JPH10133626A - Pdp表示装置 - Google Patents

Pdp表示装置

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JPH10133626A
JPH10133626A JP8288237A JP28823796A JPH10133626A JP H10133626 A JPH10133626 A JP H10133626A JP 8288237 A JP8288237 A JP 8288237A JP 28823796 A JP28823796 A JP 28823796A JP H10133626 A JPH10133626 A JP H10133626A
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JP
Japan
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pdp
signal
output
ground
converter
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Application number
JP8288237A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Chiba
和弘 千葉
Akira Wada
明 和田
Akinaga Heiji
晃永 瓶子
Akira Ichimatsu
明 一松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDP駆動部で発生する放電ノイズがA/D
変換器のグランドと電源のグランドとの結線を介してA
/D変換器内のアナログ信号に混入する。 【解決手段】 電源114から供給される電力を伝送し
出力するものであって、入力側の第1のグランドと出力
側の第2のグランドとを分離した電力伝送手段3と、P
DP処理部107からの出力をPDP駆動部113に伝
送するものであって、その入力段のグランドが第2のグ
ランドと共通であり、かつその出力段のグランドが第1
のグランドと共通である伝送手段200とを備え、電力
伝送手段3からの出力をA/D変換器102の電源電圧
とし、A/D変換器102のグランドを第2のグランド
と共通にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ・ディ
スプレイ・パネル(以下、PDPと称す)を用いたPD
P表示装置に関するものであり、特にPDP表示装置を
駆動することにより発生するノイズによる表示画像の劣
化を防止するPDP表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図31は、特公昭53−17453号公
報に記載された従来のPDP表示装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、101は映像信号入力端子
で、アナログの映像信号が入力される。102は映像信
号入力端子101から入力されたアナログの映像信号を
デジタルの映像信号である映像データに変換するA/D
変換器である。103は映像信号入力端子101から入
力されたアナログの映像信号に含まれる同期信号を分離
する同期分離器である。107はPDP処理部であっ
て、メモリ104、PWM変調器105およびタイミン
グ発生器106を有し、A/D変換器102および同期
分離器103からの出力信号に応じてPWM変調器10
5よりPWMパルスを発生し、タイミング発生器106
より走査パルスを発生する。
【0003】113はPDP処理部107からの出力信
号を入力信号とし、この入力信号に応じてPDP112
を駆動するPDP駆動部である。PDP駆動部113は
水平駆動器108、水平結合線109、垂直駆動器11
0、垂直結合線111およびPDP112を有する。1
14は電源であり、A/D変換器102、同期分離器1
03、PDP処理部107およびPDP駆動部113に
電力を供給する。また、A/D変換器102、同期分離
器103、PDP処理部107および電源114を接地
するためのグランド(図示せず)は共通である。
【0004】次に、PDP表示装置の動作を説明する。
映像信号入力端子101に入力されたアナログの映像信
号vは、A/D変換器102と同期分離器103に各々
接続される。また、A/D変換器102は、例えば12
MHzの標本化周波数と8ビットの量子化ビット数で赤
成分のアナログの映像信号(または映像信号r)、緑成
分のアナログの映像信号(または映像信号g)および青
成分のアナログの映像信号(または映像信号b)の各々
を赤成分のデジタルの映像信号(または映像データ
R)、緑成分のデジタルの映像信号(または映像データ
G)および青成分のデジタルの映像信号(または映像デ
ータB)に変換し出力する。なお前記で示したアナログ
の映像信号r、映像信号g、映像信号bを一括して映像
信号vと称す。また、デジタルの映像データR、映像デ
ータG、映像データBを一括して映像データと称す。
【0005】同期分離器103は、アナログの映像信号
vから水平同期信号H、垂直同期信号Vを分離して出力
する。また、映像データと水平同期信号Hと垂直同期信
号Vとを有する情報を映像情報と称す。さらにまた、メ
モリ104は、映像データを所定番地に順に記憶し、水
平同期信号Hの周期毎に映像データを読み出す。また、
PWM変調器105は、基準クロックを映像データ毎に
計数し、各々の水平同期に対応したPWMパルスを出力
する。さらに、タイミング発生器106は、A/D変換
器102、メモリ104、PWM変調器105の各種ク
ロック信号および垂直駆動器110の走査パルスとを発
生する。
【0006】また、水平駆動器108は、5V系のPW
Mパルスを水平電圧Vhに振幅変換する。水平結合線1
09は、水平駆動器108により振幅変換した水平電圧
VhをPDP112に供給する。さらに、垂直駆動器1
10は、5V系の走査パルスを垂直電圧Vvに振幅変換
する。垂直結合線111は、垂直駆動器110により振
幅変換した垂直電圧VvをPDP112に供給する。さ
らにまた、電源114は、PDP処理部107の5V電
圧やPDP駆動部113の高電圧(Vh、Vv)と基準
グランドGDを出力する。
【0007】PDP112の表示画素数が横640×縦
480で、1画素がRとGとBとの3セル構成のカラー
表示の場合、表示セル数は横1920×縦480とな
り、水平結合線109の総数は1920となり、垂直結
合線111の総数は480となる。
【0008】水平電圧Vhと垂直電圧Vvの電位差が所
定電圧を越えると発光が始まる。このとき各階調は、表
示セル(図示せず)ごとに発光時間を制御して再現す
る。
【0009】図32は、A/D変換器102の具体的な
構成を示すブロック図である。図において、101a、
101b、101cは映像信号入力端子である。115
a、115bおよび115cはアンプである。アンプ1
15aは入力された映像信号rを増幅する。アンプ11
5bは入力された映像信号gを増幅する。アンプ115
cは入力された映像信号bを増幅する。116a、11
6bおよび116cはクランプ回路である。また、11
7はクランプ回路116a、116bおよび116cに
入力するクランプパルスの入力端子である。118aお
よび118bは基準電圧を発生するための電圧発生器で
あり、例えばその基準電圧の大きさがE1、E2である
直流電源である。119はA/D変換部であり、A/D
変換部119は映像信号rをA/D変換するA/D変換
回路119a、映像信号gをA/D変換するA/D変換
回路119bおよび映像信号bをA/D変換するA/D
変換回路119cを有する。120は標本化パルスの入
力端子である。クランクパルス、標本化パルスは例えば
タイミング発生器106より送られる。
【0010】121a、121bおよび121cは映像
データの出力端子である。122はデジタルグランドで
あり、デジタルグランド122はA/D変換回路119
a、A/D変換回路119bおよびA/D変換回路11
9cから出力するデジタル出力信号のグランドである。
123はアナロググランドであり、アナロググランド1
23はアンプ115a、アンプ115bおよびアンプ1
15cに入力するアナログ入力信号のグランドである。
【0011】クランプ回路116a、クランプ回路11
6bおよびクランプ回路116cは、入力端子117か
ら入力されるクランプパルスで各々の増幅された映像信
号vを所定電圧にクランプし、黒レベルの変動を除く。
A/D変換回路119a、A/D変換回路119bおよ
びA/D変換回路119cは、電圧発生器118aの基
準電圧E1、電圧発生器118bの基準電圧E2および
入力端子120から入力される標本化パルスに応じて、
クランプ回路116a、クランプ回路116bおよびク
ランプ回路116cから出力された各々の色成分のアナ
ログの映像信号を対応する色成分のデジタルの映像信号
に変換し、出力端子121a、出力端子121bおよび
出力端子121cから出力することにより映像データを
得る。
【0012】アナロググランド123とデジタルグラン
ド122の接続は、アナログ信号にデジタルノイズが混
入することを極力低減するために、A/D変換回路11
9の近辺で行う。
【0013】図33はPDP表示装置とVCR装置、D
VD装置等の関連装置とを接続した場合の構成を示す図
である。図において、32はPDP表示装置である。3
3はACコンセント、34はテレビジョン放送電波を受
信するためのアンテナである。35はVCR装置、36
はDVD装置、37はゲーム装置、38はPC(パーソ
ナル・コンピュータ)装置である。150はVCR装置
35、DVD装置36、ゲーム装置37およびPC装置
38の各装置とPDP表示装置32との間をつなぐケー
ブルである。図に示すように多数のケーブル150がP
DP表示装置32に接続される使用形態になっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のPDP表示装置
は、電源114のグランド、PDP処理部のグランドお
よびA/D変換器102のグランドが共通であるため、
PDP駆動部113で高速スイッチングが行われ、その
変化点で放電ノイズまたはスイッチングノイズなどのノ
イズが発生し、基準グランドGDおよび電源114のグ
ランドの結線あるいは基板パターンを介してPDP処理
部107およびA/D変換器102に伝播する。特に、
A/D変換器102にノイズが混入したとき、A/D変
換器102内のデジタルグランド122とアナロググラ
ンド123とが共通であるためにノイズがアナロググラ
ンド123に伝播し、映像信号vにノイズが混入する。
また、PDP駆動部113で発生するノイズは映像信号
vに比して無視できないものであるため、ノイズが混入
した場合、映像信号vのS/Nを著しく劣化させ、ひい
てはPDPの表示画像が著しく劣化するという問題点が
あった。
【0015】さらに、図33のようにテレビジョン装置
としての機能を持たせた場合、PDP表示装置は壁掛け
を指向して開発されており、PDP表示装置32を壁な
どに掛けた場合、数多くのケーブル150が壁に垂れ下
がるような構成になるため、接続不良が発生しやすく見
栄えが悪いといった欠点もある。
【0016】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、PDP駆動部で発生する放電ノ
イズ、スイッチングノイズなどのノイズによる表示画像
の劣化のないPDP表示装置を得ることを目的とする。
さらに、表示画面を壁に掛けるような構成にした場合、
ケーブルの数を少なくし見栄えの良いPDP表示装置を
得るためになされたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のPDP表示装
置は、入力されるアナログの映像信号をデジタルの映像
信号である映像データに変換するA/D変換器と、アナ
ログの映像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期
信号を取り出す同期分離器と、A/D変換器および同期
分離器の出力からPDPを駆動するための情報を出力す
るPDP処理部と、PDP処理部の出力に応じてPDP
を駆動し、映像データをPDPに表示するPDP駆動部
と、A/D変換器、同期分離器およびPDP駆動部に電
力を供給する電源と、電源から供給される電力を伝送し
出力するものであって、入力側の第1のグランドと出力
側の第2のグランドとを分離した電力伝送手段と、PD
P処理部からの出力をPDP駆動部に伝送するものであ
って、その入力段のグランドが第2のグランドと共通で
あり、かつその出力段のグランドが第1のグランドと共
通である信号伝送手段とを備え、電力伝送手段からの出
力をA/D変換器の電源電圧とし、A/D変換器のグラ
ンドを第2のグランドと共通にしたものである。
【0018】この発明のPDP表示装置は、入力される
アナログの映像信号をデジタルの映像信号である映像デ
ータに変換するA/D変換器と、アナログの映像信号に
含まれる水平同期信号および垂直同期信号を取り出す同
期分離器と、A/D変換器および同期分離器の出力から
PDPを駆動するための情報を出力するPDP処理部
と、PDP処理部の出力に応じてPDPを駆動し、映像
データをPDPに表示するPDP駆動部と、A/D変換
器、同期分離器およびPDP駆動部に電圧を供給する電
源と、電源から供給される電力を伝送し出力するもので
あって、入力側の第1のグランドと出力側の第2のグラ
ンドとを分離した電力伝送手段と、A/D変換器からの
出力をPDP処理部に伝送するものであって、その入力
段のグランドが第2のグランドと共通であり、かつその
出力段のグランドが第1のグランドと共通である第1の
信号伝送手段と、同期分離器からの出力をPDP処理部
に伝送するものであって、その入力段のグランドが第2
のグランドと共通であり、かつその出力段のグランドが
第1のグランドと共通である第2の信号伝送手段とを備
え、電力伝送手段からの出力をA/D変換器の電源電圧
とし、A/D変換器のグランドを第2のグランドと共通
にしたものである。
【0019】この発明のPDP表示装置は、並列の映像
データを直列の映像データに変換する並列/直列変換器
と、直列の映像データを並列の映像データに変換する直
列/並列変換器とを備え、A/D変換器から出力される
並列の映像データを並列/直列変換器に入力し、この出
力をRGB分離器に入力するとともに、RGB分離器か
らの出力を直列/並列変換器に入力するように構成した
ものである。
【0020】この発明のPDP表示装置は、入力される
アナログの映像信号はテレビジョン放送電波をアナログ
の映像信号に変換して出力するTV処理処理部から出力
されるアナログの映像信号としたものである。
【0021】この発明のPDP表示装置は、映像デー
タ、水平同期信号および垂直同期信号を有する映像情報
を生成するとともに、映像情報を送信端子から送信する
出力装置と、出力装置から送信された映像情報を受信端
子から受信する受信器、受信器の出力からPDPを駆動
するための情報を出力するPDP処理部およびPDP処
理部の出力に応じてPDPを駆動し、映像データをPD
Pに表示するPDP駆動部を有するPDP表示部と、出
力装置の送信端子からPDP表示部の受信端子へ映像情
報を伝送する伝送手段とを備え、出力装置の送信端子の
グランドとPDP表示部の受信端子のグランドとを分離
するように構成したことを特徴とするものである。
【0022】この発明のPDP表示装置は、出力装置に
電力を供給する第1の電源と、PDP表示部に電力を供
給する第2の電源と、第1の電源または第2の電源のい
ずれか一方から他方へ電力を伝送する電源電力伝送手段
とを有し、電力を伝送される側の電源は1次側のグラン
ドと2次側のグランドとを分離するように構成したもの
である。
【0023】この発明のPDP表示装置は、PDP表示
部を少なくとも2つ備え、各PDP表示部は受信器より
受信した信号を送信端子から送信する送信器を有し、そ
の受信端子に出力装置からの信号を受ける一方のPDP
表示部の送信端子と他方のPDP表示部の受信端子とを
接続したものである。
【0024】この発明のPDP表示装置において、映像
制御部はPDP表示部を制御するための制御信号を送信
するように構成したものである。
【0025】この発明のPDP表示装置は、制御信号を
リモコンからの信号に応じて調節するように構成したも
のである。
【0026】この発明のPDP表示装置は、出力装置を
コンピュータ装置としたものである。
【0027】この発明のPDP表示装置は、コンピュー
タ装置からの映像データまたは放送電波からの映像デー
タを選択して表示するように構成したものである。
【0028】この発明のPDP表示装置は、差動伝送方
式または光伝送方式を用いてPDP処理部からの出力の
伝送、A/D変換器からの出力および同期分離器からの
出力の伝送または映像情報の伝送を行うものである。
【0029】この発明のPDP表示装置は、映像データ
の画質を改善する画質改善手段を備えたものである。
【0030】この発明のPDP表示装置において、画質
改善手段は、オフセット補正手段、振幅補正手段、コン
トラスト補正手段、γ補正手段、高域強調手段または走
査線補間手段の少なくとも1つを備えたものである。
【0031】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびPWM変調器に配線する配線数を減少
させる配線数減少手段を備えたものである。
【0032】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびA/D変換器から出力される並列の映
像データを直列の映像データに変換する並列/直列変換
回路を有し、並列/直列変換回路からの出力をPWM変
調器に入力するように構成したものである。
【0033】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびA/D変換器から出力される複数の並
列の映像データを多重化する多重化回路を有し、多重化
回路からの出力をPWM変調器に入力するように構成し
たものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるPDP表
示装置について、その実施の一形態を示す図面に基づい
て具体的に説明する。尚、以下に説明する図において、
従来のものと同一符号を付してあるものは従来と同一ま
たはこれに相当するのものを示している。
【0035】実施の形態1.図1は実施の形態1のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、200は、PDP処理部107からの出力をPDP
駆動部113に伝送する信号伝送手段であり、信号伝送
手段200は水平分離器1および垂直分離器2を有す
る。水平分離器1は例えば光伝送方式または差動伝送方
式を用いて信号を伝送するものであり、入力段のグラン
ドと出力段のグランドとは分離している。以下、このよ
うに入力段のグランドと出力段とのグランドとを分離し
た構成を分離ユニットと称する。水平分離器1は入力段
のグランドが後述するSGNDと共通であり、出力段の
グランドが後述するRGNDと共通である。水平分離器
1はPDP処理部107から出力されたPWMパルスを
PDP駆動部113に伝送する。垂直分離器2も分離ユ
ニットであり、PDP処理部107から出力された走査
パルスをPDP駆動部113に伝送する。垂直分離器2
は入力段のグランドが後述するSGNDと共通であり、
出力段のグランドが後述するRGNDと共通である。水
平分離器1および垂直分離器2は、入力段のグランドと
出力段のグランドとを分離しているため、PDP駆動部
113で発生するノイズがグランドを介して出力段から
入力段に伝播しない。
【0036】3は電源114から供給される電力を伝送
し出力するものであって、入力側のグランドが後述する
RGND、出力側のグランドが後述するSGNDと共通
とした電力伝送手段としてのDC/DC変換器である。
このDC/DC変換器3の1次側(入力側)のグランド
である第1のグランドと2次側(出力側)のグランドで
ある第2のグランドとは絶縁分離されている。また、D
C/DC変換器3は1次側の電圧を適当な所定の値(例
えば5v)に変換し2次側から出力する。
【0037】RGNDはDC/DC変換器3の1次側の
グランドを表し、RGNDは電源114のグランド、水
平分離器1の出力段のグランドおよび垂直分離器2の出
力段のグランドと共通である。SGNDはDC/DC変
換器3の2次側のグランドを表し、SGNDは映像信号
入力端子101のグランド、A/D変換器102のグラ
ンド、同期分離器103のグランド、PDP処理部10
7のグランド、水平分離器1の入力段のグランドおよび
垂直分離器2の入力段のグランドと共通である。
【0038】S5VはDC/DC変換器3の2次側から
出力される電圧であり、例えばその電圧の値が5vで、
A/D変換器102、同期分離器103、PDP処理部
107の電源電圧となる。R5VはDC/DC変換器3
の1次側の電圧であり、例えばその電圧の値が5vで、
A/D変換器102、同期分離器103、PDP処理部
107に電源114からの電力を伝送し供給することが
可能となる。
【0039】図1に示したPDP表示装置の動作を説明
する。図において、映像信号入力端子101より入力さ
れたアナログの映像信号vは、A/D変換器102でデ
ジタルの映像データに変換される。また、同期分離器1
03でアナログの映像信号vに含まれる水平同期信号
H、垂直同期信号Vを取り出し出力する。PDP処理部
107は映像情報を入力し、従来例と同様な動作によっ
てPWMパルスと走査パルスを出力する。PWMパルス
は水平分離器1に入力され、走査パルスは垂直分離器2
に入力される。
【0040】水平分離器1はPDP処理部107の出力
であるPWMパルスをPDP駆動部113の水平駆動器
108(図示せず)に送る。垂直分離器2はPDP処理
部107からの出力である走査パルスをPDP駆動部1
13の垂直駆動器110(図示せず)に送る。一方、D
C/DC変換器3は1次側のグランドであるRGNDと
2次側のグランドであるSGNDとが絶縁分離されてい
る。このため、PDP駆動部113で発生するノイズが
グランドを介してSGNDに伝播しない。PDP駆動部
113と電源114は従来例と同様な動作を行い、映像
信号vをPDP駆動部113内のPDP112(図示せ
ず)によってカラー表示する。また、DC/DC変換器
3は電源114に含めてもよい。
【0041】図2は実施の形態1のPDP表示装置にお
ける分離ユニットの具体的な構成を示すブロック図で、
図2(A)は光伝送方式を用いてた分離ユニットの一例
を説明するためのブロック図、図2(B)は差動伝送方
式を用いた分離ユニットの一例を説明するためのブロッ
ク図である。図において、4は発光器、5は受光器、6
は差動送信器、7は差動受信器、8は差動伝送路であ
る。
【0042】発光器4は例えばレーザやLEDを用いて
構成している。受光器5は例えばフォトダイオードを用
いて構成している。差動送信器6および差動受信器7は
例えばICを用いて構成している。差動伝送路8は例え
ばツイストペア線を用いて構成している。SDはPDP
処理部107からPDP駆動部113にむけて送信され
る送信信号である。発光器4、差動送信器6のグランド
はSGNDであり、発光器4、差動送信器6の電源電圧
はS5Vである。RDは受光器5または差動受信器7に
より復元された受信信号である。受光器5、差動受信器
7のグランドはRGNDであり、受光器5、差動受信器
7の電源電圧はR5Vである。
【0043】図2(A)のような構成では水平分離器
1、垂直分離器2に入力される送信信号SD(つまりP
DP処理部107からの出力であるPWMパルス、走査
パルス)は発光器4に入力され、その信号は光に変換さ
れ、この光を受光器5が受けた後、受信信号RD(PW
Mパルス、走査パルス)に復元し出力する。図2(B)
のような構成では水平分離器1、垂直分離器2に入力さ
れる送信信号SD(つまりPDP処理部107からの出
力であるPWMパルス、走査パルス)は差動送信器6に
入力され差動伝送信号に変換される。差動伝送信号は差
動伝送路8を介して差動受信器7に送られる。差動受信
器7は差動伝送信号を受け取った後、受信信号RD(P
WMパルス、走査パルス)に復元し出力する。
【0044】図2に示すような分離ユニットは基本的に
1つの信号を誤りなく送信側から受信側(つまり発光器
4から受光器5または差動送信器6から差動受信器7)
へ伝送する。また、分離ユニットは送信側のグランドで
あるSGNDと、受信側のグランドであるRGNDとが
分離しているため、PDP駆動部113で発生するノイ
ズがこれらのグランドを介して伝播することはない。差
動伝送方式は経済性や製造性、伝送速度の点などから、
光伝送方式に比べて優れている。
【0045】実施の形態1のPDP表示装置は、SGN
Dが電源114のグランドであるRGNDと分離してい
るので、PDP駆動部113で発生したノイズがグラン
ドを介してA/D変換器102、同期分離器103、P
DP処理部107に伝播するのを防止する。よって、P
DP駆動部113で発生するノイズがグランドを介して
伝播することに起因するアナログの映像信号vのS/N
の劣化が無くなり、PDP112(図示せず)の表示画
像の劣化が無くなる。
【0046】なお、PDP駆動部113内のPDP11
2(図示せず)の表示画素数が横640×縦480で、
1画素がRとGとBの3セル構成のカラー表示の場合、
表示セル数は横1920×縦480となり、PDP駆動
部113内の水平結合線109(図示せず)の総数は1
920となり、PDP駆動部113内の垂直結合線11
1(図示せず)の総数は480となる。このとき、19
20=120×16を応用し、120ビットのPWMパ
ルスを16回に分割して転送する処理が一般的である。
この逆の処理は、分割転送に時間がかかる欠点があり、
一般には使用されない。また、この他にも数種類のコン
トロール信号が必要である。走査パルスはシフトレジス
タ等(図示せず)を使用して480走査線中の1本を活
性にする処理を行うので、数種類の信号数になる。ビッ
ト毎に分離ユニットを設けた場合、水平分離器1および
垂直分離器2で必要とする分離ユニットの総数は130
程度になる。
【0047】実施の形態2.図3は実施の形態2のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、9はA/D変換器102から出力された映像データ
に含まれる赤、緑、青の成分を分離してPDP処理部1
07に伝送する第1の信号伝送手段であるRGB分離器
である。10は同期分離器103により取り出した水平
同期信号Hおよび垂直同期信号Vを分離してPDP処理
部107に伝送する第2の信号伝送手段であるHV分離
器である。11はPDP処理部から出力されるクランプ
パルスと標本化パルスとを分離してA/D変換器102
に伝送する第3の信号伝送手段であるパルス分離器であ
る。
【0048】RGB分離器9、HV分離器10およびパ
ルス分離器11は図2に示したような分離ユニットを有
する。8ビットの量子化ビットで転送する場合、各色の
各ビット毎に分離ユニットを1つ設けるとRGB分離器
10内の分離ユニット数は24となる。HV分離器10
に設ける必要な分離ユニットの数は水平同期信号Hおよ
び垂直同期信号Vを転送するため1つずつ要するため2
つ、パルス分離器11に設ける分離ユニットの数は基準
クロックTを転送するため1つ要する。また、RGB分
離器9の入力端子、HV分離器10の入力端子、パルス
分離器11の出力端子のグランドはSGNDと共通であ
り、RGB分離器9の出力端子、HV分離器10の出力
端子、パルス分離器11の入力端子のグランドはRGN
Dと共通である。さらに、PDP処理部107のグラン
ドはRGNDと共通である。
【0049】このように構成されたPDP表示装置にお
いては、映像信号入力端子101より入力されるアナロ
グの映像信号vはA/D変換器102によりデジタルの
映像データに変換される。RGB分離器9はこの映像デ
ータを各色の成分に分離し伝送する。また、HV分離器
10は入力されたアナログの映像信号vから水平同期信
号Hおよび垂直同期信号Vを分離し伝送する。PDP処
理部107は水平同期信号Hを基準にA/D変換器10
2に入力するためのクランプパルスと標本化パルスを発
生する。パルス分離器11はPDP処理部107内のタ
イミングパルス発生器106(図示せず)により発生し
たクランプパルスと標本化パルスとを分離し、A/D変
換器102に伝送する。この他の動作はこれまでの説明
と同様である。
【0050】以上のように構成されたPDP表示装置は
RGB分離器9とHV分離器10とパルス分離器11と
DC/DC変換器3とによりグランドを分離しているた
め、PDP処理部107で発生するデジタルノイズとP
DP駆動部113で発生する放電ノイズ、スイッチング
ノイズがグランドを介して映像信号vに混入してS/N
を劣化するのを防止できるので、PDP駆動部113内
のPDP112(図示せず)の表示画像の劣化が無くな
る。
【0051】映像データの各色の成分の量子化ビット数
が8ビットで、各ビット毎に信号を伝送するための分離
ユニットを設けた場合、分離ユニットの数は映像データ
を伝送するために24、水平同期信号Hと垂直同期信号
Vとを伝送するために2、標本化パルスとクランプパル
スとを伝送するために2であり、合計28となる。よっ
て、実施の形態1に比べ分離ユニットの総数が大幅に減
少し、装置の構成が簡単になる。
【0052】また、RGB分離器9とHV分離器10の
信号は図3において、紙面右方向に伝送され、パルス分
離器11の信号は左方向に伝送される。1つの分離ユニ
ットでは信号を単一方向にしか伝送できないため、双方
向に信号を伝送する場合には、分離ユニットの数を2つ
にする必要がある。よって、双方向に信号を伝送する場
合には分離ユニットの数は増加するので、装置の構成を
簡単にするには、信号の伝送方向は単一方向となるよう
に構成するのが望ましい。
【0053】実施の形態3.図4は実施の形態3のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、12は同期分離器103から出力する水平同期信号
Hからクロック信号Tを再生するPLLである。13は
同期分離器103から出力する水平同期信号Hとクロッ
ク信号Tから標本化パルスとクランプパルスを作り、A
/D変換器102に供給するADパルス発生器である。
【0054】RGB分離器9、HV分離器10およびパ
ルス分離器11は図2に示したような分離ユニットを有
するため、RGB分離器9は映像データを、HV分離器
10は水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vを、パルス
分離器11はクロック信号Tを、それぞれ同一方向に分
離伝送するとともに、送信側と受信側のグランドも分離
されている。他の動作はこれまでの説明と同様である。
【0055】このように構成されたPDP表示装置はP
DP処理部107で発生するデジタルノイズ、PDP駆
動部113で発生する放電ノイズ、スイッチングノイズ
が映像信号vに混入するのを防止できるとともに、各種
信号を単一方向に分離伝送できる。伝送方向を単一方向
にした場合、差動伝送方式においては、双方向に伝送す
る場合に比べ分離ユニットを構成する送信用ICと受信
用ICの個数を少なくできる。
【0056】実施の形態4.図5は実施の形態4のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、14はP/S(並列/直列)変換器、15はS/P
(直列/並列)変換器であり、P/S変換器14のグラ
ンドはSGNDと共通であり、S/P変換器15のグラ
ンドはRGNDと共通である。
【0057】P/S変換器14はA/D変換器102が
出力する8ビットの各色の成分に対応する映像データを
それぞれ1つの直列データに変換する。この伝送速度は
標本化パルスのビット数倍だけ高速になるが、RGB分
離器9内の分離ユニットは映像データRを伝送するため
の分離ユニット、映像データGを伝送するための分離ユ
ニット、映像データBを伝送するための分離ユニットの
計3つとなる。S/P変換器15は高速な直列データを
元の並列データに変換する。他の動作はこれまでの説明
と同様である。
【0058】このように構成されたPDP表示装置は、
PDP処理部107で発生するデジタルノイズ、PDP
駆動部113で発生する放電ノイズ、スイッチングノイ
ズがグランドを介して映像信号vに混入するのを防止で
きる他に、RGB分離器9内の分離ユニットの総数を3
つにでき、構成がより簡単になる。
【0059】実施の形態5.図6は実施の形態5のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、80は映像データの表示画質を改善するための手段
である画質改善手段で、映像データを改善することによ
り表示画面より表示される画像の品質が向上する。
【0060】画質改善手段80は例えば、A/D変換器
102とPDP処理部107との間に位置する。画質改
善手段80は例えば、インターレース信号をノンインタ
ーレース信号に変換する手段、画質の各種調整、例えば
コントラスト、ブライト、シャープネスなどの調整を行
うものである。
【0061】このように構成されたPDP表示装置は、
画質改善手段80により映像データの品質が向上するた
め、PDP112から表示される画像の品質が向上す
る。画質改善手段80は、例えばA/D変換器102と
PDP処理部107との間に設けたが、映像データの品
質を向上させることができればその位置は何処であって
もよい。
【0062】図7は実施の形態5のPDP表示装置の他
の構成を示すブロック図である。図において、16は演
算器、17はP/S変換器14、RGB分離器9および
S/P変換器15を統合した高速分離器、18は強調器
である。この演算器16および強調器18は画質改善手
段80の一例である。
【0063】また、図において、演算器16はA/D変
換器102の映像データに対して各種の高画質化処理を
行い、処理後の映像データ(R1、G1、B1)を出力
する。高速分離器17は少ない配線数で映像データ(R
1、G1、B1)を分離伝送する。強調器18は高画質
化処理を行うものであり、例えば映像データのシャープ
ネスを強調するアパーチャ補正を行う。また、強調器1
8のグランドはRGNDと共通である。他の構成、およ
び動作はこれまでの説明と同様である。また、高画質化
処理を行う強調器18を高速分離器17の前段に配置し
てもよい。さらに、高画質化処理を行う演算器16を高
速分離器の後段に配置してもよい。
【0064】図8は演算器16の構成を示すブロック図
である。図において、19a、19bおよび19cはオ
フセット補正器、20は振幅検出器、21a、21bお
よび21cは振幅補正器、22はコントラスト検出器、
23a、23bおよび23cはコントラスト補正器、2
4はモード制御器、25a、25bおよび25cはγ
(ガンマ)補正器、26a、26bおよび26cは8ビ
ットの被演算データR1、G1、B1の出力端子であ
る。R、G、Bは映像データの各色の成分に対応する信
号を示す。R1、G1、B1は映像データR、映像デー
タG、映像データBに対する演算器16の出力信号を示
す。
【0065】このように構成された演算器16におい
て、オフセット補正器19aは映像データRのオフセッ
ト(黒の理想値と実際値の差)を補正する。また、オフ
セット補正器19bは映像データGのオフセット(黒の
理想値と実際値の差)を補正する。さらに、オフセット
補正器19cは映像データBのオフセット(黒の理想値
と実際値の差)を補正する。これらのオフセット補正器
19a、オフセット補正器19b、オフセット補正器1
9cの出力は対応する振幅補正器21a、振幅補正器2
1b、振幅補正器21cに入力されるとともに、振幅検
出器20に入力される。振幅検出器20は映像データか
ら白の出現頻度を調べた振幅検出データを出力し、振幅
補正器21a、振幅補正器21bおよび振幅補正器21
cは該データによって白の出現頻度を正常化補正する。
【0066】また、振幅検出器21a、振幅検出器21
b、振幅検出器21cの出力は対応するコントラスト補
正器23a、コントラスト補正器23b、コントラスト
補正器23cに入力されるとともに、コントラスト検出
器22に入力される。コントラスト検出器22は各階調
の出現頻度を調べたコントラスト検出データを出力し、
コントラスト補正器23a、コントラスト補正器23b
およびコントラスト補正器23cは該データによって各
階調の出現頻度を変えるコントラスト補正を行う。さら
に、コントラスト補正器23a、コントラスト補正器2
3bおよびコントラスト補正器23cの出力は対応する
γ補正器25a、γ補正器25b、γ補正器25cに入
力される。
【0067】また、モード制御器24は映像データのモ
ードデータを出力し、これをγ補正器25a、γ補正器
25b、γ補正器25cに入力する。γ補正器25a、
γ補正器25bおよびγ補正器25cは、モードデータ
によって映像データを非線型特性から線形特性に変換す
る。その後、出力端子26aはγ補正器25aからの出
力信号であるR1、出力端子26bはγ補正器26bか
らの出力信号であるG1、出力端子26cはγ補正器2
6cからの出力信号であるB1を出力する。以上のよう
に演算器16を構成しているので、高画質化処理された
映像データを表示画面に良好に表示することができる。
【0068】なお、図8に示したように演算器16はオ
フセット補正器19、振幅補正器21、コントラスト補
正器23、γ補正器25を有する構成としたが、図7に
示した強調器18、図8に示したオフセット補正器1
9、振幅補正器21、コントラスト補正器23、γ補正
器25のうちの少なくとも1つを有するような構成にし
ても良い。
【0069】実施の形態6.図9は実施の形態6のPD
P表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、31は所望するテレビジョン放送電波から映像信号
vを生成するためのTV信号処理部で、所望するテレビ
ジョン放送電波を選択するチューナ27、チューナ27
により選択した放送電波を復調した複合映像信号Y/C
を出力するビデオ復調器28、この複合映像信号Y/C
を輝度信号Yとクロマ信号Cとに分離するY/C分離器
29および輝度信号Yとクロマ信号Cとから映像信号v
を生成するRGB復調器30を有する。43は符号部
で、A/D変換器102、ADパルス発生器13、PL
L12および同期分離器103を有する。また、S30
Vは送信電圧が30Vであり、DC/DC変換器3の2
次側のグランドはSGNDであり、その2次側の出力は
S30V、S5Vである。S30VまたはS5VはTV
信号処理部31、符号部43、HV分離器10、パルス
分離器11および高速分離器17の電源電圧となる。ま
た、TV信号処理部31、符号部43、HV分離器1
0、パルス分離器11および高速分離器17のグランド
はSGNDと共通である。
【0070】図9に示したPDP表示装置の動作につい
て説明する。TV信号処理部31は、所望のテレビジョ
ン放送電波を選択し、これから映像信号vを生成する。
A/D変換器102は映像信号vを映像データに変換す
る。同期分離器103は複合映像信号Y/Cから水平同
期信号H、垂直同期信号Vを分離する。他の構成要素の
動作については、これまでの説明と同様である。
【0071】このように構成されたPDP表示装置は高
速分離器17、HV分離器10、パルス分離器11およ
びDC/DC変換器3によって回路(特にグランド)を
2分割しており、PDP処理部107のデジタルノイズ
やPDP駆動部113の放電ノイズ、スイッチングノイ
ズがTV信号処理部31に混入して各種信号のS/Nを
劣化させるのを防止できるので、通常のテレビジョン放
送を良好な画質で表示できる。また、図7で述べたよう
に画質改善手段80を設けてもよい。さらに、TV信号
処理部31を実施の形態1のPDP表示装置に付加して
も同様の効果を奏する。
【0072】実施の形態7.図10は実施の形態7のP
DP表示装置の構成を示す図である。図において、40
はアンテナ34からの放送電波並びにVCR装置35、
DVD装置36、ゲーム装置37およびPC装置38と
いった関連装置からの出力を選択するとともに、この選
択した放送電波または出力信号から映像情報を生成し、
この映像情報を後述するPDP表示部39に送る出力装
置となる映像制御部である。33は映像制御部40の構
成要素の一部であるACコンセントである。39は映像
制御部40から出力される映像情報を受け取り、映像デ
ータをPDP112(図示せず)に表示するためのPD
P表示部である。41aはPDP表示部39に映像情報
を伝送するためのケーブル、41bはPDP表示部39
に電力を伝送するためのケーブルである。この構成では
映像制御部40に関連装置(例えば、VCR装置35、
DVD装置36、ゲーム装置37およびPC装置38)
と繋ぐケーブル150が集中するだけとなり、PDP表
示部39を壁に掛けた場合、壁に垂れ下がるケーブル数
が少なくなり、かつPDP表示部39と映像制御部40
との間のケーブル数が一定になるために、見栄えが良く
なる。さらに、ケーブルの長さを適宜に選択することで
PDP表示部39、映像制御部40の設置条件に柔軟に
対応でき、さらに見栄えのよい設置形態が実現できる。
【0073】さらに、図11はPDP表示部39および
映像制御部40の具体的な構成を示すブロック図であ
る。図において、42はマイコン、43は映像情報およ
びクロック信号Tを生成し出力する符号部、44は映像
情報、クロック信号Tおよび後述するマイコン信号(M
D、MT、MC)を差動伝送信号に変換し送信する送信
器である。45aは送信器44から出力する差動伝送信
号を送信するための送信端子となる信号接続端子、45
bは信号接続端子45aからの出力信号をケーブル41
aを介して差動伝送信号を受信する受信端子となる信号
接続端子である。48は信号接続端子45bからの差動
伝送信号を受け取り、これを映像情報、クロック信号T
およびマイコン信号(MD、MT、MC)に復元する受
信器である。46は第1の電源となる制御電源、47
a、47bは電源接続端子、49は第2の電源となる表
示電源である。また、符号部43は図9に示したように
A/D変換器102、同期分離器103、PLL12お
よびADパルス発生器13を有する。さらにまた、伝送
手段であるケーブル41aは例えばツイストペア線など
からなる。
【0074】このように構成されたPDP表示装置の動
作を説明する。図において、TV信号処理部31はアン
テナ34(図示せず)からの受信電波から映像信号vを
復調する。符号部43は映像信号vからデジタルの映像
データと水平同期信号Hと垂直同期信号Vを生成し出力
するとともに、クロック信号Tを出力する。マイコン4
2はTV処理部31のチャンネル選択信号、PDP表示
装置39(特にPDP処理部107)を制御するための
制御信号などのマイコン信号(MD、MT、MC)を3
線で出力し、これを送信器44に送る。さらに、符号部
43から出力される映像情報、クロック信号Tおよびマ
イコンから出力されるマイコン信号(MD、MT、M
C)は送信器44により差動伝送信号に変換される。こ
の差動伝送信号は信号接続端子45aから信号接続端子
45bに向けて差動伝送方式を用いて伝送される。この
とき、ケーブル41aは差動伝送信号を伝送する。
【0075】信号接続端子45bは差動伝送信号を受け
取り、受信器48で差動伝送信号から映像情報、クロッ
ク信号T、およびマイコン信号(MD、MT、MC)を
復元し、これをPDP処理部107に送り、PDP処理
部107においてPDP駆動部113を駆動するための
情報(例えばPWMパルス、走査パルス)をPDP駆動
部113に送り、PDP駆動部113ではこれをもとに
PDP112(図示せず)を駆動する。このとき、PD
P処理部107はマイコン信号(MD、MT、MC)に
より制御される。
【0076】制御電源46のグランドであるSGNDは
TV処理部31、マイコン42、符号部43、送信器4
4、信号接続端子45aのグランドと共通である。ま
た、表示電源49のグランドであるRGNDは信号接続
端子45b、受信器48、PDP処理部107のグラン
ドと共通である。したがって、SGNDとRGNDとは
分離している。よって、PDP駆動部113で発生する
放電ノイズ、スイッチングノイズおよびPDP処理部1
07で発生するデジタルノイズなどのノイズが信号接続
端子45bから信号接続端子45aに向けてグランドを
介して伝播することはない。
【0077】制御電源46は、ACコンセント33から
電力を入力し、S30VやS5Vを発生し映像制御部4
0の構成要素の電源電圧に供給するとともに、電源接続
端子47a、ケーブル41b、電源接続端子47bを介
して表示電源49に交流または直流の電力を伝送する。
このように、電力接続端子47a、電力接続端子47
b、ケーブル41bにより制御電源46からの電力を表
示電源49に向けて伝送する電源電力伝送手段を構成す
る。
【0078】表示電源49は、1次側(ここでは電源接
続端子47bから入力される側)のグランドと2次側
(ここではR5V、垂直電圧Vv、水平電圧Vhおよび
基準グランドGDを発生する側)のグランド(つまりR
GND)とが絶縁分離されている。この表示電源49
は、1次側で電源接続端子47bからの電力を受け、2
次側でR5V、垂直電圧Vv、水平電圧Vhおよび基準
グランドGDを発生する。そして、R5Vは受信器4
8、PDP処理部107の電源電圧となり、垂直電圧V
v、水平電圧Vhおよび基準グランドGDはPDP駆動
部113に送られる。このように構成された表示電源4
9は1次側のグランドと2次側のグランドとが絶縁分離
しているため、PDP駆動部113で発生する放電ノイ
ズ、スイッチングノイズおよびPDP処理部107で発
生するデジタルノイズなどのノイズが電源接続端子47
bから信号接続端子47aに向けてグランドを介して伝
播することはない。
【0079】またこのように構成されたPDP表示装置
は、PDP表示部39のグランドであるRGNDと映像
制御部40のグランドであるSGNDとが分離してお
り、かつ表示電源49の1次側のグランドと2次側のグ
ランドとが分離ているためPDP表示部39で発生する
ノイズが映像制御部40へグランドを介して伝播するこ
とを確実に防止する。これにより、PDP表示部39で
発生したノイズが映像制御部40内のアナログの映像信
号に混入することによるS/Nの劣化をなくし、良好な
画像を表示することができる。また、PDP表示部39
を壁に掛けるような構成にした場合、壁に垂れ下がるケ
ーブル数が少なくなり、見栄えの良い使用形態を実現で
きる。さらに、ケーブルの長さを適宜に選択することで
PDP表示部39、映像制御部40の設置条件に柔軟に
対応でき、さらに見栄えのよい設置形態を実現できる。
【0080】さらにまた、映像制御部40とPDP表示
部39は機能や性能が異なる装置に簡単に置換でき、経
済性重視の安価な映像制御部40、機能性重視のマルチ
メディア対応の映像制御部40、あるいは30インチP
DP表示装置、50インチPDP表示装置などの組合わ
せを利用者が用途、目的に応じて自由に選択できるメリ
ットがある。なお、本実施の形態では信号接続端子45
aと信号接続端子45bとの間の信号の伝送を差動伝送
方式を用いたが、光伝送方式を用いて伝送してもよい。
【0081】実施の形態8.図12は実施の形態8のP
DP表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、50は第2の電源である主電源、51は第1の電源
である映像電源である。主電源50はACコンセント3
3から電力受け取り、電源接続端子47bから電源接続
端子47aに向けて直流または交流の電力を伝送すとと
もに、R5V、垂直電圧Vv、水平電圧Vhおよび基準
グランドGDを発生する。また、主電源50はPDP駆
動部113に垂直電圧Vv、水平電圧Vhおよび基準グ
ランドGDを供給する。さらに、主電源50のグランド
はRGNDである。
【0082】さらにまた、映像電源51は1次側(ここ
では電源接続端子47aから入力される側)のグランド
と2次側(ここではS30、S5Vを出力する側)のグ
ランド(SGND)とが絶縁分離されている。また、映
像電源51は1次側からの電力の供給を受け2次側から
S5V、S30Vの電源電圧を発生し、映像制御部40
の構成要素に供給する。
【0083】このように構成されたPDP表示装置は、
PDP表示部39のグランドであるRGNDと映像制御
部40のグランドであるSGNDとが分離しおり、かつ
映像電源51の1次側のグランドと2次側のグランドと
が分離ているためPDP表示部39で発生するノイズが
映像制御部40へグランドを介して伝播することを確実
に防止する。これにより、PDP表示部39で発生した
ノイズが映像制御部40内のアナログの映像信号に混入
することによるS/Nの劣化をなくし、良好な画像を表
示することができる。また、電力変動の大きなPDP表
示部50の電源である主電源50にACコンセント33
を設けたので電力変動に強くなる。さらにまた、PDP
表示部39を壁に掛けた場合、壁に垂れ下がるケーブル
数が少なくなり、かつPDP表示部39と映像制御部4
0との間のケーブル数が一定になるとともに、見栄えの
良い使用形態を実現できる。さらに、ケーブルの長さを
適宜に選択することでPDP表示部39、映像制御部4
0の設置条件に柔軟に対応でき、さらに見栄えのよい設
置形態を実現できる。
【0084】また、図12に示したPDP表示装置では
信号接続端子45aおよび信号接続端子45bは映像デ
ータ、水平同期信号H、垂直同期信号V、クロック信号
T、およびマイコン信号(MD、MT、MC)を差動伝
送信号に変換したものを送信または受信するための端子
を統合していたが、必ずしも統合する必要はない。例え
ば、マイコン信号(MD、MT、MC)を差動伝送信号
に変換したものを送信、受信するための端子を別に設け
てもかまわない。
【0085】図13は実施の形態8のPDP表示装置の
他の構成を示すブロック図である。図において、44a
は映像情報およびクロック信号Tを差動伝送信号に変換
し送信する送信器、48aは送信器44aからの差動伝
送信号を受信し、映像情報およびクロック信号Tに復元
する受信器である。44bはマイコン信号(MD、M
T、MC)を差動伝送信号に変換し送信する送信器、4
8bは送信器44bからの差動伝送信号を受信し、マイ
コン信号(MD、MT、MC)に復元する受信器であ
る。41cはPDP表示部39に差動伝送信号に変換し
たマイコン信号(MD、MT、MC)を伝送するための
伝送手段となるケーブルである。81aは送信器44b
から出力する差動伝送信号を送出する送信端子である信
号接続端子、81bは信号接続端子81aからの出力信
号をケーブル41cを介して差動伝送信号を受信するた
めの受信端子である信号接続端子であり、受信器48b
へ差動伝送信号が入力される。このように構成しても上
述と同様の効果を奏する。
【0086】図14は実施の形態8の主電源の構成を示
すブロック図である。図に基づいて、電力を伝送する場
合を説明する。図において、53はACコンセント33
から供給されるAC電源の変圧器、54はACコンセン
ト33から供給されるAC電源の整流器である。
【0087】また、図14(A)ではACコンセント3
3から供給されるAC電圧をそのまま映像電源51に供
給するものである。このとき、映像電源51は1次側か
ら供給されるAC電圧から直流電圧に変換するような構
成にする必要がある。さらに、図13に示したケーブル
41bはAC電圧を伝送するためのケーブルが必要とな
る。さらに、図14(B)では変圧器53によって入力
されるAC電圧を映像制御部40で必要な電圧に変換し
て伝送するように構成したものであり、低圧の電源電圧
の供給が可能となる。しかし、このような構成では映像
制御部40の内部にもACコンセント33から供給され
るAC電圧から直流電圧に変換するような構成が必要と
なる。
【0088】さらにまた、図14(C)に示した構成で
は映像制御部40で必要となる電源を整流器54で作成
するため、全ての電源がPDP表示部39側で作成する
ことになる。また、PDP表示部39の電源と映像制御
部40で使用する電源はそれぞれ独立して作成され、グ
ランドも分離されている。よって、PDP表示部39
(特にPDP駆動部113)で発生する放電ノイズの影
響を映像制御部40(特に符号部43)が受けなくな
り、図14(C)の構成では回路規模を小さくすること
ができる。
【0089】なお、図14では主電源50の構成につい
て述べたが、例えば実施の形態7で示した制御電源46
は図14で示した電源114の2次側の出力をS5V、
S30Vとし、かつそのグランドがSGNDとなるよう
に構成すればよい。
【0090】実施の形態9.図15は実施の形態9のP
DP表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、図11と同一の符号を付したものは同一またはこれ
に相当するものである。52は映像受信器、55は表示
送信器、61はリモコン処理器、62は表示識別器であ
る。
【0091】リモコン処理器61は光電変換素子(図示
せず)および2値化回路(図示せず)を有し、リモコン
送信器(図示せず)から発信された赤外線などの光を光
電変換処理または2値化処理によってチャンネル選択信
号を出力する。ついで、表示識別器62は表示画素数が
640×480または720×480といったように表
示画素数の大きさを識別するための識別信号を出力す
る。また、表示送信器55はチャンネル選択信号と識別
信号を差動伝送信号に変換してこれを信号接続端子45
bから信号接続端子45aに向けて送る。この信号接続
端子45bは表示送信器55により変換された差動伝送
信号を送信するための端子を有する。また、信号接続端
子45aは表示送信器55により変換された差動伝送信
号を送出する信号接続端子45bからの出力信号をケー
ブル41aを介して受信するための端子を有する。
【0092】さらに映像受信器52は信号接続端子45
bから信号接続端子45aに向けて送られた差動伝送信
号を受け取り、元のチャンネル選択信号と識別信号を復
元し、マイコン42に送る。ついでマイコン42はチャ
ンネル選択信号からTV処理部31内のチューナ27を
制御する制御信号を生成し、これにもとづいて希望のチ
ャンネルの放送電波を選択する。さらに、識別信号から
PLL12(図示せず)に内蔵された分周カウンタの分
周カウンタ値を生成して符号部43に伝達し、標本化パ
ルスの周波数を表示画素数に合致させる。例えば、画素
数が640×480の場合は約12MHzが、720×
480の場合は約14MHzの標本化パルスが必要にな
る。また、PLL12は分周カウンタ値と水平同期信号
Hを入力し、識別信号に対応した標本化パルスを出力す
る。
【0093】このように構成されたPDP表示部39と
映像制御部40とを分離したPDP表示装置はPDP表
示部39で発生するノイズが映像制御部40にグランド
を介して伝播するのを確実に防止する。さらに、リモコ
ン機能を有しているため利用者がPDP表示装置を遠隔
操作できる。また、PDP表示部39から映像制御部4
0に表示画素数の識別信号を伝送するので、表示画素数
に最適の標本化パルスを選択する機能を実現できる。
【0094】さらにまた、映像制御部40内の制御電源
46を映像電源51とし、PDP表示部39内の表示電
源49を主電源50としても良い。また、識別信号には
表示画素数の他に画面のアスペクト比などの変数を用い
ても良い。
【0095】実施の形態10.図16は実施の形態10
のPDP表示装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、64aは映像情報、クッロクT信号、マイコン
信号(MD、MT、MC)を変換した差動伝送信号を伝
送するための信号接続端子および制御電源46の電力を
伝送するための電力接続端子とを統合した統合接続端
子、64bは差動伝送信号を受信するための信号接続端
子および制御電源46から伝送された電力を受けるため
の電源接続端子を統合した統合接続端子である。統合接
続端子64aのグランドと統合接続端子64bのグラン
ドとは分離している。63は差動伝送信号を伝送するた
めのケーブルおよび制御電源46の電力を伝送するため
のケーブルを1つに束ねた統合ケーブルである。
【0096】このように構成されたPDP表示装置で
は、統合接続端子64aには送信器44が出力する差動
伝送信号と制御電源46が出力する電力が供給される。
ついで、統合ケーブル63は統合接続端子64aから統
合接続端子64bに向けて差動伝送信号と電力を統合ケ
ーブル63を介して伝送する。これにより伝送された差
動伝送信号は受信器48に入力され、伝送された電力は
表示電源49に供給される。他の動作は図11の説明と
同様である。
【0097】以上のように構成されたPDP表示装置は
統合接続端子64aのグランドと統合接続端子64bの
グランドとが分離しているためPDP表示部39で発生
するノイズが映像制御部39にグランドを介して伝播す
ることを防止する。しかもPDP表示部39と映像制御
部40から送るべき差動伝送信号および制御電源46の
出力を1本の統合ケーブル63で容易に接続でき、取り
扱いが簡単で経済的な装置を実現できる。なお、図12
の構成、図15の構成に本実施の形態を適用することも
できる。
【0098】実施の形態11.図17は実施の形態11
のPDP表示装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、38は映像情報、クロック信号Tを生成し、差
動伝送信号に変換するとともに、これらを信号接続端子
45aより出力する出力装置に対応するPC装置であ
る。このPC装置38は映像情報を生成するとともに、
映像情報およびPC装置38のクロック信号Tを出力す
るPC処理部58およびPC処理部58からの出力を差
動伝送信号に変換し送信するためのPC送信器59を有
する。以後、PC装置38の映像情報とPC装置38の
クロック信号TとからなるデータをPCデータ1、PC
装置38の映像情報(R、G、B、H、V)をPCデー
タ2と呼ぶことにする。また、信号接続端子45aは差
動伝送信号を送信するための端子、信号接続端子45b
は差動伝送信号を受信するための端子である。さらに、
60は信号接続端子45bからの差動伝送信号を受信し
これをPCデータ1に復元するためのPC受信器であ
る。
【0099】PC送信器59はPCデータ1を差動伝送
信号に変換して信号接続端子45aから出力する。そし
て、ケーブル41aは差動伝送信号を信号接続端子45
bに伝送する。一方、PC受信器60は信号接続端子4
5bから受信したPCデータ1を復元し、その出力をP
DP処理部107に伝送する。これらの信号接続端子4
5aのグランド(図示せず)と信号接続端子45bのグ
ランド(図示せず)とは分離しているので、この間の信
号の伝送には例えば差動伝送方式を用いる。
【0100】このように構成されたPDP表示装置は信
号接続端子45aのグランドと信号接続端子45bのグ
ランドとが分離しているため、PDP表示部39で発生
するノイズがPC装置38に混入するのを確実に防止で
きる。また、PDP表示部39の表示画面(図示せず)
が大きい場合、PC装置の画像を拡大表示できる。この
利用形態は、PC装置38とPDP表示部39とを直接
接続するため、映像制御部40を不要にし、設置スペー
スの縮小やシステム価格の大幅低減を図ることができ
る。
【0101】図18は実施の形態11のPDP表示装置
の他の構成を示すブロック図である。図において、66
は基準クロック信号T1を再生するためのPC−PLL
である。このときの、PC送信器59はPCデータ2を
差動伝送信号に変換し送信するとともに、PC受信器6
0はPC送信器からの差動伝送信号を受信しこれをPC
データ2に変換するものである。さらに、差動伝送方式
を用いてPCデータ2を信号接続端子45aから信号接
続端子45bに向けて伝送する。
【0102】以上のように構成されているPDP表示装
置を説明する。PC送信器59はPCデータ2を差動伝
送信号に変換して信号接続端子45aから出力する。そ
して、信号接続端子45aからの差動伝送信号をケーブ
ル41aを介して信号接続端子45bに伝送する。
【0103】一方、PC受信器60は受信した差動伝送
信号をPCデータ2に復元する。ついで、PC−PLL
66は水平同期信号HからそのN倍の基準クロック信号
T1を出力し、クロックを再現し、PDP処理部107
で基準クロック信号T1に基づいて処理を行う。
【0104】このように構成した場合、上述の効果に加
え、クロック信号Tを伝送する必要が無くなり伝送線の
数が減少する。また、PC装置38とPDP表示部39
とのクロック信号が異なる場合にも適用することが可能
となる。
【0105】図19は実施の形態11のPDP表示装置
の他の構成を示すブロック図である。図におけるPDP
表示装置はPCデータ1とPCデータ2を選択的に用い
る様に構成したものである。
【0106】図において、PC送信器59はPCデータ
1とPCデータ2の内、いずれか一方を選択し、これを
差動伝送信号に変換し出力する。そして、ケーブル41
aは差動伝送信号を信号接続端子45aから信号接続端
子45bに向けて伝送する。
【0107】一方、PC受信器60は受信した差動伝送
信号をPCデータ1またはPCデータ2に復元する。つ
いで、PC−PLL66は水平同期信号HのN倍の基準
クロック信号T1を出力し、選択器67はクロック信号
Tと基準クロック信号T1の一方をクロック信号T2と
して出力する。また、表示制御器68はPC−PLL6
6の分周カウンタ値N(800前後の整数値)、選択器
67の選択信号、PDP処理部107の制御信号などを
出力する。
【0108】さらに、PC装置38がPCデータ1に対
応する差動伝送信号を出力する場合には選択器67でク
ロック信号Tを出力する。逆に、PC装置38がPCデ
ータ2に対応する差動伝送信号を出力する場合には、水
平同期信号HのN倍のクロック信号T1をPC−PLL
66で生成し、選択器67からこれを出力する。さらに
また、表示制御器68はPCデータがPCデータ1また
はPCデータ2のいずれであるかを識別するモード情報
を、例えばスイッチなどの手段(図示せず)で入力し、
PC−PLL66と選択器67に制御信号を伝達する。
また、PC−PLL66の分周カウンタ値Nは、PCデ
ータの種類を入力し、所定数値を設定する。このように
構成されたPDP表示装置は上述の効果に加え、PCデ
ータ1またはPCデータ2を選択的に出力することがで
きる。
【0109】実施の形態12.図20は実施の形態12
のPDP表示部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、XはPDP表示部を制御するための制御信号であ
る。この制御信号XはPC装置38内で作成され、PC
送信器59(図示せず)により差動伝送信号に変換さ
れ、信号接続端子45a(図示せず)から信号接続端子
45bに向けて伝送される。ついで、PC受信器60で
は、差動伝送信号から制御信号Xを復元し、表示制御器
68で制御信号Xの情報を解読する。また、表示制御器
68は制御信号Xに応じて、PC−PLL66の分周カ
ウンタ値N、選択器67の選択信号、タイミング発生回
路106、電源114を制御するための制御信号などを
出力する。
【0110】さらに、PDP処理部107は階調制御器
69、タイミング発生器106およびメモリ104を有
し、階調制御器69およびタイミング発生器106から
の出力信号をPDP駆動部113に入力する。その後、
PDP駆動部113は信号に基づいてPDP112(図
示せず)を駆動するものである。
【0111】また、制御信号Xは、例えば映像データに
あわせて、表示画面の静止(フリーズ)や分割表示を行
うための情報などがある。これらの情報をPC受信器6
0を通して表示制御器68で、解読しPC−PLL6
6、選択器67、階調制御器69、タイミング発生器1
06、電源114を制御するための信号を出力し、PC
の画像を静止、あるいはコマ落としといった表示をした
り、画像の一部分を拡大表示したりする。これによりP
C装置38から利用者の要求に応じた表示をすることが
できる。
【0112】実施の形態13.図21は実施の形態13
のPDP表示装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、39a、39b、39c、39dはPDP表示
部である。これらのPDP表示部39a、PDP表示部
39b、PDP表示部39cおよびPDP表示部39d
は、受信器(図示せず)により復元した映像情報を再び
差動伝送信号に変換する送信器(図示せず)およびこの
差動伝送信号を伝送するための端子(図示せず)を有す
る。また、33a、33b、33cおよび33dはPD
P表示部39a、PDP表示部39b、PDP表示部3
9cおよびPDP表示部39dの主電源(図示せず)に
電圧を供給するためのACコンセントである。さらに、
38はPC装置である。さらにまた、41a、41b、
41c、41d、41eはケーブルであり、ケーブル4
1a、ケーブル41b、ケーブル41c、ケーブル41
cおよびケーブル41dの入力側(つまり差動伝送信号
を送信する側)の端子(図示せず)のグランドと出力側
(差動伝送信号を受信する側)の端子(図示せず)のグ
ランドとは分離している。
【0113】また、ケーブル41aはPC装置38から
送られた差動伝送信号を伝送する。ついで、PDP表示
部39aは差動伝送信号を受け取り、これを復元し、P
DP112a(図示せず)に表示するとともに、この復
元した信号を再び差動伝送信号に変換し、送信する。そ
して、ケーブル41bはPDP表示部39aからの差動
伝送信号をPDP表示部39bに伝送する。また、PD
P表示部39bは差動伝送信号を受け取り、これを復元
し、PDP112b(図示せず)に表示するとともに、
この復元した信号を送信器(図示せず)により再び差動
伝送信号に変換する。さらに、ケーブル41cはPDP
表示部39bからの差動伝送信号をPDP表示部39c
に伝送する。また、PDP表示部39cは差動伝送信号
を受け取り、これを復元し、PDP112c(図示せ
ず)に表示するとともに、この復元した信号を送信器
(図示せず)により再び差動伝送信号に変換し、送信す
る。さらに、ケーブル41dはPDP表示部39cから
の差動伝送信号をPDP表示部39dに伝送する。ま
た、PDP表示部39dは差動伝送信号を受け取り、こ
れを復元し、PDP112d(図示せず)に表示すると
ともに、この復元した信号を送信器(図示せず)により
再び差動伝送信号に変換し、送信する。さらに、ケーブ
ル41eはPDP表示部39dからの差動伝送信号をP
DP表示部39e(図示せず)に伝送する。
【0114】以上のように構成されたPDP表示装置
は、PDP表示部を少なくとも2個設けるとともに、各
々のPDP表示部の受信器により受信し、復元した映像
情報を再び差動伝送信号に変換し、送信する送信器を設
け、送信器から出力信号を送出する端子と他のPDP表
示部の受信器により信号を受信する端子とをケーブルで
接続したため、1台のPC装置38から伝送した映像情
報を一度に複数の画面に映像を表示することが可能とな
る。
【0115】このようなPDP表示部39aに接続する
出力装置としてPC装置38を接続した例を挙げたが、
これに限定される必要はなく、VCR装置35、DVD
装置36、ゲーム装置38、映像制御部40といったよ
うに映像情報を生成し、PDP表示部39aに映像情報
を伝送することができるものであれば出力装置は何であ
ってもよい。また、端子間の信号の伝送は差動伝送方式
以外にも光伝送方式を用いてもよい。
【0116】図22は実施の形態13のPDP表示部の
構成を示すブロック図である。図において59はPC送
信器である。このPC送信器59はPC受信器60によ
り復元されたPCデータ1またはPCデータ2を再び差
動伝送信号に変換し送信するためのものである。
【0117】このように構成されたPDP表示部の動作
について説明する。PC装置38(図示せず)または他
のPDP表示部から伝送されるPCデータ1もしくはP
Cデータ2を変換した差動伝送信号は信号接続端子45
bから入力される。ついでPC受信器60は差動伝送信
号を受信し、これをPCデータ1またはPCデータ2に
復元する。
【0118】また、表示制御器68は演算器16、PC
−PLL66、選択器67、諧調制御器69、タイミン
グ発生器106を制御するための制御信号を出力する。
さらに、PC受信器60で復元されたPCデータ1また
はPCデータ2はPC送信器59により再び差動伝送信
号に変換され、信号接続端子73から他のPDP表示部
(図示せず)に送られる。さらにまた、演算器16は映
像データの画質の改善を行い、これをPDP処理部10
7に送る。また、PDP処理部107では、階調制御器
69により表示する画像の階調を適切に制御し、これを
PDP駆動部113に送り、PDP駆動部113で表示
を行う。
【0119】以上のように構成されたPDP表示装置は
PDP表示部内で発生するノイズが信号接続端子45b
または信号接続端子73に接続されているPC装置3
8、またはPDP処理部107にグランドを介して混入
するのを防止でき、しかも複数のPDP表示部に信号を
送ることができる。この利用形態は多数の表示装置を使
用する場合に信号分配器(図示せず)を不要にし、シス
テム価格の大幅低減を図ることができる。
【0120】さらにまた、図23は実施の形態13のP
DP表示装置におけるPDP表示部の他の構成を示すブ
ロック図である。図におけるPDP表示部はPC装置3
8(図示せず)からPDP表示部を制御するための制御
信号を伝送し、この制御信号に応じてPDP表示部を動
作させるように構成したことを特徴とする。図におい
て、信号接続端子45bはPC装置38からのPCデー
タ1と制御信号Xとを差動伝送信号に変換したもの、も
しくはPCデータ2と制御信号Xとを差動伝送信号に変
換したものを受信するための端子、または他のPDP表
示部からの差動伝送信号を受信するための端子でもあ
る。また、信号接続端子73はPC送信器59により変
換された差動伝送信号を送信するための端子である。さ
らに、PDP表示部には認識番号があらかじめ設定され
ているものとする。
【0121】このように構成されたPDP表示部の動作
を説明する。信号接続端子45bに入力された差動伝送
信号はPC受信器60に入力される。また、PC受信器
60は差動伝送信号からこれに対応するPCデータ1と
制御信号Xとを復元するかまたはPCデータ2と制御信
号Xとを復元する。
【0122】さらに、表示制御器68は入力された制御
信号Xを解読する。ついで、この制御信号Xの中にはP
DP表示部の認識番号が含まれており、これがPDP表
示部の認識番号と一致したときには、演算器16、PC
−PLL66、選択器67、諧調制御器69、タイミン
グ発生器106を制御するための制御信号を出力し、こ
れらを動作させる。さらにまた、PC受信器60により
変換されたPCデータ1および制御信号XまたはPCデ
ータ2および制御信号XはPC送信器59で再び差動伝
送信号に変換され、信号接続端子73から他のPDP表
示部(図示せず)に送信される。
【0123】また、制御信号XはそれぞれのPDP表示
部に対し、映像データにあわせて、表示画面の静止(フ
リーズ)や分割表示を行うための情報が含まれている。
そして、それぞれのPDP表示部側では、これら制御信
号Xに含まれる情報により、映像を静止、あるいはコマ
落とし表示をしたり、映像の一部分を拡大表示したりす
ることができる。
【0124】また、図24は実施の形態13のPDP表
示部の他の構成を示すブロック図である。図におけるP
DP表示部はPC装置38から映像データと、テレビジ
ョン放送電波から変換した映像データとを選択的に表示
できるPDP表示部の構成について説明する。図におい
て、統合接続端子64bは、テレビジョン放送電波から
の映像情報、クロック信号Tおよびマイコン信号(M
D、MT、MC)を変換した差動伝送信号を受信する端
子を有する。また、統合接続端子64bは主電源50か
らの電力を伝送するための電源接続端子を有し、これに
より映像制御部40などの出力装置(図示せず)の映像
電源51(図示せず)に供給することができる。
【0125】さらに、信号接続端子45bは例えばPC
装置38からのPCデータ1(すなわち映像情報(R、
G、B、H、V)、クロック信号T)を受信する。さら
にまた、73は信号接続端子で、後述する複合送信器7
1から出力される差動伝送信号を送信するための端子で
ある。また、78はPC受信器60からの出力信号また
は受信器48からの出力信号のいずれかを選択するとと
もに、遅延量の制御を行う遅延選択器である。さらに、
72は2次元もしくは3次元の適応型補間処理によって
インタレース映像からノンインタレース映像を生成する
走査線補間手段である走査線補間器である。ついで、走
査線補間器72は受信器48から復元される映像データ
を改善するためのものであり、画質改善手段80の一例
である。また、走査線補間器72は例えば走査線240
本のフィールド映像から走査線480本のフレーム映像
を生成する。
【0126】これによって、テレビジョン放送電波から
の映像情報の画素数は640×480、垂直同期信号V
の周波数は約60Hz、水平同期信号Hの周波数は約3
2KHzとなるため、PC装置38からの映像情報とほ
ぼ同一になる。また、71は遅延選択器78からの出力
である映像情報およびクロック信号Tを差動伝送信号に
変換し送信する複合送信器である。
【0127】このように構成されたPDP表示部の動作
を説明する。表示制御器68は入力されるマイコン信号
(MD、MT、MC)により遅延選択器78でPC受信
器60より復元される映像情報または、受信器48より
復元される映像情報のいずれかを選択し、選択した映像
情報に応じた遅延を行う。また、表示制御器68が受信
器48より出力される映像情報を選択した場合、走査線
補間器72は走査線240本のフィールド映像から走査
線480本のフレーム映像を生成する。
【0128】さらに、遅延選択器78から出力された映
像データは演算器16を介してPDP処理部107に送
られる。ついで、PDP処理部107では表示制御器6
8からの制御信号、演算器16から出力された映像デー
タおよび遅延選択器78より出力された水平同期信号
H、垂直同期信号V、クロック信号Tを入力とし、PD
P駆動部113を駆動するための情報(例えばPWMパ
ルスおよび走査パルス)を出力する。そして、PDP駆
動部113はこれに応じてPDP112(図示せず)に
映像データを表示する。
【0129】以上のように構成されたPDP表示装置は
PDP表示部で発生するノイズが信号接続端子45b、
統合接続端子64b、信号接続端子73に接続されてい
る装置にグランドを介して混入するのを防止でき、しか
も複数のPDP表示部に信号を送ることができる。ま
た、PC装置38から映像データと、テレビジョン放送
電波からの映像データとを選択的に表示できる。
【0130】実施の形態14.図25は実施の形態14
のPDP表示装置の構成を示すブロック図である。図に
おけるPDP表示装置は画質改善手段の一例である走査
線補間器72を備えたことを特徴とする。
【0131】図において、TV信号処理部31から出力
される映像信号vは走査線補間器72でノンインターレ
ース信号に変換されて画質が改善され高精細な画像信号
となる。そして、符号部43を経由して出力される。他
の動作は図16で説明したものと同様である。
【0132】このように構成されたPDP表示装置はP
DP表示部39で発生するノイズがグランドを介してP
C装置38に混入するのを防止でき、しかもデータの送
受信を行うためのケーブルが一本の統合ケーブル63で
済むため、装置のセットアップを容易に行うことがで
き、走査線補間器72によって高精細な画像の表示を行
うことが出来る。
【0133】実施の形態15.図26は実施の形態15
のPDP表示部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、75は表示受信器59またはPC受信器60から
の出力の選択を行う表示選択器である。また、統合接続
端子64bは差動伝送信号に変換された映像情報、クロ
ック信号T、マイコン信号(MD、MT、MC)を受信
するための信号接続端子、表示送信器55で差動伝送信
号に変換されたチャンネル選択信号と識別信号とを送信
するための端子、主電源50からの電力を伝送するため
の電源接続端子を有する。さらに、信号接続端子45b
はPC装置38(図示せず)からの差動伝送信号を受信
するための端子である。
【0134】さらにまた、PC装置38(図示せず)は
信号接続端子45bに接続され、映像制御部40(図示
せず)は統合接続端子64bに接続されている。また、
PC受信器60はPCデータ1を復元し、受信器48は
映像情報、クロック信号T、マイコン信号(MD、M
T、MC)を復元する。さらに、表示選択器75は2系
統の復元データ群(つまり受信器48により復元された
映像情報、クロック信号TおよびPC受信器60により
復元した映像情報、クロック信号T)を入力とし、その
1系統を選択出力する。また、表示制御器68はマイコ
ン信号(MD、MT、MC)やスイッチなどで生成した
表示切替信号を入力し、表示選択器75の選択信号やP
DP処理部107の制御信号を出力する。
【0135】このように構成されたPDP表示装置はP
DP表示部で発生するノイズが出力装置であるPC装置
38や映像制御部40にグランドを介して混入するのを
防止でき、しかもこれら出力装置のうちのいずれか一方
を選択して表示できるため、プレゼンテーション等に有
効活用できる。また、リモコン処理器61を制御するリ
モコン装置(図示せず)を用いることにより利用者がP
DP表示装置を遠隔操作をすることができる。
【0136】実施の形態16.図27は実施の形態16
のPDP表示部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、45dは受信端子である信号接続端子である。ま
た、遅延選択器78は表示選択器75、遅延器76、遅
延制御器77を用いて構成したものである。さらに、信
号接続端子45dは映像情報およびクロック信号に対応
する差動伝送信号を受信し、受信器48はこれを復元す
る。受信器48およびPC受信器60により復元した2
系統の映像データ、水平同期信号H、垂直同期信号V、
クロック信号Tおよびマイコン信号(MD、MT、M
C)を復元する。さらにまた、遅延器76はPC受信器
60の出力である映像データ(R、G、B)を所定の時
間だけ遅延させる。そして、遅延時間の最少量はゼロで
あり、また、最大量は垂直同期信号Vの時間(約1/6
0秒)である。また、遅延制御器77は2系統の水平同
期信号H、垂直同期信号Vとクロック信号Tを入力し、
受信器48の垂直同期信号Vを基準に2系統間の遅延時
間を算出し、遅延器76の遅延時間を制御する。さら
に、表示選択器75は遅延補正された映像データと基準
の映像データとを入力し、表示制御器68の切替信号に
よってどちらか一方を選択する。他の構成要素の動作は
これまでの説明と同様である。
【0137】このように構成されたPDP表示装置はP
DP表示部で発生するノイズがPC装置38や映像制御
部40にグランドを介して混入するのを防止でき、しか
も、2系統の映像の切替時に伴う表示ノイズが発生しな
くなり、プレゼンテーション等に有用である。
【0138】実施の形態17.図28は実施の形態17
のPDP表示部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、PC受信器60はPC装置38(図示せず)が出
力するノンインタレース画像の映像データ(R、G、
B)を復元し、これを遅延選択器78に供給する。一
方、受信器48は出力装置である映像制御部40(図示
せず)から出力されたインタレース映像の映像データ
(R、G、G)を復元し、これを走査線補間器72を介
して表示選択器75に供給する。また、走査線補間器7
2は2次元もしくは3次元の適応型補間処理によってイ
ンタレース映像からノンインタレース映像を生成する。
さらに、走査線補間器72は例えば走査線240本のフ
ィールド映像から走査線480本のフレーム映像を生成
する。ついで、この処理によってTV映像の画素数は6
40×480、垂直同期信号Vの周波数は約60Hz、
水平同期信号Hの周波数は約32KHzとなるため、P
C装置38からの画像がほぼ同一条件になる。
【0139】さらにまた、遅延選択器78は表示制御器
68の指示により受信器48により復元された映像情報
およびクロック信号TまたはPC受信器60により復元
された、映像情報およびクロック信号Tのいずれかを選
択し選択した方の映像データを演算器16に送る。つい
で、演算器16は画質を改善するための高画質化処理を
行う。なお、PC装置38からの画像はTV映像からの
画像に比べ品質が充分に高いので、走査線補間器72に
よる処理が必ずしも必要ではなく、表示制御器68の指
示によって処理の有無を選択できる。他の動作はこれま
での説明と同様である。
【0140】このように構成されたPDP表示装置はP
DP表示部で発生するノイズがPC装置へグランドを介
して伝播するのを防止でき、しかもノンインタレース画
像とインタレース映像の両方を同じ条件で表示すること
ができる。
【0141】実施の形態18.図29は実施の形態18
のPDP表示装置の構成を示すブロック図である。図に
おけるPDP表示装置は、PDP処理部107におい
て、PWM変調器105へ配線するための配線数を少な
くしたことを特徴とする。図において、91はPWM変
調器105に配線する配線数を減少させるための配線数
減少手段である配線数減少器である。また、PDP処理
部107内のタイミング発生器106を省略している。
さらに、A/D変換器102のグランドと、PDP駆動
部113のグランドとは分離している。
【0142】図における映像信号の流れを説明する。入
力端子101に入力された映像信号vは、A/D変換器
102に入力される。このA/D変換器102は映像信
号vの各々を映像データに所定の標本化周波数と所定の
量子化ビット数とでデジタル化する。
【0143】また、映像データはそれぞれ量子化ビット
数に応じた配線数でメモリ104に入力される。さら
に、メモリ104は映像データの情報を所定番地に順に
記憶し、水平同期信号Hの周期ごとに映像情報を読み出
す。ついで、メモリ104から水平同期信号Hの周期ご
とに読み出された量子化ビット数に応じた配線数の映像
データは配線数減少器91に入力される。
【0144】この配線数減少器91は量子化ビット数に
応じた配線数の映像データを多重化させ、多重映像デー
タ(RX、GX、BX)として出力する。
【0145】そして、多重映像データ(RX、GX、B
X)はPWM変調器105に入力される。このPWM変
調器105は基準クロックを多重映像データ(RX、G
X、BX)ごとに計数し、各々の水平電極に対応したP
WMパルスを出力する。また、PWM変調器105から
出力された5V系のPWMパルスはPDP駆動部113
に入力され水平電圧Vhに振幅変換される。
【0146】さらに、図30は配線数減少器91の具体
的な構成を示すブロック図で、図30(A)は並列デー
タの直列化手段、図30(B)は並列データの多重化手
段の一例を示している。図において、92a、92b、
92cは並列/直列変換器であり、並列/直列変換器9
2aは映像データRに対応する並列データを直列データ
に変換する。また、並列/直列変換器92bは映像デー
タGに対応する並列データを直列データに変換する。さ
らに、並列/直列変換器92cは映像データBに対応す
る並列データを直列データに変換する。
【0147】さらにまた、並列/直列変換器92aの入
力の配線数は映像データRの量子化ビット数に依存す
る。また、並列/直列変換器92bの入力の配線数は映
像データGの量子化ビット数に依存する。さらに、並列
/直列変換器92cの入力の配線数は映像データBの量
子化ビット数に依存する。これらの並列の映像データは
それぞれ並列/直列変換器92a、並列/直列変換器9
2b、並列/直列変換器92cに入力され、それぞれ並
列の映像データが直列の映像データに変換される。よっ
て、各色成分に対応する並列の映像データは、単位時間
あたり量子化ビット数倍の情報量に変換されたところの
直列の映像データRX、直列の映像データGXおよび直
列の映像データBXに変換される。したがって、並列/
直列変換器92a、並列/直列変換器92b、並列/直
列変換器92cにより多重映像データ(RX、GX、B
X)を得ることができる。この多重映像データ(RX、
GX、BX)がPWM変調器105に入力されるように
配線する。これによりPWM変調器105の入力の配線
数は(1/量子化ビット数)に減少する。
【0148】また、図30(B)において、93は配線
数減少器91の一例である多重化回路である。この多重
化回路93の入力の配線数は映像データの量子化ビット
数に対応した数を有する。ここでは、映像データの量子
化ビットの数が8ビットの場合を例に説明する。つま
り、並列の映像データR、並列の映像データGおよび並
列の映像データBの同じビット位置に対応する映像デー
タを多重化する多重化回路を有するものである。映像デ
ータの量子化ビットの数が8ビットの場合、多重化回路
93は8つあり、各ビット位置ごとに単位時間当たり映
像データR、映像データG、映像データBの情報が多重
化されるため、8つの多重化回路93から多重映像デー
タ(RGB1、RGB2、・・・、RGB8)を得るこ
とができる。さらに、多重化回路93により得られる多
重映像データ(RGB1、RGB2、・・・、RGB
8)をPWM変調器105に入力されるように配線す
る。これによりPWM変調器105に配線する配線数は
1/3に減少する。
【0149】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0150】この発明のPDP表示装置は、A/D変換
器のグランドである第1のグランドと電源のグランドで
ある第2のグランドとが分離しているため、PDP駆動
部で発生するノイズがA/D変換器のグランドに伝播し
なくなり、ノイズがアナログの映像信号に混入するのを
防止でき、PDP駆動部で発生するノイズに起因する表
示画像の劣化を防止する。
【0151】この発明のPDP表示装置は、A/D変換
器のグランドである第1のグランドと電源およびPDP
処理部のグランドのである第2のグランドとが分離して
いるため、PDP駆動部で発生するノイズおよびPDP
処理部で発生するノイズがA/D変換器のグランドに伝
播しなくなり、ノイズがアナログの映像信号に混入する
のを防止でき、PDP駆動部またはPDP処理部で発生
するノイズに起因する表示画像の劣化を防止する。
【0152】この発明のPDP表示装置は、A/D変換
器から出力される並列の映像データを並列/直列変換器
に入力し、この出力をRGB分離器に入力するようにし
たため、RGB分離器に入力するための信号の配線数が
少なくなる。
【0153】この発明のPDP表示装置は、アナログ信
号としてTV処理処理部から出力されるアナログ信号を
用いたので、テレビジョン放送を表示することが可能と
なる。
【0154】この発明のPDP表示装置は、出力装置の
送信端子のグランドとPDP表示部の受信端子のグラン
ドとを分離したので、PDP表示部で発生するノイズが
グランドを介して出力装置に伝播しなくなり、PDP表
示部で発生するノイズに起因する出力装置側の信号の劣
化を防止し、表示画像の劣化を防止する。
【0155】この発明のPDP表示装置は電力を伝送さ
れる側の電源は1次側のグランドと2次側のグランドと
を分離するように構成したので、PDP表示部で発生す
るノイズがグランドを介して出力装置に伝播しなくな
り、PDP表示部で発生するノイズに起因する出力装置
側の信号の劣化を防止し、表示画像の劣化を防止する。
【0156】この発明のPDP表示装置は、PDP表示
部を少なくとも2つ備え、各PDP表示部は受信器より
受信した信号を送信端子から送信する送信器を有し、そ
の受信端子に映像制御部からの信号を受ける一方のPD
P表示部の送信端子と他方のPDP表示部の受信端子と
を接続したため、1つの出力装置から複数のPDP表示
部を駆動することができる。
【0157】この発明のPDP表示装置において、出力
装置はPDP表示部を制御するための制御信号を送信す
るように構成したので、PDP表示部に適切な映像を表
示させることができる。
【0158】この発明のPDP表示装置は、制御信号を
リモコンからの信号に応じて調節するように構成したの
で、利用者は離れたところからPDP表示装置を操作す
ることができる。
【0159】この発明のPDP表示装置は、出力装置を
コンピュータ装置としたことにより、コンピュータ装置
からの映像データを表示することが可能となる。
【0160】この発明のPDP表示装置は、コンピュー
タ装置からの映像データまたは放送電波からの映像デー
タを選択して表示するように構成したので、必要に応じ
て映像を切り換えることが可能となる。
【0161】この発明のPDP表示装置において、差動
伝送方式または光伝送方式を用いてPDP処理部からの
出力の伝送、A/D変換器からの出力および同期分離器
からの出力の伝送または映像情報の伝送を行うためノイ
ズがグランドを介して伝播しない。
【0162】この発明のPDP表示装置は、映像データ
の画質を改善する画像改善手段を備えたので画質が向上
する。
【0163】この発明のPDP表示装置において、画質
改善手段は、オフセット補正手段、振幅補正手段、コン
トラスト補正手段、γ補正手段、高域強調手段または走
査線補間手段の少なくとも1つを備えたので、画質が向
上する。
【0164】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびPWM変調器に配線する配線数を減少
させる配線数減少手段を備えたので、PWM変調器に配
線する配線数が少なくなる。
【0165】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびA/D変換器から出力される並列の映
像データを直列の映像データに変換する並列/直列変換
回路を有し、並列/直列変換回路からの出力をPWM変
調器に入力するように構成したので、PWM変調器に配
線する配線数が少なくなる。
【0166】この発明のPDP表示装置において、PD
P処理部はA/D変換器からの出力をPWM変調するP
WM変調器およびA/D変換器から出力される複数の並
列の映像データを多重化する多重化回路を有し、多重化
回路からの出力をPWM変調器に入力するように構成し
たので、PWM変調器に配線する配線数が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 実施の形態1のPDP表示装置における分離
ユニットの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態2のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 実施の形態3のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図5】 実施の形態4のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】 実施の形態5のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図7】 実施の形態5のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 演算器の構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態6のPDP表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図10】 実施の形態7のPDP表示装置の構成を示
す図である。
【図11】 PDP表示部および映像制御部の具体的な
構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態8のPDP表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図13】 実施の形態8のPDP表示装置の他の構成
を示すブロック図である。
【図14】 主電源の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態9のPDP表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図16】 実施の形態10のPDP表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図17】 実施の形態11のPDP表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図18】 実施の形態11のPDP表示装置の他の構
成を示すブロック図である。
【図19】 実施の形態11のPDP表示装置の他の構
成を示すブロック図である。
【図20】 実施の形態12のPDP表示装置における
PDP表示部の構成を示すブロック図である。
【図21】 実施の形態13のPDP表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図22】 実施の形態13のPDP表示部の構成を示
すブロック図である。
【図23】 実施の形態13のPDP表示部の他の構成
を示すブロック図である。
【図24】 実施の形態13のPDP表示部の他の構成
を示すブロック図である。
【図25】 実施の形態14のPDP表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図26】 実施の形態15のPDP表示部の構成を示
すブロック図である。
【図27】 実施の形態16のPDP表示部の構成を示
すブロック図である。
【図28】 実施の形態17のPDP表示部の構成を示
すブロック図である。
【図29】 実施の形態18のPDP表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図30】 配線数減少器の構成を示すブロック図であ
る。
【図31】 A/D変換器の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図32】 従来のPDP表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図33】 従来のPDP表示装置と他の関連装置との
接続した構成を示す図である。
【符号の説明】
1 水平分離器 2 垂直分離器 3 DC/DC変換器 4 発光器
5 受光器 6 差動送信器 7 差動受信器
8 差動伝送路 9 RGB分離器 10 HV分離器 1
1 パルス分離器 12 PLL 13 ADパルス発生器
14 P/S変換器 15 S/P変換器 16 演算器
17 高速分離器 18 強調器 19a、19b、19c
オフセット補正器 20 振幅検出器 21a、21b、21c
振幅補正器 22 コントラスト検出器 23a、23b、23c
コントラスト補正器 24 モード制御器 25a、25b、25c
γ補正器 26 データ出力端子 27 チューナ
28 ビデオ復調器 29 Y/C分離器 30 RGB復調器
31 TV信号処理部 32 PDP表示装置 33 ACコンセント 34 アンテナ
35 VCR装置 36 DVD装置 37 ゲーム装置
38 PC装置 39 PDP表示部 40 映像制御部 41a、41b、41c ケーブル
42 マイコン 43 符号部 44 送信器 45a、45b 信号接続端子 46 制御電源 47a、47b 電源接続
端子 48 受信器 49 表示電源
50 主電源 51 映像電源 52 映像受信器
53 変圧器 54 整流器 55 表示送信器
56 映像受信器 57 PC接続端子 58 PC処理部
59 PC送信器 60 PC受信器 61 リモコン処理器
62 表示識別器 63 統合ケーブル 64a、64b 統合接続
端子 66 PC−PLL 67 選択器
68 表示制御器 69 階調制御器 70 PC処理部 72 走査線補間器 73 信号接続端子
75 表示選択器 76 遅延器 77 遅延制御器
78 遅延選択器 80 画質改善手段 81a、81b 接続端子 91 接続線減少器 92 並列/直列変回路
93 多重化回路 101 映像信号入力端子 102 A/D変換器 103 同期分離器 104 メモリ 10
5 PWM変調器 106 タイミング発生器 107 PDP処理部 113 PDP駆動部 108 水平駆動器 10
9 水平結合線 110 垂直駆動器 111 垂直結合線 11
2 PDP 114 電源 115a、115b、115c アンプ 116a、116b、116c クランプ回路 117、120 入力端子 118a、118b 電圧
発生器 119 A/D変換部 119a、119b、11
9c A/D変換回路 121a、121b、121c 出力端子 122 デジタルグランド 123 アナロググランド 150 ケーブル 200 信号伝送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一松 明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたアナログの映像信号をデジタ
    ルの映像信号である映像データに変換するA/D変換器
    と、 前記アナログの映像信号に含まれる水平同期信号および
    垂直同期信号を取り出す同期分離器と、 前記A/D変換器および同期分離器の出力からPDPを
    駆動するための情報を出力するPDP処理部と、 前記PDP処理部の出力に応じて前記PDPを駆動し、
    前記映像データを前記PDPに表示するPDP駆動部
    と、 前記A/D変換器、前記同期分離器および前記PDP駆
    動部に電力を供給する電源と、 前記電源から供給される電力を伝送し出力するものであ
    って、入力側の第1のグランドと出力側の第2のグラン
    ドとを分離した電力伝送手段と、 前記PDP処理部からの出力を前記PDP駆動部に伝送
    するものであって、その入力段のグランドが前記第2の
    グランドと共通であり、かつその出力段のグランドが前
    記第1のグランドと共通である信号伝送手段とを備え、 前記電力伝送手段からの出力を前記A/D変換器の電源
    電圧とし、前記A/D変換器のグランドを前記第2のグ
    ランドと共通にしたことを特徴とするPDP表示装置。
  2. 【請求項2】 入力されたアナログの映像信号をデジタ
    ルの映像信号である映像データに変換するA/D変換器
    と、 前記アナログの映像信号に含まれる水平同期信号および
    垂直同期信号を取り出す同期分離器と、 前記A/D変換器および同期分離器の出力からPDPを
    駆動するための情報を出力するPDP処理部と、 前記PDP処理部の出力に応じて前記PDPを駆動し、
    前記映像データを前記PDPに表示するPDP駆動部
    と、 前記A/D変換器、前記同期分離器および前記PDP駆
    動部に電圧を供給する電源と、 前記電源から供給される電力を伝送し出力するものであ
    って、入力側の第1のグランドと出力側の第2のグラン
    ドとを分離した電力伝送手段と、 前記A/D変換器からの出力を前記PDP処理部に伝送
    するものであって、その入力段のグランドが前記第2の
    グランドと共通であり、かつその出力段のグランドが前
    記第1のグランドと共通である第1の信号伝送手段と、 前記同期分離器からの出力を前記PDP処理部に伝送す
    るものであって、その入力段のグランドが前記第2のグ
    ランドと共通であり、かつその出力段のグランドが前記
    第1のグランドと共通である第2の信号伝送手段とを備
    え、 前記電力伝送手段からの出力を前記A/D変換器の電源
    電圧とし、前記A/D変換器のグランドを前記第2のグ
    ランドと共通にしたことを特徴とするPDP表示装置。
  3. 【請求項3】 並列の映像データを直列の映像データに
    変換する並列/直列変換器と、直列の映像データを並列
    の映像データに変換する直列/並列変換器とを備え、A
    /D変換器から出力される並列の映像データを並列/直
    列変換器に入力し、この出力をRGB分離器に入力する
    とともに、前記RGB分離器からの出力を前記直列/並
    列変換器に入力するように構成したことを特徴とする請
    求項2に記載のPDP表示装置。
  4. 【請求項4】 入力されるアナログの映像信号はテレビ
    ジョン放送電波をアナログの映像信号に変換して出力す
    るTV処理処理部から出力されるアナログの映像信号で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
    記載のPDP表示装置。
  5. 【請求項5】 映像データ、水平同期信号および垂直同
    期信号を有する映像情報を生成するとともに、前記映像
    情報を送信端子から送信する出力装置と、 前記出力装置から送信された映像情報を受信端子から受
    信する受信器、前記受信器の出力からPDPを駆動する
    ための情報を出力するPDP処理部および前記PDP処
    理部の出力に応じてPDPを駆動し、前記映像データを
    前記PDPに表示するPDP駆動部を有するPDP表示
    部と、 前記出力装置の送信端子から前記PDP表示部の受信端
    子へ前記映像情報を伝送する伝送手段とを備え、 前記出力装置の送信端子のグランドと前記PDP表示部
    の受信端子のグランドとを分離するように構成したこと
    を特徴とするPDP表示装置。
  6. 【請求項6】 出力装置に電力を供給する第1の電源
    と、 PDP表示部に電力を供給する第2の電源と、 前記第1の電源または前記第2の電源のいずれか一方か
    ら他方へ電力を伝送する電源電力伝送手段とを有し、 電力を伝送される側の電源は1次側のグランドと2次側
    のグランドとを分離するように構成したことを特徴とす
    る請求項5に記載のPDP表示装置。
  7. 【請求項7】 PDP表示部を少なくとも2つ備え、 各PDP表示部は受信器より受信した信号を送信端子か
    ら送信する送信器を有し、 その受信端子に出力装置からの信号を受ける一方のPD
    P表示部の送信端子と他方のPDP表示部の受信端子と
    を接続したことを特徴とする請求項5または6のいずれ
    かに記載のPDP表示装置。
  8. 【請求項8】 出力装置はPDP表示部を制御するため
    の制御信号を送信するように構成したことを特徴とする
    請求項5から7のいずれか1項に記載のPDP表示装
    置。
  9. 【請求項9】 制御信号をリモコンからの信号に応じて
    調節するように構成したことを特徴とする請求項8に記
    載のPDP表示装置。
  10. 【請求項10】 出力装置はコンピュータ装置であるこ
    とを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の
    PDP表示装置。
  11. 【請求項11】 PDP表示部はコンピュータ装置から
    の映像データまたはテレビジョン放送電波からの映像デ
    ータを選択して表示するように構成したことを特徴とす
    る請求項5から10のいずれか1項に記載のPDP表示
    装置。
  12. 【請求項12】 差動伝送方式または光伝送方式を用い
    てPDP処理部からの出力の伝送、A/D変換器からの
    出力および同期分離器からの出力の伝送または映像情報
    の伝送を行うことを特徴とする請求項1から11のいず
    れか1項に記載のPDP表示装置。
  13. 【請求項13】 映像データの画質を改善する画質改善
    手段を備えたことを特徴とする請求項1から12のいず
    れか1項に記載のPDP表示装置。
  14. 【請求項14】 画質改善手段は、オフセット補正手
    段、振幅補正手段、コントラスト補正手段、γ補正手
    段、高域強調手段または走査線補間手段の少なくとも1
    つを備えたことを特徴とする請求項13に記載のPDP
    表示装置。
  15. 【請求項15】 PDP処理部はA/D変換器からの出
    力をPWM変調するPWM変調器およびPWM変調器に
    配線する配線数を減少させる配線数減少手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載
    のPDP表示装置。
  16. 【請求項16】 配線数減少手段はA/D変換器から出
    力される並列の映像データを直列の映像データに変換す
    る並列/直列変換回路を有し、 前記並列/直列変換回路からの出力を前記PWM変調器
    に入力するように配線したことを特徴とする請求項15
    に記載のPDP表示装置。
  17. 【請求項17】 配線数減少手段はA/D変換器から出
    力される複数の並列の映像データを多重化する多重化回
    路を有し、 前記多重化回路からの出力を前記PWM変調器に入力す
    るように配線したことを特徴とする請求項15に記載の
    PDP表示装置。
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