JPH10141588A

JPH10141588A - 小型カメラ用クレーン

Info

Publication number: JPH10141588A
Application number: JP8311209A
Authority: JP
Inventors: Yasusuke Miyazawa; 庸介宮沢; Morikazu Uchino; 盛和内野; Makio Hirabayashi; ▲眞▼喜雄平林; Kazuyoshi Tsujii; 一義辻井; Hiroo Yoshino; 洋男吉野; Akihiko Fukumoto; 昭彦福元; Hiroichi Tashiro; 博一田代; Kuniaki Tan; 邦彰丹
Original assignee: SHIYOUTOKU SEISAKUSHO KK; ZENKOKU ASAHI HOSO KK; Asahi National Broadcasting Co Ltd
Current assignee: SHIYOUTOKU SEISAKUSHO KK; ZENKOKU ASAHI HOSO KK; TV Asahi Corp
Priority date: 1996-11-08
Filing date: 1996-11-08
Publication date: 1998-05-29

Abstract

(57)【要約】【課題】機動性に富み、多彩な映像表現を可能とする
小型カメラ用クレーンを提供する。【解決手段】カメラマンＰが肩に掛けて背負う背負い
子１０の腹側に平行リンク機構２０を上下方向揺動操作
可能に設け、また、背側にバッテリや送信機器Ｂを搭載
する。そして、この平行リンク機構２０の先端に平行リ
ンク機構２０の揺動に連動するチルト・パン機構９０を
介してカメラＣを取り付け、平行リンク機構２０により
カメラＣの撮影高さを高くした状態ではカメラのチルト
角度が下向き、カメラＣの撮影高さを低くした状態では
カメラＣのチルト角度が上向きになるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、小型カメラ用ク
レーン、特に、小型かつ軽量で撮影者が１人でカメラの
撮影高さを調節できる小型カメラ用クレーンに関する。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフやサッカー等のスポーツ撮影にお
いては、撮影高さを変えることで多彩な映像表現が得ら
れる。このため、従来においては、ゴルフ等のテレビ中
継に際しては、移動組立式クレーン等をゴルフ場内等に
搬入し、移動組立式クレーンに設置したカメラにより撮
影している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動組
立式クレーンにカメラを設置した場合は、その移動や据
え付け作業が困難で相当の時間を要し、また、その据え
付け等に多数の作業者が必要であり、機動性に欠けると
いう問題があった。この発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、機動性に富み、多彩な映像表現を可能とす
る小型カメラ用クレーンを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明にかかる小型カメラ用クレー
ンは、一対の縦リンクと一対の横リンクを連結してなる
平行リンク機構を備え、一側の縦リンクを支持部材に取
付支持し、他側の縦リンクにチルト・パン機構を設け、
該チルト・パン機構を介してカメラを支持する小型カメ
ラ用クレーンであって、前記チルト・パン機構が、前記
横リンクをそれぞれ前記カメラ取付部材側の縦リンクと
の連結部より延長し、該横リンクの延長部の先端間に軸
受部材により支持軸を鉛直方向軸廻りに回動自在に支持
し、該支持軸にスライダ部材を軸方向移動自在かつ相対
回転を禁止して取り付け、該スライダ部材に連結部材を
固着するとともに、前記縦リンクに固設された規制部材
を前記支持軸の長手方向に相対移動を禁止し水平方向に
相対移動可能かつ前記支持軸の回転方向に相対移動可能
に係合させ、前記カメラ取付部材を前記連結部材と前記
支持軸にそれぞれ水平方向軸廻りに回動自在に連結する
とともに、前記支持軸にプーリを固設し、該プーリに巻
回されたケーブルを前記支持部部材側に設けられた操作
部材に連結した。

【０００５】また、請求項２に記載の発明にかかる小型
カメラ用クレーンは、長短の２本の縦リンクと２本の横
リンクを略台形状に連結した台形リンク機構を備え、該
台形リンク機構の長い縦リンクに支持部材を、短い縦リ
ンクにカメラを取付可能なカメラ取付部材を設け、前記
台形リンク機構を介してカメラを支持する。

【０００６】そして、請求項１および請求項２に記載の
発明にかかる小型カメラ用クレーンは、前記支持部材を
撮影者が前向きに背負うことができる背負い子から構成
する態様（請求項３）に構成することができる。

【０００７】本発明にかかる小型カメラ用クレーンは、
少なくとも１組のリンク機構を備える。リンク機構は、
２本の横リンクと少なくとも２本の縦リンクを結合点で
回動自在に連結して構成、あるいは、リンクの端部を支
持部材やカメラ取付部材に回動自在に連結し該支持部材
等をリンクとして用い構成される。好ましい態様として
は、これらリンク機構は、リンクをアルミニウム等の軽
量金属やプラスチック等から構成し、また、撮影者が操
作可能な傾動操作用レバーを設ける。そして、カメラは
小型ビデオカメラ、望ましくは、ワイヤレスのビデオカ
メラを用いる。

【０００８】そして、請求項１に記載の発明の小型カメ
ラ用クレーンは、チルト・パン機構を介してカメラを平
行リンク機構に取り付ける。チルト・パン機構は、平行
リンク機構の揺動（傾動）に連動してチルト角度が変化
し、また、ケーブルの引張等の操作でパン角度が調節さ
れる。

【０００９】

【作用】請求項１および請求項２に記載の発明にかかる
小型カメラ用クレーンは、カメラ取付部材に小型カメラ
を取り付け、リンク機構を揺動（傾動）させてカメラ位
置（撮影高さ）を調節し、撮影高さの調節でカメラのチ
ルト角度が変化する。すなわち、請求項１に記載の発明
の小型カメラ用クレーンは、チルト・パン機構が平行リ
ンク機構の傾動に連動してチルト角度を変化させ、ケー
ブル操作でパン角度が調節される。また、請求項２に記
載の発明の小型カメラ用クレーンは、カメラ取付部材側
のリンクが短い台形リンク機構を用いるため、撮影位置
を上げた場合はチルト角度を下向きに、撮影位置を下げ
た場合はチルト角度を上向きに自動調節でき、被写体を
常にカメラ視野に入れることができる。

【００１０】そして、請求項３に記載の発明の小型カメ
ラ用クレーンは、背負い子にリンク機構を設けるため撮
影者とともに移動でき、より優れた機動性が得られる。
特に、この態様は、背負い子には、撮影者の腹側にリン
ク機構を、背側にバッテリ等を搭載し、撮影者の前屈モ
ーメントを平衡させることが好ましい。

【００１１】

【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図１から図３は請求項１に記載の発明
の一の実施の形態にかかる小型カメラ用クレーンを示
し、図１が側面図、図２が要部を拡大した側面図、図３
が同要部の図２と異なる状態の側面図である。

【００１２】図１から図３において、１０は背負い子
（支持部材）、２０は平行リンク機構、Ｃはワイヤレス
の小型ビデオカメラである。背負い子１０は撮影者Ｐが
肩に掛けて用いるものであって、この背負い子１０に
は、撮影者Ｐの腹側の前面に複数の棒状メンバを連結し
てなる支持フレーム１１が、撮影者Ｐの背側の後面に架
１０ａが設けられる。

【００１３】支持フレーム１１には、平行リンク機構２
０が取り付けられ、また、上記小型カメラＣと接続した
モニタＭが取り付けられる。架１０ａには、撮影者Ｐの
前屈モーメントを緩和するため、カメラＣの電源用電池
や送信機器等の機材Ｂが搭載される。なお、詳細な説明
は割愛するが、ビデオカメラＣは、架１０ａ上の送信器
機を介して無線で中継装置に接続する。

【００１４】平行リンク機構２０は、支持フレーム１１
に長さが等しく平行な２本の横リンク２１の基端部を上
下に所定間隔を隔て水平軸周りに回動自在に取り付け、
これら２本の横リンク２１の先端部に縦リンク２２を支
持フレーム１１と平行に水平軸周りに回動自在に連結し
て構成される。支持フレーム１１および各リンク２１，
２２はアルミニウム（合金）製の角パイプあるいはカー
ボンファイバ等の樹脂パイプ等が用いられる。

【００１５】支持フレーム１１は横リンク２１の連結す
るメンバがリンク機構２０の縦リンクとして機能する
（以下、必要に応じて縦リンク２２と称する）。横リン
ク２１は支持フレーム１１に連結する基端の連結間隔に
等しい間隔で先端が縦リンク２２と連結する。この平行
リンク機構２０には、先端部の両側にそれぞれ上側の横
リンク２１と縦リンク２２との間でスプリング２３が張
装される。これらスプリング２３は、端部が各リンク２
１，２２に揺動自在に連結し、リンク２１，２２をその
なす角度が小さくなる方向に付勢、すなわち、カメラＣ
を鉛直上方に付勢する。

【００１６】また、平行リンク機構２０は、各横リンク
２１の先端部（カメラ取付部材３０側）にそれぞれ縦リ
ンク２２との連結部から所定長さ延長した延長部２１ａ
が設けられ、これら延長部２１ａ間にチルト・パン機構
９０を介してカメラＣがチルト・パン角度を可変に取り
付けられる。チルト・パン機構９０は、延長部２１ａ先
端にそれぞれ水平軸廻りの回動を許容するジョイント９
１を介して軸受部材９２が設けられ、これら軸受部材９
２間に支持軸９３が鉛直軸廻りの回動自在に支持され
る。

【００１７】支持軸９３には、下部にプーリ９５が固設
され、また、スライダ９４が相対回転を禁止されて上下
方向摺動自在に設けられる。プーリ９５には無端のワイ
ヤ（ケーブル）Ｗが巻回され、このワイヤＷが横リンク
２１等に沿って支持フレーム１１に配策される。このワ
イヤＷは下側の横リンク２１に取り付けられた操作アー
ムＬに止着され、この操作アームＬの操作によりプーリ
９５、すなわち、支持軸９３が回動する。

【００１８】スライダ９４は上ハーフ部材９４ａと下ハ
ーフ部材９４ｂからなり、これらハーフ部材９４ａ，９
４ｂがそれぞれ支持軸９３に相対回転を禁止されて上下
動自在に取り付けられる。上ハーフ部材９４ａと下ハー
フ部材９４ｂとの間には、先端側（図中、左方）に角パ
イプ等の連結部材９６が介装されてボルト等で固定さ
れ、また、他側に規制部材９７が水平方向（図中左右方
向）および回転方向に相対移動自在かつ上下方向相対移
動を禁止されて係合する。規制部材９７は縦リンク２２
の中間部にブラケット９７ａにより固定される。

【００１９】連結部材９６には先端にカメラ取付部材３
０の一端が取付ピン９６ａにより結合する。カメラ取付
部材３０は、一端に長穴３０ａが形成されて該長穴３０
ａに上述した取付ピン９６ａが遊挿し、他端が支持軸９
３の中間部にブラケット９８により水平方向軸廻りに回
動自在に連結する。このカメラ取付部材３０は、カメラ
Ｃが取り付けられ、平行リンク機構２０の作動で傾動し
てカメラＣのチルト角度を変更する。

【００２０】この実施の形態にあっては、撮影者Ｐが背
負い子１０を腹側に背負い、手で操作レバーや横リンク
２１等を操作してカメラＣの撮影高さを変え、モニタＭ
を見ながら撮影を行う。このため、多数の作業者による
据え付け作業も不要であり、また、ゴルフ中継等におい
てプレーヤを撮影する場合もプレーヤと一緒に移動で
き、優れた機動性が得られる。

【００２１】そして、平行リンク機構２０を操作してカ
メラＣの高さを変更すると、縦リンク２２に対する支持
軸９３の上下方向位置が変化する。このため、スライダ
９４が支持軸９３に対して上下に摺動し、スライダ９４
に固定された連結部材９６が上下動してカメラ取付部材
３０が傾動し、カメラＣのチルト角度が調節される。す
なわち、支持軸９３と縦リンク２２の上下方向相対位置
が変化するが、スライダ９４は上下方向に縦リンク２２
と固定されて上下方向相対位置を一定に維持するため、
平行リンク機構２０の揺動角度に応じてカメラ取付部材
３０が傾動してチルト角度が調節される。

【００２２】したがって、図２に示すようにカメラＣの
位置を高くするとカメラＣのチルト角度は下向きに平行
リンク機構２０の揺動角度に応じた角度となり、逆に、
図３に示すようにカメラＣはチルト角度が上向きに平行
リンク機構２０の揺動角度に応じた角度となり、チルド
角度が自動調節されカメラＣの高さによって撮影対象を
自動的にカメラＣの視野内に入れることができる。この
ため、撮影者の負担を軽減できる。

【００２３】一方、カメラＣのパン角度を調節する場合
は撮影者が操作レバーを操作してワイヤＷを走行させる
と、プーリ９５が回動、すなわち、支持軸９３が回動す
る。このため、カメラ取付部材３０が連結部材９６と一
体に旋回し、カメラＣのパン角度が操作アームの操作に
応じた角度に調節される。

【００２４】なお、上述した実施の形態においては、撮
影者Ｐが背負うことができる背負い子１０に平行リンク
機構２０を取り付けてカメラＣを支持するが、図４に示
すように、自動車Ｓに伸縮可能なブーム（支持部材）Ｂ
を取り付け、このブームＢの先端に上述したリンク機構
２０でカメラＣを取り付けることも可能である。そし
て、この態様では、軽量化の要請が少ないため、パンや
チルト角度を調節可能な雲台を介してカメラＣをカメラ
取付部材３０に取り付けることもでき、また、リンク機
構２０を揺動駆動させるためのアクチュエータ等を設け
ることも可能である。なお、上記ブームＢはリンク機構
２０と同等の平行リンク機構等で代替することも可能で
ある。

【００２５】図５から図８は請求項２に記載の発明の一
の実施の形態にかかる小型カメラ用クレーンを示し、図
５が側面図、図６、図７および図８が作用説明図であ
る。なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の
番号を付して一部の説明を割愛する。

【００２６】この実施の形態は、背負い子１０に台形リ
ンク機構７０を取り付け、この台形リンク機構７０にカ
メラ取付部材３０によってカメラＣを取り付ける。台形
リンク機構７０は、前述した実施の形態と同様に、一対
の横リンク７１の基端部を支持フレーム１１に所定の間
隔ａで回動自在に取り付け、また、横リンク７１の先端
部を基端部の取付間隔ａよりも狭い間隔ｂで縦リンク７
２に回動自在に連結する。上述した間隔ａ，ｂは横リン
ク７１の長さが１５００ｍｍ程度であれば、ａが２５０
ｍｍ，ｂが２００ｍｍ程度の寸法に設定される。

【００２７】この実施の形態にあっても、撮影者Ｐがリ
ンク機構７０を操作することでカメラＣの撮影高さが調
節される。ここで、この実施の形態は、リンク機構７０
の操作することで図６に示すようにカメラＣのチルト角
度θが変化する。すなわち、カメラＣを上方に位置させ
るとカメラＣのチルト角は下向きに、カメラＣを下方に
位置させるとカメラＣのチルト角は上向きに変化する。

【００２８】そして、図７に示すように、下側の横リン
ク７１の長さをＬ、下側の横リンク７１が鉛直軸に対し
てなす角度（リンク角度）をα、カメラＣのチルト角度
をθとすると、カメラＣの撮影距離（Ａ＋Ｂ）は下式の
ように表される。撮影距離（Ａ＋Ｂ）＝Ｌ・cos(90−α）＋Ｌ・sin(90−
α）・tan(90−θ）

【００２９】したがって、図８に示すように、リンク角
度αを調節することでチルト角度θやカメラＣの撮影距
離（Ａ＋Ｂ）がそれぞれ所望の値に設定され、被写体を
常に視野に入れることができ、優れた使い勝手が得られ
る。

【００３０】なお、上述した請求項２に記載の発明の実
施の形態では、カメラＣのチルト角度を調節する機構を
開示しないが、図２と図３に示すチルト・パン機構９０
からチルト機能を省いた機構を付加してパン角度を調節
可能に構成することも可能である。すなわち、縦リンク
７２に回動軸を鉛直軸廻りに回動自在に取り付け、この
回動軸にワイヤが巻回するプーリを固設するとともに、
カメラ取付部材３０を回動軸の回転で回動軸廻りに旋回
するように取り付け、ワイヤの操作でパン角度を調節す
るように構成することができる。

【００３１】また、上述した各実施の形態ではいずれ
も、リンク機構２０，７０上下に揺動（水平軸廻りに揺
動）させて用い、その揺動角度でチルト角度が自動的に
変化するように構成するが、リンク機構を水平に揺動
（鉛直軸廻りに揺動）させてパン角度が自動的に変化す
るように構成することも可能である。

【００３２】さらに、上述した実施の形態においては、
カメラＣを水平移動させるための構成を開示しないが、
この構造を付加することも可能である。この場合は、背
負い子１０の支持部材１１等を鉛直軸廻りに回動自在に
取り付ける。そして、この支持部材１１には横リンク２
１の端部等を着脱自在に取り付け、撮影者に装着する際
の便宜を図る、すなわち、装着が容易に行えるように構
成することが望ましい。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明にかかる小型カメラ用クレーンによれば、平行リン
ク機構にその揺動（傾動）に連動するチルト・パン機構
を設け、このチルト・パン機構を介してカメラを支持す
るため、カメラ位置を調節することでチルト角度も変化
し、被写体を常に視野に入れる等の操作が簡単に行え、
多彩な映像表現が可能となり、また、その構造の簡素化
と軽量化が図れ、優れた機動性が得られる。

【００３４】また、請求項２に記載の発明にかかる小型
カメラ用クレーンによれば、台形リンク機構を介してカ
メラを支持し、カメラ側のリンクの長さを対向するリン
クの長さより短くしたため、請求項１に記載のクレーン
と同様にリンク機構を揺動駆動することでカメラの位置
調節が行え、また特に、その構造をより簡素化すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１に記載の発明の一の実施の形態にかか
る小型カメラ用クレーンの全体側面図である。

【図２】同小型カメラ用クレーンの要部を拡大した側面
図である。

【図３】同要部の図２と異なる状態の側面図である。

【図４】同小型カメラ用クレーンの他の態様を示す模式
側面図である。

【図５】請求項２に記載の発明の一の実施の形態にかか
る小型カメラ用クレーンの全体側面図である。

【図６】同小型カメラ用クレーンの作用を説明する模式
側面図である。

【図７】同小型カメラ用クレーンの撮影距離の算出を説
明するための図である。

【図８】同小型カメラ用クレーンの撮影距離の変化を示
す模式側面図である。

【符号の説明】

１０背負い子（支持部材）１１支持フレーム２０平行リンク機構２１横リンク２１ａ延長部２２縦リンク２３スプリング３０カメラ取付部材７０台形リンク機構７１横リンク７２縦リンク９０チルト・パン機構９１ジョイント９３支持軸９４スライダ９５プーリ９６連結部材９７規制部材ＣカメラＭモニタＳ自動車（支持部材）Ｗワイヤ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者平林 ▲眞▼喜雄東京都港区六本木１丁目１番１号全国朝日放送株式会社内 (72)発明者辻井一義東京都港区六本木１丁目１番１号全国朝日放送株式会社内 (72)発明者吉野洋男東京都港区六本木１丁目１番１号全国朝日放送株式会社内 (72)発明者福元昭彦東京都港区六本木１丁目１番１号全国朝日放送株式会社内 (72)発明者田代博一東京都港区六本木１丁目１番１号全国朝日放送株式会社内 (72)発明者丹邦彰神奈川県川崎市高津区二子707番地株式会社昭特製作所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一対の縦リンクと一対の横リンクを連結
してなる平行リンク機構を備え、一側の縦リンクを支持
部材に取付支持し、他側の縦リンクにチルト・パン機構
を設け、該チルト・パン機構を介してカメラを支持する
小型カメラ用クレーンであって、前記チルト・パン機構が、前記横リンクをそれぞれ前記
カメラ取付部材側の縦リンクとの連結部より延長し、該
横リンクの延長部の先端間に軸受部材により支持軸を鉛
直方向軸廻りに回動自在に支持し、該支持軸にスライダ
部材を軸方向移動自在かつ相対回転を禁止して取り付
け、該スライダ部材に連結部材を固着するとともに、前
記縦リンクに固設された規制部材を前記支持軸の長手方
向に相対移動を禁止し水平方向に相対移動可能かつ前記
支持軸の回転方向に相対移動可能に係合させ、前記カメ
ラ取付部材を前記連結部材と前記支持軸にそれぞれ水平
方向軸廻りに回動自在に連結するとともに、前記支持軸
にプーリを固設し、該プーリに巻回されたケーブルを前
記支持部部材側に設けられた操作部材に連結してなるこ
とを特徴とする小型カメラ用クレーン。
【請求項２】長短の２本の縦リンクと２本の横リンク
を略台形状に連結した台形リンク機構を備え、該台形リ
ンク機構の長い縦リンクに支持部材を、短い縦リンクに
カメラを取付可能なカメラ取付部材を設け、前記台形リ
ンク機構を介してカメラを支持することを特徴とする小
型カメラ用クレーン。
【請求項３】前記支持部材を撮影者が前向きに背負う
ことができる背負い子から構成した請求項１または請求
項２に記載の小型カメラ用クレーン。