JPH1013149A - アンテナ受信機 - Google Patents
アンテナ受信機Info
- Publication number
- JPH1013149A JPH1013149A JP18285896A JP18285896A JPH1013149A JP H1013149 A JPH1013149 A JP H1013149A JP 18285896 A JP18285896 A JP 18285896A JP 18285896 A JP18285896 A JP 18285896A JP H1013149 A JPH1013149 A JP H1013149A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- amplifier circuit
- circuit
- impedance
- carrier power
- Prior art date
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- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のアンテナの形状や大きさなどを熱雑音
の発生しにくい構造にすると共に、アンテナの直後に直
接広帯域低雑音差動増幅回路を接続することににより、
今まで利用困難であったレベルの微弱電波を利用可能に
する。 【解決手段】 電磁波電力を搬送波電力に変換するアン
テナ1と、変換した搬送波電力を増幅する信号増幅回路
2と、増幅した搬送波電力を伝える給電線3と、供給側
と負荷側のインピーダンスを等しくして電力の供給を最
大にする整合回路4と、搬送波電力を供給する負荷5で
構成し、動作インピーダンスによる熱雑音の発生を少な
くするため、アンテナ1は直流抵抗部分を含まない純粋
な容量素子と等価に形成する。信号増幅回路2は、入力
インピーダンスが高く、帯域幅が広い差動増幅回路と
し、2つのトランジスタには低雑音でインピーダンスの
高いFET8を採用し、その他の半導体部および回路部
はチップ化したIC9で構成する。
の発生しにくい構造にすると共に、アンテナの直後に直
接広帯域低雑音差動増幅回路を接続することににより、
今まで利用困難であったレベルの微弱電波を利用可能に
する。 【解決手段】 電磁波電力を搬送波電力に変換するアン
テナ1と、変換した搬送波電力を増幅する信号増幅回路
2と、増幅した搬送波電力を伝える給電線3と、供給側
と負荷側のインピーダンスを等しくして電力の供給を最
大にする整合回路4と、搬送波電力を供給する負荷5で
構成し、動作インピーダンスによる熱雑音の発生を少な
くするため、アンテナ1は直流抵抗部分を含まない純粋
な容量素子と等価に形成する。信号増幅回路2は、入力
インピーダンスが高く、帯域幅が広い差動増幅回路と
し、2つのトランジスタには低雑音でインピーダンスの
高いFET8を採用し、その他の半導体部および回路部
はチップ化したIC9で構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機内に発生す
る熱雑音レベル以下の微弱電磁波信号を利用可能にする
アンテナ受信機である。
る熱雑音レベル以下の微弱電磁波信号を利用可能にする
アンテナ受信機である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なアンテ
ナは、電磁波の受波器として動作するときに、必ず動作
インピーダンスが存在する。
ナは、電磁波の受波器として動作するときに、必ず動作
インピーダンスが存在する。
【0003】動作インピーダンスは熱雑音源として動作
するため、アンテナとアンテナに接続された整合接続回
路中に熱雑音が発生する。
するため、アンテナとアンテナに接続された整合接続回
路中に熱雑音が発生する。
【0004】このため、発信出力の弱い微弱な電磁波
や、遠距離および障害物などで弱った電磁波をアンテナ
が捕らえても、これらの電磁波信号は熱雑音の中に埋も
れてしまい、アンテナとアンテナに接続された整合接続
回路中に存在していながら、整合接続回路以降に増幅回
路を接続して増幅しても、鮮明な電磁波信号として取出
すことは困難であった。
や、遠距離および障害物などで弱った電磁波をアンテナ
が捕らえても、これらの電磁波信号は熱雑音の中に埋も
れてしまい、アンテナとアンテナに接続された整合接続
回路中に存在していながら、整合接続回路以降に増幅回
路を接続して増幅しても、鮮明な電磁波信号として取出
すことは困難であった。
【0005】本発明は、従来のアンテナの形状や大きさ
などを熱雑音の発生しにくい構造にすると共に、アンテ
ナの直後に直接広帯域低雑音差動増幅回路を接続するこ
とににより、今まで利用困難であったレベルの微弱電波
を利用可能にすることを目的になされたものである。
などを熱雑音の発生しにくい構造にすると共に、アンテ
ナの直後に直接広帯域低雑音差動増幅回路を接続するこ
とににより、今まで利用困難であったレベルの微弱電波
を利用可能にすることを目的になされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
めに、本発明は以下のように構成した。
【0007】すなわち、請求項1の発明は、アンテナを
等価的に容量素子のみで形成し、このアンテナと給電線
の間に直接信号増幅回路を接続してなるアンテナ受信機
である。
等価的に容量素子のみで形成し、このアンテナと給電線
の間に直接信号増幅回路を接続してなるアンテナ受信機
である。
【0008】請求項2の発明は、前記アンテナをコンデ
ンサ型アンテナとする請求項1に記載のアンテナ受信機
である。
ンサ型アンテナとする請求項1に記載のアンテナ受信機
である。
【0009】請求項3の発明は、前記アンテナをコイル
型アンテナとする請求項1に記載のアンテナ受信機であ
る。
型アンテナとする請求項1に記載のアンテナ受信機であ
る。
【0010】請求項4の発明は、前記信号増幅回路をガ
リウムひ素系半導体で構成する差動増幅回路とする請求
項1に記載のアンテナ受信機である。
リウムひ素系半導体で構成する差動増幅回路とする請求
項1に記載のアンテナ受信機である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明につ
いて説明する。
いて説明する。
【0012】図1に、本発明を実施したアンテナ受信機
のブロック図を示す。
のブロック図を示す。
【0013】アンテナ受信機は、電磁波電力を搬送波電
力に変換するアンテナ1と、変換した搬送波電力を増幅
する信号増幅回路2と、増幅した搬送波電力を伝える給
電線3と、供給側と負荷側のインピーダンスを等しくし
て電力の供給を最大にする整合回路4と、搬送波電力を
供給する負荷5で構成する。
力に変換するアンテナ1と、変換した搬送波電力を増幅
する信号増幅回路2と、増幅した搬送波電力を伝える給
電線3と、供給側と負荷側のインピーダンスを等しくし
て電力の供給を最大にする整合回路4と、搬送波電力を
供給する負荷5で構成する。
【0014】熱雑音は、導体を構成する物質中の自由電
子が熱によって不規則な運動をする熱エネルギーによっ
て発生するものであるから、温度が高いほど、また、抵
抗が大きいほど多く発生する。
子が熱によって不規則な運動をする熱エネルギーによっ
て発生するものであるから、温度が高いほど、また、抵
抗が大きいほど多く発生する。
【0015】動作インピーダンスによる熱雑音の発生を
少なくするためには、アンテナ1は直流抵抗部分を含ま
ない純粋な容量素子と等価に形成する必要がある。
少なくするためには、アンテナ1は直流抵抗部分を含ま
ない純粋な容量素子と等価に形成する必要がある。
【0016】このため、アンテナ1の形状は、図2に示
すコンデンサ型アンテナ、あるいは図3に示すコイル型
アンテナとする。
すコンデンサ型アンテナ、あるいは図3に示すコイル型
アンテナとする。
【0017】図2のコンデンサ型アンテナは、2枚の金
属板6を平行に配列したコンデンサでアンテナを形成
し、その面積は受信波の波長により異なり、数cm2 〜
数10cm2 の範囲とする。
属板6を平行に配列したコンデンサでアンテナを形成
し、その面積は受信波の波長により異なり、数cm2 〜
数10cm2 の範囲とする。
【0018】また、Vチャンネルの場合の面積は約8c
m2 程度で、その間隔は約10cm程度とする。
m2 程度で、その間隔は約10cm程度とする。
【0019】図3のコイル型アンテナは、コイル7でア
ンテナを形成し、その巻線数は受信波の波長により異な
り、数回〜数100回の範囲とする。
ンテナを形成し、その巻線数は受信波の波長により異な
り、数回〜数100回の範囲とする。
【0020】図4に、信号増幅回路2の回路図を示す。
【0021】信号増幅回路2は、入力インピーダンスが
高く、帯域幅が広い差動増幅回路とし、2つのトランジ
スタには低雑音でインピーダンスの高いFET8を使用
し、その他の半導体部および回路部はチップ化したIC
9で構成する。
高く、帯域幅が広い差動増幅回路とし、2つのトランジ
スタには低雑音でインピーダンスの高いFET8を使用
し、その他の半導体部および回路部はチップ化したIC
9で構成する。
【0022】図中、10は定電流電源で、11は信号増
幅回路2の出力を伝える同軸ケーブルである。
幅回路2の出力を伝える同軸ケーブルである。
【0023】信号増幅回路2は、差動増幅回路とするこ
とで、対称構造を持つアンテナ1からの入力信号だけを
バランス良く増幅し、対称構造を持たない雑音や不要な
電磁波などは増幅しない。
とで、対称構造を持つアンテナ1からの入力信号だけを
バランス良く増幅し、対称構造を持たない雑音や不要な
電磁波などは増幅しない。
【0024】このため、雑音やゴースト波の混入を阻止
することができる。
することができる。
【0025】また、FET8やIC9をガリウムひ素な
どの素材にすることで、構成部品などから発生する雑音
を極力減少させることができる。
どの素材にすることで、構成部品などから発生する雑音
を極力減少させることができる。
【0026】本発明のアンテナ受信機は以上のような構
成で、アンテナ1で捕らえた電磁波信号を信号増幅回路
2で増幅して給電線3に送り出す。
成で、アンテナ1で捕らえた電磁波信号を信号増幅回路
2で増幅して給電線3に送り出す。
【0027】このとき、アンテナ1が出力する信号は、
容量素子化により熱雑音値が低く、信号増幅回路2は、
入力信号だけを効率良く増幅するので、給電線3に送り
出される電磁波信号値は、給電線3内で発生する熱雑音
値に比べ十分S/N比が高いものとなる。
容量素子化により熱雑音値が低く、信号増幅回路2は、
入力信号だけを効率良く増幅するので、給電線3に送り
出される電磁波信号値は、給電線3内で発生する熱雑音
値に比べ十分S/N比が高いものとなる。
【0028】
【発明の効果】本発明のアンテナは、従来のアンテナの
形状や大きさなどを熱雑音の発生しにくい構造にすると
共に、アンテナの直後に直接広帯域低雑音差動増幅回路
を接続する。
形状や大きさなどを熱雑音の発生しにくい構造にすると
共に、アンテナの直後に直接広帯域低雑音差動増幅回路
を接続する。
【0029】従って、本発明によれば、受信機内の熱雑
音発生を少なくして入力信号だけを効率良く増幅するの
で、従来のアンテナや給電線内で発生する熱雑音値と同
じかそれよりも低い値の電磁波信号でも、雑音の少ない
鮮明度の高い信号として取出すことができる。
音発生を少なくして入力信号だけを効率良く増幅するの
で、従来のアンテナや給電線内で発生する熱雑音値と同
じかそれよりも低い値の電磁波信号でも、雑音の少ない
鮮明度の高い信号として取出すことができる。
【0030】また、アンテナを容量素子化すると共に、
小型化することにより、ゴースト波の影響をより少なく
することができる。
小型化することにより、ゴースト波の影響をより少なく
することができる。
【図1】本発明のアンテナ受信機のブロック図である。
【図2】コンデンサ型アンテナの模式図である。
【図3】コイル型アンテナの模式図である。
【図4】信号増幅回路の回路図である。
1 アンテナ 2 信号増幅回路 3 給電線 4 整合回路 5 負荷 6 金属板 7 コイル 8 FET 9 IC 10 定電流電源 11 同軸ケーブル
Claims (4)
- 【請求項1】 アンテナを等価的に容量素子のみで形成
し、このアンテナと給電線の間に直接信号増幅回路を接
続してなるアンテナ受信機。 - 【請求項2】 アンテナをコンデンサ型アンテナとする
請求項1に記載のアンテナ受信機。 - 【請求項3】 アンテナをコイル型アンテナとする請求
項1に記載のアンテナ受信機。 - 【請求項4】 信号増幅回路をガリウムひ素系半導体で
構成する差動増幅回路とする請求項1に記載のアンテナ
受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18285896A JPH1013149A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | アンテナ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18285896A JPH1013149A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | アンテナ受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1013149A true JPH1013149A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16125689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18285896A Pending JPH1013149A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | アンテナ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1013149A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038688A1 (fr) * | 2006-09-26 | 2008-04-03 | Nsc Co., Ltd. | Circuit d'entrée d'antenne en boucle et récepteur de radio am l'utilisant |
JP2010511339A (ja) * | 2006-11-28 | 2010-04-08 | サランテル リミテッド | 誘電体装荷アンテナ及びアンテナアセンブリ |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP18285896A patent/JPH1013149A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038688A1 (fr) * | 2006-09-26 | 2008-04-03 | Nsc Co., Ltd. | Circuit d'entrée d'antenne en boucle et récepteur de radio am l'utilisant |
JP2010511339A (ja) * | 2006-11-28 | 2010-04-08 | サランテル リミテッド | 誘電体装荷アンテナ及びアンテナアセンブリ |
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