JPH0991191A - データベース設計方法及び装置 - Google Patents

データベース設計方法及び装置

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JPH0991191A
JPH0991191A JP7247956A JP24795695A JPH0991191A JP H0991191 A JPH0991191 A JP H0991191A JP 7247956 A JP7247956 A JP 7247956A JP 24795695 A JP24795695 A JP 24795695A JP H0991191 A JPH0991191 A JP H0991191A
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JP
Japan
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design
database
information
design information
performance
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Application number
JP7247956A
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English (en)
Inventor
Hiroki Machihara
宏毅 町原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、実測の結果しか得られなかったり、
設計情報に対する性能改善案のみが提案されるだけであ
るために、設計者の判断が不可欠であり、最適設計の自
動化が不可能である。 【解決手段】 本発明は、設計情報を管理・操作するデ
ータベース設計方法において、設計情報に基づいてシス
テム要件を実測し、実測結果を得ることにより、性能条
件を満たしていないシステム要件を特定し、システム要
件を高速化するための設計候補を導出する処理を繰り返
し、最適な設計候補を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベース設計
方法及び装置に係り、特に、設計者が要求する設計情報
を与えることにより、設計、評価、検討を繰り返しなが
ら、進めていくシステム設計の過程で生成される設計情
報を管理・比較・評価するデータベース設計方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リレーショナルデータベースシス
テムを構築する場合には、データベースの設計として扱
う項目は複数存在しており、設計者が構築対象とする情
報システムの特性を理解して、設計支援ツールを選択し
てデータベースの設計を行う。情報システムの構築用の
作業を支援するための設計支援ツールは、設計者からど
のような設計を行うかが指示されると、与えられた設計
情報に基づいて知識ベースを検索して、設計改善箇所を
出力する。このようにして、設計支援ツールにより取得
した設計改善箇所に基づいて設計者は、設計情報の改善
を行う。また、設計情報に基づいてデータベースの実測
を行うツールも提案されており、当該ツールを用いて設
計情報を実測し、その実測結果を設計者に提示する。こ
れにより、設計者は実測結果をみて設計情報の修正等を
行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、与えられた設計情報に基づいて知識ベー
スを検索して設計改善箇所を提案するものは存在する
が、最終的な判断は設計者に委ねられる。また、設計情
報に基づいて実測を行うツールもいくつか提案されてい
るが、それらについては、実測の結果が与えられるだけ
で、性能問題の改善案は設計者に委ねられている。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、提案された設計情報を実測させ、その実測結果に基
づいて、性能上の問題箇所を抽出し、その中で最も性能
条件と差異があるシステム要件の性能を改善するための
設計候補を優先順位の高いルールから適用させていくこ
とにより自動的に設計情報の候補案を作成することが可
能なデータベース設計方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、設計情報を管
理・操作するデータベース設計方法において、設計情報
に基づいてシステム要件を実測し、実測結果を得ること
により、性能条件を満たしていないシステム要件を特定
し、システム要件を高速化するための設計候補を導出す
る処理を繰り返し、最適な設計候補を取得する。
【0006】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。本発明は、データベース設計のための機能及び
性能条件を受け付け(ステップ1)、設計情報を生成し
(ステップ2)、設計情報を用いて、データベース実測
のためのデータベースに与えるパラメータを生成してパ
ラメータをデータベースに設定し(ステップ3)、デー
タベースを運転して機能性能データを測定し(ステップ
4)、機能性能データと設計情報の性能条件とを比較し
(ステップ5)、性能条件を最も満足していない項目を
抽出し(ステップ6)、予め保持されているデータベー
ス設計のためのノウハウ情報を検索して性能条件を満足
させる修正情報を取得し(ステップ7)、修正情報を用
いてパラメータを修正する(ステップ8)。
【0007】また、本発明は、修正されたパラメータを
用いて、機能性能データを再度測定し、性能条件を最も
満足していない項目について、再度パラメータの修正を
行い、性能条件を最も満たすパラメータを取得する。ま
た、本発明は、IF−THENで記述されたノウハウ情
報を使用する。
【0008】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、設計情報を管理・操作するデータベース設計装置
において、データベース設計のための機能及び性能条件
を受け付け、設計情報を生成する情報管理手段100
と、情報管理手段100により生成された設計情報を用
いて、データベース実測のためのデータベースに与える
パラメータを生成するパラメータ生成手段300と、パ
ラメータをデータベースに設定し、データベースを運転
して機能性能データを測定する実測手段400と、デー
タベース設計のためのルール900と、ルール900を
用いて、機能性能データと設計情報の性能条件とを比較
し、性能条件を最も満足していない項目を抽出し、ルー
ル900を検索して性能条件を満足させる修正情報を取
得する実測診断手段500と、実測診断手段500によ
り取得した修正情報を用いてパラメータを修正する設計
情報修正手段600と、各手段の動作を制御する制御手
段200とを有する。
【0009】本発明の上記制御手段200は、パラメー
タ修正手段600により修正されたパラメータを用い
て、実測手段400により機能性能データを再度測定
し、設計情報の性能条件を最も満足していない項目につ
いて、パラメータ修正手段600により再度パラメータ
の修正を行い、性能条件を最も満たすパラメータを取得
するよう制御する。
【0010】また、本発明の上記ルール900は、IF
−THEN形式で記述されている。これにより、本発明
は、設計情報を管理し、操作する設計情報管理データベ
ース管理システムにおいて、設計情報に基づいてシステ
ム要件を実測し、その実測結果を得て、設計情報の性能
条件を満たしていないシステム要件を特定し、そのシス
テム要件を高速化するための設計候補を導出し、再実測
を行うような制御を行う。従って、設計情報の性能条件
を満たす設計候補を最適設計案として取得することがで
きる。
【0011】従来の技術では、実測の結果しか得られな
かったり、設計情報に対する性能改善案のみが提案され
るだけであるために、設計者の判断が不可欠であり、最
適設計の自動化が不可能であるが、本発明によれば、実
測という手段を用いてデータベースを実測した結果を設
計情報の性能条件と比較して、どのシステム要件に性能
上の問題があるかを特定することが可能である。さら
に、特定されたシステム要件について、優先順位が付与
されているルールを用いて設計情報の性能条件を充足す
る施策が特定される。そして、その施策に基づいて設計
候補の自動修正を行うことで、再実測が可能となるた
め、設計情報を修正した場合の効果も見ることができる
ようになる。このような手順を繰り返し行うことによ
り、データベースの最適設計の自動化が可能となる。
【0012】このように、本発明は、設計情報に基づい
てデータベースを実測し、その実測結果の検証を行い、
検証結果において設計情報候補の自動修正を行い、再実
測する処理を繰り返すことで、設計情報の性能条件を満
たす設計候補を決定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のデータベース設
計装置の構成を示す。同図に示すデータベース設計装置
は、設計情報管理部1、制御部2、環境作成部3、実測
/集計部4、実測診断部5、設計情報修正指示部6、設
計情報記憶部7、実測結果情報記憶部8、ノウハウ情報
記憶部9及びデータベース10より構成される。
【0014】設計情報管理部1は、設計者からデータベ
ース10の設計情報の作成要求を受け付け、設計情報記
憶部7に対して設計情報の作成及び設計情報の管理・修
正を行う。制御部2は、最適設計を自動作成するための
データベース設計装置の各部を制御し、各部にデータの
転送や指示を通知する。
【0015】環境作成部3は、設計情報管理部1で登録
された設計情報を制御部2を介して受け取り、実際にデ
ータベース10を実測するための環境を作成する。実測
/集計部4は、環境作成部3で作成された実測環境に対
して、設計条件のシステム要件でデータベース10を実
測し、機能性能データを取得し、システム要件毎の性能
を得る。
【0016】実測診断部5は、実測/集計部4で実測し
た結果を受けて、利用者がシステム要件毎に設定してお
いた性能条件を満たしていないシステム要件を選択す
る。複数存在する場合は、その中で比率的に最も悪いシ
ステム要件を1つ選択し、そのシステム要件の性能条件
を満たすための手段をノウハウ情報記憶部9の中から抽
出する。
【0017】設計情報修正指示部6は、ノウハウ情報記
憶部9のノウハウ情報によって得られる設計情報の改善
策を新たな設計候補とする場合に必要になる設計情報記
憶部7に格納されている設計情報への修正が行われた場
合に、どの設計情報に波及し、どの設計情報を併せて修
正しなければならないかを示唆する設計情報間の制約条
件を管理し、設計情報管理部1に指示する。
【0018】これにより、設計情報管理部1は、設計情
報修正指示部6から設計情報の修正を指示されると、直
接的な設計情報の修正のみならず、当該設計情報に付随
して修正しなければならない設計情報についても修正を
行う。このように修正された設計情報を設計候補として
設計情報管理部1で登録し、再び制御部2に渡し、当該
設計候補でのデータベース10の実測を行う。このよう
なループをすべてのシステム要件に対して性能条件を満
たすか、あるいは、再び同じ設計候補が提案されるまで
行う。再び同じ設計候補が提案されるということは、無
限ループに陥ることであるため、この場合には、利用者
に直接設計条件を変えてもらうように促す。
【0019】設計情報記憶部7は、設計情報管理部1に
より作成または、修正された設計情報が記憶されてお
り、実測結果情報記憶部8は、環境作成部3により生成
された実測環境において、実測/集計部4によりデータ
ベースを実測した実測結果情報を格納する。ノウハウ情
報記憶部9は、ある特徴を持ったシステム要件を高速化
するためのノウハウを、『IF(もし設計情報が〜のよ
うな状態であるのなら、)−THEN(〜しなさい)』
の形式で表現された情報が格納される。
【0020】図4は本発明の設計情報記憶部の内容形式
を示し、図5は本発明の実測結果情報記憶部の内容形式
を示し、図6は本発明のノウハウ情報記憶部の内容形式
を示す。図4に示す設計情報記憶部7は、設計情報の本
体である設計情報(a),(b),(c)とシステム要
件に関する設計情報(d)から構成される。設計情報
(a)は、テーブル名と行数より構成される。設計情報
(b)は、列名、属性、桁数、テーブル名から構成され
る。設計情報(c)は、インデックス名、列名、テーブ
ル名より構成される。また、システム要件に関する設計
情報(d)は、要件名、要件内容(SQL)、性能条件
より構成される。
【0021】図5に示す実測結果情報記憶部8は、設計
情報記憶部7で管理されている設計情報に従って環境作
成部3により作成された実測環境において実測/集計部
4がデータベース10を実測した結果を管理する。実測
結果情報は、図5に示すように設計者が定義した設計情
報の要件名の性能条件に対して実測結果がどうであった
かを示す実測結果、性能条件と実測結果との比率を示す
比率、及び要件に対する結果を判定する結果判定からな
る。
【0022】図6に示すノウハウ情報記憶部9に格納さ
れるルールには、実測結果情報記憶部8の実測結果情報
である結果判定が“×”の要件に対してその要件の性能
を向上させるためのノウハウを示したものであり、同図
(a)に示すように、全てのルールについて要件や設計
情報の状態を見る“if”、設計情報のある条件を満た
す場合に取り得る施策“then”からなり、それら
は、ルール番号によって識別される。また、実測を行う
ための環境条件の違いによって適応するルールやその順
序が異なるため、同図(b)に示すような環境条件によ
って適応するルールとその順番を管理する表からなる。
【0023】次に、本発明のデータベース設計装置が最
適設計候補を導出する一連の動作を説明する。図7は、
本発明の一連の動作を示す図である。 ステップ101) まず、設計情報管理部1が設計者の
要求に従って、設計情報を生成し、設計情報記憶部7に
格納する。
【0024】ステップ102) 次に制御部2は、設計
情報記憶部7から設計情報を取得して、環境作成部3に
対して設計情報記憶部7の設計情報を元にしてデータベ
ース10の実測環境を作成するように指示する。 ステップ103) 環境作成部3により実測環境の作成
が終了すると、制御部2は、実測/集計部4に実測を指
示する。これにより、実測/集計部4は、設計情報記憶
部7の設計情報に基づいてデータベース10の実測を行
い、実測結果を取得する。
【0025】ステップ104) 実測/集計部4は、実
測によって得られた実測結果を集計して実測結果情報記
憶部8に格納する。 ステップ105) 実測診断部5は、実測結果情報記憶
部8より実測結果を取得して、性能条件を満たさなかっ
た要件があるか否かを判定し、あった場合には、それら
の中で最も設計情報の性能条件とかけ離れているシステ
ム要件を抽出する。
【0026】ステップ106) ステップ105により
性能条件を満たしていない要件がある場合には、ステッ
プ107に移行し、全ての要件が性能条件を満たしてい
る場合には、処理を終了する。 ステップ107) 実測診断部5は、性能条件を満たし
ていない要件がある場合に、その要件の中で最も性能条
件とかけ離れているシステム要件を抽出し、そのシステ
ム要件を高速化させるための改善策をノウハウ情報記憶
部9のノウハウのうち最も優先順位の高いノウハウに基
づいて導出する。
【0027】ステップ108) 設計情報修正指示部6
は、実測診断部5が導出した改善策に基づいて設計情報
の修正を行うため、当該設計情報の修正により併せて修
正する必要がある設計情報があるかを判定し、他に修正
すべき設計情報がある場合には、その設計情報も含めて
修正を行うよう、設計情報管理部1に指示する。これに
より、設計管理部1は、該当する設計情報を修正し、そ
の修正結果を制御部2に転送する。制御部2は、修正さ
れた設計情報を受け取り、環境作成部3に転送し、環境
作成部3において設定設定された環境において、実測/
集計部4が修正された設計情報でのデータベース10の
再実測を行う(ステップ102に移行する)。
【0028】ステップ106において、全ての要件が性
能条件を満たしている場合には、その設計情報が最終結
果となり、そうでない場合は、もう一度実測診断部5で
の処理を行い、設計の改善策を導き出し、実測/設計案
の策定を繰り返すことにより最適設計を得る。
【0029】
【実施例】以下、図面と共に、本発明の実施例を説明す
る。図8は、本発明の一実施例の設計情報の例を示す。
同図は、設計情報記憶部7には「顧客」「商品」「販
売」という3つのテーブル(a)が存在し、それに対す
るシステム要件として、「販売管理」「顧客管理」「伝
票出力」という3つの業務が存在する場合の例である。
【0030】本例において、テーブル(a)は、テーブ
ル名として「顧客」「商品」「販売」の3つのテーブル
が存在し、それぞれ行数を有する。列を示す(b)は、
列名、属性、桁数、テーブル名よりなる。インデックス
(c)は、各列名毎にインデックスを付与した例であ
る。同図の例では、インデックス名“idx1”に対応
する列名は、「顧客名」であり、テーブル名は「顧客」
である。インデックス名“idx2”に対応する列名は
「販売ID」であり、テーブル名は「販売」である。シ
ステム要件に関する設計情報(d)は、業務名ごとに管
理され、業務名「販売管理」に対応する要件は、“inse
rt into 販売”であり、その性能条件は3秒と定義され
ている。また、業務名「顧客管理」に対応する要件は、
“select*from 販売,商品 where 顧客名=“XY
Z”group by 商品名”であり、その性能条件は、10
秒以内である。業務名「伝票出力」に対応する要件は、
“select*from 販売,商品 where 販売ID=“123
4”であり、その性能条件は、3秒以内と定義されてい
る。
【0031】ここで、与えられた設計情報記憶部7の設
計情報に基づいてデータベース10を実測させると、図
9に示すような実測結果が得られる。実測の結果、「販
売管理」業務と「伝票出力」業務は性能条件を満たして
いるが、「顧客管理」業務は設計情報の性能条件を満た
していないという結果が得られたものとする。これは、
図8(d)に示す業務名「販売管理」の設計情報の性能
条件(3秒)に対して、その実測結果は、図9に示すよ
うに2秒であるため、性能条件を満たしていることにな
る。また、業務名「顧客管理」については、設計情報の
性能条件が10秒以内となっているが、実測結果が20
秒かかっているため、性能条件を満たしていないとし
て、その結果判定は、“×”となる。「伝票出力」につ
いては、設計情報の性能条件(3秒)に対して実測結果
は、3秒であるため、その判定結果は、“○”となる。
【0032】このとき、結果判定において“×”となっ
た「顧客管理」業務の処理を高速化するノウハウ情報を
ノウハウ情報記憶部9より検索する。図10に示すノウ
ハウ情報が与えられている場合、優先順位“1”のノウ
ハウ情報を適応してみる。なお、本例の環境条件は、
“DBソフトA”であるとし、この時適用されるルール
適応順位は、図10(b)に示すようにルール番号
“1”、“2”、“3”の順であるとする。この場合、
「顧客名」列にインデックスが付与されているかを設計
情報記憶部7を検索することによりチェックする。この
例の場合「顧客名」列にはユニークインデックス(idx
1) が付与されていることからノウハウ情報“1”は適
用されない。
【0033】次に、優先順位“2”のノウハウ情報を適
応してみる。この場合“group by”で指定されている列
「商品名」にインデックスが付与されているかを設計情
報記憶部7を検索することによりチェックする。図8
(c)に示すように、この例の場合、「商品名」列に
は、インデックスが付与されていないことからノウハウ
情報“2”を適応し、『「商品名」列にインデックスを
付与する』という設計案を提案する。
【0034】次に、設計情報を修正する場合には、図1
2に示す反映作業の対応関係を参照する。同図の例で
は、“インデックスの修正”があった場合には、他に影
響する反映作業はなく、再実測を行うことが可能であ
る。“SQLの修正”があった場合には、他に波及する
作業として『アプリケーションプログラムのリコンパイ
ル』を行う必要があることを示している。“テーブルの
修正”があった場合には、その修正作業により波及する
修正作業として『試験DBの再創成、SQLの修正』を
行う必要がある。また、“DBMSパラメータの修正”
があった場合には、他に波及する作業はなく、再実測を
行うことができる。
【0035】本例では、『「商品名」列にインデックス
を付与する』という設計案が提案されているため、“イ
ンデックスの修正”を行うものとする。このとき、図1
2に示すように、波及する設計情報の修正はないため、
インデックス(IDX3)の追加のみ行う。設計情報修
正指示部6は、このインデックスの追加を設計情報記憶
部7に反映させるよう設計情報管理部1に指示し、設計
情報管理部1が反映処理を終了すると、実測/集計部4
に当該設計情報でデータベース10を再実測させる。再
実測された結果を図13に示す。再実測の結果、実測診
断部5により、やはり、『「顧客管理」業務は、性能条
件を満たしていない』という結果であった場合、実測診
断部5は、「顧客管理」業務の処理を高速化するための
ノウハウ情報をノウハウ情報記憶部9より再び検索す
る。このとき、優先順位“3”の結合処理をしているか
どうかを設計情報記憶部7を検索することによりチェッ
クする。「顧客管理」業務は、2つのテーブルの結合処
理であることが得られるので、それらの『テーブルを統
合する』という新たな設計案となる。
【0036】設計情報修正指示部6は、「テーブルの統
合」時に修正が波及する設計情報が存在する場合に、設
計情報管理部1に修正が波及する設計情報についても修
正を行うよう指示する。即ち、「テーブルの統合」を行
う場合は、図12に示すようにSQLも修正する必要が
ある。つまり、設計情報管理部1は、対応する業務内容
を図14に示すように修正することになる。設計情報管
理部1は、この修正を設計情報記憶部7の設計情報に反
映させ、再び再実行する。
【0037】実測/集計部4が再実測した結果を図15
に示す。図14に示すように設計情報が修正され、その
設計情報に基づいて実測した結果、全ての業務に対して
性能条件を満たしている場合、その時、設計情報が、即
ち、図14に示した設計案が最適設計ということにな
る。
【0038】このようにして、利用者が設計情報と性能
条件を登録することにより性能条件を満たす設計情報を
自動的に提案することができる。なお、本発明は、上記
の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種
々変更・応用が可能である。
【0039】
【発明の効果】従来は、推論だけで最終的な検証を設計
者に委ねていたため、自動化ができなかったが、上述の
ように本発明によれば、提案された設計情報を実測し、
その結果に基づいて性能上の問題箇所を抽出し、その中
で最も性能条件とかけ離れているシステム要件の性能
を、優先順位の高いルールから順に適応させることによ
り、改善していき、自動的に候補案を作成することがで
きる。このため、利用者が設計情報と性能条件を登録
し、実測により検証を兼ねることで性能条件を満たす設
計情報を自動的に提案することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のデータベース設計装置の構成図であ
る。
【図4】本発明の設計情報記憶部の内容形式を示す図で
ある。
【図5】本発明の実測結果情報記憶部の内容形式を示す
図である。
【図6】本発明のノウハウ情報記憶部の内容形式を示す
図である。
【図7】本発明の一連の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の一実施例の設計情報の例を示す図であ
る。
【図9】本発明の一実施例の実測結果の例を示す図であ
る。
【図10】本発明の一実施例のノウハウ情報の例を示す
図である。
【図11】本発明の一実施例の設計情報のインデックス
構成の例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例の設計情報の修正時の反映
作業の例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の再実測した実測結果の例
を示す図である。
【図14】本発明の一実施例の修正した設計情報の例を
示す図である。
【図15】本発明の一実施例の再実測した実測結果の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 設計情報管理部 2 制御部 3 環境作成部 4 実測/集計部 5 実測診断部 6 設計情報修正指示部 7 設計情報記憶部 8 実測結果情報記憶部 9 ノウハウ情報記憶部 10 データベース 100 情報管理手段 200 制御手段 300 パラメータ生成手段 400 実測手段 500 実測診断手段 600 パラメータ修正手段 700 設計情報 800 性能機能データ 900 ルール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計情報を管理・操作するデータベース
    設計方法において、 前記設計情報に基づいてデータベースに対してシステム
    要件を実行させることによりデータベースの性能を実測
    し、実測結果を得ることにより、性能条件を満たしてい
    ないシステム要件を特定し、 前記システム要件を高速化するための設計候補を導出す
    る処理を繰り返し、最適な設計候補を取得することを特
    徴とするデータベース設計方法。
  2. 【請求項2】 データベース設計のための機能及び性能
    条件を受け付け、 設計情報を生成し、 前記設計情報を用いて、データベース実測のための前記
    データベースに与えるパラメータを生成し、 前記パラメータを前記データベースに設定し、 前記データベースを運転して機能性能データを測定し、 データベース設計のためのノウハウ情報を保持し、 前記機能性能データと前記設計情報の性能条件とを比較
    し、前記性能条件を最も満足していない項目を抽出し、 前記ノウハウ情報を検索して前記性能条件を満足させる
    修正情報を取得し、 前記修正情報を用いて前記パラメータを修正する請求項
    1記載のデータベース設計方法。
  3. 【請求項3】 修正されたパラメータを用いて、機能性
    能データを再度測定し、前記設計情報の性能条件を最も
    満足していない項目について、再度パラメータの修正を
    行い、前記性能条件を最も満たすパラメータを取得する
    請求項2記載のデータベース設計方法。
  4. 【請求項4】 前記ノウハウ情報として、IF−THE
    N形式で記述されたルールを用いる請求項2記載のデー
    タベース設計方法。
  5. 【請求項5】 前記設計情報を満足させる修正情報を取
    得する際に、前記ノウハウ情報の優先順位が高い情報か
    ら適用する請求項2記載のデータベース設計方法。
  6. 【請求項6】 設計情報を管理・操作するデータベース
    設計装置において、 データベース設計のための機能及び性能条件を受け付
    け、設計情報を生成する情報管理手段と、 前記情報管理手段により生成された前記設計情報を用い
    て、データベース実測のための前記データベースに与え
    るパラメータを生成するパラメータ生成手段と、 前記パラメータを前記データベースに設定し、前記デー
    タベースを運転して機能性能データを測定する実測手段
    と、 データベース設計のためのルールと、 前記ルールを用いて、前記機能性能データと前記設計情
    報の性能条件とを比較し、前記性能条件を最も満足して
    いない項目を抽出し、前記ルールを検索して前記性能条
    件を満足させる修正情報を取得する実測診断手段と、 前記実測診断手段により取得した前記修正情報を用いて
    前記パラメータを修正するパラメータ修正手段と、 前記各手段の動作を制御する制御手段とを有することを
    特徴とするデータベース設計装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記パラメータ修正手段により修正されたパラメータを
    用いて、実測手段により機能性能データを再度測定し、
    前記設計情報の性能条件を最も満足していない項目につ
    いて、前記パラメータ修正手段により再度パラメータの
    修正を行い、前記性能条件を最も満たすパラメータを取
    得するよう制御する請求項6記載のデータベース設計装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ルールは、 IF−THEN形式で記述される請求項6記載のデータ
    ベース設計装置。
  9. 【請求項9】 前記実測診断手段は、前記ルールの優先
    順位の高い順に適用させる請求項6記載のデータベース
    設計装置。
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