JPH10135974A - ネットワーク統合化ノード装置およびこれを含むネットワーク統合化ノードシステム - Google Patents

ネットワーク統合化ノード装置およびこれを含むネットワーク統合化ノードシステム

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JPH10135974A
JPH10135974A JP29022196A JP29022196A JPH10135974A JP H10135974 A JPH10135974 A JP H10135974A JP 29022196 A JP29022196 A JP 29022196A JP 29022196 A JP29022196 A JP 29022196A JP H10135974 A JPH10135974 A JP H10135974A
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path
transmission
network
unit
terminal
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JP29022196A
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Yoshinori Kajii
芳徳 梶井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存網との共存を図りつつ、柔軟でかつ運用
効率の高いネットワークを実現する。 【解決手段】 異なる複数種の端末2が扱う各端末信号
を統合して授受する端末信号統合化手段11と、伝送路
3を形成する異なる複数種のパスを介して転送される各
伝送路信号を統合して送受信する伝送路信号統合化手段
12と、端末信号統合化手段11により統合化されたセ
ル群および伝送路信号統合化手段12により統合化され
たセル群を取り込んで、各該セルの送信先に振り分ける
クロスコネクト手段13と、複数のパスのトラヒック状
態に応じて適応的にクロスコネクト手段13内でのパス
接続を変更しまた各パスの通信容量を変更するパス設定
手段14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク統合化
ノード装置およびこれを含むネットワーク統合化ノード
システムに関する。近年、マルチメディア広域伝送シス
テムの実用化に向けて種々開発が進められている。例え
ば、非同期転送モード(ATM:Asynchrono
us Transfer Mode)通信方式を基礎と
したWAN(Wide AreaNetwork)用の
伝送システムとして実現され、具体的には、コモンキャ
リア専用線を伝送路とするLAN(Local Are
a Network)間接続によって構成される伝送シ
ステムが既に運用されている。また、WAN(Wide
Area Network)用の伝送システムとし
て、B−ISDN(Broadband Integr
ated Services DigitalNetw
ork)相当の伝送路を介在させた仮想パス網構成の伝
送システムが実用化段階に入って来ている(後述する図
1)。
【0002】しかしながら上述したいずれの伝送システ
ムにおいても、伝送路の柔軟で高効率な運用ならびに高
信頼度の通信の確保という観点からすると必ずしも満足
なものとは言えないのが現状である。本発明はかかる状
況に鑑みた、ネットワーク統合化ノード装置およびこれ
を含む伝送システムについて述べるものである。
【0003】
【従来の技術】図22はマルチメディア広域伝送システ
ムの一形態として実用化が進められているシステム構成
例を示す図である。また、図23は図22におけるユー
ザ宅内に構築される公知のLAN構成例を示す図であ
る。まず図22を参照すると、本図は、ATM方式を基
礎とした通信システムすなわちATM通信システムにお
ける特にWAN区間について具体的に示している。
【0004】本図に示す構成はコモンキャリアによる公
衆B−ISDN構成例であり、ATMクロスコネクト装
置(ATM・XC)を含むATMリンクシステムと、両
端に該ATM・XCを有する光長距離伝送網とで構成さ
れる。このATMリンクシステムはパス網を実現するも
ので、伝送路(光長距離伝送網)の使用効率を向上させ
るパス収容技術を導入すると共に、警報転送はもとより
導通特性試験や導通監視等のパスOAM(Operat
ions Administration and M
aintenance)技術ならびに全国を一元監視制
御するオペレーションシステム(ATM・ops)を備
えている。
【0005】係るATM通信システムは、網終端装置
(NT:Network Termination)、
加入者線終端装置(ATM・SLT:ATM Subs
criber Line Terminal)および分
岐挿入型多重変換装置(ADM:Add/Drop M
ultiplexer)(図示せず)からなる加入者系
システムと、クロスコネクト装置(XC)および高速光
伝送路(光長距離伝送網)からなる中継系システムとに
大別して構成される。
【0006】また、ネットワークセンタ(ATM・op
s:ATM operationsystem)は、当
該ATM通信システムの監視/制御を行う。なお、図中
のTEは端末、特にATM端末である。ATM端末TE
に代えて、さらにLANが連係することもある。例え
ば、本図中の左端(※)より、図23の右端(※)へ接
続することによりLANが展開する場合もある。
【0007】図23はATM・LANおよびLAN間接
続の構成例を示す図であり、その中心にATMスイッチ
(ATM・SW)が置かれる。既存LANは、マルチプ
ロトコルルータであるATMルータ(LINKRELA
Y)にて収容して、ATMスイッチに接続する。またP
BX(Private Branch Exchang
e)、TDM(Time Division Mult
iplexer)等の既存端末系は、Iインタフェース
でATMスイッチ(ATM・SW)に接続される。
【0008】なお、図中のFDDIはFiber Di
stributed Data Interface,
SNMP(Simple Network Manag
ement Protocol)マネージャはイーサネ
ット(Ethernet)を監視するユニット、AV・
SWシステムは例えばNTSC方式によるAudioV
idualスイッチシステム、FEDIS−Tは画像信
号の変換ユニットで1.5MbpsのPRI(Primar
y Rate Interface)に接続するもの、
ATM・TAはATM Terminal Adapt
er,SCはSpeed Converterである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図22に示したATM
通信システムは、初めに述べた「伝送路の柔軟で高効率
な運用ならびに高信頼度の通信の確保」という要請に応
え得るものである。しかしながら、この図22のATM
通信システムを採用した場合、このATM通信システム
では現在保有する資産、特に非ATM系の資産(例えば
既存網)は全く利用することができないため、経済性の
面で難点がある。このためコスト的に見ても実用的なも
のとするにはさらに長年月を要するものと考えられる。
【0010】一方、現状のATM通信システムについて
考察すると、現状のATM通信システムにおいては、B
−ISDN伝送路(SDH:Synchronous
Didigital Hierarchy)のみを対象
としたWANの構築を指向している。ところが自営網ユ
ーザにとっては光伝送路の環境が十分整備されていない
のが実態である。そうすると既存網の有効利用という観
点からも、既存網でのATMネットワーク構築が要求さ
れる。しかしながら、係るATMネットワークの構築は
未だ実現できていない。
【0011】また係る自営網までも取り込んだ統合AT
Mネットワーク網を構築しようとしても、係る網の全体
監視ならびに制御の技術が確立していない現状では、そ
のような網を高効率で利用することは困難である。さら
に端末装置について見ると、端末装置が高速化している
という現状では、伝送路の容量が不足しつつある。この
場合、例えばマイクロウェーブ伝送路について見ると、
その伝送路上での周波数割当に制限があり、単純にはそ
の伝送路の容量を増大できない。
【0012】結局、現状では下記の問題点,および
が生ずる。 通信ならびに伝送路コストの高いWAN区間におい
て種々の既存の伝送路を使用できると共に、そのWAN
区間において時々刻々変動する仮想パスの需要容量で対
応でき、かつ、その伝送路上で生ずる障害等にも即座に
対応できる、柔軟で運用効率の高いネットワークが実現
できていない。
【0013】 本来指向しているLANおよびWAN
間の一貫接続によるシームレス通信が実現できていな
い。 ATM網への段階的移行を可能とする、既存網とA
TM網との間の相互接続機能と、既存端末を有効利用す
るための既存端末のATM網への接続機能とが一体化し
ていない。
【0014】すなわち、現状のATM通信システムで
は、現在保有する非ATM系の資産を十二分に活用した
上で、伝送路の柔軟で高効率な運用ならびに高信頼度の
通信を確保し得るような、マルチメディア広域伝送シス
テムを実現しようとすると、上記,およびの問題
点が支障となる。したがって本発明は上記諸問題点を同
時に解消して、伝送路の柔軟で高効率な運用ならびに高
信頼度の通信を確保することのできるネットワーク統合
化ノード装置およびこれを含むネットワーク統合化ノー
ドシステムを提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本をな
すネットワーク統合化ノード装置の原理構成を示す図で
ある。本図において、参照番号1はネットワーク統合化
ノード装置(以下、NIN装置とも称す)。なおNIN
はNetwork Integration Node
の略記号である。NIN装置1は、端末2と伝送路3と
の間に配置される。
【0016】上記ネットワーク統合化ノード装置(NI
N装置)1は、少なくとも、端末2側の端末信号統合化
手段11と、伝送路3側の伝送路信号統合化手段12
と、これら端末信号統合化手段11および伝送路信号統
合化手段12の間に配置されるクロスコネクト手段13
とからなる。また、好ましくは、さらにパス設定手段1
4を有する。
【0017】端末信号統合化手段11は、異なる複数種
の端末2が扱う各端末信号を統合して授受する機能を有
する。伝送路信号統合化手段12は、伝送路3を形成す
る異なる複数種のパスを介して転送される各伝送路信号
を統合して送受信する機能を有する。クロスコネクト手
段は、端末信号統合化手段11により統合化されたセル
群および伝送路信号統合化手段12により統合されたセ
ル群を取り込んで、各該セルの送信先に応じて当該端末
および伝送路3内の当該パスにそれぞれ振り分ける機能
を有する。
【0018】また上記パス設定手段14は、上記クロス
コネクト手段13に接続し、かつ、伝送路3内に形成さ
れる複数のパスのトラヒック状態に応じて適応的にクロ
スコネクト手段13内でのパス接続を変更しまた各該パ
スに許容される通信容量を変更する。さらにまた本発明
におけるネットワーク統合化ノードシステムは、上述し
たネットワーク統合化ノード装置(NIN装置)1を複
数有し、複数種の伝送系を統合した伝送路3を介して、
これらネットワーク統合化ノード装置を接続して構成さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係るネットワーク
統合化ノード装置を含むネットワーク統合化ノードシス
テムの一構成例を示す図である。本図において、ネット
ワーク統合化ノードシステム(以下、NINシステムと
も称す)は参照番号10で示されており、本図の例で
は、伝送路3を介して2つのネットワーク統合化ノード
装置(NIN装置)1が設置されている。2つのNIN
装置1はそれぞれ複数の端末2を収容している。なお、
本図中、白丸の端末2は既存端末を表し、黒丸の端末2
はATM端末を表す。
【0020】上記NINシステム10において、各NI
N装置1は、ノード監視/制御装置(以下、NSPとも
称す)21を具備する。NSPはNetwork Su
pervisory Processorの略記号であ
る。このNSP21は、各ネットワーク統合化ノード装
置(NIN装置)1内の前述したパス設定手段14(図
1)と連携して、各NIN装置1について複数のパスの
トラヒック状態を監視すると共に、その監視結果に応じ
た制御を行う。
【0021】これらNSP21にはさらにネットワーク
管理システム(以下、NMSとも称す)22が接続され
る。NMSはNetwork Management
Systemの略記号である。このNMS22は、複数
の上記ノード監視/制御装置(NSP)21を集中的に
統括管理し、当該ネットワーク全体のトラヒック状態に
応じて複数のネットワーク統合化ノード装置1をそれぞ
れ個別に監視しかつ制御する。
【0022】この図2において、本発明の着眼点が伝送
路3によって分かり易く示されている。この着眼点は、
既存の伝送網資産が統合化される点である。これにより
統合伝送網が構築される。本発明でいう伝送路3はこの
統合伝送網のことであり、現実的な具体例として、本図
では、マイクロウェーブ、同軸線、SD(SuperD
igital)専用線、衛星および光自営網(50M/
150M)を記載しているが、一般的に言えば、この伝
送路3は、光伝送系、無線伝送系、同軸伝送系、コモン
キャリア専用線伝送系、衛星回線伝送系および既存自営
網をなす伝送系である。これら各種伝送路をより多く含
めば含む程、柔軟性のある高信頼度なネットワークを構
築できるが、これら各種伝送系のうち少なくとも2つを
含むことが望まれる。もし一方の伝送系に障害等が発生
した場合、これを代替する他方の伝送系の都合2つは最
低限必要だからである。
【0023】上記のとおり伝送路3を統合伝送網とした
ことにより、多数かつ多種の端末間でのスムーズな信号
のやりとりが要求される。この要求を満たすのが前述し
たネットワーク統合化ノード装置(NIN装置)1であ
る。図2についてさらに説明を加えると、本図中のTD
MはTime Division Maltiplex
er,TAはTerminal Adapter,DS
UはDigital Service Unitであ
る。なお、これらの構成要素は、NSP21およびNM
S22による監視/制御の範囲外である。この図2は一
例として官公民需用のATM WAN(プライベートB
−ISDN)を想定したもので、これらNIN装置1は
既存網および将来の光網を一元的に扱うパスを介した通
信の中継機能を担うものである。また該パスを任意のイ
ンタフェース間で接続し(図1の手段11および1
2)、送信先方路向けのパスに乗せ換えて送信するクロ
スコネクト機能(図1の手段13)を担う。
【0024】さらに各パスに許容される通信容量につい
て、予め予測された短期または長期の需要変動に応じて
パスの設定の変更を行う(図1のパス設定手段14)。
これにより柔軟で運用効率の高いネットワークの形成が
常に保証される。またNIN装置1内のパス設定手段
(図1の14)は、各パスに予め割り当てられた優先順
位に従ってパスの指定を行い、過負荷時におけるセルフ
ルーティングまたは障害発生時におけるセルフヒーリン
グのためのパスの設定変更を行ったり、大規模災害時等
においては、適切なネットワークを自動的に再構築す
る。
【0025】さらにパス設定手段14は、各パスの通信
容量について予め予測された短期または長期の需要変動
に応じて、パスの設定変更を行うことができる。さらに
またパス設定手段14は、複数のパスの一部を収容する
伝送路3が断になったとき、残りの伝送路を形成するパ
スによって当該ネットワークを再構築するようにパスの
再設定を行うこともできる。
【0026】一方、ネットワーク管理システム(NM
S)22により制御される機能としては、VPの設定、
開通、例えばテストセルによる試験制御、切替、経路変
更、容量変更等がある。かくして、NINシステム10
はLANとWANのシームレス通信を実現する。また既
存網ならびに既存端末との共存も可能である。上述した
ネットワーク統合化ノードシステム(NINシステム)
10をさらに集大成すればマルチメディア広域統合ネッ
トワークを実現できる。
【0027】図3は本発明を適用したマルチメディア広
域統合ネットワークのイメージ図である。本図におい
て、1は図1および図2に示したネットワーク統合化ノ
ード装置(NIN装置)であり、A〜H地点(Loca
tion)に設置されたものを図示しているが、これよ
りさらに多くても構わない。これらNIN装置1にそれ
ぞれ接続する、図2に示した伝送路3は全体として統合
伝送網を構築する。ただし、既述のNSP21やNMS
22は記載を省略した。なお、本図において、各伝送路
3を3つの3送系のうち、実線はSD専用線を、点線は
マイクロウェーブを、二重線はSDH光伝送系をそれぞ
れ例示している。
【0028】図4は図3における統合伝送網内のパス構
成例を詳細に示す図である。ただし、簡素化のために
A,B,CおよびD地点にある各NIN装置1のみを詳
しく示し、また、各NSP21についても記載を省略し
た。図4において、各NIN装置内のM/DM31は多
重/分離モジュール(MUX/DMUX・Modul
e)であり、XCM32はクロスコネクトモジュール
(Cross−Connect Module)であ
る。例えばVP(Virtual Path)−M/D
Mであり、VP−XCMである。
【0029】M/DM31は図1の端末信号統合化手段
11および伝送路信号統合化手段12の各一部に相当す
るものである。またXCM32は図1のクロスコネクト
手段13に相当するものである。なお、図中のEE(E
xisting Equipment)は既存網の装置
を表し、UNIはUser Network Inte
rfaceであり、各伝送路3内のOは光伝送系、Rは
無線伝送系、Cは同軸伝送系、Lはコモンキャリア専用
線伝送系をそれぞれ表す。
【0030】また、A地点のNIN装置1内には4束の
ハイウェイ(HW)が示されており、各束をなす3つの
パスは、上から順にB方路、C方路およびD方路向けで
ある。同様に、C地点のNIN装置1内の各束をなす3
つのパスは、上から順にB方路、A方路およびD方路向
けである。図4の構成についてさらに詳細に説明する。
多重/分離モジュール(M/DM)31は種々端末2か
らの種々インタフェースの端末信号をセル化することで
共通化を図ると、そのセルを送信先方路の仮想パス(V
P)毎に多重化する機能を果す。このため、セルの多重
/分離、VP多重/分離(VPアドレス変換)を行う。
この場合、図1のパス設定手段14によってVP容量の
監視、トラヒック受付制御(コネクション受付制御、使
用量パラメータ制御、優先制御、輻輳制御)等の処理も
併せて行われる。
【0031】クロスコネクトモジュール(XCM)32
は、異なる複数の伝送系を一元的に扱うクロスコネクト
機能により、送信先方路の仮想パスにセル群を乗せ、当
該伝送系インタフェースに適合したマッピングを行って
伝送する機能を実現する。このため複数種の伝送系のV
P設定(速度に依存することなく)、クロスコネクト、
セルフルーティング、セルフヒーリング、パス容量監視
/制御の実行や、パス経路、容量、品質監視等のOAM
(Operations Administratio
n and Maintenance)処理、LT(L
ine Terminator)インタフェース変換
(STM/ATM変換、DP/VP変換)処理の実行を
担う。
【0032】なお、SDHのペイロードにATMセルの
連続ストリームを収容する場合は、ITU−Tに規定す
るI413,I432を適用し、PDH(Precio
chroneous Digital Hierarc
hy)のネットワーク上でATMの転送を可能とするた
めのセルマッピング方式としてG804(1.5M/
2.0Mの一次群速度、25M/50Mの中間速度)を
採用する。
【0033】また、VPベースのP−P(Point−
to−Point),P−M(Point−to−Mu
ltipoint)、およびXC(クロスコネクト)の
各機能により、映像分配等も可能である。上述の図4は
図3における統合伝送網を主体に詳しく示したが、次に
図3における2つのNIN装置1とその間の伝送路3を
主体に図5で詳しく説明する。
【0034】図5は図3における2つのNIN装置1と
その間の伝送路3の詳細例を示す図である。2つのNI
N装置1は、A地点およびB地点の各NIN装置1であ
る。いずれのNIN装置1も全く同様の構成であるが、
図では左右対称に描かれている。なお、図中の参照番号
11,12および13は、それぞれ図1に示した端末信
号統合化手段、伝送路信号統合化手段およびクロスコネ
クト(XC)手段に対応する。
【0035】図では伝送路3の構成も詳しく描いてお
り、本図の例では、光伝送系、無線伝送系、同軸伝送
系、コモンキャリア専用線伝送系、衛星回線伝送系およ
び既存網をなす伝送系が示されている。これら伝送系の
各々には、その両端に、通常の伝送装置が配置される。
これら伝送装置は各伝送系の機能に応じて光/電気変換
またはこの逆変換を行ったり、キャリアの変調を行った
りするが、この他、後述するオーバヘッド(OH)信号
の処理を行ったりする。
【0036】上記光(Optical)伝送系に形成さ
れる仮想パス(VP)はVPO(VPO1〜VPOn)
として表す。同様に無線(Radio)伝送系について
はVPR(VPR1〜VPRn),SD専用線(Lea
sed Line)伝送系についてはVPL(VPL1
〜VPLn)、衛星(Satelite)伝送系につい
てはVPS(VPS1〜VPSn)で表す。また本図の
左端および右端には、各端末2との間で授受された端末
信号が仮想チャネルVC(Virtual Chann
el)として表されている。
【0037】また各NIN装置1内において、伝送路信
号統合化手段12を構成する部分は、SDH・LT(L
ine Terminator)、各伝送系対応に設け
られたLTをなす信号変換部、例えば速度変換部(RA
TE・CONV)ならびにSTM(Synchrono
us Transfer Module)/ATM(A
synchonous Transfer Modul
e)CONV(Converter)からなる。
【0038】この図5の構成についてさらに詳しく説明
する。上述のとおり、ネットワーク統合化ノード装置
(NIN装置)1には、異なる複数種の伝送系を一元的
に扱うクロスコネクト手段があって、光伝送系、多重無
線伝送系、同軸伝送系等を統合化し、これらを統合伝送
路と捉えて一元化している。セル化された端末信号(V
C×n)は送信先方路毎にVP(仮想パス)に多重さ
れ、それぞれの伝送路インタフェースに適合してマッピ
ングされる。
【0039】予め設定された、VPの過負荷時または障
害時におけるパスの変更は、図中に示すように、予め設
定された優先順位に従い、→→→の順でルート
換え、すなわちセルフヒーリングまたはセルフルーティ
ングが実行される。また、パスのトラヒックについての
長期計画、短期需要変動、障害時等における、ネットワ
ーク構成変更およびパス容量の変更等は、各ノード監視
/制御装置(NSP)21を介し、ネットワーク管理シ
ステム(NMS)22により集中的に監視/制御され
る。
【0040】上述の図5においては、伝送路3の下端に
非ATM系端末を扱う網(VP網)が示されている。当
該網を収容するNIN装置1にあっては、図23に示し
たATMスイッチ(ATM・SW)を中核としたATM
・SWベースのATM・LANが端末系に導入されてい
ると、本発明のNINシステムの導入に都合がよい。と
ころがこのようなATM・SWベースのATM・LAN
が未だ導入されていない場合もあり、このようなときに
は次に述べるTIN(Terminal Integr
ation Node)を併用するとよい。
【0041】図6は非ATM系端末群に対し本発明のN
INシステムを適用する一例を示す図である。なお、既
に説明済みの構成要素には同一の参照番号または記号を
付して示す。ATM系端末2は、NIN装置1に直接収
容可能であるが、非ATM系端末2は、ターミナル/イ
ンテグレーションノード(TIN)41を介してNIN
装置1に接続させる。
【0042】図1を再び参照すると、本発明の基本をな
すネットワーク統合化ノード(NIN)装置1は、手段
11〜13あるいは手段11〜14によって構成され
る。これら手段11〜13は、図4のモジュール31お
よび32として、また、図5におけるこれら手段の相当
部分(11,12,13)として、やや具体的に示した
が、ここで、これら手段についてさらに詳細な実施例を
示す。
【0043】図7はNIN装置1の実施例を示す図(そ
の1)、図8は同図(その2)、図9は同図(その3)
である。図1と対比すると、図7は主として端末信号統
合化手段11に対応し、図8は主としてクロスコネクト
手段12およびパス設定手段14に対応し、図9は主と
して伝送路信号統合化手段12に対応する。まず図7を
参照すると、端末信号統合化手段11は、ATM系の端
末2とクロスコネクト手段13との間は直結し、一方、
非ATM系の端末2とクロスコネクト手段13との間に
は端末インタフェースユニット51を介在させてなり、
この端末インタフェースユニット51は、端末信号と既
述の統合化されたセル群との間の信号変換を行う端末側
信号変換部52と、この端末側信号変換部52とクロス
コネクト手段13との間にあって、セル群の多重分離を
行う端末側多重分離部53とを有してなる。
【0044】次に図8を参照すると、クロスコネクト手
段13は、パス設定ユニット61の中に形成され、この
パス設定ユニット61内には、端末信号統合化手段11
との間でセル群の多重分離を行う端末側セル多重分離部
62と、伝送路信号統合化手段12との間でセル群の多
重分離を行う伝送路側セル多重分離部63と、端末側セ
ル多重分離部62と伝送路側セル多重分離部63との間
にあって各セルに付された宛先情報に基づき所定の方路
別パス情報に変換するパス情報変換部64と、該宛先情
報と該所定の方路別パス情報との間の対応関係を保持す
るためのRAM等からなるパス情報テーブル部65とが
設けられる。ここに言うパス情報とは、例えばVPI
(Virtual Path Identifier)
である。
【0045】パス設定ユニット61内にはさらにパス設
定手段14も形成される。これは主としてパス情報制御
部66からなり、複数のパスのトラヒック状態に関する
状態情報をもとにパス情報テーブル部65内の前述した
対応関係を書き換え制御する。なお、パス設定手段14
内には、パス情報制御部66に協働する具体例として、
VPI(Virtual Path Identifi
er)通信部67やOAMセル処理部68が描かれてい
る。
【0046】さらに図9について見ると、伝送路信号統
合化手段12は、伝送路3とクロスコネクト手段13と
の間に設けられる伝送路インタフェースユニット71か
らなり、この伝送路インタフェースユニット71は、伝
送路信号と前述の統合化されたセル群との間の信号変換
を行う伝送路側信号変換部72と、この伝送路側信号変
換部72とクロスコネクト手段13との間にあって、セ
ル群の多重分離を行う伝送路側多重分離部73により構
成される。
【0047】上述した図7、図8および図9に示す構成
要素についてさらに詳しく説明する。 ・端末インタフェース部ユニット51について(図7) (1)端末側信号変換部52:各種インタフェース仕様
(PRI,BRI,V24/V35,X−21,NIS
C等に準拠した、信号のセル化/デセル化を行う。 (2)端末側多重分離部53:150MbpsのUNIイン
タフェースに適合した多重分離を行う。 ・パス設定ユニット61について(図8) 仮想パス単位のパス設定機能を有するクロスコネクト装
置であり、150Mbps相当の複数のHWの完全線群スイ
ッチを構成している。 (1)パス情報(VPI)変換部64 a)パス情報(VPI)テーブル部65へアドレスを送
出する。
【0048】b)VPI変換テーブル65からのデータ
を受信し、主信号のヘッダ(VPI)の書き換えを行
う。 c)主信号に含まれるOAMセルを検出し、OAMセル
処理部68へ渡す。 d)OAM処理部68からのデータを受け、OAMセル
として主信号内に送出する。 (2)VPI通信部67 制御部66との通信により、VPIテーブル部65の設
定を行う。 (3)VPIテーブル部65 VPI変換用テーブル(RAM)からなる。 (4)OAMセル処理部68 a)OAMセルデータを受信し、VPI変換部64へ送
出する。(図示しないOAM部との通信により得たOA
Mセルデータ)。
【0049】b)VPI変換部64にてドロップされた
OAMデータを、そのOAM部へ送出する。 (5)VPI制御部66 a)CPU主導のもとで、VPI変換データの設定や読
出し機能を果す。 b)OAMセルデータの設定や読出し機能を果す。 (6)セル多重分離部62および63 150Mbps×nと2.4Gbps×1CHとの間のセル多重
分離処理を行う。 ・伝送路インタフェースユニット71(図9)について
は、上述した端末インタフェースユニット51と同様で
ある。
【0050】図10は図8におけるパス情報変換部64
とパス情報テーブル部65による動作を表す図である。
ただし、パス情報としてVPIを用いる場合を示す。図
において、VPI変換部64は、スルーする入力3ポー
ト(〜)と出力3ポート(〜)およびアッド
(ADD)される入力3ポート(〜)が例示されて
いる。これらポートを出入りする長方形のブロックCL
はセルであり各々の先頭にはヘッダHがある。セルは例
えば53バイトでそのうちヘッダHは5バイトを占有す
る。
【0051】本図の例では、入力ポート〜に9個の
セル(No.1〜No.9)が入力され、入力ポート
〜に9個のセル(No.10〜No.18)がアッド
され、各方路別にクロスコネクトされて、出力ポート
〜より合計18個のセルが出て行く。各セルのヘッダ
が図中、白と黒とハッチングに区別して表されている
が、白は光(O)伝送系の仮想パス(VP)に向けられ
たセルVPOであり、黒はマイクロウェーブ等の無線
(R)伝送系の仮想パス(VP)に向けられたセルVP
Rであり、ハッチングは衛星(S)伝送系の仮想パス
(VP)に向けられたセルVPSであることを表す。
【0052】上記VPの設定は、セルのヘッダに示され
る宛先情報であるVPIを解読することにより行い、こ
の解読のもとでセルが各方路(パス)に振り分けられ
る。この振り分けは、VPIテーブル部65を参照する
ことにより行われる。このVPIテーブル部には、入力
側インタフェース(〜,〜)と出力側インタフ
ェース(〜)との間の予め定めた対応関係が保持さ
れている。
【0053】VPI変換部64は、ハイウェイHWを転
送されてきたセル内のヘッダに示されるVPI値を、V
PIテーブル部65での設定に従い、新VPI値に変換
する。VPIテーブル部65へは、VPI制御部66か
ら、上記の対応関係が通知される。VPIテーブル部6
5から読み出した対応関係は、VPI制御部66に通知
される。
【0054】かくして任意の入力HWから任意の出力H
Wに、VP単位で宛先を設定できる。VPIは運用状態
に応じいつでも自由に変更できる。図11は図10に示
すVPIテーブル部65の内容を示す図である。図10
に示すセルの振り分けはこの図11に示す対応関係に従
って行われる。図11の左欄(VPIin)は、図10
のポート〜に入力される18個のセルのNo.(0
001〜0018)と、当該仮想パスに係る伝送系の種
別(R,S,O)とが書き込まれる。なお、0004以
降は記載を省略した。
【0055】図11の中欄(VPI変換)は、既述した
対応関係に相当し、左欄の0001〜0018は、中欄
の0101〜0118に変換されVPR1′,VPS
1′,VPO1′…が与えられる。VPR1′,VPS
1′,VPO1′…は、図10の右端に示されており、
それぞれ対応する伝送系の出力ポート(〜)より送
出される。
【0056】図12は図11に示した動作をもとに実現
されるNIN装置1の機能をモデル化した図である。た
だし、D地点のNIN装置1について示す(他の地点に
ついても同じ)。このD地点のNIN装置1は伝送路3
を経由して、“A”および“B”地点の各NIN装置1
につながる。また、D地点のNIN装置1は配下にユー
ザ端末2を収容し、これら端末からのデータのアッド
(Add)または、これら端末へのデータのドロップ
(Drop)を、クロスコネクト手段13にて行う。
【0057】クロスコネクト手段13はまた“A”のN
IN装置1と“B”のNIN装置1との間で、“D”の
NIN装置1を素通りさせて、データのやりとりをさせ
ることができる(Through)。さらにまたクロス
コネクト手段13は、同一の伝送路3内において、一方
の伝送系(例えば光)と他方の伝送系(例えば無線
(μ))との間でのデータの折り返しもできる(Rou
ting)。
【0058】図13は図12において端末2から伝送路
3へ端末信号を送出するときの一例を示すフローチャー
トである。このフローチャートは、AALレイヤ→AT
Mレイヤ→物理レイヤに分けて示してある。図に説明す
るとおり、AALレイヤで送信データを一連の48バイ
トデータに分割し、ATMレイヤではこれら48バイト
データをペイロードに5バイトの宛先情報をヘッダにそ
れぞれマッピングして、物理レイヤに落す。
【0059】物理レイヤでは、ATM網の場合と非AT
M網に区分してデータの組立てが行われる。さらにAT
M網のときは、SDHベースの場合とセルベースの場合
とに分けて処理される。以上述べてきた機能を、実際の
ネットワークで運用状況を見ながら、支障なく発揮させ
るには、図1や図8で示したパス設定手段14の役割が
重要になる。このパス設定手段14は、図2、図8、図
9等に示されたノード監視/制御装置(NSP)21お
よびノード管理システム(NMS)と連携して初めてそ
の役割を十分果すことができる。
【0060】図14は各NIN装置1のパス設定手段1
4およびNSP21とNMS22との間の接続モデルを
示す図である。ただし、一例として、A,BおよびCの
各地点に配置された3つのNIN装置1について示して
いる。なお、端末(TE)2、伝送路3、端末信号統合
化手段(端末INFとして表す)11、伝送路信号統合
化手段(伝送路INFとして表す)13、VPI(パス
情報)変換部64ならびにVPI(パス情報)テーブル
部65(これらをVPI変換として表す)については既
に説明したとおりである。
【0061】ここで注目しているパス設定手段14はC
ONTとして表しており、それぞれ対応するノード監視
/制御装置(NSP)21およびネットワーク管理情報
ライン75を介して、ネットワーク管理システム(NM
S)により集中管理される。最も基本的な動作は、NM
S22より、当該ネットワークについて設計時に予め定
めた各ノードについての初期トラヒックデータを、各ノ
ードに対してダウンロードする。
【0062】さらにそのダウンロードされた初期トラヒ
ックデータをもとに当該ネットワークの運用が開始され
ると、各ノード毎のトラヒック情報を、各ノードのNS
P21を通して、NMS22に収集する。その収集され
たトラヒック情報を分析して、初期トラヒックデータが
実際の運用に適合しないことが分かると、仮想パス(V
P)毎に初めに申告した通信容量を変更して、各パス設
定手段14にフィードバックする。ここに当該ネットワ
ークにおけるVP帯域の割り当てについて再構成が行わ
れる。
【0063】上述したトラヒック情報の収集に際して
は、各ノード毎に設けられた公知のUPC(Usage
Parameter Control)部(図示せ
ず)を利用することができる。このUPC部は、端末2
からのユーザトラヒックが規定値どおりに送出されてい
るかどうか監視しまた制御する機能を有する。この結
果、いわゆるバイオレーションの表示とか、セル廃棄と
か、スムージング制御とか、を行うものである。
【0064】図15はVPの通信容量を監視して変更す
る場合の様子を図解的に表す図であり、上述した、NM
S22による最も基本的な動作を表すものである。本図
の示すところによれば、 光伝送系(O)の仮想パスVPO1における通信容
量をαだけ増やす必要が生じたため、VPO2の通信容
量をαだけ減らし、 無線伝送系(R)の仮想パスVPR1における通信
容量をβだけ増やす必要が生じたため、VPR2の通信
容量をβだけ減らしている。
【0065】なお、通信容量の増減のやりくりは、同一
伝送系同士のみで行う必要はなく、異種の伝送系間で融
通しても良い。パス設定手段14は、上述したVPの通
信容量(VP帯域)の変更のみならず、異常時における
VPI変換をも行う。その代表例はセルフルーティング
およびセルフヒーリングである。
【0066】セルフルーティングは、伝送路3内のいず
れかの伝送系が過負荷になったとき、VP単位で、他の
伝送系にVPIを自動変換する機能である。またセルフ
ヒーリングは、いずれかの伝送系においてアラームが生
じたことを、例えば各NIN装置1内のオーバーヘッド
(OH)監視部(図示せず)で検知したとき、当該異常
(アラーム)伝送系を、他の伝送系に自動切換えする機
能である。この場合、自動切換え先の伝送系が複数ある
ので、まずどの伝送系に切り換えるか、そしてこの切り
換えが不能のときは次にどの伝送系に切り換えるのかに
ついて、優先順位を予め決めておく。
【0067】上述した異常(アラーム)は種々の異常情
報によって検知できる。例えば次のとおりである。SD
H網の場合、“LOS”(入力断)、“LOF”(同期
外れ)、“SD”(誤り率異常)、“LOP”(ポイン
タ異常)、“AIS”(警報通知信号)等の異常情報が
あり、PDH網の場合、“REC”(受信警報)、“S
YNC”(同期外れ)、“AIS”(警報通知信号)等
の異常情報がある。
【0068】上述の異常情報がいずれかのNIN装置1
で検出されたとき、当該NIN装置1は、前述したセル
フルーティングあるいはセルフヒーリングを実行する。
図16はセルフルーティングまたはセルフヒーリングを
行う場合の様子を図解的に表す図である。図の見方は図
15の場合と同じである。セルフルーティングまたはセ
ルフヒーリングの際、パスの変更は既述した優先順位に
従って設定される。本図の例に示すところによれば、そ
の優先順位は次のとおりである。
【0069】 優先順位:VPO1→VPO2にVPアドレス変換 優先順位:VPO1→VPO3にVPアドレス変換 優先順位:VPO1→VPR1にVPアドレス変換 優先順位:VPO1→VPR2にVPアドレス変換 優先順位:VPO1→VPR3にVPアドレス変換 上述したパスの変更は上記セルフルーティング(過負荷
時)やセルフヒーリング(故障時)の場合に限らず、一
部の伝送系が切断されてしまったようなときにも行われ
る。この場合は、パスの再構成が必要である。
【0070】図17は障害発生時におけるパス再構成の
様子を図解的に示す図である。本図の例に示すところに
よれば、下記のパス変更が行われ、ネットワークが再構
築される。 :VPO1・(VPR1〜VPR3 ,VPP1)に
アドレス変換して分配 :VPO2・(VPR4〜VPR6 ,VPP2)に
アドレス変換して分配 :VPO3・(VPR7〜VPR9 ,VPP3)に
アドレス変換して分配 最後に、ノード監視/制御装置(NSP)21およびネ
ットワーク管理システム(NMS)22によるトラヒッ
クの監視、制御および管理の動作を説明する。
【0071】図18はNSP21およびNMS22によ
る監視、制御および管理の動作例を説明するフローチャ
ート(その1)、図19は同フローチャート(その
2)、図20は同フローチャート(その3)、図21は
同フローチャート(その4)である。図18〜図21の
各図において、中央の点線より左はNMS22による動
作領域、その点線より右は各NSP21による動作領域
である。なお、各図において、「ノード」とあるのはN
IN装置1、VPは仮想パスである。
【0072】図18において、左端に記載した「ネット
ワーク導入時」とは、図17に示したようなネットワー
ク障害発生時の場合あるいは事前プログラミングによる
ネットワーク構成の初期設定を意味する。図19のステ
ップによりネットワークを実働させ得る状態に入る。図
20において、「テストセル」としてはOAMセルを用
いることができる。なお、同図中の右下のステップにお
ける「トラヒック情報」としては、例えば、図19の右
上に示した「監視情報」の4つの例を利用できる。
【0073】図21において、実際の運用状況に最適化
したネットワーク構成にすることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
(1)柔軟で、かつ、運用効率の高いマルチメディア広
域伝送システムを実現でき、(2)LANおよびWAN
間のシームレス通信を実現でき、(3)既存網とATM
網との相互接続により既存資産の有効活用を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本をなすネットワーク統合化ノード
装置の原理構成を示す図である。
【図2】本発明に係るネットワーク統合化ノード装置を
含むネットワーク統合化ノードシステムの構成例を示す
図である。
【図3】本発明を適用したマルチメディア広域統合ネッ
トワークのイメージ図である。
【図4】図3における統合伝送網内のパス構成例を詳細
に示す図である。
【図5】図3における2つのNIN装置1とその間の伝
送路3の詳細例を示す図である。
【図6】非ATM系端末群に対し本発明のNINシステ
ムを適用する一例を示す図である。
【図7】NIN装置1の実施例を示す図(その1)であ
る。
【図8】NIN装置1の実施例を示す図(その2)であ
る。
【図9】NIN装置1の実施例を示す図(その3)であ
る。
【図10】図8におけるパス情報変換部64とパス情報
テーブル部65による動作を表す図である。
【図11】図10に示すVPIテーブル部65の内容を
示す図である。
【図12】図11に示した動作をもとに実現されるNI
N装置1の機能をモデル化した図である。
【図13】図12において端末2から伝送路3へ端末信
号を送出するときの一例を示すフローチャートである。
【図14】各NIN装置1のパス設定手段14およびN
SP21とNMS22との間の接続モデルを示す図であ
る。
【図15】VPの通信容量を監視して変更する場合の様
子を図解的に表す図である。
【図16】セルフルーティングまたはセルフヒーリング
を行う場合の様子を図解的に表す図である。
【図17】障害発生時におけるパス再構成の様子を図解
的に示す図である。
【図18】NSP21およびNMS22による監視、制
御および管理の動作例を説明するフローチャート(その
1)である。
【図19】NSP21およびNMS22による監視、制
御および管理の動作例を説明するフローチャート(その
2)である。
【図20】NSP21およびNMS22による監視、制
御および管理の動作例を説明するフローチャート(その
3)である。
【図21】NSP21およびNMS22による監視、制
御および管理の動作例を説明するフローチャート(その
4)である。
【図22】マルチメディア広域伝送システムの一形態と
して実用化が進められているシステム構成例を示す図で
ある。
【図23】図22におけるユーザ宅内に構築される公知
のLAN構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク統合化ノード装置(NIN) 2…端末 3…伝送路 10…ネットワーク統合化ノードシステム 11…端末信号統合化手段 12…伝送路信号統合化手段 13…クロスコネクト手段 14…パス設定手段 21…ノード監視/制御装置(NSP) 22…ネットワーク管理システム(NMS) 31…多重/分離モジュール 32…クロスコネクトモジュール 41…ターミナルインテグレーションノード 51…端末インタフェースユニット 52…端末側信号変換部 53…端末側多重分離部 61…パス設定ユニット 62…端末側セル多重分離部 63…伝送路側セル多重分離部 64…パス情報変換部 65…パス情報テーブル部 66…パス情報制御部 67…VPI通信部 68…OAMセル処理部 71…伝送路インタフェースユニット 72…伝送路側信号変換部 73…伝送路側多重分離部 75…ネットワーク管理情報ライン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数種の端末が扱う各端末信号を
    統合して授受する機能を有する端末信号統合化手段と、 伝送路を形成する異なる複数種のパスを介して転送され
    る各伝送路信号を統合して送受信する機能を有する伝送
    路信号統合化手段と、 前記端末信号統合化手段により統合化されたセル群およ
    び前記伝送路信号統合化手段により統合化されたセル群
    を取り込んで、各該セルの送信先に応じて当該端末およ
    び前記伝送路内の当該パスにそれぞれ振り分ける機能を
    有するクロスコネクト手段とからなることを特徴とする
    ネットワーク統合化ノード装置。
  2. 【請求項2】 前記クロスコネクト手段に接続し、か
    つ、前記伝送路内に形成される複数のパスのトラヒック
    状態に応じて適応的に前記クロスコネクト手段内でのパ
    ス接続を変更しまた各該パスに許容される通信容量を変
    更するパス設定手段を備える請求項1に記載のネットワ
    ーク統合化ノード装置。
  3. 【請求項3】 前記パス設定手段は、各前記パスに予め
    割り当てられた優先順位に従ってパスの指定を行い、過
    負荷時におけるセルフルーティングまたは障害発生時に
    おけるセルフヒーリングのためのパスの設定変更を行う
    請求項2に記載のネットワーク統合化ノード装置。
  4. 【請求項4】 前記パス設定手段は、各前記パスの通信
    容量について予め予測された短期または長期の需要変動
    に応じて、パスの設定変更を行う請求項2に記載のネッ
    トワーク統合化ノード装置。
  5. 【請求項5】 前記パス設定手段は、複数の前記パスの
    一部を収容する伝送路が断になったとき、残りの該伝送
    路を形成するパスによって当該ネットワークを再構築す
    るようにパスの再設定を行う請求項2に記載のネットワ
    ーク統合化ノード装置。
  6. 【請求項6】 前記端末信号統合化手段は、ATM系の
    前記端末と前記クロスコネクト手段との間は直結し、一
    方、非ATM系の前記端末と前記クロスコネクト手段と
    の間には端末インタフェースユニットを介在させてな
    り、該端末インターフェースユニットは、前記端末信号
    と前記の統合化されたセル群との間の信号変換を行う端
    末側信号変換部と、該端末側信号変換部と前記クロスコ
    ネクト手段との間にあって前記セル群の多重分離を行う
    端末側多重分離部とを有してなる請求項1または2に記
    載のネットワーク統合化ノード装置。
  7. 【請求項7】 前記伝送路信号統合化手段は、前記伝送
    路と前記クロスコネクト手段との間に設けられる伝送路
    インタフェースユニットからなり、該伝送路インタフェ
    ースユニットは、前記伝送路信号と前記の統合化された
    セル群との間の信号変換を行う伝送路側信号変換部と、
    該伝送路側信号変換部と前記クロスコネクト手段との間
    にあって前記セル群の多重分離を行う伝送路側多重分離
    部とを有してなる請求項1または2に記載のネットワー
    ク統合化ノード装置。
  8. 【請求項8】 前記クロスコネクト手段は、前記端末信
    号統合化手段との間で前記セル群の多重分離を行う端末
    側セル多重分離部と、前記伝送路信号統合化手段との間
    で前記セル群の多重分離を行う伝送路側セル多重分離部
    と、該端末側セル多重分離部と該伝送路側セル多重分離
    部との間にあって各前記セルに付された宛先情報に基づ
    き所定の方路別パス情報に変換するパス情報変換部と、
    該宛先情報と該所定の方路別パス情報との間の対応関係
    を保持するパス情報テーブル部とからなる請求項1に記
    載のネットワーク統合化ノード装置。
  9. 【請求項9】 前記クロスコネクト手段は、前記端末信
    号統合化手段との間で前記セル群の多重分離を行う端末
    側セル多重分離部と、前記伝送路信号統合化手段との間
    で前記セル群の多重分離を行う伝送路側セル多重分離部
    と、該端末側セル多重分離部と該伝送路側セル多重分離
    部との間にあって各前記セルに付された宛先情報に基づ
    き所定の方路別パス情報に変換するパス情報変換部と、
    該宛先情報と該所定の方路別パス情報との間の対応関係
    を保持するパス情報テーブル部とからなり、 前記パス設定手段は、前記複数のパスのトラヒック状態
    に関する状態情報をもとに前記パス情報テーブル部内の
    前記対応関係を書き換え制御するパス情報制御部からな
    る請求項2に記載のネットワーク統合化ノード装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のネットワーク統合化
    ノード装置を複数有し、複数種の伝送系を統合した伝送
    路を介して、これらネットワーク統合化ノード装置を接
    続してなることを特徴とするネットワーク統合化ノード
    システム。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のネットワーク統合化
    ノード装置を複数有し、複数種の伝送系を統合した統合
    伝送路を介して、これらネットワーク統合化ノード装置
    を接続してなることを特徴とするネットワーク統合化ノ
    ードシステム。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載のネットワーク統合化
    ノード装置を複数有し、複数種の伝送系を統合した統合
    伝送路を介して、これらネットワーク統合化ノード装置
    を接続してなり、かつ、 各該ネットワーク統合化ノード装置内の前記パス設定手
    段と連携して、各該ネットワーク統合化ノード装置につ
    いて前記複数のパスのトラヒック状態を監視すると共
    に、その監視結果に応じた制御を行うノード監視/制御
    装置を備える請求項11に記載のネットワーク統合化ノ
    ードシステム。
  13. 【請求項13】 複数の前記ノード監視/制御装置を集
    中的に統括管理し、当該ネットワーク全体のトラヒック
    状態に応じて前記複数のネットワーク統合化ノード装置
    をそれぞれ個別に監視しかつ制御するネットワーク管理
    システムを有する請求項12に記載のネットワーク統合
    化ノードシステム。
  14. 【請求項14】 前記伝送路は、光伝送系、無線伝送
    系、同軸伝送系、コモンキャリア専用線伝送系、衛星回
    線伝送系および既存自営網をなす伝送系のうちの少なく
    とも2つの伝送路を収容する請求項10または11に記
    載のネットワーク統合化ノードシステム。
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