JPH1011108A - 製造工程管理システム - Google Patents

製造工程管理システム

Info

Publication number
JPH1011108A
JPH1011108A JP15986596A JP15986596A JPH1011108A JP H1011108 A JPH1011108 A JP H1011108A JP 15986596 A JP15986596 A JP 15986596A JP 15986596 A JP15986596 A JP 15986596A JP H1011108 A JPH1011108 A JP H1011108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
manufacturing
product
time
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15986596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuyuki Motoyama
琢之 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP15986596A priority Critical patent/JPH1011108A/ja
Publication of JPH1011108A publication Critical patent/JPH1011108A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程管理システムに関し、生産ラインの
各製造装置を固定的に量産品用と開発品用とに振り分け
ることなく、量産品の製造予定に開発品の製造予定を組
み込み、単一の生産ラインにおいて各製造装置を流動的
に共用して量産品の製造と開発品の製造とを両立するよ
うに工程を管理する。 【解決手段】 LSIとなる仕掛品を量産品のグループ
と開発品のグループとに分けて登録する仕掛品登録ファ
イル11と、複数の製造装置を各製造工程別にかつ機能
別に装置グループに分けて登録する装置登録ファイル1
2と、装置グループの単位期間当たりの総合稼働可能時
間を求めるCPU13と、製造工程毎に装置グループの
使用予約を入力し、該使用予約に応じて各装置グループ
の総合稼働可能時間を量産品のグループ及び開発品のグ
ループに割り振るスケジューラ14とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造工程管理シス
テムに関するものであり、更に詳しく言えば、各製造工
程に割当てられた製造装置を用いて製品と試作品とを製
造する生産ラインの製造工程を管理するシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの発達とユーザの
使用要求に伴い、より高機能の情報処理装置や高解像度
の画像処理装置が製造されている。これら装置を構成す
る半導体集積回路(以下LSIという)装置の需要は、
益々増加の一途を辿っている。また、半導体工場では、
これら装置の品質向上を図るために、次世代のLSI装
置の開発も進められている。
【0003】例えば、需要が多いDRAM(ダイナミッ
ク・ランダム・アクセスメモリ)やMROM(マスク・
ロム)等の製品(量産品)は量産品工場で生産され、次
世代の大容量のRAMやROM等の試作品(開発品)
は、開発品工場で研究及び試験製造されている。図7は
従来例に係るLSI装置の製造工程を管理するシステム
を説明する図を示している。図7において、1は、製造
工程管理システムであり、2は生産ラインである。製造
工程管理システム1と生産ライン2はローカルネットワ
ークにより接続され、生産ライン2は、開発品工場で開
発が済み製造条件等が確立された一連の工程(A,B,
…Z)を有している。そして、製造工程管理システム1
は、生産ライン2に流されるDRAMやMROM等の量
産品の製造工程を管理することにより、オペレータを支
援している。
【0004】次に、LSIの製造工程を管理する方法に
ついて説明する。例えば、LSIの量産品工場におい
て、各製造工程に山積みされた製品(以下仕掛品とい
う)の処理に先立ち、製造装置の使用を予約する場合、
まず、ステップS1で各工程における仕掛品の優先使用
順位を設定する。ここで、仕掛品とは、製造途中の半製
品をいい、DRAMやMROM等の量産品になるもので
ある。優先使用順位とは、仕掛品の処理に独占的に製造
装置を使用させ得る順位をいう。納期が早い仕掛品は、
他の仕掛品に優先して製造装置を使用できるように優先
使用順位を高く設定している。
【0005】次いで、ステップS2で各工程に流す仕掛
品を登録する。仕掛品は、各工程でロット単位に処理さ
れるものである。次に、ステップS3で先に登録された
仕掛品の中から優先使用順位の高い仕掛品を選択する。
その後、その工程の製造装置が使用できるか否を求める
ために、ステップS4でその工程の製造装置の未予約稼
働時間を求める。未予約稼働時間とは、製造装置におい
て、単位期間当たりの稼働可能時間の内、予約されてい
ない稼働時間をいう。換言すると、現在、製造装置があ
る仕掛品の処理の予約を受けているのであれば、その製
造装置の単位期間当たりの稼働可能時間から仕掛品の装
置使用時間を差し引いた残存時間である。
【0006】そして、ステップS5でその工程の製造装
置を予約する。予約は、未予約稼働時間が、仕掛品がそ
の工程で処理可能な時刻以降で、仕掛品の装置使用時間
を満たしているか否かを判断することにより行われてい
る。未予約稼働時間が、装置使用時間を満たしている場
合は、その工程の製造装置が予約できる。未予約稼働時
間が、装置使用時間以下の場合は、その工程の製造装置
が予約できなくなる。
【0007】次に、ステップS6で各工程の製造装置の
予約が全部できたか否かを判断する。製造装置の予約が
全部できた場合(YES)には、スケジューリングを終了
する。製造装置の予約が全部できていない場合(NO)
には、ステップS3に戻って仕掛品の選択からステップ
S5の製造装置の予約のステップを繰り返す。これによ
り、量産品の製造スケジュールが組まれている。
【0008】なお、開発品工場においても、量産品のス
ケジューリングフローが適用できるが、開発品工場で
は、研究又は試験製造のために作業スケジュールが大幅
に変更されたり、使用予約時間をオーバーすることがし
ばしばある。このように量産品工場と開発品工場とは別
々に設けられ、別々に製造工程が管理されている。した
がって、多額の資本と多くの人員が必要となったり、L
SI装置のコストアップや開発工場における製造装置の
使用効率の低下につながったりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LSI装置
等の量産品及び開発品を製造する上で、量産品工場の製
造装置と開発品工場の製造装置を共用することにより、
製造コストの低減化を図る方法が考えられている。しか
しながら、単一生産ラインで量産品と開発品とを製造す
る場合、次のような問題がある。
【0010】 量産品は、予定納期日まで全工程を終
わらせてアウトプットしなくてはならず、開発品が量産
品と同一生産ラインの製造装置を使用すると、条件出し
等で、長時間、製造装置を占有するという事態が生じ
る。 量産品は数カ月先まで予定を組むことができるが、
開発品は条件出し等で製造装置の使用予約が頻繁に変更
されるので、数カ月先まで予定を組むことができない。
したがって、量産品が各工程の製造装置を占有してしま
い、新たな開発品を量産品の生産ラインに投入すること
が困難となる。強制的に開発品を量産品の製造予定に組
み入れようとすると、既に予定している量産品のアウト
プットが遅れてしまうことになる。
【0011】このような事情から、工場内の製造装置を
量産品用と開発品用とに割り当てる方法も考えられる
が、これでは、本来の単一生産ラインとする目的が、実
際上二つのラインに分割されてしまい、開発品用に割り
当てた製造装置が遊休するような事態も招きかねない。
設備の使用率が低下する。なお、特開平1−10905
9号に、単一の生産ラインで多品種の量産品を製造する
生産制御装置が開示されているが、この装置は、多くの
仕掛品が集中する製造装置の生産性を上げるためのもの
であるから、量産品と開発品を単一の生産ラインで製造
する工程を扱ったものではない。
【0012】また、特開平3−221358号、特開平
5−19807号(生産管理方法及び装置)及び特開平
5−81879号(製造優先順位変換装置)には、優先
順位にしたがって仕掛品を製造工程に流すものが開示さ
れているが、量産品と開発品を単一の生産ラインで製造
する工程を扱ったものではない。その他、特開平3−1
96948号には、生産計画作成方法が、また、特開平
2−184967号には、製造計画作成装置が開示され
ているが、いずれも量産品と開発品を単一の生産ライン
で製造する工程を扱ったものではない。
【0013】本発明は、かかる従来例の課題に鑑み創作
されたものであり、生産ラインの各製造装置を量産品用
と開発品用とに固定的に割当てることなく、各製造装置
を流動的に共用して量産品(製品)の製造と開発品(試
作品)の製造とを両立するように工程を管理することが
可能となる製造工程管理システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原理的な製
造工程管理システムは、各製造工程に割当てられた製造
装置を用いて製品と試作品とを製造する生産ラインの製
造工程管理システムにおいて、前記各製造工程に割当て
られた製造装置の単位期間当たりの稼働可能時間を求め
る手段と、前記各製造工程の製造装置を製品及び試作品
の処理に使用させる割合である使用比率を設定する手段
と、前記使用比率に応じて前記製造装置の稼働可能時間
を製品及び試作品の処理に割り振る手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0015】本発明に係る第1の製造工程管理システム
は、各製造工程に割り割当てられた複数の製造装置を用
いて製品と試作品とを製造する生産ラインの製造工程管
理システムにおいて、前記各製造工程に割当てられた各
製造装置の単位期間当たりの稼働可能時間を求め、か
つ、該製造装置の稼働可能時間を前記各製造工程毎に加
算して各製造装置群の総合稼働可能時間を求める手段
と、前記各製造工程の製造装置群を製品及び試作品の処
理に使用させる割合である使用比率を設定する手段と、
前記使用比率に応じて前記製造装置群の総合稼働可能時
間を製品及び試作品の処理に割り振る手段とを備えてい
ることを特徴とする。
【0016】本発明の第2の製造工程管理システムは、
製造工程に割当てられた製造装置群を用いて製品と試作
品とを製造する生産ラインの製造工程管理システムにお
いて、前記各製造工程の製造装置群を独占的に使用する
時間である装置使用時間を試作品群及び製品群毎に求め
る手段と、前記各製造工程の製造装置群が使用予約され
ていない稼働可能時間である未予約稼働時間を各製造工
程毎に求める手段と、前記製造装置群の未予約稼働時間
が、前記製造装置群を予約する試作品群又は製品群の装
置使用時間を越えているか否を判定する判定手段と、前
記判定に基づいて前記各製造工程の製造装置群の予約を
行う手段とを備えていることを特徴とし、上記目的を達
成する。
【0017】本発明の原理的な製造工程管理システムで
は、各製造工程に割当てられた製造装置の単位期間当た
りの稼働可能時間を求め、この稼働可能時間を使用比率
に応じて製品及び試作品の処理に割り振っているので、
ある時間帯ではその製造工程の製造装置が製品の処理に
当てられ、他の時間帯では、その製造工程の製造装置が
試作品の処理に当てられるように、その製造装置を流動
的に共用させることができる。
【0018】従って、その製造工程に製造装置が1台し
かな無い場合であっても、使用時間を区切って製品及び
試作品の処理に当てることができるので、単一生産ライ
ンにおいて、製品の製造と試作品の製造とを両立させる
ような製造工程を管理することができる。本発明の第1
の製造工程管理システムでは、使用比率に応じて製造装
置群の総合稼働可能時間を製品及び試作品の処理に割り
振ることにより、従来技術のように各製造工程における
製造装置を固定的に製品用と試作品用とに割当てること
なく、ある時間帯ではその製造工程の製造装置群が製品
の処理に当てられ、他の時間帯では、その製造工程の製
造装置群の一部の製造装置のみが試作品の処理に当てら
れると言ったように、製造装置群を流動的に共用させる
ことができる。
【0019】従って、使用時間を区切って製造装置群を
製品及び試作品の処理に当てることができるので、単一
生産ラインにおいて、製品の製造と試作品の製造とを両
立させるように製造工程を管理することができる。本発
明の第2の製造工程管理システムでは、試作品群及び製
品群毎に装置使用時間が求められ、しかも、各製造工程
毎に製造装置群の未予約稼働時間が求められると、判定
手段は、製造装置群の未予約稼働時間が、試作品群又は
製品群の装置使用時間を越えているか否を判定してい
る。
【0020】従って、製造装置群の未予約稼働時間が、
試作品群又は製品群の装置使用時間を越えない場合は、
その製造装置群を試作品群又は製品群の処理に当てるこ
とができる。その未予約稼働時間が、試作品群又は製品
群の装置使用時間を越えている場合は、それらの処理に
当てることができないと言うように試作品群及び製品群
の装置使用時間に応じて製造装置群の未予約稼働時間を
埋め尽くすように製造装置群の予約を行うことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図を参照しながら本発明の
実施の形態について説明をする。図1〜図6は、本発明
の実施の形態に係る製造工程管理システムを説明する図
である。 (1)第1の実施の形態 図1は、本発明の各実施の形態に係るLSI製造工程管
理システムを説明する構成図であり、図2及び図3はそ
れを補足する図を示している。本実施例では、各製造工
程に割り割当てられた複数の製造装置を用いて製品と試
作品とを製造する生産ラインの製造工程を管理するシス
テムについて説明する。
【0022】図1において、100 は半導体集積回路装置
等の製品(量産品)や試作品(開発品)となる仕掛品を
単一の生産ラインで製造する工程の管理システムであ
る。管理システム100 は、コンピュータシステムから成
り、仕掛品登録ファイル11、装置登録ファイル12、
中央演算装置(以下CPUという)13、スケジューラ
14、読出し専用メモリ(以下単にROMという)1
5、I/Oポート16、プリンタ17、キーボード18
及びディスプレイ19を有している。
【0023】仕掛品登録ファイル11は、仕掛品(半導
体ウエハ)を量産品のグループと開発品のグループとに
分けて登録するメモリである。装置登録ファイル12
は、複数の装置グループを各製造工程別にかつ機能別に
装置グループに分けて登録するメモリである。登録ファ
イル11及び12は、随時書込み読出し可能なメモリ
(以下RAMという)、磁気ディスク装置や光磁気ディ
スク装置等から成る。
【0024】CPU13は、登録ファイル11、12、
スケジューラ14、ROM15、I/Oポート16、プ
リンタ17、キーボード18及びディスプレイ19の入
出力を制御する。CPU13は、演算回路及びタイマ回
路を内蔵している。本実施の形態では、CPU13が、
各製造工程に割当てられた製造装置の単位期間当たりの
稼働可能時間や、製造装置群(以下単に装置グループと
いう)の総合稼働可能時間を求めるように動作する。
【0025】スケジューラ14は、製造工程毎に装置グ
ループの使用予約を入力し、その使用予約に応じて装置
グループ毎の総合稼働可能時間を量産品のグループ及び
開発品のグループに割り振るものである。スケジューラ
14は、例えば、優先使用順位に従って装置グループの
総合稼働可能時間を量産品のグループ又は開発品のグル
ープに割り振るように動作する。優先使用順位とは、開
発品又は量産品のグループが他の開発品又は量産品のグ
ループに優先して装置グループを使用し得る使用順位を
定めたものをいう(本発明の第3のシステム)。
【0026】ROM15は、スケジューラ14やCPU
13を動作させる制御プログラムを格納したメモリであ
る。ROM15は、データの消去及びその書換えが可能
なEPROMやEEPROMであっても良い。I/Oポ
ート16は、各工程の端末装置と通信を行うように動作
する。プリンタ17は、製造工程表等を紙面に出力する
ときに使用する。キーボード18は、製造管理をする作
業者(以下単にオペレータという)が装置グループの使
用予約等の制御文を入力したり、装置グループの使用比
率を設定するときに使用する。使用比率とは、装置グル
ープの総合稼働可能時間を量産品のグループ及び開発品
のグループに振り分ける割合をいう。例えば、装置グル
ープの使用比率を量産品:開発品=4:1というように
設定する。ディスプレイ19は、データ処理途中の製造
工程表やメニュー画面等を表示するように動作する。
【0027】データバス20は、登録ファイル11、1
2、CPU13、スケジューラ14、ROM15、I/
Oポート16、プリンタ17、キーボード18及びディ
スプレイ19を接続している。これらによりLSI製造
工程管理システム100 を構成する。次に、図1〜図3を
参照しながら、本実施の形態に係るLSI製造工程管理
システムの取扱い方法及びシステムの動作を説明する。
【0028】まず、オペレータは、図1において、キー
ボード18を使用して生産品となる仕掛品を、量産品の
グループと開発品のグループとに分けて登録するように
制御文を入力する。例えば、図2(A)に示すような3
種類のDRAM1〜3や、3種類のMROM1〜3が量
産品のグループとして目標製造数と共に、登録ファイル
11に登録される。また、開発品のグループとしてDR
AM4やMROM4が目標製造数と共に登録ファイル1
1に登録される。
【0029】次に、オペレータは、キーボード18を使
用して複数の製造工程で使用される装置グループを各製
造工程別にかつ機能別に装置グループに分けて登録する
ように制御文を入力する。例えば、図2(B)に示すよ
うな、A工程で使用する4台のステッパ1〜4が処理能
力と共に登録ファイル12に登録される。なお、A工程
の各ステッパは、量産品のグループに対してはウエハ換
算で、例えば、1時間当たり60枚の処理能力があり、
開発品のグループに対しては1時間当たり20枚の処理
能力を有している。
【0030】また、B工程で使用する3台のステッパ1
〜3が処理能力と共に登録ファイル12に登録されてい
る。B工程の各ステッパは、例えば、量産品のグループ
に対しては1時間当たり30枚の処理能力があり、開発
品のグループに対しては1時間当たり10枚の処理能力
を有している。そして、オペレータは、キーボード18
を使用して、例えば、1日当たり、1週間当たり又は1
カ月当たりと言った単位期間当たりの装置グループの総
合稼働可能時間を、装置グループ毎に求めるように制御
文を入力する。これ受けて、CPU13は単位期間当た
りの装置グループの総合稼働可能時間を求める。
【0031】図3(A),(B)は、最も簡単な稼働可
能時間の計算例をしている。図3(A)において、例え
ば、CPU13はA工程で使用するステッパグループの
1日当たりの総合稼働可能時間を求めるように動作す
る。ここで、各ステッパが、点検のために1日当たり1
h稼働を停止するものとすれば、量産品に対しては、1
日当たりの総合稼働可能時間は4台×23h=92hと
なり、その総合処理能力は5520枚/日となる。開発
品に対しては、1日当たりの総合稼働可能時間は4台×
23h=92hとなり、その総合処理能力は1840枚
/日となる。
【0032】次に、当該システムに製造工程毎に装置グ
ループの使用予約が入力されると、オペレータは、この
使用予約に応じて装置グループ毎の総合稼働可能時間
を、量産品のグループ及び開発品グループとに割り振る
ようにキーボード18を使用して制御文を入力する。オ
ペレータは、例えば、装置グループの使用比率を量産
品:開発品=4:1というように設定する。制御情報を
受けたスケジューラ14は総合稼働可能時間を量産品の
グループ及び開発品のグループとに割り振るように動作
する。この割振りによりスケジューラ14は量産品の製
造予定に開発品の製造予定を組み込むことができるよう
になる。
【0033】図3(C),(D)は、総合稼働可能時間
を量産品のグループと開発品のグループとに割り振った
例を示している。図3(C)は、総合稼働可能時間を8
0%と20%に振り分ける場合を示している。図3
(C)において、例えば、量産品が、A工程のステッパ
グループの1日当たり総合稼働可能時間(百分率換算)
を80%を使用し、開発品が20%を使用する場合、A
工程の量産品に対する処理能力は4416枚/日とな
り、開発品に対する処理能力は368枚/日となる。こ
の例では、量産品の製造のために4台のステッパを0〜
18.4h並行に稼働させ、開発品の製造のために4台
のステッパを残りの4.6h並行に稼働させるスケジュ
ールを示している(図3(C)参照)。
【0034】図3(D)は、4台のステッパの中で1台
のステッパの稼働可能時間を開発品と量産品とに振り分
ける場合を示している。図3(D)において、3台のス
テッパは、0〜23h並行に稼働させて量産品を処理す
る。これによる量産品に対する処理能力は4140枚/
日となる。そして、残り1台のステッパを0〜4.6h
だけ量産品を処理する。これによる量産品に対する処理
能力は276枚/日であり、A工程の量産品に対する処
理能力は4416枚/日となる。この例では、残り1
8.4hを開発品の製造に従事させて稼働させるスケジ
ュールを示している(図3(D)参照)。
【0035】このようにして本発明の第1の実施の形態
に係るLSI製造工程管理システムでは、例えば、A工
程の装置グループの使用予約に応じて、装置グループの
総合稼働可能時間=92hを、量産品のグループ及び開
発品のグループとに80%対20%に割り振ることによ
り、1日当たり73.6hの稼働可能時間は量産品のグ
ループがステッパーグループを使用し、残りの18.4
hの稼働可能時間は開発品のグループがステッパーグル
ープを使用するというように、装置使用時間を区切って
4台のステッパーを使用させることができる。
【0036】したがって、従来技術のように各製造工程
の製造装置を量産品用と開発品用とに固定的に割当てる
ことなく、ステッパーグループを流動的に共用させるよ
うな製造工程を管理することができる。すなわち、ある
時間帯ではその製造工程の全てのステッパーが量産品の
処理に当てられ、他の時間帯では、その製造工程の3台
のステッパーは量産品の処理に当てられ、他の1台は開
発品の処理当てられるようになるので、量産品の製造予
定に開発品の製造予定を組み込ませることができる。
【0037】これにより、量産品の製造と開発品の製造
とを両立させるような工程管理をすることができるの
で、量産品のグループや開発品のグループを滞りなく単
一の生産ラインに流すことができる。遊休設備が少なく
なる分、装置グループの使用効率が上がる(本発明の第
1のシステム)。また、本実施の形態では、優先使用順
位に基づいて装置グループの総合稼働可能時間が割り振
られるので、緊急を要する開発品又は量産品のグループ
を他の量産品のグループに優先して装置グループの使用
させることができる(本発明の第3のシステム)。
【0038】次に、本発明の工程管理システムを用い
て、ある工程管理期間(例えば、1か月間)における製
造予定を立てる場合について、図4及び図5を参照しな
がら説明する。当該システムは、まず、オペレータの指
示を受けて、ステップP1で仕掛品を量産品のグループ
と開発品のグループに仕分けする。次に、オペレータの
指示を受けて、ステップP2で量産品のグループ及び開
発品のグループでどちらが先に製造装置を使用するか否
かを決めるグループ間の優先使用順位を設定する。
【0039】次いで、オペレータの指示を受けて、ステ
ップP3で量産品のグループ内及び開発品のグループ内
で、最も、早く製造装置を使用するか否かを決めるグル
ープ内の優先使用順位を設定する。その後、ステップP
4で、CPU13は量産品のグループと開発品のグルー
プを登録するように動作する。ここで、図2(A)に示
すようなDRAM1〜3や、MROM1〜3が量産品の
グループとして、また、開発品のグループとしてDRA
M4やMROM4が仕掛品登録ファイル11に登録され
る。なお、CPU13はオペレータの指示に従って量産
品のグループ及び開発品のグループ毎に装置使用時間を
求めるように動作する。装置使用時間とは、量産品のグ
ループ及び開発品のグループが装置グループを独占的に
使用する時間をいう。この計算は、装置グループの総合
稼働可能時間を量産品のグループ及び開発品のグループ
の使用に応じて振り分けるときに必要となる(第2のシ
ステム)。
【0040】次いで、オペレータの指示を受けて、当該
システムは、ステップP5で最も優先使用順位の高い量
産品のグループ又は開発品のグループを選択する。これ
により、開発品又は量産品のグループが、優先使用順位
に従って装置グループの使用を予約することができる
(本発明の第4のシステム)。続いてステップP6で優
先使用順位に従って次の量産品のグループ又は開発品の
グループを選択する。
【0041】なお、ステップP1〜P6に並行して当該
システムはオペレータの指示を受けて、ステップP7で
各工程別に製造装置をグループに仕分けする。ここで、
図2(B)に示したようなA工程で使用する4台のステ
ッパ1〜4が装置登録ファイル12に登録され、B工程
で使用する3台のステッパ1〜3が登録ファイル12に
登録されている。
【0042】その後、オペレータの指示を受けて、CP
U13はステップP8で各装置グループの総合稼働可能
時間を求めるように動作する。ここでCPU13は、図
3(A),(B)に示したように、量産品に対して、1
日当たりの総合稼働可能時間=4台×23h=92hを
求めたり、総合処理能力=5520枚/日を求める。ま
た、開発品に対しては、1日当たりの総合稼働可能時間
=4台×23h=92hを求め、その総合処理能力=1
840枚/日を求めるように動作する。ここで、オペレ
ータは、装置グループの使用比率を量産品:開発品=
4:1というように設定しても良い。
【0043】次いで、オペレータの指示を受けてCPU
13はステップP9で装置グループを選択し、次に、C
PU13はステップP10で装置グループを使用予約す
る量産品又は開発品のグループの最初の製造工程を検索
する。更に、CPU13はステップP11で、先に選択
された装置グループによって、量産品又は開発品のグル
ープの処理が可能か否かを判断する。判断基準は、量産
品又は開発品のグループの装置使用時間が装置グループ
の総合稼働可能時間内に収まるか否かである。量産品又
は開発品のグループの処理が可能な場合(YES)には、
ステップP12に移行する。量産品又は開発品のグルー
プの処理ができない場合(NO)には、ステップP17
に移行して全ての工程について他の装置グループが予約
されたか否かを判断する。
【0044】そして、ステップP12で、オペレータの
指示を受けてCPU13は、本装置グループの最も近い
将来の未予約稼働時間を検索する。ここでCPU13
は、未予約稼働時間を各製造工程毎に求めるように動作
する。未予約稼働時間とは、装置グループが使用予約さ
れていない稼働可能時間をいう。このCPU13の動作
は装置グループの空き時間を見つけるためである。
【0045】次に、CPU13はステップP13でその
装置グループが予約可能か否かを判断する。ここで、C
PU13は、優先使用順位に従って装置グループの未予
約稼働時間が、開発品又は量産品のグループの装置使用
時間を越えているか否を判定する(本発明の第5のシス
テム)。そして、その装置グループが予約可能な場合
(YES)には、ステップP14に移行する。その装置グ
ループが予約できない場合(NO)には、ステップP1
7に移行する。
【0046】そして、ステップP14でCPU13は、
装置グループが既に予約を受けた稼働時間である既定予
約稼働時間T1と、該装置グループが実際に稼働してい
る稼働時間である実績稼働時間T2とを求め、T1,T
2の和Txと、装置グループの総合稼働可能時間T0と
を比較して該装置グループの残余の稼働可能時間が予約
が可能か否かを判断する(本発明の第6のシステム)。
【0047】例えば、Tx<Toを判断する。ここで、
Tx<Toの場合(YES)は、装置グループが予約でき
るのでステップP15に移行する。Tx>Toの場合
(NO)は、装置グループが予約できないのでステップ
P17に移行する。次に、ステップP15でCPU13
は、装置グループの予約が工程管理期間(本実施の形態
では1カ月)内か否かを判断する。予約が工程管理期間
内の場合(YES)には、ステップP16に移行して装置
グループを予約する。予約が工程管理期間から外れる場
合(NO)には装置グループの予約ができないので、ス
テップP17に移行する。
【0048】そして、ステップP17でCPU13は全
ての工程について装置グループが予約されたか否かを判
断する。全ての工程について装置グループが予約された
場合(YES)には、ステップP18に移行し、それが予
約されていない場合(NO)には、ステップP9に戻っ
て次の装置グループを選択し、以下ステップP9〜ステ
ップP17を再度実行する。
【0049】なお、ステップP17で予約が終了した場
合(YES)には、ステップP18で同一の開発品又は量
産品のグループ内で優先使用順位の最も低い開発品又は
量産品のグループに到達したか否かを判断する。優先使
用順位が最も低い開発品又は量産品のグループに到達し
た場合(YES)には、ステップP19に移行し、それが
最も低い開発品又は量産品のグループに到達していない
場合(NO)には、ステップP6に戻って次に優先使用
順位が低い開発品又は量産品のグループを選択する。以
後、ステップP6、ステップP9〜ステップP17を再
度実行することにより、装置グループの予約を継続す
る。
【0050】そして、ステップP19でCPU13は、
開発品又は量産品のグループ間で優先使用順位の最も低
い開発品又は量産品のグループか否かを判断する。優先
使用順位の最も低い開発品又は量産品のグループの場合
(YES)には、ステップP20に移行する。優先使用順
位が最も低くない開発品又は量産品のグループの場合
(NO)には、ステップP6に戻って次に優先使用順位
の低い開発品又は量産品のグループを選択し、ステップ
P6、ステップP9〜ステップP17を再度実行するこ
とにより、装置グループの予約を継続する。
【0051】また、ステップP20でCPU13は、目
的の工程管理期間に到達したか否かを判断する。目的の
工程管理期間に到達した場合(YES)には、1カ月の工
程管理期間の装置グループの予約が全て完了するので、
作業(順序)計画が確定する。ここでCPU13は、オ
ペレータの指示を受けてプリンタ17を動作させると、
プリンタ17は1カ月の工程管理表をプリントアウトす
るように動作する。
【0052】なお、目的の工程管理期間に到達しない場
合(NO)には、ステップP5に戻って優先使用順位に
従って開発品又は量産品のグループを再度選択し、以
後、その期間の装置グループの使用予約が済むまで、ス
テップP6、ステップP9〜ステップP17を再度実行
することにより、装置グループの予約を継続する。そし
て、ステップP21で、CPU13は、オペレータの指
示を受けて、次の工程管理期間について装置グループの
使用予約を実行するか否かを判断する。次の期間の使用
予約を実行する場合(YES)には、ステップP22に移
行する。次の期間の使用予約をしない場合(NO)に
は、目的の工程管理期間の製造予定が立てられたので、
装置グループの予約を終了する。
【0053】なお、ステップP22では、オペレータの
指示を受けて、CPU13は次の工程管理期間の装置グ
ループの使用予約を実行を開始する。そして、ステップ
P6に移行して、ステップP9〜ステップP17を再度
実行することにより、次の工程管理期間の装置グループ
の予約を継続する。このようにして本発明の第1の実施
の形態に係るLSI製造工程管理システムでは、CPU
13によって、ステップP12で、未予約稼働時間が各
装置グループ毎に求められ、ステップP13で装置グル
ープの未予約稼働時間が、装置グループを予約した開発
品又は量産品のグループの装置使用時間を越えているか
否が判定されている。
【0054】したがって、装置グループの未予約稼働時
間が、開発品又は量産品のグループの装置使用時間を越
えている場合は、「装置グループの稼働に余裕があって
仕掛品の製造に十分に対処できる。」と判定することが
できる。逆に、装置グループの未予約稼働時間が、開発
品又は量産品のグループの装置使用時間以下の場合は、
「装置グループの稼働に余裕が無く、仕掛品の製造に対
処できない。」と判定することができる。
【0055】このような判定に基づいてステップP16
で開発品及び量産品のグループが使用する装置グループ
の予約を行うことができる(第2のシステム)。したが
って、装置グループの稼働可能時間の余裕を見ながら、
該稼働可能時間を量産品のグループ及び開発品のグルー
プとに割り振ることができるので、量産品の製造予定に
開発品の製造予定を組み込ませるような工程管理を支援
するシステムが提供できる。
【0056】更に、本実施の形態では、優先使用順位に
基づいて装置グループが使用予約されるので、緊急を要
する開発品又は量産品のグループを他の量産品のグルー
プに優先させて装置グループを使用させることができる
(本発明の第4のシステム)。また、本実施の形態で
は、装置グループの未予約稼働時間が、開発品又は量産
品のグループの装置使用時間を越えているか否が、優先
使用順位に従って判定されるので、緊急を要する開発品
又は量産品のグループを他の量産品のグループに優先さ
せて装置グループを使用させることができるか否かを判
断することができる(本発明の第5のシステム)。
【0057】なお、本実施の形態では、装置グループの
既定予約稼働時間及び実績稼働時間の和と、装置グルー
プの総合稼働可能時間とを比較することにより、該装置
グループの残余の稼働可能時間が予約可能か否かが判断
されている。したがって、装置グループの稼働可能時間
と、開発品又は量産品のグループの装置使用時間とを適
合させながら、装置グループを量産品のグループ及び開
発品のグループとに使用させることができる(本発明の
第6のシステム)。
【0058】また、本実施の形態では、各製造工程に複
数のステッパが割当てられた場合について説明したが、
ある製造工程に1つのステッパのみが割当てられ、グル
ープを成さない場合は、そのステッパの単位期間当たり
の稼働可能時間を求め、この稼働可能時間を使用比率に
応じて量産品群及び開発品群の処理に割り振っても良
い。このようにすると、ある時間帯ではそのステッパが
量産品の処理に当てられ、他の時間帯では、そのステッ
パが開発品の処理に当てられるというように、そのステ
ッパを流動的に共用させることができる。
【0059】従って、その工程に1台しかないステッパ
を使用時間を区切って量産品及び開発品の処理に当てる
ことができるので、単一生産ラインにおいて、量産品の
製造と開発品の製造とを両立させるような製造工程を管
理することができる。 (2)第2の実施の形態 図6は、本発明の第2の実施の形態に係るLSI製造工
程管理システムの制御フローチャートを示している。第
2の実施の形態では、装置グループの未予約稼働時間に
空きが生じたとき、第1の実施の形態に係る制御フロー
チャートに継続して、装置グループの使用予約を変更す
るものである。すなわち、本実施の形態では、装置グル
ープの未予約稼働時間を監視し、装置グループの使用が
予定よりも短縮して未予約稼働時間が増加したときは、
装置グループの使用予約を変更するものである(本発明
の第7のシステム)。
【0060】図6において、まず、オペレータはステッ
プP23で作業計画を変更するか否かを判断する。作業
計画を変更する場合(YES)には、ステップP24に移
行する。作業計画を変更しない場合(NO)には、装置
グループの使用予約を変更することなく制御を終了す
る。作業計画を変更する場合は、オペレータはステップ
P24で装置グループの未予約稼働時間の目標値を指定
する。この目標値は開発品又は量産品のグループが最低
必要とする装置使用時間である。これにより、CPU1
3は装置グループの未予約稼働時間の監視を開始する。
【0061】その後、ステップP25でCPU13は装
置グループを選択し、ステップP26で装置グループの
未予約稼働時間を検索し、それを装置登録ファイル12
に記憶する。そして、ステップP27でCPU13は全
ての装置グループについて未予約稼働時間を検索したか
否かを判断する。全て検索した場合(YES)にはステッ
プP28に移行する。装置グループを全て検索していな
い場合(NO)には、ステップP25に戻って、次の装
置グループを選択する。
【0062】ステップP28では、オペレータの指示に
したがって、CPU13が優先使用順位に従って量産品
のグループ又は開発品のグループを選択し、ステップP
29で優先使用順位に従って次の量産品のグループ又は
開発品のグループを選択する。次に、ステップP30で
CPU13は、検索された各装置グループに関し、その
使用を待っている量産品のグループがあるか否かを検出
する。これは、開発品のグループが装置グループの使用
を予定よりも早く切上げることにより、装置使用時間が
短縮する場合があり、このような場合、装置グループの
未予約稼働時間が増加するためである。そして、その装
置グループの使用を待っている量産品又は開発品のグル
ープがある場合(YES)には、ステップP31に移行し
て、CPU13はその装置グループが予約可能か否かを
判断する。ここで、CPU13は、装置グループの未予
約稼働時間が、優先使用順位の高い順に、開発品又は量
産品のグループの装置使用時間を越えているか否を判定
する(本発明の第5のシステム)。
【0063】そして、その装置グループが予約可能な場
合(YES)には、ステップP32に移行する。その装置
グループが予約できない場合(NO)には、ステップP
30に戻る。なお、ステップP30でその装置グループ
の使用を待っている開発品又は量産品のグループがない
場合(NO)には、ステップP33に移行して、CPU
13は同一の開発品又は量産品のグループ内で優先使用
順位の最も低い開発品又は量産品のグループに到達した
か否かを判断する。優先使用順位の最も低い開発品又は
量産品のグループに到達した場合(YES)には、ステッ
プP34に移行する。最も低い開発品又は量産品のグル
ープに到達していない場合(NO)には、ステップP3
0に戻って次の待ち状態にある開発品又は量産品のグル
ープを選択する。そして、ステップP31及びP32等
を再度実行することにより、CPU13は装置グループ
の未予約稼働可能時間を埋めるように予約をする。
【0064】また、ステップP34ではCPU13は開
発品又は量産品のグループ間で優先使用順位の最も低い
開発品又は量産品のグループに到達したか否かを判断す
る。優先使用順位が最も低い開発品又は量産品のグルー
プに到達していない場合(NO)には、ステップP28
に戻って次の開発品又は量産品のグループ(仕掛品)を
選択する。そして、ステップP29〜ステップP32等
を再度実行することにより、CPU13は装置グループ
の未予約稼働可能時間を埋めるように予約をする。
【0065】そして、ステップP35ではCPU13は
オペレータに対して装置グループの未予約稼働時間の目
標値を再指定するか否かを決定させるために、ディスプ
レイ19にその情報を表示する。オペレータは目標値を
再指定する場合(YES)にはキーボード18を使用して
制御文を入力する。これにより、ステップP24に移行
して未予約稼働時間の目標値が再指定されると、以下、
ステップP25〜P34を再度実行する。なお、目標値
を再指定しない場合(NO)には、作業計画が確定する
ので、装置グループの使用予約の変更に関する制御を終
了する。これにより、作業計画の変更をするか否かによ
って、装置グループの予約を組み換えることができる。
なお、予約によって変更が生じた未予約稼働時間は別種
のパラメータとして取扱い、既定予約稼働時間や実績稼
働時間に含めないようにする。装置グループを使用予約
した開発品のグループの実際の装置使用時間が短縮され
る場合等があり、その際の予約変更に対して柔軟に対処
するためである。
【0066】このようにして本発明の第2の実施の形態
に係るLSI製造工程管理システムでは装置グループの
未予約稼働時間が監視され、装置グループの使用が予定
よりも短縮して未予約稼働時間が増加したときに、装置
グループの予約が変更できる。したがって、装置グルー
プの未予約稼働可能時間に空きが生ずることなく、装置
グループをフル稼働して開発品又は量産品の製造に対処
することができる。
【0067】なお、本発明の実施の形態では、1種類の
装置グループの場合について説明したが、多種類の装置
グループの場合でも、それら装置グループの稼働可能時
間を振り分けることにより同様な効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造工程管
理システムでは、製造装置の単位期間当たりの稼働可能
時間を使用比率に応じて製品及び試作品の処理に割り振
っているので、ある時間帯ではその製造装置が製品の処
理に当てられ、他の時間帯では、その製造装置が試作品
の処理に当てられるように、その製造装置を流動的に共
用させることができる。従って、その製造工程に1台し
かない製造装置を使用時間を区切って製品及び試作品の
処理に当てることができる。
【0069】本発明の他の製造工程管理システムでは、
使用比率に応じて製造装置群の総合稼働可能時間を製品
及び試作品の処理に割り振ることにより、従来技術のよ
うに各製造工程における製造装置を固定的に製品用と試
作品用とに割当てることなく、各製造工程の製造装置群
を流動的に共用させることができる。従って、使用時間
を区切って製造装置群を製品及び試作品の処理に当てる
ことができるので、単一生産ラインにおいて、製品の製
造と試作品の製造とを両立させるように製造工程を管理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係るLSI製造工程管
理システムの構成図である。
【図2】本発明の各実施の形態に係る各登録ファイルの
内容説明図である。
【図3】本発明の各実施の形態に係る装置グループの稼
働可能時間の割振り方法を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るLSI製造工
程管理システムの制御フローチャート(その1)であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るLSI製造工
程管理システムの制御フローチャート(その2)であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るLSI製造工
程管理システムの制御フローチャートである。
【図7】従来例に係る製造工程管理システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
1…製造工程管理システム、2…生産ライン、11…仕
掛品登録ファイル、12…装置登録ファイル、13…C
PU、14…スケジューラ、15…ROM、16…I/
Oポート、17…プリンタ、18…キーボード、19…
ディスプレイ、20…システムバス、100 …LSI製造
工程管理システム。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各製造工程に割当てられた製造装置を用
    いて製品と試作品とを製造する生産ラインの製造工程管
    理システムにおいて、 前記各製造工程に割当てられた製造装置の単位期間当た
    りの稼働可能時間を求める手段と、 前記各製造工程の製造装置を製品及び試作品の処理に使
    用させる割合である使用比率を設定する手段と、 前記使用比率に応じて前記製造装置の稼働可能時間を製
    品及び試作品の処理に割り振る手段とを備えていること
    を特徴とする製造工程管理システム。
  2. 【請求項2】 各製造工程に割当てられた複数の製造装
    置からなる製造装置群を用いて製品と試作品とを製造す
    る生産ラインの製造工程管理システムにおいて、 前記各製造工程に割当てられた各製造装置の単位期間当
    たりの稼働可能時間を求め、かつ、該製造装置の稼働可
    能時間を前記各製造工程毎に加算して前記各製造装置群
    の総合稼働可能時間を求める手段と、 前記各製造工程の前記製造装置群を製品及び試作品の処
    理に使用させる割合である使用比率を設定する手段と、 前記使用比率に応じて前記製造装置群の総合稼働可能時
    間を製品及び試作品の処理に割り振る手段とを備えてい
    ることを特徴とする製造工程管理システム。
  3. 【請求項3】 各製造工程に割り割当てられた製造装置
    群を用いて製品と試作品とを製造する生産ラインの製造
    工程管理システムにおいて、 前記各製造工程の前記製造装置群を独占的に使用する時
    間である装置使用時間を試作品群及び製品群毎に求める
    手段と、 前記各製造工程の前記製造装置群が使用予約されていな
    い稼働可能時間である未予約稼働時間を各製造工程毎に
    求める手段と、 前記製造装置群の未予約稼働時間が、前記製造装置群を
    予約する試作品群又は製品群の装置使用時間を越えてい
    るか否を判定する判定手段と、 前記判定に基づいて前記各製造工程の前記製造装置群の
    予約を行う手段とを備えていることを特徴とする製造工
    程管理システム。
  4. 【請求項4】 前記製造装置又は前記製造装置群を他の
    試作品又は製品の処理に優先して使用し得る順位を定め
    た優先使用順位に従って前記製造装置の稼働可能時間又
    は製造装置群の総合稼働可能時間を製品及び試作品の処
    理に割り振る手段を設けていることを特徴とする請求項
    1、2及び3のいずれかに記載の製造工程管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記製造装置又は前記製造装置群を他の
    試作品又は製品の処理に優先して使用し得る順位を定め
    た優先使用順位に従って前記製造装置又は前記製造装置
    群の使用予約をする予約手段を設けていることを特徴と
    する請求項1、2及び3のいずれかに記載の製造工程管
    理システム。
  6. 【請求項6】 前記製造装置群の未予約稼働時間が、試
    作品群又は製品群の装置使用時間を越えているか否を前
    記優先使用順位に従って判定する判定手段を設けている
    ことを特徴とする請求項3に記載の製造工程管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記製造装置群が既に予約を受けた稼働
    時間である既定予約稼働時間と前記製造装置群が実際に
    稼働している稼働時間である実績稼働時間とを求め、 前記既定予約稼働時間及び実績稼働時間の和と前記製造
    装置群の総合稼働可能時間とを比較して該製造装置群の
    残余の稼働可能時間が予約できるか否かを判断する判断
    手段を設けていることを特徴とする請求項3に記載の製
    造工程管理システム。
  8. 【請求項8】 前記製造装置群の未予約稼働時間を監視
    し、前記製造装置群の未予約稼働時間の変動に応じて前
    記製造装置群の予約を変更する手段を設けていることを
    特徴とする請求項3に記載の製造工程管理システム。
JP15986596A 1996-06-20 1996-06-20 製造工程管理システム Withdrawn JPH1011108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15986596A JPH1011108A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 製造工程管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15986596A JPH1011108A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 製造工程管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1011108A true JPH1011108A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15702914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15986596A Withdrawn JPH1011108A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 製造工程管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1011108A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584371B1 (en) 1999-03-02 2003-06-24 Nec Electronics Corporation Method and apparatus for process control of semiconductor device fabrication line

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584371B1 (en) 1999-03-02 2003-06-24 Nec Electronics Corporation Method and apparatus for process control of semiconductor device fabrication line

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Johri Practical issues in scheduling and dispatching in semiconductor wafer fabrication
JPH08212264A (ja) スケジューリング装置及びスケジューリング方法
Nakata et al. Dynamic bottleneck control in wide variety production factory
US6092000A (en) Method for maximizing the throughput of a multiple-step workstation in a plant
JPH1041204A (ja) 製造工程管理システム及び製造工程管理方法
JP4181522B2 (ja) 製造工程管理方法
JPH1011108A (ja) 製造工程管理システム
Lee et al. Production planning in semiconductor wafer fab considering variable cycle times
CN100383914C (zh) 决定机器派工顺序的方法以及使用该方法的制造系统
JP3832235B2 (ja) 生産制御方法
US7031786B2 (en) System and method for fabrication backup planning
Neale et al. Control of a batch processing machine serving compatible job families
CN105868990A (zh) 一种限定从账号消费的方法及装置
Ismail et al. Modeling of multi-level capacitated lot-size scheduling problem
Yang et al. An exploratory study of virtual cell design for thin-film transistor–liquid crystal display (TFT-LCD) array manufacturing
Lin et al. Heuristic approaches for a scheduling problem in the plastic molding department of an audio company
JPH10244442A (ja) 大規模生産計画立案方式
JP4208112B2 (ja) プリント基板実装工程の生産順序計画作成方法および装置
JPH11320343A (ja) 生産計画立案方法及びその装置
JP2600628B2 (ja) 複数の割り付け条件を考慮した作業順序決定方式
Seidmann Performance management issues in flexible manufacturing systems: an analytic perspective
Mason et al. Maximizing delivery performance in semiconductor wafer fabrication facilities
JPH10116364A (ja) 潤滑油生産計画支援装置
JP3106027B2 (ja) 生産計画作成方法
JPH10335896A (ja) 電子部品実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902