JPH0988475A - シールド掘削方法 - Google Patents
シールド掘削方法Info
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- JPH0988475A JPH0988475A JP24325395A JP24325395A JPH0988475A JP H0988475 A JPH0988475 A JP H0988475A JP 24325395 A JP24325395 A JP 24325395A JP 24325395 A JP24325395 A JP 24325395A JP H0988475 A JPH0988475 A JP H0988475A
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- Japan
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- excavated
- sand
- face
- earth
- siliceous
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 注入材を抵抗少なく安定して切羽に供給し、
浸透させることが出来ると共に、切羽から掘削された掘
削土砂を容易に坑外に圧送出来、且つ坑外に搬出された
掘削土砂の公害上の問題もない。 【解決手段】 地下地盤22をシールド掘削する切羽2
1に、地下地盤22の崩壊を防止し、且つ止水効果をも
たらす注入材として、珪酸質水性ゼリーを破砕すること
によって生成した微細粒子と、これら微細粒子間に介在
し全体に流動性を持たせる液体とを主成分とする珪酸質
ペースト23を用いると共に、切羽21から掘削され注
入材と混合された掘削土砂14をそのまま坑外24に圧
送する。
浸透させることが出来ると共に、切羽から掘削された掘
削土砂を容易に坑外に圧送出来、且つ坑外に搬出された
掘削土砂の公害上の問題もない。 【解決手段】 地下地盤22をシールド掘削する切羽2
1に、地下地盤22の崩壊を防止し、且つ止水効果をも
たらす注入材として、珪酸質水性ゼリーを破砕すること
によって生成した微細粒子と、これら微細粒子間に介在
し全体に流動性を持たせる液体とを主成分とする珪酸質
ペースト23を用いると共に、切羽21から掘削され注
入材と混合された掘削土砂14をそのまま坑外24に圧
送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下地盤の掘削方
法の改良に係り、特に切羽の崩壊を防止し、且つ止水効
果をもたらす注入材を注入しながら掘削すると共に、掘
削された掘削土砂を坑外に搬出する地下地盤のシールド
掘削方法に関するものである。
法の改良に係り、特に切羽の崩壊を防止し、且つ止水効
果をもたらす注入材を注入しながら掘削すると共に、掘
削された掘削土砂を坑外に搬出する地下地盤のシールド
掘削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、泥土圧シールド工法は、一般にベ
ントナイト、粘土を主成分とする泥漿、即ち水性スラリ
ーを注入材として切羽に圧入させながら地下地盤を掘削
する方法として、トンネル等の掘削に主に用いられてい
る。その効果は従来の無注入の土圧式シールド工法と比
較し、地山に不足する細粒分を補えること、更には切羽
地下水と置換することによって、掘削出来る対象が粘性
土地盤から砂地盤、更には砂礫地盤にまで拡大出来るこ
とが大きな利点となっている。
ントナイト、粘土を主成分とする泥漿、即ち水性スラリ
ーを注入材として切羽に圧入させながら地下地盤を掘削
する方法として、トンネル等の掘削に主に用いられてい
る。その効果は従来の無注入の土圧式シールド工法と比
較し、地山に不足する細粒分を補えること、更には切羽
地下水と置換することによって、掘削出来る対象が粘性
土地盤から砂地盤、更には砂礫地盤にまで拡大出来るこ
とが大きな利点となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地下水
が豊富な砂、砂礫、玉石層等の地盤を対象に泥土圧シー
ルド工法を適用し、注入材をベントナイト、粘土を主成
分とするスラリーとした場合、次のような問題点があっ
た。即ち、スラリーを注入する泥土圧シールド工法にお
いて、地下水圧が高く且つ豊富な砂地盤、砂礫地盤を掘
削する場合、掘削土砂の土粒子構成に起因して、切削ト
ルクの異常な上昇によるシールド掘削機のカッター回転
の中断や掘削土砂の土圧室からスクリュウコンベア或い
はリボンスクリュウ等の搬出機構へ至るまでの間に必要
な流動性を欠き、地下水の噴発、対抗土圧の発生不良を
生じる恐れがあった。
が豊富な砂、砂礫、玉石層等の地盤を対象に泥土圧シー
ルド工法を適用し、注入材をベントナイト、粘土を主成
分とするスラリーとした場合、次のような問題点があっ
た。即ち、スラリーを注入する泥土圧シールド工法にお
いて、地下水圧が高く且つ豊富な砂地盤、砂礫地盤を掘
削する場合、掘削土砂の土粒子構成に起因して、切削ト
ルクの異常な上昇によるシールド掘削機のカッター回転
の中断や掘削土砂の土圧室からスクリュウコンベア或い
はリボンスクリュウ等の搬出機構へ至るまでの間に必要
な流動性を欠き、地下水の噴発、対抗土圧の発生不良を
生じる恐れがあった。
【0004】これらの対策として、地下水が豊富な砂、
砂礫、玉石層等の地盤に対しては、泥漿に気泡を混入さ
せて切羽に注入する気泡泥漿シールド掘削方法(特公平
5−42560号公報)や高分子系吸水剤を注入するこ
とにより、掘削土砂の止水性を改善して掘削する方法等
が採用されている。
砂礫、玉石層等の地盤に対しては、泥漿に気泡を混入さ
せて切羽に注入する気泡泥漿シールド掘削方法(特公平
5−42560号公報)や高分子系吸水剤を注入するこ
とにより、掘削土砂の止水性を改善して掘削する方法等
が採用されている。
【0005】これら各シールド掘削方法は、対象地盤に
合わせて適宜用いることによりある程度の安定した掘削
を維持することが出来る。しかしながら、これらいずれ
のシールド掘削方法においても、切羽から掘削された掘
削土砂は、この時点で注入材である泥漿、気泡又は高分
子系吸水剤が分離してしまうため、切羽から掘削された
ままの掘削土砂をそのまま坑外に圧送して搬出すること
が出来なかった。掘削土砂を坑外に搬出するためには、
再度これら注入材を添加して圧送するか、或いは注入材
の分離した掘削土砂を別に準備した搬送車に積載して運
搬する等によって坑外に搬出せねばならなかった。
合わせて適宜用いることによりある程度の安定した掘削
を維持することが出来る。しかしながら、これらいずれ
のシールド掘削方法においても、切羽から掘削された掘
削土砂は、この時点で注入材である泥漿、気泡又は高分
子系吸水剤が分離してしまうため、切羽から掘削された
ままの掘削土砂をそのまま坑外に圧送して搬出すること
が出来なかった。掘削土砂を坑外に搬出するためには、
再度これら注入材を添加して圧送するか、或いは注入材
の分離した掘削土砂を別に準備した搬送車に積載して運
搬する等によって坑外に搬出せねばならなかった。
【0006】上記のように注入材を新たに添加すること
は、注入材の消費量を増大させて不経済になるばかりで
なく、最終的に坑外に搬出された掘削土砂、即ち排土の
中に、注入材として添加されたベントナイト、気泡又は
高分子吸水剤等が余分に混入するため、公害低減の観点
からも排土処理対策が一層必要となる恐れがあった。
は、注入材の消費量を増大させて不経済になるばかりで
なく、最終的に坑外に搬出された掘削土砂、即ち排土の
中に、注入材として添加されたベントナイト、気泡又は
高分子吸水剤等が余分に混入するため、公害低減の観点
からも排土処理対策が一層必要となる恐れがあった。
【0007】本発明の目的は、注入材を抵抗少なく安定
して切羽に供給、浸透させて掘削出来ると共に、切羽か
ら掘削された掘削土砂を容易に坑外に搬出することが出
来、且つ搬出された掘削土砂の公害上の問題のないシー
ルド掘削方法を提供することである。
して切羽に供給、浸透させて掘削出来ると共に、切羽か
ら掘削された掘削土砂を容易に坑外に搬出することが出
来、且つ搬出された掘削土砂の公害上の問題のないシー
ルド掘削方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシールド掘削方法は、地下地盤をシー
ルド掘削する切羽に、前記地下地盤の崩壊を防止し、且
つ止水効果をもたらす注入材を注入して掘削し、前記切
羽から掘削された掘削土砂を坑外に搬出するシールド掘
削方法において、前記注入材として珪酸質水性ゼリーを
破砕することによって生成した微細粒子と、これら微細
粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体とを主成分
とする珪酸質ペーストを用いると共に、前記切羽から掘
削され前記注入材と混合された前記掘削土砂をそのまま
前記坑外に圧送することによって搬出することである。
め、本発明に係るシールド掘削方法は、地下地盤をシー
ルド掘削する切羽に、前記地下地盤の崩壊を防止し、且
つ止水効果をもたらす注入材を注入して掘削し、前記切
羽から掘削された掘削土砂を坑外に搬出するシールド掘
削方法において、前記注入材として珪酸質水性ゼリーを
破砕することによって生成した微細粒子と、これら微細
粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体とを主成分
とする珪酸質ペーストを用いると共に、前記切羽から掘
削され前記注入材と混合された前記掘削土砂をそのまま
前記坑外に圧送することによって搬出することである。
【0009】珪酸質水性ゼリーを破砕した微細粒子と、
これら微細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体
とを主成分とする珪酸質ペーストを注入材として用いる
ものは、このように形成された珪酸質ペーストの微細粒
子同士が結合して再び元のゼリーに戻ることがほとんど
なく、全体が懸濁液の状態で、ゼリー状態とは違って泥
水のように流動性がある。この珪酸質ペーストの流動性
によって、注入ラインの通過抵抗が大幅に低下し、玉石
等の存在の有無によらず安定して切羽に浸透させること
が可能になると共に、切羽から掘削された掘削土砂を容
易に坑外に圧送することによって搬出出来る。
これら微細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体
とを主成分とする珪酸質ペーストを注入材として用いる
ものは、このように形成された珪酸質ペーストの微細粒
子同士が結合して再び元のゼリーに戻ることがほとんど
なく、全体が懸濁液の状態で、ゼリー状態とは違って泥
水のように流動性がある。この珪酸質ペーストの流動性
によって、注入ラインの通過抵抗が大幅に低下し、玉石
等の存在の有無によらず安定して切羽に浸透させること
が可能になると共に、切羽から掘削された掘削土砂を容
易に坑外に圧送することによって搬出出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシールド掘削
方法の実施の形態を詳細に説明する。
方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】本実施の形態のシールド掘削方法に使用す
る注入材は、SiO2の含有率が約1〜60重量%の珪酸
質水性ゼリーを用いるが、そのまま用いるのではなく、
破砕することによって生成した微細粒子と、これらの微
細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体とを主成
分とする珪酸質ペーストとして用いる。このように形成
された珪酸質ペーストは、前述のように、切羽への注入
ライン内を通過する通過抵抗が小さく、且つ掘削土砂に
混合されることによって掘削土砂を坑外に圧送する圧送
管内の通過抵抗を小さくして掘削土砂の搬出を容易に
し、いずれの場合も流動性を高めるという作用を呈する
のである。
る注入材は、SiO2の含有率が約1〜60重量%の珪酸
質水性ゼリーを用いるが、そのまま用いるのではなく、
破砕することによって生成した微細粒子と、これらの微
細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体とを主成
分とする珪酸質ペーストとして用いる。このように形成
された珪酸質ペーストは、前述のように、切羽への注入
ライン内を通過する通過抵抗が小さく、且つ掘削土砂に
混合されることによって掘削土砂を坑外に圧送する圧送
管内の通過抵抗を小さくして掘削土砂の搬出を容易に
し、いずれの場合も流動性を高めるという作用を呈する
のである。
【0012】前記珪酸質水性ゼリーを破砕して作る微細
粒子の粒径は、画一的には決められず、掘削する地盤の
土質に対応して変わってくるが、本発明の目的である注
入ラインの通過抵抗が小さく安定して切羽に供給、浸透
させて掘削出来ると共に、切羽から掘削された掘削土砂
を容易に坑外に搬出することが出来ることを基準に決ま
る。
粒子の粒径は、画一的には決められず、掘削する地盤の
土質に対応して変わってくるが、本発明の目的である注
入ラインの通過抵抗が小さく安定して切羽に供給、浸透
させて掘削出来ると共に、切羽から掘削された掘削土砂
を容易に坑外に搬出することが出来ることを基準に決ま
る。
【0013】上記破砕による生成粒子の粒径は300μ
mを目安とし、それ以下となるようにすれば、種々の土
質の地盤に対応出来る。300μmを超えるものを主と
するときは、上記流動性が低下してくることからも微細
粒子の粒径は約300μm以下のものを主とするように
するのが好ましい。又、SiO2の含有率が約1〜60重
量%の範囲外になると、上記珪酸質水性ゼリーを破砕し
ても上記性質の珪酸質ペーストにはなりにくいので、S
iO2の含有率は約1〜60重量%の範囲内、好ましくは
3〜30重量%とする。
mを目安とし、それ以下となるようにすれば、種々の土
質の地盤に対応出来る。300μmを超えるものを主と
するときは、上記流動性が低下してくることからも微細
粒子の粒径は約300μm以下のものを主とするように
するのが好ましい。又、SiO2の含有率が約1〜60重
量%の範囲外になると、上記珪酸質水性ゼリーを破砕し
ても上記性質の珪酸質ペーストにはなりにくいので、S
iO2の含有率は約1〜60重量%の範囲内、好ましくは
3〜30重量%とする。
【0014】又、珪酸質ペーストを微細粒子の粒径から
規定せずに粘度の値から規定することが出来る。粘度が
約50cps 〜100万cps であり、このペースト
を用いることにより前記と同様の作用が得られる。この
粘度範囲の珪酸質ペーストはチクソトロピックな性質を
示す。ここで粘度の測定方法は、温度20℃、B型粘度
計でローター回転数12rpm である。
規定せずに粘度の値から規定することが出来る。粘度が
約50cps 〜100万cps であり、このペースト
を用いることにより前記と同様の作用が得られる。この
粘度範囲の珪酸質ペーストはチクソトロピックな性質を
示す。ここで粘度の測定方法は、温度20℃、B型粘度
計でローター回転数12rpm である。
【0015】本実施の形態で用いられる珪酸質水性ゼリ
ーは、公知の方法によって容易に得られる。その例とし
ては、水ガラス等水溶性珪酸塩の水溶液に、各種酸や塩
類、例えば、硫酸、塩酸、酢酸、くえん酸、食塩、硫酸
マグネシウム等を加える方法が挙げられる。又、水ガラ
ス等水溶性珪酸塩の水溶液を脱陽イオン処理することに
より得られる珪酸又はそのオリゴマーの水溶液をゲル化
させる方法、或いは更に、シリカ水性ゾルを公知の方法
によりゲル化させる方法等が挙げられる。
ーは、公知の方法によって容易に得られる。その例とし
ては、水ガラス等水溶性珪酸塩の水溶液に、各種酸や塩
類、例えば、硫酸、塩酸、酢酸、くえん酸、食塩、硫酸
マグネシウム等を加える方法が挙げられる。又、水ガラ
ス等水溶性珪酸塩の水溶液を脱陽イオン処理することに
より得られる珪酸又はそのオリゴマーの水溶液をゲル化
させる方法、或いは更に、シリカ水性ゾルを公知の方法
によりゲル化させる方法等が挙げられる。
【0016】本実施の形態の珪酸質ペーストは、上記の
如きゼリーを、このゼリーの破壊をもたらすに十分な物
理的外力を与えて破砕することにより得られる。斯る細
分をもたらす破砕は、例えばホモジナイザーの如き強力
撹拌を常温のゼリーに与えることにより行なうことが出
来る。この強力撹拌は、通常の目安としては、粒径が約
300μm以下のものを主とする微細粒子になるまで継
続するのがよい。或いは得られたペーストの粘度が約5
0cps 〜100万cps を示すようになるまで継続
するのがよい。
如きゼリーを、このゼリーの破壊をもたらすに十分な物
理的外力を与えて破砕することにより得られる。斯る細
分をもたらす破砕は、例えばホモジナイザーの如き強力
撹拌を常温のゼリーに与えることにより行なうことが出
来る。この強力撹拌は、通常の目安としては、粒径が約
300μm以下のものを主とする微細粒子になるまで継
続するのがよい。或いは得られたペーストの粘度が約5
0cps 〜100万cps を示すようになるまで継続
するのがよい。
【0017】珪酸質ペーストを構成する液体としては、
水又は本発明の目的が達成される限りにおいて無機成分
や有機成分が適宜添加された水溶液或いは水分散液が用
いられる。ところで、珪酸質水性ゼリーはそれ自体が水
を内包しており、該ゼリーをそのまま破砕すればゼリー
内部に取り込まれていた水の一部が外部に解放される。
珪酸質水性ゼリーの種類によっては、その解放された水
だけで、即ち更に液体を加えなくても、当該ペーストに
必要な流動性を持たせることが出来るものもある。破砕
によって外部に開放された水の量だけでは足りない場合
に前記液体を加える。この水等の液体は、微細粒子間に
その再結合を妨げる如く介在し、これによりペーストの
安定した流動性が得られるものである。
水又は本発明の目的が達成される限りにおいて無機成分
や有機成分が適宜添加された水溶液或いは水分散液が用
いられる。ところで、珪酸質水性ゼリーはそれ自体が水
を内包しており、該ゼリーをそのまま破砕すればゼリー
内部に取り込まれていた水の一部が外部に解放される。
珪酸質水性ゼリーの種類によっては、その解放された水
だけで、即ち更に液体を加えなくても、当該ペーストに
必要な流動性を持たせることが出来るものもある。破砕
によって外部に開放された水の量だけでは足りない場合
に前記液体を加える。この水等の液体は、微細粒子間に
その再結合を妨げる如く介在し、これによりペーストの
安定した流動性が得られるものである。
【0018】本実施の形態の珪酸質ペーストは、本発明
の目的が達成される限り、上記破砕された微細粒子の他
に、任意の成分、たとえば泥漿、高分子吸水剤や水溶性
高分子等を含有してもよい。このような任意成分の含有
は、ペーストとこの任意成分とを混合する方法、上記ゼ
リーの破砕工程において、破砕前のゼリーにこの任意成
分を添加してからゼリーを破砕する方法、或いはゼリー
の破砕中にこの任意成分を添加する方法により行なうこ
とが出来る。
の目的が達成される限り、上記破砕された微細粒子の他
に、任意の成分、たとえば泥漿、高分子吸水剤や水溶性
高分子等を含有してもよい。このような任意成分の含有
は、ペーストとこの任意成分とを混合する方法、上記ゼ
リーの破砕工程において、破砕前のゼリーにこの任意成
分を添加してからゼリーを破砕する方法、或いはゼリー
の破砕中にこの任意成分を添加する方法により行なうこ
とが出来る。
【0019】次に、本実施の形態に係るシールド掘削方
法を図1乃至3に基づいて更に説明する。
法を図1乃至3に基づいて更に説明する。
【0020】図1〜3において、本実施の形態のシール
ド掘削方法は、地下地盤22をシールド掘削する切羽2
1に、地下地盤22の崩壊を防止し、且つ止水効果をも
たらす注入材である珪酸質ペースト23を注入して掘削
し、切羽21から掘削された掘削土砂14を坑外24に
搬出するものである。珪酸質ペースト23は、珪酸質水
性ゼリーを破砕することによって生成した微細粒子と、
これら微細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体
とを主成分とするもので、切羽21から掘削され、その
掘削時に珪酸質ペースト23と混合された掘削土砂14
をそのまま坑外24に圧送することによって搬出する。
ド掘削方法は、地下地盤22をシールド掘削する切羽2
1に、地下地盤22の崩壊を防止し、且つ止水効果をも
たらす注入材である珪酸質ペースト23を注入して掘削
し、切羽21から掘削された掘削土砂14を坑外24に
搬出するものである。珪酸質ペースト23は、珪酸質水
性ゼリーを破砕することによって生成した微細粒子と、
これら微細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる液体
とを主成分とするもので、切羽21から掘削され、その
掘削時に珪酸質ペースト23と混合された掘削土砂14
をそのまま坑外24に圧送することによって搬出する。
【0021】地下地盤に掘削されたトンネル内のシール
ド掘削機1と地上の珪酸質ペースト供給プラント2とが
長い注入ライン3により連通されている。珪酸質ペース
ト供給プラント2は、珪酸質ペースト23の圧送ポンプ
4を介して注入ライン3と接続されている。注入ライン
3には必要に応じて中継ポンプ5を設けてもよい。
ド掘削機1と地上の珪酸質ペースト供給プラント2とが
長い注入ライン3により連通されている。珪酸質ペース
ト供給プラント2は、珪酸質ペースト23の圧送ポンプ
4を介して注入ライン3と接続されている。注入ライン
3には必要に応じて中継ポンプ5を設けてもよい。
【0022】シールド掘削機1の切羽カッター6が設け
られている面板7(図2)には注入材の注入口8が複数
設けられている。面板7の手前側には土圧室9が設けら
れ、この土圧室9に連なってリボンスクリュー10が設
けられ、土圧室9には土圧計11が設けられている。リ
ボンスクリュー10の後部はサンドプラグゾーン12と
なっており、13は排土ゲートを示す。土圧室9内には
切羽から掘削され注入材と混合された掘削土砂14が充
満されている。この掘削土砂14には玉石15が多く含
まれているものを示した。
られている面板7(図2)には注入材の注入口8が複数
設けられている。面板7の手前側には土圧室9が設けら
れ、この土圧室9に連なってリボンスクリュー10が設
けられ、土圧室9には土圧計11が設けられている。リ
ボンスクリュー10の後部はサンドプラグゾーン12と
なっており、13は排土ゲートを示す。土圧室9内には
切羽から掘削され注入材と混合された掘削土砂14が充
満されている。この掘削土砂14には玉石15が多く含
まれているものを示した。
【0023】排土ゲート13に接続されて、掘削土砂1
4を運搬するベルトコンベア16が設けられ、その下に
は地下ホッパー17及び掘削土砂14を坑外24に圧送
する圧送ポンプ18が設けられ、圧送管19を経由して
坑外24の地上ホッパー20に至る。
4を運搬するベルトコンベア16が設けられ、その下に
は地下ホッパー17及び掘削土砂14を坑外24に圧送
する圧送ポンプ18が設けられ、圧送管19を経由して
坑外24の地上ホッパー20に至る。
【0024】珪酸質ペースト23を注入材とする本実施
の形態のシールド掘削方法は、シルト層から砂層、礫層
まで、とりわけ礫率60%程度までの幅広い地下地盤を
対象とすることが出来、特に、砂層は、均等係数Ucが
10未満の均等粒度のものも対象とすることが出来る。
ここで、均等係数Ucは、粒径加積曲線の通過質量百分
率60%、10%にそれぞれ相当する粒径D60、D
10(有効径)をとり、Uc=D60/D10で定義される値
である(土質試験法−第2回改訂版−土質工学会編)。
従って、一般にUcが4〜5以下の土は「粒度分布が悪
い」といい、10以上の土は「粒度分布が良い」と云え
る。
の形態のシールド掘削方法は、シルト層から砂層、礫層
まで、とりわけ礫率60%程度までの幅広い地下地盤を
対象とすることが出来、特に、砂層は、均等係数Ucが
10未満の均等粒度のものも対象とすることが出来る。
ここで、均等係数Ucは、粒径加積曲線の通過質量百分
率60%、10%にそれぞれ相当する粒径D60、D
10(有効径)をとり、Uc=D60/D10で定義される値
である(土質試験法−第2回改訂版−土質工学会編)。
従って、一般にUcが4〜5以下の土は「粒度分布が悪
い」といい、10以上の土は「粒度分布が良い」と云え
る。
【0025】切羽21又は土圧室9内への珪酸質ペース
トの注入は、所要圧力下において注入ライン3から注入
され、その注入量は地下地盤の有効間隙率又は間隙率を
目安に行ない、掘削土砂14が均一に混合された状態の
塑性化土に改良されるように調節される。珪酸質ペース
ト23の注入率は、一般的には掘削しようとする土砂の
20〜30体積%を注入する。スランプ0cmでも実際
にはかなりの塑性流動性を示す。
トの注入は、所要圧力下において注入ライン3から注入
され、その注入量は地下地盤の有効間隙率又は間隙率を
目安に行ない、掘削土砂14が均一に混合された状態の
塑性化土に改良されるように調節される。珪酸質ペース
ト23の注入率は、一般的には掘削しようとする土砂の
20〜30体積%を注入する。スランプ0cmでも実際
にはかなりの塑性流動性を示す。
【0026】本実施の形態のシールド掘削方法は、珪酸
質ゼリーを強力撹拌して得られた流動性に優れた珪酸質
ペースト23を注入材として用いたので、この注入材を
注入ライン3を通して通過抵抗少なく安定して切羽21
に供給することが出来る。切羽21に注入された珪酸質
ペースト23は、その流動性により玉石等の存在の有無
によらず安定して切羽21に浸透させることが出来る。
従って、この浸透により水を地盤中に追い出すことが出
来、即ち止水性が向上し、安定した掘削を維持すること
が出来る。
質ゼリーを強力撹拌して得られた流動性に優れた珪酸質
ペースト23を注入材として用いたので、この注入材を
注入ライン3を通して通過抵抗少なく安定して切羽21
に供給することが出来る。切羽21に注入された珪酸質
ペースト23は、その流動性により玉石等の存在の有無
によらず安定して切羽21に浸透させることが出来る。
従って、この浸透により水を地盤中に追い出すことが出
来、即ち止水性が向上し、安定した掘削を維持すること
が出来る。
【0027】更に、このようにして切羽21から掘削さ
れた注入材と混合した混合掘削土砂14は、掘削後直ち
にベルトコンベア16、圧送管19等の圧送手段によっ
て坑外24に圧送可能なことは勿論、翌日の圧送も特に
問題なく、混合掘削土砂14の分離は認められない。
又、排出土砂の乾燥性が高く、残土処分が容易である。
最終の混合掘削土砂14は、ベントナイトを含んだ掘削
土砂のように泥土化せずに、地上ホッパー20や図示し
ていないストックヤードでの放置中に乾燥して含水比が
半分以下に減少し、普通土としての処分も可能になる。
れた注入材と混合した混合掘削土砂14は、掘削後直ち
にベルトコンベア16、圧送管19等の圧送手段によっ
て坑外24に圧送可能なことは勿論、翌日の圧送も特に
問題なく、混合掘削土砂14の分離は認められない。
又、排出土砂の乾燥性が高く、残土処分が容易である。
最終の混合掘削土砂14は、ベントナイトを含んだ掘削
土砂のように泥土化せずに、地上ホッパー20や図示し
ていないストックヤードでの放置中に乾燥して含水比が
半分以下に減少し、普通土としての処分も可能になる。
【0028】次に、上記のように切羽21から掘削され
珪酸質ペースト23と混合された掘削土砂14を圧送す
る圧送実験について、図表を用いて説明する。
珪酸質ペースト23と混合された掘削土砂14を圧送す
る圧送実験について、図表を用いて説明する。
【0029】図4は、掘削土砂14を圧送する実験の系
統図である。ポンプ車25から直径5インチ(125
A)、長さ93mの圧送管19aを水平に、曲がり部二
個所を設けて敷設した。ポンプ車25からそれぞれ6
m、25m、44m、65m、86mの圧送距離に掘削
土砂の圧力を測定する土圧計を測定点26、27、2
8、29及び30の5個所に設けた。土圧計容量は、測
定点26は100kgf/cm2、測定点27〜30は
50kgf/cm2のものを設置した。
統図である。ポンプ車25から直径5インチ(125
A)、長さ93mの圧送管19aを水平に、曲がり部二
個所を設けて敷設した。ポンプ車25からそれぞれ6
m、25m、44m、65m、86mの圧送距離に掘削
土砂の圧力を測定する土圧計を測定点26、27、2
8、29及び30の5個所に設けた。土圧計容量は、測
定点26は100kgf/cm2、測定点27〜30は
50kgf/cm2のものを設置した。
【0030】表1は、実験地盤の構成を示すもので、実
験地盤として(A)、(B)及び(C)の3種類を取り
上げた。(A)は礫率16%、(B)は礫率46%及び
(C)は礫率60%のもので、s/aは細骨材率を示
し、sは砂の割合、aは砂と礫の合計割合である。特
に、(C)の場合は、細骨材率31%、細粒分15%程
度、スランプ0.0〜10.0cmである。
験地盤として(A)、(B)及び(C)の3種類を取り
上げた。(A)は礫率16%、(B)は礫率46%及び
(C)は礫率60%のもので、s/aは細骨材率を示
し、sは砂の割合、aは砂と礫の合計割合である。特
に、(C)の場合は、細骨材率31%、細粒分15%程
度、スランプ0.0〜10.0cmである。
【0031】表2は、本圧送実験で用いた珪酸質ペース
トの配合割合とその特性を示したもので、礫率60%程
度までの地下地盤を対象とすることが出来る。即ち、1
5〜30重量%のSiO2のゾルを主材とし、この主材1
00リットルに助材として5体積%のH2SO4を59リ
ットルと水436リットルを加えて混合し、更に硬化材
として3号水ガラスを40%に薄めた溶液を75リット
ル加えて混合し珪酸質ゼリーを670リットル得た。こ
れに水330リットルを加えて強力撹拌し、前記ゼリー
を粒径300μm以下の微細粒子に細分し、全体として
1000リットルの珪酸質ペーストを得た。
トの配合割合とその特性を示したもので、礫率60%程
度までの地下地盤を対象とすることが出来る。即ち、1
5〜30重量%のSiO2のゾルを主材とし、この主材1
00リットルに助材として5体積%のH2SO4を59リ
ットルと水436リットルを加えて混合し、更に硬化材
として3号水ガラスを40%に薄めた溶液を75リット
ル加えて混合し珪酸質ゼリーを670リットル得た。こ
れに水330リットルを加えて強力撹拌し、前記ゼリー
を粒径300μm以下の微細粒子に細分し、全体として
1000リットルの珪酸質ペーストを得た。
【0032】こうして調製した珪酸質ペーストの特性
は、同じく表2に示したように、pH:7±1、比重:
1.02、粘性:800cpであった。珪酸質ペースト
の実験地盤への注入率は30%である。
は、同じく表2に示したように、pH:7±1、比重:
1.02、粘性:800cpであった。珪酸質ペースト
の実験地盤への注入率は30%である。
【0033】表3は、各実験地盤の圧送実験結果を示し
たもので、(A)、(B)、(C)いずれの実験地盤も
二重丸印のように圧送が良好であった。表中、Sは公知
のスランプ試験の値を示し、被試験体のやわらかさを示
す。
たもので、(A)、(B)、(C)いずれの実験地盤も
二重丸印のように圧送が良好であった。表中、Sは公知
のスランプ試験の値を示し、被試験体のやわらかさを示
す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】図5は、表1の実験地盤Cについての圧送
距離と掘削土砂圧力の関係曲線である。横軸に図4に示
した圧送距離(m)、縦軸に圧送管19a内の掘削土砂
圧力(kg/cm2)をとっている。曲線31は、最大
圧力を示し、曲線32は定常圧送時の圧力を示す。プロ
ットは、図4における測定点26〜30に相当する個所
の値で、横軸に番号26〜30でその位置を表示してい
る。
距離と掘削土砂圧力の関係曲線である。横軸に図4に示
した圧送距離(m)、縦軸に圧送管19a内の掘削土砂
圧力(kg/cm2)をとっている。曲線31は、最大
圧力を示し、曲線32は定常圧送時の圧力を示す。プロ
ットは、図4における測定点26〜30に相当する個所
の値で、横軸に番号26〜30でその位置を表示してい
る。
【0038】図5からわかるように、掘削土砂圧力は圧
送距離の増加と共に略直線的に減少する。しかも最大圧
力と定常圧送時圧力との差は小さく、本実施の形態の掘
削土砂は、実用的に圧送管内を圧送することが可能であ
ることを示している。本圧送実験の圧送距離は、93m
までを行なったが、実際のシールド掘削においては、例
えば500〜600mと圧送距離が大きくなるので、圧
送距離の大きさに応じて掘削土砂の圧送ポンプ能力を大
きくすることにより圧送が可能になる。
送距離の増加と共に略直線的に減少する。しかも最大圧
力と定常圧送時圧力との差は小さく、本実施の形態の掘
削土砂は、実用的に圧送管内を圧送することが可能であ
ることを示している。本圧送実験の圧送距離は、93m
までを行なったが、実際のシールド掘削においては、例
えば500〜600mと圧送距離が大きくなるので、圧
送距離の大きさに応じて掘削土砂の圧送ポンプ能力を大
きくすることにより圧送が可能になる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、流動性に優れた珪酸質
ペーストを注入材として用いたので、注入ラインを通し
て通過抵抗少なく安定して切羽に供給することが出来
る。切羽に注入された珪酸質ペーストは、その流動性に
より玉石等の存在の有無によらず安定して切羽に浸透さ
せることが出来、この浸透により水を地盤中に追い出す
こと、即ち止水性が向上し、安定した掘削を維持するこ
とが出来る。
ペーストを注入材として用いたので、注入ラインを通し
て通過抵抗少なく安定して切羽に供給することが出来
る。切羽に注入された珪酸質ペーストは、その流動性に
より玉石等の存在の有無によらず安定して切羽に浸透さ
せることが出来、この浸透により水を地盤中に追い出す
こと、即ち止水性が向上し、安定した掘削を維持するこ
とが出来る。
【0040】更に、注入材は切羽から掘削された掘削土
砂と混合し、圧送のための粒度調整や再混練を必要とせ
ずに、掘削土砂を坑外に圧送可能にする。
砂と混合し、圧送のための粒度調整や再混練を必要とせ
ずに、掘削土砂を坑外に圧送可能にする。
【0041】そして、注入材と混合した掘削土砂は、時
間の経過による性状変化が少なく、土砂と水の分離等に
よる圧送管の閉塞、圧送不能を防止する。又、地上ホッ
パーやストックヤードでの放置により、乾燥して含水比
が半分以下に減少し、普通土としての処分も可能とな
り、公害上の問題もない。
間の経過による性状変化が少なく、土砂と水の分離等に
よる圧送管の閉塞、圧送不能を防止する。又、地上ホッ
パーやストックヤードでの放置により、乾燥して含水比
が半分以下に減少し、普通土としての処分も可能とな
り、公害上の問題もない。
【図1】本発明に係るシールド掘削方法を説明する構成
図である。
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のシールド掘削機の左半分のみを示した正
面図である。
面図である。
【図4】本発明に係る掘削土砂を圧送する実験の系統図
である。
である。
【図5】図4の実験による圧送距離と圧力の関係曲線で
ある。
ある。
14 掘削土砂 21 切羽 22 地下地盤 23 珪酸質ペースト(注入材) 24 坑外
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 雅典 東京都千代田区神田錦町3丁目7番地1 日産化学工業株式会社内 (72)発明者 北川 明雄 東京都千代田区神田錦町3丁目7番地1 日産化学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 地下地盤の切羽に、注入材を注入して掘
削し、前記切羽から掘削された掘削土砂を坑外に搬出す
るシールド掘削方法において、前記注入材として珪酸質
水性ゼリーを破砕することによって生成した微細粒子
と、これら微細粒子間に介在し全体に流動性を持たせる
液体とを主成分とする珪酸質ペーストを用いると共に、
前記切羽から掘削され前記注入材と混合された前記掘削
土砂をそのまま前記坑外に圧送することによって搬出す
ることを特徴とするシールド掘削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24325395A JPH0988475A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | シールド掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24325395A JPH0988475A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | シールド掘削方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988475A true JPH0988475A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17101127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24325395A Pending JPH0988475A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | シールド掘削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988475A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110578525A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-17 | 中铁开发投资集团有限公司 | 重叠盾构隧道穿越运营地铁隧道微扰动施工方法 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24325395A patent/JPH0988475A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110578525A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-17 | 中铁开发投资集团有限公司 | 重叠盾构隧道穿越运营地铁隧道微扰动施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990413 |