｉＯ2 の薄膜をガラス基板上に多
層にコーティングして成る光学膜を用いたものであり、
各光路の通過損失は１．５ｄＢである。
あるＳｉＯ2 およびＴｉＯ2 の薄膜をガラス基板上に多
層にコーティングして成る光学膜を用いたものであり、
各光路の通過損失は１．５ｄＢである。
【００２４】光分岐カプラ３０は、並行する２本の光フ
ァイバを、そのコア部を近接して溶融した光ファイバ融
着型光分岐カプラであり、原理上の分配損失３ｄＢと、
作製時に発生した過剰損失０．２ｄＢとを含んで、３．
２ｄＢの通過損失を有する。
ァイバを、そのコア部を近接して溶融した光ファイバ融
着型光分岐カプラであり、原理上の分配損失３ｄＢと、
作製時に発生した過剰損失０．２ｄＢとを含んで、３．
２ｄＢの通過損失を有する。
【００２５】この構成により、光分岐カプラ３０から
は、０．５ｎｍ間隔で並んだ信号光源出力が合波されて
出力されることになる。また、信号光源から光分岐カプ
ラ出力までの通過損失は４．７ｄＢであり、光分岐カプ
ラのみを使用した場合の原理上の最低損失９ｄＢに比べ
はるかに低損失である。
は、０．５ｎｍ間隔で並んだ信号光源出力が合波されて
出力されることになる。また、信号光源から光分岐カプ
ラ出力までの通過損失は４．７ｄＢであり、光分岐カプ
ラのみを使用した場合の原理上の最低損失９ｄＢに比べ
はるかに低損失である。
【００２６】尚、ＷＤＭカプラ２１，２２および光分岐
カプラ３０は、ともに石英板上に作製される光導波路に
よっても作製することができ、かつ、これらを１枚の石
英板上に複合集積化することもできる。
カプラ３０は、ともに石英板上に作製される光導波路に
よっても作製することができ、かつ、これらを１枚の石
英板上に複合集積化することもできる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光合波器
とこれを用いた波長多重光源は、ＷＤＭカプラによって
合波された２つの波長多重光を光分岐カプラにより合波
することにより、一のＷＤＭカプラから出力される波長
多重光の波長間隙に、他のＷＤＭカプラから出力される
波長多重光を重畳する構成となっている。このため、全
体として、ＷＤＭカプラの入力光に関する波長間隔制限
を越えて、狭い波長間隔で並んだ波長多重光を出力する
ことができる。
とこれを用いた波長多重光源は、ＷＤＭカプラによって
合波された２つの波長多重光を光分岐カプラにより合波
することにより、一のＷＤＭカプラから出力される波長
多重光の波長間隙に、他のＷＤＭカプラから出力される
波長多重光を重畳する構成となっている。このため、全
体として、ＷＤＭカプラの入力光に関する波長間隔制限
を越えて、狭い波長間隔で並んだ波長多重光を出力する
ことができる。
【００２８】また、ＷＤＭカプラへ入力する光の波長間
隔を、ある程度広く設定することができるため、環境温
度変化に対するＷＤＭカプラの損失変動を回避し、安定
な特性を得ることができる。
隔を、ある程度広く設定することができるため、環境温
度変化に対するＷＤＭカプラの損失変動を回避し、安定
な特性を得ることができる。
【００２９】さらに、光分岐カプラのみで構成した波長
多重光源に比べ低損失である、ＷＤＭカプラおよび光分
岐カプラは、共に石英等のガラス基板上に光導波路を用
いて構成することができるため、これらを１枚のガラス
基板上に複合集積化し、小型な波長多重光源を実現する
ことができる、という利点を有している。
多重光源に比べ低損失である、ＷＤＭカプラおよび光分
岐カプラは、共に石英等のガラス基板上に光導波路を用
いて構成することができるため、これらを１枚のガラス
基板上に複合集積化し、小型な波長多重光源を実現する
ことができる、という利点を有している。
【図１】図１は、本発明による波長多重光源の第１の実
施の形態を示す構成図である。
施の形態を示す構成図である。
【図２】図２は、第１の実施の形態における各部の光出
力スペクトラムを模式的に示す図である。
力スペクトラムを模式的に示す図である。
１０１〜１０８ 信号光源 ２１，２２ ＷＤＭカプラ ３０ 光分岐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｊ 14/02 Ｈ０４Ｂ 9/00 Ｕ // Ｈ０１Ｓ 3/10
Claims (5)
- 【請求項１】 互いに異なる波長を有する複数の信号光
を合波する光合波器であって、該光合波器は、 前記複数の信号光のうちの少なくとも２つの前記信号光
を合波して第１の合波信号光を出力する波長多重手段
と、 前記第１の合波信号光と該合波信号光を除く前記信号光
を合波して第２の合波光を出力する光結合手段とを備え
ていることを特徴とする光合波器。 - 【請求項２】 請求項１記載の光合波器において、 前記第１の合波信号光を除く前記信号光の波長が、前記
波長多重手段によって合波される少なくとも２つの前記
信号光の波長の間にあることを特徴とする請求項１記載
の光合波器。 - 【請求項３】 互いに異なる波長を有する複数の信号光
を合波する光合波器であって、該光合波器は、 前記複数の信号光のうちの少なくとも２つの前記信号光
を合波してそれぞれ第１の合波信号光を出力する少なく
とも２つの波長多重手段と、 少なくとも２つある前記第１の合波信号光をさらに合波
して第２の合波光を出力する光結合手段とを備えている
ことを特徴とする光合波器。 - 【請求項４】 請求項３記載の光合波器において、 少なくとも２つある前記波長多重手段のうちの１つの前
記波長多重手段によって合波される前記信号光の波長
と、他の前記波長多重手段によって合波される前記信号
光の波長は、互いに隣接していることを特徴とする請求
項３記載の光合波器。 - 【請求項５】 請求項１から請求項４までのいずれかの
請求項に記載される光合波器と、 前記光合波器に互いに異なる波長を有する複数の前記信
号光をそれぞれ出力する単一波長の光源とを備えている
ことを特徴とする波長多重光源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8307832A JPH10148791A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 光合波器とこれを用いた波長多重光源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8307832A JPH10148791A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 光合波器とこれを用いた波長多重光源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148791A true JPH10148791A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17973746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8307832A Pending JPH10148791A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 光合波器とこれを用いた波長多重光源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10148791A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308422A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-11-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 励起光源装置 |
| JP2010141680A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Kddi Corp | 光多重化装置及び方法 |
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1996
- 1996-11-19 JP JP8307832A patent/JPH10148791A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308422A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-11-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 励起光源装置 |
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| A02 | Decision of refusal |
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