JPH0964396A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JPH0964396A
JPH0964396A JP7214575A JP21457595A JPH0964396A JP H0964396 A JPH0964396 A JP H0964396A JP 7214575 A JP7214575 A JP 7214575A JP 21457595 A JP21457595 A JP 21457595A JP H0964396 A JPH0964396 A JP H0964396A
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JP
Japan
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solar cell
film
cell element
cell module
conductive
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JP7214575A
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Masashi Kano
正史 加納
Toshihiro Kondo
俊裕 近藤
Atsushi Hasegawa
淳 長谷川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S20/00Supporting structures for PV modules
    • H02S20/20Supporting structures directly fixed to an immovable object
    • H02S20/22Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings
    • H02S20/23Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings specially adapted for roof structures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 太陽電池素子4の表面に導電性を有する
透光性フィルム5を、又、裏面に導電性を有するフィル
ム6をそれぞれ付着させた太陽電池を、透光性ガラス板
2と不燃性バック材3との間に設け、周縁部をシール材
9で水密にシールした太陽電池モジュール1。 【効果】 電極形成が太陽電池素子4の表面に導電性を
有する透光性フィルム5を付着させ、裏面に導電性を有
するフィルム6を付着させるだけでよいから、極めて簡
単に電極を形成させることができる。又、表面が透光性
ガラス板2で、裏面が不燃性バック材3であるから、燃
え難く、従って、屋根に取り付けることができる。又、
不燃性バック材3をセラミック板や金属板にすると、両
方とも熱伝導性に優れているから、太陽電池素子4が裏
側から冷却され、発電効率が低下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
に関する。特に、建物の屋根に取り付けて発電するとき
に好適な太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、太陽電池モジュールは排気ガス、
放射線等の公害を発生することなく発電できるので、ク
リーンエネルギーとして注目されている。従って、最
近、この太陽電池モジュールを建物の屋根等に取り付け
て発電し、建物内における電力に使用することが可能と
なってきた。この太陽電池モジュールとしては、従来、
種々な構造が知られている。例えば、特開平5−299
686号公報記載あるように、ガラス板からなる表面カ
バーと裏面カバーとの間に太陽電池を設け、この中に乾
燥剤を設けたものが知られている。又、表面カバーをガ
ラス製の瓦にした太陽電池モジュールが特開5−534
4号公報に記載されている。
【0003】しかし、上記公報記載の太陽電池モジュー
ルには電極形成については記載がない。この電極形成に
ついては、「太陽電池ハンドブック」P49〜 (昭和
60年7月30日、初版第1刷発行、編者 電気学会
太陽電池調査専門委員会、発行所 電気学会、発売元
株式会社 コロナ社)に記載あるように、蒸着法、メッ
キ法、印刷法等が知られている。蒸着法は、高効率の太
陽電池を得る方法として従来広く採用されてきた方法
で、真空容器の中に太陽電池素子を入れ、この真空容器
の中でNi、Ag、Ti、Pb、Al等の金属を加熱し
蒸発させて、この金属を太陽電池素子の電極部分に蒸着
させる方法である。n形SiにはTi−Agがよく使用
さている。又、p形SiにはAlがよく使用されてい
る。
【0004】メッキ法は、Niの無電解メッキ法が最も
一般的に使用されている。Niのメッキ法の場合、Si
基板の表面に生ずる酸化膜のために、接着力や良好なオ
ーミック接触を得難いという問題が存在する。この解決
方法として、Pdの中間層をSi表面とNi層の中間に
形成させて、PdSiを熱処理により形成する方法が開
発された。その後、PdのメッキなしでもNiの無電解
メッキを行い、その後に300℃の温度でシンターを行
うことによって良好なオーミック接触と強度が得られる
ことが報告されている。
【0005】印刷法による電極形成法は、前面の電極に
Ag粉末とガラスフリットを有機バインダと混合して作
成したペーストをスクリーン印刷機で印刷してパターン
を形成させた後、シンターするものである。更に、p面
オーミックス接触を得るために、Alペーストの印刷を
裏面に行い焼成を行う。更に、リード線の結線のために
半田付け可能なAgペーストをAl電極の上に印刷焼成
する場合もある。この印刷法による電極形成法は、非常
に生産性に富み、自動化しやすく、且つ、材料の使用効
率も優れているという特徴がある。その他、ミッドフィ
ルム法、BSF法等があるが、余り採用されてない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蒸着法では、
良好な接触を得るために、スクリーン印刷機で印刷した
後、555℃〜600℃で5分〜30分シンターする必
要があるが、長時間、高温でシンターした場合、シャン
ト抵抗が低くなる恐れがあり注意する必要がある。又、
この方法では、真空容器の中で金属を蒸発させる工程が
バッチ式で生産性が悪いこと、電極以外の場所に金属が
蒸着し材料収率が低いという欠点がある。メッキ法によ
る電極形成では、パターン形成のために、メッキレジス
トマスクを使用する必要があること、マスキングプロセ
スを必要とすること、量産時に、安定した液の管理を行
う必要があること等が問題である。
【0007】又、印刷法は量産に富むという利点がある
が、まだコスト的に高いAg系が主流で、この点の検討
が今後必要とされる。いずれにしても、電極形成は、操
作が煩雑で良好な電極を形成させるためには細心の注意
が必要であるという問題がある。一方、この太陽電池モ
ジュールを屋根に取り付ける場合には、耐火性能の良い
ことが必要である。そこで、本発明の目的は電極が簡単
に形成させることができる太陽電池モジュールを提供す
ることである。本発明の他の目的は電極が簡単に形成さ
せることができ、且つ、屋根の上に好適に取り付けるこ
とができる太陽電池モジュールを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、太陽電池素子の表面に透光導電性フィルムが、又、
裏面に導電性フィルムがそれぞれ付着された太陽電池
が、透光性基板と不燃性バック材との間に、表面側を透
光ガラス板方向に向けて設けられ、透光性基板の周縁部
と不燃性バック材の周縁部とがシール材で水密にシール
されているものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の太
陽電池モジュールであって、透光性基板がガラス板であ
り、不燃性バック材がセラミック板であるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の太陽電池モジュ
ールであって、透光性基板がガラス板であり、不燃性バ
ック材が金属板であるものである。本発明に使用する太
陽電池とは、従来知られている単結晶型太陽電池、多結
晶型太陽電池、アモルファス型太陽電池、化合物半導体
からなる太陽電池等をいう。
【0010】本発明に使用する透光性基板とは、光を透
過する板状体をいい、無色透明、有色透明なガラス板や
合成樹脂板等や、微細な凹凸を有する前記ガラス板や合
成樹脂板等が使用できる。特に、無色聡明なガラス板が
好適である。本発明に使用する導電性を有する透光性フ
ィルムとは透光性と導電性とを兼ね備え、太陽電池素子
の表面に付着させるもので種々ある。例えば、透光性合
成樹脂フィルムや透光性ゴムフィルム等の透光性フィル
ムの中にアルミニウム粉末や銅粉末等の導電性材料の粉
末を透光を損なわない程度に含ませたものや、透光性フ
ィルムの表面に導電材料をパターン印刷したもの、透光
性フィルムの表面近傍に導線を埋め込んで表面に導線の
一部を顕したもの等がある。
【0011】透光性フィルムの中に導電性材料を含ませ
たものでは、導電性材料を多く含ませると導電性がよく
なり好ましいが透光性が悪くなる。この導電性材料の最
適な含有量は導電性材料の種類によって異なるが、Sn
2 のように透明な導電性材料では多く含有させること
ができるし、アルミニウム粉末や銅粉末等のような不透
明な材料では多く含有させることができない。透明な材
料の場合には、30重量%〜70重量%が好適である
し、不透明な材料の場合には30重量%〜50重量%が
好適である。透光性フィルムの表面に導電材料をパター
ン印刷する方法では、印刷された部分が導電性であり、
印刷されない部分が透光性である。従って、この印刷さ
れる導電材料を必ずしも透光性にする必要がない。そし
て、このパターン印刷した透光性フィルムでは、パター
ン印刷した面を太陽電池素子の表面に当接させて付着さ
せて使用する。更に、印刷インクの中に接着剤を含ませ
ていると導電材料と太陽電池素子との接触が良好になる
ので好ましい。
【0012】本発明に使用する導電性を有するフィルム
とは太陽電池素子の裏面に付着させるものであり、透明
である必要はない。従って、この導電性を有する透光性
フィルムと同じものであってもよいし、不透明なフィル
ムであってもよい。例えば、合成樹脂フィルムやゴムフ
ィルムの中にアルミニウム粉末や銅粉末等の導電性材料
の粉末を含有させたものや、フィルムの表面に導電材料
を設けたもの、アルミニウム箔等がある。本発明におい
ては、この導電性を有する透光性フィルムや導電性を有
するフィルムを太陽電池素子に付着させているが、この
付着させる手段は、単に、接触させてもよいが、強固に
付着させるために導電性接着剤で接着させるとよい。
【0013】又、請求項1記載の不燃性バック材とは、
不燃性材料を透光性基板の裏面に取り付けて、この不燃
性材料と透光性ガラスとの間に太陽電池を入れることが
できるものをいい、特に、太陽電池素子を冷却し易いよ
うに熱伝導度の大きな材料が好ましい。かかる不燃性バ
ック材としては、請求項2記載のような陶磁器板、アル
ミナ板等のセラミック板や、請求項3記載のアルミニウ
ム板等の金属板が好適である。
【0014】(作用)請求項1記載の発明の太陽電池モ
ジュールでは、太陽電池素子の表面に導電性を有する透
光性フィルムが、又、裏面に導電性フィルムがそれぞれ
付着された太陽電池が、透光性基板と不燃性バック材と
の間に、表面を透光性基板方向に向けて設けられ、透光
性基板の周縁部と不燃性バック材の周縁部がシール材で
水密にシールされているから、太陽電池モジュール表面
に照射された太陽光は、表面の透光性基板、導電性を有
する透光性フィルムを透過して太陽電池素子に到る。す
ると、この太陽光により太陽電池素子が発電し、太陽電
池素子の表面と内面との間に電位差が生ずる。
【0015】すると、太陽発電素子の表面には導電性を
有する透光性フィルムが付着され、裏面には導電性を有
するフィルムが付着されているから、太陽電池素子の表
面と裏面に生じた電位差は表面の導電性を有する透光性
フィルムと裏面の導電性を有するフィルムとの間の電位
差となる。従って、この両方のフィルムの電位差を利用
すればよい。本発明では、太陽電池素子の表面に導電性
を有する透光性フィルムを付着させたり、太陽電池素子
の裏面に導電性を有するフィルムを付着させるだけでよ
いので、従来の煩瑣な電極形成に比して極めて簡単であ
り便利である。又、本発明では太陽電池素子が透光性基
板の周縁部と不燃性バック材の周縁部とがシール材で水
密にシールされた中に入れられているから太陽電池素子
が水分に触れることがなく、従って、太陽電池素子が痛
むことがない。
【0016】請求項2記載の発明では、透光性基板がガ
ラス板であり、不燃性バック材がセラミック板である
し、又、請求項3記載の発明では、透光性基板がガラス
板であり、不燃性バック材が金属板であるから、両方と
も耐火性に優れていて、建物の屋根に取り付けることが
できるし、又、熱伝導度が大きいので太陽電池素子が裏
面から冷却されるので、太陽電池素子の発電効率の低下
が少なくなり、屋根に取り付ける太陽電池モジュールと
しては最適である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1は本発明太陽電池モジュールの一実施
例を示すもので、断面を示す説明図である。図において
1は太陽電池モジュールであり、この太陽電池モジュー
ル1は無色透明なガラス板2とアルミナ板からなる箱形
のセラミック板3とが合わされ、このガラス板2の周縁
部とセラミック板3の周縁部とがエポキシ系のシール材
9で水密にシールされ、この中に太陽電池素子4の表面
に導電性を有する透光性フィルム5が、又、裏面に導電
性を有するフィルム6がそれぞれ付着された太陽電池が
挿入され、この太陽電池が接着剤7でセラミック板3に
接着されているものである。
【0018】導電性を有する透光性フィルム5は塩化ビ
ニル樹脂の中に銅粉を40重量%含む組成物をフィルム
状に押し出したものであり、この一面に銅粉を60重量
%含む接着剤をパターン状に塗布し、これを太陽電池素
子4の表面に付着させて使用する。又、導電性を有する
フィルム6は塩化ビニル樹脂の中に60重量%含む組成
物をフィルム状に押し出したものであり、これを銅粉を
60重量%含む接着剤で太陽電池素子4の裏面に付着さ
せて使用する。尚、図示されない2本の導線がそれぞれ
表面の導電性を有する透光性フィルム5と裏面の導電性
を有するフィルムに接続され、この2本の導線がガラス
板2とセラミック板3との間から外側に取り出されてい
る。
【0019】次に、この太陽電池モジュールの製造方法
および使用方法について説明する。太陽電池素子4の裏
面に銅粉を60重量%含む接着剤を塗布し、この太陽電
池素子4を複数枚導電性を有するフィルム6の上に並べ
て付着させ、この太陽電池素子4の上に銅粉を60重量
%含む接着剤をパターン状に塗布した導電性を有する透
光性フィルム5を付着させ、この両方のフィルムに導線
をそれぞれ取り付けて、太陽電池を完成させる。このよ
うに、電極形成は太陽電池素子4の表面に導電性を有す
る透光性フィルム5を付着させたり、太陽電池素子4の
裏面に導電性を有するフィルム6を付着させるだけでよ
いので、従来の煩瑣な電極形成に比して極めて簡単であ
る。
【0020】次に、この太陽電池を箱形のセラミック板
3の底に接着剤7で接着し、乾燥室の中で、このセラミ
ック板3の周縁部にシール材9を塗布し、導性を引き山
車ながら、導電性を有する透光性フィルム5をセラミッ
ク板3の上に載せ、セラミック板3の周縁部と透光性フ
ィルム5の周縁部とをシール材9で水密にシールして、
太陽電池モジュール1を製造する。このようにして製造
した太陽電池モジュール1を屋根の上に取り付けると、
太陽電池モジュール1の表面に照射された太陽光は、透
光性ガラス板2、表面の導電性を有する透光性フィルム
5を透過して太陽電池素子に到る。すると、この太陽光
により太陽電池素子4が発電し、太陽電池素子4の表面
と内面との間に電位差が生ずる。従って、この電位差を
導線で取り出して利用する。
【0021】この太陽電池モジュール1は表面が透明な
ガラス板2であり、裏面がセラミック板3であり、両方
とも耐火性に優れているから、建物の屋根に取り付ける
ことができるし、又、このアルミナ板からなるセラミッ
ク板3は熱伝導度が大きいので太陽電池素子4が裏面か
ら冷却されるので、太陽電池素子の発電効率の低下が少
なくなり、屋根に取り付けて発電するのに適している。
【0022】(実施例2)図2は本発明太陽電池モジュ
ールの他の実施例を示すもので、断面を示す説明図であ
る。図において1aは太陽電池モジュールであり、この
太陽電池モジュール1aは無色透明なガラス板2aとア
ルミニウム板からなる箱形の金属板3aとが合わされ、
このガラス板2aの周縁部と金属3aの周縁部とがエポ
キシ系のシール材で水密にシールされ、この中に太陽電
池素子4aの表面に導電性を有する透光性フィルム5a
が、又、裏面に導電性を有するフィルム6aが付着され
た太陽電池が金属板3aに接着剤7aで接着されて挿入
されたものである。
【0023】導電性を有する透光性フィルム5aは塩化
ビニル樹脂シートからなるフィルムに銅粉を60重量%
と接着剤を10重量%含む印刷インクをパターン状に塗
布したものであり、これを太陽電池素子4の表面に付着
させて使用する。又、導電性を有するフィルム6aはア
ルミニウム箔を塩化ビニル樹脂フィルムに接着されたも
のであり、これをアルミニウム箔面に銅粉を60重量%
含む接着剤を塗布して太陽電池素子4の裏面に付着させ
て使用する。尚、図示されない2本の導線がそれぞれ表
面の導電性を有する透光性フィルム5aと裏面の導電性
を有するフィルム6aに接続され、この2本の導線がガ
ラス板2aと金属板3aとの間から外側に取り出されて
いる。
【0024】次に、この太陽電池モジュールの製造方法
および使用方法について説明する。太陽電池素子4の裏
面に銅粉を60重量%含む接着剤を塗布し、この太陽電
池素子4aを複数枚導電性を有するフィルム6aの上に
並べて付着させ、この太陽電池素子4aの上に導電性を
有する透光性フィルム5aを付着させ、この両方のフィ
ルムに導線をそれぞれ取り付けて、太陽電池を完成させ
る。このように、電極形成が太陽電池素子4aの表面に
導電性を有する透光性フィルム5aを付着させたり、太
陽電池素子4aの裏面に導電性を有するフィルム6aを
付着させるだけでよいので、従来の煩瑣な電極形成に比
して極めて簡単である。
【0025】次に、この太陽電池を箱形の金属板3aの
底に接着剤7aで接着し、乾燥室の中で、この金属板3
aの周縁部にシール材9aを塗布し、導線を引き出しな
がら、導電性を有する透光性フィルム5aを金属板3a
の上に載せ、金属板3aの周縁部と透光性フィルム5a
の周縁部とをシール材9aで水密にシールして、太陽電
池モジュール1aを製造する。このようにして製造した
太陽電池モジュール1aを屋根の上に取り付けると、太
陽電池モジュール1aの表面に照射された太陽光は、透
光性ガラス板2a、表面の導電性を有する透光性フィル
ム5aを透過して太陽電池素子4aに到る。すると、こ
の太陽光により太陽電池素子4aが発電し、太陽電池素
子4aの表面と内面との間に電位差が生ずる。従って、
この電位差を導線で取り出して利用する。
【0026】この太陽電池モジュール1aは表面が透明
なガラス板2であり、裏面が金属板3aであり、両方と
も耐火性に優れているから、建物の屋根に取り付けるこ
とができるし、又、この金属板3aは熱伝導度が大きい
ので太陽電池素子が裏面から冷却されるので、太陽電池
素子4aの発電効率の低下が少なくなり、屋根に取り付
けて発電するのに適している。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明の太陽電池モジュー
ルでは、太陽電池素子の表面に導電性を有する透光性フ
ィルムが、又、裏面に導電性フィルムがそれぞれ付着さ
れた太陽電池が、透光性基板と不燃性バック材との間
に、表面を透光性基板方向に向けて設けられ、透光性基
板の周縁部と不燃性バック材の周縁部がシール材で水密
にシールされているから、太陽電池モジュール表面に照
射された太陽光は、表面の導電性を有する透光性フィル
ムを透過して太陽電池素子に到る。すると、この太陽光
により太陽電池素子が発電し、その結果、太陽電池素子
の表面と裏面に生じた電位差は表面の導電性を有する透
光性フィルムと裏面の導電性を有するフィルムとの間の
電位差となる。従って、この両方のフィルムの電位差を
利用すればよい。
【0028】本発明では、電極形成が太陽電池素子の表
面に導電性を有する透光性フィルムを付着させたり、太
陽電池素子の裏面に導電性を有するフィルムを付着させ
るだけでよいので、従来の煩瑣な電極形成に比して極め
て簡単であり便利である。又、本発明では太陽電池素子
が透光性基板の周縁部と不燃性バック材の周縁部とがシ
ール材で水密にシールされた中に入れられているから、
太陽電池素子が水分に触れることがなく、従って、太陽
電池素子が痛むことがない。
【0029】請求項2記載の発明では、表面が透光性ガ
ラす板であり、裏面がセラミック板であるし、又、請求
項3記載の発明では、表面が透光性ガラス板であり、裏
面が金属板であるから、両面とも耐火性に優れていて、
建築基準法に抵触することなく建物の屋根に取り付ける
ことができる。又、セラミック板や金属板は熱伝導性に
優れていて、太陽発電素子が裏面から冷却されて発電効
率が低下しない。従って、屋根に取り付けて発電するの
に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明太陽電池モジュールの一実施例を示すも
ので、太陽電池モジュールの断面を示す説明図である。
【図2】本発明太陽電池モジュールの他の実施例を示す
もので、太陽電池モジュールの断面を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、1a 太陽電池モジュール 2、2a 透光性基板(ガラス板) 3 不燃性バック材(セラミック板) 3a 不燃性バック材(金属板) 4、4a 太陽電池素子 5、5a 導電性を有する透光性フィルム 6、6a 導電性を有するフィルム 7、7a 接着剤 9、9a シール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池素子の表面に導電性を有する透
    光性フィルムが、又、裏面に導電性を有するフィルムが
    それぞれ付着された太陽電池が、透光性基板と不燃性バ
    ック材との間に、表面を透光性基板方向に向けて設けら
    れ、透光性基板の周縁部と不燃性バック材の周縁部がシ
    ール材で水密にシールされていることを特徴とする太陽
    電池モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の太陽電池モジュールであ
    って、透光性基板がガラス板であり、不燃性バック材が
    セラミック板であることを特徴とする太陽電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の太陽電池モジュールであ
    って、透光性基板がガラス板であり、不燃性バック材が
    金属板であることを特徴とする太陽電池モジュール。
JP7214575A 1995-08-23 1995-08-23 太陽電池モジュール Pending JPH0964396A (ja)

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JP7214575A JPH0964396A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 太陽電池モジュール

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11354819A (ja) * 1998-06-12 1999-12-24 Toyota Autom Loom Works Ltd 太陽電池モジュール
US6437235B1 (en) 1999-03-26 2002-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Solar cell module, solar cell-bearing roof and solar cell power generation system
JP2002368236A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Nippon Kayaku Co Ltd シール剤

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