JPH10129972A - 乗客コンベア用ハンドレールの艶出し方法 - Google Patents
乗客コンベア用ハンドレールの艶出し方法Info
- Publication number
- JPH10129972A JPH10129972A JP29040896A JP29040896A JPH10129972A JP H10129972 A JPH10129972 A JP H10129972A JP 29040896 A JP29040896 A JP 29040896A JP 29040896 A JP29040896 A JP 29040896A JP H10129972 A JPH10129972 A JP H10129972A
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- JP
- Japan
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- handrail
- polishing
- steel cord
- damage
- paint
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンドレール表面の艶出し作業が無駄になる
という不具合を防止できる乗客コンベア用ハンドレール
の艶出し方法の提供。 【解決手段】 研磨工程に入る前に、ハンドレール損傷
検出装置8によりハンドレール2内のスチールコードが
損傷したかどうか検査して、その検査結果が異常でない
場合、前記の研磨工程に移行し、一方、その検査結果が
異常である場合、すなわち前記のスチールコードが損傷
している場合、既設のハンドレール2を取外して他のハ
ンドレールを新設する。これによって、既設のハンドレ
ール2表面の艶出しを行なったにも拘らず、前記のスチ
ールコードの損傷のためにハンドレール2が使用できな
いという不具合を防ぐことができる。 【効果】 乗客コンベア用ハンドレールの保守コストを
抑えることができる。
という不具合を防止できる乗客コンベア用ハンドレール
の艶出し方法の提供。 【解決手段】 研磨工程に入る前に、ハンドレール損傷
検出装置8によりハンドレール2内のスチールコードが
損傷したかどうか検査して、その検査結果が異常でない
場合、前記の研磨工程に移行し、一方、その検査結果が
異常である場合、すなわち前記のスチールコードが損傷
している場合、既設のハンドレール2を取外して他のハ
ンドレールを新設する。これによって、既設のハンドレ
ール2表面の艶出しを行なったにも拘らず、前記のスチ
ールコードの損傷のためにハンドレール2が使用できな
いという不具合を防ぐことができる。 【効果】 乗客コンベア用ハンドレールの保守コストを
抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータやオ
ートラインなどの乗客コンベア用ハンドレールの艶出し
方法に関する。
ートラインなどの乗客コンベア用ハンドレールの艶出し
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に乗客コンベアにおいて、乗客コン
ベアの稼動中に移動手摺り、いわゆるハンドレールがガ
イド体に沿って回転して、その際にハンドレール表面に
塵埃等が付着したり損傷するため、ハンドレール表面の
光沢が次第になくなるとともにハンドレール表面が汚損
することがあり、このような場合、ハンドレール表面を
再生するためハンドレール表面の艶出し作業を行なうよ
うになっている。
ベアの稼動中に移動手摺り、いわゆるハンドレールがガ
イド体に沿って回転して、その際にハンドレール表面に
塵埃等が付着したり損傷するため、ハンドレール表面の
光沢が次第になくなるとともにハンドレール表面が汚損
することがあり、このような場合、ハンドレール表面を
再生するためハンドレール表面の艶出し作業を行なうよ
うになっている。
【0003】そこで従来、前記のハンドレール表面の汚
れを落すとともに紫外線硬化型塗料の付着性を高めるた
め、ハンドレールをガイド体に沿って回転させながらハ
ンドレール表面を研磨した後、このハンドレール表面に
前記の塗料を塗布して、紫外線照射装置により紫外線を
照射して前記の塗料を硬化させることにより、ハンドレ
ール表面に光沢のある塗膜を形成する乗客コンベア用ハ
ンドレールの艶出し方法が開発されている。
れを落すとともに紫外線硬化型塗料の付着性を高めるた
め、ハンドレールをガイド体に沿って回転させながらハ
ンドレール表面を研磨した後、このハンドレール表面に
前記の塗料を塗布して、紫外線照射装置により紫外線を
照射して前記の塗料を硬化させることにより、ハンドレ
ール表面に光沢のある塗膜を形成する乗客コンベア用ハ
ンドレールの艶出し方法が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ハンドレール内のスチールコードが切断し
たり損傷しているにも拘らず、このハンドレール表面の
艶出しを行なうこともあり、このような場合、その後に
前記のスチールコードの損傷のためハンドレールが使用
できず、上述したハンドレール表面の艶出し作業が無駄
になるという懸念があった。
来技術では、ハンドレール内のスチールコードが切断し
たり損傷しているにも拘らず、このハンドレール表面の
艶出しを行なうこともあり、このような場合、その後に
前記のスチールコードの損傷のためハンドレールが使用
できず、上述したハンドレール表面の艶出し作業が無駄
になるという懸念があった。
【0005】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、乗客コンベア用
ハンドレール表面の艶出しを行なう際、この艶出し作業
が無駄になることを防止できる乗客コンベア用ハンドレ
ールの艶出し方法を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、乗客コンベア用
ハンドレール表面の艶出しを行なう際、この艶出し作業
が無駄になることを防止できる乗客コンベア用ハンドレ
ールの艶出し方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、艶出しをすべきハンドレール表面を研磨
することにより、前記ハンドレール表面の汚れを落すと
ともに紫外線硬化型塗料の付着性を高める研磨工程と、
前記ハンドレール表面に付着する研磨粉を除去した状態
で、前記ハンドレール表面に前記塗料を塗布する塗布工
程と、この塗布した塗料を紫外線の照射により硬化させ
る紫外線照射工程とを備えた乗客コンベア用ハンドレー
ルの艶出し方法において、前記研磨工程に入る前に、ハ
ンドレール損傷検出装置により前記ハンドレール内のス
チールコードが損傷したかどうか検査し、その検査結果
が異常でない場合、前記研磨工程に移行する構成にして
ある。
め、本発明は、艶出しをすべきハンドレール表面を研磨
することにより、前記ハンドレール表面の汚れを落すと
ともに紫外線硬化型塗料の付着性を高める研磨工程と、
前記ハンドレール表面に付着する研磨粉を除去した状態
で、前記ハンドレール表面に前記塗料を塗布する塗布工
程と、この塗布した塗料を紫外線の照射により硬化させ
る紫外線照射工程とを備えた乗客コンベア用ハンドレー
ルの艶出し方法において、前記研磨工程に入る前に、ハ
ンドレール損傷検出装置により前記ハンドレール内のス
チールコードが損傷したかどうか検査し、その検査結果
が異常でない場合、前記研磨工程に移行する構成にして
ある。
【0007】このように構成した本発明では、研磨工程
に入る前、すなわちハンドレールの艶出し作業に着手す
る前に、既設のハンドレール内のスチールコードをハン
ドレール損傷検出装置により検査して、例えば、前記の
スチールコードが損傷している場合、既設のハンドレー
ルを取外して廃棄し、その代りにハンドレールを新設す
ることにより、既設のハンドレールの艶出し作業が無駄
になるという不具合を防止できる。
に入る前、すなわちハンドレールの艶出し作業に着手す
る前に、既設のハンドレール内のスチールコードをハン
ドレール損傷検出装置により検査して、例えば、前記の
スチールコードが損傷している場合、既設のハンドレー
ルを取外して廃棄し、その代りにハンドレールを新設す
ることにより、既設のハンドレールの艶出し作業が無駄
になるという不具合を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベア用ハ
ンドレールの艶出し方法の実施の形態を図に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施形態に係る乗客コンベア
用ハンドレールの艶出し方法の作業手順を示すフローチ
ャート、図2はハンドレール内のスチールコードを検査
する検査工程の説明図、図3はハンドレール表面を研磨
する研磨工程の説明図、図4はハンドレール表面に紫外
線硬化型塗料を塗布する塗布工程の説明図、図5はハン
ドレール表面に塗布した紫外線硬化型塗料を硬化させる
紫外線照射工程の説明図、図6は図2の検査工程で用い
られるハンドレール損傷検出装置を示す斜視図、図7は
ハンドレール損傷検出装置の側面図、図8はハンドレー
ル損傷検出装置の動作原理の説明図、図9はハンドレー
ル損傷検出装置に備えられるコンピュータの表示画面の
一例を示す説明図である。
ンドレールの艶出し方法の実施の形態を図に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施形態に係る乗客コンベア
用ハンドレールの艶出し方法の作業手順を示すフローチ
ャート、図2はハンドレール内のスチールコードを検査
する検査工程の説明図、図3はハンドレール表面を研磨
する研磨工程の説明図、図4はハンドレール表面に紫外
線硬化型塗料を塗布する塗布工程の説明図、図5はハン
ドレール表面に塗布した紫外線硬化型塗料を硬化させる
紫外線照射工程の説明図、図6は図2の検査工程で用い
られるハンドレール損傷検出装置を示す斜視図、図7は
ハンドレール損傷検出装置の側面図、図8はハンドレー
ル損傷検出装置の動作原理の説明図、図9はハンドレー
ル損傷検出装置に備えられるコンピュータの表示画面の
一例を示す説明図である。
【0009】図2に示すエスカレータ1は、無端状に連
結される図示しない複数の踏段と、これらの踏段の両側
に回転可能に設けられ、踏段と連動する左右一対の移動
手摺りいわゆるハンドレール2とを有している。このエ
スカレータ1上部には、踏段およびハンドレール2を駆
動する図示しない駆動装置などを収納する上部機械室3
aが設けられ、一方、エスカレータ1下部には下部機械
室3bが設けられている。このエスカレータ1では、上
部機械室3a内の駆動装置が起動することにより、例え
ば下りエスカレータとして踏段やハンドレール2が循環
し、その際、ハンドレール2は、ガイド体4に沿って図
2の矢印で示す方向に回転する。また、このハンドレー
ル2には、図6に示すように、複数本のスチールコード
2aが埋設されている。
結される図示しない複数の踏段と、これらの踏段の両側
に回転可能に設けられ、踏段と連動する左右一対の移動
手摺りいわゆるハンドレール2とを有している。このエ
スカレータ1上部には、踏段およびハンドレール2を駆
動する図示しない駆動装置などを収納する上部機械室3
aが設けられ、一方、エスカレータ1下部には下部機械
室3bが設けられている。このエスカレータ1では、上
部機械室3a内の駆動装置が起動することにより、例え
ば下りエスカレータとして踏段やハンドレール2が循環
し、その際、ハンドレール2は、ガイド体4に沿って図
2の矢印で示す方向に回転する。また、このハンドレー
ル2には、図6に示すように、複数本のスチールコード
2aが埋設されている。
【0010】そして本実施形態の艶出し方法では、図3
に示す研磨工程の際にハンドレール2表面を研磨する研
磨装置5が用いられ、図4に示す塗布工程の際にハンド
レール2表面に紫外線硬化型塗料を塗布する刷毛6が用
いられ、図5に示す紫外線照射工程の際にハンドレール
2表面に塗布した塗料に紫外線を照射するUV(すなわ
ち紫外線)照射機7が用いられている。前記の研磨装置
5は、例えばベルトサンダからなり、この研磨装置5に
は、ハンドレール2表面を粗研磨する際、JIS規格の
R6253による#180の耐水研磨紙が装着され、一
方、ハンドレール2表面を微研磨する際、前記の規格に
よる#80のバフ研磨紙が装着される。
に示す研磨工程の際にハンドレール2表面を研磨する研
磨装置5が用いられ、図4に示す塗布工程の際にハンド
レール2表面に紫外線硬化型塗料を塗布する刷毛6が用
いられ、図5に示す紫外線照射工程の際にハンドレール
2表面に塗布した塗料に紫外線を照射するUV(すなわ
ち紫外線)照射機7が用いられている。前記の研磨装置
5は、例えばベルトサンダからなり、この研磨装置5に
は、ハンドレール2表面を粗研磨する際、JIS規格の
R6253による#180の耐水研磨紙が装着され、一
方、ハンドレール2表面を微研磨する際、前記の規格に
よる#80のバフ研磨紙が装着される。
【0011】また本実施形態の艶出し方法では、図2に
示す検査工程でハンドレール2内のスチールコード2a
が損傷したかどうか検査するハンドレール損傷検出装置
8が用いられている。このハンドレール損傷検出装置8
は、作業員により把持され、ハンドレール2の表面上に
配置される検出部9と、この検出部9に接続されるコン
ピュータ10とから主として構成されている。さらに検
出部9は、図6〜図8に示すように、本体ケース11を
有しており、この本体ケース11内に、ハンドレール2
内のスチールコード2aを走行方向に磁化する磁化手段
12と、この磁化手段12により磁化されたスチールコ
ード2aの損傷部から発生する漏洩磁束を検出する検出
コイル13とが収納されている。前記の検出した漏洩磁
束は、図9に示すように、コンピュータ10の表示画面
14上に検出波形として表示される。例えば、この表示
画面14上に異常部15が表示された場合、スチールコ
ード2aが損傷していると判断し、既設のハンドレール
2を取外して廃棄して、その代りに他のハンドレールを
新設するようになっている。
示す検査工程でハンドレール2内のスチールコード2a
が損傷したかどうか検査するハンドレール損傷検出装置
8が用いられている。このハンドレール損傷検出装置8
は、作業員により把持され、ハンドレール2の表面上に
配置される検出部9と、この検出部9に接続されるコン
ピュータ10とから主として構成されている。さらに検
出部9は、図6〜図8に示すように、本体ケース11を
有しており、この本体ケース11内に、ハンドレール2
内のスチールコード2aを走行方向に磁化する磁化手段
12と、この磁化手段12により磁化されたスチールコ
ード2aの損傷部から発生する漏洩磁束を検出する検出
コイル13とが収納されている。前記の検出した漏洩磁
束は、図9に示すように、コンピュータ10の表示画面
14上に検出波形として表示される。例えば、この表示
画面14上に異常部15が表示された場合、スチールコ
ード2aが損傷していると判断し、既設のハンドレール
2を取外して廃棄して、その代りに他のハンドレールを
新設するようになっている。
【0012】この実施形態にあっては、図1に示す作業
手順にしたがってハンドレール2表面の艶出しを行なう
ようになっている。すなわち、手順S1の検査工程とし
て、図2に示すように、ハンドレール損傷検出装置8の
検出部9を作業員が把持して下部機械室3b側のハンド
レール2上に設置した後、このハンドレール2をガイド
体4に沿って同図2の矢印で示す方向に回転させて、前
記のハンドレール損傷検出装置8によりハンドレール2
内のスチールコード2aが損傷したかどうか検査する。
その検査結果が異常でない場合、手順S2の研磨工程と
して、図3に示すように、研磨装置5を下部機械室3b
側のハンドレール2上に設置した状態で、ハンドレール
2をガイド体4に沿って同図3の矢印で示す方向に回転
させて、前記の研磨装置5でハンドレール2表面を粗研
磨および微研磨することにより、ハンドレール2表面の
汚れを落すとともに後述する紫外線硬化型塗料の付着性
を高める。
手順にしたがってハンドレール2表面の艶出しを行なう
ようになっている。すなわち、手順S1の検査工程とし
て、図2に示すように、ハンドレール損傷検出装置8の
検出部9を作業員が把持して下部機械室3b側のハンド
レール2上に設置した後、このハンドレール2をガイド
体4に沿って同図2の矢印で示す方向に回転させて、前
記のハンドレール損傷検出装置8によりハンドレール2
内のスチールコード2aが損傷したかどうか検査する。
その検査結果が異常でない場合、手順S2の研磨工程と
して、図3に示すように、研磨装置5を下部機械室3b
側のハンドレール2上に設置した状態で、ハンドレール
2をガイド体4に沿って同図3の矢印で示す方向に回転
させて、前記の研磨装置5でハンドレール2表面を粗研
磨および微研磨することにより、ハンドレール2表面の
汚れを落すとともに後述する紫外線硬化型塗料の付着性
を高める。
【0013】次いで手順S3の塗布工程として、図4に
示すようにハンドレール2を静止させた状態で上部機械
室3a側から下部機械室3b側に向かって作業員が移動
しながら、刷毛6により紫外線硬化型塗料をハンドレー
ル2表面に塗布する。このようにして前記の塗料を塗布
してから5〜10分放置した後、手順S4の紫外線照射
工程として、図5に示すように、UV照射機7で紫外線
を照射することにより前記の塗料を硬化させる。このと
き、ハンドレール2を静止させた状態に保つとともに、
前記のUV照射機7を、上部機械室3a側から下部機械
室3b側に向かって1分間に2.5m程度の速度でハン
ドレール2表面上を移動させるようになっている。
示すようにハンドレール2を静止させた状態で上部機械
室3a側から下部機械室3b側に向かって作業員が移動
しながら、刷毛6により紫外線硬化型塗料をハンドレー
ル2表面に塗布する。このようにして前記の塗料を塗布
してから5〜10分放置した後、手順S4の紫外線照射
工程として、図5に示すように、UV照射機7で紫外線
を照射することにより前記の塗料を硬化させる。このと
き、ハンドレール2を静止させた状態に保つとともに、
前記のUV照射機7を、上部機械室3a側から下部機械
室3b側に向かって1分間に2.5m程度の速度でハン
ドレール2表面上を移動させるようになっている。
【0014】次いで手順S5として、ハンドレール2を
ガイド体4に沿って回転させてハンドレール2の未塗布
部分を露出させた後、上述した手順S3、S4と同様の
手順で、前記の未塗布部分でも塗布および紫外線照射の
各工程を順次行なう。このようにして手順S3、S4で
ハンドレール2表面の一部を塗布した後、前記手順S5
を2回以上繰り返して残りの部分を塗布することによ
り、ハンドレール2表面の全周にわたって前記の塗料か
らなる塗膜を形成する。
ガイド体4に沿って回転させてハンドレール2の未塗布
部分を露出させた後、上述した手順S3、S4と同様の
手順で、前記の未塗布部分でも塗布および紫外線照射の
各工程を順次行なう。このようにして手順S3、S4で
ハンドレール2表面の一部を塗布した後、前記手順S5
を2回以上繰り返して残りの部分を塗布することによ
り、ハンドレール2表面の全周にわたって前記の塗料か
らなる塗膜を形成する。
【0015】このように構成した実施形態では、研磨工
程に入る前、すなわちハンドレール2の艶出し作業に着
手する前に、既設のハンドレール2のスチールコード2
aをハンドレール損傷検出装置8により検査して、スチ
ールコード2aが損傷している場合、既設のハンドレー
ル2を取外して廃棄し、その代りに他のハンドレールを
新設するため、既設のハンドレール2の艶出し作業が無
駄になるという不具合を防止できる。
程に入る前、すなわちハンドレール2の艶出し作業に着
手する前に、既設のハンドレール2のスチールコード2
aをハンドレール損傷検出装置8により検査して、スチ
ールコード2aが損傷している場合、既設のハンドレー
ル2を取外して廃棄し、その代りに他のハンドレールを
新設するため、既設のハンドレール2の艶出し作業が無
駄になるという不具合を防止できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、乗
客コンベア用ハンドレール表面の艶出しを行なう際、ハ
ンドレール内のスチールコードをあらかじめ検査するこ
とにより、前記の艶出し作業が無駄になるという不具合
を防止でき、したがって、前記のハンドレールの保守に
要するコストを抑えられるという効果がある。
客コンベア用ハンドレール表面の艶出しを行なう際、ハ
ンドレール内のスチールコードをあらかじめ検査するこ
とにより、前記の艶出し作業が無駄になるという不具合
を防止でき、したがって、前記のハンドレールの保守に
要するコストを抑えられるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る乗客コンベア用ハン
ドレールの艶出し方法の作業手順を示すフローチャート
である。
ドレールの艶出し方法の作業手順を示すフローチャート
である。
【図2】ハンドレール内のスチールコードを検査する検
査工程の説明図である。
査工程の説明図である。
【図3】ハンドレール表面を研磨する研磨工程の説明図
である。
である。
【図4】ハンドレール表面に紫外線硬化型塗料を塗布す
る塗布工程の説明図である。
る塗布工程の説明図である。
【図5】ハンドレール表面に塗布した紫外線硬化型塗料
を硬化させる紫外線照射工程の説明図である。
を硬化させる紫外線照射工程の説明図である。
【図6】図2の検査工程で用いられるハンドレール損傷
検出装置を示す斜視図である。
検出装置を示す斜視図である。
【図7】ハンドレール損傷検出装置の側面図である。
【図8】ハンドレール損傷検出装置の動作原理の説明図
である。
である。
【図9】ハンドレール損傷検出装置に備えられるコンピ
ュータの表示画面の一例を示す説明図である。
ュータの表示画面の一例を示す説明図である。
1 エスカレータ(乗客コンベア) 2 ハンドレール(移動手摺り) 2a スチールコード 5 研磨装置 6 刷毛 7 UV照射機 8 ハンドレール損傷検出装置 9 検出部 10 コンピュータ 11 本体ケース 12 磁化手段 13 検出コイル 14 表示画面
フロントページの続き (72)発明者 繁富 修廸 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 田丸 時司 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (1)
- 【請求項1】 艶出しをすべきハンドレール表面を研磨
することにより、前記ハンドレール表面の汚れを落すと
ともに紫外線硬化型塗料の付着性を高める研磨工程と、
前記ハンドレール表面に付着する研磨粉を除去した状態
で、前記ハンドレール表面に前記塗料を塗布する塗布工
程と、この塗布した塗料を紫外線の照射により硬化させ
る紫外線照射工程とを備えた乗客コンベア用ハンドレー
ルの艶出し方法において、 前記研磨工程に入る前に、ハンドレール損傷検出装置に
より前記ハンドレール内のスチールコードが損傷したか
どうか検査し、その検査結果が異常でない場合、前記研
磨工程に移行するようにしたことを特徴とする乗客コン
ベア用ハンドレールの艶出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29040896A JPH10129972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 乗客コンベア用ハンドレールの艶出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29040896A JPH10129972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 乗客コンベア用ハンドレールの艶出し方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129972A true JPH10129972A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17755638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29040896A Pending JPH10129972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 乗客コンベア用ハンドレールの艶出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022118778A (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-16 | フジテック株式会社 | 乗客コンベアのハンドレール除菌装置の点検方法及び乗客コンベア |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP29040896A patent/JPH10129972A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022118778A (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-16 | フジテック株式会社 | 乗客コンベアのハンドレール除菌装置の点検方法及び乗客コンベア |
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