JPH0989567A - 磁気方位センサ - Google Patents

磁気方位センサ

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JPH0989567A
JPH0989567A JP26938695A JP26938695A JPH0989567A JP H0989567 A JPH0989567 A JP H0989567A JP 26938695 A JP26938695 A JP 26938695A JP 26938695 A JP26938695 A JP 26938695A JP H0989567 A JPH0989567 A JP H0989567A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic sensor
sensor
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Withdrawn
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JP26938695A
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English (en)
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Hiroshi Abe
洋 阿部
Naoki Wakao
直樹 若生
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気センサのばらつきや温度変化及び経時変
化による誤差要因を除去し、周囲の環境変化に対し、安
定な高精度の磁気方位センサの提供。 【解決手段】 磁気センサ1を、モータ2とロータリー
エンコーダ3により、被検出平面6上で回転できるよう
に固定する。更に、最大値制御装置4をモータ駆動装置
5に接続した、モータ駆動装置5をモータ2に接続す
る。ある基準点からの磁気センサ1の回転角度は、ロー
タリーエンコーダ3で検出され、その出力は最大値制御
装置4に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地磁気を検出して
方位角を検出する磁気方位センサに関し、特に、磁気セ
ンサのばらつきや周囲温度の変化、及び経時変化に対し
て安定な出力を得ることができる磁気方位センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気方位センサの一例として、磁
気センサを用いた磁気方位センサを示す。図2は、従来
の磁気センサの磁気抵抗素子の配置及びバイアス磁界の
方向を示す概略図である。
【0003】図2において、二つの磁気抵抗素子11,
12は、直交配置され、直列に接続してある。入力端子
13とGND端子14間に、所定の入力電圧VINを印加
し、出力端子15から出力電圧Voutを測定する。
【0004】又、バイアス磁界発生手段16により、磁
気抵抗素子11,12の磁気抵抗エレメントパターンに
対し、45度方向から所定のバイアス磁界H1を印加し
ている。このバイアス磁界H1を印加した時の磁気抵抗
素子の出力電圧を基準として、前記出力電圧Voutの大
きさ及び極性によって外部の磁気量及び磁気極性を検出
している。
【0005】更に、図3により原理を説明する。図3
は、磁気センサの出力を説明するための原理図である。
曲線aは、磁気センサを1回転させた時の外部磁気(地
磁気)の変化を示すグラフであり、曲線bは、磁気セン
サを1回転させた時の磁気センサ出力電圧の変化を示す
グラフであり、曲線cは、磁界Hに対する磁気センサの
出力電圧の変化を示すグラフである。外部の磁気がな
く、所定の直流バイアス磁界H1を印加した時の磁気抵
抗素子の出力電圧をV1とする。ここで、地磁気の大き
さをH2とすると、地磁気中で磁気センサが1回転した
時に、磁気センサにかかる外部磁界は、H2sinθで
表される。よって、磁気抵抗素子に印加される全磁界
は、H1+H2sinθとなり、磁界(H1+H2)時の磁
気抵抗素子の出力電圧をV2とおくと、磁気抵抗素子の
出力電圧Vout’は、下式で表される。 Vout’=V1+(V2−V1)sinωt ・・・・・・・・・・・・・・・・
【0006】従って、初期状態(外部磁界0)磁気抵抗
素子の出力電圧V1を基準とすれば、数式の第2項
(V2−V1)sinωtによって、外部磁界の大きさ及
び極性を判別することが可能となる。
【0007】更に、磁気方位センサとするため、磁気セ
ンサを2個使用した例を図4に示す。磁気センサA及び
磁気センサBは、互いに90度の角度で配置されてお
り、磁気センサAの出力をV’A、磁気センサBの出力
をV’Bとすると、地磁気の方向に対する磁気方位セン
サの角度θは、下記の式で表される。 θ=tan-1(V’B/V’A) ・・・・・・・・・・・・・・・・・
【0008】従って、磁気センサA及び磁気センサBの
出力を式に代入すれば、磁気方位が明かとなる。通
常、前記磁気抵抗素子の出力電圧V1,V2は、予め測定
しておくことで、磁気抵抗素子の出力電圧から方位角を
測定できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、磁気
抵抗素子の抵抗値は、ばらつきや温度特性を持っている
ため、磁気抵抗素子のオフセット出力電圧V0(バイア
ス磁界0の時の磁気抵抗素子出力電圧)が変化する。
又、経時変化によっても同様である。
【0010】この変化は、数式において、磁気抵抗素
子の出力電圧V1及びV2両方に寄与し、磁気抵抗素子の
オフセット出力電圧の変化量を△Vとするなら、磁気抵
抗素子出力電圧Vout’は、下式で表される。 Vout’=(V1+△V)+[(V2+△V)−(V1+△V)]sinωt =(V1+△V)+(V2−V1)sinωt ・・・・・・・・・・
【0011】数式から明かなように、磁気センサの外
部磁界0における基準電圧に誤差が生じ、これが磁気セ
ンサのオフセット出力誤差となって現れてしまう欠点を
有している。又、前記磁気抵抗素子のオフセット出力電
圧の温度変化及び経時変化は、変化極性が正及び負の両
方あり得るため、補正することが不可能である。
【0012】従って、この誤差を含んだ状態で、式の
計算を行えば、方位計算に誤差が生じてしまい、正確な
方位計算を求めることが不可能となる。
【0013】又、磁気抵抗素子の磁気に対する感度(抵
抗変化率)も一定ではなく、地磁気の大きさH2につい
ても、環境によっては一様ではないので、正確に方位を
測定するのが困難である。
【0014】本発明は、この磁気センサのばらつきや温
度変化及び経時変化による誤差要因を除去し、周囲の環
境変化に対し、安定な高精度の磁気方位センサを提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検出平面内
で1回転させた時に出力が1周期となるように構成され
た磁気センサと、この磁気センサを被検出平面内で回転
させるための回転手段と、この回転手段のある基準点か
らの角度を知るための角度測定手段とからなり、前記の
磁気センサと回転手段は、磁気センサの出力が前記被検
出平面内で最大又は最小となる方向に向くための制御手
段を有し、前記角度測定手段により、ある基準点からの
回転角を測定することによって、その基準点と被検出平
面内で磁気の最大又は最小となる方向のなす角度を検出
することを特徴とする磁気方位センサである。
【0016】(作用)本発明によれば、磁気センサは、
磁気が最大(最小)の方向を検出するためだけに用いる
ため、磁気センサのオフセット電圧や感度のばらつきや
外部環境による変化の影響を受けない。又、地磁気の大
きさによらず、磁気の最大(最小)の点を基準とした絶
対角度が検出できるから、地磁気のばらつきや外部環境
に影響されない高精度な磁気方位センサが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例の磁気方位セン
サの構成を示す斜視図である。図1において、磁気セン
サ1は、モータ2とロータリーエンコーダ3からなる回
転手段で、しかも、被検出平面6上で回転できるように
固定されている。ここで、ある基準点位置からの磁気セ
ンサ1の回転角度は、ロータリーエンコーダ3により検
出される。磁気センサ1の出力は、最大値制御装置4に
入力されている。最大値制御装置4は、モータ駆動装置
5に接続され、モータ駆動装置5は、モータ2に接続さ
れている。
【0019】図2は、図1の実施例における磁気センサ
1の構成を示す概略図である。この磁気センサは、外部
磁界に対して1回転した時に、1周期の出力を持てばよ
く、その他の例としては、フラックスゲート方式の磁気
センサが知られている。
【0020】磁気センサは、図2に示すように、第1の
磁気抵抗素子11と、それと直交するように配置された
第2の磁気抵抗素子12が直列接続されており、入力端
子13とGND端子14間に入力電圧ViNが印加されて
いる。
【0021】この直交配置した磁気抵抗素子11,12
に対して、45度の方向から所定のバイアス印加手段1
6により、バイアス磁界H1を印加し、出力端子15よ
り出力電圧Voutを検出している。
【0022】図2の磁気センサの出力を図3を用いて説
明する。ここで、地磁気等の外部磁気H2、磁気センサ
に印加しているバイアス磁界H1と地磁気H2のなす角度
をθとすると、地磁気中で磁気センサが1回転した時
に、磁気センサにかかる外部磁界は、曲線aで示すよう
に、H2sinθで表される。よって、磁気抵抗素子に
印加される全磁界は、H1+H2sinθで表される。こ
こで、磁気センサの磁界に対する出力電圧Voutは、曲
線cで表されることにより、この磁気センサが地磁気H
2に対して1回転した時の出力は、曲線bで示されるよ
うに、θ=360度で1周期の出力電圧特性を有する。
【0023】図1の最大値制御装置4は、磁気センサ1
の出力を検出し、磁気センサ1の出力が最大(又は最
小)となる方向にモータ駆動装置5を介してモータ2を
回転させ、磁気センサ1の出力が最大(又は最小)とな
る点で静止するように構成される。例えば、コンピュー
タ等の演算処理で、この処理を行ってもよいし、アナロ
グ演算回路でフィードバック制御してもよい。この制御
を被測定物の動作速度より高速で制御すれば、磁気セン
サ1は、常時、出力最大点で静止している状態となる。
【0024】磁気センサ1の出力が最大(又は最小)と
なる点と、ある基準点(被測定物の方向)とのなす角度
は、ロータリーエンコーダ3で検出される。地磁気H2
の最大(又は最小)となる方向と被測定物の角度を知る
ことにより、被測定物の方位を知ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の磁気方
位センサにおいては、磁気抵抗素子等の磁気センサの出
力の絶対値を用いず、出力の最大、又は最小となる点を
追従して方位を測定するから、磁気センサの出力のばら
つきや、環境による出力の変化の影響を受けず、正確に
被測定物の方位の測定をすることができる。よって、周
囲の環境変化に対して、安定な、高精度の磁気方位セン
サを提供することが可能となり、この工業的価値は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気方位センサの構
成を示す斜視図。
【図2】磁気方位センサ内の磁気センサの構成を示す概
略図。
【図3】磁気方位センサの出力を説明するための原理
図。
【図4】従来の磁気方位センサにおける磁気センサの配
置を示す概略図。
【符号の説明】
1 磁気センサ 2 モータ 3 ロータリーエンコーダ 4 最大値制御装置 5 モータ駆動装置 6 被検出平面 11 (第1の)磁気抵抗素子 12 (第2の)磁気抵抗素子 13 入力端子 14 GND端子 15 出力端子 16 バイアス磁界発生手段 a,b,c 曲線 H1 (直流)バイアス磁界 H2 地磁気(の大きさ) VIN 入力電圧 V1,V2,Vout 出力電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出平面内で1回転させた時に出力が
    1周期となるように構成された磁気センサと、この磁気
    センサを被検出平面内で回転させるための回転手段と、
    この回転手段のある基準点からの角度を知るための角度
    測定手段とからなり、前記の磁気センサと回転手段は、
    磁気センサの出力が前記被検出平面内で最大又は最小と
    なる方向に向くための制御手段を有し、前記角度測定手
    段により、ある基準点からの回転角を測定することによ
    って、その基準点と被検出平面内で磁気の最大又は最小
    となる方向のなす角度を検出することを特徴とする磁気
    方位センサ。
JP26938695A 1995-09-21 1995-09-21 磁気方位センサ Withdrawn JPH0989567A (ja)

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JP26938695A JPH0989567A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 磁気方位センサ

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JP26938695A JPH0989567A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 磁気方位センサ

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JPH0989567A true JPH0989567A (ja) 1997-04-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111123367A (zh) * 2019-12-24 2020-05-08 重庆大学 一种基于水下磁扰动信号的双基定位探测系统及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041108