JPH10124387A - キャッシュ制御装置および方法 - Google Patents

キャッシュ制御装置および方法

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JPH10124387A
JPH10124387A JP8297597A JP29759796A JPH10124387A JP H10124387 A JPH10124387 A JP H10124387A JP 8297597 A JP8297597 A JP 8297597A JP 29759796 A JP29759796 A JP 29759796A JP H10124387 A JPH10124387 A JP H10124387A
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JP8297597A
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Reiji Fujikawa
玲二 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非連続アクセスにおいても先読みを可能とする
キャッシュ制御装置の提供。 【解決手段】コンピュータ1からコントローラ2が、読
み取り命令を受け取ると、キャッシュメモリ3及び補助
記憶装置5から情報を受け取るとともに、アクセス履歴
蓄積メモリ4に蓄積し、コントローラ2はアクセス履歴
から同一パターンのアクセスを検索し、次の読み取り位
置を予測し、キャッシュメモリへの先読みを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置のキ
ャッシュ制御装置及びキャッシュ制御方法に関し、特に
ランダムアクセスの先読みキャッシュ制御装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャッシュ制御装置で
は、読み取りについては、連続したデータを補助記憶装
置より、予め大量に読み出し、読み出しデータを一定時
間保持(キャッシング)する(これを「先読み」とい
う)ことにより、以後の読み取り要求については、補助
記憶装置から読み出すことなく、該当するデータをキャ
ッシュから要求元に返すことにより、システム全体の応
答速度を向上させている。
【0003】また、書き込みデータについても、キャッ
シュ制御装置で一定時間保持することにより、再アクセ
スが発生した場合の応答速度を向上させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャッシュ制御装置は下記記載の問題点を有している。
【0005】(1)第1の問題点は、連続データの読み
出し(すなわちシーケンシャル・リード)以外では、キ
ャッシュ制御装置は応答速度の向上に有効に働かない、
ということである。
【0006】その理由は、実際の補助記憶装置において
は、辞書やデータベースの読み取りなどで、任意の位置
の読み出し(ランダム・リード)が発生するが、ランダ
ム・リードの場合には、キャッシュメモリにおいて、先
読みデータの大部分は有効に利用されないので、読み出
し要求の度に毎回補助記憶装置の読み出しを行う必要が
発生し、ディスク等の補助記憶装置においては位置決め
動作等が必要とされ、逆に性能低下を招くことがあるた
めである。
【0007】(2)第2の問題点は、大量のキャッシュ
用エリアが必要となる、ということである。
【0008】その理由は、上記第1の問題点を回避する
ためには、大量のデータを保持できるるように、大量の
キャッシュエリア(メモリ容量)を用意することが必要
とされるためである。
【0009】しかも、この場合、補助記憶装置のどの部
分にあるのかという、位置情報も付加されるため、更
に、大容量のキャッシュ領域が必要となる。
【0010】(3)第3の問題点は、大量のキャッシュ
メモリ領域を確保した場合、キャッシュ上に、情報があ
るのかどうか検索する処理に要する時間が長くなる、と
いうことである。しかも、ランダム・リードの度にキャ
ッシュミスが発生して補助記憶装置から読み出すことに
なった場合、この検索処理に要した時間は、全くの無駄
となる。
【0011】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、非連続部分のア
クセスの先読みを可能としたキャッシュ制御装置を提供
することにある。
【0012】本発明の他の目的は、不要な連続した先読
みを停止させることにより、応答速度の向上を図るキャ
ッシュ制御装置及び方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のキャッシュ制御装置は、過去の読み取り命
令および書き込み命令の目標位置を蓄積するアクセス履
歴メモリと、読み取り命令から次のランダムアクセス位
置を予測する予測手段と、前記予測手段の予測に従いキ
ャッシュメモリもしくはデバイスにアクセスを行う制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明のキャッシュ制御方法は、過
去の読み取り命令および書き込み命令の目標位置を蓄積
し、読み取り命令から次のランダムアクセス位置を予測
し、予測データを用意する、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態の構成をブロ
ック図にて示したものである。図1を参照すると、本発
明の実施の形態は、コンピュータ(不図示)とのインタ
ーフェース1と、プログラム制御により動作するコント
ローラ2と、既に読み込まれたデータや先読みされた情
報を一時的に蓄えるキャッシュメモリ3と、アクセスの
履歴を蓄積するアクセス履歴蓄積メモリ4と、実際に情
報を蓄積している、ディスク装置等の補助記憶装置5
と、を備えている。
【0017】アクセス履歴管理メモリ4は、読み込み命
令の連続性、及び、次の非連続メモリへの読み込み命令
の順序が蓄積される。
【0018】コントローラ2は、コンピュータから読み
取り命令を受け取ると、キャッシュメモリ3、補助記憶
装置5から情報を受け取るとともに、アクセス履歴蓄積
メモリ4に蓄積する。そして、アクセス履歴蓄積メモリ
4を参照して、同一パターンのアクセスを検索し、次の
ランダムアクセス位置を予測し、先読みを実行する。す
なわち、コントローラ2は、次の読み込みの位置の予測
に、過去のアクセス履歴を参照することにより、次の読
み込み位置を検索して、該読み込み位置がキャッシュメ
モリ3に存在しない場合には、コンピュータから命令が
到着する前に、予め補助記憶装置5から当該ブロックを
読み込み、これをキャッシュメモリ3に書き込んでおく
(すなわち先読みしておく)。
【0019】図9は、この実施の形態におけるアクセス
履歴メモリ4の構成の一例を示した図である。
【0020】図9を参照すると、アクセス履歴蓄積メモ
リ4は、メモリの内容として、一ブロックエントリが、
過去のアクセス位置62と、連続アクセスが発生した場
合に使用される連続アクセス長さ63と、その直後に非
連続アクセスが発生した場合に記録される、非連続アク
セス位置64と、最近使用された(ヒット)状態を示す
使用マーク65と、からなり、一つのフィールド(アド
レスフィールド)66が一つのブロックエントリに対応
する。
【0021】コントローラ2は、コンピュータからイン
タフェース1を介して受け取った命令の解釈を行い、該
命令が読み込み命令の場合には、キャッシュメモリ3に
問い合わせを行い、データがすでにキャッシュメモリ3
に保管されているか否かを調査し、保管されている場合
(キャッシュヒット時)には、当該キャッシュデータを
コンピュータへ返送し、保管されていない場合(キャッ
シュミス時)には、補助記憶装置5に対して該読み込み
命令の転送を行う。
【0022】次に、コントローラ2は、アクセス履歴蓄
積メモリ4を参照して、前回のアクセス履歴にて、同様
な組み合わせがあるか否かを調査し、検索できない場合
には、アクセス履歴蓄積メモリ4に新規に登録を行う。
【0023】また、コントローラ2は、アクセス履歴蓄
積メモリ4から、次に行われると思われる読み込みアク
セス位置を割り出し、補助記憶装置5に対して読み込み
命令を発行する。
【0024】コンピュータからコントローラ2に書き込
み命令が送られてきた場合には、キャッシュメモリ3に
古いデータがあるか否かを調査し、古いデータがあれば
キャッシュメモリ3上のデータを無効化する。その後、
実際の書き込み命令を送信する。
【0025】次に、図2から図8の流れ図を参照して、
本発明の実施の形態の動作について説明する。
【0026】コンピュータから与えられた命令はインタ
フェース1を介してコントロール2に入力される。
【0027】図2を参照して、コントローラ2は、はじ
めに命令の種類を調べる。すなわちステップ202で読
み込み命令であるか否かを判別し、読み込み命令でない
場合には、次のステップ203で書き込み命令であるか
否かを判別する。
【0028】読み込み命令の場合には(ステップ202
のYes)、さらに、読み取りデータがキャッシュメモ
リ3に格納済みであるか否かを調査し(ステップ20
8)、格納済みの場合には(ステップ208のYe
s)、キャッシュメモリ3から当該データを読み取り
(ステップ212)、コンピュータに転送する(ステッ
プ213)。
【0029】一方、読み取りデータがキャッシュメモリ
3に格納済みで無い場合には(ステップ208のN
o)、コントローラ2は、読み取り命令を補助記憶装置
5に対して発行し(ステップ209)、補助記憶装置5
から読み取ったデータをコンピュータに転送し(ステッ
プ210)、該読み取ったデータをキャッシュメモリ3
に格納する(ステップ211)。続いてアクセスの検証
処理301へ進む。
【0030】このアクセス検証処理301は、図3及び
図4に示すように、前回までに予測されたものであるか
どうか(すなわちキャッシュヒットしたか)を調査し
(ステップ302)、予想されものと一致した場合に
は、アクセス履歴蓄積メモリ4において、該当する予想
フィールド66(図9参照)を検索し(ステップ30
3)、検索された予想フィールドを検索ポインタ59に
格納し(ステップ304)、使用マーク65を「使用
中」に変更する(ステップ305)。なお、図3及び図
4は図面作成の都合で分図されたものである。
【0031】一方、予測不可、もしくは予測はしていた
が一致しなかった場合には、前回と今回のアクセス位置
の違いが、連続アクセスか、あるいは、非連続アクセス
であるかの識別を行う(ステップ307)。
【0032】前回と今回のアクセス位置の違いが非連続
アクセスである場合には、前々回と前回のアクセスが連
続アクセスであったかを識別し(図4のステップ30
8)、連続であった場合には、アクセス履歴蓄積メモリ
4の現在の設定中ポインタ60(図9参照)にて識別さ
れているフィールドの次の非連続アクセス位置64に、
今回のアクセス位置を記録する(ステップ309)。
【0033】ステップ308において、非連続であった
場合、新たに、アクセス履歴蓄積メモリ4の空き領域を
検索し、現在の設定中ポインタ60(図9参照)を設定
する(ステップ310)。
【0034】空き領域が無い場合、最後にヒットされた
領域を解放し、その領域をアクセス履歴蓄積メモリ4の
設定ポインタ60(図9参照)に設定する。
【0035】設定ポインタ60が示しているフィールド
のアクセス位置62に、今回のアクセス位置を記録する
(ステップ312)。
【0036】ステップ307において、連続アクセスと
判断された場合には、前々回と前回のアクセス位置を比
較する(図4のステップ313)。
【0037】ステップ313にて、比較の結果、連続し
ている場合には、アクセス履歴蓄積メモリ4において現
在の設定中ポインタ60(図9参照)が示しているフィ
ールドの連続アクセス長さ63を延長する(ステップ3
14)。
【0038】ステップ313にて、非連続と判断された
場合、新たにアクセス履歴蓄積メモリ4の空き領域を検
索し、現在の設定中ポインタ60を設定する(ステップ
315)。
【0039】空き領域が無い場合、最後にヒットされた
領域を解放し、その領域をアクセス履歴蓄積メモリ4の
設定ポインタ60に設定する。
【0040】設定ポインタ60によって示されたフィー
ルドの連続アクセス長さ63を設定する(ステップ31
7)。
【0041】次にアクセス予測処理401として、図5
及び図6に流れ図として示すような処理を行う。なお、
図5及び図6は図面作成の都合で分図されたものであ
る。
【0042】始めに、現在の検索位置61(図9参照)
を初期化し、設定中のポインタ60(図9参照)の次の
フィールドを示すように設定する(ステップ402)。
【0043】検索位置61(図9参照)がアクセス履歴
蓄積メモリ4の範囲を越えたか否かをチェックし(ステ
ップ403)、越えている場合には、検索位置(図9の
61)をアクセス履歴蓄積メモリ4の先頭に移動させる
(ステップ404)。
【0044】そして、次の命令を受信したか否かの確認
を行い(ステップ405)、次の命令を入手していた場
合には(ステップ405のYes)、直ちに終了させ
る。
【0045】検索位置61(図9参照)のフィールドに
おけるアクセス位置と、今回アクセスされた位置と、を
比較し、同じか否か、もしくは連続のアクセスの範囲内
にあるか否かを比較する(ステップ406)。
【0046】ステップ406にて含まれない場合には、
カウンタ移動フェーズ601へ移行する。
【0047】一方、含まれる場合は、検索位置61(図
9参照)のフィールドの連続アクセスの値を確認する
(図6のステップ407)。
【0048】ステップ407において、連続アクセスが
実行されていない、もしくは、連続アクセスの残りが無
い(残り値=0)と判断された場合、同一フィールドに
て、非連続アクセス64(図9参照)がなされたか否か
を確認する(ステップ408)。
【0049】ステップ408にて、連続アクセスがなさ
れたことが確認された場合には、非連続アクセス位置6
4を予想位置として(ステップ409)、予想読み取り
フェーズ501に移行する。
【0050】ステップ408にて、確認できなかった場
合には、次の検索を行うため、カウンタ移動フェーズ6
01に移行する。
【0051】また、ステップ407において、連続アク
セスが認められた場合には、残りの量が素早く読み出せ
る範囲内であるか否かを調査するため、残りの連続アク
セス長さと、トラックあたりのセクタ数と、を比較し
(ステップ410)、素早くアクセスできる範囲内であ
ると判断された場合には、一気に読み出すように、予想
範囲を設定し(ステップ412)、一方、素早く読み出
せないと判断された場合は、範囲を限定して、読み出す
ように設定し(ステップ411)、予想読み取りフェー
ズ501に移行する。
【0052】図7を参照して、予想読み取りフェーズ5
01においては、すでに予想範囲内のデータがキャッシ
ュメモリ3に読み込まれているか否かの確認を行い(ス
テップ502)、読み込まれていない場合には(ステッ
プ502のYes)、キャッシュメモリ3を一部解放し
たうえ(ステップ503)、キャッシュメモリ3に無い
予想範囲データの読み込み命令を発行し(ステップ50
4)、キャッシュエリアに格納する(ステップ50
4)。
【0053】その後、キャッシュデータがすぐに消去さ
れないように、「有効」(Valid)とし(ステップ
506)、カウンタ移動フェーズ601に移行する。
【0054】図8を参照して、カウンタ移動フェーズ6
01では、アクセス履歴蓄積メモリ4の検索位置61
(図9参照)を一つ移動させ(ステップ602)、この
検索位置61がアクセス履歴蓄積メモリ4を越えたか否
かの確認を行い(ステップ603)、検索位置61がア
クセス履歴メモリ4の範囲を越えた場合には、検索位置
61をアクセス履歴蓄積メモリ4の先頭に移動させる
(ステップ604)。
【0055】探索が終了した場合(ステップ605)、
処理を終了させ、探索が終了していない場合は、次の検
索を続ける(ステップ420)。
【0056】次に、本発明の実施の形態の作用効果につ
いて説明する。
【0057】本発明の実施の形態においては、コンピュ
ータから読み取り命令が送られてきて、その命令を実行
した後、前後のアクセスの関連性を保持しているため、
同じアクセスパターンが発生した場合、非連続アクセ
ス、連続アクセスについて、精度の高いアクセス予想が
行われ、次に必要だと予想されるデータを事前にキャッ
シュメモリに用意することができ、アクセス速度の向上
を図ることができる。
【0058】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0059】図9に示したアクセス履歴蓄積メモリ4の
構造をみると、ディスクアクセス(セクタ)単位に保管
されているが、本発明の第2の実施の形態においては、
これをコンピュータの実際のディスクアクセス単位に変
更し、数セクタ毎にアクセス位置や、連続アクセス長
さ、次の非連続アクセス位置を保管する。
【0060】また、補助記憶装置5に読み取り命令を発
行する時に、単位の変更を行う。
【0061】この実施の形態では、前記第1の実施の形
態に加えて、数セクタを同時に読み取ることができるこ
とになるため、擬似的な先読み機能を与え、さらにアク
セス速度の向上を達成することができる。
【0062】
【実施例】次に、上記した本発明の実施の形態について
より具体例を例示する一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0063】一般的なコンピュータで用いられるディス
ク等の補助記憶装置においては、ファイルがどこに保管
されているかを示す領域(ディレクトリ・エントリ)
と、実際にファイルが保管されている領域と、が、分か
れている。
【0064】また、実際のファイルも膨大なファイルサ
イズとなった場合、実際の記憶領域上では複数に分離さ
れていることがある。
【0065】このようなファイルに対して読み取り動作
が行われた場合、この実施例では以下の動作が行われ
る。
【0066】ディレクトリ・エントリの読み取りのた
め、該当する位置のデータの読み取り命令(ここではセ
クタ4であるものとする)が、コンピュータから発行さ
れる。
【0067】コントローラ2では、読み取り命令と判断
し、図2に示した処理フローに従って補助記憶装置5に
読み込み命令が発行される。
【0068】この読み込み命令の結果が、コンピュータ
に返送されると、コンピュータは、そのデータを解釈
し、次の読み取り命令を発行する。
【0069】必要なファイルが、仮に、補助記憶装置の
セクタ10、11、12、18、19、20に格納され
ているものとすると、それぞれのセクタに対する読み込
み命令が発行される。
【0070】図2から図8に示した流れ図に従うと、こ
の読み取り命令が完了した段階で、アクセス履歴蓄積メ
モリ4は、図10に示すようなものとなる。
【0071】次に同じファイルを読み取るため、コンピ
ュータからセクタ4の読み取り命令が発行されると、図
2に示す処理フローに従って、読み取り命令が再発行さ
れる。
【0072】次に図3及び図4に示す処理フローによ
り、アクセスの検証が行われ、引き続き、図5、図6、
及び図8に示す処理フローに従ってアクセス予測が行わ
れる。
【0073】図5及び図6のステップ406によると、
予想フィールド0の確認を行った段階で、予想が可能で
あることが判断される。
【0074】図5及び図6を参照して、このアクセス予
測処理フローによると、ステップ407、408、40
9により、次は、セクタ10の読み取りが行われるもの
と判断され、図7に示す予想読み取り処理のステップ5
02、503、504によりセクタ10への読み取り命
令が発行される。
【0075】この後、実際にコンピュータからセクタ1
0への読み取り命令が発行されると、すでにこのデータ
がキャッシュメモリに保管されているため、補助記憶装
置5に対して読み取り命令を発行することなく、先読み
されたキャッシュメモリ3に格納されているセクタ10
のデータをコンピュータに返送することができる。
【0076】この処理フローによると、次は、連続2つ
アクセスが行われる(セクタ11、12)ことが分かる
ので、先読みを行う。
【0077】またコンピュータより、セクタ12の読み
取りが行われた時点で、セクタ18のアクセスが行われ
ることが同様に判断できるので、セクタ18の先読みを
行う。
【0078】コンピュータからセクタ18の読み取り命
令が実際に送信された際に、セクタ18の必要なデータ
はすでにキャッシュメモリ3に用意されているので、直
ちにデータを返送することができる。
【0079】また、コンピュータの処理の中では、第1
のファイルの読み込み中、第1のファイルの内容に応じ
て、別のファイルである第2のファイル等を読み込む場
合がある。
【0080】第1のファイルのセクタ20、21、23
まで読み込んだ時に、第2のファイルの50、51、5
2を読み込み、引き続き第1のファイルのセクタ24、
25、26を読み込む処理を複数行った場合でも、同様
に2回目以降、先読みが行われることが分かる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一パターンの読み取り命令が数回行われる場合、全体
の量がキャッシュメモリに入らない場合、かつ、非連続
のエリアに対する読み取りの場合でも、アクセス履歴蓄
積メモリに格納できる場合は、高速にデータを用意し、
コンピュータに返送することが可能とされ、全体のアク
セススピードの向上を図ることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、命令を受信したときの処理フローを示す図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、読み取り命令の予測検証フローを示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、読み取り命令の予測検証フローを示す図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、次回のアクセス予測の処理フローを示す図で
ある。
【図6】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、次回のアクセス予測の処理フローを示す図で
ある。
【図7】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、予想読み取りフローを示す図である。
【図8】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図であり、予測フロー用ポインタ移動フローを示す図で
ある。
【図9】本発明の一実施例におけるアクセス履歴蓄積メ
モリの構成を示す図である。
【図10】本発明の一実施例におけるアクセス履歴蓄積
メモリの内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータとのインタフェース 2 コントローラ(制御装置) 3 キャッシュメモリ 4 アクセス履歴蓄積メモリ 5 補助記憶装置 59 検索ポインタ 60 設定中ポインタ 61 検索位置 62 アクセス位置 63 連続アクセス長さ 64 次の非連続アクセス位置 65 使用マーク 66 予想フィールド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUからデータアクセス命令に対して、
    キャッシュミス時に、補助記憶装置から該データを含む
    ブロックを読み出し、前記データを前記CPUに返却す
    ると共に、該ブロックを前記キャッシュメモリに書き込
    み、且つ、このアクセスは、アクセス履歴として記憶さ
    れ、 前記アクセス履歴のパターンを参照することにより、次
    のランダムアクセス読み込みの位置を検索して予測し、
    アクセスが予測されるブロックを前記補助記憶装置から
    前記キャッシュメモリに先読みする、 ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  2. 【請求項2】CPUから読み取り命令に対して、キャッ
    シュヒット時にはキャッシュメモリからデータを読み出
    し、キャッシュミス時には補助記憶装置から該データを
    含むブロックを読み出し、前記データを前記CPUに返
    却すると共に、該ブロックを前記キャッシュメモリに書
    き込み、且つ、このアクセスは、アクセス履歴として記
    憶され、 前記アクセス履歴から、前回アクセスされたブロックと
    今回アクセスされたブロックが同じである組み合わせを
    検索して、次にアクセスされるブロックを予測し、 該予測されたブロックが前記キャッシュメモリ中に存在
    しない場合には、前記補助記憶装置から前記ブロックを
    読み込み、事前に、前記キャッシュメモリに書き込んで
    おく、ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  3. 【請求項3】過去の読み取り命令および書き込み命令の
    目標位置を蓄積するアクセス履歴メモリと、 読み取り命令から次のランダムアクセス位置を予測する
    予測手段と、 予測に従いキャッシュメモリもしくはデバイスにアクセ
    スを行う制御装置と、 を備えたことを特徴とするキャッシュ制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3のキャッシュ制御装置を備えたこ
    とを特徴とする補助記憶装置。
  5. 【請求項5】過去の読み取り命令および書き込み命令の
    目標位置を蓄積し、読み取り命令から次のランダムアク
    セス位置を予測し、予測データを用意する、ことを特徴
    とするキャッシュ制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6430653B1 (en) 1998-05-01 2002-08-06 Nec Corporation Disk control unit and method for prefetching according to partition information and concatenation information
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