JPH10114614A - 病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物 - Google Patents
病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物Info
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- JPH10114614A JPH10114614A JP8289320A JP28932096A JPH10114614A JP H10114614 A JPH10114614 A JP H10114614A JP 8289320 A JP8289320 A JP 8289320A JP 28932096 A JP28932096 A JP 28932096A JP H10114614 A JPH10114614 A JP H10114614A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】以前より行こなわれていた病原性微生物による
汚染源からの病原菌の発生を防ぐ方法は、それら薬品
類の連用により、耐性菌が創生するため、薬効が減退
し、連用が不可能であった、吸着能や増殖能を持たな
いこれらの薬品類は、薬効期間が短時間であった、使
用量及び使用回数が多くなるため、治療経費が高価であ
った、使用条件が複雑で、使用頻度が高く、使用方法
が煩雑であった、等の課題を有していた。 【解決手段】病原性微生物による汚染源に、病原菌に対
して吸着能を有する放線菌体又はその培養物を、散布
し、混合し、又は接種培養することにより、病原性微生
物生細胞を吸着分解する。上記放線菌体としては、スト
レプトミセス属株、サーモアクチノミセス属株、ミクロ
モノスポラ属株、又はサーモモノスポラ属株が使用され
る。
汚染源からの病原菌の発生を防ぐ方法は、それら薬品
類の連用により、耐性菌が創生するため、薬効が減退
し、連用が不可能であった、吸着能や増殖能を持たな
いこれらの薬品類は、薬効期間が短時間であった、使
用量及び使用回数が多くなるため、治療経費が高価であ
った、使用条件が複雑で、使用頻度が高く、使用方法
が煩雑であった、等の課題を有していた。 【解決手段】病原性微生物による汚染源に、病原菌に対
して吸着能を有する放線菌体又はその培養物を、散布
し、混合し、又は接種培養することにより、病原性微生
物生細胞を吸着分解する。上記放線菌体としては、スト
レプトミセス属株、サーモアクチノミセス属株、ミクロ
モノスポラ属株、又はサーモモノスポラ属株が使用され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病原性微生物の防除
方法及び放線菌培養物に関する。更に詳しくは、放線菌
が病原性微生物を吸着して同病原性微生物を分解するこ
とによって病原性微生物を防除するものに関する。
方法及び放線菌培養物に関する。更に詳しくは、放線菌
が病原性微生物を吸着して同病原性微生物を分解するこ
とによって病原性微生物を防除するものに関する。
【0002】
【従来の技術】病原性微生物の汚染源としては、例え
ば、畜舎、ペット小屋等からの廃棄物、家庭からの生ゴ
ミや廃水、都市下水、工場廃水、農水産業からの有機廃
棄物等がある。従来はこのような汚染源から病原性微生
物が発生するのを防止し或は発生した病原性微生物を駆
除するために、ストレプトマイシン等の抗生物質、リゾ
チウム等の細胞壁分解酵素、又はクレゾール等の殺菌剤
等を上記汚染源に散布したり、添加したり、塗布した
り、接種したりする方法が採用されていた。
ば、畜舎、ペット小屋等からの廃棄物、家庭からの生ゴ
ミや廃水、都市下水、工場廃水、農水産業からの有機廃
棄物等がある。従来はこのような汚染源から病原性微生
物が発生するのを防止し或は発生した病原性微生物を駆
除するために、ストレプトマイシン等の抗生物質、リゾ
チウム等の細胞壁分解酵素、又はクレゾール等の殺菌剤
等を上記汚染源に散布したり、添加したり、塗布した
り、接種したりする方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来方法には次のような課題があった。 薬品類の連用により耐性菌が創生する。このため薬
効が減退し、連用ができない。 吸着能や増殖能を持たないこれらの薬品類は、薬効
期間が短時間である。 の理由により使用量及び使用回数が多くなるた
め経費が高価となる。 使用条件が複雑で使用頻度も高く、全体的に使用方
法が煩雑である。 無機質の殺菌剤、例えばフェノール等には二次公害
を発生する危険性がある。
た従来方法には次のような課題があった。 薬品類の連用により耐性菌が創生する。このため薬
効が減退し、連用ができない。 吸着能や増殖能を持たないこれらの薬品類は、薬効
期間が短時間である。 の理由により使用量及び使用回数が多くなるた
め経費が高価となる。 使用条件が複雑で使用頻度も高く、全体的に使用方
法が煩雑である。 無機質の殺菌剤、例えばフェノール等には二次公害
を発生する危険性がある。
【0004】ところで、本発明者はブロイラー養鶏の難
病とされている病原性大腸菌(エッセリッヒア・コリ)
症、クロストリジウム菌(クロストリジウム・スポロゲ
ネス)感染症、ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウ
レウス)症及びカンディダ菌(カンディダ・アルビカン
ス)症等による病気の発病機構の解明を試みた。
病とされている病原性大腸菌(エッセリッヒア・コリ)
症、クロストリジウム菌(クロストリジウム・スポロゲ
ネス)感染症、ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウ
レウス)症及びカンディダ菌(カンディダ・アルビカン
ス)症等による病気の発病機構の解明を試みた。
【0005】その研究の結果、これら病原性微生物の細
胞壁は、陽イオン及び陰イオン吸着能を持つアミノ酸、
ペプタイド、タンパク質またはキチンに富んでいること
が、イオン交換樹脂、高速液体クロマトグラフ(HPL
C)等の分析機、及び大腸菌の液体培養液中の該大腸菌
の凝集能によって判明した。
胞壁は、陽イオン及び陰イオン吸着能を持つアミノ酸、
ペプタイド、タンパク質またはキチンに富んでいること
が、イオン交換樹脂、高速液体クロマトグラフ(HPL
C)等の分析機、及び大腸菌の液体培養液中の該大腸菌
の凝集能によって判明した。
【0006】一方、これら病原性微生物の細胞壁のアミ
ノ酸、ペプタイド、タンパク質またはキチン等の窒素化
合物を強力に分解できる微生物を検索した。その結果、
ストレプトミセス属、サーモアクチノミセス属、ミクロ
モノスポラ属及びサーモモノスポラ属の放線菌類を選抜
することができた。
ノ酸、ペプタイド、タンパク質またはキチン等の窒素化
合物を強力に分解できる微生物を検索した。その結果、
ストレプトミセス属、サーモアクチノミセス属、ミクロ
モノスポラ属及びサーモモノスポラ属の放線菌類を選抜
することができた。
【0007】次いで、この菌類の効果を検索するため、
上記ブロイラー養鶏の難病とされている病原性大腸菌
(エッセリッヒア・コリ)症、クロストリジウム菌(ク
ロストリジウム・スポロゲネス)感染症、ブドウ球菌
(スタフィロコッカス・アウレウス)症及びカンディダ
菌(カンディダ・アルビカンス)症等の病原性微生物の
各株を、酵母エキス、ペプトンを含みpH7.2に調整
し滅菌した合成培地を用いて30℃または50℃の条件
で培養した。
上記ブロイラー養鶏の難病とされている病原性大腸菌
(エッセリッヒア・コリ)症、クロストリジウム菌(ク
ロストリジウム・スポロゲネス)感染症、ブドウ球菌
(スタフィロコッカス・アウレウス)症及びカンディダ
菌(カンディダ・アルビカンス)症等の病原性微生物の
各株を、酵母エキス、ペプトンを含みpH7.2に調整
し滅菌した合成培地を用いて30℃または50℃の条件
で培養した。
【0008】これら各病原性微生物の生細胞数3×10
8 〜2×109 /mlの液体培地に、選抜した上記放線菌
株を接種し、振とう培養をした結果、3日後には各病原
菌数は激減し、7日後には消失していた。この検定は液
体培地の吸光度の減少及び生菌数の測定により行った。
8 〜2×109 /mlの液体培地に、選抜した上記放線菌
株を接種し、振とう培養をした結果、3日後には各病原
菌数は激減し、7日後には消失していた。この検定は液
体培地の吸光度の減少及び生菌数の測定により行った。
【0009】また、麦のふすま、おから、油粕及び米糠
等を含む滅菌した固形培地に、選抜した上記放線菌類を
接種し、30℃または50℃で5日間培養して放線菌の
生菌数が2〜4×109 /gに達し、且つ水分40%の
同培地500g に、上記各病原性微生物の培養物(生菌
数3×108 〜2×109 /ml)50mlを混合し、30
℃または50℃で7日間培養した。その各培養物中の病
原性微生物を検索した結果、1000倍稀釈液中での生
菌は検出されなかった。
等を含む滅菌した固形培地に、選抜した上記放線菌類を
接種し、30℃または50℃で5日間培養して放線菌の
生菌数が2〜4×109 /gに達し、且つ水分40%の
同培地500g に、上記各病原性微生物の培養物(生菌
数3×108 〜2×109 /ml)50mlを混合し、30
℃または50℃で7日間培養した。その各培養物中の病
原性微生物を検索した結果、1000倍稀釈液中での生
菌は検出されなかった。
【0010】以上の培地を用いた結果に基づき、ブロイ
ラー食肉加工場の廃水処理施設の汚泥、食堂生ゴミ、酪
農牛ふん尿及びブロイラー養鶏場のふん等の廃棄物各3
0Kgに、上記各選抜放線菌の固形状の培地を20Kg
接種し、30〜65℃で7日間培養した。その結果、上
記いずれの廃棄物においても、大腸菌、クロストリジウ
ム菌、カンディダ菌及びブドウ球菌数は、各々当初菌数
の1万分の1以下に激減していた。
ラー食肉加工場の廃水処理施設の汚泥、食堂生ゴミ、酪
農牛ふん尿及びブロイラー養鶏場のふん等の廃棄物各3
0Kgに、上記各選抜放線菌の固形状の培地を20Kg
接種し、30〜65℃で7日間培養した。その結果、上
記いずれの廃棄物においても、大腸菌、クロストリジウ
ム菌、カンディダ菌及びブドウ球菌数は、各々当初菌数
の1万分の1以下に激減していた。
【0011】なお、上記何れの例においても病原性大腸
菌、カンディダ菌及びブドウ球菌の菌数の測定は、細菌
用普通寒天培地を用いた平板培養法によって行なった。
また、クロストリジウム菌の菌数は、試料を100℃、
5分間処理後、普通寒天培地を用いた重層培養法により
行なった。
菌、カンディダ菌及びブドウ球菌の菌数の測定は、細菌
用普通寒天培地を用いた平板培養法によって行なった。
また、クロストリジウム菌の菌数は、試料を100℃、
5分間処理後、普通寒天培地を用いた重層培養法により
行なった。
【0012】以上の事実により、放線菌が病原性微生物
を殺すことはわかったが、そのメカニズムについては明
らかではなかった。本発明者はそのメカニズムを解明す
べく更に実験を重ねた。
を殺すことはわかったが、そのメカニズムについては明
らかではなかった。本発明者はそのメカニズムを解明す
べく更に実験を重ねた。
【0013】
【実験例1】ブロイラー病原性大腸菌(エッセリッヒア
・コリ)、カンディダ菌(カンディダ・アルビカン
ス)、ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウレウス)
及びクロストリジウム菌(クロストリジウム・スポロゲ
ネス)の各株を、滅菌した加糖ブイヨン液体培地に接種
し、温度35℃で、4日間静培養した。
・コリ)、カンディダ菌(カンディダ・アルビカン
ス)、ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウレウス)
及びクロストリジウム菌(クロストリジウム・スポロゲ
ネス)の各株を、滅菌した加糖ブイヨン液体培地に接種
し、温度35℃で、4日間静培養した。
【0014】カンディダ菌株では菌数が4×108 /m
l、他の菌株では菌数が各々1〜2×109 /mlの培養
物を得た。この培養物に、病原性微生物に対して吸着能
が優れているストレプトミセス・アルブス又はストレプ
トミセス・グリセウスを各々接種し、30℃で4日間、
110R.P.Mで振とう培養した結果、各病原性微生物
は、殆ど放線菌の生細胞に吸着された。
l、他の菌株では菌数が各々1〜2×109 /mlの培養
物を得た。この培養物に、病原性微生物に対して吸着能
が優れているストレプトミセス・アルブス又はストレプ
トミセス・グリセウスを各々接種し、30℃で4日間、
110R.P.Mで振とう培養した結果、各病原性微生物
は、殆ど放線菌の生細胞に吸着された。
【0015】ストレプトミセス・アルブスによる処理状
況を一例として、ストレプトミセス・アルブスの菌糸に
病原性大腸菌の生細胞が吸着している状況を示す走査電
子顕微鏡による観察写真を図1で表わした。図1では放
線菌の菌糸に付着している多数の繭形状の物体が大腸菌
である。この写真から明らかなように、病原性微生物
は、殆ど放線菌の生細胞に吸着されていることが分か
る。
況を一例として、ストレプトミセス・アルブスの菌糸に
病原性大腸菌の生細胞が吸着している状況を示す走査電
子顕微鏡による観察写真を図1で表わした。図1では放
線菌の菌糸に付着している多数の繭形状の物体が大腸菌
である。この写真から明らかなように、病原性微生物
は、殆ど放線菌の生細胞に吸着されていることが分か
る。
【0016】次に上記吸着により病原性微生物が死滅し
ているかどうかを明らかにする為に次の実験を行った。
ペプトン1%、酵母エキス0.2%、燐酸二水素ナトリ
ウム(Na2HPO4)0.2%、燐酸一水素カリウム
(KH2PO4)0.1%、硫酸マグネシウム七水(Mg
SO4・7H2O)0.1%、pH7.2を含む培地を1
0個体準備し、120℃で20分間滅菌した。この10
個体の培地全部に、鶏病原性大腸菌(佐賀県家畜保健所
分与菌)を接種し、温度36℃で、48時間培養した。
その中の5個体(A群)にストレプトミセス・アルブス
を接種し、残り5個体(B群)を対照とした。そして双
方を温度30℃で、7日間培養した。
ているかどうかを明らかにする為に次の実験を行った。
ペプトン1%、酵母エキス0.2%、燐酸二水素ナトリ
ウム(Na2HPO4)0.2%、燐酸一水素カリウム
(KH2PO4)0.1%、硫酸マグネシウム七水(Mg
SO4・7H2O)0.1%、pH7.2を含む培地を1
0個体準備し、120℃で20分間滅菌した。この10
個体の培地全部に、鶏病原性大腸菌(佐賀県家畜保健所
分与菌)を接種し、温度36℃で、48時間培養した。
その中の5個体(A群)にストレプトミセス・アルブス
を接種し、残り5個体(B群)を対照とした。そして双
方を温度30℃で、7日間培養した。
【0017】A,Bの両群の各培養液を1万倍の生理食
塩水で希釈し、それぞれ1mlをとり、大腸菌検出用培地
(栄研化学株式会社製)10mlに混合し、温度33℃
で、5日間培養した。この結果を図2に示す。図2で示
した写真から明らかなように、ストレプトミセス・アル
ブスが接種されなかった培地には、無数の大腸菌のコロ
ニーが観察されたが、ストレプトミセス・アルブスが接
種された培地では、ストレプトミセス・アルブスのコロ
ニーのみが観察され、大腸菌のコロニーは全く観察され
なかった。
塩水で希釈し、それぞれ1mlをとり、大腸菌検出用培地
(栄研化学株式会社製)10mlに混合し、温度33℃
で、5日間培養した。この結果を図2に示す。図2で示
した写真から明らかなように、ストレプトミセス・アル
ブスが接種されなかった培地には、無数の大腸菌のコロ
ニーが観察されたが、ストレプトミセス・アルブスが接
種された培地では、ストレプトミセス・アルブスのコロ
ニーのみが観察され、大腸菌のコロニーは全く観察され
なかった。
【0018】一方、ストレプトミセス・グリセウスにお
いても同様の結果が得られた。他方、同様の実験をスタ
フィロコッカス・アウレウス、クロストリジウム・スポ
ロゲネス及びカンディダ・アルビカンスで試みたが、同
様の結果が得られた。これらの結果から、放線菌が生き
ており、該放線菌が大腸菌を死滅させていることが判明
した。
いても同様の結果が得られた。他方、同様の実験をスタ
フィロコッカス・アウレウス、クロストリジウム・スポ
ロゲネス及びカンディダ・アルビカンスで試みたが、同
様の結果が得られた。これらの結果から、放線菌が生き
ており、該放線菌が大腸菌を死滅させていることが判明
した。
【0019】
【実験例2】滅菌したふすまと、油粕と、豚糞を含む固
形の混合培地を用い、実験例1と同じ放線菌と病原性微
生物を用い、実験例1の場合よりも、高温、長時間の条
件下で得られた培養物について、分解率の面から調べ
た。分解率は、85〜100%であり、実験例1と同じ
作用により、病原性微生物に対し優れた殺菌効果を示
す。
形の混合培地を用い、実験例1と同じ放線菌と病原性微
生物を用い、実験例1の場合よりも、高温、長時間の条
件下で得られた培養物について、分解率の面から調べ
た。分解率は、85〜100%であり、実験例1と同じ
作用により、病原性微生物に対し優れた殺菌効果を示
す。
【0020】上記点につき更に詳細に説明する。滅菌し
たふすまと、油粕と、豚糞を含む混合培地を調整し、こ
の培地を10個体準備して二つの群に分け、各々500
gにサーモアクチノミセス・ブルガリス、ミクロモノス
ポラ・フスカ、サーモモノスポラ・ビリデス、ストレプ
トミセス・グリセウス及びストレプトミセス・アルブス
の各種を接種し、30℃または55℃で5日間培養し、
各々生菌数が2〜3×109 /gに達した水分50%の
培養物を得た。この培養物に、病原性大腸菌を含む液体
培養物50mlを添加混合し、更に30℃または55℃で
7日間培養(2日に1回攪拌)後、培地中の病原性大腸
菌の生菌数を測定した。また、クロストリジウム菌、ブ
ドウ球菌、カンディダ菌に対しても上記と同様な方法で
実験を行った。その結果を表1に示す。
たふすまと、油粕と、豚糞を含む混合培地を調整し、こ
の培地を10個体準備して二つの群に分け、各々500
gにサーモアクチノミセス・ブルガリス、ミクロモノス
ポラ・フスカ、サーモモノスポラ・ビリデス、ストレプ
トミセス・グリセウス及びストレプトミセス・アルブス
の各種を接種し、30℃または55℃で5日間培養し、
各々生菌数が2〜3×109 /gに達した水分50%の
培養物を得た。この培養物に、病原性大腸菌を含む液体
培養物50mlを添加混合し、更に30℃または55℃で
7日間培養(2日に1回攪拌)後、培地中の病原性大腸
菌の生菌数を測定した。また、クロストリジウム菌、ブ
ドウ球菌、カンディダ菌に対しても上記と同様な方法で
実験を行った。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1中の数字は、高温放線菌培養による病
原性微生物生細胞の分解率を示し、分解率=(放線菌接
種処理中の生菌数/対照培地中の病原菌体数)×100
で表わされる。
原性微生物生細胞の分解率を示し、分解率=(放線菌接
種処理中の生菌数/対照培地中の病原菌体数)×100
で表わされる。
【0023】この結果から、液体培養試験の結果と同様
に、固体培地による試験結果においても、選抜した放線
菌は各種病原菌に対して85〜100%の殺菌効果があ
ることが判明した。
に、固体培地による試験結果においても、選抜した放線
菌は各種病原菌に対して85〜100%の殺菌効果があ
ることが判明した。
【0024】以上の知見から、上記した各放線菌は、病
原性微生物の棲息する培地において増殖し、病原性微生
物に対する吸着能と分解能を保有する、謂わば生細胞農
薬であるとの新知見を得た。本発明はこれらの知見に基
づき完成するに至ったものである。
原性微生物の棲息する培地において増殖し、病原性微生
物に対する吸着能と分解能を保有する、謂わば生細胞農
薬であるとの新知見を得た。本発明はこれらの知見に基
づき完成するに至ったものである。
【0025】そこで本発明の目的は、耐性菌が創生せ
ず又は創生しにくく、従って薬効が減退しない又は減退
しにくい、薬効期間が長い、安価な経費で薬効が持
続できる、使用方法が簡単である、等の特徴を有す
る、病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物を提供す
ることにある。
ず又は創生しにくく、従って薬効が減退しない又は減退
しにくい、薬効期間が長い、安価な経費で薬効が持
続できる、使用方法が簡単である、等の特徴を有す
る、病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物を提供す
ることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段はつぎの通りである。第1の発明
にあっては、放線菌に病原性微生物を接触させ、前記放
線菌が前記病原性微生物を吸着して殺すことを特徴とす
る、病原性微生物の防除方法である。
に講じた本発明の手段はつぎの通りである。第1の発明
にあっては、放線菌に病原性微生物を接触させ、前記放
線菌が前記病原性微生物を吸着して殺すことを特徴とす
る、病原性微生物の防除方法である。
【0027】第2の発明にあっては、汚染源に、病原性
微生物に対して吸着能及び分解能を有する放線菌又はそ
の培養物を、散布し、混合し、又は接種培養することを
特徴とする病原性微生物の防除方法である。
微生物に対して吸着能及び分解能を有する放線菌又はそ
の培養物を、散布し、混合し、又は接種培養することを
特徴とする病原性微生物の防除方法である。
【0028】第3の発明にあっては、放線菌が、ストレ
プトミセス属、サーモアクチノミセス属、ミクロモノス
ポラ属、又はサーモモノスポラ属から選ばれた1種また
2種以上であることを特徴とする、第1または第2の発
明に係る病原性微生物の防除方法である。
プトミセス属、サーモアクチノミセス属、ミクロモノス
ポラ属、又はサーモモノスポラ属から選ばれた1種また
2種以上であることを特徴とする、第1または第2の発
明に係る病原性微生物の防除方法である。
【0029】第4の発明にあっては、培養物中の放線菌
の生菌数が5×105 /g以上であることを特徴とす
る、第1,2または3の発明に係る病原性微生物の防除
方法である。
の生菌数が5×105 /g以上であることを特徴とす
る、第1,2または3の発明に係る病原性微生物の防除
方法である。
【0030】第5の発明にあっては、放線菌培養物に病
原性微生物を接触させ、前記放線菌が前記病原性微生物
を吸着して殺すにあたり、放線菌が、ストレプトミセス
属、サーモアクチノミセス属、ミクロモノスポラ属、又
はサーモモノスポラ属から選ばれた1種また2種以上で
あり、上記培養物中の放線菌の生菌数が5×105 /g
以上であることを特徴とする放線菌培養物である。
原性微生物を接触させ、前記放線菌が前記病原性微生物
を吸着して殺すにあたり、放線菌が、ストレプトミセス
属、サーモアクチノミセス属、ミクロモノスポラ属、又
はサーモモノスポラ属から選ばれた1種また2種以上で
あり、上記培養物中の放線菌の生菌数が5×105 /g
以上であることを特徴とする放線菌培養物である。
【0031】第6の発明にあっては、培養物が粉状、粒
状または液状の何れか単独または混合したものであるこ
とを特徴とする、第5の発明に係る放線菌培養物であ
る。
状または液状の何れか単独または混合したものであるこ
とを特徴とする、第5の発明に係る放線菌培養物であ
る。
【0032】放線菌による病原性微生物生細胞を吸着分
解する過程において、上記病原性微生物による汚染源
は、pH6〜11、好ましくは7〜10であり、又、そ
の温度は、15〜80℃、好ましくは30〜65℃であ
る。これらの範囲より外れると、上記各放線菌の活動が
不活発となる。
解する過程において、上記病原性微生物による汚染源
は、pH6〜11、好ましくは7〜10であり、又、そ
の温度は、15〜80℃、好ましくは30〜65℃であ
る。これらの範囲より外れると、上記各放線菌の活動が
不活発となる。
【0033】(作用)本発明によれば、放線菌は、病原
性微生物細胞壁の組成であるアミノ酸、ペプタイド、タ
ンパク質及びキチンに由来するイオン吸着能に起因して
病原性微生物を吸着し、その後、それらの含窒素化合物
の部分を分解して殺菌に至らしめる。従って、プラスミ
ド由来の耐性菌の創生が不可能であり、薬効期間を長期
間持続することができる。
性微生物細胞壁の組成であるアミノ酸、ペプタイド、タ
ンパク質及びキチンに由来するイオン吸着能に起因して
病原性微生物を吸着し、その後、それらの含窒素化合物
の部分を分解して殺菌に至らしめる。従って、プラスミ
ド由来の耐性菌の創生が不可能であり、薬効期間を長期
間持続することができる。
【0034】また、放線菌は増殖も可能であるので、こ
の面からも吸着分解の薬効期間が長期間持続することが
できる。更に、増殖によりフィードバック法により連用
でき、安価な経費で薬効を長く持続することできるばか
りでなく、飼料への混入、廃棄物への散布、混合が、簡
単で容易である。更にまた、病原性微生物で汚染されて
いる場合だけでなく、未だ汚染されていない汚染源に散
布等することによって汚染防止が可能となる。
の面からも吸着分解の薬効期間が長期間持続することが
できる。更に、増殖によりフィードバック法により連用
でき、安価な経費で薬効を長く持続することできるばか
りでなく、飼料への混入、廃棄物への散布、混合が、簡
単で容易である。更にまた、病原性微生物で汚染されて
いる場合だけでなく、未だ汚染されていない汚染源に散
布等することによって汚染防止が可能となる。
【0035】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に詳細に説
明する。
明する。
【実施例1】ストレプトミセス菌、サーモアクチノミセ
ス菌、ミクロモノスポラ菌、サーモモノスポラ菌の各菌
株を実験例1に示した培地で純粋培養し、これを種菌と
した。これらの種菌を、無殺菌の家畜ふん尿に接種培養
して、上記放線菌の生細胞総数が4〜8×108 /g含
まれるようになったとき、その培養物を畜舎に散布し
た。
ス菌、ミクロモノスポラ菌、サーモモノスポラ菌の各菌
株を実験例1に示した培地で純粋培養し、これを種菌と
した。これらの種菌を、無殺菌の家畜ふん尿に接種培養
して、上記放線菌の生細胞総数が4〜8×108 /g含
まれるようになったとき、その培養物を畜舎に散布し
た。
【0036】乳牛舎1平米当たり、放線菌培養物200
〜400gを2日に1回1年間継続して散布した結果、
搾乳牛36頭中、乳房炎の罹病頭数は1頭であった。一
方、上記放線菌培養物を散布しなかった隣接する酪農家
では、搾乳牛41頭中、乳房炎の罹病頭数は5頭に達
し、そのうちの3頭は完治不能であった。なお、乳房炎
の主原因は、ブドウ球菌、病原性大腸菌及びクロストリ
ジウム感染症の合併症であることが、獣医師の診断で明
らかとなっている。
〜400gを2日に1回1年間継続して散布した結果、
搾乳牛36頭中、乳房炎の罹病頭数は1頭であった。一
方、上記放線菌培養物を散布しなかった隣接する酪農家
では、搾乳牛41頭中、乳房炎の罹病頭数は5頭に達
し、そのうちの3頭は完治不能であった。なお、乳房炎
の主原因は、ブドウ球菌、病原性大腸菌及びクロストリ
ジウム感染症の合併症であることが、獣医師の診断で明
らかとなっている。
【0037】
【実施例2】1舎当たり3000羽を飼育しているブロ
イラー鶏舎の飼育場の床1平米当たり、上記実施例1で
使用した放線菌培養物1Kgに対して、木材チップ2K
gを混合したものを散布して飼育した。飼育開始後55
日目に出荷し全羽を解体して病症鶏を検査(獣医師によ
る)した。
イラー鶏舎の飼育場の床1平米当たり、上記実施例1で
使用した放線菌培養物1Kgに対して、木材チップ2K
gを混合したものを散布して飼育した。飼育開始後55
日目に出荷し全羽を解体して病症鶏を検査(獣医師によ
る)した。
【0038】その結果、鶏舎に散布しなかった対照鶏で
は、3000羽中、55羽(1.8%)に病気が認めら
れたの対して、散布した鶏舎の鶏では15羽(0.3
%)に過ぎず、試験区の効果が認められた。
は、3000羽中、55羽(1.8%)に病気が認めら
れたの対して、散布した鶏舎の鶏では15羽(0.3
%)に過ぎず、試験区の効果が認められた。
【0039】
【実施例3】1舎当たり3000羽を飼育しているブロ
イラー鶏舎の飼料に、上記放線菌培養物をブロイラー用
市販飼料に3%混合し、53日間飼育したのち解体場に
出荷し、全羽を解体し病床鶏を検査(獣医師による)し
た。その結果、対照鶏では55羽(1.8%)に大腸菌
症が発生したのに対して、上記放線菌培養物の飼育鶏で
は、発生は14羽(0.3%)に過ぎず、試験区の効果
が認められた。
イラー鶏舎の飼料に、上記放線菌培養物をブロイラー用
市販飼料に3%混合し、53日間飼育したのち解体場に
出荷し、全羽を解体し病床鶏を検査(獣医師による)し
た。その結果、対照鶏では55羽(1.8%)に大腸菌
症が発生したのに対して、上記放線菌培養物の飼育鶏で
は、発生は14羽(0.3%)に過ぎず、試験区の効果
が認められた。
【0040】
(a)以上の説明から明らかなように本発明によれば、
放線菌は病原性微生物を吸着し、その後、それらの細胞
壁を構成しているアミノ酸、ペプタイド、タンパク質及
びキチン含窒素化合物を分解して殺菌に至らしめる。従
って、従来の殺菌剤等の散布によって生じるプラスミド
由来の耐性菌の創生が不可能であり、薬効期間を長期間
持続することができる。
放線菌は病原性微生物を吸着し、その後、それらの細胞
壁を構成しているアミノ酸、ペプタイド、タンパク質及
びキチン含窒素化合物を分解して殺菌に至らしめる。従
って、従来の殺菌剤等の散布によって生じるプラスミド
由来の耐性菌の創生が不可能であり、薬効期間を長期間
持続することができる。
【0041】(b)放線菌は増殖も可能であるので、こ
の面からも吸着分解の薬効期間が長期間持続することが
できる。また増殖によりフィードバックができるので、
放線菌は連用可能となり、安価な経費で薬効を長く持続
することできる。また放線菌培養物を、飼料への混入し
たり、廃棄物へ散布したり、混合が、簡単で容易であ
る。
の面からも吸着分解の薬効期間が長期間持続することが
できる。また増殖によりフィードバックができるので、
放線菌は連用可能となり、安価な経費で薬効を長く持続
することできる。また放線菌培養物を、飼料への混入し
たり、廃棄物へ散布したり、混合が、簡単で容易であ
る。
【図1】ストレプトミセス・アルブスの菌糸に病原性大
腸菌の生細胞が吸着している状況を示す走査電子顕微鏡
写真である。
腸菌の生細胞が吸着している状況を示す走査電子顕微鏡
写真である。
【図2】ストレプトミセス・アルブスの振とう培養(3
0℃ 7日間)後の培地中の大腸菌の生細胞検査を大腸
菌培地で行なった結果を示す写真である。
0℃ 7日間)後の培地中の大腸菌の生細胞検査を大腸
菌培地で行なった結果を示す写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C12N 1/20 C12R 1:465) (C12N 1/20 C12R 1:01)
Claims (6)
- 【請求項1】 放線菌に病原性微生物を接触させ、前記
放線菌が前記病原性微生物を吸着して殺すことを特徴と
する、病原性微生物の防除方法。 - 【請求項2】 汚染源に、病原性微生物に対して吸着能
及び分解能を有する放線菌又はその培養物を、散布し、
混合し、又は接種培養することを特徴とする病原性微生
物の防除方法。 - 【請求項3】 放線菌が、ストレプトミセス属、サーモ
アクチノミセス属、ミクロモノスポラ属、又はサーモモ
ノスポラ属から選ばれた1種また2種以上であることを
特徴とする、請求項1または2記載の病原性微生物の防
除方法。 - 【請求項4】培養物中の放線菌の生菌数が5×105 /
g以上であることを特徴とする、請求項1,2または3
記載の病原性微生物の防除方法。 - 【請求項5】 放線菌培養物に病原性微生物を接触さ
せ、前記放線菌が前記病原性微生物を吸着して殺すにあ
たり、放線菌が、ストレプトミセス属、サーモアクチノ
ミセス属、ミクロモノスポラ属、又はサーモモノスポラ
属から選ばれた1種また2種以上であり、上記培養物中
の放線菌の生菌数が5×105 /g以上であることを特
徴とする放線菌培養物。 - 【請求項6】 培養物が粉状、粒状または液状の何れか
単独または混合したものであることを特徴とする、請求
項5記載の放線菌培養物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289320A JPH10114614A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289320A JPH10114614A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10114614A true JPH10114614A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17741672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8289320A Pending JPH10114614A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 病原性微生物の防除方法及び放線菌培養物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10114614A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040513A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Shinei Ferumentekku:Kk | ブラキバクテリウム属に属する微生物を担持させたことを特徴とする介護用衣料 |
WO2002013839A1 (fr) * | 2000-08-10 | 2002-02-21 | Shinei Fermentec Corporation | Desinfectants pour les papilles d'animaux et procede permettant d'ameliorer l'environnement microbien |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP8289320A patent/JPH10114614A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040513A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Shinei Ferumentekku:Kk | ブラキバクテリウム属に属する微生物を担持させたことを特徴とする介護用衣料 |
WO2002013839A1 (fr) * | 2000-08-10 | 2002-02-21 | Shinei Fermentec Corporation | Desinfectants pour les papilles d'animaux et procede permettant d'ameliorer l'environnement microbien |
AU2001278707B2 (en) * | 2000-08-10 | 2005-10-06 | Shinei Fermentec Corporation | Animal papilla disinfectants and method of improving microbial environment |
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