JPH0966481A - ロボット動作評価方法及びロボット動作の評価支援装置 - Google Patents

ロボット動作評価方法及びロボット動作の評価支援装置

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JPH0966481A
JPH0966481A JP22504495A JP22504495A JPH0966481A JP H0966481 A JPH0966481 A JP H0966481A JP 22504495 A JP22504495 A JP 22504495A JP 22504495 A JP22504495 A JP 22504495A JP H0966481 A JPH0966481 A JP H0966481A
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point
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Satoshi Iwaki
敏 岩城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットにトラッキング作業をさせるに当た
り、マニピュレータの好適な作業位置及び作業姿勢を容
易に決定することができるロボット動作評価方法及びこ
れを用いたロボット動作の評価支援装置を提供する。 【解決手段】トラック経路2の上の任意の点oにおける
接線ベクトルdと該点で定義される可操作楕円体4との
交点Cとの距離を示す第1の要因係数p1 と、ロボット
1の各関節に対して、可動限界端点で0、可動範囲中心
で1をとり当該端点までの距離に関する単調減少関数を
示す第2の要因係数p2 と、ロボットの可到達領域を超
える時に0でそれ以外の時に1を示す第3の要因係数p
3 との積で表したトラッキング性能指数pt を求め、当
該トラッキング性能指数pt が大であるほど当該ロボッ
トのトラッキング作業が望ましい姿勢であると判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットにトラッ
キング作業をさせるに当たり、マニピュレータの好適な
作業位置及び作業姿勢を容易に決定することができるロ
ボット動作評価方法及びこれを用いたロボット動作の評
価支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロボットを用いて、アーク溶接、ばり取
り、シーリング等の作業を行う場合、アーム先端に取付
けられた手先効果器(エンドエフェクタ)を与えられた
ワーク経路に沿って連続的に倣わせるトラッキング作業
が必要となる。トラッキング作業においては、与えられ
た経路情報だけでは必ずしも全ての手先自由度を決定す
ることができない。例えば、アーク溶接における溶接棒
周りの回転自由度、ばり取り用回転工具の回転自由度、
シーリング作業におけるシーラー周りの回転自由度など
は経路情報と本来相関がなく、経路と別な観点から決定
しなければならない。
【0003】また、複数のロボットにより一つのワーク
を扱う作業においては、ワーク上の経路全体のうち、そ
れぞれのロボットがトラックすべき分担範囲を何らかの
方法で決定しなければならない。
【0004】このような問題を解決するには、ロボット
の作業姿勢の優劣を判断することが重要となる。従来よ
り、ロボットの作業姿勢の優劣を判断する方法として、
種々の手法が提案されているが、大別して次の3種類の
手法例に分けられる。
【0005】第1の手法例は、エンドエフェクタの操作
のし易さという観点から、関節速度からエンドエフェク
タ速度までのヤコビアンにより決まる可操作性楕円体を
導き、その体積を可操作度として定義し、これを姿勢評
価の指標にしてロボットの作業姿勢の優劣を判断する
(T. Yoshikawa, "Manipulability of Robotic Mechani
sm", Int. Jour. of Robotics Research, Vol. 4, No.
2, 1985 参照)。
【0006】第2の手法例は、マニピュレータの関節速
度の決定の際、与えられたエンドエフェクタの速度をヤ
コビアンの一般化逆行列を用いて分解し、その不定解を
様々な観点から最適化してロボットの姿勢の優劣を判断
する[(A. Kumar and K. J.Waldron, "The Workspace
of a Mechanical Manipulator", ASME Jour. of Mechan
ical Design, 103, p.665-672, 1981)、(D. C. M. Ya
ng and T. W. Lee, "Heuristic Combinational Optimiz
ation in the Design of Manipulator Workspace", IEE
E Trans., SMC-14, 4, P. 571-580, 1984)、(H. Hana
fusa and T.Yoshikawa and Y. Nakamura, "Analysis an
d Control of Articulated Robot Armswith Redundanc
y", Prep. 8th IFAC World Congrees, XIV, p.78-83, 1
981)等参照]。
【0007】第3の手法例は、手先から障害物までの距
離を評価指標に取り入れることにより、衝突回避を考慮
してロボットの作業姿勢の優劣を判断する(O. Khatib
andJ. F. Le Maitre, "Dynamic Control of Manipulato
rs Operating in a ComplexEnvironment", Proc. 3rd I
nt. CISM-IFToMM Symp. p.267-282, 1978 参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の手法例では、いずれもエンドエフェクタの運動を特
定の方向に規定せずに、作業空間内で全方向に対して当
方であることを前提として、ロボットの作業姿勢の優劣
を判断している。よって、特定の与えられた経路を連続
的に倣うための最適性という観点が欠けている。しかも
ロボットの可動範囲等の問題が考慮されていないので、
トラッキング作業への直接的な適用が困難であった。
【0009】したがって、従来、生産現場でのトラッキ
ング作業の動作計画という作業は、ロボットオペレータ
の勘と経験にのみ頼らざるを得ず、これが非常に時間と
手間がかかるという問題がある。
【0010】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、マニピ
ュレータの好適な作業位置及び作業姿勢を容易に決定す
ることができ、トラッキング作業でのロボット動作を合
理的に計画できるロボット動作評価方法及びこれを用い
たロボット動作の評価支援装置を提供するものである。
【0011】本発明の第2の目的は、ロボットオペレー
タの負担を軽減することができ、手間がかからず、短時
間でロボットの動作評価を行うことができるロボット動
作評価方法及びこれを用いたロボット動作の評価支援装
置を提供するものである。
【0012】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の記載から自ずと明らかとなろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した課題は、本発明
が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を採用す
ることにより解決され、本発明の目的を達成する。
【0014】すなわち、本発明方法の第1の特徴は、与
えられた経路をロボットがトラックするならい作業にて
データを得、当該データを処理してロボットの動作を評
価するに当たり、トラック経路上の任意の点における接
線ベクトルと該点で定義される可操作楕円体との交点と
の距離を示す第1の要因係数p1 と、ロボットの各関節
に対して、可動限界端点で0、可動範囲中心で1をとり
当該端点までの距離に関する単調減少関数を示す第2の
要因係数p2 と、ロボットの可到達領域を超える時に0
でそれ以外の時に1を示す第3の要因係数p3 との積で
表したトラッキング性能指数pt を求め、当該トラッキ
ング性能指数pt が大であるほど当該ロボットのトラッ
キング作業が望ましい姿勢であると判定してなるロボッ
ト動作評価方法にある。
【0015】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における第1の要因係数p1 が、下記の
式(α)にて算出されてなるロボット動作評価方法にあ
る。
【数5】
【外3】
【0016】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における第2の要因係数p
2 が、下記の式(β)にて算出されてなるロボット動作
評価方法にある。
【数6】
【0017】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴において、ロボットの設
置位置を決定するに当たり、ロボットの設置位置候補点
を複数決めて、それぞれの点に対してロボットのトラッ
キング性能指数pt を得、ロボットがトラッキングする
全域にわたってトラッキング性能指数pt が大きな点を
ロボットの望ましい設置位置として判定してなるロボッ
ト動作評価方法にある。
【0018】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴において、複数の
ロボットに対してワーク作業を分担するに当たり、各ロ
ボットごとにトラッキング性能指数pt とトラック位置
xとの関係を示すpt 曲線を求めるとともに、当該ロボ
ットごとのpt 曲線の交点又は交点近傍領域を望ましい
分担範囲の境界点又は境界領域として判定してなるロボ
ット動作評価方法にある。
【0019】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴において、
ロボットが、アーク溶接作業、ばり取り作業、又はシー
リング作業を行う多関節ロボットであるロボット動作評
価方法にある。
【0020】本発明装置の第1の特徴は、与えられた経
路をロボットがトラックするならい作業にてデータを
得、当該データをコンピュータで処理してロボット動作
の評価を支援するロボット動作評価支援装置において、
トラック経路上の任意の点における接線ベクトルと該点
で定義される可操作楕円体との交点との距離を示す第1
の要因係数p1 、ロボットの各関節に対して、可動限界
端点で0、可動範囲中心で1をとり当該端点までの距離
に関する単調減少関数を示す第2の要因係数p2、及び
ロボットの可到達領域を超える時に0でそれ以外の時に
1を示す第3の要因係数p3 をデータとして取り入れ、
これら3つの要因係数p1 、p2 、p3 の積で表したト
ラッキング性能指数pt を求める演算手段と、前記トラ
ッキング性能指数pt とトラック位置xとの関係を示す
t 曲線を、ロボット動作の評価情報として出力表示す
る出力手段と、を備えてなるロボット動作の評価支援装
置にある。
【0021】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における第1の要因係数p1 が、下記の
式(α)にて算出してなるロボット動作の評価支援装置
にある。
【数7】
【外4】
【0022】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1又は第2の特徴における第2の要因係数p
2 が、下記の式(β)にて算出してなるロボット動作の
評価支援装置にある。
【数8】
【0023】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴におけるロボットが、ア
ーク溶接作業、ばり取り作業、又はシーリング作業を行
う多関節ロボットであるロボット動作の評価支援装置に
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
を実施する上で重要となるトラッキング性能指数につい
て、より詳細に説明する。図1はトラッキング作業を行
う一般的なロボットと与えられた経路を模式的に表し、
図2は経路上の点oで定義される可操作性楕円体と点o
での単位接線ベクトルを表している。
【0025】[トラッキング性能指数の説明]本発明で
は、図1に示すように、ロボット1によるトラッキング
作業の際、トラック経路2の上の任意の点において、以
下の項目を直接評価する。
【0026】(a)特異姿勢 与えられた経路2の上の開始点Sから終了点Gまで連続
的に、その経路2の接線方向の動作を実現するに当た
り、適当な運動自由度を、常に手先が保持しうるような
ロボット姿勢を取り続ける必要がある。これは、特異姿
勢を回避する問題と関係する。
【0027】(b)トラッキングのし易さ 手先効果器(エンドエフェクタ)3の運動のしやすさは
ロボット1の姿勢に依存する。したがって、トラッキン
グ作業においては、経路2の上の任意の点において、経
路接線方向に手先を運動させ易い姿勢を確保することが
重要となる。
【0028】(c)可動範囲 可動範囲の限界点に近づくに連れ障害物等との衝突の危
険性が増大する。したがって、可動範囲の限界点までの
距離(例えば、関節の回転角度)を考慮することが重要
となる。
【0029】(d)可到達範囲 ロボット1の可到達範囲を越えた場合には、作業自体が
不可能となる。したがって、ロボット1の可到達範囲を
越えるか否かは、ロボット1の設置位置の適否判断で重
要となる。
【0030】続いて、前記条件(a)〜(d)の評価指
標を定式化するに当たり、一般的なロボットの運動学的
関係と、与えられた経路2の上の任意の点における接線
方向ベクトルdとを定義する。
【0031】[ロボットの運動学的関係]
【外5】
【外6】
【0032】
【数9】 [(3)式の導出]
【外7】
【0033】
【数10】
【外8】
【0034】
【数11】
【0035】前式(a1)と(a3)の連立方程式の解
より、座標中心oから交点Cまでの距離p1 は以下の式
(a4)にて求められる。
【数12】
【外9】
【0036】以上の準備のもと、上記の条件(a)〜
(d)は以下の通り定式化される。(a)及び(b)は
同時に、p1 自体により直接評価する。すなわち、式
(3)より、最小特異値σm が0に近づくほど、つまり
ロボットが特異姿勢に近づくに従ってp1 は小さくな
る。なお、p1 は図2に示すように、可操作楕円体4を
貫く距離そのものである。
【0037】(c)はロボット1の各関節に対して、可
動限界端点で0、可動範囲中心で1を取り、端点までの
距離に関する単調減少な関数を導入する。これにより、
衝突に対する安全率が考慮できる。一例として式(4)
にp2 を示す。
【0038】
【数13】 ここでai 、bi は関数の形状を変えるための適当な定
数であり、ai は大きく設定することにより可動範囲が
大きくなり、bi は大きく設定することにより関数の立
ち上がりが緩やかになる。なお、図3に式(4)の曲線
例を示す。
【0039】(d)は要因係数p3 を用いて以下のごと
く表現できる。
【数14】 すなわち、可到達領域を越えるとき、逆運動学の解が存
在せず、キネマチクスエラーとなるので、この時p3
0とする。それ以外つまり可到達領域範囲内の時は1を
与える。このように要因係数を指定することにより可到
達領域のチェックが可能となる。
【0040】以上説明したことを考慮すると、前記条件
(a)〜(d)を同時に考慮可能な指標のひとつは式
(5)に示すようにp1 からp3 までの積であり、これ
が最も自然でかつ合理的である。 pt = p1 ・p2 ・p3 …(5) ここで、pt をトラッキング性能指数と定義する。pt
は大きいほどロボット1のトラッキング作業が望ましい
姿勢であると判定される。
【0041】
【実施例】以下、本発明をその装置例及び方法例に基づ
いて、より詳細に説明する。 (装置例)本装置例に係るロボット動作の評価支援装置
は、図を省略したが、与えられた経路をロボット1がト
ラックするならい作業にてデータを得、このデータを演
算処理等するコンピュータと、演算処理結果をオペレー
タに知らせるための主力手段としてのモニタ及びプリン
タとを備えている。ロボット1は、例えば、アーク溶接
作業、ばり取り作業、又はシーリング作業を行う多関節
ロボットである。
【0042】コンピュータはトラッキング性能指数pt
を算出する働きをし、モニタ及びプリンタはトラッキン
グ性能指数pt とトラック位置xとの関係を示すpt
線を、ロボット動作の評価情報として出力表示する働き
をする。
【0043】続いて、上記装置例に係るロボット動作の
評価支援装置を用いて、幾つかのロボット動作計画問題
を具体的に解決する方法例について説明する。なお、以
下の方法例で用いるロボット1は、便宜上、手先H、第
1の腕1a、第1の関節1b、第2の腕2a及び第2の
関節2bからなる2自由度のアーム型ロボットとする。
【0044】(方法例1)本方法例はロボット1の設定
位置候補座標A点(0,1)、B点(0.2,0.8)
から望ましい設置位置を決定することを目的とする。図
4に示すように、ロボット1による作業経路Tが直線経
路である場合、設定位置候補 A点、B点にそれぞれロ
ボット1を設置し、それぞれ別個にトラック開始点Sか
ら終了点Gまでのトラッキング性能指数pt 曲線をコン
ピュータにて算出し、これをモニタ又はプリンタに出力
表示する。
【0045】この出力表示は、例えば、図5のようにな
る。この場合、ほぼ全域に渡ってpt が大きい方が望ま
しいロボット1の設置位置と決定する。したがって、本
方法例ではA点がB点よりも望ましいという評価判定が
得られた。
【0046】(方法例2)本方法例は2つのロボットM
1、M2を用いてワークを行うに当たり、トラッキング
する望ましい分担範囲を決定することを目的とする。図
6に示すように、第1及び第2のロボットM1、M2に
よる作業経路Tが直線経路である場合、第1のロボット
M1を座標(0,0.5)、第2のロボットM2を座標
(1,0.5)に設置し、それぞれトラック開始点Sか
ら終了点Gまでのpt 曲線pt1、pt2をコンピュータに
て算出し、これをモニタ又はプリンタに出力表示する。
【0047】この出力表示は、例えば、図7のようにな
る。この場合、各ロボットごとのpt 曲線pt1、pt2
交点又は交点近傍領域を望ましい分担範囲の境界点又は
境界領域として決定する。本方法例では、トラックの開
始点Sから中心oまでは第1のロボットM1、中心oか
ら終了点Gまでは第2のロボットM2が担当すべきであ
るという、極めて直感と一致する評価判定が得られた。
【0048】以上本発明の代表的な装置例及び方法例に
ついて説明したが、本発明は必ずしもこれらの装置例の
手段及び方法例の手法だけに限定されるものではなく、
本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲
内において適宜変更して実施することができるものであ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ボットにトラッキング作業をさせるに当たり、マニピュ
レータの好適な作業位置及び作業姿勢を決定するのに必
要なロボットの動作評価情報を容易に得ることができ
る。したがって、熟練ロボットオペレータの助けを借り
ずに、だれでも容易にロボット動作計画を立てることが
でき、結果として、ロボットの作業効率を向上させるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にて、トラッキング作業を行う一般的な
ロボットと、与えられた経路とを模式的に表した説明図
である。
【図2】本発明における第1の要因数p1 の算出方法を
説明するのに用いる、経路2の上の点oで定義される可
操作性楕円体4と点oでの単位接線ベクトルを表した図
である。
【図3】式(4)の関数をグラフ化した一例図である。
【図4】本発明の第1方法例にて、設定位置候補 A
点、B点にそれぞれロボットを設置して直線経路をトラ
ックする例を示した説明図である。
【図5】同上の方法例にて得られた2つのpt 曲線を示
す曲線図である。
【図6】本発明の第2方法例にて、第1及び第2のロボ
ットM1、M2が直線経路をトラックする例を示した説
明図である。
【図7】同上の方法例にて得られた2つのpt 曲線及び
ロボット分担範囲を示す曲線図である。
【符号の説明】
1、M1、M2…ロボット 1a、2a…腕(ロボット) 1b、2b…関節(ロボット) 2、T…経路 3…手先効果器(エンドエフェクタ) 4…可操作性楕円体 H…手先 Pt …トラッキング性能指数

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられた経路をロボットがトラックする
    ならい作業にてデータを得、当該データを処理してロボ
    ットの動作を評価するに当たり、 トラック経路上の任意の点における接線ベクトルと該点
    で定義される可操作楕円体との交点との距離を示す第1
    の要因係数p1 と、ロボットの各関節に対して、可動限
    界端点で0、可動範囲中心で1をとり当該端点までの距
    離に関する単調減少関数を示す第2の要因係数p2 と、
    ロボットの可到達領域を超える時に0でそれ以外の時に
    1を示す第3の要因係数p3 との積で表したトラッキン
    グ性能指数pt を求め、当該トラッキング性能指数pt
    が大であるほど当該ロボットのトラッキング作業が望ま
    しい姿勢であると判定する、 ことを特徴とするロボット動作評価方法。
  2. 【請求項2】第1の要因係数p1 は、 下記の式(α)にて算出する、 ことを特徴とする請求項1に記載のロボット動作評価方
    法。 【数1】 【外1】
  3. 【請求項3】第2の要因係数p2 は、 下記の式(β)にて算出する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット動作
    評価方法。 【数2】
  4. 【請求項4】ロボットの設置位置を決定するに当たり、
    ロボットの設置位置候補点を複数決めて、それぞれの点
    に対してロボットのトラッキング性能指数pt を得、ロ
    ボットがトラッキングする全域にわたってトラッキング
    性能指数ptが大きな点をロボットの望ましい設置位置
    として判定する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロボット
    動作評価方法。
  5. 【請求項5】複数のロボットに対してワーク作業を分担
    するに当たり、各ロボットごとにトラッキング性能指数
    t とトラック位置xとの関係を示すpt 曲線を求める
    とともに、当該ロボットごとのpt 曲線の交点又は交点
    近傍領域を望ましい分担範囲の境界点又は境界領域とし
    て判定する、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のロボ
    ット動作評価方法。
  6. 【請求項6】ロボットは、 アーク溶接作業、ばり取り作業、又はシーリング作業を
    行う多関節ロボットである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    ロボット動作評価方法。
  7. 【請求項7】与えられた経路をロボットがトラックする
    ならい作業にてデータを得、当該データをコンピュータ
    で処理してロボット動作の評価を支援するロボット動作
    評価支援装置において、 トラック経路上の任意の点における接線ベクトルと該点
    で定義される可操作楕円体との交点との距離を示す第1
    の要因係数p1 、ロボットの各関節に対して、可動限界
    端点で0、可動範囲中心で1をとり当該端点までの距離
    に関する単調減少関数を示す第2の要因係数p2 、及び
    ロボットの可到達領域を超える時に0でそれ以外の時に
    1を示す第3の要因係数p3 をデータとして取り入れ、
    これら3つの要因係数p1 、p2 、p3 の積で表したト
    ラッキング性能指数pt を求める演算手段と、 前記トラッキング性能指数pt とトラック位置xとの関
    係を示すpt 曲線を、ロボット動作の評価情報として出
    力表示する出力手段と、を備えた、 ことを特徴とするロボット動作の評価支援装置。
  8. 【請求項8】第1の要因係数p1 は、 下記の式(α)にて算出する、 ことを特徴とする請求項7に記載のロボット動作の評価
    支援装置。 【数3】 【外2】
  9. 【請求項9】第2の要因係数p2 は、 下記の式(β)にて算出する、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載のロボット動作
    の評価支援装置。 【数4】
  10. 【請求項10】ロボットは、 アーク溶接作業、ばり取り作業、又はシーリング作業を
    行う多関節ロボットである、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載のロボット
    動作の評価支援装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290223A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Motor Corp ロボットの設置位置決定装置及びロボットの設置位置決定方法
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