JPH099721A - コンバインの穀物刈取ヘッダー用運搬車 - Google Patents

コンバインの穀物刈取ヘッダー用運搬車

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JPH099721A
JPH099721A JP19110695A JP19110695A JPH099721A JP H099721 A JPH099721 A JP H099721A JP 19110695 A JP19110695 A JP 19110695A JP 19110695 A JP19110695 A JP 19110695A JP H099721 A JPH099721 A JP H099721A
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grain
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vehicle body
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Application number
JP19110695A
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English (en)
Inventor
Terumitsu Oya
家 輝 光 大
Haruji Furuta
田 東 司 古
Atsushi Terajima
島 淳 寺
Junichi Shono
野 潤 一 正
Tsutomu Tauchi
内 努 田
Masanobu Okumura
村 政 信 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takakita Co Ltd
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Takakita Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 穀物刈取ヘッダー(17)とコンバイン本
機側の連結及び解除を行い易い姿勢と、搭載時に低くな
るヘッダー(17)後方側を運搬時に高くする姿勢と
に、ヘッダー(17)前部を昇降させて切換える。 [構成] 未刈り穀稈掻込み用リール(19)並びに
穀稈株元切断用刈刃(20)(21)などを備えるコン
バインの穀物刈取ヘッダー(17)を搭載させる運搬車
において、走行輪(41)を装設させる車体フレーム
(39)に前後受けフレーム(51)(52)を設け、
前記ヘッダー(17)の前部下面を当接させる前受けフ
レーム(51)を車体フレーム(39)に昇降自在に取
付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は未刈り穀稈掻込み用リー
ル並びに穀稈株元切断用刈刃などを備えるコンバインの
穀物刈取ヘッダーを搭載させるコンバインの穀物刈取ヘ
ッダー用運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの脱穀部側の機体左右
幅に比べて穀物刈取ヘッダーの左右幅が大きいから、前
記ヘッダーを取外して圃場乃至格納場所の間を移動して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、大型で大
重量の前記ヘッダーをトラック荷台に容易に積降すこと
ができない。また、前記ヘッダーに車輪を取付けて移動
させる場合、車輪取付け構造を前記ヘッダーが有する必
要があり、かつ車輪を着脱させる作業を行う必要がある
と共に、前記ヘッダーの重量並びに移動する路面が制限
される。そこで、前記ヘッダーを搭載する専用の運搬車
が望まれていたが、前記ヘッダーを高い位置に搭載する
と、前記ヘッダーの低い位置に設ける第2刈刃などが地
上の障害物に衝突するのを防げ、また前記ヘッダーと本
機の連結解除を容易に行えるが、重心が高くなって転倒
し易い不具合があると共に、前記ヘッダーを低い位置に
搭載すると、重心が低くなって転倒を防げるが、低い位
置のヘッダー構成部材が地上障害物と接触し易くなり、
かつヘッダーの連結解除作業が面倒になる不具合があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、未刈
り穀稈掻込み用リール並びに穀稈株元切断用刈刃などを
備えるコンバインの穀物刈取ヘッダーを搭載させる運搬
車において、走行輪を装設させる車体フレームに前後受
けフレームを設け、前記ヘッダーの前部下面を当接させ
る前受けフレームを車体フレームに昇降自在に取付けた
もので、後受けフレームに当接させるヘッダー後部を中
心にヘッダーを回動自在に前後受けフレームに上載させ
るから、前記ヘッダーと本機側の連結及び解除を行い易
い姿勢と、搭載時に低くなるヘッダー後方側を運搬時に
高くする姿勢とに、ヘッダー前部を昇降させて切換え
得、本機側とのヘッダー脱着作業の簡略化並びにヘッダ
ー運搬時の地上高確保並びにヘッダー運搬時の重心低下
などを容易に行い得るものである。
【0005】また、コンバインの脱穀部に刈取り穀稈を
送給する供給室前部に着脱自在にボルト止め固定させる
穀物刈取ヘッダー後部のボルト止めフレームを、着脱自
在なボルト止め固定によって車体フレームに連結させる
締結フレームを設けたもので、コンバイン本機側にヘッ
ダーを連結させるボルト止めフレームを兼用して、ヘッ
ダーを車体フレームに固定させるから、ヘッダー固定構
造の簡略化などを容易に行い得るものである。
【0006】また、穀物刈取ヘッダー外側に配置させる
バンパーを、長さ調節自在に車体フレームに設けたもの
で、ヘッダー後方に第2刈刃を設けたときと第2刈刃を
取外したときの両方のヘッダー前後幅に適した長さにバ
ンパーを形成し得、バンパーの長さが不足したりバンパ
ーだけが突出する不具合をなくし得るものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は穀物刈取ヘッダーの運搬説明図、図2はコン
バインの側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は
走行クローラ(2)をトラックフレーム(3)に装備す
る機台、(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び選
別機構(6)を備えていて前記機台(1)に搭載する脱
穀部、(7)は揚穀筒(8)を介して取出す脱穀部
(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部
(4)の下部前方に油圧駆動用刈取昇降シリンダ(1
0)を介して昇降可能に装設する刈取部、(11)は運
転席(12)及び運転操作部(13)を備えていて前記
穀物タンク(7)の前方に固設させる運転台、(14)
は前記穀物タンク(7)の後方に備えていてエンジン
(15)を内設するエンジン室、(16)は前記穀物タ
ンク(7)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
【0008】さらに、前記刈取部(9)は、未刈り穀稈
を取入れる穀物刈取ヘッダー(17)と、該ヘッダー
(17)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウスである供給室(18)
によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール
(19)と、往復駆動型第1及び第2刈刃(20)(2
1)と、穀稈掻込オーガ(22)を前記穀物ヘッダー
(17)に備え、前記ヘッダー(17)に取込まれる刈
取穀稈を供給室(18)に内設する供給チェンコンベア
(23)を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理する
ように構成している。
【0009】さらに、前記供給室(18)の後端側を脱
穀部(4)前側に回動支点軸(24)を介して支持さ
せ、該支点軸(24)を中心に刈取部(9)を昇降自在
とする一方、前記穀物刈取ヘッダー(17)後側上部に
角パイプ形の上部フレーム(25)を設け、また前記ヘ
ッダー(17)後側下部に丸パイプ形の下部フレーム
(26)を設け、各フレーム(25)(26)を左右方
向に略平行に延設させると共に、前記各フレーム(2
5)(26)に桟フレーム(27)を一体固定させ、桟
フレーム(27)のブラケット(28)に支点軸(2
9)及び刈刃フレーム(30)を介して第2刈刃(2
1)を昇降自在に取付け、前記上部フレーム(25)と
刈刃フレーム(30)を油圧駆動型刈刃昇降シリンダ
(31)によって連結させ、該シリンダ(31)を作動
させて第2刈刃(21)の刈高さ調節を行うように構成
している。
【0010】さらに、図4に示す如く、前記供給室(1
8)前部下面のブラケット(32)に昇降シリンダ(1
0)のピストン(33)を連結させ、該シリンダ(1
0)によって供給室(18)を支持させる。また、供給
室(18)前端の前部フレーム(34)上部にフック
(35)を一体固定させ、前記上部フレーム(25)前
側にフック(35)を係止させ、前部フレーム(34)
上面に上部フレーム(25)を載せると共に、下部フレ
ーム(26)にボルト止めフレーム(36)を一体固定
させ、前部フレーム(34)下部をボルト止めフレーム
(36)に後方側からボルト(37)止め固定させる。
そして、桟フレーム(27)に固定させるプラットホー
ム(38)後端と供給室(18)底部前端を、略面一に
接合させ、プラットホーム(38)上のオーガ(22)
によって刈取り穀稈を供給室(18)内部に送給させる
と共に、前記ヘッダー(17)底部を着地させ、前記ボ
ルト(37)を取外し、ピストン(33)の退入によっ
て供給室(18)を下降させ、上部フレーム(25)か
らフック(35)を離脱させ、コンバイン本機を後退さ
せることにより、前記ヘッダー(17)を供給室(1
8)から分離できるように構成している。
【0011】さらに、図1、図5、図6、図7、図8に
示す如く、穀物刈取ヘッダー(17)を上載させる角パ
イプ形車体フレーム(39)に車軸フレーム(40)を
介して左右走行輪(41)(41)を装設させると共
に、ハンドル(42)回転操作によって下方に伸縮させ
るスタンド(43)を車体フレーム(39)前部に設
け、走行輪(41)とスタンド(43)によって車体フ
レーム(39)を略水平に支持させる。また、車体フレ
ーム(39)前端に牽引金具(44)を固定させ、ヘッ
ダー(17)前方に配置させる前バンパー(45)を車
体フレーム(39)前部に設け、光反射板(46)(4
6)を有する前バンパー(45)の左半分を伸縮自在な
分割バンパー(45a)によって形成すると共に、ヘッ
ダー(17)後方に配置させる後バンパー(47)を車
体フレーム(39)後部に設け、尾灯(48)(48)
を有する後バンパー(47)の左半分を伸縮自在な分割
バンパー(47a)によって形成し、ボルト(49)
(50)の付け換えにより、ヘッダー(17)後部を搭
載する左側に分割バンパー(45a)(47a)を進退
自在に取付けている。このように、前後バンパー(4
5)(47)の左側を、長さ調節自在に車体フレーム
(39)に設け、ヘッダー(17)後方に第2刈刃(2
1)を設けたときと第2刈刃(21)を取外したときの
両方のヘッダー(17)前後幅に適した長さにバンパー
(45)(47)を形成させ、バンパー(45)(4
7)左側の長さが不足したりバンパー(45)(47)
だけが左側に突出する不具合をなくしている。
【0012】また、丸パイプ形の前受けフレーム(5
1)と、アーム形の一対の後受けフレーム(52)(5
2)を設けるもので、車体フレーム(39)上面に支点
軸(53)…を介して回転自在に揺動アーム(54)…
を設け、複数の揺動アーム(54)に前受けフレーム
(51)を一体固定させ、車体フレーム(39)と略平
行に前後方向に前受けフレーム(51)を延設させ、前
受けフレーム(51)を車体フレーム(39)右側に昇
降自在に取付けると共に、一対の後受けフレーム(5
2)(52)を車体フレーム(39)左側に前後に間隔
を設けて一体固定させる。そして、図7に示す如く、刈
刃(20)を設ける桟フレーム(27)前端の刈刃フレ
ーム(55)にヘッダー側板(56)の下端取付部(5
7)を介して下方から前受けフレーム(51)を当接さ
せると共に、後受けフレーム(52)にガイド体(5
8)(59)を一体固定させ、後受けフレーム(52)
とガイド体(58)(59)によって形成する上向きノ
ッチに上方側から下部フレーム(26)を出入自在に嵌
入させるように構成している。
【0013】また、図7のように、前記後受けフレーム
(26)とガイド体(59)に位置合せシール(60)
(61)を貼付け、各シール(60)(61)が対向す
るように、各シール(60)(61)を運転席(12)
の作業者が目視し乍ら、ヘッダー(17)を下降させ、
車体フレーム(39)とヘッダー(17)の前後方向位
置が常に略一定になるように、後受けフレーム(52)
上面に下部フレーム(26)下面を当接させるように構
成している。
【0014】さらに、図7のように、ネジ軸(62)の
回転によって伸縮させるパンタグラフ型ジャッキ(6
3)を設け、前記車体フレーム(39)に一体固定させ
た車軸フレーム(40)上面に軸(64)を介してジャ
ッキ(63)下端を連結させ、前受けフレーム(51)
に一体固定させたアーム(65)に軸(66)を介して
ジャッキ(63)上端を連結させると共に、図6のよう
に、前記ネジ軸(62)に自在継手軸(67)を連結さ
せ、後バンパー(47)に軸受(68)を介して軸(6
7)後部を回転自在に支持させ、軸(67)後端にジャ
ッキハンドル(69)を着脱自在に取付け、ハンドル
(69)を回転させてジャッキ(63)を昇降駆動させ
るように構成している。
【0015】上記から明らかなように、未刈り穀稈掻込
み用リール(19)並びに穀稈株元切断用刈刃(20)
(21)などを備えるコンバインの穀物刈取ヘッダー
(17)を搭載させる運搬車において、走行輪(41)
を装設させる車体フレーム(39)に前後受けフレーム
(51)(52)を設け、前記ヘッダー(17)の前部
下面を当接させる前受けフレーム(51)を車体フレー
ム(39)に昇降自在に取付け、後受けフレーム(5
2)に当接させるヘッダー(17)後部を中心にヘッダ
ー(17)を回動自在に前後受けフレーム(51)(5
2)に上載させ、前記ヘッダー(17)と本機側の連結
及び解除を行い易い姿勢と、搭載時に低くなるヘッダー
(17)後方側を運搬時に高くする姿勢とに、ヘッダー
(17)前部を昇降させて切換えるもので、本機側との
ヘッダー(17)脱着作業の簡略化並びにヘッダー(1
7)運搬時の地上高確保並びにヘッダー(17)運搬時
の重心低下などを行えるように構成している。
【0016】さらに、図6、図7、図8に示す如く、角
柱と角パイプを一体連結させて形成した締結フレーム
(70)を備え、前記ガイド体(59)の長孔(71)
に前記フレーム(70)端部を昇降自在に挿通させ、前
記フレーム(70)を下降させて低位置に支持させて、
後受けフレーム(52)とガイド体(58)(59)で
形成する上向きノッチに下部クレーム(26)を出入さ
せると共に、前記フレーム(70)を上昇させ、下部フ
レーム(26)のボルト止めフレーム(36)に締結フ
レーム(70)のブラケット(72)をボルト(37)
止め固定させ、後受けフレーム(52)に下部フレーム
(26)を固定させる。なお、ボルト止めフレーム(3
6)に供給室(18)の前部フレーム(34)を固定す
るボルト(37)と、ボルト止めフレーム(36)に締
結フレーム(70)のブラケット(72)を固定するボ
ルト(37)を兼用することにより、ボルト(37)の
紛失を妨げる。
【0017】上記から明らかなように、コンバインの脱
穀部(4)に刈取り穀稈を送給する供給室(18)前部
に着脱自在にボルト(37)止め固定させる穀物刈取ヘ
ッダー(17)後部のボルト止めフレーム(36)を、
着脱自在なボルト(37)止め固定によって車体フレー
ム(39)に連結させる締結フレーム(70)を設けた
もので、コンバイン本機側にヘッダー(17)を連結さ
せるボルト止めフレーム(36)を兼用して、ヘッダー
(17)を車体フレーム(39)に固定させるから、車
体フレーム(39)に対するヘッダー(17)固定構造
をヘッダー(17)に特別に設ける必要がない。
【0018】さらに、図5、図6に示す如く、車体フレ
ーム(39)上にヘッダー(17)を載せるときに水平
(平行)度を作業者が目視確認する水平マーカ(73)
と、車体フレーム(39)に対するヘッダー(17)の
前後位置を作業者が目視確認するサイドマーカ(74)
と、車体フレーム(39)と車軸フレーム(40)を連
結させる一対の補強フレーム(75)(75)と、車軸
フレーム(40)と後バンパー(47)を連結させる一
対の補強フレーム(76)(76)と、車軸フレーム
(40)に着脱自在に格納させる走行輪(41)用の車
止め体(77)(77)を設ける。また、前記水平マー
カ(73)は車体フレーム(39)と略平行に右側に固
定させると共に、前記サイドマーカ(74)は前後方向
に取付け位置調節自在に車体フレーム(39)に固定さ
せる。
【0019】さらに、図9に示す如く、耕耘作業などを
行う農業用トラクタ(78)の後部ヒッチ(79)にヒ
ッチピン(80)を介して車体フレーム(39)前端の
牽引金具(44)を着脱自在に連結させ、ヘッダー(1
9)を載せた車体フレーム(39)をトラクタ(78)
によって引張って圃場乃至格納場所間などを移動する。
なお車体フレーム(39)上に左側からヘッダー(1
7)を載せ、ヘッダー(17)積降し時に供給室(1
8)を走行輪(41)前方側に位置させ、重量物である
刈取り駆動入力機構(81)を備えたヘッダー(17)
右側を車体フレーム(39)の後部側に位置させ、ヘッ
ダー(17)右側寄りのヘッダー(17)重心位置の両
側に左右走行輪(41)(41)を位置させ、走行輪
(41)によってヘッダー(17)重心部を支持して転
倒などを防いでいる。
【0020】本実施例は上記の如く構成するもので、前
受けフレーム(51)を上昇支持している図6の車体フ
レーム(39)左側からマーカ(74)を目視し乍ら図
3のコンバインを接近させ、前後受けフレーム(51)
(52)上方にヘッダー(17)を移動させる。運転席
(12)の作業者が水平マーカ(73)と刈刃(20)
を目視して水平度を確認し、スタンド(43)の伸縮な
どによって車体フレーム(39)をヘッダー(17)に
対し平行に支持させる。そして、位置合せシール(6
0)(61)を目視して車体フレーム(39)とヘッダ
ー(17)の前後方向位置を一致させた後、ヘッダー
(17)を下降させて前後受けフレーム(51)(5
2)に当接させ、ボルト(37)を取外すと共に、供給
室(18)を下降させてフック(35)を離脱させ、コ
ンバインを後退させる。また、ジャッキ(63)操作に
よって前受けフレーム(51)を下降させ、第2刈刃
(21)を上昇させて第2刈刃(21)の地上高を高く
すると共に、図8のように締結フレーム(70)を持上
げてボルト(37)止め固定させ、ヘッダー(17)を
車体フレーム(39)に固定させる。また、図9のよう
に、トラクタ(78)を後進させて車体フレーム(3
9)前部に接近させ、ヒッチ(79)に車体フレーム
(39)前端を連結させ、圃場乃至格納庫間などを移動
させ、ヘッダー(17)を運搬する。
【0021】一方、ヘッダー(17)をコンバインに装
着するとき、ボルト(37)を外して前受けフレーム
(51)を上昇させ、供給室(18)前部をヘッダー
(17)に連結させ、ヘッダー(17)を持上げるもの
で、ヘッダー(17)の離脱と装着は略逆の手順で行わ
れる。
【0022】さらに、図10に示す如く、車軸フレーム
(40)にローリング支点軸(82)を介して車体フレ
ーム(39)を左右に回転自在に設け、前後受けフレー
ム(51)(52)を車体フレーム(39)に一体固定
させ、各フレーム(39)(51)(52)を一体的に
左右に揺動させる油圧シリンダ(83)を設け、ヘッダ
ー(17)を載せたときにシリンダ(83)によってヘ
ッダー(17)前部を下げ、ヘッダー(17)後部を上
げ、第2刈刃(21)の地上高を高くすることも行え
る。
【0023】さらに、図11に示す如く、車体フレーム
(39)、車軸フレーム(40)、前後受けフレーム
(51)(52)を一体固定させると共に、車軸フレー
ム(40)に油圧ジャッキ(84)を連結させ、ポンピ
ングハンドル(85)操作によってジャッキ(84)を
駆動して左側の走行輪(41)を持上げ、ヘッダー(1
7)をフレーム(51)(52)上に搭載させた後、ジ
ャッキ(84)の下降動作によって左側の走行輪(4
1)を接地させ、右側の走行輪(41)を支点にしてヘ
ッダー(17)前部を下げ、ヘッダー(17)後部を上
げ、第2刈刃(21)の地上高を高くすることも行え
る。
【0024】さらに、図12に示す如く、車体フレーム
(39)の右側からヘッダー(17)を載せ、ヘッダー
(17)右側の入力機構(81)を車体フレーム(3
9)前方側に位置させることも行えるもので、重いヘッ
ダー(17)右側を前方にしたから車軸フレーム(4
0)も前方に配置でき、トレーラのホィールベース
(A)を、図9に比べて短く形成でき、車体フレーム
(39)などの軽量化並びに旋回走行半径の縮少などを
図れる。
【0025】さらに、図13、図14に示す如く、方向
転換自在な走行輪(86)…を四角枠形台車(87)の
角隅部に夫々設け、回転自在なボールジョイント付台板
(88)…をペダル(89)(90)によって昇降させ
る支点スタンド(91)及びサイドスタンド(92)…
を設け、台車(87)の角隅部にサイドスタンド(9
2)…を取付け、また台車(87)の中心部に支点スタ
ンド(91)を取付けると共に、上記図1に示した車体
フレーム(39)及びジャッキ(63)を介して前後受
けフレーム(51)(52)を前記台車(87)上面側
に取付け、前後受けフレーム(51)(52)を介して
台車(87)上にヘッダー(17)を搭載する。そし
て、ヘッダー(17)の左右幅よりも長い前後幅のトラ
ック荷台(93)上に台車(87)を載せる。また、支
点スタンド(91)を中心に台車(87)を360度方
向転換させたときの走行輪(86)の旋回軌跡(B)の
直径をトラック荷台(93)の左右幅よりも小さく形成
し、支点スタンド(91)をトラック荷台(93)上面
に当接させ、該スタンド(91)を中心に台車(87)
を方向転換させる一方、サイドスタンド(92)をトラ
ック荷台(93)上面に当接させ、サイドスタンド(9
2)によって台車(87)の移動を阻止している。そし
て、トラック荷台(93)後部に歩板を連結させてコン
バインを乗降させてヘッダー(17)を積降すとき、台
車(87)長手方向をトラック荷台(93)の左右に向
け、ヘッダー(17)を脱着させると共に、支点スタン
ド(91)の接地によって該スタンド(91)を中心に
台車(87)を略90度旋回させ、台車(87)長手方
向をトラック荷台(93)の前後に向け、トラック荷台
(93)上面にヘッダー(17)を収納して運搬するも
ので、フォークリフトがないトラック輸送において、ト
ラック荷台(93)上でヘッダー(17)を方向転換さ
せることにより、トラック荷台(93)上でコンバイン
からヘッダーを取外したり取付けることができる。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、未刈り穀稈掻込み用リール(19)並びに穀稈株元
切断用刈刃(20)(21)などを備えるコンバインの
穀物刈取ヘッダー(17)を搭載させる運搬車におい
て、走行輪(41)を装設させる車体フレーム(39)
に前後受けフレーム(51)(52)を設け、前記ヘッ
ダー(17)の前部下面を当接させる前受けフレーム
(51)を車体フレーム(39)に昇降自在に取付けた
もので、後受けフレーム(52)に当接させるヘッダー
(17)後部を中心にヘッダー(17)を回動自在に前
後受けフレーム(51)(52)に上載させるから、前
記ヘッダー(17)と本機側の連結及び解除を行い易い
姿勢と、搭載時に低くなるヘッダー(17)後方側を運
搬時に高くする姿勢とに、ヘッダー(17)前部を昇降
させて切換えることができ、本機側とのヘッダー(1
7)脱着作業の簡略化並びにヘッダー(17)運搬時の
地上高確保並びにヘッダー(17)運搬時の重心低下な
どを容易に行うことができるものである。
【0027】また、コンバインの脱穀部(4)に刈取り
穀稈を送給する供給室(18)前部に着脱自在にボルト
(37)止め固定させる穀物刈取ヘッダー(17)後部
のボルト止めフレーム(36)を、着脱自在なボルト
(37)止め固定によって車体フレーム(39)に連結
させる締結フレーム(70)を設けたもので、コンバイ
ン本機側にヘッダー(17)を連結させるボルト止めフ
レーム(36)を兼用して、ヘッダー(17)を車体フ
レーム(39)に固定させるから、ヘッダー(17)固
定構造の簡略化などを容易に行うことができるものであ
る。
【0028】また、穀物刈取ヘッダー(17)外側に配
置させるバンパー(45)(47)を、長さ調節自在に
車体フレーム(39)に設けたもので、ヘッダー(1
7)後方に第2刈刃(21)を設けたときと第2刈刃
(21)を取外したときの両方のヘッダー(17)前後
幅に適した長さにバンパー(45)(47)を形成で
き、バンパー(45)(47)の長さが不足したりバン
パー(45)(47)だけが突出する不具合をなくすこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物刈取ヘッダー運搬車正面図。
【図2】コンバインの側面図。
【図3】同平面図。
【図4】刈取部の部分側面説明図。
【図5】車体フレーム部の斜視図。
【図6】同平面図。
【図7】同拡大正面図。
【図8】後受けフレーム部の説明図。
【図9】穀物刈取ヘッダー運搬説明図。
【図10】図1の変形例を示す正面図。
【図11】同正面図。
【図12】図9の変形例を示す平面図。
【図13】図1の変形例を示す正面図。
【図14】同平面説明図。
【符号の説明】
(17) 穀物刈取ヘッダー (19) リール (20)(21) 刈刃 (36) ボルト止めフレーム (37) ボルト (39) 車体フレーム (41) 走行輪 (45)(47) バンパー (51) 前受けフレーム (52) 後受けフレーム (70) 締結フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺 島 淳 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ−農機 株式会社内 (72)発明者 正 野 潤 一 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ−農機 株式会社内 (72)発明者 田 内 努 三重県名張市夏見2828番地 株式会社タカ キタ内 (72)発明者 奥 村 政 信 三重県名張市夏見2828番地 株式会社タカ キタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未刈り穀稈掻込み用リール並びに穀稈株
    元切断用刈刃などを備えるコンバインの穀物刈取ヘッダ
    ーを搭載させる運搬車において、走行輪を装設させる車
    体フレームに前後受けフレームを設け、前記ヘッダーの
    前部下面を当接させる前受けフレームを車体フレームに
    昇降自在に取付けたことを特徴とするコンバインの穀物
    刈取ヘッダー用運搬車。
  2. 【請求項2】 コンバインの脱穀部に刈取り穀稈を送給
    する供給室前部に着脱自在にボルト止め固定させる穀物
    刈取ヘッダー後部のボルト止めフレームを、着脱自在な
    ボルト止め固定によって車体フレームに連結させる締結
    フレームを設けたことを特徴とする上記請求項1に記載
    のコンバインの穀物刈取ヘッダー用運搬車。
  3. 【請求項3】 穀物刈取ヘッダー外側に配置させるバン
    パーを、長さ調節自在に車体フレームに設けたことを特
    徴とする上記請求項1に記載のコンバインの穀物刈取ヘ
    ッダー用運搬車。
JP19110695A 1995-07-03 1995-07-03 コンバインの穀物刈取ヘッダー用運搬車 Pending JPH099721A (ja)

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