JPH10145372A - ネットワークシステム、通信制御装置、管理手段を有する装置、論理コネクションの設定方法および記憶媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、通信制御装置、管理手段を有する装置、論理コネクションの設定方法および記憶媒体

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JPH10145372A
JPH10145372A JP8296536A JP29653696A JPH10145372A JP H10145372 A JPH10145372 A JP H10145372A JP 8296536 A JP8296536 A JP 8296536A JP 29653696 A JP29653696 A JP 29653696A JP H10145372 A JPH10145372 A JP H10145372A
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JP8296536A
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Mika Mizutani
美加 水谷
Osamu Takada
治 高田
Takayuki Jikuya
孝之 軸屋
Emiko Nakajima
恵美子 中嶋
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチメディア対応ネットワークシステムにお
いて、アプリケーションから通信品質を要求されること
なく、アプリケーション毎に通信品質を保証する論理コ
ネクションを設定し、データ転送を行う。 【解決手段】通信品質管理サーバ104には、アプリケ
ーション毎に通信品質情報を記憶している。通信制御装
置102は、アプリケーションに対する通信品質情報を
通信品質管理サーバ104から入手し、入手した通信品
質情報502を保証する送信帯域を通信相手との間で確
保し、確保した送信帯域を利用してデータ転送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークの通
信品質が保証可能なネットワークシステムに関し、前記
ネットワークシステムに接続される通信制御装置におけ
るアプリケーションに対する通信品質の情報入手方法、
通信品質を保証する送信帯域確保方法及び前記送信帯域
を利用したデータ送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アプリケーションのマルチメディア化に
伴い、転送速度、遅延時間、到着間隔の揺らぎ等の通信
品質の保証が可能なネットワークシステムの必要性が高
まっている。通信品質を保証するネットワークシステム
は、ネットワーク層の上位にRSVP(Resorce reser
vation setup protocol)といった通信品質保証のた
めのプロトコルを実装する事により実現するものと、A
TM−LAN(Asynchronous Transfer Mode - Loc
al Area Network)といったネットワーク層以下で実
現するものとがある。
【0003】RSVPは、IP(Internet Protocol)の
上位トランスポートレイヤに相当するが、TCP(Trans
mission Control Protocol)といったトランスポートプ
ロトコルがサポートするパケット転送を行うものではな
く、ルーティング情報を参照し、ルータ間の帯域予約を
行うものである。この場合、アプリケーションは、デー
タ転送開始前に帯域予約要求を発行する。アプリケーシ
ョンの帯域予約要求を受信したルータは、経路上にある
受信側のルータに対して帯域要求を送信する。受信側の
ルータは、帯域要求を受信すると、受信側の端末に帯域
要求を送信し、受信側の端末から帯域要求に対する応答
を受け、この際ルータ間の帯域を確保できない場合、送
信側にエラー情報を返す。RSVPをサポートしている
端末、ルータは、(a)アプリケーションと連動して帯域
予約を行うRSVP Daemon、(b)通信品質の割り付け、ル
ート管理を行うPacket Classfier、および、(c)予約し
た帯域に応じたバッファ割り付け、帯域に応じたパケッ
ト送出を行うPacket Schedulerにより構成される。
【0004】RSVPの特徴は、テレビ会議やビデオ・
オン・デマンドの利用を考慮し、マルチキャストに対応
している点にある。
【0005】一方、ATM−LANでは、転送データを
53バイトの固定長パケット(セル)を基本単位とし、
音声、動画、ファイルといった転送情報をセルにより多
重化する点、また、転送開始前に通信品質を保証する論
理コネクション(VC)をエンド間で確立し、確立後は
論理コネクション上でデータを転送する事により、同一
転送ルートを用いると同時に通信品質を保証できる点に
特徴がある。加えて、通信品質を考慮した4つのセル送
信方法をトラヒック管理として規定している。4つのセ
ル送信方法としては、ABR(Available Bit Rate)
と、UBR(Unspecified Bit Rate)と、CBR(Constan
t Bit Rate)と、VBR(Variable Bit Rate)とがある。
【0006】このようなATM−LAN上に既存プロト
コルを実装するため、MACアドレス対応に論理コネクシ
ョン設定可能なLAN Emulation機能と、IPアドレス対応
に論理コネクション設定可能なClassical IP over A
TM機能と、アプリケーションがTCP/IPといったプ
ロトコルを使用せず直接ATM−LANを使用するため
のNative ATM I/F機能とが、ATM-Forum、IETFで規定さ
れている。ClassicalIP over ATM機能をサポートする
端末は、論理サブネットワーク内に存在し、IPアドレ
スとATMアドレスとを対応させたARP(Address Res
olution Protocol)テーブルを持つARPサーバ間にV
C(Virtual Connection)を予め設定しておく。端末にお
いてデータ送信要求がある場合、ARPサーバへの問い
合わせを行い、送信先のIPアドレスからATMアドレ
スを入手し、VCを設定し、それ以降、同一の送信先I
Pアドレスを持つデータはこのVC上でデータ転送を行
う。
【0007】尚、Classical IP over ATM に関して
はRFC1577にて報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】RSVPまたはATM
−LANといった通信品質を保証するネットワークで
は、アプリケーションがデータ転送に先立ち通信品質を
要求する、あるいは、その通信品質に応じた送信帯域を
確保する必要がある。
【0009】これに対応するため、特開平6−2050
38号公報においては、上位アプリケーションから要求
された通信品質をATMコネクションへマッピングする
機能と、本マッピング結果によりVC選択/設定動作を
行う機能とを備えるATMドライバを利用している。
【0010】しかし、この公知例のように、アプリケー
ションからの通信品質要求によりVCを設定する場合に
は、アプリケーションに通信品質を要求する機能を持た
せる必要がある。このため、既存のアプリケーションの
ように、通信品質を要求する機能を備えないアプリケー
ションでは、公知例における機能を利用することができ
ないという問題点がある。
【0011】また、上述したATM−LANでは、シグ
ナリングプロトコルを用いてVCを設定しなくてはなら
ないが、既存のトランスポートプロトコルであるTCP
/IPを使用する際には、LAN Emulation機能およびCl
assical IP over ATM機能を用いるため、送信先MA
CアドレスあるいはIPアドレス対応にVCを設定して
いる。このため、アプリケーション毎に必要な通信品質
を持ったVCを設定する事は考慮されていない。
【0012】本発明の目的は、アプリケーションから通
信品質を要求されることなく、アプリケーション毎に通
信品質を保証する論理コネクションを設定し、データ転
送を行うネットワークシステム、通信制御装置、管理手
段を有する装置、論理コネクションの設定方法および記
憶媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の異なる
通信品質情報のうちの一つの通信品質情報に従って、ア
プリケーションに対する論理コネクションが設定される
ネットワークシステムであって、前記アプリケーション
ごとに前記一つの通信品質情報を管理する管理手段を備
える装置と、前記アプリケーションに対する通信品質情
報を、前記管理手段から入手する入手手段と、前記入手
手段により入手された通信品質情報に従って、当該アプ
リケーションに対する前記論理コネクションを設定する
設定手段とを備える通信制御装置とを有する。
【0014】これにより、アプリケーションから通信品
質を要求されることなく、アプリケーション毎に通信品
質を保証する論理コネクションを設定し、データ転送を
行うことができる。
【0015】また、前記管理手段は、最適な通信品質情
報と、前記最適な通信品質情報と異なる通信品質情報で
あって、許容できる通信品質である許容通信品質情報と
を、前記通信品質情報とし、前記設定手段は、前記最適
な通信品質情報に従って、当該アプリケーションに対す
る前記論理コネクションが設定できなかったときに、前
記許容通信品質情報に従って、当該アプリケーションに
対する前記論理コネクションを設定するようにしてもよ
い。さらに、前記設定手段は、前記入手手段により通信
品質情報が入手されなかったときに、予め定めた通信品
質情報に従って、当該アプリケーションに対する前記論
理コネクションを設定するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
から図8を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の第一の実施の形態を適用
するネットワークシステムの一構成例を示す図である。
本ネットワークシステムは、少なくとも一つの論理サブ
ネットワーク101から構成され、Classical IP over
ATMをサポートしているATM-LANである。論理サブネット
ワーク101は、ATM Switch103に接続する複数の通
信制御装置102(102A、102B)と、少なくと
も一つのARPサーバ105と、アプリケーションに対す
る通信品質情報を管理する、少なくとも一つの通信品質
管理サーバ104とを有し、一つまたは複数のATM Swit
ch(ATM交換機)103(103A、103B)を介し
てそれぞれ接続される。
【0018】第一の実施の形態においては、通信品質管
理サーバ104において、アプリケーションごとの通信
品質を管理し、通信制御装置102A−B間で通信を行
う場合に、通信制御装置102が、通信品質管理サーバ
104にアプリケーションに対応する通信品質を問い合
わせ、問い合わせた通信品質に従ってVCを設定してい
る。
【0019】図2に、通信制御装置102の構成例を示
す。通信制御装置102は、主プロセッサ201と主メ
モリ202とを備える情報処理装置であり、内部バス2
03を介してATM-LANカード204に接続されている。
通信制御装置102は、ATM-LANカード204を介してA
TM Switch103へ接続される。通信制御装置102の
ソフトウェアは、ATM-LANカード204を制御するATM-L
ANカードI/F処理部205と、AAL(ATM Adaptation
Layer)処理部206と、VCI(Virtual ChannelIdentifi
er)/VPI(Virtual Pass Identifier)で規定される論理
コネクション(VC)設定を行うSignaling処理部207
と、ATM ARP機能を持つIP / ATM処理部208と、IP処
理部209と、TCP処理部210と、UDP(User Datagra
m Protocol)処理部211と、TCP処理部210もしくは
UDP処理部211をSocket I/F(ソケットインタフェー
ス)212を介して利用し、データ転送を行う複数アプ
リケーション(AP)213(213A、213B)と
を備える。これらのソフトウェアは、プログラムとして
主メモリ202もしくは外部記憶装置(図示せず)に記
憶され、主プロセッサ201により処理される。また、
通信制御装置102は、キーボードやポインティングデ
バイス等の入力部と、ディスプレイなどの表示部とが内
部バスに接続される。
【0020】図3に、本発明の第一の実施の形態におけ
る通信品質管理サーバ104の一構成例を示す。通信品
質管理サーバ104のハードウェア構成は、通信制御装
置102と同じように、主プロセッサ201と主メモリ
202とを備え、内部バス203を介してATM-LANカー
ド204に接続されている。通信品質管理サーバのソフ
トウェアは、通信制御装置102を構成するソフトウェ
アと同様に、ATM−LANカード204を制御するA
TM−LANカードI/F処理部205と、AAL処理部
206、Signaling処理部207、IP/ATM処理部20
8、IP処理部209、TCP処理部210、UDP処理部21
1とを備え、さらに、QoS(Quality of Service)管理部
301を備える。通信品質管理サーバ104は、一つの
通信制御装置102として、他の通信制御装置102と
のデータ送受信が可能である。QoS管理部301は、ア
プリケーションごとの通信品質を管理する。
【0021】図4に、通信制御装置102におけるIP/A
TM処理部208の初期化フェーズ時の通信制御装置10
2とATM ARPサーバ105と通信品質管理サーバ104
と間のシーケンス例を示す。通信制御装置102のIP/A
TM処理部208には、予め初期化情報として、ATM ARP
サーバ105のATMアドレスと通信品質管理サーバ10
4とのATMアドレスがユーザにより設定される。2つのA
TMアドレスを与えられたIP/ATM処理部208の初期化フ
ェーズは3フェーズからなる。フェーズ(1)では、IP
/ATM初期化に関わり、IP/ATM処理部208がATM ARPサ
ーバ105に対してVC設定を行い(401)、ATM ARP
サーバ105からのIPアドレス問い合わせ(InATM ARP
request402)に対してIPアドレスを返答する(InATM
ARP Reply403)。フェーズ(2)では、IP/ATM処理
部208が通信品質管理サーバ104とのVC設定を行
う(404)。フェーズ(3)では、IP/ATM処理部20
8が、通信品質管理サーバ104に対して通信品質管理
サーバ104が管理する、アプリケーションに対応する
通信品質情報を要求する(QoS Request405)。QoSRe
quest405を受け付けた通信品質管理サーバ104のQ
oS管理部301は、QoS管理部301で管理する通信品
質情報をQoS Reply406として通信制御装置102へ
送信する。QoS Reply406を受け付けた通信制御装置
102は通信品質情報をIP/ATM処理部208にて管理す
る。
【0022】図5に、QoS Request405のパケット構
成例を示す。QoS Request405は、QoS Request405
であることを示すCommand ID2402と、要求の種別
(通信品質管理サーバ104が持つ全ての通信品質管理
情報要求[ALL]であるか、あるいは、アプリケーシ
ョンを指定した通信品質情報要求[specify]で
あるか)を示すRequest ID2403と、Request ID2
403がアプリケーション指定の場合に通信品質情報を
要求するアプリケーション数を設定するRequestNO.24
04と、要求するアプリケーションに対するアプリケー
ション識別情報を示すアプリケーションID502A〜N
(設定されたアプリケーション数による)とから構成す
る。本実施の形態においては、アプリケーション識別情
報として、送信先ポート番号502A、502B、〜、
502M、502Nを用いるものとする。
【0023】また、図6に、QoS Reply406のパケッ
ト構成例を示す。QoS Reply406は、QoS Reply406
であることを示すCommand ID2402と、通信品質情報
を通知するアプリケーション数を示すReply NO.250
2と、Reply NO.2502に対応したアプリケーション
ごとの通信品質情報を設定するQoSエントリ2503
A、B〜Nから構成する。また、QoSエントリ2503
の構成を図7に示す。図7において、QoSエントリ25
03は、アプリケーション識別情報である送信先ポート
番号502と、通信品質情報の設定エリアとから構成す
る。通信品質情報は、ATMのトラヒック管理に基づ
き、サービスタイプ504と、VC設定時に必要な送信
パラメータ505とから構成する。サービスタイプ50
4としては、ABR(Available Bit Rate)と、UBR
(Unspecified Bit Rate)と、CBR(Constant Bit Rat
e)と、VBR(Variable Bit Rate)とがある。送信パラ
メータ505は、サービスタイプ504により異なる。
サービスタイプ504がCBRもしくはUBRの場合に
は、PCR(Peak Cell Rate)を送信パラメータ505
として規定する。VBRの場合には、PCR、SCR
(Sustainable Cell Rate)、Burst-Noを送信パラメータ
505として規定する。ABRの場合には、PCR、M
CR(Minimum Cell Rate)、ICR(Initial Cell Rat
e)、RDF(rate DecreseFactor)、および、RIF(Rat
e Increase Factor)を送信パラメータ505として規定
する。
【0024】図8に、通信品質管理サーバ104のQoS
管理部301と、通信制御装置102のIP/ATM処理部2
08とにおいて、通信品質情報を管理するためのQoS管
理テーブル501の一構成例を示す。QoS管理テーブル
501は、アプリケーション識別情報であるポート番号
502と通信品質情報503とから構成する。通信品質
情報503は、前述した各アプリケーション213対応
のサービスタイプ504と、送信パラメータ505とか
ら構成する。
【0025】通信品質管理サーバ104のQoS管理部3
01におけるQoS管理テーブル501は、各アプリケー
ションに対応する通信品質が予め設定されている。な
お、QoS管理部301におけるQoS管理テーブル501の
設定方法については、第4の実施の形態において説明す
る。また、通信制御装置102のIP/ATM処理部208に
おいては、後述するように、通信制御装置102が通信
品質管理サーバ104に問い合わせを行うことにより、
各アプリケーションに対応する通信品質を取得し、IP/A
TM処理部208におけるQoS管理テーブル501に、各
アプリケーションに対応する通信品質が登録される。
【0026】また、図9に、通信制御装置102のIP/A
TM処理部208でIPパケット送信時に使用するARP
テーブル601とVC管理テーブル606(606A、
606B)との構成を示す。ARPテーブル601は、
送信先IPアドレス602、送信先IPアドレスに対応
する送信先ATMアドレス603と、送信先IPアドレ
スに対応する送信先ATMアドレスの対応の有効性を管
理するAging timer604と、アプリケーション213
毎のVCを管理するVC管理テーブルポインタ605と
から構成する。VC管理テーブル606は、送信先IP
アドレス毎に設けられるテーブルであり、アプリケーシ
ョン213を識別する送信先ポート番号502と、VC
識別子であるVCIと、VPI607とから構成する。
【0027】つぎに、図10および図11を参照し、IP
/ATM処理部208におけるIPパケット送信処理手順例を
説明する。図10に、IP/ATM処理部208において、I
Pパケット送信要求を受け付け、AAL処理部に206
対して送信要求を発行するまでの処理手順をフローによ
り示す。また、図11に、IP/ATM処理部208における
VC設定処理フローを示す。IP/ATM処理部208は、パ
ケット送信処理時に、前述したQoS管理テーブル501
(図8参照)、ARPテーブル601およびVC管理テ
ーブル606(図9参照)を用いて処理を行う。
【0028】図2に示すアプリケーション213のデー
タ送信要求は、Socket I/F212を介して、例えば、TC
P処理部210で受け付けられ、TCPヘッダが付加さ
れ、IP処理部209にて、IPヘッダが付加されてI
Pパケットとされ、IP/ATM処理部208に対してIPパ
ケット送信要求として渡される。
【0029】図10において、IP/ATM処理部208で
は、IPパケット送信要求を受け付けると、パケットの
送信先IPアドレスが、ARPテーブル601に登録さ
れているか否かチェックする(ステップ702)。例え
ば、図9において、IPアドレスがIP1である場合、既
にARPテーブル601にIP1が登録されており、AT
MアドレスもATMadr1であることがわかる。次に、送信
先IPアドレスが、ARPテーブル601に登録されて
いる場合には、IPパケットから送信先ポート番号を抽
出する(ステップ704)。例えば、抽出した送信先ポ
ート番号がPort1の場合、次に、図9に示すARPテー
ブル601内の送信先IPアドレスのVC管理テーブル
ポインタ605の指すVC管理テーブル606内の送信
先ポート番号に、抽出したPort1が登録されているか否
かをチェックする(ステップ706)。登録されている
場合、IPパケットにSNAP(Subnetwork Access Poi
nt)ヘッダとLLC(Logical Link Control)ヘッダとを
付加し(ステップ708)、このIPパケットの送信
を、VC管理テーブル606の送信先ポート番号502
に対応するVCI/VPI(図9に示す例ではVCI1/VPI
1)607を介して行うようAAL処理部206に対して要
求する(ステップ710)。AAL処理部206では、受
け付けたパケットにpadding(パディング)とTrailer(ト
レイラ)とを付加することにより、CPCS-PDU(Common Par
t Convergence Sublayer-Protocol Data Unit)を作成
し、ATM-LANカードI/F処理部205を介して、ATM-LAN
カード204に送信を要求する。ATM-LANカード204
では、CPCS-PDUを48バイトに分割し、5バイトのセル
ヘッダを付加して伝送路上へ送出する。
【0030】図10におけるIP/ATM処理部208のAR
Pテーブル601のチェック(ステップ702)におい
て、該当するIPアドレス602がARPテーブル601
に存在しない場合、あるいは、該当するIPアドレス6
02に対するATMアドレス603が、Aging timer6
04により有効でないと示されている場合には、ARPサ
ーバ105に対してATMアドレスの問い合わせを行う
(ステップ712)。問い合わせの結果、ARPサーバ1
05から、IPアドレスに対するATMアドレスが存在し
ないという応答があった場合には(ステップ714)、
IP処理部209に対して送信エラーを返し、IPパケ
ットの送信失敗を伝える(ステップ720)。問い合わ
せの結果、ARPサーバ105から、IPアドレスに対する
ATMアドレスの応答があった場合には(ステップ71
4)、ステップ704に移行する。
【0031】また、図10におけるIP/ATM処理部208
のVC管理テーブル606のチェック(ステップ70
6)において、該当するポート番号502が存在しない
場合には、図11に示す手順に従い、送信先ポート番号
502におけるVC設定を行う(ステップ716)。
【0032】この場合、まず、IP/ATM処理部208は、
送信先ポート番号502に対応する通信品質情報がIP/A
TM処理部208におけるQoS管理テーブル501に登録
されているか否かをチェックし、登録されていればステ
ップ804に移行し、登録されていなければ、通信品質
管理サーバ104に通信品質情報の問い合わせを行う。
送信先ポート番号502に対応する通信品質情報の問い
合わせは、前述した図4に示すフェーズ(2)で設定し
た通信品質管理サーバ104とのVC上で、フェーズ
(3)に示すような手順に従い行う。例えば、送信先ポ
ート番号502がPort3の通信品質を問い合わせる場合
を例にする。IP/ATM処理部208は、図5に示すような
QoS Request405のパケット構成例において、Command
ID2402にQoS Request405であることを示し、Re
quest ID2403にアプリケーションを指定した通信
品質情報要求[specify]であることを示し、Re
quest NO.2404に「1」を設定し、アプリケーショ
ンID502AにPort3を設定する。IP/ATM処理部208
は、通信品質管理サーバ104に対して作成したQoS Re
quest405を送出する。これを受けた通信品質管理サ
ーバ104のQoS管理部301では、図6に示すようなQ
oS Reply406のパケット構成例において、Command ID
2402にQoS Reply406であることを示し、Reply N
O.2502に「1」を設定し、QoSエントリ2503の
送信先ポート番号にPort3を設定し、QoS管理部301に
おけるQoS管理テーブル501を参照し、Port3に対応す
るサービスタイプ504および送信パラメータ505を
設定する。通信品質管理サーバ104のQoS管理部30
1は、作成したQoS Reply406を通信制御装置102
に対して送出する。
【0033】IP/ATM処理部208は、通信品質管理サー
バ104から問い合わせの応答を受け、IP/ATM処理部2
08におけるQoS管理テーブル501に、送信先ポート
番号502に対応する通信品質情報503を登録する。
図11において、IP/ATM処理部208は、送信先ポート
番号502におけるVC設定を行うために、IP/ATM処理
部208におけるQoS管理テーブル501を参照し、送
信先ポート番号502に対応する通信品質情報503を
入手し(ステップ802)、次に、Signaling処理部2
07に対して、ARPテーブル601から得たATMア
ドレス603と、入手した通信品質情報503であるサ
ービスタイプ504と、送信パラメータ505とを指示
し、送信先ポート番号502に対応するVC設定を要求
する(ステップ804)。Signaling処理部207は、
指示された通信品質情報503であるサービスタイプ5
04と送信パラメータ505とにしたがってVC設定を
行う。Signaling処理部207において、VC設定が成
功した場合(ステップ806)、VC管理テーブル60
6に、送信先ポート番号502とVC設定により得たVC
I/VPI607とを登録し(ステップ808)、VC設定
完了をリターンする(ステップ810)。ステップ80
6において、VC設定ができなかった場合、VC設定不
可をリターンする(ステップ812)。
【0034】図11に示すVC設定処理が終了した場
合、図10において、VC設定完了がリターンされてい
れば(ステップ718)、ステップ708に移行する。
ステップ718において、VC設定不可がリターンされ
ている場合、IP処理部209に対して送信エラーを返
し、IPパケットの送信失敗を伝える(ステップ72
0)。
【0035】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、一論理サブネットワーク101内にアプリケーショ
ン213ごとに通信品質情報503を管理する通信品質
管理サーバ104を設けることにより、通信制御装置1
02はアプリケーション213に対応する通信品質情報
503を通信品質管理サーバ104から入手することが
可能である。通信制御装置102は、入手した通信品質
情報に従って、アプリケーション213ごとにVC設定
を設定することができ、アプリケーション213ごとに
通信品質を保証したデータ転送が可能となる。
【0036】また、上述した処理においては、送信先ポ
ート番号502におけるVC設定時に、通信品質管理サ
ーバ104に通信品質情報の問い合わせを行なっている
が、通信制御装置102の起動時などに、すべての送信
先ポート番号に対応する通信品質管理サーバ104に通
信品質情報の問い合わせを行うようにしてもよい。この
場合、QoS Request405のパケット構成において、Req
uest ID2403に通信品質管理情報要求[ALL]を
示して、QoS Request405を送出し、通信品質管理サ
ーバ104は、QoS管理テーブル501に保持する通信
品質情報のすべてをQoS Reply406に設定して応答す
ることができる。
【0037】また、上述した処理においては、通信品質
管理サーバ104のQoS管理部301と、通信制御装置
102のIP/ATM処理部208とにおいてQoS管理テーブ
ル501を設けているが、通信制御装置102のIP/ATM
処理部208にはQoS管理テーブル501を設けないよ
うにしてもよい。この場合には、送信先ポート番号50
2におけるVC設定時に、通信品質管理サーバ104に
送信先ポート番号502に対応する通信品質情報の問い
合わせを必ず行うようにする。
【0038】つぎに、本発明の第二の実施の形態を図1
2および図13を参照して説明する。本発明の第二の実
施の形態においては、第一の実施の形態で示したQoS管
理テーブル501にて、アプリケーションごとに、最適
な通信品質と、許容できる通信品質とを保持するものと
する。例えば、最適な通信品質を保証するVC設定がで
きない場合には、許容できる通信品質を保証するVCを
設定してデータ転送を行う。第二の実施の形態は、第一
の実施の形態に示した構成において、QoS管理テーブル
501と、IPパケット送信処理におけるVC設定処理手
順とが異なり、それ以外の構成は第一の実施の形態と同
様に構成する。
【0039】図12に、第二の実施の形態において、通
信品質管理サーバ104のQoS管理部301と通信制御
装置102のIP/ATM処理部208とにて管理するQoS管
理テーブル501Aの構成を示す。QoS管理テーブル5
01Aは、アプリケーション213を識別する送信先ポ
ート番号502と、それに対応する最適な通信品質情報
901と、許容できる通信品質情報902とから構成す
る。最適な通信品質情報901と許容できる通信品質情
報902とは、それぞれ、サービスタイプ504と送信
パラメータ505とが保持される。また、許容できる通
信品質情報902がない場合には、図12に示すよう
に、nothingと示しておく。
【0040】第一の実施の形態と同様に、通信制御装置
102が通信品質管理サーバ104に問い合わせを行
い、通信制御装置102のIP/ATM処理部208のQoS管
理テーブル501Aに問い合わせた通信品質を登録す
る。この場合、QoS Reply406のパケット構成は、QoS
エントリ2503に、アプリケーション識別情報である
送信先ポート番号502と、最適な通信品質情報901
と、許容できる通信品質情報902とを設定する。
【0041】また、第二の実施の形態におけるVC設定
処理手順を図13に示す。
【0042】IP/ATM処理部208におけるIPパケット送
信処理手順は、第一の実施の形態における図10に示す
処理手順と同様に行う。
【0043】IP/ATM処理部208は、通信品質管理サー
バ104から問い合わせの応答を受け、IP/ATM処理部2
08におけるQoS管理テーブル501Aに、送信先ポー
ト番号502に対応する最適な通信品質情報901と、
許容できる通信品質情報902とを登録する。図10に
示すVC設定処理(ステップ716)では、図13にお
いて、IP/ATM処理部208におけるQoS管理テーブル5
01Aを参照し、送信先ポート番号502に対応する最
適な通信品質情報901を入手し(ステップ100
2)、次に、Signaling処理部207に対して、ARP
テーブル601から得たATMアドレス603と、QoS
管理テーブル501Aから得た最適な通信品質情報90
1であるサービスタイプ504と送信パラメータ505
とを指示し、送信先ポート番号502に対応するVC設
定を要求する(ステップ1004)。Signaling処理部
207は、指示された通信品質情報901であるサービ
スタイプ504と送信パラメータ505とにしたがって
VC設定を行う。Signaling処理部207においてVC
設定が成功した場合、VC管理テーブル606に、送信
先ポート番号502とVC設定で得たVCI/VPI607と
を登録し(ステップ1006およびステップ100
8)、VC設定完了をリターンする(ステップ101
0)。ステップ1006において、VC設定ができなか
った場合、再度、IP/ATM処理部208は、QoS管理テー
ブル501Aを参照し、許容できる通信品質情報902
があるかないかを判断し、ある場合には送信先ポート番
号502に対する許容できる通信品質情報902を入手
する(ステップ1012およびステップ1014)。許
容できる通信品質情報902がnothingである場合、許
容できる通信品質情報902がないとして(ステップ1
012)、VC設定不可をリターンする(ステップ10
20)。許容できる通信品質情報902がQoS管理テー
ブル501Aに設定されている場合、Signaling処理部
207に対して、ARPテーブル601から得たATM
アドレス603とQoS管理テーブル501Aから得た許
容できる通信品質情報902であるサービスタイプ50
4と送信パラメータ505とを指示し、送信先ポート番
号502に対応するVC設定を要求する(ステップ10
16)。Signaling処理部207は、指示された通信品
質情報902であるサービスタイプ504と送信パラメ
ータ505とにしたがってVC設定を行う。Signaling
処理部207において、VC設定が成功した場合(ステ
ップ1018)、VC管理テーブル606に送信先ポー
ト番号502とVC設定で得たVCI/VPI607とを登録
し(ステップ1008)、VC設定完了をリターンする
(ステップ1010)。ステップ1018において、V
C設定ができなかった場合、VC設定不可をリターンす
る(ステップ1020)。
【0044】図13に示すVC設定処理が終了した場
合、図10において、VC設定完了がリターンされてい
れば(ステップ718)、ステップ708に移行し、I
PパケットにSNAPヘッダおよびLLCヘッダを付加した
後、AAL処理部206に対して送信要求を発行する。
ステップ718において、VC設定不可がリターンされ
ている場合、IP処理部209に対して送信エラーを返
し、IPパケットの送信失敗を伝える(ステップ72
0)。
【0045】以上説明したように、第二の実施の形態に
よれば、QoS管理テーブル501Aにて最適な通信品質
情報901と許容できる通信品質情報902とを管理す
ることにより、最適な通信品質情報901を保証するV
C設定ができない場合に、許容できる通信品質情報90
2を保証するVCを設定し、データ転送を行うことがで
きる。
【0046】つぎに、本発明の第三の実施の形態を図1
4および図15を参照して説明する。第三の実施の形態
では、QoS管理テーブル501にアプリケーションに対
して通信品質情報が規定されていない場合には、最適な
通信品質を保証してVCの設定を行うようにしている。
例えば、通信品質管理サーバ104に問い合わせしたと
きに、アプリケーションに対応する通信品質情報502
が登録されていない旨の応答があったときには、予め定
めた通信品質(本実施の形態においては、予め定めた通
信品質として、サービスタイプをUBRとしている)を
保証してVC設定を行う。また、通信品質情報502が
規定されていないアプリケーション213の場合には、
送信先IPアドレスごとに、共有して使用できるVCを
設定する。
【0047】また、第三の実施の形態は、第一の実施の
形態に示した構成において、ARPテーブル601と、
IPパケット送信処理におけるVC設定処理手順とが異な
り、それ以外の構成は第一の実施の形態と同様に構成す
る。
【0048】図14に、通信制御装置102のIP/ATM処
理部208にてアプリケーション213毎の通信品質保
証に使用するARPテーブル601AとVC管理テーブ
ル606Aとの構成を示す。ARPテーブル601A
は、送信先IPアドレス602と、送信先IPアドレス
602に対応する送信先ATMアドレス603と、送信
先IPアドレスに対応する送信先ATMアドレスの対応
の有効性を管理するAging Timer604と、送信先IP
アドレス602に対して通信品質情報503を持たない
アプリケーション213が共通に使用するVC識別子V
CI/VPI1101と、VC管理テーブルポインタ6
05とから構成する。また、VC管理テーブル606
は、第一の実施の形態と同様、送信先ポート番号502
とVC識別子およびVP識別子であるVCI/VPI6
07とから構成する。
【0049】第一の実施の形態と同様に、通信制御装置
102が通信品質管理サーバ104に問い合わせを行
い、通信制御装置102のIP/ATM処理部208のQoS管
理テーブル501Aに問い合わせた通信品質を登録す
る。この場合、アプリケーションに対応する通信品質情
報を登録されていない旨の応答があったときには、QoS
管理テーブル501Aには、このアプリケーションの登
録を行わない。
【0050】また、第3の実施の形態におけるVC設定
処理手順を図15に示す。
【0051】IP/ATM処理部208におけるIPパケット送
信処理手順は、第1の実施の形態における図10に示す
処理手順と同様に行う。
【0052】図10に示すVC設定処理(ステップ71
6)では、図15において、IP/ATM処理部208は、Qo
S管理テーブル501に送信先ポート番号502の通信
品質情報503が登録されているか否かを判断し(ステ
ップ1202)、登録されていない場合、ARPテーブル
601Aの、送信先IPアドレス602に対する共有VC
I/VPIエリア1101を参照し、VCのVCI/VPIが設定
されているか否かをチェックする(ステップ120
4)。
【0053】送信先IPアドレス602に対する共有の
VCが設定されていない場合には、サービスタイプがU
BRであるVCを送信先IPアドレス間で設定させるた
めに、Signaling処理部207に対し、ARPテーブル
601Aの送信先IPアドレスに対応するATMアドレス
603とUBRの通信品質情報503とを指示し、送信
先IPアドレスに対するVC設定を要求する(ステップ
1206)。Signaling処理部207は、指示されたU
BRの通信品質情報503であるサービスタイプ504
と送信パラメータ505とにしたがってVC設定を行
う。Signaling処理部207においてVC設定が成功し
た場合(ステップ1208)、ARPテーブル601A
の共有VCI/VPIエリア1101に、設定したVCのVCI/
VPIを登録し(ステップ1210)、VC管理テーブル
606Aに送信先ポート番号502と共有VCI/VPIエリ
ア1101に登録したVCI/VPI607を登録した後(ス
テップ1212)、VC設定完了をリターンする(ステ
ップ1214)。ステップ1208において、VC設定
ができなかった場合、VC設定不可をリターンする(ス
テップ1220)。
【0054】ステップ1204において、送信先IPア
ドレス602に対する共有のVCが設定されている場
合、送信先IPアドレス602に対するVC管理テーブ
ル606に送信先ポート番号502と、送信先IPアド
レス602に対するVCを識別するVCI/VPIとを
登録し(ステップ1216)、VC設定完了をリターン
する(ステップ1218)。
【0055】一方、ステップ1202において、QoS管
理テーブル501に送信先ポート番号502の通信品質
情報503が登録されている場合には、前述した第一の
実施の形態もしくは第二の実施の形態におけるVC設定
処理(図11もしくは図13に示す処理)を行う。
【0056】図15に示すVC設定処理が終了した場
合、図10において、VC設定完了がリターンされてい
れば(ステップ718)、IPパケットにSNAPヘッダお
よびLLCヘッダを付加した後、AAL処理部206に対
して送信要求を発行する。ステップ718において、V
C設定不可がリターンされている場合、IP処理部20
9に対して送信エラーを返しIPパケットの送信失敗を
伝える。
【0057】以上説明したように、第三の実施の形態に
よれば、既存のアプリケーションなどのように通信品質
情報502が規定されていないアプリケーション213
の場合に、送信先IPアドレスごとに、共有して使用で
きるVCを設定することができる。また、通信品質情報
502が規定されていないアプリケーション213の場
合にも、通信品質情報503が規定されている他のアプ
リケーション213の送信帯域に影響を与えることなく
データ転送が可能である。
【0058】本発明の第四の実施の形態を図16から図
23を参照して説明する。第四の実施の形態において
は、ユーザからの、アプリケーション213単位の通信
品質情報901または902の設定を受け付けることが
できる通信制御装置102について説明する。
【0059】図16に、本発明の第四の実施の形態を適
用する通信制御装置102の構成例を示す。第四の実施
の形態における通信制御装置102のハードウエア構成
は、第一の実施の形態と同様に、主プロセッサ201と
主メモリ202とを備える情報処理装置であり、内部バ
ス203を介してATM-LANカード204に接続されてい
る。また、通信制御装置102は、キーボードやポイン
ティングデバイス等の入力部252と、ディスプレイな
どの表示部250とが内部バス203に接続される。通
信制御装置102のソフトウェアは、ATM-LNAカード2
04を制御するATM-LANカードI/F処理部205と、AAL
処理部206と、VC設定を行うSignaling処理部20
7と、ATM ARP機能を持つIP/ATM処理部208と、IP処
理部209と、TCP処理部210と、UDP処理部211
と、TCP処理部210もしくはUDP処理部211をSocket
I/F(ソケットインタフェース)212を介して利用
し、データ転送を行うアプリケーション(AP)213
とを備え、さらに、ユーザがアプリケーション213に
対応する通信品質情報901もしくは902を設定する
ために参照されるディスプレイ等のパネルウィンドウを
表示制御するQoS制御アプリケーション(AP)130
1と、QoS制御アプリケーション1301からの通信品
質情報901および902の受け付け、もしくは、通信
品質情報901および902の参照要求に対して通信品
質情報901と902とをQoS制御AP1301に受け
渡すQoS制御部1302とを備える。
【0060】図17に、QoS制御部1302とIP/ATM処
理部208とが設定/参照するQoS管理テーブル501B
の構成例を示す。QoS管理テーブル501Bは、ユーザ
が設定した通信品質情報901および902であるか、
あるいは、通信品質管理サーバ104から入手した通信
品質情報901および902であるかを示すユーザ設定
フラグ1401と、アプリケーション213を識別する
送信先ポート番号502と、サービスタイプ504およ
び送信パラメータ505から構成する最適な通信品質情
報901と、サービスタイプ504および送信パラメー
タ505から構成する許容できる通信品質情報902と
を記憶する。
【0061】図18に、QoS制御AP1301とQoS制御
部1302間のインタフェースシーケンス例を示す。イ
ンタフェースシーケンスに示すように、QoS制御AP1
301とQoS制御部1302間のインタフェースの種類
は、以下に示すように、4つに分類できる。
【0062】第一は、QoS制御AP1301がQoS制御部
1302に対して通信品質情報901もしくは902の
設定を要求したときに、QoS制御部1302のQoS管理テ
ーブル501B内に要求された送信先ポート番号502
が無い場合に、QoS制御AP1301からQoS制御部13
02に対して通信品質情報901もしくは902を設定
する場合である(インタフェース1508)。
【0063】第二は、QoS制御AP1301がQoS制御部
1302に対して通信品質情報901もしくは902の
設定を要求したときに、QoS管理テーブル501B内に
要求された送信先ポート番号502がある場合に変更を
要求するかもしくは設定取り消しを要求する場合である
(インタフェース1509)。
【0064】第三は、QoS制御AP1301がQoS制御部
1302に対して通信品質情報901もしくは902の
参照を要求し、QoS制御部1302が通信品質情報90
1もしくは902を報告する場合である(インタフェー
ス1510)。
【0065】第四は、QoS制御AP1301が通信品質
情報901もしくは902の削除を要求し、QoS制御部
1302において要求を受け付けて削除処理を行う場合
である(インタフェース1511)。
【0066】下記では、上記4インタフェースに関わる
QoS制御AP1301とQoS制御部1302との処理を図
19から図22を参照して説明する。図19から図21
に、ユーザが通信品質情報901、902を設定する場
合のパネルウィンドウの表示例を示す。図22に、QoS
制御部1302における通信品質設定受付の処理手順を
示す。
【0067】インタフェース1508またはインタフェ
ース1509において、ユーザが通信品質情報901も
しくは902を設定する場合、図19に示す通信品質情
報設定パネルウィンドウ1601を表示部250に表示
させる。図19において、通信品質情報設定パネルウィ
ンドウ1601は、一つのアプリケーション213に対
応する通信品質情報901と902とを設定させるため
の表示を行う。ユーザが設定する場合、通信制御装置1
02の入力部252は、パネルウィンドウ1601のア
プリケーション識別子設定エリア1602において、送
信先ポート番号502の入力を受け付け、最適な通信品
質情報設定エリア1603内のサービスタイプの選択
(1604A)を受け付ける。さらに、サービスタイプ
の選択により表示される設定要の通信パラメータ設定エ
リア1605Aには、選択されたサービスタイプに応じ
た通信パラメータが表示される。例えば、サービスタイ
プにCBRが選択された場合、設定要の通信パラメータ
として、PCRが強調表示され、通信パラメータの指定
を入力部252で受け付ける。同様に、許容できる通信
品質情報902についても、許容できる通信品質設定エ
リア1606において入力を受け付ける。また、許容で
きる通信品質設定エリア1606は設定されなくてもよ
い。設定完了後、「設定1607」が選択されると、通
信品質情報設定要求1501が、設定された送信先ポー
ト番号502と通信品質情報901と902とをパラメ
ータとしてQoS制御部1302へ伝えられる。
【0068】QoS制御部1302では、図22に示す手
順に従い処理を行う。図22において、QoS制御部13
02は、通信品質情報設定要求1501を受け付ける
と、パラメータとして与えられた送信先ポート番号50
2と通信品質情報901と902とがQoS管理テーブル
501B内に登録済みであるかどうかをチェックする
(ステップ1902)。登録されていなければ、QoS管
理テーブル501Bに、パラメータとして与えられた送
信先ポート番号502と、最適な通信品質情報901
と、許容できる通信品質情報902とを設定し(ステッ
プ1912)、QoS管理テーブル501Bのユーザ設定
設定フラグ1401をオンとしユーザ設定であることを
記憶する。
【0069】ステップ1902において、既に送信先ポ
ート番号502に対する通信品質情報901と902と
がQoS管理テーブル501Bに登録されており、かつ、Q
oS管理テーブル501Bのユーザ設定フラグ1401が
オン状態で登録されている(すなわち、通信品質情報が
ユーザ設定情報である)場合、設定済み通信品質情報報
告1502Aを送信先ポート番号502と現在の通信品
質情報901と902とをパラメータとしてQoS制御A
P1301へ通知する(ステップ1904)。
【0070】QoS制御AP1301は、設定済み通信品
質情報報告1502Aを受けると、設定済み通信品質情
報を表示させるために、図20に示すような通信品質情
報設定確認パネルウィンドウ1701を画面に表示す
る。通信品質情報設定確認パネルウィンドウ1701に
は、送信先ポート番号1702と現在の最適な通信品質
情報1702と許容できる通信品質情報1704とを表
示する。表示後、ユーザにより「変更1705」が選択
された場合、前述した図19に示す通信品質情報設定パ
ネルウィンドウ1601において設定された通信品質情
報に設定を変更させるために、通信品質情報変更要求1
503をQoS制御部1302へ伝える。また、ユーザに
より「キャンセル1706」が選択された場合、前述し
た図19に示す通信品質情報設定パネルウィンドウ16
01において設定された通信品質情報の設定を取り消す
ために、通信品質情報設定取り消し要求1504をQoS
制御部1302へ伝える。
【0071】図22において、QoS制御部1302の処
理手順に示すように、QoS制御部1302では、通信品
質情報変更要求1503を受け付けた場合(ステップ1
906)、QoS管理テーブル501Bの通信品質情報9
01と902とを通信品質情報設定要求1501時に受
け付けた値に変更し、ユーザ設定フラグ1401をオン
にする(ステップ1910)。通信品質情報設定取り消
し要求1504を受け付けた場合、QoS管理テーブル5
01B内の通信品質情報901と、902とは変更しな
い。
【0072】インタフェース1510において、ユーザ
が現在設定されている通信品質情報901と902とを
参照する場合には、QoS制御AP1301は、図19に
示すような、通信品質情報設定パネルウィンドウ160
1を表示させ、アプリケーション識別子設定エリア16
02において、参照したい送信先ポート番号502の入
力を入力部252により受け付け、「参照1608」の
選択を受け付ける。QoS制御AP1301は、「参照1
608」が選択されると、通信品質情報参照要求150
6を送信先ポート番号502をパラメータとしてQoS制
御部1302へ伝える。QoS制御部1302は、QoS管理
テーブル501Bを検索し、該当する送信先ポート番号
502の通信品質情報901と902とを設定済み通信
品質情報報告1502BのパラメータとしてQoS制御A
P1301に伝える。QoS制御AP1301は、設定済
み通信品質情報報告1502Bを受けると、図21に示
す通信品質情報表示パネルウィンドウ1801を画面に
現在の通信品質情報を表示させる。
【0073】さらに、図21において、他のアプリケー
ション213の通信品質情報901および902を表示
させるために、「次情報1802」が選択されると、Qo
S制御AP1301は、図19に示す通信品質情報設定
パネルウィンドウ1601を表示させ、他のアプリケー
ション213に対応する送信先ポート番号を受け付け
る。
【0074】また、インタフェース1511では、図2
1において、ユーザ設定状態1806がオン状態でユー
ザ設定情報を示している場合に限り、「削除1803」
が選択でき、選択された場合、QoS制御AP1301か
らQoS制御部1302に対し、通信品質情報削除要求1
507が送信先ポート番号502をパラメータとし伝え
られる。QoS制御部1302は、通信品質情報削除要求
1507を受けると、QoS管理テーブル501B内の該
当送信先ポート番号502とその通信品質情報901
と、902とを削除する。また、通信品質情報の削除
は、図19に示す通信品質情報設定パネルウィンドウ1
601にて送信先ポート番号502が入力され、「削除
1609」が選択された場合もQoS制御AP1301か
らQoS制御部1302へ通信品質削除要求1507が伝
えられ、QoS制御部1302はQoS管理テーブル501B
から該当する送信先ポート番号502のユーザ設定フラ
グ1401がオンの場合に限り、該当の通信品質情報9
01と902とを削除する。ユーザ設定フラグ1401
がオフの場合、該当の通信品質情報901と902とは
削除せず、このまま保持する。
【0075】つぎに、第一の実施の形態に示す図10の
IPパケット送信処理におけるVC設定処理において、
ユーザ設定の通信品質情報901または902と通信品
質管理サーバから入手した通信品質情報901または9
02とのうちのいずれかを用いてVC設定を行う場合の
VC設定手順を図23に示す。
【0076】図23において、IP/ATM処理部208は、
QoS管理テーブル501Bに送信先ポート番号502の
通信品質情報901と902とが登録されている場合
(ステップ2002)、登録されている通信品質情報を
用いて第一、第二もしくは第三の実施の形態に示した手
順に従いVC設定を行う(ステップ2030)。ステッ
プ2002において、QoS管理テーブル501Bに送信
先ポート番号502の通信品質情報901と902とが
登録されていない場合、通信品質管理サーバ104に、
送信先ポート番号502をパラメータとして通信品質情
報901と902との問い合わせを行う(ステップ20
04)。通信品質管理サーバ104は、問い合わせがあ
ると、該当する通信品質情報901と902とが登録さ
れている場合には、応答として送信先ポート番号502
と通信品質情報901と902とを送信する。IP/ATM処
理部208は、通信品質管理サーバ104から問い合わ
せの応答を受け、IP/ATM処理部208におけるQoS管理
テーブル501Bに、送信先ポート番号502に対応す
る最適な通信品質情報901と、許容できる通信品質情
報902とを登録し(ステップ2006およびステッ
プ、2020)、ユーザ設定フラグ1401をオフとし
通信品質管理サーバ104から入手した情報であること
を記憶する(ステップ2022)。その後、この登録さ
れた通信品質情報901と902とを用いて第一、第二
もしくは第三の実施の形態に示した手順に従いVC設定
を行う。
【0077】ステップ2006において、通信品質管理
サーバ104から通信品質情報の応答がなかった場合
に、送信先ポート番号502の通信品質情報901と9
02とが存在しないとして、第三の実施の形態で示した
ように、ARPテーブル601Aの送信先IPアドレス
602に対する共有VCI/VPI1101が設定され
いるかどうかをチェックする(ステップ2008)。共
有VCI/VPI1101が設定されている場合、送信
先IPアドレス602に対するVC管理テーブル606
に送信先ポート番号502と共有VCI/VPI110
1とを登録し、VC設定完了をリターンする(ステップ
2026)。送信先IPアドレス602に対する共有V
CI/VPI1101が設定されていない場合には、サ
ービスタイプ504がUBRであるVCを送信先IPア
ドレス間で設定させるために、Signaling処理部207
に対し、ARPテーブル601AのATMアドレス602
とUBRの通信品質情報と指示し、VC設定を要求する
(ステップ2010)。Signaling処理部207は、指
示されたUBRの通信品質情報503であるサービスタ
イプ504と送信パラメータ505とにしたがってVC
設定を行う。Signaling処理部207においてVC設定
が成功した場合(ステップ2012)、ARPテーブル
601Aの共有VCI/VPIエリア1101に設定したVC
のVCI/VPIを登録し(ステップ2014)、VC管理テ
ーブル606Bに送信先ポート番号502と共有VCI/V
PI1101とを登録した後(ステップ2016)、VC
設定完了をリターンする(ステップ2018)。ステッ
プ2012において、VC設定ができなかった場合、V
C設定不可をリターンする(ステップ2020)。
【0078】また、ユーザ設定の通信品質情報901と
902とを保持するため、通信制御装置102の電源オ
フ時には、QoS管理テーブル501Bのユーザ設定フラ
グ1401がオンになっている送信先ポート番号502
と通信品質情報901と902とをファイルに記憶させ
ておき、電源オンによりQoS制御部1302を初期化す
る際には、前記ファイル内の送信先ポート番号501と
通信品質情報901と902とをQoS管理テーブル50
1Bに再設定し、ユーザ設定フラグ1401をオンにす
る。
【0079】本実施の形態によれば、QoS制御AP13
01とQoS制御部1302とにより、ユーザがアプリケ
ーション213単位に通信品質情報901と902とを
設定する事が可能になる。さらに、ユーザ設定の通信品
質情報901と902とは各通信制御装置102で記憶
しておくことにより、アプリケーション213毎にユー
ザ設定の通信品質情報901と902と、あるいは通信
品質管理サーバ104にて管理する通信品質情報901
と902とのいずれかで設定したVC上でデータ転送が
可能である。
【0080】また、通信制御装置102において設定さ
れたアプリケーション213毎の通信品質情報を、通信
品質管理サーバ104に通知し、通信品質管理サーバ1
04において、通知されたアプリケーション213毎の
通信品質情報を管理するようにしてもよい。
【0081】さらに、上述した通信制御装置102にお
けるQoS制御AP1301とQoS制御部1302とを、通
信品質管理サーバ104に設けることにより、通信品質
管理サーバ104で管理するアプリケーション213毎
の通信品質情報をユーザが設定することができる。
【0082】つぎに、本発明の第五の実施の形態を図2
4から図26を参照して説明する。第5の実施の形態に
おいては、ARPサーバ105またはATM Swit
ch103において、前述した通信品質管理サーバ10
4の機能を備える場合について説明する。
【0083】図24は、本発明の第五の実施の形態を適
用する、通信品質管理サーバ104の機能を内蔵したA
RPサーバ105のハードウェア構成とソフトウェア構
成との一例を示す図である。
【0084】図24において、ARPサーバ105は、
主プロセッサ201と主メモリ202とを備え、内部バ
ス203によりATM-LANカード204に接続されてい
る。ARPサーバ105は、ATM-LANカード204を介
してATM Switch103へ接続される。ARPサーバ10
5のソフトウェアは、前述した通信制御装置102を構
成するソフトウェアと同様なソフトウェアを備え、ATM-
LANカード204を制御するATM-LANカードI/F処理部2
05と、AAL処理部206と、VC設定を行うSignal
ing処理部207と、IP/ATM処理部208と、IP処理部
209と、TCP処理部210と、UDP処理部211とを備
え、さらに、通信制御装置102からの問い合わせに応
じてIPアドレスとATMアドレスとの変換を行うAR
Pサーバ機能部2101とを備える。ARPサーバ10
5を通信品質管理サーバ104としても動作させるた
め、QoS管理部301をARPサーバ105に実装す
る。
【0085】第5の実施の形態において、通信制御装置
102が、通信管理サーバ104の機能を内蔵するAR
Pサーバ105から通信品質情報901と902とを入
手する場合、ARPサーバ105のQoS管理部301
に対してVC設定を行う。VC設定後、通信制御装置1
02は、QoS Request405をQoS制御部へ送り、QoS
Request405を受け付けたQoS管理部301からの
QoS Reply406により、アプリケーション213に対
する通信品質情報901と902とを入手する。
【0086】図25は、本発明の第五の実施の形態を適
用する、通信品質管理サーバ104の機能を備えるATM
Switch103のハードウェア構成の一例を示す図であ
る。
【0087】図25において、ATM Switch103は、A
TM回線2208に接続される複数の回線I/F部220
6(2206A、2206B、2206C、2206
D)と、ATMのスイッチングを行うスイッチ部220
5と、スイッチ部2205とプロセッサ部2201とを
接続させるセル−フレーム変換部2204と、シグナリ
ング処理を行うプロセッサ2202およびメモリ220
3からなるプロセッサ部2201とを備える。回線I/F
部2206は、セルスイッチイングを行うためのセルル
ーティングテーブル2207(2207A、2207
B、2207C、2208D)を備える。このセルルー
ティングテーブルの情報に従い、例えば、シグナリング
用セルはスイッチ部2205を介してセル−フレーム変
換部2204へスイッチングされる。セル−フレーム変
換部2204は、セルをCPCS-PDUに組み立て、CPCS-PDU
をプロセッサ部2201へ渡す。
【0088】図26に、スイッチ部2201のソフトウ
ェア構成例を示す。スイッチ部2201のソフトウェア
構成は、セル−フレーム変換部2204におけるインタ
フェース処理を行うセル−フレーム変換I/F部2304
と、回線I/F部2206内のセルルーティングテーブル
情報を変更する為のインタフェース処理を行うセルルー
ティングテーブルI/F部2303と、シグナリング処理
を行う回線I/F部2206に対応するSignaling処理部2
302A、B、CおよびDと、ルーティング機能による
宛先への経路決定、VC設定可否判断、設定時にはセル
ルーティングテーブルへの設定を行うCall Control部2
301と、QoS管理部301とを備える。
【0089】第5の実施の形態において、通信制御装置
102が、通信管理サーバ104の機能を内蔵するATM
Switch103から通信品質情報901と902とを入手
する場合、ATM Switch103のプロセッサ部2201の
QoS管理部301に対してVC設定を行う。VCは、
シグナリング部2302およびCall Control部2301
にて設定され、Call Control部2301は、設定された
VCをセルルーティングテーブル2207にセルルーテ
ィングテーブルI/F部2303を介して設定する。VC
設定後、通信制御装置102からのQoS Request405
をATM Switch103が受信した場合、スイッチ部220
5を介してセル−フレーム変換部2204にスイッチン
グされ、セル−フレーム変換I/F部2304を介してQ
oS管理部301へ伝えられる。アプリケーション21
3に対する通信品質情報901と902とを含むQoS Re
ply406は、この逆の手順でQoS管理部301から
通信制御装置102に伝えられる。
【0090】本実施の形態によれば、ARPサーバまた
はATM Switchに、QoS管理部を実装することにより、通
信品質管理サーバの機能を内蔵したARPサーバまたは
ATMSwitchが実現できる。
【0091】また、QoS管理部を情報処理装置に実装す
れば、通信品質管理サーバの機能実現することができ
る。さらに、QoS管理部は、その機能をソフトウェアに
より実現できるので、その機能を情報処理装置により実
現するプログラムを記憶する、CD−ROMなどの記憶
媒体に記憶させておくことができる。
【0092】以上説明したように、各実施の形態によれ
ば、一論理サブネットワーク内にアプリケーションに対
する通信品質情報を管理する通信品質管理サーバを少な
くとも一つ配置することにより、論理サブネットワーク
に接続される通信制御装置では、アプリケーションから
通信品質を指定されることなく、通信制御装置において
アプリケーションに対する通信品質情報を入手すること
ができる。
【0093】さらに、通信制御装置において、最適な通
信品質情報と許容できる通信品質情報を管理することに
より、最適な通信品質情報を保証するVCが設定できな
い場合には、許容できる通信品質情報を保証するVCを
設定し、データ転送を実現する事ができる。
【0094】さらに、ATM−LANに接続され、ま
た、Classical IP over ATMプロトコル処理を実装する
通信制御装置において、異なる通信品質を持つアプリケ
ーションが同一のIPアドレスに対してデータ転送を行
う場合、アプリケーション各々の通信品質を保証する論
理コネクション上でデータ転送ができる。
【0095】さらに、ATM−LANに接続され、ま
た、Classical IP over ATMプロトコル処理を実装する
通信制御装置において、送信先IPアドレスに対して、
通信品質情報が規定されていないアプリケーションの場
合には、予め定めた通信品質によりVCを設定し、他の
アプリケーションの送信帯域に影響を与えないでデータ
転送ができる。さらに、規定されていない複数のアプリ
ケーションにおいて、VCを共有することができる。
【0096】さらに、ATM Switchに通信品質管理サーバ
の機能を具備させることができ、Classical IP Over AT
MをサポートしているATM−LANを構成するARP
サーバに通信品質管理サーバ機能を具備させることがで
きる。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、マルチメディア対応ネ
ットワークシステムにおいて、アプリケーションから通
信品質を要求されることなく、アプリケーション毎に通
信品質を保証する論理コネクションを設定し、データ転
送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を適用するネットワ
ークシステムの構成図。
【図2】第一の実施の形態における通信制御装置の構成
図。
【図3】第一の実施の形態における通信品質管理サーバ
の構成図。
【図4】第一の実施の形態の通信制御装置におけるIP/A
TM処理部の初期化フェーズ時のATM ARPサーバと通信品
質管理サーバ間のシーケンス例を示す説明図。
【図5】第一の実施の形態におけるQos Reque
stのパケット構成例を示す説明図。
【図6】第一の実施の形態におけるQos Reply
のパケット構成例を示す説明図。
【図7】第一の実施の形態におけるQosエントリ構成
例を示す説明図。
【図8】第一の実施の形態におけるQoS管理テーブル
の一構成例を示す説明図。
【図9】第一の実施の形態におけるARPテーブルとV
C管理テーブルとの一構成例を示す説明図。
【図10】第一の実施の形態におけるIP/ATM処理部のI
Pパケット送信手順例を示すフローチャート。
【図11】第一の実施の形態におけるVC設定処理手順
例を示すフローチャート。
【図12】第二の実施の形態におけるQoS管理テーブ
ルの説明図。
【図13】第二の実施の形態におけるVC設定処理手順
の例を示すフローチャート。
【図14】第三の実施の形態におけるARPテーブルと
VC管理テーブルの説明図。
【図15】第三の実施の形態におけるVC設定処理手順
の例を示すフローチャート。
【図16】第四の実施の形態における通信制御装置の構
成図。
【図17】第四の実施の形態におけるQoS管理テーブ
ルの説明図。
【図18】第四の実施の形態におけるQoS制御APと
QoS制御部間のインタフェースシーケンス例を示す説
明図。
【図19】第四の実施の形態における通信品質情報設定
パネルウィンドウ例を示す説明図。
【図20】第四の実施の形態における通信品質情報設定
確認パネルウィンドウ例を示す説明図。
【図21】第四の実施の形態における通信品質情報表示
パネルウィンドウ例を示す説明図。
【図22】第四の実施の形態におけるQoS制御部の処
理手順を示すフローチャート。
【図23】第四の実施の形態におけるVC設定処理手順
例を示すフローチャート。
【図24】第五の実施の形態における通信品質管理サー
バ内蔵のARPサーバ構成図。
【図25】第五の実施の形態における通信品質管理サー
バ内蔵のATM Switchのハードウェア構成図。
【図26】第五の実施の形態におけるプロセッサ部のソ
フトウェア構成図。
【符号の説明】
101…論理サブネットワーク、102…通信制御装
置、103…ATM Switch、104…通信品質管理サー
バ、105…ARPサーバ、207…Signaling処理
部、208…IP / ATM処理部、301…QoS管理部、
501…QoS管理テーブル、502…送信先ポート番
号、503…通信品質情報、504…サービスタイプ、
505…送信パラメータ、601…ARPテーブル、6
02…送信先IPアドレス、603…送信先ATMアド
レス、606…VC管理テーブル、607…VCI/V
PI、901…最適な通信品質情報、902…許容でき
る通信品質情報、1301…QoS制御AP、1302
…QoS制御部、1401…ユーザ設定フラグ、150
1…通信品質情報設定要求、1502…設定済み通信品
質情報報告、1503…通信品質情報変更要求、150
4…通信品質情報変更取り消し要求、1506…通信品
質情報参照要求、1507…通信品質情報削除要求、1
601…通信品質設定パネルウィンド、1701…通信
品質設定確認パネルウィンドウ、1801…通信品質情
報状態表示パネルウィンドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 恵美子 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 中村 浩之 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なる通信品質情報のうちの一つの
    通信品質情報に従って、アプリケーションに対する論理
    コネクションが設定されるネットワークシステムであっ
    て、 前記アプリケーションごとに前記一つの通信品質情報を
    管理する管理手段を備える装置と、 前記アプリケーションに対する通信品質情報を、前記管
    理手段から入手する入手手段と、前記入手手段により入
    手された通信品質情報に従って、当該アプリケーション
    に対する前記論理コネクションを設定する設定手段とを
    備える通信制御装置とを有することを特徴とするネット
    ワークシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記管理手段は、最適
    な通信品質情報と、前記最適な通信品質情報と異なる通
    信品質情報であって、許容できる通信品質である許容通
    信品質情報とを、前記通信品質情報とし、 前記設定手段は、前記最適な通信品質情報に従って、当
    該アプリケーションに対する前記論理コネクションが設
    定できなかったときに、前記許容通信品質情報に従っ
    て、当該アプリケーションに対する前記論理コネクショ
    ンを設定することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記設定手段は、前記
    入手手段により通信品質情報が入手されなかったとき
    に、予め定めた通信品質情報に従って、当該アプリケー
    ションに対する前記論理コネクションを設定することを
    特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】複数の異なる通信品質情報のうちの一つの
    通信品質情報を、アプリケーションごとに管理する管理
    手段を備え、当該一つの通信品質情報に従って、アプリ
    ケーションに対する論理コネクションが設定されるネッ
    トワークシステムにおける通信制御装置であって、 前記アプリケーションに対する通信品質情報を、前記管
    理手段から入手する入手手段と、前記入手手段により入
    手された通信品質情報に従って、当該アプリケーション
    に対する前記論理コネクションを設定する設定手段とを
    備えることを特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記設定手段は、前記
    管理手段が、最適な通信品質情報と、前記最適な通信品
    質情報と異なる通信品質情報であって、許容できる通信
    品質である許容通信品質情報とを、前記通信品質情報と
    している場合に、前記最適な通信品質情報に従って、当
    該アプリケーションに対する前記論理コネクションが設
    定できなかったときに、前記許容通信品質情報に従っ
    て、当該アプリケーションに対する前記論理コネクショ
    ンを設定することを特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記設定手段は、前記
    入手手段により通信品質情報が入手されなかったとき
    に、予め定めた通信品質情報に従って、当該アプリケー
    ションに対する前記論理コネクションを設定することを
    特徴とする通信制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記設定手段は、前記
    入手手段により通信品質情報が入手されなかったときに
    設定する前記論理コネクションを、当該アプリケーショ
    ンにおける送信先が同一の他のアプリケーションと共有
    させることを特徴とする通信制御装置。
  8. 【請求項8】請求項4において、前記管理手段に、前記
    アプリケーションに対する通信品質情報を登録する登録
    手段をさらに有することを特徴とする通信制御装置。
  9. 【請求項9】複数の異なる通信品質情報のうちの一つの
    通信品質情報に従って、アプリケーションに対する論理
    コネクションが設定されるネットワークシステムにおけ
    る装置であって、 前記アプリケーションごとに前記一つの通信品質情報を
    管理する管理手段と、 他の装置から前記アプリケーションに対する通信品質情
    報を要求されたときに、当該アプリケーションに対する
    通信品質情報を送信する送信手段とを有することを特徴
    とする装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記管理手段に、前
    記アプリケーションに対する通信品質情報を登録する登
    録手段をさらに有すること特徴とする装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の装置は、通信品質管理サ
    ーバ、ARP(Address Resolution Protocol)サーバま
    たはATM交換機であることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】複数の異なる通信品質情報のうちの一つ
    の通信品質情報を、アプリケーションごとに管理する管
    理手段を備え、当該一つの通信品質情報に従って、アプ
    リケーションに対する論理コネクションが設定されるネ
    ットワークシステムにおける論理コネクションの設定方
    法であって、 前記アプリケーションに対する通信品質情報を、前記管
    理手段から入手するステップと、 前記入手された通信品質情報に従って、当該アプリケー
    ションに対する前記論理コネクションを設定するステッ
    プとを有することを特徴とする論理コネクションの設定
    方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の各ステップを情報処理
    装置に実現させるためのプログラムを記憶する記憶媒
    体。
JP8296536A 1996-11-08 1996-11-08 ネットワークシステム、通信制御装置、管理手段を有する装置、論理コネクションの設定方法および記憶媒体 Pending JPH10145372A (ja)

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