JPH10124319A - 並列分散処理システムおよびその方法 - Google Patents

並列分散処理システムおよびその方法

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JPH10124319A
JPH10124319A JP27836496A JP27836496A JPH10124319A JP H10124319 A JPH10124319 A JP H10124319A JP 27836496 A JP27836496 A JP 27836496A JP 27836496 A JP27836496 A JP 27836496A JP H10124319 A JPH10124319 A JP H10124319A
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JP27836496A
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Yuichi Kobayakawa
雄一 小早川
Takayuki Saito
隆之 斉藤
Hirotoshi Maekawa
博俊 前川
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Digital Vision Laboratories Corp
Original Assignee
Digital Vision Laboratories Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークワイドに計算オブジェクトを管
理する場合に、計算オブジェクトの管理空間を自由に規
定できる並列分散処理システムを提供する。 【解決手段】 ドメインD1,D2において、同一ドメ
イン内で関数(func1など)相互間で名前の衝突が
生じないようにドメイン内ネームが付されている。別の
ドメインに属する関数相互間では名前の衝突は許され
る。プロセスP1,P2の各デーモンは、ドメイン内ネ
ームをキーとして各関数の所在を提供する参照情報のテ
ーブルを記憶した参照情報記憶部と、当該参照情報を生
成する参照情報生成部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークワイ
ドなマルチメディア並行処理を行う並列分散処理システ
ムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア情報を利用および
流通させる情報提供利用サービスアプリケーションであ
るISM(Information Super-Market)の開発が活発に行
われている。ISMでは、機能モジュール(クラス)間
の対話性およびモジュール間構成の柔軟性を高めるため
に、ネットワークワイドなマルチメディア並行処理を効
率的に行うアプリケーション実行環境が求められる。こ
れに応えようとするのが、並列分散実行支援システムで
ある。従来の並列分散実行支援システムでは、モジュー
ル間の機能呼び出しは、シンボルとして定義されたモジ
ュール名と機能名(メソッド名)とを用いて行う。ここ
で、機能呼び出しとは、あるモジュールで行われる処理
において、他のモジュールにおいて備えてある機能を呼
び出して用いることをいう。
【0003】並列分散支援システムの代表的なものに、
CORBA(Common Object RequestBroker Architectur
e) −ORB(Object Request Broker) がある。ここ
で、CORBAは、ネットワークに接続した複数のコン
ピュータで動くソフトウェアが互いに通信するための機
構であり、分散システムを柔軟かつ効率よく構築するた
めの基盤となる。また、ORBは、オブジェクト間の通
信を司るソフトウェアであり、クライアント・オブジェ
クトから受け取ったメッセージを、ネットワークを経由
して適切なサーバ・オブジェクトに渡す働きをする。
【0004】CORBA−ORBでは、オブジェクトの
管理空間は、当該システムが支援する環境全域に規定さ
れている。
【0005】また、CORBA−ORBでは、あるモジ
ュールが他のモジュールの機能を呼び出すにあたって、
シンボルとして定義された機能名と引数が呼び出し元モ
ジュールから呼び出し先モジュールに転送される。呼び
出し先モジュールには、機能名と当該機能を実行するプ
ログラムの実行アドレスとの対応表が備えてあり、呼び
出し先モジュールは、その対応表を検索することによっ
て実行アドレスを取得し、呼び出された機能を実行す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のCORBA−ORBでは、オブジェクトの管理
空間が当該システムが支援する環境全域に規定されてい
ることから、ユーザは用途に応じて必要なオブジェクト
のみを管理範囲とする管理空間を自由に規定することが
できない。従って、ユーザは、用途に応じた一部のオブ
ジェクトのみを使用する場合でも、システムの広域にお
いて必要の無いオブジェクトを含めて名前の一意性を保
つなどの管理を行う必要があり、この管理に伴う負担が
大きいという問題がある。また、CORBA−ORBで
は、システムの広域において名前の一意性を保つ必要が
あることから、システムがサポートする複数のアプリケ
ーション相互間で同じ名前を使用することができず、各
アプリケーションで使用可能な名前の自由度が低いとい
う問題がある。また、このようにシステムの広域におい
てオブジェクトを管理するために、管理する対象となる
オブジェクトの数が膨大になり、オブジェクトにアクセ
スする際の検索時間が長期化してしまうという問題があ
る。さらには、CORBA−ORBでは、計算モジュー
ルなどの追加や削除などに伴う動的(インクリメンタ
ル)な空間管理が困難であるという問題もある。
【0007】本発明は、上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、ネットワークワイドに計算オブジェクトを管理する
場合に、計算オブジェクトの管理空間を自由に規定でき
る並列分散処理システムおよびその方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、モジュールの識別名の
動的な空間管理を容易に行うことができる並列分散処理
システムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
並列分散処理システムは、単数または複数の計算オブジ
ェクトを備えたプロセスを実行する複数の演算処理ノー
ドが、ネットワークを介して相互に接続された並列分散
処理システムであって、前記複数の演算処理ノードに備
えられた単数または複数の任意の前記計算オブジェクト
の集合で構成され、当該集合内においてのみ前記計算オ
ブジェクトの名前あるいは識別子の一意性が要求される
計算空間を規定し、前記演算処理ノードは、前記計算空
間内における前記計算オブジェクトの名前あるいは識別
子をキーとして前記計算オブジェクトの所在を特定可能
な参照情報を記憶する参照情報記憶手段を有し、当該参
照情報に基づいて、計算オブジェクトの呼び出し処理を
行う。
【0009】本発明の並列分散処理システムでは、計算
空間という概念を導入し、当該計算空間内においてのみ
前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子の一意性が
要求されることから、ユーザは用途に応じて自由な管理
空間を形成できる。また、各計算空間において使用可能
な名前の自由度が高められる。また、各計算処理ノード
に存在する計算オブジェクトの所在が参照情報によって
統一的に管理されることから、この参照情報を更新する
ことで、計算オブジェクトの追加および削除などに柔軟
にしかも容易に対応できる。
【0010】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記演算処理ノードは、前記複数の演算処
理ノードのプロセスが備えた前記計算オブジェクトの位
置情報に基づいて、前記参照情報を生成する参照情報生
成手段をさらに有する。
【0011】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、前記ネットワークにおけ
る演算処理ノードの接続形態とは無関係に表現される。
【0012】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、前記複数の演算処理ノー
ドの実行環境とは無関係に表現される。
【0013】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記計算オブジェクトは、プログラムを実
行する計算モジュールである。
【0014】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記計算オブジェクトは、関数、クラス、
インスタンス、メソッド、変数およびファイルのいずれ
かである。
【0015】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記プロセスに対応して前記参照情報記憶
手段が備えてある。
【0016】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記計算オブジェクトに対応して前記参照
情報記憶手段が備えてある。
【0017】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記プロセスに対応して前記参照情報生成
手段が備えてある。
【0018】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記計算オブジェクトに対応して前記参照
情報生成手段が備えてある。
【0019】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、参照情報生成手段は、他のプロセスに対し
て問い合わせをして得た情報に基づいて前記参照情報を
生成する。
【0020】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報生成手段は、他のプロセスか
らの要求に応じて前記参照情報を生成する。
【0021】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記計算空間は、当該計算空間内の複数の
任意の前記計算オブジェクトの集合で構成され、当該集
合内においてのみ前記計算オブジェクトの名前あるいは
識別子の一意性が要求される複数のドメインを備える。
【0022】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、前記ドメインに関する参
照情報を含む。
【0023】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、前記ドメイン内における
前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーとし
て、当該計算オブジェクトについて、プロセス内でのロ
ーカルな識別子、ネットワークでのグローバルな識別子
および所属するドメイン名を提供するローカル参照テー
ブルを含む。
【0024】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、前記ドメイン内における
前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーとし
て、当該計算オブジェクトについて、当該計算オブジェ
クトが存在するプロセスに関する情報、ネットワークで
のグローバルな識別子および所属するドメイン名を提供
するリーモト参照テーブルを含む。
【0025】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、プロセス名をキーとし
て、当該プロセスについて、当該プロセスが存在する演
算処理ノードに関する情報、当該演算処理ノードに備え
られた通信手段に関する情報、当該通信手段のネットワ
ークアドレスおよび所属するドメイン名を提供するプロ
セス参照テーブルを含む。
【0026】また、本発明の並列分散処理システムは、
好ましくは、前記参照情報は、ドメイン名をキーとし
て、各ドメインを構成する計算オブジェクトおよびプロ
セスに関する情報を提供するドメイン参照テーブルを含
む。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
並列分散実行支援システムについて説明する。本実施形
態に係わる並列分散実行支援システムは、その空間管理
方式に特徴を有し、例えば、ISMなどの実行環境を支
援し、機能モジュール間の対話性およびモジュール間構
成の柔軟性を高め、ネットワークワイドなマルチメディ
ア並行処理を可能とするものである。
【0028】空間管理方式 先ず、本実施形態に係わる並列分散実行支援システムに
おいて採用される空間管理方式を説明するための図であ
る。図1は、本実施形態に係わる並列分散実行支援シス
テム1の概念図である。図1に示すように、並列分散実
行支援システム1は、ネットワークノード3、4,5が
ネットワーク2を介して相互に通信を行い、一定の処理
を行う。ネットワークノード3,4,5としては、例え
ば、パーソナルコンピュータやワークステーションなど
が用いられる。また、ネットワーク2としては、例え
ば、イーサーネットやCATVなどが用いられる。
【0029】ネットワークノード3,4,5には、例え
ばプログラムを実行する計算モジュール、インスタン
ス、クラス、メソッド、大域関数およびファイルなどの
計算オブジェクトが存在する。例えば、ネットワークノ
ード3には、計算オブジェクト6〜9が存在する。ネッ
トワークノード3,4,5には、同一ネットワークノー
ド内の複数の計算オブジェクトで構成される部分空間が
存在する。例えば、ネットワークノード3内では、計算
オブジェクト6,7によって部分空間10が構成され、
計算オブジェクト8,9によって部分空間11が構成さ
れる。また、ネットワークノード3内には、部分空間1
1も存在する。ここで、部分空間は、ネットワークノー
ドに備えられた計算モジュールであるデーモンによって
実行されるプロセスである。また、異なるネットワーク
ノードに存在する部分空間および/または計算オブジェ
クトによって計算空間が構成される。本実施形態では、
部分空間10,12,14によって計算空間15が構成
され、部分空間11,13によって計算空間16が構成
される。なお、計算空間は、同一のネットワークノード
に存在する部分空間および/または計算オブジェクトを
含むように構成してもよい。ここで、計算空間とは、当
該空間内に存在する計算オブジェクトおよび部分空間の
配置に関する情報が明らかになっている領域である。
【0030】また、並列分散実行支援システム1では、
計算オブジェクトおよび部分空間の配置は、予め与えら
れた情報や、部分空間相互間における問い合わせなどに
よって決定される。この計算オブジェクトおよび部分空
間の配置は空間管理部17,18によって管理される。
【0031】並列分散実行支援システム1では、図1に
示すように、計算空間15に対応してネットワークノー
ド4に空間管理部17が備えてあり、計算空間16に対
応してネットワークノード4に空間管理部18が備えて
ある。なお、空間管理部は、各部分空間毎に設けてもよ
いし、各計算オブジェクト毎に設けてもよい。
【0032】また、並列分散実行支援システム1では、
各部分空間毎にデーモンがあり、このデーモンによって
参照情報が管理されている。ここで、参照情報により表
現される空間を「参照空間」と呼ぶ。API(アプリケ
ーションプログラムインターフェース)では、この参照
空間上で、プロセスおよび計算オブジェクトを識別・管
理する。この参照空間に対して、参照される実態の存在
空間を「実空間」と呼ぶ。ここで、「参照」とは、これ
らのプロセスおよび計算オブジェクトを論理的に指し示
すことを意味する。
【0033】本実施形態では、参照空間に、さらに任意
の参照集合を形成するドメインの概念を導入する。この
ドメインは、計算空間を複数に分割して管理する場合に
用いられる。ドメインは、図1には示されておらず、図
11を参照して後に詳細に説明する。各プロセス(部分
空間)および計算オブジェクトは、複数のドメインに属
することが許される。ドメインは、入れ子構造をとるこ
とも許される。この場合、含まれるドメインをサブドメ
イン、含むドメインをスーパードメインと呼ぶ。ドメイ
ンの導入により、ネットワークワイドに自由な空間(サ
ービス空間、アプリケーション空間、個人空間、コミュ
ニティなど)を形成することができる。
【0034】本実施形態では、さらに、各参照に名前を
付与し、名前によるプロセス、計算オブジェクトおよび
ドメインの識別空間を提供する。この識別空間を「名前
空間」と呼ぶ。API上からは、この名前空間上でも、
プロセス、計算オブジェクトおよびドメインを識別・管
理することができる。また、名前の一意性は、各名前空
間中でのみ保証される。従って、異なるドメインに属す
る計算オブジェクト相互間では、名前の衝突が許され、
各ドメインにおいて使用可能な名前の自由度が高められ
る。
【0035】以下、本実施形態に係わる並列分散実行支
援システムで使用される参照情報について説明する。図
2は、本実施形態に係わる並列分散実行支援システム3
1の構成図である。図2に示すように、並列分散実行支
援システム31は、ネットワーク32を介してネットワ
ークノード33〜35が接続してある。ネットワークノ
ード33には、デーモン38によって実行されるプロセ
ス(部分空間)36がある。デーモン38は、参照保持
部39および参照生成部40を有する。ここで、参照保
持部39は、プロセス、計算オブジェクトおよびドメイ
ンを識別して所在を特定し、制御・管理するのための参
照情報を記憶する。
【0036】以下に示す例では、ネットワーク上に分散
して配置された関数を参照する場合について示し、参照
情報は、図3に示すように、4個の参照テーブルと3個
の検索用ハッシュテーブルとで構成される。参照テーブ
ルには、図4に示すローカル関数参照テーブル50、図
5に示すリモート関数参照テーブル51、図6に示すプ
ロセス参照テーブル52および図7に示すドメイン参照
テーブル53がある。また、検索用ハッシュテーブル
は、名前と識別子との間のハッシュテーブルであり、図
8に示すドメインネームハッシュテーブル54、図9に
示す関数/プロセスネームハッシュテーブル55および
図10に示すリモート関数IDハッシュテーブル56が
ある。なお、ネットワークノード34は、デーモン41
によって実行されるプロセス(部分空間)37があり、
概念的に、ネットワークノード33と同じである。
【0037】ローカル関数参照テーブル 図4は、ローカル関数参照テーブル50を説明するため
の図である。ローカル関数参照テーブル50は、部分空
間(プロセス)内に存在する関数の内部参照用テーブル
である。図4に示すように、ローカル関数参照テーブル
50は、プリントネーム61、ローカル関数ID62、
ドメイン参照リスト63、リモート関数ID64および
ドメイン内ネーム65の5つのフィールドを有する。プ
リントネーム61は、プログラムソースコード上での関
数名であり、例えばC++で実装されたクラスであれ
ば、そのクラス名が入る。ローカル関数ID62は、シ
ステム上で使用されるネットワークノード内での関数識
別子であり、この関数識別子を用いて実態にアクセスが
行われる。ドメイン参照リスト63は、その関数が所属
するドメイン参照テーブルへのポインタリストである。
ドメイン参照リスト63は、図4に示すように、リスト
構造のデータで示される。これは、当該関数が複数のド
メインに属する場合の表現を可能にするためである。
【0038】リモート関数ID64は、その関数の外部
識別子であり、ネットワークノードの外部からは、この
外部識別子を用いて関数を指定して呼び出しを行う。ド
メイン内ネーム65は、名前空間上のドメイン内におけ
る名前であり、この名前を用いて関数の指定呼び出しが
行われる。
【0039】リモート関数参照テーブル 図5は、リモート関数参照テーブル51を説明するため
の図である。リモート関数参照テーブル51は、部分空
間(プロセス)内に存在する関数の外部参照用テーブル
である。図5に示すように、リモート関数参照テーブル
51は、プリントネーム71、プロセス参照72、リモ
ート関数ID73、ドメイン参照リスト74およびドメ
イン内ネーム75の5つのフィールドを有する。プリン
トネーム71、リモート関数ID73、ドメイン参照リ
スト74およびドメイン内ネーム75の意味は、前述し
たローカル関数参照テーブル50の場合と同じである。
プロセス参照72は、そのリモート関数が存在すうプロ
セスの所在に関する情報であり、例えば、プロセス参照
テーブル52へのポインタを示す。
【0040】プロセス参照テーブル 図6は、プロセス参照テーブル52を説明するための図
である。プロセス参照テーブル52は、部分空間(プロ
セス)の所在を示す情報を格納するテーブルである。図
6に示すように、プロセス参照テーブル52は、ネット
ワークノード参照81、ネットワークポートID82、
ドメイン参照リスト83およびドメイン内ネーム84の
4つのフィールドを有する。ここで、ドメイン参照リス
ト83およびドメイン内ネーム84の意味は、前述した
ものと同じである。
【0041】ネットワークノード参照81は、そのプロ
セスが存在するネットワークノードに関する参照情報を
示し、ネットワークノードネーム85、参照リスト8
8、コミュニケーションメディア86およびネットワー
クアドレス87の3つのフィールドを有する。ネットワ
ークノードネーム85は、名前空間上におけるネットワ
ークノードの名前を示している。コミュニケーションメ
ディア86は、通信手段を示しており、例えばイーサー
ネットやATMなどを示す。ネットワークアドレス87
は、通信手段に応じたノードのネットワークアドレスを
示しており、例えばIPアドレスやDNS(Domain Name
System)ネームなどを示す。
【0042】ネットワークポートID82は、並列分散
実行支援システム31上で使用される各ネットワークノ
ード内でのデーモンポート番号を示し、アクセスは、ネ
ットワークアドレスとこのデーモンポート番号とでプロ
セスを特定して行われる。これは、ネットワークノード
には、複数のコミュニケーションメディア(アクセス機
能)を備えているものがあるためである。例えば、ネッ
トワークノードのなかには、イーサーネットとATMと
の双方によるアクセスが可能なものがある。通常このよ
うな場合に、各アクセス機能のそれぞれにネットワーク
アドレスが割り付けられている。
【0043】従って、プロセス参照テーブル52では、
ネットワークネームとネットワークアドレスとの対応関
係を図6に示すようにリスト構造の参照リスト88を用
いて表現することで、一つのネットワークノードネーム
85とコミュニケーションメディア86の種類に応じた
複数のネットワークアドレス87との対応関係を表現し
ている。図6に示す例では、ドメイン内ネーム84が”
N1”のプロセスは、ネットワークポートID82が
「#10000」であり、ネットワークノードネーム8
5が”nodeA”である。また、”nodeA”は、
コミュニケーションメディア86として、イーサーネッ
トおよびATMを備え、それぞれのネットワークアドレ
ス87が、「111.111.111.111」および
「111.111.111.112」である。
【0044】ドメイン参照テーブル 図7は、ドメイン参照テーブル53を説明するための図
である。ドメイン参照テーブル53は、ドメインの参照
情報を管理するためのテーブルである。前述したよう
に、ドメインは、階層構造をとることができ、一のドメ
イン中に他のドメインを含むことができる。図7に示す
ように、ドメイン参照テーブル53は、ドメイン要素参
照リスト91、スーパードメイン参照リスト92および
ドメインネーム93を有する。ドメイン要素参照リスト
91は、そのドメインの構成要素である関数参照および
サブドメイン参照へのポインタを示している。スーパー
ドメイン参照リスト92は、そのドメインのスーパード
メイン(上位のドメイン)へのポインタリストを示して
いる。ここで、スーパードメイン参照にリスト構造を用
いたのは、一のドメインが複数のスーパードメインを持
つことがあるためである。ドメインネーム93は、名前
空間上のドメイン名を示している。
【0045】ドメインネームハッシュテーブル 図8は、ドメインネームハッシュテーブル54を説明す
るための図である。ドメインネームハッシュテーブル5
4は、独自の名前空間で付与されたドメインネームに基
づいて構築され、名前によるドメイン参照テーブルの検
索を可能とする。図8に示すように、ドメインネームハ
ッシュテーブル54は、ドメインネーム100および参
照リスト101の2つのフィールドを有する。ドメイン
ネーム100は、名前空間上のドメイン名を示す。参照
リスト101は、ドメイン参照テーブルへのポインタリ
ストを示す。図8に示す例では、ドメイン名”D1”を
キーとして、ドメインネームハッシュテーブル54を用
いると、ドメイン参照テーブル53のドメインネーム”
D1”のアドレスが得られる。
【0046】関数/プロセスネームハッシュテーブル 図9は、関数/プロセスネームハッシュテーブル55を
説明するための図である。関数/プロセスネームハッシ
ュテーブル55は、独自の名前空間で付与されるドメイ
ン内ネームに基づいて構築され、関数参照テーブルおよ
びプロセス参照テーブルの名前による検索を可能とす
る。図9に示すように、関数/プロセスネームハッシュ
テーブル55は、ドメイン内ネーム110および参照リ
スト111の2つのフィールドを有する。ドメイン内ネ
ーム110には、名前空間上のドメイン内におけるロー
カル関数名、リモート関数名およびプロセス名のいずれ
かが示される。参照リスト111は、ローカル関数参照
テーブル50、リモート関数参照テーブル51およびプ
ロセス参照テーブル52のいずれかに対してのポインタ
リストである。例えば、図9では、ドメイン内ネーム1
10である関数名”A”をキーとして、関数/プロセス
ネームハッシュテーブル55としてのローカル関数ネー
ムハッシュテーブルを用いると、参照リスト111によ
って、ローカル関数参照テーブル50におけるドメイン
内ネーム”A”のアドレスが得られる。関数/プロセス
ネームハッシュテーブル55としては、ローカル関数ネ
ームハッシュテーブルの他に、リモート関数ネームハッ
シュテーブルおよびプロセスネームハッシュテーブルが
ある。
【0047】リモート関数IDハッシュテーブル 図10は、リモート関数IDハッシュテーブル56を説
明するための図である。リモート関数IDハッシュテー
ブル56は、リモート関数IDに基づいて構築され、リ
モート関数IDによるローカル関数参照テーブルの検索
を可能とする。図10に示すように、リモート関数ID
ハッシュテーブル56は、リモート関数ID120およ
びローカル関数参照121の2つのフィールドを有す
る。ローカル関数参照121は、リモート関数IDに対
応したローカル関数参照テーブルにおけるローカル関数
参照へのポインタを示す。例えば、図10では、リモー
ト関数ID120である「#000001」をキーとし
て、リモート関数IDハッシュテーブル56を用いる
と、ローカル関数参照テーブル50aにおけるリモート
関数ID64aが「#000001」の箇所のアドレス
が得られる。
【0048】以下、図2に示す参照生成部40におい
て、上述した参照情報を生成する方法を具体的に説明す
る。先ず、参照情報を生成する空間構成について述べ
る。図11は、参照情報を生成する対象となる空間構成
を説明するための図である。図11に示すように、各ネ
ットワークノードに独自の名前空間上で、”N1”,”
N2”という名前が付与されている。また、各ネットワ
ークノードは、イーサーネット、ATMの各インターフ
ェースを備え、それぞれ独自のDNSネームを有してい
る。また、各プロセスに、”P1”,”P2”というド
メイン内ネームを付与している。また、プロセス”P
1”上のプリントネームが”func1”,”func
2”および”func3”の各関数に、”F1”,”F
2”および”F3”というドメイン内ネームを付し、プ
ロセス”P2”上のプリントネームが”func4”お
よび”func5”の各関数に、”F4”および”F
5”というドメイン内ネームを付している。さらに、プ
ロセス”P1”,”P2”および関数”F1”,”F
2”,”F3”,”F4”,”F5”は、ドメイン”D
1”に属する。また、関数”F1”,”F2”,”F
3”は、ドメイン”D2”にも属する。ここで、ドメイ
ン”D1”,”D2”は、計算空間”C1”に属する。
【0049】図11に示す例では、プロセス”P1”を
実行するデーモンと、プロセス”P2”を実行するデー
モンとがある。そして、空間構成に関する情報は、これ
らのデーモンのプログラム起動時に当該情報を引数で指
定したり、これらのデーモンのプログラムコード内に当
該情報を埋め込んだり、あるいは、当該情報を記述した
ファイルを作成して、このファイルから読み出しを行う
などの方法で、これらのデーモンの参照生成部に与えら
れる。
【0050】それぞれのデーモンの参照生成部は、この
空間構成情報に基づいて、図12に示すように、ドメイ
ン参照テーブル53を初期化し(S1)、ローカル関数
参照テーブル50を初期化し(S2)、プロセス参照テ
ーブル52を初期化し(S3)、リモート関数参照テー
ブル51を初期化する(S4)ことで参照情報を生成す
る。以下、図12に示す各ステップについて詳細に説明
する。
【0051】ドメイン参照テーブルの初期化(S1) プロセス”P1”のデーモンの参照生成部は、予め与え
られた空間構成に関する情報に基づいて、ドメイン参照
テーブル53を生成する。ここで、参照生成部は、以下
に示す(1),(2)の空間構成情報に基づいて、ドメ
イン参照テーブル53を生成する。 (1)ドメイン”D1”があり、そのスーパードメイン
はない (2)ドメイン”D2”があり、そのスーパードメイン
は、”D1”である
【0052】先ず、プロセス”P1”の参照生成部は、
図13に示すように、ドメイン”D1”に関する情報が
記述されたドメイン参照テーブル53を生成すると共
に、ドメイン”D1”に関する情報が記述されたドメイ
ンネームハッシュテーブル54を生成する。
【0053】次に、プロセス”P1”の参照生成部は、
ドメイン”D2”に関する参照情報をドメイン参照テー
ブル53に付加する。このとき、参照生成部40は、ド
メイン”D2”の上位ドメインであるドメイン”D1”
の参照情報を図13に示すドメインネームハッシュテー
ブル54から得て、このドメイン”D1の参照情報に基
づいて、図14に示すように、ドメイン参照テーブル5
3におけるドメイン”D1”のドメイン要素参照リスト
91に、ドメイン”D2”へのポインタを付加する。
【0054】ローカル関数参照テーブルの初期化(S
2) プロセス”P1”のデーモンの参照生成部は、以下に示
す(3)〜(5)の空間構成情報に基づいて、プロセ
ス”P1”について、図15に示すローカル関数参照テ
ーブル50を作成する。 (3)プリントネームが”func1”、ローカル関数
IDが「#000001」、ドメイン内ネームが”F
1”、所属するドメイン名”D1”,”D2”の関数 (4)プリントネームが”func2”、ローカル関数
IDが「#000002」、ドメイン内ネームが”F
2”、所属するドメイン名”D1”,”D2”の関数 (5)プリントネームが”func3”、ローカル関数
IDが「#000003」、ドメイン内ネームが”F
3”、所属するドメイン名”D1”の関数 ここで、図15に示すローカル関数参照テーブル50に
おけるローカル機能ID62は、各プロセス内でユニー
クに付与する。また、各関数が所属するドメイン名か
ら、既に作成した図13に示すドメインネームハッシュ
テーブル54を引き、該当するドメイン参照情報を得
て、図15に示すように、所属するドメインのドメイン
要素参照リスト91に、当該関数の参照情報へのポイン
タを付加する。それと同時に、プロセス”P1”の参照
生成部は、図16(A),(B)に示すように、ローカ
ル関数ネームハッシュテーブル55およびリモート関数
IDハッシュテーブル56を、各関数の情報を加えて生
成する。
【0055】また、プロセス”P2”の参照生成部は、
以下に示す(6),(7)の空間構成情報に基づいて、
プロセス”P2”について、図17に示すローカル関数
参照テーブル50を作成すると共に、図18(A),
(B)に示すローカル関数ネームハッシュテーブル55
およびリモート関数IDハッシュテーブル56を生成す
る。 (6)プリントネームが”func4”、ローカル関数
IDが「#000001」、ドメイン内ネームが”F
4”、所属するドメイン名”D1”,”D2”の関数 (7)プリントネームが”func1”、ローカル関数
IDが「#000002」、ドメイン内ネームが”F
5”、所属するドメイン名”D1”の関数
【0056】プロセス参照テーブルの初期化(S3) プロセス”P1”のデーモンの参照生成部は、以下に示
す(8)〜(11)の空間構成情報に基づいて、プロセ
ス”P1”,”P2”について、図19に示すプロセス
参照テーブル52およびドメイン参照テーブル53と、
図20に示すプロセスネームハッシュテーブル55を作
成する。 (8)ネットワークノード情報が”N1”、ポート番号
が「#10000」、所属ドメイン名が”D1”、ドメ
イン内の名前が”P1”のプロセス (9)ネットワークノード情報が”N2”、ポート番号
が「#10001」、所属ドメイン名が”D2”、ドメ
イン内の名前が”P2”のプロセス (10)”N1”は、「マシン名」が「a1.dvl.
co.jp」の「通信メディア」であるイーサネット、
「マシン名」が「a2.dvl.co.jp」の「通信
メディア」であるATM (11)”N2”は、「マシン名」が「b1.dvl.
co.jp」の「通信メディア」であるイーサネット、
「マシン名」が「b2.dvl.co.jp」の「通信
メディア」であるATMリモート関数参照テーブル(S4) プロセス”P1”のデーモンの参照生成部は、以下に示
す(12),(13)の空間構成情報に基づいて、プロ
セス”P1”について、図21に示すリモート関数参照
テーブル51およびドメイン参照テーブル53と、図2
2に示すリモート関数ネームハッシュテーブル55を作
成する。 (12)プリントネームが”func4”、プロセス名
が”P2”、所属ドメインが”D1”,”D2”、ドメ
イン内ネームが”F4” (13)プリントネームが”func1”、プロセス名
が”P2”、所属ドメインが”D2”、ドメイン内ネー
ムが”F5”
【0057】また、プロセス”P2”のデーモンの参照
生成部は、以下に示す(14)〜(16)の空間構成情
報に基づいて、プロセス”P2”について、図23に示
すリモート関数参照テーブル51およびドメイン参照テ
ーブル53と、図24に示すリモート関数ネームハッシ
ュテーブル55を作成する。 (14)プリントネームが”func1”、プロセス名
が”P1”、所属ドメインが”D1”,”D2”、ドメ
イン内ネームが”F1” (15)プリントネームが”func2”、プロセス名
が”P1”、所属ドメインが”D1”,”D2”、ドメ
イン内ネームが”F2” (16)プリントネームが”func3”、プロセス名
が”P1”、所属ドメインが”D1”、ドメイン内ネー
ムが”F3”
【0058】ところで、リモート関数ID取得は、「関
数名(ドメイン名とドメイン内名前の組)」を与える
と、リモート関数IDを得るというプロトコルを用いて
行われる。例えば、プロセス”P1”のデーモンが、プ
ロセス”P2”のデーモンに、ドメイン名”D1”でド
メイン内ネームが”F4”の関数を問い合わせる。プロ
セス”P2”のデーモンは、ドメインネームハッシュテ
ーブル54および関数ネームハッシュテーブル55を用
いて、所望の関数の参照情報を得る。そして、プロセ
ス”P2”のデーモンは、当該関数のリモート関数ID
である「#000100」をプロセス”P1”のデーモ
ンに返す。
【0059】次に、図11を例として、並列分散実行支
援システムにおける参照情報を用いた関数の呼び出し動
作について説明する。ここでは、図11に示すプロセ
ス”P1”からドメイン名”D2”の関数”F4”を呼
び出す場合を例示して説明する。先ず、プロセス”P
1”のデーモンは、ドメイン内関数名”F4”をドメイ
ン内ネーム110として、図22に示すリモート関数ネ
ームハッシュテーブル55を引き、関数参照RF1に基
づいて図21に示すリモート関数参照テーブル51のド
メイン参照リスト74を得る。そして、このドメイン参
照リスト74を逐一調べ、ドメイン名が”D2”である
ものを検索する。このとき、リモート関数参照テーブル
51のプロセス参照72から、ドメイン内関数名”F
4”は、プロセス”P2”に存在することが分かる。
【0060】次に、プロセス”P1”のデーモンは、図
19に示すプロセス参照テーブル52に基づいて、外部
プロセスにアクセスするための通信手段を指定する。こ
の場合は、イーサーネットを指定することにより、プロ
セス関数”F4”が存在するプロセス”P2”のDNS
ホスト名が特定される。そして、プロセス”P1”のデ
ーモンは、この特定されたDNSホスト名とネットワー
クポートID82とを用いてプロセス”P2”のデーモ
ンにアクセスし、前述した関数参照RF1に基づいて図
21に示すリモート関数参照テーブル51から得れるリ
モート機能ID73である「#000100」でID指
定呼び出しを行う。
【0061】この呼び出しを受けたプロセス”P2”の
デーモンは、指定されたリモート機能IDである「#0
00100」をキーとして、図18に示すプロセス”P
2”上のリモート関数IDハッシュテーブル56を引
き、関数参照LF1を得る。次に、このデーモンは、関
数参照LF1を用いて、図19に示すローカル関数参照
テーブル50から、関数”F4”に関するローカル機能
ID62などの所望の参照情報を得る。このとき、関
数”F4”に関するローカル機能IDは、「#0000
01」である。デーモンは、このローカル機能IDに基
づいて、関数”F4”を呼び出して実行し、その実行結
果をプロセス”P1”のデーモンに返す。
【0062】以上説明したように、並列分散実行支援シ
ステム31によれば、計算空間の概念を導入したこと
で、ユーザは用途に応じた必要な関数のみを管理する管
理空間を自由に形成することができる。その結果、関数
の名前や識別子などのユーザの管理負担が軽減される。
また、管理されるオブジェクトの数が減るので、オブジ
ェクトの特定時間を短縮できる。さらに、参照空間外の
オブジェクトに誤ってアクセスすることを効果的に防止
できる。
【0063】また、並列分散実行支援システム31によ
れば、計算空間に加えてドメインの導入することで、ド
メイン相互間でも関数などの名前の衝突が許され、各ド
メインにおいて使用可能な関数の名前の自由度が高めら
れる。また、並列分散実行支援システム31によれば、
新たな関数が追加されたり、関数が削除された場合な
ど、当該関数に関連するローカル関数参照テーブル5
0、リモート関数参照テーブル51、プロセス参照テー
ブル52、ドメイン参照テーブル53、ドメインネーム
ハッシュテーブル54、関数/プロセスネームハッシュ
テーブル55およびリモート関数IDハッシュテーブル
56の箇所を修正することで柔軟にしかも容易に対応で
きる。
【0064】また、上述した並列分散実行支援システム
31では、図11に示すネットワークノードN1,N2
の実行環境(OS)の種類は、空間管理とは無関係であ
ることから、実行環境非依存のシステムを提供できる。
また、上述した並列分散実行支援システム31では、ド
メインの概念を用いることで、ネットワークにおけるネ
ットワークノードの接続態様とは無関係に、各プロセス
に備えられた関数の参照を管理することができる。
【0065】本発明は、上述した実施形態には限定され
ない。例えば、ドメインを構成する計算オブジェクトの
態様は上述したものには限定されない。また、上述した
実施形態では、計算オブジェクトとして関数を例示した
が、その他、所定のプログラムを実行する計算モジュー
ル、インスタンス、クラス、メソッド、大域関数および
ファイルなどの参照情報を管理する場合にも本発明は同
様に適用できる。また、参照保持部および参照生成部
は、各プロセス毎に設けてもよいし、各計算オブジェク
ト毎に設けてもよい。また、上述した実施形態では、図
8,図9,図13,図14,図16,図18,図22,
図24に示すように、オブジェクトの名前を示すドメイ
ン内ネームを参照情報として用いたが、計算オブジェク
トの所在を示す識別子を参照情報として用いてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の並列分散
処理システムおよびその方法によれば、計算空間の概念
を導入したことで、ユーザは用途に応じた必要な計算オ
ブジェクトのみを管理する管理空間を自由に形成するこ
とができる。その結果、計算オブジェクトの名前や識別
子などのユーザの管理負担が軽減される。また、管理さ
れる計算オブジェクトの数が減るので、計算オブジェク
トの特定時間を短縮できる。さらに、参照空間外の計算
オブジェクトに誤ってアクセスすることを効果的に防止
できる。また、本発明の並列分散処理システムおよびそ
の方法によれば、計算オブジェクトの動的な空間管理を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態に係わる並列分散実行支援
システムの概念図である。
【図2】図2は、本実施形態に係わる並列分散実行支援
システムの構成図である。 図
【図3】図2に示す並列分散実行支援システムの参照情
報を説明するための図である。
【図4】図4は、ローカル関数参照テーブルを説明する
ための図である。
【図5】図5は、リモート関数参照テーブルを説明する
ための図である。
【図6】図6は、プロセス参照テーブルを説明するため
の図である。
【図7】図7は、ドメイン参照テーブルを説明するため
の図である。
【図8】図8は、ドメインネームハッシュテーブルを説
明するための図である。
【図9】図9は、関数/プロセスネームハッシュテーブ
ルを説明するための図である。
【図10】図10は、リモート関数IDハッシュテーブ
ルを説明するための図である。
【図11】図11は、参照情報を生成する対象となる空
間構成を説明するための図である。
【図12】デーモンの参照生成部における処理を説明す
るための図である。
【図13】プロセスP1上におけるドメイン参照テーブ
ルの初期化処理を説明するための図である。
【図14】プロセスP1上におけるドメイン参照テーブ
ルの初期化処理を説明するための図である。
【図15】プロセスP1上におけるローカル関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図16】プロセスP1上におけるローカル関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図17】プロセスP2上におけるローカル関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図18】プロセスP2上におけるローカル関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図19】プロセスP1上におけるプロセス参照テーブ
ルの初期化処理を説明するための図である。
【図20】プロセスP1上におけるプロセス参照テーブ
ルの初期化処理を説明するための図である。
【図21】プロセスP1上におけるリモート関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図22】プロセスP1上におけるリモート関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図23】プロセスP2上におけるリモート関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【図24】プロセスP2上におけるリモート関数参照テ
ーブルの初期化処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1,31…並列分散実行支援システム 32…ネットワーク 33,34…ネットワークノード 36.37…部分空間(プロセス) 38,41…デーモン 39…参照保持部 40…参照生成部 50…ローカル関数参照テーブル 51…リモート関数参照テーブル 52…プロセス参照テーブル 53…ドメイン参照テーブル 54…ドメインネームハッシュテーブル 55…関数/プロセスネームハッシュテーブル 56…リモート関数IDハッシュテーブル

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単数または複数の計算オブジェクトを備え
    たプロセスを実行する複数の演算処理ノードが、ネット
    ワークを介して相互に接続された並列分散処理システム
    において、 前記複数の演算処理ノードに備えられた単数または複数
    の任意の前記計算オブジェクトの集合で構成され、当該
    集合内においてのみ前記計算オブジェクトの名前あるい
    は識別子の一意性が要求される計算空間を規定し、 前記演算処理ノードは、前記計算空間内における前記計
    算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーとして前記
    計算オブジェクトの所在を特定可能な参照情報を記憶す
    る参照情報記憶手段を有し、当該参照情報に基づいて、
    計算オブジェクトの呼び出し処理を行う並列分散処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記演算処理ノードは、前記複数の演算処
    理ノードのプロセスが備えた前記計算オブジェクトの位
    置情報に基づいて、前記参照情報を生成する参照情報生
    成手段をさらに有する請求項1に記載の並列分散処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記参照情報は、前記ネットワークにおけ
    る演算処理ノードの接続形態とは無関係に表現される請
    求項1または2に記載の並列分散処理システム。
  4. 【請求項4】前記参照情報は、前記複数の演算処理ノー
    ドの実行環境とは無関係に表現される請求項1〜3のい
    ずれかに記載の並列分散処理システム。
  5. 【請求項5】前記計算オブジェクトは、プログラムを実
    行する計算モジュールである請求項1〜4のいずれかに
    記載の並列分散処理システム。
  6. 【請求項6】前記計算オブジェクトは、関数、クラス、
    インスタンス、メソッド、変数およびファイルのいずれ
    かである請求項1〜4のいずれかに記載の並列分散処理
    システム。
  7. 【請求項7】前記プロセスに対応して前記参照情報記憶
    手段が備えてある請求項1〜6のいずれかに記載の並列
    分散処理システム。
  8. 【請求項8】前記計算オブジェクトに対応して前記参照
    情報記憶手段が備えてある請求項1〜6のいずれかに記
    載の並列分散処理システム。
  9. 【請求項9】前記プロセスに対応して前記参照情報生成
    手段が備えてある請求項1〜8のいずれかに記載の並列
    分散処理システム。
  10. 【請求項10】前記計算オブジェクトに対応して前記参
    照情報生成手段が備えてある請求項1〜8のいずれかに
    記載の並列分散処理システム。
  11. 【請求項11】参照情報生成手段は、他のプロセスに対
    して問い合わせをして得た情報に基づいて前記参照情報
    を生成する請求項2〜10のいずれかに記載の並列分散
    処理システム。
  12. 【請求項12】前記参照情報生成手段は、他のプロセス
    からの要求に応じて前記参照情報を生成する請求項2〜
    11のいずれかに記載の並列分散処理システム。
  13. 【請求項13】前記計算空間は、当該計算空間内の複数
    の任意の前記計算オブジェクトの集合で構成され、当該
    集合内においてのみ前記計算オブジェクトの名前あるい
    は識別子の一意性が要求される複数のドメインを備える
    請求項1〜12に記載の並列分散処理システム。
  14. 【請求項14】前記参照情報は、前記ドメインに関する
    参照情報を含む請求項13に記載の並列分散処理システ
    ム。
  15. 【請求項15】前記参照情報は、前記ドメイン内におけ
    る前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーと
    して、当該計算オブジェクトについて、プロセス内での
    ローカルな識別子、ネットワークでのグローバルな識別
    子および所属するドメイン名を提供するローカル参照テ
    ーブルを含む請求項14に記載の並列分散処理システ
    ム。
  16. 【請求項16】前記参照情報は、前記ドメイン内におけ
    る前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーと
    して、当該計算オブジェクトについて、当該計算オブジ
    ェクトが存在するプロセスに関する情報、ネットワーク
    でのグローバルな識別子および所属するドメイン名を提
    供するリーモト参照テーブルを含む請求項14または請
    求項15に記載の並列分散処理システム。
  17. 【請求項17】前記参照情報は、プロセス名をキーとし
    て、当該プロセスについて、当該プロセスが存在する演
    算処理ノードに関する情報、当該演算処理ノードに備え
    られた通信手段に関する情報、当該通信手段のネットワ
    ークアドレスおよび所属するドメイン名を提供するプロ
    セス参照テーブルを含む請求項14〜16のいずれかに
    記載の並列分散処理システム。
  18. 【請求項18】前記参照情報は、ドメイン名をキーとし
    て、各ドメインを構成する計算オブジェクトおよびプロ
    セスに関する情報を提供するドメイン参照テーブルを含
    む請求項14〜17のいずれかに記載の並列分散処理シ
    ステム。
  19. 【請求項19】単数または複数の計算オブジェクトを備
    えたプロセスを実行する複数の演算処理ノードが、ネッ
    トワークを介して相互に通信しながら処理を行う並列分
    散処理方法において、 前記複数の演算処理ノードに備えられた単数または複数
    の任意の前記計算オブジェクトの集合で構成され、当該
    集合内においてのみ前記計算オブジェクトの名前あるい
    は識別子の一意性が要求される計算空間を規定し、 前記演算処理ノードが、前記計算空間内における前記計
    算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーとして前記
    計算オブジェクトの所在を特定可能な参照情報を記憶
    し、当該参照情報に基づいて、計算オブジェクトの呼び
    出し処理を行う並列分散処理方法。
  20. 【請求項20】前記演算処理ノードが、前記複数の演算
    処理ノードのプロセスが備えた前記計算オブジェクトの
    位置情報に基づいて、前記参照情報を生成する請求項1
    9に記載の並列分散処理方法。
  21. 【請求項21】前記参照情報は、前記ネットワークにお
    ける演算処理ノードの接続形態とは無関係に表現される
    請求項19または請求項20に記載の並列分散処理方
    法。
  22. 【請求項22】前記参照情報は、前記複数の演算処理ノ
    ードの実行環境とは無関係に表現される請求項19〜2
    1のいずれかに記載の並列分散処理方法。
  23. 【請求項23】前記計算オブジェクトは、プログラムを
    実行する計算モジュールである請求項19〜22のいず
    れかに記載の並列分散処理方法。
  24. 【請求項24】前記計算オブジェクトは、関数、クラ
    ス、インスタンス、メソッド、変数およびファイルのい
    ずれかである請求項19〜22のいずれかに記載の並列
    分散処理方法。
  25. 【請求項25】前記プロセスに対応して前記参照情報が
    記憶してある請求項19〜24のいずれかに記載の並列
    分散処理方法。
  26. 【請求項26】前記計算オブジェクトに対応して前記参
    照情報が記憶してある請求項19〜24のいずれかに記
    載の並列分散処理方法。
  27. 【請求項27】前記プロセスに対応して前記参照情報を
    生成する請求項19〜26のいずれかに記載の並列分散
    処理方法。
  28. 【請求項28】前記計算オブジェクトに対応して前記参
    照情報を生成する請求項19〜26のいずれかに記載の
    並列分散処理方法。
  29. 【請求項29】他のプロセスに対して問い合わせをして
    得た情報に基づいて前記参照情報を生成する請求項20
    〜28のいずれかに記載の並列分散処理方法。
  30. 【請求項30】他のプロセスからの要求に応じて前記参
    照情報を生成する請求項20〜29のいずれかに記載の
    並列分散処理方法。
  31. 【請求項31】前記計算空間は、当該計算空間内の複数
    の任意の前記計算オブジェクトの集合で構成され、当該
    集合内においてのみ前記計算オブジェクトの名前あるい
    は識別子の一意性が要求される複数のドメインを備える
    請求項19〜30に記載の並列分散処理方法。
  32. 【請求項32】前記参照情報は、前記ドメインに関する
    参照情報を含む請求項20〜31のいずれかに記載の並
    列分散処理方法。
  33. 【請求項33】前記参照情報は、前記ドメイン内におけ
    る前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーと
    して、当該計算オブジェクトについて、プロセス内での
    ローカルな識別子、ネットワークでのグローバルな識別
    子および所属するドメイン名を提供するローカル参照テ
    ーブルを含む請求項32に記載の並列分散処理方法。
  34. 【請求項34】前記参照情報は、前記ドメイン内におけ
    る前記計算オブジェクトの名前あるいは識別子をキーと
    して、当該計算オブジェクトについて、当該計算オブジ
    ェクトが存在するプロセスに関する情報、ネットワーク
    でのグローバルな識別子および所属するドメイン名を提
    供するリーモト参照テーブルを含む請求項32または請
    求項33に記載の並列分散処理方法。
  35. 【請求項35】前記参照情報は、プロセス名をキーとし
    て、当該プロセスについて、当該プロセスが存在する演
    算処理ノードに関する情報、当該演算処理ノードに備え
    られた通信手段に関する情報、当該通信手段のネットワ
    ークアドレスおよび所属するドメイン名を提供するプロ
    セス参照テーブルを含む請求項32〜34のいずれかに
    記載の並列分散処理方法。
  36. 【請求項36】前記参照情報は、ドメイン名をキーとし
    て、各ドメインを構成する計算オブジェクトおよびプロ
    セスに関する情報を提供するドメイン参照テーブルを含
    む請求項32〜35のいずれかに記載の並列分散処理方
    法。
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