JPH096331A - 弦楽器のナビゲート装置 - Google Patents
弦楽器のナビゲート装置Info
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- JPH096331A JPH096331A JP7177975A JP17797595A JPH096331A JP H096331 A JPH096331 A JP H096331A JP 7177975 A JP7177975 A JP 7177975A JP 17797595 A JP17797595 A JP 17797595A JP H096331 A JPH096331 A JP H096331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fingerboard
- light
- stringed instrument
- finger board
- operated
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 指板の操作すべき所定位置の全体を発光させ
ることができ、しかも一般の弦楽器のような操作感触が
得られることで、良好に演奏することができるようにす
る。 【構成】 半透明な樹脂からなる指板33における各フ
レット35間の各弦6に対応する箇所全体に対して下側
が開口する凹部38がそれぞれ設けられ、各凹部38内
に発光素子29がそれぞれ配置されている。この場合、
発光素子29からの光は指板33の各凹部38内全体に
照射されて上方に拡散され、指板33の各凹部38に対
応する箇所全体が発光する。したがって、指板33の操
作すべき所定位置の全体を発光させることができる。ま
た、凹部38は指板33の下面に開口し、指板33の上
面は平坦であるので、指を滑らかに動かすことができ、
一般の弦楽器のような操作感触が得られることで、良好
に演奏することができる。
ることができ、しかも一般の弦楽器のような操作感触が
得られることで、良好に演奏することができるようにす
る。 【構成】 半透明な樹脂からなる指板33における各フ
レット35間の各弦6に対応する箇所全体に対して下側
が開口する凹部38がそれぞれ設けられ、各凹部38内
に発光素子29がそれぞれ配置されている。この場合、
発光素子29からの光は指板33の各凹部38内全体に
照射されて上方に拡散され、指板33の各凹部38に対
応する箇所全体が発光する。したがって、指板33の操
作すべき所定位置の全体を発光させることができる。ま
た、凹部38は指板33の下面に開口し、指板33の上
面は平坦であるので、指を滑らかに動かすことができ、
一般の弦楽器のような操作感触が得られることで、良好
に演奏することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は弦楽器のナビゲート装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気ギターには、演奏する曲に
応じて押圧操作すべき所定位置、すなわち指板における
各フレット間の各弦に対応する所定位置を発光させて順
次指示するナビゲート機能を備えたものがある。このよ
うな電気ギターのナビゲート装置の構造には、各フレッ
ト間の各弦に対応する箇所にそれぞれ孔が設けられた指
板を備え、指板下に各孔と対応するLED(発光ダイオ
ード)がそれぞれ配置されたものがある。この場合、L
EDが発光すると、このLEDからの光によって指板の
孔が発光し、これによって操作すべき所定位置を発光さ
せるようになっている。
応じて押圧操作すべき所定位置、すなわち指板における
各フレット間の各弦に対応する所定位置を発光させて順
次指示するナビゲート機能を備えたものがある。このよ
うな電気ギターのナビゲート装置の構造には、各フレッ
ト間の各弦に対応する箇所にそれぞれ孔が設けられた指
板を備え、指板下に各孔と対応するLED(発光ダイオ
ード)がそれぞれ配置されたものがある。この場合、L
EDが発光すると、このLEDからの光によって指板の
孔が発光し、これによって操作すべき所定位置を発光さ
せるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような電気ギターのナビゲート装置では、LEDか
らの光によって指板の孔が発光することにより、操作す
べき指板の所定位置を発光させるので、発光面積を広く
するには孔を大きくする必要があるが、孔を余り大きく
すると指板の強度が低下するなどの不都合が生じること
があるので孔の大きさには限界があり、結果的には操作
すべき指板の所定位置の全体を発光させることが困難で
あるという問題があった。また、指板の上面にはLED
からの光によって発光するための孔が開口しているの
で、指板の上面が凹凸になり、指板やフレットに弦を押
し付けて弾く際、一般のギターのような操作感触が得ら
れず、演奏に違和感があるという問題があった。この発
明の目的は、指板の操作すべき所定位置の全体を発光さ
せることができ、しかも一般の弦楽器のような操作感触
が得られることで、良好に演奏することができる弦楽器
のナビゲート装置を提供することにある。
このような電気ギターのナビゲート装置では、LEDか
らの光によって指板の孔が発光することにより、操作す
べき指板の所定位置を発光させるので、発光面積を広く
するには孔を大きくする必要があるが、孔を余り大きく
すると指板の強度が低下するなどの不都合が生じること
があるので孔の大きさには限界があり、結果的には操作
すべき指板の所定位置の全体を発光させることが困難で
あるという問題があった。また、指板の上面にはLED
からの光によって発光するための孔が開口しているの
で、指板の上面が凹凸になり、指板やフレットに弦を押
し付けて弾く際、一般のギターのような操作感触が得ら
れず、演奏に違和感があるという問題があった。この発
明の目的は、指板の操作すべき所定位置の全体を発光さ
せることができ、しかも一般の弦楽器のような操作感触
が得られることで、良好に演奏することができる弦楽器
のナビゲート装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、操作すべき
所定位置を発光させて順次指示する弦楽器のナビゲート
装置において、各操作すべき所定位置に対応する箇所全
体に対して下側が開口する凹部がそれぞれ設けられた指
板と、この指板の各凹部内にそれぞれ配置された光源と
を備えたことを特徴とするものである。
所定位置を発光させて順次指示する弦楽器のナビゲート
装置において、各操作すべき所定位置に対応する箇所全
体に対して下側が開口する凹部がそれぞれ設けられた指
板と、この指板の各凹部内にそれぞれ配置された光源と
を備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、指板の操作すべき所定位置
に対応する箇所全体に対して下側が開口する凹部がそれ
ぞれ設けられ、各凹部内に光源がそれぞれ配置されてい
るので、光源からの光は指板の各凹部内全体に照射され
て上方に出射され、指板の各凹部に対応する箇所全体が
発光する。この結果、指板の操作すべき所定位置の全体
を発光させることができる。したがって、指板の操作す
べき所定位置を見やすく指示することができる。また、
凹部は指板の下面に開口し、指板の上面は平坦であるの
で、指を滑らかに動かすことができ、一般の弦楽器のよ
うな操作感触が得られることで、良好に演奏することが
できる。この場合、請求項3記載の発明の如く、凹部間
の指板が不透明部材からなっていれば、不透明部材によ
って隣接する光源の遮光をより一層確実に行うことがで
き、操作すべき所定位置をより一層明確に発光させるこ
とができる。また、請求項4記載の発明の如く、指板に
は、複数のフレットが一体に形成されてなる金属製のフ
レットユニットがインサート成形により一体的に設けら
れていれば、一体化された指板全体の制振作用により板
鳴りが生じないようにすることができ、豊かな音が得ら
れる。
に対応する箇所全体に対して下側が開口する凹部がそれ
ぞれ設けられ、各凹部内に光源がそれぞれ配置されてい
るので、光源からの光は指板の各凹部内全体に照射され
て上方に出射され、指板の各凹部に対応する箇所全体が
発光する。この結果、指板の操作すべき所定位置の全体
を発光させることができる。したがって、指板の操作す
べき所定位置を見やすく指示することができる。また、
凹部は指板の下面に開口し、指板の上面は平坦であるの
で、指を滑らかに動かすことができ、一般の弦楽器のよ
うな操作感触が得られることで、良好に演奏することが
できる。この場合、請求項3記載の発明の如く、凹部間
の指板が不透明部材からなっていれば、不透明部材によ
って隣接する光源の遮光をより一層確実に行うことがで
き、操作すべき所定位置をより一層明確に発光させるこ
とができる。また、請求項4記載の発明の如く、指板に
は、複数のフレットが一体に形成されてなる金属製のフ
レットユニットがインサート成形により一体的に設けら
れていれば、一体化された指板全体の制振作用により板
鳴りが生じないようにすることができ、豊かな音が得ら
れる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して、この発明の弦
楽器のナビゲート装置を電気ギターに適用した一実施例
について説明する。図1は電気ギターの全体構成を示し
たものである。この電気ギターは、ギター胴部1とネッ
ク2とからなっている。ギター胴部1の上面にはほぼ中
央部にブリッジ基板3が配置されている。ブリッジ基板
3上には6個のブリッジ4が設けられ、ブリッジ4とネ
ック2の先端の6個のペグ5との間には、6本の弦6が
ネック2の上方で張り渡されている。ギター胴部1の上
面のほぼ中央部における弦6の下方には弦6の振動を電
気信号に変換して出力するピックアップ7がビス止めさ
れている。ギター胴部1の上面の右側中間部には音量を
調整する操作つまみ8および音色を調整する操作つまみ
9がギター胴部1の上方に突出した状態で取り付けられ
ている。ギター胴部1の上面の左側中間部には後述する
ナビゲート手段28の制御回路基板10が取り付けら
れ、制御回路基板10からはネック2側に接続配線11
が延びている。また、ギター胴部1の上面の右手前側に
は出力ジャック12が設けられている。さらに、ギター
胴部1の側面の左奥側と手前側にはそれぞれストラップ
取付金具13、14が取り付けられている。
楽器のナビゲート装置を電気ギターに適用した一実施例
について説明する。図1は電気ギターの全体構成を示し
たものである。この電気ギターは、ギター胴部1とネッ
ク2とからなっている。ギター胴部1の上面にはほぼ中
央部にブリッジ基板3が配置されている。ブリッジ基板
3上には6個のブリッジ4が設けられ、ブリッジ4とネ
ック2の先端の6個のペグ5との間には、6本の弦6が
ネック2の上方で張り渡されている。ギター胴部1の上
面のほぼ中央部における弦6の下方には弦6の振動を電
気信号に変換して出力するピックアップ7がビス止めさ
れている。ギター胴部1の上面の右側中間部には音量を
調整する操作つまみ8および音色を調整する操作つまみ
9がギター胴部1の上方に突出した状態で取り付けられ
ている。ギター胴部1の上面の左側中間部には後述する
ナビゲート手段28の制御回路基板10が取り付けら
れ、制御回路基板10からはネック2側に接続配線11
が延びている。また、ギター胴部1の上面の右手前側に
は出力ジャック12が設けられている。さらに、ギター
胴部1の側面の左奥側と手前側にはそれぞれストラップ
取付金具13、14が取り付けられている。
【0007】ネック2は、図2〜図4に示すように、合
成樹脂などからなるネックケース21を備えている。ネ
ックケース21は、底面が湾曲した樋状に形成され、そ
の内部の所定の複数箇所に半月状の補強リブ22および
取付ボス23が設けられた構造となっている。ネックケ
ース21の基端部(図4では左端部)はギター胴部1に
一体に取り付けられ、先端部(図4では右端部)はギタ
ー胴部1から突出される。ネックケース21内には、ア
ルミダイカスト製のネックコア24がネックケース21
の長手方向に沿って設けられている。ネックコア24
は、下面の長手方向に3本のリブ25a、25b、25
cが並列して設けられ、中央リブ25bの所定箇所が取
付ボス23にビス26で取り付けられることでネックケ
ース21に取り付けられている。この場合、ネックコア
24の基端部(図4では左端部)は、ネックケース21
から突出してギター胴部1内に挿入されている。
成樹脂などからなるネックケース21を備えている。ネ
ックケース21は、底面が湾曲した樋状に形成され、そ
の内部の所定の複数箇所に半月状の補強リブ22および
取付ボス23が設けられた構造となっている。ネックケ
ース21の基端部(図4では左端部)はギター胴部1に
一体に取り付けられ、先端部(図4では右端部)はギタ
ー胴部1から突出される。ネックケース21内には、ア
ルミダイカスト製のネックコア24がネックケース21
の長手方向に沿って設けられている。ネックコア24
は、下面の長手方向に3本のリブ25a、25b、25
cが並列して設けられ、中央リブ25bの所定箇所が取
付ボス23にビス26で取り付けられることでネックケ
ース21に取り付けられている。この場合、ネックコア
24の基端部(図4では左端部)は、ネックケース21
から突出してギター胴部1内に挿入されている。
【0008】ネックケース21内におけるネックコア2
4上には、絶縁シート27を介してナビゲート手段28
が設けられている。このナビゲート手段28は、LED
(発光ダイオード)などの発光素子(光源)29がLE
D基板30上にマトリックス状に多数(この実施例では
幅方向に6列、長さ方向にフレット数列)設けられた構
造となっている。LED基板30は、ネックケース21
の内部幅とほぼ同じ幅で、ネックケース21とほぼ同じ
長さの細長い平板となっている。LED基板30は接続
配線11を介して発光素子29の発光を制御する制御回
路基板10に導電接続されている(図1参照)。
4上には、絶縁シート27を介してナビゲート手段28
が設けられている。このナビゲート手段28は、LED
(発光ダイオード)などの発光素子(光源)29がLE
D基板30上にマトリックス状に多数(この実施例では
幅方向に6列、長さ方向にフレット数列)設けられた構
造となっている。LED基板30は、ネックケース21
の内部幅とほぼ同じ幅で、ネックケース21とほぼ同じ
長さの細長い平板となっている。LED基板30は接続
配線11を介して発光素子29の発光を制御する制御回
路基板10に導電接続されている(図1参照)。
【0009】ナビゲート手段28上におけるネックケー
ス21の上部には、リング状のスペーサ31が介在され
た状態で指板ユニット32が設けられている。指板ユニ
ット32は、図5(A)〜(C)に示すように、光を透
過もしくは拡散する透明もしくは半透明部材、例えばA
BS樹脂などからなる指板33の内部に梯子状のフレッ
トユニット34がインサート成形により一体的に埋設さ
れた構造となっている。フレットユニット34(図5
(A)に示す)は、金属板のプレス加工などにより一体
に形成され、上部が指板33の上面から突出した状態で
指板33の長さ方向に所定の間隔をもって並列して埋設
された複数のフレット35と、指板33の両側面に沿っ
て埋設されフレット35の両端がそれぞれ接続された2
本の支持部材36とからなっている。所定のフレット3
5の下面の所定の2箇所には下面が指板33の下面から
露出する取付ボス37が設けられている。指板33にお
ける各フレット35間の各弦6に対応する箇所全体に対
して下側が開口する凹部38がそれぞれ設けられてい
る。凹部38は指板33の長手方向に細長く形成されて
いるとともに、発光素子29が十分収納できる大きさに
形成され、凹部38内のほぼ中央部に発光素子29が配
置される。また、指板33における各凹部38の上側に
は発光素子29の光を拡散透過する薄肉部39が設けら
れ、各凹部38間には隣接する発光素子29の光を遮光
するよう厚肉に形成された遮光リブ40が設けられてい
る。なお、指板33の下面の両側縁部には両側面に沿っ
て位置決めリブ41が設けられ、指板33の上面の所定
箇所には、円形の凹部42が設けられ、この凹部42内
にフレットマーク43が配置されている。
ス21の上部には、リング状のスペーサ31が介在され
た状態で指板ユニット32が設けられている。指板ユニ
ット32は、図5(A)〜(C)に示すように、光を透
過もしくは拡散する透明もしくは半透明部材、例えばA
BS樹脂などからなる指板33の内部に梯子状のフレッ
トユニット34がインサート成形により一体的に埋設さ
れた構造となっている。フレットユニット34(図5
(A)に示す)は、金属板のプレス加工などにより一体
に形成され、上部が指板33の上面から突出した状態で
指板33の長さ方向に所定の間隔をもって並列して埋設
された複数のフレット35と、指板33の両側面に沿っ
て埋設されフレット35の両端がそれぞれ接続された2
本の支持部材36とからなっている。所定のフレット3
5の下面の所定の2箇所には下面が指板33の下面から
露出する取付ボス37が設けられている。指板33にお
ける各フレット35間の各弦6に対応する箇所全体に対
して下側が開口する凹部38がそれぞれ設けられてい
る。凹部38は指板33の長手方向に細長く形成されて
いるとともに、発光素子29が十分収納できる大きさに
形成され、凹部38内のほぼ中央部に発光素子29が配
置される。また、指板33における各凹部38の上側に
は発光素子29の光を拡散透過する薄肉部39が設けら
れ、各凹部38間には隣接する発光素子29の光を遮光
するよう厚肉に形成された遮光リブ40が設けられてい
る。なお、指板33の下面の両側縁部には両側面に沿っ
て位置決めリブ41が設けられ、指板33の上面の所定
箇所には、円形の凹部42が設けられ、この凹部42内
にフレットマーク43が配置されている。
【0010】そして、ネックコア24上の絶縁シート2
7、ナビゲート手段28、および指板ユニット32は、
図2〜図4に示すように、ネックコア24の下面から挿
入された複数のビス44が絶縁シート27、ナビゲート
手段28、およびスペーサ31を貫通して指板ユニット
32の下面に設けられた取付ボス37に螺合されること
で、ネックコア24上に一体的に取り付けられている。
また、ネックコア24は、前述したように、ネックケー
ス21にビス止めされている。この場合、指板ユニット
32の位置決めリブ41がネックケース21の上部内周
面に係止されている。
7、ナビゲート手段28、および指板ユニット32は、
図2〜図4に示すように、ネックコア24の下面から挿
入された複数のビス44が絶縁シート27、ナビゲート
手段28、およびスペーサ31を貫通して指板ユニット
32の下面に設けられた取付ボス37に螺合されること
で、ネックコア24上に一体的に取り付けられている。
また、ネックコア24は、前述したように、ネックケー
ス21にビス止めされている。この場合、指板ユニット
32の位置決めリブ41がネックケース21の上部内周
面に係止されている。
【0011】このように、この電気ギターでは、指板3
3における各フレット35間の各弦6に対応する箇所全
体に対して下側が開口する凹部38がそれぞれ設けら
れ、各凹部38内に発光素子29がそれぞれ配置されて
いるので、発光素子29からの光は指板33の各凹部3
8内全体に照射されて薄肉部39で透過もしくは拡散さ
れ、指板33の各凹部38に対応する箇所全体が発光す
る。この結果、指板33の操作すべき所定位置の全体を
発光させることができる。したがって、指板33の操作
すべき所定位置を見やすく指示することができる。ま
た、凹部38は指板33の下面に開口し、指板33の上
面は平坦であるので、指を滑らかに動かすことができ、
一般の弦楽器のような操作感触が得られることで、良好
に演奏することができる。また、指板33には、複数の
フレット35が金属板のプレス加工などにより一体に形
成されてなるフレットユニット34がインサート成形に
より一体的に設けられているので、一体化された指板3
3全体の制振作用により板鳴り(共振)を防止すること
ができる。
3における各フレット35間の各弦6に対応する箇所全
体に対して下側が開口する凹部38がそれぞれ設けら
れ、各凹部38内に発光素子29がそれぞれ配置されて
いるので、発光素子29からの光は指板33の各凹部3
8内全体に照射されて薄肉部39で透過もしくは拡散さ
れ、指板33の各凹部38に対応する箇所全体が発光す
る。この結果、指板33の操作すべき所定位置の全体を
発光させることができる。したがって、指板33の操作
すべき所定位置を見やすく指示することができる。ま
た、凹部38は指板33の下面に開口し、指板33の上
面は平坦であるので、指を滑らかに動かすことができ、
一般の弦楽器のような操作感触が得られることで、良好
に演奏することができる。また、指板33には、複数の
フレット35が金属板のプレス加工などにより一体に形
成されてなるフレットユニット34がインサート成形に
より一体的に設けられているので、一体化された指板3
3全体の制振作用により板鳴り(共振)を防止すること
ができる。
【0012】なお、上記実施例では、指板33全体を透
明もしくは半透明部材から形成したが、これに限定され
ず、指板33の上面、つまり薄肉部39を透明もしくは
半透明部材から形成し、指板33における各凹部38
間、つまり遮光リブ40を不透明部材から形成してもよ
い。このようにすれば、不透明部材によって隣接する発
光素子29の遮光をより一層確実に行うことができ、操
作すべき所定位置をより一層明確に発光させることがで
きる。また、上記実施例では、この発明を電気ギターに
適用したが、これに限定されず、他の弦楽器に適用する
ことができ、さらにバイオリン、チェロなどのアコース
ティックな弦楽器に広く適用することができる。
明もしくは半透明部材から形成したが、これに限定され
ず、指板33の上面、つまり薄肉部39を透明もしくは
半透明部材から形成し、指板33における各凹部38
間、つまり遮光リブ40を不透明部材から形成してもよ
い。このようにすれば、不透明部材によって隣接する発
光素子29の遮光をより一層確実に行うことができ、操
作すべき所定位置をより一層明確に発光させることがで
きる。また、上記実施例では、この発明を電気ギターに
適用したが、これに限定されず、他の弦楽器に適用する
ことができ、さらにバイオリン、チェロなどのアコース
ティックな弦楽器に広く適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、指板の操作すべき所定位置に対応する箇所全体に対
して下側が開口する凹部がそれぞれ設けられ、各凹部内
に光源がそれぞれ配置されているので、光源からの光は
指板の各凹部内全体に照射されて上方に出射され、指板
の各凹部に対応する箇所全体が発光する。この結果、指
板の操作すべき所定位置の全体を発光させることができ
る。したがって、指板の操作すべき所定位置を見やすく
指示することができる。また、凹部は指板の下面に開口
し、指板の上面は平坦であるので、指を滑らかに動かす
ことができ、一般の弦楽器のような操作感触が得られる
ことで、良好に演奏することができる。
ば、指板の操作すべき所定位置に対応する箇所全体に対
して下側が開口する凹部がそれぞれ設けられ、各凹部内
に光源がそれぞれ配置されているので、光源からの光は
指板の各凹部内全体に照射されて上方に出射され、指板
の各凹部に対応する箇所全体が発光する。この結果、指
板の操作すべき所定位置の全体を発光させることができ
る。したがって、指板の操作すべき所定位置を見やすく
指示することができる。また、凹部は指板の下面に開口
し、指板の上面は平坦であるので、指を滑らかに動かす
ことができ、一般の弦楽器のような操作感触が得られる
ことで、良好に演奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用した電気ギターを示
す平面図。
す平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】図1の要部分解斜視図。
【図5】(A)はフレットユニットを示す斜視図、
(B)は指板を示す斜視図、(C)は指板の下面を示す
斜視図。
(B)は指板を示す斜視図、(C)は指板の下面を示す
斜視図。
1 ギター胴部 2 ネック 29 発光素子(光源) 33 指板 38 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 操作すべき所定位置を発光させて順次指
示する弦楽器のナビゲート装置において、 前記各操作すべき所定位置に対応する箇所全体に対して
下側が開口する凹部がそれぞれ設けられた指板と、 この指板の前記各凹部内にそれぞれ配置された光源と、 を備えたことを特徴とする弦楽器のナビゲート装置。 - 【請求項2】 前記指板は、少なくとも上面が透明もし
くは半透明部材からなることを特徴とする請求項1記載
の弦楽器のナビゲート装置。 - 【請求項3】 前記指板は、上面が透明もしくは半透明
部材からなり、前記凹部間が不透明部材からなることを
特徴とする請求項2記載の弦楽器のナビゲート装置。 - 【請求項4】 前記指板には、複数のフレットが一体に
形成されてなる金属製のフレットユニットがインサート
成形により一体的に設けられていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の弦楽器のナビゲート装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7177975A JPH096331A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 弦楽器のナビゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7177975A JPH096331A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 弦楽器のナビゲート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096331A true JPH096331A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=16040355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7177975A Pending JPH096331A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 弦楽器のナビゲート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH096331A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-06-22 JP JP7177975A patent/JPH096331A/ja active Pending
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