JPH10118637A - 冷却機能付き浄水器 - Google Patents

冷却機能付き浄水器

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JPH10118637A
JPH10118637A JP29591496A JP29591496A JPH10118637A JP H10118637 A JPH10118637 A JP H10118637A JP 29591496 A JP29591496 A JP 29591496A JP 29591496 A JP29591496 A JP 29591496A JP H10118637 A JPH10118637 A JP H10118637A
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JP
Japan
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water
raw water
cooling
temp
storage container
Prior art date
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Pending
Application number
JP29591496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ito
正則 伊藤
Hitoshi Takayama
仁史 高山
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペルチェ素子使用の電子冷却手段を用い、冷
却浄水を得ることができるだけでなく、電子冷却手段を
加熱手段として機能させ、通水停止時の凍結防止を可能
とした冷却機能付き浄水器を提供する。 【解決手段】 貯水された原水をペルチェ素子を用いた
電子冷却手段にて冷却した後浄化する冷却機能付き浄水
器において、原水管路及び原水貯水容器にそれぞれ水の
温度検出手段を設け、温度検出手段からの信号の演算処
理による出力で電子冷却手段へ印加する電圧極性と電圧
値を制御する機構を備え、電子冷却手段を加熱手段とし
て機能させ、原水及び浄水の凍結を防止するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等の原水か
ら冷却されたおいしい浄水を得る凍結防止可能な冷却機
能付き浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な浄水器として、活性炭等
の吸着剤や中空糸膜等の濾過膜を有しカートリッジとな
した濾過機構を内蔵し、水道水中に含まれるカルキ臭、
カビ臭、雑菌、赤錆等を除去するタイプの浄水機構のも
のが普及しているが、家庭用の浄水器は冷却機能が付い
ていないものが殆どで、冷却された浄水を得るには、浄
水を容器に入れて周りを氷で冷却するか冷蔵庫等で冷却
する、或いは浄水に氷を入れて冷却する等の方法が用い
られている。また、飲食店等の業務用の浄水器として
は、水道水を貯水容器に給水し、圧縮機、凝縮器等によ
り水を冷却する方式の冷却機構を備えたものがある。
【0003】一般に、圧縮機等を用いた冷却方式或いは
電子冷却素子を用いた冷却方式での水温調節方法として
は、圧縮機や電子冷却素子が貯水容器内の水温を感知す
る温度検出器からの信号により制御する方法が採られ
る。この方法では、貯水容器内の水温が予め設定された
温度より高くなったとき、圧縮機や電子冷却素子に通電
して水を冷却し、設定された温度より低くなったときに
通電を停止して冷却を中止し、この通電、通電停止の動
作を繰り返して水温を目標設定温度範囲内に保つよう制
御している。
【0004】一方、多くの冷却機能付きの浄水器は、冬
期等その設置環境温度が著しく低下した際に、通水停止
時に貯水容器内の原水や浄水器内に滞留した浄水が凍結
し、配管、濾過機構の凍裂等により浄水器を破損する恐
れがある。従って、この水の凍結による浄水器の破損を
防止するため、長時間の通水停止時に貯水容器内や浄水
器内の水を抜いたり、配管各部に適当な保温材を当てる
ことにより対処する必要がある。また、積極的な凍結防
止機能を備える浄水器として、ヒーターとサーモスタッ
ト等の温度検出器を設けて環境温度が著しく低下した際
にヒーターに通電して配管や貯水容器を加熱するように
したものもあるが、構造が複雑となり部品点数が増える
ことや浄水器の小型化が損なわれるという問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ペル
チェ素子使用の電子冷却手段を用い、冷却浄水を得るこ
とができるだけでなく、電子冷却手段を加熱手段として
機能させ、通水停止時の凍結防止を可能とした冷却機能
付き浄水器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、貯水された原
水をペルチェ素子を用いた電子冷却手段にて冷却した後
浄化する冷却機能付き浄水器において、原水管路及び原
水貯水容器にそれぞれ水の温度検出手段を設け、温度検
出手段からの信号の演算処理による出力で電子冷却手段
へ印加する電圧極性と電圧値を制御する機構を備えたこ
とにより、電子冷却手段を加熱手段として機能させ、原
水及び浄水の凍結を防止するようにした冷却機能付き浄
水器にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施例により説明する。図1及び図2は、本発明の冷却
機能付き浄水器の例の構成図である。図1及び図2中、
1は原水給水管、2は電子冷却器、3は放熱器、4は送
風機、5は原水貯水容器、6は排水管、7は制御部、8
は操作表示部、9、10は温度検出器、11は濾過部、
12は活性炭、13は中空糸膜、14は吐水管、15は
水流ポンプ、16は流路切換弁、15は水循環用側管を
示す。
【0008】図1において、浄水器は、電子冷却手段と
してペルチェ素子を用いた電子冷却器2が原水貯水容器
5に接して、また冷却原水の濾過機構として活性炭12
と中空糸膜13を内蔵する濾過部11がそれぞれ配設さ
れ、濾過部11には冷却浄水の吐水管14が接続され、
原水貯水容器5及び原水給水管1には温度検出器9、1
0をそれぞれ付設して構成されている。また、図2にお
いては、原水貯水容器5の外に水流ポンプ15とこの水
流ポンプ15により原水貯水容器内の原水を循環させる
水循環用側管17を備え、さらに濾過部11への流路或
いは水循環用側管17の流路を切り換える流路切換弁1
6及び原水給水管1には温度検出器9、10がそれぞれ
設けて構成されている。
【0009】図1及び図2において、電子冷却器2は、
その冷却面を原水貯水容器5の側壁面に密着させて設置
され、原水貯水容器5に貯水された原水を冷却する。ま
た、電子冷却器2の反対の発熱面には、放熱器3を取り
付け、発生する熱を送風機4で外部に放出するようにし
ている。この送風機4には軸流ファンやその他熱の放出
可能な装置が適宜用いられる。原水貯水容器5の電子冷
却器2設置部以外の面は、断熱材で保冷している。
【0010】常温の原水を冷却し、浄化して吐水する系
路において、原水供給側は水道蛇口と接続され、通水系
路に設けた適宜の切換弁より原水の給水が制御され、切
換弁が開かれることにより、常温の原水は、原水給水管
1より水圧で送水されて原水貯水容器5に貯水され、貯
水状態にある間に電子冷却器2にて冷却される。ペルチ
ェ素子使用の電子冷却器2によれば原水が5〜20℃に
冷却される。冷却原水は、給水される原水で加圧されて
濾過部11に送られ、濾過部11にて浄化されて冷却浄
水となり、冷却浄水として吐水管14より吐水される。
原水貯水容器5には、貯水状態が長期間継続する場合に
原水貯水容器5内部に雑菌を発生させないために、水抜
きの排水管6を設ける。
【0011】濾過部11には、活性炭12と中空糸膜1
3がそれぞれ内蔵されており、濾過部11を通過する原
水は、活性炭12によってカルキ臭やカビ臭が除去さ
れ、さらに中空糸膜13によって雑菌や赤錆等が除去さ
れて浄化される。
【0012】図3は、本発明の浄水器における制御機構
の回路の例のブロック図である。図3において、制御部
7には商用交流電源が導かれ、その電源を降圧後交流、
直流変換回路から直流電圧を給電する。制御部7には操
作表示部8が接続され、操作表示部8で電源の入切、冷
却の切り換え、温度、異常等の動作状況の表示出力を行
う。また、制御部7では、原水貯水容器5の内部の水温
を検出する温度検出器9または原水給水管1の内部の水
温を検出する温度検出器10からの信号によって、設定
水温に到達させるための制御量を演算処理し、その出力
により電子冷却器2に印加する電圧極性と電圧値を制御
し、電子冷却器2を動作させて原水貯水容器5の内部の
原水が所定設定温度に冷却、保冷される。
【0013】また、電子冷却器2が冷却動作中は送風機
4が運転され、放熱器3からの熱を外へ排出する。原水
貯水容器5に供給された原水1は、電子冷却器2によっ
て冷却され、内部での自然対流によって全体がほぼ均一
水温にすることができる。この冷却動作とその後の保冷
動作の状態は、操作表示部9に表示され、保冷動作に移
行した状態から冷却浄水吐水栓13より冷却浄水が吐水
可能となる。
【0014】本発明の浄水器は、通水停止時に、冬期等
その設置環境温度が著しく低下した際に、原水貯水容器
5に設けられた温度検出器9及びまたは原水供給管1に
設けられた温度検出器10によって予め凍結危険温度と
して設定された水温を検出したとき、温度検出器9、1
0からの検出信号によって制御部7で電子冷却器2への
出力を停止して冷却動作を停止するとともに、制御部7
での温度検出器9、10からの信号の演算処理による出
力で電圧極性切換器71により電子冷却器2へ印加する
電圧極性を切り換えるとともに電圧値を制御し、貯水容
器5に接する電子冷却器2の冷却面が発熱面に切り換わ
り、加熱動作に移る。
【0015】このように、本発明の浄水器においては、
電子冷却器2に用いたペルチェ素子の機能に基づき、電
子冷却器2を加熱器として機能させたことにより、原水
貯水容器5を加温し、原水貯水容器5の内部の水温を非
凍結温度に維持し、水の凍結を防ぐことができる。
【0016】また、図2に示される浄水器においては、
電子冷却器2による冷却動作時には、温度検出器9,1
0からの信号の制御部7での演算処理による出力で水流
ポンプ15を駆動させ、原水貯水容器5の内部の原水を
水循環用側管17を通して循環させて水温を速やかに均
一化し、また電子冷却器2による加熱動作時には、温度
検出手段9,10からの信号の制御部7での演算処理に
よる出力で水流ポンプ15を駆動させ、原水貯水容器5
の内部の原水を水循環用側管17を通して循環させて水
温を速やかに上昇させる。また、環境温度によっては、
電子冷却器2を加熱器として機能させることなく、攪拌
のみで水の凍結を防ぐこともできる。
【0017】なお、図1及び図2に示す冷却機能付き浄
水器は、電子冷却器2により原水を冷却し、冷却浄水を
得るものであるが、原水を冷却することなく常温浄水を
得るように、また濾過部11に通水できる温度範囲で電
子冷却器2の印加電圧極性を電圧極性切換器8にて切り
換え、原水を加熱して加熱浄水を得るように制御部7の
制御機構を構成することもできる。
【0018】
【実施例】本発明の冷却機能付き浄水器の例を図1及び
図2に示し、また、本発明の冷却機能付き浄水器におけ
る制御機構の回路のブロック図の例を図3に示した。
【0019】
【発明の効果】本発明の冷却機能付き浄水器は、冷却さ
れたおいしい浄水を得ることができるだけでなく、ペル
チェ素子使用の電子冷却手段を用いたことにより、電子
冷却手段に印加する電圧極性と電圧値を制御することに
よって電子冷却手段を加熱手段として機能させて通水停
止時の凍結防止を可能としたものであり、また、ヒータ
ー等を特別設置するものではなく、小型で使い勝手がよ
く家庭用としても好適なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却機能付き浄水器の一例の構成図で
ある。
【図2】本発明の冷却機能付き浄水器の他の例の構成図
である。
【図3】本発明の冷却機能付き浄水器における制御機構
の回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 原水給水管 2 電子冷却器 3 放熱器 4 送風機 5 原水貯水容器 6 排水管 7 制御部 71 電圧極性切換器 8 操作表示部 9 温度検出器 10 温度検出器 11 濾過部 12 活性炭 13 中空糸膜 14 吐水管 15 水流ポンプ 16 流路切換弁 17 水循環用側管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水された原水をペルチェ素子を用いた
    電子冷却手段にて冷却した後浄化する冷却機能付き浄水
    器において、原水管路及び原水貯水容器にそれぞれ水の
    温度検出手段を設け、温度検出手段からの信号の演算処
    理による出力で電子冷却手段へ印加する電圧極性と電圧
    値を制御する機構を備えたことにより、電子冷却手段を
    加熱手段として機能させ、原水及び浄水の凍結を防止す
    るようにした冷却機能付き浄水器。
  2. 【請求項2】 温度検出手段からの信号の演算処理によ
    る出力で駆動する水流ポンプと該水流ポンプにより原水
    貯水容器内の原水を循環させる水循環経路とを原水貯水
    容器の外に備えた請求項1記載の冷却機能付き浄水器。
JP29591496A 1996-10-18 1996-10-18 冷却機能付き浄水器 Pending JPH10118637A (ja)

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