JPH0991180A - リングファイル形式データ管理方式 - Google Patents
リングファイル形式データ管理方式Info
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- JPH0991180A JPH0991180A JP7267715A JP26771595A JPH0991180A JP H0991180 A JPH0991180 A JP H0991180A JP 7267715 A JP7267715 A JP 7267715A JP 26771595 A JP26771595 A JP 26771595A JP H0991180 A JPH0991180 A JP H0991180A
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Abstract
データ領域を有効に再利用してデータ領域の確保および
解放のオーバーヘッドを抑える。 【解決手段】 状態取得手段3はリングファイルテーブ
ル10のデータ格納状態を取得し、状態判断手段6はテ
ーブル10にアクセス可能かどうかを判断する。位置カ
ウンタ7はテーブル10のアクセスレコードの位置を算
定し、順序カウンタ4は入力データに対して順序を示す
値を採番する。データ入力装置8はアクセスレコードの
位置を用いてデータを順序を示す値とともにテーブル1
0に入力する。データ抽出装置9はリレーショナルデー
タベース2が持つ一括抽出機能を利用して位置カウンタ
7で算定された位置のレコードから順序カウンタで採番
された順序を示す値を有するレコードまでのデータを一
括抽出する。状態記録手段5はデータのアクセス後に現
在のデータ格納状態をテーブル10に記録する。
Description
データ管理方式に関し、特にリレーショナルデータベー
スに対するデータの入力および抽出(以下、アクセスと
総称する)の制御を行うリングファイル形式データ管理
方式に関する。
形式が固定である大量データの登録および検索に最適で
あり、かつ障害に対するデータの保全性も有するデータ
ベースであるが、データの入力順の情報を保持する機構
を持たないために、データ入力順に抽出する必要のない
データを蓄積することに主に用いられてきた。
ショナルデータベースは、データを入力順に抽出するた
めの情報とその機構を持っていなかったので、データの
入力順の抽出を保証すべきデータに関しては、入力デー
タ内に何らかの形態で順序を示す情報を埋め込む必要が
あるという問題点があった。
ナルデータベース内のデータ領域を新たに確保し、デー
タを抽出した後にリレーショナルデータベース内の該当
データ領域を解放する方法を採用すれば、データの入力
順の抽出を保証する機構を比較的簡易に実装することも
できるが、リレーショナルデータベースのデータ領域の
確保および解放は非常に時間が必要とされるために性能
面に課題が残るという問題点があった。
の入力順の抽出を保証するとともに、データ領域を有効
に再利用してデータ領域の確保および解放のオーバーヘ
ッドを抑えるようにしたリングファイル形式データ管理
方式を提供することにある。
ーショナルデータベースが本来の機能としてもつ一括抽
出機能を用いてデータを入力順に一括抽出することがで
きるようにしたリングファイル形式データ管理方式を提
供することにある。
36号公報に開示された「時系列データ加工方式」があ
るが、この方式は、時系列データの加工処理を行う際に
個々に作成されていたデータ抽出プログラムおよび演算
処理プログラムをリレーショナルデータベースシステム
の汎用的な加工処理とするようにしたものであり、本願
発明とはその目的および効果が全く異なるものである。
形式データ管理方式は、リレーショナルデータベース内
のデータ容量を一定に制限した上で抽出済のデータ領域
を新規入力のデータ領域として再使用するリングファイ
ルを擬似的に形成するリングファイルテーブルと、この
リングファイルテーブルのデータ格納状態を取得する状
態取得手段と、この状態取得手段により得られたデータ
格納状態に基づいて前記リングファイルテーブルにアク
セス可能かどうかを判断する状態判断手段と、この状態
判断手段によりアクセス可能であると判断されたときに
前記データ格納状態に基づいて前記リングファイルテー
ブルのアクセス対象となるデータ領域の位置を算定する
位置カウンタと、この位置カウンタにより算定された位
置を用いて前記リングファイルテーブルにアクセスする
データアクセス装置と、このデータアクセス装置による
アクセス後に現在のデータ格納状態を前記リングファイ
ルテーブルに記録する状態記録手段とを有する。
管理方式は、リレーショナルデータベース内のデータ容
量を一定に制限した上で抽出済のデータ領域を新規入力
のデータ領域として再使用するリングファイルを擬似的
に形成するリングファイルテーブルと、このリングファ
イルテーブルのデータ格納状態を取得する状態取得手段
と、この状態取得手段により得られたデータ格納状態に
基づいて前記リングファイルテーブルにアクセス可能か
どうかを判断する状態判断手段と、この状態判断手段に
よりアクセス可能であると判断されたときに前記データ
格納状態に基づいて前記リングファイルテーブルのアク
セス対象となるデータ領域の位置を算定する位置カウン
タと、前記状態判断手段によりアクセス可能であると判
断されたときに前記データ格納状態に基づいて入力デー
タに対して順序を示す値を採番する順序カウンタと、前
記位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リン
グファイルテーブルにデータを前記順序カウンタにより
採番された順序を示す値とともに入力するデータ入力装
置と、前記リレーショナルデータベースが持つ一括抽出
機能を利用して前記位置カウンタにより算定された位置
のレコードから前記順序カウンタにより採番された順序
を示す値を有するレコードまでのデータを一括抽出する
データ抽出装置と、前記データ入力装置によるデータ入
力後および前記データ抽出装置によるデータ抽出後に現
在のデータ格納状態を前記リングファイルテーブルに記
録する状態記録手段とを有する。
タ管理方式は、IN,OUT,位置およびデータのフィ
ールドからなるレコードを持ち、リレーショナルデータ
ベース内のデータ容量を一定に制限した上でデータ抽出
済のレコードを新規データ入力のレコードとしてサイク
リックに再使用するリングファイルを擬似的に形成する
リングファイルテーブルと、このリングファイルテーブ
ルのINフィールドにフラグが立っているレコードの位
置フィールドの値Liと、OUTフィールドにフラグが
立っているレコードの位置フィールドの値Loと、位置
フィールドの最大値Lmaxとからなるデータ格納状態
を取得する状態取得手段と、この状態取得手段により得
られたデータ格納状態に基づいて、データ入力時には
{Lo<Liかつ(Lo≠0またはLi≠Lmax)}
または(Lo>Li)の条件を満たすときにデータ入力
可能であると判断し、データ抽出時には{Lo<Liか
つ(Lo≠Li+1)}または(Lo>Li)の条件を
満たすときにデータ抽出可能であると判断する状態判断
手段と、この状態判断手段によりデータ入力可能である
と判断されたときに値Liに基づいてデータ入力対象と
なるレコードの位置を算定し、データ抽出可能であると
判断されたときに値Loに基づいてデータ抽出対象とな
るレコードの位置を算定する位置カウンタと、この位置
カウンタにより算定された位置を用いて前記リングファ
イルテーブルにデータを入力するデータ入力装置と、前
記位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リン
グファイルテーブルからデータを抽出するデータ抽出装
置と、前記データ入力装置によるデータ入力後に位置フ
ィールドの値が値Liの直前のレコードのINフィール
ドのフラグを消去して位置フィールドの値が値Liのレ
コードのINフィールドにフラグを立て、前記データ抽
出装置によるデータ抽出後に位置フィールドの値が値L
oの直前のレコードのOUTフィールドのフラグを消去
して位置フィールドの値が値LoのレコードのOUTフ
ィールドにフラグを立てる状態記録手段とを有する。
データ管理方式は、IN,OUT,位置,順序およびデ
ータのフィールドからなるレコードを持ち、リレーショ
ナルデータベース内のデータ容量を一定に制限した上で
データ抽出済のレコードを新規データ入力のレコードと
してサイクリックに再使用するリングファイルを擬似的
に形成するリングファイルテーブルと、このリングファ
イルテーブルのINフィールドにフラグが立っているレ
コードの位置フィールドの値Liと、OUTフィールド
にフラグが立っているレコードの位置フィールドの値L
oと、位置フィールドの最大値Lmaxと、INフィー
ルドにフラグが立っているレコードの順序フィールドの
値Mとからなるデータ格納状態を取得する状態取得手段
と、この状態取得手段により得られたデータ格納状態に
基づいて、データ入力時には{Lo<Liかつ(Lo≠
0またはLi≠Lmax)}または(Lo>Li)の条
件を満たすときにデータ入力可能であると判断し、デー
タ抽出時には{Lo<Liかつ(Lo≠Li+1)}ま
たは(Lo>Li)の条件を満たすときにデータ抽出可
能であると判断する状態判断手段と、この状態判断手段
によりデータ入力可能であると判断されたときに値Li
に基づいてデータ入力対象となるレコードの位置を算定
し、データ抽出可能であると判断されたときに値Loに
基づいてデータ抽出対象となるレコードの位置を算定す
る位置カウンタと、この状態判断手段によりデータ入力
可能であると判断されたときに前記順序フィールドの値
Mに基づいて入力データの順序を示す値Mを採番する順
序カウンタと、前記位置カウンタにより算定された位置
を用いて前記リングファイルテーブルにデータを前記順
序カウンタにより採番された順序を示す値Mとともに入
力するデータ入力装置と、前記リレーショナルデータベ
ースが持つ一括抽出機能を利用して前記位置カウンタに
より算定された位置のレコードから前記順序カウンタに
より採番された順序を示す値Mを順序フィールドに有す
るレコードまでのデータを一括抽出するデータ抽出装置
と、前記データ入力装置によるデータ入力後に位置フィ
ールドの値が値Liの直前のレコードのINフィールド
のフラグを消去して位置フィールドの値が値Liのレコ
ードのINフィールドにフラグを立て、前記データ抽出
装置によるデータ抽出後に位置フィールドの値が値Lo
の直前のレコードのOUTフィールドのフラグを消去し
て位置フィールドの値が値LoのレコードのOUTフィ
ールドにフラグを立てる状態記録手段とを有する。
して詳細に説明する。
ァイル形式データ管理方式の構成を示すブロック図であ
る。本実施例のリングファイル形式データ管理方式は、
リングファイル形式データ管理装置1と、テーブル(以
下、リングファイルテーブルという)10が設けられた
リレーショナルデータベース2と、データ入力装置8
と、データ抽出装置9とから、その主要部が構成されて
いる。
データのアクセス前にリレーショナルデータベース2内
のリングファイルテーブル10からデータ格納状態を取
得する状態取得手段3と、データ格納状態に基づいてリ
ングファイルテーブル10にアクセス可能かどうかを判
断する状態判断手段6と、アクセス対象となるリングフ
ァイルテーブル10の行(以下、レコードという)の位
置を算定する位置カウンタ7と、リレーショナルデータ
ベース2が本来の機能として持つ一括抽出機能を利用す
るために入力データに対して順序を示す値を採番する順
序カウンタ4と、アクセスの最後に現在のデータ格納状
態をリングファイルテーブル10に記録する状態記録手
段5とから構成されている。
UT,位置,順序およびデータの5つの列(以下、フィ
ールドという)からなるレコードを持つ。リングファイ
ルテーブル10には、位置フィールドに0からLmax
まで採番された(Lmax+1)個のレコードが予め用
意される。レコードのアクセスは、位置フィールドの値
の昇順に行われ、値がLmaxのレコードまで到達する
と値0のレコードに戻り、サイクリックにアクセスが行
われる。データが抽出されたレコードは、次回のデータ
入力のためのレコードとして再使用される。INフィー
ルドのフラグ(F)の位置がどこまでデータが入力され
たかを示し、0UTフィールドのフラグ(F)の位置が
どこまでデータが抽出されたかを示す。以上により、リ
ングファイルテーブル10は、擬似的にリングファイル
を形成する情報を持つ。
ーブル10のデータ格納状態を場合を分けて示す図であ
る。データ格納状態は、最新に入力されたデータを格納
することを示すINフィールドにフラグが立っているレ
コードの位置フィールドの値Liと、最新に抽出された
データが格納されていたことを示すOUTフィールドに
フラグが立っているレコードの位置フィールドの値Lo
とに応じて、データ入力可能空間101と未抽出データ
空間102との配置に図2(a)〜(d)の4つの場合
がある。図2(a)はデータ入力可能空間101と未抽
出データ空間102とが存在する場合(Lo<Li)を
示し、図2(b)はデータ入力可能空間101と未抽出
データ空間102とが存在する場合(Li<Lo)を示
し、図2(c)は未抽出データ空間102が存在しない
場合を示し、図2(d)はデータ入力可能空間101が
存在しない場合を示す。データ入力不可空間103は、
未抽出データ空間102が存在しない場合(図2(c)
参照)とデータ入力可能空間101が存在しない場合
(図2(d)参照)とを区別するために設けられる。
ァイル形式データ管理方式のデータ入力時の処理は、デ
ータ格納状態取得ステップS101と、データ入力空間
有無判定ステップS102と、未抽出データ空間有無判
定ステップS103と、順序カウンタM設定ステップS
104と、順序カウンタ0設定ステップS105と、順
序カウンタインクリメントステップS106と、位置カ
ウンタLi設定ステップS107と、位置カウンタイン
クリメントステップS108と、データ入力ステップS
109と、INフィールドフラグ更新ステップS110
とからなる。
ァイル形式データ管理方式のデータ抽出時の処理は、デ
ータ格納状態取得ステップS201と、未抽出データ空
間有無判定ステップS202と、順序カウンタM設定ス
テップS203と、位置カウンタLo設定ステップS2
04と、位置カウンタインクリメントステップS205
と、データ抽出ステップS206と、OUTフィールド
フラグ更新ステップS207とからなる。
リングファイル形式データ管理方式の動作について説明
する。
1は、状態取得手段3により、リレーショナルデータベ
ース2内のリングファイルテーブル10からOUTフィ
ールドにフラグが立っているレコードの位置フィールド
の値Loと、INフィールドにフラグが立っているレコ
ードの位置フィールドの値Liと、位置フィールドの最
大値Lmaxと、INフィールドにフラグが立っている
レコードの順序フィールドの値Mとからなるデータ格納
状態を取得する(ステップS101)。
1は、状態判断手段6により、データ格納状態に基づい
てデータ入力空間101が存在するかどうかを判断する
(ステップS102)。詳しくは、状態判断手段6は、
{Lo<Liかつ(Lo≠0またはLi≠Lmax)}
または(Lo>Li)の条件を満たすときにデータ入力
空間101が存在すると判断し、上記条件を満たさない
ときに(図2(d)参照)、データ入力空間101が存
在しないと判断する。
された場合は、リングファイル形式データ管理装置1
は、処理を異常終了する。
れた場合は、リングファイル形式データ管理装置1は、
状態判断手段6により、データ格納状態に基づいて未抽
出データ空間102があるかどうかを判断する(ステッ
プS103)。詳しくは、状態判断手段6は、{Lo<
Liかつ(Lo≠Li+1)}または(Lo>Li)の
条件を満たすときに未抽出データ空間102が存在する
と判断し、順序フィールドの値Mを順序カウンタ4に設
定する(ステップS104)。また、上記条件を満たさ
ないときには(図2(c)参照)、状態判断手段6は、
未抽出データ空間102が存在しないと判断し、順序カ
ウンタ4に値0を設定して初期化する(ステップS10
5)。
0を1つインクリメントしてデータ入力装置8に与える
(ステップS106)。
に値Liを設定する(ステップS107)。
つインクリメント(ただし、Li=Lmaxのときは0
にリセット)してデータ入力装置8および状態記録手段
5に与え、インクリメントされた値Liのレコードに入
力するようにデータ入力装置8に制御を渡す(ステップ
S108)。
タベース2内のリングファイルテーブル10の値Liの
位置のレコードのデータフィールドにデータを、順序フ
ィールドに値Mを入力する(ステップS109)。
ァイル形式データ管理装置1は、状態記録手段5によ
り、次回のデータ入力のために、値Liの位置の直前の
レコードのINフィールドのフラグを消去し、値Liの
位置のレコードのINフィールドにフラグを立てて、フ
ラグを更新し(ステップS110)、処理を終了する。
は、状態判断手段6,順序カウンタ4および位置カウン
タ7が連携し、リングファイルテーブル10にデータ入
力可能空間101が存在するかどうかを常に判断しなが
らリングファイルテーブル10にデータを連続的に入力
する。
1は、データ入力時と同様に、状態取得手段3により、
リレーショナルデータベース2内のリングファイルテー
ブル10からOUTフィールドにフラグが立っているレ
コードの位置フィールドの値Loと、INフィールドに
フラグが立っているレコードの位置フィールドの値Li
と、位置フィールドの最大値Lmaxと、INフィール
ドにフラグが立っているレコードの順序フィールドの値
Mとからなるデータ格納状態を取得する(ステップS2
01)。
1は、状態判断手段6により、未抽出データ空間102
が存在するかどうかを判断する(ステップS202)。
詳しくは、状態判断手段6は、{Lo<Liかつ(Lo
≠Li+1)}または(Lo>Li)の条件を満たすと
きに未抽出データ空間102が存在してデータ抽出可能
であると判断し、上記条件を満たさないときに(図2
(c)参照)、未抽出データ空間102が存在せずデー
タ抽出不可と判断する。
断された場合は、リングファイル形式データ管理装置1
は、処理を異常終了する。
された場合は、状態判断手段6は、順序フィールドの値
Mを順序カウンタ4に設定する(ステップS203)。
ままデータ抽出装置9に与える。
に値Loを設定する(ステップS204)。
つインクリメント(ただし、Lo=Lmaxのときは0
にリセット)してデータ抽出装置9および状態記録手段
5に与え、インクリメントされた値Loのレコードを抽
出するようにデータ抽出装置9に制御を渡す(ステップ
S205)。
タベース2内のリングファイルテーブル10の値Loの
位置のレコードからデータを抽出する(ステップS20
6)。
ァイル形式データ管理装置1は、状態記録手段5によ
り、次回のデータ抽出のために、値Loの位置の直前の
レコードのOUTフィールドのフラグを消去し、値Lo
の位置のレコードのOUTフィールドにフラグを立て
て、フラグを更新し(ステップS207)、処理を終了
する。
は、リレーショナルデータベース2が本来の機能として
持っている一括抽出機構(図示せず)を利用する。リン
グファイルテーブル10の順序フィールドには、順序カ
ウンタ4によりデータ入力するときに順序を示す値Mが
昇順に採番されている。データ抽出時には、データ抽出
装置9は、一括抽出機構を用いて順序フィールドの値M
を昇順に整列させ、未抽出データ空間102がなくなる
までデータの抽出を行う。具体的には、以下のようなリ
レーショナルデータベース操作言語SQLのSELEC
T文を実行する。
ファイル形式データ管理方式の構成を示すブロック図で
ある。本実施例のリングファイル形式データ管理方式
は、図1に示した第1実施例のリングファイル形式デー
タ管理方式において、順序カウンタ4を削除するととも
に、リングファイルテーブル10からも順序フィールド
を削除するようにしたものである。したがって、その他
の手段等については、図1に示した第1実施例のリング
ファイル形式データ管理方式における対応する手段等と
同様に構成されているので、対応する手段等には同一の
符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
ァイル形式データ管理方式のデータ入力時の処理は、図
3に示す第1実施例のリングファイル形式データ管理方
式のデータ入力時の処理において順序フィールドの値M
に関連するステップS103〜S106を除いたもので
あり、データ格納状態取得ステップS301と、データ
入力空間有無判定ステップS302と、位置カウンタL
i設定ステップS303と、位置カウンタインクリメン
トステップS304と、データ入力ステップS305
と、INフィールドフラグ更新ステップS306とから
なる。
ァイル形式データ管理方式のデータ抽出時の処理は、デ
ータ格納状態取得ステップS401と、未抽出データ空
間有無判定ステップS402と、位置カウンタLo設定
ステップS403と、位置カウンタインクリメントステ
ップS404と、データ抽出ステップS405と、位置
カウンタ非Li判定ステップS406と、OUTフィー
ルドフラグ更新ステップS407とからなる。
ファイル形式データ管理方式では、順序カウンタ4がな
いので、リレーショナルデータベース2の一括抽出機構
を利用することができなくなる。具体的には、リレーシ
ョナルデータベース操作言語SQLのSELECT文に
おいて、ORDER BY句を使用することができなく
なるので、位置カウンタにLoを設定した後(ステップ
S403)、位置カウンタ4を0からLmaxの範囲で
サイクリックにインクリメントしながら(ステップS4
04)、下記のようなSELECT文を用いてデータ抽
出装置9により1つのレコードずつ順番に抽出していき
(ステップS405)、未抽出データ空間102内の全
てのレコードを抽出するまで(ステップS406でイエ
ス)、ループする。
例のリングファイル形式データ管理方式の動作の説明と
ほぼ同様になるため、詳しい説明を割愛する。
形式データ管理方式が、リレーショナルデータベース2
の本来の機能として持つデータ保全性を兼ね備えている
ことはいうまでもない。
ョナルデータベース内のデータ容量を一定に制限したリ
ングファイルテーブルを用いるとともに、状態取得手
段,状態判断手段,位置カウンタおよび状態記録手段を
設け、すでにデータが抽出されたデータ領域を新規入力
のデータ領域として再使用するリングファイルを擬似的
に形成するようにしたことにより、リレーショナルデー
タベースでは保証されないデータの入力順の抽出を保証
することができるとともに、データ領域の確保および解
放のオーバーヘッドを抑えることができるという効果が
ある。
ータ容量を一定に制限したリングファイルテーブルを用
いるとともに、状態取得手段,状態判断手段,位置カウ
ンタ順序カウンタおよび状態記録手段を設け、すでにデ
ータが抽出されたデータ領域を新規入力のデータ領域と
して再使用するリングファイルを擬似的に形成するよう
にしたことにより、リレーショナルデータベースでは保
証されないデータの入力順の抽出を保証することができ
るとともに、データ領域の確保および解放のオーバーヘ
ッドを抑えることができ、かつリレーショナルデータベ
ースの一括抽出機構を用いてデータを入力順に一括抽出
することができるという効果がある。
データ管理方式の構成を示すブロック図である。
状態を場合に分けて示す図であり、(a)はデータ入力
可能空間と未抽出データ空間とが存在する場合(Lo<
Li)、(b)はデータ入力可能空間と未抽出データ空
間とが存在する場合(Li<Lo)、(c)は未抽出デ
ータ空間が存在しない場合、(d)はデータ入力可能空
間が存在しない場合をそれぞれ示す。
式におけるデータ入力時の処理を示す流れ図である。
式におけるデータ抽出時の処理を示す流れ図である。
データ管理方式の構成を示すブロック図である。
式におけるデータ入力時の処理を示す流れ図である。
式におけるデータ抽出時の処理を示す流れ図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 リレーショナルデータベース内のデータ
容量を一定に制限した上で抽出済のデータ領域を新規入
力のデータ領域として再使用するリングファイルを擬似
的に形成するリングファイルテーブルと、 このリングファイルテーブルのデータ格納状態を取得す
る状態取得手段と、 この状態取得手段により得られたデータ格納状態に基づ
いて前記リングファイルテーブルにアクセス可能かどう
かを判断する状態判断手段と、 この状態判断手段によりアクセス可能であると判断され
たときに前記データ格納状態に基づいて前記リングファ
イルテーブルのアクセス対象となるデータ領域の位置を
算定する位置カウンタと、 この位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リ
ングファイルテーブルにアクセスするデータアクセス装
置と、 このデータアクセス装置によるアクセス後に現在のデー
タ格納状態を前記リングファイルテーブルに記録する状
態記録手段とを有することを特徴とするリングファイル
形式データ管理方式。 - 【請求項2】 リレーショナルデータベース内のデータ
容量を一定に制限した上で抽出済のデータ領域を新規入
力のデータ領域として再使用するリングファイルを擬似
的に形成するリングファイルテーブルと、 このリングファイルテーブルのデータ格納状態を取得す
る状態取得手段と、 この状態取得手段により得られたデータ格納状態に基づ
いて前記リングファイルテーブルにアクセス可能かどう
かを判断する状態判断手段と、 この状態判断手段によりアクセス可能であると判断され
たときに前記データ格納状態に基づいて前記リングファ
イルテーブルのアクセス対象となるデータ領域の位置を
算定する位置カウンタと、 前記状態判断手段によりアクセス可能であると判断され
たときに前記データ格納状態に基づいて入力データに対
して順序を示す値を採番する順序カウンタと、 前記位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リ
ングファイルテーブルにデータを前記順序カウンタによ
り採番された順序を示す値とともに入力するデータ入力
装置と、 前記リレーショナルデータベースが持つ一括抽出機能を
利用して前記位置カウンタにより算定された位置のレコ
ードから前記順序カウンタにより採番された順序を示す
値を有するレコードまでのデータを一括抽出するデータ
抽出装置と、 前記データ入力装置によるデータ入力後および前記デー
タ抽出装置によるデータ抽出後に現在のデータ格納状態
を前記リングファイルテーブルに記録する状態記録手段
とを有することを特徴とするリングファイル形式データ
管理方式。 - 【請求項3】 IN,OUT,位置およびデータのフィ
ールドからなるレコードを持ち、リレーショナルデータ
ベース内のデータ容量を一定に制限した上でデータ抽出
済のレコードを新規データ入力のレコードとしてサイク
リックに再使用するリングファイルを擬似的に形成する
リングファイルテーブルと、 このリングファイルテーブルのINフィールドにフラグ
が立っているレコードの位置フィールドの値Liと、O
UTフィールドにフラグが立っているレコードの位置フ
ィールドの値Loと、位置フィールドの最大値Lmax
とからなるデータ格納状態を取得する状態取得手段と、 この状態取得手段により得られたデータ格納状態に基づ
いて、データ入力時には{Lo<Liかつ(Lo≠0ま
たはLi≠Lmax)}または(Lo>Li)の条件を
満たすときにデータ入力可能であると判断し、データ抽
出時には{Lo<Liかつ(Lo≠Li+1)}または
(Lo>Li)の条件を満たすときにデータ抽出可能で
あると判断する状態判断手段と、 この状態判断手段によりデータ入力可能であると判断さ
れたときに値Liに基づいてデータ入力対象となるレコ
ードの位置を算定し、データ抽出可能であると判断され
たときに値Loに基づいてデータ抽出対象となるレコー
ドの位置を算定する位置カウンタと、 この位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リ
ングファイルテーブルにデータを入力するデータ入力装
置と、 前記位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リ
ングファイルテーブルからデータを抽出するデータ抽出
装置と、 前記データ入力装置によるデータ入力後に位置フィール
ドの値が値Liの直前のレコードのINフィールドのフ
ラグを消去して位置フィールドの値が値Liのレコード
のINフィールドにフラグを立て、前記データ抽出装置
によるデータ抽出後に位置フィールドの値が値Loの直
前のレコードのOUTフィールドのフラグを消去して位
置フィールドの値が値LoのレコードのOUTフィール
ドにフラグを立てる状態記録手段とを有することを特徴
とするリングファイル形式データ管理方式。 - 【請求項4】 IN,OUT,位置,順序およびデータ
のフィールドからなるレコードを持ち、リレーショナル
データベース内のデータ容量を一定に制限した上でデー
タ抽出済のレコードを新規データ入力のレコードとして
サイクリックに再使用するリングファイルを擬似的に形
成するリングファイルテーブルと、 このリングファイルテーブルのINフィールドにフラグ
が立っているレコードの位置フィールドの値Liと、O
UTフィールドにフラグが立っているレコードの位置フ
ィールドの値Loと、位置フィールドの最大値Lmax
と、INフィールドにフラグが立っているレコードの順
序フィールドの値Mとからなるデータ格納状態を取得す
る状態取得手段と、 この状態取得手段により得られたデータ格納状態に基づ
いて、データ入力時には{Lo<Liかつ(Lo≠0ま
たはLi≠Lmax)}または(Lo>Li)の条件を
満たすときにデータ入力可能であると判断し、データ抽
出時には{Lo<Liかつ(Lo≠Li+1)}または
(Lo>Li)の条件を満たすときにデータ抽出可能で
あると判断する状態判断手段と、 この状態判断手段によりデータ入力可能であると判断さ
れたときに値Liに基づいてデータ入力対象となるレコ
ードの位置を算定し、データ抽出可能であると判断され
たときに値Loに基づいてデータ抽出対象となるレコー
ドの位置を算定する位置カウンタと、 この状態判断手段によりデータ入力可能であると判断さ
れたときに前記順序フィールドの値Mに基づいて入力デ
ータの順序を示す値Mを採番する順序カウンタと、 前記位置カウンタにより算定された位置を用いて前記リ
ングファイルテーブルにデータを前記順序カウンタによ
り採番された順序を示す値Mとともに入力するデータ入
力装置と、 前記リレーショナルデータベースが持つ一括抽出機能を
利用して前記位置カウンタにより算定された位置のレコ
ードから前記順序カウンタにより採番された順序を示す
値Mを順序フィールドに有するレコードまでのデータを
一括抽出するデータ抽出装置と、 前記データ入力装置によるデータ入力後に位置フィール
ドの値が値Liの直前のレコードのINフィールドのフ
ラグを消去して位置フィールドの値が値Liのレコード
のINフィールドにフラグを立て、前記データ抽出装置
によるデータ抽出後に位置フィールドの値が値Loの直
前のレコードのOUTフィールドのフラグを消去して位
置フィールドの値が値LoのレコードのOUTフィール
ドにフラグを立てる状態記録手段とを有することを特徴
とするリングファイル形式データ管理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267715A JP2778624B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | リングファイル形式データ管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267715A JP2778624B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | リングファイル形式データ管理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0991180A true JPH0991180A (ja) | 1997-04-04 |
JP2778624B2 JP2778624B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17448553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7267715A Expired - Fee Related JP2778624B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | リングファイル形式データ管理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778624B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100717240B1 (ko) * | 2005-07-20 | 2007-05-11 | 엔에이치엔(주) | 신뢰성 있는 시퀀스 제공 방법 및 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04354036A (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-08 | Yokogawa Electric Corp | データベース管理方法 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP7267715A patent/JP2778624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04354036A (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-08 | Yokogawa Electric Corp | データベース管理方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100717240B1 (ko) * | 2005-07-20 | 2007-05-11 | 엔에이치엔(주) | 신뢰성 있는 시퀀스 제공 방법 및 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2778624B2 (ja) | 1998-07-23 |
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