JPH10122048A - ロケットエンジンのノズル - Google Patents
ロケットエンジンのノズルInfo
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- JPH10122048A JPH10122048A JP9277099A JP27709997A JPH10122048A JP H10122048 A JPH10122048 A JP H10122048A JP 9277099 A JP9277099 A JP 9277099A JP 27709997 A JP27709997 A JP 27709997A JP H10122048 A JPH10122048 A JP H10122048A
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Abstract
けないで圧力の低い高度に適合できるようにする。 【解決手段】 ノズルは外側分岐部分10と内側分岐部
分とを有し、内側分岐部分が、補強構造52,55と熱
ガスを受ける第1のインサートの内壁を形成する耐火性
材料53とに結合された多孔質充填材料51で構成され
た第1のインサート11を具備し、第1のインサート1
1の平均比重が0.2から0.4の範囲となるようにす
る。圧力制限手段が第1のインサート11と外側分岐部
分10との間に介挿されまた第1のインサート11が選
択的の切り離し手段301と結合された堅い固定手段3
0によって外側分岐部分10に固定されている。
Description
ノズル、特に発射装置の第1の段階のためのロケットエ
ンジンのノズルに関し、該ノズルは燃焼室で生じた熱ガ
スを受取る収れん部分と、小さな断面のノズルのどと、
ノズルのどに連結されその下流端が高い断面比を区画形
成するガス出口部分で終っている分岐部分とを具備し、
該分岐部分が、ノズルのどに連結された外側分岐部分
と、外側分岐部分より小さい出口断面を有し外側分岐部
分に係合されかつ連結手段により外側分岐部分に連結さ
れた少なくとも1つの内側分岐部分とからなり、前記連
結手段が、該連結手段を選択的に破壊する手段と結合さ
れ、前記内側分岐部分が分離され燃焼室の作用中の所定
の瞬間に放出されるようにし、ロケットエンジンの所定
の高度に対応できるようにしている。
ノズルの分岐部分の形状を変え分岐部分を飛行中に変化
する周囲の条件に適合させるようにするための様々な解
決策が提案されている。
確な調整は決定された周囲圧力に対応する1つの高度に
おいてのみ得ることができる。ノズルは一般にこの段階
の全体性能の相関的要素として最も効果的に活用され、
この相関的要素は通常過剰膨張のノズルを生じまた「整
合された」と言われる比較的高い高度で最大値に達する
推力をもたらす。この整合された高度において、ノズル
の出口部分における静的ガス圧力Peは実質的に比較的
低い周囲圧力Paに等しい。整合された高度は例えば地
上から約10kmの上空に位置している。地上からこの整
合された高度までの飛行を通して、ノズルの出口部分の
静的ガス圧力Peは周囲圧力より相当低い。ノズルが過
剰膨張されるこの段階、特に周囲圧力Paが地上の大気
圧力に一致する出発時において、噴流が分岐部分の壁か
ら分離する現象が生じ、そのため噴流に不安定と、設計
レベルで性能を向上させるのに限定を課しこの限定が断
面比により特定化される外乱(振動、空気弾性結合、横
方向の力)とを生じる。
ンス特許公開第2568316号と同第2457390
号に変更可能な幾何学形状のノズルを形成する提案がす
でになされており、このノズルは比較的短い長さの第1
の分岐部分と小さな出口部分とを具備し、小さな出口部
分は下流側の第1の分岐部分に連結された1つ又は複数
の長さの分岐部分と共に地上からの飛行の最初の段階で
用いられロケットエンジンが周囲圧力の低い一定の高度
に達した時小さな出口部分を拡大させ大きな出口部分を
つくり出すようにしている。展開可能な部分を有する上
記型式のノズルはロケットエンジンが様々な飛行段階の
間より良好な整合ができるようにするが、しかしこのノ
ズルはまた複雑さが増し、コストが上昇し、機上質量を
増大させるものとなり、常に安全を保証し満足な作動を
するものではなく、展開機構の破壊を伴いまた分岐部分
の様々な長さが噴流による負荷があるにもかかわらずこ
の様々な長さに再び取付けるよう正しく整合されるのを
保証するのが困難となる。
エンジンで展開可能な分岐部分を用いることはまたエン
ジンの構造に関する制約をもたらす。
号又はフランス特許公開第2,618,488号から固
定された断面比の分岐部分の使用が公知であり、比較的
大きな出口部分がスタート時と低い高度の飛行の初期段
階の間に用いる手段と結合されて低い外部圧力の環境の
高度で効果的に作動し、出口部分から所定距離の分岐部
分の壁からのガス噴流の分離を安定させるようにする。
それにもかかわらず、今までは噴流の分離を安定化する
提案は本質的に分岐部分の壁を通ってリングの形式で流
体を噴射することに頼っていた。流体を用いこの流体を
分岐部分の中に噴出するのを制御するのが必要であると
いうことは装置の複雑性を増大しその安定性を減少させ
ることになる。
94号に、小さな出口部分からなり大きな出口部分の分
岐部分の内部に取付けられている分岐部分を用いる提案
がなされている。ロケットエンジンが大きな出口部分の
分岐部分が噴流の分離の危険なしに作動できるような高
度に達すると、小さな断面の内側分岐部分が分離され解
放される。
の壁に連結された薄い壁のインサートの手段によって適
合させる装置は製造と実施とが困難となる。特に、薄い
壁のインサートが噴出されている間、このインサートは
傾斜し横に動くようになり、そのためインサートが外側
分岐部分と衝突し発射装置の運動を妨げる危険が生じ
る。このような構造では、分岐部分とインサートとの間
の流れの圧力は大きな力を分岐部分の構造に伝達し、そ
のため分岐部分が補強されることが必要となり重くなっ
てしまう。発射装置全体の性能はしたがって低下する。
なくし、ロケットエンジンノズルが、分岐部分のための
拡張部を配置する機構を設けまた流体を噴射する装置を
設けることなく、地上から周囲の圧力が低い高度までの
変化する飛行条件に良く整合することができ、しかも発
射装置の軌道と安定性がノズルの幾何学形状の様々な変
化によって損われないようにするのを保証することを目
的とする。
ロケットエンジンノズルに良好な整合をもたらしまた製
造と作用を簡単にすることができるようにすることを目
的とする。
えられる横方向の力を減少させることを目的とするもの
である。
装置の第1の段階のためのロケットエンジンのノズルに
よって達成されるが、このロケットエンジンノズルは、
燃焼室で生じた熱ガスを受取る収れん部分と、小さな断
面のノズルのどと、ノズルのどに連結されその下流端部
が高い断面比を区画形成するガス出口部分で終っている
分岐部分とを具備し、該分岐部分が、ノズルのどに連結
された外側分岐部分と、該外側分岐部分の断面より小さ
い出口断面を有し外側分岐部分に係合されかつ連結手段
によって外側分岐部分に連結された少なくとも1つの内
側分岐部分とを具備し、前記連結手段が、該連結手段を
選択的に破壊する手段に結合され、内側分岐部分を分離
し燃焼室の作動中の所定の瞬間に放出させ、ロケットエ
ンジンの所定の高度に対応するようにしているロケット
エンジンノズルにおいて、内側分岐部分が、外側分岐部
分の内部に、同心にかつスタート時又は内側分岐部分を
噴射する一時的な段階の間外側分岐部分を強化するよう
配設された少なくとも第1のインサートを含み、前記第
1のインサートが強化構造と燃焼室に生じた熱ガスを受
ける前記第1のインサートの内壁を区画形成する耐火性
材料とに結合された多孔質充填材料を具備し、それによ
り前記第1のインサートの平均比重が約0.2から約
0.4となるようにし、また前記第1のインサートが選
択的な切断手段と結合された堅い固定手段によって外側
分岐部分に固定されていることを特徴としている。
低い層で始動しまた真空の空間で作動することが要求さ
れる発射装置の各段階の性能を向上させることができる
ようにする。
にとって効果的に活用される薄い殻で作られ考慮された
段階のための質量−推進交換値によって決定される最大
断面比εの外側分岐部分を有することができる。
間、インサートで形成された内側分岐部分の装置は、断
面比が発射時の横方向の力を減少させる値に整合し噴流
の分離による妨害作用をなくする働きをする。
す低密度の少なくとも1つの内側インサートを具備する
内側分岐部分が設けられているため、外側分岐部分は薄
い構造の形式を保持することができ、それにより真空中
で作動する質量を小さくするのに役立つようにする。
されることが可能な圧力−制限作用は上流側の圧力がそ
れ自体内側インサートと分岐部分の外壁との間に形成さ
れるのを阻止し、それにより外側分岐部分の殻に伝達さ
れる力を制限しまたこの構造の全質量を最小にする。
存のエンジンに適用されその性能を向上させることがで
きる。
内壁を有することができる。
明の特定の実施態様においては、内側分岐部分は一組の
複数の同心の噴出可能なインサートを具備し、各インサ
ートが強化構造と燃焼室で生じた熱ガスを受ける各イン
サートの内壁を区画形成する耐火性材料とに結合された
多孔質の充填材料を具備し、それにより各インサートの
平均比重が約0.2から約0.4の範囲となるように
し、種々のインサートが選択的な切り離し手段と結合さ
れた堅い固定手段によって相互に連結され、圧力−制限
手段が各インサートと外側分岐部分との間に介挿され外
側分岐部分に伝達される力を制限し、また2つの隣接す
る同心のインサートの対面する壁が少なくとも3つの長
手方向の摺動通路が配設される環状間隙によって相互に
離間された本質的に円筒形の部分を含み、外側インサー
トが動かなくなる危険がなく隣接インサートに対し摺動
できるようにする。
に円筒形の内壁を有している。
ンサートは、飛行中順次、ノズルを高度に漸進的に整合
させるよう段階的に、又はほとんど瞬間的に例えば50
0ミリ秒毎に分岐部分が分離の危険なしに作動できるよ
う早く、噴出される。
トと性能を比較することによりまた各インサートが制御
された方法で噴出されるのを保証する必要があることに
より、有効であることが知られる断面比の関数として決
定される。小さな大きさの円筒状の案内が必要とされ、
また噴出される最後のインサートの限定された高さが、
インサートの傾斜するのを阻止するのを必要とすること
によって決定される。
場合におけるように、多数のインサートが同心に組合わ
され始動又は噴射の一時的な段階の間外側分岐部分を強
化し、それにより外側部分の質量が真空中の作動のため
減少されるようにする。
れる内側の流れの形状は、地上の点火と連続した噴射段
階との間に安定した予測可能な空気力学的作用を可能に
し、また製造を簡単にする。この結果、展開と制限のた
めの高価な高度シミュレーション装置を使用する必要を
なくする。
の施設で又は地上高さの条件のもとで適用されるが、そ
の理由はこれら機構がエンジン全体から分離され別々に
構成することができるからであることが分かる。
置は、さもなければ上流側の圧力の作用で噴出中に起き
るインサートの衝突又は傾斜のような妨害をなくする。
さらに、インサートが相互に堅く連結されているため、
インサートは高い馬力のロケットエンジンに得られる非
常に激しい振動条件に耐えることができる。
出可能なインサートが分離できその運動が開始できるよ
うにし、インサートは自動的に上流側の圧力によって噴
出される。
に最も内側のインサートと同心で前記最も内側のインサ
ートの内部に配設され選択的な切り離し手段と結合され
た堅い固定手段により内側分岐部分に連結されている補
助インサートを具備し、この補助インサートは、強化構
造と燃焼室に生じた熱ガスを受ける補助インサートの流
線形の内壁を区画形成する耐火性材料とに結合された多
孔質充填材料からなっており、それにより補助インサー
トの平均比重が約0.2から約0.4の範囲にあるよう
にし、圧力制限手段が補助インサートと外側分岐部分と
の間に置かれ、最も内側のインサートと補助インサート
との対面する壁が、補助インサートが最も内側のインサ
ートに対し妨害される危険なしに摺動できるようにする
少なくとも3つの長手方向の摺動通路が配設される環状
間隙によって相互に離間された本質的に円筒形の部分を
含んでおり、補助インサートが最も内側のインサートの
内壁の上方部分の上にだけ延びている。
ノズルのどの連続性を向上させることにより性能をでき
るだけ大きく向上させることができるようにする。
と、このインサートは噴射されたガスの流動品質を向上
させるよう変化する内側断面を区画形成する。インサー
トの円錐曲線回転体形状と案内用摺動通路の存在とのた
め、製造は簡単化され、機械的強度が増大し、インサー
トが噴出されることによる妨害が生じない。インサート
の間に間隙を有する妨害防止装置を構成する少数の案内
用摺動通路の存在と関連する円筒状の入れ子式のインサ
ートは全てこれが噴出される間インサートの傾斜や偏倚
をなくし、それにより外側分岐部分が損傷されないのを
保証する。
よう種々の方法で設けることができる。
時外側分岐部分と内側分岐部分との間の半径方向の変形
に適合することのできるカーボンのフェルトマットを具
備している。
部分に対面する面に溝が設けられた可撓性のエラストマ
ーマットからなっている。
とも1つのシリコーン型エラストマーOリングからなっ
ている。
失をつくり出し間隙をふさぐよう一部だけが漏れ防止と
なっているピストンリングの形式のガスケットからなっ
ている。
カム構造又は中空の小球で充たされた樹脂の形式の複合
材料からなっている。
された時間の関数として、フェノールシリカと、炭素−
炭素化合物と、炭素−硅素炭化化合物とから選択された
材料からなっている。
し手段を起動する中心に置かれた電気制御手段と、前記
選択的な切り離し手段と結合されインサートが最も内側
のインサートから又は適当な場合は補助インサートから
始まり順次噴出されるようにするタイミング発火フュー
ズとを含んでいる。
底部分は外側分岐部分の底部周縁部分に形成された対応
フランジに連結するための周縁フランジを区画形成する
堅いプレートを有し、また発火手段が前記フランジの間
の連結手段を選択的に破壊するために設けられる。
サートに近接して相互に連結する発火薬を有する爆発性
のねじを具備している。
選択的に破壊する手段と結合された少なくともある数の
連結手段が外側分岐部分の近くのインサートに形成され
た空洞に配設された発火薬を含み、連結手段の発火時に
インサートを外側分岐部分から離すよう上昇させる作用
をする適度の温度のガスを発生させるようにする。
ンサートが火薬の発火で又は発火式分離装置により解放
されたスプリングにより、展開される引込み可能な手段
を含み、それによりこの引込み可能手段が選択的に燃焼
室からの前記熱ガスの噴流の中を横断して突入すること
ができまたインサートを噴出しその排出を容易にするこ
とができるようにする。
が与えられ添付図面を参照して記載された特定の実施態
様に関する以下の記載から明らかとなる。
で、このロケットエンジンノズルは燃焼室4の中で生じ
た熱ガスを受け取る上流側の収れん部分3と、流れ断面
Soを有するノズルのど2と、分岐部分10とを具備
し、分岐部分10で熱ガスがのど2の下流側で膨張しま
た分岐部分10から熱ガスが、分岐部分10の内側にイ
ンサートがなく出口断面Seを有する分岐部分の開口し
た下流側端部を経て噴射される。
Soに対する分岐部分の出口断面Seの断面比εは膨張
比を規定する。ノズル1の膨張比はノズルの出口断面の
ガスの静圧力Peに対する燃焼室の圧力Poの比によっ
て規定され、またこの膨張比は断面比εに直接依存す
る。
またそのため大きな推力を得るためにできるだけ大きい
断面比εを有することが望ましい。
ズルが整合した場合にのみ、すなわちノズルの出口断面
のガスの静圧力Peが周囲の媒体の圧力Paに等しい場
合にのみ最大となる。
低い高い高度で作動したならば、ノズルはノズルの出口
断面のガスの静圧Peが1バールに等しい周囲の圧力P
aより非常に小さい地上では過剰膨張され、従来の分岐
部分ではこのため熱ガスの噴流が分岐部分10の壁から
分離する現象を生じる。この噴流分離現象は分岐部分に
非対称で不安定な機械的負荷を生じそして構造を強化す
る必要が生じ、そのため構造物の質量をひどく増大させ
るものとなる。
噴流の分離を安定化するために複雑な手段を設ける方法
か、又はさらに一般的には分岐部分の長さとその出口断
面とを限定し低い高度での噴流の分離の現象をなくすよ
うにする方法が行われてきた理由である。これは高い高
度での推力の損失を生じ、又は高い高度では全体構造を
非常に複雑にしまた全体構造を破壊しやすくするノズル
拡張装置を付加する必要を生じる。
大きな断面比ε(のどの断面Soに対する出口断面S
e)を有することのできる公知の外側分岐部分10を有
する発射装置の第1段階のためのロケットエンジンノズ
ル1を設けることによる異なった発想に由来するもので
ある。地上の高度と低い高度で著しい噴流分離なしで正
しく作動できるようにするため、一組の噴出可能なイン
サート11,12が外側分岐部分10の内部に配設され
飛行の開始時に出口断面Siを区画形成し、のど部2の
流れ断面Soに対する出口断面Siの比に等しい断面比
εが得られ、それによりこの最初の断面比εが地上にお
ける分離と横方向の力とがないのを保証するのに十分に
小さくなるようにする。このようにして、飛行の始め
は、最初の断面比εが低い高度での熱ガス噴流の分離を
なくしまた同時にスタート時の横方向の力を減少させる
ような値を有することができる。例えば、最初の断面比
εは分岐部分が地上の高さで作動する時室圧力100×
105 Paに対し約40から50の値を有することがで
き、また真空中の分岐部分の作動を考慮した段階に対し
て質量−推力交換値によって決定されるような最大断面
比εは、95から100のオーダーとすることができ
る。
の高度に達すると順次連続して噴出され、それにより高
い高度、例えば約10kmの高度で、ノズル1は外側分岐
部分10だけを保持し良好な整合を保証する高い断面比
εを有することができまたそのため、周囲の圧力が低い
時推力を増大させることができるようにする。
る起動により千鳥状に噴出される。噴出が時期を合わせ
て千鳥状になされるのを保証する発火式タイミングフュ
ーズを設けることで、単一の電気制御装置で十分である
ことがわかる。この装置が最高度に活用される方法に依
存して、インサート13,12,11の千鳥状の噴出は
時間を合わせて集中され例えば500ミリ秒毎に集中し
て行われ、又はこれらインサートはさらに間隔を広げて
配置される。インサートの数、噴出のためのその切り離
しの位置、インサートの形状、及び噴出が千鳥状に行わ
れる方法は全て、ロケットの性能と製造の簡易性と質量
の限定との間に求められる折衷案の関数となるようにす
ることができる。
び13はしかし大きな断面の分岐部分の内部に小さな薄
い壁の分岐部分を設ける現在の方法の欠点をなくすよう
な方法で作られる。
サート11,12及び13は相互の円筒形状の係合又は
入れ子式の重なりにより相互に共働し、それにより噴出
中の妨害の危険をなくする間隙と案内用摺動通路を設け
ることにより、噴出中の案内を容易にする。
ート11,12及び13が約0.2から約0.4の好ま
しくは0.2から0.3の範囲の比重を得ることができ
るようにする構造を用いて作られる。したがって、イン
サート11,12及び13はハニカム多孔質構造(例え
ばアルミニウム又は合成材料で作られた)を有する又は
中空小球が充填された樹脂によって構成された冷間合成
材料によって構成された多孔質充填材料51で構成する
ことができる。この多孔質充填材料51は強化構造5
2,55(図18)と結合される。強化構造は、板金又
は合成材料(例えばガラスエポキシ又はカーボンエポキ
シ)の殻体55を、適当な場合には例えば金属又は合成
材料で作られ圧力による変形を制御する作用をする強化
補強材と共に具備することができる。1つの可能な選択
として、インサートは、接着又は溶接により相互に固定
された2つの薄い板金で作ることができる。熱ガスの流
れに直接さらされるこれらインサートの内壁はそれ自体
が耐火性材料53、例えば比較的短い時間、典型的には
100秒より短い時間にわたっての熱ガスとの接触に耐
えるのに十分なフェノールシリカ型の材料、又は実際に
はカーボン−シリコン炭化物型の材料で作ることができ
る。各インサートの先端54もまた好ましくは耐火性材
料で作られる。図18は内側インサート12と付加イン
サート13とのための構造の例を示し、一方図19は外
側インサート11の例を示している。
ズルの軸線の周りに円形状の対称でありまたこれらノズ
ルは相互に同心となっている。図1から4と15から1
7に見られるように、2つの隣接するインサート11と
12又は12と13の対面する壁は本質的に円筒形の部
分を含んでいる。外側インサート11の外壁は外側分岐
部分10の形状にぴったり合うようになっている。内側
インサート12の外壁122は外側インサート11の内
壁に一致する本質的に円筒形の部分を具備している。内
側インサート12はしたがって図3と4に示されるよう
に外側インサート11に対し軸方向に摺動することがで
き、外側インサート11はしたがって外側分岐部分10
のための案内と補強材として作用する。
まって動かなくなる)の危険をなくすため、インサート
11と12、また同様にインサート12と13は環状の
間隙によって離間されている。この間隙は、熱ガスによ
り又は熱ガスの圧力の作用で与えられた熱の作用により
インサート11,12及び13が変形し、インサート1
1の内壁が変形されるのに適合できるようにする。噴出
されている間、内側インサート12は一組の、リブの形
式の、例えば三角形断面(図5)の少なくとも3つの長
手方向の摺動通路61,62,63により案内される。
インサート11と12との間の接触が摺動の3つの線に
沿って同心である限り、対面するインサートの壁の一方
又は他方の変形は当接部分の間に曲げ力が生じるにすぎ
ず、動きを妨害する作用は生じない。摺動通路の運動及
び静止部分は摩擦を最小にするため特定の材料(例えば
PTFE)で作ることができる。
側分岐部分10が補強されなかったことが分かる。イン
サート11と12をシール要素22と21に結合した複
数の要素に分割することにより、軸方向の力又は偶力が
外側分岐部分10の壁に加わることがない。さらに、前
のインサートの噴出中所定位置に残っているインサート
は分岐部分を補強するのに寄与する。
置の最初の段階の間インサート11と12により生じた
中断による効率の小さな損失を制限するため、インサー
ト11と12が本質的に形状が円筒形であったならば、
他のインサート11と12と同様に回転体である追加の
内側インサート13(図1と18)を付加することがで
き、このインサート13はその内壁131が、変化する
断面がノズルのど2と同心の円筒壁を有するインサート
12の内側円筒壁121との間で次第に増加するノズル
のどに近接した分岐部分の上流側の部分にガスの流れ通
路を区画形成するように、流線形となっており、それに
より外側分岐部分10の上流側の部分と付加インサート
13の内壁131と円筒形の内側インサート12の内壁
121とで、ロケットエンジンの作動の初期段階の間熱
ガス噴流の流れに良く適合する表面を区画形成するよう
にしている。付加インサート13はインサート12の内
壁121の上方部分121Bのみの上に延びている。
外側インサート11の外壁は外側分岐部分10の形状と
一致するふくらんだ形状を有し、またインサート12と
付加インサート13、又は任意の他の中間インサートは
全て、同様に外側分岐部分10の形状に合致する各頂角
部分123,133…を有している。
主インサート11,12…の数は整合の所望の度合に依
存して2つより多くなっている。しかし、この数は装置
を簡単にする利点を維持するため5つより少なくすべき
である。全ての場合、間隙が隣接インサートの間とまた
最も内側のインサート12と高さが短く形状を最適とす
るのに用いられる任意の付加インサート13との間に存
在し、摺動通路61から63のような長手方向の摺動通
路が任意の対の隣接インサートの円筒形部分の間の環状
空隙の周りに配設される。
3がインサート11,12及び13と外側分岐部分10
との間に置かれ、外側分岐部分10の底端部100によ
って受けられ前記底端部100を余分に補強することを
要しそのため組立体のコストと質量を増大させるような
装置噴出力が生じないようにする。
である時、すなわちその温度が局部的に約250℃の値
を超えなかったならば、外側分岐部分10の壁と種々の
インサート11,12及び13との間のシール手段2
1,22及び23が例えばシリコーン型のエラストマー
Oリング210(図12)によって構成される。
径のリングが約2mmの歪みを吸収することができる。
なった時、ガスの流れを外側分岐部分10とインサート
11,12及び13との間に導入することが必要とな
る。このような情況のもとでは図13に示されるよう
に、要素21,22及び23は、完全には漏れ防止では
なく変形することによる間隙が形成され耐えるのが必要
とされる力の大きさを最小にする水頭損失を形成する作
用をする、ピストンリングの形式の弾性金属ガスケット
211によって構成される。このガスケット211はイ
ンサート21,22及び23の周囲に形成された溝21
2の中に置かれる。
用は異なった方法で行われる。
ガスがインサート11,12又は13と外側分岐部分1
0との間を通過することができるようにし同時に圧力を
制限するカーボンフェルトの可撓性マット56を示して
いる。可撓性マット56は変形の差を吸収するとともに
200℃を超える温度に耐えることができる。
つ溝215が設けられた例えばエラストマーからなる可
撓性マット214が外側分岐部分10とインサート12
のようなインサートとの間に置かれている。外側分岐部
分10と一組のインサート11,12及び13との間に
置かれることが可撓性マット214はガスが溝215に
沿って通過できるようにし同時に圧力をベンチュリ効果
により制限できるようにする。
却するダンプ型の装置(「ダンプ冷却」として公知であ
る)と共に熱ガスの再噴射を行う時に特に有利である。
6,溝つきマット214,215、シールリング210
もしくは211)を選択するかは、ロケットエンジンの
作動条件(大きさ、温度、膨張)によって決まりまた受
け容れ可能な力のみが外側分岐部分10の殻に加えられ
それにより質量上不利となるような補強構造を必要とし
ないで薄い構造を維持できるのを保証するようにする。
組の複数の噴出可能なインサート11,12及び13に
よって構成された補強内側分岐部分を具備するノズルに
適用することができる。
えば約45から50の範囲にある断面比εを有する高度
で作動するのにすでに良く適用するようになっている分
岐部分を含むノズルに適用する。
トによって構成された内側分岐部分を設ける必要がなく
なり、また図9に示されるような図9と18を参照して
記載したように構成された単一のインサート11で十分
であり、そのため現存する外側分岐部分10の品質を向
上させることができるとともに横方向の力と噴流の分離
とを減少することができ、また外側分岐部分10のすで
に存在する構造を作り変える必要をなくする。
多孔質の充填材料51と、補強要素52と、半径方向に
置かれた金属保持プレート14によって構成することの
できる支持構造55と、熱ガスに耐える耐火材料53の
内壁111と、同様に耐火材料で作られた頂端部分54
と、特に溝215が設けられたマット214に取替える
こともできる例えばカーボンフェルトの可撓性マット5
6によって構成され、インサート11を外側分岐部分1
0に連結する手段30が破壊されたとき圧力によりイン
サート11が自然に外れるのを容易にする圧力制限手段
とを具備している。
発火装置32が象徴的に示されまた外側分岐部分10の
壁を付加インサート13に選択的に連結する作用をす
る。この装置32は外側分岐部分10の隣接部分の底の
部分に配置される。同様に、発火式固定及び切り離し装
置31が外側分岐部分10に近接するインサート12の
部分の最も底側の部分に配設される。最後に、外側イン
サート11がその底の外側周縁部分に形成されたフラン
ジ110を介して外側分岐部分10の底側周縁部分に形
成された相補的なフランジ100に取付けられる。
14の端部110とを外側分岐部分10に対し固定しま
た切り離すための発火装置30の2つの変形例をそれぞ
れ示す。したがって、図1に示される特定の実施態様で
は、フランジ100と110が溝形断面の2つの半径方
向に離間された半割クリップ101によって一緒に保持
され組立てられる。2つの半割クリップは花火式ボルト
103と104により取外すことができ、又は花火式切
り離し及び噴出コードをこの2つのフランジ100と1
10との間に置くことができる。
がボルトのような公知の連結手段102によりインサー
ト11の保持プレート14の縁を構成するフランジ11
0に固定され、フランジ100と110との間に挿入さ
れた周縁発火コード301が同様にロケットエンジンが
十分な高度に達した所定の瞬間にインサート11を分離
するよう作用する。
り離す装置31の実施態様を示す。この実施態様はまた
付加インサート13を固定し切り離す装置32に適用す
ることができる。金属の連結部材310が外側分岐部分
10をインサート12に連結する。連結部材310はイ
ンサート12に、外側分岐部分10に近接するインサー
ト12の部分の底側部分で固定される。外側環状切込み
312が、金属の連結部材310がインサート11の周
縁部分で上に載り発火式切断コードを受けるようにする
肩部を形成する。
(図1に示されるように付加インサート13が存在する
場合はこれが同様な工程でインサート12より早く噴出
される)工程を示す。
を噴出する指令が電気制御装置によって与えられると、
発火式切断コード311が点火され、それにより金属の
連結部材310が破壊されそしてインサート12と外側
分岐部分10との間のOリング22を持上げ分離させる
ことによりインサート12の噴出運動を開始する反力を
発生する。Oリング22が取除かれた後、圧力がインサ
ート12の本質的に円錐台形の頂面123に加えられ、
インサートが上流側の圧力によって自然に噴出される。
インサート12は摺動通路61,62及び63によって
その噴出運動中案内される(図5)
11は発射装置が一定の高度に達すると最も内側のイン
サート(図1のインサート13又は図2のインサート1
2)から始まって順次噴出される。これは単一の電気制
御装置を用いて起動することができ、発火フューズによ
り装置32,31及び30の発火が時間の経過で千鳥状
に行われ、その結果インサート13,12及び11の噴
出が千鳥状に行われる。
々な要求に適合することが必要である。
の半径Reを有し断面比ε=97の外側分岐部分10に
適用される3つのインサート11,12及び13を有す
る実施態様においては、インサート11から13の全体
の高さHは1500mmよりも大きく、また円筒状に相互
に係合されるインサート11と12は全てのインサート
11から13が所定位置にある時飛行開始時に断面比ε
=40を与える860mmの内側半径Riを有することが
できる。このような情況のもとでは、飛行の始めと終わ
りとの間で断面比は40から97に段階的に変わること
ができ、それにより作動が最も効果的に行われるように
することができる。
は多種多様の異なった実施態様に構成することができ
る。
10は図7と8に示される手段の組合せを構成する連結
手段30を示す。したがって、保持プレート14の端部
は外側分岐部分10のフランジ100と共にそれぞれが
ほぼ溝の断面となっている2つの半割クリップ101の
中に挿入されるフランジ110を構成する。図10は爆
発性ボルト103と104によって一体化される半割ク
リップ101の端部105と106を示す。このような
構造は容易に現存する外側分岐部分10に適合される。
インサート11の噴出が必要となった時、爆発性のボル
ト103と104は発火され、それにより半割クリップ
101が半径方向に噴出できるようにする。フランジ1
00と110との間に挿入された周縁発火コード301
が保持プレート14を切り離し、それにより上流側の圧
力により取除かれ自然に放出されたインサート11を解
放する。インサート11と外側分岐部分10との間に溝
つき可撓性マット214,215を設けることによりイ
ンサート11を取外すことが容易となり、そのためコー
ド301を用いる必要がなくなる。
を示し、保持プレート14又は底板のフランジ100と
端部110とが、図7の半割クリップ101とコード3
01又は図8のボルト102とコード301の代わりを
する、発火式ボルト302により一緒に連結されてい
る。
ンサート11と外側分岐部分10との間の変形を吸収す
るには不十分である場合にインサート11の変形に適合
する装置の取付けを示す。変形を受けるこの装置はイン
サート11の周縁の周りに配設されインサート11に形
成されたハウジング17の中に配置されたスプリング1
6を具備している。保持プレート14を押しつけるスプ
リング16は、インサート11がインサート11又は外
側分岐部分10の変形に関係なしに外側分岐部分10の
殻を押しつけ保持し続けるのを保証する。
が、ノズルののど部に連結する頂端部分121Aを区画
形成する流線形の内壁121を含みそのため付加インサ
ート13を設けていない内側インサート12を有し、こ
の内側インサート12が全体にわたって分岐部分10の
基部の方に下降できるようにしている、実施態様を示
す。
の分離及び噴出装置が、両要素が同じ場所に位置してい
る図6に示される実施態様とは異なり、分離されている
種々の実施態様を示す。
の近くでインサート12に形成された空洞325に配設
された発火薬324が見られる。噴射火薬324はイン
サート12を外側分岐部分10から持ち上げ離すには熱
すぎないガスを発生するように選択され、燃焼ガスが外
側分岐部分10とインサート12との間に浸透し、イン
サート12がインサート11から、インサート12をイ
ンサート11に連結する半径方向の発火式ボルト303
を破壊することにより分離されたとき、インサート12
を噴出できるようにする。
様のようにインサート12を噴出する目的で、インサー
ト12に形成された空洞325の中に配置することがで
きる実施態様を示す。図16図ではその端部110が発
火式ボルトにより図11にも示されるように外側分岐部
分10の周縁フランジ100に連結されている保持プレ
ート14に載るインサート11を見ることができる。イ
ンサート12は図15におけるように発火式ボルトによ
ってインサート11に直接連結されておらず、インサー
ト11の下側に延びインサート12を分離させる作用を
する発火式ボルト303により連結された金属の保持プ
レート15に載っている。
し、フラップ421は休止時分岐部分の軸線に平行な上
昇位置にありスプリング423に抗して作用し、インサ
ート12とインサート11との間の連結手段422によ
りこの位置に保持される。連結手段422が発火作用に
より解放された時、スプリング423はフラップ421
が燃焼室からやって来る熱ガスの噴流の中に突入する位
置421′へと展開できるようにし、それによりインサ
ート12の放出を容易にする。
合わすことができる。また、ある場合には、故意に分岐
部分の形状を最高度に利用しないでその全長を制限する
こともできるが、それは分岐部分の形状が、大きな片持
ち梁式慣性力のため操縦制御アクチュエータを補強する
ことを必要とし又は燃焼室の構造を補強することを必要
とするという機械的な問題を生じるからである。さらに
小型でその最適ではない形状による効率の損失を補償す
るため増加することのできる断面比を有する分岐部分を
得ることができる。どの場合でも、本発明のインサート
の使用は性能と機械的強度とを向上させることができる
ようにする。また、多孔質材料で作られたチューブ形状
の同心のインサートの使用はその特性を計算するのを容
易にしまた各場合に全体の分岐部分を再設計することを
要しないで規定可能なモジュールシステムを確立するこ
とができるようになる。
を含む本発明のノズルの分岐部分の一例の半分の軸方向
概略断面図である。
部分を具備するロケットエンジンノズルの概略軸方向断
面図である。
段階を示す半分の部分の概略軸方向断面図である。
段階を示す図3と同様な図である。
面図で、2つのインサートの間に置かれた妨害防止装置
の一例を示す。
また切り離す手段の例を示す詳細図である。
側要素に対しどのように固定されるかを示す詳細図であ
る。
要素からどのようにして分離されるかを示す詳細図であ
る。
岐部分の一例の半分の部分の概略軸方向断面図である。
尺した図である。
る変形例を示す細部断面図である。
Oリングを組込んだ本発明の分岐部分の半分の破截軸方
向断面図である。
に用いた変形実施態様を示す図12と同様の図である。
撓エラストマーマットを設け外側分岐部分に加えられる
圧力を制限する他の変形実施態様を示す図12と同様な
図である。
インサートの間の分離可能なリンク装置が取付けられた
2つの主インサートを含む本発明のノズルの分岐部分の
半分の概略軸方向断面図である。
離可能なリンク装置の変形例を組込みまた発火式ねじを
用いている分岐部分の半分の概略軸方向断面図である。
トに回動フラップ装置からなるインサート噴出手段が設
けられた、本発明のノズルの分岐部分の他の例の半分の
概略軸方向断面図である。
トの構造を示す半分の分解した軸方向断面図である。
に適合する装置が取付けられた、本発明のノズルの分岐
部分の半分の概略軸方向断面図である。
ンサートを含む本発明のノズルの分岐部分の特定実施態
様の半分の概略軸方向断面図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 特に発射装置の第1段階のためのロケッ
トエンジンのノズルであって、燃焼室(4)で生じた熱
ガスを受取る収れん部分(3)と、小さな断面(So)
のノズルのど(2)と、ノズルのど(2)に連結され高
い断面比(ε=Se/So)を区画形成するガス出口断
面(Se)により下流側端部で終わる分岐部分(1)と
を具備し、分岐部分(1)が、ノズルのど(2)に連結
された外側分岐部分(10)と、外側分岐部分(10)
の断面より小さい出口断面を有し外側分岐部分(10)
に係合し連結手段(30,31,32)により外側分岐
部分(10)に連結された少なくとも1つの内側分岐部
分(11,12,13)とを具備し、連結手段(30,
31,32)が、該連結手段を選択的に破壊する手段と
結合され、内側分岐部分(11,12,13)を燃焼室
の作動中の所定の瞬間に分離し放出し、ロケットエンジ
ンの所定の高度に対応できるようにするロケットエンジ
ンのノズルにおいて、 内側分岐部分が外側分岐部分(10)の内側に、外側分
岐部分と同心にかつ内側分岐部分をスタートさせ又は噴
出させる一時的な段階の間外側分岐部分(10)を強化
するように配設された少なくとも第1のインサート(1
1)を具備し、前記第1のインサート(11)が、補強
構造(52,55)と燃焼室で生じた熱ガスを受ける前
記第1のインサート(11)の内壁(111)を区画形
成する耐火性材料(53)とに結合された多孔質の充填
材料(51)を具備し、それにより前記第1のインサー
ト(11)の平均比重が約0.2から約0.4の範囲と
なるようにし、圧力制限手段(21)が外側分岐部分
(10)に伝達された力を制限するよう前記第1のイン
サート(11)と外側分岐部分(10)との間に介挿さ
れ、前記第1のインサート(11)が選択的な切り離し
手段(301)と結合された堅い固定手段(30)によ
って外側分岐部分(10)に固定されている、 ことを特徴とするロケットエンジンのノズル。 - 【請求項2】 第1のインサート(11)が円筒形の内
壁(111)を具備していることを特徴とする請求項1
に記載のノズル。 - 【請求項3】 第1のインサート(11)が流線形の内
壁(111)を具備していることを特徴とする請求項1
に記載のノズル。 - 【請求項4】 内側分岐部分が一組の複数の同心の噴出
可能のインサート(11,12)を具備し、各インサー
ト(11,12)が、補強構造(52,55)と燃焼室
で生じた熱ガスを受ける各インサート(11,12)の
内壁(111,121)を区画形成する耐火性材料(5
3)とに結合された多孔質の充填材料(51)を具備し
それにより各インサート(11,12)の平均比重が約
0.2から0.4の範囲となるようにし、前記インサー
ト(11,12)が選択的の切り離し手段(311)と
結合された堅い固定手段(31)によって相互に連結さ
れ、圧力制限手段(21,22)が外側分岐部分(1
0)に伝達された力を制限するよう各インサート(1
1,12)と外側分岐部分(10)との間に介挿され、
2つの隣接する同心のインサート(11,12)の対面
する壁が、少なくとも3つの長手方向の摺動通路(6
1,62,63)が配設された環状間隙(41)によっ
て相互に離間された本質的に円筒形の部分(111,1
22)を含み、外側インサート(12)が隣接する内側
インサート(11)に対し妨害されることなく摺動でき
るようにしていることを特徴とする請求項1に記載のノ
ズル。 - 【請求項5】 噴出可能な同心のインサート(11,1
2)が本質的に円筒形の内壁を有していることを特徴と
する請求項4に記載のノズル。 - 【請求項6】 内側分岐部分がさらに、最も内側のイン
サート(12)と同心で前記最も内側のインサート(1
2)の内側に配設され、選択的な切り離し手段と結合さ
れた堅い固定手段(32)によって最も内側のインサー
ト(12)に連結されている、補助インサート(13)
を具備し、補助インサート(13)が、補強構造(5
2,55)と燃焼室に生じた熱ガスを受ける補助インサ
ート(13)の流線形の内壁(131)を区画形成する
耐火性材料(53)とに結合された、多孔質の充填材料
(51)を具備し、それにより補助インサート(13)
の平均比重が約0.2から約0.4の範囲にあるように
し、圧力制御手段(23)が補助インサート(13)と
外側分岐部分(10)との間に介挿され、最も内側イン
サート(12)と補助インサート(13)との対面する
壁が少なくとも3つの長手方向の摺動通路(61,6
2,63)が配設された環状間隙によって相互に離間さ
れた本質的に円筒形の部分(121,132)を含み、
補助インサート(13)が最も内側のインサート(1
2)に対し妨害されずに摺動できるようにし、補助イン
サート(13)が最も内側のインサート(12)の内壁
(121)の上方部分(121B)の上にのみ延びてい
ることを特徴とする請求項4又は5に記載のノズル。 - 【請求項7】 圧力制限手段(21,22,23)が、
作動時に外側分岐部分(10)と内側分岐部分との間の
半径方向の変形に適合できる、カーボンフェルトマット
(56)を具備していることを特徴とする請求項1から
6のうちの1項に記載のノズル。 - 【請求項8】 圧力制限手段(21,22,23)が外
側分岐部分(10)に対面する面に溝(215)が設け
られた可撓性のエラストマーマット(214)を具備し
ていることを特徴とする請求項1から6のうちの1項に
記載のノズル。 - 【請求項9】 圧力制限手段(21,22,23)が少
なくとも1つのシリコーン型のエラストマーOリング
(210)を具備していることを特徴とする請求項1か
ら6のうちの1項に記載のノズル。 - 【請求項10】 圧力制限手段(21,22,23)が
水頭損失をつくり出しまた間隙を形成するため一部だけ
が漏れを防止するピストンリングの形式のガスケット
(211)を具備していることを特徴とする請求項1か
ら6のうちの1項に記載のノズル。 - 【請求項11】 多孔質の充填材料(51)が、多孔質
ハニカム構造の又は中空の小球が充填された樹脂の形式
の、合成材料からなっていることを特徴とする請求項1
から10のうちの1項に記載のノズル。 - 【請求項12】 耐火性の材料(53)が、燃焼室で生
じた熱ガスにさらされる時間の関数として、フェノール
シリカ、カーボン−カーボン合成物、及びカーボーシリ
コン炭化合成物から選択された材料からなっていること
を特徴とする請求項1から11のうちの1項に記載のノ
ズル。 - 【請求項13】 第1のインサート(11)の底部分
が、外側分岐部分(10)の底部周縁部分に形成された
対応フランジ(100)に連結する周縁フランジ(11
0)を区画形成した堅いプレート(14)を有し、発火
手段(301)が前記フランジ(110,100)の間
の連結手段(101,102)を選択的に破壊するよう
設けられていることを特徴とする請求項1から12のう
ちの1項に記載のノズル。 - 【請求項14】 前記選択的な切り離し手段を起動する
ための中心に置かれた電気制御手段と、前記選択的な切
り離し手段と結合されインサート(11,12,13)
を最も内側のインサートから又は適当な場合には補助イ
ンサート(13)から始まって段階的に噴出させるタイ
ミング発火フューズとを含んでいることを特徴とする請
求項4から6のうちの1項に記載のノズル。 - 【請求項15】 連結手段(30,31,32)が対の
インサート(11,12)に近接して相互に連結した発
火薬(313)を有する爆発性のねじを具備しているこ
とを特徴とする請求項4から6のうちの1項に記載のノ
ズル。 - 【請求項16】 前記連結手段を選択的に破壊する手段
と結合された少なくともある数の連結手段(30,3
1,32)が、外側分岐部分(10)の近くでインサー
ト(11,12)に形成された空洞(325)に配設さ
れた発火薬(324)を含み、連結手段の発火でインサ
ート(11,12)を外側分岐部分(10)から離すよ
う持ち上げる作用をする適度の温度のガスを発生するよ
うにしている請求項4から6のうちの1項に記載のノズ
ル。 - 【請求項17】 少なくとも1つのインサート(12)
が、発火により又は発火式分離装置により解放されたス
プリングにより配置される引込み可能な手段(421)
を含み、それにより引込み可能な手段(421)が燃焼
室からの前記熱ガスの噴流の中に選択的に横断して突入
されまたインサート(12)を噴出しインサートの排出
が容易となるようにしていることを特徴とする請求項4
から6のうちの1項に記載のノズル。
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