JPH0962710A - ファイルアドレス制御装置 - Google Patents

ファイルアドレス制御装置

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JPH0962710A
JPH0962710A JP7243801A JP24380195A JPH0962710A JP H0962710 A JPH0962710 A JP H0962710A JP 7243801 A JP7243801 A JP 7243801A JP 24380195 A JP24380195 A JP 24380195A JP H0962710 A JPH0962710 A JP H0962710A
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JP
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window
address
file
mode
file memory
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JP7243801A
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Inventor
Yukihiro Yoshida
田 幸 弘 吉
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B II TECHNOL KK
Original Assignee
B II TECHNOL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全データを言葉で検索する方式であるコンテ
ンツアドレス方式が用いられ、かつ、高速に検索できる
ファイルアドレス制御装置を提供する。 【解決手段】 データが格納された記憶装置14の外部
に形成されて、記憶装置14に接続され、記憶装置14
において、データの検索を行うためのファイルアドレス
制御装置12である。ファイルアドレス制御装置12
は、ウィンドウ記憶部を含む。ウィンドウ記憶部は1個
以上のウィンドウを含む。ウィンドウには、検索するコ
ンテンツアドレスが書き込まれる。記憶装置14の全領
域または部分領域をウィンドウが移動することによっ
て、コンテンツアドレスとデータとの一致するアドレス
を検出し、アドレスを外部の制御装置16に返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はファイルアドレス
制御装置に関し、特にたとえば、パーソナルコンピュー
タ,ワードプロセッサ,携帯情報端末等のデジタル情報
処理装置におけるファイル検索やマイクロプロセッサシ
ステムの検索用のコプロセッサ(Co−process
or)において用いられるファイルアドレス制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】文書データを検索するためには、従来か
ら、キーワード付きのデータベース検索方式が用いられ
ている。しかし、キーワード付きのデータベース検索方
式では、キーワード付けや文書の分類などの事前作業が
必要である。そのため、事前作業が不要なフルテキスト
型の検索方式すなわちコンテンツアドレス方式(内容情
報によるアドレス指定)が注目されている。コンテンツ
アドレス方式とは、文書情報をコードの型でデータベー
ス化しておき、情報が必要になった時点で、全データを
言葉で検索する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンテ
ンツアドレス方式では、データベース内のすべての文書
データを検索するので、処理時間がかかるという問題点
がある。近年、パーソナルコンピュータ,携帯情報端末
等のデジタル情報処理装置では、多様な性質のデータ種
別を扱うようになってきている。また、これらのデジタ
ル情報処理装置では、ファイル容量やデータベースの規
模も大きくなっている。そこで、ユーザインターフェイ
スのよいコンテンツアドレス方式を可能とし、しかも、
高速に情報検索できる検索方式が求められている。従来
では、ハードウェアによって、コンテンツアドレス方式
による高速な情報検索を実現しようとすると、ハードウ
ェア規模(ロジック回路)が大きくなってしまい、ほと
んど実用段階に至っていない。ソフトウェア処理による
検索方式では、特に検索処理に長時間を要する。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、全
データまたはセグメント化されたデータを言葉で検索す
る方式であるコンテンツアドレス方式が用いられ、か
つ、高速に検索できるファイルアドレス制御装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、データが格
納された記憶装置の外部に形成されて、記憶装置に接続
され、記憶装置において、データの検索を行うためのフ
ァイルアドレス制御装置であって、ウィンドウ記憶部を
含むファイルアドレス制御装置であり、ウィンドウ記憶
部は1個以上のウィンドウを含み、ウィンドウには、検
索するコンテンツアドレスが書き込まれ、記憶装置の全
領域または部分領域をウィンドウが移動することによっ
て、コンテンツアドレスとデータとの一致するアドレス
を検出する、ファイルアドレス制御装置である。
【0006】この発明において、アドレスを外部の制御
装置に返してもよい。さらに、コンテンツアドレスの長
さに応じて、ウィンドウの長さを設定できるのが好まし
い。また、ウィンドウを並列または直列に連結し、組み
合わせることができるのが好ましい。さらに、ROMで
ある記憶装置に接続され、使用することができてもよい
し、RAMである記憶装置に接続され、使用することが
できてもよい。また、外部のメモリ内に形成されたウィ
ンドウ設定プログラムがウィンドウ記憶部を設定するの
が好ましい。さらに、アドレスを返す外部の制御装置は
中央処理装置であってもよい。また、このファイルアド
レス制御装置は、検索用のコプロセッサとして、並列に
接続されてもよい。
【0007】
【作用】このファイルアドレス制御装置では、検索する
コンテンツアドレスが書き込まれたウィンドウが、記憶
装置の全領域または部分領域を移動することによって、
コンテンツアドレスとデータとの一致するアドレスを検
出し、アドレスを外部の制御装置に返す。そして、外部
の制御装置が、コンテンツアドレスと一致するデータを
出力する。
【0008】
【発明の効果】この発明にかかるファイルアドレス制御
装置では、全データを言葉で検索する方式であるコンテ
ンツアドレス方式が用いられる。さらに、ウィンドウが
記憶装置の全領域または部分領域を移動することによっ
て、コンテンツアドレスとデータとの一致するアドレス
を高速に検出できる。そして、アドレスを外部の制御装
置に返し、外部の制御装置が、コンテンツアドレスと一
致するデータを出力することによって、高速にデータを
検索できる。また、コンテンツアドレスの長さに応じ
て、ウィンドウの長さを設定し、あるいは、ウィンドウ
を並列または直列に連結し、組み合わせることによっ
て、検索の自由度が極めて高くなる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るファイルア
ドレス制御装置を用いたコンピュータを示すブロック図
である。コンピュータ10は、ファイルアドレス制御装
置である検索プロセッサ12を含む。検索プロセッサ1
2には、記憶装置であるファイルメモリ14が接続され
る。このファイルメモリ14はRAMである。また、検
索プロセッサ12には、制御装置である中央処理装置の
CPU16が接続される。さらに、検索プロセッサ12
には、ROM18,RAM20が接続される。ファイル
メモリ14の検索時(リード時)には、検索プロセッサ
12とファイルメモリ14とは、リードバス21を介し
て接続される。ファイルメモリ14の書込時には、検索
プロセッサ12とファイルメモリ14とは、アドレスバ
ス22およびデータバス24を介して接続される。検索
プロセッサ12とCPU16,ROM18,RAM20
とは、アドレスバス22およびデータバス24を介して
接続される。ファイルメモリ14のサイズは自由に設定
可能であるが、たとえば8MB〜16MBである。検索
プロセッサ12内には、図2に示すウィンドウ記憶部2
6が形成される。外部のメモリであるROM18には、
ウィンドウ記憶部26を設定するウィンドウ設定プログ
ラム28が形成される。
【0011】図2はファイルメモリ14とウィンドウ記
憶部26との対応を示す概念図である。ウィンドウ記憶
部26は、たとえばウィンドウW0 ,W1 ,W2
3 ,W4 ,W5 ,W6 ,W7 の8個のウィンドウを含
み、それぞれ、RAM(可変記憶ファイル)である8本
のファイルメモリ14に対応する。1本のファイルメモ
リ14の容量は、1MB〜2MBであり、上述の通り、
8本のファイルメモリ14の総容量は、8MB〜16M
Bである。1個のウィンドウ記憶部26の容量は、8ビ
ット×32ビット=32Bである。したがって、8個の
ウィンドウWk よりなるウィンドウ記憶部26の総容量
は、32B×8=256Bである。ウィンドウ記憶部2
6では、8個のウィンドウWk によって、8ビット×8
=64ビットの同時読出しが行われる。1個のウィンド
ウWk の容量は、32Bであるから、英文字ならば、3
2文字のコンテンツアドレス(ファイル名)が可能であ
る。したがって、8個のウィンドウWk よりなるウィン
ドウ記憶部26では、英文字ならば、256文字のコン
テンツアドレス(ファイル名)が可能である。また、1
個のウィンドウWk において、漢字ならば、16文字の
コンテンツアドレス(ファイル名)が可能である。した
がって、8個のウィンドウWk よりなるウィンドウ記憶
部26では、漢字ならば、128文字のコンテンツアド
レス(ファイル名)が可能である。なお、この発明にお
いて、「ウィンドウWk 」は、パソコンで普通に用いら
れるウィンドウとは異なるが、いわゆる窓(ウィンド
ウ)であることには変わりない。容量の大きな汎用レジ
スタのかたまりであって、数十〜数百ワードのレジスタ
容量を有し、CPUが命令を実行するある時点で命令か
ら参照可能なレジスタ群は、レジスタウィンドウと呼ば
れる。しかし、この発明における「ウィンドウWk 」の
技術的意味は、これと異なっている。検索実行のある時
点で、検索プロセッサ12の「ウィンドウWk 」は、C
PU16から参照可能であるが、この発明における「ウ
ィンドウWk 」は、コンテンツアドレスからアドレスを
検出するために、ファイルメモリ14上を移動するアド
レス検出のための機能的な手段として用いられる。ま
た、この発明において、「コンテンツアドレス」とは、
アドレスを直接与えるのではなく、記憶内容を探索情報
として与えることによって、それに等しい記憶情報(フ
ァイル)を有する記憶装置のアドレスを求めることがで
きる方式をいう。「コンテンツアドレス」を用いること
によって、データベース検索において、ユーザインター
フェイスが非常によくなる。
【0012】図3はファイルメモリ14とウィンドウ記
憶部26とを組み合わせたウィンドウチェーン30を示
す概念図である。すなわち、図3(A)は1倍長(1M
B×8)のウィンドウチェーン30を示す概念図であ
り、図3(B)は2倍長(2MB×4)のウィンドウチ
ェーン30を示す概念図であり、図3(C)は4倍長
(4MB×2)のウィンドウチェーン30を示す概念図
であり、図3(D)は8倍長(8MB×1)のウィンド
ウチェーン30を示す概念図である。図3(A)に示す
ウィンドウチェーン30では、W0 ,W1 ,W2
3 ,W4 ,W5 ,W6,W7 の8個の32Bのウィン
ドウ記憶部26が、それぞれ、単独で1MBずつのファ
イルメモリ14に接続される。また、図3(B)に示す
ウィンドウチェーン30では、W0 ,W1 、W2
3 、W4 ,W5 、W6 ,W7 の2個ずつ4組の64B
のウィンドウ記憶部26が、それぞれ、2個ずつで2M
Bずつのファイルメモリ14に接続される。図3(C)
に示すウィンドウチェーン30では、W0 ,W1
2 ,W3 、W4 ,W5 ,W6 ,W7 の4個ずつ2組の
128Bのウィンドウ記憶部26が、それぞれ、4個ず
つで4MBずつのファイルメモリ14に接続される。ま
た、図3(D)に示すウィンドウチェーン30では、W
0 ,W1 ,W2 ,W3 ,W4 ,W5 ,W6 ,W7 の8個
で1組の256Bのウィンドウ記憶部26が、それぞ
れ、8個で8MBのファイルメモリ14に接続される。
【0013】図4はウィンドウ記憶部26のウィンドウ
k の構成を示すブロック図である。ウィンドウ記憶部
26には、上述の通り、ウィンドウW0 ,W1 ,・・
・,Wk ,・・・,W7 の計8個が含まれる。検索プロ
セッサ12には、比較判定回路32が形成され、ウィン
ドウWk からは、8ビットのデータp0 ,p1 ,p2
・・・,pk ,・・・,p27,p28,p29,p30,p31
が比較判定回路32に出力される。
【0014】図5はファイルメモリバッファFk の構成
を示すブロック図である。ファイルメモリバッファFk
からは、8ビットのデータq0 ,q1 ,q2 ,q3 ,q
4 ,・・・,qk ,・・・,q29,q30,q31が比較判
定回路32に出力される。比較判定回路32に出力され
たウィンドウWk からのデータp0 ,p1 ,p2 ,・・
・,pk ,・・・,p27,p28,p29,p30,p31およ
びファイルメモリバッファFk からのデータq0
1 ,q2 ,q3 ,q4 ,・・・,qk ,・・・,
29,q30,q31は、図6に示すように、比較判定回路
32において、p0 とq0 ,p1 とq1 ,p2 とq2
・・・,pk とqk ,・・・,p30とq30,p31とq31
とが比較される。図6中の記号は排他的論理和を示す。
図7に示すように、比較結果は、AND回路34に出力
され、比較結果がすべて一致する場合には、検索結果が
一致するものとして、一致検出信号Wk ′が出力され
る。なお、図4では、ウィンドウ記憶部26にコンテン
ツアドレスを示す照合データが書き込まれているが、図
4に示す「シフト」は、各ウィンドウWk のビットデー
タがシフトレジスタのように時間的に直列に出力される
ことをいう。また、図5では、ファイルメモリバッファ
k において、各ファイルメモリ14のビットデータが
8ビット並列で次々と入力されるが、図5に示す「シフ
ト」は、各ファイルメモリ14のビットデータが入力後
にシフトレジスタのように時間的に直列に出力されるこ
とをいう。さらに、図7に示す「シフト」は、比較判定
のロジックの出力データが次々入力されることをいう
が、8ビットの直列データが入力された後、一致検出さ
れて、一致検出信号Wk ′が出力される。
【0015】図8はウィンドウ記憶部26のウィンドウ
k の設定レコード形式を論理的な一般形で示す概念図
である。ウィンドウWk の属性としては、以下の通りで
ある。フィールド数は可変で、フィールドサイズは可変
で、レコード長は最大256Bの可変である。フィール
ドバウンダリについては、長さは可変で、バウンダリコ
ードが書き込まれる。冗長部には、FFコードが入れら
れる。照合データはコンテンツアドレスである。
【0016】ウィンドウチェーン30については、ウィ
ンドウWk が8個あるので、ウィンドウチェーン30の
数は非常に多数になるが、そのうちのモード1ないしモ
ード10の計10種の実用的な検索モードを例に挙げて
説明する。図9はモード1を示し、ファイル8分割で、
照合データが1倍長で個々のウィンドウで同一の場合を
示す図である。図9に示すモード1では、ウィンドウは
直列に配置される。図10はモード2を示し、ファイル
4分割で、照合データが2倍長で個々のウィンドウで同
一の場合を示す図である。図10に示すモード2では、
ウィンドウは直列に配置される。図11はモード3を示
し、ファイル2分割で、照合データが4倍長で個々のウ
ィンドウで同一の場合を示す図である。図11に示すモ
ード3では、ウィンドウは直列に配置される。図12は
モード4を示し、ファイル1分割で、照合データが8倍
長の場合を示す図である。図12に示すモード4では、
照合データは1つのコンテンツを設定するか、個々のウ
ィンドウで同一または異なっているか、2倍長で同一ま
たは異なっていてもよい。図12に示すモード4では、
ウィンドウは直列に配置される。図13は図12のモー
ド4の一例を示す図であり、図14は図12のモード4
の他の例を示す図である。図13に示す例では、A,
B,C,Dで4つのウィンドウなので、同一の設定か異
なる設定かによって16通りの場合がある。図14に示
す例では、A,Bで2つのウィンドウなので、同一の設
定か異なる設定かによって4通りの場合がある。図15
はモード5を示し、ファイル1分割で、照合データが1
倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合を示す図で
ある。図15に示すモード5では、ウィンドウは並列に
配置される。図16はモード6を示し、ファイル1分割
で、照合データが2倍長で個々のウィンドウで異なって
よい場合を示す図である。図16に示すモード6では、
ウィンドウは並列に配置される。図17はモード7を示
し、ファイル1分割で、照合データが4倍長で個々のウ
ィンドウで異なってよい場合を示す図である。図17に
示すモード7では、ウィンドウは並列かつ直列に配置さ
れる。図18はモード8を示し、ファイル4分割で、照
合データが1倍長で個々のウィンドウで異なってよい場
合で、2つのウィンドウが対になっている場合を示す図
である。図18に示すモード8では、ウィンドウは並列
に配置される。図19はモード9を示し、ファイル2分
割で、照合データが2倍長で個々のウィンドウで異なっ
てよい場合で、2つのウィンドウが対になっている場合
を示す図である。図19に示すモード9では、ウィンド
ウは並列かつ直列に配置される。図20はモード10を
示し、ファイル2分割で、照合データが1倍長で個々の
ウィンドウで異なってよい場合で、4つのウィンドウが
対になっている場合を示す図である。図20に示すモー
ド10では、ウィンドウは並列に配置される。上述のウ
ィンドウチェーン30のモード1ないしモード10の計
10種の実用的な検索モードのうち、4種はファイル1
分割で、3種はファイル2分割で、2種はファイル4分
割で、1種はファイル8分割である。
【0017】ウィンドウチェーン30について、モード
1ないしモード10の計10種の実用的な検索モードを
例に挙げて説明したが、モード1ないしモード10の各
々のウィンドウチェーン30の構成に対応するファイル
メモリバッファFk について説明する。図21は図9の
ウィンドウ構成に対応するモード1を示し、入力データ
が8個で個々のファイルメモリバッファがそれぞれ独立
の場合を示す図である。図21に示すモード1では、フ
ァイルメモリバッファは直列に配置される。図22は図
10のウィンドウ構成に対応するモード2を示し、入力
データが4個で個々のファイルメモリバッファが2個ず
つ直列に接続される場合を示す図である。図22に示す
モード2では、ファイルメモリバッファは直列に配置さ
れる。図23は図11のウィンドウ構成に対応するモー
ド3を示し、入力データが2個で個々のファイルメモリ
バッファが4個ずつ直列に接続される場合を示す図であ
る。図23に示すモード3では、ファイルメモリバッフ
ァは直列に配置される。図24は図12のウィンドウ構
成に対応するモード4を示し、入力データが1個で個々
のファイルメモリバッファが直列に8個接続される場合
を示す図である。図24に示すモード4では、ファイル
メモリバッファは直列に配置される。図25は図15の
ウィンドウ構成に対応するモード5を示し、入力データ
が1個で個々のファイルメモリバッファがそれぞれ独立
な場合を示す図である。図25に示すモード5では、フ
ァイルメモリバッファは並列に配置される。図26は図
16のウィンドウ構成に対応するモード6を示し、入力
データが1個で個々のファイルメモリバッファが2個ず
つ直列に接続された場合を示す図である。図26に示す
モード6では、ファイルメモリバッファは並列かつ直列
に配置される。図27は図17のウィンドウ構成に対応
するモード7を示し、入力データが1個で個々のファイ
ルメモリバッファが4個ずつ直列に接続された場合を示
す図である。図27に示すモード7では、ファイルメモ
リバッファは並列かつ直列に配置される。図28は図1
8のウィンドウ構成に対応するモード8を示し、入力デ
ータが4個で個々のファイルメモリバッファがそれぞれ
独立な場合を示す図である。図28に示すモード8で
は、ファイルメモリバッファは並列に配置される。図2
9は図19のウィンドウ構成に対応するモード9を示
し、入力データが2個で個々のファイルメモリバッファ
が2個ずつ直列に接続された場合を示す図である。図2
9に示すモード9では、ファイルメモリバッファは並列
かつ直列に配置される。図30は図20のウィンドウ構
成に対応するモード10を示し、入力データが2個で個
々のファイルメモリバッファがそれぞれ独立な場合を示
す図である。上述のモード1ないしモード10の各々の
ウィンドウチェーン30の構成に対応するモード1ない
しモード10のファイルメモリバッファのうち、4種は
1入力で、3種は2入力で、2種は4入力で、1種は8
入力である。
【0018】図31はファイルメモリ14がROM(固
定記憶ファイル)の場合のファイルメモリ14とウィン
ドウ記憶部26との対応を示す概略図である。ウィンド
ウ記憶部26は、たとえばウィンドウW0 ,W1
2 ,・・・,Wk ,・・・,W7 の8個のウィンドウ
を含み、それぞれ、ROM(固定記憶ファイル)である
8本のファイルメモリ14に対応する。さらに、ウィン
ドウW0 ,W1 ,W2 ,・・・,Wk ,・・・,W7
8個のウィンドウは、それぞれ、ファイルメモリバッフ
ァF0 ,F1 ,F2 ,・・・,Fk ,・・・,F7 の8
個のファイルメモリバッファに対応する。図31に示す
実施の形態の例は、図9および図21に示すモード1の
応用例である。このように、ファイルメモリ14がRO
M(固定記憶ファイル)であっても、RAM(可変記憶
ファイル)と同じように制御できる。ROMの場合の使
用例としては、辞書,フォントデータ等が挙げられる。
なお、ROMが用いられる場合、バースト転送モードの
ROMが用いられるのが好ましい。
【0019】図32は最大ウィンドウの構成を示す概念
図である。図32に示す最大ウィンドウの構成とは、図
3(D)に示すように、W0 ,W1 ,W2 ,W3
4 ,W5 ,W6 ,W7 の32ビットの8個のウィンド
ウがリンクされて、1組のウィンドウ記憶部26が形成
される場合である。W0 ,W1 ,W2 ,W3 ,W4 ,W
5,W6 ,W7 の8個のウィンドウは、8ビットのデー
タp0 ,p1 ,p2 ,p3,p4 ,・・・,pi ,・・
・,p25,p26,p27,p28,p29,p30,p31を有す
る。
【0020】図33は複数個のウィンドウを使用した照
合データであるコンテンツアドレスの設定例を示す概念
図である。このように、この発明では、言葉でファイル
情報を検索することができる。図33の例では、図3
(C)に示すように、ウィンドウW0 ,W1 ,W2 ,W
3 の4個のウィンドウ記憶部26が、ファイルメモリ1
4に接続される。フィールドバウンダリについては、長
さは可変であるが、ウィンドウW0 には、p20の位置
に、バウンダリコードとして「1」が書き込まれる。ウ
ィンドウW1 には、p13〜p0 に上限として、「PM2
時15分」の言葉が書き込まれ、p20〜p14に冗長部と
して、FFコードが入れられる。また、ウィンドウW2
には、p19〜p0 に照合データであるコンテンツアドレ
スとして、「村山首相の今日の日程」の言葉が書き込ま
れ、p20に冗長部として、FFコードが入れられる。さ
らに、ウィンドウW3 には、p13〜p0 に下限として、
「PM6時30分」の言葉が書き込まれ、p20〜p14
冗長部として、FFコードが入れられる。なお、言葉は
漢字なので、1文字当たり16ビット必要である。そし
て、図33に示す矢印Aの方向に、ファイルメモリバッ
ファが移動する。
【0021】図34はファイルメモリアドレスカウンタ
k およびマッピングレジスタRkを示す図である。フ
ァイルメモリアドレスカウンタCk (k=0,1,2,
3,・・・,7)とは、ファイルメモリ14内の一致ア
ドレスを検出するカウンタである。ファイルメモリアド
レスカウンタCk は、20〜23ビットである。マッピ
ングレジスタRk とは、コンテンツアドレスに記憶され
ているファイル内容のアドレスを、メモリの実際のアド
レスに変換し、CPU16に返すためのレジスタであ
る。マッピングレジスタRk も、20〜23ビットであ
り、ファイルメモリアドレスカウンタCk のビット数と
対応する。そして、図34に示すように、ファイルメモ
リアドレスカウンタCk の内容がマッピングレジスタR
k に移される。 図3(A)に示すウィンドウチェーン
30のように、ウィンドウ8個からなるウィンドウ記憶
部26が、それぞれ、単独で1MBずつのファイルメモ
リ14に接続される場合、(Rk )+K・M→(Rk
として、このアドレスがCPU16に返される。ただ
し、M=220=1048576である。たとえば、(R
0 )は(R0 )のまま、(R1 )は(R1 )+1・M→
(R1 )として、(R2)は(R2 )+2・M→
(R2 )として、(R3 )は(R3 )+3・M→
(R3)として、(R4 )は(R4 )+4・M→
(R4 )として、(R5 )は(R5 )+5・M→
(R5 )として、(R6 )は(R6 )+6・M→
(R6 )として、(R7 )は(R7 )+7・M→
(R7 )として、Rk の内容をCPU16に移す。
【0022】図35は一致検出回路36を示す概略図で
あり、図35(A)は物理的な意味での一致検出回路3
6を示し、図35(B)は論理的な意味での一致検出回
路36を示す。一致検出回路36は、ファイル内容が記
憶されているアドレスの検出に使用される。図35
(A)に示す一致検出回路36では、一致検出信号
k ′がアドレスデコーダ38に入力される。すなわ
ち、一致検出信号W0 ′,W1 ′,W2 ′,W3 ′,W
4 ′,W5 ′,W6 ′,W7 ′がアドレスデコーダ38
に入力される。これらの8個の一致検出信号による0,
1,2,3,4,・・・,i,・・・,255の256
ビットのうち、ウィンドウが一致すれば、たとえばi
に”1”を立てる。図35(B)に示す一致検出回路3
6では、256ビットを32×8ビットで表現した構成
となっている。この一致検出回路36では、先頭から第
i番目に”1”が立てられる。また、この一致検出回路
36では、5ビットの一致検出信号がアドレスデコーダ
38に入力されることとなる。
【0023】図36は一致検出回路によるKの生成回路
のハードウェア処理の方法を示す回路図である。上述の
通り、一致検出信号W0 ′,W1 ′,W2 ′,W3 ′,
4′,W5 ′,W6 ′,W7 ′がアドレスデコーダ3
8に入力され、一致検出信号によって、ウィンドウが一
致すれば、”1”を立てる。たとえば132に”1”を
立てた場合、K=0,K=1,K=2,K=3,K=
4,K=5,K=6,K=7のうちK=2,K=7が選
択される。同様に、0に”1”を立てた場合、Kは選択
されない。1に”1”を立てた場合、K=0が選択され
る。2に”1”を立てた場合、K=1が選択される。3
に”1”を立てた場合、K=0,K=1が選択される。
4に”1”を立てた場合、K=2が選択される。253
に”1”を立てた場合、K=0,K=2,K=3,K=
4,K=5,K=6,K=7が選択される。254に”
1”を立てた場合、K=1,K=2,K=3,K=4,
K=5,K=6,K=7が選択される。255に”1”
を立てた場合、K=0,K=1,K=2,K=3,K=
4,K=5,K=6,K=7が選択される。そして、選
択されたKからアドレス定数K・Mが生成される。次
に、一致検出回路によるKの生成回路のソフトウェア処
理の方法について述べる。図35(B)に示す一致検出
回路36のように、CPU16から見て、32×8ビッ
トで表現した構成のRAMと考えて、このRAMの内容
を5ビットのアドレスである一致検出信号を出して、リ
ードする制御も可能である。論理的構成を利用して、K
がソフト的に生成され、K・Mが計算される。
【0024】図37は図9および図21に対応するモー
ド1の場合のファイルメモリ14のリード時およびライ
ト時を示す概略図であり、図38は図37に対応するモ
ード1の場合のファイルメモリアドレスカウンタCk
よびマッピングレジスタRkを示す図である。ファイル
メモリ14の総アドレススペースは8MB〜16MBで
あり、ファイルメモリ14のセグメントサイズは1MB
〜2MBである。図38に示すように、ファイルメモリ
アドレスカウンタCk の内容がマッピングレジスタRk
に移される。ファイルメモリ14の内容のリード(検
索)時のセグメンテーションは、Ck の上位3ビットを
ハード的に無視して、Ck の下位20ビットで連続的に
カウントされる。このとき、同期式DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)
が用いられる。同期式DRAMとは、先頭番地を指定す
れば、連続的にデータを読み出すDRAMである。図3
5(A)に示すiがたとえば132であれば、一致検出
信号Wk について、(W7 ′,W6 ′,W5 ′,
4 ′,W3 ′,W2 ′,W1 ′,W0 ′)=(1,
0,0,0,0,1,0,0)となる。したがって、ウ
ィンドウW7 およびウィンドウW2 に一致検出があった
こととなる。(Rk )+K・M→(Rk )として、この
アドレスがCPU16に返されるので、(R7 )+7・
M→(R7 ),(R2 )+2・M→(R2 )となり、
(R7 ),(R2 )のアドレスがCPU16に返され
る。そして、マッピングレジスタRk の上位3ビットを
デコードして、CE(Chip Enable)信号と
して、CPU16がアクセスできる連続アドレスとす
る。
【0025】図39は図10および図22に対応するモ
ード2の場合のファイルメモリ14のリード時およびラ
イト時を示す概略図であり、図40は図39に対応する
モード2の場合のファイルメモリアドレスカウンタCk
およびマッピングレジスタRk を示す図である。ファイ
ルメモリ14の総アドレススペースは8MB〜16MB
であり、ファイルメモリ14のセグメントサイズは2M
B〜4MBである。図40に示すように、ファイルメモ
リアドレスカウンタCk の内容がマッピングレジスタR
k に移される。ファイルメモリ14の内容のリード(検
索)時のセグメンテーションは、Ck の上位2ビットを
ハード的に無視して、Ck の下位21ビットで連続的に
カウントされる。このとき、同期式DRAMが用いられ
る。図35(A)に示すiがたとえば204であれば、
一致検出信号Wk について、(W7 ′,W6 ′,
5 ′,W4 ′,W3 ′,W2 ′,W1 ′,W0 ′)=
(1,1,0,0,1,1,0,0)となる。すなわ
ち、ウィンドウ(W7 ,W6)およびウィンドウ
(W3 ,W2 )に一致検出があったこととなる。なお、
k=0,2,4,6でよい。(Rk )+K・M→
(Rk )として、このアドレスがCPU16に返される
ので、(R6 )+6・M→(R6 ),(R2 )+2・M
→(R2 )となり、(R6 ),(R2 )のアドレスがC
PU16に返される。そして、マッピングレジスタRk
の上位2ビットをデコードして、CE(Chip En
able)信号として、CPU16がアクセスできる連
続アドレスとする。なお、図40に示す・印のビット
は、1MBのセグメンテーションを連続アドレスにする
ためにも用いられる。
【0026】図41は図11および図23に対応するモ
ード3の場合のファイルメモリ14のリード時およびラ
イト時を示す概略図であり、図42は図41に対応する
モード3の場合のファイルメモリアドレスカウンタCk
およびマッピングレジスタRk を示す図である。ファイ
ルメモリ14の総アドレススペースは8MB〜16MB
であり、ファイルメモリ14のセグメントサイズは4M
B〜8MBである。図42に示すように、ファイルメモ
リアドレスカウンタCk の内容がマッピングレジスタR
k に移される。ファイルメモリ14の内容のリード(検
索)時のセグメンテーションは、Ck の上位1ビットを
ハード的に無視して、Ck の下位22ビットで連続的に
カウントされる。このとき、同期式DRAMが用いられ
る。図35(A)に示すiがたとえば255であれば、
一致検出信号Wk について、(W7 ′,W6 ′,
5 ′,W4 ′,W3 ′,W2 ′,W1 ′,W0 ′)=
(1,1,1,1,1,1,1,1)となる。すなわ
ち、ウィンドウ(W7 ,W6,W5 ,W4 )およびウィ
ンドウ(W3 ,W2 ,W1 ,W0 )に一致検出があった
こととなる。なお、k=0,4でよい。(Rk )+K・
M→(Rk )として、このアドレスがCPU16に返さ
れるので、(R4 )+4・M→(R4 ),(R0 )→
(R0 )となり、(R4 ),(R0 )のアドレスがCP
U16に返される。そして、マッピングレジスタRk
上位1ビットをデコードして、CE(Chip Ena
ble)信号として、CPU16がアクセスできる連続
アドレスとする。マッピングレジスタRk の上位1ビッ
トについては、R4 の23ビット目は1であり、R0
23ビット目は0である。なお、図42に示す・印のビ
ットは、1MBのセグメンテーションを連続アドレスに
するためにも用いられる。
【0027】図43は図12および図24に対応するモ
ード4の場合のファイルメモリ14のリード時およびラ
イト時を示す概略図であり、図44は図43に対応する
モード4の場合のファイルメモリアドレスカウンタCk
およびマッピングレジスタRk を示す図である。ファイ
ルメモリ14の総アドレススペースは8MB〜16MB
である。図44に示すように、ファイルメモリアドレス
カウンタCk の内容がマッピングレジスタRk に移され
る。ファイルメモリ14の内容のリード(検索)時のセ
グメンテーションは、23ビットのCk で連続的にカウ
ントされる。このとき、同期式DRAMが用いられる。
図35(A)に示すiがたとえば255であれば、一致
検出信号Wk について、(W7 ′,W6 ′,W5 ′,W
4 ′,W3 ′,W2 ′,W1 ′,W0 ′)=(1,1,
1,1,1,1,1,1)となる。すなわち、ウィンド
ウ(W7 ,W6,W5 ,W4 ,W3 ,W2 ,W1
0 )に一致検出があったこととなる。なお、k=0で
よい。(Rk )+K・M→(Rk )として、このアドレ
スがCPU16に返されるので、(R0 )→(R0 )と
なり、(R0 )のアドレスがCPU16に返される。そ
して、マッピングレジスタRk をCPU16がアクセス
できる連続アドレスとする。なお、図44に示す・印の
ビットは、1MBのセグメンテーションを連続アドレス
にするためにも用いられる。
【0028】図15および図25に対応するモード5の
場合について以下に説明する。図35(A)に示すiが
たとえば87であれば、一致検出信号Wk について、
(W7′,W6 ′,W5 ′,W4 ′,W3 ′,W2 ′,
1 ′,W0 ′)=(0,1,0,1,0,1,1,
1)となる。すなわち、ウィンドウW6 ,W4 ,W2
1 ,W0 に一致検出があったこととなる。(Rk )+
K・M→(Rk )として、このアドレスがCPU16に
返されるので、(R6 )+6・M→(R6 ),(R4
+4・M→(R4 ),(R2 )+2・M→(R2 ),
(R1 )+1・M→(R1 ),(R0 )→(R0 )とな
り、(R6 ),(R4 ),(R2 ),(R1 ),
(R0 )のアドレスがCPU16に返される。
【0029】図16および図26に対応するモード6の
場合について以下に説明する。図35(A)に示すiが
たとえば51であれば、一致検出信号Wk について、
(W7′,W6 ′,W5 ′,W4 ′,W3 ′,W2 ′,
1 ′,W0 ′)=(0,0,1,1,0,0,1,
1)となる。すなわち、ウィンドウ(W5 ,W4 )およ
びウィンドウ(W1 ,W0 )に一致検出があったことと
なる。なお、k=0,2,4,6でよい。(Rk )+K
・M→(Rk )として、このアドレスがCPU16に返
されるので、(R4 )+4・M→(R4 ),(R0 )→
(R0 )となり、(R4 ),(R0 )のアドレスがCP
U16に返される。
【0030】図17および図27に対応するモード7の
場合について以下に説明する。図35(A)に示すiが
たとえば240であれば、一致検出信号Wk について、
(W7 ′,W6 ′,W5 ′,W4 ′,W3 ′,W2 ′,
1 ′,W0 ′)=(1,1,1,1,0,0,0,
0)となる。すなわち、ウィンドウ(W7 ,W6
5,W4 )に一致検出があったこととなる。なお、k
=0,4でよい。(Rk )+K・M→(Rk )として、
このアドレスがCPU16に返されるので、(R4 )+
4・M→(R4 )となり、(R4 )のアドレスがCPU
16に返される。
【0031】上述のように、アドレスが外部の制御装置
であるCPU16に返される。そして、CPU16が、
コンテンツアドレスと一致するデータを出力する。
【0032】この発明にかかるファイルアドレス制御装
置を用いれば、コンテンツアドレス方式で、かつ、高速
にデータを検索できる。すなわち、ウィンドウが記憶装
置の全領域または部分領域を移動することによって、コ
ンテンツアドレスとデータとの一致するアドレスを高速
に検出し、アドレスを外部の制御装置に返す。この発明
によれば、アドレスを検出するまでの時間は、クロック
周波数20MHzの下でMaxで50msec〜500
msecである。さらに、非演算処理の可能性もある
(たとえば、>,=,<,≧,≦,≠,a<x<b)。
さらに、コンテンツアドレスの長さに応じて、ウィンド
ウの長さを設定することによって、検索の自由度が極め
て高くなる。また、ウィンドウを並列または直列に連結
し、組み合わせることによっても、検索の自由度が極め
て高くなる。ここで、図1に示す「割込」について説明
する。この「割込」は、内部割込と対比される外部割込
といわれるものであり、非同期的な割込である。外部割
込とは、コンピュータの命令実行における割込要因のう
ち、プロセッサの動作とは非同期的に外部から発生する
割込のことであり、入出力割込やタイマーの時間切れ割
込等が代表的なものである。この発明では、コンテンツ
アドレスによって記憶情報が書き込まれたアドレスを検
索プロセッサ12が検出すると、そのアドレスをCPU
16に返すが、図1に示す「割込」は、アドレスが決定
したときに、検索プロセッサ12からCPU16に対し
て発生する外部割込(非同期割込)である。また、この
「割込」は、CPU16から見ると、コンテンツアドレ
スからアドレスを決めるときに、CPU16が検索プロ
セッサ12を起動する外部的な割込である。
【0033】図45はこの発明に係るファイルアドレス
制御装置を検索用のコプロセッサとして並列に接続した
コンピュータを示すブロック図である。コンピュータ1
0は、ファイルアドレス制御装置であるL個の検索プロ
セッサ12を含む。各々の検索プロセッサ12には、記
憶装置であるファイルメモリ14が接続される。このフ
ァイルメモリ14はRAMである。また、検索プロセッ
サ12には、制御装置であるCPU16が接続される。
さらに、検索プロセッサ12には、ROM18,RAM
20が接続される。ファイルメモリ14の検索時(リー
ド時)には、検索プロセッサ12とファイルメモリ14
とは、1対1でリードバス21を介して接続される。フ
ァイルメモリ14の書込時には、検索プロセッサ12と
ファイルメモリ14とは、アドレスバス22およびデー
タバス24を介して接続される。検索プロセッサ12と
CPU16,ROM18,RAM20とは、アドレスバ
ス22およびデータバス24を介して接続される。ファ
イルメモリ14のサイズは自由に設定可能であるが、た
とえば8MBである。そして、ファイルメモリ14の検
索時には、検索プロセッサ12と8MBのファイルメモ
リ14とは、1対1で接続され、ファイルメモリ14の
書込時には、検索プロセッサ12とL・8MB(L=
1,2,3,・・・,8)のファイルメモリ14とが接
続される。
【0034】図45に示すコンピュータでは、検索プロ
セッサ12は、それぞれ、プロセッサアドレスを有して
いる。CPU16は、各検索プロセッサ12のプロセッ
サアドレスを出して、検索プロセッサ12を指定し、そ
れぞれの検索プロセッサ12がコンテンツアドレスを決
定する。各検索プロセッサ12のマッピングレジスタR
k には、決定されたコンテンツアドレスが入っている。
ファイル内容(検索情報)を読出すときには、CPU1
6から見ると、各ファイルメモリ14は連続アドレスに
見えるように制御されるので、CPU16がマッピング
レジスタRk に従って、ファイル内容を読み出す。ファ
イルメモリ14は、ROMであってもよいし、RAMで
あってもよい。また、ファイルメモリ14は、ROMお
よびRAMの混成ファイルであってもよく、このよう
に、混成ファイルの場合にも応用できる。上述のよう
に、コプロセッサ(Co−processor)とし
て、複数個の検索プロセッサ12の並列接続が可能であ
る。
【0035】上記の実施の形態の例では、CPU16に
よる実行を行ったが、DMA(Direct Memo
ry Access)転送によってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るファイルアドレス制御装置を用
いたコンピュータを示すブロック図である。
【図2】ファイルメモリとウィンドウ記憶部との対応を
示す概念図である。
【図3】ファイルメモリとウィンドウ記憶部とを組み合
わせたウィンドウチェーンを示す概念図であり、(A)
は1倍長(1MB×8)のウィンドウチェーンを示す概
念図であり、(B)は2倍長(2MB×4)のウィンド
ウチェーンを示す概念図であり、(C)は4倍長(4M
B×2)のウィンドウチェーンを示す概念図であり、
(D)は8倍長(8MB×1)のウィンドウチェーンを
示す概念図である。
【図4】ウィンドウ記憶部のウィンドウの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】ファイルメモリバッファの構成を示すブロック
図である。
【図6】比較判定回路におけるデータの比較の状態を示
す論理図である。
【図7】AND回路を含む比較判定回路の一部を示す図
である。
【図8】ウィンドウ記憶部のウィンドウの設定レコード
形式を論理的な一般形で示す概念図である。
【図9】モード1を示し、ファイル8分割で、照合デー
タが1倍長で個々のウィンドウで同一の場合を示す図で
ある。
【図10】モード2を示し、ファイル4分割で、照合デ
ータが2倍長で個々のウィンドウで同一の場合を示す図
である。
【図11】モード3を示し、ファイル2分割で、照合デ
ータが4倍長で個々のウィンドウで同一の場合を示す図
である。
【図12】モード4を示し、ファイル1分割で、照合デ
ータが8倍長の場合を示す図である。
【図13】図12のモード4の一例を示す図である。
【図14】図12のモード4の他の例を示す図である。
【図15】モード5を示し、ファイル1分割で、照合デ
ータが1倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合を
示す図である。
【図16】モード6を示し、ファイル1分割で、照合デ
ータが2倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合を
示す図である。
【図17】モード7を示し、ファイル1分割で、照合デ
ータが4倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合を
示す図である。
【図18】モード8を示し、ファイル4分割で、照合デ
ータが1倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合
で、2つのウィンドウが対になっている場合を示す図で
ある。
【図19】モード9を示し、ファイル2分割で、照合デ
ータが2倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合
で、2つのウィンドウが対になっている場合を示す図で
ある。
【図20】モード10を示し、ファイル2分割で、照合
データが1倍長で個々のウィンドウで異なってよい場合
で、4つのウィンドウが対になっている場合を示す図で
ある。
【図21】図9のウィンドウ構成に対応するモード1を
示し、入力データが8個で個々のファイルメモリバッフ
ァがそれぞれ独立の場合を示す図である。
【図22】図10のウィンドウ構成に対応するモード2
を示し、入力データが4個で個々のファイルメモリバッ
ファが2個ずつ直列に接続される場合を示す図である。
【図23】図11のウィンドウ構成に対応するモード3
を示し、入力データが2個で個々のファイルメモリバッ
ファが4個ずつ直列に接続される場合を示す図である。
【図24】図12のウィンドウ構成に対応するモード4
を示し、入力データが1個で個々のファイルメモリバッ
ファが直列に8個接続される場合を示す図である。
【図25】図15のウィンドウ構成に対応するモード5
を示し、入力データが1個で個々のファイルメモリバッ
ファがそれぞれ独立な場合を示す図である。
【図26】図16のウィンドウ構成に対応するモード6
を示し、入力データが1個で個々のファイルメモリバッ
ファが2個ずつ直列に接続された場合を示す図である。
【図27】図17のウィンドウ構成に対応するモード7
を示し、入力データが1個で個々のファイルメモリバッ
ファが4個ずつ直列に接続された場合を示す図である。
【図28】図18のウィンドウ構成に対応するモード8
を示し、入力データが4個で個々のファイルメモリバッ
ファがそれぞれ独立な場合を示す図である。
【図29】図19のウィンドウ構成に対応するモード9
を示し、入力データが2個で個々のファイルメモリバッ
ファが2個ずつ直列に接続された場合を示す図である。
【図30】図20のウィンドウ構成に対応するモード1
0を示し、入力データが2個で個々のファイルメモリバ
ッファがそれぞれ独立な場合を示す図である。
【図31】ファイルメモリがROM(固定記憶ファイ
ル)の場合のファイルメモリとウィンドウ記憶部との対
応を示す概略図である。
【図32】最大ウィンドウの構成を示す概念図である。
【図33】複数個のウィンドウを使用した照合データの
設定例を示す概念図である。
【図34】ファイルメモリアドレスカウンタCk および
マッピングレジスタRk を示す図である。
【図35】一致検出回路を示す概略図であり、(A)は
物理的な意味での一致検出回路を示し、(B)は論理的
な意味での一致検出回路を示す。
【図36】一致検出回路によるKの生成回路のハードウ
ェア処理の方法を示す回路図である。
【図37】図9および図21に対応するモード1の場合
のファイルメモリのリード時およびライト時を示す概略
図である。
【図38】図37に対応するモード1の場合のファイル
メモリアドレスカウンタCk およびマッピングレジスタ
k を示す図である。
【図39】図10および図22に対応するモード2の場
合のファイルメモリのリード時およびライト時を示す概
略図である。
【図40】図39に対応するモード2の場合のファイル
メモリアドレスカウンタCk およびマッピングレジスタ
k を示す図である。
【図41】図11および図23に対応するモード3の場
合のファイルメモリのリード時およびライト時を示す概
略図である。
【図42】図41に対応するモード3の場合のファイル
メモリアドレスカウンタCk およびマッピングレジスタ
k を示す図である。
【図43】図12および図24に対応するモード4の場
合のファイルメモリのリード時およびライト時を示す概
略図である。
【図44】図43に対応するモード4の場合のファイル
メモリアドレスカウンタCk およびマッピングレジスタ
k を示す図である。
【図45】この発明に係るファイルアドレス制御装置を
検索用のコプロセッサとして並列に接続したコンピュー
タを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 12 検索プロセッサ 14 ファイルメモリ 16 CPU 26 ウィンドウ記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが格納された記憶装置の外部に形
    成されて、前記記憶装置に接続され、前記記憶装置にお
    いて、前記データの検索を行うためのファイルアドレス
    制御装置であって、 ウィンドウ記憶部を含むファイルアドレス制御装置であ
    り、 前記ウィンドウ記憶部は1個以上のウィンドウを含み、 前記ウィンドウには、検索するコンテンツアドレスが書
    き込まれ、 前記記憶装置の全領域または部分領域を前記ウィンドウ
    が移動することによって、前記コンテンツアドレスと前
    記データとの一致するアドレスを検出する、ファイルア
    ドレス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレスを外部の制御装置に返す、
    請求項1に記載のファイルアドレス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツアドレスの長さに応じ
    て、前記ウィンドウの長さを設定できる、請求項1また
    は請求項2に記載のファイルアドレス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ウィンドウを並列または直列に連結
    し、組み合わせることができる、請求項1または請求項
    2に記載のファイルアドレス制御装置。
  5. 【請求項5】 ROMである前記記憶装置に接続され、
    使用することができる、請求項1または請求項2に記載
    のファイルアドレス制御装置。
  6. 【請求項6】 RAMである前記記憶装置に接続され、
    使用することができる、請求項1または請求項2に記載
    のファイルアドレス制御装置。
  7. 【請求項7】 外部のメモリ内に形成されたウィンドウ
    設定プログラムがウィンドウ記憶部を設定する、請求項
    1または請求項2に記載のファイルアドレス制御装置。
  8. 【請求項8】 前記アドレスを返す外部の制御装置は中
    央処理装置である、請求項2に記載のファイルアドレス
    制御装置。
  9. 【請求項9】 検索用のコプロセッサとして、並列に接
    続された、請求項1または請求項2に記載のファイルア
    ドレス制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011108041A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 日本電気株式会社 ストレージ装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011108041A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 日本電気株式会社 ストレージ装置
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