JPH0979968A - 吸着量測定装置 - Google Patents

吸着量測定装置

Info

Publication number
JPH0979968A
JPH0979968A JP7257197A JP25719795A JPH0979968A JP H0979968 A JPH0979968 A JP H0979968A JP 7257197 A JP7257197 A JP 7257197A JP 25719795 A JP25719795 A JP 25719795A JP H0979968 A JPH0979968 A JP H0979968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
tube
valve
adsorption amount
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7257197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Iwamoto
邦夫 岩元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEISHIN ENTERPRISE
SEISHIN KIGYO KK
Original Assignee
SEISHIN ENTERPRISE
SEISHIN KIGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEISHIN ENTERPRISE, SEISHIN KIGYO KK filed Critical SEISHIN ENTERPRISE
Priority to JP7257197A priority Critical patent/JPH0979968A/ja
Publication of JPH0979968A publication Critical patent/JPH0979968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積管の容積を可変とし特に測定したい圧力
範囲の分解能のみ高く設定するこができ、必要な測定精
度を維持したまま全体の測定時間を短縮することができ
る測定効率の良い吸着量測定装置を供する。 【解決手段】 非吸着ガスまたは吸着ガスのガス源,真
空ポンプおよび試料セル5に対して各々開閉弁によって
仕切られた容積管20が構成され、容積管20には内部圧力
を検出する圧力センサー22が備えられ、前記各開閉弁を
所定の手順で開閉し、圧力センサー22の検出圧力に基づ
き試料のガス吸着量を算出する制御演算手段が設けられ
た吸着量測定装置において、前記容積管20に同容積管20
の容積を変えることができる可変容積手段21が設けら
れ、前記制御演算手段により適宜容積管の容積を変えて
測定を行う吸着量測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体物質の細孔分
布,細孔容積,比表面積等の形態学的特性を解析するた
め固体物質に吸着されるガスの量を測定する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】同じ物質でも粉体と固体とでは、物理的
・化学的性質が異なるが、この相違は、固体が液体や気
体と境界を成すところの界面エネルギーによるものであ
り、この界面エネルギー(固体においては表面エネルギ
ー)は表面積に依存する。固体単位重量当たりの表面積
の総和を比表面積と呼び、この比表面積の絶対値を測定
することが、粉体の物理的・化学的性質を知る上で重要
である。
【0003】また工業用吸着剤や固体触媒には、多孔性
を有する粉体(活性炭,アルミナ,シリカゲル等)が用
いられることが多い。かかる粉体の気体の吸着速度や触
媒の反応速度は、細孔半径に重要な関係を持っており、
したがって多孔性の吸着剤や触媒では細孔分布の測定は
重要である。
【0004】以上のように粉体や多孔性物質の性質を解
明する上で、比表面積や細孔分布の測定は重要であり、
かかる測定には種々の方法があるが、その中でも気体吸
着による方法が精度が高く比較的簡単であるところから
最も良く利用されている。
【0005】吸着とは、液相や気相から溶質や気体分子
が固体表面に取り去られる現象をいう。単位重量の固体
に取り去られる物質量を吸着量といい、この吸着量は吸
着平衡時に分圧(または濃度)と温度の関数であり、温
度一定のとき吸着量は分圧のみの関数となり、この関係
を吸着等温線として表すことができる。吸着等温線は、
一般に飽和蒸気圧P0 に対するガス圧Pの相対圧P/P
0 を横軸にし、吸着量Xを縦軸にした座標に曲線で表さ
れる。
【0006】したがって試料について吸着等温線を導き
出せば、これを解析して試料の粉体あるいは多孔性物質
としての性質を明らかにできる。そこで吸着等温線を導
き出すための吸着量測定方法が従来から種々提案されて
おり、微小流量で連続的にガスを注入し圧力変化により
吸着量を求める定流量法(特公平4−5341号公
報)、吸着気体を一定容積に保ち圧力変化により吸着量
を求める定容積法(特公平6−23676号公報)その
他同定容積法の変形等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者の定流量法
は、必ずしも吸着平衡時に圧力測定をしているわけでは
ないので、高い測定精度は期待できない処がある。また
後者の従来の定容積法では、一定の容積の下でガス圧を
徐々に上げて各吸着平衡時の圧力変化を測定するので、
容積を小さくすると、各測定サイクル毎のガス圧の上昇
は小さくなって分解能は高くなるが、測定回数が増し全
体の測定時間は長時間となってしまう。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、容積を可変とし特に測定したい圧
力範囲の分解能のみ高く設定するこができ、必要な測定
精度を維持したまま全体の測定時間を短縮することがで
きる測定効率の良い吸着量測定装置を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、非吸着ガスまたは吸着ガスのガス源,真
空ポンプおよび試料セルに対して各々開閉弁によって仕
切られた容積管が構成され、前記容積管には内部圧力を
検出する圧力センサーが備えられ、前記各開閉弁を所定
の手順で開閉し、前記圧力センサーの検出圧力に基づき
試料のガス吸着量を算出する制御演算手段が設けられた
吸着量測定装置において、前記容積管に同容積管の容積
を変えることができる可変容積手段が設けられ、前記制
御演算手段により適宜容積管の容積を変えて測定を行う
吸着量測定装置とした。
【0010】特に高い分解能が要求される測定範囲のみ
可変容積手段により容積管の容積を小さくすることがで
き、当該測定範囲で高い分解能の下で測定精度を高く維
持し、その他の測定範囲で可変容積手段により容積管の
容積を大きくし、全体の測定時間を短縮することができ
る。
【0011】高い分解能が要求される測定範囲について
小さい容積の容積管とする測定サイクル毎の容積管の容
積を予め前記制御演算手段に入力しておき、同制御演算
手段は前記可変容積手段を制御して測定サイクル毎に前
記入力された容積に容積管を設定する請求項1記載の吸
着量測定装置とすることで、必要な測定精度を維持し
て、かつ測定時間を短縮できる効率の良い測定を自動的
に行うことができる。
【0012】互いに容積の異なる複数の可変容積管を各
々開閉弁を介して前記容積管に連結して前記可変容積手
段とした請求項1または請求項2記載の吸着量測定装置
とすることで、前記各開閉弁の開閉の組み合わせで容積
管の容積を段階的に変化させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図1ないし図6に図示した本
発明の実施の一形態について説明する。図1は、本実施
の形態に係る吸着量測定装置1の全体正面図であり、図
2はその側面図である。キャスター3に支持された縦長
矩形のケーシング2は、その正面の上部に表示操作盤4
が設けられ、その下方空間には4本の試料セル5が左右
に並んで吊設されている。
【0014】4本の試料セル5の側方にはヒータ6がヒ
ータ用シリンダ6aにより移動自在に設けられ、ヒータ
6は矩形の容器をなし上側と一側方を開口して移動によ
り4本の試料セル5を内部に収容できる。他方4本の試
料セル5の下方には、デュワー瓶7がジャッキ7aによ
り昇降可能に支持されており、上昇したときは4本の試
料セル5を瓶内に収容することができる。
【0015】4本の試料セル5が貫通した蓋部材18が蓋
上下シリンダ18aにより昇降自在に支持されており、試
料セル5を収容したヒータ6の上方開口を塞いで放熱を
防止したり、試料セル5を収容したデュワー瓶7の上方
開口を塞いで液体窒素の気化を抑制したりできるように
している。
【0016】試料セル5の奥側には、ロータリオイルポ
ンプ8が配設され、その斜め上方位置にターボ分子ポン
プ9が配置されている。ケーシング2の底部には液体窒
素タンク25が配設されている。前記表示操作盤4の奥に
は恒温室10が設けられ、同恒温室10内に前記4本の試料
セル5に連結する配管およびダイヤフラム弁等が収容さ
れている。その他制御盤19に制御系のコンピュータ等が
設けられている。
【0017】前記恒温室10内に設けられる4本の試料セ
ル5に連結する配管の配管図を図3に示す。気相非吸着
ガスであるヘリウムガスを導入するダイヤフラム弁D1
と気相吸着ガスである窒素ガスを導入するダイヤフラム
弁D2の各下流側導入管11が1つに集合して精密レギュ
レータRVに接続されている。なおダイヤフラム弁D
1,D2は、以下のダイヤフラム弁と異なり、それ程精
度を要求されないので通常の電磁弁でもよい。精密レギ
ュレータRVの下流側導入管12は2つに分岐して、一方
はダイヤフラム弁D3に他方はダイヤフラム弁D8に接
続されている。
【0018】ダイヤフラム弁D3の下流側は容積管20に
連結しており、容積管20には、ロータリオイルポンプ8
側と連結する排気管13に接続するダイヤフラム弁D4、
前記4本の試料セル5のうち3本の試料セル51
2 ,53 がそれぞれ接続されるセル接続部141 ,1
42 ,143 に連結するダイヤフラム弁D5,D6,D7
およびそれぞれ容積の異なる4本の可変容積管211 , 21
2 , 213 , 214 に接続するダイヤフラム弁D11,D12,
D13,D14が設けられるとともに、圧力センサー22(低
圧側と高圧側の2種類の圧力センサーからなる)が取付
けられている。
【0019】この圧力センサー22により容積管20および
設定された可変容積管21の圧力Pを検出することができ
る。一番容積の小さい可変容積管211 に対して可変容積
管212 , 213 , 214 は、それぞれ2倍,4倍,8倍の容
積を有する。したがってダイヤフラム弁D11,D12,D
13,D14の開閉の組み合わせにより、容積管20と可変容
積管21の合計容積管の容積は、16通りに変化させること
ができる。
【0020】前記排気管13とともにロータリオイルポン
プ8側に連結するもう一本の排気管15にダイヤフラム弁
D10が接続され、ダイヤフラム弁D10は排気管16を介し
て前記ダイヤフラム弁D8に連結しているとともに、排
気管16が分岐してダイヤフラム弁D9に接続し、ダイヤ
フラム弁D9は、前記4本の試料セル5のうち残りの試
料セル50 が接続されるセル接続部140 に連結されてい
る。なおセル接続部140 は、連通管17を介して圧力セン
サー24に接続されて試料セル50 内の圧力Ps を検出で
きるようになっている。なお以上のダイヤフラム弁の代
わりにベローズ弁を用いることもできる。
【0021】以上の恒温室10内の配管を含め全体の構成
を模式的に示した説明図を図4に図示する。セル接続部
140 ,141 ,142 ,143 に接続される試料セル50 ,5
1 ,52 ,53 は、前記デュワー瓶7の上昇でデュワー
瓶7内に収容され、内部に満たされた液体窒素L−N2
に浸される。
【0022】この液体窒素L−N2 は、液体窒素タンク
25からダイヤフラム弁26を介して供給されるもので、デ
ュワー瓶7内の液体窒素L−N2 の一定レベルを検出す
るレベルスイッチ27に基づき自動供給される。液体窒素
タンク25には下限用レベルスイッチ28が備えられるとと
もに、蒸気圧の圧力上昇防止の安全弁29が設けられてい
る。ロータリオイルポンプ8は、ターボ分子ポンプ9を
介して前記排気管13,15に連結される。
【0023】以上のような構成の吸着量測定装置1は、
試料セル51 ,52 ,53 に各試料を入れ、もう1つの
試料セル50 には何も入れないで、測定を開始し、コン
ピュータにより各種のダイヤフラム弁や各種駆動機構等
が所定の手順で駆動制御され、吸着量の測定が行われ
る。
【0024】この制御系の概略を図5に示す。コンピュ
ータの中枢であるCPU31は、RAM32に随時利用して
ROM33に記録されたプログラムにしたがい制御演算処
理を行う。
【0025】CPU31には、入力インタフェース34を介
して表示操作盤4の操作信号や前記レベルスイッチ27,
28や圧力センサー22,24の検出信号が入力され、制御信
号はCPU31から出力インタフェース35を介して各種ダ
イヤフラム弁D1〜D10,可変容積ダイヤフラム弁D11
〜D14,ダイヤフラム弁26に出力されてダイヤフラム弁
が制御されるとともに、ヒータ6,ヒータ用シリンダ6
a,ジャッキ7a,蓋上下シリンダ18a,ロータリオイ
ルポンプ,ターボ分子ポンプ9に駆動制御信号が出力さ
れる。また測定結果等の出力は別途用意されたCRT36
に表示され、プリンタ37に印字がなされる。
【0026】以上の制御系による基本動作の制御手順の
概略を、図6にフローチャートで示す。まずステップ1
でサンプル名、予め計量した試料の重量および吸着・脱
着の条件等の諸条件を入力し、次のステップ2で真空脱
気が行われる。
【0027】ロータリオイルポンプ8およびターボ分子
ポンプ9は常時駆動状態とし、真空脱気は、ダイヤフラ
ム弁D3,D8を閉じ、試料セル51 ,52 ,53 内に
入れられた試料の飛散を防止するためダイヤフラム弁D
4 とダイヤフラム弁D5,D6,D7とを交互に開閉し
て試料セル51 ,52 ,53 内を徐々に脱気していく。
同時にダイヤフラム弁D10とD9を開いて試料セル50
内も脱気する。
【0028】特に飛散し易い試料の場合は、当初可変容
積管211 , 212 , 213 , 214 に接続する全てのダイヤフ
ラム弁D11,D12,D13,D14を閉じ、容積管20のみの
最小の容積にして徐々に脱気していけば試料の飛散は防
止でき、飛散のおそれがなくなったところで、適当にダ
イヤフラム弁D11,D12,D13,D14を開き、容積管20
と可変容積管21とを合わせた大きな容積の下で脱気を継
続すれば脱気時間も可能な限り短縮できる。
【0029】そして次のステップ3で前処理段階の加熱
を行う。すなわちヒータ用シリンダ6aを駆動してヒー
タ6を移動し、内部に試料セル5を収容し、蓋部材18で
蓋をして、ヒータ6を駆動し試料セル51 ,52 ,53
を同時に最大450 ℃で加熱し、試料に付着した水分や不
純物等を取り除き脱気を完全に行う。
【0030】完全に脱気がなされたところでヒータ6の
駆動を停止してヒータ6を移動し、試料セル5を開放
し、次いでジャッキ7aによりデュワー瓶7が上昇して
試料セル5を液体窒素内に浸し上から蓋部材18を被せ、
前処理工程を終了する。
【0031】同前処理を終了した後、ステップ4で実際
の測定工程に入る。測定工程については、後に詳述する
が、まず3本の試料セル51 ,52 ,53のうち1本の
試料セルに入れられた試料について測定が行われ、この
測定で得られた結果に基づいて次のステップ5で吸着量
の演算を行うとともに細孔分布や比表面積等を演算し、
演算結果を印字し(ステップ6)、1試料についての測
定を終了する。
【0032】次に別の試料セルにまだ測定されていない
試料があるか否かをステップ7で判断し、全て測定して
いれば本制御ルーチンは終了し初期状態に戻し、測定を
終えていないときは次のステップ8でデュワー瓶7に液
体窒素を補充してステップ4に戻り、次の試料の測定に
入る。
【0033】なおデュワー瓶7内の液体窒素のレベルは
できるだけ一定レベルで測定されることが望ましく、液
体窒素の補充が行われる。
【0034】以上が基本的な制御手順であるが、このう
ちステップ4における測定工程について以下説明する。
説明を分かり易くするために、前記図3および図4に図
示した配管のうち容積管20を中心とした要部を簡略化し
て図示した図7の説明図に基づき説明する。
【0035】図7において容積管20にヘリウムガスまた
は窒素ガスを導入するダイヤフラム弁D3を導入弁D
i、容積管20からガスを排気するダイヤフラム弁D2を
排気弁Doとし、試料セル51 ,52 ,53 のうち1本
の試料セルCと同試料セルCに連結するダイヤフラム弁
をセル開放弁Dc、可変容積管211 ,212 , 213 , 214
に相当する可変容積管Mvに連結するダイヤフラム弁を
容積可変弁Dvとする。
【0036】そして導入弁Di,排気弁Doおよびセル
開放弁Dcを閉じたときの容積管20と可変容積管Mvと
の合計容積をVとし、セル開放弁Dcを閉じたときのセ
ル開放弁Dcから試料セルCまでの内部容積をWとす
る。容積管20の容積と可変容積管Mvの容積とは予め計
測されており、したがって容積管20と可変容積管Mvと
の合計容積Vは既知である。
【0037】測定工程は、大きく分けてヘリウムガスに
よる容積Wの測定、窒素ガスによる吸着工程、窒素ガス
の脱着工程の3工程からなり、各工程を順に行うが試料
によってはいずれかの工程が省略される場合がある。
【0038】まずヘリウムガスによる容積Wの測定であ
るが、ステップ3の前処理が終了した段階で、排気弁D
oおよびセル開放弁Dcを閉じており、導入弁Diを徐
々に開いて非吸着ガスであるヘリウムガスを導入し、圧
力センサー22の検出値をもとに所定圧力P1 となったと
ころで導入弁Diを閉じ、次にセル開放弁Dcを開き圧
力平衡状態になったところで圧力センサー22の検出圧力
2 を読み取る。
【0039】するとP1 ・V=P2 ・(V+W)が成り
立つので、同式よりセル開放弁Dcから試料の入った試
料セルC内の見かけの容積Wが求められる。このヘリウ
ムガスによる測定を数回行って容積Wの平均をとり、W
の値を決定する。
【0040】次に排気弁Doおよびセル開放弁Dcを開
いて、ヘリウムガスを除去し、排気弁Doおよびセル開
放弁Dcを閉じて、次の窒素ガスによる吸着工程に入
る。今度は導入弁Diを開いて吸着ガスである窒素ガス
を導入し、所定圧力Pi になったところで導入弁Diを
閉じる。
【0041】この状態で Pi ・Vi =ni ・R・T ……………(1) が成り立つ。ここにni は容積Vi 内の窒素分子のモル
数、Rは気体定数、Tは絶対温度であり、添え字
の”i ”は今回の測定サイクルを示し、次回の測定サイ
クルには添え字”i+1 ”が付される。
【0042】次にセル開放弁Dcを開き吸着平衡状態に
なったところで圧力センサー22の検出圧力Pi ’を読み
取ると、 Pi ’・(Vi +W)=ni ’・R・T ……………(2) が成り立つ。ここでセル開放弁Dcを閉じると試料セル
C側容積Wで、 Pi ’・W=ni ”・R・T ……………(3) が成り立つ。
【0043】この段階で次の測定サイクルにおける容積
管20と可変容積管Mvとの合計容積Vを変えるのならば
容積可変弁Dv(ダイヤフラム弁D11,D12,D13,D
14)を作動して次の測定サイクルにおける容積Vi+1
変える。よって容積管20側でPi ’・Vi =Pi ”・V
i+1 が成り立ち、このときの圧力センサー22の検出圧力
i ”から容積Vi+1 の値が同式を変形して下式 Vi+1 =Vi ・Pi ’/Pi ” ……………(4) から算出することができ、Vi+1 は元々既知の値である
ので、これをチェックすることができる。
【0044】そして次の測定サイクルに入り、導入弁D
iを開いて再び窒素ガスを導入し、所定圧力Pi+1 にな
ったところで導入弁Diを閉じる。この状態で Pi+1 ・Vi+1 =ni+1 ・R・T ……………(5) が成り立つ。
【0045】次にセル開放弁Dcを開き吸着平衡状態に
なったところで圧力センサー22の検出圧力Pi+1 ’を読
み取ると、 Pi+1 ’・(Vi+1 +W)=ni+1 ’・R・T ……………(6) が成り立つ。
【0046】(3) 式に示す前回の容積Wにおける窒素分
子モル数ni ”と(5) 式に示す今回の容積Vi+1 に導入
された窒素分子モル数ni+1 とを合計したモル数ni+1
+ni ”は、(6) 式に示す今回の容積Vi+1 +Wにおけ
る窒素分子モル数ni+1 ’と差があり、この差が試料に
より吸着された窒素分子のモル数Δni+1 に相当する。
すなわち吸着モル数Δni+1 は、下式で示される。 Δni+1 =ni+1 +ni ”−ni+1 ’ ={Pi+1 ・Vi+1 +Pi ’・W−Pi+1 ’・(Vi+1 +W)}/R/T ……………(7)
【0047】(7) 式の吸着モル数を体積換算し、所謂吸
着量Xi+1 (cc/g)を導くと、下式のようになる。 Xi+1 =Xi +{Pi+1 ・Vi+1 +Pi ’・W−Pi+1 ’・(Vi+1 +W)}・C ……………(8) ここでC=760・273/(273+ts )であり、
i+1 は(4) 式より求める。なおts は恒温室10内の摂
氏温度(℃)である。
【0048】こうして今回の吸着平衡時の圧力Pi+1
に対する吸着量Xi+1 が算出され、吸着等温線における
1プロットが決定される。なお前記したように吸着等温
線における横軸は、Pi+1 ’の飽和蒸気圧Ps に対する
相対圧Pi+1 ’/Ps で表される。
【0049】このように窒素ガスの吸着工程において
は、測定サイクル回数が進むごとに吸着平衡時のガス圧
i+1 ’は、徐々に増加し、各測定サイクルにおける吸
着量Xi+1 が算出されるが、ガス圧Pi+1 ’のサイクル
毎の増加分ΔPは、容積管20と可変容積管Mvとの合計
容積Vに依存している。
【0050】すなわち容積Vが大きければガス圧増加分
ΔPは大きく、したがって圧力変化が大きく分解能は低
下するが吸着等温線におけるプロット間隔が大きくなっ
て測定時間が短縮される。また逆に容積Vが小さければ
ガス圧増加分ΔPは小さく、したがって圧力変化が小さ
く分解能は高くなるが測定時間は長くなる。
【0051】そこで本実施の形態では、容積の異なる4
本の可変容積管211 , 212 , 213 ,214 に接続するダイ
ヤフラム弁D11,D12,D13,D14が設けられ、ダイヤ
フラム弁D11,D12,D13,D14の開閉の組み合わせに
より、容積Vを16通りに変化させることができる構造
とし、特に高い分解能を要求される圧力範囲を予め決め
ておき、かかる範囲では容積Vを小さく設定し、他の圧
力範囲については容積Vを大きく設定しできるだけ測定
時間の短縮を図っている。
【0052】容積Vは、ダイヤフラム弁D11,D12,D
13,D14を全て閉じたとき最小となり、全て開くと最大
となり、この間を16段階で変化させるこができ、測定
工程で自動的に測定サイクル毎に容積Vが予め決められ
た段階の大きさに設定されるようにROM33にプログラ
ミングしておく。こうして必要な測定精度を維持して、
かつ測定時間を短縮できる効率の良い測定を自動的に行
うことができる。
【0053】吸着工程の測定が進むと、吸着平衡時のガ
ス圧Pi+1 ’は飽和蒸気圧Ps に近づいていき、ほぼ一
致したところで、次の窒素ガスの脱着工程に入る。脱着
工程では、添え字に”j ”を用いる。
【0054】セル開放弁Dcを閉じ、今度は排気弁Do
を開き、所定ガス圧に低下したところで排気弁Doを閉
じ、セル開放弁Dcを開く。吸着平衡状態になったとこ
ろで圧力センサー22の検出圧力Pj ’を読み取ると、 Pj ’・(Vj +W)=nj ’・R・T ……………(9) が成り立つ。ここでセル開放弁Dcを閉じると試料セル
C側容積Wで、 Pj ’・W=nj ”・R・T ……………(10) が成り立つ。
【0055】ここで次の測定サイクルのため容積可変弁
Dvを作動して容積VをVj+1 に変えると容積管20側で
j ’・Vj =Pj ”・Vj+1 が成り立ち、このときの
圧力センサー22の検出圧力Pj ”から容積Vj+1 の値が
同式を変形して下式 Vj+1 =Vj ・Pj ’/Pj ” ……………(11) から算出することができ、Vj+1 は元々既知の値である
が、これをチェックすることができる。
【0056】そして次の測定サイクルに入り、排気弁D
oを開き、所定ガス圧に低下したところで排気弁Doを
閉じ、セル開放弁Dcを開く。吸着平衡状態になったと
ころで圧力センサー22の検出圧力Pj+1 ’を読み取る
と、 Pj+1 ’・(Vj+1 +W)=nj+1 ’・R・T ……………(12) が成り立つ。
【0057】(10)式に示す前回の容積Wにおける窒素分
子モル数nj ”は、(12)式に示す今回の容積Vj+1 +W
における窒素分子モル数nj+1 ’と差があり、この差が
試料から脱着された窒素分子のモル数Δnj+1 に相当す
る。すなわち脱着モル数Δnj+1 は、下式で示される。 Δnj+1 =nj+1 −nj ” ={Pj+1 ’・(Vj+1 +W)−Pj ’・W}/R/T ……………(13)
【0058】(13)式の脱着モル数を体積換算し、所謂脱
着量Yj+1 (cc/g)を導くと、下式のようになる。 Yj+1 =Yj +{Pj+1 ’・(Vj+1 +W)−Pj ’・W}・C …………(14) 吸着量を求めるときには、先の吸着工程における最後の
吸着量から脱着量を順次減算していけばよく、脱着工程
における吸着等温線を順次プロットしていくことができ
る。
【0059】試料が多くの細孔や毛管を有しているとき
は、一般に毛管内への凝縮は起こり易いが、逆に毛管か
らの蒸発は起こりにくく、この毛管凝縮が起こると、吸
着・脱着の際吸着等温線にヒステリシスが現れ、脱着工
程における吸着等温線が吸着工程における吸着等温線に
必ずしも重ならないことが起こる。
【0060】上記脱着工程においても容積Vを適当に変
化させて効率の良い測定をすることができる。こうして
得られた吸着等温線に基づき細孔分布および比表面積等
が解析され、試料の物理的・化学的性質を解明すること
ができる。
【0061】本吸着量測定装置1は、予め機械的あるい
は電気的に検定された容積管20および可変容積管211
212 , 213 , 214 の容積について、前記(4) 式および(1
1)式において圧力センサー22によりチェックすることが
できるので信頼性があり、圧力センサーでチェックする
ため容積管の機械的な精度は余り要求されない。試料セ
ル5は、移動することなく共通の場所で脱気と測定が行
われるので、試料の大気による汚染がなく、かつ試料の
連続自動測定が容易に行われる。
【0062】以上の実施の形態では、容積の異なる4本
の可変容積管211 , 212 , 213 , 214 がダイヤフラム弁
D11,D12,D13,D14を介して容積管20に接続され、
電磁D11,D12,D13,D14の開閉の組み合わせによっ
て容積Vを変える構造であったが、別の可変容積構造を
以下に示し説明する。
【0063】図8に示す例は、プランジャ式の可変容積
手段であり、円筒部材40内をプランジャ41が摺動し、プ
ランジャ41の先端のピストン部41aの外周にはシール部
材42が周設されて円筒部材40の内周面に摺接してリーク
を防止している。
【0064】プランジャ41を回転なり往復動して摺動す
ることで、円筒部材40内の空間43の容積を変化すること
ができ、同空間43をダイヤフラム弁44を介して容積管20
に連通する。プランジャー41の摺動で前記容積Vを無段
階に調整するこができる。なおダイヤフラム弁44は必ず
しも必要とはしない。
【0065】次に図9に示す例は、円筒部材50にエアシ
リンダ等のシリンダ51を一体に結合し、シリンダ51の伸
縮するロッド52を円筒部材50内に突出させる構造であ
る。シリンダ51は、伸長したロッド52を適当な位置に停
止可能とする。円筒部材50内の空間53は、シリンダ51の
駆動でロッドが伸縮すると容積を変化させることがで
き、同空間53はダイヤフラム弁54を介して容積管20と連
通する。したがってエアシリンダ51の駆動で容積Vを無
段階に調整することができる。ダイヤフラム弁54は必ず
しも必要とはしない。
【0066】また図10に示す例は、前記図9に示す円
筒部材とシリンダとを結合したものを4組並列に組み合
わせたもので、各円筒部材601 , 602 , 603 , 604 と各
シリンダ611 , 612 , 613 , 614 は、段階的に大きさが
異なり、したがって各円筒部材601 , 602 , 603 , 604
が形成する空間631 , 632 , 633 , 634 も段階的に容積
が異なり、その容積もシリンダ611 , 612 , 613 , 614
の各ロッド621 , 622, 623 , 624 の伸縮によって変化
する。
【0067】各空間631 , 632 , 633 , 634 は1つに集
合してダイヤフラム弁64を介して容積管20に連通してい
る。したがって容積Vについて粗い変化と細かい変化と
をさせることができ、きめの細かい制御が可能である。
なおダイヤフラム弁64は必ずしも必要とはしない。
【0068】また以上の実施の形態では、開閉弁にダイ
ヤフラム弁を用いたが、その他にピエゾバルブ,サーマ
ルバルブ,ニューマチック方式のバルブ等が使用でき
る。
【0069】
【発明の効果】本発明は、特に高い分解能が要求される
測定範囲のみ可変容積手段により容積管の容積を小さく
することができ、当該測定範囲で高い分解能の下で測定
精度を高く維持し、その他の測定範囲で可変容積手段に
より容積管の容積を大きくし、全体の測定時間を短縮す
ることができ効率の良い測定をすることができる。
【0070】高い分解能が要求される測定範囲について
小さい容積の容積管とする測定サイクル毎の容積管の容
積を予め制御演算手段に入力しておき、測定サイクル毎
に入力された容積に容積管を設定することで、必要な測
定精度を維持して、かつ測定時間を短縮できる効率の良
い測定を自動的に行うことができる。
【0071】互いに容積の異なる複数の可変容積管を各
々開閉弁を介して容積管に連結して可変容積手段とする
ことで、各開閉弁の開閉の組み合わせで容積管の容積を
段階的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る吸着量測定装置の
正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同吸着量測定装置における配管図である。
【図4】配管を含め全体の構成を模式的に示した説明図
である。
【図5】制御系の概略ブロック図である。
【図6】本吸着量測定装置の基本動作の制御手順を示す
フローチャートである。
【図7】容積管を中心とした要部を簡略化して図示した
説明図である。
【図8】別の可変容積手段の例を示す説明図である。
【図9】また別の可変容積手段の例を示す説明図であ
る。
【図10】さらに別の可変容積手段の例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
D1〜D14…ダイヤフラム弁、RV…精密レギュレー
タ、1…吸着量測定装置、2…ケーシング、3…キャス
ター、4…表示操作盤、5…試料セル、6…ヒータ、7
…デュワー瓶、8…ロータリオイルポンプ、9…ターボ
分子ポンプ、10…恒温室、11,12…導入管、13…排気
管、14…セル接続部、15,16…排気管、17…連通管、18
…蓋部材、19…制御盤、20…容積管、21…可変容積管、
22,24…圧力センサー、25…液体窒素タンク、26…ダイ
ヤフラム弁、27,28…レベルスイッチ、29…安全弁、31
…CPU、32…RAM、33…ROM、34…入力インタフ
ェース、35…出力インタフェース、36…CRT,37…プ
リンタ、40…円筒部材、41…プランジャ、42…シール部
材、43…空間、44…ダイヤフラム弁、50…円筒部材、51
…シリンダ、52…ロッド、53…空間、54…ダイヤフラム
弁、60…円筒部材、61…シリンダ、62…ロッド、63…空
間、64…ダイヤフラム弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非吸着ガスまたは吸着ガスのガス源,真
    空ポンプおよび試料セルに対して各々開閉弁によって仕
    切られた容積管が構成され、 前記容積管には内部圧力を検出する圧力センサーが備え
    られ、 前記各開閉弁を所定の手順で開閉する各測定サイクル毎
    に吸着平衡時の前記圧力センサーの検出圧力に基づき試
    料のガス吸着量を算出する制御演算手段が設けられた吸
    着量測定装置において、 前記容積管に同容積管の容積を変えることができる可変
    容積手段が設けられ、前記制御演算手段により適宜容積
    管の容積を変えて測定を行うことを特徴とする吸着量測
    定装置。
  2. 【請求項2】 高い分解能が要求される測定範囲につい
    て小さい容積の容積管とする測定サイクル毎の容積管の
    容積を予め前記制御演算手段に入力しておき、同制御演
    算手段は前記可変容積手段を制御して測定サイクル毎に
    前記入力された容積に容積管を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の吸着量測定装置。
  3. 【請求項3】 互いに容積の異なる複数の可変容積管を
    各々開閉弁を介して前記容積管に連結して前記可変容積
    手段としたことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の吸着量測定装置。
JP7257197A 1995-09-11 1995-09-11 吸着量測定装置 Pending JPH0979968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7257197A JPH0979968A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 吸着量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7257197A JPH0979968A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 吸着量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979968A true JPH0979968A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17303035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7257197A Pending JPH0979968A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 吸着量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0979968A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238444A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Nippon Bell Kk ガス吸着量測定方法
JP2014074712A (ja) * 2012-09-12 2014-04-24 Nippon Bell Kk 吸着特性測定装置及び吸着特性測定方法
CN109799176A (zh) * 2019-01-21 2019-05-24 清华大学 一种精确测量气体在多孔材料孔道内吸附的分析方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238444A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Nippon Bell Kk ガス吸着量測定方法
JP2014074712A (ja) * 2012-09-12 2014-04-24 Nippon Bell Kk 吸着特性測定装置及び吸着特性測定方法
CN109799176A (zh) * 2019-01-21 2019-05-24 清华大学 一种精确测量气体在多孔材料孔道内吸附的分析方法
CN109799176B (zh) * 2019-01-21 2020-08-14 清华大学 一种精确测量气体在多孔材料孔道内吸附的分析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3850040A (en) Sorption analysis apparatus and method
Kulkarni et al. The diffusion of CO2, CH4, C2H4, and C3H8 in polyethylene at elevated pressures
US4762010A (en) Apparatus and method for adsorption and desorption studies, particularly for characterization of catalysts
US4566326A (en) Automatic volumetric sorption analyzer
US5526675A (en) Method and apparatus for measuring evaporative emissions in a fixed-volume enclosure
US6595036B1 (en) Method and apparatus for measuring amount of gas adsorption
US9784637B2 (en) Adsorption characteristic measuring apparatus
US5369976A (en) Method and apparatus for measuring evaporative vehicle emissions in a fixed-volume/variable temperature test chamber
Joy Methods and techniques for the determination of specific surface by gas adsorption
US5637810A (en) Apparatus and method for efficient determination of equilibrium adsorption isotherms at low pressures
US3262319A (en) Method and apparatus for obtaining data for determining surface area and pore volume
US3707870A (en) Apparatus for automatic and continuous plotting of absorption-desorption isotherms employed for determining the microstructure of porous bodies
US5360743A (en) Method for measuring a sample sorption and a sample cell void volume and wall adsorption using an adsorbate gas
CN106769638A (zh) 一种基于气体消耗量测定分子筛吸附量的方法及装置
JPH0979968A (ja) 吸着量測定装置
US20230168171A1 (en) High throughput high resolution gas sorption screening
Surový et al. Modified apparatus for measuring VL equilibria by static method
JP2784476B2 (ja) 細孔分布測定装置
CN110702578A (zh) 容量法等压吸附测试仪
US2976722A (en) Water-content testing device
SU1075116A1 (ru) Способ определени растворимости кислорода в топливе
JPH10142136A (ja) 2成分混合ガスからの吸着質中の各成分の吸着量の直接測定法
RU2350924C1 (ru) Способ определения сжимаемости жидкости и устройство для его осуществления
CN109916467A (zh) 一种容积测定系统及方法
CN116793893B (zh) 一种高压临氢材料的氢含量测试装置及测试方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20051213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710