JPH10136021A - 無線パケット伝送方式 - Google Patents

無線パケット伝送方式

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JPH10136021A
JPH10136021A JP30354896A JP30354896A JPH10136021A JP H10136021 A JPH10136021 A JP H10136021A JP 30354896 A JP30354896 A JP 30354896A JP 30354896 A JP30354896 A JP 30354896A JP H10136021 A JPH10136021 A JP H10136021A
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transmission
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香津夫 森
Koji Ogura
浩嗣 小倉
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Y R P IDO TSUSHIN KIBAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Y R P IDO TSUSHIN KIBAN GIJUTS
Y R P IDO TSUSHIN KIBAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局から基地局への上りパケット伝送にス
ロット構造をもつ予約アクセス方式を採用するシステム
において、パケットの部分的重なりをなくし基地局によ
る移動局の送信制御を可能とする方式、および、移動局
の持つ属性の補償や通信の公平性の確保を可能とする無
線パケット伝送方式を提供する。 【解決手段】 基地局20は、移動局への予約付与情報
などから次スロットでの到来パケット数を推測して、送
信制御情報生成部24においてスロット毎の送信制御情
報を生成して移動局に送信し、移動局10は、基地局2
0より受信した送信制御情報によりパケット送信の制御
を行う。また、基地局20は移動局の持つ属性や位置の
違いにより区別された複数の送信制御情報を移動局10
に通知し、移動局10がそれらの中から自己に適切な送
信制御情報を選択して、パケット送信の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線パケット伝送
方式に関し、特に移動局から基地局への上り回線のパケ
ット伝送に、基地局からの制御情報を利用するアクセス
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線パケット伝送システムにおけ
る移動局から基地局への上り回線のパケット伝送に、基
地局からの制御情報を利用するアクセス方式の一例とし
て、チャネルロードセンシングプロトコル(Channel Lo
ad Sensing Protocol :CLSP)が知られている。C
LSPは、各移動局がパケットを送信する時、基地局に
よりパケット送信の許可、拒否の制御を受けるプロトコ
ルであり、基地局では、チャネルのトラフィック量を観
測して、その量が定められた閾値より小さければパケッ
ト送信を許可し、大きければ拒否する方式である。この
CLSPは、スロット構造を持たないランダムアクセス
方式の性能向上手段として知られており、スロット構造
を持つランダムアクセス方式には、基本的に適用するこ
とが困難である。
【0003】そこで、CLSPをスロット構造を持つラ
ンダムアクセス方式に適用させるために、スロット幅を
パケット長より短くすることでパケットの部分的な重な
りを生じさせ、パケットのトラフィック量を観測できる
ようにしてCLSPを適用可能とする方式が提案されて
いる(IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICAT
IONS, VOL.12, NO. 4, MAY, 1994, p 665〜
672頁:“A NovelSpread Slotted Aloha System wit
h Channel Load Sensing Protocol”あるいは電子情報
通信学会技術研究報告SST93−4(1994−0
6):“チャネルロードセンシングを用いたSpread Slo
tted ALOHA方式”を参照されたい。)。また、基地局が
通知する制御情報をパケットの送信確率とし、移動局か
らのアクセスをトラフィック量に応じて制御する方式も
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
方式によれば、CLSPによるシステム性能の向上は期
待できるが、一方で、スロット幅をパケット長より短か
くしてパケットの部分的な重なりを生じさせているため
に、システムの性能が劣化するという根本的な問題点が
存在する。さらに、上述した従来の方式を予約型アクセ
ス方式に適用する場合には、パケットの部分的な重なり
が発生するために、基地局における予約制御が複雑にな
るという問題点が存在する。
【0005】また、マルチメディア通信環境における様
々な属性を持つ移動局の存在や、移動局の位置の違いに
よる捕捉効果を考慮すると、従来のCLSP方式では、
移動局は自己の持つ属性や位置の違いに係わらず、基地
局から通知される同一の送信制御情報により制御される
ことになるために、移動局の属性の補償や通信の公平性
の確保が不可能になるという問題点が存在する。
【0006】そこで、本発明は、予約型のアクセス方式
への適用を可能とする高効率な無線パケット伝送方式、
および、移動局の持つ属性の補償や通信の公平性の確保
を可能とする無線パケット伝送方式を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の無線パケット伝送方式は、基地局と
複数の移動局とにより構成され、前記基地局からの制御
情報に基づいて前記移動局が上りパケットの送信の制御
を行うようになされた無線パケット伝送方式であって、
前記移動局から前記基地局への上りパケット伝送にスロ
ット単位で予約を行う予約アクセス方式を採用した無線
パケット伝送方式において、前記基地局は、各スロット
の予約付与状況を示す予約付与情報、接続中の移動局数
を示す接続移動局情報および同時接続可能チャネル数情
報を格納し、前記移動局に対する予約付与および予約解
除の制御を行う予約制御部と、前記移動局に送信する送
信制御情報を生成する送信制御情報生成部とを具備し、
前記送信制御情報生成部は、前記予約制御部に格納され
た前記予約付与情報、前記接続移動局情報および前記同
時接続可能チャネル数情報のうちの少なくとも1つ以上
の情報に基づいて、前記送信制御情報をスロット毎に生
成して前記移動局に通知し、前記移動局は通知された前
記送信制御情報に基づいて予約を要求する予約要求パケ
ットの送信を行うようになされたものである。
【0008】また、本発明の第2の無線パケット伝送方
式は、基地局と複数の移動局とにより構成され、前記基
地局からの制御情報に基づいて前記移動局が上りパケッ
トの送信の制御を行うようになされた無線パケット伝送
方式において、前記基地局は送信制御情報を生成する送
信制御情報生成部を具備しており、該送信制御情報生成
部において生成した送信制御情報を前記移動局に通知
し、前記移動局は、前記基地局から送信される前記送信
制御情報に基づいて自己の保有するパケットの送信を制
御する送信制御部を具備しており、該送信制御部におい
て、前記基地局から通知された前記送信制御情報に基づ
いて、自己の属性に適した新たな送信制御情報を予め与
えられた演算方法により求め、該新たに求めた送信制御
情報に従ってパケットの送信を制御するようになされた
ものである。
【0009】さらに、前記基地局の具備する送信制御情
報生成部は、複数の送信制御情報を生成するように構成
されており、前記基地局は、前記送信制御情報生成部に
おいて移動局の属性により区別された複数の送信制御情
報を生成して前記移動局に通知し、前記移動局は、前記
送信制御部において前記基地局から通知された複数の前
記送信制御情報の中から自己の属性に合致した前記送信
制御情報を選択して、パケットの送信を制御するように
なされているものである。さらにまた、前記移動局の属
性は、当該移動局の保持するパケットデータの種類、前
記基地局からの距離、あるいは、前記基地局から送信さ
れる信号の当該移動局における受信電力とされているも
のである。
【0010】基地局は、各スロットの予約付与状況、接
続中の移動局数および同時接続可能チャネル数等に基づ
いて、各スロットごとの到来パケット数を推測し、各ス
ロットごとの送信制御情報を生成しているため、パケッ
トの部分的重なりを生じさせる必要がなくなり、システ
ム性能の劣化を回避することができる。また、移動局の
持つ属性や位置の違いにより区別された送信制御情報に
基づいてパケットの送信の制御を行うので、移動局の有
する属性の補償や通信の公平性の確保をすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1の無線パケ
ット伝送方式が適用される伝送装置の構成を示す。この
図において、10は移動局であり、該移動局10は、送
信するパケット情報を無線信号に変換するとともに基地
局20から受信した無線信号をパケット情報に変換する
無線部11、送信制御部15からの情報により送信する
パケットの組み立ておよび誤り訂正符号の挿入を行な
い、また、受信パケットの誤り訂正や分解を行ない制御
信号を抽出し、送信制御情報を解析するパケット制御部
12、送信するパケット情報を格納する送信バッファ1
3、パケット情報を生成するパケット生成源14および
基地局20からの送信制御情報をもとにパケットの送信
を制御する送信制御部15から構成されている。
【0012】また、20は基地局であり、該基地局20
は、基地局側で無線信号をパケット情報に変換する無線
部21、受信したパケットの分解や誤り訂正および送信
する送信制御情報のパケット化などを行うパケット制御
部22、受信したパケット情報を一時格納する受信バッ
ファ23、移動局に送信する送信制御情報を生成する送
信制御情報生成部24およびスロットの予約を制御する
予約制御部25から構成されている。
【0013】図示するように、前記予約制御部25は、
各スロットの予約状況を示す予約付与情報テ−ブル25
1、基地局のエリア内の接続中の移動局数を示す接続移
動局情報252および同時に受信可能なパケット数を示
す同時接続可能チャネル数情報253を保持している。
なお、前記接続移動局情報252としては、通常、移動
無線通信において、システムが保持している通信可能な
移動局がどこの無線ゾーンにいるかを示す情報である位
置登録情報を利用することが可能である。また、同時接
続可能チャネル数情報253は、システムを設計した時
に決定される受信機数であり、TDMA等狭帯域系のシ
ステムにおいては周波数チャネル数、CDMA方式にお
いては拡散比等により決定される符号チャネル数に相当
する。
【0014】図2に、本実施の形態における無線チャネ
ルのチャネル構成を示す。この図に示すように、チャネ
ルの時間軸は、一定時間毎にスロット化されており、N
個のスロットでフレームが構成されている。ここで、各
チャネルはTDMA等狭帯域系のシステムにおいては周
波数で、またCDMA方式の場合には符号により分割さ
れており、その数Mは同時接続可能チャネル数情報25
3と等しい。また、報知チャネルは、基地局20から移
動局10に対して送信される下り回線である。
【0015】次に、本実施の形態の動作について、図3
のフローチャートを用いて説明する。通常、上りパケッ
ト伝送にスロット単位で予約を行う予約アクセス方式を
採用している場合には、予約を取得している移動局は無
条件に予約取得スロットにパケットを送信することがで
きる。したがって、本発明の無線パケット伝送方式は、
予約を取得していない移動局がパケット送信を行おうと
した場合の予約獲得を目的とした予約パケットに適用さ
れるものである。
【0016】基地局20がエリア内の移動局と予約アク
セス方式でパケット通信を行っているとき、該基地局2
0は、前記予約制御部25において、予約付与情報テ−
ブル251、同時接続可能チャネル数情報253などに
格納されている情報に基づき、移動局への予約の付与や
解除の制御を行う。すなわち、基地局20は、移動局か
らの新たな予約パケットを受信した場合(ステップS2
14)、受信したスロットの予約付与状況を前記予約付
与情報テ−ブル251から得て、新たに予約付与が可能
か否かを判断し、可能な場合には予約を要求した移動局
に予約を付与する。このとき同時に、前記予約付与情報
テ−ブル251の予約を付与したスロットに対応する予
約付与数を+1する。また、既に付与した予約を解除す
るときには、前記予約付与情報テ−ブル251の予約を
解除するスロットに対応する予約付与数を−1する。こ
のようにして、基地局20は、予約制御部25内の予約
付与情報テ−ブル251を予約制御の都度、更新してい
る(ステップS215)。
【0017】また基地局20は、次スロットの送信制御
情報を生成している(ステップS211)。すなわち、
前記送信制御情報生成部24において、前記予約制御部
25内の予約付与情報テ−ブル251、接続移動局情報
252および同時接続可能チャネル数情報253などを
参照して、送信制御情報をスロット毎に求める。この送
信制御情報は、例えば、移動局の予約パケットの送信許
可確率とされており、この場合には、前記送信制御情報
生成部24において、例えば、 送信制御情報(移動局の予約パケットの送信許可確率)
=(同時接続可能チャネル数−当該スロットの予約付与
数)÷((接続移動局数×有音区間率)−全予約付与
数) という式に基づいて、次スロットにおける到来パケット
数を推測し、スロット毎に送信制御情報を算出する。こ
こで、前式の分母は予約が発生する予定数を示し、分子
は当該スロットの空きチャネル数を示している。このよ
うにして算出された送信許可確率情報の一例を図4に示
す。
【0018】このようにして求められた送信制御情報
(送信許可確率情報)は、前記パケット制御部22に通
知され、報知チャネルの制御パケットに挿入される等の
方法により、前記無線部21を通じて各移動局に送信さ
れる(ステップS212)。
【0019】一方、送信すべきパケットを保持した予約
を取得していない移動局10は(ステップS201)、
基地局20から前記ステップS212において通知され
る前記送信制御情報を無線部11を通してパケット制御
部12で受信し(ステップS202)、前記送信制御部
15に通知する。送信制御情報を受け取った送信制御部
15は、次のスロットの先頭まで待ち(ステップS20
3)、基地局20から受信した送信制御情報により指示
される条件で自己の保持する予約パケットの送信が可能
か否かの判断を行う(ステップS204)。これは、例
えば、基地局から通知された送信制御情報が前述の送信
許可確率情報である場合には、移動局10は前記送信制
御部15内に0〜1までの値をとる乱数発生器を具備し
ておき、ステップS204の判断を、該乱数発生器にお
いて発生させた乱数と、基地局から受信した前記送信許
可確率とを比較することによって実行される。
【0020】このステップS204の判断の結果、送信
可能な場合(つまり、発生した乱数が送信許可確率より
小さい場合)は、送信制御部15は予約パケット送信を
行う旨を前記パケット制御部12に通知し、前記無線部
11を通じて予約パケットを基地局20に送信する(ス
テップS205)。一方、条件が合致しなかった場合
(発生した乱数が送信許可確率以上の場合)は、予約パ
ケット送信の停止をパケット制御部12に通知し、前記
基地局20から通知される次のスロットの送信制御情報
を待つ。予約パケットを送信した後は、首尾良く予約が
取得できたが否かをチェックして(ステップS20
6)、予約を取れなかった場合、再度予約パケットの送
信を上記手順で繰り返すことになる。
【0021】このようにして、各移動局は、基地局にお
いて各スロットの予約付与状況、接続中の移動局数およ
び同時接続可能チャネル数等から推測された到来パケッ
ト数に対応して各スロットごとに生成される送信制御信
号に基づいて予約パケットの送信を行うこととなる。
【0022】さて、各移動局は、それぞれ様々な属性を
持っている。例えば、送信するパケットの種別、基地局
と移動局との距離、基地局からの信号の受信電力などは
必ずしも同一ではない。送信するパケットの種類として
は、音声情報、映像情報、あるいはデータなどがあり、
音声情報や映像情報などの即時性のあるパケットは受信
側において途切れることなく送信することが必要である
が、データの場合には必ずしもそのように伝送する必要
がない。また、基地局との距離が近い移動局、あるいは
基地局からの信号の受信電力が大きい移動局は、他の移
動局よりもアクセスがしやすくなり、移動局間で予約の
取得の確率に差が存在する。したがって、このような移
動局の持つ属性の補償や通信の公平性の確保を行うこと
が必要となる。
【0023】このような移動局の属性に応じた送信制御
を行うようにした本発明の第2の無線パケット伝送方式
について説明する。なお、この第2の無線パケット伝送
方式においても、その基本的構成は前述した図1〜図3
と同様であるので、ここでは、前記図1〜図3を参照し
てこの第2の無線パケット伝送方式について説明する。
【0024】図3において、予約がなく送信すべきパケ
ットを保持した移動局10は(ステップS201)、前
述した第1の無線パケット伝送方式の場合と同様に、前
記基地局20から通知される送信制御情報を前記パケッ
ト制御部12で受信し、前記送信制御部15に通知す
る。このとき、該送信制御部15は、通知された送信制
御情報を基準にして、自己の属性に適した新たな送信制
御情報を求める(ステップS202)。これは、例え
ば、移動局の属性に応じた係数を前記通知された送信制
御情報に乗ずることにより行われる。
【0025】例えば移動局の属性が送信パケットの種別
とされている場合には、移動局10内にパケットの種別
を判断するパケット種別判断部を具備しておき、該パケ
ット種別判断部により送信パケットの種別を判断して、
予め与えられた演算方法により、前記受信した送信制御
情報に基づいて新たな送信制御情報を求める。その後、
前述した第1の無線パケット伝送方式の場合と同様に、
ステップS203以降の動作を行う。ただし、ステップ
S204における判断に使用される送信制御情報は、前
記送信制御部15において、前記基地局20から通知さ
れる送信制御情報を基準にして求めた送信制御情報であ
る。
【0026】以上においては、前述した第1の無線パケ
ット伝送方式の場合と同様に、予約パケットの送出を行
う場合について説明したが、この第2の無線パケット伝
送方式は、このような予約アクセス方式の場合だけでは
なく、ALOHA方式やCSMA方式などのランダムア
クセス方式の場合に適用することができる。
【0027】また、上述した第2の無線パケット伝送方
式においては、移動局において、その属性に応じた新た
な送信制御情報を演算により求めていたが、移動局にお
ける処理をより簡単にした実施の形態について説明す
る。この実施の形態は、基地局20において、移動局の
属性により区別された複数の送信制御情報を生成して、
該複数の送信制御情報を移動局に報知し、移動局側で自
己の属性に応じた送信制御情報を選択するようにしたも
のである。これにより、移動局側における処理が軽減さ
れ、移動局の構成を簡略化することができる。
【0028】この実施の形態においては、基地局20
は、ステップS211において、移動局の属性により区
別された複数の送信制御情報を生成して、全ての送信制
御情報を移動局に通知する。例えば移動局の属性とし
て、送信パケットの種別が採用されている場合には、基
地局20は、図5に示すような移動局の保持するパケッ
トの種別で区分けされた複数の送信制御情報を生成し、
移動局に通知する。移動局10はステップS202で、
基地局20より通知された複数の送信制御情報の中か
ら、自己の属性に合致した送信制御情報を選択する。例
えば、移動局10内にパケットの種別を判断するパケッ
ト種別判断部を具備しておき、該パケット種別判断部に
より送信パケットの種別を判断し、基地局20から通知
された複数の送信制御情報の中からその送信パケットの
種別に合致した送信制御情報を選択する。このようにし
て選択された送信制御情報は、ステップ204における
送信の可能性の判断に使用されることとなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の無
線パケット伝送方式によれば、予約付与情報などから次
スロットでの到来パケット数を推測し、スロット毎の送
信制御情報を生成しているので、スロット構造をもつア
クセス方式であっても、従来方式のようにスロット幅を
パケット長より短かくしてパケットの部分的な重なりを
生じさせる必要がなくなる。このため、パケットの部分
的重なりによるシステム性能の劣化が回避でき、無線チ
ャネルを有効に利用することができる。
【0030】また、本発明の第2の無線パケット伝送方
式によれば、移動局の持つ属性や位置の違いにより区別
された複数の送信制御情報に応じて、移動局がパケット
送信の制御を行うので、移動局の持つ属性の補償や通信
の公平性の確保が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる無線パケット伝送装置の概略
ブロック図である。
【図2】 本発明の無線パケット伝送方式における無線
チャネルのチャネル構成の一例を示す図である。
【図3】 本発明に係わる無線パケット伝送装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明に係わる無線パケット伝送装置におけ
る基地局の送信する送信制御情報の一例を示す図であ
る。
【図5】 本発明に係わる無線パケット伝送装置の基地
局の送信する複数の送信制御情報の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 移動局 11 無線部 12 パケット制御部 13 送信バッファ 14 パケット生成源 15 送信制御部 20 基地局 21 無線部 22 パケット制御部 23 受信バッファ 24 送信制御情報生成部 25 予約制御部 251 予約付与情報テーブル 252 接続移動局情報 253 同時接続可能チャネル数情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の移動局とにより構成さ
    れ、前記基地局からの制御情報に基づいて前記移動局が
    上りパケットの送信の制御を行うようになされた無線パ
    ケット伝送方式であって、前記移動局から前記基地局へ
    の上りパケット伝送にスロット単位で予約を行う予約ア
    クセス方式を採用した無線パケット伝送方式において、 前記基地局は、各スロットの予約付与状況を示す予約付
    与情報、接続中の移動局数を示す接続移動局情報および
    同時接続可能チャネル数情報を格納し、前記移動局に対
    する予約付与および予約解除の制御を行う予約制御部
    と、前記移動局に送信する送信制御情報を生成する送信
    制御情報生成部とを具備し、 前記送信制御情報生成部は、前記予約制御部に格納され
    た前記予約付与情報、前記接続移動局情報および前記同
    時接続可能チャネル数情報のうちの少なくとも1つ以上
    の情報に基づいて、前記送信制御情報をスロット毎に生
    成して前記移動局に通知し、 前記移動局は通知された前記送信制御情報に基づいて予
    約を要求する予約要求パケットの送信を行うことを特徴
    とする無線パケット伝送方式。
  2. 【請求項2】 基地局と複数の移動局とにより構成さ
    れ、前記基地局からの制御情報に基づいて前記移動局が
    上りパケットの送信の制御を行うようになされた無線パ
    ケット伝送方式において、 前記基地局は送信制御情報を生成する送信制御情報生成
    部を具備しており、該送信制御情報生成部において生成
    した送信制御情報を前記移動局に通知し、 前記移動局は、前記基地局から送信される前記送信制御
    情報に基づいて自己の保有するパケットの送信を制御す
    る送信制御部を具備しており、該送信制御部において、
    前記基地局から通知された前記送信制御情報に基づい
    て、自己の属性に適した新たな送信制御情報を予め与え
    られた演算方法により求め、該新たに求めた送信制御情
    報に従ってパケットの送信を制御することを特徴とする
    無線パケット伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記基地局の具備する送信制御情報生
    成部は、複数の送信制御情報を生成するように構成され
    ており、 前記基地局は、前記送信制御情報生成部において移動局
    の属性により区別された複数の送信制御情報を生成して
    前記移動局に通知し、 前記移動局は、前記送信制御部において前記基地局から
    通知された複数の前記送信制御情報の中から自己の属性
    に合致した前記送信制御情報を選択して、パケットの送
    信を制御することを特徴とする前記請求項2に記載の無
    線パケット伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記移動局の属性は、当該移動局の保
    持するパケットデータの種類とされていることを特徴と
    する前記請求項2あるいは3に記載の無線パケット伝送
    方式。
  5. 【請求項5】 前記移動局の属性は、前記基地局から
    の距離とされていることを特徴とする前記請求項2ある
    いは3に記載の無線パケット伝送方式。
  6. 【請求項6】 前記移動局の属性は、前記基地局から
    送信される信号の当該移動局における受信電力とされて
    いることを特徴とする前記請求項2あるいは3に記載の
    無線パケット伝送方式。
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