JPH10108923A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents
マルチピースソリッドゴルフボールInfo
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- JPH10108923A JPH10108923A JP9220340A JP22034097A JPH10108923A JP H10108923 A JPH10108923 A JP H10108923A JP 9220340 A JP9220340 A JP 9220340A JP 22034097 A JP22034097 A JP 22034097A JP H10108923 A JPH10108923 A JP H10108923A
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Abstract
ゴルフボールの特徴である飛距離を損なわずに、打撃時
のフィーリングに優れたゴルフボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、コア(1)と該コア上に形成さ
れた1層以上の中間層(2)と該中間層を被覆するカバー
(3)とから成るマルチピースソリッドゴルフボールにお
いて、該中間層(2)の少なくとも1層が、(i)ポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマー100〜10%と(ii)曲げ剛性率
1,500〜5,000kgf/cm2を有するエチレン-(メタ)アクリル
酸共重合体のアイオノマー0〜90%から成る混合物を主
体とする材料で構成され、該カバー(3)がショアーD硬
度50〜75を有するエチレン-(メタ)アクリル酸共重合体
のアイオノマーで形成されることを特徴とするマルチピ
ースソリッドゴルフボールに関する。
Description
ッドゴルフボール、特にソリッドゴルフボールの特徴で
ある飛距離を損なわずに、打撃時のフィーリングに優れ
たマルチピースソリッドゴルフボールに関する。
ツーピースソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボール
がある。ツーピースソリッドゴルフボールは、一体成形
されたゴム製部材から成るコアおよび該コア上に被覆し
たアイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂カバーから構成さ
れる。糸巻きゴルフボールは、固体または液体の芯部
を、ゴム糸で巻き付け、次いで1〜2mm厚のアイオノマ
ー樹脂やバラタ等によるカバーで被覆したものである。
ツーピースソリッドゴルフボールは、糸巻きゴルフボー
ルと比較すると、耐久性、および打撃時のボール速度が
大きいことから飛距離が大きく、飛行特性に優れ、特に
アマチュアゴルファーを中心に多くのゴルファーに使用
されている。その反面、ツーピースソリッドゴルフボー
ルは、フィーリングが硬く、また、スピン量が少ないた
め、アプローチのコントロール性に欠ける。糸巻きゴル
フボールはツーピースソリッドゴルフボールに不足して
いるフィーリングの良さやアプローチのコントロール性
に優れるものの、飛距離が小さく、耐久性にも劣る。
て、糸巻きゴルフボールに近いフィーリングを得るた
め、ソフトタイプのツーピースゴルフボールが提案され
ている。しかし、そのようなツーピースソリッドゴルフ
ボールを得るには、軟らかいコアを使用する必要があ
り、ボールの反発弾性が劣るため、ツーピースソリッド
ゴルフボールの特徴である飛距離が低下すると共に耐久
性も低下してしまう。
て、飛行性能と打撃時フィーリングを両立しようとする
試みがなされている。例えば、特開平4-244174号公報に
は中間層にアミドのブロック共重合体とアイオノマー樹
脂との混合物を使用することが提案されている。この技
術では硬度が大きい割に反発が得られない欠点を有す
る。特開平6-218078号公報には、中間層にアイオノマー
樹脂を用い、カバーにゴムやバラタ等の軟らかい弾性体
を用いることが示されている。しかしながら、中間層に
アイオノマー樹脂を用いると、打撃時フィーリングが硬
くなる傾向がある。特開平6-142228号公報には、中間層
にポリエーテルエステル型熱可塑性エラストマーとエチ
レン-(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノマーから
成る混合物を使用することが開示されている。この技術
においても、フィーリング、反発がなお不十分であっ
た。
とアイオノマーとから成る混合物を用いることを検討し
たが(特開平7-171863号公報等)、硬度が硬い割に反発
が低い結果となり、飛行性能と打撃時フィーリングの両
立という点では満足のいくものではなかった。
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、ソリッ
ドゴルフボールの特徴である良好な飛行性能を損なうこ
となく、打撃時のフィーリングを向上させたゴルフボー
ルを提供することを目的とする。
達成すべく鋭意検討を行った結果、コアとカバーの間に
ポリウレタン系熱可塑性エラストマーとエチレン-(メ
タ)アクリル酸共重合体のアイオノマーの混合物を主体
とする材料で構成される1層以上の中間層を設けること
により、良好な飛行性能を損なうことなく、優れた打撃
時のフィーリングを有するゴルフボールが得られること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
成された1層以上の中間層(2)と該中間層を被覆するカ
バー(3)とから成るマルチピースゴルフボールにおい
て、該中間層(2)の少なくとも1層がポリウレタン系熱
可塑性エラストマー100〜10%と曲げ剛性率1,500〜5,00
0kgf/cm2を有するエチレン-(メタ)アクリル酸共重合体
のアイオノマー0〜90%から成る混合物を主体とする材
料で構成され、該カバー(3)がショアーD硬度50〜75を
有するエチレン-(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノ
マーで形成されることを特徴とするマルチピースゴルフ
ボールに関する。
ルを図1を参照して説明する。図1は本発明のマルチピ
ースソリッドゴルフボールの断面概略図である。本発明
のマルチピースソリッドゴルフボールでは、コア(1)上
に中間層(2)を形成し、該中間層(2)上にカバー(3)を形
成する。本発明では、中間層(2)は1層以上の層を形成
していてもよく、その少なくとも1層がポリウレタン系
エラストマーとエチレン-(メタ)アクリル酸共重合体の
アイオノマーとの混合物であればよい。この特殊の混合
物以外の層は、ゴルフボールに用いられている材料の層
であればよく、例えば後述するコアに用いる加硫ゴムで
あってもよく、また熱可塑性樹脂(例えば、アイオノマ
ー樹脂、ポリアミド樹脂等)であってもよい。好ましく
は、中間層(2)は一層構造であり、前述の特殊な混合物
から形成される。以下、便宜上、中間層(2)が一層構造
である場合について、詳しく説明する。
ルボン酸の金属塩、必要に応じて充填材、老化防止剤等
を含有するゴム組成物を、通常のソリッドコアに用いら
れる方法、条件を用いて加熱圧縮加硫することにより得
られる。基材ゴムとしては、従来からソリッドゴルフボ
ールに用いられている天然ゴムおよび/または合成ゴム
が用いられ、特にシス-1,4-結合少なくとも40%以上、
好ましくは80%以上を有するいわゆるハイシスポリブタ
ジエンゴムが好ましく、所望により、天然ゴム、ポリイ
ソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン
-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)等を配合してもよ
い。
ルパーオキサイドまたはt-ブチルパーオキサイドが挙げ
られ、ジクミルパーオキサイドが好適である。配合量
は、基材ゴム100重量部に対して0.3〜5.0重量部、好ま
しくは0.5〜3.0重量部である。0.3重量部未満では軟ら
かくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下する。5.0
重量部を越えると硬くなり過ぎ、フィーリングが悪くな
る。
して作用し、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のよ
うな炭素数3〜8のα,β-不飽和カルボン酸の一価また
は二価の金属塩が挙げられる。一価または二価の金属に
は、亜鉛、マグネシウム等が挙げられる。アクリル酸亜
鉛またはメタクリル酸亜鉛が好ましい。配合量は基材ゴ
ム100重量部に対して、15〜30重量部が好ましい。30重
量部より多いと硬くなり過ぎてフィーリングが悪くな
り、15重量部より少ないと反発が悪くなり飛距離が低下
する。
されるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比重金
属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末
等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量は、カ
バーおよびコアの比重、大きさに左右され限定的ではな
いが、基材ゴム100重量部に対して5〜50重量部である
ことが好ましい。5重量部未満ではコアが軽くなり過ぎ
てボールが軽くなり過ぎ、50重量部を越えるとコアが重
くなり過ぎて、ボールが重くなり過ぎる。
化防止剤またはしゃく解剤、その他ソリッドゴルフボー
ルのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合しても
よい。尚、老化防止剤は0.2〜0.5重量部が好ましい。
80℃で10〜50分間加硫成形することにより得ることがで
きる。コアの外径は30〜37.5mm、好ましくは32〜37.5mm
である。30mmより小さいとコアが小さくなり過ぎて反発
が低くなり、飛行性能が悪くなり、37.5mmより大きいと
カバーが薄くなり耐久性が悪くなる。本発明の場合、コ
アは初期荷重10kgを負荷した状態から終荷重130kgを負
荷したときまでの変形量が3.0〜6.0mm、好ましくは3.0
〜5.0mmである。3.0mmより小さいと硬過ぎてフィーリン
グが悪くなり、6.0より大きいと反発が悪くなると共
に、耐久性も悪くなる。
熱可塑性エラストマー100〜10%と(ii)曲げ剛性率1,500
〜5,000kgf/cm2を有するエチレン-(メタ)アクリル酸共
重合体のアイオノマー0〜90%から成る混合物を主体と
する材料で構成される。ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマーが10%未満では軟らかく反発が高いというポリウ
レタン系熱可塑性エラストマーの特性を活かすことがで
きない。上記のことから、ポリウレタン系熱可塑性エラ
ストマー(i)とアイオノマー(ii)の合計量は100%であ
る。従って、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(i)
が10%の場合、アイオノマー(ii)は90%である。ポリウ
レタン系熱可塑性エラストマー(i)が100%の場合、中間
層はポリウレタン系熱可塑性エラストマーだけから成
る。中間層は、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー
(i)とアイオノマー(ii)とを主体とする材料で構成され
ているが、少量の他の添加剤を配合してもよい。他の添
加剤には顔料(例えば酸化チタン)、充填剤(例えば、
酸化亜鉛および硫酸バリウム)、老化防止剤、重量調整
剤(タングステン粉および金粉)等が挙げられる。配合
量は、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(i)とアイ
オノマー(ii)の混合物100重量部に対して、10〜50重量
部である。エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体のアイ
オノマーは、曲げ剛性率1,500〜5,000kgf/cm2、好まし
くは2,000〜4,000kgf/cm2を有する。曲げ剛性率が1,500
kgf/cm2未満では反発が得られず、飛行性能が悪くな
り、5,000kgf/cm2を越えると硬過ぎて打撃時フィーリン
グが悪くなる。中間層(2)は、ショアーC硬度35以上、
ショアーD硬度75以下を有することが好ましい。ショア
ーC硬度が35より小さいと軟らか過ぎて反発、耐久性が
悪くなり、ショアーD硬度が75より大きいと硬過ぎて打
撃時フィーリングが悪くなる。特に、ショアーC硬度40
〜80、曲げ剛性率200〜2,500kgf/cm2を有することが好
ましい。
マーとは、芳香族ジイソシアネートとポリエステル構造
のポリオールまたはポリエーテル構造のポリオールから
誘導されるウレタン結合を主鎖とする比較的高分子量の
重合体である。ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの
具体例としては、PANDEX T-7890N、T-2983N(大日本イ
ンキ化学工業(株)製)を例示することができる。また、
エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノマー
(ii)は、金属イオンで中和したエチレン-(メタ)アクリ
ル酸の共重合体の骨格を有する。上記の中和する金属イ
オンとしては、1価または2価の金属イオン、例えばN
aイオン、Kイオン、Liイオン、Znイオン、Caイオ
ン、Mgイオンが挙げられる。上記アイオノマーの具体
例としては、ハイミラン1605、1706(三井デュポンポリ
ケミカル社製)、IOTEC 7010、8000(エクソン(Exxon)社
製)等を例示することができる。但し、上記ポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマーおよびエチレン-(メタ)ア
クリル酸共重合体のアイオノマーの具体例は単なる例示
であって、これらに限定されるものではない。
の形成に使用されている一般に公知の方法を用いて行う
ことができ、特に限定されるものではない。中間層用組
成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2
枚用いてソリッドコアを包み、加圧成形するか、または
上記中間層用組成物を直接コア上に射出成形してコアを
包み込む方法を用いてもよい。中間層の厚さは1.0〜4.0
mm、好ましくは1.6〜2.3mmである。1.0mmより小さいと
打撃時フィーリングが悪くなり、4.0mmより大きいと軟
らか過ぎて反発が低くなり飛行性能が悪くなる。
として通常使用されるエチレン-(メタ)アクリル酸の共
重合体中のカルボン酸の一部を金属イオンで中和したア
イオノマー樹脂、またはその混合物が用いられる。上記
の中和する金属イオンとしては、アルカリ金属イオン、
例えばNaイオン、Kイオン、Liイオン等;2価金属イ
オン、例えばZnイオン、Caイオン、Mgイオン等;3
価金属イオン、例えばAlイオン、Ndイオン等;および
それらの混合物が挙げられるが、Naイオン、Znイオ
ン、Liイオン等が反発性、耐久性等からよく用いられ
る。アイオノマー樹脂の具体例としては、それだけに限
定されないが、ハイミラン1557、1605、1652、1705、17
06、1707、1855、1856(三井デュポンポリケミカル社
製)、IOTEC 7010、8000(エクソン(Exxon)社製)等を例示
することができる。
物には、主成分としての上記樹脂の他に必要に応じて、
硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着色剤や、
その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸
収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、
ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範
囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量はカ
バー樹脂100重量部に対して0.1〜0.5重量部が好まし
い。
を被覆する方法と同様の方法が用いられ、こうして作製
されるカバーはショアーD硬度50〜75、好ましくは55〜
70を有し、50より小さいと反発が低くなり飛距離が低下
し、75より大きいと硬過ぎて打撃時フィーリングが悪く
なる。また、カバーは曲げ剛性率500〜4,500kg
f/cm2、好ましくは1,000〜3,500kgf/cm2を有
し、500kgf/cm2未満では軟らか過ぎて反発が低くなり飛
行性能が悪くなり、4,500kgf/cm2を越えると硬過ぎて打
撃時フィーリングが悪くなる。カバー成形時、必要に応
じて、ディンプルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成
する。本発明のゴルフボールは美観を高め、商品価値を
上げるために、通常ペイント仕上げ、マーキングスタン
プ等を施されて市場に投入される。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
140℃×18分+165℃×8分間加熱プレスすることにより
直径35.1mmのコアを得た。得られたコアのコンプレッシ
ョンを測定し、その結果を表3に示した。試験方法は後
記の通り行った。
出成形することにより中間層を形成した。使用した中間
層配合と形成した中間層の厚さを表3に示した。
(重量部) 中 間 層 カバー 種類 A B C D E F ハイミラン1605 (注3) − 20 − − − 50 ハイミラン1706 (注4) − − − − − 50 PANDEX T-7890N (注5) 100 80 − − − − PANDEX T-2983N (注6) − − 100 − − − HYTREL 4047 (注7) − − − 100 − − PEBAX 3533 (注8) − − − − 100 − 酸化チタン − − − − − 2 硫酸バリウム − − − − − 2 老化防止剤 (注2) − − − − − 0.2 (注3)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン-メタク リル酸共重合系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=約3150kgf/cm2 (注4)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリル酸 共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=約2650kgf/cm2 (注5)大日本インキ化学工業(株)製のポリウレタン系熱可塑性エラストマー (注6)大日本インキ化学工業(株)製のポリウレタン系熱可塑性エラストマー (注7)東レデュポン(株)製のポリエステル系熱可塑性エラストマー (注8)ATOCHEM社製のポリアミド系熱可塑性エラストマー
の表2に示すカバー用組成物を、得られた中間層上に射
出成形し、表面にペイントを塗装して、外径42.75mmを
有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの13
0kg荷重時のボール変形量、飛行性能としてキャリー、
並びに打撃時フィーリングを評価し、その結果を以下の
表3に示した。試験方法は後記の通り行った。
たときまでの変形量を測定した。 飛行性能 ツルーテンパー社製スイングロボットにウッド1番(W
#1)クラブを取付け、ゴルフボールをヘッドスピード4
5m/sで打撃し、キャリー(落下点までの飛距離)を測定
した。 フィーリング 10人のトッププロゴルファーによる実打テストで評価し
た。判定基準は以下の通りとした。判定基準 ◎ …非常に良い 〇 …良い △ …普通
ゴルフボールは打撃時フィーリングが良好で飛行性能が
優れている。それに対して、中間層にポリエステル系熱
可塑性エラストマーを用いた比較例1およびポリアミド
系熱可塑性エラストマーを用いた比較例2のゴルフボー
ルは打撃時フィーリングが硬くて悪く飛行性能も実施例
に劣る結果となった。更に、本発明の実施例1〜4のゴ
ルフボールは、従来の市販ツーピースゴルフボールと比
較すると、飛距離を損なうことなく、打撃時フィーリン
グが向上した。
ールは、中間層にポリウレタン系熱可塑性エラストマー
を使用したことにより、ソリッドゴルフボールの特徴で
ある飛距離を損なわずに打撃時のフィーリングを向上さ
せ得たものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 コア(1)と該コア上に形成された1層以
上の中間層(2)と該中間層を被覆するカバー(3)とから成
るマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、 該中間層(2)の少なくとも1層が、(i)ポリウレタン系熱
可塑性エラストマー100〜10%と(ii)曲げ剛性率1,500〜
5,000kgf/cm2を有するエチレン-(メタ)アクリル酸共重
合体のアイオノマー0〜90%から成る混合物を主体とす
る材料で構成され、 該カバー(3)がショアーD硬度50〜75を有するエチレン-
(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノマーで形成される
ことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9220340A JPH10108923A (ja) | 1996-08-15 | 1997-08-15 | マルチピースソリッドゴルフボール |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-215730 | 1996-08-15 | ||
JP21573096 | 1996-08-15 | ||
JP9220340A JPH10108923A (ja) | 1996-08-15 | 1997-08-15 | マルチピースソリッドゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108923A true JPH10108923A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=26521021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9220340A Pending JPH10108923A (ja) | 1996-08-15 | 1997-08-15 | マルチピースソリッドゴルフボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10108923A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6688992B2 (en) | 2000-08-24 | 2004-02-10 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
US6910974B2 (en) | 2002-03-08 | 2005-06-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
US7901300B2 (en) | 2002-12-12 | 2011-03-08 | Sri Sports Limited | Multi-piece solid golf ball |
-
1997
- 1997-08-15 JP JP9220340A patent/JPH10108923A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6688992B2 (en) | 2000-08-24 | 2004-02-10 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
US6910974B2 (en) | 2002-03-08 | 2005-06-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
US7901300B2 (en) | 2002-12-12 | 2011-03-08 | Sri Sports Limited | Multi-piece solid golf ball |
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Legal Events
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