JPH0962775A - 手書き文字選択決定のための対話処理方法 - Google Patents
手書き文字選択決定のための対話処理方法Info
- Publication number
- JPH0962775A JPH0962775A JP7233542A JP23354295A JPH0962775A JP H0962775 A JPH0962775 A JP H0962775A JP 7233542 A JP7233542 A JP 7233542A JP 23354295 A JP23354295 A JP 23354295A JP H0962775 A JPH0962775 A JP H0962775A
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- Japan
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- character
- selection
- operator
- pen
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 文字認識処理を実行した後、複数の認識候補
から所望する文字を選択決定する際の操作者の類似文字
判定を容易に行う。 【構成】 操作者が手書文字を入力するための入力装置
と、操作者に表示物を見せるための表示器とを備え、該
入力装置より操作者が入力した手書き文字データに対し
て文字認識処理を行い、その結果得られた複数の文字候
補を表示器に表示して、いずれかの候補文字の選択及び
決定を操作者に対して促す手書き文字選択決定のための
対話処理装置において、該複数候補文字の選択及び決定
を操作者による選択入力と決定入力とからなる二段階の
入力にて行うこととし、まず、複数の文字候補を表示し
た選択促進画面を表示器に表示して操作者の選択入力を
促し、次に、該操作者の選択入力により当該選択された
文字候補の詳細文字情報を表示した決定促進画面を表示
器に表示して操作者の決定入力を促し、最後に、該操作
者の決定入力により文字認識結果を確定させることとし
た。
から所望する文字を選択決定する際の操作者の類似文字
判定を容易に行う。 【構成】 操作者が手書文字を入力するための入力装置
と、操作者に表示物を見せるための表示器とを備え、該
入力装置より操作者が入力した手書き文字データに対し
て文字認識処理を行い、その結果得られた複数の文字候
補を表示器に表示して、いずれかの候補文字の選択及び
決定を操作者に対して促す手書き文字選択決定のための
対話処理装置において、該複数候補文字の選択及び決定
を操作者による選択入力と決定入力とからなる二段階の
入力にて行うこととし、まず、複数の文字候補を表示し
た選択促進画面を表示器に表示して操作者の選択入力を
促し、次に、該操作者の選択入力により当該選択された
文字候補の詳細文字情報を表示した決定促進画面を表示
器に表示して操作者の決定入力を促し、最後に、該操作
者の決定入力により文字認識結果を確定させることとし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手書き入力により文字を
コンピュータ(汎用コンピュータのみならず、いわゆる
ペン入力コンピュータや、電子手帳等を含む。)に入力
する手書き文字入力方法に関し、特に文字認識処理を実
行した後、複数の認識候補から所望する文字を選択決定
する際の操作者の類似文字判定を容易に行えるようにし
たものである。
コンピュータ(汎用コンピュータのみならず、いわゆる
ペン入力コンピュータや、電子手帳等を含む。)に入力
する手書き文字入力方法に関し、特に文字認識処理を実
行した後、複数の認識候補から所望する文字を選択決定
する際の操作者の類似文字判定を容易に行えるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】手書き文字の認識率を100パーセント
にすることが困難なため、手書き文字の認識結果として
複数の文字認識候補をCRT画面、液晶画面等の表示画
面上に表示し、ユーザに選択決定させることが従来より
提案されている。例えば、本願と同一の出願人による平
成2年度特許出願第281586号(平成4年度特許出
願公開155596号)がある。図6に示すように複数
の文字認識候補を認識候補領域12に表示し、操作者が
入力を欲した文字を選択することを促すものである。
にすることが困難なため、手書き文字の認識結果として
複数の文字認識候補をCRT画面、液晶画面等の表示画
面上に表示し、ユーザに選択決定させることが従来より
提案されている。例えば、本願と同一の出願人による平
成2年度特許出願第281586号(平成4年度特許出
願公開155596号)がある。図6に示すように複数
の文字認識候補を認識候補領域12に表示し、操作者が
入力を欲した文字を選択することを促すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、従来の
この方法では、認識候補領域に互いに類似した文字、例
えば数字の0(ゼロ)や英字大文字(以下「英字大」と
呼ぶ)のO(オー)や英字小文字(以下「英字小」と呼
ぶ)のo(オー)が表示された場合の区別がつきにくい
ため、操作者が選択する際に混同を生じるという問題が
あった。本発明はこのような課題を解決するためになさ
れたものであり、類似文字を容易に判別できるようにし
た手書き文字選択決定のための対話処理方法を提供する
ものである。
この方法では、認識候補領域に互いに類似した文字、例
えば数字の0(ゼロ)や英字大文字(以下「英字大」と
呼ぶ)のO(オー)や英字小文字(以下「英字小」と呼
ぶ)のo(オー)が表示された場合の区別がつきにくい
ため、操作者が選択する際に混同を生じるという問題が
あった。本発明はこのような課題を解決するためになさ
れたものであり、類似文字を容易に判別できるようにし
た手書き文字選択決定のための対話処理方法を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の手書き文字選択決定のための対話処理方法
は、操作者が手書文字を入力するための入力装置と、操
作者に表示物を見せるための表示器とを備え、該入力装
置より操作者が入力した手書き文字データに対して文字
認識処理を行い、その結果得られた複数の文字候補を表
示器に表示して、いずれかの候補文字の選択及び決定を
操作者に対して促す手書き文字選択決定のための対話処
理装置において、該複数候補文字の選択及び決定を操作
者による選択入力と決定入力とからなる二段階の入力に
て行うこととし、まず、複数の文字候補を表示した選択
促進画面を表示器に表示して操作者の選択入力を促し、
次に、該操作者の選択入力により当該選択された文字候
補の詳細文字情報を表示した決定促進画面を表示器に表
示して操作者の決定入力を促し、最後に、該操作者の決
定入力により文字認識結果を確定させることとしたもの
である。
に本発明の手書き文字選択決定のための対話処理方法
は、操作者が手書文字を入力するための入力装置と、操
作者に表示物を見せるための表示器とを備え、該入力装
置より操作者が入力した手書き文字データに対して文字
認識処理を行い、その結果得られた複数の文字候補を表
示器に表示して、いずれかの候補文字の選択及び決定を
操作者に対して促す手書き文字選択決定のための対話処
理装置において、該複数候補文字の選択及び決定を操作
者による選択入力と決定入力とからなる二段階の入力に
て行うこととし、まず、複数の文字候補を表示した選択
促進画面を表示器に表示して操作者の選択入力を促し、
次に、該操作者の選択入力により当該選択された文字候
補の詳細文字情報を表示した決定促進画面を表示器に表
示して操作者の決定入力を促し、最後に、該操作者の決
定入力により文字認識結果を確定させることとしたもの
である。
【0005】また、選択促進画面に複数の文字候補のう
ちの一つについての詳細文字情報をも併せて表示するこ
とが望ましい。
ちの一つについての詳細文字情報をも併せて表示するこ
とが望ましい。
【0006】さらには、選択促進画面の表示の際に操作
者が行う選択入力によりコンピュータが取得したイベン
ト(選択イベント)が当該表示された詳細文字情報に係
る文字候補を選択するイベントであるか否かを判断し、
該判断結果が肯定である場合には、当該選択イベントを
文字認識候補確定のためのイベント(決定イベント)と
みなして取得することにより入力を一段階省略すること
もできる。
者が行う選択入力によりコンピュータが取得したイベン
ト(選択イベント)が当該表示された詳細文字情報に係
る文字候補を選択するイベントであるか否かを判断し、
該判断結果が肯定である場合には、当該選択イベントを
文字認識候補確定のためのイベント(決定イベント)と
みなして取得することにより入力を一段階省略すること
もできる。
【0007】前記操作者が手書文字を入力するための入
力装置としてタブレット上でのペンの位置座標を、ペン
がタブレット上に置かれたペンダウン状態でも、ペンが
タブレットから浮き上がったペンアップ状態(ペンがダ
ウン状態から変化して浮き上がった場合のみならず、遠
方から近づいてきて浮き上がっている状態をも含む。)
でも、それぞれ検出し、ペンのアップダウン情報(ペン
ダウン状態であるか、ペンアップ状態であるかに関する
情報をいう。)と組み合わせた情報として出力するデジ
タイザを用い、前記選択イベントをペンの位置座標とペ
ンのアップ情報との組合せとし、前記決定イベントをペ
ンの位置座標とペンのダウン情報との組合せとすること
により、操作者に二つのイベント発生であることを意識
させることなく選択イベントと決定イベントを取得する
こととすることもできる。
力装置としてタブレット上でのペンの位置座標を、ペン
がタブレット上に置かれたペンダウン状態でも、ペンが
タブレットから浮き上がったペンアップ状態(ペンがダ
ウン状態から変化して浮き上がった場合のみならず、遠
方から近づいてきて浮き上がっている状態をも含む。)
でも、それぞれ検出し、ペンのアップダウン情報(ペン
ダウン状態であるか、ペンアップ状態であるかに関する
情報をいう。)と組み合わせた情報として出力するデジ
タイザを用い、前記選択イベントをペンの位置座標とペ
ンのアップ情報との組合せとし、前記決定イベントをペ
ンの位置座標とペンのダウン情報との組合せとすること
により、操作者に二つのイベント発生であることを意識
させることなく選択イベントと決定イベントを取得する
こととすることもできる。
【0008】さらに、複数の文字認識候補の詳細文字情
報の表示を、該詳細文字情報の種類に応じた色を付けて
表示することも可能である。
報の表示を、該詳細文字情報の種類に応じた色を付けて
表示することも可能である。
【0009】
【作用】本発明の手書き文字選択決定のための対話処理
方法によって、複数の認識候補の詳細文字情報を正確
に、かつ迅速に知ることができ、類似文字の中から所望
の文字の選択を速やかに行うことができる。
方法によって、複数の認識候補の詳細文字情報を正確
に、かつ迅速に知ることができ、類似文字の中から所望
の文字の選択を速やかに行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0011】図1は本発明に係る一実施例における対話
処理方法のCRT又は液晶等の表示器の表示画面の選択
(決定)促進画面における表示状態を示す説明図であ
る。図1において、10は手書き文字認識領域、11は
文字種(詳細文字情報の一例として文字種を挙げた)表
示領域、12は認識候補領域、13は座標指示器を示
す。
処理方法のCRT又は液晶等の表示器の表示画面の選択
(決定)促進画面における表示状態を示す説明図であ
る。図1において、10は手書き文字認識領域、11は
文字種(詳細文字情報の一例として文字種を挙げた)表
示領域、12は認識候補領域、13は座標指示器を示
す。
【0012】手書き文字認識領域10は、表示画面上の
領域であることからすれば、厳密には手書き文字表示領
域と呼ぶべきともいえるが、いわゆるペンコンピュータ
や電子手帳等に代表される「表示装置と入力装置とを積
層配置し、入力点と表示(出力)点とがほぼ同じになる
ように構成した装置」にあっては、手書き文字を表示す
る領域は手書き文字認識のために入力する領域とも同一
であるので、手書き文字認識領域と呼ぶこととした。
領域であることからすれば、厳密には手書き文字表示領
域と呼ぶべきともいえるが、いわゆるペンコンピュータ
や電子手帳等に代表される「表示装置と入力装置とを積
層配置し、入力点と表示(出力)点とがほぼ同じになる
ように構成した装置」にあっては、手書き文字を表示す
る領域は手書き文字認識のために入力する領域とも同一
であるので、手書き文字認識領域と呼ぶこととした。
【0013】文字種表示領域11は、上位概念で捉えれ
ば、詳細文字情報表示領域となるが、実施例の説明を分
かりやすくするため、ここでは文字種表示領域としたも
のである。「文字種」とは、英字、数字、漢字、平仮
名、片仮名、全角文字、半角文字等の種別をいう。「詳
細文字情報」とは、外観が相互に類似する文字同士を識
別するのに役立つ情報をいい、文字種のみならず、漢字
の部首、画数、JISコード、相違部分の拡大表示等を
含む。この文字種表示領域ないしは詳細文字情報表示領
域は、従来の手書き文字選択決定方法にはなかったもの
である。
ば、詳細文字情報表示領域となるが、実施例の説明を分
かりやすくするため、ここでは文字種表示領域としたも
のである。「文字種」とは、英字、数字、漢字、平仮
名、片仮名、全角文字、半角文字等の種別をいう。「詳
細文字情報」とは、外観が相互に類似する文字同士を識
別するのに役立つ情報をいい、文字種のみならず、漢字
の部首、画数、JISコード、相違部分の拡大表示等を
含む。この文字種表示領域ないしは詳細文字情報表示領
域は、従来の手書き文字選択決定方法にはなかったもの
である。
【0014】認識候補領域12は、操作者が入力した手
書き文字データに基づいてコンピュータが手書き文字認
識処理をした結果得られた複数(ここでは6個)の認識
候補を表示する領域である。文字認識処理が手書き文字
データと標準文字との類似度を算出するタイプの処理を
行う種類のものであれば、類似度の高い順に1番目から
6番目までを表示するということが可能である。
書き文字データに基づいてコンピュータが手書き文字認
識処理をした結果得られた複数(ここでは6個)の認識
候補を表示する領域である。文字認識処理が手書き文字
データと標準文字との類似度を算出するタイプの処理を
行う種類のものであれば、類似度の高い順に1番目から
6番目までを表示するということが可能である。
【0015】座標指示器13は、表示画面上に表示され
た座標指示器の位置を示す指標(カーソル)である。操
作者が現実に動かす物体としての座標指示器はスタイラ
スペンであったり、マウスであったり、するものである
が、対話処理にあっては、操作者は、表示画面上でカー
ソルが動くのを見て、スタイラスペンや、マウスの動き
を知るのが通常であるから、以下、この表示画面上の指
標(カーソル)をも座標指示器と呼ぶことにする。
た座標指示器の位置を示す指標(カーソル)である。操
作者が現実に動かす物体としての座標指示器はスタイラ
スペンであったり、マウスであったり、するものである
が、対話処理にあっては、操作者は、表示画面上でカー
ソルが動くのを見て、スタイラスペンや、マウスの動き
を知るのが通常であるから、以下、この表示画面上の指
標(カーソル)をも座標指示器と呼ぶことにする。
【0016】ハードウェア構成に関しては、先に述べた
先行技術と同様の構成が可能であるので、詳細な言及は
避けるが、いわゆるペン入力コンピュータ、電子手帳等
と呼ばれる表示器と座標入力装置(感圧パッドやデジタ
イザ)を積層配置して手書き入力した場所とほぼ同じ場
所に表示させる如くにした装置でもよいし、文字認識ソ
フト等の必要なプログラムを搭載した汎用コンピュー
タ、ディスプレイ装置、座標入力装置(マウス、デジタ
イザ等)とを組み合わせた構成でもかまわない。
先行技術と同様の構成が可能であるので、詳細な言及は
避けるが、いわゆるペン入力コンピュータ、電子手帳等
と呼ばれる表示器と座標入力装置(感圧パッドやデジタ
イザ)を積層配置して手書き入力した場所とほぼ同じ場
所に表示させる如くにした装置でもよいし、文字認識ソ
フト等の必要なプログラムを搭載した汎用コンピュー
タ、ディスプレイ装置、座標入力装置(マウス、デジタ
イザ等)とを組み合わせた構成でもかまわない。
【0017】図2は、本発明に係る手書き文字選択決定
のための対話処理方法を実現するに適した装置の機能ブ
ロック図(コンピュータの制御や処理をその機能に従い
便宜上、いくつかの部分に分けて空間的に分離して説明
した図)である。図2におけるコンピュータ20は、入
力信号処理部21、文字認識処理部22、対話処理部2
3、表示制御部24等の制御や、処理を司る各部を有す
るが、これらは無論それぞれが一つずつのプロセッサに
よって構成することも可能であるが、コンピュータ20
全体に一つのプロセッサを設けて必要に応じて異なるプ
ログラムを実行することにより複数の役割をこなすこと
とすることも可能である。その場合、ソフトウェア的に
見れば、入力信号処理部21は、主にデバイスドライバ
(マウスドライバ、タブレットドライバ)が司るもので
あり、文字認識処理部はいわゆる文字認識エンジンと呼
ばれる文字認識処理の核となるソフトウェアが司るもの
となる。本発明の主眼は、主に対話処理部23の対話処
理方法にある。
のための対話処理方法を実現するに適した装置の機能ブ
ロック図(コンピュータの制御や処理をその機能に従い
便宜上、いくつかの部分に分けて空間的に分離して説明
した図)である。図2におけるコンピュータ20は、入
力信号処理部21、文字認識処理部22、対話処理部2
3、表示制御部24等の制御や、処理を司る各部を有す
るが、これらは無論それぞれが一つずつのプロセッサに
よって構成することも可能であるが、コンピュータ20
全体に一つのプロセッサを設けて必要に応じて異なるプ
ログラムを実行することにより複数の役割をこなすこと
とすることも可能である。その場合、ソフトウェア的に
見れば、入力信号処理部21は、主にデバイスドライバ
(マウスドライバ、タブレットドライバ)が司るもので
あり、文字認識処理部はいわゆる文字認識エンジンと呼
ばれる文字認識処理の核となるソフトウェアが司るもの
となる。本発明の主眼は、主に対話処理部23の対話処
理方法にある。
【0018】図2は、コンピュータ20としていわゆる
汎用コンピュータを想定し、それに周辺装置として、手
書き文字入力装置(マウス、タブレット等)14と、表
示器(CRT装置、液晶表示装置等)15を接続したも
のである。望ましくは、手書き文字入力装置14は、パ
ネル状のもの(タブレット、感圧パッド)として構成し
て、表示器15の表示画面と積層配置して入力点と表示
点とがほぼ同じになるように構成される。又、コンピュ
ータ20と手書き文字入力装置14、表示器15をすべ
て一つの筺体に納めることにより、いわゆるペン入力コ
ンピュータ、電子手帳の如き装置を構成することも可能
である。
汎用コンピュータを想定し、それに周辺装置として、手
書き文字入力装置(マウス、タブレット等)14と、表
示器(CRT装置、液晶表示装置等)15を接続したも
のである。望ましくは、手書き文字入力装置14は、パ
ネル状のもの(タブレット、感圧パッド)として構成し
て、表示器15の表示画面と積層配置して入力点と表示
点とがほぼ同じになるように構成される。又、コンピュ
ータ20と手書き文字入力装置14、表示器15をすべ
て一つの筺体に納めることにより、いわゆるペン入力コ
ンピュータ、電子手帳の如き装置を構成することも可能
である。
【0019】以上のように構成された手書き文字選択決
定のための対話処理装置について、以下その動作を説明
する。
定のための対話処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0020】図3は、本発明に係る手書き文字選択決定
のための対話処理方法の第一の実施例を示すフローチャ
ートである。
のための対話処理方法の第一の実施例を示すフローチャ
ートである。
【0021】まず、コンピュータ20のうちの入力信号
処理部21は、操作者が手書き文字入力装置14により
一連の入力をしたのを受けて一文字分の手書き文字デー
タ(ストロークデータとかインクデータとか呼ばれるも
の)を取得する(Step310)。そして、取得され
た手書き文字データはコンピュータ20のうちの文字認
識処理部22に引き渡され、一連の文字認識処理が実行
される(Step320)。当該文字認識処理の結果得
られた所定の数の文字候補がコンピュータ20のうちの
対話処理部23に引き渡され、対話処理部23は当該複
数の文字候補を表示する選択促進画面を表示制御部2
4、表示メモリ25を介して表示器15に表示し、操作
者の選択を促す(Step330)。操作者が手書き文
字入力装置14を用いて(あるいは他の入力装置例えば
キーボードを用いて)複数の文字候補のうちの一つを選
択すると、コンピュータ20は、それを選択イベントと
して取得する(Step331)。そして、当該選択さ
れた文字候補に対応する詳細文字情報を表示する決定促
進画面を表示器15の画面に表示する(Step33
2)。操作者は、その詳細文字情報を見て、自分が入力
を所望した文字であることを確認した上で、当該文字を
認識候補として確定させるために予め定めた操作により
決定入力を行うと、コンピュータはそのイベントを取得
し(Step333)、決定イベントか否かを判断する
(Step334)。決定イベントである場合は、認識
候補の確定をし(Step335)、そうでない場合
は、選択イベントの取得(Step331)に戻る。
処理部21は、操作者が手書き文字入力装置14により
一連の入力をしたのを受けて一文字分の手書き文字デー
タ(ストロークデータとかインクデータとか呼ばれるも
の)を取得する(Step310)。そして、取得され
た手書き文字データはコンピュータ20のうちの文字認
識処理部22に引き渡され、一連の文字認識処理が実行
される(Step320)。当該文字認識処理の結果得
られた所定の数の文字候補がコンピュータ20のうちの
対話処理部23に引き渡され、対話処理部23は当該複
数の文字候補を表示する選択促進画面を表示制御部2
4、表示メモリ25を介して表示器15に表示し、操作
者の選択を促す(Step330)。操作者が手書き文
字入力装置14を用いて(あるいは他の入力装置例えば
キーボードを用いて)複数の文字候補のうちの一つを選
択すると、コンピュータ20は、それを選択イベントと
して取得する(Step331)。そして、当該選択さ
れた文字候補に対応する詳細文字情報を表示する決定促
進画面を表示器15の画面に表示する(Step33
2)。操作者は、その詳細文字情報を見て、自分が入力
を所望した文字であることを確認した上で、当該文字を
認識候補として確定させるために予め定めた操作により
決定入力を行うと、コンピュータはそのイベントを取得
し(Step333)、決定イベントか否かを判断する
(Step334)。決定イベントである場合は、認識
候補の確定をし(Step335)、そうでない場合
は、選択イベントの取得(Step331)に戻る。
【0022】この図3に示す第一の実施例にあっては、
選択促進画面と決定促進画面とは明確に区別し得るもの
として位置づけられるから、選択イベントと決定イベン
トとは異種のイベントであっても、同種のイベントであ
っても実施可能である。具体的にいえば、選択イベン
ト、決定イベントともにマウスの所定領域における左ボ
タンクリック、あるいは、スタイラスペンの所定領域に
おけるペンダウンというイベント(事象)を採用可能で
ある。選択促進画面を表示した際のイベントを選択イベ
ントとして取得し、決定促進画面を表示した際のイベン
トを決定イベントとして取得し得るからである。
選択促進画面と決定促進画面とは明確に区別し得るもの
として位置づけられるから、選択イベントと決定イベン
トとは異種のイベントであっても、同種のイベントであ
っても実施可能である。具体的にいえば、選択イベン
ト、決定イベントともにマウスの所定領域における左ボ
タンクリック、あるいは、スタイラスペンの所定領域に
おけるペンダウンというイベント(事象)を採用可能で
ある。選択促進画面を表示した際のイベントを選択イベ
ントとして取得し、決定促進画面を表示した際のイベン
トを決定イベントとして取得し得るからである。
【0023】第一の実施例において、選択イベントと、
決定イベントとをマウスにおけるクリックとダブルクリ
ック、単なるカーソル移動とクリック、ドラッグとドロ
ップ、左ボタンクリックと右ボタンクリックといった異
なる事象とすることが可能なのはいうまでもない。又、
手書き文字入力装置14として感圧パッドを用いる場合
には、マウスのドラッグとドロップ、クリックとダブル
クリックに似た動作をペンダウンを用いて行うことがで
きる。更に、手書き文字入力装置14として電磁誘導方
式のデジタイザを用いる場合には、スタイラスペンの浮
いた状態での座標入力(フライトポイント)が可能であ
るから、マウスのドラッグとドロップ、クリックとダブ
ルクリックに似た動作のみならず、マウスの単なるカー
ソル移動とクリックとに似た動作も可能である。
決定イベントとをマウスにおけるクリックとダブルクリ
ック、単なるカーソル移動とクリック、ドラッグとドロ
ップ、左ボタンクリックと右ボタンクリックといった異
なる事象とすることが可能なのはいうまでもない。又、
手書き文字入力装置14として感圧パッドを用いる場合
には、マウスのドラッグとドロップ、クリックとダブル
クリックに似た動作をペンダウンを用いて行うことがで
きる。更に、手書き文字入力装置14として電磁誘導方
式のデジタイザを用いる場合には、スタイラスペンの浮
いた状態での座標入力(フライトポイント)が可能であ
るから、マウスのドラッグとドロップ、クリックとダブ
ルクリックに似た動作のみならず、マウスの単なるカー
ソル移動とクリックとに似た動作も可能である。
【0024】このように、第一の実施例は、選択イベン
トと決定イベントとが同種であっても異種のものであっ
ても、いずれの場合も実施可能なものである点において
優れた実施例である。しかし、一つ改良の余地がある。
それは、選択イベントの取得を強制するものであるが故
に、直ちに決定したい場合であっても、選択促進画面の
表示を避けることができず、冗長さがある点である。
トと決定イベントとが同種であっても異種のものであっ
ても、いずれの場合も実施可能なものである点において
優れた実施例である。しかし、一つ改良の余地がある。
それは、選択イベントの取得を強制するものであるが故
に、直ちに決定したい場合であっても、選択促進画面の
表示を避けることができず、冗長さがある点である。
【0025】この冗長さを効果的に解消する方法とし
て、本発明の発明者は第二の実施例と第三の実施例を提
案する。第二の実施例は、選択イベントと決定イベント
とが同種の事象であっても実施可能な実施例であり、第
三の実施例は、選択イベントと決定イベントとが異種の
ものである場合に実施可能なものである。いずれも選択
促進画面に複数の文字候補のうちの一つに付いての詳細
文字情報をも併せて表示したところに特徴がある。即
ち、第二、第三の実施例にあっては、選択促進画面は決
定促進画面としての性質をも半ば合わせ持っている。
て、本発明の発明者は第二の実施例と第三の実施例を提
案する。第二の実施例は、選択イベントと決定イベント
とが同種の事象であっても実施可能な実施例であり、第
三の実施例は、選択イベントと決定イベントとが異種の
ものである場合に実施可能なものである。いずれも選択
促進画面に複数の文字候補のうちの一つに付いての詳細
文字情報をも併せて表示したところに特徴がある。即
ち、第二、第三の実施例にあっては、選択促進画面は決
定促進画面としての性質をも半ば合わせ持っている。
【0026】図4は、第二の実施例、即ち選択イベント
と決定イベントとが同種の事象であっても実施可能なも
のであって、選択促進画面に複数の文字候補のうちの一
つに付いての詳細文字情報をも併せて表示することによ
り一段階の入力省略を実現した例である。
と決定イベントとが同種の事象であっても実施可能なも
のであって、選択促進画面に複数の文字候補のうちの一
つに付いての詳細文字情報をも併せて表示することによ
り一段階の入力省略を実現した例である。
【0027】図4において、Step400からSte
p430までは、ほぼ第一の実施例と同様であるが、S
tep430で表示器15に表示される選択促進画面
に、複数の候補文字のうち一つについて詳細文字情報が
併せて表示される点が異なる。当該一つの候補文字は例
えば、類似度の最も高い候補文字、即ち第一候補文字が
選ばれる。操作者は、第一候補文字が入力を所望した文
字であることを確認した際には、当該文字を選択する。
そうでない場合には、他の文字を選択する。この選択は
例えば、ペンダウンという入力操作により実行される。
コンピュータ20は、この操作者が入力したことにより
発生したイベントを取得する(Step431)。そし
て、そのイベントが表示された詳細文字情報に係る文字
候補を選択するイベントか否かを判断する(Step4
32)。この判断は、例えば、そのペンダウンと同時に
取得した座標値が第一候補文字の表示領域内か否かによ
って為される。当該判断が肯定の場合は、該イベントを
決定イベントとして再取得する(Step433)。そ
して認識候補の確定を実行する(Step434)。斯
くして、入力の一段階省略が実現された。
p430までは、ほぼ第一の実施例と同様であるが、S
tep430で表示器15に表示される選択促進画面
に、複数の候補文字のうち一つについて詳細文字情報が
併せて表示される点が異なる。当該一つの候補文字は例
えば、類似度の最も高い候補文字、即ち第一候補文字が
選ばれる。操作者は、第一候補文字が入力を所望した文
字であることを確認した際には、当該文字を選択する。
そうでない場合には、他の文字を選択する。この選択は
例えば、ペンダウンという入力操作により実行される。
コンピュータ20は、この操作者が入力したことにより
発生したイベントを取得する(Step431)。そし
て、そのイベントが表示された詳細文字情報に係る文字
候補を選択するイベントか否かを判断する(Step4
32)。この判断は、例えば、そのペンダウンと同時に
取得した座標値が第一候補文字の表示領域内か否かによ
って為される。当該判断が肯定の場合は、該イベントを
決定イベントとして再取得する(Step433)。そ
して認識候補の確定を実行する(Step434)。斯
くして、入力の一段階省略が実現された。
【0028】図5は、第三の実施例、即ち選択イベント
と決定イベントとが異種の事象である場合に実施可能な
ものであって、選択促進画面に複数の文字候補のうちの
一つに付いての詳細文字情報をも併せて表示することに
より一段階の入力省略を実現した例である。
と決定イベントとが異種の事象である場合に実施可能な
ものであって、選択促進画面に複数の文字候補のうちの
一つに付いての詳細文字情報をも併せて表示することに
より一段階の入力省略を実現した例である。
【0029】図5において、Step500からSte
p530までは、ほぼ第二の実施例と同様である。操作
者は、第一候補文字が入力を所望した文字であることを
確認した際には、当該文字を決定操作により決定する。
そうでない場合には、他の文字を選択する。この場合、
決定操作と選択操作とは明確に区別し得る二つの操作に
より為される。例えば、選択イベントをマウスのカーソ
ル移動とし決定イベントをクリック操作とする、選択イ
ベントをスタイラスペンのフライトポイントとし決定イ
ベントをペンダウンとするといった具合である。クリッ
クとダブルクリック、ドラッグとドロップといった他の
組合せでもよい。コンピュータ20は、この操作者が入
力したことにより発生したイベントを取得する(Ste
p531)。そして、そのイベントが選択イベントであ
るか否かを判断する(Step532)。当該判断が肯
定の場合は、Step530に戻り選択(決定)促進画
面を当該選択イベントで得られた座標値に基づいて表示
する(Step530)。このとき、表示する詳細文字
情報は、当該選択イベントで選択された文字候補の詳細
文字情報となる。Step532で否定の場合は、St
ep531で取得したイベントが決定イベントか否かを
判断する(Step533)。そして肯定の場合は、認
識候補の確定を実行する(Step534)。否定の場
合は、Step531に戻り、イベントの取得を再度実
行する。但し、Step533における判断で肯定か否
かは単にイベントの種類が例えばペンダウンであるとい
う判断だけではなく、ペンダウンであって且つ表示され
た詳細文字情報に係る文字候補を選択するものであるこ
とをも含めたものである。他の領域にペンダウンした場
合には、エラー入力があったものとして再度イベント取
得(Step531)するためである。斯くして、入力
の一段階省略が実現された。
p530までは、ほぼ第二の実施例と同様である。操作
者は、第一候補文字が入力を所望した文字であることを
確認した際には、当該文字を決定操作により決定する。
そうでない場合には、他の文字を選択する。この場合、
決定操作と選択操作とは明確に区別し得る二つの操作に
より為される。例えば、選択イベントをマウスのカーソ
ル移動とし決定イベントをクリック操作とする、選択イ
ベントをスタイラスペンのフライトポイントとし決定イ
ベントをペンダウンとするといった具合である。クリッ
クとダブルクリック、ドラッグとドロップといった他の
組合せでもよい。コンピュータ20は、この操作者が入
力したことにより発生したイベントを取得する(Ste
p531)。そして、そのイベントが選択イベントであ
るか否かを判断する(Step532)。当該判断が肯
定の場合は、Step530に戻り選択(決定)促進画
面を当該選択イベントで得られた座標値に基づいて表示
する(Step530)。このとき、表示する詳細文字
情報は、当該選択イベントで選択された文字候補の詳細
文字情報となる。Step532で否定の場合は、St
ep531で取得したイベントが決定イベントか否かを
判断する(Step533)。そして肯定の場合は、認
識候補の確定を実行する(Step534)。否定の場
合は、Step531に戻り、イベントの取得を再度実
行する。但し、Step533における判断で肯定か否
かは単にイベントの種類が例えばペンダウンであるとい
う判断だけではなく、ペンダウンであって且つ表示され
た詳細文字情報に係る文字候補を選択するものであるこ
とをも含めたものである。他の領域にペンダウンした場
合には、エラー入力があったものとして再度イベント取
得(Step531)するためである。斯くして、入力
の一段階省略が実現された。
【0030】第二の実施例と、第三の実施例との違いを
ハードウェア構成の点から捉え直してみると、パッド
(座標入力面)と表示装置の積層配置の要請の度合いの
違いを指摘することができる。いずれの実施例でも座標
入力面と表示装置の表示画面とを積層配置して入力点と
表示点とがほぼ同じ点になるように構成することが望ま
しいことに違いはないが、第二の実施例では、選択イベ
ントと決定イベントとが例えば、いずれもペンダウンと
いう動作であるため、ペンダウンすべき位置が見えてい
なければ使いようがない。従って、積層配置の要請が強
い。それに対し、第三の実施例では、特に、電磁誘導方
式のデジタイザを用いた場合に選択イベントをフライト
ポイント、決定イベントをペンダウンという位置づけが
できるためデジタイザと表示装置とが分離した構成であ
っても、表示装置を注視しながらデジタイザ上をスタイ
ラスペン等を動かすという操作がよりしやすい。浮き上
がっている状態でも表示画面上にカーソル表示がされる
からである。この点において第三の実施例をマウスのカ
ーソル移動とクリックで行う例も同様であるが、手書文
字入力の有利さにおいてはスタイラスペンの方が勝って
いる。感圧パッドでは、フライトポイントが困難なた
め、本発明の発明者は、電磁誘導方式のデジタイザを用
いて第三の実施例を実施するのを最良の実施例と考え
る。
ハードウェア構成の点から捉え直してみると、パッド
(座標入力面)と表示装置の積層配置の要請の度合いの
違いを指摘することができる。いずれの実施例でも座標
入力面と表示装置の表示画面とを積層配置して入力点と
表示点とがほぼ同じ点になるように構成することが望ま
しいことに違いはないが、第二の実施例では、選択イベ
ントと決定イベントとが例えば、いずれもペンダウンと
いう動作であるため、ペンダウンすべき位置が見えてい
なければ使いようがない。従って、積層配置の要請が強
い。それに対し、第三の実施例では、特に、電磁誘導方
式のデジタイザを用いた場合に選択イベントをフライト
ポイント、決定イベントをペンダウンという位置づけが
できるためデジタイザと表示装置とが分離した構成であ
っても、表示装置を注視しながらデジタイザ上をスタイ
ラスペン等を動かすという操作がよりしやすい。浮き上
がっている状態でも表示画面上にカーソル表示がされる
からである。この点において第三の実施例をマウスのカ
ーソル移動とクリックで行う例も同様であるが、手書文
字入力の有利さにおいてはスタイラスペンの方が勝って
いる。感圧パッドでは、フライトポイントが困難なた
め、本発明の発明者は、電磁誘導方式のデジタイザを用
いて第三の実施例を実施するのを最良の実施例と考え
る。
【0031】さらに、上記いずれの実施例であっても、
表示装置がカラー表示可能なものである場合には、全角
文字と半角文字の区別をつけるため、全角文字の文字種
は黒色、半角文字の文字種は青色で表示する等の色を組
み合わせて詳細文字情報を表示するようにすることによ
り、類似文字の識別がよりしやすくなる。
表示装置がカラー表示可能なものである場合には、全角
文字と半角文字の区別をつけるため、全角文字の文字種
は黒色、半角文字の文字種は青色で表示する等の色を組
み合わせて詳細文字情報を表示するようにすることによ
り、類似文字の識別がよりしやすくなる。
【0032】なお、数字、英字大、英字小の識別のほか
に、ひらがなとカタカナ(ひらがなの「へ」とカタカナ
の「ヘ」の区別)、カタカナと漢字(カタカナの「ロ」
と漢字の「口」の区別)、その他の区別の判定も行え
る。
に、ひらがなとカタカナ(ひらがなの「へ」とカタカナ
の「ヘ」の区別)、カタカナと漢字(カタカナの「ロ」
と漢字の「口」の区別)、その他の区別の判定も行え
る。
【0033】更に、漢字の画数が多いもの同士では、
「くさかんむり」か「たけかんむり」かの識別、「にん
べん」か「ぎょうにんべん」かの識別等が難しい場合が
ある。その場合に、部首の情報を詳細文字情報として表
示することが都合のいい場合もある。又、漢字のJIS
コードを表示することが類似文字の識別に役立つ場合も
考えられる。このように、本発明にいう詳細文字情報に
は、数字、英文字、平仮名、片仮名等の文字種に関する
情報のみならず、漢字の部首情報や、JISコード情報
等の情報をも含む概念である。
「くさかんむり」か「たけかんむり」かの識別、「にん
べん」か「ぎょうにんべん」かの識別等が難しい場合が
ある。その場合に、部首の情報を詳細文字情報として表
示することが都合のいい場合もある。又、漢字のJIS
コードを表示することが類似文字の識別に役立つ場合も
考えられる。このように、本発明にいう詳細文字情報に
は、数字、英文字、平仮名、片仮名等の文字種に関する
情報のみならず、漢字の部首情報や、JISコード情報
等の情報をも含む概念である。
【0034】本明細書で、同種のイベント、異種のイベ
ントという概念を用いたが、誤解の内容に説明を付け加
える。電磁誘導方式のデジタイザにおいて、フライトポ
イントとペンダウンとを考えるとき、たとえ座標値が同
一であっても、フライトポイント状態(ペンアップ状
態)とペンダウン状態とは異種のイベントである。それ
に対し、フライトポイントである点において共通であ
り、座標値(座標領域)の異なる二つのイベントは、同
種のイベントである。本明細書では、このような意味合
いにおいて、同種のイベント、異種のイベントという概
念を用いた。
ントという概念を用いたが、誤解の内容に説明を付け加
える。電磁誘導方式のデジタイザにおいて、フライトポ
イントとペンダウンとを考えるとき、たとえ座標値が同
一であっても、フライトポイント状態(ペンアップ状
態)とペンダウン状態とは異種のイベントである。それ
に対し、フライトポイントである点において共通であ
り、座標値(座標領域)の異なる二つのイベントは、同
種のイベントである。本明細書では、このような意味合
いにおいて、同種のイベント、異種のイベントという概
念を用いた。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、認識候補領域の
認識候補上に座標指示器が来た時に該文字種を表示する
ことができ、類似文字を容易に判別することができる。
さらに、該認識候補が認識させたい認識候補であれば、
そのまま座標指示器で前記認識候補を指示すれば認識候
補を選択できるため、その実用的効果は大なるものがあ
る。
認識候補上に座標指示器が来た時に該文字種を表示する
ことができ、類似文字を容易に判別することができる。
さらに、該認識候補が認識させたい認識候補であれば、
そのまま座標指示器で前記認識候補を指示すれば認識候
補を選択できるため、その実用的効果は大なるものがあ
る。
【図1】本発明における手書き文字選択決定のための対
話処理における選択決定促進画面の表示状態を示す説明
図
話処理における選択決定促進画面の表示状態を示す説明
図
【図2】本発明の実施に適したコンピュータの構成を示
す機能ブロック図
す機能ブロック図
【図3】本発明の第一の実施例を示すフローチャート
(選択決定二段入力)
(選択決定二段入力)
【図4】本発明の第二の実施例を示すフローチャート
(選択イベントと決定イベントとが同種の場合の省略入
力)
(選択イベントと決定イベントとが同種の場合の省略入
力)
【図5】本発明の第三の実施例を示すフローチャート
(選択イベントと決定イベントとが異種の場合の省略入
力)
(選択イベントと決定イベントとが異種の場合の省略入
力)
【図6】従来例における手書き文字選択決定のための対
話処理における入力促進画面の表示状態を示す説明図
話処理における入力促進画面の表示状態を示す説明図
10 手書き文字認識領域 11 文字種表示領域 12 認識候補領域 13 座標指示器 14 手書き文字入力装置 15 表示器 20 コンピュータ 21 入力信号処理部 22 文字認識処理部 23 対話処理部 24 表示制御部 25 表示メモリ
Claims (5)
- 【請求項1】 操作者が手書文字を入力するための入力
装置と、操作者に表示物を見せるための表示器とを備
え、該入力装置より操作者が入力した手書き文字データ
に対して文字認識処理を行い、その結果得られた複数の
文字候補を表示器に表示して、いずれかの候補文字の選
択及び決定を操作者に対して促す手書き文字選択決定の
ための対話処理装置において、 該複数候補文字の選択及び決定を操作者による選択入力
と決定入力とからなる二段階の入力にて行うこととし、 まず、複数の文字候補を表示した選択促進画面を表示器
に表示して操作者の選択入力を促し、 次に、該操作者の選択入力により当該選択された文字候
補の詳細文字情報を表示した決定促進画面を表示器に表
示して操作者の決定入力を促し、 最後に、該操作者の決定入力により文字認識結果を確定
させることを特徴とする手書き文字選択決定のための対
話処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の手書き文字選択決定のた
めの対話処理方法であって、 選択促進画面に複数の文字候補のうちの一つについての
詳細文字情報をも併せて表示したことを特徴とする手書
き文字選択決定のための対話処理方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の手書き文字選択決定のた
めの対話処理方法であって、 選択促進画面の表示の際に操作者が行う選択入力により
コンピュータが取得したイベント(選択イベント)が当
該選択促進画面に表示された詳細文字情報に係る文字候
補を選択するイベントであるか否かを判断し、 該判断結果が肯定である場合には、当該選択イベントを
認識候補の確定のためのイベント(決定イベント)とみ
なして取得することにより入力を一段階省略したことを
特徴とする手書き文字選択決定のための対話処理方法。 - 【請求項4】 請求項2記載の手書き文字選択決定のた
めの対話処理方法であって、 前記操作者が手書文字を入力するための入力装置として
タブレット上でのペンの位置座標を、ペンがタブレット
上に置かれたペンダウン状態でも、ペンがタブレットか
ら浮き上がったペンアップ状態(ペンがダウン状態から
変化して浮き上がった場合のみならず、遠方から近づい
てきて浮き上がっている状態をも含む。)でも、それぞ
れ検出し、ペンのアップダウン情報(ペンダウン状態で
あるか、ペンアップ状態であるかに関する情報をい
う。)と組み合わせた情報として出力するデジタイザを
用い、 前記選択イベントをペンの位置座標とペンのアップ情報
との組合せとし、 前記決定イベントをペンの位置座標とペンのダウン情報
との組合せとすることにより、 操作者に二つのイベント発生であることを意識させるこ
となく選択イベントと決定イベントを取得することを特
徴とする手書き文字選択決定のための対話処理方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の手書き文字選択決定のた
めの対話処理方法であって、 複数の文字認識候補の詳細文字情報の表示を、該詳細文
字情報の種類に応じた色を付けて表示することを特徴と
する手書き文字選択決定のための対話処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7233542A JPH0962775A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 手書き文字選択決定のための対話処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7233542A JPH0962775A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 手書き文字選択決定のための対話処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962775A true JPH0962775A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16956693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7233542A Pending JPH0962775A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 手書き文字選択決定のための対話処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962775A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003980A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Omron Corp | 認識結果表示方法、プログラム、携帯端末及び認識結果表示装置 |
US11164025B2 (en) | 2017-11-24 | 2021-11-02 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) | Method of handwritten character recognition confirmation |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP7233542A patent/JPH0962775A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003980A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Omron Corp | 認識結果表示方法、プログラム、携帯端末及び認識結果表示装置 |
US11164025B2 (en) | 2017-11-24 | 2021-11-02 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) | Method of handwritten character recognition confirmation |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |