JPH10112449A - 研磨方法および研磨装置 - Google Patents

研磨方法および研磨装置

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JPH10112449A
JPH10112449A JP26595796A JP26595796A JPH10112449A JP H10112449 A JPH10112449 A JP H10112449A JP 26595796 A JP26595796 A JP 26595796A JP 26595796 A JP26595796 A JP 26595796A JP H10112449 A JPH10112449 A JP H10112449A
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JP
Japan
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polishing
polished
head
amount
quartz plate
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Application number
JP26595796A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Mitani
真一郎 三谷
Yuichiro Taguma
祐一郎 田熊
Hidefumi Ito
秀文 伊藤
Nobuhiro Konishi
信博 小西
Takeshi Kimura
剛 木村
Minoru Noguchi
稔 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMP後の残膜厚を高精度に制御するととも
にCMP工程の処理能力を向上させる。 【解決手段】 研磨モータ1aによって回転駆動される
共通の研磨定盤1の研磨パッド2上に、被研磨面に凹凸
のあるウェハ4の研磨を行う研磨ヘッド3と、モニタ用
の平坦な石英板6aを研磨するモニタヘッド6を配置
し、モニタヘッド6には、石英板6aの厚さ変化を計測
する膜厚計測部6bが備えられ、研磨制御部20は、ウ
ェハ4と石英板6aを同時研磨する際に、モニタヘッド
6の側の平坦な石英板6aの研磨量が、ウェハ4の被研
磨面の物質の種別に対応した所定の既定値に到達した時
点を、ウェハ4の研磨加工の終点と判定して研磨モータ
1aを停止させる。研磨ヘッド3とモニタヘッド6にお
けるウェハ4および石英板6aの研磨パッド2に対する
押圧操作は背面側からの共通の流体圧による与圧によっ
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨技術に関し、
特に、半導体集積回路装置の製造工程における半導体ウ
ェハのCMP(Chemical Mechanical Polishing)加工等
に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、株式会社工業調査会、平成8
年5月1日発行、「電子材料」1996年5月号P22
〜P27、等の文献にも記載されているように、半導体
集積回路装置の製造プロセスでは、多層配線構造の下地
絶縁膜の平坦化や、ダマシン法等による配線パターンの
埋め込み形成における余剰配線膜の平坦化除去等の工程
で、CMP加工を用いることが知られている。
【0003】ところで、このようなCMPによる平坦化
では初期膜を厚く形成し、所定の残膜を残す事により平
坦化を実現する。研磨後の残膜厚のバラツキは初期膜厚
のバラツキと研磨量のバラツキが相乗される。このた
め、残膜厚を高精度に制御することが難しい。
【0004】一方、CMPの平坦化の終点検出技術が色
々検討されている。しかし、実用になる終点検出技術は
まだ確立していない。これは、CMPの研磨速度が下地
段差パターン密度に大きく依存するためであり、原理的
に難しい。また、一般にCMPの研磨速度は経時的にも
変化するのでCMPの残膜を高精度に制御することが難
しい。たとえば、特開平6−342778号公報には、
研磨時の機械的な振動をモニタして研磨終点を判定しよ
うとする技術が開示されているが、振動と終点との相関
関係がかならずしも明瞭ではなく、正確な終点検出は原
理的に困難なことが予想される。
【0005】このため、現実に行われているCMP作業
では高精度なCMP後の残膜を得るため色々の作業手順
の工夫が行われている。これらの工夫はノウハウに属す
るため一般的な方法が明らかになっていない。一例とし
て、例えば、下記のような方法がある。
【0006】品種および工程毎にCMP前の膜厚規格
中心値(t _initial)をCMP後の残膜(t _final)に
するための平坦膜換算の研磨量(RemovalSpec)を予め求
めておく。
【0007】平坦膜のダミーウエハを研磨して研磨時
間と研磨量から平坦膜の研磨速度(Rate) を求める。
【0008】製品の初期膜厚(t _initial)を測定し
製品研磨の研磨時間(RemovalTime)を、例えば次の式
(1)にて決める。
【0009】 RemovalTime= (RemovalSpec+ (t _initial-t _initialSpec)) /Rate…(1) 式(1)にて得られた研磨時間(RemovalTime)だけ製
品の研磨を行い、研磨後の残膜を測定する。
【0010】研磨後の残膜が製造規格に入っていない
場合、追加研磨を行う。
【0011】以上の方法により、比較的高精度の残膜を
得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の〜の方法では、ダミーウェハを製品ウェハと
は別個に研磨してデータを収拾する等の複雑な作業手順
がその都度必要であり、CMP工程の処理能力(スルー
プット)を大きく損なうことが懸念される、という技術
的課題がある。
【0013】本発明の目的は、単純な作業手順で高精度
の研磨終点制御を実現することが可能な研磨技術を提供
することにある。
【0014】本発明の他の目的は、単純な作業手順で高
スループットを実現することが可能な研磨技術を提供す
ることにある。
【0015】本発明の他の目的は、研磨定盤の構造を複
雑化することなく、高精度の研磨終点制御および高スル
ープットを実現することが可能な研磨技術を提供するこ
とにある。
【0016】本発明の他の目的は、CMP工程における
高精度の残膜寸法制御を実現することが可能な研磨技術
を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、CMP工程の処理能
力を向上させることが可能な研磨技術を提供することに
ある。
【0018】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0020】本発明の研磨方法では、被研磨面に凹凸の
ある第1の研磨対象物と、被研磨面がほぼ平坦なモニタ
用の第2の研磨対象物とを共通の研磨定盤に対して相対
的に摺動させることによって同時に研磨加工し、第2の
研磨対象物における研磨量に基づいて、第1の研磨対象
物における研磨加工の終点を判定する。
【0021】例えばCMP工程に適用した場合、作業手
順を下記のようにする。
【0022】品種および工程毎にCMP前の製品であ
る第1の研磨対象物の膜厚規格中心値(t-initial)をC
MP後の残膜(t-final)にするための平坦膜換算(モニ
タ用の第2の研磨対象物)の研磨量を予め求めておく。
【0023】製品である第1の研磨対象物の初期膜厚
を測定して、第2の研磨対象物における平坦膜換算の研
磨量を決める。
【0024】第1および第2の研磨対象物を同時に研
磨し、モニタ用の第2の研磨対象物が所定の研磨量にな
る時点まで自動で研磨を行う。
【0025】本発明は上記のような単純な作業手順を可
能にする以下のような研磨装置を提供する。
【0026】本発明では、製品である第1の研磨対象物
自体の平坦化の終点検出でなく、製品と同時に研磨され
るモニタ用の第2の研磨対象物の平坦膜換算の研磨量を
研磨と同時に検出する機構を設ける。
【0027】すなわち、研磨ヘッド(第1の研磨ヘッ
ド)と共通の研磨定盤上にモニタ用研磨ヘッド(第2の
研磨ヘッド)を設けて、研磨速度と研磨量をモニタす
る。
【0028】研磨ヘッドとモニタ用研磨ヘッドにおける
研磨対象物の研磨定盤に対する押圧操作は、共通の流体
圧源から供給される流体圧によって行う。
【0029】モニタ用研磨ヘッド内の被研磨物(第2の
研磨対象物)の膜厚の変化を研磨定盤上の研磨パッドと
は反対の面(第2の研磨対象物の背面側)から光干渉法
で研磨と同時に計測して研磨速度と研磨量を求める。研
磨定盤表面の研磨パッドには光の反射率の低い材料を用
いる。
【0030】上記した本発明の研磨装置は以下のように
作用する。
【0031】表面に凹凸のある研磨対象物等のCMP等
の研磨における総研磨量は下地の段差パターンによらず
一定になる。これはPrestonの経験則として知ら
れている。すなわち、図10に例示されるように、同一
条件下では、研磨ヘッドにおける凹凸のある第1の研磨
対象物の研磨領域の総研磨量(図中のハッチング部分の
体積)は、モニタ用の第2の研磨対象物の同体積の平坦
な表面の研磨量と等価である。
【0032】このため、平坦膜換算の研磨量と製品であ
る第1の研磨対象物の初期膜の厚さが判れば残膜を一定
に制御することができる。
【0033】研磨速度VPは、研磨パッドと被研磨物
の摺動速度VF、圧力P、研磨パッドの表面状態・
研磨スラリの状態S、により左右される。すなわち、研
磨速度VPは、一例として次の式(2)で表される。
【0034】 VP ∝ K × P × VF × S …(2) ただし、Kは比例定数である。
【0035】共通の研磨定盤の上に、当該研磨定盤の回
転中心から同一半径上に研磨ヘッドおよびモニタ用ヘッ
ドを設けることにより、研磨用ヘッドとモニタ用ヘッド
ののVFとのSを全く同じにすることができる。
【0036】また、同じ圧力流体を研磨ヘッドとモニタ
用研磨ヘッドに供給する事によりのPを両者で全く同
じにすることができ、研磨圧力による研磨ヘッドとモニ
タ用研磨ヘッド間の研磨速度差がなくなる。
【0037】この結果、製品の研磨ヘッドの研磨速度
(積分すれば研磨量になる)とモニタ用研磨ヘッドの研
磨速度が良い相関関係を示す。すなわち、研磨ヘッドの
研磨速度をモニタ用研磨ヘッドに忠実に反映させること
ができる。
【0038】光干渉法は一般に薄膜の膜厚を高精度に測
定できる。研磨面側から検査光を入射させる場合、回転
する研磨定盤に検査光を入射させるための穴を開ける必
要がある。定盤の構造上の複雑さのほかに、研磨定盤の
穴がモニタ用ヘッドの直下に来る瞬間のみ膜厚の測定が
可能であり、十分な膜厚計測の精度を得にくい。
【0039】本発明では、モニタ用の第2の研磨ヘッド
においては、モニタ用の第2の研磨対象物の研磨面の反
対側から、すなわちモニタ用の研磨対象物の背面側から
検査光を入射して計測することにより、上述の技術的課
題を解決できる。
【0040】また、光干渉法では薄膜の表面と裏面で反
射する検査光の干渉を計測する。研磨定盤が回転するた
め、研磨パッドからの反射光がゆらぐ。本発明では、検
査光に対して光反射率の低い素材にて研磨パッドを構成
することで、高精度の膜厚計測が可能になる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明の研磨方法が実施される研
磨装置の一実施の形態を例示した概念図であり、図2
は、その構成の一部を取り出して示す概念図、図3は、
その構成の一部を取り出して示す断面図である。
【0043】本実施の形態では、一例として、Si 2
等を主成分とする半導体集積回路の多層配線層間膜の平
坦化に用いるCMP装置に適用した場合を例に採って説
明する。
【0044】図1に例示されるように、本実施の形態の
研磨装置では、研磨パッド2が被着された共通の研磨定
盤1の上には、製品であるウェハ4の研磨を行う研磨ヘ
ッド3と、モニタヘッド6と、スラリ5を研磨パッド2
に滴下して供給するノズル5aとが設けられている。研
磨定盤1は、研磨モータ1aによって回転駆動される。
また、研磨ヘッド3およびモニタヘッド6は、図示しな
い回転駆動機構によって自転する構成となっている。
【0045】モニタヘッド6には研磨量を研磨と同時に
計測するために厚さ0.5〜2.0mmの石英板6aが装着
されている。また、モニタヘッド6内に干渉法で石英板
6aの厚さを計測する膜厚計測部6bが内蔵されてい
る。計測された情報は、後述の図7に例示されるような
構成を有し、研磨モータ1aの回転を制御する研磨制御
部20に入力される。
【0046】本実施の形態では、研磨と同時に石英板6
aの膜厚の変化を測定することで研磨速度が判り、研磨
速度を時間積分することで、モニタヘッド6の石英板6
aの平坦膜の研磨量を得ることができる。前述の式
(2)に例示したように、研磨速度VPは、研磨定盤
1上の研磨パッド2と研磨ヘッド3内の被研磨物である
ウェハ4との摺動速度VF、研磨圧力P、スラリ5
の供給量や研磨パッド2の表面状態(S)に依存する。
モニタヘッド6および研磨ヘッド3を共通の研磨定盤1
上の同じ回転半径位置に置くことにより、両者間でと
を全く同じにすることができる。このため、モニタヘ
ッド6内の石英板6aの研磨速度は研磨ヘッド3内のウ
ェハ4の研磨速度を忠実に再現できる。
【0047】一方、図11および図12に例示されるよ
うに、研磨前のウェハ4は表面に段差があるが、研磨後
には平坦化される。図11では、配線パターン4aの凹
凸を反映した絶縁膜4bの平坦化の場合を示し、図12
では、溝4dが刻設された絶縁膜4cの表面に導体膜4
eを全面に被着し、この導体膜4eを平坦に研磨除去す
ることにより、溝4dの内部に導体パターン4fを残存
形成する場合を示している。このため、ウェハ4の品種
と工程毎に初期膜厚が規格中心値(tNi)の場合、研
磨の残膜厚を規格中心値(tN)にするための「平坦膜
換算研磨量基準(tR)」を予め求めておく。そして、
実際の研磨に際しては製品の初期膜厚(a)を測定し、
製品(ウェハ4)の研磨量を、次の式(3)に例示され
るように、 「製品の平坦膜換算研磨量(ΔZ)」=「平坦膜換算研磨量基準(tR)」+( 製品の初期膜厚(a)−初期膜厚規格中心(tNi))…(3) のように設定して、モニタヘッド6の石英板6aの研磨
量が「製品の平坦膜換算研磨量(ΔZ)」になるまで研
磨を行うことにより、再現性良く規格中心値(tN)の
残膜厚を得ることができる。
【0048】たとえば、初期膜厚の規格中心値(tN
i)が2.2μmで、規格中心値(tN)が0.5μmの残
膜厚を得る場合の「平坦膜換算研磨量基準(tR)」が
1.0μmであるとき、実際のウェハ4(製品)の初期膜
厚(a)の測定値が2.0μmであった場合には、 製品の平坦膜換算研磨量(ΔZ)=1.0−(2.2−2.0) =0.8(μm) を、研磨制御部20に設定値10eとして指示し、モニ
タヘッド6の石英板6aの研磨量がΔZ=0.8μmにな
った時点を、研磨ヘッド3のウェハ4の側における研磨
加工の終点と判定する。
【0049】図2は本実施の形態のCMP装置における
研磨ヘッド3とモニタヘッド6への研磨圧力の供給方法
の一例を示しており、図3は、研磨ヘッド3とモニタヘ
ッド6の各々の構造の一例を示す断面図である。
【0050】図2において、7は圧力調整装置であり、
一次側の高圧空気7aと圧力設定信号7bを受けて、圧
力設定値の空気圧を二次側に出力する構造になってい
る。二次側の調整された圧力の空気が研磨ヘッド3とモ
ニタヘッド6に供給される。
【0051】研磨ヘッド3とモニタヘッド6の各々で
は、圧力調整装置7から供給される空気圧を、それぞれ
可撓性膜3aおよび可撓性膜6cを介して、ウェハ4お
よび石英板6aの各々の背面に伝達することで、均一な
面圧にて、ウェハ4および石英板6aの各々が研磨定盤
1の研磨パッド2に押圧される構造となっている。
【0052】従来のCMP装置では研磨の圧力が機械的
な加圧であるので、研磨ヘッド3とモニタヘッド6の研
磨圧力を全く同じに保つことができない。しかし、図2
のように、研磨圧力を加圧流体で発生する構造とし、研
磨ヘッド3とモニタヘッド6に共通の圧力源である圧力
調整装置7から加圧流体を供給することで、両者の研磨
圧力を常に同じにすることができる。すなわち、図1お
よび図2、図3の構成のCMP装置の構造により、前述
の式(2)における研磨圧力Pが、研磨ヘッド3とモ
ニタヘッド6で共通となる。従って、研磨ヘッド3とモ
ニタヘッド6間の研磨速度を原理的に常に同じにするこ
とができ、モニタヘッド6の研磨速度で研磨ヘッド3の
研磨速度を高精度で計測が可能となる。
【0053】図4は図1、図2および図3の構造のCM
P装置で研磨ヘッド3とモニタヘッド6の研磨速度を比
較した図である。研磨速度自体は±10%程度の範囲で
変動しているが、研磨ヘッド3とモニタヘッド6間の研
磨速度の差は±1%以内である。図1、図2および図3
の本実施の形態の機構を用いることにより、高精度で研
磨速度をモニタできることを示している。この例の研磨
ヘッド3内の被研磨膜は、前述のように一例としてプラ
ズマCVDで形成したSi 2 膜であり、モニタヘッド
6内のモニタ用被研磨物は石英板6aである。石英板6
aはSi 2 のプラズマCVD膜と物性的に殆ど同じ組
成であり、CMPに対しても殆ど同じ研磨速度を示すの
で採用したが、被研磨物とモニタ用被研磨物が異質の物
質であっても、後述の図9等に例示されるように、両者
のCMPに対する研磨速度比を予め求めておけばよいこ
とは言うまでもない。
【0054】図5はモニタヘッド6内に設ける干渉型の
膜厚計測部6bの構造の一例を示す概念図である。ま
た、図6はモニタ用の石英板6aの膜厚計測の原理の一
例を示す概念図、図7は、研磨制御部20に設けられた
膜厚モニタの信号処理部の構成の一例を示すブロック図
である。
【0055】まず、図5を用いて本実施の形態の干渉型
膜厚計の構造を説明する。
【0056】膜厚計測部6bはレーザ光源部分と受光部
分よりなっており、レーザ光源8aから出る単色光はス
リット8bを通り石英板6aに入射する。石英板6aか
ら反射したレーザ光9aはスリット8cを通り受光素子
8dで捕捉され、反射光量を測定する構造になってい
る。反射光は石英板6aによる干渉効果により石英板6
aの膜厚に依存して強度が変わる。このため、反射光の
強度を測定することで石英板6aの膜厚をモニタでき
る。
【0057】図6を用いて石英板6aの膜厚測定の原理
を説明する。レーザ光源8aから入射したレーザ光9a
は石英板6aの裏面で反射する成分9b、石英板6aの
表面(研磨面)で反射する成分9c、および研磨パッド
2の表面で反射する成分9dに別れる。一部分は石英板
6aの表面と研磨パッド2の表面間に存在するH2 Oを
主成分とするスラリ5からも反射されるが、一般的にス
ラリ5の層が薄いのでこの成分は小さい。干渉効果は石
英板6aの裏面で反射する成分9bと表面で反射する成
分9c間で生じる。9bと9cの光路差が1/2波長に
なるたびに9bと9cが打ち消し合う。このため、研磨
の進行とともに反射光の強度が変わる。しかし、本実施
の形態のような光干渉法による膜厚検出では、研磨パッ
ド2の表面で反射する成分9dが干渉する目的の成分9
b,9cに重なるという技術的課題がある。研磨パッド
2の表面には凹凸があるため、研磨パッド2から反射さ
れる成分9dも時間的に変動する。そこで、本実施の形
態では、図5に例示されるスリット8b,8cにより、
研磨パッド2で反射する成分9dを低減する効果を得て
いる。また、特に図示しないが、研磨パッド2にレーザ
光9aに対して反射率の低い、たとえば黒色の材料を用
いることで、研磨パッド2で反射する成分9dに起因す
るノイズを低減させる。
【0058】図7で、研磨制御部20における反射光の
信号処理方法の一例を説明する。まず、受光素子8dか
ら到来する検出信号8eをローパスフィルタ10aに通
す。研磨パッド2は研磨定盤1とともに自転するので研
磨パッド2で反射する成分9dは高周波成分となる。こ
のため、研磨パッド2で反射する成分9dをカットする
ことができる。次にローパスフィルタ10aの出力信号
を演算処理部10bに入れる。演算処理部10bでは反
射光のピークとピークの時間間隔Δtを抽出し研磨速度
を計算する。Δtの間の平均的な研磨速度は、λSin
(θ)/(2Δt)で得られる。
【0059】たとえば、研磨定盤1の回転数が毎分20
回転で、平坦膜換算でほぼ1μmの研磨が可能な場合に
おいて、レーザ光9aとして波長λ=5000Åの単色
光を用いる場合、λ/2=2500Åであり、さらに石
英板6aの屈折率n≒1.5を考慮すると、石英板6a内
における実効的なλ/2は、2500Å/1.5≒150
0Åとなり、ほぼ1500Å毎に、すなわち、1μmの
膜厚を3分間で研磨する速度では、ほぼΔt≒27秒毎
に反射光のピークが検出されるので、十分なモニタ精度
が得られる。
【0060】次に、研磨速度は積分器10cに入る。積
分器10cにおいて研磨速度を積分し、累積の研磨量を
求める。この累積研磨量をコンパレータ10dに入力し
研磨量の設定値10e(製品の平坦膜換算研磨量(Δ
Z))を比較する。コンパレータ10dは累積研磨量を
研磨量の設定値10eと比較し、累積研磨量が研磨量の
設定値10eに等しくなった時、研磨を停止する停止信
号10fを出力して研磨を終了させる。
【0061】なお、本実施の形態の場合には、図9に例
示されるような終点判定制御テーブル21を、研磨制御
部20に設けている。すなわち、終点判定制御テーブル
21には、モニタ用の石英板6aと、研磨ヘッド3のウ
ェハ4における被研磨膜の材質とが異なる場合の換算値
(設定値10e)が、各ウェハ4の被研磨膜の各材質毎
に設定されており、同一のモニタ用の石英板6aにて、
材質の異なる複数の被研磨膜の終点判定を可能にしてい
る。図9の例では、ウェハ4の被研磨膜が石英板6aと
同等の酸化シリコン(Si 2)の場合には設定値10e
としてt1が設定され、それと異なるタングステン、ア
ルミニウム、銅等の場合には、それぞれ、換算値t2,
t3,t4が設定される。
【0062】一般に光学干渉法で膜厚を測定する場合、
光源として白色光を用い、薄膜の分光特性から膜厚を算
出する方法をとることが一般的であり、この方法を用い
て石英板6aの膜厚を計測してもよい。この場合には、
白色光に含まれる複数種の波長の光の干渉現象を観測し
て比較することで膜厚の絶対値を測定することが可能で
あるが、構造が複雑になるという欠点がある。そこで、
本実施の形態では、モニタヘッド6の中に膜厚モニタ
(図5)を内蔵するため、装置構造が簡単で済む単色光
を用いた。また、研磨と同時に膜厚を高速に測定する必
要があることや研磨パッド2で反射する成分9dの影響
を除くためにフィルタを必要とすることから、高速で膜
厚測定が可能な単色光の光源を用いる膜厚計測法が有利
である。
【0063】なお、研磨ヘッド3およびモニタヘッド6
のサイズはかならずしも等しい必要はなく、研磨定盤1
に対する単位面積当たりの押圧力が研磨ヘッド3のウェ
ハ4とモニタヘッド6の石英板6aとで等しいように制
御するだけでよい。
【0064】また、研磨ヘッド3およびモニタヘッド6
を共通の研磨定盤1の同一回転半径位置に配置する必要
はなく、研磨ヘッド3の回転半径Rと、モニタヘッド6
の回転半径rの比によって、研磨速度、すなわち製品の
平坦膜換算研磨量(ΔZ)を(r/R)倍して補正する
ことも可能である。
【0065】これらのことを踏まえた研磨装置の変形例
を図8に例示する。この図8は、研磨装置の変形例を示
す平面図であり、研磨定盤1の同一半径位置(半径R)
には、各々がウェハ4を保持した複数の研磨ヘッド3が
配置され、その間に、研磨ヘッド3よりもサイズの小さ
いモニタヘッド6が、研磨ヘッド3よりも内側の半径位
置(半径r<R)に配置されている。また、複数の研磨
ヘッド3の間には、研磨定盤1の半径方向に往復動して
当該研磨定盤1の研磨パッド2に目立て動作を行う目立
てヘッド40が配置されている。この場合には、前述の
ように、研磨ヘッド3の回転半径Rと、モニタヘッド6
の回転半径rの比によって、研磨速度、すなわち製品の
平坦膜換算研磨量(ΔZ)を(r/R)倍して補正す
る。
【0066】この場合には、1回の研磨工程におけるモ
ニタヘッド6の石英板6aの研磨量が少なくなるので、
モニタ用の1枚の石英板6aを繰り返し使用することで
寿命が長くなり、原価低減に寄与できる。また、サイズ
の小さなモニタヘッド6を、研磨定盤1上における複数
の研磨ヘッド3の配置に邪魔にならない任意の位置に配
置することで、一つの研磨定盤1に装着できる研磨ヘッ
ド3の数を増やすことができ、研磨装置単位でのスルー
プットを向上させることができる。
【0067】なお、研磨ヘッド3と、モニタヘッド6に
おけるウェハ4および石英板6aの押圧力は、必ずしも
等しくする必要はなく、たとえば、図2に例示された構
成において、圧力調整装置7からモニタヘッド6に至る
与圧流体の経路に図示しない圧調整機構を介在させるこ
とによって、モニタヘッド6の側の圧を低くし、研磨速
度を、研磨ヘッド3の側の圧との比率に応じて補正する
ようにしてもよい。この場合にも、モニタヘッド6にお
けるモニタ用の石英板6aの研磨速度を小さくして1回
の研磨工程当たりの消耗量を低減でき、寿命を向上させ
ることが可能となる。
【0068】以上説明したように、本実施の形態の研磨
方法および装置によれば、モニタヘッド6の側における
平坦な石英板6aの研磨量の観察によって、研磨ヘッド
3の側のウェハ4の研磨量(残膜厚)を精密に制御でき
るという効果が得られる。特に、半導体装置の製造プロ
セスにおけるウェハのCMP工程に適用した場合には、
残膜厚の精密な制御によって歩止まりを向上させること
ができる。
【0069】また、研磨の作業の手順を単純化でき、研
磨工程の処理能力を大幅に向上できる。特に、半導体装
置の製造プロセスにおけるウェハのCMP工程に適用し
た場合には、CMP工程のスループットが向上し、半導
体装置の原価低減に寄与できる。
【0070】また、モニタ用のレーザ光9aを、モニタ
ヘッド6における石英板6aの背面側から入射させる構
成とすることにより、研磨定盤1の側にレーザ光9aの
照射および検出のための透孔を穿設する等の煩雑な加工
が不要になり、研磨装置の製造原価を削減することがで
きる。
【0071】さらに、研磨定盤1上の研磨パッド2をモ
ニタ用のレーザ光9aの反射率の低い素材で構成するこ
とにより、研磨パッド2で反射する成分9dの光量を抑
制してモニタ用の石英板6aの研磨速度のモニタ精度を
向上させることができる。
【0072】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0073】たとえば、第1の研磨対象物としては、上
述の実施の形態において例示したウェハに限らず、研磨
量の精密な制御を必要とする任意の研磨対象物に広く適
用できる。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0075】本発明の研磨方法によれば、単純な作業手
順で高精度の研磨終点制御を実現することができる、と
いう効果が得られる。
【0076】また、本発明の研磨方法によれば、単純な
作業手順で高スループットを実現することができる、と
いう効果が得られる。
【0077】また、本発明の研磨方法によれば、研磨定
盤の構造を複雑化することなく、高精度の研磨終点制御
および高スループットを実現することができる、という
効果が得られる。
【0078】また、本発明の研磨方法によれば、CMP
工程における高精度の残膜寸法制御を実現することがで
きる、という効果が得られる。
【0079】また、本発明の研磨方法によれば、CMP
工程の処理能力を向上させることができる、という効果
が得られる。
【0080】本発明の研磨装置によれば、単純な作業手
順で高精度の研磨終点制御を実現することができる、と
いう効果が得られる。
【0081】また、本発明の研磨装置によれば、単純な
作業手順で高スループットを実現することができる、と
いう効果が得られる。
【0082】また、本発明の研磨装置によれば、研磨定
盤の構造を複雑化することなく、高精度の研磨終点制御
および高スループットを実現することができる、という
効果が得られる。
【0083】また、本発明の研磨装置によれば、CMP
工程における高精度の残膜寸法制御を実現することがで
きる、という効果が得られる。
【0084】また、本発明の研磨装置によれば、CMP
工程の処理能力を向上させることができる、という効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨方法が実施される研磨装置の一実
施の形態を例示した概念図である。
【図2】本発明の研磨方法が実施される研磨装置の構成
の一部を取り出して示す概念図である。
【図3】本発明の研磨方法が実施される研磨装置の構成
の一部を取り出して示す断面図である。
【図4】本発明の研磨方法が実施される研磨装置におい
て研磨ヘッドとモニタヘッドの研磨速度を比較した結果
の一例を示す線図である。
【図5】本発明の研磨方法が実施される研磨装置におい
て、モニタヘッド内に設ける干渉型の膜厚計測部の構造
の一例を示す概念図である。
【図6】本発明の研磨方法が実施される研磨装置のモニ
タヘッドにおける石英板の膜厚計測の原理の一例を示す
概念図である。
【図7】本発明の研磨方法が実施される研磨装置の研磨
制御部に設けられた膜厚モニタの信号処理部の構成の一
例を示すブロック図である。
【図8】本発明の研磨方法が実施される研磨装置の変形
例を示す平面図である。
【図9】本発明の研磨方法が実施される研磨装置にて用
いられる終点判定制御テーブルの一例を示す概念図であ
る。
【図10】本発明の研磨方法が実施される研磨装置にお
ける動作原理の一例を示す概念図である。
【図11】本発明の研磨方法が実施される研磨装置にて
研磨されるウェハの表面の凹凸パターンの一例を示す断
面図である。
【図12】本発明の研磨方法が実施される研磨装置にて
研磨されるウェハの表面の凹凸パターンの一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 研磨定盤 1a 研磨モータ 2 研磨パッド 3 研磨ヘッド(第1の研磨ヘッド) 3a 可撓性膜 4 ウェハ(第1の研磨対象物) 4a 配線パターン 4b 絶縁膜 4c 絶縁膜 4d 溝 4e 導体膜 4f 導体パターン 5 スラリ 5a ノズル 6 モニタヘッド(第2の研磨ヘッド) 6a 石英板(第2の研磨対象物) 6b 膜厚計測部(計測手段) 6c 可撓性膜 7 圧力調整装置(流体圧源) 7a 高圧空気 7b 圧力設定信号 8a レーザ光源 8b スリット 8c スリット 8d 受光素子 9a レーザ光(検査光) 9b 石英板6aの裏面で反射する成分 9c 石英板6aの表面(研磨面)で反射する成分 9d 研磨パッド2で反射する成分 10a ローパスフィルタ 10b 演算処理部 10c 積分器 10d コンパレータ 10e 設定値(閾値) 10f 停止信号 20 研磨制御部(研磨制御手段) 21 終点判定制御テーブル 40 目立てヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 信博 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 木村 剛 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 野口 稔 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨面に凹凸のある第1の研磨対象物
    と、被研磨面がほぼ平坦なモニタ用の第2の研磨対象物
    とを共通の研磨定盤に対して相対的に摺動させることに
    よって同時に研磨加工し、前記第2の研磨対象物におけ
    る研磨量に基づいて、前記第1の研磨対象物における前
    記研磨加工の終点を判定することを特徴とする研磨方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の研磨方法において、研磨
    中における前記第2の研磨対象物における研磨量を実時
    間で計測し、前記研磨量が所定の閾値に到達した時点を
    前記第1の研磨対象物における前記研磨加工の終点と判
    定することを特徴とする研磨方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の研磨方法において、前記
    被研磨面の材質の異なる複数種の前記第1の研磨対象物
    の各々毎に前記閾値を持ち、共通の前記第2の研磨対象
    物を用いて、複数種の前記第1の研磨対象物における研
    磨加工の終点判定を行うことを特徴とする研磨方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の研磨方法において、前記
    第2の研磨対象物の前記被研磨面の反対側から検査光を
    入射させ、前記第2の研磨対象物を経由した前記検査光
    の光量を計測する光干渉法によって前記第2の研磨対象
    物の研磨加工中における厚さ寸法の変化を計測すること
    により、前記第2の研磨対象物の前記研磨量を得ること
    を特徴とする研磨方法。
  5. 【請求項5】 研磨定盤と、 前記研磨定盤に対して被研磨面に凹凸のある第1の研磨
    対象物を相対的に摺動させることによって前記第1の研
    磨対象物の研磨加工を行う第1の研磨ヘッドと、 前記研磨定盤に対して被研磨面がほぼ平坦なモニタ用の
    第2の研磨対象物を相対的に摺動させることによって前
    記第2の研磨対象物の研磨加工を行う第2の研磨ヘッド
    と、 前記第1および第2の研磨ヘッドによる前記研磨加工中
    における前記第2の研磨対象物の厚さ寸法を計測する計
    測手段と、 前記計測手段から得られる前記第2の研磨対象物の前記
    厚さ寸法の変化に基づいて、前記第1の研磨対象物にお
    ける前記研磨加工の終点を判定する研磨制御手段と、 を含むことを特徴とする研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の研磨装置において、前記
    第1および第2の研磨ヘッドは、共通の流体圧源に接続
    され、前記流体圧源から供給される流体圧によって、前
    記第1および第2の研磨対象物の前記研磨定盤に対する
    前記研磨加工中の押圧操作が行われるようにしたことを
    特徴とする研磨装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の研磨装置において、前記
    計測手段は、前記研磨定盤との間に前記第2の研磨対象
    物を挟む位置に配置され、前記第2の研磨対象物の被研
    磨面の反対側から検査光を入射させる光源と、前記第2
    の研磨対象物を経由した前記検査光の光量を検出する光
    検出手段とを含み、光干渉法を用いて前記第2の研磨対
    象物の厚さ寸法の変化を計測するようにしたことを特徴
    とする研磨装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の研磨装置において、前記
    研磨定盤の表面には、前記第1および第2の研磨対象物
    に摺接する研磨パッドが設けられ、前記研磨パッドは、
    前記検査光の反射率の小さな物性を有することを特徴と
    する研磨装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の研磨装置において、前記
    研磨制御手段は、前記計測手段から得られる前記第2の
    研磨対象物の前記厚さ寸法の変化に基づいて前記第2の
    研磨対象物の研磨量を取得し、前記研磨量を所定の閾値
    と比較することによって前記第1の研磨対象物の研磨加
    工の終点を判定するとともに、前記第1の研磨対象物に
    おける前記被研磨面の材質毎に前記閾値を記憶する記憶
    手段を持ち、共通の前記第2の研磨対象物を用いて前記
    被研磨面の材質の異なる複数種の前記第1の研磨対象物
    の研磨加工の終点を判定することを特徴とする研磨装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項5,6,7,8または9記載の
    研磨装置において、前記第1の研磨対象物は、半導体集
    積回路装置の製造工程における半導体ウェハであり、前
    記半導体ウェハに対する化学的機械的研磨(CMP)加
    工を行うことを特徴とする研磨装置。
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