JPH10105041A - 車両の運転技術教習方法及び装置 - Google Patents

車両の運転技術教習方法及び装置

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JPH10105041A
JPH10105041A JP27865496A JP27865496A JPH10105041A JP H10105041 A JPH10105041 A JP H10105041A JP 27865496 A JP27865496 A JP 27865496A JP 27865496 A JP27865496 A JP 27865496A JP H10105041 A JPH10105041 A JP H10105041A
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training
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Kazufumi Ichikawa
一史 市川
Kouji Kimikoube
浩二 喜美候部
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Suzuka Circuitland Co Ltd
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SUZUKA CIRCUIT RAND KK
Suzuka Circuitland Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急に対処すべき状況を体験でき、その際の
運転技術の向上を図れる車両の運転技術教習方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 受講者が運転する教習車に対して、少な
くとも一つの緊急に対処すべき状況を模した状態を表示
或いは発生させる。この緊急に対処すべき状況を模した
状態に対して上記受講者が対処する際の動作或いはその
結果を測定するとともに出力する。この出力結果に基づ
いて、受講者は、上記緊急に対処すべき状況を模した状
態における事故の運転技術を知る。又、当該教習を重ね
ることにより、その技術向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両を運転する
際に、例えば、子供の飛び出しや一時的な激しい降雨等
のような緊急に対処すべき状況に遭遇した場合に、この
状況に充分に対処できる運転技術を教習するための車両
の運転技術教習方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景とその課題】普通乗用車を始め、大型トラ
ックや大型バス等の各種車両を公道で運転する場合、法
律に基づいて運転免許証を取得しなければならない。運
転免許証を取得しようとする場合、一般的には、教習所
において運転技術を修得する。この教習所における教習
は、公道を運転するにあたって必要とされる、基本的な
運転技術の修得を主眼としている。
【0003】しかしながら、基本的な運転技術を修得し
て運転免許証を得ても、実際に公道を運転する際には、
運転者の思いもよらない危険な状況(緊急に対処すべき
状況)に遭遇する場合が多々あり、運転者に上記教習所
で修得した運転技術を超える運転技術や判断力が要求さ
れることも多い。
【0004】例えば、道路への子供の飛び出しや路上に
おける各種障害物の存在(例えば、事故車両の発生や前
方車両からの積み荷の落下)等の緊急に回避しなければ
ならない危険な状況、或いは、悪天候に伴って走行の妨
げとなる状況に遭遇する場合がある。このような場合、
充分な減速、充分な車間距離の維持等、交通規則の遵守
と交通マナーの徹底とを図っていれば、事故に結び付く
可能性は低く、このような状況に遭遇した場合に、運転
者が的確に対処し得る運転技術と判断力とを持ち合せて
いれば、事故に結び付く可能性は更に低下する。
【0005】このような緊急に対処すべき状況に対して
的確に対処し得るためには、運転者自身が自らの運転技
術を知っておく必要があるとともに、このような状況下
での運転を事前に体験しておくことが好ましい。しかし
ながら、このような状況下での運転を体験できるような
施設や装置は、従来存在していなかった。
【0006】ところで、近年、安全運転指導の一環とし
て、スピードの出し過ぎによる危険を認識させるべく、
車両の走行速度を上昇させた状態で急制動させた場合の
車両の挙動を体験させる等の教習を行う施設ができてい
る。しかしながら、上記子供の飛び出し等の緊急に対処
すべき状況に対する教習は、上述したように行なわれて
はおらず、また、このような教習を行なう装置や方法も
存在してはいない。
【0007】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、子供の飛び出
しや一時的な激しい降雨等のような緊急に対処すべき状
況における安全な回避運転技術を、的確に、かつ、安全
に習得することができる車両の運転技術教習方法及び装
置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両の運転
技術教習方法及び装置のうち、教習方法に関する発明
は、請求項1に記載したように、受講者が運転する車両
に対して、少なくとも一つの緊急に対処すべき状況を模
した状態を表示或いは発生させ、この状態に対して上記
受講者が対処する際の動作或いはその結果を測定するも
のである。
【0009】また、本教習装置に関する発明は、請求項
2に記載したように、受講者が運転する車両を検出する
第一の検出手段と、この車両に対して、少なくとも一つ
の緊急に対処すべき状況を模した状態を表示或いは発生
させる緊急状態発生手段と、この緊急状態発生手段が表
示或いは発生した上記緊急に対処すべき状況を模した状
態に対して上記受講者が対処する際の動作或いはその結
果を測定する測定手段と、上記第一の検出手段により検
出された車両を認識するとともに、予め設定された緊急
に対処すべき状況を模した状態のうちの少なくとも一つ
を選択して上記緊急状態発生手段に当該状態を発生させ
る制御手段とを備えている。尚、必要に応じて、請求項
12に記載したように、上記測定手段によって測定され
た上記動作或いは上記結果を出力する、ディスプレイ、
プリンタ等の出力手段を設けることもできる。
【0010】さらに、より実際的な状態における教習を
行なえるよう、請求項4に記載したように、緊急状態発
生手段とともに、走行路に関する状態を含む周辺情報を
表示させる周辺情報表示手段を設けることもできる。そ
して、この周辺情報表示手段に表示された情報と、緊急
状態発生手段により表示或いは発生させた状態とを組み
合わせて、緊急に対処すべき状況を模した状態とするこ
ともできる。上記周辺情報としては、例えば走行路の車
線数等が含まれる。
【0011】また、緊急状態発生手段が表示或いは発生
させる緊急に対処すべき状況を模した状態としては、請
求項5に記載したように、子供や小動物等の各種移動物
体の飛び出しと、前方車両の急停止と、散水と、各種障
害物を模したウォータバリアとの少なくとも一つを含
む。
【0012】更に、測定手段が測定する対処結果として
は、請求項6に記載したように、車両の停止距離(制動
操作を要求される場合)と、停止時間(制動操作を要求
される場合)と、回避時間(ハンドル操作を要求される
場合)との少なくとも一つを含む。又、この測定手段
を、請求項8に記載したように、対処動作を測定すべ
く、ビデオカメラ、CCDカメラ等の撮影手段を含んで
構成することもできる。これら撮影手段は、運転者のハ
ンドル操作等を撮影すべく車両内部に設けても、或い
は、車両の走行軌跡を撮影すべく、走行路の上方に設け
ても良い。
【0013】上記測定手段を、請求項8に記載したよう
に、車両の速度を検出する第二の検出手段を備えたもの
とすることもできる。この第二の検出手段及び上記第一
の検出手段としては、それぞれ請求項9、3に記載した
ように、走行路に埋設された、埋設型ループアンテナを
採用できる。
【0014】また、請求項10に記載したように、制御
手段が、予め設定された緊急に対処すべき状況を模した
状態のうちの少なくとも一つを選択する場合に、この制
御手段自体が、例えば乱数発生装置が発生する乱数に応
じて選択するようにしたり、或いは指導員等が操作パネ
ルを操作することにより、所望の状態を選択できるよう
に構成することができる。更に、請求項11に記載した
ように、この制御手段を遠隔操作自在とすることもでき
る。
【0015】
【作用】上述のように構成される本発明に係る車両の運
転技術教習方法により、子供の飛び出し等の緊急に対処
すべき状況を模した状態における運転技術の教習を行な
う場合、先ず、当該教習を受ける受講者は、車両に乗り
込み、指定された走行路を走行(運転)する。
【0016】そして、この車両に対して、少なくとも一
つの緊急に対処すべき状況を模した状態を表示或いは発
生させ、この緊急に対処すべき状況を模した状態に対し
て上記受講者が対処する際の動作或いはその結果を測定
する。この測定結果を基にして、指導者は、当該受講者
の緊急時の制動開始のタイミングの遅速等の運転技術等
を、この受講者に知らせる。そして、指導員が矯正すべ
き点等について注意を与える。また、当該受講者にとっ
ては、緊急に対処すべき状況(を模した状態)を体験す
ることで、実際に同様の事態に遭遇した場合にも、落ち
着いて対処できるようになる。
【0017】次に、上述した本発明に係る車両の運転技
術教習装置を用いて教習を行う場合の作用について説明
する。この場合、教習を受ける受講者が車両に乗り込
み、指定された走行路を走行(運転)することにより、
第一の検出手段がこの車両を検出する。
【0018】そして、緊急状態発生手段が、この車両に
対して、少なくとも一つの緊急に対処すべき状況を模し
た状態を表示或いは発生させる。上記表示は、この走行
路の側方に設けた表示器により表示させる。又、上記状
態を実際に発生させる場合は、別途設けた装置を作動さ
せる。例えば、視認性の悪化をもたらす風雨を模した状
態を発生させる場合、走行路の上方に設けた散水器によ
り散水する。このような各種状態は、予めコンピュータ
等の制御手段に記憶させておき、受講者の要望、運転技
術等によって、指導者が少なくとも一つを選択して行な
う。或いは、予め記憶させた複数の緊急に対処すべき状
況を模した状態のうちの少なくとも一つを制御手段自体
が選択し、緊急状態発生手段に指令信号を送ることによ
りこの緊急状態発生手段に表示或いは発生させる。
【0019】尚、上記周辺情報表示手段を設けた場合、
この車両が走行する走行路の車線数等の走行路に関する
状態を含む周辺情報を表示させる。そして、この周辺情
報表示手段に表示された情報と、緊急状態発生手段によ
り表示或いは発生させた状態とを組み合わせて、緊急に
対処すべき状況を模した状態とし、より実際的な教習を
行う。
【0020】このようにして表示或いは発生させた緊急
に対処すべき状況を模した状態に対して、受講者は、適
宜ハンドル操作、制動操作等を行い、上記状態に対処す
る。そして、上記受講者が対処する際の動作或いはその
結果を、測定手段により測定する。例えば、緊急状態発
生手段が子ども等の飛び出しを表示した場合、車両の停
止距離や停止時間を測定する。又、障害物を模したウォ
ータバリアを発生させた場合には、このウォータバリア
を回避する時間を測定する。これら各時間は、測定手段
により計測する他、第二の検出手段を設けた場合には、
この第二の検出手段が検出する車両の速度に基づいて算
出する。尚、測定手段に撮影手段を組み込んである場
合、この撮影手段が、撮影する運転者のハンドル操作や
車両の走行軌跡等も測定結果として、受講者の運転技術
を知る上での資料とすることができる。
【0021】上述したディスプレイやプリンタ等の出力
手段を設けた場合、上記測定手段によって測定された上
記動作或いは上記結果は、この出力手段により出力す
る。受講者と指導者とは、上記測定結果を基に、受講者
の判断力や運転技術等について検討し、矯正すべき点等
を受講者に認識させる。このような測定結果に基づく受
講者と指導者との検討等の作業は、専用の部屋で行う
他、上記ディスプレイ等の出力手段を制御手段と一体に
設けている場合には、この制御手段を設置している場所
で行っても良い。制御手段は、風雨に曝されることのな
いよう、通常は室内に設置する。そして、上記走行路の
近傍或いは車両の走行状態を監視するための監視塔内等
にいる指導員からの遠隔操作により制御することができ
る。
【0022】本発明に係る車両の運転技術教習方法及び
装置は、上述のように使用されるため、子どもの飛び出
し等の緊急に対処すべき状況(を模した状態)を体験で
き、現実にこのような緊急に対処すべき状況に遭遇した
場合にも落ち着いて対処できるようになる。更に、この
ような緊急に対処すべき状況下での、受講者の運転技術
を知ることができる。そして、この運転技術を向上させ
るべく、本発明に係る車両の運転技術教習方法及び装置
を用いて練習を重ねることができるため、交通事故の減
少に寄与できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図示の実施の形態例につい
て説明する。本形態例の車両の運転技術教習装置は、図
1と図4および図7に示すように、専用の走行路1を設
けると共に、この走行路1に、教習車2がこの走行路1
に進入してきたことを検出し、それぞれの教習車2ごと
に付された車両番号を認識する第一の車両検出器3を埋
設している。本形態例の場合、走行路1を2車線とし、
後述する周辺情報表示手段によって、この走行路を、片
側1車線と片側2車線とのいずれかに設定するようにし
ている。
【0024】また、この第一の車両検出器3よりも教習
車2の進行方向前側(図1、図4、図7の左側)には、
この教習車2の進入速度を検出する1対の速度検出器4
を埋設している。これら第一の車両検出器3と速度検出
器4は、請求項に記載した第一、第二の検出手段に相当
する。本形態例の場合、これら両検出器3、4として、
埋設型ループアンテナを採用しているが、従来から知ら
れた他の構成のものを用いることもできる。
【0025】さらに、この走行路1の更に前側には、後
述する緊急状態発生手段を構成する3個の第二の車両検
出器5を、互いに間隔をあけて設けている。本形態例の
場合、この第二の車両検出検出器5は、上記第一の車両
検出器3、速度検出器4と同様、埋設型ループアンテナ
を採用している。この埋設型ループアンテナに代えて他
の構成のものを採用できることも、上記両検出器3、4
と同様である。
【0026】上記走行路1の速度検出器4よりも更に前
方には、上記教習車2に対して、1或いは複数の緊急に
対処すべき状況を模した状態を表示或いは発生させる緊
急状態発生手段6を設けている。
【0027】本形態例の場合、この緊急状態発生手段6
は、上記第二の車両検出器5と、走行路1の一側(図
1、4、7の下側)に、間隔をあけて複数(図示の例の
場合、3個)設けられた表示板7と、走行路1の各車線
に、それぞれ間隔をあけて埋設した複数(図示の例の場
合、各車線ごとに3個ずつ合計6個)の噴水器8と、こ
の走行路1の上方に設けられた散水器9とから構成して
いる。
【0028】これら表示板7への表示と噴水器8及び散
水器9の作動とは、いずれかの1個の第二の車両検出器
5が教習車2を検出するのに伴って開始される。上記表
示板7は、図2に示すように、子どもや小動物、或いは
自転車が急に飛び出してきたり、前方を走行する車両が
急停止した場合を模すために設けられたもので、これら
の飛び出し等を表す図柄は表示自在である。
【0029】上記噴水器8は、走行路1に、事故車両や
前方車両から落下した積み荷等の障害物、或いは回避す
べき好ましくない路面状態等が存在する状態を模すため
に設けたもので、水を噴水することでこれらの状態を表
す。又、上記散水器9は、視認性の悪化をもたらす風雨
を模すために設けられたもので、風雨に相当する散水が
自在である。
【0030】さらに、本形態例の場合、より実際的な状
態における教習を行なえるよう、走行路1の他側(図
1、図4、図7の上側)に、周辺情報表示手段をなす複
数(図示の例の場合は3個)の表示板10を、互いに間
隔をあけて設けている。この表示板10は、教習車2が
走行する走行路1が片側1車線であるか、片側2車線で
あるかの表示を行う。このため、この表示板10には、
図2に示すように、車両の前側或いは後側を表す図柄を
表示し、この表示により、当該走行路1が片側1車線
(車両の前方を表す図柄が表示されている場合)である
か、片側2車線(車両の後側を表す図柄が表示されてい
る場合)であるかを示す。
【0031】さらに、上記緊急状態発生手段を構成する
表示板7が表示した、或いは、噴水器8が噴水した、若
しくは、散水器9が散水した、それぞれ緊急に対処すべ
き状況を模した状態に対して、上記受講者が対処する際
の動作或いはその結果を測定するための測定手段を設け
る。
【0032】この測定手段は、上記緊急状態発生手段が
表示或いは発生させた緊急に対処すべき状況を模した状
態が、制動操作を要するものの場合には、教習車2の停
止距離と停止時間とを測定し、上記状態が、ハンドル操
作により回避すべきものである場合には、その回避に要
する時間を測定する。従って、上記測定手段を、指導者
の目視及びストップウォッチ(或いは後述する制御器1
1に設けたタイマ)の操作とすることができる。
【0033】この他、例えば、上記第二の車両検出器5
から停止位置までの距離を光学的に測定する測距装置
(制動距離を測定する場合)や、教習車2内に設置さ
れ、上記車両検出器5に連動して作動するとともに、教
習車2の車輪と共に回転する部材(例えばハブユニット
等)の停止に伴なって停止するタイマ(停止時間を測定
する場合)、或いは、走行路1の側方に設けられ、上記
第二の車両検出器5に連動して作動するとともに、上記
表示板7等の前方に設けられた別の車両検出器が教習車
2を検出することにより停止するタイマ(回避時間を測
定する場合)により構成することもできる。
【0034】上記停止距離や停止時間等を、指導者の目
視及びストップウォッチの操作により測定する場合、当
該測定終了後に、指導員は、後述する制御器11に測定
した距離や時間を操作パネル13を介して入力する。こ
れにより、走行路1の側方に設けた、図9に示すような
表示器12及び制御器11に設けた表示パネル14に、
上記距離や時間を表示できるようにしている。本形態例
の場合、この表示器12及び表示パネル14には、車両
番号、進入時の時速の表示自在としている。
【0035】また、上記距離と時間とは、選択的に表示
されるようにしている。さらに、上記測定手段に、受講
者の対処動作を測定するビデオカメラ、CCDカメラ等
の撮影手段を付設することもできる。これら撮影手段
は、運転者のハンドル操作等を撮影すべく教習車2内部
に設けても、或いは、教習車2の走行軌跡を撮影すべ
く、走行路1の上方に設けても良い。撮影手段を設けた
場合、この撮影手段により撮影された映像は、別途設け
たディスプレイに表示させる。
【0036】上記測定結果は、室内に設けたディスプレ
イに表示させたり、或いはプリンタにより印刷自在とす
る。受講者は、出力手段である上記ディスプレイやプリ
ンタによる出力を見ることにより、自身の運転技術等を
知ることができる。又、これら出力結果を基に、受講者
と指導員とが矯正すべき点等について話し合い、実際に
緊急に対処すべき状況に遭遇した場合に、注意すべき点
等を確認する。
【0037】前記緊急状態発生手段が表示或いは発生さ
せる、緊急に対処すべき状況を模した各種状態は、図9
に示すような制御器11に予め記憶させている。
【0038】そして、この制御器11は、これら各種状
態のうちの少なくとも一つ(本形態例の場合、危険回避
モード、ウォータバリアモード、散水モードのうちのい
ずれか)を選択し、速度検出器4或いは第二の車両検出
器5に連動して上記緊急状態発生手段に当該状態を発生
させる。制御手段であるこの制御器11は、コンピュー
タを利用できる。
【0039】このような制御器11が、予め記憶した緊
急に対処すべき状況を模した状態のうちの少なくとも一
つを選択する場合、この制御器11自体が、この制御器
11内に付設された乱数発生装置が発生する乱数に応じ
て選択するようにできる。或いは、指導者が、図10に
示すような、制御器11の操作パネル13を操作するこ
とにより、所望の状態を選択できるように構成すること
ができる。
【0040】また、この制御器11を、従来知られた送
受信手段を利用することにより、遠隔操作自在とするこ
ともできる。本形態例の場合、制御器11は、風雨に曝
されることのないよう室内に設置している。そして、こ
の制御器11を、上述したように遠隔操作自在とし、上
記走行路1の近傍或いは教習車2の走行状態を監視する
ための監視塔内等にいる指導員より制御自在としてい
る。
【0041】上記遠隔操作を行わない場合、上記操作パ
ネル13は、蓋体15を、図9の鎖線位置から実線位置
にまでスライドさせることにより操作可能となる。
【0042】操作パネル13は、図10に示すように、
テンキー入力部16と、選択スイッチ17および各種設
定スイッチ18a 〜18dを備えている。テンキー入力
部16は、測定手段により得られた停止距離を入力する
のに用いる。選択スイッチ17は、選択された緊急に対
処すべき状況を模した状態を表示させるに際し、更に細
かく設定する場合(例えば、図2に示すような各種パタ
ーンのうちのいずれを表示させるかを設定する場合)、
或いは、上記各状態を複数選択する場合(例えば、危険
回避モードとウォータバリアモードとを併せて選択する
場合)に用いる。本形態例の場合、選択スイッチ17を
構成する各スイッチが押されると、当該スイッチが照光
するようにしている。
【0043】さらに、上記設定スイッチ18a 〜18d
の内、図10の右端のスイッチ18aは、教習開始を示
すスイッチであり、このスイッチ18a を押すことによ
り、各検出器3、4、5等が作動するようにしている。
【0044】その隣のスイッチ18bは、リセットスイ
ッチであり、このスイッチ18bを押すことにより、そ
れまで制御器11内に保存されていたデータを消去する
等、その教習を終了する際に押す。
【0045】スイッチ18cは、上述した危険回避モー
ド、ウォータバリアモード、散水モードとのいずれを選
択するかを設定するための切り換えスイッチである。こ
のスイッチ18cにより所望のモードを設定した後、上
記選択スイッチ17を操作することにより、当該モード
における更に細かな設定(例えば、ウォータバリアモー
ドにおいていずれの噴水器8から噴水させるか)を行
う。尚、スイッチ18cと選択スイッチ17とによる選
択作業を繰り返すことにより、上記各モードを複数選択
し、これら各モードを順次実施させるようにもできる。
【0046】最後に、スイッチ18dは、測定手段の一
部をなすもので、このスイッチ18dを押すことによ
り、上記第二の車両検出器5に連動して作動する制御器
11内のタイマが停止する。従って、このスイッチ18
dは、教習車2の回避時間を測定する場合に使用する。
尚、図示しないスイッチにより、制御器11が上記各状
態(各モード)のうちのいずれかを、任意に選択させる
ことも可能である。
【0047】次に、上述のように構成される本形態例の
車両の運転技術教習装置を用いて、緊急に対処すべき状
況を模した状態における運転技術の教習を行う際の作用
について説明する。
【0048】先ず、図2に示すような、子ども等の飛び
出しや前方車両の急停止に対処する教習を行う場合を例
に、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0049】当該教習を受ける受講者は、教習車2に乗
り込み(運転し)、上記走行路1に進入する(ステップ
1)。受講者がこの走行路1の第一の車両検出器3設置
位置を通過することにより、第一の車両検出器3がこの
教習車2を検出する(ステップ2)。この第一の車両検
出器3は、教習を行おうとしている教習車2が存在する
ことの他に、当該教習車2の車両番号を検出し、上記制
御器11にその情報を知らせる(ステップ3)。第一の
車両検出器3(他の検出器4、5も同様)の検出信号を
制御器11に送信する手段及び制御器11が上記検出信
号を受信するための受信手段は、従来知られている送受
信手段を用いて容易に行える。
【0050】次いで、この教習車2が1対の速度検出器
4上を走行することにより、いずれかの車両検出器4
が、当該教習車2の走行速度を検出し(ステップ4)、
制御器11に送信する(ステップ5)。
【0051】上記制御器11は、速度検出器4からの信
号に基づき、当該教習車2がいずれか一の第二の車両検
出器5設置位置を通過した場合に、当該受講者が予め選
択した緊急に対処すべき状況を模した状態、或いは、指
導員が予め選択した上記状態、若しくは、制御器11が
選択した上記状態を、表示板7に表示させる(ステップ
6)。
【0052】尚、本形態例の場合、これら緊急に対処す
べき状況を模した状態とともに、走行路1の他側(図
1、図4、図7の上側)に設けた表示板10により、こ
の走行路1が片側一車線であるか、片側2車線である
か、更に、当該教習車2の前方に走行する車両があるか
否か、と言った周辺情報を表示する。これにより、より
きめ細かい教習を行える。このような周辺情報は、上記
緊急に対処すべき状況を模した状態を表示するのと同時
に行っても(即ち、各表示板7、10を互いに対向させ
た状態で設けても)、或いは、上記状態を表示させるよ
りも先に表示させても(即ち、周辺情報を表示する表示
板10を、上記状態を表示する表示板7よりも手前に設
けても)、いずれであっても良い。
【0053】図2に示すような各種状態が表示される
と、受講者は、これらを回避すべく、ハンドル操作、制
動操作を行う(ステップ7)。例えば、図2(A)に示
すように、教習車2が走行する走行路1が片側1車線
で、他車線には対向車量が走行しており、且つ、教習車
2の前方に子どもが飛び出してきた状態の場合、当該受
講者は、教習車2を緊急に停止させるよう、制動を行
う。また、図2(B)に示すように、走行路1が片側2
車線とした場合で、子どもが飛び出してきた状態の場
合、受講者はハンドル操作を行って教習車2を右車線に
変更させつつ制動操作を行って教習車2を停止させる。
この場合の回避状態を、図1に示す。
【0054】因に、上記図2において、(C)は、走行
路1が片側2車線で、教習車2の前方の車両が急停止し
た場合を、(D)は、走行路1が片側1車線で、教習車
2の前方に猫が飛び出してきた場合を、(E)は、走行
路1が片側2車線で、教習車2の前方に猫が飛び出して
きた場合を、それぞれ表している。また、図2(F)
は、片側1車線で、教習車2の前方の車両が急停止した
場合を、同図(G)は、片側1車線で、教習車2の前方
に自転車が飛び出してきた場合を、同図(H)は、片側
2車線で、教習車2の前方に自転車が飛び出してきた場
合を、それぞれ表している。本形態例の場合、上記図2
の(A)乃至(H)の8つのパターンのうちの3パター
ンを表示させる。従って、本形態例の場合、24通りの
組み合わせで教習を行える。受講者は、これら各状態に
対処すべく、走行路1が片側1車線の場合は制動機の操
作を、走行路1が片側2車線の場合はハンドル操作と制
動機の操作とを、それぞれ行う。
【0055】受講者の行った上述したような制動操作或
いは回避操作の結果は、測定手段により測定される(ス
テップ8)。本形態例の場合、受講者の制動操作により
教習車2が停止するまでの時間及び距離を、指導員が測
定するようにしている。即ち、制御器11には、第二の
車両検出器5の車両検出に連動して計測を開始する上記
タイマが付設されているため、教習車2が停止するのと
同時に指導員が操作パネル13のスイッチ18dを操作
することにより、停止に要する時間を測定することがで
きる。
【0056】また、3個の第二の車両検出器5のうちの
いずれか一の検出器5から教習車2が停止した位置まで
の距離を制動距離として、指導員が測定する。上記制動
距離は、メートルの単位で計測すれば足り、ミリメート
ルの単位まで厳密に測定する必要はない。従って、例え
ば、表示板7を所定間隔(例えば5メートル)毎に配設
することで、目視により制動距離の大まかな値(メート
ル或いはその10分の1)を計測できるようにしておけ
ば、測定が容易になる。
【0057】上記測定された値は、指導員が上記操作パ
ネル13のテンキー入力部16を介して入力する。これ
により、制御器11はこれらの値を、上記受講者情報
(受講者の氏名等)に関連付けて記憶させることができ
る。また、図11に示すような表示器12に、教習車2
の車両番号とともに、これら各値を表示させ、受講者に
直ちに測定結果を知らしめることもできる。
【0058】上記測定手段によって測定された上記動作
或いは上記結果は、別途設けられたディスプレイやプリ
ンタ等の出力手段により、表示或いは印刷することで出
力する(ステップ9)。受講者と指導者とは、この出力
結果を基に、受講者の判断力や運転技術等について検討
し、矯正すべき点等を受講者に認識させる。このような
受講者と指導員との出力結果に基づく検討等の作業は、
専用の部屋で行う他、上記ディスプレイ等を制御器11
と一体に設けている場合には、この制御器11を設置し
ている場所で行っても良い。
【0059】次に、図4乃至図6に示す「ウォータバリ
アモード」を行う場合の例を説明する。このモードは、
走行路1上に障害物等が出現した場合を模している。こ
のために、教習車2が、3個の第二の車両検出器5のい
ずれかを通過した場合に、噴水器8から水を噴出させ
る。いずれの噴水器8から噴水させるかは、上記制御器
11が選択するか、或いは、指導員が選択パネル13の
切り換えスイッチ17を操作することにより行う。
【0060】例えば、図5は、この噴水器8による噴水
状態をそれぞれ示している。この例の場合、走行路1は
片側2車線とし、各車線に間隔をあけてそれぞれ3個所
ずつ設けた噴水器8のうちの任意の3個所から噴水させ
ている。そして、受講者は、これら噴水された個所を回
避しつつ走行する。この際の作用については、図6のフ
ローチャートに示す通りである。即ち、ステップ1乃至
ステップ5までは、前記図3に示した「危険回避モー
ド」時の作用と全く同様である。本ウォータバリアモー
ドの場合、ステップ5に続くステップ6において、噴水
器8により噴水させ、以下、やはり前記図3に示した
「危険回避モード」時のステップ8、9と同様、回避動
作を行った後、その時間を計測し出力する。
【0061】尚、本形態例の場合、6個所に設けたうち
のいずれか3個の噴水器8を作動させる。従って、20
通りの組み合わせが実施できる。図5には、これら組み
合わせのうちの6通りのパターンを示している。この図
5(A)〜(F)に示した各パターンの場合、教習車2
はそれぞれ図示のようにウォータバリアを回避或いは通
過する。図示は省略したが、互いに並んで設けられた散
水器8(一の車線に設けられた散水器8と他の車線に設
けられた散水器8とのうち、互いに対向する散水器8同
士)を作動させた場合、受講者は、教習車2を緊急に停
止させる。
【0062】また、図7と図8に示す散水モードは、視
認性の悪化をもたらす悪天候下での走行を模したもの
で、上記いずれかの第二の車両検出器5が教習車2を認
識した場合に、散水器9により散水し、視認性を悪化さ
せる。本形態例の場合、この散水は、2秒間に渡り、凡
そ20メートルの区間で行う。更に、この散水を行いつ
つ、前記図2に示すような子どもの飛び出し等を模した
状態を、表示板7に表示させる。表示板7にいずれの図
柄を表示させるかは、指導者が前述した危険回避モード
時における選択操作と同様にして行う。受講者は、この
ような視認性の悪い状態で上記飛び出し等に対処する。
【0063】その際の作用については、図6に示す通り
である。即ち、前記図3に示した危険回避モード時と同
様のステップ1乃至5までを経て、ステップ6として散
水し、更にステップ7として表示板7に飛び出し等の状
態を表示する。受講者はこれを回避すべく、ハンドル操
作及び制動操作を行い(ステップ8)、その結果を測定
手段が測定して(ステップ9)出力する(ステップ1
0)。
【0064】尚、上述した各モードは、一の走行路1
で、それぞれ受講者の希望等により、いずれかを選択し
て実施するように構成したが、走行路1上で順次各モー
ドを行えるように、走行方向に沿って、危険回避モード
を行うための表示板7、ウォータバリアモードを行うた
めの噴水器8、散水モードを実施するための散水器9等
を直列に設けても良い。更に、走行路1を高速道路、或
いは、所謂生活道路等を模した状態として行えるように
構成しても良い。例えば、走行路1の一部を幅狭にして
おき、上述した構成を設けておけば、このような生活道
路における緊急に対処すべき状況を模した状態を体験で
き、教習を効果的に行える。更には、走行路1に交差点
を設けたり、踏み切りを設ける等し、横断歩道、信号機
等を付設して、より細かな設定を行えるようにすれば、
教習の幅が広がり、より多くの状態下における教習を行
える。尚、教習車2としては、普通乗用車の他、大型ト
ラック、大型バス等、他の車両を用いることは自由であ
る。また、原動機付き自転車等、二輪車においても同様
の教習を行える。
【0065】ところで、本発明の特徴は、車両検出器3
が教習車2を検出した場合に、緊急状態発生手段が、こ
の教習車2に対して、少なくとも一つの緊急に対処すべ
き状況を模した状態を表示或いは発生させる。そして、
教習車2を運転する受講者は、この状態を回避等する。
このような受講者の体験と、この回避等の結果を指導員
とともに行う検討作業、及び、対処動作の欠点等の認識
により、運転技術の向上に寄与する点にある。従って、
交差点の設置等、各種バリエーションを持たせるのは自
由である。また、測定手段についても、上述した例に限
定されるものではなく、ビデオカメラにより回避操作等
を撮影し、この映像を見ながら対処動作の遅速等を検討
することができる。尚、これらの教習を行った際の各測
定データは、受講者情報と関連付けて、別途設けたホス
トコンピュータ等に記憶させておき、当該受講者が新た
にこの教習を行った際に、その際の測定データと記憶さ
れている以前の測定データとを比較できるようにしても
良い。このようにすれば、運転技術の向上等を知ること
ができる。
【0066】上述した車両の運転技術教習方法及び装置
を用いて教習を行えば、子どもの飛び出し等の緊急に対
処すべき状況を体験でき、現実にこのような緊急に対処
すべき状況に遭遇した場合にも落ち着いて対処できるよ
うになる。更に、このような緊急に対処すべき状況下で
の、受講者の運転技術を知ることができる。そして、こ
の運転技術を向上させるべく、本発明に係る車両の運転
技術教習方法及び装置を用いて練習を重ねることができ
るため、交通事故の減少に寄与できる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る車両の運転技術教習方法及
び装置は、上述のように構成され、使用されるため、子
どもの飛び出し等の緊急に対処すべき状況を体験でき、
現実にこのような緊急に対処すべき状況に遭遇した場合
にも落ち着いて対処できるようになる。更に、このよう
な緊急に対処すべき状況下での、受講者の運転技術を知
ることができる。そして、この運転技術を向上させるべ
く、本発明に係る車両の運転技術教習方法及び装置を用
いて安全に練習を重ねることができるため、交通事故の
減少に寄与できる等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態例に係る車両の運転技
術習得装置で「危険回避モード」を実行した状態の説明
図である。
【図2】同装置の表示機に表示された「危険回避モー
ド」の各種例を示す図である。
【図3】同「危険回避モード」時の作用を示すフローチ
ャートである。
【図4】同装置で「ウォータバリアモード」を実行する
状態を示す説明図である。
【図5】同装置で噴水を行う場合の各種例を示す説明図
である。
【図6】同装置における「ウォータバリアモード」時の
作用を示すフローチャートである。
【図7】同装置における「散水モード」を実行する状態
を示す説明図である。
【図8】同散水モード時の作用を示すフローチャートで
ある。
【図9】制御器を示す斜視図である。
【図10】制御器の表示部及び操作パネルを示す図であ
る。
【図11】表示器を示す図である。
【符号の説明】
1 走行路 2 教習車 3 第一の車両検出器 4 速度検出器 5 第二の車両検出器 6 緊急状態発生手段 7 表示板 8 噴水器 9 散水器 10 表示板 11 制御器 12 表示器 13 操作パネル 14 表示パネル 16 テンキー入力部 17 選択スイッチ 18a〜18d スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受講者が運転する車両に対して、少なく
    とも一つの緊急に対処すべき状況を模した状態を表示或
    いは発生させ、この状態に対して上記受講者が対処する
    際の動作或いはその結果を測定するように構成されてな
    る車両の運転技術教習方法。
  2. 【請求項2】 受講者が運転する車両を検出する第一の
    検出手段と、この車両に対して少なくとも一つの緊急に
    対処すべき状況を模した状態を表示或いは発生させる緊
    急状態発生手段と、この緊急状態発生手段が表示或いは
    発生させた上記緊急に対処すべき状況を模した状態に対
    して上記受講者が対処する際の動作或いはその結果を測
    定する測定手段と、上記第一の検出手段により検出され
    た車両を認識するとともに予め設定された上記緊急に対
    処すべき状況を模した状態のうちの少なくとも一つを選
    択して上記緊急状態発生手段に当該状態を発生させる制
    御手段と、を備えてなる車両の運転技術教習装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の検出手段が、埋設型ループア
    ンテナであることを特徴とする請求項2に記載の車両の
    運転技術教習装置。
  4. 【請求項4】 緊急状態発生手段とともに、走行路に関
    する状態を含む周辺情報を表示させる周辺情報表示手段
    を設け、この周辺情報表示手段に表示された情報と、上
    記緊急状態発生手段が表示或いは発生させた状態とを組
    み合わせて、緊急に対処すべき状況を模した状態とする
    ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに
    記載の車両の運転技術教習装置。
  5. 【請求項5】 緊急状態発生手段が表示或いは発生する
    緊急に対処すべき状況を模した状態が、各種移動物体の
    飛び出しと前方車両の急停止と散水とウォータバリアと
    のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項
    2,請求項3または請求項4のいずれかに記載の車両の
    運転技術教習装置。
  6. 【請求項6】 測定手段が測定する対処結果が、車両の
    停止距離と、停止時間と、緊急に対処すべき状況を模し
    た状態を回避するのに要した回避時間との少なくとも一
    つを含むことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいず
    れかに記載の車両の運転技術教習装置。
  7. 【請求項7】 測定手段が、対処動作を測定するための
    撮影手段を含んで構成されていることを特徴とする請求
    項2乃至請求項6のいずれかに記載の車両の運転技術教
    習装置。
  8. 【請求項8】 測定手段が、車両の速度を検出する第二
    の検出手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至
    請求項7のいずれかに記載の車両の運転技術教習装置。
  9. 【請求項9】 第二の検出手段が、埋設型ループアンテ
    ナであることを特徴とする請求項8に記載の車両の運転
    技術教習装置。
  10. 【請求項10】 制御手段が、予め記憶された緊急に対
    処すべき状況を模した状態のうちの少なくとも一つを、
    この制御手段自体と人手を介しての設定とのいずれかに
    より選択自在なものであることを特徴とする請求項2乃
    至請求項9のいずれかに記載の車両の運転技術教習装
    置。
  11. 【請求項11】 制御手段を遠隔操作自在としたことを
    特徴とする請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の
    車両の運転技術教習装置。
  12. 【請求項12】 測定手段により得られた測定結果を出
    力手段で出力自在としたことを特徴とする請求項2乃至
    請求項11のいずれかに記載の車両の運転技術教習装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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