JPH0970017A - 情報供給装置 - Google Patents

情報供給装置

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JPH0970017A
JPH0970017A JP7224181A JP22418195A JPH0970017A JP H0970017 A JPH0970017 A JP H0970017A JP 7224181 A JP7224181 A JP 7224181A JP 22418195 A JP22418195 A JP 22418195A JP H0970017 A JPH0970017 A JP H0970017A
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Takuma Kuno
琢磨 久野
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の情報供給系統毎に情報記憶装置を備え
なくてもよいようにすることで、情報記憶装置数を減少
させ、情報供給装置側の情報記憶総量を少なくする。 【解決手段】 情報供給制御装置1が、ヘッドアンプ7
及びモデム2を通して、情報出力端末20から情報供給
を要求を受信すると、その指定された外部出力用情報を
情報記憶装置3から読み出し、タイムスロットスイッチ
11側へ転送するよう読出装置4に指示する。そして、
所定の情報供給系統に分配されるように、タイムスロッ
トスイッチ制御部13によってタイムスロットスイッチ
11の行き先を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報や音声情
報等から構成される外部出力用情報を記憶した情報供給
装置から情報出力端末側に対して外部出力用情報を供給
する技術に関し、特に、外部出力用情報を情報出力端末
側に対して供給するための複数の情報供給系統を情報供
給装置が備えている場合の技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、例えば利用者が希望するときに希望する映画等を見
ることができるようにしたビデオ・オン・デマンド(V
OD)サービスが研究されている。このVODサービス
は、例えば情報出力側となるユーザ側に設けられたセッ
トトップボックス(STB)から所望のビデオ放映がリ
クエストされると、サービス提供者側に用意されたビデ
オサーバと呼ばれる情報供給装置から、そのリクエスト
に応じた映像・音声をユーザに送信するのである。
【0003】ビデオサーバは、ユーザからビデオ放映の
リクエストがあると、そのユーザのSTBに向けてリク
エストされたビデオ情報を送信する。そのため、ビデオ
サーバは情報記憶装置を備えており、この情報記憶装置
には映像及び音声からなる映画情報等が記憶されてい
る。この場合、情報供給システムとして考えると、1台
の情報供給装置には多数の情報出力端末が接続されてい
るのが一般的であり、そのような多数の情報出力端末か
らのリクエストに応じるため、複数の情報供給系統を備
えている。
【0004】図5に、そのような複数の情報供給系統を
備えた情報供給装置の概略構成を示す。この図5の情報
供給装置110は、4つの情報供給系統を備えており、
各系統毎に、情報記憶装置103、読出装置104、デ
コーダ105、変調器106が配備される。情報記憶装
置103には、情報供給装置110から情報出力端末1
02側に対して供給可能な外部出力用情報がデジタルデ
ータ化されて記憶されている。そして、情報出力端末1
20から再生要求を発呼すると、その再生要求はヘッド
アンプ107及びモデム102を通じて情報供給制御装
置101に伝えられる。
【0005】情報供給制御装置101は、使用する情報
供給系統を決定し、その情報供給系統の読出装置104
を制御して情報記憶装置103から要求に応じた外部出
力用情報を読み出させる。そして、デコーダ105によ
ってアナログデータ化した外部出力用情報を、変調器1
06によって所定の周波数に変調して、ヘッドアンプ1
07を介して情報出力端末120に送信する。このよう
にして、要求のあった情報出力端末120に希望する外
部出力用情報が供給される。この外部出力用情報が供給
されている間に、別の情報出力端末120から要求があ
ると、別の情報供給系統を決定し、上記同様に、その要
求に応じた外部出力用情報を供給する。
【0006】このように、本例の場合には4つの情報供
給系統から個別に情報供給ができるのであるが、そのた
めには各情報供給系統毎に情報記憶装置103が必要で
ある。そして、どの情報供給系統からも任意の外部出力
用情報を供給できるようにするためには、各情報記憶装
置103が、供給可能な全ての外部出力用情報を記憶し
ておく必要があり、装置の小型化・コストダウンの点で
好ましくない。例えば、500タイトル、1000タイ
トルの映画といったように、需要者のニーズに応えるた
めに供給可能な外部出力用情報の種類を増やしていく
と、それだけ各情報記憶装置103が記憶する量が多く
なり、装置の大型化・コストアップにつながる。また、
図5では情報供給系統を4つとしたが、情報出力端末1
20の数が増加すると共に、情報供給系統数も増やす必
要があり、それに伴って情報記憶装置103の数も増加
する。
【0007】本発明は上述の事情を背景としてなされた
ものであり、その目的とするところは、情報供給系統毎
に情報記憶装置を備えなくてもよいようにすることで、
全体として情報記憶装置数を減少させ、情報供給装置側
の情報記憶総量を少なくすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、画
像情報や音声情報等から構成される外部出力用情報を記
憶する情報記憶手段を備え、外部出力を実行する情報出
力端末側に対して前記外部出力用情報を供給するための
情報供給装置であって、前記外部出力用情報を前記情報
出力端末側に対して供給するための複数の情報供給系統
と、前記情報記憶手段から前記外部出力用情報を順次読
み出す読出手段と、該読出手段によって前記情報記憶手
段から順次読み出した前記外部出力用情報を、それぞれ
別個の前記情報供給系統に対して時分割で分配する分配
手段とを備えることによって、前記外部出力用情報を前
記複数の情報供給系統より並行して前記情報出力端末側
に供給可能に構成したことを特徴とする情報供給装置で
ある。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の情報供給装置において、前記外部出力用情報は
デジタルデータ化された状態で前記情報記憶手段に記憶
されており、前記読出手段は、前記情報記憶手段から前
記外部出力用情報を所定単位で順次読み出し、前記分配
手段は、その所定単位で順次読み出した前記外部出力用
情報を、それぞれ別個の情報供給系統に対して時分割で
分配するようにされていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の情報供給装置において、前記情報記憶手段には複数種
類の外部出力用情報が記憶されており、前記読出手段
は、供給対象の複数の外部出力用情報を、所定の順番に
従って所定単位で順次読み出し、前記分配手段は、その
読み出した所定単位の外部出力用情報を、それぞれ対応
する別個の情報供給系統に対して時分割で分配するよう
にされていることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の情報供給装置において、前記情報供給系統
は、前記分配手段によって分配された外部出力用情報を
一時記憶する緩衝メモリを備えており、該緩衝メモリか
ら所定の読出速度で外部出力用情報を読み出して前記情
報出力端末側に供給するように構成されていることを特
徴とする。
【0012】本発明の情報供給装置によれば、情報記憶
手段が画像情報や音声情報等から構成される外部出力用
情報を記憶しており、外部出力を実行する情報出力端末
側に対してその外部出力用情報を供給することができ
る。そして、外部出力用情報を情報出力端末側に対して
供給するための複数の情報供給系統を備えているため、
一度に複数の情報供給系統から複数の情報出力端末に対
して外部出力用情報を供給することができる。
【0013】この外部出力用情報の供給は、次のように
なされる。すなわち、読出手段が情報記憶手段から外部
出力用情報を順次読み出し、その順次読み出した外部出
力用情報を、分配手段がそれぞれ別個の情報供給系統に
対して時分割で分配する。このため、情報記憶手段を最
低限一つ備えていれば、外部出力用情報を複数の情報供
給系統より並行して情報出力端末側に供給することがで
きる。
【0014】したがって、従来は複数の情報供給系統の
各々に対して情報記憶手段が必要であり、重複した外部
出力用情報を記憶する状況が生じていたが、本発明の場
合には、読出対象の情報記憶手段が最低限一つあれば、
複数の情報供給系統より並行して供給でき、重複した情
報を記憶しなくてもよくなる。
【0015】もちろん、情報記憶手段は必ずしも一つに
は限定されず、例えば、情報供給系統が多くなった場合
には、それらを2以上のグループに分けて、各グループ
毎に情報記憶手段と分配手段とを備えるようにしてもよ
い。その場合にでも、各グループにおいては、情報記憶
手段が一つでありながら、複数の情報供給系統より並行
して外部出力用情報を供給できるのである。
【0016】このように、本発明の情報供給装置によれ
ば、情報供給系統毎に情報記憶装置を備えなくてもよく
なり、全体として情報記憶装置数を減少させ、情報供給
装置側の情報記憶総量を少なくすることができる。これ
は小型化あるいはコストダウンの点で有利である。
【0017】また、請求項2に記載の情報供給装置の場
合には、外部出力用情報がデジタルデータ化された状態
で情報記憶手段に記憶されており、読出手段は、外部出
力用情報を所定単位で順次読み出し、分配手段は、その
所定単位で順次読み出した外部出力用情報を、それぞれ
別個の情報供給系統に対して時分割で分配する。
【0018】請求項3に記載の情報供給装置の場合に
は、情報記憶手段に複数種類の外部出力用情報が記憶さ
れており、読出手段は、供給対象の複数の外部出力用情
報を、所定の順番に従って所定単位で順次読み出し、分
配手段は、その読み出した所定単位の外部出力用情報
を、それぞれ対応する別個の情報供給系統に対して時分
割で分配する。
【0019】このように、分配方法については各種考え
られるが、各情報供給系統から供給する外部出力用情報
は重複している場合もあれば、別々の場合もある。例え
ば同じ外部出力用情報であっても複数の情報供給系統を
介して供給する場合もあり、その場合には、情報記憶手
段に記憶された同じ外部出力用情報を所定単位で読み出
して、複数の情報供給系統の各々に時分割で分配するこ
ととなる。また、各情報供給系統で別個の外部出力用情
報を供給する場合には、供給対象となる複数の外部出力
用情報を所定の順番に従って所定単位で順次読み出し、
それぞれ対応する別個の情報供給系統に対して時分割で
分配することとなる。
【0020】なお、一つの情報記憶手段から読み出され
た情報が供給される情報供給系統の数が多くなり、従っ
て時分割で分配する対象が多くなると、情報記憶手段か
ら各々の情報供給系統に対して供給される時間間隔が相
対的に遅くなる。しかしながら、情報出力端末側に供給
する速度は、情報出力端末側での外部出力に支障がない
速度であればよいので、例えば請求項4に示すように、
分配手段によって分配された外部出力用情報を緩衝メモ
リに一時記憶させておき、その緩衝メモリから所定の読
出速度で外部出力用情報を読み出して情報出力端末側に
供給するようにすればよい。つまり、情報記憶手段から
の情報読出速度が速い機能を持つように読出手段を構成
すれば、時分割で分配する対象が多くなっても実質的に
問題はなくなる。例えば、情報記憶手段からは4倍速で
読み出し、情報出力端末側に供給する場合には、通常の
速度で供給するようにすれば、4つの情報供給系統に対
して時分割で分配しても何等問題がない。
【0021】もちろん、緩衝メモリによって情報供給装
置側で外部出力用情報を一旦蓄えなくても、情報出力端
末側が緩衝メモリを備えるようにすれば、情報供給装置
側での緩衝メモリがなくても構わない。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を詳しく説明する。図1は、本実施例の情
報供給装置10を備えた情報供給システムの概略構成を
示すブロック図である。本情報供給システムは、情報供
給装置10と複数の情報出力端末20とが、同軸ケーブ
ル等で構成される伝送路90を介して接続されて構成さ
れている。なお、伝送路90は、有線・無線のいかんを
問わず、あらゆるものが考えられる。
【0023】まず、情報供給装置10の構成について説
明する。情報供給装置10は、全体の制御を行う情報供
給制御装置1、モデム2、「情報記憶手段」としての情
報記憶装置3、「読出手段」としての読出装置4、デコ
ーダ5、変調器6、ヘッドアンプ7、緩衝メモリ12、
「分配手段」を構成するタイムスロットスイッチ11及
びタイムスロットスイッチ制御部13等を備えている。
【0024】読出装置4は、情報供給制御装置1によっ
て制御され、情報記憶装置3から外部出力用情報を読み
出して、タイムスロットスイッチ11側に送ることがで
きるようにされている。なお、その読み出しスピード
は、後述する情報供給系統の伝送スピードの少なくとも
4倍の速さを有している。
【0025】また、タイムスロットスイッチ11は、タ
イムスロットスイッチ制御部13によってTS1〜TS
4のいずれかへの経路となるように切り替えられる。タ
イムスロットスイッチ制御部13は、情報供給制御装置
1から指令された経路へ切り替えるような制御を行な
う。
【0026】従って、本実施例では、情報記憶装置3及
び読出装置4は、後述する情報出力端末20の総数より
少ない数、具体的には各装置1つずつで構成されてい
る。本実施例の情報供給装置10は、4つの情報供給系
統を備えており、TS1につながる緩衝メモリ12、デ
コーダ5及び変調器6によって第1の情報供給系統が構
成される。同様に、TS2〜TS4につながる緩衝メモ
リ12、デコーダ5及び変調器6によってそれぞれ第2
〜第4の情報供給系統が構成される。
【0027】なお、第1〜第4の情報供給系統の各変調
器6はそれぞれヘッドアンプ7に接続されており、ヘッ
ドアンプ7は、各情報供給系統から送られてくる外部出
力用情報を、各変調器6に割り当てられているチャンネ
ルにて伝送路90に送出することができる。また、ヘッ
ドアンプ7は、モデム2から送られてくる信号を双方向
通信用のチャンネルで送出し、伝送路90から双方向通
信用のチャンネルで入力された信号をモデム2に転送す
ることができる。
【0028】モデム2は、バス8を介して制御手段とし
ての情報供給制御装置1に接続されており、情報供給制
御装置1は、モデム2及びヘッドアンプ7を介して、伝
送路90によって接続されている情報出力端末20にデ
ータを送信したり、逆の経路で情報出力端末20からの
データを受け取ることができる。また、情報供給制御装
置1は、前述した情報供給装置10の各部の動作を制御
することができる。
【0029】次に、図2を参照して情報出力端末20の
構成について説明する。図2に示すように、情報出力端
末20は、情報出力端末20の各部の動作を制御するた
めの制御手段としての中央制御装置41を備えている。
この中央制御装置41は、周知のCPU61、ROM6
3、RAM65などを備え、バスライン67を介して、
入力装置43、入出力インターフェース(I/O)69
等と接続されている。
【0030】入力装置43を操作すれば、中央制御装置
41に各種のデータや指示を入力することができる。ま
た、中央制御装置41は、I/O69に接続されたモデ
ム57を介して伝送路90に接続されており、前述の双
方向通信用のチャンネルを使用して情報供給装置10の
情報供給制御装置1と通信することができる。
【0031】さらに、伝送路90には、受信手段として
のチューナ59が接続されている。チューナ59は、中
央制御装置41の指示に応じてチャンネルを選択し、そ
の選択されたチャンネルで送信されてくる外部出力用情
報を受信することができる。チューナ59によって受信
された外部出力用情報の内、オーディオ信号はアンプ4
7に出力され、アンプ47はオーディオ信号を増幅して
スピーカ49に送り、音声出力させることができる。一
方、ビデオ信号は表示手段としてのモニタテレビ53に
出力することができる。モニタテレビ53ではビデオ信
号に基づく映像が表示される。
【0032】また、入出力インターフェース(I/O)
69にはモデム57が接続されており、伝送路90を介
して情報供給装置10に再生要求を送信することができ
るようにされている。なお、図2では、情報出力端末2
0がアンプ47、スピーカ49、モニタテレビ53も含
むように説明したが、外部のアンプ・スピーカユニット
やモニタテレビユニットに対して、オーディオ信号やビ
デオ信号を出力する機能まで備えていれば情報出力端末
20としての機能は果たすことができ、例えば通常のテ
レビジョンシステムに接続して使用するようにもでき
る。
【0033】次に、本実施例の情報供給システムの動作
について説明する。まず、情報出力端末20の利用者
が、入力装置43を操作して所望の外部出力用情報の供
給を要求すると、中央制御装置41はこの情報の送出要
求をモデム57を通し、伝送路90を介して情報供給装
置10に送信する。例えば、入力装置43を操作して映
画の識別番号を入力し、情報供給の要求を送信する。
【0034】一方、情報供給装置10では、情報供給制
御装置1がヘッドアンプ7及びモデム2を通してこの要
求を受信する。次に、情報供給制御装置1は、指定され
た外部出力用情報を情報記憶装置3から読み出し、タイ
ムスロットスイッチ11側へ転送するように読出装置4
に指示する。そして、情報供給装置10は、例えばその
外部出力用情報を第1の情報供給系統を介して供給する
場合には、タイムスロットスイッチ制御部13によって
経路を調整する。すなわち、読出装置4が、該当する外
部出力用情報(つまりその要求のあった情報出力端末2
0に対して供給すべき外部出力用情報)を情報記憶装置
3から読み出した場合には、それが所定の情報供給系統
に分配されるように、タイムスロットスイッチ制御部1
3を介してタイムスロットスイッチ11の行き先をTS
1に切り替えるのである。
【0035】この制御がより明確になるように、例えば
4つの別々の情報出力端末20からそれぞれ外部出力情
報A〜Dが要求された場合の供給制御について説明す
る。情報供給制御装置1は、例えば情報A〜Dをそれぞ
れ第1〜第4の情報供給系統を介して供給すると決定
し、読出装置4とタイムスロットスイッチ制御部13に
指示を送る。すなわち、この指示によって読出装置4
は、外部出力用情報をA→B→C→Dの順番で所定単位
で読み出して転送する。一方、タイムスロットスイッチ
制御部13は、タイムスロットスイッチ11に対して、
所定時間毎にTS1→TS2→TS3→TS4と経路が
サイクリックに切り替わるように制御する。この両者の
タイミングが取られないと、読み出された情報が適正な
情報供給系統に供給されないので、タイムスロットスイ
ッチ制御部13から読出装置4に対してはアドレス制御
がされる。このアドレス制御によって、情報記憶装置3
から読み出された情報は、供給されるべき情報供給系統
に適正に供給されることとなる。
【0036】この制御結果を図3(A)のタイムチャー
トに示す。なお、図3(A)中の「T」は所定の1周期
を示すものであり、絶対時間を示すものではない。タイ
ムスロットスイッチ制御部13は、タイムスロットスイ
ッチ11に対して、(1/4)T毎にTS1→TS2→
TS3→TS4と経路がサイクリックに切り替わるよう
に制御する。そして、0〜(1/4)Tの期間において
は、読出装置4によって情報記憶装置3から読み出され
た外部出力用情報Aを構成する所定単位の情報A1〜A
4がTS1に供給され、第1の情報供給系統の緩衝メモ
リ12に一時蓄えられる。続く(1/4)T〜(2/
4)Tの期間においては、読出装置4によって情報記憶
装置3から読み出された外部出力用情報Bを構成するB
1〜B4がTS2に供給される。同様に、(2/4)T
〜(3/4)Tの期間においては、外部出力用情報Cを
構成するC1〜C4がTS3に供給され、(3/4)T
〜Tの期間においては、外部出力用情報Dを構成するD
1〜D4がTS4に供給される。
【0037】次のT〜(5/4)Tの期間においては、
また経路がTS1側に切り替わるので、この期間は、外
部出力用情報Aの次の所定単位の情報A5〜A8がTS
1に供給される。同様に、外部出力用情報Bの次の所定
単位の情報B5〜B8がTS2に、外部出力用情報Cの
次の所定単位の情報C5〜C8がTS3に、外部出力用
情報Dの次の所定単位の情報D5〜D8がTS4に、
(1/4)T毎に順次供給される。
【0038】なお、第1〜第4の各情報供給系統に供給
された外部出力用情報は緩衝メモリ12に一時蓄えられ
た後は、所定の読出速度でデコーダ5によって読み出さ
れてデコードされ、変調器6、ヘッドアンプ7を介して
伝送路90に送出される。このようにして要求のあった
情報出力端末20に対して外部出力用情報が供給される
のであるが、この供給する速度に対して上記読出装置4
が情報記憶装置3から情報を読み出す速度は速く、この
例の場合には4倍の速度である。したがって、緩衝メモ
リ12に対しては1周期[T]中の(1/4)Tの間し
か情報が供給されないが、デコーダ5が読み出す速度は
通常通りになっているので、結果として連続的に外部出
力用情報が供給されることとなる。
【0039】このように、本実施の情報供給装置10に
よれば、読出装置4が情報記憶装置3から外部出力用情
報A〜Dを順次読み出し、その順次読み出した外部出力
用情報A〜Dをそれぞれ第1〜第4の情報供給系統に対
して時分割で分配するため、情報記憶装置3を一つ備え
るだけで、4種類の外部出力用情報A〜Dを4つの情報
供給系統より並行して情報出力端末20側に供給するこ
とができる。
【0040】ここで、図5に示した従来の情報供給装置
110との対比をしてみる。従来の場合には、4つの情
報供給系統の各々に対して情報記憶装置103が必要で
あり、重複した外部出力用情報を記憶しなければならな
かった。つまり、4つの情報記憶装置103がそれぞ
れ、外部出力用情報A〜Dをすべて記憶している必要が
ある。その情報の読出・供給の例として、図3(B)の
タイムチャートを参照してさらに説明する。なお、図3
(B)中の「T」も所定の1周期を示すものであり、絶
対時間を示すものではない。また、本実施例の場合の制
御結果である図3(A)との比較が容易になるように同
じ周期[T]で示し、1周期内においてどのような情報
の読み出しがなされるかを示した。
【0041】図5に示す従来の場合には、各情報供給系
統において、要求のあった情報出力端末120に対して
外部出力用情報を供給する速度で、読出装置104が情
報記憶装置103から情報を読み出す。したがって、図
3(B)に示すように、第1の情報供給系統の読出装置
(以下、単に第1の読出装置と称す。)103は(1/
4)T毎に順次A1→A2→A3→A4→A5→A6→
……と連続的に読み出していく。同様に、第2の読出装
置104は(1/4)T毎に順次B1→B2→B3→B
4→B5→B6→……と連続的に読み出していく。
【0042】このように、例えば4つの情報供給系統か
ら並行して外部出力用情報A〜Dを供給するためには、
図3(B)からも判るように、4つの情報記憶装置10
3から個別に情報を読み出す必要がある。それに対し
て、本実施例の場合には、図3(A)からも判るよう
に、複数の情報を並行して読み出す必要がなく、順番に
読み出す方式でも、1周期[T]内には4つ情報供給系
統から所定分の外部出力用情報A〜Dを供給可能であ
る。そのため、情報記憶装置3や読出装置4が一つでも
対処できるのである。
【0043】もちろん、上記実施例では情報供給系統を
4つとして説明したが、情報供給系統が非常に多くなっ
た場合には、それらを2以上のグループに分けて、各グ
ループ毎に情報記憶装置3、読出装置4及び分配手段と
してのタイムスロットスイッチ11、タイムスロットス
イッチ制御部13を備えるようにしてもよい。その場合
にでも、各グループについて考えると、情報記憶装置3
が一つでありながら、複数の情報供給系統より並行して
外部出力用情報を供給できるのである。
【0044】このように、本実施例の情報供給装置10
によれば、情報供給系統毎に情報記憶装置3を備えなく
てもよくなり、全体として情報記憶装置3の数を減少さ
せ、情報供給装置10における情報記憶総量を少なくす
ることができる。これは小型化あるいはコストダウンの
点でも有利である。
【0045】なお、図3(A)においては、4つの情報
供給系統から供給する外部出力用情報がそれぞれ別々の
A〜Dとして説明したが、重複していてもよい。例えば
同じ外部出力用情報Aであっても複数の情報供給系統を
介して供給する場合もあるからである。現実的にも、同
じ映画が複数の情報出力端末20から要求されることも
ある。それも同時に供給する場合だけでなく、ある情報
出力端末20に対してその映画用情報の供給を開始し、
まだ供給が続いている最中に、別の情報出力端末20に
対して同じ映画用の情報の供給を開始する場合もある。
つまり、時間差で同じ情報を供給する場合もある。
【0046】次に別実施例について説明する。図4は、
別実施例の情報供給装置10aを備えた情報供給システ
ムの概略構成を示すブロック図である。図1に示した実
施例の場合と同様の構成については同じ符号を付して詳
しい説明は省略する。図1に示した実施例の場合には、
各情報供給系統が緩衝メモリ12、デコーダ5及び変調
器6を備えていたが、本別実施例の場合には、ネットワ
ークインターフェース(I/F)15を備えているだけ
である。
【0047】一方、情報出力端末21は、緩衝メモリ2
3、デコーダ24、ユーザI/F25を備えており、各
ネットワークI/F15から供給される外部出力用情報
は情報出力端末21の緩衝メモリ23に一時蓄えられる
ように構成されている。この場合も、読出装置4が情報
記憶装置3から外部出力用情報を読み出して各情報供給
系統に分配する場合には、図3(A)に示したようにな
されるのであるが、情報供給系統は緩衝メモリを備えて
いないので、ネットワークI/Fからはその読み出され
たタイミングで情報出力端末21側に供給される。その
代わり、情報出力端末21が緩衝メモリ23を備えてい
るので、この緩衝メモリ23で一旦蓄えられ、情報出力
端末21での所定の読出速度でデコードされて使用され
ることとなる。したがって、情報出力端末21での再生
は何等問題なく実行される。このように、情報出力端末
21が緩衝メモリ23を備えるようにすれば、図5に示
す情報供給装置10aにおいては備えなくても構わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の情報供給装置を備えた情報供給シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例の情報供給端末の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 (A)は実施例の情報供給装置における複数
の情報供給系統への分配方法の説明図、(B)は従来の
情報供給装置における複数の情報供給系統への分配方法
の説明図である。
【図4】 別実施例の情報供給装置を備えた情報供給シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の情報供給装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…情報供給制御装置 2…モデム 3…情報記憶装置 4…読出装置 5…デコーダ 6…変調器 7…ヘッドアンプ 8…バス 10,10a…情報供給装置 11…タイムスロ
ットスイッチ 12…緩衝メモリ 13…タイムスロ
ットスイッチ制御部 20,21…情報出力端末 23…緩衝メモリ 24…デコーダ 41…中央制御装
置 43…入力装置 47…アンプ 49…スピーカ 53…モニタテレ
ビ 57…モデム 59…チューナ 90…伝送路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報や音声情報等から構成される外
    部出力用情報を記憶する情報記憶手段を備え、外部出力
    を実行する情報出力端末側に対して前記外部出力用情報
    を供給するための情報供給装置であって、 前記外部出力用情報を前記情報出力端末側に対して供給
    するための複数の情報供給系統と、 前記情報記憶手段から前記外部出力用情報を順次読み出
    す読出手段と、 該読出手段によって前記情報記憶手段から順次読み出し
    た前記外部出力用情報を、それぞれ別個の前記情報供給
    系統に対して時分割で分配する分配手段とを備えること
    によって、前記外部出力用情報を前記複数の情報供給系
    統より並行して前記情報出力端末側に供給可能に構成し
    たことを特徴とする情報供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報供給装置におい
    て、 前記外部出力用情報はデジタルデータ化された状態で前
    記情報記憶手段に記憶されており、 前記読出手段は、前記情報記憶手段から前記外部出力用
    情報を所定単位で順次読み出し、前記分配手段は、その
    所定単位で順次読み出した前記外部出力用情報を、それ
    ぞれ別個の情報供給系統に対して時分割で分配するよう
    にされていることを特徴とする情報供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報供給装置におい
    て、 前記情報記憶手段には複数種類の外部出力用情報が記憶
    されており、 前記読出手段は、供給対象の複数の外部出力用情報を、
    所定の順番に従って所定単位で順次読み出し、前記分配
    手段は、その読み出した所定単位の外部出力用情報を、
    それぞれ対応する別個の情報供給系統に対して時分割で
    分配するようにされていることを特徴とする情報供給装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の情報供給装
    置において、 前記情報供給系統は、前記分配手段によって分配された
    外部出力用情報を一時記憶する緩衝メモリを備えてお
    り、該緩衝メモリから所定の読出速度で外部出力用情報
    を読み出して前記情報出力端末側に供給するように構成
    されていることを特徴とする情報供給装置。
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