JPH1014212A

JPH1014212A - 永久磁石原動機

Info

Publication number: JPH1014212A
Application number: JP20090996A
Authority: JP
Inventors: Tokuji Haruyama; 徳次春山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-06-27
Filing date: 1996-06-27
Publication date: 1998-01-16

Abstract

(57)【要約】動力源無給原動機の発明【課題】燃料や電力その他の動力源を要さず、構成が単
純で長期間安定して使用できる無公害の原動機を発明す
る。以上の目的を達成するために永久磁石のエネルギー
を使用する。【解決手順】回転極（１）は円形の基板上に永久磁石
（８）を垂直に（１１）の範囲内に配置する。固定極
（２）は正方形の基板上に垂直に永久磁石（９）を（１
３）の範囲内に、永久磁石（１０）を永久磁石（９）の
延長線上に、（１２）の範囲内に配置する。制御装置
（２５）は正方形基板上にスイッチ（１４）（１５）・
歯車（１６）（１８）・モーター（１７）・蓄電器（２
４）と電線（２０）（２１）（２２）（２３）により構
成される。その他、回転極（１）・固定極（２）・制御
装置（２５）を合成するためワッシャー（３）・ナット
（４）・ボルト（７）と回転軸（５）を設ける。制御は
モーター（１７）の入力を変えて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】燃料や電力その他の動力発生
源を要する原動機の代りとして、広い分野に使用でき
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の内燃機関や外燃機関は、動力発生
源である燃料を欠くことができず、発熱・廃煙・雑音を
伴い、大気の汚染や住環境を悪化させている。又、電動
機は給電を要し、この電力も燃料や他の動力源を要す
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】燃料や電力その他の動
力発生源の供給を要さず、原動機として機能する構成が
単純な動力発生方法とその装置がなかった。本発明は、
これらを解消するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】動力を連続して発生させ
る方法に、永久磁石のエネルギーのみを使用する。発生
する動力を制御する方法は、動力発生装置内部の所定の
位置に、回転制御用永久磁石を配置し、更に別の制御装
置を設ける。

【０００５】

【発明の実施の形態】回転軸（５）をモーター（１７）
で、歯車（１６）および（１８）を介して補助駆動する
と、永久磁石（８）は永久磁石（９）および（１０）に
引き寄せられ、それらの中間や側面を通過する。このと
き、永久磁石（８）は加速され、回転極（１）は連続し
て回転する。回転極（１）の回転はモーター（１７）の
入力を調整して制御する。

【０００６】

【実施例】

［動力発生装置の構成］［永久磁石の極性］永久磁石（８）と（９）および（１
０）は、対面したときに引き合うように、その極性を統
一して配置する。［回転極］回転極（１）は円形基板上に、永久磁石
（８）を永久磁石配置範囲（１１）以内に配置し、回転
軸穴（６）およびボルト穴（２６）を設ける。［固定極］固定極（２）は正方形基板上に、永久磁石配
置範囲（１２）と（１３）以内に垂直に永久磁石（９）
と（１０）を配置し、回転軸穴（６）およびボルト穴
（２６）を設ける。［動力発生装置の合成］動力発生装置は回転極（１）お
よび固定極（２）に回転軸（５）を通して合成する。［制御装置］実施した制御装置には下記の方法がある。１．永久磁石（１０）を固定極（２）の所定の位置（１
２）以内に配置し、これをその位置に固定する（小出力
用）。２．（１）項の永久磁石（１０）を固定せず、外部から
回転極（１）の回転方向または反対方向に操作する（小
出力用）。３．独立した制御装置（２５）を、動力発生装置の回転
軸上に設け、制御用モーター（１７）の回転を歯車（１
６）・（１８）を介して回転軸（５）に伝え、回転極
（１）の回転を制御する。（中出力用）４．１および３項の組合わせ（大出力用）。５．２および３項の組合わせ（大出力用）。本実施例は、４項について記述した。［回転運動の発生］回転軸（５）を歯車（１６）および
（１８）を介してモーター（１７）で補助駆動すると、
永久磁石（８）は永久磁石（９）および（１０）の中間
や側面を通過する。このとき、永久磁石（８）は加速さ
れ、回転極（１）は回転軸（５）を中心に回転を継続す
る。［制御］制御には、モーター（１７）の入力電圧を１．
５Ｖ〜６．０Ｖに調整して、回転極（１）の回転を制御
する。［始動および停止］回転極（１）の回転を始動するには
電源スイッチ（１５）が「切」になっていることを確認
し、モーター（１７）の入力電圧を電圧切換スイッチ
（１４）で６．０Ｖに設定し、電源スイッチ（１５）を
「入」にする。回転極（１）が回転を始めた後にモータ
ー（１７）の入力電圧を、電圧切換スイッチ（１４）で
１．５Ｖに切換へ、回転極（１）を連続回転させる。停
止するときは、電源スイッチ（１５）を「切」にする。
モーター（１７）が回転を中止すると共に回転極（１）
は回転を停止する。［出力増大法］（１）動力発生装置を中心に同一のものをＶ字・十字又
は星形に増設し、中心部の回転軸（５）にそれらの出力
を集中して出力する。（２）回転軸（５）を延長して、同軸上に動力発生装置
を複数直列に増設する。

【０００７】

【発明の効果】回転極（１）・固定極（２）および回転
軸（５）による構成でエネルギーを発生させることがで
きる。一般に普及させるには、大量生産を要するが、本
原動機は部品数が少なく構成が極めて単純であるため、
量産性は特に良い。通常の原動機と異なり、エネルギー
源となる燃料や電力を要さないため、住環境を悪化させ
ることがない。また、自然の条件にその機能を左右され
ずに長期間安定して機能する。大形大出力用を設置する
場合においても、従来の原動機と異なり公害の危険が無
いため、設置する場所を制限されることが少ない。この
原動機で発電すると、制御に消費した電力以上の電力を
発生させることができる。発生する電力の一部で制御用
モーターを動作させると共に、モーターの電源である蓄
電器を充電することができる。以下にその代表的な用途
および利点について記述する。１．各家庭において、本原動機で自家発電する場合に
は、住居の片隅・空地または地下に設置することができ
る。従って、発電所からの送電は不要になる。２．自動車のエンジンをこの原動機と換装し、走行する
こともできる。従って、給油所や電気自動車の充電スタ
ンドは不要になる。３．通信衛星の代わりとして、この原動機を装備した多
目的無人飛行船を高空に長期間静止または移動させる。
列島上空に複数を点在させて電波の中継に使用すれば、
地上の中継用諸設備や電話の地上回線は不要になり、小
出力の携帯用電話機で全国に通話できる。４．船舶にこの原動機による大形発電機を装備し、スク
リューを使用せずに航行する。港湾都市部の浮遊粒子物
質およびＮＯｘ・ＳＯｘの問題は解決する。また、原油
タンカーは誘電加熱方法により槽内の原油を加熱でき
る。５．無人モーターグライダーに、この原動機を装備し、
リモートコントロールまたは飛行プログラムによって、
広範囲かつ無制限に飛行させ、捜索することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】動力発生装置と制御装置の合成右側面図

【図２】動力発生装置正面図

【図３】動力発生装置Ａ−Ａ断面図

【図４】回転極正面図

【図５】固定極および制御極正面図

【図６】制御装置正面図

【符号の説明】

１回転極１９モ
ーター軸２固定極２０電
線（−）３ワッシャー２１電
線（＋１．５Ｖ）４ナット２２電
線（＋６．０Ｖ）５回転軸２３電
線（＋）６回転軸穴２４蓄
電器（ＤＣ６Ｖ）７ボルト２５制
御装置８回転極永久磁石２６ボ
ルト穴９固定極永久磁石１０制御極永久磁石１１回転極永久磁石配置範囲（２００゜）１２固定極永久磁石配置範囲（２０゜）１３固定極永久磁石配置範囲（１８０゜）１４電圧切換スイッチ１５電源スイッチ１６歯車（大）１７モーター（ＤＣ６Ｖ）１８歯車（小）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（１）永久磁石のみを組み合わせ、対面
する片方がその装置の回転軸を中心にして、回転する動
力発生方法とその装置。（２）動力発生装置の内部の所定の位置に、回転制御
用永久磁石を配置する。更に、別の制御用モーターを設
け、動力発生装置を制御用モーターの入力を調節して、
制御する方法とその装置。